JP2017059056A - 基準電流源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相補償容量が付加される基準電流源回路の起動時間を短縮する。【解決手段】定電流回路10は、電源ライン102および接地ライン104の一方である第1ライン側に設けられ、第1電流I1を生成する第1トランジスタM1および第2電流I2を生成する第2トランジスタI2を有する電流源と、電源ライン102および接地ライン104の他方である第2ライン側に設けられ、第1電流I1および第2電流I2を所定比率に安定化するカレントミラー回路18と、を含む。位相補償用のキャパシタC1は、定電流回路10と接続される。起動回路20は起動時に、キャパシタC1と定電流回路10との接続ノードN1に起動電流ISを供給する。【選択図】図2

Description

本発明は、基準電流源回路に関する。
一般的に半導体集積回路は、電源電圧等に依存しない一定の基準電流を生成する基準電流源回路を備え、この基準電流がコピーされて、半導体集積回路内のさまざまな回路ブロックにバイアス電流として分配される。
図1は、本発明者らが検討した基準電流源回路100rの回路図である。基準電流源回路100rは、主として定電流回路10rおよび起動回路20rを備える。なお図1の基準電流源回路100rを公知技術と認定してはならない。
定電流回路10rは、トランジスタM201〜M206、抵抗R201、およびキャパシタC201を含む。トランジスタM204〜M206はPチャンネルMOSFETであり、ゲート同士、ソース同士が共通に接続され、カレントミラーを構成している。
またトランジスタM201,M202はNPN型バイポーラトランジスタであり、ベース同士が共通に接続され、カレントミラーを構成している。抵抗R201はトランジスタM201のエミッタと接地の間に挿入され、逆ワイドラーカレントミラー回路(逆ワイドラー電流源)を構成している。
トランジスタM203のゲートはトランジスタM202のコレクタと接続される。キャパシタC201は、位相補償を目的としてトランジスタM203のゲート、トランジスタM202のコレクタに接続される。トランジスタM203に流れる電流が、トランジスタM206とM208のペアであるカレントミラーによってコピーされ、基準電流IREFとして他の回路に供給される。
一般に定電流回路10rは、複数の安定動作点を有しており、そのひとつは電流がゼロの状態である。基準電流源回路100rの起動時には、定電流回路10rを、電流が非ゼロの通常の安定動作点に遷移させる必要があり、そのために起動回路20rが設けられる。起動回路20rは、トランジスタM211〜M215および抵抗R203を含む。
またトランジスタM31〜M35およびインバータ42は、シャットダウン回路40rを構成する。シャットダウン回路40rのトランジスタは、シャットダウン信号SHTDNがアサート(たとえばハイレベル)の間、定電流回路10rおよび起動回路20rの電流経路を遮断するように配置される。
電源電圧VDDの立ち上げ前、あるいはシャットダウン信号SHTDNがアサートされるシャットダウン状態の間、基準電流源回路100rのトランジスタM203のゲート電圧は接地電圧(0V)まで低下している。
電源電圧VDDの立ち上げによる起動時の動作を説明する。電源電圧VDDが立ち上がると、抵抗R203に電源電圧VDDが印加され、抵抗R203およびトランジスタM211を含む経路に、電流Iが流れ始める。電流Iは、トランジスタM211,M212が構成するカレントミラーにより定数倍され、起動電流Iが流れる。
この起動電流Iが、定電流回路10rのトランジスタM206に流れ、トランジスタM204,M205に電流IB1,IB2が流れ始める。その結果、定電流回路10rが活性化され、やがて安定動作点に移行する。
定電流回路10rが活性化されると、起動回路20rのトランジスタM213にも電流Iが流れる。カレントミラーM214,M215は、電流Iを定数倍して電流Iを生成する。定電流回路10rの安定動作状態において、I>Iとなるようにトランジスタのサイズ比が決定されており、したがって定電流回路10rの起動完了とともに、カレントミラーM211,M212が停止し、電流IおよびIがゼロとなり、起動シーケンスが終了する。シャットダウン状態からの復帰起動についても同様である。
特開2001−344028号公報 特開2006−133869号公報
本発明者らは、図1の基準電流源回路100rの起動について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
