JP4560349B2 - 液飛び防止性に優れたプラスチックキャップ - Google Patents

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本発明は、頂板部に無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域を有し、プルリングを備えた開封部材によって該スコアを引裂いて開口を形成し、この開口を介して容器内容液の注ぎ出しを行うタイプのプラスチックキャップに関するものである。
プラスチックキャップは、一般的に、容器口部と係合する筒状側壁と、この筒状側壁の上端に形成され且つ容器口部を覆う頂板部とを有している。また、このようなプラスチックキャップとして、頂板部には、内容物取り出し用の開口を形成するためのスコアが無端状に形成されたものが、キャップを容器口部から取り外すことなく容器内容物の取り出しを行うことができるため、広く使用されている。このスコア付キャップでは、無端状のスコアで囲まれた領域が開口形成領域となっており、この開口形成領域には、スコアの内側に沿って形成されている支柱と該支柱の上端に形成されているプルリングとからなる開封部材が設けられており、該プルリングを引っ張ることにより、上記の無端状スコアを引裂いて内容物取り出し用の開口を形成するようになっている(特許文献1)。
特開2000−327006号公報
ところで、最近では、ペットボトルに代表されるプラスチックボトルの耐熱性が著しく向上しており、このようなプラスチックボトルに内容物が90℃程度の高温で熱間充填されるようになってきた。例えば麺つゆなどの調味料や各種の健康飲料などが、プラスチックボトルに充填されて市販されるようになってきている。このようなプラスチックボトルに、前述した従来公知のプラスチックキャップを適用した場合、プルリングを用いてのスコア引き裂きにより開口を形成する際に、内容液の液飛びを生じ、使用者の手などを汚してしまうという問題があった。即ち、液が熱間充填されているようなプラスチックボトルでは、熱間充填後にキャップを閉じた後の冷却により、容器内が減圧状態となっており、プラスチックボトルは、可撓性を有しているため、若干収縮した状態に保持されている。この状態でキャップのスコアを引き裂いて開口を形成すると、スコア引き裂き開始時に、外気がボトル内に一気に流入するため、ボトル内の液が波打ち、しかもボトル自体も一気に復元し且つ収縮して振動するようになってしまう。この結果、ボトル内の液が、スコアの引き裂きによって形成された開口部を介して外に飛び散ってしまうこととなる。
したがって、本発明の目的は、内容液が熱間充填され、内部が減圧状態に保持されている可撓性の容器に適用された場合にも、スコア引き裂きによる開口形成時の内容液の液飛びが有効に防止されたプラスチックキャップを提供することにある。
本発明によれば、容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有しており、該頂板部には、無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域と、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材とが形成されており、該開封部材は、前記開口形成領域内の上面において前記スコア近傍に位置する支柱と、該支柱の上端に形成されているプルリングとからなっているプラスチックキャップにおいて、
前記頂板部の下面で前記開口形成領域内には、前記開封部材の支柱近傍に位置する部分のスコアの近傍に沿って下方に延びている液飛び防止用突片が設けられ、該液飛び防止用突片の外周面は、前記開口形成領域の下面から若干外方に且つ下方に延び、次いで内方に且つ下方に延びており、該液飛び防止用突片の付け根部は、前記開封部材の支柱の付け根部分及びその両側の対応する位置にスコアに沿って形成されていることを特徴とするプラスチックキャップが提供される。
また、本発明によれば、容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有しており、該頂板部には、無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域と、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材とが形成されており、該開封部材は、前記開口形成領域内の上面において前記スコア近傍に位置する支柱と、該支柱の上端に形成されているプルリングとからなっているプラスチックキャップにおいて、
