JP2008001304A - 車両の減速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 警報制動が必要であり乗員が警報制動を認識できる状況に於いては確実に警報制動を行うと共に、警報制動が必要であるが乗員が警報制動を有効に認識できない状況に於いては警報制動に起因して乗員が違和感を覚えることを防止する。
【解決手段】 車輌の前方に障害物があり(410)且つ運転者により制動操作が行われておらず(415)且つ運転者がわき見をしており(420)、車輌が障害物に衝突する虞れがある状況に於いて(460)、警報制動の最大目標減速度Gbt2maxを演算し、自動走行制御が行われていないとき(510)及び自動走行制御が行われその目標減速度Gbt4が最大目標減速度Gbt2maxよりも小さい基準値Gbt4s未満であるとき(515)には警報制動を行うが(520〜565)、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きいとき(515)には、警報制動を行わない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両の減速制御装置に係り、更に詳細には車両の乗員に警報を発するための警報制動を行う車両の減速制御装置に係る。
自動車等の車両の減速制御装置の一つとして、例えば下記の特許文献1に記載されている如く、前方障害物に対する衝突の危険性又は安全性確保のための減速の必要性に基づいて運転者に対する警報として車両を制動により減速させる警報制動を行う減速制御装置が既に知られている。かかる減速制御装置によれば、前方障害物に対する衝突の危険性や安全性確保のための減速の必要性がある状況に於いて、減速の必要性があることを車両の減速によって運転者に対し警報を発することができる。
特開2005−31967号公報
一般に、警報制動は前方障害物に対する衝突の虞れがあるにも拘わらず運転者により制動操作が行われていない状況に於いて運転者に警報を発する目的で制動によって車両を減速させることにより行われる。そのため車両が既に減速状態にあり車両の減速度が高い場合には効果的ではなく、車両が既に減速状態にある状況に於いて警報制動が行われ車両が減速されても、車輌の減速度の変化が小さいため、車両の乗員がその警報制動を認識できない場合がある。
特に定速走行制御の如き車両の走行制御の減速要求に基づいて車両が減速されており、警報制動により達成される車両の減速度が減速要求の減速度より高くてもそれらの差が小さい場合には、車両の乗員が警報制動の実行による車両の減速度の変化を認識し得たとしても、警報ではなく車両走行時の単なる減速度の変化としてしか認識できず、そのため警報制動が車両の乗員にとって違和感となることがある。
本発明は、車両が既に減速状態にある状況に於いて警報制動が行われる場合に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、車両の減速状態に応じて警報制動実行の是非を判定することにより、警報制動が必要であり車両の乗員が警報制動を認識できる状況に於いては確実に警報制動を行うと共に、警報制動が必要であるが車両の乗員が警報制動を有効に認識できない状況に於いては警報制動に起因して車両の乗員が違和感を覚えることを防止することである。
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
上述の主要な課題は、本発明によれば、車両の乗員に警報を発するための警報制動を行う警報制動手段と、車両の走行制御の減速要求に基づいて車両を減速させる走行制御手段とを有し、前記警報制動が必要であっても、前記走行制御手段により車両が減速されており車両の減速度が基準値以上であるときには、前記警報制動を行わないことを特徴とする車両の減速制御装置(請求項1の構成)、又は車両の乗員に警報を発するための警報制動を行う警報制動手段と、車両の走行制御の減速要求に基づいて車両を減速させる走行制御手段とを有し、前記警報制動手段は前記警報制動の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、前記警報制動が必要であっても、前記走行制御手段により車両が減速されており前記目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下であるときには、前記警報制動を行わないことを特徴とする車両の減速制御装置(請求項6の構成)によって達成される。
上記請求項1の構成によれば、警報制動が必要であっても、走行制御手段により車両が減速されており車両の減速度が基準値以上であるときには、警報制動が行われないので、警報制動が必要である状況に於いて、走行制御手段により車両が減速されているが車両の減速度が基準値未満であるときには、警報制動を確実に行って車両の乗員に警報を発することができると共に、警報制動が必要である状況に於いて、走行制御手段により車両が減速されており車両の減速度が基準値以上であり、車両の乗員が警報制動を有効に認識し難いときには、警報制動に起因して車両の乗員が違和感を覚えることを確実に防止することができる。
また上記請求項5の構成によれば、警報制動が必要であっても、走行制御手段により車両が減速されており警報制動手段の目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下であるときには、警報制動が行われないので、警報制動が必要である状況に於いて、走行制御手段により車両が減速されているが警報制動手段の目標減速度が車両の減速度と所定値との和よりも大きいときには、警報制動を確実に行って車両の乗員に警報を発することができると共に、警報制動が必要である状況に於いて、走行制御手段により車両が減速されており警報制動手段の目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下であり、車両の乗員が警報制動を有効に認識し難いときには、警報制動に起因して車両の乗員が違和感を覚えることを確実に防止することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前記減速制御装置は前記警報制動が必要であり且つ車両の減速度が前記基準値未満である状況になったときに前記警報制動を開始するよう構成される(請求項2の構成)。
上記請求項2の構成によれば、警報制動が必要であり且つ車両の減速度が基準値未満である状況になったときに警報制動が開始されるので、警報制動が必要な状況に於いて車両の減速度が基準値未満になったとき、又は車両の減速度が基準値未満である状況に於いて警報制動が必要になったときに、警報制動を開始させることができ、逆に警報制動が必要であっても車両の減速度が基準値以上であるときに警報制動が開始することを確実に防止することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1又は2の構成に於いて、前記減速制御装置は前記警報制動を行っている状況に於いて車両の減速度が前記基準値以上になっても、所定の終了条件が成立するまで前記警報制動を継続するよう構成される(請求項3の構成)。
上記請求項3の構成によれば、警報制動が行われている状況に於いて車両の減速度が基準値以上になっても、所定の終了条件が成立するまで警報制動が継続されるので、警報制動が行われている状況に於いて車両の減速度が基準値以上になると、警報制動が即座に終了される場合に比して、警報制動の継続時間が短くなって警報制動が有効に行われなくなることを防止し、これにより車両の乗員に対し確実に且つ効果的に警報制動による警報を発することができる。
また本発明によれば、上記請求項1乃至3の何れかの構成に於いて、前記基準値は車速が高いときには車速が低いときに比して大きいよう構成される(請求項4の構成)。
一般に、車両の乗員は車速が高いときには車速が低いときに比して減速度の変化を敏感に感じるので、車速が高いときには車速が低いときに比して警報制動による減速度の変化が小さくても警報制動が行われることが好ましく、逆に車両の乗員は車速が低いときには車速が高いときに比して減速度の変化を感じ難く、従って警報制動が乗員にとって違和感となり易いので、車速が低いときには車速が高いときに比して減速度の変化が小さい警報制動は行われないことが好ましい。
上記請求項4の構成によれば、基準値は車速が高いときには車速が低いときに比して大きく、従って車速が低いときには車速が高いときに比して小さいので、車速が低く車両の乗員が減速度の変化を感じ難い状況に於いては、基準値を小さくして警報制動が行われ難くし、これにより有効性が低い警報制動が行われることに起因して車両の乗員が違和感を覚えることを効果的に防止することができると共に、車速が高く減速度の変化を敏感に感じる状況に於いては、基準値を大きくして警報制動が行われ易くし、これにより車両の乗員に対し確実に警報制動による警報を発することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記1乃至4の何れかの構成に於いて、前記走行制御手段は車両の走行制御の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記走行制御の目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、前記警報制動手段は前記警報制動を行っている状況に於いて前記走行制御の目標減速度が車両の減速度よりも高くなったときには前記警報制動を終了するよう構成される(請求項5の構成)。
上記請求項5の構成によれば、警報制動が行われている状況に於いて走行制御の目標減速度が車両の減速度よりも高くなったときには警報制動が終了されるので、終了するまでの警報制動によって運転者に警報を発することができると共に、警報制動の継続によって走行制御手段による車両の走行制御が阻害されることを確実に防止することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項6の構成に於いて、前記減速制御装置は前記警報制動が必要であり且つ前記目標減速度が車両の減速度と前記所定値との和よりも大きい状況になったときに前記警報制動を開始するよう構成される(請求項7の構成)。
