JP4575793B2 - 液飛び防止性に優れたプラスチックキャップ - Google Patents

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本発明は、頂板部に実質上無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域を有し、プルリングを備えた開封部材によって該スコアを引裂いて開口を形成し、この開口を介して容器内容液の注ぎ出しを行うタイプのプラスチックキャップに関するものである。
プラスチックキャップは、一般的に、容器口部と係合する筒状側壁と、この筒状側壁の上端に形成され且つ容器口部を覆う頂板部とを有している。また、このようなプラスチックキャップとして、頂板部には、内容物取り出し用の開口を形成するためのスコアが無端状に形成されたものが、キャップを容器口部から取り外すことなく容器内容物の取り出しを行うことができるため、広く使用されている。このスコア付キャップでは、無端状のスコアで囲まれた領域が開口形成領域となっており、この開口形成領域には、スコアの内側に沿って形成されている支柱と該支柱の上端に形成されているプルリングとからなる開封部材が設けられており、該プルリングを引っ張ることにより、上記の無端状スコアを引裂いて内容物取り出し用の開口を形成するようになっている(特許文献1)。
特開2000−327006号公報
ところで、最近では、ペットボトルに代表されるプラスチックボトルの耐熱性が著しく向上しており、このようなプラスチックボトルに内容物が90℃程度の高温で熱間充填されるようになってきた。例えば麺つゆなどの調味料や各種の健康飲料などが、プラスチックボトルに充填されて市販されるようになってきている。このようなプラスチックボトルに、前述した従来公知のプラスチックキャップを適用した場合、プルリングを用いてのスコア引き裂きにより開口を形成する際に、内容液の液飛びを生じ、使用者の手などを汚してしまうという問題があった。即ち、液が熱間充填されているようなプラスチックボトルでは、熱間充填後にキャップを閉じた後の冷却により、容器内が減圧状態となっており、プラスチックボトルは、可撓性を有しているため、若干収縮した状態に保持されている。この状態でキャップのスコアを引き裂いて開口を形成すると、スコア引き裂き開始時に、外気がボトル内に一気に流入するため、ボトル内の液が波打ち、しかもボトル自体も一気に復元し且つ収縮して振動するようになってしまう。この結果、ボトル内の液が、スコアの引き裂きによって形成された開口部を介して外に飛び散ってしまうこととなる。
したがって、本発明の目的は、内容液が熱間充填され、内部が減圧状態に保持されている可撓性の容器に適用された場合にも、スコア引き裂きによる開口形成時の内容液の液飛びが有効に防止されたプラスチックキャップを提供することにある。
本発明によれば、容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有しており、該頂板部には、実質上無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域と、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材とが形成されており、該開封部材は、前記開口形成領域内の上面において前記スコア近傍に位置する支柱と、該支柱の上端に形成されているプルリングとからなっているプラスチックキャップにおいて、
前記無端状スコアは、前記支柱の付け根部に沿って延びている引き裂き開始ラインと、該引き裂き開始ラインの両端部分もしくはその近傍に実質上連なっている引き裂き進行ラインとからなり、
前記無端状スコアの引き裂きに際して、前記引き裂き開始ラインから前記引き裂き進行ラインへの移行時に引き裂き抵抗が増大し、
前記頂板部の開口形成領域には、前記引き裂き進行ラインの始端部の近傍に補助支柱が形成されており、前記プルリングは、前記支柱と該補助支柱とに接合されている、
ことを特徴とするプラスチックキャップが提供される。
本発明においては、容器内容液を注ぎ出すための注出用開口を頂板部に形成する無端状スコアが、プルリングが接合されている支柱の付け根部に沿って延びている引き裂き開始ラインと、引き裂き開始ラインの両端部分もしくはその近傍に実質上連なっている引き裂き進行ラインとから形成されており、前記無端状スコアの引き裂きに際して、前記引き裂き開始ラインから前記引き裂き進行ラインへの移行時に引き裂き抵抗が増大する。この引き裂き進行ラインは、前記引き裂き開始ラインから引き裂き抵抗が増大する部分を介して引き裂き開始ラインに連なっている。即ち、プルリングを引っ張って無端状スコアの引き裂きを行うと、先ず、引き裂き開始ラインから引き裂きが始まる。次いで、引き裂き進行ラインが引き裂かれていき、無端状スコアの全体が引き裂かれることにより、注出用開口が形成されることとなるが、前記無端状スコアの引き裂きに際して、前記引き裂き開始ラインから前記引き裂き進行ラインへの移行時に引き裂き抵抗が増大する部分を有するため、プルリングを引き裂き方向に引っ張ったとしても引き裂き進行ラインの引き裂きが一気に行われることがなく、一端抵抗を受けて引き裂きの進行が停止した後、再度、プルリングを引き裂き方向に引っ張らなければならない。