JP2008051327A - 伝動ベルトおよび伝動ベルトの組付装置および組付方法ならびに製造方法 - Google Patents

伝動ベルトおよび伝動ベルトの組付装置および組付方法ならびに製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のリングとエレメントとの組み付けを容易にし、生産性を向上させることができる伝動ベルトおよびその組付装置ならびにその組付方法を提供すること。
【解決手段】複数の無端環状のリング8を並列して収容する凹部7が形成されるとともに、その凹部7における左右の内側面の開口端側に前記複数のリング8をそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部9が形成された多数のエレメント1を、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメント1の列における前記両突起部9の内周側に前記複数のリング8をそれぞれ挿入し係合させて組み付けた伝動ベルトVにおいて、互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態の前記複数のリング8における隣接するリング(8a,8b)同士の相対移動を規制するリング保持部材8cを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、板片状の多数のエレメントを互いに対面させて環状に配置し、それらのエレメントを無端環状のリングに組み付けることにより環状に結束して構成した伝動ベルトおよびその組付装置ならびにその組付方法に関するものである。
一般に、複数の回転部材同士の間で動力の伝達を行う場合に用いる変速機として、変速比を段階的に変化させることができる有段変速機と、変速比を連続してすなわち無段階に変化させることができる無段変速機とがあり、後者の無段変速機としてはベルト式無段変速機およびトロイダル式無段変速機などが知られている。このうち、ベルト式無段変速機は、駆動側プーリおよび従動側プーリの2組のプーリと、それらのプーリに巻き掛けられる伝動ベルトとを使用して変速比を無段階に変化させる変速機である。そのようなベルト式無段変速機に用いられる伝動ベルトとして、例えば、エレメントあるいはブロックなどと称される多数の板片をその板厚方向に互いに重ね合わせて環状に配列するとともに、それらの板片をリングあるいはバンドあるいはキャリアなどと称される環状の帯状体で環状に結束することにより、無端環状に形成されたベルトが知られている。
このような伝動ベルトが、駆動側および従動側の2組のプーリに巻き掛けられた状態で駆動側プーリが駆動されると、エレメントには、エレメントと駆動側プーリとの接触部分の摩擦力、および、駆動側プーリのトルクに応じて駆動側プーリからエレメントに対して加えられるエレメントの積層方向、すなわちエレメントの厚さ方向の圧縮力が作用する。そして、駆動側プーリに接触しているエレメントに伝達された圧縮力は、プーリに巻き掛けられていないエレメントを経由して、従動側プーリに接触しているエレメントに伝達される。この従動側プーリに接触しているエレメントに圧縮力が伝達されると、そのエレメントと従動側プーリとの接触部分の摩擦力、および伝達された圧縮力に応じて従動側プーリを回転させようとするトルクが発生する。このようにして、駆動側プーリと従動側プーリとの間で、伝動ベルトを介して動力伝達がおこなわれる。
上記のような伝動ベルトの一例として、自動車や農機の主駆動や補機駆動のベルト無段変速に用いられるベルトであって、センターベルトと耐側圧を補強するブロックとからなる「高負荷伝動ベルト」に関する発明が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されている伝動ベルトは、上端に係止部を有している2本のベルト側部、およびそれらを下端で連結する連結部材により形成されたブロック(エレメント)と、そのエレメントの両係止部の間に開口している嵌合溝に、両係止部によってエレメントから外れないように嵌め込まれている2列の無端キャリア(リング)とによって構成されている。また、エレメントの2本のベルト側部の前後面には、それぞれ凸部と凹部とが設けられていて、前後のエレメント同士の間でそれら凸部と凹部とが嵌り合うことにより、エレメントがベルト走行中でも整列するようになっている。
また、特許文献2には、駆動プーリと被動プーリとの環状溝間に巻き掛けられる1列の無端帯状の金属製のバンド(リング)と、プーリの環状溝と接するボディ部、およびボディ部に立設された相対向する一対のピラー部、および各ピラー部の先端に設けられた各係合突起(係止部)間に設けられたバンド挿入開口部(凹部)により形成された多数の金属製のエレメントと、リングよりやや幅広でかつ無端帯状をなす金属製の脱落防止体とによって構成された「金属ベルト用エレメントおよび金属ベルト」に関する発明が記載されている。
特開2000−249195号公報 特開2001−193796号公報
上記の特許文献1に記載されている伝動ベルトは、エレメントの両端のベルト側部に、2列のリングをエレメントにそれぞれ係止もしくは係合する係止部が形成されている。このような伝動ベルトにおいては、リングとエレメントとを組み付ける場合、あるいはリングに組み付けられたエレメントをリングから外す場合に、2列に並列されていたリングの一部を互いに重ね合わせた状態にする必要がある。すなわち2列のリングに対してエレメントを組み付けたり、外したりする場合には、2列のリングにねじりを加え、それらの円周方向における一部を互いに重ね合わせることにより、その部分のリングの幅をエレメントの両係止部間の開口幅よりも狭い状態にする必要がある。