定電流回路10rが活性化されるには、トランジスタM203がオン状態でなければならず、そのためにはトランジスタM203のゲート電圧Vを上昇させる必要がある。定電流回路10rを活性化する過程において、電流IがトランジスタM206に流れると、それに比例した電流IB2がトランジスタM203のゲートに供給され、キャパシタC201が充電され、ゲート電圧Vが上昇する。
一般的に、基準電流源回路100rに流れる電流は、消費電力を小さくするために微小であり、位相補償キャパシタC201への充電電流IB2も小さい。このことが位相補償キャパシタC201の電圧、つまりゲート電圧Vの立ち上がりを遅くし、基準電流源回路100rの起動時間が長くなる原因となる。
なお、以上の考察を当業者の一般的な認識としてとらえてはならない。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、位相補償容量が付加される基準電流源回路の起動時間の短縮にある。
本発明のある態様は基準電流源回路に関する。基準電流源回路は、電源ラインおよび接地ラインの一方である第1ライン側に設けられる電流源と、電源ラインおよび接地ラインの他方である第2ライン側に設けられるカレントミラー回路と、を含む定電流回路と、定電流回路と接続される位相補償用のキャパシタと、起動時に、キャパシタと定電流回路との接続ノードに起動電流を供給する起動回路と、を備える。
この態様によると、起動回路が生成する起動電流を、定電流回路のカレントミラー回路や電流源に供給する代わりに、あるいはそれに加えて、位相補償用のキャパシタの接続ノードに供給することで、キャパシタを直接充電することができ、短時間で定電流回路を起動することが可能となる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、基準電流源回路の起動時間を短縮できる。
本発明者らが検討した基準電流源回路の回路図である。 実施の形態に係る基準電流源回路のブロック図である。 第1実施例に係る基準電流源回路の回路図である。 図4(a)、(b)は、図3の基準電流源回路の電源起動時の動作波形図である。 図3の基準電流源回路の変形例を示す回路図である。 第2実施例に係る基準電流源回路の回路図である。 図7は、図6の基準電流源回路の電源起動時の動作波形図である。 第3実施例に係る基準電流源回路の回路図である。 図8の基準電流源回路の電源起動時の動作波形図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る基準電流源回路100のブロック図である。基準電流源回路100は、定電流回路10、キャパシタC1、起動回路20および出力回路30を備える。定電流回路10は、電流源12およびカレントミラー回路18を含む。電流源12は、電源ライン102および接地ライン104の一方(図2では接地ライン104)である第1ライン側に設けられる。電流源12は、第1電流Iを生成する第1トランジスタ14、第2電流Iを生成する第2トランジスタ16を有するカレントミラーを利用して構成されるのが一般的である。
カレントミラー回路18は、電源ライン102および接地ライン104の他方(図2では電源ライン102)である第2ライン側に設けられ、第1電流Iおよび第2電流Iを所定比率(ミラー比K)に安定化する。
定電流回路10の基本構成および原理は、たとえばBehzad Razavi著の「Design of Analog CMOS Integrated Circuits」の第11章あるいはP. R. Gray著の「Analysis and Design of Analog Integrated Circuits」の第4.4章に記載されている。当業者によれば、定電流回路10には様々な構成例が存在しうることが理解され、本発明の適用は、定電流回路10に関して特定の回路形式に限定されない。
出力回路30は、電流源12あるいはカレントミラー回路18に流れる電流I,Iに比例した基準電流IREFを生成し、図示しない回路ブロックに供給する。たとえば出力回路30は、電流源12に流れる電流に比例した基準電流IREFaが流れるように接続される出力トランジスタM0aを含んでもよいし、あるいはカレントミラー回路18に流れる電流に比例した基準電流IREFbが流れるように接続される出力トランジスタM0bを含んでもよい。出力回路30の構成に関しても、本発明は特に限定されない。
キャパシタC1は、位相補償を目的として定電流回路10と接続される。キャパシタC1は、定電流回路10のフィードバックループを安定させることが可能な箇所に接続すればよく、定電流回路10の回路形式に応じて適切に選ぶことができる。また後述するように位相補償用のキャパシタは、複数個、設けてもよい。