このことから理解されるように、本発明では、プルリングを引き裂き方向に引っ張ったとき、一気に大きな開口が形成されることがなく、一旦、引き裂き開始ラインの引き裂きによる小さな隙間が形成されるに過ぎない。従って、容器内部への空気の一気の流入が有効に防止され、この結果、一気の空気の流入による容器内容液の液飛びを有効に防止することが可能となるのである。また、前記頂板部の開口形成領域には、前記引き裂き進行ラインの始端部の近傍に補助支柱が形成されており、前記プルリングは、前記支柱と該補助支柱とに接合されている故に、引き裂き開始ラインでの引き裂きを一旦停止した後、引き裂き進行ラインの引き裂きを容易に行うことができる。
発明においては、前記引き裂き進行ラインが前記引き裂き開始ラインに引き裂き方向に対して鈍角をなして実質上連なることにより前記引き裂き抵抗が増大するのか好ましく、そしてまた前記頂板部の開口形成領域には、前記引き裂き開始ラインの両端部分の近傍に、該引き裂き開始ラインからの引き裂きを停止するストッパーとなる厚肉部が形成されているのが好ましい。
本発明を、以下、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のプラスチックキャップの一例を、容器口部と共に示す側断面図であり、
図2は、図1のキャップにおける上蓋開栓状態での側断面図であり、
図3は、図1のキャップにおける上蓋開栓状態での上面図であり、
図4は、図1のキャップにおける上蓋開栓状態での裏面図であり、
図5は、図1のキャップにおけるキャップ本体頂板部に形成されている無端状スコアの形状を説明するための図である。
図1乃至図4を参照して、本発明のプラスチックキャップは、キャップ本体1と上蓋2とから成っており、キャップ本体1は、大まかに言って、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下している筒状側壁6とから成っている。
頂板部5の内面には、筒状側壁6とは間隔を置いて下方に延びているインナーリング7が形成されている。即ち、このインナーリング7と筒状側壁6との間の空間に容器口部60が嵌め込まれてキャップ本体1は、容器口部に装着されるようになっている。尚、筒状側壁6の内面の上方部分には、インナーリング7の係合力を高めるために、微小の周状突起8が形成されており、筒状側壁6の下端部分の内面には、図1で示されている容器口部60をがっちりと固定するための係合突起9が形成されている。
また頂板部5には、容器内容液注出用の開口を形成するためのスコア10が無端状に形成されており、このスコア10によって囲まれた領域が開口形成領域Aとなっている。
上記の開口形成領域Aには、スコア10の内側近傍に付け根部が位置する支柱11が形成されており、この支柱11の上端にはプルリング13が一体に形成されており、このプルリング13を引っ張ることにより、無端状のスコア10が引き裂かれ、内容液を注ぎ出すための開口が頂板部5に形成されるようになっている。即ち、開口形成領域Aを取り除いた部分が内容液注出用の開口となる。尚、頂板部5の中央部分には、この開口形成領域Aの中心部分を跨ぐようにして下方に凹んだ凹部14が形成されており、プルリング13を指で摘み易いようになっているのがよい。
また、頂板部5の上面側には、スコア10を取り囲む様にして、注出筒15が形成されており、頂板部5に形成された開口を介して注出される内容液は、この注出筒15の内面に沿って案内される。また、この注出筒15の外側には、上蓋2を保持するための周状突起16が形成されている。
また、キャップ本体1の筒状側壁6の一部は、上端から下方に延びている弧状スリット17により、内側壁6aと外側壁6bとに分断されており、内側壁6aと外側壁6bとが下端で連なった二重壁構造が形成されている。このような二重壁構造は、容器内容液注出後のキャップ本体1を容器口部から容易に除去するために形成されているものである。
一方、上蓋2は、キャップ本体1の筒状側壁6(特にスリット17によって形成されている外側壁6b)の上端部分にヒンジ連結されている。尚、この上蓋2のヒンジ連結部の近傍には、図示されていないが、外側壁6bに、その上端から下端乃至その近傍に延びている一対の軸方向スコアが形成され、更に、軸方向スコアと対向するように、内側壁6aにも下端から上方に延びている一対の内側スコアが形成されている。即ち、上蓋2を開栓した状態で下方に引き下ろすことにより、上記軸方向スコアが引裂かれ、外側壁6bが破断し、次に上方に引き上げることにより内側壁6aの軸方向スコアが破断し、キャップ本体1を容器口部60から容易に取り除くことができるようになっている。
上蓋2は、天板部20と、天板部20の周縁から延びているスカート21とから形成されている。
