JP4330186B2 - 分別廃棄性に優れたキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器口部壁に嵌合固定されるキャップ本体を備えたキャップの分別廃棄性の改善に関するものであり、より詳細には、格別の工具を用いることなく、手による引き裂きによって容易に容器口部からキャップ本体を取り除くことが可能なキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近になって、ゴミ廃棄処理や省資源の見地からゴミの分別廃棄が要求されるようになり、特に容器口部に装着されているプラスチックキャップについても分別廃棄が求められている。
ところで、多くのプラスチックキャップは、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、キャップ本体に開閉可能に設けられた上蓋とから成っている。即ち、この種のキャップは、キャップ本体が容器口部に嵌合固定されているため、使用済みのキャップを容器口部から除去するには、一般に栓抜きの様な工具が必要なため、その除去作業が極めて面倒であり、分別廃棄性が極めて不満足であった。
【0003】
このため、この種のキャップの分別廃棄性の改善について、多くの提案がなされている。
例えば、実開平7−11559号公報や実開平5−34151号公報には、キャップ本体に上蓋がヒンジ連結された所謂ヒンジキャップについて、キャップ本体の筒状側壁部に、上蓋とのヒンジ連結部の近傍から下方に延びているスコアを形成させて成るヒンジキャップが開示されている。これらのヒンジキャップは、上蓋を手で持って下方に押し下げることにより筒状側壁部のスコアを引き裂き、これによって筒状側壁部が破壊されるので、格別の工具を用いることなく容易にキャップを容器口部から除去できるというものである。
【0004】
然しながら、これらの先行技術に開示されているキャップでは、筒状側壁部のスコアの引き裂きが容易でないという問題がある。即ち、筒状側壁部は、容器口部に嵌合固定されるため、比較的厚肉に形成されており、しかも、容器口部にしっかりと固定するために、容器口部外面と係合する突起が形成されている。従って、この部分に形成されているスコアを引き裂くためには、かなり大きな力を要する。また、このスコアの引き裂きを容易に行うためには、スコアを深く形成し、スコア形成部分の肉厚を薄くすることが考えられる。しかし、この場合には、キャップ本体を容器口部に装着するキャッピング工程時に、筒状側壁部が破断し易くなってしまう。
【0005】
さらに、筒状側壁部に形成されているスコアの引き裂きを容易に行うためには、例えば、筒状側壁部上端に連なる頂板部に適当な摘み片を設けるのがよく、この摘み片を手で引っ張ることによりスコアの引き裂きを容易に行うことが可能となる。この場合、筒状側壁部にスコア引き裂き用の摘み片を設けるのは、使用中のキャップについて、一般の使用者が誤ってスコアの引き裂きを行ってしまうというトラブルを引き起し易いので好ましくない。
【0006】
ところで、摘み片が頂板部に設けられているキャップでは、スコアは、水平方向を指向している頂板部から垂直方向を指向している筒状側壁部にかけて連続して連なっている。
このようなキャップでは、特に頂板部と筒状側壁部とが連なるコーナー部でのスコアの引き裂きが困難となるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、筒状側壁部に形成されたスコアの引き裂きが容易であり、しかもキャッピング時における筒状側壁部の破断が有効に防止された分別廃棄性の良好なヒンジキャップを提供することにある。
本発明の他の目的は、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体における水平方向を指向している壁(例えば頂板部)から高さ方向を指向している壁(例えば筒状側壁)にかけて連続してスコアによる薄肉部が形成されているキャップにおいて、該スコアによる薄肉部の引き裂きを容易に行うことが可能なキャップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、頂板部と頂板部周縁から垂下している筒状側壁とを有し且つ筒状側壁が容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体の筒状側壁上端部にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、
前記上蓋が設けられている筒状側壁の厚み部分には、その下端から上端若しくはその近傍にまで直立して延びているスリットが形成されており、該スリットによって、前記筒状側壁は、外側壁と内側壁とに区画され、該外側壁上端に前記上蓋がヒンジ連結されていると共に、
