JP7155993B2 - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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本発明は、前方の障害物を検出して前方の障害物との接触を回避する車両の走行制御装置に関する。
従来から、車載レーダ及び車載カメラ等により検出された前方の障害物の位置及び速度等の情報に基づいて障害物との接触可能性を推定し、障害物との接触可能性がある場合に接触を回避するための制動制御を実行する車両の走行制御装置が知られている。従来の車両の走行制御装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼する。)は、前方の障害物及び前方の障害物を回避するための回避スペースの有無を検出し、接触可能性及び回避スペースの有無に基づいて接触回避のための制動制御(減速制御)を行うようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2004-142539号公報
従来装置によれば、回避スペースが存在しない場合は、回避スペースが存在する場合よりも障害物に接触するまでの余裕時間が大きい段階で(即ち、より早期に)急制動を開始する。ところで、一般的に急制動に必要な減速度は、自車両と先行車両との相対距離に反比例するから、回避スペースが存在しない場合の急制動時の減速度は、回避スペースが存在する場合の急制動時の減速度よりも低くすることができる。しかし、回避スペースが存在しない場合に、急制動がより早期に開始されても、運転者が自らの意思により幾つかの回避行動を選択するための時間は残されていない可能性がある。つまり、従来装置によれば、運転者の自由度は確保されず、運転者が違和感を覚える虞がある。
本発明は上記問題に対処するために為されたものである。即ち、本発明の目的の一つは、自車両前方の障害物との衝突可能性がある場合の運転者の操作自由度を確保することにより運転者の違和感を低減可能な車両の走行制御装置を提供することにある。
本発明の走行制御装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、
複数の車輪(WFL、WFR、WRL、WRR)と、前記複数の車輪のそれぞれに制動力を付与する制動装置(60)と、を備える車両(10)に適用される。
本発明装置は、
物標情報取得部(20、41乃至44及びステップ505)と、車両状態情報取得部(20、45及びステップ505)と、障害物検出部(20及びステップ510)と、余裕時間算出部(20及びステップ515)と、車両制御部(20、ステップ535乃至ステップ555)と、を備える。
前記物標情報取得部は、前記車両(10)の前方及び側方の物標の当該車両に対する位置(相対位置)及び当該車両に対する速度(相対速度)に関する「物標情報」を取得するように構成されている。前記車両状態情報取得部は、前記車両の走行状態に関する「車両状態情報」を取得するように構成されている。前記障害物検出部は、前記物標情報及び前記車両状態情報に基づいて前記車両に接触する可能性がある物標を障害物として抽出するように構成されている。前記余裕時間算出部は、前記抽出された障害物が前記車両に接触又は最接近するまでの時間である余裕時間(TTC)を少なくとも前記物標情報に基づいて算出するように構成されている。前記車両制御部は、前記余裕時間が所定の閾値時間以下になったと判定したとき、前記制動装置を用いて前記複数の車輪に制動力を付与することにより前記車両を減速させる減速制御を含む車両制御を実行するように構成されている。
更に、本発明装置は、前記障害物が渋滞の末尾に存在するか否かを判定する渋滞末尾判定部(20及びステップ525)と、前記障害物が渋滞の末尾に存在すると判定されたとき、前記障害物を含む複数の物標に接触又は異常接近することなく前記車両を回避させることが可能な回避スペースが前記渋滞末尾に存在するか否かを判定する回避スペース有無判定部(20及びステップ530)と、を備える。
そして、前記車両制御部は、前記回避スペースが存在すると判定した場合(ステップ530:Yes)、前記余裕時間が所定の第1閾値(TTC1)以下となった時点において(ステップ535:Yes)前記減速制御を実行する(ステップ540)。