天板部20の内面には、シール用の周状突起23が形成されている。即ち、上蓋2を旋回して閉じたとき、シール用の周状突起23が前記注出筒15の内面に密着し、この密着により、スコア10を破断しての開口形成後のシール性が確保される。尚、この上蓋2を閉じるための旋回が阻害されないように、上蓋2のヒンジ連結部において、注出筒15の背が低く形成されている。
また、上蓋2のスカート21の内面下方部分には、凹部21aが形成されており、前述した周状突起16の上端の突部が、この凹部21aと係合することにより、閉じられた上蓋2が安定に保持されるようになっている。
さらに、上蓋2のスカート下端の外面には、ヒンジ連結部とは反対側部分に、開封用の鍔部25が設けられており、この鍔部25を指で引っ掛けて上蓋2を上方に持ち上げることにより上蓋2の開封を容易に行うことができる。
キャップ本体1の筒状側壁6の外面には、上蓋2を閉じたときに上記の鍔部25が位置する部分に、滑らかな凹面27が形成されており、鍔部25を指で引っ掛け易いようになっている。
上述した図2〜図4と共に、無端状スコア10の形状を拡大して示す図5を参照して、本発明においては、無端状スコア10が引き裂き開始ライン31と引き裂き進行ライン33とから形成される。
引き裂き開始ライン31は、プルリング13が上端に形成されている支柱11の付け根部に沿って、その約半周部分を取り囲むようにして延びており、その両端部分31aは、外方に広がって終結している。即ち、無端状スコア10の引き裂きは、図3及び図5の矢印X方向(引き裂き方向)にプルリング13を介して支柱11を引っ張ることにより行われるが、この引張りにより、該スコア10の引き裂き開始ライン31から引き裂きが始まる。この場合、引き裂き開始ライン31の両端部分31aが外方に広がって終結しているため、引き裂き開始ライン31の引き裂きによって支柱11が頂板部5から引き剥がされてしまうというトラブルは有効に回避できる。
また、引き裂き開始ライン31の両端部分31aを取り囲むようにして、頂板部5に厚肉部35が形成されている。即ち、この厚肉部35はストッパーとして機能するため、プルリング13を引っ張ってスコア10の引き裂きを行うと、その引き裂きは、引き裂き開始ライン31の両端部分31aで一旦終結し、この部分からさらに引き裂きが進行していくという不都合は有効に防止される。
さらに、本発明においては、上記の引き裂き進行ライン33は、引き裂き抵抗の増大する部分33aを介して引き裂き開始ライン31の両端部分31aの近傍に連なっている。即ち、この引き裂き抵抗の増大する部分33aは、上記の引き裂き方向Xにプルリング13を引っ張ったときに、一気には引き裂かれないような引き裂き抵抗を増大した部分であり、例えば図5から理解されるように、引き裂き方向Xに対して鈍角をなして引き裂き開始ラインに実質上連なっている引き裂き進行ラインの始端部である。従って、上記のようにして引き裂き開始ライン31を引き裂くと、、引き裂き開始ライン31から引き裂き進行ライン33への移行時に引き裂き抵抗が増大し、プルリングを引き裂き方向に引っ張ったとしても引き裂き進行ライン33の引き裂きが一気に行われることがなく、一端抵抗を受けて引き裂きの進行が停止する。その後更に、プルリングを引き裂き方向に引っ張ると、引き裂き進行ライン33が引き裂かれ、このようにして無端状スコア10の全体が引き裂かれることにより、注出用開口が形成されることとなる。
このように本発明では、プルリング13を引き裂き方向に引っ張ったとき、一気に大きな開口が形成されることがなく、一旦、引き裂き開始ライン31で引き裂きが停止する。従って、引き裂き開始ライン31の引き裂きにより形成される隙間は小さなものであるから、一気に大量の空気が流入することがなく、このような空気の流入による容器内容液の液飛びを有効に防止することができるのである。
また、本発明においては、上記の引き裂き進行ライン33の始端部、即ち引き裂き抵抗の増大する部分33aは、引き裂き開始ライン31から離れるように湾曲して延びていることが好ましい。即ち、引き裂き方向Xに対して鈍角をなして引き裂き開始ラインに実質上連なって延びている。この部分33aが引き裂き開始ライン31に引き裂き方向Xに対して鋭角に延びていると、引き裂き開始ライン31を引き裂いたとき、引き裂きが引き裂き開始ライン31から脱線し、引き裂き進行ライン33まで一気に引き裂かれてしまうおそれがあるからである。
さらに、図5に示されているように、頂板部5の開口形成領域Aには、上記の引き裂き進行ライン33の始端部33aの近傍に補助支柱37が形成されており、この補助支柱37の上端には、プルリング13が接合されている。即ち、プルリング13は、支柱11の上端に接合されていると同時に、この補助支柱37の上端にも接合されている。このような補助支柱37を設けておくと、プルリング13を引き裂き方向Xに引っ張った場合に、引き裂き進行ライン33の始端部33aの近傍に応力が集中するため、引き裂き進行ライン33の引き裂きをスムーズに行うことが可能となる。
また、引き裂き進行ライン33において、始端部33aからこれに連なる部分は、前述した厚肉部35の外側に沿って延びていることが好ましい。これにより、始端部33aから始まる引き裂き進行ライン33の引き裂きを、脱線を生じることなく、スムーズに行うことが可能となる。