上記請求項7の構成によれば、警報制動が必要であり且つ警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和よりも大きい状況になったときに警報制動が開始されるので、警報制動が必要な状況に於いて警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和よりも大きくなったとき、又は警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和よりも大きい状況に於いて警報制動が必要になったときに、警報制動を開始させることができ、逆に警報制動が必要であっても警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下であるときに警報制動が開始することを確実に防止することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項6又は7の構成に於いて、前記減速制御装置は前記警報制動を行っている状況に於いて前記目標減速度が車両の減速度と前記所定値との和以下になっても、所定の終了条件が成立するまで前記警報制動を継続するよう構成される(請求項8の構成)。
上記請求項8の構成によれば、警報制動が行われている状況に於いて警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下になっても、所定の終了条件が成立するまで警報制動が継続されるので、警報制動が行われている状況に於いて警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下になると警報制動が即座に終了される場合に比して、警報制動の継続時間が短くなって警報制動が有効に行われなくなることを防止し、これにより車両の乗員に対し確実に且つ効果的に警報制動による警報を発することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項6乃至8の何れかの構成に於いて、前記目標減速度の最大値は車両の減速度が高いときには車両の減速度が低いときに比して大きいよう構成される(請求項9の構成)。
一般に、車両の減速度の変化の大きさが同一であっても、車両の乗員は車両の減速度が低いときには車両の減速度が高いときに比して減速度の変化を感じ易く、車両の減速度が高いときには車両の減速度が低いときに比して減速度の変化を敏感に感じ難いので、走行制御手段により車両が減速されている状況に於いて警報制動により付加される車両の減速度は、車両の減速度が低いときには車両の減速度が高いときに比して小さいことが好ましく、逆に車両の減速度が高いときには車両の減速度が低いときに比して大きいことが好ましい。
上記請求項9の構成によれば、警報制動の目標減速度の最大値は車両の減速度が高いときには車両の減速度が低いときに比して大きく、従って車両の減速度が低いときには車両の減速度が高いいときに比して小さいので、車両の減速度が低い状況に於いて警報制動による車両の減速が過大になることを防止すると共に、車両の減速度が高い状況に於いて車両の減速度を十分に変化させて車両の乗員に対し効果的に警報制動による警報を発することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項6乃至9の何れかの構成に於いて、前記目標減速度の最大値は車速が高いときには車速が低いときに比して小さいよう構成される(請求項10の構成)。
一般に、車両の乗員は車速が高いときには車速が低いときに比して減速度の変化を敏感に感じるので、車速が高いときには車速が低いときに比して警報制動による減速度の変化は小さくてもよく、逆に車両の乗員は車速が低いときには車速が高いときに比して減速度の変化を感じ難いので、車速が低いときには車速が高いときに比して警報制動による減速度の変化は大きいことが好ましい。
上記請求項10の構成によれば、警報制動の目標減速度の最大値は車速が高いときには車速が低いときに比して小さく、従って車速が低いときには車速が高いときに比して大きいので、車速が低い状況に於いては車両を十分に減速させて車両の乗員に対し効果的に警報制動による警報を発すると共に、車速が高い状況に於いては警報制動による車両の減速が過大になることを効果的に防止することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項6乃至10の何れかの構成に於いて、前記所定値は車速が高いときには車速が低いときに比して小さいよう構成される(請求項11の構成)。
上記請求項11の構成によれば、所定値は車速が高いときには車速が低いときに比して小さく、従って車速が低いときには車速が高いときに比して大きいので、車速が低く運転者が警報制動を認識し難くいことにより警報制動を違和感として感じ易いときには、警報制動が行われ難くすると共に、車速が高く運転者が減速度の変化を感じ易いことにより警報制動を認識し易いときには、車両の乗員に対し確実に且つ効果的に警報制動による警報を発することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項6乃至11の何れかの構成に於いて、前記走行制御手段は車両の走行制御の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記走行制御の目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、前記警報制動手段は前記警報制動を行っている状況に於いて前記走行制御の目標減速度が前記警報制動の目標減速度よりも高くなったときには前記警報制動を終了するよう構成される(請求項12の構成)。
上記請求項12の構成によれば、警報制動が行われている状況に於いて走行制御の目標減速度が警報制動の目標減速度よりも高くなったときには警報制動が終了されるので、そりまでの警報制動によって運転者に警報を発することができると共に、警報制動の継続によって走行制御手段による車両の走行制御が阻害されることを確実に防止することができる。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1乃至12の何れかの構成に於いて、前記車両の走行制御の減速要求は運転者による車両の運転を支援するために運転者の運転操作に関係なく車両を自動的に減速させる減速要求であるよう構成される(請求項13の構成)。
上記請求項13の構成によれば、運転者による車両の運転を支援するために運転者の運転操作に関係なく車両を自動的に減速させる減速要求がある状況に於いても、車両の乗員が警報制動を有効に認識し得るときには、警報制動を確実に行って車両の乗員に警報を発することができると共に、車両の乗員が警報制動を有効に認識し難いときには、警報制動に起因して車両の乗員が違和感を覚えることを確実に防止することができる。
〔課題解決手段の好ましい態様〕
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至13の何れかの構成に於いて、警報制動手段は車輌がその前方の障害物に衝突する虞れがあり且つ運転者により制動操作が行われていないときに警報制動が必要であると判定するよう構成される(好ましい態様1)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様1の構成に於いて、警報制動手段は運転者のわき見を検出する手段を有し、車輌がその前方の障害物に衝突する虞れがあり且つ運転者により制動操作が行われておらず且つ運転者がわき見をしているときに警報制動が必要であると判定するよう構成される(好ましい態様2)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至13又は上記好ましい態様1又は2の何れかの構成に於いて、警報制動手段は走行制御手段により車両が減速されていないときには、警報制動が必要になったと判定したときに警報制動の開始条件が成立したと判定し、警報制動を開始するよう構成される(好ましい態様3)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記1乃至5又は13又は上記好ましい態様1乃至3の何れかの構成に於いて、警報制動手段は走行制御手段により車両が減速されているときには、車両の減速度が基準値未満である状況に於いて警報制動が必要になったと判定したとき、又は警報制動が必要である状況に於いて車両の減速度が基準値未満になったときに警報制動の開始条件が成立したと判定し、警報制動を開始するよう構成される(好ましい態様4)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記6乃至13又は上記好ましい態様1乃至3の何れかの構成に於いて、警報制動手段は走行制御手段により車両が減速されているときには、警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和よりも大きい状況に於いて警報制動が必要になったと判定したとき、又は警報制動が必要である状況に於いて警報制動の目標減速度が車両の減速度と所定値との和よりも大きくなったときに警報制動の開始条件が成立したと判定し、警報制動を開始するよう構成される(好ましい態様5)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3乃至5の何れかの構成に於いて、警報制動手段は警報制動の開始条件が成立すると、その時点より予め設定された所定の時間に亘り警報制動を行うよう構成される(好ましい態様6)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記1乃至5又は13又は上記好ましい態様1乃至6の何れかの構成に於いて、走行制御手段は車両の走行制御の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記走行制御の目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、警報制動手段は走行制御手段により車両が減速されており走行制御の目標減速度が基準値以上であるときには、警報制動を行わないよう構成される(好ましい態様7)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様7の構成に於いて、警報制動手段は警報制動を行っている状況に於いて走行制御の目標減速度が警報制動の目標減速度よりも高くなったときには警報制動を終了するよう構成される(好ましい態様8)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項6乃至13又は上記好ましい態様1乃至8の何れかの構成に於いて、警報制動手段は警報制動を行うときには、警報制動の目標減速度の最大値まで車輌の減速度を漸増させ、警報制動の開始条件が成立した時点より予め設定された所定の時間が経過するまで車輌の減速度を警報制動の目標減速度の最大値に維持し、しかる後車輌の減速度を漸減させるよう構成される(好ましい態様9)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様9の構成に於いて、警報制動手段は警報制動を開始する時点に於ける車両の走行制御による車輌の減速度が高いほど車輌の減速度を漸増させる際の車輌の減速度の増加率を大きくするよう構成される(好ましい態様10)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項6乃至13又は好ましい態様1乃至10の何れかの構成に於いて、警報制動手段は警報制動が必要であっても、走行制御手段により車両が減速されており警報制動の目標減速度が走行制御の目標減速度と所定値との和以下であるときには、警報制動を行わないよう構成される(好ましい態様11)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項13又は上記好ましい態様1乃至11の何れかの構成に於いて、車両の走行制御の減速要求は所定の車速域にて車両を走行させるための減速要求若しくは前方車両との車間距離を制御するための減速要求であるよう構成される(好ましい態様12)。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明による車両の減速制御装置を好ましい実施例について詳細に説明する。