一方、前記車両制御部は、前記回避スペースが存在しないと判定した場合(ステップ530:No)、前記余裕時間が前記所定の第1閾値(TTC1)よりも大きい所定の第2閾値(TTC2)以下となった時点において(ステップ545:Yes)前記制動制御における減速度の大きさ(|Gx1|)よりも小さい減速度の大きさ(|Gx2|)にて前記車両を減速させる(ステップ555)。更に、前記車両制御部は、前記余裕時間が前記所定の第1閾値以下となった時点において(ステップ550:No)前記減速制御を実行する(ステップ540)ように構成される。
本発明装置によれば、車両の前方の障害物が渋滞末尾であるか否かが判定され、当該障害物が渋滞末尾であると判定されると、回避スペースが存在するか否かが判定される。回避スペースが存在すると判定される場合、運転者による回避行動(例えば、回避スペースに向けて車両の進路を変更する操作)が期待されるので、本発明装置は、車両と障害物との接触を回避するための減速制御のみを実行する。これに対し、回避スペースが存在しないと判定されるとき、本発明装置は、運転者による回避行動(進路変更)を待つことなく、減速制御の開始よりも早い段階で緩制動を開始することにより、運転者に対する警告を行うとともに本制動が開始されるまで違和感なく車両を減速させることができる。このとき、運転者は回避行動(ブレーキペダル操作)をとることもできる。
つまり、本発明装置によれば、車両前方の障害物との接触可能性がある場合の運転者の操作自由度を確保することができ、運転者の違和感を低減可能な車両の走行制御装置を提供することができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の走行制御装置の概略システム構成図である。 図2は、図1に示したレーダセンサ及びカメラセンサの取付位置の説明図である。 図3は、図1に示した車両と障害物との位置関係を示した図であり、(A)は回避スペースが存在しない場合の図、(B)は回避スペースが存在する場合の図である。 図4は、図1に示した走行制御装置の作動を説明するための衝突余裕時間と減速度の大きさの関係を示した図であり、(A)は回避スペースが存在する場合の図であり、(B)は回避スペースが存在しない場合の図である。 図5は、図1に示した運転支援ECUのCPUが実行する「車両減速制御ルーチン」を示したフローチャートである。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係る走行制御装置(以下、「本装置」とも称呼される。)の概略システム構成図である。本装置は、車両10に搭載され、当該車両10に衝突する可能性が高い障害物に対して、所定の車両制御を実行することにより、車両10の走行を制御する装置である。以下、本装置が搭載された車両10は、他車両と区別する必要がある場合、「自車両10」と称呼される。
本装置は、運転支援ECU20及びブレーキECU30等を備えている。
運転支援ECU20は、ブレーキECU30とCAN(Controller Area Network)通信により互いに情報交換可能に接続されている。ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM(又は不揮発性メモリ)及びインタフェースI/F等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(ルーチン)を実行することにより後述する各種機能を実現する。
本装置は、更に、カメラセンサ41、前方レーダセンサ42、左前側方レーダセンサ43、右前側方レーダセンサ44、車両状態量センサ45、ブレーキセンサ46、表示器51、スピーカ52及びブレーキアクチュエータ53等を備えている。運転支援ECU20は、カメラセンサ41、前方レーダセンサ42、左前側方レーダセンサ43、右前側方レーダセンサ44、車両状態量センサ45、表示器51及びスピーカ52と電気的に接続されている。ブレーキECU30は、ブレーキセンサ46及びブレーキアクチュエータ53と電気的に接続されている。
カメラセンサ41は、自車両10の前方を撮影する車載ステレオカメラ及び車載ステレオカメラによって撮影された画像を処理する画像処理装置(何れも図示省略。)を含む。カメラセンサ41は、例えば、フロントウィンドウの車室内側に配設される。車載ステレオカメラは、一定時間が経過する毎に撮影した画像を表す画像信号を画像処理装置に送信する。
画像処理装置は、受信した画像信号に基づき、撮影領域に存在する物標の有無を判定する。画像処理装置は、物標が撮影領域に存在すると判定した場合、その物標の位置を算出するとともに、物標の種類(自動車、二輪車及び歩行者等)を周知のパターンマッチングにより識別する。なお、物標の位置は、物標の自車両10に対する方向(方位)及び物標と自車両10との間の距離によって特定される。更に、画像処理装置は、物標の左側の端点(左端点)と、右端点とを抽出(特定)し、これら端点の自車両10に対する位置についての情報を取得する。
