JP2007022567A - 分別廃棄性に優れたキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器口部とキャップ本体との係合力の低下を回避しつつ、キャップ本体を容易に容器口部から取り外すことが可能な分別廃棄性に優れたキャップを提供する。
【解決手段】容器口部が嵌合固定されるキャップ本体1とキャップ本体1に開閉自在に設けられた上蓋2からなるキャップにおいて、キャップ本体1の筒状側壁6には、内側壁部6aと外側壁部6bに引き裂き可能な引き裂き領域と、引き裂き不能な固定領域が形成されており、引き裂き領域と固定領域の一方の境界部には、外側壁部に上端から下端まで軸方向スコアが形成され、引き裂き領域では、筒状側壁の厚み部分を上端から下方に深く延びるスリットにより、内側壁部の下端部分が引き裂き可能な薄肉の連結部45で外側壁部に連結されており、固定領域では、内側壁部と外側壁部とが一体化さ、引き裂き領域における内側壁部では、容器口部との係合突起23が形成されていない部分が薄肉に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉自在に設けられた上蓋とからなるキャップに関するものであり、より詳細には、使用後に、キャップ本体を容器口部から容易に取り外して廃棄することが可能な分別廃棄性に優れたキャップに関する。
容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉自在に設けられた上蓋とからなるキャップは、例えば各種飲料或いは調味料などが充填された容器のキャップとして、種々の用途に使用されている。最近では、資源の再利用、ゴミ焼却性などの観点から、このようなキャップについて分別廃棄性が要求され、例えば容器内容物取り出し後の使用済みキャップについて、格別の工具を用いることなく、キャップ本体を容器口部から取り外すことができるように、種々の構造を有するキャップが提案されている。
例えば、特許文献1には、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体のスカート部の外面に、切断面を介して外筒を対面させ、スカート部の下端(あるいは上端)と外筒とを破断可能な橋絡部により連結させるとともに、外筒には、軸方向に延びている引き裂き用スコアを設けた構造のキャップが提案されている。
特許第3161977号
特許文献1で提案されているキャップでは、スカート部の内面に容器口部とがっちりと係合突起(アンダーカットとも呼ばれる)が形成されており、廃棄に際しては、外筒に形成されている引き裂き用スコアを手で引き裂き、引き裂かれた部分を手で持って周方向に捲っていくと、スカート部と外筒とを連結している橋絡部が破断する。即ち、キャップ本体が容器口部に固定されているときには、スカート部が外筒によってタガ締めされているため、キャップ本体と容器口部とががっちりと係合しているため、高い保持力や密封性を確保することができ、しかも、上記のように引き裂き用スコアを引き裂き、外筒を捲って橋絡部を破断していくことにより、スカート部がタガ締め力から開放され、フリーの状態となるため、格別の工具を用いることなく、容易にキャップ本体を容器口部から取り外すことができるというものである。
しかしながら、特許文献1のようなキャップでは、キャップ本体と容器口部との係合力を高めることが求められている。即ち、このようなキャップでは、スカート部を外筒によるタガ締め力から開放したときに、キャップ本体と容器口部との係合力が弱められるように、スカート部の前記係合突起が設けられている下端部分に、一定間隔で複数のスリットを設け、スコアを引き裂き、外筒を周方向に捲ったときに、開放されたスカート部の下端部分を手で容易に上方に捲り上げることができるようになっている。このため、キャップ本体の容器口部からの取り外しは容易に行うことができるようになっているものの、上記のようなスリットの形成により、スカート部下端の係合突起(上記スリットで完全に複数に分断されている)と容器口部との係合力の低下は避けられないのである。
従って、本発明の目的は、容器口部とキャップ本体との係合力の低下を回避しつつ、キャップ本体を容易に容器口部から取り外すことが可能な分別廃棄性に優れたキャップを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、内容物注出用開口予定部を有する頂板部と頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有し、且つ該筒状側壁の内側に容器口部が嵌合固定されるキャップ本体、及び該キャップ本体に開閉自在に設けられている上蓋からなるキャップにおいて、
