JP2009109991A - 吸音構造および音響室 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気層の厚さを抑えつつ、低音を効率良く吸音する。
【解決手段】吸音体2の筐体20の開口部には、弾性を有する素材で形成された振動部25が筐体20の開口部を塞ぐようにして接着されている。そして、吸音体2の振動部25側が壁面10に向けられ、壁面10と振動部25との間に空間Sが生じるように、吸音体2が壁面上に配置される。このように吸音体2が配置された状態で部屋に音が発生すると、部屋内に発せられた音波のうち低周波数の音波は、振動部25と壁面10との間の空間Sに入り込む。音波が振動部25と壁面10との間の空間Sに入り込むと、この空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、この振動により、音波のエネルギーが消費されて音が吸音される。
【選択図】図2

Description

本発明は、音を吸音する技術に関する。
部屋の壁と吸音体との間に空気層を有する吸音構造として、例えば特許文献1に開示された吸音構造がある。特許文献1に開示されている吸音構造においては、セラミックからなる方形状の吸音体を凹凸状に配列した吸音パネルが、側壁との間に空気層が生じるように配置されている。この吸音構造によれば、部屋内部から壁方向に向かった音は、吸音体により吸音され、さらに吸音体を透過した音は、吸音体の背後の空気層によりエネルギーが減衰されるため、効率良く音が吸音される。
特開平5−231177号公報
ところで、特許文献1に開示されているように吸音体としてセラミックのように多孔質の吸音体を使用する場合、低音を吸音するためには、壁と吸音パネルとの間の空気層を厚くする必要がある。しかし、空気層を厚くとると、部屋の内部において、吸音以外に使用できる空間が狭くなってしまうため、空気層を十分に確保するのが難しいという問題がある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、空気層の厚さを抑えつつ、低音を効率良く吸音できる技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、開口部を有する筐体と、前記開口部に設けられ、前記筐体内に空気層を画成する板状または膜状の振動部と、を備えた吸音体を有し、音場の室境界に対して前記振動部が対向するように前記吸音体が配置され、前記振動部と前記室境界との間に形成された空間が前記音場とつながっている吸音構造を提供する。
本発明においては、前記筐体の前記振動部以外の面のうち、少なくとも前記音場からの音が直接入射される面は、凹凸形状としてもよい。
また、本発明においては、前記筐体の前記振動部以外の面のうち、少なくとも前記音場からの音が直接入射される面は、曲面形状としてもよい。
また、本発明においては、前記筐体の前記振動部以外の面のうち、少なくとも前記音場からの音が直接入射される面には、多孔質の素材で形成された多孔質層が設けられてもよい。
また、本発明においては、前記吸音体が複数配置されており、各吸音体が所定の間隔を離して設けられていてもよい。
また、本発明においては、前記複数の吸音体において室境界と対向している面と反対側に位置する前記筐体の面が音の透過性と流通抵抗を有する部材で覆われていてもよい。
また、本発明においては、伸縮自在で前記室境界と前記吸音体とに取り付けられた固定部材により、前記吸音体が前記室境界から距離をおいて支持されていてもよい。
また、本発明は、上記吸音構造を有する音響室を提供する。
本発明によれば、空気層の厚さを抑えつつ、低音を効率良く吸音することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る吸音体2の模式図であり、図2は、図1中の矢視II−IIから見た断面図である。吸音体2は、大別すると筐体20と振動部25とにより形成されている。筐体20は、筐体20の底面(吸音体2の底面)となる木製で矩形の底面部材21と、筐体20の側壁となる木製の側壁部材22で形成されており、振動部25の振動を発現するように内部空間を形成している。側壁部材22は、角管の形状をしており、開口部側の一方の端面が底面部材21に固着されている。なお、筐体20を形成する部材の素材は、木材に限定されるものではなく、振動部25の振動を発現させる程度に、振動部25より相対的に剛な素材であれば、合成樹脂や金属など他の素材であってもよい。
振動部25は、弾性を有する素材を板状に形成した矩形の部材である。振動部25は、底面部材21側に固着された側壁部材22の端面とは反対側の端面に接着されており、これにより、前記筐体20の開口部が前記振動部25で塞がれて吸音体2の内部に閉じた空気層26が画成される。なお、振動部25は、板状に形成された部材に限定されるものではなく、弾性を有する素材を膜状に形成したり、高分子化合物を膜状に形成したものであってもよい。