起動回路20は、基準電流源回路100の起動時に、キャパシタC1と定電流回路10との接続ノードN1に起動電流Iを供給する。
図1の基準電流源回路100rにおいては、起動時に起動回路20rが生成する起動電流Iは、定電流回路10rの上側のカレントミラーM204〜M206に供給されていた。これに対して本実施の形態では、起動電流Iは、位相補償用のキャパシタC1と電流源12との接続ノードN1に供給される。これにより起動電流IによってキャパシタC1を直接充電することができ、短時間で定電流回路10を起動することが可能となる。
図2において、天地を反転してもよく、すなわち定電流回路10を電源ライン102側に、カレントミラー回路18を接地ライン104側に配置してもよい。この場合、NPNとPNPを入れかえ、NチャンネルとPチャンネルを入れかえればよい。
以上が基準電流源回路100の基本構成および原理である。本発明は、図2のブロック図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な実施例を説明する。
(第1実施例)
図3は、第1実施例に係る基準電流源回路100aの回路図である。電流源12aは、第1トランジスタM1〜第3トランジスタM3および第1抵抗R1を含む。第1トランジスタM1および第2トランジスタM2はNPN型バイポーラトランジスタであり、図2の第1トランジスタ14および第2トランジスタ16に相当する。第1トランジスタM1のコレクタとベースは結線される。第2トランジスタM2のベースは第1トランジスタM1のベースと接続され、そのエミッタは接地ライン104と接続される。
第1抵抗R1は、第1トランジスタM1のエミッタと接地ライン104の間に挿入されている。第1トランジスタM1、第2トランジスタM2および第1抵抗R1はいわゆる逆ワイドラーカレントミラー(逆ワイドラー電流源)である。
なお第1抵抗R1は、第2トランジスタM2のエミッタと接地ライン104の間に挿入されてもよく、この場合、第1トランジスタM1、第2トランジスタM2および第1抵抗R1はいわゆるワイドラーカレントミラーである。第1トランジスタM1および第2トランジスタM2には、それらのサイズ比および第1抵抗R1の抵抗値に応じた電流I,Iが流れる。
第3トランジスタM3はNチャンネルMOSFETであり、そのゲートは、第2トランジスタM2のコレクタと接続され、そのソースは接地ライン104と接続される。第3トランジスタM3には第3電流Iが流れる。
カレントミラー回路18aは、第4トランジスタM4〜第6トランジスタM6を含む。第4トランジスタM4〜第6トランジスタM6は、PチャンネルMOSFETであり、それらのソースは電源ライン102と接続され、それらのゲートは共通に接続される。また第6トランジスタM6のゲートとドレインは接続される。
カレントミラー回路18aは、第1電流Iおよび第2電流Iそれぞれを第3電流Iに比例した電流に安定化する。トランジスタM4、M5、M6のサイズ比をK:K:Kとすると、第1電流I、第2電流Iはそれぞれ、帰還により、
=I×K/K
=I×K/K
を満たすように安定化され、したがってI:IはK:Kに安定化される。
なお第4トランジスタM4〜第6トランジスタM6は、PNP型バイポーラトランジスタで構成してもよい。
キャパシタC1は、第3トランジスタM3のゲートと接地ライン104の間に設けられる。つまり図3の基準電流源回路100aにおいては、第3トランジスタM3のゲート(第2トランジスタM2のコレクタ)が、図2の接続ノードN1に相当する。
起動回路20aは、主として第7トランジスタM7、第8トランジスタM8および第2抵抗R2を含む。第7トランジスタM7および第2抵抗R2は、電源ライン102と接地ライン104の間に直列に設けられる。第8トランジスタM8は、第7トランジスタM7とともにカレントミラー22を形成するように接続される。第3抵抗R3は、第7トランジスタM7のゲートとドレインの間に設けられる。なお第3抵抗R3は省略してもよい。起動回路20aは、起動時において、第8トランジスタM8に流れる電流IM8を、起動電流IとしてキャパシタC1に供給する。
第7トランジスタM7のゲートソース間しきい値電圧をVGS(TH)とすると、基準電流源回路100aの起動時において第7トランジスタM7および第2抵抗R2を含む経路には、電流IM7が流れる。
M7=(VDD−VGS(TH))/R2
このとき第8トランジスタM8には、電流IM8が流れる。
M8=K×IM7
Kは、カレントミラー22のミラー比である。
