JP2010266048A - 伝動ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】エレメントの姿勢の乱れを抑制し、ひいてはノイズを低減し、また耐久性を向上させることのできる伝動ベルトを提供する。
【解決手段】リングを載せるサドル面の左右両側に、前記リングがサドル面から相対的に離脱しないようにリングの上面側を覆うフック部が形成された複数のエレメントが、互いに姿勢を揃えた状態で環状に配列され、それらのエレメントがそれぞれのサドル面に載せられるように配置された前記リングによって結束された伝動ベルトであって、前記フック部の前記エレメントの左右両側での板厚と中央寄りの板厚とが異なっているように形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、板片状の多数のエレメントを互いに対面させて環状に配置し、それらのエレメントを無端環状のリングに組み付けることにより環状に結束して構成した無段変速機などの伝動装置の伝動ベルトに関するものである。
無段変速機(CVT)に用いられるベルトとして押圧式のベルトが知られている。この種のベルトは、エレメントもしくはブロックと称される板状の小片を、互いに姿勢を揃えて対向させ、かつ接触させて環状に配列し、それらの小片をリングもしくはフープと称される環状体で結束して構成されている。その小片(以下、エレメントと称す)の左右両側部はV字状に形成され、そのV字状の部分がいわゆるフランク面であって、プーリにおけるV溝の内面に接触し、ここでトルクを伝達するように構成されている。
このように構成されたベルトをプーリによって挟み付けると、エレメントに対してはこれを外周側に押し出す力が作用する。したがって、各エレメントを結束している環状体(以下、リングと称す)には張力が作用する。プーリに挟み付けられているエレメントはプーリと共に回転するが、ベルトは駆動側のプーリと従動側のプーリとの間に張られているので、そのいわゆる直線部分でエレメントはプーリから押し出され、先行するエレメントを押圧する。こうして順次押圧されるエレメントは、従動側のプーリにおけるV溝に入り込むとともにそのV溝に挟み込まれ、その従動側のプーリと共に回転することによりそのプーリにトルクを伝達する。このように従来のCVTベルトは、多数のエレメントとこれを結束するリングとを主体として構成されている。
その一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたベルトは、環状に配列されたエレメントの外周側にリングを配置して各エレメントを結束して構成されている。また、上述したCVTベルトがプーリに巻き掛かっている状態ではプーリによる挟圧力とリングによる結束力とによってエレメントが保持されるのに対して、プーリ同士の間では、各エレメントはリングによって吊り下げられた状態もしくはエレメント同士が挟み付け合っている状態になる。そして、エレメントのフック部の形状は、互いに同じ形状に形成されている。
特開2008−51322号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているベルトのように無段変速機に使用されるいわゆる押圧ベルトは、多数のエレメントを積層して構成されており、それらのエレメントにはディンプルと称される凸部と、その凸部が嵌合するホールと称される凹部が形成され、これらの凸部と凹部とによって隣接するエレメント同士の相対位置が規制されている。その例を図6および図7に示してあり、エレメント60の中央部にディンプル61が形成されている。しかしながら、エレメント60は不図示のプーリに巻き掛かった状態では、外周側の間隔が開き、かつ内周側の間隔が狭くなるように相対的に傾斜し、これに対してプーリの間のいわゆる直線部分で相互に面接触した状態で整列する。このように隣接するエレメント60同士の姿勢は、ベルトがプーリに巻き掛けられて走行している状態では逐次変化するから、そのような姿勢の変化を許容するように、ディンプル61と図示しない凹部とは緩く嵌合し、両者の間には隙間がある。そのため、エレメント60はその隙間の分、図6に示すように相対的に移動することができる。また、ディンプル61と凹部とは断面形状が円形をなしており、しかもリング(図示せず)を挿入してあるフック部62にはリングとの間の隙間があるから、図7に示すようにエレメント60が相対的に回転するいわゆるローリングが生じる可能性がある。
このように従来の構成では、エレメント60同士のいわゆる横ずれやローリングなどの回転がある程度可能であるから、これがエレメント60の姿勢の乱れの要因となり、その結果、ノイズが大きくなったり、あるいはエレメント60や図示しないリングに過大な応力が生じてベルト自体の耐久性が低下するなどの問題がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、エレメントの姿勢の乱れを抑制し、ひいてはノイズを低減し、また耐久性を向上させることのできるベルトを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、リングを載せるサドル面の左右両側に、前記リングがサドル面から相対的に離脱しないようにリングの上面側を覆うフック部が形成された複数のエレメントが、互いに姿勢を揃えた状態で環状に配列され、それらのエレメントがそれぞれのサドル面に載せられるように配置された前記リングによって結束された伝動ベルトにおいて、前記フック部の前記エレメントの左右両側での板厚と中央寄りの板厚とが異なっていることを特徴とする伝動ベルトである。