そして、本実施形態においては、吸音体2は、振動部25側が音場である部屋の壁面(あるいは境界面)の側に向けられ、部屋の壁面(境界面)と吸音体2との間に空間が形成されるように壁面に固定される。図3は、吸音体2を部屋の壁面10(室境界)に固定するための固定部材3の分解図である。固定部材3は、柱状部材31、面ファスナー32で形成されている。柱状部材31は、その素材が合成樹脂であり、四角柱の形状に形成されている。また、面ファスナー32は、鉤状の突起が一面についた布である鉤部32Aと、パイル織りの布であるパイル部32Bとで構成されている。この柱状部材31において対向する2つの面の一方には、鉤部32Aが接着され、もう一方の端面にはパイル部32Bが接着される。
そして、吸音体2において振動部25の4隅には、パイル部32Bが接着され、壁面10において、吸音体2を固定する位置には、鉤部32Aが接着される。なお、壁面10に接着される鉤部32Aの位置は、吸音体2を固定する位置に振動部25を突き合わせた時の振動部25の4隅の位置と同じ位置となっている。
吸音体2を壁面10に固定する際には、まず、固定部材3に接着されたパイル部32Bを壁面10に接着された鉤部32Aに突き合わせる。これにより、鉤部32Aの鉤状の突起が、パイル部32Bに絡み、固定部材3が壁面10に固定される。次に、吸音体2の4隅に接着されているパイル部32Bの各々を、壁面10に固定された固定部材3に接着されている鉤部32Aに突き合わせる。すると、鉤部32Aの鉤状の突起が、振動部25に接着されているパイル部32Bに絡み、吸音体2が壁面10に固定され、振動部25と壁面10との間に固定部材3の高さ分だけ空間Sが形成される。このように、本実施形態による吸音構造の特徴は、吸音体2の振動部25と壁面10とが空間Sを隔てて配置される点にある。
このように、吸音体2の振動部25側が壁面10に向けられ、壁面10と振動部25との間に空間Sがある状態で部屋に音が発生すると、部屋内で発せられた音波のうち低周波数の音波は、振動部25と壁面10との間の空間Sに入り込む。音波が振動部25と壁面10との間の空間Sに入り込むと、この空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。ここで、振動部25と壁面10との間の空間Sは、振動部25と壁面10の2つの境界面に挟まれ、吸音体2が配置されていない場合と比較して、音圧が高くなることから、振動部25へ入力する音波のエネルギーが大きくなり、吸音効率が向上することとなる。
ここで、吸音体2の設定条件について説明する。
一般に、板状または膜状の振動体と空気層により音を吸収する吸音構造について、減衰させる周波数は、振動体の質量成分(マス成分)と空気層のバネ成分とによるバネマス系の共振周波数によって設定される。空気の密度をρ0[kg/m3]、音速をc0[m/s]、振動体の密度をρ[kg/m3]、振動体の厚さをt[m]、空気層の厚さをL[m]とすると、バネマス系の共振周波数は数1の式で表される。
Figure 2009109991
また、板・膜振動型吸音構造において振動体が弾性を有して弾性振動をする場合には、弾性振動による屈曲系の性質が加わる。建築音響の分野においては、振動体の形状が長方形で一辺の長さをa[m]、もう一辺の長さをb[m]、振動体のヤング率をE[Pa]、振動体のポアソン比をσ[−]、p,qを正の整数とすると、以下の数2の式で板・膜振動型吸音構造の共振周波数を求め、求めた共振周波数を音響設計に利用することも行われている(周辺支持の場合)。
Figure 2009109991
そして、本実施形態においては、上記数式から160〜315Hzバンド(1/3オクターブ中心周波数)を吸音するよう、以下のようにパラメータが設定される。
空気の密度ρ0 ;1.225[kg/m3]
音速c0 ;340[m/s]
振動体の密度ρ ;940[kg/m3]
振動体の厚さt ;0.0017[m]
空気層の厚さL ;0.03[m]
筐体の長さa ;0.1[m]
筐体の長さb ;0.1[m]
振動体のヤング率E ;1.0[GPa]
ポアソン比σ ;0.4
モード次数 ;p=q=1
一方、上記数2において、バネマス系の項(ρ00 2/ρtL)と屈曲系の項(バネマス系の項の後に直列に加えられている項)とが加算される。このため、上記式で得られる共振周波数は、バネマス系の共振周波数より高いものとなり、吸音のピークとなる周波数を低く設定することが難しい場合がある。
このような吸音体においては、バネマス系による共振周波数と、板の弾性による弾性振動による屈曲系の共振周波数との関連性は十分に解明されておらず、低音域で高い吸音力を発揮する板吸音体の構造が確立されていないのが実情である。