起動回路20aはさらに、第9トランジスタM9および遮断回路24を含む。第9トランジスタM9は、第1電流I、第2電流Iに比例した電流IM9が流れるように、電流源12と接続される。具体的には第9トランジスタM9はNPN型バイポーラトランジスタであり、そのエミッタは接地ライン104と接続され、そのベースは第1トランジスタM1および第2トランジスタM2のベースと接続される。
遮断回路24は、第9トランジスタM9に流れる電流IM9が増加すると、第7トランジスタM7をオフする。たとえば遮断回路24は、PチャンネルMOSFETの第10トランジスタM10および第11トランジスタM11を含みうる。第10トランジスタM10は、第9トランジスタM9と電源ライン102の間に設けられ、その制御端子(ゲート)とその一端(ドレイン)が接続される。第11トランジスタM11の制御端子(ゲート)は第10トランジスタM10のゲートと接続され、その一端(ドレイン)が第7トランジスタM7の制御端子(ゲート)と接続され、その他端(ソース)が電源ライン102と接続される。
出力回路30aは、出力トランジスタM0aを含む。出力トランジスタM0aは、第1電流I〜第3電流Iに比例する基準電流IREFが流れるように、カレントミラー回路18aと接続される。具体的には出力トランジスタM0aは、カレントミラー回路18aと同型のトランジスタ、つまりPチャンネルMOSFETであり、そのソースが、第4トランジスタM4〜第6トランジスタM6のソースと同様に電源ライン102と接続され、そのゲートが、第4トランジスタM4〜第6トランジスタM6のゲートと接続される。
出力回路30aは、NチャンネルMOSFETの出力トランジスタM0bを含んでもよい。出力トランジスタM0bは、第3電流Iに比例した電流IREFが流れるように、第3トランジスタM3とともにカレントミラーを形成するように接続されてもよい。
以上が基準電流源回路100aの構成である。続いてその動作を説明する。図4(a)、(b)は、図3の基準電流源回路100aの電源起動時の動作波形図(シミュレーション結果)である。図4(a)は基準電流IREFを、図4(b)は、キャパシタC1の電圧VC1を示す。また図4(a)、(b)それぞれの波形(i) は、図3の基準電流源回路100aの動作を示している。また比較のために、図1の基準電流源回路100rの動作波形(ii)を示す。
基準電流源回路100aの利点を明確とするために、初めに波形(ii)を参照して図1の基準電流源回路100rの動作を説明する。時刻t=10μsに電源が投入される。起動回路20rによって起動電流Iが生成され、それが第6トランジスタM206に流れると、それに比例した電流IB2が第5トランジスタM205に流れ、キャパシタC1が充電される。この電流IB2は微小であり、したがって図4(b)に示すように、図1の基準電流源回路100rでは、電源投入後、キャパシタC1の電圧VC1は遅い速度で緩やかに上昇し、充電時間75μsの経過後に、ゲート電圧VC1がトランジスタM16のゲートソース間しきい値電圧VGS(TH)を超え、0.9V付近の安定点に到達する。そして図4(a)に示すように時刻t=87μsにおいて、基準電流IREFが設計値である450nAに達する。したがって基準電流源回路100rの起動時間は、77μsとなる。
続いて波形(i)を参照し、図3の基準電流源回路100aの動作を説明する。時刻t=10μsに電源が投入されると、第7トランジスタM7および抵抗R2を含む経路に電流IM7が流れはじめ、第8トランジスタM8によってコピーされた起動電流Iが直接、キャパシタC1に供給される。その結果、図4(b)に示すように電圧VC1は3.6μsという非常に短い時間で0.9V付近の安定点まで上昇する。そして図4(a)に示すように時刻t=13.9μsにおいて、基準電流IREFが設計値である450nAに達する。したがって基準電流源回路100の起動時間は、3.9μsとなる。
基準電流IREFが設計値に到達すると、第9トランジスタM9の電流IM9が大きくなり、第11トランジスタM11の電流IM11が増加する。これにより第2抵抗R2の電圧降下が増大し、第7トランジスタM7のゲート電圧が上昇し、第7トランジスタM7がターンオフし、起動電流Iが停止する。
このように、図3の基準電流源回路100aによれば、図1の基準電流源回路100rに比べて起動時間を1/20倍程度に短縮することができる。
図3において、トランジスタM1,M2,M9を、NチャンネルMOSFETで構成してもよい。あるいはトランジスタM4〜M6を、PNP型バイポーラトランジスタで構成してもよい。
図5は、図3の基準電流源回路100aの変形例を示す回路図である。図5の基準電流源回路100bは、図3の基準電流源回路100aに加えて、シャットダウン回路40をさらに備える。シャットダウン回路40は、シャットダウン信号SHTDNを受け、シャットダウン信号SHTDNがアサート(ハイレベル)されるシャットダウン状態の間、基準電流源回路100の少なくともひとつの電流経路を遮断する。