図1は本発明による減速制御装置の一つの実施例を示す概略構成図である。
減速制御装置10は車両11に搭載されている。車両11は四輪の自動車であり、右前輪12FRと、左前輪12FLと、右後輪12RRと、左後輪12RLとを有している。また車両11は駆動源としてのエンジン14と、制動力を発生する制動装置16とを備えている。エンジン14にはそのスロットル弁を駆動するスロットル弁アクチュエータ14Aが設けられており、制動装置16は油圧回路22と、右前輪用ホイールシリンダ24FRと、左前輪用ホイールシリンダ24FLと、右後輪用ホイールシリンダ24RRと、左後輪用ホイールシリンダ24RLと、ブレーキペダル26と、マスタシリンダ28とを含んでいる。
操舵輪である右前輪12FR及び左前輪12FLは図には示されていないが運転者によるステアリングホイールの操舵操作に応答して駆動されるラック・アンド・ピニオン式のステアリング装置によりそれぞれ右タイロッド及び左タイロッドを介して操舵されるようになっている。
また減速制御装置10は電子制御装置30(以下ECU30という)と、レーダセンサ32と、車両前方撮影カメラ34と、運転者撮影カメラ36と、車速センサ38と、前後加速度センサ40と、マスタシリンダ28に設けられた圧力センサ42と、ホイールシリンダ24FR〜24RLに対応して設けられた圧力センサ44FR〜44RLと、アクセル開度センサ46と、警報灯48とを有している。
ECU30は、互いに接続されたCPU、CPUが実行するプログラム及びマップ(ルックアップテーブル)等を予め記憶したROM、CPUが必要に応じてデータを一時的に格納するRAM、電源が投入された状態でデータを格納するとともに同格納されたデータを電源が遮断されている間も保持するバックアップRAM、及びADコンバータを含むインターフェース等からなるマイクロコンピュータである。
ECU30はレーダセンサ32と、車両前方撮影カメラ34と、運転者撮影カメラ36と、車速センサ38と、前後加速度センサ40と、圧力センサ42と、圧力センサ44FR〜44RLと接続され、各センサ及び各カメラからの信号をCPUに供給するようになっている。またECU30は警報灯46と接続され、CPUの指示に応じて警報灯46に信号を送出することにより警報灯46を点滅又は灯点するようになっている。
マスタシリンダ28は運転者によるブレーキペダル26の操作に応じて駆動されるようになっており、圧力センサ42はマスタシリンダ28内の圧力、即ちマスタシリンダ圧力Pmを検出するようになっている。これに対し圧力センサ44FR〜44RLはそれぞれホイールシリンダ24FR〜24RL内の圧力Pfr、Pfl、Prr、Prlを各車輪の制動圧として検出するようになっている。
油圧回路22は図には示されていないがオイルリザーバ、オイルポンプ及び種々の電磁弁等によって構成されており、各ホイールシリンダの制動圧を変更し得るようになっている。ECU30は油圧回路22に備えられた電磁弁と接続され、CPUの指示に応じてこれらの電磁弁に駆動信号を送出し、これにより各ホイールシリンダの制動圧を制御することによって各車輪の制動力を制御し得るようになっている。
レーダセンサ32は、車両(自車両)11の前部に設けられ探知波としてのミリ波を車両前方へ放射するミリ波レーダであり、前方の車両や道路標識等の障害物を検出し、その障害物と車両11との相対距離Lre及び相対速度Vreを検出し、それらの検出値を信号としてECU30に送出するようになっている(例えば特開2005−31967号公報を参照)。
車両前方撮影カメラ34は、車両11の前部の左右に設置され車両前方を撮影する2台のCCDカメラで構成されており、レーダセンサ32により検出された障害物を画像データとして認識し、2台のカメラの視差を利用することにより、自車に対する障害物の相対位置や障害物の大きさをより正確に検出し、検出値を信号としてECU30に送出するようになっている。
運転者撮影カメラ36は、例えば車両11のステアリングコラム又はダッシュパネルに設置されたCCDカメラであり、運転者の顔を撮影し、画像データを信号としてECU30に送出するようになっている。ECU30のCPUは、得られた画像データを処理することにより、運転者の顔の向きを検出し、運転者がわき見をしているか否かの判定を行うようになっている。
車速センサ38は車両11の所定の位置に備えられ、車両11の走行速度を車速Vとして検出し、車速Vを示す信号をECU30に送出するようになっている。前後加速度センサ40は車両11の所定の位置に備えられ、車両11に前後方向に作用する力に基づいて車両11の前後加速度Gxを検出し、前後加速度Gxを示す信号をECU30に送出するようになっている。
ECU30は、レーダセンサ32及び車両前方撮影カメラ34よりの信号に基づき車両11の進行方向前方に障害物が存在するか否かを判定し、その判定結果に基づき必要に応じて運転者に対し自車の進行方向前方に障害物が存在することの注意喚起をするための警報制動、及び障害物との衝突の回避及び被害の軽減のため被害軽減制動の二種類の障害物関連自動制動を状況に応じて行う。
特にECU30は、進行方向前方に障害物が存在し自車がその障害物に衝突する虞れがある状況に於いて、運転者により制動操作が行われておらず且つ運転者がわき見をしているときには、まず運転者に対し自車の進行方向前方に障害物が存在することの注意喚起をするための警報制動が必要であると判定し、警報制動を行う。またECU30は、警報制動の実行にも拘わらず運転者により衝突回避のための制動操作や操舵操作が行われず、自車が障害物に衝突する虞れが高くなると、被害軽減制動を行う。これに対し警報制動による注意喚起により運転者により衝突回避のための制動操作や操舵操作が行われ、これにより自車が障害物に衝突する虞れがなくなったときには、ECU30は被害軽減制動を行わない。
また車両11はエンジン制御用電子制御装置48(以下ECU48という)を有し、ECU48はスロットル弁アクチュエータ14A及びアクセル開度センサ50と接続され、通常時にはアクセル開度センサ50により検出されるアクセル開度φに基づいて図には示されていないスロットル弁の目標開度を演算するようになっている。ECU48はそのCPUの指示に応じてスロットル弁アクチュエータ14Aにスロットル弁駆動信号を送出し、スロットル弁の開度をそれが目標開度になるよう制御し、これによりエンジン14の出力をアクセル開度φに応じて制御するようになっている。
また車両11は自動走行制御装置52を有し、自動走行制御装置52の電子制御装置54(以下ECU54という)は運転者により操作される図1には示されていない自動走行制御のスイッチがオン状態にあるときには、運転者により加減速操作が行われていない状況に於いて運転者の運転を支援するための車輌の目標加速度Gxtを演算する。そしてECU54は目標加速度Gxtが正の値であるときにはECU48に対し自動走行制御の目標加速度Gxtを示す信号を送出し、ECU48は車輌の加速度Gxが目標加速度Gxtになるようエンジン14の出力を制御する(加速制御モード)ようになっている。
またECU54は目標加速度Gxtが負の値であり減速度であるときには、ECU48に対しエンジン出力低下要求信号を出力してエンジン14の出力を低減すると共に、エンジンブレーキによる車両の減速度を「e」として、ECU30に対し自動走行制御の目標減速度Gbt4(=−Gxt+e)を示す信号を送出し、ECU30は車輌の加速度Gxが目標減速度−Gxtになるよう制動装置16により各車輪の制動力を制御する(減速制御モード)ようになっている。
尚自動走行制御は、車輌を運転者により設定される目標車速(目標車速を含む所定の車速域)にて走行させるオートクルーズコントロールや、前方車輌との車間距離を一定の値又はそれ以上に維持する車間距離制御の如く、運転者による車輌の運転を支援するために運転者の運転操作に関係なく必要に応じて車輌を自動的に加減速させる当技術分野に於いて公知の任意の自動走行制御であってよい。
また自動走行制御が車間距離制御である場合には、一般的には自車が前方車輌に過剰に接近することはないので、実施例の走行制御装置により警報制動が行われることはないが、他の車輌が隣の走行レーンより自車と前方車輌との間に車線変更してきたような場合には、その他車と自車との距離が小さく、警報制動が必要になるので、自動走行制御が車間距離制御である場合にも実施例の走行制御装置が効果的に機能する場合がある。
ECU30は自車両と障害物との相対距離Lreを自車両と障害物との相対速度Vreにて除算することにより、障害物との衝突予測時間(現時点から衝突に至るまでの余裕時間)Taを算出し、衝突予測時間Taに基づいて警報制動及び被害軽減制動を実行するか否かを決定する。
特に図示の実施例に於いては、ECU30は衝突予測時間Taが警報制動開始基準値Ta1(正の定数)以下になり、運転者により制動操作が行われておらず且つ運転者がわき見をしていると判定された場合に、警報制動を行う必要があると判定するようになっている。そしてECU30は警報制動を行う必要があると判定した時点に於いて自動走行制御が行われていない場合及び自動走行制御が加速制御モードにて行われている場合に警報制動を開始する。