したがって、この発明の伝動ベルトにおいては、フック部の板厚が上記のように異なっていることにより、横方向に対するいわゆる係合面が生じ、その結果、その係合面が横方向に対して引っ掛かり、エレメント同士の横ずれや相対的な回転であるローリングが抑制され、ひいてはエレメントの姿勢の乱れを防止もしくは抑制して伝動ベルトの耐久性を向上させ、またノイズを低減することができる。
(a),(b)はこの発明における伝動ベルトを構成するエレメントの上面図である。 この発明における伝動ベルトを構成するエレメントの正面図である。 (a),(b)は第2の実施例の伝動ベルトを構成するエレメントの上面図である。 (a),(b)はこの発明における伝動ベルトを構成するエレメントの上面図である。 (a),(b)は第4の実施例を示す伝動ベルトを構成するエレメントの上面図である。 従来の横ずれ時の伝動ベルトを構成するエレメントを示す正面図である。 従来のローリング時の伝動ベルトを構成するエレメントを示す正面図である。
つぎに、この発明を具体例を参照して説明する。この発明で対象とする伝動ベルトは、一例として無段変速機(CVT)に使用されるものであり、図示しないプーリの外周部に形成された断面V字状の巻き掛け溝の内部に挟み込まれ、その結果、プーリとの間で生じる摩擦力でトルクを伝達するように構成されている。
そして、図1(a),(b)に示されるように、伝動ベルトを構成する各伝動ベルト用エレメント(以下、単にエレメントという)1は、たとえば金属製の板状の小片であり、互いに対向して環状に配列される。同図(a)に示されるように、エレメント1を上面から見てエレメント1のフック部21は、エレメント1の中央側21aから左右両端部21b側にいくにつれて徐々にその面方向の板厚が大きくなるように、つまり逆テーパ状に形成される。そして、このフック部21とは反対にそのエレメント1の中央側21aから左右両端部21bにいくにつれて徐々にその面方向の板厚が小さくなるように、つまりテーパ状に形成されるフック部22とが互い違いに配置されている。そのため、フック部21とフック部22とは点線で示されるいわゆる係合面23が生じる。そのため、横方向に対して引っ掛かり矢印a方向や矢印b方向の横ずれに対してエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。
そして、上記した構成は同図(b)でもほぼ同じでエレメント1のフック部21は、エレメント1の中央側21aから左右両端部21b側にいくにつれて徐々にその面方向の板厚が大きくなるように、つまり逆テーパ状に形成される。そして、このフック部21とは反対にそのエレメント1の中央側21aから左右両端部21bにいくにつれて徐々にその面方向の板厚が小さくなるように、つまりテーパ状に形成されるフック部22とが互い違いに配置されている。そのため、フック部21とフック部22とは点線で示されるいわゆる係合面23が生じる。そのため、縦方向に対して引っ掛かり矢印c方向の相対的な回転であるローリングが抑制され、ひいてはエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。
そして、前記したように図1(a),(b)に示されるように、伝動ベルトを構成する各エレメント1は、たとえば金属製の板状の小片であり、互いに対向して環状に配列される。そのエレメント1の基本的な形状もしくは構成は、前述した特許文献1に記載されたものとほぼ同様であり、それが図2に示されている。同図に示されるように、エレメント1は、その幅方向(図2のx軸方向)における左右の両側面2,3が、テーパ状の傾斜した面として形成された基体(本体)部4を有し、そのテーパ状に傾斜した左右側面2,3が、ベルト式無段変速機の駆動側プーリあるいは従動側プーリであるプーリ5のベルト巻き掛け溝(V形溝)5aに摩擦接触してトルクを伝達するようになっている。
基体部4の幅方向(図2のx軸方向)における左右の両端部分に、エレメント1の上下方向(図2のy軸方向)での上方に延びた柱部6がそれぞれ形成されている。したがって、基体部4の図2での上側のエッジ部分である上端面4aと、左右の両柱部6の基体部4の幅方向における中央を向いた両内側面6aとによって、エレメント1の上側(図2のy軸方向における上側)すなわち伝動ベルトVの外周側に開口した凹部7が形成されている。
凹部7は、互いに密着して環状に配列されたエレメント1を環状に結束するための無端環状のリング8を、挿入して収容するための部分であり、したがって上端面4aが、リング8の内周面を接触させて載せるサドル面4aとなっている。