前記キャップ本体の筒状側壁は、内側壁部と、該内側壁部よりも下方に延びており、該内側壁部の周囲に位置する外側壁部とからなっており、該内側壁部の下端部分の内面には、容器口部の外面と係合する厚肉の係合突起が、全周にわたって、適当な間隔で形成されており、
前記筒状側壁には、前記内側壁部と外側壁部とに引き裂き可能な引き裂き領域と、引き裂き不能な固定領域とが形成されており、
前記引き裂き領域と固定領域との一方の境界部には、前記外側壁部に、上端から下端まで軸方向に延びている軸方向弱化ラインが形成されており、
前記引き裂き領域は、前記筒状側壁の全周の少なくとも1/4以上にわたって形成されていると共に、該引き裂き領域では、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に深く延びているスリットにより、前記内側壁部の下端部分が引き裂き可能な薄肉の連結部で外側壁部に連結されており、
前記固定領域は、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に浅く延びているスリットにより前記内側壁部の下端部が引き裂き不能な厚肉の連結部により外側壁部に連結されているか、或いはスリットが形成されておらず、前記内側壁部と外側壁部とが一体化された領域となっており、
前記引き裂き領域における前記内側壁部では、前記係合突起が形成されていない部分が、下端から該係合突起の最厚肉部よりも上方に位置する部分までが薄肉に形成されていることを特徴とするキャップが提供される。
本発明の第2の態様によれば、内容物注出用開口予定部を有する頂板部と頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有し、且つ該筒状側壁の内側に容器口部が嵌合固定されるキャップ本体、及び該キャップ本体に開閉自在に設けられている上蓋からなるキャップにおいて、
前記キャップ本体の筒状側壁は、内側壁部と、該内側壁部よりも下方に延びており、該内側壁部の周囲に位置する外側壁部とからなっており、該内側壁部の下端部分の内面には、容器口部の外面と係合する厚肉の係合突起が、全周にわたって、適当な間隔で形成されており、
前記筒状側壁には、前記内側壁部と外側壁部とに引き裂き可能な引き裂き領域と、引き裂き不能な固定領域とが形成されており、
前記引き裂き領域と固定領域との一方の境界部には、前記外側壁部に、上端から下端まで軸方向に延びている軸方向弱化ラインが形成されており、
前記引き裂き領域は、前記筒状側壁の全周の少なくとも1/4以上にわたって形成されていると共に、該引き裂き領域では、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に深く延びているスリットにより、前記内側壁部の下端部分が引き裂き可能な薄肉の連結部で外側壁部に連結されており、
前記固定領域は、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に浅く延びているスリットにより前記内側壁部の下端部が引き裂き不能な厚肉の連結部により外側壁部に連結されているか、或いはスリットが形成されておらず、前記内側壁部と外側壁部とが一体化された領域となっており、
前記引き裂き領域における前記内側壁部では、前記係合突起が形成されていない部分が、下端から該係合突起の最厚肉部よりも上方に位置する部分までが薄肉に形成されているとともに、該薄肉部の外面と前記外側壁部の内面とを接合する軸方向リブが設けられており、該軸方向リブは、前記内側壁部と前記外側壁部との連結部から上方に延びていることを特徴とするキャップが提供される。
本発明は、第1の態様及び第2の態様の何れにおいても、上蓋がキャップ本体の筒状側壁にヒンジ連結された所謂ヒンジキャップに適用することができ、また、上蓋がキャップ本体に螺子締結された所謂螺子キャップに適用することもできるが、キャップ本体を容器口部から取り外す際の摘みとして上蓋を利用できることから、特にヒンジキャップに本発明を適用することが最適であり、このようなヒンジキャップにおいては、
(1)上蓋とキャップ本体の筒状側壁とのヒンジ連結部が、前記引き裂き領域に形成されており、該ヒンジ連結部の周方向一方側端部の近傍から前記軸方向弱化ランが延びていること、
(2)前記外側壁部には、前記ヒンジ連結部の周方向他方側端部の近傍部分において、上端から前記内側壁との連結部分よりも上方部分にまで軸方向に延びている短い軸方向弱化ラインが形成されていること、
が好適である。