図2に示されている如く、警報制動の目標減速度を第二の目標減速度Gbt2とすると、警報制動の目標減速度Gbt2は、警報制動の開始条件が成立すると、まず最大目標減速度Gbt2maxになるまで各サイクル毎にΔGbずつ漸次増大し、警報制動開始時点よりの経過時間Tbが所定値Tbe(正の定数)になるまで最大目標減速度Gbt2maxの値を維持し、しかる後一定の低下率にて低下するよう設定される。
この場合各サイクル毎の増加量ΔGbは車速Vが高いほど小さくなるよう車速Vに応じて可変設定される。また最大目標減速度Gbt2maxは警報制動開始時の自動走行制御の目標減速度Gbt4が高いほど大きくなり、車速Vが高いほど小さくなるよう、警報制動開始時の自動走行制御の目標減速度Gbt4及び車速Vに応じて可変設定される。
また自動走行制御が減速制御モードにて行われている場合には、警報制動は第二の目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4以上になったときに開始し、警報制動開始時点よりの経過時間Tbが所定値Tbeになると第二の目標減速度Gbt2が漸減され、第二の目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4未満になったときに終了する。但し警報制動開始時点よりの経過時間Tbが所定値Tbeになる前に自動走行制御の目標減速度Gbt4が最大目標減速度Gbt2max以上になると、その時点に於いて警報制動は終了し、それ以降は自動走行制御が減速制御モードにて行われる。
またECU30は警報制動を行う必要があると判定した時点に於いて自動走行制御が減速制御モードにて行われている場合には、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s(最大目標減速度Gbt2maxよりも小さい正の定数)未満であるときには警報制動を開始するが、上記時点に於ける自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以上であるときには警報制動を開始しない。
またECU30は一旦警報制動を開始すると、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以上になっても、所定の警報制動の終了条件が成立するまで、即ち警報制動開始時点よりの経過時間Tbが所定値Tbeになるか又は自動走行制御の目標減速度Gbt4が最大目標減速度Gbt2max以上になるまで、警報制動を継続する。
また被害軽減制動は衝突予測時間Taが警報制動開始基準値Ta1よりも小さい被害軽減制動開始基準値Ta2(正の定数)以下になったときに開始され、被害軽減制動に於いては車輌の減速度が最大目標減速度Gbt2maxよりも高い最大目標減速度Gbt4maxまで増大されるが、被害軽減制動は本発明の要旨をなすものではないので、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて実行されてよい。
尚、自動走行制御の減速制御モードの場合と同様、障害物関連自動制動もECU48に対しエンジン出力低下要求信号を出力してエンジン14の出力を低減したり、制動装置16により各車輪の制動圧Pi(i=fr、fl、rr、rl)を増加させて制動力を増加させることにより行われる。
ECU30はマスタシリンダ圧力Pmに基づいて当技術分野に於いて公知の要領にて運転者の制動操作に基づく車輌の第一の目標減速度Gbt1を演算し、障害物関連自動制動及び自動走行制御による制動が必要ではないときには、第一の目標減速度Gbt1を車輌の最終目標減速度Gbtとするようになっている。
またECU30は自動走行制御による制動が必要ではない状況に於いて障害物関連自動制動が必要であるときには、警報制動のための車輌の第二の目標減速度Gbt2又は被害軽減制動のための車輌の第三の目標減速度Gbt3を演算し、それぞれ第二の目標減速度Gbt2又は第三の目標減速度Gbt3を車輌の最終目標減速度Gbtに設定するようになっている。警報制動は運転者に対して警報を行うことが目的であるため、警報制動の目標減速度Gbt2は車両の緊急停止を目的とする被害軽減制動の目標減速度Gbt3に比して小さい値であってよい。
またECU30は障害物関連自動制動が必要ではない状況に於いてECU48より第四の目標減速度Gbt4を示す信号が入力されているときには、自動走行制御による制動が実行される必要があるので、第四の目標減速度Gbt4を車輌の最終目標減速度Gbtとするようになっている。
これに対しECU30はECU48より第四の目標減速度Gbt4を示す信号が入力されている状況に於いて警報制動が必要であるときには、原則として第二の目標減速度Gbt2及び第四の目標減速度Gbt4のうち大きい方の値を車輌の最終目標減速度Gbtとするが、警報制動が必要となった段階に於ける第四の目標減速度Gbt4が基準値Gbt4s以上であるときには、第四の目標減速度Gbt4を車輌の最終目標減速度Gbtとし、これにより自動走行制御を継続すると共に警報制動を行わないようになっている。
更にECU30はECU48より第四の目標減速度Gbt4を示す信号が入力されている状況に於いて被害軽減制動が必要であるときには、障害物との衝突回避及び被害の軽減を最優先にして制動が行われなければならないので、第三の目標減速度Gbt3を車輌の最終目標減速度Gbtとするようになっている。
尚、ECU30は最終目標減速度Gbtに基づいて各車輪の目標制動圧Ptfr、Ptfl、Ptrr、Ptrlを演算し、制動装置16を制御することにより、各車輪の制動圧Pi(i=fr、fl、rr、rl)がそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう各車輪の制動圧をフィードバック制御するようになっている。
次に図3に示されたフローチャートを参照して実施例に於ける制動力制御ルーチンについて説明する。尚図3に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
まずステップ310に於いては圧力センサ42により検出されたマスタシリンダ圧力Pmを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ315に於いてはマスタシリンダ圧力Pmマスタシリンダ圧力Pmが高いほど車輌の第一の目標減速度Gbt1が大きい値になるよう、当技術分野に於いて公知の要領にてマスタシリンダ圧力Pmに基づき車輌の第一の目標減速度Gbt1が演算される。
ステップ320に於いては第一の目標減速度Gbt1が正の値であるか否かの判別、即ち運転者により制動操作が行われ車輌が減速されているか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ330へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ325に於いて車輌の最終目標減速度Gbtが第一の目標減速度Gbt1に設定され、しかる後ステップ365へ進む。
ステップ330に於いては後述の警報制動の目標減速度演算ルーチンにより警報制動のための車輌の第二の目標減速度Gbt2が正の値に演算されているか否かの判別、即ち警報制動が必要であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ340へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ335に於いて車輌の最終目標減速度Gbtが第二の目標減速度Gbt2に設定され、しかる後ステップ365へ進む。
ステップ340に於いては図には示されていない被害軽減制動の目標減速度演算ルーチンにより被害軽減制動のための車輌の第三の目標減速度Gbt3が正の値に演算されているか否かの判別、即ち被害軽減制動が必要であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ350へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ345に於いて車輌の最終目標減速度Gbtが第三の目標減速度Gbt3に設定され、しかる後ステップ365へ進む。
ステップ350に於いてはECU48より自動走行制御の減速制御モードによる制動を達成するための車輌の第四の目標減速度Gbt4を示す信号が入力されているか否かの判別、即ち自動走行制御を達成するための制動が必要であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ360へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ355に於いて車輌の最終目標減速度Gbtが第四の目標減速度Gbt4に設定され、しかる後ステップ365へ進む。
ステップ360に於いては車輌の最終目標減速度Gbtが0に設定され、ステップ365に於いては最終目標減速度Gbtに基づいて各車輪の目標制動圧Pti(i=fr、fl、rr、rl)が演算され、ステップ370に於いては各車輪の制動圧Piがそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう制動装置16が制御されることにより各車輪の制動圧がフィードバック制御される。
次に図4に示されたフローチャートを参照して実施例に於ける警報制動の許可判定ルーチンについて説明する。尚図4に示されたフローチャートによる判定制御も図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
まずステップ410に於いてはレーダセンサ32及び車両前方撮影カメラ34よりの信号に基づき車両11の進行方向前方に障害物が存在するか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ420へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ415へ進む。
ステップ415に於いては例えばマスタシリンダ圧力Pmに基づいて運転者により制動操作が行われていないか否かの判別、即ち運転者が制動により車両を減速させていないか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ420へ進み、否定判別が行われたときには運転者が車両前方の障害物を認知しており警報制動は不要であると考えられるのでステップ420へ進む。
ステップ420に於いてはECU48に対しスロットル弁を全閉すべき要求をしているときには、その要求が解除され、ステップ425に於いては警報制動の目標減速度Gbt2が0に設定され、ステップ430に於いてはフラグFaが0にリセットされる。
