JP2002337909A - 複合容器蓋 - Google Patents

複合容器蓋

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JP2002337909A JP2001140368A JP2001140368A JP2002337909A JP 2002337909 A JP2002337909 A JP 2002337909A JP 2001140368 A JP2001140368 A JP 2001140368A JP 2001140368 A JP2001140368 A JP 2001140368A JP 2002337909 A JP2002337909 A JP 2002337909A
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修 石井
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誠治 鈴木
Hiroshi Shizukuishi
洋 雫石
Yoichi Tsujiguchi
洋一 辻口
Tetsuo Ienaga
哲郎 家永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状側壁の少なくとも一部分が内側壁と外側
壁とに分断された二重壁構造を有しているキャップ本体
を備えた複合容器蓋において、成形時のスリット形成用
金型ツールの破損や変形が有効に抑制され、成形性が改
善された複合容器蓋を提供すること。 【解決手段】 筒状側壁がスリットにより外側壁と内側
壁とに分断された二重壁構造を有するキャップ本体を備
えた複合容器蓋において、外側壁の内面或いは内側壁の
外面に、周方向への凹凸の繰り返しによる波形面を形成
することにより、スリット形成用金型ツールの強度を高
め且つ成形時に該ツールに加わる樹脂圧を分散させるこ
とができ、成形時の該ツールの破損や変形等を有効に防
止し、成形性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器口部に嵌合固
定されるキャップ本体と、キャップ本体を覆うように設
けられる上蓋とから成る複合容器蓋に関するものであ
り、より詳細には、キャップ本体の筒状側壁の少なくと
も一部が外側壁と内側壁との二重壁構造となっているタ
イプの複合容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】容器口部に嵌合固定されるキャップ本体
と、キャップ本体を覆うように設けられる上蓋とから成
る複合容器蓋は、各種調味料容器等の種々の容器に広く
使用されている。このような複合容器蓋は、大まかに言
って、上蓋がキャップ本体にヒンジ連結された所謂ヒン
ジタイプのもの(ヒンジキャップ)と、上蓋がキャップ
本体に螺子締結により着脱自在に設けられる所謂螺子タ
イプのもの(螺子キャップ)とに分類される。上記のよ
うな複合容器蓋において、ヒンジキャップ及び螺子キャ
ップの何れのタイプのものでも、そのキャップ本体は、
頂板部と頂板部の周縁から下方に延びている筒状側壁と
から形成されており、この筒状側壁内に容器口部を嵌め
込むことにより、キャップ本体が容器口部に固定され
る。
【0003】ところで、このような複合容器蓋として、
キャップ本体の筒状側壁の周方向の少なくとも一部分
が、スリットによって外側壁と内側壁との二重壁構造と
なっているものが知られている。このスリットは、筒状
側壁の上端から下方或いは下端から上方に延びているも
のであり、スリットにより分断された外側壁と内側壁と
は、周方向の少なくとも一部分において、上端或いは下
端で互いに連結されている。最近になって、ゴミ廃棄処
理や資源の再利用等の見地からゴミの分別廃棄が要求さ
れるようになり、容器と異なる材質の容器蓋についても
分別廃棄が求められている。しかるに、キャップ本体が
容器口部に嵌合固定されているものは、これを容器口部
から取り除くための作業が非常に面倒であり、分別廃棄
性が極めて不十分であるという欠点を有している。しか
るに、上述した二重壁構造のキャップ本体を備えた複合
容器蓋の一つの利点には、優れた分別廃棄性がある。即
ち、筒状側壁の少なくとも一部が外側壁と内側壁とに分
断されているため、外側壁及び内側壁の厚みは、何れも
