JP2008197994A - 起動回路 - Google Patents

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賢二 柳川
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Abstract

【課題】起動期間が基準電流源の状態で決まるので、低消費電力で、且つ、安定した動作が期待できる。
【解決手段】NMOS43のゲート電極とNMOS33,34のゲート電極とが接続されているため、基準電流源30に起動がかかると、NMOS33,34のゲート電圧が上昇する。NMOS43では、そのゲート電圧のレベルにより、ドレイン電極・ソース電極間電圧を制御する(つまり、NMOS43のゲート電圧のレベルで、NMOS33,34の状態をモニタしてしる。)。これにより、ノードN21の電圧が制御(NMOS43のゲート電圧が高くなると、ドレイン電極・ソース電極間電圧が下がってノードN21の電圧が下がる。)し、NMOS42がオフすることで、起動回路40と基準電流源30を切り離す。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路等において一定の基準電流を出力するための基準電流源を起動するための起動回路に関するものである。
従来、例えば、半導体集積回路において、一定の基準電流を出力するための基準電流源を起動するための起動回路としては、例えば、次のような文献に記載された回路が知られている。
特開2002−124637号公報
この特許文献1の例えば図1に記載された基準電流源用の起動回路は、電源電圧VDDが印加される電源端子(以下「VDD端子」という。)に接続された第1のカレントミラー回路と、この第1のカレントミラー回路と0Vのグランド端子(以下「GND端子」という。)との間に接続された第2のカレントミラー回路とを有する基準電流源を起動する回路であり、電源電圧VDDの立ち上がりによって基準電流源が起動し、その電源電圧VDDが立ち上がってコンデンサが充電されると、このコンデンサの充電電圧によりオフ状態になるトランジスタにより、基準電流源から切り離される構成になっている。これにより、低電流化、低消費電力化、小型化、及び高速化を図っている。
しかしながら、従来の基準電流源用の起動回路では、起動期間がコンデンサにより決まるので、基準電流源から、トランジスタを介して起動回路を早く切り離すためには、そのコンデンサの容量を小さくすることが必要になるが、その容量をあまり小さくすると、基準電流源の動作が安定する前にコンデンサの充電が完了し、基準電流源をうまく起動できない可能性があるので、その容量をある程度大きくとっておく必要がある。ところが、コンデンサの容量を大きくすると、起動回路の切り離しが遅くなるため、実際に基準電流源の起動に必要な時間よりも起動期間が長くなる。つまり、基準電流源からの起動回路の切り離しが、コンデンサの容量によって起動期間が変化するので、その容量を最適値に設定することが困難であるという問題があった。
又、従来の基準電流源用の起動回路では、電源電圧VDDが不安定(例えば、瞬間的に停電する可能性があるもの)に適用した場合、停電期間が短い時は、コンデンサに充電されている電荷を十分に放電できず、起動回路が動作しない可能性があり、信頼性において問題があった。
このような問題を解決するために、例えば、図2のような基準電流源用の起動回路(非公知状態)が考えられる。
図2は、先に提案された基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。
半導体集積回路において、一定の基準電流を出力するための基準電流源10は、VDD端子と、0VのGND端子とを有している。VDD端子とGND端子との間には、一対のPチャネル型MOSトランジスタ(以下「PMOS」という。)11,12からなる第1のカレントミラー回路と、ノードN1,N2と、一対のNチャネル型MOSトランジスタ(以下「NMOS」という。)13,14からなる第2のカレントミラー回路と、抵抗15とが、縦続接続されている。
このような基準電流源10用の起動回路20は、外部からの起動信号(例えば、ワンショットパルス信号)STを使用して起動させる方式であり、ノードN1とGND端子との間に接続されたNMOS21により構成されている。起動信号STの論理“H”をNMOS21のゲート電極に入力すると、このNMOS21がオンし、ノードN1が論理“L”になって、PMOS11,12がオンする。これにより、電源電圧VDD→PMOS12→ノードN2→NMOS14→GND端子の経路で、電流I2が流れ、この経路に対してカレントミラーを構成している経路(VDD端子→PMOS11→ノードN1→NMOS13→抵抗15→GND端子)にも、その電流I1に比例した電流I2が流れる。起動信号STが論理“L”になると、NMOS21がオフし、基準電流源10から起動回路20が切り離される。