そこで、発明者達は鋭意実験を行った結果、屈曲系の基本振動周波数の値をfa(=(1/2π)・((p/a)2+(q/b)2)・(π4Et3/(12ρt(1−σ2)))1/2)、バネマス系の共振周波数の値をfb(=数1の式)とした場合、以下の数3の関係を満足するように、上記パラメータを設定すればよいことがわかった。これにより、屈曲系の基本振動が背後の空気層のバネ成分と連成して、バネマス系の共振周波数と屈曲系の基本周波数との間の帯域に振幅の大きな振動が励振されて(屈曲系共振周波数fa<吸音ピーク周波数f<バネマス系基本周波数fb)、吸音率が高くなる。
Figure 2009109991
さらに、上記パラメータを以下の数4に設定する場合、吸音ピークの周波数がバネマス系の共振周波数より十分に小さくなる。この場合、低次の弾性振動のモードにより屈曲系の基本周波数がバネマス系の共振周波数より十分に小さく、300[Hz]以下の周波数の音を吸音する吸音構造として適していることも分かった。
Figure 2009109991
このように、上記した数3,4の条件を満足するように各種パラメータを設定することにより、吸音のピークとなる周波数を低くした吸音体が構成できる。
[一の具体例]
次に、上記吸音構造を部屋に配置した場合の具体例を説明する。
図4と図5は、(1)吸音体2を部屋に配置しなかった場合、(2)吸音体2の底面側を部屋の床に密着するように置いた場合、(3)吸音体2の底面側を部屋の床側に向けて床と底面部材21との間に空間Sを設けた場合、(4)吸音体2の振動部25側を部屋の床側に向けて床と振動部25との間に空間Sを設けた場合、(5)吸音体2の振動部25側を部屋1の床側に向けて床と振動部25との間に空間Sを設け、吸音体2の底面側全面に厚さ10mmのウレタンフォームを貼り付けた場合、の各々の残響時間(図4)と平均吸音率(図5)の測定結果である。また、図6(a)は図4の測定結果を表したグラフ、図6(b)は図5の測定結果を表したグラフである。
なお、この測定においては、床はフローリング床であり、床と吸音体2との間に空間Sを設けた時の床と吸音体2との距離は、24mmとなっている。また、部屋の室容積は、72.83m3、室表面積は113m2であり、振動部25において床に対向する面の面積と、底面部材21において床に対向する面の面積とは、それぞれ6m2となっている。また、振動部25は、合成樹脂を厚さ1.5mmのシート状に形成したものである。
図4〜図6に示したように、(1)〜(5)の各条件で残響時間および平均吸音率を比較すると、以下の通りとなる。
吸音体2を部屋に配置しなかった場合(1)に対して、吸音体2の底面側を部屋の床に密着するように置いた場合(2)は、主に低音域(125Hz〜250Hz)の音が吸音される。
更に、前記(2)の場合に対して、吸音体2の底面側を部屋の床側に向けて床と底面部材21との間に空間Sを設けた場合(3)は、中高音域(500Hz〜4kHz)の音が吸音される。
本発明の実施形態である、吸音体2の振動部25側を部屋の床側に向けて床と振動部25との間に空間Sを設けた場合(4)は、前記(3)場合と同等以上の吸音力を示し、更に低音域(125Hz)の吸音力も若干増加する。
このように測定結果は、音波が振動部25と壁面との間に入り込むと振動部25が振動し、音波のエネルギーが振動により消費されて音が吸音されていることを裏付けるものとなっており、振動部25と壁面10との間の空間Sは、振動部25と壁面10の2つの境界面に挟まれ、吸音体2が配置されていない場合と比較して、音圧が高くなることから、振動部25へ入力する音波のエネルギーが大きくなり、吸音効率が向上することを示唆している。
以上より、振動部25側を部屋1の床側に向けて床との間に空間Sを設けた(4)の場合は、吸音体2の底面側を部屋の床側に向けて床との間に空間Sを設けた(3)の場合と比較して、同等以上の吸音特性を示しており、吸音体2の振動部25側を壁面10に対向させ、吸音体2と壁面10との間に空間Sを設けるという本発明の吸音構造が、効率良く吸音を行うことが分かる。
また、本実施形態((4)の場合)によれば、吸音体2において部屋の内部方向に向けられている面(吸音体2の底面)は吸音面として直接機能しておらず、平面形状となっているため、意匠上、様々な加工を吸音体2の吸音特性に影響を与えることなく施すことが可能となっているおり、ユーザの好みに合わせて室内を最適にデザインすることができる。
[他の具体例]
前記具体例では、本実施形態による吸音構造を部屋に用いた場合を示したが、本発明はこれに限らず、車両に用いてもよい。以下、車両の各部に本発明による吸音構造を採用した場合を示す。