2列に並列されたリングの一部を、互いに重ね合わせて、その部分のリングの幅をエレメントの両係止部間の開口幅よりも狭くした重ね合わせ状態にすることで、その重ね合わせ状態の部分において、エレメントの両係止部間を通過させて2列のリングを開口部に挿入することができる。その結果、例えば図8に示すように、開口部に2列のリングR1,R2の重ね合わせ状態の部分(図8の範囲aで示す部分)が挿入されたエレメントEを、2列のリングR1,R2が並列された並列状態の部分(図8の範囲bで示す部分)へ、リングR1,R2の円周方向に沿って移動させることで、両係止の内側(エレメントEが伝動ベルトとして組み付けられた状態での内周側)に2列のリングR1,R2が配置され、2列のリングR1,R2をエレメントEに係合させることができる。
上記のように、並列状態のリングの円周方向の一部を重ね合わせ状態にするためには、すなわち、2列のリングにおいて重ね合わせ状態と並列状態とを同時に実現させるためには、重ね合わせ状態にならない他の部分を並列状態に維持させつつ、2列のリングの一部を重ね合わせ状態にしなければならない。
しかしながら、並列状態のリングの一部を重ね合わせ状態にする、すなわち並列状態のリングを部分的に重ね合わせ状態にするために、2列のリングのいずれか一方のリングを他方のリングの内周側へ挿入すると、それ以外の部分においては互いに離れる方向に移動しようとして、2列のリングは不安定な状態になってしまう。例えば図9に示すように、2列のリングのうちの一方のリングR1が、他方のリングR2の内周側に入り込んで交差した不安定な状態となってしまう。その結果、リングとエレメントの組み付けが困難になり、あるいは、一旦組み付けられたエレメントがリングから離脱してしまう場合があった。
このように、上記のような従来の技術では、並列された複数のリングとエレメントとを組み付けるために、複数のリングを、その一部のみを重ね合わせた状態で安定的に維持することが困難であり、そのような複数のリングとエレメントとにより構成させる伝動ベルトの組み付けを容易に行うことができなかった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、複数のリングとエレメントとの組み付けを容易にし、生産性を向上させることができる伝動ベルトおよびその組付装置ならびにその組付方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の無端環状のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記複数のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記複数のリングをそれぞれ挿入し係合させて組み付けた伝動ベルトにおいて、前記複数のリングを互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態における隣接するリング同士の相対移動を規制するリング保持部材を備えていることを特徴とする伝動ベルトである。
そして、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記リング保持部材が、前記並列状態の複数のリングのそれぞれの外周面に、内周面が密接させられて重ね合わせられる1本の保持用リングであることを特徴とする伝動ベルトである。
一方、請求項3の発明は、複数の無端環状のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記複数のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記複数のリングをそれぞれ挿入し係合させて組み付ける伝動ベルトの組付装置において、前記複数のリングを互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態における隣接するリング同士の相対移動を規制するリング保持機構を備えていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記リング保持機構が、前記並列状態の複数のリングに装着することでそれら複数のリングの前記相対移動を規制するとともに、前記複数のリングへの装着・脱着が可能な締結部材により構成されていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
そして、請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記リング保持機構が、前記並列状態の複数のリングのそれぞれの外周面に、内周面を密接させて重ね合わすことで前記相対移動を規制する1本の保持用リングにより構成されていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
また一方、請求項6の発明は、複数の無端環状のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記複数のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記複数のリングをそれぞれ挿入し係合させて組み付ける伝動ベルトの組付方法において、前記複数のリングを、互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態にし、その後、隣接するリング同士の相対移動を規制して前記並列状態を維持しつつ、円周方向の一部分において少なくとも2本のリングを互いに重ね合わせた重ね合わせ状態にして、前記複数のリングとエレメントとを組み付けることを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記複数のリングへの装着・脱着が可能な締結部材を、前記並列状態の複数のリングに装着することで、それら複数のリングの前記相対移動を規制し、その後、前記複数のリングとエレメントとを組み付けた後に、前記締結部材を、前記複数のリングから脱着することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