図3(a)〜(c)は、図2の電源投入時の回路各部の動作を示す波形図である。
図2の起動回路20では、時刻t0において、電源電圧VDDの立ち上がりに伴って起動信号STも立ち上がり、時刻t1において、起動信号STの電位レベルがNMOS21の閾値電圧を越えると、このNMOS21がオンする。NMOS21がオンすると、ノードN1が0Vに引き下げられてPMOS11,12がオンし、ノードN2が“H”になるので、NMOS13,14がオンする。そのため、VDD端子→ノードN2→NMOS14→GND端子、の経路で電流I2が流れる。PMOS11及び12がカレントミラー回路を構成し、NMOS13及び14がカレントミラー回路を構成しているので、VDD端子→PMOS11→ノードN1→NMOS13→抵抗15→GND端子、の経路で、電流I2に比例した電流I1が流れ、基準電源10が起動して起動期間HTになる。
時刻t2において、電源電圧VDD及び起動信号STの電位レベルが“H”になり、その後、時刻t3において、起動信号STが“L”に立ち下がると、NMOS21がオフし、起動回路20が基準電流源10から切り離されて起動期間HTが終了する。起動回路20がオフした後は、基準電流源10は、電源電圧VDDや負荷が変動しても、一定の基準電流I1を出力する。
しかしながら、図2の基準電流源用の起動回路20では、起動信号STが有効である間は、起動状態が維持されるため、基準電流源10の起動期間HTはその起動信号STのパルス幅に依存する。又、起動信号STのパルス幅が必要以上に大きいと、それに伴い回路の起動期間STが長くなるため、大きな起動電流が継続的に流れ、起動時の消費電力が大きくなるという課題があった。
第1の発明は、電源電圧が印加されて一定の基準電流を出力する基準電流源を起動する起動回路において、前記電源電圧と共に立ち上がる起動信号を受けた後、前記基準電流源が起動した起動状態を検出する検出部と、前記検出部により前記起動状態が検出されたときには、前記起動回路を停止する停止部とを有することを特徴とする。
第2の発明は、電源電圧が印加されて一定の基準電流を出力する基準電流源を起動する起動回路において、前記電源電圧の立ち上がりにより生じる起動電流を前記基準電流源に与えて前記基準電流源を起動する起動電流生成部と、前記基準電流源が起動した起動状態を検出して、前記基準電流源に与える前記起動電流を遮断する遮断部とを有することを特徴とする。
第1の発明によれば、起動信号を受けた後、検出部により、基準電流源の起動状態を検出し、停止部により、起動回路をオフする構成にしたので、起動信号のパルス幅に依存しない起動が可能になり、しかも、起動期間が基準電流源の状態で決まるので、起動時の消費電力を低くすることができ、且つ、安定した動作が期待できる。
第2の発明によれば、起動電流生成部により、電源投入と共に生じる起動電流を利用して基準電流源を起動させ、遮断部により、起動状態を検出し、起動回路をオフする構成にしたので、外部の起動信号を使用せずに基準電流源の起動が可能になり、しかも、起動期間が基準電流源の状態で決まるので、起動時の消費電力を低くすることができ、且つ、安定した動作が期待できる。
起動回路は、電源電圧が印加されて一定の基準電流を出力する基準電流源を起動する回路であって、電源電圧と共に立ち上がる起動信号を受けた後、前記基準電流源が起動した起動状態を検出する検出部と、前記検出部により前記起動状態が検出されたときには、前記起動回路を停止する停止部とを有している。
例えば、前記検出部は、前記基準電流源が起動して前記基準電流源に前記基準電流が流れたことを検出するとノードの電圧を低下させる第1のトランジスタにより構成されている。更に、前記停止部は、前記ノードの電圧低下を受けてオフ状態になって前記基準電流源から切り離される第2のトランジスタを有している。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。