ステップ435に於いては運転者撮影カメラ36よりの信号に基づき運転者がわき見をしているか否かの判別、即ち運転者が車両前方の障害物を認知していない虞れが高いか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ410へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ440へ進む。
ステップ440に於いてはフラグFaが0であるか否かの判別、即ち警報制動がまだ許可されていないか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ410へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ445へ進む。
ステップ445に於いてはレーダセンサ32及び車両前方撮影カメラ34より自車両と障害物との相対距離Lreの情報が取得され、ステップ450に於いてはレーダセンサ32及び車両前方撮影カメラ34より自車両と障害物との相対速度Vreの情報が取得され、ステップ455に於いては相対距離Lreが相対速度Vreにて除算されることにより、障害物との衝突予測時間Taが演算される。
ステップ460に於いては衝突予測時間Taが警報制動の開始基準値Ta1以下であるか否かの判別、即ち警報制動が許可されるべきであるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ410へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ465へ進む。
ステップ465に於いては衝突予測時間Taが被害軽減制動の開始基準値Ta2以下であるか否かの判別、即ち被害軽減制動が実行されるべきであるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはフラグFaが1にセットされた後ステップ410へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ475に於いてフラグFaが0にリセットされると共に、制御が被害軽減制動の制御へジャンプする。
次に図5に示されたフローチャートを参照して実施例に於ける警報制動の目標減速度Gbt2演算ルーチンについて説明する。尚図5に示されたフローチャートによる制御はフラグFaが0から1へ変化したときに開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
まずステップ510に於いては自動走行制御の減速制御モードによる減速制御が実行されているか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ540へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ515へ進む。
ステップ515に於いては自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以下であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ540へ進み、否定判別が行われたときにはステップ520へ進む。
ステップ520に於いてはフラグFbが0であり且つフラグFaが0から1へ変化した時点よりの経過時間Tcが基準時間Tco(正の定数)以上であるか否かの判別、即ち実行されるべき警報制動が実行されない状況が基準時間Tco以上継続したか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ590へ進み、否定判別が行われたときにはステップ525へ進む。
ステップ520に於いてはフラグFbが1であるか否かの判別、即ち警報制動の実行中であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ560へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ525aへ進む。
ステップ525aに於いては自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の最大目標減速度Gbt2max以上であるか否かの判別、即ち警報制動を中断すべきであるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ560へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ525bに於いてフラグFbが0にリセットされた後ステップ595へ進む。
ステップ530に於いては図5に示されたフローチャートによる制御が開始された後にフラグFbが1になったことがあるか否かの判別、即ち警報制動が実行されたことがあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ580へ進み、否定判別が行われたときにはステップ510へ戻る。
ステップ520に於いてはフラグFbが0であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ560へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ545へ進む。
ステップ545に於いては図5に示されたフローチャートによる制御が開始された後にフラグFbが1になったことがあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ580へ進み、否定判別が行われたときにはステップ550へ進む。
ステップ550に於いては図6に示されたルーチンに従って後述の如く警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが演算され、ステップ555に於いてはフラグFbが1にセットされ、ステップ560に於いては図8に示されたルーチンに従って後述の如く警報制動の目標減速度Gbt2が演算される。
ステップ570に於いては警報制動が開始された時点よりの経過時間Tbが警報制動の終了基準値Tbe(正の定数)以上であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ510へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ575に於いてフラグFbが0にリセットされる。
ステップ580に於いては警報制動の目標減速度Gbt2がその前回値−ΔGbt2dの値に設定されることにより漸減され、ステップ585に於いては警報制動の目標減速度Gbt2の漸減処理が完了したか否かの判別が行われる。この場合漸減処理が完了したか否かの判別は、自動走行制御の減速制御が実行されているときには、警報制動の目標減速度Gbt2の前回値−ΔGbt2d(正の定数)の値が自動走行制御の目標減速度Gbt4以下であるか否かの判別により行われ、自動走行制御の減速制御が実行されていないときには、警報制動の目標減速度Gbt2の前回値−ΔGbt2dの値が0又は負の値であるか否かの判別により行われる。
尚ステップ585が実行される時点に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の最大目標減速度Gbt2max以上であるときには、警報制動の目標減速度Gbt2の漸減処理は不要であるので、その場合にはステップ585の判別は肯定判別とされる。
ステップ590に於いては警報制動の目標減速度Gbt2が0に設定され、ステップ595に於いてはフラグFaが0にリセットされると共に、経過時間Tbのカウント値が0にリセットされ、図5に示されたルーチンによる制御が終了する。
尚図5には示されていないが、フラグFbが1である間又は警報制動が実行されている間、警報灯46が点滅されることにより、運転者に対し視覚的にも障害物に衝突する虞れがある旨の警報が発せられる。また被害軽減制動が実行されている間、警報灯46が点灯されることにより、運転者に対し視覚的に障害物に衝突する虞れが高い旨の警報が発せられると共に、被害軽減制動が実行されている旨の視覚表示が与えられる。
更に警報制動が実行されるべきであるが、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きいことにより警報制動が行われない状況、即ちステップ5290に於いて肯定判別が行われるときにも警報灯46が点滅されることにより、運転者に対し視覚的にも障害物に衝突する虞れがある旨の警報が発せられる。
図6に示されている如く、ステップ551に於いては車輌が加速中であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ553へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ552に於いて制御は図には示されていない加速中の警報制動の制御ルーチンへジャンプする。
ステップ553に於いては自動走行制御の目標減速度Gbt4が高いほど警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが大きくなると共に、車速Vが高いほど警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが小さくなるよう、目標減速度Gbt4及び車速Vに基づいて図7に示されたマップより警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが演算される。
尚加速中の警報制動はその時点に於ける車輌の加速度Gxより正の所定値が減算された値を警報制動の最低加速度として、車輌の減速度が図2に示された減速度の変化パターンと同様の加速度の変化パターンにて制御される。また加速中の警報制動の場合にも車輌の加速度の低下量は車輌の加速度Gxが高く車速Vが高いほど小さくなるよう、車輌の加速度Gx及び車速Vに応じて可変設定される。
図8に示されている如く、ステップ561に於いては車速Vが高いほど警報制動の目標減速度Gbt2の増大量ΔGbが小さくなるよう、車速Vに基づいて図9に示されたマップより警報制動の目標減速度Gbt2の増大量ΔGbが演算される。
ステップ562に於いてはフラグFbが0より1へ変化した直後であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ563に於いて警報制動の目標減速度Gbt2が−Gx+ΔGbに設定され、否定判別が行われたときにはステップ564に於いて警報制動の目標減速度Gbt2の前回値をGbt2fとして、警報制動の目標減速度Gbt2がGbt2f+ΔGbに設定される。
