JP2010248252A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. ヒトにおいてグルカゴン様ペプチド１（ＧＬＰ−１）の代謝を変更するのに使用するためのジペプチジルペプチダーゼＩＶ（ＤＰＩＶ）の阻害因子またはその薬剤的に許容される塩であって、該阻害因子が、10ｎＭ以下のＤＰＩＶ阻害に関するＫiを有し、ＧＬＰ−１のＤＰＩＶによるタンパク質分解を阻害するのに十分な量であるがヒトの免疫系を抑制するには十分ではない量で投与されることを特徴とする阻害因子。
2. ヒトにおいてグルコース代謝を変更するのに使用するためのジペプチジルペプチダーゼＩＶ（ＤＰＩＶ）の阻害因子またはその薬剤的に許容される塩であって、該阻害因子が、10ｎＭ以下のＤＰＩＶ阻害に関するＫiを有し、グルコース代謝を変更するのに十分な量であるがヒトの免疫系を抑制するには十分ではない量で投与されることを特徴とする阻害因子。
3. ヒトにおいてII型糖尿病を治療するのに使用するためのジペプチジルペプチダーゼＩＶ（ＤＰＩＶ）の阻害因子またはその薬剤的に許容される塩であって、該阻害因子が、10ｎＭ以下のＤＰＩＶ阻害に関するＫiを有し、II型糖尿病を治療するのに十分な量であるがヒトの免疫系を抑制するには十分ではない量で投与されることを特徴とする阻害因子。
4. 前記阻害因子が、1.0ｎＭ以下のＤＰＩＶ阻害に関するＫiを有することを特徴とする請求項１−３いずれか１項記載の阻害因子。
5. 前記阻害因子が、免疫抑制に関するＥＣ _５０ よりも少なくとも一桁小さいＧＬＰ−１代謝の変更に関するＥＣ _５０ を有することを特徴とする請求項１記載の阻害因子。
6. 前記阻害因子が、免疫抑制に関するＥＣ _５０ よりも少なくとも二桁小さいＧＬＰ−１代謝の変更に関するＥＣ _５０ を有することを特徴とする請求項１記載の阻害因子。
7. 前記阻害因子が、免疫抑制に関するＥＣ _５０ よりも少なくとも一桁小さいグルコース代謝の変更に関するＥＣ _５０ を有することを特徴とする請求項２記載の阻害因子。
8. 前記阻害因子が、免疫抑制に関するＥＣ _５０ よりも少なくとも二桁小さいグルコース代謝の変更に関するＥＣ _５０ を有することを特徴とする請求項２記載の阻害因子。
9. 前記阻害因子が、免疫抑制に関するＥＣ _５０ よりも少なくとも一桁小さいII型糖尿病の治療に関するＥＣ _５０ を有することを特徴とする請求項３記載の阻害因子。
10. 前記阻害因子が、免疫抑制に関するＥＣ _５０ よりも少なくとも二桁小さいII型糖尿病の治療に関するＥＣ _５０ を有することを特徴とする請求項３記載の阻害因子。
11. 前記阻害因子が、5000原子質量単位（amu）未満の分子量を有することを特徴とする請求項１−３いずれか１項記載の阻害因子。
12. 前記阻害因子が、2000原子質量単位（amu）未満の分子量を有することを特徴とする請求項１−３いずれか１項記載の阻害因子。
13. 前記阻害因子が、1000原子質量単位（amu）未満の分子量を有することを特徴とする請求項１−３いずれか１項記載の阻害因子。
14. 前記阻害因子が経口投与されることを特徴とする請求項１−３いずれか１項記載の阻害因子。
15. 前記阻害因子が、固体剤形で投与されることを特徴とする請求項１４記載の阻害因子。
16. 前記固体剤形が、タブレット、カプセルまたはピルであることを特徴とする請求項１５記載の阻害因子。
17. 前記固体剤形がタブレットであることを特徴とする請求項１６記載の阻害因子。