JP5160261B2 - 無端状スコア引き裂き用注出具 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の開口部をシールして、容器内容物を注出するための開口を形成する無端状スコアと無端状スコアを引き裂くためのプルリングを有する注出具に関する。
調味料用の容器などには、多くの場合、容器内容物を注出するための注出機能を備えた注出具が、容器の口部に嵌合固定され、或いは紙容器の口部に接着固定されている。このような注出具では、一般に、容器の開口部を閉じるように機能するシール壁を備えており、このシール壁には、内容物取出し開口形成用の無端状のスコアが設けられており、この無端状スコアを引き裂くことにより形成された開口を通して容器内容物の取り出し(例えば内容液の注ぎ出し)が行われる。従って、シール壁の上面には、この無端状スコアで取り囲まれた領域に支柱が設けられており、この支柱の上端部にプルリングが形成されており、このプルリングを引っ張り上げることにより、無端状スコアを引き裂き、シール壁に内容物の取出し用開口を形成するような構造となっている。
ところで、上記のようにして形成される内容物の取出し用開口は、一般に小径であり、従って、必然的にプルリングの径も小さくなってしまい、このため、プルリングを引張り上げることが困難となってしまい、無端状スコアが引き裂き難くなっているという問題がある。注出具のシール壁に内容物取出し用開口を形成する場合には、多くの場合、その開口(無端状スコア)を取り囲むようにして、該開口から注ぎ出される内容液の案内として機能する筒状体(注出筒)が設けられているため、この筒状体内部の狭い空間内にプルリングが位置するようになってしまい、一層、プルリングの引張り上げが困難となっている。
特許文献1には、このような問題点を解決するために、プルリングに一対の屈曲部を設け、この屈曲部から遠ざかるに従って上方に傾斜して延びる傾斜部を形成することが提案されている。
特開2003−72811号
特許文献1で提案されているプルリングは、上方に傾斜して延びている傾斜部が形成されているため、これを引張り上げ易く、プルリングが小径であっても無端状スコアの引き裂きを容易に行うことができるというものである。
しかしながら、このようなプルリングは熱可塑性プラスチックで形成されているため、上記のような傾斜部を形成したとしても、成形直後ではかなりの高温になっているため、自重により傾斜部が下方に垂れ下がってしまうことがある。また、成形直後には傾斜部が形成されていたとしても、経時と共に、傾斜部が下方に垂れ下がってしまうこともある。このように、傾斜部が垂れ下がってしまうと、プルリングの引張り上げが困難となり、やはり、無端状スコアの引き裂きが困難となってしまう虞があるため、未だ、改善の余地が残されている。特に、プルリングの高さが制限されており、背の低い支柱にプルリングが形成されているような場合には、プルリングが垂れ下がってしまうと、プルリングとシール壁の表面との間に隙間がほとんどなくなってしまい、一層、プルリングの引張り上げが難しくなる。
従って、本発明の目的は、プルリングが自重により下方に垂れ下がってしまうような変形が生じた場合にも、プルリングの引張り上げによる無端状スコアの引き裂きを容易に行うことが可能なプルリングを有する注出具を提供することにある。
本発明によれば、容器の開口部に設けられる注出具であって、
該注出具には、容器の開口部をシールしているシール壁が設けられ、
該シール壁には無端状スコアと該無端状スコアの内側且つ近傍から立ち上がっている支柱と該支柱の上方部分に設けられている環状のプルリングと無端状スコアを取り囲むように形成された筒状体とが設けられ、
プルリングの内面は、上方から下方に向かって内方に傾斜して形成されているが
前記支柱に対向する側の部分においては、その下端から上方に向かって鉛直方向を指向する面からなる肉抜き部が形成されており肉抜き部の上端は、プルリング内面の上端よりも下方の部分に位置し、該肉抜き部は中心側から見て上端から下方に向けて末広がり状に大きくなっており、
