JP2009035768A - 電子部品用錫電解めっき液、電子部品の錫電解めっき方法及び錫電解めっき電子部品 - Google Patents

電子部品用錫電解めっき液、電子部品の錫電解めっき方法及び錫電解めっき電子部品 Download PDF

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Abstract

【課題】積層型磁器コンデンサのような電子部品の電極に対する錫電解めっきにおいて、めっき膜の平滑性を高めて酸化を抑制し、チップ部品同士の「くっつき」を少なくして製品歩留りを高め、電流効率を高めて生産性を向上させる錫電解めっき液、錫電解めっき方法、および錫電解めっき電子部品の提供。
【解決手段】分岐したアルキル基を持つノニオン界面活性剤を単独で、又はカチオン界面活性剤とともに、さらにはアルキルイミダゾールとともに含有する錫電解めっき液。これを用いた錫電解めっき方法、その方法で得られた錫電解めっき電子部品。
【選択図】なし

Description

本発明は、はんた付け実装をする錫めっき仕様の電子部品用の錫電解めっき液、その使用方法及びその錫電解めっき液の性質を専ら利用した錫電解めっき電子部品に関する。
積層型磁器コンデンサ、チップ状インダクタ、チップ状サーミスタ、チップ状LC複合部品、各種アレイ等のセラミック電子部品をプリント配線基板に表面実装することが行われている。
例えば積層型磁器コンデンサは、図1に示すように、誘電体と内部電極を順次積層したセラミック素体1の両端に外部接続電極を2、2を形成したものであるが、プリント回路基板3のはんだ付けランド3a、3aにはんだ付け接続されて使用される。
このような電子部品の外部接続電極は、図1に示すように、AgあるいはAg−Pdを含む導電材料ペーストをセラミック素体1の両側に塗布し、焼付け処理をして導電体膜2aを形成し、その上にNiめっき層2bを形成し、さらに錫(Sn)あるいは錫鉛はんだ(Sn−Pb)(最近では無鉛対策からSnが用いられるようになってきた。)のSn含有めっき層(Snめっき層)2cを形成することにより作成されるのが一般的である。導電体膜2aはセラミック素体に直接電解めっきを施すことができないために設けられるが、Agが高価であるので、コストダウンのためには薄く形成される。Niめっき層2bは直接Sn含有めっき層を形成すると、下地層のAgがそのめっき層に溶け込む、いわゆる食われ現象を生じるのでSn含有めっき層に対するパリアー層として設けられ、下地層を薄くした場合に特に有効である。Sn含有めっき層は電子部品をプリント回路基板に実装するときにはんだ付け性を良くするためである。
上記のSnめっき層2cを形成するには、図1に示す導電体膜2aにNiめっき層2bを形成たセラミック素体1の多数を図2に示すように、回転するメッシュのバレル4の中に入れ、さらにメディアボールのダミー7を追加し、バレルの内外に設けた陰極5aと陽極5bとの間にSn電解めっき浴(Sn電解めっき液)6を介在させて電解錫めっきを行なう。8は直流電源である。このようにして導電体膜2a、Niめっき層2b及びSnめっき層2cが積層されて外部接続電極2が形成される。(以上は特許文献1を参照)
特開平8−306584号公報
しかしながら、Sn電解めっき液として、
メタンスルホン酸錫(可溶性第一錫塩)Sn2+として 24 メタンスルホン酸(酸) 65 グルコン酸ナトリウム(錯化剤) 218 アスコルビン酸(Sn2+の酸化防止剤) 1.5 を用い(数値の単位は「g/L」(Lは「1リットル当たり」を表す、以下同様)である)、pH4.0〜4.5に調整し、液温25℃、析出速度3.0〜7.0μm/時間で電解めっきを行うと、以下の(1)〜(3)の1つ又は2つ以上の特性を満足できず、従来用いられることがある添加剤を添加しても、これらの全ての特性を実用的にも十分満足できるSn電解めっき液は得られておらず、その出現が望まれている。
(1)安価なめっき加工が求められるので、Sn電解めっき液の限界電流密度を高くし、印加できる電流値を大きくとるという電流効率を高める必要がある。
(2)プリント回路基板に表面実装する電子部品のチップ部品をSn電解めっき加工する場合、バレル中でチップ部品のSnめっき膜同士がくっつく、いわゆる「くっつき」(チップ同士のペアリング)が起こる。「くっつき」はSnめっき液の添加剤の種類が影響することが経験的に分かっており、「くっつき」を起き難くするような添加剤の種類についての工夫が求められる。
(3)電子部品にSnめっき膜が形成された後、その電子部品がプリント回路基板に半田付けされるまでには長期間経過することもあるので、半田付け性を損なわないために半田濡れ性の長期的信頼性が必要となることから、Snめっき膜の経時的な酸化を防ぐ必要がある。そのために、Snめっき膜は空気との接触面積が小さくなるような平滑な皮膜であることが望まれる。