さらに本発明においては、頂板部5の中央部分において、開口形成領域Aの中心部分を跨ぐようにして形成されている凹部14に、上記の引き裂き方向Xに対して直角方向に延びており且つ高さの異なる水平面を複数形成しておくことが好ましい。例えば、図5に示されているように、凹部14には、引き裂き方向Xに対して直角方向に延びており、且つ互いに段差を有している水平面39a,39bが形成されている。即ち、水平面39aは、水平面39bよりも低い位置に形成されており、これらの水平面39a、39bとの間或いは頂板部5のフラットな面とこれらの水平面との間の面は傾斜面となっている。また、これらの水平面39a,39bは、無端状のスコア10(引き裂き進行ライン33)を跨ぐように延びている。このような水平面39a,39bを形成すると、引き裂かれた部分の折り曲げが生じるため、引き裂き進行ライン33の引き裂きが一気に進行せず、例えばこれらの水平面39a或いは39bに存在するラインが引き裂かれた段階で一時的に引き裂きが中断する。即ち、段階的に引き裂きが進行することとなる。従って、引き裂き進行ラインの引き裂きに際しても一気に空気が容器内部に流入することがなく、徐々に空気が流入することとなり、このような空気の一気の流入による容器内容液の液飛びを確実に防止する上で好適となる。
尚、上述した具体例において、引き裂き開始ライン31は、引き裂き進行ライン33に直接連続しているが、引き裂き開始ライン31から引き裂き進行ライン33にかけての引き裂きが可能であるならば、両者の間に若干の間隔が形成されていてもよい。また、引き裂き進行ライン33は、引き裂き開始ライン31の両端部分31aに連なるように形成することも勿論可能である。
さらに、上述したキャップは、上蓋2がキャップ本体1にヒンジ連結されているが、本発明は、このようなヒンジキャップに限定されるものではなく、上蓋2がキャップ本体1に螺子係合により着脱自在に設けられる螺子キャップに本発明を適用することも勿論可能である。
上述した本発明のキャップは、各種のプラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ΑΒS樹脂等を用いての射出成形等の一体成形により、容易に製造される。
本発明のキャップは、内容液が熱間充填され、内部が減圧状態に保持されている容器、特にペットボトルの如き可撓性のプラスチック容器に有効に適用され、スコア引き裂きによる内容液注出用開口形成時における内容液の飛び出しを有効に防止することができる。
本発明のプラスチックキャップの一例を、容器口部と共に示す側断面図。 図1のキャップにおける上蓋開栓状態での側断面図。 図1のキャップにおける上蓋開栓状態での上面図。 図1のキャップにおける上蓋開栓状態での裏面図。 図1のキャップにおけるキャップ本体頂板部に形成されている無端状スコアの形状を説明するための図。
符号の説明
1:キャップ本体 2:上蓋
5:頂板部 10:無端状スコア
11:支柱 13:プルリング
31:引き裂き開始ライン 33:引き裂き進行ライン
33a:引き裂き進行ライン33の始端部
35:厚肉部 37:補助支柱
X:引き裂き方向

Claims (3)

  1. 容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有しており、該頂板部には、実質上無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域と、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材とが形成されており、該開封部材は、前記開口形成領域内の上面において前記スコア近傍に位置する支柱と、該支柱の上端に形成されているプルリングとからなっているプラスチックキャップにおいて、
    前記無端状スコアは、前記支柱の付け根部に沿って延びている引き裂き開始ラインと、該引き裂き開始ラインの両端部分もしくはその近傍に実質上連なっている引き裂き進行ラインとからなり、
    前記無端状スコアの引き裂きに際して、前記引き裂き開始ラインから前記引き裂き進行ラインへの移行時に引き裂き抵抗が増大し、
    前記頂板部の開口形成領域には、前記引き裂き進行ラインの始端部の近傍に補助支柱が形成されており、前記プルリングは、前記支柱と該補助支柱とに接合されている、
    ことを特徴とするプラスチックキャップ。
  2. 前記引き裂き進行ラインが前記引き裂き開始ラインに引き裂き方向に対して鈍角をなして実質上連なることにより前記引き裂き抵抗が増大する請求項1記載のプラスチックキャップ。
  3. 前記頂板部の開口形成領域には、前記引き裂き開始ラインの両端部分の近傍に、該引き裂き開始ラインからの引き裂きを停止するストッパーとなる厚肉部が形成されている請求項1または2に記載のプラスチックキャップ。
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