たとえばシャットダウン回路40は、トランジスタM101〜M106およびインバータ42を含む。インバータ42は、シャットダウン信号SHTDNを反転する。トランジスタM101は、第2トランジスタM2と並列に接続され、ゲートにシャットダウン信号SHTDNが入力され、シャットダウン状態においてオンとなる。トランジスタM102は、第3電流Iの経路上に設けられ、ゲートに反転シャットダウン信号#SHTDNが入力され、シャットダウン状態においてオフとなる。トランジスタM103は、トランジスタM4,M5のゲートソース間に設けられ、ゲートに反転シャットダウン信号#SHTDNが入力され、シャットダウン状態においてオンとなる。トランジスタM104は、第1トランジスタM1のコレクタと接地ライン104の間に設けられ、ゲートにシャットダウン信号SHTDNが入力され、シャットダウン状態においてオンとなる。トランジスタM105は電流IM7およびIM8の経路上に設けられ、ゲートに反転シャットダウン信号#SHTDNが入力され、シャットダウン状態においてオフとなる。トランジスタM106は、トランジスタM10,M11のゲートソース間に設けられ、ゲートに反転シャットダウン信号#SHTDNが入力され、シャットダウン状態においてオンとなる。
この変形例によれば、電源電圧VDDの投入後において、シャットダウン信号SHTDNに応じて、基準電流源回路100bの動作、非動作を切り替えることが可能となる。したがって基準電流源回路100bを用いた回路システムのスタンバイ状態(あるいはシャットダウン状態)においては、シャットダウン信号SHTDNをアサートすることで、基準電流源回路100bを停止し、基準電流IREFの供給先の回路を停止し、消費電流を低減できる。
そして、シャットダウン信号SHTDNがネゲートされ、シャットダウン状態から通常の動作状態に復帰する際には、起動回路20bによって位相補償用のキャパシタC1を急速に充電することができ、短時間で基準電流源回路100bを動作状態に復帰させることができる。
(第2実施例)
図6は、第2実施例に係る基準電流源回路100cの回路図である。第2実施例では、電流源12cが電源ライン102側に配置され、カレントミラー回路18cが接地ライン104側に配置されている。
電流源12cは、トランジスタM1,M1,M2,M2および抵抗Raを含むセルフバイアスカスコード型の第1カレントミラー13と、第4抵抗R4を備える。第1カレントミラー13と第4抵抗R4の組み合わせは、ワイドラーカレントミラー(ワイドラー電流源)を、カスコード型に変更した回路と把握できる。トランジスタM1,M1は、図2の第1トランジスタ14に相当し、トランジスタM2,M2は、図2の第2トランジスタ16に相当する。電流源12cは、トランジスタM1,M2のサイズの比および抵抗Raに応じた第1電流Iおよび第2電流Iを生成する。
カレントミラー回路18cは、セルフバイアスカスコード型の第2カレントミラー19を含む。第2カレントミラー19は、トランジスタM3,M3,M4,M4および抵抗Rbを含み、第1カレントミラー13と天地対称に構成される。
出力回路30cは、第1出力トランジスタM0、第2出力トランジスタM0、カレントミラー32を含む。出力トランジスタM0,M0は、カレントミラー回路18cと接続され、第1電流I,第2電流Iに比例する電流Iを生成する。カレントミラー32は、電流Iを折り返し、図示しない回路ブロックに基準電流IREFを供給する。
定電流回路10cには、位相補償のために4個のキャパシタC11〜C14が接続される。起動回路20cは、キャパシタC11〜C14のうち、第2出力トランジスタM0のゲートに接続されるキャパシタC11に起動電流IS1を供給する。
起動回路20cの基本構成は、図3の起動回路20と同様であり、主として第7トランジスタM7、第8トランジスタM8、第2抵抗R2、第3抵抗R3を備える。第8トランジスタM8に流れる電流IM8は、第1起動電流IS1として、キャパシタC11と定電流回路10cの接続ノードN1に供給される。第9トランジスタM9および遮断回路24については、図3と同様である。
図6の起動回路20cは、第12トランジスタM12および第3カレントミラー26をさらに備える。第12トランジスタM12は第7トランジスタM7、第8トランジスタM8とともにカレントミラー22を形成するように接続される。第3カレントミラー26は、第12トランジスタM12の電流IM12を折り返して第2起動電流IS2を生成し、第1カレントミラー13に供給する。