キャップ上面から見て、前記スリットの周方向両端部は、それぞれ、上蓋のヒンジ連結部の周方向両端近傍に位置しており、該スリットの周方向両端部からは外側壁外面に向かってスコアが延びており、
キャップ側面から見て、前記スコアは、スリットの周方向両端部のそれぞれについて、スリットの上端から下端までの高さ方向全体にわたって形成されていることを特徴とするヒンジキャップが提供される。
本発明によれば更に、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉可能に設けられる上蓋とを備え、該キャップ本体の水平方向を指向している壁から高さ方向を指向している壁にかけて、スコアによって連続した薄肉部が形成されているキャップにおいて、
スコアが形成されている部分での断面で見て、前記水平方向を指向している壁と高さ方向を指向している壁とが交差している部分では、水平方向を指向している壁に形成されているスコアによる水平方向薄肉部内面の外挿線と、高さ方向を指向している壁に形成されているスコアによる高さ方向薄肉部内面の外挿線との交差点よりも深い位置にスコアが食い込んで薄肉部が形成されていることを特徴とするキャップが提供される。
【0009】
前述したヒンジキャップの重要な特徴は、上蓋とのヒンジ連結部が形成されている筒状側壁の厚み部分に、その下端から直立して延びているスリットが形成されていることにある。即ち、上記スリット上端の周方向両端部の近傍に、ヒンジ連結部の両端が配置され、且つスリットの周方向両端部からは、該スリットの高さ方向全体にわたって、筒状側壁(外側壁)の外面に向かってスコアが延びている。従って、上蓋のヒンジ連結部を下方に引っ張り下ろすことにより、スコアによる薄肉部が引き裂かれ、キャップ本体を容易に容器口部から取り除くことができるわけであるが、筒状側壁は,上記のスリットによって外側壁と内側壁とに分断されているため、スコアによる薄肉部の引き裂きを容易に行うことができる。しかも、キャッピングによりキャップ本体が容器口部に挿入されていくと、薄肉の内側壁は外側に広がっていくが、スリットの部分で外側壁に密着するため、内側壁がそれ以上外方に広がることが防止され、従って、容器口部との嵌合力の低下が有効に防止される。また、キャッピング(打栓)時に、外側に広がる薄肉の内側壁には、スコアが形成されていないため、キャッピング時におけるスコアの破断も有効に防止される。
【0010】
またキャップ本体の水平方向を指向している壁(例えば頂板部)から高さ方向を指向している壁(例えば筒状側壁)にかけて、スコアによる薄肉部が連続して形成されているキャップでは、これら壁の交差部(コーナー部)において、上記スコアが深く形成されているため、交差部でのスコアの引き裂きが困難となることはなく、スムーズにスコアの引き裂きを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のヒンジキャップの上蓋が開栓状態にある時の上面平面図、図2は、図1のヒンジキャップの上蓋が開栓状態にある時のI−I側面断面図、図3は、図1のヒンジキャップの上蓋が閉栓状態にある時の側面図、図4は、図1のヒンジキャップのII−II側面断面を示すための側面断面図である。
また図5には、上記ヒンジキャップに形成されたスコアの好適形状を説明するための部分拡大図を示し、図6には、スリット上端部分の拡大断面図を示した。
【0012】
図1乃至図4において、このヒンジキャップは、キャップ本体1と上蓋2とから成る。
キャップ本体1は、大まかに言って、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下している筒状側壁6とから成っており、上蓋2は、筒状側壁6の上端に連結バンド7を介してヒンジ連結されており、これを旋回して閉じると、頂板部5が完全に覆われる。
【0013】
キャップ本体1の筒状側壁6の内面には、周状突起8が形成されており、また頂板部5の内面の周縁部には、筒状側壁6とは間隔をおいて下方に延びているインナーリング9が形成されている。即ち、このインナーリング9と筒状側壁6との間の空間に容器口部(図示せず)が嵌め込まれ、且つ周状突起8によってキャップ本体1は、容器口部にしっかりと固定されるものである(特に図2参照)。
【0014】
キャップ本体1の頂板部5には、スコア15が形成されていると共に、頂板部5の上面側には、スコア破断用のタブリング16が設けられており、このタブリング16を引っ張ることによりスコア15が破断され、内容液注出用の開口が形成されるようになっている。尚、このスコア15は、内容液注出用の開口を形成するためのものであり、後述するキャップ本体を容器口部から取り除くために設けられるスコアとは全く別のものである。
頂板部5の上面側には、スコア15を取り囲む様にして注出液案内用の筒状突起17が形成されており、注出用開口を介して注ぎ出された内容液は、この筒状突起17に沿って案内される。