そして、請求項8の発明は、請求項6の発明において、前記並列状態の複数のリングのそれぞれの外周面に、1本の保持用リングの内周面を密接させて重ね合わすことで、それら複数のリングの前記相対移動を規制することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
したがって、請求項1の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングとエレメントとを組み付ける場合、並列状態の複数のリングにおける隣接するリング同士の相対移動が規制され、複数のリングの並列状態が維持される。そのため、複数のリングの円周方向における一部分を互いに重ね合わせる際に、それ以外の部分を並列状態に維持しておくこと、すなわち複数のリングを部分的に互いに重ね合わせた状態に安定して維持することができる。その結果、複数のリングとエレメントとの組み付けを容易にして、伝動ベルトの生産性を向上させることができる。
そして、請求項2の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングの各外周面に、保持用リングの内周面が密接させられて重ね合わせられる。そのため、保持用リングの張力、あるいは保持用リングの内周面と複数のリングの各外周面との間の摩擦力によって、複数のリングの隣接するリング同士の相対移動が規制され、それら複数のリングの並列状態が維持される。その結果、保持用リングの内周部で、複数のリングの並列状態を維持しつつ、円周方向における一部分を互いに重ね合わせること、すなわち複数のリングを部分的に互いに重ね合わせた状態を安定して維持することができる。
一方、請求項3の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングとエレメントとを組み付ける場合、組付装置のリング保持機構により、並列状態の複数のリングの隣接するリング同士の相対移動が規制される。そのため、複数のリングの円周方向における一部分を互いに重ね合わせる際に、それ以外の部分を並列状態に維持しておくこと、すなわち複数のリングを部分的に互いに重ね合わせた状態を安定して維持することができる。その結果、複数のリングとエレメントとの組み付けを容易に行うことができ、伝動ベルトの生産性を向上させることができる。
また、請求項4の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングに、装着・脱着可能な締結部材が装着されることで、並列状態の複数のリングの隣接するリング同士の相対移動が規制される。そのため、複数のリングに締結部材を装着して並列状態を維持しつつ、複数のリングの円周方向における一部分を互いに重ね合わせること、すなわち複数のリングを部分的に互いに重ね合わせた状態を安定して維持することができる。
そして、請求項5の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングの各外周面に、保持用リングの内周面が密接させられて重ね合わせられる。そのため、保持用リングの張力、あるいは保持用リングの内周面と複数のリングの各外周面との間の摩擦力によって、複数のリングの隣接するリング同士の相対移動が規制され、それら複数のリングの並列状態が維持される。その結果、保持用リングの内周部で、複数のリングの並列状態を維持しつつ、円周方向における一部分を互いに重ね合わせること、すなわち複数のリングを部分的に互いに重ね合わせた状態を安定して維持することができる。
また一方、請求項6の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングとエレメントとを組み付ける場合、先ず、複数のリングが並列状態にされる。そしてその並列状態が維持されつつ、複数のリングの円周方向における一部分が重ね合わせ状態にされる。そのため、複数のリングを重ね合わせ状態にする際に、それ以外の部分を並列状態に維持しておくこと、すなわち複数のリングを部分的に互いに重ね合わせた状態を安定して維持することができる。その結果、複数のリングとエレメントとの組み付けを容易に行うことができ、伝動ベルトの生産性を向上させることができる。
また、請求項7の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングに、装着・脱着可能な締結部材が装着されることで、並列状態の複数のリングの隣接するリング同士の相対移動が規制される。そして、その並列状態が維持されるとともに、複数のリングが重ね合わせ状態にされる。そしてその後、複数のリングとエレメントとが組み付けられた後に、締結部材が複数のリングから脱着される。そのため、複数のリングの重ね合わせ状態が安定して維持された状態で、複数のリングとエレメントとを組み付けることができる。
そして、請求項8の発明によれば、伝動ベルトを構成する複数のリングの各外周面に、保持用リングの内周面が密接させられて重ね合わせられることで、並列状態の複数のリングの隣接するリング同士の相対移動が規制される。そして、その並列状態が維持されるとともに、複数のリングが重ね合わせ状態にされる。そのため、複数のリングの重ね合わせ状態が安定して維持された状態で、複数のリングとエレメントとを組み付けることができる。
つぎに、この発明を図面を参照して具体的に説明する。初めに、この発明に係る伝動ベルトおよび伝動ベルトの組付装置の構成例を説明し、ついで、この発明に係る伝動ベルトの組付方法による組み付け例を、以下に順次説明する。
(第1の構成例)
この発明の第1の構成例における伝動ベルトを構成するエレメントおよびリングの構成を、図1ないし図5に基づいて説明する。図1において、伝動ベルトVは、ベルト式無段変速機の駆動側(入力軸)プーリと従動側(出力軸)プーリとに巻き掛けられて、それらのプーリの間で動力を伝達するベルトの例を示している。エレメント1は、例えば金属製の板片状の部材からなり、その幅方向(図1のx方向)における左右の両側面2,3が、テーパ状の傾斜した面として形成された基体(本体)部4を有し、そのテーパ状に傾斜した左右側面2,3が、ベルト式無段変速機の駆動側プーリあるいは従動側プーリであるプーリ5のベルト巻き掛け溝(V形溝)5aに摩擦接触してトルクを伝達するようになっている。