以上が基準電流源回路100cの構成である。続いてその動作を説明する。図7は、図6の基準電流源回路100cの電源起動時の動作波形図(シミュレーション結果)である。波形(i) は、図6の基準電流源回路100cの動作を示している。また比較のために、第1起動電流IS1をキャパシタC11に供給しないときの動作波形(ii)を示す。
時刻t=10μsに電源が投入される。波形(ii)を参照すると、第1起動電流IS1をキャパシタC11に供給しない場合、キャパシタC11は、第2トランジスタ16からの電流によって充電されることとなるが、この電流は微小であるため、キャパシタC11の電圧VC11は緩やかに上昇し、時刻t=24.1μsにおいて基準電流IREFが設計値である450nAに達する。したがってこのときの起動時間は、14.1μsとなる。
続いて波形(i)を参照し、図6の基準電流源回路100cの動作を説明する。時刻t=10μsに電源が投入されると、第7トランジスタM7および抵抗R2を含む経路に電流IM7が流れはじめ、第8トランジスタM8によってコピーされた起動電流IS1が直接、キャパシタC11に供給される。その結果、出力トランジスタM0のゲート電圧が急速に上昇する。またキャパシタC12は抵抗Rbを介してキャパシタC11と接続されるため、電圧VC11の上昇にともない、キャパシタC12の電圧VC12も急速に立ち上がる。そして時刻t=11.5μsにおいて基準電流IREFが設計値である450nAに達する。したがってこのときの起動時間は、1.5μsとなる。このように図6の基準電流源回路100cによれば、起動時間を短縮できる。
(第3実施例)
図8は、第3実施例に係る基準電流源回路100dの回路図である。第3実施例では、電流源12dが接地ライン104側に配置され、カレントミラー回路18dが電源ライン102側に配置されている。
電流源12dは、NチャンネルMOSFETの第1トランジスタM1、第2トランジスタM2および第5抵抗R5を含む。この電流源12dは、永田カレントミラーとして知られる。電流源12dは、第1トランジスタM1と第2トランジスタM2のサイズ比および第5抵抗R5の抵抗値に応じた電流I,Iを生成する。
カレントミラー回路18dは第13トランジスタM13および第14トランジスタM14を含む。出力回路30dは、カレントミラー回路18dに接続され、第1電流I、第2電流Iに比例した基準電流IREFを生成する出力トランジスタM0を含む。起動回路20dの構成は、図6の起動回路20cと同様である。
位相補償用のキャパシタC21は、第1トランジスタM1のゲートと接続される。起動回路20dは、キャパシタC21に第1起動電流IS1を供給し、第2起動電流IS2を、カレントミラー回路18dに供給する。
図9は、図8の基準電流源回路100dの電源起動時の動作波形図(シミュレーション結果)である。波形(i) は、図8の基準電流源回路100dの動作を示している。また比較のために、第1起動電流IS1をキャパシタC21に供給しないときの動作波形(ii)を示す。
時刻t=10μsに電源が投入される。波形(ii)を参照すると、第1起動電流IS1をキャパシタC21に供給しない場合、キャパシタC21は、トランジスタM13からの電流によって充電されることとなるが、この電流は微小であるため、キャパシタC21の電圧VC21は緩やかに上昇する。電圧VC21が第1トランジスタM1のゲートソース間しきい値電圧を超えると、第1電流Iおよび第2電流Iが流れはじめ、時刻t=11.9μsにおいて基準電流IREFが設計値である26μAに達する。したがってこのときの起動時間は、1.9μsとなる。
続いて波形(i)を参照し、図8の基準電流源回路100dの動作を説明する。時刻t=10μsに電源が投入されると、第7トランジスタM7および抵抗R2を含む経路に電流IM7が流れはじめ、第8トランジスタM8によってコピーされた起動電流IS1が直接、キャパシタC21に供給される。その結果、第1トランジスタMのゲート電圧が急速に上昇し、第1電流Iが増加し、その結果、第2トランジスタM2のゲート電圧も増大し、第2電流Iも増加する。そして時刻t=10.56μsにおいて基準電流IREFが設計値である26μAに達する。したがってこのときの起動時間は、0.56μsとなる。このように図8の基準電流源回路100dによれば、起動時間を短縮できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
図3の基準電流源回路100aにおいて、電流源12aを電源ライン102側に、カレントミラー回路18aを接地ライン104側に配置してもよい。この場合、PチャンネルSMOSFETをNチャンネルMOSFETに、NPN型バイポーラトランジスタをPNP型バイポーラトランジスタに置換すればよい。またあわせて起動回路20aの天地を反転してもよい。