一方、該肉抜き部の上端よりも上方部分には、肉抜き部の鉛直面と連続的な面を段差なく備える厚肉の補強部を形成し、
プルリングの前記支柱に対向する側の略半周部分が、側面からみて、該支柱から遠ざかる方向で上方に向かって傾斜していることを特徴とする注出具が提供される。
本発明の注出具では、プルリングの支柱と対向する側の部分の内面に肉抜き部が形成されているため、この肉抜き部に指を容易に引っ掛けることができ、従って、このプルリングを引張り上げての無端状スコアの引き裂きを、プルリングが垂れ下がってしまうような変形が生じた場合にも容易に行うことができる。
また、本発明においては、前記肉抜き部の上端は、プルリング内面の上端よりも下方の部分に位置していることが重要である。即ち、肉抜き部がプルリングの上端にまで延びていると、プルリングを引張り上げるときに応力が集中する部分が全体的に薄肉となってしまうため、プルリングが破断するなどの不都合を生じることがある。しかるに、肉抜き部の上端をプルリング内面の上端よりも下方の部分に位置せしめることにより、肉抜き部の上方部分の肉厚が厚くなり、この部分の強度を高めることができるため、上記のような不都合を有効に防止することができる。
さらに、このプルリングの前記支柱に対向する側の略半周部分は、側面からみて、該支柱から遠ざかる方向で上方に向かって傾斜していることが重要である。プルリングにこのような傾斜部を設けることにより、特許文献1のプルリングと同様、プルリングに指を引っ掛けやすくなり、プルリングの引張り上げによる無端状スコアの引き裂きを一層容易に行うことができる。
さらには、前記肉抜き部は、少なくともその下方部分の表面が鉛直方向を指向する面となるように肉抜きされた面となっていることが重要である。このような面が形成されるように肉抜きすることにより、注出具の成形時の型抜きを容易にすることができる。即ち、このようにプルリングの内側にアンダーカットを形成しないことにより、成形後の型抜きを行う際、まずプルリングの内側の型を抜くと、容易に外側の型を抜くことができるからである。
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図1は、無端状スコアを引き裂いた状態での本発明のプルリングを示す斜視図であり、
図2は、図1のプルリングを備えたキャップの側断面図であり、
図3は、図2のキャップに設けられているプルリングの要部を拡大して示す側断面図であり、
図4は、図2のキャップのプルリングを引張り上げての無端状スコアの引き裂きを行う状態を示す図であり、
図1の斜視図を参照して、全体として1で示す本発明のプルリングは、支柱3の上方部分に連結されて設けられており、この支柱3は、容器の開口部をシールしているシール壁5から立ち上がっているものである。
尚、図1は、プルリング1を引張り上げてシール壁5に形成されている無端状スコアを引き裂いた状態を示すものである。従って、図1に示されているシール壁5の周縁5aが、無端状スコアが形成されていた部分であり、このシール壁5が存在していた部分に、内容物取出し用の開口が形成されたこととなる。
また、図1から理解されるように、支柱3は、無端状スコアで囲まれた領域内で且つ無端状スコアの近傍に設けられ、プルリング1を引張り上げることにより、支柱3の近傍部分から無端状スコアが引き裂かれていくこととなる。
プルリング1の引張り上げは、支柱3に対向する部分に指を引っ掛けて行われるが、本発明のプルリング1では、指が引っ掛けられる部分の内面に、肉抜き部7が設けられている。即ち、この肉抜き部7は、プルリング1の内面の下端から上方に延びており、このような肉抜き部7の形成により、指を挿入し易く且つ下端に指を引っ掛け易くなっている。例えば、プルリング1の支柱5と反対側の部分が自重などにより垂れ下がってしまったような場合にも、この肉抜き部7に容易に指を引っ掛けることができ、プルリング1の引張り上げによる無端状スコアの引き裂きを容易に行うことが可能となる。