カメラセンサ41は、物標の位置(概ね、物標の中心位置であり、例えば、物標の左端点と右端点との中心)を示す情報及び物標の種類を示す情報を一定時間が経過する毎に運転支援ECU20に出力する。更に、カメラセンサ41は、物標の左端点及び右端点の自車両10に対する位置(相対位置)についての情報を一定時間が経過する毎に運転支援ECU20に出力する。運転支援ECU20は、カメラセンサ41から受け取った物標の位置を示す情報に基づいて物標の位置の推移を特定する。そして、運転支援ECU20は、特定した物標の位置の推移に基づいて物標の自車両10に対する速度(相対速度)及び移動軌跡を把握する。
前方レーダセンサ42は、図2に示したように、自車両10のフロントバンパFBの車幅方向中心位置に配設される。左前側方レーダセンサ43は、フロントバンパFBの左コーナ部に配設される。右前側方レーダセンサ44は、フロントバンパFBの右コーナ部に配設される。以下、前方レーダセンサ42、左前側方レーダセンサ43及び右前側方レーダセンサ44をまとめて言うときは、単に「レーダセンサ42」とも称呼される。
レーダセンサ42は、ミリ波帯の電磁波(以下、「ミリ波」とも称呼される。)を送受する。ミリ波の放射範囲内に物標が存在する場合、物標は、レーダセンサ42から放射されたミリ波を反射する。レーダセンサ42は、その反射波を受信し、その反射波に基づいて自車両10と物標(概ね、物標の中心位置)との間の距離、物標の自車両10に対する方向(方位)及び物標の自車両10に対する相対速度等を検出する。
カメラセンサ41及びレーダセンサ42によって検出された物標の情報(物標の略中心位置と自車両10との距離、物標の略中心位置の自車両に対する方向(方位)、物標の自車両に対する相対速度及び物標の種類を示す情報を含む。)は、以下、「物標情報」と称呼される。なお、物標と自車両10との相対距離及び相対速度については、レーダセンサ42により検出された情報が優先して用いられ、物標の方位についてはカメラセンサ41により検出された情報が優先して用いられる。
車両状態量センサ45は、自車両10の走行予測進路(RCR)を推定するために必要となる自車両10の走行状態に関する車両状態情報を取得するセンサである。車両状態量センサ45は、自車両10の車体速度(即ち、車速)を検出する車速センサ、自車両10の前後方向及び左右(横)方向の加速度を検出する加速度センサ、自車両10のヨーレートを検出するヨーレートセンサ、及び、操舵輪の舵角を検出する舵角センサ等を含む。車両状態量センサ45は、一定時間が経過する毎に車両状態情報を運転支援ECU20に出力するようになっている。
運転支援ECU20は、車速センサによって検出される車速、及び、ヨーレートセンサによって検出されるヨーレートに基づいて自車両10の旋回半径を演算し、この旋回半径に基づいて自車両10の車幅方向の中心点が向かっている走行進路を走行予測進路RCRとして推定する。例えば、自車両10にヨーレートが発生している場合、走行予測進路RCRは円弧状となる。更に、運転支援ECU20は、ヨーレートがゼロであるとき、加速度センサによって検出されている加速度の方向に沿った直線進路を自車両10が向かっている走行進路(即ち、走行予測進路RCR)であると推定する。なお、運転支援ECU20は、走行予測進路RCRを、自車両10が旋回しているか或いは直進しているかによらず、自車両10から走行予測進路RCRに沿って所定の距離だけ進んだ地点までの経路として認識(決定)する。
表示器51は、自車両内の各種ECU及びナビゲーション装置からの表示情報を受信する。運転支援ECU20は、車両制御を実行すべき障害物が検出された場合、注意喚起画面の表示指令を表示器51に送信する。これにより、表示器51は表示領域の一部を用いて障害物の方向に運転者の視線を誘導する注意喚起画面を表示する。
スピーカ52は、自車両10の車室内に設けられる。運転支援ECU20は、障害物が検出されて車両制御を実行する必要があるとき、警報音の発生指令をスピーカ52に送信する。スピーカ52は、警報音の発生指令に応答して警報音を出力する。
ブレーキECU30は、複数のブレーキセンサ46と電気的に接続され、これらのセンサの検出信号を受信するように構成されている。ブレーキセンサ46は、ブレーキアクチュエータ53を制御する際に使用されるパラメータを検出するセンサである。ブレーキセンサ46は、ブレーキペダル操作量センサ及び各車輪WFL、WFR、WRL及びWRR(図2を参照。)の回転速度を検出する車輪速度センサ等を含んでいる。