本発明者らは、鋭意研究の結果、添加剤としてノニオン界面活性剤につい最適な選択を行なえば、その単独使用でも、また、最適に選択したカチオン界面活性剤や、最適に選択したアルキルイミダゾール及びアルキルイミダゾリンの少なくとも1種のそれぞれあるいは両者とともに併用すればなお良く、上記(1)〜(3)の全ての特性を実用的にも十分に満足することができることを見出し、本発明をするに至った。
したがって、本発明は、(1)、外部接続電極付電子部品を得るために電子部品を錫電解めっきするのに用いる錫電解めっき液において、下記(a)〜(d)成分と、下記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤又は、下記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び下記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種を含有する電子部品用錫電解めっき液を提供するものである。
(a)可溶性第一錫塩
(b)酸又はその塩
(c)オキシカルボン酸、ポリカルボン酸、モノカルボン酸又はこれらの各酸塩から選ばれた少なくとも一種の錯化剤
(d)Sn2+の酸化防止剤
(式中、XはH又はCH3 を表し、nは8〜13であってiso−Cn 2n+1は分岐したアルキル基、mは7〜50を表す。)
(R1 は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2 は炭素数8〜16のアルキル基を表す。)
(R3 は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R4 は炭素数8〜16のアルキル基を表す。)
また、本発明は、(2)、上記一般式〔化1〕において、iso−Cn 2n+1のアルキル基はnが10〜13であって分岐し、側鎖を有する上記(1)の電子部品用錫電解めっき液、(3)、上記一般式〔化1〕において、iso−Cn 2n+1のアルキル鎖がイソデシル基である上記(1)の電子部品用錫電解めっき液、(4)、上記(a)〜(d)成分は順に、Sn2+として10〜50g/L(Lは「1リットル当たり」を表す、以下同様)、0.1〜0.5モル/L、Sn2+に対して等モル以上、0.1〜10g/Lであり、上記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤は0.1〜10g/L、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダリンの少なくとも1種は0.1〜10g/L含有される上記(1)ないし(3)のいずれかの電子部品用錫電解めっき液、(5)、上記(c)成分/Sn2+(モル比)>2、上記(d)成分は0.5〜3g/L、上記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤は1〜5g/L、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.2〜5g/L含有される上記(4)の電子部品用錫電解めっき液、(6)、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種を含有しないこと以外は同様の請求項1ないし5のいずれかにおいて、下記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤を含有する電子部品用錫電解めっき液、
(式中、Rは炭素数が8〜14のアルキル基を表し、X- はハロゲンイオン等の陰イオンを表す。)
(7)、上記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤は0.1〜10g/L含有される上記(6)の電子部品用錫電解めっき液、(8)、上記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤は0.5〜5g/L含有される上記(6)の電子部品用錫電解めっき液、(9)、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種を含有する上記(6)ないし(8)のいずれかの電子部品用錫電解めっき液、(10)、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.1〜10g/L含有される上記(9)の電子部品用錫電解めっき液、(11)、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.2〜5g/L含有される上記(9)の電子部品用錫電解