前記頂板部の下面で前記開口形成領域外には、前記開封部材の支柱近傍に位置する部分のスコアの近傍に沿って下方に延びている液飛び防止用突片が設けられ、該液飛び防止用突片の付け根部は、前記開封部材の支柱の付け根部分及びその両側の対応する位置にスコアに沿って形成され、前記液飛び防止用突片の下端部分は、内方に傾斜していることを特徴とするプラスチックキャップが提供される。
(1)前記開口形成領域には、前記開封部材を引っ張ってのスコアの引き裂きに際して、該開口形成領域の折れ曲がりを抑制するための補強リブが形成されていること、
(2)前記開口形成領域には、前記開封部材の支柱の付け根部であって前記スコアとは反対側に位置する部分に、薄肉部が形成されていること。
即ち、本発明においては、開封部材の支柱近傍に位置する部分のスコアに沿って液飛び防止用突片が下方に設けられていることが重要な特徴である。この液飛び防止用突片は、頂板部の開口形成領域の内部或いは外部の何れに設けられていてもよいが、何れの場合においても、開封部材のプルリングを引っ張ってのスコア引き裂き開始時に形成される開口部分と、容器内容液の液面との間に該突片が存在するため、この突片によって、該開口部分を通っての液の飛び出しを有効に防止することが可能となるのである。
また、上記の突片を開口形成領域内に形成した場合には、該突片が、前記開口形成領域の下面から若干外方に且つ下方に延びていることが好ましく、これにより、スコア引き裂き開始時に、この突片が開口形成領域外のスコア引き裂き部分に当接し、開口部分を塞ぐように位置する。このため、スコア引き裂き開始時での開口部分からの内容液の液飛びを確実に防止することができる。
さらに、開口形成領域外に液飛び防止用突片を設けた場合には、該突片の下端部分は、内方に傾斜させておくことが好適である。即ち、この傾斜部分が、スコア引き裂き開始時に形成される開口部分と、容器内容液の液面との間に位置し、該開口部分からの液の飛び出しを有効に防止することができる。
また、本発明においては、前記開口形成領域には、前記開封部材を引っ張ってのスコアの引き裂きに際して、該開口形成領域の折れ曲がりを抑制するための補強リブを形成することが好ましい。即ち、スコアの引き裂きに際して開口形成領域が折れ曲がると、開封部材(プルリング)を引っ張り上げたときに、一気にスコアが大きく引き裂かれ、一気に大きな開口部分が形成されてしまい、一気に外気が容器内に流入してしまうため、液の飛び出しを生じ易くなってしまうが、上記のような折れ曲がり抑制用の補強リブを設けておくと、開封部材を徐々に引っ張り上げ、スコアを徐々に引き裂くことが可能となり、一気の外気の流入を防止することができるため、液の飛び出しを防止する上で好適となる。
本発明においては、また、開口形成領域には、前記開封部材の支柱の付け根部であって前記スコアとは反対側に位置する部分に、薄肉部が形成されていることが好ましい。即ち、このような薄肉部を形成しておくと、プルリングを引っ張り上げてスコアの引き裂きを開始すると、スコアの引き裂きが少し進行した状態でプルリングを指示している支柱部分が開口形成領域側に倒れこむため、スコアの引き裂きが一気に進行することが防止でき、スコアの引き裂きを徐々に進行させることが可能となり、一気の外気の流入を防止でき、液の飛び出しを防止する上で好適となる。
本発明を、以下、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のプラスチックキャップの一例を示す側断面図であり、
図2は、図1のキャップにおけるスコア引き裂き開始時の状態を示す側断面図であり、
図3は、図1のキャップの底面図であり、
図4は、本発明のプラスチックキャップの他の例を示す側断面図であり、
図5は、図4のキャップにおけるスコア引き裂き開始時の状態を示す側断面図であり、
図6は、図4のキャップの底面図であり、
図7は、本発明のプラスチックキャップにおける頂板部の中心部分の好適形状を示す図である。
本発明のプラスチックキャップは、液飛び防止用突片を頂板部の開口形成領域の内部或いは外部に設けることができるが、図1乃至図3には、この突片を開口形成領域の内部に設けた例を示し、図4乃至6には、この突片を開口形成領域の外部に設けた例を示した。