ブレーキECU30は、更に、ブレーキアクチュエータ53と電気的に接続されている。ブレーキアクチュエータ53は、油圧制御アクチュエータである。ブレーキアクチュエータ53は、図示しないブレーキペダルの踏力によって作動油を加圧するマスタシリンダと、各車輪に設けられた周知のホイールシリンダを含む制動装置(摩擦ブレーキ装置)60と、の間の油圧回路(何れも図示せず。)に配設される。ブレーキアクチュエータ53は、ホイールシリンダに供給する作動油の圧力を調整する。ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ53を作動させることにより各車輪WFL、WFR、WRL及びWRRに制動力(摩擦制動力)を付与し、自車両10の加減速度を調整するように構成されている。従って、ブレーキECU30は、運転支援ECU20から送信される信号に基づいてブレーキアクチュエータ53を作動させることにより、自車両10の加減速度を調整することができる。
(作動の概要)
本装置は、例えば、自車両10が高速道路及び一般道路等を走行しているとき、当該自車両10の前方の障害物を検出する。更に、自車両10の前方に障害物が検出されると、本装置は、当該障害物が渋滞の末尾であるか否かを判定する。以下、その手順について説明する。
<渋滞末尾の検出>
(1)障害物の有無の判定
本装置は、先ず、自車両10の前方の障害物の有無を判定する。なお、「自車両10の前方の障害物」とは、本装置及び/又は運転者が自車両10の減速及び進路変更等の回避行動を行わなければ、衝突する可能性がある物標を意味している。本装置は、車両状態量センサ45から入力された車両状態情報に基づいて自車両10の走行予測進路RCR(図3を参照。)を推定する。更に、本装置は、カメラセンサ41及びレーダセンサ42から入力された物標情報及び走行予測進路RCRに基づいて、自車両10が衝突する可能性がある物標(障害物)を抽出する。
本装置は、障害物が自車両10に衝突又は最接近するまでの時間である衝突余裕時間TTC(Time to Collision) を算出する。衝突余裕時間TTCは、取得された自車両10と障害物との相対距離を、取得された自車両10と障害物との相対速度で除することにより得られる。本装置は、算出された指標値が示す回避制御の必要度合いが最も高い障害物(即ち、衝突余裕時間TTCが最小の障害物)を「第1障害物」として選択する。
本装置は、自車両10が複数の走行車線を有する道路を走行している状況を想定して、カメラセンサ41が取得した画像情報から複数の走行車線を区切っている白線を認識し、自車両10と同じ走行車線に存在する障害物を「第1障害物」として選択してもよい。
(2)渋滞末尾の検出手順
上記(1)において、「第1障害物」が存在すると判定された場合、本装置は、「第1障害物以外の障害物」(以下、「第2障害物」とも称呼する。)の有無を判定する。上記(1)において、複数の障害物が抽出されている場合、本装置は、第2障害物が存在すると判定する。
第2障害物が存在すると判定された場合、本装置は、自車両10の走行車線(即ち、第1障害物の存在する車線)以外の全ての車線に、第1障害物の後端Re1(図3を参照。)を基準に、前後方向(図3の(A)においてx方向)の所定範囲内(第1障害物の後端Re1からプラス方向にx1、マイナス方向にx2の範囲(Re1-x2≦x≦Re1+x1))に第2障害物が存在しているか否かを判定する。従って、図3の(A)のように全ての車線において上記所定範囲内に第2障害物が存在している場合、本装置は、第1障害物が渋滞末尾にあると判定する。なお、本装置は、路側のガードレール等の路側物も障害物として認識するようになっている。
なお、渋滞末尾の検出の実行許可条件として、自車両10の絶対的な車体速度Vbが所定の速度閾値Vbth以上であることが与えられる。これは、本装置が、比較的高速にて走行しているときに、自車両10が渋滞の末尾に追突することを予防・軽減することを目的としているからである。
(3)回避スペース有無の判定
第1障害物が渋滞末尾にあると判定されると、次に、本装置は、回避スペースの有無を判定する。より具体的に述べると、本装置は、図3に示したように、第1障害物OB1と第2障害物OB2の間の左右方向の距離(以下、「障害物間左右距離」と称呼する。)yobを取得する。障害物間左右距離の大きさ|yob|が自車両10の車幅Wbよりも大きい場合(条件A)、自車両10は第1障害物と第2障害物との間のスペースに入り込むことができる可能性がある。