本発明において、プルリング1に形成されている上記肉抜き部7の形状は、特に制限されるものではないが、指が引っ掛けられる下端部の周方向幅を大きくして指が掛かり易くし、図1に示されているように、上方にいくにしたがって小幅となるような形状とすることが好適である。即ち、肉抜き部7が形成されている部分は薄肉となり、強度が小さいため、上記のような形状とすることにより、強度低下を最小限としつつ、指を引っ掛けや易くすることができるからである。
また、肉抜き部7は、プルリング1の内面の下端から上端まで延びていてもよいが、通常は、図1に示されているように、肉抜き部7の上端7aをプルリング1の上端よりも下方に位置せしめることが好適である。即ち、肉抜き部7がプルリング1の上端まで延びていると、この壁部全体が低強度となってしまうため、プルリング1を引張り上げた時に破断を生じ易くなってしまうが、肉抜き部7の上端7aをプルリング1の上端よりも下方に位置せしめることにより、上端7aよりも上方部分が厚肉となり、プルリング1の破断を効果的に防止することができるからである。
上記のように、肉抜き部7の上端7aをプルリング1の上端よりも下方に位置せしめたときには、この上端7aよりも上方部分に、厚肉の補強部9を形成することが好適である。このような補強部9を形成することにより、プルリング1の引張り上げに際しての破断を一層確実に防止することができる。
さらに、本発明においては、肉抜き部7と支柱3とが両端になるように、プルリング1を側面から見たとき、このプルリング1のほぼ中央部分に屈曲部Xを設け、この屈部Xよりも肉抜き部7側に位置する領域1aを、支柱3から遠ざかる方向に向かって上方を指向するような傾斜部とすることが重要である。このような形状とすることにより、肉抜き部7の下端(プルリング1の下端)とシール壁5との間に大きな隙間が形成されるため、指を一層引っ掛け易くなる。
また、上記のような傾斜領域1aを形成する場合、屈部Xよりも支柱3側に位置する領域1bは、水平方向或いは支柱側から屈曲部Xに向かってやや下方を指向するような形状とするのがよい。この領域1bを領域1aと同様に上方を指向するような傾斜部とすると、プルリング1の支柱3とは反対側の上端(肉抜き部7が形成されている部分の上端)が必要以上に高い位置に存在するようになってしまい、このプルリング1を形成するために、大きな空間が必要となってしまい、例えば後述するキャップでは、キャップハイトを大きくしなければならないなどの問題を生じてしまうからである。
さらには、図1に示されているように、プルリング1の領域1aの内面には、周方向に延びているリブ10を、適当な間隔で複数本設けることが好ましい(図1では3本のリブ10が形成されている)。このリブ10は、プルリング1の強度を補強すると同時に、プルリング1を引っ張り上げるときの滑り止めとして機能するものである。
本発明の注出具は、上記のようなプルリング1がシール壁に設けられているボトル用のキャップや紙容器用の注出具に適用される。例えばキャップや注出具などに形成されているシール壁に設けて適用される。図2〜7は、上述した本発明の注出具であるキャップを示すものである。
例えば図2〜図4は、図1に示すプルリング1が設けられたキャップの構造を示すものであり、図2は側断面図、図3は要部拡大側断面図、図4は、プルリングを引張り上げての無端状スコアの引き裂きを行う状態を示す図である。
図2において、全体として11で示すキャップは、キャップ本体13と、キャップ本体13にヒンジ連結された上蓋15とから構成されている。
キャップ本体13は、頂板部17と、頂板部17の周縁部から降下した筒状側壁19とを有しており、容器の口部(図示せず)に被せられて固定されるものである。
キャップ本体13の頂板部17は、容器口部をシールするシール壁(図1のシール壁5に対応)として機能するものであり、その中央部分には、無端状スコア20が形成されており、この無端状スコア20で囲まれる領域であって且つ無端状スコア20の近傍に、前述した図1に示されている支柱3が設けられ、この支柱3の上方部分にプルリング1が設けられている。