本発明の第1及び第2の態様のキャップにおいては、キャップ本体の筒状側壁が、容器口部との係合用突起が周方向に適当な間隔を置いて複数形成されている内側壁部と、この内側壁部よりも長く形成されている外側壁部とから形成されていると共に、このような筒状側壁には、引き裂き領域と固定領域とが形成されており、筒状側壁の全周の1/4以上が引き裂き領域となっており、この引き裂き領域と固定領域との境界部において、外側壁部に、上端から下端まで軸方向に延びている軸方向弱化ラインが形成されている。即ち、容器内容液を取り出した後の使用済みキャップについて、キャップ本体を容器口部から取り外すには、外側壁部に形成されている前記軸方向弱化ラインを引き裂き、引き裂かれた外側壁部の端部を持って捲っていけばよく、これにより、引き裂き領域で外側壁部が内側壁部から引き剥がされ、キャップ本体の容器口部からの取り外しを行うことが可能となるのである。
ところで、引き裂き領域では、筒状側壁の厚み部分をスリットが上端から下方に深く延びている。このため、内側壁部の下端部分が引き裂き可能な薄肉の連結部で外側壁部に連結されている。従って、軸方向弱化ラインが引き裂かれた状態で、外側壁部を周方向に捲っていけば、薄肉の連結部が容易に引き裂かれ、この結果、引き裂き領域において、外側壁部は内側壁部から引き剥がされることとなる。
しかるに、本発明の第1及び第2の態様の何れのキャップにおいても、内側壁部の下端内面には容器口部との係合用突起は、複数形成されているが、この係合用突起の間の部分は、必ず壁部が存在し、隣り合う係合用突起はその側部で必ず連結されている。例えば、固定領域では、外側壁部と内側壁部とが一体に形成されているか或いは厚肉の連結部が形成されており、従って、隣り合う係合用突起の間には必ず壁部が存在し、両者は互いに連なっている。また、引き裂き領域では、隣り合う係合用突起の間は薄肉壁となっており、従って、この領域においても、隣り合う係合用突起は互いに連結されている。このことから理解されるように、キャップ本体が容器口部に装着されている状態では、内側壁の下端内面に形成されている複数の係合用突起は、全体がリング状に結合しており、これらは互いに拘束し合うようになっている。しかも、これらの係合突起が形成されている内側壁の下端部は、その全周にわたって、内側壁部よりも長い外側壁部によって覆われている。このため、内側壁部の内面の係合用突起は、がっちりと容器口部に係合しており、従って、キャップ本体と容器口部との高い係合力が確保されている。
また、外側壁部の軸方向弱化ラインを引き裂き、引き裂き領域で外側壁部を周方向に捲っていくと、第1の態様のキャップでは、各係合用突起の間の薄肉壁が外側に引っ張られ、場合によっては引き裂かれ、この結果、全周の1/4以上にわたって形成されている引き裂き領域では、各係合突起が若干外側に捲れた状態となり、容器口部との係合力が大きく低下する。また、第2の態様のキャップにおいても、各係合用突起の間の薄肉の壁部は、軸方向リブにより外側に引っ張られ、この状態で軸方向リブが破断し、このため、やはり、引き裂き領域では、各係合突起が若干外側に捲れた状態となり、容器口部との係合力が大きく低下する。かくして、第1及び第2の態様のキャップにおいても、引き裂き領域で外側壁部を内側壁部から引き剥がすことにより、引き裂き領域でのキャップ本体と容器口部との係合力が大きく低下し、キャップ本体の容器口部からの取り外しを、格別の工具を用いることなく容易に行うことが可能となる。
このように、本発明によれば、キャップ本体と容器口部との高い係合力を確保しつつ、分別廃棄性を高めることができる。
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の態様のキャップの上蓋を閉じた状態での側面断面図であり、
図2は、図1のキャップにおける上蓋を開栓した状態での上面図であり、
図3は、図1のキャップにおける上蓋を開栓した状態での底面図であり、
図4は、図1のキャップにおける上蓋を閉じた状態での背面側面図であり、
図5は、図1のキャップの種々の位置での筒状側壁を拡大して示す部分側面断面図であり、
図6は、図1のキャップの引き裂き領域において、外側壁部を内側壁部から引き剥がした状態を示す図であり、
図7は、本発明の第2の態様のキャップにおける上蓋を開栓した状態での上面図であり、
図8は、図7のキャップの種々の位置での筒状側壁を拡大して示す部分側面断面図であり、
図9は、図7のキャップの引き裂き領域において、外側壁部を内側壁部から引き剥がした状態を示す図である。
本発明における第1の態様のキャップを示す図1乃至図4を参照して、このキャップは、キャップ本体1と上蓋2とから成り、キャップ本体1は、大まかに言って、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下している筒状側壁6とから構成されている。