通常の筒状側壁に比して薄く、外側壁を容易に引裂くこ
とができ、外側壁を引裂いた後に、内側壁を容易に捲り
上げることができ、このよな作業により、キャップ本体
を容易に容器口部から取り外すことができるという利点
を有している。
【0004】例えば、二重壁構造を有するキャップ本体
を備えた複合容器蓋の一例として、特開2000−14
2758号公報には、「頂板部と頂板部周縁から垂下し
ている筒状側壁とを有するキャップ本体と、該キャップ
本体の筒状側壁上端部にヒンジ連結された上蓋とから成
り、前記筒状側壁の内面には、容器口部の外面と係合し
得る係合突起が形成されており、該筒状側壁内に容器口
部が嵌め込まれることにより、キャップ本体が容器口部
に装着されるヒンジキャップにおいて、前記上蓋とのヒ
ンジ接続部が形成されている筒状側壁の厚み部分には、
その上端から下方に向かって延びているスリットが筒状
側壁の下端近傍にまで深く形成されており、このスリッ
トにより、ヒンジ接続部の筒状側壁は内側壁と外側壁と
に分割されており、前記ヒンジ接続部の両端部において
は、前記スリットの両端に沿って外側壁に第1のスコア
が形成され、且つ第1のスコアに対面する様に、第2の
スコアが少なくとも内側壁に形成されている係合突起に
刻設されていることを特徴とするヒンジキャップ。」が
開示されている。
【0005】この先行技術に開示されたヒンジキャップ
では、使用済みのキャップについて、上蓋を開けた状態
で、上蓋を手で持って下方に引き降ろすことにより、ヒ
ンジ接続部の両端に形成されている第1のスコアに沿っ
て外側壁が引裂かれる。引裂かれた外側壁は、下端で内
側壁に連なっているので、上蓋毎、外側壁を上方に引っ
張り上げることにより、内側壁は第2のスコアに沿って
引裂かれる。このようにして、外側壁及び内側壁が引き
裂かれた部分において、筒状側壁と容器口部との係合が
解除されるため、格別の工具を用いることなしに、キャ
ップ本体を容易に容器口部から取り除くことができると
いうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術に代表されるように、筒状側壁の少なくとも一部
に、内側壁と外側壁とに分断された二重壁構造が形成さ
れているキャップ本体は、成形性の点で問題を有してい
る。即ち、上記のようなキャップ本体は、所定形状の金
型内に溶融した樹脂を射出することにより成形される
が、筒状側壁には、これを外側壁と内側壁とに分断して
二重壁構造とするためのスリットが形成されるために、
成形に際しては、このスリットに対応する形状の金型ツ
ールが使用され、この金型ツールによって形成される非
常に狭い外側壁用空間及び内側壁用空間に溶融した樹脂
が流れ込み、この結果、この金型ツールには樹脂圧が加
わる。しかるに、この金型ツールは、スリットに対応す
る形状を有しているため、それ自体、厚みが非常に薄く
且つ強度も低い。従って、上記のような成形時の樹脂圧
によって、スリット形成用金型ツールの破損や変形を生
じ易く、このようなツールの破損や変形によって成形不
良を生じ易いという問題を有しているのである。
【0007】従って本発明の目的は、筒状側壁の少なく
とも一部分が内側壁と外側壁とに分断された二重壁構造
を有しているキャップ本体を備えた複合容器蓋におい
て、成形時のスリット形成用金型ツールの破損や変形が
有効に抑制され、成形性が改善された複合容器蓋を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、容器口
部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体を
覆うように設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本
体は、頂板部と、頂板部の周縁から下方に延びている筒
状側壁とから形成され、該筒状側壁における周方向の少
なくとも一部の領域は、内側壁と外側壁とに分断された
二重壁構造を有しており、該内側壁と外側壁とは、少な
くとも一部の周方向部分で、下端又は上端で連結されて
いる複合容器蓋において、前記外側壁の内面又は前記内
側壁の外面は、周方向の少なくとも一部分が、周方向へ
の凹凸の繰り返しにより形成されている波形面となって
いることを特徴とする複合容器蓋が提供される。