半導体集積回路等において、一定の基準電流を出力するための基準電流源30は、電源電圧VDDが印加されるVDD端子と、0VのGND端子とを有している。VDD端子とGND端子との間には、ゲート電極が共通に接続された一対のPMOS31及び32からなる第1のカレントミラー回路と、ノードN11,N12と、ゲート電極が共通に接続された一対のNMOS33及び34からなる第2のカレントミラー回路と、抵抗素子(以下単に「抵抗」という。)35とが縦続接続されている。
このような基準電流源30用の起動回路40は、外部からの起動信号(例えば、ワンショットパルス信号)STを使用して起動させる方式であり、起動信号STによりゲート電極が制御されるNMOS41を有している。NMOS41のソース電極は、GND端子に接続され、そのNMOS41のドレイン電極が、停止部を構成する第2のトランジスタ(例えば、NMOS)42のドレイン電極・ソース電極を介してノードN22に接続され、このノードN22が基準電流源30側のノードN11に接続されている。NMOS42のゲート電極は、ノードN21を介して、検出部を構成する第1のトランジスタ(例えば、NMOS)43のドレイン電極に接続され、このNMOS43 のソース電極がGND端子に接続されている。NMOS43は、電源電圧VDDと共に立ち上がる起動信号STを受けた後、基準電流源30が起動した起動状態を検出する機能を有し、このNMOS43のゲート電極が、ノードN23を介して、基準電流源30側のNMOS33,34のゲート電極に接続されている。これに対し、NMOS42は、NMOS43により起動状態が検出されたときには、起動回路40を停止する機能を有している。
又、起動回路40は、起動信号STを反転するインバータ44と、VDD端子にソース電極が接続されたPMOS45とを有している。PMOS45のドレイン電極には、PMOS46のソース電極・ドレイン電極を介してノードN21が接続されている。PMOS45のゲート電極は、ノードN22に接続されると共に、PMOS46のゲート電極が、インバータ44の出力端子に接続されている。直列接続されたPMOS45及び46には、静電容量素子(以下単に「容量素子」という。)47が並列に接続されている。この容量素子47を設けることにより、起動時に、ノードN21の電圧を“H”としてNMOS42をオンすることで、起動回路40を動作させることができる。
(実施例1の動作)
図4(a)〜(e)は、図1の電源投入時の回路各部の動作を示す波形図である。
時刻t0から電源電圧VDDが上昇するに伴い、起動信号STも上昇する。電源投入直後は、起動信号STの電圧がNMOS41及びインバータ44の閾値電圧以下であるため、起動回路40はオフしている。起動信号STが上昇し、時刻t1において、この起動信号STが、NMOS41及びインバータ44の閾値電圧を越えると、NMOS41及びPMOS46がオンする。この時、ノードN23は未だ0Vであり、NMOS43がオフしているため、ノードN21は容量素子47により電源電圧VDDと共に上昇する。時刻t1後において、ノードN21がNMOS42の閾値電圧を超え、NMOS42がオンすることにより、時刻t2において、ノードN22の電圧が0Vになる。これによりPMOS31,32がオンし、基準電流源30が起動する(時刻t1とt2の間が起動期間HT)。
基準電流源30が起動すると、VDD端子→PMOS32→ノードN12→NMOS34→GND端子、の経路に電流I12が流れる。すると、PMOS31と32、及びNMOS33と34が各々カレントミラー回路を構成しているため、VDD端子→PMOS31→ノードN11→NMOS33→抵抗35→GND端子、の経路で、電流I12と比例した電流I11が流れる。これと同時に、NMOS34と43で構成されるカレントミラー回路を介して、NMOS43が電流源として動作する。すると、ノードN21の電圧が下がり、NMOS42がオフし、起動回路40が切れる(オフする。)。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、基準電流源30の状態をNMOS43で検出(モニタ)し、起動した時点で、NMOS42により起動回路40をオフする構成にしている。即ち、NMOS43のゲート電極とNMOS33,34のゲート電極とが接続されているため、基準電流源30に起動がかかると、NMOS33,34のゲート電圧が上昇する。NMOS43では、そのゲート電圧のレベルにより、ドレイン電極・ソース電極間電圧を制御する(つまり、NMOS43のゲート電圧のレベルで、NMOS33,34の状態をモニタしてしる。)。これにより、ノードN21の電圧が制御(NMOS43のゲート電圧が高くなると、ドレイン電極・ソース電極間電圧が下がってノードN21の電圧が下がる。)し、NMOS42がオフすることで、起動回路40と基準電流源30を切り離す構成になっている。