更に、第1障害物OB1の後端Re1から、y方向において第1障害物OB1と第2障害物OB2との間に存在する第3障害物OB3の後端Re3まで、の前後方向の距離(以下、「障害物間前後距離」と称呼する。)xob(図3の(B)を参照。)を取得する。障害物間前後距離xobが自車両10の全長Lbよりも大きい場合(条件B)、自車両10が第1障害物OB1を回避して第1障害物OB1と第2障害物OB2との間に進入しても、その前方の第3障害物OB3と衝突することなく安全に減速することができる可能性がある。
従って、上記条件A及び条件Bが同時に成立した場合、本装置は、回避スペースが存在する、と判定する。
以上、整理すると、前方の障害物(第1障害物)が渋滞末尾であると判定する条件は、以下の各条件が全て成立する条件である。
・自車両10の車体速度Vbが所定の速度閾値Vbth以上である。
・自車両の前方に障害物(第1障害物)が存在する。
・自車両10の走行車線(即ち、第1障害物の存在する車線)以外の全ての車線に、第1障害物の後端Re1を基準に、前後方向(x方向)の所定範囲内(Re1-x2≦x≦Re1+x1)基準Re1からプラス方向とマイナス方向)に第2障害物が存在している。
そして、渋滞末尾に回避スペースが存在すると判定する条件は、以下の各条件が全て成立する条件である。
(条件A)障害物間左右距離の大きさ|yob|が自車両10の車幅Wbよりも大きい。
(条件B)障害物間前後距離xobが自車両10の全長Lbよりも大きい。
次に、本装置が渋滞末尾の第1障害物OB1との衝突を回避する制動制御(減速制御)について説明する。
図4において、横軸は衝突余裕時間TTC(sec)を表している。この場合、衝突余裕時間TTCは紙面左から右に向かって小さくなる。一方、縦軸は、自車両10の減速度の大きさ|Gx|(G)を表している。以下、減速度Gxは正の値であり、|Gx|=Gxであるとして説明を続ける。
ところで、本装置は、第1障害物OB1が検出された時点から、一定時間(例えば、20msec)毎に、自車両10と第1障害物OB1との衝突余裕時間TTCを演算している。従って、第1障害物OB1が検出された時点以降の減速度の大きさ|Gx|の変化を表している。
(渋滞末尾に回避スペースが存在する場合)
図4の(A)に示したように、第1障害物OB1の周囲に回避スペースが存在する場合、本装置は、自車両10と第1障害物OB1との衝突の可能性が高まると、衝突回避のため、所定の第1減速度Gx1にて自車両10を急減速させる。より具体的に述べると、本装置は、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以下となる時点において、自車両19の減速度Gxが所定の第1減速度Gx1となるように、制動装置60の制動力を調整する。この急減速させる制動は、以下、「本ブレーキ制動」とも称呼される。
所定の第1閾値TTC1は、衝突余裕時間TTCがゼロになる前までに運転者が回避行動を実行することにより自車両10と第1障害物OB1との衝突を回避可能な時間に設定される。例えば、所定の第1閾値TTC1は1秒前後に設定される。
更に、本装置は、所定の第1閾値TTC1よりも十分に大きい衝突余裕時間TTC0において、表示器51及び/又はスピーカ52を用いて運転者に注意喚起を実行する。従って、運転者は、ステアリング操作により自車両10の進路を変更して第1障害物OB1(及び第2障害物OB2)を回避しつつ、自車両10の車体速度Vbを第3障害物OB3の移動速度以下に低減することができる。或いは、運転者は、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以下となる前にブレーキペダル操作により、自車両10を減速させるような回避行動をとることもできる。
(渋滞末尾に回避スペースが存在しない場合)
一方、本装置は、図4の(B)に示したように、運転者のステアリング操作により進路を変更して第1障害物OB1との衝突を回避するためのスペースが渋滞末尾に存在しない状況において、自車両10を予め減速させる。即ち、本装置は、第1障害物が検出された後、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1より大きく且つ衝突余裕時間TTC0よりも小さい所定の第2閾値TTC2以下となる時点において、自車両10の減速度Gxが所定の減速度Gx2となるように、ブレーキアクチュエータ53を制御して制動装置60の制動力を調整する。