図7は、本発明による吸音構造が採用される4ドアセダン形の車両100を示す斜視図である。この車両100は車体構造体の基台となるシャーシに対してボンネット101、4枚のドア190、トランクドア103が開閉可能に取り付けられる。
図8は、車両100の構成を模式的に示す図である。車両100は、フロア120と、このフロア120から上側に延びる一対のフロントピラー130・センタピラー140・リアピラー150と、ピラー130,140,150によって支えられるルーフ160と、車室104とエンジン室105とを仕切るエンジン仕切板170(ダッシュパネル)と、車室104と荷室106とに分けるリアパッケージトレイ180と、を具備する。
そして、この具体例では、前述した吸音構造を、ルーフ160、ピラー130,140,150、リアパッケージトレイ180、エンジン仕切板170に設けられたインストルメントパネル171、ドア190およびフロア120に設けている。
[他の具体例a]
まず、吸音構造を、ルーフ160に設ける場合について説明する。
図9は、図8中のa部において、車両100の幅方向から見た断面図であり、図10は、車室104側からルーフ160側への吸音体2の配置を模式的に示した図(天井伏図)である。このルーフ160は、車両100の基台となるシャーシの一部をなすルーフアウタパネル161と、このルーフアウタパネル161にクリップ止め等(図示せず)によって取り付けられ、例えばポリプロピレン樹脂によって形成されるルーフインナパネル162と、を具備する。ルーフインナパネル162の車室104側には音圧を透過する布材によって形成された表面材163が設けられる。
吸音体2は、振動部25がルーフアウタパネル161(室境界)との間に空間Sが形成されるように、筐体20がルーフインナパネル162に取り付けられる。ルーフインナパネル162には、パネル161,162間と車室104とを連通させる矩形状の連通孔164が複数個穿設される。
このように、吸音構造を備えたルーフ160にあっては、車室104側で発生する音は、各連通孔164を介して、ルーフアウタパネル161とルーフインナパネル162と間に入り込み、さらに振動部25とルーフアウタパネル161との間の空間Sに入り込む。そして、吸音体2は、具体例で述べた如く、空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。
なお、吸音体2は、図10に示すように、ルーフ160の全面に対して配置してもよいし、車室104側の音がルーフ160に伝わる周囲、或いは中央部に散らばらせて配置してもよい。さらに、音圧が高い部位に選択的に配置してもよい。
[他の具体例b]
次に、吸音構造を、リアピラー150に設ける場合について説明する。
図11は、図8中のb部において、吸音体2を取り付けた状態を示すリアピラー150の断面図である。リアピラー150は、シャーシの一部をなすリアピラーアウタパネル151と、このリアピラーアウタパネル151にピン152Aによって取り付けられるリアピラーインナパネル152と、を具備する。リアピラーアウタパネル151の一端にはリアガラス107が、他端にはドアガラス108が、それぞれシール部材(図示せず)を介して固定される。さらに、リアピラーインナパネル152の車室104側には音圧を透過する布材によって形成された表面材153が設けられる。
吸音体2は、振動部25がリアピラーアウタパネル151(室境界)との間に空間Sが形成されるように、筐体20がリアピラーインナパネル152に取り付けられる。リアピラーインナパネル152には、パネル151,152間と車室104とを連通させる連通孔154が複数個穿設される。
このように、吸音構造を備えたリアピラー150にあっては、車室104側で発生する音は、各連通孔154を介して、リアピラーアウタパネル151とリアピラーインナパネル152と間に入り込み、さらに振動部25とリアピラーアウタパネル151との間の空間Sに入り込む。そして、吸音体2は、空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。
[他の具体例c]
次に、吸音構造を、リアパッケージトレイ180に設ける場合について説明する。
図12は、図8中のc部において、吸音体2を取り付けた状態を示すリアパッケージトレイ180周囲の断面図である。リアパッケージトレイ180は、シャーシの一部をなすトランク仕切板181と、このトランク仕切板181に取り付けられるリアパケインナーパネル182と、を具備する。トランク仕切板181の一端にはリアガラス107が、他端にはリアシート109が、それぞれ固定される。さらに、リアパケインナーパネル182の車室104側には音圧を透過する布材によって形成された表面材183が設けられる。