リング8は、例えば金属製の環状の帯状体を、周方向に複数枚積層させて形成した、いわゆる積層リングであって、凹部7の内部で2列に並列される2本のリング8aとリング8bとによって構成されている。これらリング8a,8bは、例えば形状・寸法、材質、強度が等しい2本の金属製の積層リングにより形成されている。
左右の両柱部6の上端部分には、両先端面9aがそれぞれ基体部4の幅方向における中央に向かって延びた突起部9が、両柱部6と一体にそれぞれ形成されている。言い換えると、凹部7の開口端(凹部7における伝動ベルトの外周側の端部)側の内側面6aに、凹部7の幅方向(図2のx軸方向)における中心側に向けた突起部9が、それぞれ形成されている。したがって、凹部7の開口幅が、凹部7の開口端側では、対向する両先端面9aの間の距離Wによって規定されている。そして、凹部7の底部7a(すなわちサドル面(上端面)4a)側では、両先端面9a間の距離(開口幅)Wよりも広い開口幅Wとなっている。
このエレメント1は、環状に配列された状態でリング8によって結束され、その状態で駆動側および従動側のそれぞれのプーリ5に巻き掛けられる。したがってプーリ5に巻き掛けられた状態では、各エレメント1が、プーリ5の中心に対して扇状に拡がり、かつ互いに密着する必要があるため、各エレメント1の下側の部分(環状に配列した状態での中心側の部分)が薄肉に形成されている。
すなわち、基体部4の一方の面における前記サドル面4aより所定寸法下がった(オフセットされた)部分から下側の部分が削り落とされた状態で次第に薄肉化されている。したがって、各エレメント1が扇形に拡がって接触する状態、言い換えると、各エレメント1がプーリ5に巻き掛かり円弧状に湾曲して配列されてベルトが湾曲するベルト湾曲状態で、その板厚の変化する境界部分で接触する。この境界部分のエッジが、いわゆるロッキングエッジ10となっている。
エレメント1の基体部4の幅方向における中央部分には、エレメント1がプーリ5に巻き掛からず直線状に配列されるベルト直線状態においてエレメント1の相対的な位置を決めるための嵌合凸部(ディンプル)11と嵌合凹部(ホール)12とが形成されている。具体的には、基体部4の一方の面側(ロッキングエッジ10のある面側)に凸となる円錐台形のディンプル11が形成されている。そして、このディンプル11とは反対側の面に、隣接するエレメント1におけるディンプル11を緩く嵌合(遊嵌)させる有底円筒状のホール12が形成されている。
したがって、ベルト直線状態でこれらのディンプル11とホール12とが嵌合することによって、その状態におけるエレメント1同士の図1での左右方向および上下方向の相対位置を決めることができ、例えばベルト式無段変速機が運転される場合に、伝動ベルトVのがたつきを防止して伝動ベルトVを安定して走行させることができる。
次に、図3(a),(b)に示すエレメント1は、前記図2に示されるように、左右の両柱部6の上端部分に両先端面9aがそれぞれ基体部4の幅方向における中央に向かって延びた突起部9が、両柱部6と一体にそれぞれ形成されている。この柱部6と突起部9とでいわゆるフック部31が形成されている。エレメント1を上面から見てエレメント1のフック部31をそのフック部31の内側端部31aからフック部31のほぼ中央部31bあたりまで徐々にその面方向の板厚が大きくなるように、つまり逆テーパ状にフック部31が形成されている。そして、このフック部31とは反対にフック部32はその内側端部32aからフック部32のほぼ中央部32bあたりまで徐々にその面方向の板厚が小さくなるように、つまりテーパ状に形成される。そしてフック部31とフック部32とが互い違いに配置されている。そのため、フック部31とフック部32とは互いに楔状に噛み合った状態である。
この同図(a),(b)に示すエレメント1の作用について説明すると、矢印d,e方向にエレメント1が横ずれを生じようとすると、図面内の点線に示されるフック部31,32にいわゆる係合面33が生じる。そのため、横方向に対して引っ掛かり矢印d方向や矢印e方向の横ずれに対してエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。そして、この構成は同図(b)でもほぼ同じでエレメント1のフック部31をそのフック部31の内側端部31aからフック部31のほぼ中央部31bあたりまで徐々にその面方向の板厚が大きくなるように、つまり逆テーパ状にフック部31が形成されている。そして、このフック部31とは反対にフック部32はその内側端部32aからフック部32のほぼ中央部32bあたりまで徐々にその面方向の板厚が小さくなるように、つまりテーパ状に形成される。そしてフック部31とフック部32とが互い違いに配置されている。そのため、フック部31とフック部32とは互いに楔状に噛み合った状態である。そのため、フック部31とフック部32とは点線で示されるいわゆる係合面33が生じる。そのため、縦方向に対して引っ掛かり矢印f方向の相対的な回転であるローリングが抑制され、ひいてはエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。