図1乃至図3を参照して、この態様のプラスチックキャップは、キャップ本体1と上蓋2とから成っており、キャップ本体1は、大まかに言って、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下している筒状側壁6とから成っている。
頂板部5の内面には、筒状側壁6とは間隔を置いて下方に延びているインナーリング7が形成されている。即ち、このインナーリング7と筒状側壁6との間の空間に容器口部60が嵌め込まれてキャップ本体1は、容器口部に装着されるようになっている。尚、筒状側壁6の内面の上方部分には、インナーリング7の係合力を高めるために、微小の周状突起8が形成されており、筒状側壁6の下端部分の内面には、容器口部60をがっちりと固定するための係合突起9が形成されている。
また頂板部5には、内容物取り出し用の開口を形成するためのスコア10が無端状に形成されており、このスコア10によって囲まれた領域が開口形成領域Aとなっている。
上記の開口形成領域Aには、11で示すスコア引き裂き用の開封部材が設けられており、この開封部材11は、支柱12と、支柱12の上端に形成されているプルリング13とからなっている。このプルリング13を引っ張ることにより、無端状のスコア10が引き裂かれ、内容液を注ぎ出すための開口が頂板部5に形成されるようになっている。即ち、開口形成領域Aを取り除いた部分が内容液注出用の開口となる。尚、この開口形成領域Aの中心部分(頂板部5の中心)には、下方に凹んだ凹部14が形成されており、プルリング13を指で摘み易いようになっている。
また、頂板部5の上面側には、スコア10を取り囲む様にして、注出筒15が形成されており、頂板部5に形成された開口を介して注出される内容液は、この注出筒15の内面に沿って案内される。また、この注出筒15の外側には、上蓋2を保持するための周状突起16が形成されている。
また、キャップ本体1の筒状側壁6の一部は、上端から下方に延びている弧状スリット17により、内側壁6aと外側壁6bとに分断されており、内側壁6aと外側壁6bとが下端で連なった二重壁構造が形成されている。このような二重壁構造は、容器内容液注出後のキャップ本体1を容器口部から容易に除去するために形成されているものである。
一方、上蓋2は、キャップ本体1の筒状側壁6(特にスリット17によって形成されている外側壁6b)の上端部分にヒンジ連結されている。尚、この上蓋2のヒンジ連結部の近傍には、図示されていないが、外側壁6bに、その上端から下端乃至その近傍に延びている一対の軸方向スコアが形成され、更に、軸方向スコアと対向するように、内側壁6aにも下端から上方に延びている一対の内側スコアが形成されている。即ち、上蓋2を開栓した状態で下方に引き下ろすことにより、上記軸方向スコアが引裂かれ、外側壁6bが破断し、次に上方に引き上げることにより内側壁の軸方向スコアが破断し、キャップ本体1を容器口部60から容易に取り除くことができるようになっている。
上蓋2は、天板部20と、天板部20の周縁から延びているスカート21とから形成されている。
天板部20の内面には、シール用の周状突起23が形成されている。即ち、上蓋2を旋回して閉じたとき、シール用の周状突起23が前記注出筒15の内面に密着し、この密着により、スコア10を破断しての開口形成後のシール性が確保される。尚、この上蓋2を閉じるための旋回が阻害されないように、上蓋2のヒンジ連結部において、注出筒15の背が低く形成されている。
また、上蓋2のスカート21の内面下方部分には、凹部21aが形成されており、前述した周状突起16の上端の突部が、この凹部21aと係合することにより、閉じられた上蓋2が安定に保持されるようになっている。
さらに、上蓋2のスカート下端の外面には、ヒンジ連結部とは反対側部分に、開封用の鍔部25が設けられており、この鍔部25を指で引っ掛けて上蓋2を上方に持ち上げることにより上蓋2の開封を容易に行うことができる。
キャップ本体1の筒状側壁6の外面には、上蓋2を閉じたときに上記の鍔部25が位置する部分に、滑らかな凹面27が形成されており、鍔部25を指で引っ掛け易いようになっている。
本発明において、この例のキャップでは、開口形成領域Aの下面に、液飛び防止用突片30が設けられている。この突片30は、開封部材11の支柱12の近傍を延びているスコア10に沿って下方に延びており、特に図3から理解されるように、突片30の付け根部は、支柱12の付け根部分を覆って延びている。この突片30により、スコア10の引き裂き開始時に生じる容器内容液の飛び出しを有効に防止することができる。