更に上蓋2の内面には、シール用の周状突起18が形成されており、上蓋2を図3に示す様に閉栓した時に周状突起18の外面が筒状突起17の内面に密着する様になっている。即ち、この密着により、スコア15を破断しての注出用開口形成後のシール性が確保される。
尚、特に図2に明示されている様に、筒状突起17は、連結バンド7側の背を低くしておくことが好ましい。このようにすれば、周状突起18の長さを比較的大きく設定しても上蓋2を有効に閉じることができ、注出用開口形成後のシール性確保の点で有利となる。
【0015】
頂板部5の上面側周縁部には、比較的背の低い上蓋係止用の周状突起20が形成され、また上蓋2の周状端縁部には、凹部21が形成されている。即ち、上蓋2を図3に示す様に閉栓した時、これらの突起20と凹部21とが互いに係合し、これにより、上蓋2の閉栓状態が保持される。
上蓋2の連結バンド7とは反対側部分には、開封用タブ25が設けられており、開封用タブ25に指で引っかけて上蓋2を容易に開栓し得る様になっている。
【0016】
本発明のヒンジキャップにおいては、筒状側壁6の厚み部分中間部にスリット30を設ける。
このスリット30は、図1に示されている様に、連結バンド7が形成されている部分に設けられており、キャップ上面からみると、スリット30の周方向両端部は、連結バンド7の周方向両端部の近傍に位置している。また、図2に示されている様に、このスリット30は、筒状側壁6の下端から上方に直立して延びており、このスリット30は、筒状側壁6の上端部近傍にまで達している。即ち、スリット30が形成されている領域、即ち、連結バンド7が設けられている部分では、筒状側壁6は、外側壁6aと内側壁6bとに分割されており、外側壁6aの上端に連結バンド7が設けられている。
【0017】
また、図1に示されている様に、このスリット30の周方向両端部からは、スコア40が外側壁6aの外面に向かって延びている。
さらに図1のI−I断面が示されている図4を参照すると、スコア40は、スリット30の高さ方向の全体にわたって形成されており、従って、スコア40が形成されている部分での外側壁6aの水平方向厚み及び高さ方向厚みは,何れも薄肉に形成されていることが理解される。
【0018】
このようなスリット30及びスコア40が形成されているヒンジキャップにおいては、上蓋2を開放し、上蓋2を手で持って下方に引っ張り下ろすことにより、スコア40(スコア40により形成される薄肉部)を容易に引き裂くことができる。スコア40を引き裂くと、連結バンド7が設けられている部分の筒状側壁6は、上蓋2と共にキャップ本体1から引き剥がされるので、このキャップ本体1を容器口部から容易に取り除くことができる。
尚、上記の例では、スコア40を、スリット30の周方向両端から内側壁6b側にも延長させることも可能であるが、好ましくは、図示されているように、スコア40は,外側壁6a側にのみ形成するのがよい。この場合において、スコア40を引き裂いた時、外側壁6aのみが引き剥がされ、内側壁6bは、キャップ本体1側に残存するが、この内側壁6bは肉薄であるため、これを捲り上げることにより、キャップ本体1を容器口部から取り除くことが可能となる。
【0019】
上述した本発明のヒンジキャップでは、キャッピングに際して、外側壁6aに設けたスコア40が内側壁6bを介して外側に広がるが、内側壁6bには、直接スコア40が設けられていないため、このスコア40がキャッピングに際して破断するおそれがない。またキャッピングが行われてキャップ本体1が容器口部に固定された状態では、内側壁6bは外側に広がるが、外側壁6aが、内側壁6bに密着してこれをタガ締めするため、キャップ本体1と容器口部との嵌合力が低下することもない。
【0020】
また図1のヒンジキャップにおけるスリット30の周方向両端部から延びているスコア40を拡大して示す図5(図1のII-II断面の部分拡大図)において、このスコア40により、筒状側壁6の上端には、水平方向に延びている水平方向薄肉部40aが形成され、筒状側壁6の外側壁6aには、高さ方向に延びている高さ方薄肉部40bが形成され、水平方向薄肉部40aと高さ方薄肉部40bとは、40cの部分で交差している。この交差部40cにおいて、水平方向薄肉部40aの内面と高さ方向薄肉部40bの内面とは、交点Xで交差している。
本発明においては、上記の図5に示されている通り、水平方向薄肉部40aの内面と高さ方向薄肉部40bの内面とは、外側壁上端のコーナー部Yに向かって食い込む様に形成されていることが好ましい。即ち、水平方向薄肉部40aの水平内面の外挿線と高さ方向薄肉部40bの垂直内面の外挿線との交点Zに対して、前記交点Xがコーナー部Y側に位置するように、この交差部40cは深く切り込まれて形成されているのが好ましく、最も好適には、前記交差部40cにおける厚みd(X−Y)と、外側壁6aの上端厚み(高さ方向厚み)αと、外側壁6aの側壁厚み(水平方向厚み)βとが実質上等しくなるようにスコア40により薄肉部40a,40bを形成するのがよい(d=α=β)。