これにより、起動期間HTが起動信号STのパルス幅に依存しない起動が可能である。しかも、起動期間HTが基準電流源30の状態で決まるので、起動時の消費電力を低くすることができ、且つ、安定した動作が期待できる。
(実施例2の構成)
図5は、本発明の実施例2における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例1の起動回路50は、電源投入と共に生じる起動電流を利用して、実施例1と同様の基準電流源30を起動するための回路であり、PMOS51、電流抑制用の抵抗52、ノードN31、及びNMOS53を有し、これらの回路がVDD端子とGND端子との間に直列に接続されている。ここで、PMOS51は、ソース電極がVDD端子に接続され、ドレイン電極が抵抗52の一端に接続され、この抵抗52の他端がPMOS51のゲート電極に接続されている。NMOS53は、ドレイン電極がノードN31を介して抵抗52の他端に接続され、ソース電極がGND端子に接続され、そのドレイン電極とゲート電極が共通に接続されている。
NMOS53のゲート電極及びドレイン電極には、NMOS54のゲート電極が接続され、これらのNMOS53及び53によりカレントミラー回路が構成されている。NMOS54は、ドレイン電極が、ノードN32を介して基準電流源30のノードN11に接続され、ソース電極が、GND端子に接続されている。これらのPMOS51、抵抗52、及びNMOS53,54により、起動電流生成部が構成されている。この起動電流生成部は、電源電圧VDDの立ち上がりにより生じる起動電流を基準電流源30に与えてこの基準電流源30を起動する回路であり、電源電圧VDDの立ち上がりを基準電流に変換する電圧/電流変換手段としての機能を有している。
ノードN31とGND端子との間には、遮断部を構成するトランジスタ(例えば、NMOS)55が接続されている。NMOS55は、基準電流源30が起動した起動状態を検出して、この基準電流源30に与える起動電流を遮断する機能、即ち、基準電流源30に与える起動電流を、その基準電流源30とは異なる経路(例えば、GND端子)へ流すトランジスタであり、ドレイン電極が、ノードN31に接続され、ソース電極が、GND端子に接続され、ゲート電極が、ノードN33を介して基準電流源30内のNMOS33,34のゲート電極に共通に接続されている。
(実施例2の動作)
図6(a)〜(d)は、図5の電源投入時の回路各部の動作を示す波形図である。
時刻t0の電源投入直後は、PMOS51、及びNMOS53がオフしており、PMOS51からNMOS53に流れる電流I10はほぼ0である。電源電圧VDDが上昇し、時刻t1において、PMOS51及びNMOS53の閾値電圧に近づくと、電流I10は徐々に流れ始め、それに伴いノードN31の電圧も上昇する。この電流I10は、NMOS53と54で構成されるカレントミラー回路を介して、基準電流源30内のPMOS31に、その電流I10と同じ大きさの電流がコピーされる。これにより時刻t1とt2の間の起動期間HTにおいて、基準電流源30が起動する。
時刻t2において、基準電流源30が起動すると、NMOS33及び34のゲート電圧が上昇し、このゲート電圧が、ノードN33を介してNMOS55の閾値電圧を超えると、このNMOS55がオンする。これにより、PMOS51からNMOS53へ流れていた起動電流I10が、PMOS51からNMOS55へ流れ、電流I10が流れなくなることで、起動回路50がオフする。
ここで、抵抗52は、起動回路50をオフした後に流れるPMOS51からNMOS55への電流を制限するためのものである。この理由を以下詳細に説明する。
起動回路50にて基準電流源30の起動がかかり、ノードN33が上昇し、NMOS55がオンすることで、NMOS53,54がオフし、起動回路50がオフする。この状態において、NMOS55がオンしているため、PMOS51→NMOS55の電流パスができる。ここで、抵抗52が無い場合、この電流パスに存在する抵抗は、NMOS55のオン抵抗分、及びPMOS51の抵抗分のみとなり、電源電圧VDDが高くなると、その電流パスに比較的大きな電流が定常的に流れる。しかし、抵抗52を挿入することにより、その電流パスに抵抗分が追加されるため、この電流パスに流れる定常的な電流の大きさを小さくすることができる。又、PMOS51のゲート電極・ドレイン電極間に抵抗52を挿入することにより、電流が増加すると、抵抗52での電圧降下が大きくなり、PMOS51のドレイン電極・ソース電極間電圧は抑制される。