【0009】本発明においては、キャップ本体の筒状側
壁に形成されている二重壁構造領域において、外側壁の
内面又は前記内側壁の外面には、周方向への凹凸の繰り
返しによる波形面が形成されていることが重要な特徴で
ある。即ち、外側壁の内面又は前記内側壁の外面に、こ
のような波形面を形成した場合、波形面が形成されてい
る部分では、筒状側壁を外側壁と内側壁とに分断するた
めのスリットも、これに対応する波形形状を有する。従
って、成形時に用いるスリット形成用金型ツールも波形
面を有するものとなり、その強度は増大する。さらに、
成形時において、このような金型ツールによって形成さ
れる外側壁用空間或いは内側壁用空間に溶融した樹脂が
流れ込む際に該ツールに加わる樹脂圧は、このような波
形面によって分散される。従って、本発明によれば、波
形面によるスリット形成用金型ツールの強度増大効果及
び成形時の樹脂圧分散効果によって、成形時のスリット
形成用金型ツールの破損乃至変形が有効に防止され、優
れた成形性を確保することができるのである。
【0010】このような本発明は、筒状側壁の少なくと
も一部が外側壁と内側壁とに分断された二重壁構造を有
している限り、上蓋がキャップ本体にヒンジ接続されて
いるヒンジキャップにも、また、上蓋がキャップ本体に
螺子締結される螺子キャップにも適用することができる
が、ヒンジキャップに適用した場合に最も大きな効果が
ある。即ち、ヒンジキャップにおいては、上蓋は、キャ
ップ本体の筒状側壁の上端部分にヒンジ接続され、従っ
て、筒状側壁が外側壁と内側壁とに分断されている場合
には、外側壁の上端部分に上蓋がヒンジ接続されてい
る。このようなヒンジキャップの成形は、上蓋を開放し
た状態のキャップ形状に金型が配置され、キャップ本体
を形成する金型の中央部分から溶融した樹脂を射出する
ことによって行われ、射出された溶融樹脂がキャップ本
体を構成する金型空間内に行きわたり、更に、外側壁を
通って、多量の溶融樹脂が上蓋を形成する金型空間内に
流れ込むことにより、目的とする形状(上蓋が開放され
た形状)のヒンジキャップが成形される。このことから
理解されるように、薄肉の外側壁には、上蓋を形成する
に足る多量の溶融樹脂が流れるため、スリット形成用金
型ツールに加わる樹脂圧が極めて高く、該ツールの破損
乃至変形等のトラブルは、螺子キャップ(上蓋は、キャ
ップ本体とは別個に成形される)に比して、かなり頻繁
に生じる傾向がある。本発明では、外側壁の内面に、前
述した波形面を形成することにより、このようなヒンジ
キャップの成形性にかかる問題を有効に解決することが
できる。
【0011】また、本発明において、上述した波形面
は、外側壁の内面全体或いは内側壁の外面全体に形成さ
れていてもよいが、その周方向の一部、例えばスリット
形成用金型ツールに加わる樹脂圧が最も高い部分にの
み、波形面を形成することもできる。具体的には、上述
したヒンジキャップでは、上蓋がヒンジ接続されている
部分の外側壁の内面にのみ、波形面を形成することがで
きる。勿論、上記の波形面は、外側壁と内側壁との両方
に形成することもできるし、内側壁の外面にのみ形成す
ることもできる。
【0012】
【発明の実施形態】本発明を、以下、本発明が最も好適
に適用されるヒンジキャップを例にとって、添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、上蓋が開栓されてい
る状態での本発明の複合容器蓋(ヒンジキャップ)の上
面平面図であり、図2は、図1のヒンジキャップのA−
A断面図であり、図3は、図1のヒンジキャップの底面
図であり、図4は、図1のヒンジキャップにおいて、筒
状側壁と上蓋とのヒンジ接続部を拡大して示す上面平面
図であり、図5は、図1のヒンジキャップにおいて、ヒ
ンジ接続部における外側壁の内面を透視して示す拡大正
面図であり、図6は、図4に示されている波形面を拡大
して示す図であり、図7は、本発明において、筒状側壁
に形成される二重壁構造のパターンの概略を示す側断面
図である。
【0013】図1乃至図4において、本発明の複合容器
蓋の一例であるこのヒンジキャップは、キャップ本体1
と上蓋2とから成っており、それ自体公知の合成樹脂、
例えば、ポリエチレン、アイソタクティクポリプロピレ
ン、エチレン−ポリプロピレン共重合体、ポリブテン−