次に、図4(a),(b)に示すエレメント1は、前記図2に示されるように、左右の両柱部6の上端部分に両先端面9aがそれぞれ基体部4の幅方向における中央に向かって延びた突起部9が、両柱部6と一体にそれぞれ形成されている。この柱部6と突起部9とでいわゆるフック部41が形成されている。エレメント1を上面から見てエレメント1のフック部41をそのフック部41の片面の内側端部41aからフック部41の外側端部41bまで徐々にその片面の面方向の板厚が大きくなるようにフック部41が形成されている。そして、このフック部41とは反対にフック部42はその内側端部42aからフック部42の外側端部42bまで徐々にその面方向の板厚が小さくなるように形成される。そしてフック部41とフック部42とが互い違いに配置されている。そのため、フック部41とフック部42とは互いに楔状に噛み合った状態である。
この同図(a)に示すエレメント1の作用について説明すると、矢印g,h方向にエレメント1が横ずれを生じようとすると、図面内の点線に示されるフック部41,42にいわゆる係合面43が生じる。そのため、横方向に対して引っ掛かり矢印g方向や矢印h方向の横ずれに対してエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。そして、この構成は同図(b)でもほぼ同じでエレメント1のフック部41をそのフック部41の内側端部41aからフック部41の外側端部41bまで徐々にその面方向の板厚が大きくなるようにフック部41が形成されている。そして、このフック部41とは反対にフック部42はその内側端部42aからフック部42の外側端部42bまで徐々にその面方向の板厚が小さくなるように形成される。そしてフック部41とフック部42とが互い違いに配置されている。そのため、フック部41とフック部42とは互いに楔状に噛み合った状態である。そのため、フック部41とフック部42とは点線で示されるいわゆる係合面43が生じる。そのため、縦方向に対して引っ掛かり矢印i方向の相対的な回転であるローリングが抑制され、ひいてはエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。
次に、図5(a),(b)に示すエレメント1は、前記図2に示されるように、左右の両柱部6の上端部分に両先端面9aがそれぞれ基体部4の幅方向における中央に向かって延びた突起部9が、両柱部6と一体にそれぞれ形成されている。この柱部6と突起部9とでいわゆるフック部51が形成されている。エレメント1を上面から見てエレメント1のフック部51をそのフック部51の片面の内側端部51aからフック部51のほぼ中央部51bあたりまで徐々にその面方向の板厚が大きくなるようにフック部51が形成されている。そして、このフック部51とは反対にフック部52はその内側端部52aからフック部52のほぼ中央部52bあたりまで徐々にその面方向の板厚が小さくなるように形成される。そしてフック部51とフック部52とが互い違いに配置されている。そのため、フック部51とフック部52とは互いに楔状に噛み合った状態である。
この同図(a)に示すエレメント1の作用について説明すると、矢印j,k方向にエレメント1が横ずれを生じようとすると、図面内の点線に示されるフック部51,52にいわゆる係合面53が生じる。そのため、横方向に対して引っ掛かり矢印j方向や矢印k方向の横ずれに対してエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。そして、この構成は同図(b)でもほぼ同じでエレメント1のフック部51をそのフック部51の内側端部51aからフック部51のほぼ中央部51bあたりまで徐々にその面方向の板厚が大きくなるようにフック部51が形成されている。そして、このフック部51とは反対にフック部52はその内側端部52aからフック部52のほぼ中央部52bあたりまで徐々にその面方向の板厚が小さくなるように形成される。そしてフック部51とフック部52とが互い違いに配置されている。そのため、フック部51とフック部52とは互いに楔状に噛み合った状態である。そのため、フック部51とフック部52とは点線で示されるいわゆる係合面53が生じる。そのため、縦方向に対して引っ掛かり矢印L方向の相対的な回転であるローリングが抑制され、ひいてはエレメント1の姿勢の乱れを防止もしくは抑制される。
1…エレメント、 21,22…フック部、 23…係合面、 a,b…矢印。

Claims (1)

  1. リングを載せるサドル面の左右両側に、前記リングがサドル面から相対的に離脱しないようにリングの上面側を覆うフック部が形成された複数のエレメントが、互いに姿勢を揃えた状態で環状に配列され、それらのエレメントがそれぞれのサドル面に載せられるように配置された前記リングによって結束された伝動ベルトにおいて、
    前記フック部の前記エレメントの左右両側での板厚と中央寄りの板厚とが異なっていることを特徴とする伝動ベルト。
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