即ち、図2に示されているように、プルリング13を引っ張り上げてスコア10の引き裂きを開始すると、開口形成領域Aの支柱11部分が上方に捲り上げられ、この結果、支柱11の近傍におけるスコア10の引き裂き部分(開口形成領域Aの外側部分)に突片30が当接し、この引き裂きによって形成された開口部分を突片30が塞ぐことになる。これにより、容器内容液の飛び出し流路及び外気の容器内への流入路が遮断され、例えば容器内部が減圧状態に保持されていた場合においても、外気の一気の流入による液の飛び出しを有効に防止することができる。また、スコア10の引き裂き部分に突片30が当接するため、スコア10の一気の引き裂きを防止することができ、スコア10を徐々に引き裂くことができ、この点においても、外気の一気の流入を防止でき、液の飛び出しを防止することができる。
また、突片30は、図1及び図2から明らかなように、開口形成領域Aの下面から若干外方に且つ下方に延びていることが好ましい。これにより、突片30のハイトを低くしても確実にスコア10の引き裂き部分に突片30を当接させることができる。また、スコア10の引き裂き開始時に形成される開口部分への容器内容液の流れを遮断するような遮蔽片を突片30の外面に形成することもできる。このような遮蔽片は、例えば成形時に突片30と一体に下向きに成形し、成形後にポンチ等により上向きに折り曲げることにより容易に形成することができる。
上述した図1乃至図3の例では、液飛び出し防止用突片30が開口形成領域Aの内部に設けられているが、図4乃至図6では、この突片30が開口形成領域Aの外部に設けられており、それ以外の部分は、図1乃至図3の例と実質的に同じ構造となっている。
図4乃至図6の例において、液飛び出し用突片30は、開口形成領域Aの外側において、開封部材11の支柱12の近傍を延びているスコア10に沿って下方に延びており、突片30の付け根部は、支柱12の付け根部外面全体に沿って延びており、特に、突片30の下端部分30aは内方に傾斜している。即ち、このような位置に突片30を形成しておいた場合には、スコア10の引き裂き開始時に、突片30の下端部分30aの傾斜部分が、スコア10の引き裂きにより形成される開口部分と、容器内容液の液面との間に位置するため、該開口部分からの液の飛び出しを有効に防止することができこととなる。
また、上記の態様においては、特に図6に示されているように、支柱12の付け根部であってスコア10とは反対側に位置する部分に、支柱12を取り巻くようにして、スコア10に達するか或いはスコア10の近傍まで延びる薄肉部33を設けることが好ましい。即ち、このような薄肉部33が設けられている場合には、プルリング13を引っ張り上げてスコア10の引き裂きを開始すると、その引き裂きが少し進行した状態で支柱12が開口形成領域A側に倒れこむこととなる。即ち、スコア10の引き裂きを一気に進行させず、その引き裂き作業を一旦中断させることができ、スコア10の引き裂きを徐々に進行させることが可能となる。これにより、スコア10の引き裂きによる生じる開口部分からの容器内部への外気の一気の流入を防止でき、液の飛び出しを一層、有効に防止することができる。尚、この薄肉部33は、支柱12の倒れこみが容易に生じるようにするために、上方からの切り込みによって形成されていることが好適である。
上述した図1乃至図6の例では、種々の設計変更が可能である。例えば、図4乃至図6のキャップに設けられている支柱12の付け根部の薄肉部33を図1乃至図3のキャップに設けることも可能である。
さらには、図7に示されているように、開口形成領域Aの中心部分に設けられている凹部14に、プルリング13の引っ張り方向(スコア10の引き裂き方向)と平行な方向に延びている一対の補強リブ35を設けることができる。このような補強リブ35により、プルリング13を引っ張ってのスコア10の引き裂きに際して、開口形成領域Aの折れ曲がりを抑制することができる。即ち、スコア10の引き裂きの進行にしたがって、開口形成領域Aが折れ曲がって捲り上げられてしまうと、プルリング13が一気に引っ張られ、スコア10の引き裂きが一気に進行してしまい、外気が一気に流入し、容器内容液の飛び出しを生じ易くなってしまう。しかるに、補強用リブ35を設けて開口形成領域Aの折れ曲がりを抑制することにより、このようなスコア10の引き裂きを有効に回避することができ、外気の一気の流入による液の飛び出しを一層有効に防止することができる。このような補強用リブ35は、図1乃至図6のキャップの何れにも設けることができるが、特に図4乃至図6のキャップに設けることが好適である。尚、このような補強用リブ35は、必ずしも凹部14内に設ける必要はなく、開口形成領域Aの折り曲げが抑制できる限り、任意の位置に設けることができ、例えば開口形成領域Aの上面に形成することもできるし、その下面に形成することもできる。