図6の基準電流源回路100cにおいて、電流源12cを接地ライン104側に、カレントミラー回路18cを電源ライン102側に配置してもよい。この場合、PチャンネルSMOSFETをNチャンネルMOSFETに、NチャンネルMOSFETをPチャンネルMOSFETに置換すればよい。またあわせて起動回路20cの天地を反転してもよい。
図8の基準電流源回路100dにおいて、電流源12dを電源ライン102側に、カレントミラー回路18dを接地ライン104側に配置してもよい。この場合、PチャンネルSMOSFETをNチャンネルMOSFETに、NチャンネルMOSFETをPチャンネルMOSFETに置換すればよい。またあわせて起動回路20dの天地を反転してもよい。
図3、図6、図8の基準電流源回路100に関して、図5の基準電流源回路100bと同様に出力回路30を追加してもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…基準電流源回路、102…電源ライン、104…接地ライン、10…定電流回路、12…電流源、13…第1カレントミラー、14…第1トランジスタ、16…第2トランジスタ、18…カレントミラー回路、19…第2カレントミラー、20…起動回路、22…カレントミラー、24…遮断回路、26…第3カレントミラー、30…出力回路、32…カレントミラー、40…シャットダウン回路、C1…キャパシタ、M0…出力トランジスタ、M1…第1トランジスタ、M2…第2トランジスタ、M3…第3トランジスタ、M4…第4トランジスタ、M5…第5トランジスタ、M6…第6トランジスタ、M7…第7トランジスタ、M8…第8トランジスタ、M9…第9トランジスタ、M10…第10トランジスタ、M11…第11トランジスタ、M12…第12トランジスタ、M13…第13トランジスタ、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、R3…第3抵抗、R4…第4抵抗、R5…第5抵抗。

Claims (13)

  1. 電源ラインおよび接地ラインの一方である第1ライン側に設けられる電流源と、前記電源ラインおよび前記接地ラインの他方である第2ライン側に設けられるカレントミラー回路と、を含む定電流回路と、
    前記定電流回路と接続される位相補償用のキャパシタと、
    起動時に、前記キャパシタと前記定電流回路との接続ノードに起動電流を供給する起動回路と、
    を備えることを特徴とする基準電流源回路。
  2. 前記電流源は、
    入力側の第1トランジスタ、出力側の第2トランジスタおよび第1抵抗を含む逆ワイドラーカレントミラーと、
    その制御端子が前記第2トランジスタのコレクタ/ドレインと接続され、その一端が前記第1ラインと接続される第3トランジスタと、
    を含み、
    前記基準電流源回路は、前記第3トランジスタに流れる電流に比例した基準電流を出力することを特徴とする請求項1に記載の基準電流源回路。
  3. 前記カレントミラー回路は、
    その一端が前記第2ラインと接続され、前記第1トランジスタと同一の電流経路上に設けられた第4トランジスタと、
    その一端が前記第2ラインと接続され、前記第2トランジスタと同一の電流経路上に設けられた第5トランジスタと、
    その一端が前記第2ラインと接続され、前記第3トランジスタと同一の電流経路上に設けられた第6トランジスタと、
    を含み、前記第4トランジスタから前記第6トランジスタは同型であり、前記第4トランジスタから前記第6トランジスタそれぞれの制御端子が共通に接続され、またそれらの制御端子が前記第6トランジスタと前記第3トランジスタの接続ノードと接続されており、
    前記キャパシタは、前記第3トランジスタのゲートと接地ラインの間に設けられることを特徴とする請求項2に記載の基準電流源回路。
  4. 前記起動回路は、
    前記電源ラインと前記接地ラインの間に直列に設けられた第2抵抗および第7トランジスタと、
    前記第7トランジスタとカレントミラーを形成するように接続される第8トランジスタと、
    を含み、前記第8トランジスタに流れる電流を、前記キャパシタに供給することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の基準電流源回路。
  5. 前記起動回路は、前記第7トランジスタと前記第2抵抗の間に設けられた第3抵抗をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の基準電流源回路。