めっき液、(12)、pHは使用する上記(c)成分の錯化剤のpKa±1の範囲内に調整する上記(1)ないし(11)のいずれかの電子部品用錫電解めっき液、(13)、上記(c)成分の錯化剤はグルコン酸ナトリウムであり、該グルコン酸ナトリウムのpKaが3.6であり、pHは2.5〜4.5の範囲内に調整する上記(12)の電子部品用錫電解めっき液、(14)、上記(1)ないし(13)のいずれかの電子部品用錫電解めっき液を使用して電解めっきをする電子部品の錫電解めっき方法、(15)上記(1)ないし(13)のいずれかの電子部品用錫電解めっき液を使用して錫電解めっきを施された錫電解めっき電子部品、(16)、プリント回路基板に半田付け実装される上記(15)の錫電解めっき電子部品を提供するものである。
本発明によれば、添加剤としてノニオン界面活性剤につい最適な選択を行ない、その単独使用でも、また、最適に選択したカチオン界面活性剤や、最適に選択したアルキルイミダゾール及びアルキルイミダゾリンの少なくとも1種のそれぞれあるいは両者とともに併用すればなお良く、(1)Sn電解めっき液の限界電流密度を高くし、印加できる電流値を大きくとることができるという電流効率を高めることができるとともに、生産性を高め安価なめっき加工ができ、(2)バレル中でチップ部品のSnめっき膜同士がくっつく、いわゆる「くっつき」が起こり難く、プリント回路基板に表面実装する電子部品のチップ部品をSn電解めっき加工を効率的に行って、歩留りを高めることができ、(3)Snめっき膜は空気との接触面積が小さくなるような平滑な皮膜となり、Snめっき膜の経時的な酸化を防ぐことができ、電子部品がプリント回路基板に半田付けされるまでには長期間経過することがあっても、半田付け性を損なわないために半田濡れ性の長期的信頼性を確保すくことができ、半田付け性能を長期に高く維持することができ、これら(1)〜(3)を一緒に解決できる。
これら(1)〜(3)を一緒に満足することができることにより性能の安定なSnめっき膜が安価に得られ、半田付け性能のよい電子部品を安価に製造することができる。
本発明において、(a)成分の「可溶性第一錫塩」としては、例えば硫酸錫、メタンスルホン酸錫、スルファミン酸錫等の硫黄(S)原子を構成に有する無機又は有機の酸の錫塩が挙げられ、Sn2+として、10〜50g/Lが適当であり、これより少ないとSnめっきの析出効率が低下し、高いと溶解が困難になりSn電解めっき液が得られ難くなる。 また、(b)成分の「酸又はその塩」としては、硫酸、メタンスルホン酸、スルファミン酸や、これらのそれぞれのナトリウム塩等のアルカリ金属塩あるいはそれぞれのアンモニウム塩等が挙げられ、0.1〜0.5モル/L用いることが好ましく、これより少ないとSn電解めっき液(めっき浴)の浴電圧を高くする必要があり、不経済である。
また、(c)成分の「オキシカルボン酸、ポリカルボン酸、モノカルボン酸又はこれらの各酸塩から選ばれた少なくとも一種の錯化剤」としては、例えばグルコン酸、クエン酸、グルコヘプトン酸、グルコノラクトンや、これらの各酸塩が挙げられ、Sn2+に対して等モル以上(錯化剤/Sn2+>1)、溶解度以下、好ましくは、錯化剤/Sn2+(モル比)>2である。これよりモル比が小さいと浴安定性、陽極溶解が悪くなり、大きいと不経済である。
また、(d)成分の「Sn2+の酸化防止剤」としては、例えばヒドロキノン、ピロカテコール、レゾルシン(芳香族ヒドロキシ化合物)、アスコルビン酸(ビタミンC)、ヒドラジン(アミン系化合物)等が挙げられ、0.1〜10g/L、好ましくは0.5〜3g/L含有される。少な過ぎるとSn2+の酸化防止効果が少なく、多過ぎると不経済である。
本発明においては、上記(a)〜(d)成分を含有する水溶液を基本組成とし、これに上記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤(以下、「〔化1〕の化合物」ということがある)又は、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール(以下、「〔化2〕の化合物」ということがある)及び下記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリン(以下、「〔化3〕の化合物」ということがある)の少なくとも1種を含有させた水溶液をSn電解めっき液とする。