ステップ565に於いては警報制動の目標減速度Gbt2の値が最大目標減速度Gbt2max以上であるか否かの判別、即ち警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が完了したか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ570へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ566に於いて警報制動の目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに設定される。
かくして車両11の進行方向前方に障害物が存在し(ステップ410)、運転者により制動操作が行われておらず(ステップ415)、運転者がわき見をしている(ステップ420)状況に於いて、衝突予測時間Taが警報制動の開始基準値Ta1以下となったときに、警報制動が必要であると判定され、ステップ470に於いてフラグFaが0より1に書き換えられる。
フラグFaが0より1へ変化すると、図5に示されたフローチャートによる警報制動の制御が開始される。自動走行制御の減速制御が行われていない場合には、ステップ510に於いて否定判別が行われ、ステップ540以降が実行されることにより、警報制動が行われる。この場合まずステップ550に於いて警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが演算され、ステップ560により警報制動の目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになるまで漸増され、警報制動が開始された時点より終了基準値Tbe以上の時間が経過するまで警報制動の目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに維持され、しかる後ステップ585により警報制動の目標減速度Gbt2が漸減される。
これに対し自動走行制御の減速制御が行われている場合には、ステップ510に於いて肯定判別が行われ、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以下であるときには、ステップ515に於いて肯定判別が行われることにより、警報制動が開始される。
しかし自動走行制御の減速制御が行われており、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きいときには、ステップ515に於いて否定判別が行われるので、警報制動は開始されない。また警報制動が開始されると、ステップ555に於いてフラグFbが1にセットされるので、一旦警報制動が開始された後に自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きい値になっても、ステップ525に於いて肯定判別が行われ、ステップ570に於いて肯定判別が行われるまでフラグFbが1に維持され、これにより警報制動が継続される。
次に図10乃至図16に示されたタイムチャートを参照して、運転者により加減速操作が行われていない状況にて自動走行制御の目標減速度が変化する種々の場合について上述の実施例の作動を説明する。
図10は運転者により加減速操作及び自動走行制御による加減速制御が行われておらず、車両の加減速度が変化しない場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図10に示されている如く、時点t1に於いて警報制動の許可条件が成立したとすると、図4のステップ410〜440及びステップ460に於いて肯定判別が行われ、ステップ465に於いて否定判別が行われ、これによりステップ470に於いてフラグFaが1にセットされる。そして図5のステップ510に於いて否定判別が行われ、ステップ540に於いて肯定判別が行われ、ステップ545に於いて否定判別が行われ、ステップ550に於いて最大目標減速度Gbt2maxが演算される。更にステップ555に於いてフラグFbが1にセットされ、ステップ560に於いて警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が開始される。
時点t2に於いて目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになり、時点t1より所定の時間Tbeが経過する時点をt3とすると、時点t2より時点t3まで図8のステップ565に於いて肯定判別が行われ、これによりステップ566により目標減速度Gbt2は最大目標減速度Gbt2maxに維持される。
時点t3に於いては図5のステップ570に於いて肯定判別が行われることによりフラグFbが0にリセットされ、次のサイクルのステップ540及び545に於いて肯定判別が行われ、ステップ580により目標減速度Gbt2の漸減が開始され、ステップ585に於いて否定判別が行われる。そして時点t4に於いて目標減速度Gbt2の漸減が完了すると、ステップ585に於いて肯定判別が行われ、ステップ590に於いて目標減速度Gbt2が0に設定され、ステップ595に於いてフラグFaが0にリセットされ、警報制動が終了する。
図11は運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値以下の範囲内にてゆっくりと増大する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図11に示されている如く、自動走行制御の目標減速度Gbt4が0よりゆっくりと漸次増大する途中の時点t1に於いて警報制動の許可条件が成立し、フラグFaが1にセットされ、時点t1に於ける目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s未満であるとすると、時点t1以前は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定され、時点t1に於いて最大目標減速度Gbt2maxが図10の場合よりも僅かに大きい値に演算され、フラグFbが1にセットされ、警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が開始される。
時点t2に於いて目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになると、時点t2より時点t3まで目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに維持される。そして時点t3に於いて目標減速度Gbt2の漸減が開始され、時点t4に於いて目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4以下になって目標減速度Gbt2の漸減が完了すると、ステップ585に於いて肯定判別が行われ、警報制動が終了する。時点t4以降は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
図12は運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値よりも高い値まで増大する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図12に示されている如く、自動走行制御の目標減速度Gbt4が0より警報制動の許可基準値Gbt4sよりも高い値まで漸次増大し、その途中の時点t1に於いて警報制動の許可条件が成立し、時点t1に於ける目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s未満であるとすると、図11の場合と同様、時点t1以前は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定され、時点t1に於いて最大目標減速度Gbt2maxが図11の場合よりも僅かに大きい値に演算され、フラグFbが1にセットされ、警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が開始される。
時点t2に於いて目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになると、図11の場合と同様、時点t2より時点t3まで目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに維持され、時点t3より目標減速度Gbt2の漸減が開始される。時点t4に於いて目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4以下になって目標減速度Gbt2の漸減が完了すると、警報制動が終了し、時点t4以降は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
図13は運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の最大目標減速度よりも高い値まで比較的急激に増大する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図13に示されている如く、自動走行制御の目標減速度Gbt4が0より警報制動の許可基準値Gbt4sよりも高い値まで漸次増大し、その途中の時点t1に於いて警報制動の許可条件が成立し、時点t1に於ける目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s未満であるとすると、図11の場合と同様、時点t1以前は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定され、時点t1に於いて最大目標減速度Gbt2maxが図11の場合よりも更に大きい値に演算され、フラグFbが1にセットされ、警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が開始される。
時点t2に於いて目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになり、時点t1より所定の時間Tbeが経過する時点t3よりも早い時点t4に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が最大目標減速度Gbt2max以上になったとすると、時点t2より時点t4まで目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに維持されるが、時点t4に於いて図5のステップ525aの判別が肯定判別になりれ、ステップ525bに於いてフラグFbが0にリセットされ、ステップ595に於いてフラグFaが0にリセットされるので、時点t4に於いて警報制動が終了し、時点t4以降は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