  6. 前記起動回路は、
    前記電流源または前記カレントミラー回路に流れる電流に比例した電流が流れるように前記電流源または前記カレントミラー回路に接続される第9トランジスタと、
    前記第9トランジスタに流れる電流が増加すると、前記第7トランジスタをオフする遮断回路と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4または5に記載の基準電流源回路。
  7. 前記遮断回路は、
    前記第9トランジスタと前記電源ラインの間に設けられ、その制御端子とその一端が接続される第10トランジスタと、
    その制御端子が前記第10トランジスタの制御端子と接続され、その一端が前記第7トランジスタの制御端子と接続され、その他端が前記電源ラインと接続される第11トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の基準電流源回路。
  8. 前記電流源は、ワイドラーカレントミラーまたは逆ワイドラーカレントミラーを含むことを特徴とする請求項1に記載の基準電流源回路。
  9. 前記ワイドラーカレントミラーまたは前記逆ワイドラーカレントミラーは、カスコード型であることを特徴とする請求項8に記載の基準電流源回路。
  10. 前記カレントミラー回路は、カスコード型であり、
    前記基準電流源回路は、前記カレントミラー回路と接続される第1出力トランジスタおよび第2出力トランジスタを含む出力回路をさらに備え、
    前記キャパシタは、前記第2出力トランジスタの制御端子に接続されることを特徴とする請求項8または9に記載の基準電流源回路。
  11. 前記電流源は、永田カレントミラーを含み、
    前記キャパシタは、前記永田カレントミラーに接続されることを特徴とする請求項1に記載の基準電流源回路。
  12. シャットダウン信号を受け、前記シャットダウン信号がアサートされる間、前記基準電流源回路の少なくともひとつの電流経路を遮断するシャットダウン回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の基準電流源回路。
  13. そのベースおよびコレクタが接続されるNPN型バイポーラトランジスタの第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのエミッタと接地の間に設けられる第1抵抗と、
    そのベースが前記第1トランジスタのベースと接続され、そのエミッタが接地されるNPN型バイポーラトランジスタの第2トランジスタと、
    そのソースが接地され、そのゲートが前記第2トランジスタのコレクタと接続されるNチャンネルMOSFETの第3トランジスタと、
    そのソースが電源ラインと接続され、そのドレインが前記第1トランジスタのコレクタと接続されるPチャンネルMOSFETの第4トランジスタと、
    そのソースが前記電源ラインと接続され、そのドレインが前記第2トランジスタのコレクタと接続されるPチャンネルMOSFETの第5トランジスタと、
    そのソースが前記電源ラインと接続され、そのゲートおよびそのドレインが、前記第3トランジスタのドレインならびに前記第4トランジスタおよび前記第5トランジスタのゲートと接続されるPチャンネルMOSFETの第6トランジスタと、
    前記第2トランジスタのコレクタと接続されるキャパシタと、
    一端が接地される第2抵抗と、
    そのソースが前記電源ラインと接続され、そのゲートが前記第2抵抗の他端と接続されるPチャンネルMOSFETの第7トランジスタと、
    前記第7トランジスタのゲートとドレインの間に設けられる第3抵抗と、
    そのソースが前記電源ラインと接続され、そのゲートが前記第7トランジスタのドレインと接続され、そのドレインが前記キャパシタと接続されるPチャンネルMOSFETの第8トランジスタと、
    そのエミッタが接地され、そのベースが前記第1トランジスタのベースと接続されるNPN型バイポーラトランジスタの第9トランジスタと、
    そのソースが前記電源ラインと接続され、そのゲートおよびそのソースが前記第9トランジスタのコレクタと接続されるPチャンネルMOSFETの第10トランジスタと、
    そのソースが前記電源ラインと接続され、そのゲートが前記第10トランジスタのゲートと接続され、そのドレインが前記第2抵抗の前記他端と接続されるPチャンネルMOSFETの第11トランジスタと、
    を備えることを特徴とする基準電流源回路。
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