上記一般式〔化1〕において、RがHのときは、(CH2 CRHO)m はエチレングリコールの重縮合物を表し、RがCH3 のときは、(CH2 CRHO)m はプロピレングリコールの重縮合物でもよいが、RがH又はCH3 のときは、エチレングリコールとプロピレングリコールの任意のモル比の重縮合物でもよく、ブロックポリマー、グラフトポリマーその他でもよく、その重縮合度mは7〜50である。また、nは8〜13であってiso−Cn 2n+1は分岐したアルキル基を表す。Cn 2n+1がn−Cn 2n+1(ノルマルアルキル基)であったり、nが8未満であったり、mが51以上になると上記したSn電解めっき膜の平滑性が不十分となり易く、nが14以上になったり、mが7未満になると、溶解性が低下し、水溶液のSn電解めっき液が得られ難くなる。
〔化1〕の化合物の使用量としては、0.1〜10g/L、好ましくは1〜5g/Lである。少な過ぎるとSn電解めっき膜を平滑にする効果が十分には得られ難く、多過ぎると不経済である。
詳細なメカニズムは明らかではないが、Sn電解めっき膜が平滑になるほど上記したチップ部品の「くっつき」が起こり易い傾向にあるが、ノニオン界面活性剤の成膜メカニズムが関与しているとも考えられる。上記のアルキル基が分岐した立体的に大きなイソアルキル基を持つ化合物からなる界面活性剤はそのSn電解めっき膜を平滑にする効果が大きく、ノルマルアルキル基を持つ化合物の界面活性剤に比べてそのチップ部品の「くっつき」も起こし難いということができる。
上記一般式〔化2〕、〔化3〕において、R1 、R3 は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表すが、R2 、R4 は炭素数8〜16のアルキル基を表し、R2 が炭素数8未満の低級アルキル基やフェニル基では形成されるSn電解めっき膜を平滑にする効果は小さくなる。R2 が炭素数8以上のアルキル基を長鎖にすると形成されるSn電解めっき膜を平滑にする効果は大きくなるが、電流効率が低下する。しかし、Sn電解めっきの析出膜は平滑で良好であり、チップ部品同士の「くっつき」も極めて少ないことから、限界電流密度が小さくてもよい用途では使用可能である。
〔化2〕の化合物、〔化3〕の化合物の使用量は、それぞれ0.1〜10g/L、好ましくは0.2〜5g/Lである。少な過ぎるとSn電解めっき膜を平滑にする効果が十分には得られ難く、多過ぎると不経済である。
上記(a)〜(d)成分に〔化1〕〜〔化3〕の各化合物を単独で加えてもよいが、上記(a)〜(d)成分に〔化1〕の化合物と、〔化2〕及び〔化3〕の少なくとも1種の化合物を加えて併用した場合には、Sn電解めっき膜を平滑にする相乗効果があるが電流効率が低下する。
本発明においては、上記(a)〜(d)成分に〔化1〕の化合物を加え、さらに上記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤(以下、「〔化4〕の化合物」ということがある)を単独で加えて6成分を含有する、あるいはこの〔化4〕の化合物とともに〔化2〕及び〔化3〕の少なくとも1種の化合物を加えて7成分あるいは8成分を含有する水溶液からなるSn電解めっき液であってもよい。特に〔化1〕と〔化4〕の各化合物の併用により形成されるSn電解めっき膜を平滑にする効果を比較的小さいもの(後者単独使用)を大きいもの(前者単独使用)にすることができるとともに、その効果は〔化1〕と〔化4〕と、〔化2〕及び〔化3〕の少なくとも1種の化合物との併用により格段と大きくできる相乗効果があり、チップ部品同士の「くっつき」も比較的大きなものは小さい方に近づけることができ、電流効率も比較的良くないものを良い方に近づけることができる。 上記一般式〔化4〕において、Rは炭素数8〜14のアルキル基を表すが、mが8未満では上記したSn電解めっき膜の平滑性が不十分となり易く、nが15以上になると、溶解性が低下し、水溶液のSn電解めっき液が得られ難くなる。
〔化4〕の化合物の使用量は、0.1〜10g/L、好ましくは0.5〜5g/Lである。少な過ぎると上記の効果が十分に得られ難く、多過ぎると不経済である。
なお、上記(a)〜(d)成分に〔化1〕の化合物を加えず、〔化4〕の化合物を単独で加えて5成分を含有する、あるいは〔化4〕の化合物とともに〔化2〕及び〔化3〕の少なくとも1種の化合物を加えて6成分あるいは7成分を含有する水溶液からなるSn電解めっき液とした場合には、形成されるSn電解めっき膜を平滑にする効果は小さく、その平滑にする効果がある場合には限界電流密度が低くなり、〔化1〕の化合物の有無が重要な影響をもつことがわかる。
以上のことから、所定の炭素数の分岐したアルキル基を持つ〔化1〕の化合物(ポリオキシエチレン(プロピレン)アルキルエーテル)は、対応するノルマルのアルキル基を持つ対応する他のポリオキシエチレン(プロピレン)アルキルエーテルと比較すると、Snめっき膜を平滑にする効果、チップ部品の「くっつき」を少なくできる効果に優位性を示し、また、〔化4〕の化合物(カチオン界面活性剤)と併用すると、上記のノルマルのアルキル基を持つ他のポリオキエチレンアルキルエーテルを使用した場合には見られない特徴的な効果を発揮することがわかる。