1、エチレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテ
ン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオ
レフィン系樹脂や、ポリスチレン、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、ABS樹脂或いはポリカーボネート等の一
体成形によって、図2に示されているように、上蓋2が
開栓された状態で成形される。
【0014】キャップ本体1は、頂板部5と、頂板部5
の周縁部から垂下している筒状側壁6とから成ってお
り、上蓋2は、筒状側壁6の上端部分にヒンジ連結(ヒ
ンジ接続部7)されている。図2及びヒンジ接続部7を
拡大して示す図4に明瞭に示されている様に、このヒン
ジ接続部7において、上蓋2は、周方向に間隔を置いて
設けられている一対のヒンジ連結バンド7a,7bによ
り筒状側壁6の上端より若干下方に連結され、且つ該バ
ンド7a,7bの間に設けられているヒンジ連結バンド
7cによって、筒状側壁6の上端に連結されている。こ
のように筒状側壁6にヒンジ連結されている上蓋2を旋
回することにより、キャップ本体1の頂板部5は完全に
覆われるようになっている。
【0015】キャップ本体1の筒状側壁6の内面には、
アンダーカット8が形成されており、また、頂板部5の
内面の周縁部分には、筒状側壁6とは間隔を置いて下方
に延びているインナーリング9が形成されている。即
ち、このインナーリング9と筒状側壁6との間の空間に
容器口部(図示せず)が嵌め込まれ、且つアンダーカッ
ト8と容器口部の外面との係合により、キャップ本体1
は、容器口部にしっかりと固定されるものである。
【0016】キャップ本体1の頂板部5には、注出用開
口を形成するためのスコア15が形成されており、且つ
頂板部5の外面には、スコア破断用のタブリング16が
設けられており、このタブリング16を引っ張り上げる
ことにより、スコア15が破断し、頂板部5に注出用の
開口が形成されるようになっている。また、頂板部5の
外面には、スコア15を取り囲むようにして、注出用筒
17が設けられており、スコア15の破断によって形成
された注出用開口を通り、この注出用筒17に沿って、
容器内容液が注ぎ出される。尚、図2から明らかな通
り、注出筒17のヒンジ接続部7側は、上蓋2の旋回を
阻害しないように、背が低く形成されている。更に、頂
板部5の外面には、上記の注出用筒17の外側に、比較
的背の低い上蓋係止用周状突起18が形成されている。
【0017】一方、上蓋2は、天板20と、天板20の
周縁部から延びているスカート21とから形成されてお
り、天板20の内面には、シール用の周状突起22が形
成されている。即ち、上蓋2を閉じた時、この周状突起
22の外面が注出用筒17の内面に密着するようになっ
ており、この密着により、注出用開口を形成した後のシ
ール性が確保される。尚、上記で述べた様に、注出用筒
17のヒンジ接続部7側は、背が低く形成されているた
め、上蓋2を旋回して閉じる際に、上蓋2の周状突起2
2の旋回が注出用筒17により阻害されないようになっ
ている。更に、スカート21の先端部内面には、凹部2
6が周状に形成されている。即ち、上蓋2を閉じた時、
この凹部26が、頂板部5の外面に設けられている上蓋
係止用周状突起18と係合し、これにより、上蓋2の閉
栓状態が保持される。
【0018】上述したヒンジキャップにおいては、筒状
側壁6は、弧状スリット30及び弧状スリット30の両
端から延びている補助スリット31によって、外側壁3
5と内側壁36とに分断されており、特に図1から明ら
かな通り、筒状側壁6の約半周が二重壁構造領域Wとな
っている。添付図面では、この弧状スリット30により
分断されている外側壁及び内側壁を、それぞれ、35a
及び36aで示し、補助スリット31により分断されて
いる外側壁及び内側壁を、それぞれ、35b及び36b
で示した。
【0019】上記のスリットの内、弧状スリット30
は、ヒンジ接続部7に対応して形成されているものであ
り、その周方向両端部は、それぞれ、ヒンジ接続部7の
周方向両端部の近傍(ヒンジ連結バンド7a,7bの近
傍)に位置している(図1参照)。また、弧状スリット