吸音体2は、振動部25がトランク仕切板181(室境界)との間に空間Sが形成されるように、筐体20がリアパケインナーパネル182に取り付けられる。リアパケインナーパネル182には、トランク仕切板181,リアパケインナーパネル182間と車室104とを連通させる連通孔184が複数個穿設される。
このように、吸音構造を備えたリアパッケージトレイ180にあっては、車室104側で発生する音は、各連通孔184を介して、トランク仕切板181とリアパケインナーパネル182との間に入り込み、さらに振動部25とトランク仕切板181との間の空間Sに入り込む。そして、吸音体2は、空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。
[他の具体例d]
次に、吸音構造を、インストルメントパネル171に設ける場合について説明する。
図13は、図8中のd部において、吸音体2を取り付けた状態を示すインストルメントパネル171周囲の断面図である。インストルメントパネル171は、シャーシの一部をなすエンジン仕切板170と、このエンジン仕切板170に取り付けられるインストルメントパネル171と、を具備する。エンジン仕切板170にはフロントピラー130と共にフロントガラス110が固定される。また、エンジン仕切板170にはインストルメントパネル171との間に隙間を形成するための反射板170Aが延在される。
吸音体2は、振動部25がエンジン仕切板170(室境界)の反射板170Aとの間に空間Sが形成されるように、筐体20がインストルメントパネル171に取り付けられる。インストルメントパネル171には、インストルメントパネル171,反射板170A間と車室104とを連通させる連通孔172が複数個穿設される。
このように、吸音構造を備えたインストルメントパネル171にあっては、車室104側で発生する音は、各連通孔172を介して、反射板170Aとインストルメントパネル171との間に入り込み、さらに振動部25と反射板170Aとの間の空間Sに入り込む。そして、吸音体2は、空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。
[他の具体例e]
次に、吸音構造を、ドア190に設ける場合について説明する。
図14は、図8中のe部において、吸音体2を取り付けた状態を示すドア190周囲の断面図である。ドア190は、ドアアウタパネル191と、このドアアウタパネル191に取り付けられるドアインナパネル192と、を具備する。ドアアウタパネル191の一端にはドアガラス193がドア190に対して伸縮可能に設けられる。さらに、ドアインナパネル192の車室104側には音圧を透過する布材によって形成された表面材194が設けられる。また、ドアアウタパネル191は、開窓時にドアガラス193を収容する収容部を形成するガラス収容壁191Aを有する。
吸音体2は、振動部25がドアアウタパネル191のガラス収容壁191A(室境界)との間に空間Sが形成されるように、筐体20がドアインナパネル192に取り付けられる。ドアインナパネル192には、ドアインナパネル192,ガラス収容壁191A間と車室104とを連通させる連通孔195が複数個穿設される。
このように、吸音構造を備えたドア190にあっては、車室104側で発生する音は、各連通孔195を介して、ガラス収容壁191Aとドアインナパネル192との間に入り込み、さらに振動部25とガラス収容壁191Aとの間の空間Sに入り込む。そして、吸音体2は、空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。
[他の具体例f]
次に、吸音構造を、フロア120に設ける場合について説明する。
図15は、図8中のf部において、吸音体2を取り付けた状態を示すフロア120の断面図である。フロア120は、シャーシの一部をなすフロアアウタパネル121と、このフロアアウタパネル121との間に隙間を介して設けられたフロアインナパネル122と、前記フロアアウタパネル121に貼着されたフェルト材123と、フロアインナパネル122の車室104側に貼着され、音圧透過性を有するカーペット124とによって構成されている。
吸音体2は、振動部25がフロアアウタパネル121(室境界)との間に空間Sが形成されるように、筐体20がフロアインナパネル122に取り付けられる。フロアインナパネル122には、フロアアウタパネル121,フロアインナパネル122間と車室104とを連通させる連通孔125が複数個穿設される。
このように、吸音構造を備えたフロア120にあっては、車室104側で発生する音は、各連通孔125を介して、フロアアウタパネル121とフロアインナパネル122との間に入り込み、さらに振動部25とフロアアウタパネル121との間の空間Sに入り込む。そして、吸音体2は、空間Sの音圧と、吸音体2の空気層26内の圧力との差により振動部25が振動し、空間Sに入り込んだ音波のエネルギーは、この振動により消費されて音が吸音される。