所定の第2閾値TTC2は、衝突余裕時間TTCがゼロになる前までに運転者が回避行動(例えば、ブレーキペダルの操作)を実行することにより自車両10と第1障害物OB1との衝突を回避可能な時間に設定されている。例えば、所定の第2閾値TTC2は数秒程度に設定される。所定の第2減速度Gx2は、運転者にとって違和感なく自車両10を減速させることができるように、本ブレーキ制動を実行するときの減速度に比較して小さい減速度に設定される。例えば、所定の第2減速度Gx2は0.3G程度に設定される。このような制動は、自車両10を急減速させる「本ブレーキ制動」に対して自車両10を緩やかに減速させるので、以下、「緩ブレーキ制動」とも称呼される。このように、本装置は、緩ブレーキ制動を実行することにより、運転者に対し自車両10の第1障害物OB1との衝突可能性の注意喚起を行うことができる。
その後、本装置は、自車両10と第1障害物OB1との衝突の可能性が高まると、衝突回避のため、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1まで減少した時点において、本ブレーキ制動を実行する。
更に、所定の第1閾値TTC1、所定の第2閾値TTC2及び警告を報知するタイミングは、例えば、カメラセンサ41によって認識される路面状態によって変更されてもよい。例えば、所定の第1閾値TTC1、所定の第2閾値TTC2及び警告を報知するタイミングは、路面状態がウェット状態であるときは路面が乾燥しているときよりも大きい値に設定されてもよい。以上が、回避スペースが存在しないときの制動制御(減速制御)である。なお、上記加速度は、あくまで例示であり、本装置がこれらの数値により限定されることはない。
(実際の作動)
次に、本支援装置の実際の作動について説明する。
運転支援ECU20のCPU(以下、単に「CPU」とも称呼される。)は、一定時間(例えば、20ms)が経過する毎に図5にフローチャートにより示した「車両減速制御ルーチン」を実行するようになっている。
CPUは所定のタイミングにてステップ500から処理を開始してステップ505に進み、物標情報及び車両状態情報を取得する。次いで、CPUは、ステップ510に進み、取得された物標情報及び車両状態情報から算出される走行予測進路RCRに基づいて自車両10の前方に障害物があるか否かを判定する。
前方に障害物がない場合、CPUはステップ510にて「No」と判定してステップ595に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。即ち、この場合、減速制御は実行されない。
一方、前方に障害物がある場合、CPUはステップ510にて「Yes」と判定してステップ515に進み、自車両10と当該障害物(即ち、第1障害物OB1)とが衝突するまでの時間である衝突余裕時間TTCを算出する。
次いで、CPUはステップ520に進み、車体速度Vbが所定の速度閾値Vbth以上であるか否かを判定する。車体速度Vbが所定の速度閾値Vbth未満である場合、CPUはステップ520にて「No」と判定してステップ595に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。即ち、この場合、減速制御は実行されない。
一方、車体速度Vbが所定の速度閾値Vbth以上である場合、CPUはステップ520にて「Yes」と判定してステップ525に進み、自車両10の前方の障害物が、渋滞の末尾にあるか否かを判定する。自車両10の前方の障害物が、渋滞の末尾にあると判定した場合、CPUはステップ525にて「Yes」と判定してステップ530に進み、自車両10に前方の障害物を回避させるためのスペース(回避スペース)が渋滞末尾に存在するか否かを判定する。
渋滞末尾に回避スペースが存在し且つ衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1より大きい場合、CPUは、ステップ530にて「Yes」と判定して、ステップ535に進み、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以下であるか否かを判定する。前述の仮定によれば、衝突余裕時間TTCは所定の第1閾値TTC1より大きい。従って、CPUはそのステップ535にて「No」と判定してステップ595に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。即ち、この場合、自車両10が障害物と衝突するまで多くの時間が残されているので、減速制御は実行されない。