頂板部5の内面には、筒状側壁6とは間隔を置いて下方に延びているインナーリング9が形成されている。即ち、このインナーリング9と筒状側壁6との間の空間に容器口部60が嵌め込まれることにより、キャップ本体1は、容器口部60に装着される。
また、頂板部5には、注出用開口を形成するためのスコア10が形成されており、頂板部5の上面側には、スコア破断用のプルリング11が支柱13を介して設けられている。即ち、このプルリング11を引っ張ることにより、スコア10が破断し、内容物を注ぎ出すための開口が頂板部5に形成されるようになっている。(従って、このスコア10で囲まれている領域が内容物注出用開口予定部となる。)
さらに、頂板部5の上面側には、スコア10を取り囲むようにして、注出液案内用の筒状突起15が形成されており、注出用開口を介して注ぎ出された内容液は、この筒状突起15によって案内される。この筒状突起15の上端は、ラッパ状に広がって液の排出をスムーズに行い得るようになっており、また、図1に示されているように、後述するヒンジ連結部25側において、筒状突起15の背が低く形成され、上蓋2を閉じるときに上蓋2の旋回を妨害しないように構成されている。また、筒状突起15の外側には、上蓋2を保持するための周状突起17が形成されている。
また、キャップ本体1の筒状側壁6は、内側壁部6aと、内側壁部6aよりも長い外側壁部6bとから形成されており(図1参照)、特に図2に示されているように、この例においては、筒状側壁6の厚み部分について、その全周にわたって上端から下方に延びているスリット20により、内側壁部6aと外側壁部6bとは明確に区画されている。
上記の筒状側壁6の内側壁部6aには、図1及び図3から明らかなように、その下端の内面全周にわたって、所定の間隔で厚肉の係合突起23が複数形成されている。即ち、これらの複数の係合突起23が、それぞれ、容器口部60の外面と係合することにより、キャップ本体1はがっちりと容器口部60に固定される。
上蓋2は、キャップ本体1の筒状側壁6の外側壁部6bの上端部分にヒンジ連結されている。このヒンジ連結部は25で示され、図2から理解されるように、中央の幅広のバンド部25aと、その両側の小幅のバンド部25b、25cから形成されている。
さらに、外側壁部6bには、上記ヒンジ連結部25の一方側の端部(一方の小幅のバンド部25b)の近傍において、その上端から下端乃至その近傍まで延びている第1の軸方向スコア27が形成されており(図2、図4参照)、この第1の軸方向スコア27の引き裂きからキャップ本体1の取り外し作業が行われるのである。また、ヒンジ連結部25の他方側の端部(他方の小幅のバンド部25c)の近傍においては、外側壁部6bの上端から短い第2の軸方向スコア29が下方に延びている。この第2の軸方向スコア29は、第1の軸方向スコア27の引き裂きを容易に行うためのものであり、第1の軸方向スコア27のように外側壁部6bの下端にまで延びているものではなく、例えば内側壁部6aの下端よりも上方の位置で終結している。尚、図4から理解されるように、第1の軸方向スコア27及び第2の軸方向スコア29の上端には、それぞれ、ノッチ(切り込み)27a,29aが形成されており、上端からの引き裂きが容易となっている。
上記のように筒状側壁6の外側壁部6bの上端部分にヒンジ連結されている上蓋2は、天板部31と、天板部31の周縁から延びているスカート部33とから形成されている。
天板部31の内面には、シール用の周状突起35が形成されている。即ち、上蓋2を旋回して閉じたとき、シール用の周状突起35が注出液案内用の筒状突起15の内面に密着し、この密着により、スコア10を破断しての注出用開口形成後のシール性が確保される。
また、上蓋2のスカート部33の内面下方部分には、凹部37が形成されており、前述したキャップ本体1の周状突起17の上端部が、この凹部37と係合することにより、閉じられた上蓋2が安定に保持されるようになっている。
さらに、上蓋2のスカート部33の外面には、前述したヒンジ連結部25とは反対側部分に、開封用鍔40が設けられている。この開封用鍔40の下面には、滑り止め用の偏平状突部41が形成されている。この開封用鍔41を指で引っ掛けて上蓋2を上方に持ち上げることにより上蓋2の開封を容易に行うことができる。
また、キャップ本体1の筒状側壁6(外側壁部6b)の外面には、上蓋2を閉じたときに上記の開封用鍔40が位置する部分に、滑らかな凹面43が形成されており、開封用鍔40の指での引っ掛けを容易に行うことができるようになっている。