さらに〔化2〕、〔化3〕の化合物(アルキルイミダゾール、アルキルイミダゾリン)を併用することにより、Snめっき膜の平滑性を高め、チップ部品の「くっつき」を減らし、高い電流密度で使用可能となり、上記(1)〜(3)の特性を同時に満足させることができる。
上記(a)〜(d)成分に〔化1〕の化合物(5成分)又は、〔化2〕及び〔化3〕の少なくとも1種の化合物(5又は6成分)を加え、さらにそれぞれに〔化4〕の化合物を加えた6成分又は7成分には水が加えられ、水溶液からなるSn電解めっき液が得られるが、このSn電解めっき液のpHは使用する上記(c)成分の錯化剤のpKa±1の範囲に調整することが、緩衝能の点から好ましい。例えばグルコン酸ナトリウムを錯化剤とした場合には、pKa=3.6であるので、Sn電解めっき液のpHは2.5〜4.5に調整するが、さらにこの範囲内でも高いpHに調整することが好ましい。なお、「Sn電解めっき液」は「中性Sn電解めっき液」としてもよい。
バレル電解めっきを行う際は、Sn電解めっき液の浴温は30℃以下、好ましくは20〜25℃である。
つぎに本発明の実施例を図1、2を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1に示すセラミック素体1の両端面に導電体材料ペースト(Ag−Pd粉末75重量部、エチルセルロース5重量部、テルピネオール20重量部)をスクリーン印刷により塗布し、800℃、10分間焼付けてAg−Pd焼付導電体膜2aを形成する。
ついで、導電体膜2aを形成したセラミック素体1の多数を図2に示すように、回転するメッシュのバレル4中に入れ(少ない場合にはメディアボールのダミーを追加する)、バレルの内外に設けた陰極5aと陽極5bとの間にニッケルのめっき浴6を介在させて電解ニッケルめっきを行う。このようにして導電体膜2aの全体を被覆し、さらにその縁部周辺の先端側のセラミック素体1上に延設した図1に示すNiめっき膜2bを形成する。 それから、上記と同様な別のバレル電解めっき装置を用い、めっき液に下記Sn電解めっき液を用い、Snの電解めっきを行い、図1に示すSnめっき膜2cを形成する。
メタンスルホン酸錫(可溶性第一錫塩)Sn2+として 24g
メタンスルホン酸(酸) 65g
グルコン酸ナトリウム(錯化剤) 218g
アスコルビン酸(Sn2+の酸化防止剤) 1.5g
ポリオキシエチレンイソトリデシルエーテル(添加剤)1.0〜5.0g
(〔化1〕の化合物) 水 残部
合計 1L
上記各成分を水に溶かして全体が1リットルとなるSn電解めっき液を調製する。このSn電解めっき液のpHは4.0〜4.5であった。
このSn電解めっき液を図2に示すバレル電解めっき装置のめっき槽に入れるとともに、図1ではセラミック素体1に導電体膜2a、Niめっき膜2bを積層したが、セラミック素体1としてはチップ部品の212形状MLCCを用い、これに同様に導電体膜2a、Niめっき膜2bを積層し、この下地めっき加工212形状MLCC 100gをスチールボール(直径1.0〜1.2mm)300gとともにバレル4中に入れ、めっき条件として、浴温25℃、析出速度3.0〜7.0μm/時間、通電時間60分で直流によるSn電解めっきを行った。
各チップ部品について、以下の試験を行った結果を表1に示す。
(i) Sn電解めっき膜のソルダーペースト法による評価(耐酸化性)
皮膜の平滑性(耐酸化性)を評価するためるタルチンケスター(株)製SWET2100を用い、ソルダーペースト平衡法(急加熱モード)によるゼロクロスタイムの測定を行った(はんだ槽温度235℃、タルチンケスター(株)EIAJ Standard半田ペースト使用)。加熱開始からSnめっき膜が濡れ始めるまでの時間をゼロクロスタイムとする。Sn電解めっきしたチップ部品は121℃、相対湿度100%の雰囲気下に4時間放置する環境負荷(プレッシャークッカー試験)を施したものを用い、これを5個のチップ部品について測定し、その平均値を求め、以下のように評価した。表1には「ゼロクロスタイム」として示してある。
◎:ゼロクロスタイム1.5秒未満
○:ゼロクロスタイム1.5〜2.0秒未満
△:ゼロクロスタイム2.0〜3.0秒未満
×:ゼロクロスタイム3.0秒以上
(ii) チップ部品の「くっつき」の発生率 Sn電解めっきした各チップ部品の全数についてSn電解めっき膜同士が付着していたものの全体に対する割合(%)を求め、以下のように評価した。表1には『部品の「くっつき」%』として示してある。
◎:1%未満
○:1〜5%
□:6〜10%
△:11〜20%
×:21%以上
(iii) 電流効率の測定
山本鍍金試験器(株)製ハルセル水槽(267ml)、同社製真鍮板(67×100×0.3mm(厚さ))を用いて、スターラー攪拌600rpm(毎分600回転)で、通電電流(A)による水素の発生を以下のように評価した。表1には「電流効率」として示してある。