渋滞末尾に回避スペースが存在し且つ衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以下である場合、CPUは、ステップ530にて「Yes」と判定して、ステップ535に進むと、そのステップ535にて「Yes」と判定してステップ540に進む。CPUは、ステップ540にて本ブレーキ制動を実行し、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。つまり、この場合、自車両10が障害物と衝突するまでの時間が短くなっているので、CPUは減速制御により自車両10を直ちに減速させ、障害物との衝突を回避する。
渋滞末尾に回避スペースが存在せず且つ衝突余裕時間TTCが所定の第2閾値TTC2より大きい場合、CPUは、ステップ530にて「No」と判定してステップ545に進み、衝突余裕時間TTCが所定の第2閾値TTC2以下であるか否かを判定する。前述の仮定によれば、衝突余裕時間TTCは所定の第2閾値TTC2より大きい。従って、CPUはステップ545にて「No」と判定してステップ595に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。即ち、この場合、減速制御は実行されない。
渋滞末尾に回避スペースが存在せず、衝突余裕時間TTCが所定の第2閾値TTC2以下且つ所定の第1閾値TTC1以上である場合、CPUは、ステップ530にて「No」と判定してステップ545に進む。CPUは、ステップ545にて「Yes」と判定してステップ550に進み、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以上であるか否かを判定する。前述の仮定によれば、衝突余裕時間TTCは所定の第1閾値TTC1以上である。従って、CPUは、ステップ550にて「Yes」と判定してステップ555に進み、「緩ブレーキ制動制御」を実行してステップ595に進み、本ルーチンを一旦終了する。
渋滞末尾に回避スペースが存在せず且つ衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1未満である場合、CPUは、ステップ530にて「No」と判定してステップ545に進み、「Yes」と判定してステップ550に進む。次いで、CPUは、ステップ550にて「No」と判定してステップ540に進むと、本ブレーキ制動を実行してステップ595に進み、本ルーチンを一旦終了する。
なお、CPUは、前方の障害物が渋滞末尾にない場合、ステップ525にて「No」と判定してステップ535に直接進むようになっている。車体速度Vbが所定の速度閾値Vbth未満の場合、CPUはステップ520にて「No」と判定してステップ595に直接進むようになっている。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る車両の走行制御装置は、検出された障害物が渋滞の末尾に存在するか否かを判定する渋滞末尾判定部と、障害物が渋滞の末尾に存在すると判定されたとき、障害物を含む複数の物標(第1~第3障害物)に接触又は異常接近することなく車両を回避させることが可能な回避スペースが渋滞末尾に存在するか否かを判定する回避スペース有無判定部と、を備える。車両制御部(運転支援ECU20のCPU)は、回避スペースが存在すると判定した場合、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以下となった時点において減速制御を実行する。
車両制御部は、回避スペースが存在しないと判定した場合、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1よりも大きい第2閾値TTC2以下となった時点において減速制御における減速度の大きさ|Gx1|よりも小さい減速度の大きさ|Gx2|にて車両10を減速させる。 更に、制御部は、衝突余裕時間TTCが所定の第1閾値TTC1以下となった時点において減速制御を実行するように構成される。
これによれば、車両の運転者は、渋滞末尾に回避スペースが存在しない場合には、衝突回避のための本ブレーキ制動が実行されるよりも早い段階で緩ブレーキ制動が実行される。そのため、運転者は、違和感なく衝突の危険性を感知して、本ブレーキ制動が開始される前に衝突回避行動をとることができる。つまり、本装置により、自車両前方の障害物との衝突可能性がある場合の運転者の操作自由度を確保することができるとともに、運転者の違和感を低減することができる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