【0021】
一般に、水平方向に延びている壁から高さ方向に延びている壁にかけてスコアにより薄肉部を形成する場合には、水平方向に延びている壁の厚みと高さ方向に延びている壁の厚みとが等しくなるように調整される。従って、この場合には、図5中のZで示される部分に水平方向薄肉部40aの内面と高さ方向薄肉部40bの内面との交点が形成されることになる。しかしながら、このようにしてスコアを形成すると、交差部40cにおける厚みdは、α及びβよりも大きくなり(d=21/2α=21/2β)、交差部40cでのスコア(薄肉部)の引き裂きが最も困難となってしまい、水平方向薄肉部40aから高さ方向薄肉部40bにかけての引き裂きをスムーズに行うことができない。
【0022】
しかるに本発明によれば、交差部40cに位置する交点Xの位置が、交点Zの位置よりもコーナー部Y側に位置するようにし、特にd=α=βとなるようにスコア40(水平方向薄肉部40a,高さ方向薄肉部40b)を形成することにより、スコア40による薄肉部の引き裂きを全体にわたって一定の力で容易に行うことができ、引き裂き作業をスムーズに行うことが可能となる。
【0023】
また図1のヒンジキャップにおけるI-I断面でのスリット30の上端の拡大図を示す図6を参照して、筒状側壁6の上端近傍に位置するスリット30の上端には、上側の外表面に達する切り込み30aを形成しておくことが好ましい。このような切り込み30aを形成しておくことにより、連結バンド7を引き下ろした時、スコア40による薄肉部の引き裂き開始を容易に行うことができる。
尚、引き裂きを最も容易に行うために、スコア40を筒状側壁6の上端に迄達するように形成することも勿論可能であり、この場合には,当然のことながら、前述した水平方向薄肉部40aは存在しないことになる。
【0024】
本発明において、上述したスコア形状、即ち、特にd=α=βとなるように交差部が深く形成されているスコア40の形状は、図1乃至図4に示されている構造のキャップに限定されず、水平方向に延びている壁から高さ方向に延びている壁にかけてスコアが形成されている構造を有する種々のキャップに適用することができ、これにより、スコアによる薄肉部の引き裂きを容易に且つスムーズに行うことが可能となる。
【0025】
例えば、前述した例のキャップでは、連結バンド7が設けられている部分にのみスリット30が形成されているが、これ以外の部分にもスリットが連続して延びている構造のヒンジキャップにおいても、このスリットに連続して水平方向及び高さ方向に延びているスコアが形成されるため、このようなヒンジキャップにおいても、前述したような交差部が深く形成されているスコアを設けることができる。
【0026】
このような構造のヒンジキャップの例を図7乃至11に示した。
図7は、このようなヒンジキャップの上面図を示し、図8は、図7のヒンジキャップのI−I断面を示す側断面図を示し、図9は、図7のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態での側面図を示し、図10は、図7のヒンジキャップのII−II断面が示されている側断面図を示し、図11は、図7のヒンジキャップのII−II断面部分のスコアの上方部分を拡大して示す図である。
【0027】
上記の図7乃至11に示された構造のヒンジキャップは、筒状側壁に形成されているスリット及びスコアの形状を除けば、図1乃至6に示された構造のヒンジキャップと実質的に同じであるため、図7乃至11では、スリット、スコア及びこれらの関連する部分のみを引照数字で示した。
【0028】
図7乃至図9において、このキャップには、連結バンド7が形成されている部分の筒状側壁6には,その厚み部分の中間部にスリット50が形成されている。即ち、このスリット50は、前述した図1乃至6のキャップのスリット30と同じ形状を有するものであり、図7から理解されるように、スリット50の周方向両端部は、連結バンド7の周方向両端部の近傍に位置している。また、このキャップにおいては、スリット50の一方側の周方向端部に連なって、これよりも背の低いスリット51が連なっている。即ち、スリット50は、筒状側壁6の下端から上端まで延びており、スリット50とスリット51との境界部(連結バンド7の周方向端部の近傍)には段差52が形成され(図9参照)、これらのスリット50,51が形成されている部分では、筒状側壁6は、外側壁6aと内側壁6bとに区画されている。
尚、スリット51は、スリット50の反対側の周方向端部迄は延びておらず、図7において、Aで示す領域には、スリット51は形成されていない。
【0029】