◎ :0.3Aで水素の発生を目視確認できない
○:0.3Aで水素の発生を目視確認できる
△:0.2Aで水素の発生を目視確認できる
×:0.2Aで水素の発生を多く目視確認できる
(実施例2〜9)
実施例1において、ポリオキシエチレンイソトリデシルエーテル(添加剤)の代わりに表1のそれぞれの実施例に該当する添加剤を該当する使用量で用いたこと以外は同様の実施例2〜9のSn電解めっき液を調製した。各Sn電解めっき液のpHは4.0〜4.5であった。
実施例1のSn電解めっき液を使用する代わりに各実施例のSn電解めっき液を使用したこと以外は同様にしてSn電解めっきを行ない、実施例1のものと同様に上記(i)〜(iii) の試験を行い、その結果を表1 に示す。
なお、表1において、実施例1〜3に使用のそれぞれの添加剤、実施例5〜8に使用のそれぞれの上欄に記載の添加剤、実施例9に使用の最上欄に記載の添加剤は表中の「使用量g/L」は0.1〜10、好ましくは1〜3とし、実施例4に使用の添加剤、実施例5〜8に使用のそれぞれの下欄に記載の添加剤、実施例9の中欄、下欄に記載の各添加剤は表中の「使用量g/L」は0.1〜5、好ましくは0.5〜1.5(但し、実施例4、実施例9の下欄は0.5〜2.0としてもよい)としてもよい。
(参考例1〜3)
実施例1において、ポリオキシエチレンイソトリデシルエーテル(添加剤)の代わりに表2のそれぞれの参考例に該当する添加剤を該当する使用量で用いたこと以外は同様の参考例1〜3のSn電解めっき液を調製した。各Sn電解めっき液のpHは4.0〜4.5であった。
実施例1のSn電解めっき液を使用する代わりに各参考例のSn電解めっき液を使用したこと以外は同様にしてSn電解めっきを行ない、実施例1のものと同様に上記(i)〜(iii) の試験を行い、その結果を表2に示す。
なお、表2において、参考例1に使用の添加剤、参考例2、3に使用のそれぞれの上欄に記載の添加剤は表中の「使用量g/L」は0.1〜5、好ましくは1〜3(但し、参考例1は0.5〜2.0としてもよい)とし、参考例2、3に使用のそれぞれの下欄に記載の添加剤は表中の「使用量g/L」は0.1〜10、好ましくは0.5〜1.5としてもよい。なお、参考例3に使用のポリオキシエチレンドデシルエーテルは上記一般式〔化1〕において、iso−Cn 2n+1をCn 2n+1としたこと以外は同じ化合物としてもよい。その他の表1、2の添加剤についても各添加剤が属する上記の該当する一般式で示される化合物を用いてもよい。
(比較例1〜17) 実施例1において、ポリオキシエチレンイソトリデシルエーテル(添加剤)の代わりに表3のそれぞれの比較例に該当する添加剤を該当する使用量で用いたこと以外は同様の比較例1〜17のSn電解めっき液を調製した。各Sn電解めっき液のpHは4.0〜4.5であった。
実施例1のSn電解めっき液を使用する代わりに各比較例のSn電解めっき液を使用したこと以外は同様にしてSn電解めっきを行ない、実施例1のものと同様に上記(i)〜(iii) の試験を行い、その結果を表3に示す。
なお、上記実施例、参考例、比較例において、Snめっきの下地にはNiめっき膜を設けたが、その代わりにAg、Ag−Pd、Ni、Cuの単独(めっき)膜又は複数の積層膜(NiとCuの順次積層の2層(めっき)膜、Ag又はAg−PdとNiとCuの順次積層の3層(めっき)膜等)を下地としてもよく(めっき膜は電解、無電解のいずれでも、両者併用でもよい)、本発明においてもそのようにしてもよく、Snめっきの下地は特に限定されない。
表3からは、比較例1〜5、7〜10、11〜14、15〜18ではゼロクロスタイムが大きく、皮膜の平滑性が良くなく、表面の酸化が起こり易く、比較例6では『部品の「くっつき」%』がほぼ50%であり、上記の実験条件では3%以下が好ましく、大いに問題がある。表2からは、参考例1、3、4では、「電流効率」が劣り、参考例2では『部品の「くっつき」%』がやや高いが、ゼロクロスタイム、『部品の「くっつき」%』、「電流効率」の3者について一緒の充足性(同時の解決)からみれば、参考例1〜4のものは比較例1〜18のものより優れているといえる。なお、「電流効率」は小さくてもよい用途もある。
表1からは、実施例1〜9のものは、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)、『部品の「くっつき」%』、「電流効率」の3者について一緒の充足性は良く、実用的には問題がなく、総合的にみれば特に実施例9のものは格段に優れ、実施例5〜8がこれに続き、さらに実施例1、3、その他が続いて優れるといえる。