[他の具体例における作用・効果]
以上のように、本実施形態による吸音構造を車両100に採用することにより、比較的低い周波数の音(特定の音響モードの音)を吸音して、エンジンノイズ、ロードノイズ、風切り音等の騒音を低減することができる。
特に、本吸音構造は、吸音体2の振動部25を車室104に対して裏向きに配置しているから、振動部25に直射日光や空気が直接作用するのを軽減でき、材料選択に対して耐候基準が緩和される。この結果、振動部25の材料の選択肢が増えるだけでなく、耐候を高めるための添加剤等を付加せずに済むため、コスト低減や環境負荷の低減も図ることができる。
さらに、意匠的な要求がなくなるため、筐体20の底面部材21等を使用して意匠的・機械的な追加が可能となる。
さらにまた、吸音体2の振動部25を車室104に対して表向きに配置した場合には、振動部25に対して乗員から外力が加わって当該振動部25を破損する可能性があったが、その危険性も回避でき、耐久性も高めることができる。
[他の具体例における変形例]
前記他の具体例では、吸音体2を振動部25が対向する面(室境界)との間に空間Sを形成するように、前記面の反対側に位置する面に筐体20の底面部材21が固定されるようにしたが、本発明はこれに限らず、一の具体例に述べたように、固定部材3で底面部材21を固定して振動部25が対向する面(室境界)との間に空間Sを形成するようにしてもよい。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
[変形例1]
本発明においては、図16に示したように、吸音体2において振動部25と反対側の面に、多孔質の素材で形成された多孔質層27を設けるようにしてもよい。この構成によれば、中高音域の音を多孔質層27で吸音することができる(上記(5)の場合に相当する)。
[変形例2]
また、本発明においては、図17に示したように、筐体20の外面(すなわち、振動部25が対向する音場の室境界側の面とは異なる面であって、音場内の音源から音が直接入射される筐体20の底面部材21側の面)となる底面部材21の形状を、凹凸形状としてもよい。この構成によれば、中高音域の音を凹凸形状により拡散することができる。
また、本発明においては、筐体20の形状を、図18に示したように曲面形状としてもよい。また、筐体20の形状を曲面形状とする際には、この曲面形状に凹凸形状を作り込んでもよい。また、図17,18の構成、および図18の曲面形状に凹凸形状を作り込んだ構成においても、その表面に多孔質層27を設けるようにしてもよい。
[変形例3]
また、本発明においては、吸音体2の形状は直方体となっているが、円柱形状や多角柱の形状など他の形状であってもよい。
[変形例4]
また、本発明においては、図16に示した多孔質層27に代えてヘルムホルツ共鳴を利用した有孔板や管共鳴を利用した吸音機構を設けてもよい。
[変形例5]
本発明においては、図19に示したように、複数の吸音体2を、それぞれ所定の間隔を設けて壁、天井、床などに配置してもよい。前記間隔は、吸音の対象とする周波数帯域に応じて設定する。具体的には、吸音の対象とする周波数帯域を低い帯域まで設定する場合には、前記間隔を大きく設定し、吸音の対象とする周波数帯域を高い帯域に設定する場合には、前記間隔を小さく設定して、前記複数の吸音体2と部屋の壁面(境界面)との間の空間に回りこむ音の周波数帯域を制御する。これにより、吸音体の背後で吸音される周波数帯域を、壁面10と振動部25との間の空間Sの厚さとは別に独立して、任意に制御できる。
[変形例6]
また、本発明においては、吸音体2を部屋の壁、床(室境界)、天井(室境界)に固定する方法は、上述した面ファスナーによる方法に限定されるものではなく、柱状のスペーサと接着材により、壁面(または天井、床)に固定するようにしてもよい。
[変形例7]
また、上記隙間を設けて配置された複数の吸音体2において、部屋の内部方向に向けられている面(つまり、吸音体2の底面部材21側の面)をまとめて音響透過性と音に対する流通抵抗を有する仕上げ材(例えば、ジャージネット、カーテンクロス、不織布、メッシュシートなど)で覆い、配置された複数の吸音体が視覚的に一つの面をなすように構成してもよい。この構成によれば、仕上げ材の流通抵抗により吸音力がさらに向上する。
[変形例8]
また、本発明においては、上述した柱状部材を伸縮自在の形状とし、振動部25と壁面との間の距離をユーザが自在に調整できるようにしてもよい。