特に図2及び図4を参照して、本発明のキャップにおいては、キャップ本体1の筒状側壁6には、引き裂き領域Xと固定領域Yとが形成されている。この引き裂き領域Xは、前述した外側壁部6bに形成されている第1の軸方向スコア27を始点として、上蓋2とのヒンジ連結部25側を通って、筒状側壁6の全周の1/4以上(90度以上)にわたって延びており、固定領域Yは、引き裂き領域Xの始点と終点との間の領域にわたって形成されている。従って、第1の軸方向スコア27は、引き裂き領域Xと固定領域Yとの境界部に位置するものとなっている。
上記の引き裂き領域Xでは、内側壁部6aと外側壁部6bとを区画しているスリット20が深く形成されており(図4では、スリット20の下端が20aで示されている)、このため、内側壁部6aの下端部と外側壁部6bとを繋ぐ連結部(後述する図5において、45で示されている)は薄肉壁となり、外側壁6bを内側壁6aから引き剥がし可能となっている。一方固定領域Yでは、図4からも理解されるように、内側壁部6aと外側壁部6bとを区画しているスリット20が浅く形成されており、このため、内側壁部6aの下端部と外側壁部6bとを繋ぐ連結部(図5において46で示されている)は厚肉壁となり、外側壁部6bが内側壁部6aから引き剥がされない領域となっている。
このような引き裂き領域X及び固定領域Yが形成されている本発明のキャップにおいて、図2、図3とともに、各位置での筒状側壁6の断面を示す図5を併せて参照されたい。これらの図から明らかなように、引き裂き領域Xの始点となる部分A(引き裂き領域Xと固定領域Yと境界部分)では、外側壁部6bには、上端から下端まで第1の軸方向スコア27が形成されており、このため、図5Aから明らかなように、この部分Aでは、内側壁部6aと外側壁部6bとは、分離している。
即ち、キャップ本体1の容器口部60からの取り外し作業は、先ず、上蓋2を手で持って下方に引き降ろし、第1の軸方向スコア27を引き裂くことから始める。この場合、第1の軸方向スコア27が上蓋2のヒンジ連結部25の一方側の端部に形成され、このヒンジ連結部25の他方側の端部には、短い第2の軸方向スコア29が形成されているため、上蓋2の引き降ろしに際しては、第1の軸方向スコア27と同時に第2の軸方向スコア29も引き裂かれるため、第1の軸方向スコア27の引き裂きを容易に行うことができる。
第1の軸方向スコア27を引き裂いた後、引き裂かれた外側壁部6bを手で持って、引き裂き領域X側に捲っていくことにより、内側壁部6aと外側壁部6bとの薄肉連結部45を引き裂き、これにより、外側壁部6bが内側壁部6aから引き剥がされるのであるが、この引き裂きを容易に開始できるようにするために、上記部分Aに連なる引き裂き開始部分Bでは、スリット20が、筒状側壁6を貫通しており、図5Bに示すように、この部分Bにおいても外側壁部6bと内側壁部6aとは分離している(即ち、薄肉連結部45が形成されていない)。従って、第1の軸方向スコア29を下端まで引き裂いたとき、この引き裂き開始部分Bでの外側壁部6bが、内側壁部6aによって拘束されていないため、この部分Bの外側壁部6bを容易に周方向に捲り上げ、指で引っ掛けて外側壁部6bを容易に周方向に捲っていくことができる。
即ち、引き裂き領域Xでは、図2及び図3のCで示されている部分の断面を示す図5Cから明らかなように、スリット20が深く形成されているため、内側壁部6aの端部と外側壁部6bとを繋ぐ連結部45が薄肉に形成されている。このため、第1の軸方向スコア27を引き裂き、次いで引き裂き開始部分Bを周方向に捲り、そのまま外側壁部6bを周方向に捲っていくと、薄肉連結部45が引き裂かれ、従って、引き裂き領域Xにおいて、外側壁部6bを内側壁部6aから引き剥がすことができるのである。
尚、図5Cから理解されるように、引き裂き領域Xでは、スリット20は、内側壁部6aの下端(係合突起23の下端)よりも下方にまで延びており、このスリット20の下端部分の側部に薄肉連結部45が形成されていることが好適である。このような位置に薄肉連結部45を形成することにより、外側壁部6bを周方向に捲っていくことにより薄肉連結部45を容易に引き裂くことが可能となり、また、カッテイング加工によりスリット20を形成する場合、薄肉連結部45を破断してしまうなどの不都合を容易に回避することができるからである。
また、第2の軸方向スコア29が形成されている部分Dの側断面を示す図5D及び前述の図4から理解されるように、第2の軸方向スコア29は、第1の軸方向スコア27のように外側壁部6bの下端までは延びておらず、例えばスリット20よりも短く、特に内側壁部6aの下端内面に形成されている係合用突起23の上端部分と同等の高さ程度まで延びていることが好適である。即ち、この第2の軸方向スコア29は、上蓋2を取手として第1の軸方向スコア27を容易に引き裂けるように設けられているものであり、これが、第1の軸方向スコア27と同様に下端まで延びていると、第1の軸方向スコア27と第2の軸方向スコア29との間の外側壁部6bがすっぽりと取り除かれてしまい、引き裂き領域Xにおいて、残部の外側壁部6bの内側壁部6aからの引き剥がしを行うことが困難となってしまい(薄肉連結部45を引き裂くための摘みとなる部分が失われている)、従って、キャップ本体1の容器口部60からの取り外しを容易に行うことが困難となってしまうからである。