基体部4の幅方向(図1のx方向)における左右の両端部分に、エレメント1の上下方向(図1,図2のy方向)での上方に延びた柱部6がそれぞれ形成されている。したがって、基体部4の図1,図2での上側のエッジ部分である上端面4aと、左右の両柱部6の基体部4の幅方向における中央を向いた両内側面6aとによって、エレメント1の上側(図1のy方向における上側)すなわち伝動ベルトVの外周側に開口した凹部7が形成されている。
凹部7は、互いに密着して環状に配列されたエレメント1を環状に結束するための無端環状のリング8を、挿入して収容するための部分であり、したがって上端面4aが、リング8の内周面を接触させて載せるサドル面4aとなっている。
リング8は、例えば金属製の環状の帯状体を、周方向に複数枚積層させて形成した、いわゆる積層リングであって、凹部7の内部で2列に並列される2本のリング8aとリング8bとによって構成されている。これらリング8a,8bは、例えば形状・寸法、材質、強度が等しい2本の金属製の積層リングにより形成されている。
そして、2本のリング8aとリング8bとを、互いに重なり合うことなく2列に並列させて並列状態にした際に、その並列状態のリング8における隣接するリング同士の相対移動、すなわち、リング8aのリング8bに対する相対移動、もしくはリング8bのリング8aに対する相対移動を規制して、その並列状態を維持するための保持用リング8cが設けられている。すなわち、リング8の外周部に保持用リング8cが装着されている。具体的には、並列状態にされたリング8aとリング8bとのそれぞれの外周面に、保持用リング8cの内周面が密接して重ね合わせられている。そのため、リング8a,8bは、保持用リング8cの張力、あるいは保持用リング8cの内周面とリング8a,8bの各外周面との間の摩擦力などの作用によって、それらの間の相対移動が規制され、その結果、図3に示すように、リング8aとリング8bとの並列状態が安定的に維持される。
また、保持用リング8cが装着された並列状態のリング8aとリング8bに、例えば図5の矢印Fで示す方向の力を作用させ、それらリング8a,8bをそれぞれ内周側へ撓ませることで、保持用リング8cによるリング8aとリング8bとに対する相対移動の規制が一時的に、また部分的に解除される。そして一時的・部分的に相対移動に規制が解除された部分においては、リング8aとリング8bとを互いに重ね合わせることができる。
なお、保持用リング8cは、リング8aおよびリング8bと同じ材質の部材により形成されることが望ましい。そうすることで、保持用リング8cの強度分を、リング8の強度として含ませることができ、その結果、リング8の強度を増大させ、耐久性を向上させることができる。
左右の両柱部6の上端部分には、両先端面9aがそれぞれ基体部4の幅方向における中央に向かって延びた突起部9が、両柱部6と一体にそれぞれ形成されている。言い換えると、凹部7の開口端(凹部7における伝動ベルトの外周側の端部)側の内側面6aに、凹部7の幅方向(図1のx方向)における中心側に向けた突起部9が、それぞれ形成されている。したがって、凹部7の開口幅が、凹部7の開口端側では、対向する両先端面9aの間の距離Wによって規定されている。そして、凹部7の底部7a(すなわちサドル面(上端面)4a)側では、両先端面9a間の距離(開口幅)Wよりも広い開口幅Wとなっている。
このエレメント1は、環状に配列された状態でリング8によって結束され、その状態で駆動側および従動側のそれぞれのプーリ5に巻き掛けられる。したがってプーリ5に巻き掛けられた状態では、各エレメント1が、プーリ5の中心に対して扇状に拡がり、かつ互いに密着する必要があるため、各エレメント1の図1,図2での下側の部分(環状に配列した状態での中心側の部分)が薄肉に形成されている。
すなわち、基体部4の一方の面(例えば図2における左側の面)における前記サドル面4aより所定寸法下がった(オフセットされた)部分から下側の部分が削り落とされた状態で次第に薄肉化されている。したがって、各エレメント1が扇形に拡がって接触する状態、言い換えると、各エレメント1がプーリ5に巻き掛かり円弧状に湾曲して配列されてベルトが湾曲するベルト湾曲状態で、その板厚の変化する境界部分で接触する。この境界部分のエッジが、いわゆるロッキングエッジ10となっている。
エレメント1の基体部4の幅方向における中央部分には、エレメント1がプーリ5に巻き掛からず直線状に配列されるベルト直線状態においてエレメント1の相対的な位置を決めるための嵌合凸部(ディンプル)11と嵌合凹部(ホール)12とが形成されている。具体的には、基体部4の一方の面側(図2の例では、ロッキングエッジ10のある面側)に凸となる円錐台形のディンプル11が形成されている。そして、このディンプル11とは反対側の面に、隣接するエレメント1におけるディンプル11を緩く嵌合(遊嵌)させる有底円筒状のホール12が形成されている。
したがって、ベルト直線状態でこれらのディンプル11とホール12とが嵌合することによって、その状態におけるエレメント1同士の図1での左右方向および上下方向の相対位置を決めることができ、例えばベルト式無段変速機が運転される場合に、伝動ベルトVのがたつきを防止して伝動ベルトVを安定して走行させることができる。
また、基体部4の幅方向における中央部分であって、エレメント1の両側面のそれぞれ1箇所に、ディンプル11およびそのディンプル11に遊嵌するホール12が形成され、それらディンプル11とホール12とによる嵌合部が1箇所だけ設けられていることにより、各エレメント1が環状に配列されて連結された際に互いに隣接するエレメント1同士を、それぞれの対向面の面内で相対回転させること、すなわち、互いに隣接するエレメント1同士の間でローリングさせることができる。