図20は、伸縮自在の柱状部材33の一例を示した図(側面図)である。図20に示したように、柱状部材33は、基部33Aと、調節部33Bとにより構成されている。基部33Aは、円管の一方の開口部を閉じた形状となっており、内周面に雌ねじが切られている。また、調節部33Bの外観は円柱形状をしており、外周面には雄ねじが切られている。調節部33Bに設けられている雄ねじは、基部33Aの雌ねじに噛み合うようになっているため、調節部33Bを回転させると、基部33Aの底面(基部33Aで開口部が設けられていない側)から、調節部33Bにおいて基部33Aの開口部側に入っている側と反対側の端面までの距離を調節することができる。
そして、上述した実施形態の柱状部材31を、この柱状部材33に替えれば、振動部25と壁面10との間の距離を自在にユーザが変更でき、吸音特性を任意に調整することができる。
前記距離は、吸音の対象とする周波数帯域に応じて設定することが可能となる。具体的には、吸音の対象とする周波数帯域を低い帯域まで設定する場合には、前記距離を大きく設定し、吸音の対象とする周波数帯域を高い帯域に設定する場合には、前記距離を小さく設定して、吸音体2と部屋の壁面(境界面)との間の空間に回りこむ音の帯域を制御する。これにより、前記吸音体2で吸音される周波数帯域を、任意に制御できる。更に、変形例5を併用して吸音体2を複数とし、吸音体2のそれぞれの所定の間隔を前記距離とは別に任意に設けて配置することで、より詳細で最適な吸音特性を実現することができる。

なお、上述した、壁面10と振動部25との距離を調整する構成は、一例であり、壁面10と振動部25との距離を調整する構成は、上述した構成に限定されるものでない。
また、本発明においては、対向する振動部25と壁面10とは平行ではなく、壁面10に対して振動部25が傾斜した状態で壁面10に固定されるようにしてもよい。
[変形例9]
前述した実施形態では、吸音体2の構成を、矩形状の筐体20と、筐体20の開口部を閉塞する振動部25と、筐体20内に画成される空気層26と、を具備する構成としたが、本発明による筐体の形状は矩形状に限らず、円形状や多角形状であってよい。また、いずれの形状の筐体であっても、振動部25に対して振動条件を変更するための集中質量を、振動部25の中央部に設けることが望ましい。
吸音体2は、先にも説明した通り、バネマス系と屈曲系で吸音メカニズムが形成されている。ここで、発明者達は、振動部25の面密度を変えた際の共振周波数における吸音率の実験を行った。
図21は、空気層26の縦と横の大きさが100mm×100mmで厚さが10mmの筐体20に振動部25(大きさが100mm×100mm、厚さ0.85mm)を固着し、中央部(大きさが20mm×20mm、厚さ0.85mm)の面密度を変化させた際の吸音体2の垂直入射吸音率のシミュレート結果を示した図である。なお、シミュレート手法は、JIS A 1405−2(音響管による吸音率及びインピーダンスの測定−第2部:伝達関数法)に従って、上記吸音体2を配置した音響室の音場を有限要素法により求め、その伝達関数より吸音特性を算出した。
具体的には、中央部の面密度を、(1)399.5[g/m2]、(2)799[g/m2]、(3)1199[g/m2]、(4)1598[g/m2]、(5)2297[g/m2]とし、周縁部材の面密度を799[g/m2]とし、振動部25の平均密度を、(1)783[g/m2]、(2)799[g/m2]、(3)815[g/m2]、(4)831[g/m2]、(5)863[g/m2]とした場合のシミュレーション結果である。
シミュレートの結果を見ると、300〜500[Hz]の間と、700[Hz]付近において吸音率が高くなっている。
700[Hz]付近で吸音率が高くなっているのは、振動部25のマスと空気層26のバネ成分によって形成されるバネマス系の共振によるものである。吸音体2においては上記バネマス系の共振周波数での吸音率をピークとして音が吸音されており、中央部の面密度大きくしても、振動部25全体のマスは大きく変わらないので、バネマス系の共振周波数も大きく変わらないことが分かる。
また、300〜500[Hz]の間で吸音率が高くなっているのは、振動部25の屈曲振動によって形成される屈曲系の共振によるものである。吸音体2においては、屈曲系の共振周波数での吸音率が低音域側のピークとして表れており、中央部の面密度を大きくしてゆくと屈曲系の共振周波数だけが低くなっていることが分かる。
一般に、屈曲系の共振周波数は、振動部25の弾性振動を支配する運動方程式で決定され、振動部25の密度(面密度)に反比例する。また、前記共振周波数は、固有振動の腹(振幅が極大値となる場合)の密度により大きく影響される。このため、上記シミュレーションでは、1×1の固有モードの腹となる領域を中央部で異なる面密度に形成したので、屈曲系の共振周波数が変化したものである。
このように、シミュレーション結果は、中央部の面密度を周縁部の面密度より大きくすると、吸音のピークとなる周波数のうち、低音域側の吸音率のピークがさらに低音域側へ移動することを表している。従って、中央部の面密度を変更することにより吸音のピークとなる周波数の一部をさらに低音域側または高音域側に移動(シフト)させることができることを表している。