また、固定領域Yでは、図2,3の部分Eでの側断面を示す図5Eから理解されるように、スリット20が浅く形成されており、内側壁部6aの端部と外側壁部6bとを繋ぐ連結部46が厚肉に形成されている。このため、引き裂き領域Xでは、薄肉連結部45を引き裂いて外側壁部6bを内側壁部6aから引き剥がせるが、この領域Yでは、厚肉連結部46が引き裂かれず、従って、内側壁部6aから引き剥がされ且つ上蓋2が連結している外側壁部6b(引き裂き領域Xの外側壁部6b)は、この固定領域Yでキャップ本体1に連なっている。従って、引き裂かれたこの部分を手で持って引っ張り上げることにより、キャップ本体1を容器口部60から取り外すことが可能となる。
上記のような固定領域Yは、筒状側壁6の全周に対して1/4以上(90度以上)形成されている引き裂き領域Xの残部であるが、この固定領域Yが全く形成されておらず、全周が引き裂き領域になっていると、引き剥がされた外側壁部6bがキャップ本体1から完全に分離してしまうため、キャップ本体1を容器口部60から取り外す際の摘みとなる部分が失われてしまい、キャップ本体1の容器口部60からの取り外しが困難となるおそれがあり、また、廃棄物がキャップ本体1と引き剥がされた外側壁部6bとの2物品となってしまい、廃棄物の取り扱いの点でも望ましくない。このため、引き裂き領域Xを90度以上、特に135乃至270度程度の大きさ(周方向幅)とし、残部を固定領域Yとすることが好適である。
ところで、図3及び図5P(図2及び図3のPで示す部分の側断面図である)を参照して、内側壁部6aの下端内面には、容器口部60との係合突起23が複数形成されているが、引き裂き領域Xでは、隣り合う係合突起23の間の部分Pにおいて、下端から係合突起23の最厚肉部よりも上方に位置する部分までが薄肉壁47となっていることが重要である。
即ち、このような薄肉壁47を形成しておくと、内側壁部6aの内面の全周にわたって複数形成されている係合突起23は、全体がリング状に連なったものとなっており、これらの係合突起23は互いに拘束し合うようになっている。また、内側壁部6aよりも外側壁部6bの方が長く形成されているため、係合突起23の下端部は外側壁部6bで保護されている。この結果、係合突起23は、キャップ本体1が容器口部60に装着された状態で非常に変形しにくいものとなっており、各係合用突起23は、がっちりと容器口部60に係合し、キャップ本体1と容器口部60との間に高い係合力が確保される。
一方、第1の軸方向スコア27を引き裂き、次いで引き裂き領域Xでの外側壁部6bを内側壁部6aから引き剥がすと、図6に示すような状態となるが、連結部45を引き裂くに際して、係合用突起23の間に位置する薄肉壁47も外側壁部6b側に引っ張られ、場合によっては、この薄肉壁47も破断することとなる。このため、係合用突起23と容器口部60の係合力が大きく低下し、従って、図6の状態で、引き剥がされた外側壁部6bを手で持って引っ張り上げることにより、キャップ本体1を容易にキャップ本体1から引き剥がすことが可能となるのである。
上述した第1の態様のキャップは、引き裂き領域Xにおいて、複数の係合用突起23の間に薄肉壁47を設けるというものであるが、本発明の第2の態様のキャップは、薄肉壁47の代わりに軸方向リブを設けたものである。
かかる第2の態様のキャップについては、図7に、上蓋を開栓した状態での上面図を示し、さらに種々の位置での筒状側壁を拡大して示す側面断面図を図8に示した。尚、上蓋を閉じた状態での側面断面図、上蓋を開栓した状態での底面図及び上蓋を閉じた状態での背面側面図は、第1の態様のキャップの図1、図3及び図4と実質的に同一であるため、第2の態様のキャップについては、これらの図は省略した。
即ち、図7及び図8(特に図7の部分Pの側断面を示す図8P参照)に示されているように、第2の態様のキャップでは、引き裂き領域Xにおいて、隣り合う係合突起23の間の部分Pに形成されている薄肉壁47には軸方向リブ50が形成されている。即ち、この係合突起23の間の部分Pでは、スリット20の下端部まで軸方向リブ50が延びており、内側壁部6aに形成されている薄肉壁47と外側壁部6bとが連結されているため、第1の態様のキャップと同様、係合突起23は、キャップ本体1が容器口部60に装着された状態で非常に変形しにくいものとなっており、各係合用突起23は、がっちりと容器口部60に係合し、キャップ本体1と容器口部60との間に高い係合力が確保されることとなるのである。尚、第1の軸方向スコア27が形成されている部分A、引き裂き開始領域である部分B、引き裂き領域Xにおける係合突起23が形成されている部分C、及び固定領域Yでの部分Eにおける側断面を示す図8A,8B,8C及び8Eは、何れも第1の態様のキャップにおける図5A,5B,5C及び図5Eと全く同じである。