かかる態様のキャップにおいて、スリット51が形成されていない側のスリット50の周方向端部には、その下端から上端までの全体にわたってスコア55が形成されており、このスコア55は、外側壁6aの外表面近傍に迄延びており、従って、スコア55が形成されている部分において、外側壁6aは薄肉となっている(図9及び図10参照)。また、スリット51が形成されている側のスリット50の周方向端部には、その段差52の部分にスコア56が形成されている(図10参照)。さらに、スリット51の上端部分には、スコア57が形成されており、このスコア57と、段差52に形成されているスコア56とは連続している。
【0030】
従って、かかる構造のキャップでは、上蓋2を開いた状態で連結バンドを引き下ろすことにより、スコア55が引き裂かれ、同時に段差52のスコア56も引き裂かれるため、外側壁6aを周方向に捲っていくことにより、スコア57を引き裂くことができる。この結果、内側壁6bが露出するが,この内側壁6bの厚みは薄いため、これを容易に捲り挙げることができ、これによって、キャップ本体1を容器口部から取り除くことができるというものである。このヒンジキャップにおいても、図1乃至6に示したキャップと同様、キャッピングに際して、外側壁6aに設けられているスコア55,56,57が内側壁6bを介して外側に広がるが、これらのスコアは直接内側壁6bに設けられているものではないため、このキャッピングの際にこれらのスコアが破断するおそれがない。またキャッピングが行われてキャップ本体1が容器口部に固定された状態では、内側壁6bは外側に広がるが、外側壁6aが、内側壁6bに密着してこれをタガ締めするため、キャップ本体1と容器口部との嵌合力が低下することもない。
特に、この態様のキャップは、容器口部から取り外された場合においてもワンピースであり、連結バンド7を介して上蓋2が一体に接続されたままの状態であるから、その廃棄処理も極めて容易に行うことができるという利点がある。勿論、場合によっては、外側壁6aを引き剥がして取り除いた後に、残ったキャップ本体1を容器口部から取り除くこともできる。
【0031】
本発明によれば、上述した図7等に示したキャップにおいても、スコア55及びスコア56の形状を、前述した図5に示した様な形状とすることにより、外側壁6aをスリット50の周方向両端部から、これらスコア55,56に沿って容易に引き裂くことができる。
例えば、スコア55の上端部分を拡大して示す図11を参照されたい。このスコア55によって、水平方向薄肉部55aと高さ方向薄肉部55bとが形成されており、これら薄肉部の交差部60は、その内面の交点Xが外側壁6aの外表面コーナー部Y側に食い込む様に深く形成されている。従って、交点Xは、水平方向薄肉部55aの水平内面の外挿線と高さ方向薄肉部55bの垂直内面の外挿線との交点Zよりも深い位置に形成されることになる。また、段差52に形成されているスコア56も、これと全く同じようにして形成されている。
従って、外側壁6aのコーナー部での引き裂きが困難とならず、スムーズにスコア55,56に沿っての引き裂きを容易に行うことが可能となる。
勿論、この態様においても、スコア形成部分において、前記交差部60における厚みd(X−Y)と、外側壁6aの上端厚み(高さ方向厚み)αと、外側壁6aの側壁厚み(水平方向厚み)βとが実質上等しくなるようにスコアを形成するのが最も好適である(d=α=β)。さらに、スリット50の上端部分に、外側壁6aの上端表面に達する切り込み50aを形成しておくことにより、スコアの引き裂き開始が一層容易となる。
【0032】
また、図7から明らかな通り、スリット50及び51が形成されていない領域Aの長さは、約80度の角度に設定されているが、スコア57に沿って外側壁6aが完全に引き裂かれた状態で、容器口部に嵌合している内側壁6bの捲り上げが容易である限り、これよりも長く領域Aを設定することもできるし、これよりも短く領域Aを設定することもできる。一般的には、約180度以上の部分にスリットが形成されていれば、内側壁6bの捲り上げを容易に行うことができる。また、この領域Aを短くするほど、外側壁6aを全て剥ぎ取ってから残るキャップ本体1を容器口部から取り外すには有利となるが、反面、外側壁6aを手で引っ張って、外側壁6aと内側壁6bとを一体として容器口部から取り外すことは困難となる。
さらに段差52(或いはスコア56)は、ある程度の長さを有していることが必要である。この段差或いはスコアが短過ぎたり、若しくは段差或いはスコアが全く形成されていないと、連結バンド7の押し下げにより、スコア55に沿っての外側壁6aの引き裂きをスムーズに行うことが困難となってしまう。また段差52或いはスコア56の長さを必要以上に長くすると、周方向に外側壁6aを捲っていく場合、スコア57に沿っての引き裂きが困難となり、例えば、このスコア57から脱線して外側壁6aが引き裂かれてしまうおそれがある。
【0033】