30は、筒状側壁6の上端から下端近傍にまで延びてお
り、従って、ヒンジ接続部7において、外側壁35aと
内側壁36aとは、下端の連結部37で一体に連なって
いる。また、弧状スリット30により分断された外側壁
35aの周方向両端部分には、上端から筒状側壁6の下
端或いは下端近傍にまで延びているスコア38、38が
形成されており、更に、内側壁36aの周方向両端部分
には、下端から筒状側壁6の上方に向かって延びている
スコア39、39が形成されている。従って、内側壁3
6aに形成されているスコア39は、外側壁35aに形
成されているスコア38に対面しており、更に弧状スリ
ット30は、一対のスコア38,38或いは39,39
の間に位置し、これらのスコア38,39は、弧状スリ
ット30と補助スリット31との境界部に位置してい
る。また、弧状スリット30の周方向両端部から周方向
に延びている補助スリット31は、筒状側壁6の下端に
まで延びており、この補助スリット31によって、外側
壁35bと内側壁36bとは、完全に分断されているこ
とが好ましいが、補助スリット31を、筒状側壁6の上
端から下端近傍にまで延びていてもよい。尚、図3で
は、補助スリット31の下端は省略している。
【0020】上述した構造のヒンジキャップでは、上蓋
2を開栓した状態で引き降ろすことにより、ヒンジ接続
部7での外側壁35aを弧状スリット30の周方向両端
部に位置するスコア38,38に沿って容易に引裂くこ
とができる。更に、引裂かれた外側壁35aを上方に引
っ張り上げることにより、スコア39,39に沿って内
側壁36aを容易に引裂くことができる。これに加え
て、前述した補助スリット31が形成されているため、
更に外側壁35aを上方に引っ張り上げることにより、
キャップ本体1を容易に容器口部から取り外すことがで
きる。かくして、上述した構造のヒンジキャップは、極
めて優れた分別廃棄性を示す。
【0021】尚、上記の補助スリット31は、筒状側壁
6のヒンジ接続部7以外の部分全体に設けることもでき
るが、この場合には、ヒンジ接続部7とは反対側の容器
内容液が注ぎ出される部分にも補助スリット31が形成
されることになり、注ぎ出された液が補助スリット31
内に浸入してしまうおそれがある。従って、弧状スリッ
ト30と補助スリット31との合計の周方向長さは、筒
状側壁の周方向長さ(全周)の20乃至60%程度とす
るのが好適である。また、筒状側壁6の内面に形成され
ているアンダーカット8には、一定間隔で切り欠き40
を設けることができ、これにより、キャップ本体1の容
器口部からの取り外しを容易に行うことができる。この
場合、上記のスコア38、39に対応する位置に、この
ような切り欠き40を形成しておくのがよい。即ち、ス
コア39に沿っての内側壁36aの引裂きを容易に行
い、その捲り上げを一層容易に行うためである。
【0022】かかるヒンジキャップにおいて、ヒンジ接
続部7における外側壁35aの内面を透視して示す図5
及び図6のヒンジ接続部の拡大上面図に示されているよ
うに、外側壁35aの内面には、周方向への凹凸の繰り
返しによる波形面45が上端から下端の全面にわたって
形成されている。本発明においては、このような波形面
45を形成することにより、成形時の金型ツールの破損
や変形を有効に防止することが可能となり、キャップの
成形性を向上させることができる。
【0023】上述したヒンジキャップは、図1乃至図3
に示されているような上蓋2を開栓した状態で成形され
る。即ち、上蓋を開放した状態のキャップ形状に金型が
配置され、キャップ本体1を形成する金型の中央部分
(例えば図2において、Xで示す位置)に射出ゲートが
配置され、この射出ゲートから、キャップを構成する樹
脂の溶融物が射出され、射出された樹脂溶融物は、キャ
ップ本体1を形成する金型空間内に流れ、次いで、上蓋
2を形成する空間内に流れ、これにより、目的とする形
状(上蓋が開放された形状)のヒンジキャップが成形さ
れる。かかる成形に際しては、金型内に射出された溶融
樹脂は、スリット形成用ツールによって形成される外側
壁35形成用空間及び内側壁36形成用空間内に流れ込
むが、これらの空間は非常に狭いため、樹脂の流れ込み
により、高い樹脂圧が発生する。この場合、上蓋2を形
成する空間内に流れ込む多量の溶融樹脂は、ヒンジ接続