上記実施形態において、カメラセンサ41には、ステレオカメラが採用されていたが、物標の位置及び種類を示す情報を取得することができれば、単眼カメラが用いられてもよい。レーダセンサ42には、ミリ波帯の電磁波を送受するレーダが採用されていたが、物標との距離、物標と自車両10との相対速度が検出できれば、他のレーダ(例えば、レーザレーダ)であってもよい。
更に、上記実施形態において、物標と自車両10との距離及び相対速度については、レーダセンサ42により検出された情報が優先され、物標の方位についてはカメラセンサ41により検出された情報が優先されていた。しかし、これらの相対距離、相対速度及び物標の方位は、カメラセンサ41及びレーダセンサ42の何れかにより検出されてもよいし、カメラセンサ41及びレーダセンサ42の何れか一方のみが備えられていてもよい。
上記実施形態において、車体速度Vbが速度閾値Vbth以上であるときに前方の障害物が渋滞末尾にあるか否かを判定していたが、車体速度Vbが速度閾値Vbth以上であるか否かを判定することは必ずしも必要ではない。
上記実施形態において、回避スペースが存在する場合における本ブレーキ制動の減速度の大きさと、回避スペースが存在しない場合における本ブレーキ制動の減速度の大きさと、何れも|Gx1|に設定されていたが、常に等しい必要はなく、互いに異なる値であってもよい。
上記実施形態において、本ブレーキ制動における減速度の大きさ|Gx1|は約1Gに設定されていたが、減速度Gx1は、以下の(1)式に従って算出されてもよい。

Gx=(Vp2-Vb2)/(2・d) …(1)

ここで、Vpは先行車両(即ち、第1障害物)、dは自車両10と先行車両との相対距離である。
10…自車両、20…運転支援ECU、30…ブレーキECU、41…カメラセンサ、42…レーダセンサ、45…車両状態量センサ、46…ブレーキセンサ、51…表示器、52…スピーカ、53…ブレーキアクチュエータ、60…制動装置、WFL、WFR、WRL、WRR…車輪。

Claims (1)

  1. 複数の車輪と、
    前記複数の車輪のそれぞれに制動力を付与する制動装置と、
    を備えた車両に適用され、
    前記車両の前方及び側方の物標の当該車両に対する位置及び当該車両に対する速度に関する物標情報を取得する物標情報取得部と、
    前記車両の走行状態に関する車両状態情報を取得する車両状態情報取得部と、
    前記物標情報及び前記車両状態情報に基づいて前記車両の走行車線に存在し且つ前記車両に接触する可能性がある物標を第1障物(OB1)として抽出する障害物検出部と、
    前記抽出された第1障害物が前記車両に接触するまでの時間である余裕時間を少なくとも前記物標情報に基づいて算出する余裕時間算出部と、
    前記余裕時間が所定の閾値時間以下になったと判定したとき、前記制動装置を用いて前記複数の車輪に制動力を付与することにより前記車両を減速させる減速制御を含む車両制御を実行する車両制御部と、
    を備える走行制御装置であって、
    前記車両制御部は、
    記第1障害物の存在する前記走行車線以外の全ての車線に、前記第1障害物の後端(Re1)から第1距離(x1)だけ前方の位置と前記第1障害物の後端(Re1)から第2距離x2だけ後方の位置との間の所定範囲内に前記第1障害物と相違する第2障害物(OB2)が存在しているか否かを判定し
    前記第1障害物の存在する前記走行車以外の全ての車線の前記所定範囲内に前記第2障害物が存在していると判定されたとき、前記第1障害物と、前記第2障害物のうちの一つであって前記第1障害物からの左右方向の距離である障害物間左右距離(yob)が前記車両の車幅(Wb)よりも大きく離れた障害物である特定第2障害物と、の間に存在する前記第2障害物の他の一つである第3物標(OB3)の後端(Re3)の、前記第1障害物の後端(Re1)からの前方向の距離である障害物間前後距離(xob)が、前記車両の全長(Lb)よりも大きいか否かを判定することにより前記車両を回避させることが可能な回避スペースが存在するか否かを判定し
    記回避スペースが存在すると判定した場合、前記余裕時間が所定の第1閾値以下となった時点において前記減速制御を実行し、
    前記回避スペースが存在しないと判定した場合、前記余裕時間が前記所定の第1閾値よりも大きい第2閾値以下となった時点において前記減速制御における減速度の大きさよりも小さい減速度の大きさにて前記車両を減速させ、更に、前記余裕時間が前記所定の第1閾値以下となった時点において前記減速制御を実行する、
    ように構成された、
    走行制御装置。
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