前述した図5あるいは図11に示したような形状のスコアは、筒状側壁6の中間部にスリットが形成されているキャップに設けられているが、このようなスリットが形成されていないキャップにも設けることができ、連続する1本のスコアによって水平方向から高さ方向にわたって引き裂きを行うことにより、容器口部からのキャップの取り外しを行うあらゆるタイプのキャップに、このようなスコアを適用することができる。
【0034】
例えば、図12乃至図14には、上蓋がネジ係合により装着されるタイプのキャップにおけるキャップ本体を示したが、このようなキャップ本体に形成されるスコアも、水平方向から高さに方向で交差する部分の形状を、前述した図5や図11に示す形状とすることにより、スコアに沿っての引き裂き、特にコーナー部の引き裂きをスムーズに行うことが可能となる。
尚、図12は、キャップ本体の上面図であり、図13は、図12のキャップ本体のA−A断面を示す側断面図、図14は、図12のキャップの側面図である。
【0035】
図12乃至14において、このキャップ本体は、環状体70と、環状体70の内側空間を閉じているシール板とを備えている。
シール板71の下面には、インナーリング72が形成されており、インナーリング72のさらに内側には、内容液の注出用開口を形成するためのスコア73が形成されている。またシール板71の上面には、周状突起74が形成されており、さらに、その内側には、スコア73を引き裂くための把持リング75が形成されている。
即ち、このキャップ本体は、インナーリング72と環状体70との間に容器口部を嵌め込むことにより容器口部に固定され、把持リング75を引っ張ってスコア73を引き裂くことにより、シール板71に開口が形成され、この開口を通して容器内容液の注ぎ出しが行われる。周状突起74は、注ぎ出された液の案内として機能する。
【0036】
一方、環状体70の下端内面には、係合突起76が形成されており、この係合突起76が嵌め込まれた容器口部の外面と係合することにより、キャップ本体は容器口部に安定に固定される。
また環状体70の上部外面には螺条77が形成されている。即ち、図示されていない上蓋が、この螺条77との螺合により、キャップ本体に着脱自在に装着される。
【0037】
さらに環状体70の下端には,外方に延びている水平フランジ壁80が形成されており、この水平フランジ壁80の周縁部には、下方に延びている環状のカバー81が連なっている。この環状カバー81により、容器口部とキャップ本体との嵌合固定部及び容器口部の外面が保護され、簡単にはキャップ本体が容器口部から取り外せない様になっている。
尚、この例では、上蓋が螺合によりキャップ本体に装着されるが、フランジ壁や環状カバーにヒンジを介して上蓋を装着するようにすることも可能である。
【0038】
かかる態様のキャップ本体において、水平フランジ壁80上には、環状体70の外面とは間隔をおいて、この外面に沿って弧状に延びている突片85が設けられている。
さらに、環状カバー81には、上記突片85の一方側の端部の近傍から、突片85の他方側に傾斜して下方に延びているスコア90と、突片85の他方側の近傍から、スコア90とは反対側に周状に延びているスコア91とが形成されている(特に図14及び図12参照)。
また、スコア90の上端は、水平フランジ壁80を横切って延びているスコア93に連なっており、このスコア93は、突片85と環状体70の外面との間を突片85に沿って延びているスリット94に連なっており、更にスリット94は、突片85の他方側端部の近傍で水平フランジ壁80を横切って延びているスコア95に連なっており、スコア95は、環状カバー81を周方向に延びているスコア91の上端に連なっている。
【0039】
上記のような各種のスコアが形成されている水平フランジ壁80の断面を拡大して図15及び図16を参照されたい。図15は、水平フランジ壁80の図12におけるI−I断面の一部を拡大して示し、図16は、水平フランジ壁80の図12におけるII−II断面を拡大して示す図である。
これらの図15,16及び図12,14から明らかな通り、突片85を手で持って外側に引張り倒すと、突片85と環状体70との間を延びているスリット94の両端部に続いて、スコア93,95が引き裂かれる。従って、突片85を下方に引き下ろすことにより、環状カバー81を下方に傾斜して延びているスコア90が引き裂かれ、さらに、破断した環状カバー81を捲っていくことにより、周方向に延びているスコア91が引き裂かれる。スコア91が引き裂かれると、容器口部とキャップ本体とが嵌合している部分、即ち、環状体70の下端が外部に露出するため、この下端を上方に捲り挙げることにより、キャップ本体を容器口部から取り外すことが可能となる。
【0040】