一方、リング8は、上記のように、リング8aとリング8bとの2本のリングによって構成されている。そのため、リング8aとリング8bとを、円周方向の一部において部分的に、厚さ方向に互いに重なり合わせることで、リング8として、リング8aとリング8bとが厚さ方向に互いに重なり合った重ね合わせ状態と、リング8aとリング8bとが互いに並列した並列状態とを同時に設定することができる。
また、リング8は、並列状態の部分におけるリング8の幅(すなわち、リング8aの幅とリング8bの幅とのほぼ合計)Lが、前述の開口幅Wよりも広くなるとともに、かつ開口幅Wよりも狭くなるように、各リング8a,8bの形状・寸法等が設定されている。そして、リング8を重ね合わせ状態にすることで、リング8の幅を狭くして、図4に示すように、その重ね合わせ状態の部分におけるリング8の幅Lを、開口幅Wよりも狭くすることができるように、各リング8a,8bの形状・寸法等が設定されている。
すなわち、凹部7の開口幅Wが、リング8の幅Lよりも狭く、かつ開口幅Wが、リング8の幅Lよりも広くなるように、エレメント1およびリング8が構成されている。言い換えると、重ね合わせ状態の部分におけるリング8の幅Lが、凹部7の開口幅Wよりも狭くなるとともに、並列状態の部分におけるリング8の幅Lが、凹部7の開口幅Wよりも広くなり、かつ凹部7の開口幅Wよりも狭くなるように、エレメント1およびリング8が構成されている。
したがって、リング8を重ね合わせ状態にすることにより、その重ね合わせ状態の部分を、両先端面9aの間を通過させて凹部7に嵌め込むことができる。そしてリング8の重ね合わせ状態の部分を、両先端面9aの間を通過させて凹部7に嵌め込んだ後に、エレメント1をリング8の並列状態の部分まで移動させること、もしくは凹部7が嵌め込まれた部分を並列状態に戻すことによって、凹部7内でリング8を両突起部9で係止し、凹部7からのリング8の離脱を防止すること、すなわちリング8を凹部7に嵌め込んで係合させることができる。
なお、保持用リング8cの幅Lは、凹部7の開口幅Wよりも狭くなるように設定されている。そのため、保持用リング8cは、凹部7の両突起部9と干渉することなく、リング8と共にエレメント1に組み付けることができる。
そして、上記のように、リング8を部分的に重ね合わせ状態にする際には、リング8aとリング8bとが重ね合わせられ、リング8が部分的に重ね合わせ状態にされる一方で、保持用リング8cにより、重ね合わせ状態にされない部分のリング8aとリング8bとの相対移動が規制され、その部分の並列状態が維持される。そのため、保持用リング8cの内周部で、リング8の並列状態を維持しつつ、そのリング8の円周方向における一部分を互いに重ね合わせること、すなわちリング8の部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。その結果、リング8とエレメント1との組み付けを容易にして、伝動ベルトVの生産性を向上させることができる。
(第2の構成例)
この発明の第2の構成例として、この発明による伝動ベルトの組付装置Mの構成を、図6,図7に基づいて説明する。前述の第1の構成例では、並列状態のリング8aおよびリング8bの各外周面に、保持用リング8cを密接して重ね合わせることで、リング8aとリング8bとの相対移動を規制して、エレメント1とリング8とを容易に組み付けられるように構成した伝動ベルトVを示しているのに対して、この第2の構成例は、並列状態におけるリング8aとリング8bとの相対移動を規制して、エレメント1とリング8とを容易に組み付けられるように構成した伝動ベルトの組付装置Mの例を示している。
図6において、リング8の円周方向の任意の部分において、並列状態のリング8aとリング8bとが、この発明の伝動ベルトの組付装置Mのリング保持機構として構成される締結部材101によって締結されている。この締結部材101は、例えばクリップ状の部材で構成されていて、並列状態のリング8a,8bに装着することで、締結部分101aにリング8a,8bを挿入し、その締結部分101aとリング8a,8bとの接触面の摩擦力により、あるいは、締結部分101aに、その締結部分101aを閉じる方向の弾性力を作用させ、リング8a,8bを挟み込むことにより、それらリング8a,8bを締結し、リング8aとリング8bとの間の相対移動を規制することができるようになっている。
また、締結部材101は、上記の例のように、クリップ状の部材によって、並列状態のリング8a,8bに容易に装着することができるように構成されているとともに、並列状態のリング8a,8bから容易に脱着することができるように構成されている。
図7は、上記の第2の構成例として示した伝動ベルトの組付装置Mの構成の変形例を示していて、並列状態のリング8aとリング8bとが、この発明の伝動ベルトの組付装置Mのリング保持機構として構成される締結部材102によって締結されている。この締結部材102は、例えば永久磁石、あるいは粘着テープなどから形成される部材であり、並列状態のリング8a,8bに装着することで、締結部材102の磁力、あるいは粘着力により、それらリング8a,8bを締結し、リング8aとリング8bとの間の相対移動を規制することができるように構成されている。
また、締結部材102は、上記の例のように、永久磁石や粘着テープなどから形成されていることによって、並列状態のリング8a,8bに容易に装着することができるとともに、並列状態のリング8a,8bから容易に脱着することができる構成となっている。