部7における外側壁35a形成用の空間を通過するた
め、多量の溶融樹脂の通過により、外側壁35a形成用
の空間では、著しく高い樹脂圧が発生する。しかも、こ
れらの空間を形成するスリット形成用ツールは、非常に
薄く、強度の低いものであるため、上記の樹脂圧によっ
て破損や変形等を生じ易く、特に弧状スリット30形成
用金型ツールには、外側壁35a形成用の空間で発生す
る著しく高い樹脂圧が加わるため、破損や変形が極めて
生じ易くなっている。
【0024】しかるに、本発明にしたがって、外側壁3
5aの内面に波形面45を形成することにより、弧状ス
リット30には、それに対応する波形面が形成される。
即ち、成形時に用いる弧状スリット30形成用の金型ツ
ールは、このような波形面を有しているため、部分的に
肉厚の部分を有しており、その強度は高められている。
しかも、外側壁35a形成用の空間で発生する著しく高
い樹脂圧は、この金型ツールの波形面で分散される。従
って、波形面45によるツールの強度向上効果及び樹脂
圧分散効果によって、著しく高い樹脂圧が加わる弧状ス
リット30形成用の金型ツールの破損や変形を有効に防
止することができ、成形性を向上させることが可能とな
るものである。
【0025】尚、上述した例においては、ヒンジ接続部
7における外側壁35aの内面にのみ波形面45が形成
されているが、勿論、ヒンジ接続部7以外の領域の外側
壁35bの内面にも波形面45を形成することもできる
し、また、成形後の型抜きが阻害されない限り、内側壁
36a或いは36bの外面(外側壁35a或いは35b
に対面する側の面)にも、波形面45を形成することが
できる。
【0026】また、上述した波形面45を拡大して示す
図6を参照して、この波形面45のピッチp(隣り合う
凸部同士或いは凹部同士の間隔)は、2.0乃至3.5
mmの範囲にあることが好ましく、また、凹部と凸部と
の高低差hは、0.2乃至0.35mmの範囲にあるこ
とが好ましい。即ち、ピッチpが上記範囲外であるとき
は、波形面45による強度向上効果や樹脂圧分散効果が
不十分となり、また、高低差hは、筒状側壁6の厚みに
よって制限されるため、上記範囲より大きくすることが
困難となり、また高低差hが上記範囲よりも小さいと、
波形面45による強度向上効果や樹脂圧分散効果が不十
分となるからである。
【0027】上述した本発明は、ヒンジキャップを例に
とって説明したが、ヒンジキャップに限定されるもので
はなく、キャップ本体の筒状側壁に二重壁構造が形成さ
れている限り、上蓋が螺子式のキャップにも本発明を適
用し得ることは当然である。また、筒状側壁に形成され
る二重壁構造のパターンとしては、図7に示すものが挙
げられる。図7のパターンは概略であり、内側壁に形成
されるアンダーカット等は省略している。即ち、図7
(a)に示すように、スリット50によって分断された
外側壁51と内側壁52とが下端で連なっているパター
ン、図7(b)に示すように、スリット50によって外
側壁51と内側壁52とが完全に分断されているパター
ン、及び図7(c)に示すように、スリット50によっ
て分断された外側壁51と内側壁52とが上端で連なっ
ているパターンの二重壁構造がキャップ本体の筒状側壁
に形成し得るが、本発明は、これら何れのパターンの二
重壁構造にも適用することができる。即ち、キャップ本
体の構造等に応じて、樹脂圧によるスリット形成用ツー
ルの破損や変形を生じ易い部分において、その外側壁5
1の内面或いは内側壁52の外面に、前述した波形面を
形成することにより、スリット形成用ツールの破損や変
形を有効に防止することができ、成形性を向上させるこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、筒状側壁がスリットに
より外側壁と内側壁とに分断された二重壁構造を有する
キャップ本体を備えた複合容器蓋において、外側壁の内
面或いは内側壁の外面に、周方向への凹凸の繰り返しに
よる波形面を形成することにより、スリット形成用金型
ツールの強度を高め且つ成形時に該ツールに加わる樹脂
圧を分散させることができ、成形時の該ツールの破損や
変形等を有効に防止し、成形性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上蓋が開栓されている状態での本発明の複合容