また、頂板部17の上面には、無端状スコア20の外側部分に、無端状スコア20を取り囲むようにして筒状体である注出筒21が設けられており、さらに、その外側に、背の低い環状突起23が設けられている。
注出筒21は、プルリング1を引っ張って無端状スコア20を引き裂き、これにより形成された開口を通して容器内容液を注ぎ出す際の案内となるものであり、その上端は、外方に屈曲しており、スムーズに内容液の注ぎ出しが行われるようになっている。また、上蓋15を閉じるとき、この注出筒21が邪魔にならないように、注出筒21のヒンジ連結部側の部分は背が低くなっている。
環状突起23は、上蓋15を閉じたとき、上蓋15をしっかりと保持するためのものであり、その上端の外方部分は、上蓋15の内面と係合し得るように、膨出した形状となっている。
また、シール壁となる頂板部17の下面には、筒状側壁19と間隔をおいて下方に延びているインナーリング25が設けられている。このインナーリング25と筒状側壁19との間の空間に容器口部(図示せず)が嵌め込まれ、これにより、キャップ本体13は、容器口部に固定されるものである。図2から理解されるように、このインナーリング25の外面は若干に膨出しており、この膨出した部分が容器の口部の内面に密着し、良好なシール性が確保される。
筒状側壁19の内面の下方部分には係止突起27が形成されており、筒状側壁19とインナーリング25との間に嵌め込まれた容器口部ががっちりと固定されるようになっている。また、この係止突起27には、適宜の間隔で切欠き27aが形成されており、容器口部の嵌め込み(打栓)が阻害されないようになっている。
さらに、図2に示されているように、筒状側壁19には、上端から下方に延びているスリット29が形成されており、係止突起27が形成されている部分よりも上方の部分は、内側壁19aと外側壁19bとの2重構造となっている。このような二重壁構造により、容器口部の嵌め込み(打栓)が容易に行われるばかりか、外側壁19bを引き剥がすことにより、キャップ本体13を容易に容器口部から取り外すことが可能となり、分別廃棄性が高められている。また、このような二重壁構造では、キャップ本体13が容器口部に固定されたとき、係止突起27を有する内側壁19aは、外側壁19bによりタガ締めされるため、より良好なシール性を確保することができる。
上蓋15は、ヒンジバンド30により、筒状側壁19(外側壁19b)の上端部分にヒンジ連結されており、旋回により開閉可能となっている。図2では、上蓋15が開放状態で示されている。
かかる上蓋15は、天板31とスカート壁33とからなっており、スカート壁33の下端にヒンジバンド30が連結され、旋回可能にキャップ本体1に保持されている。
天板31の内面には、シールリング35が形成されており、上蓋15を閉じたとき、このシールリング35が注出筒21の内面に密着し、無端状スコア20が引き裂かれ、内容物取り出し用の開口が形成された後のシール性が確保されるようになっている。また、注出筒21の上蓋15側の背が低くなっているのは、上蓋15を閉じるとき、このシールリング35が注出筒21の上端部に当たらないようにするためである。
上蓋15のスカート壁33の下端には、ヒンジバンド30と反対側となる部分に開封用の鍔37が形成され、この鍔37を持って上蓋15の開閉が容易に行われるようになっている。さらに、スカート壁33の内面の下端部分には、凹部39が形成されており、上蓋15を閉じたとき、この凹部39がキャップ本体13の環状突起23の上端部分と係合し、上蓋15の閉栓状態がしっかりと保持されるようになっている。
前述した図1のプルリング1が形成されているキャップ11では、図3の要部拡大図に示されているように、プルリング1を引張り上げる部分(支柱3と対向する側)に肉抜き部7が形成されており、従って、図4に示されているように、プルリング1の内部に指を挿入したとき、この肉抜き部7に指を引っ掛け易く、この部分でプルリング1を引張り上げることにより、容易に無端状スコア20を引き裂いて内容物取出し用の開口を形成することができる。例えば、このようにしてプルリング1を引張り上げる部分が自重等により垂れ下がってしまった場合にも、肉抜き部7の形成により、指がプルリング1の内面と係止し易くなるため、