これにより、PMOS51の電流能力を制限できるため、電源電圧VDDの上昇に伴う電流増加量を抑制することができる。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、起動電流生成部により、電源電圧VDDがあるレベルに達した時に基準電流源30に起動をかけ、NMOS55により、その起動状態を検出(モニタ)し、起動した時に起動回路50をオフするような構成にしている。即ち、NMOS55のゲート電極とNMOS33,34のゲート電極とが接続されているため、基準電流源30に起動がかかると、NMOS33,34のゲート電圧をモニタすると同時に、基準電流源30に起動電流を供給する部分(NMOS53,54)に流れている電流をオフする構成になっている。
これにより、外部からの起動信号を使用せずに、電源投入時に基準電流源30を起動させることができる。しかも、起動期間HTが基準電流源30の状態で決まるので、起動時の消費電力を低くすることができ、且つ、安定した動作が期待できる。
図1に示す実施例1において、基準電流源30が、PMOS及びNMOSがカスコード構造を持つものにおいても適用可能である。この構成例を図7に示す。
図7は、本発明の実施例3における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3は、実施例1の回路にカスコード構造を持たせた場合の回路構成例を示している。カスコード構造とは、図7に示す基準電流源30Aのように、PMOS及びNMOSを2段積み(カスコード接続60,70)とした回路で、実施例1の1段積み(カスコード接続を持たない基準電流源30)に比べ、電源電圧変動の影響を受け難くしたい場合等に使用される。
回路構成としては、例えば、基準電流源30Aにおいて、PMOS31,32に対してPMOS36,37がカスコード接続され、更に、NMOS33,34に対してNMOS38,39がカスコード接続されている。これに対応して、起動回路40Aにおいて、起動信号STによりゲート制御されるNMOS48と、これに対して直列にNMOS49が追加されている。
つまり、起動回路40Aにおいて、NMOS41,42で構成される部分をもう1つ(NMOS48,49の部分)を追加し、基準電流源30Aにおいて、PMOS31,32のカレントミラー回路、NMOS38,39のカレントミラー回路それぞれのゲート電圧を起動時に0Vにすることで起動をかける構成にしている。
回路動作としては、電源電圧VDDの上昇に伴い、起動信号STが上昇し、NMOS41,48がオン、PMOS46がオンする。ノードN21の電圧は、起動時に電源電圧VDDと共に上昇し、NMOS42,49がオンする。これにより、ノードN22,N24が0Vとなり、基準電流源30Aの起動がかかる。基準電流源30Aの動作は、PMOS31,32,36,37がオンすると、VDD端子→PMOS32→PMOS37→NMOS39→NMOS34→GND端子、という経路で電流I12が流れる。この電流I12は、PMOS31,32で構成されるカレントミラー回路、及びNMOS33,34で構成されるカレントミラー回路を介して、VDD端子→PMOS31→PMOS36→NMOS38→NMOS33→抵抗35→GND端子、という経路に電流I12をコピーし、電流I11を流す。
図5に示す実施例2において、基準電流源30が、PMOS及びNMOSがカスコード構造を持つものにおいても適用可能である。この構成例を図8に示す。
図8は、本発明の実施例4における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図であり、実施例2を示す図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4は、実施例2の回路にカスコード構造を持たせた場合の回路構成例が示されている。基準電流源30Aの構成(カスコード接続を適用)は、実施例3の図7と同様である。起動回路50Aの回路構成は、実施例1の図1の起動回路50において、NMOS53,54で構成されるカレントミラー回路部に、同様にカレントミラーを構成するNMOS56を追加している。
起動時に流れる起動電流I10は、NMOS53,54,56で構成されるカレントミラー回路でコピーされることにより、基準電流源30Aの起動がかかる。基準電流源30Aの動作については、実施例3と同様な動作となる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)、(b)のようなものがある。