このような構造のキャップ本体において、突片85は、上蓋(図示せず)をキャップ本体に装着した時に、この上蓋により覆われるような位置に設けられており、このため、一般の使用者が、上蓋が一度も取り外されておらず、しかも容器内容液が注ぎ出されていない容器に装着されているキャップについて、誤ってスコアの引き裂きを行ってしまうというトラブルが有効に防止される。
また、環状カバー81を周方向に延びているスコア91は、これを引き裂いた時のキャップ本体の容器口部からの取り外しが有効に行われる程度の長さに設定すべきである。スコア91の長さがあまり短いと、これを引き裂いた場合にも、キャップ本体の容器口部からの取り外しが困難となるおそれがある。この例では、図12に示されている様に、スコア91は約270度の角度で設けられているが、一般的には、約180度以上の角度で設けるのがよい。
【0041】
図16にも示されている様に、上述した構造のキャップ本体では、突片85の両端部近傍において、水平フランジ壁80を延びている水平方向を指向しているスコア95(図16で示されている突片85の端部とは反対側部分の端部ではスコア93)により形成されている水平薄肉部95aの内面と、環状カバー81を延びているスコア91(図16で示されている突片85の端部とは反対側部分の端部ではスコア90)により形成されている高さ方向薄肉部91aの内面とが連なっており、水平方向から高さ方向にかけて、これらのスコアに沿っての引き裂きが行われる。
図16において、スコア91による高さ方向薄肉部91aとスコア95による水平薄肉部95aとの交差部分100を、図17に拡大して示した。この図17から明らかな通り、この交差部分100では、高さ方向薄肉部91aの内面と水平薄肉部95aの内面との交点Xは、薄肉部91aの内面の外挿線と薄肉部95aの内面との交点Zよりも、水平フランジ壁80と環状カバー81とのコーナー部Y側に偏るようにして深く形成されている。勿論、図示はされていないが、図16で示されている突片85の端部とは反対側部分の端部でも、水平方向を延びているスコア93と高さ方向を延びているスコア90とによる薄肉部は、図17に示された様な形で交わっている。従って、突片85を引き倒してスコアの引き裂きを行っていく場合、水平フランジ壁80と環状カバー81とのコーナー部でも、スコアの引き裂きをスムーズに行うことが可能となるものである。
【0042】
本発明において、上述した種々の構造のキャップの成形に用いる樹脂としては、各種プラスチック、例えば、低−,中−又は高−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ABS樹脂等が一般に使用される。またキャップ本体とは別個にライナーを施すこともでき、このようなライナーとしては、低密度ポリエチレン、エチレン系重合体、各種ゴム乃至熱可塑性エラストマー、アクリル樹脂プラスチゾル、塩化ビニル樹脂プラスチゾル等を用いることができる。
【0043】
本発明の各種のキャップは、上記の樹脂を使用し、射出成形、圧縮成形等の一体成形により、ヒンジキャップの場合にはキャップ本体と上蓋とを一体に成形する。また、上蓋がキャップ本体に螺合により装着されるキャップの場合には、上蓋とキャップ本体と上蓋とを別個に成形する。この成形に際しては、スリットやスコアも同時に成形することができるが、場合によっては、カッテイング加工等の後加工により、スリットやスコアを形成することもできる。
得られたキャップは、上蓋を閉じた状態で容器口部にキャッピングして使用に供される。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、キャップ本体の筒状側壁の一部を、スリットを形成して内側壁と外側壁とに分断し、この外側壁に上蓋をヒンジ連結させることにより、格別の工具を用いることなく、キャップ本体を上蓋と一体的に容器口部から取り除くことが可能となり、分別廃棄性が極めて良好である。
また、上記スリットで分断されている内側壁は、外側壁によって覆われているため、キャップ本体が容器口部に装着されている状態で内側壁が外側壁によってタガ締めされ、従って、容器口部とキャップ本体との間に十分な嵌合力が確保される。しかもキャッピングに際しては外側壁に設けられているスコアが内側壁を介して外側に広がるが、内側壁に直接スコアが設けられているわけではないため、この時にスコアが破断するおそれはない。
またキャップ本体の水平方向を指向している面(例えば頂板部)から高さ方向を指向している面(例えば筒状側壁)にかけて、スコアにより連続して薄肉部が連続して形成されているキャップでは、これらの交差部において、上記スコアを深く形成することにより、交差部での薄肉部の引き裂きをスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジキャップの上蓋が開栓状態にある時の上面平面図。
【図2】図1のヒンジキャップの上蓋が開栓状態にある時のI−I側面断面図。
【図3】図1のヒンジキャップの上蓋が閉栓状態にある時の側面図。