さらに、図1乃至図6のキャップは、上蓋2がキャップ本体1にヒンジ連結されているが、本発明は、このようなヒンジキャップに限定されるものではなく、上蓋2がキャップ本体1に螺子係合により着脱自在に設けられる螺子キャップに本発明を適用することも勿論可能である。
上述した本発明のキャップは、各種のプラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ΑΒS樹脂等を用いての射出成形等の一体成形により、容易に製造される。
本発明のキャップは、内容液が熱間充填され、内部が減圧状態に保持されている容器、特にペットボトルの如き可撓性のプラスチック容器に有効に適用され、スコア引き裂きによる内容液注出用開口形成時における内容液の飛び出しを有効に防止することができる。
本発明のプラスチックキャップの一例を示す側断面図。 図1のキャップにおけるスコア引き裂き開始時の状態を示す側断面図。 図1のキャップの底面図。 本発明のプラスチックキャップの他の例を示す側断面図。 図4のキャップにおけるスコア引き裂き開始時の状態を示す側断面図。 図4のキャップの底面図。 本発明のプラスチックキャップにおける頂板部の中心部分の好適形状を示す図。
符号の説明
1:キャップ本体 2:上蓋
5:頂板部 6:筒状側壁
10:内容物取り出し用の開口形成用スコア
11:開封部材 12:支柱
13:プルリング 30:液飛び出し防止用突片
33:薄肉部 35:補強リブ

Claims (4)

  1. 容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有しており、該頂板部には、無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域と、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材とが形成されており、該開封部材は、前記開口形成領域内の上面において前記スコア近傍に位置する支柱と、該支柱の上端に形成されているプルリングとからなっているプラスチックキャップにおいて、
    前記頂板部の下面で前記開口形成領域内には、前記開封部材の支柱近傍に位置する部分のスコアの近傍に沿って下方に延びている液飛び防止用突片が設けられ、該液飛び防止用突片の外周面は、前記開口形成領域の下面から若干外方に且つ下方に延び、次いで内方に且つ下方に延びており、該液飛び防止用突片の付け根部は、前記開封部材の支柱の付け根部分及びその両側の対応する位置にスコアに沿って形成されていることを特徴とするプラスチックキャップ。
  2. 容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部周縁から降下した筒状側壁とを有しており、該頂板部には、無端状のスコアによって囲まれた開口形成領域と、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材とが形成されており、該開封部材は、前記開口形成領域内の上面において前記スコア近傍に位置する支柱と、該支柱の上端に形成されているプルリングとからなっているプラスチックキャップにおいて、
    前記頂板部の下面で前記開口形成領域外には、前記開封部材の支柱近傍に位置する部分のスコアの近傍に沿って下方に延びている液飛び防止用突片が設けられ、該液飛び防止用突片の付け根部は、前記開封部材の支柱の付け根部分及びその両側の対応する位置にスコアに沿って形成され、前記液飛び防止用突片の下端部分は、内方に傾斜していることを特徴とするプラスチックキャップ。
  3. 前記開口形成領域には、前記開封部材を引っ張ってのスコアの引き裂きに際して、該開口形成領域の折れ曲がりを抑制するための補強リブが形成されている請求項1乃至の何れかに記載のプラスチックキャップ。
  4. 前記開口形成領域には、前記開封部材の支柱の付け根部であって前記スコアとは反対側に位置する部分に、薄肉部が形成されている請求項1乃至の何れかに記載のプラスチックキャップ。
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