器蓋(ヒンジキャップ)の上面平面図。
【図2】図1のヒンジキャップのA−A断面図。
【図3】図1のヒンジキャップの底面図。
【図4】図1のヒンジキャップにおいて、筒状側壁と上
蓋とのヒンジ接続部を拡大して示す上面平面図。
【図5】図1のヒンジキャップにおいて、ヒンジ接続部
における外側壁の内面を透視して示す拡大正面図。
【図6】図4に示されている波形面を拡大して示す図。
【図7】本発明において、筒状側壁に形成される二重壁
構造のパターンの概略を示す側断面図。
【符号の説明】
1:キャップ本体 2:上蓋 5:頂板部 6:筒状側壁 7:ヒンジ接続部 8:アンダーカット 30:弧状スリット 31:補助スリット 35:外側壁 36:内側壁 45:波形面
フロントページの続き (72)発明者 雫石 洋 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 辻口 洋一 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 家永 哲郎 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 3E084 AA12 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DB01 DB13 DB17 DC04 DC05 FA03 FC04 GA06 GA08 GB01 GB06 LA03 LA07 LB02 LB08 LD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部に嵌合固定されるキャップ本体
    と、該キャップ本体を覆うように設けられる上蓋とから
    成り、 前記キャップ本体は、頂板部と、頂板部の周縁から下方
    に延びている筒状側壁とから形成され、該筒状側壁にお
    ける周方向の少なくとも一部の領域は、内側壁と外側壁
    とに分断された二重壁構造を有しており、該内側壁と外
    側壁とは、少なくとも一部の周方向部分で、下端又は上
    端で連結されている複合容器蓋において、 前記外側壁の内面又は前記内側壁の外面は、周方向の少
    なくとも一部分が、周方向への凹凸の繰り返しにより形
    成されている波形面となっていることを特徴とする複合
    容器蓋。
  2. 【請求項2】 前記筒状側壁の二重壁構造領域は、全周
    にわたって形成されている請求項1に記載の複合容器
    蓋。
  3. 【請求項3】 前記上蓋は、前記外側壁の外面の上端部
    分にヒンジ接続されている請求項1に記載の複合容器
    蓋。
  4. 【請求項4】 前記筒状側壁の二重壁構造領域におい
    て、前記ヒンジ接続部では、筒状側壁の上端から下端近
    傍まで延びている弧状スリットによって前記外側壁と内
    側壁とに分断され、前記ヒンジ接続部以外の部分では、
    筒状側壁の上端から下端或いはその近傍にまで延びてい
    る補助スリットによって前記外側壁と内側壁とに分断さ
    れている請求項3に記載の複合容器蓋。
  5. 【請求項5】 前記波形面は、少なくとも前記弧状スリ
    ットに対応する外側壁に形成されている請求項4に記載
    の複合容器蓋。
  6. 【請求項6】 前記ヒンジ接続部の周方向両端部分或い
    はその近傍において、前記外側壁には、上端から筒状側
    壁の下端或いは下端近傍にまで延びているスコアが形成
    されており、これらスコア間に前記弧状スリットが形成
    されている請求項4に記載の複合容器蓋。
  7. 【請求項7】 前記波形面は、ピッチが2.0乃至3.
    5mm、高低差が0.2乃至0.35mmである請求項
    1乃至6の何れかに記載の複合容器蓋。
  8. 【請求項8】 前記筒状側壁の二重壁構造領域は、前記
    筒状側壁の周方向長さの20乃至60%である請求項1
    に記載の複合容器蓋。
  9. 【請求項9】 前記内側壁には、前記外側壁に形成され
    ているスコアに対面する部分において下方から上方に向
    かってスコアが形成されている請求項5に記載の複合容
    器蓋。
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