上述した吸音体2においては、中央部の面密度を変えるだけで、吸音される音のピークの周波数を変える(シフトさせる)ことができるため、振動部25を吸音体2全体と同じ素材で板状に形成し、吸音体2全体の質量を重くして吸音する音を変更する場合と比較して、吸音体2全体の質量を大きく変えることなく吸音させる音を低くできる。
このように、車室内や荷室内の吸音力の変更(人や荷物の数量、形状の変化等)や発生騒音の変更(タイヤの変更、路面状況の変化等)により車室内の騒音特性の変化に対応できる。
さらに、吸音体2の空気層26内には、多孔質吸音材(例えば、発泡樹脂、フェルト,ポリエステルウール等の綿状繊維)を充填することにより、吸音率ピーク値を増加させてもよい。
[変形例10]
また、本実施形態における吸音体(吸音構造)は、音響特性を制御する各種の音響室に配置することが可能である。ここで各種音響室とは、防音室、ホール、劇場、音響機器のリスニングルーム、会議室等の居室、各種輸送機器の空間、スピーカや楽器などの筐体などである。
本発明の一実施形態に係る吸音体の模式図である。 図1のII−II方向から見た縦断面図である。 固定部材3の分解図である。 一の具体例による吸音体2を部屋に配置した時の残響時間の測定結果である。 一の具体例による吸音体2を部屋に配置した時の平均吸音率の測定結果である。 一の具体例による吸音体2を部屋に配置した時の残響時間と平均吸音率の測定結果を表したグラフである。 本発明による吸音構造が用いられる他の具体例を示す4ドアセダン形の車両を示す斜視図である。 他の具体例による車両を模式的に示す図である。 図8中のa部を示す断面図である。 図9に示す吸音体2の配置を示す平面図である。 図8中のb部を示す断面図である。 図8中のc部を示す断面図である。 図8中のd部を示す断面図である。 図8中のe部を示す断面図である。 図8中のf部を示す断面図である。 本発明の変形例に係る吸音体の断面図である。 本発明の変形例に係る吸音体の断面図である。 本発明の変形例に係る吸音体の断面図である。 吸音体2の配置例を示した図である。 本発明の変形例に係る柱状部材を示した図である。 変形例9によるシミュレート結果を示した図である。
符号の説明
1・・・部屋、2・・・吸音体、3・・・固定部材、10・・・壁面、20・・・筐体、21・・・底面部材、22・・・側壁部材、25・・・振動部、26・・・空気層、27・・・多孔室層、31・・・柱状部材、32・・・面ファスナー、32A・・・鉤部、32B・・・パイル部、S・・・空間。

Claims (8)

  1. 開口部を有する筐体と、前記開口部に設けられ、前記筐体内に空気層を画成する板状または膜状の振動部と、を備えた吸音体を有し、
    音場の室境界に対して前記振動部が対向するように前記吸音体が配置され、前記振動部と前記室境界との間に形成された空間が前記音場とつながっている
    ことを特徴とする吸音構造。
  2. 前記筐体の前記振動部以外の面のうち、少なくとも前記音場からの音が直接入射される面は、凹凸形状となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸音構造。
  3. 前記筐体の前記振動部以外の面のうち、少なくとも前記音場からの音が直接入射される面は、曲面形状となる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸音構造。
  4. 前記筐体の前記振動部以外の面のうち、少なくとも前記音場からの音が直接入射される面には、多孔質の素材で形成された多孔質層が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吸音構造。
  5. 前記吸音体が複数配置されており、各吸音体が所定の間隔を離して設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の吸音構造。
  6. 前記複数の吸音体において室境界と対向している面と反対側に位置する前記筐体の面が音の透過性と流通抵抗を有する部材で覆われている
    ことを特徴とする請求項5に記載の吸音構造。
  7. 伸縮自在で前記室境界と前記吸音体とに取り付けられた固定部材により、前記吸音体が前記室境界から距離をおいて支持されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の吸音構造。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の吸音構造を有する音響室。
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