このように、この第2の構成例に示す伝動ベルトの組付装置Mは、並列状態のリング8a,8bに容易に装着・脱着することが可能であって、並列状態のリング8a,8bに装着することでリング8aとリング8bとを締結することが可能な締結部材101,102が、並列状態で互いに隣接するリング同士の相対移動を規制するリング保持機構として機能するように構成されている。そのため、リング8を凹部7に挿入するためリング8を部分的に重ね合わせ状態にする際に、組付装置Mによりリング8aとリング8bと間の相対移動を規制し、リング8の並列状態を維持しつつ、そのリング8の円周方向における一部分を互いに重ね合わせること、すなわちリング8の部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。その結果、リング8とエレメント1との組み付けを容易にして、伝動ベルトVの生産性を向上させることができる。
(第3の構成例)
この発明の第3の構成例として、この発明による伝動ベルトの組付装置Mの構成を、図1,図3に基づいて説明する。上記の第2の構成例では、組付装置Mのリング保持機構が、締結部材101,102により構成された例を示しているが、この第3の構成例では、組付装置Mのリング保持機構が、並列状態のリング8a,8bの各外周面に、内周面を密接させて重ね合わすことでリング8aとリング8bとの間の相対移動を規制する一本の保持用リングによって構成された例を示している。
すなわち、図3において、並列状態のリング8aとリング8bとの外周部に、この発明の伝動ベルトの組付装置Mのリング保持機構として構成される保持用リング103が装着されている。具体的には、並列状態にされたリング8aとリング8bとのそれぞれの外周面に、保持用リング103の内周面が密接して重ね合わせられている。そのため、リング8a,8bは、保持用リング103の張力、あるいは保持用リング103の内周面とリング8a,8bの各外周面との間の摩擦力などの作用によって、リング8aとリング8bとの間の相対移動を規制することができるようになっている。
保持用リング103は、図1に示すように、その幅Lが、凹部7の開口幅Wよりも狭くなるように設定されている。そのため、保持用リング103をリング8に装着したまま、凹部7の両突起部9と干渉することなく、リング8と共にエレメント1に組み付けることができる。
また、保持用リング103は、例えばリング8aおよびリング8bと同じ材質の金属製の部材により形成されている。そのため、保持用リング103の強度分を、リング8の強度として含ませることができ、その結果、リング8の強度を増大させ、耐久性を向上させることができる。
なお、保持用リング103を形成する部材は、リング8aおよびリング8bと同じ金属製以外の他の材質の部材、例えば樹脂製、ゴム製、布製、革製などの部材であってもよい。その場合、保持用リング103のリング8への装着を容易にするとともに、リング8から脱着を容易にすることも可能である。
このように、この第3の構成例に示す伝動ベルトの組付装置Mは、並列状態のリング8に対して、リング8aとリング8bとの各外周面に、内周面が密接して重ね合わせられる保持用リング103が、並列状態で互いに隣接するリング同士の相対移動を規制するリング保持機構として機能するように構成されている。そのため、リング8を凹部7に挿入するためリング8を部分的に重ね合わせ状態にする際に、組付装置Mによりリング8aとリング8bとの間の相対移動を規制し、リング8の並列状態を維持しつつ、そのリング8の円周方向における一部分を互いに重ね合わせること、すなわちリング8の部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。その結果、リング8とエレメント1との組み付けを容易にして、伝動ベルトVの生産性を向上させることができる。
(第1の組み付け例)
つぎに、この発明の伝動ベルトの組付方法による第1の組み付け例を、図5ないし図7に基づいて説明する。この第1の組み付け例は、例えば、前述の第2の構成例で示した伝動ベルトの組付装置Mを用いた場合の組み付け例である。
先ず、2本のリング8aとリング8bとが互いに隣接して並列させられる。すなわち、リング8aとリング8bとが、互いに重なり合うことなく2列に並列した並列状態にされる。そして、図6に示すように、並列状態のリング8の円周方向の任意の部分に、例えばクリップ状の部材により形成された締結部材101が装着される。すなわち、締結部材101の締結部分101aにリング8a,8bが挿入されて、並列状態のリング8に締結部材101が装着される。
締結部分101aは、その締結部分101aとリング8a,8bとの接触面の摩擦力により、あるいは、締結部分101aにその部分を閉じる方向の弾性力を作用させ、リング8a,8bを挟み込むことにより、リング8a,8bを締結することができるように構成されている。そのため、並列状態のリング8に締結部材101が装着されることで、並列状態のリング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、リング8の並列状態が維持される。
あるいは、図7に示すように、並列状態のリング8の円周方向の任意の部分に、例えば永久磁石や粘着テープなどから形成された締結部材102が装着される。締結部材102は、並列状態のリング8a,8bに装着することで、締結102の磁力、あるいは粘着力により、リング8a,8bを締結することができるように構成されている。そのため、並列状態のリング8に締結部材102が装着されることで、並列状態のリング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、リング8の並列状態が維持される。
そして、締結部材101もしくは締結部材102によってリング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、並列状態が維持されたリング8a,8bの、円周方向における所定の部分、例えば締結部材101もしくは締結部材102が装着された部分から円周方向において最も離れた部分が、厚さ方向に互いに重ね合わせられて、リング8が部分的に重ね合わせ状態にされる。