【図4】図1のヒンジキャップのII−II側面断面を示すための側面断面図。
【図5】図1のヒンジキャップに形成されたスコアの好適形状を説明するための部分拡大図。
【図6】図1のヒンジキャップに形成されたスリット上端部分の拡大断面図。
【図7】本発明の他の例のヒンジキャップの上面図。
【図8】図7のヒンジキャップのI−I断面を示す側断面図。
【図9】図7のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態での側面図。
【図10】図7のヒンジキャップのII−II断面が示されている側断面図。
【図11】図7のヒンジキャップのII−II断面のスコアの上方部分を拡大して示す図。
【図12】本発明のさらに他の例のキャップを構成するキャップ本体の上面図。
【図13】図12のキャップ本体のA−A断面を示す側断面図。
【図14】図12のキャップの側面図。
【図15】図12のキャップ本体の水平フランジ壁のI−I断面の一部を拡大して示す図。
【図16】図12のキャップ本体の水平フランジ壁のII−II断面を拡大して示す図。
【図17】図16の交差部分100を拡大して示す図。
【符号の説明】
1:キャップ本体 2:上蓋
5:頂板部 6:筒状側壁
6a:外側壁 6b:内側壁
7:連結バンド 30:スリット
40:スコア 50:スリット
51:スリット 55〜57:スコア
60:交差部 70:環状体
80:水平フランジ壁 80:環状カバー
85:突片 90,91,93:スコア
94:スリット 95:スコア
Claims (8)
- 頂板部と頂板部周縁から垂下している筒状側壁とを有し且つ筒状側壁が容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体の筒状側壁上端部にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、
前記上蓋が設けられている筒状側壁の厚み部分には、その下端から上端若しくはその近傍にまで直立して延びているスリットが形成されており、該スリットによって、前記筒状側壁は、外側壁と内側壁とに区画され、該外側壁上端に前記上蓋がヒンジ連結されていると共に、キャップ上面から見て、前記スリットの周方向両端部は、それぞれ、上蓋のヒンジ連結部の周方向両端近傍に位置しており、該スリットの周方向両端部からは外側壁外面に向かってスコアが延びており、キャップ側面から見て、前記スコアは、スリットの周方向両端部のそれぞれについて、スリットの上端から下端までの高さ方向全体にわたって形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。 - 前記スリットの周方向両端部から延びている前記スコアにより、外側壁の上端部が薄肉に形成されている請求項1に記載のヒンジキャップ。
- 前記スコアは、前記外側壁の上端部外面のコーナー部に向かって食い込む様に形成されている請求項2に記載のヒンジキャップ。
- 前記スコアの食い込み部先端と外側壁上端部外面のコーナー部との間の厚みが、前記スコアと外側壁外周面との間の厚み及び前記スコアにより薄肉に形成されている外側壁上端部の厚みと実質上同じになるように、前記スコアが形成されている請求項3に記載のヒンジキャップ。
- 容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉可能に設けられる上蓋とを備え、該キャップ本体の水平方向を指向している壁から高さ方向を指向している壁にかけて、スコアによって連続した薄肉部が形成されているキャップにおいて、
スコアが形成されている部分での断面で見て、前記水平方向を指向している壁と高さ方向を指向している壁とが交差している部分では、水平方向を指向している壁に形成されているスコアによる水平方向薄肉部内面の外挿線と、高さ方向を指向している壁に形成されているスコアによる高さ方向薄肉部内面の外挿線との交差点よりも深い位置にスコアが食い込んで薄肉部が形成されていることを特徴とするキャップ。 - 前記キャップ本体は、頂板部と頂板部周縁から垂下している筒状側壁とを備え、該筒状側壁に前記スコアによる高さ方向薄肉部が形成され、該頂板部に、前記スコアによる水平方向薄肉部が形成されている請求項5に記載のキャップ。
- 前記キャップ本体は、内側空間がシール壁によって閉じられており且つ容器口部に嵌合固定される環状体と、該環状体の下端から外方に延びている水平フランジ壁と、水平フランジ壁の周縁部から下方に延びている環状カバーとから成り、前記水平フランジ壁から前記環状カバーにかけて、前記スコアによる水平方向薄肉部と高さ方向薄肉部が形成されている請求項5に記載のキャップ。
- 前記環状体には、上蓋が螺合により装着される請求項7に記載のキャップ。
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