このような第2の態様のキャップでは、第1の軸方向スコア27を引き裂き、次いで引き裂き領域Xでの外側壁部6bを内側壁部6から引き剥がすと、図9に示すような状態となる。即ち、薄肉連結部45を引き裂くに際して、係合用突起23の間に位置する軸方向リブ50が外側壁部6b側に引っ張られて破断し、係合用突起23の間には、図9に示されるように切欠き53が形成され、各係合用突起23(切欠き53の間の下端部)は若干外側に広がった状態となる。このため、係合用突起23と容器口部60の係合力が大きく低下し、従って、図9の状態で、引き剥がされた外側壁部6bを手で持って引っ張り上げることにより、第1の態様のキャップと全く同様に、キャップ本体1を容易にキャップ本体1から引き剥がすことが可能となるのである。
このように、第1の態様及び第2の態様の何れのキャップにおいても、キャップ本体1と容器口部60との間に高い係合力を確保することができ、高いシール性を示すと同時に、格別の工具を用いることなく、キャップ本体1を容易にキャップ本体1から引き剥がすことが可能となり、優れた分別廃棄性を示す。
尚、上述した第1及び第2の態様のキャップにおいて、係合用突起23の数は、キャップの径によっても異なり、特に制限されるものではないが、通常、引き裂き領域Xに存在する係合用突起23の数が3乃至12程度することが好ましい。引き裂き領域Xに存在する係合用突起23の数があまり少ないと、キャップ本体1の取り外しが困難となる場合があるからである。また、係合用突起23の間の部分Pの周長は、0.5乃至2mm程度が好適であり、さらに軸方向リブ50の幅tは、1mm以下が好適である。この幅tがあまり厚いと、引き裂き領域Xでの外側壁部6bの引き剥がしが困難となるおそれがあるからである。
また、上述した第1の態様及び第2の態様のキャップの何れにおいても、種々の設計変更が可能であり、例えば図1乃至図9に示されているキャップでは、筒状側壁6の全周にわたってスリット20が形成され、固定領域Yではスリット20が浅く形成され、これにより、固定領域Yでは外側壁部6bの内側壁部6aからの引き裂きが不能となっているが、固定領域Yには、スリット20を形成しないことも可能である。この場合には、固定領域Yでは、内側壁部6aと外側壁部6bとは完全に分離不能な一体に形成されたものとなる。さらに、図1乃至図9は、上蓋2がヒンジ連結されたヒンジキャップの例であるが、本発明は、このようなヒンジキャップに限定されるものではなく、螺子キャップにも勿論適用できる。即ち、ヒンジキャップでは、第1の軸方向スコア27の引き裂きを、上蓋2を取っ手として行うことができるが、螺子キャップでは、上蓋2がキャップ本体2に螺子係合により着脱自在に設けられているため、軸方向スコア27の引き裂きに際して、上蓋2が取っ手として機能しないという点において、ヒンジキャップと異なるに過ぎない。
尚、上述した本発明のキャップは、各プラスチックを用いての射出成形等により製造することができ、例えばヒンジキャップを例にとると、キャップ本体1と上蓋2とを、上蓋2が開封された状態に一体成形し、次いで、所定のスリット20をカッティング加工により形成することにより製造することができる。
本発明の第1の態様のキャップの上蓋を閉じた状態での側面断面図。 図1のキャップにおける上蓋を開栓した状態での上面図。 図1のキャップにおける上蓋を開栓した状態での底面図。 図1のキャップにおける上蓋を閉じた状態での背面側面図。 図1のキャップの種々の位置での筒状側壁を拡大して示す部分側面断面図。 図1のキャップの引き裂き領域において、外側壁部を内側壁部から引き剥がした状態を示す図。 本発明の第2の態様のキャップにおける上蓋を開栓した状態での上面図。 図7のキャップの種々の位置での筒状側壁を拡大して示す部分側面断面図。 図7のキャップの引き裂き領域において、外側壁部を内側壁部から引き剥がした状態を示す図。
符号の説明
1:キャップ本体
2:上蓋
6:筒状側壁
6a:内側壁部
6b:外側壁部
20:スリット
23:係合用突起
27:第1の軸方向スコア
45:薄肉連結部
46:厚肉連結部
47:薄肉壁
50:軸方向リブ
X:引き裂き領域
Y:固定領域

Claims (5)