これらのことから、アルキル基が分岐した立体的に大きなイソデシル基を持つノニオン界面活性剤を使用した場合(実施例1〜3)は、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)を良くする効果が大きく、分岐したアルキル基を持たないノニオン界面活性剤を使用した場合(比較例1〜7)と比較して、『部品の「くっつき」%』も小さく、Sn電解めっきチップ部品の「くっつき」を少なくする効果があることがわかる。
また、カチオン界面活性剤単独で使用した場合(比較例8〜10)は、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の効果が少なく、参考例1の場合のようにその効果があっても、「電流効率」が良くなく、限界電流密度が低くなる。
また、アルキルイミダゾールを単独で使用した場合、アルキル基の鎖の長さでゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の作用効果が変化し、短鎖のアルキル基ではゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の効果は小さい(比較例11〜13)。長鎖のアルキル基ではゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の効果は大きくなり、「電流効率」は低下するが実用性もある場合がある(実施例4)。Sn電解めっきの析出膜は良好であり、『部品の「くっつき」%』も小さいことから、実用的である。
また、ノニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤を併用した場合は、分岐したアルキル基を持たないノニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤を併用した場合(比較例14〜20)は、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)は改善されないが、イソデシル基を持つノニオン界面活性剤と4級アンモニウム塩を適量混合して使用した場合、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の効果を維持しながら、『部品の「くっつき」%』を減らせることができる(実施例5〜8)。
また、カチオン界面活性剤とアルキルイミダゾールを併用した場合(比較例17、18)は、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の効果が低下する(実施例4との対比)。
また、ノニオン界面活性剤とアルキルイミダゾールを併用した場合(参考例3、4)は、ノニオン界面活性剤が分岐したアルキル基を持つ場合は勿論、持たない場合でも、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)の効果は格段に大きくなるが、「電流効率」が低下する。
また、ノニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤とアルキルイミダゾールを使用した場合(実施例9)は、ゼロクロスタイム(「膜の平滑性」)、『部品の「くっつき」%』、「電流効率」の3者を一緒に満足することができる。
なお、分岐したアルキル基を持たないノニオン界面活性剤も含める場合には、上記一般式〔化1〕において、「iso−Cn 2n+1」を「Cn 2n+1」とすればよい。
表面実装電子部品の断面図である。 バレル電解めっき装置の断面説明図である。
符号の説明
1 セラミック素体
2a 導電体膜 2b Niめっき層
2c Snめっき層
3 プリント回路基板
3a はんだ付けランド
4 バレル
5a 陰極
5b 陽極
6 めっき浴(めっき液)

Claims (16)

  1. 外部接続電極付電子部品を得るために電子部品を錫電解めっきするのに用いる錫電解めっき液において、下記(a)〜(d)成分と、下記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤又は、下記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び下記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種を含有する電子部品用錫電解めっき液。
    (a)可溶性第一錫塩
    (b)酸又はその塩
    (c)オキシカルボン酸、ポリカルボン酸、モノカルボン酸又はこれらの各酸塩から選ばれた少なくとも一種の錯化剤
    (d)Sn2+の酸化防止剤
    (式中、RはH又はCH3 を表し、nは8〜13であってiso−Cn 2n+1は分岐したアルキル基、mは7〜50を表す。)