前述したように、並列状態のリングを部分的に重ね合わせ状態にする場合、2列のリングのいずれか一方のリングを他方のリングの内周側へ挿入することで、それ以外の部分が互いに離れる方向に移動しようとして不安定な状態になってしまい、並列状態を維持することが困難であった。そこで、この発明の伝動ベルトの組付方法では、上記のように、並列状態のリング8に締結部材101もしくは締結部材102を装着し、リング8aとリング8bとの間の相対移動を規制した状態で、並列状態のリング8を部分的に重ね合わせ状態にすることで、リング8の並列状態を維持しつつ、その円周方向の一部分を、容易に重ね合わせ状態にすることができるとともに、その部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。
リング8の部分的な重ね合わせ状態が達成されると、その状態のリング8とエレメント1とが組み付けられる。このとき、リング8は、上記のように部分的な重ね合わせ状態に安定して維持されているため、リング8とエレメント1との組み付けを容易に行うことができる。
その後、所定の枚数のエレメント1とリング8との組み付けが終了すると、もしくは、エレメント1とリング8との組み付けが完了すると、リング8から締結部材101もしくは締結部材102が脱着されて、この第1の組み付け例に示す伝動ベルトの組付方法による伝動ベルトVの組み付けが完了する。
このように、上記の第1の組み付け例に示す伝動ベルトの組付方法によれば、伝動ベルトVを構成する2列のリング8とエレメント1とを組み付ける場合、先ず、リング8が並列状態にされて、その並列状態のリング8に、装着・脱着可能な締結部材101もしくは締結部材102が装着されることで、並列状態のリング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、その並列状態が維持される。そして、その並列状態が維持されつつ、リング8の円周方向における一部分が重ね合わせ状態にされる。そのため、リング8を重ね合わせ状態にする際に、それ以外の部分を並列状態に維持しておくこと、すなわちリング8の部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。その結果、リング8とエレメント1との組み付けを容易に行うことができ、伝動ベルトVの生産性を向上させることができる。
(第2の組み付け例)
つぎに、この発明の伝動ベルトの組付方法による第2の組み付け例を、図3ないし図5に基づいて説明する。この第2の組み付け例は、例えば、前述の第3の構成例で示した伝動ベルトの組付装置Mを用いた場合の組み付け例である。
先ず、2本のリング8aとリング8bとが互いに隣接して並列させられる。すなわち、リング8aとリング8bとが、互いに重なり合うことなく2列に並列した並列状態にされる。そして、図3に示すように、並列状態の2本のリング8aとリング8bとの外周部に、1本の保持用リング103が装着される。すなわち、並列状態にされたリング8aとリング8bとのそれぞれの外周面に、保持用リング103の内周面が密接して重ね合わせられる。そのため、リング8a,8bは、保持用リング103の張力、あるいは保持用リング103の内周面とリング8a,8bの各外周面との間の摩擦力などの作用により、リング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、リング8の並列状態が維持される。
そして、保持用リング103によってリング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、並列状態が維持されたリング8a,8bの、円周方向における任意の部分が、厚さ方向に互いに重ね合わせられて、リング8が部分的に重ね合わせ状態にされる。
上記のように、並列状態のリング8に保持用リング103を装着し、リング8aとリング8bとの間の相対移動を規制した状態で、並列状態のリング8を部分的に重ね合わせ状態にすることで、リング8の並列状態を維持しつつ、その円周方向の一部分を、容易に重ね合わせ状態にすることができるとともに、その部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。
リング8の部分的な重ね合わせ状態が達成されると、その状態のリング8とエレメント1とが組み付けられる。このとき、リング8は、上記のように部分的な重ね合わせ状態に安定して維持されているため、リング8とエレメント1との組み付けを容易に行うことができる。
その後、所定の枚数のエレメント1とリング8との組み付けが終了すること、もしくは、エレメント1とリング8との組み付けが完了することで、この第2の組み付け例に示す伝動ベルトの組付方法による伝動ベルトVの組み付けが完了する。
なお、例えばリング8aおよびリング8bと同じ材質の金属製の部材により形成された保持用リング103を用いて、リング8とエレメント1とを組み付けることで、その組み付けが完了した段階で、保持用リング103をリング8から脱着する必要がない。すなわち、リング8に保持用リング103を装着したままの状態で組み付けを完了させ、伝動ベルトVとして実用させることができる。その場合、保持用リング103の強度分を、リング8の強度として含ませることができ、リング8の強度を増大させ、伝動ベルトVの耐久性を向上させることもできる。
また、リング8aおよびリング8bと同じ金属製以外の他の材質の部材、例えば樹脂製、ゴム製、布製、革製などの部材により形成された保持用リング103を用いた場合は、所定の枚数のエレメント1とリングとの組み付けが終了した後、もしくは、エレメント1とリング8との組み付けが完了した後に、リング8から保持用リング103が脱着されて、この第2の組み付け例に示す伝動ベルトの組付方法による伝動ベルトVの組み付けが完了する。