  1. 内容物注出用開口予定部を有する頂板部と頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有し、且つ該筒状側壁の内側に容器口部が嵌合固定されるキャップ本体、及び該キャップ本体に開閉自在に設けられている上蓋からなるキャップにおいて、
    前記キャップ本体の筒状側壁は、内側壁部と、該内側壁部よりも下方に延びており、該内側壁部の周囲に位置する外側壁部とからなっており、該内側壁部の下端部分の内面には、容器口部の外面と係合する厚肉の係合突起が、全周にわたって、適当な間隔で形成されており、
    前記筒状側壁には、前記内側壁部と外側壁部とに引き裂き可能な引き裂き領域と、引き裂き不能な固定領域とが形成されており、
    前記引き裂き領域と固定領域との一方の境界部には、前記外側壁部に、上端から下端まで軸方向に延びている軸方向弱化ラインが形成されており、
    前記引き裂き領域は、前記筒状側壁の全周の少なくとも1/4以上にわたって形成されていると共に、該引き裂き領域では、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に深く延びているスリットにより、前記内側壁部の下端部分が引き裂き可能な薄肉の連結部で外側壁部に連結されており、
    前記固定領域は、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に浅く延びているスリットにより前記内側壁部の下端部が引き裂き不能な厚肉の連結部により外側壁部に連結されているか、或いはスリットが形成されておらず、前記内側壁部と外側壁部とが一体化された領域となっており、
    前記引き裂き領域における前記内側壁部では、前記係合突起が形成されていない部分が、下端から該係合突起の最厚肉部よりも上方に位置する部分までが薄肉に形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 内容物注出用開口予定部を有する頂板部と頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有し、且つ該筒状側壁の内側に容器口部が嵌合固定されるキャップ本体、及び該キャップ本体に開閉自在に設けられている上蓋からなるキャップにおいて、
    前記キャップ本体の筒状側壁は、内側壁部と、該内側壁部よりも下方に延びており、該内側壁部の周囲に位置する外側壁部とからなっており、該内側壁部の下端部分の内面には、容器口部の外面と係合する厚肉の係合突起が、全周にわたって、適当な間隔で形成されており、
    前記筒状側壁には、前記内側壁部と外側壁部とに引き裂き可能な引き裂き領域と、引き裂き不能な固定領域とが形成されており、
    前記引き裂き領域と固定領域との一方の境界部には、前記外側壁部に、上端から下端まで軸方向に延びている軸方向弱化ラインが形成されており、
    前記引き裂き領域は、前記筒状側壁の全周の少なくとも1/4以上にわたって形成されていると共に、該引き裂き領域では、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に深く延びているスリットにより、前記内側壁部の下端部分が引き裂き可能な薄肉の連結部で外側壁部に連結されており、
    前記固定領域は、前記筒状側壁の厚み部分を上端から下方に浅く延びているスリットにより前記内側壁部の下端部が引き裂き不能な厚肉の連結部により外側壁部に連結されているか、或いはスリットが形成されておらず、前記内側壁部と外側壁部とが一体化された領域となっており、
    前記引き裂き領域における前記内側壁部では、前記係合突起が形成されていない部分が、下端から該係合突起の最厚肉部よりも上方に位置する部分までが薄肉に形成されているとともに、該薄肉部の外面と前記外側壁部の内面とを接合する軸方向リブが設けられており、該軸方向リブは、前記内側壁部と前記外側壁部との連結部から上方に延びていることを特徴とするキャップ。
  3. 前記上蓋が、前記キャップ本体の筒状側壁にヒンジ連結されている請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 前記ヒンジ連結部が前記引き裂き領域に形成されており、該ヒンジ連結部の周方向一方側端部の近傍から前記軸方向弱化ラインが延びている請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記外側壁部には、前記ヒンジ連結部の周方向他方側端部の近傍部分において、上端から前記内側壁との連結部分よりも上方部分にまで軸方向に延びている短い軸方向弱化ラインが形成されている請求項4に記載のキャップ。
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