図14は運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値以下の範囲内にてゆっくりと減少する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図14に示されている如く、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも小さい範囲にて漸次低下し、その途中の時点t1に於いて警報制動の許可条件が成立したとすると、図11乃至図13の場合と同様、時点t1以前は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定され、時点t1に於いて最大目標減速度Gbt2maxが図11の場合よりも僅かに大きい値に演算され、フラグFbが1にセットされ、警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が開始される。
時点t2に於いて目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになると、図11及び図12の場合と同様、時点t2より時点t3まで目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに維持され、時点t3より目標減速度Gbt2の漸減が開始される。時点t4に於いて目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4以下になって目標減速度Gbt2の漸減が完了すると、警報制動が終了し、図11乃至図13の場合と同様、時点t4以降は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
図15は運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値よりも高い値より0まで比較的急激に減少する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図15に示されている如く、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きい時点t0に於いて警報制動の許可条件が成立することによりフラグFbが1にセットされ、その後の時点t1に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以下になったとすると、時点t0より時点t1までは図5のステップ515、520、525、530に於いて否定判別が行われ、時点t1に於いてフラグFbが1にセットされ、警報制動の目標減速度Gbt2の漸増が開始される。
時点t2に於いて目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxになると、図11、図12、図14の場合と同様、時点t2より時点t3まで目標減速度Gbt2が最大目標減速度Gbt2maxに維持され、時点t3より目標減速度Gbt2の漸減が開始される。時点t4に於いて目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4以下になって目標減速度Gbt2の漸減が完了すると、警報制動が終了し、図11乃至図14の場合と同様、時点t4以降は車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
図16は運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の最大目標減速度よりも高い値よりゆっくりと減少する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。
図16に示されている如く、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きい時点t0に於いて警報制動の許可条件が成立することによりフラグFaが1にセットされ、時点t0より所定の時間Tcoが経過する時点t5に於いても自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きく、その後の時点t6に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以下になったとすると、時点t0より時点t5までは図5のステップ515、520、525、530に於いて否定判別が行われ、警報制動は開始されず、車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
また時点t5に於いてステップ520に於いて否定判別が行われ、ステップ595に於いてフラグFaが0にリセットされるので、図5に示されたフローチャートによる制御は行われなくなり、図4に示されたフローチャートによる制御によりフラグFaが再度1にセットされない限り、警報制動は実行されず、時点t5以降も車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定される。
かくして上述の実施例によれば、警報制動が必要であっても、自動走行制御により車両が減速されており、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きいときには、換言すれば警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが自動走行制御の目標減速度Gbt4と所定値ΔGbt(=Gbt2max−Gbt4s)との和以下であるときには、警報制動が行われないので、警報制動が必要である状況に於いて、自動走行制御により車両が減速されているが警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが自動走行制御の目標減速度Gbt4と所定値ΔGbtとの和よりも大きいときには、警報制動を確実に行って車両の乗員に警報を発することができると共に、警報制動が必要である状況に於いて、自動走行制御により車両が減速されており警報制動の最大目標減速度Gbt2maxが自動走行制御の目標減速度Gbt4と所定値ΔGbtとの和以下であり、車両の乗員が警報制動を有効に認識し難いときには、警報制動を行わないことにより、警報制動に起因して車両の乗員が違和感を覚えることを確実に防止することができる。
特に上述の実施例によれば、図12及び図13に示されている如く、警報制動が行われている状況に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以上になっても、換言すれば警報制動の目標減速度Gbt2が自動走行制御の目標減速度Gbt4と所定ΔGbt(=Gbt2max−Gbt4s)値との和以下になっても、所定の終了条件が成立するまで警報制動が継続されるので、警報制動が行われている状況に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4s以上になると警報制動が即座に終了される場合に比して、警報制動の継続時間が短くなって警報制動が有効に行われなくなることを防止し、これにより車両の乗員に対し確実に且つ効果的に警報制動による警報を発することができる。
また上述の実施例によれば、図13に示されている如く、警報制動が行われている状況に於いて自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の目標減速度Gbt2よりも高くなったときには、警報制動が開始された時点よりの経過時間Tbが基準時間Tbe未満であっても、警報制動が終了するので、終了するまでの警報制動によって運転者に警報を発することができると共に、警報制動の継続によって自動走行制御が阻害されることを確実に防止することができる。
また上述の実施例によれば、警報制動が実行されるべきであるが、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きいことにより警報制動が行われない状況、即ちステップ5290に於いて肯定判別が行われるときには、警報制動が実行される場合と同様に警報灯46が点滅されるので、運転者に対し視覚的に障害物に衝突する虞れがある旨の警報が発し、運転者に注意を喚起することができる。尚警報制動が実行されるべきであるが、自動走行制御の目標減速度Gbt4が警報制動の許可基準値Gbt4sよりも大きいことにより警報制動が行われない場合には、視覚的な警報に加えて聴覚的な警報が発せられてもよい。
また上述の実施例によれば、図17に示されている如く、警報制動の最大目標減速度Gbt2maxは自動走行制御の目標減速度Gbt4が高いときには自動走行制御の目標減速度Gbt4が低いときに比して大きくなるよう、自動走行制御の目標減速度Gbt4に応じて可変設定されるので、自動走行制御の目標減速度Gbt4が低い状況に於いて警報制動による車両の減速が過大になることを防止すると共に、自動走行制御の目標減速度Gbt4が高い状況に於いて車両の減速度を十分に変化させて車両の乗員に対し効果的に警報制動による警報を発することができる。
また上述の実施例によれば、図17に示されている如く、警報制動の最大目標減速度Gbt2maxは車速Vが高いときには車速Vが低いときに比して小さくなるよう車速Vに応じて可変設定されるので、車速Vが低い状況に於いては車両を十分に減速させて車両の乗員に対し効果的に警報制動による警報を発すると共に、車速Vが高い状況に於いては警報制動による車両の減速が過大になることを効果的に防止することができる。
また上述の実施例によれば、図2に示されている如く、警報制動の目標減速度Gbt2は、最大目標減速度Gbt2maxになるまで各サイクル毎にΔGbずつ漸次増大し、警報制動開始時点よりの経過時間Tbが所定値Tbeになるまで最大目標減速度Gbt2maxの値を維持し、しかる後一定の低下率にて低下するよう設定されるが、図9に示されている如く、ステップ561に於いて車速Vが高いほど警報制動の目標減速度Gbt2の各サイクル毎の増大量ΔGbが小さくなるよう、車速Vに応じて各サイクル毎の増大量ΔGbが可変設定される。