(a) 実施例2の図5において、PMOS51及びNMOS53の代わりに抵抗、或いはダイオードを用いることができる。又、電流制限用抵抗52は省略可能である。この理由を以下説明する。
実施例2の回路で使用しているPMOS51は、抵抗52を省略した場合、そのゲート電極とドレイン電極を短絡したものであり、通常のゲート電圧でオン/オフを制御するものではなく、ダイオード、或いは抵抗と同様な動作をする。そのため、PMOS51をダイオードに置き換えても動作上の差異は無い。但し、製造プロセスに応じて、MOSトランジスタ・ダイオード・抵抗のどれを使用するかによって必要面積が変わるため、必要面積が最も小さいものを選択することが望ましい。
又、抵抗52の役割は、起動回路50が基準電流源30から切り離された後に現れる電流パス(VDD端子→PMOS51→NMOS55→GND端子)の電流を小さく制限する役割を持っている。そのため、用途上、消費電流がある程度大きく取れるケースや、電源電圧VDDが低く抵抗52が無くても、その電流パスの電流が十分に小さいケースの場合には、省略することが可能である。
(b) 基準電源部30,30A、及び起動回路40,40A,50,50Aは、図示以外のトランジスタ等の素子を使用したり、或いは、他の回路構成に変更しても良い。
本発明の実施例1における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。 先に提案された基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。 図2の電源投入時の回路各部の動作を示す波形図である。 図1の電源投入時の回路各部の動作を示す波形図である。 本発明の実施例2における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。 図5の電源投入時の回路各部の動作を示す波形図である。 本発明の実施例3における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。 本発明の実施例4における基準電流源用の起動回路の構成例を示す概略の回路図である。
符号の説明
30,30A 基準電流源
40,40A,50,50A 起動回路
41,42,43,48,49,53,54,55,56 NMOS
45,46,51 PMOS
52 抵抗

Claims (6)

  1. 電源電圧が印加されて一定の基準電流を出力する基準電流源を起動する起動回路において、
    前記電源電圧と共に立ち上がる起動信号を受けた後、前記基準電流源が起動した起動状態を検出する検出部と、
    前記検出部により前記起動状態が検出されたときには、前記起動回路を停止する停止部と、
    を有することを特徴とする起動回路。
  2. 前記検出部は、前記基準電流源が起動して前記基準電流源に前記基準電流が流れたことを検出するとノードの電圧を低下させる第1のトランジスタにより構成され、
    前記停止部は、前記ノードの電圧低下を受けてオフ状態になって前記基準電流源から切り離される第2のトランジスタを有することを特徴とする請求項1記載の起動回路。
  3. 電源電圧が印加されて一定の基準電流を出力する基準電流源を起動する起動回路において、
    前記電源電圧の立ち上がりにより生じる起動電流を前記基準電流源に与えて前記基準電流源を起動する起動電流生成部と、
    前記基準電流源が起動した起動状態を検出して、前記基準電流源に与える前記起動電流を遮断する遮断部と、
    を有することを特徴とする起動回路。
  4. 前記起動電流生成部は、前記電源電圧の立ち上がりを前記基準電流に変換する電圧/電流変換手段を有し、
    前記遮断部は、前記基準電流源が起動した起動状態を検出すると動作して前記電圧/電流変換手段を流れる前記基準電流を、前記基準電流源とは異なる経路へ流すトランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項3記載の起動回路。
  5. 前記電圧/電流変換手段は、前記電源電圧が印加されるトランジスタを有することを特徴とする請求項4記載の起動回路。
  6. 前記電圧/電流変換手段は、前記電源電圧が印加されるトランジスタと、前記トランジスタに直列に接続された電流抑制用の抵抗素子とを有することを特徴とする請求項4記載の起動回路。
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