    (R1 は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2 は炭素数8〜16のアルキル基を表す。)
    (R3 は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R4 は炭素数8〜16のアルキル基を表す。)
  2. 上記一般式〔化1〕において、iso−Cn 2n+1のアルキル基はnが10〜13であって分岐し、側鎖を有する請求項1に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  3. 上記一般式〔化1〕において、iso−Cn 2n+1のアルキル鎖がイソデシル基である請求項1に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  4. 上記(a)〜(d)成分は順に、Sn2+として10〜50g/L(Lは「1リットル当たり」を表す、以下同様)、0.1〜0.5モル/L、Sn2+に対して等モル以上、0.1〜10g/Lであり、上記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤は0.1〜10g/L、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.1〜10g/L含有される請求項1ないし3のいずれかに記載の電子部品用錫電解めっき液。
  5. 上記(c)成分/Sn2+(モル比)>2、上記(d)成分は0.5〜3g/L、上記一般式〔化1〕で表されるノニオン界面活性剤は1〜5g/L、上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.2〜5g/L含有される請求項4に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  6. 上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種を含有しないこと以外は同様の請求項1ないし5のいずれかにおいて、下記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤を含有する電子部品用錫電解めっき液。
    (式中、Rは炭素数が8〜14のアルキル基を表し、X- はハロゲンイオン等の陰イオンを表す。)
  7. 上記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤は0.1〜10g/L含有される請求項6に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  8. 上記一般式〔化4〕で表されるカチオン界面活性剤は0.5〜5g/L含有される請求項6に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  9. 上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種を含有する請求項6ないし8のいずれかに記載の電子部品用錫電解めっき液。
  10. 上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.1〜10g/L含有される請求項9に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  11. 上記一般式〔化2〕で表されるアルキルイミダゾール及び上記一般式〔化3〕で表されるアルキルイミダゾリンの少なくとも1種は0.2〜5g/L含有される請求項9に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  12. pHは使用する上記(c)成分の錯化剤のpKa±1の範囲内に調整する請求項1ないし11のいずれかに記載の電子部品用錫電解めっき液。
  13. 上記(c)成分の錯化剤はグルコン酸ナトリウムであり、該グルコン酸ナトリウムのpKaが3.6であり、pHは2.5〜4.5の範囲内に調整する請求項12に記載の電子部品用錫電解めっき液。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載された電子部品用錫電解めっき液を使用して電解めっきをする電子部品の錫電解めっき方法。
  15. 請求項1ないし13のいずれかに記載された電子部品用錫電解めっき液を使用して錫電解めっきを施された錫電解めっき電子部品。
  16. プリント回路基板にはんだ付け実装される請求項15に記載の錫電解めっき電子部品。
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