従って車速Vが低い状況に於いては警報制動による車両の減速度の変化を大きくして車両の乗員に対し効果的に警報制動による警報を発すると共に、車速Vが高い状況に於いては警報制動による車両の減速度の変化を小さくして警報制動による車両の減速度の変化が過大になることを効果的に防止することができる。
また上述の実施例によれば、警報制動の目標減速度Gbt2及び自動走行制御の目標減速度Gbt4が何れも正の値である場合には、警報制動の開始前及び終了後には車両の目標減速度Gbtが自動走行制御の目標減速度Gbt4に設定されるので、自動走行制御の効果を確保しつつ警報制動を行うことができる。
以上に於いては本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の実施例に於いては、警報制動の許可判定に於ける車輌の減速度は自動走行制御の目標減速度Gbt4であるが、警報制動の許可判定に於ける車輌の減速度は車輌の実際の減速度Gb(=−Gx)であってもよい。
また上述の実施例に於いては、警報制動の最大目標減速度Gbt2maxは自動走行制御の目標減速度Gbt4が高いほど大きくなると共に、車速Vが高いほど小さくなるよう、ステップ533に於いて目標減速度Gbt4及び車速Vに応じて可変設定されるようになっているが、最大目標減速度Gbt2maxは目標減速度Gbt4及び車速Vの何れか一方のみに応じて可変設定されるよう修正されてもよく、また最大目標減速度Gbt2maxは目標減速度Gbt4及び車速Vに関係なく一定の値に設定されてもよい。
また上述の実施例に於いては、警報制動の許可判定ルーチンのステップ515に於ける自動走行制御の目標減速度Gbt4の警報制動の許可基準値Gbt4sは定数であるが、警報制動の許可基準値Gbt4sは車速Vが高いときには車速Vが低いときに比して大きい値になるよう、車速Vに応じて可変設定されるよう修正されてもよい。
尚この修正例によれば、車速Vが低く車両の乗員が減速度の変化を感じ難い状況に於いては、警報制動の許可基準値Gbt4sを小さくして警報制動が行われ難くし、これにより有効性が低い警報制動が行われることに起因して車両の乗員が違和感を覚えることを効果的に防止することができると共に、車速Vが高く減速度の変化を敏感に感じる状況に於いては、警報制動の許可基準値Gbt4sを大きくして警報制動が行われ易くし、これにより車両の乗員に対し確実に警報制動による警報を発することができる。
また上述の実施例に於いては、警報制動の許可判定ルーチンのステップ515に於ける自動走行制御の目標減速度Gbt4の警報制動の許可基準値Gbt4sは定数であるが、警報制動の許可基準値Gbt4sは車速Vが高いときには車速Vが低いときに比して大きい値になるよう、車速Vに応じて可変設定されるよう修正されてもよい。
更に上述の実施例に於ける車速V若しくは自動走行制御の目標減速度Gbt4(又は車輌の減速度)に応じた警報制動の最大目標減速度Gbt2maxの可変設定や、車速Vに応じた警報制動開始時の目標減速度Gbt2の各サイクル毎の増大量ΔGbの可変設定は、自動走行制御により車両が減速されている状況に於いて警報制動が必要であるときには、車両の減速度や自動走行制御の目標減速度Gbt4が基準値以上であるか否かに関係なく警報制動が実行される車両の走行制御装置に於いて採用されてもよい。
本発明による減速制御装置の一つの実施例を示す概略構成図である。 実施例の減速制御装置による警報制動及び被害軽減制動を示すタイムチャートである。 実施例に於ける制動力制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例に於ける警報制動許可判定ルーチンを示すフローチャートである。 実施例に於ける警報制動の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図5のステップ525に於ける警報制動の最大目標減速度Gbt2maxの演算ルーチンを示すフローチャートである。 自動走行制御の目標減速度Gbt4及び車速Vと警報制動の最大目標減速度Gbt2maxとの間の関係を示すグラフである。 図5のステップ540に於ける警報制動の目標減速度Gbt2の演算ルーチンを示すフローチャートである。 車速Vと警報制動の目標減速度Gbt2の1サイクル毎の増加量ΔGbとの間の関係を示すグラフである。 運転者により加減速操作及び自動走行制御による加減速制御が行われておらず、車両の加減速度が変化しない場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値以下の範囲内にてゆっくりと増大する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値よりも高い値まで増大する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の最大目標減速度よりも高い値まで比較的急激に増大する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値以下の範囲内にてゆっくりと減少する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の許可基準値よりも高い値より0まで比較的急激に減少する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 運転者による加減速操作は行われていないが、自動走行制御の減速により車両の減速度が警報制動の最大目標減速度よりも高い値よりゆっくりと減少する場合について、警報制動に関する実施例の作動の例を示すタイムチャートである。 自動走行制御の目標減速度Gbt4及び車速Vと警報制動の目標減速度Gbt2との間の関係を示すグラフである。
符号の説明
10…減速制御装置、11…車両、12RR…右後輪、12FR…右前輪、12RL…左後輪、12FL…左前輪、14…エンジン、22…油圧回路、26…ブレーキペダル、28…マスタシリンダ、30…電子制御装置、32…レーダセンサ、34…車両前方撮影カメラ、36…運転者撮影カメラ、38…車速センサ、40…前後加速度センサ、46…警報灯、48…エンジン用電子制御装置、50…アクセル開度センサ、54…自動走行用電子制御装置

Claims (13)

  1. 車両の乗員に警報を発するための警報制動を行う警報制動手段と、車両の走行制御の減速要求に基づいて車両を減速させる走行制御手段とを有し、前記警報制動が必要であっても、前記走行制御手段により車両が減速されており車両の減速度が基準値以上であるときには、前記警報制動を行わないことを特徴とする車両の減速制御装置。
  2. 前記減速制御装置は前記警報制動が必要であり且つ車両の減速度が前記基準値未満である状況になったときに前記警報制動を開始することを特徴とする請求項1に記載の車両の減速制御装置。
  3. 前記減速制御装置は前記警報制動を行っている状況に於いて車両の減速度が前記基準値以上になっても、所定の終了条件が成立するまで前記警報制動を継続することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の減速制御装置。
  4. 前記基準値は車速が高いときには車速が低いときに比して大きいことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両の減速制御装置。
  5. 前記走行制御手段は車両の走行制御の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記走行制御の目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、前記警報制動手段は前記警報制動を行っている状況に於いて前記走行制御の目標減速度が車両の減速度よりも高くなったときには前記警報制動を終了することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両の減速制御装置。
  6. 車両の乗員に警報を発するための警報制動を行う警報制動手段と、車両の走行制御の減速要求に基づいて車両を減速させる走行制御手段とを有し、前記警報制動手段は前記警報制動の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、前記警報制動が必要であっても、前記走行制御手段により車両が減速されており前記目標減速度が車両の減速度と所定値との和以下であるときには、前記警報制動を行わないことを特徴とする車両の減速制御装置。
  7. 前記減速制御装置は前記警報制動が必要であり且つ前記目標減速度が車両の減速度と前記所定値との和よりも大きい状況になったときに前記警報制動を開始することを特徴とする請求項6に記載の車両の減速制御装置。
  8. 前記減速制御装置は前記警報制動を行っている状況に於いて前記目標減速度が車両の減速度と前記所定値との和以下になっても、所定の終了条件が成立するまで前記警報制動を継続することを特徴とする請求項6又は7に記載の車両の減速制御装置。
  9. 前記目標減速度の最大値は車両の減速度が高いときには車両の減速度が低いときに比して大きいことを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載の車両の減速制御装置。
  10. 前記目標減速度の最大値は車速が高いときには車速が低いときに比して小さいことを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の車両の減速制御装置。
  11. 前記所定値は車速が高いときには車速が低いときに比して小さいことを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載の車両の減速制御装置。
  12. 前記走行制御手段は車両の走行制御の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記走行制御の目標減速度になるよう車両を減速させるものであり、前記警報制動手段は前記警報制動を行っている状況に於いて前記走行制御の目標減速度が前記警報制動の目標減速度よりも高くなったときには前記警報制動を終了することを特徴とする請求項6乃至11の何れかに記載の車両の減速制御装置。
  13. 前記車両の走行制御の減速要求は運転者による車両の運転を支援するために運転者の運転操作に関係なく車両を自動的に減速させる減速要求であることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の車両の減速制御装置。
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