このように、上記の第2の組み付け例に示す伝動ベルトの組付方法によれば、伝動ベルトVを構成する2列のリング8とエレメント1とを組み付ける場合、先ず、リング8が並列状態にされて、その並列状態のリング8に、1本の保持用リング103が装着されること、すなわち、リング8a,8bの各外周面に、保持用リング103の内周面が密接させられて重ね合わせられることで、並列状態のリング8aとリング8bとの間の相対移動が規制され、その並列状態が維持される。そして、その並列状態が維持されつつ、リング8の円周方向における一部分が重ね合わせ状態にされる。そのため、リング8を重ね合わせ状態にする際に、それ以外の部分を並列状態に維持しておくこと、すなわちリング8の部分的な重ね合わせ状態を安定して維持することができる。その結果、リング8とエレメント1との組み付けを容易に行うことができ、伝動ベルトVの生産性を向上させることができる。
なお、この発明は上述した具体例に限定されない。すなわち、具体例では、この発明の伝動ベルトがベルト式無段変速機に使用されている例を示しているが、この発明の伝動ベルトは、ベルト式無段変速機に限らず、ベルトとプーリとによって構成される他の巻き掛け伝動装置の伝動ベルトに適用することができる。
この発明に係る伝動ベルトの構成例を示す模式図であって、その伝動ベルトの正面図である。 この発明に係る伝動ベルトの構成例を示す模式図であって、その伝動ベルトの一部の側断面図である。 この発明の伝動ベルトを構成する複数のリングにリング保持部材を装着した状態を説明するための、およびこの発明に係る伝動ベルトの組付装置の構成例を示す模式図である。 この発明の伝動ベルトを構成する複数のリングを互いに重ね合わせた状態と、リング保持部材とを説明するための模式図である。 この発明の伝動ベルトを構成する複数のリングにリング保持部材を装着した状態で、複数のリングを互いに重ね合わせる際の挙動を説明するための模式図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の構成例を示す模式図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の他の構成例を示す模式図である。 従来の構成による伝動ベルトおよびその組付装置ならびにその組付方法を説明するための模式図である。 従来の構成による伝動ベルトおよびその組付装置ならびにその組付方法を説明するための模式図である。
符号の説明
1…エレメント、 7…凹部、 8,8a,8b…リング、 8c…保持用リング(リング保持部材)、 9…突起部、 101,102,103…締結部材(リング保持機構)、 101a…締結部分、 M…組付装置、 V…伝動ベルト。

Claims (8)

  1. 複数の無端環状のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記複数のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記複数のリングをそれぞれ挿入し係合させて組み付けた伝動ベルトにおいて、
    前記複数のリングを互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態における隣接するリング同士の相対移動を規制するリング保持部材を備えていることを特徴とする伝動ベルト。
  2. 前記リング保持部材は、前記並列状態の複数のリングのそれぞれの外周面に、内周面が密接させられて重ね合わせられる1本の保持用リングであることを特徴とする請求項1に記載の伝動ベルト。
  3. 複数の無端環状のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記複数のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記複数のリングをそれぞれ挿入し係合させて組み付ける伝動ベルトの組付装置において、
    前記複数のリングを互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態における隣接するリング同士の相対移動を規制するリング保持機構を備えていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置。
  4. 前記リング保持機構は、前記並列状態の複数のリングに装着することでそれら複数のリングの前記相対移動を規制するとともに、前記複数のリングへの装着・脱着が可能な締結部材により構成されていることを特徴とする請求項3に記載の伝動ベルトの組付装置。
  5. 前記リング保持機構は、前記並列状態の複数のリングのそれぞれの外周面に、内周面を密接させて重ね合わすことで前記相対移動を規制する1本の保持用リングにより構成されていることを特徴とする請求項3に記載の伝動ベルトの組付装置。
  6. 複数の無端環状のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記複数のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記複数のリングをそれぞれ挿入し係合させて組み付ける伝動ベルトの組付方法において、
    前記複数のリングを、互いに重なり合うことなく全て並列させた並列状態にし、その後、隣接するリング同士の相対移動を規制して前記並列状態を維持しつつ、円周方向の一部分において少なくとも2本のリングを互いに重ね合わせた重ね合わせ状態にして、前記複数のリングとエレメントとを組み付けることを特徴とする伝動ベルトの組付方法。
  7. 前記複数のリングへの装着・脱着が可能な締結部材を、前記並列状態の複数のリングに装着することで、それら複数のリングの前記相対移動を規制し、その後、前記複数のリングとエレメントとを組み付けた後に、前記締結部材を、前記複数のリングから脱着することを特徴とする請求項6に記載の伝動ベルトの組付方法。
  8. 前記並列状態の複数のリングのそれぞれの外周面に、1本の保持用リングの内周面を密接させて重ね合わすことで、それら複数のリングの前記相対移動を規制することを特徴とする請求項6に記載の伝動ベルトの組付方法。
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