プルリング1に容易に指を引っ掛けることができ、プルリング1の引張り上げによる無端状スコア20の引き裂き作業を至って容易に行うことができる。
さらに、図1に明瞭に示されているように、肉抜き部7の肉抜き量は、その上端から下方に向けて末広がり状に大きくなっていることが好ましい。即ち、このような下方に向けての末広がり状の厚み勾配をつけることにより、プルリング1の内面下部に指を一層引っ掛けやすくなり、また、プルリング1の強度低下を回避することができる。
また、図3の部分拡大図に明瞭に示されているように、該肉抜き部7の周方向中央部が鉛直方向を指向する面7bとなっている。即ち、このような肉抜き部7の形成により、アンダーカット部が形成されず、成形時のプルリングの内側の型を抜く時に容易に抜くことができ、成形を容易に行うことが可能となるのである。
また、上記のようなプルリング1では、屈曲点Xから支柱3とは反対側の領域1aが上方に傾斜しているため、肉抜き部7の下端と頂板部(シール壁)17の上面との間により大きな隙間が形成されるため、プルリング1の下端への指の引っ掛けは極めて容易に行われることが理解されよう。
このように、本発明のプルリング1は、注出筒21等の筒状体の狭い空間内に形成されているような場合或いはプルリング1とシール壁との間に十分な空間が存在しないような場合であっても、この引っ張り上げによる無端状スコア20の引き裂きを容易に行うことができる。
尚、上述した例では、上蓋15がキャップ本体1にヒンジ連結された構造のキャップを例にとって本発明のプルリング1の機能を説明したが、本発明のプルリング1は、このような構造のキャップに限定されるものではなく、例えば、上蓋15がネジ締結によりキャップ本体1に装着される所謂ネジキャップにも本発明のプルリング1を適用できることは言うまでも無い。また、キャップに限らず、無端状スコアを引き裂いて開口を形成して容器の内容物を取り出すような部材であれば、例えば紙容器等の開口部に無端状スコアを有する基材シート(シール壁に相当)を接着固定して使用されるような注出具などにも本発明のプルリング1を適用することができる。
無端状スコアを引き裂いた状態での本発明のプルリングを示す斜視図。 図1のプルリングを備えたキャップの側断面図。 図2のキャップに設けられているプルリングの要部を拡大して示す側断面図。 図2のキャップのプルリングを引張り上げての無端状スコアの引き裂きを行う状態を示す図。
符号の説明
1:プルリング
3:支柱
5:シール壁
5a:シール壁周縁
7:肉抜き部
9:補強部
10:リブ

Claims (1)

  1. 容器の開口部に設けられる注出具であって、
    該注出具には、容器の開口部をシールしているシール壁が設けられ、
    該シール壁には無端状スコアと該無端状スコアの内側且つ近傍から立ち上がっている支柱と該支柱の上方部分に設けられている環状のプルリングと無端状スコアを取り囲むように形成された筒状体とが設けられ、
    プルリングの内面は、上方から下方に向かって内方に傾斜して形成されているが
    前記支柱に対向する側の部分においては、その下端から上方に向かって鉛直方向を指向する面からなる肉抜き部が形成されており肉抜き部の上端は、プルリング内面の上端よりも下方の部分に位置し、該肉抜き部は中心側から見て上端から下方に向けて末広がり状に大きくなっており、
    一方、該肉抜き部の上端よりも上方部分には、肉抜き部の鉛直面と連続的な面を段差なく備える厚肉の補強部を形成し、
    プルリングの前記支柱に対向する側の略半周部分が、側面からみて、該支柱から遠ざかる方向で上方に向かって傾斜していることを特徴とする注出具。
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