JP4560320B2 - 開口形成用スコア付プラスチックキャップ - Google Patents

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本発明は、開口形成用スコア付プラスチックキャップに関するものであり、より詳細には、円形の内容物取り出し用開口を形成するためのスコアが頂板部に形成されているプラスチックキャップに関する。
プラスチックキャップは、一般的に、容器口部と係合する筒状側壁と、この筒状側壁の上端に形成され且つ容器口部を覆う頂板部とを有している。また、このようなプラスチックキャップとして、頂板部には、内容物取り出し用の開口を形成するためのスコアが無端状に形成されたものが、キャップを容器口部から取り外すことなく容器内容物の取り出しを行うことができるため、広く使用されている。このスコア付キャップでは、無端状の開口形成用スコアの内側に、スコア引裂き部材が設けられている。スコア引裂き部材は、スコアに近接して設けられている支柱と、該支柱の上端に設けられているプルリングとからなるものであり、該プルリングを引っ張ることにより、上記の無端状スコアを引裂いて内容物取り出し用の開口を形成するようになっている。
ところで、容器内容物が液体などの場合には、スコアの引裂きによって形成される開口の大きさは、さほど制限されないため、無端状の開口形成スコアは、引裂き易さを考慮して、スコア引裂き開始部が尖った形状に形成される場合が多いが、容器内容物が錠剤などの固形物質である場合には、容器からの取り出し易さを考慮して、無端状の開口形成用のスコアは、最も面積が大きく円形に形成されることが好ましい。特に容器口部の径が小径の場合には、内容物取り出し用の開口も必然的に小さくなってしまうため、無端状の開口形成用スコアの形状は、可及的に大きな面積となる円形に形成することが好ましい。
しかしながら、開口形成用の無端状スコアの形状を円形とした場合には、前述したプルリングを引っ張ってのスコア引裂性が低下するため、円形のスコアの内部に引裂き誘導用のスコアを形成することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
実開平6−71460号公報(図3参照)
上記特許文献1では、プルリングにより支柱を引っ張り挙げることにより、該支柱の付け根に沿って延びている引裂き誘導用スコアを引裂いていき、この引裂き誘導用スコアに連なっている円形の開口形成用スコアの引裂きをスムーズに行うようになっている。
しかしながら、上記のようにして引裂き誘導用スコアから円形のスコアを引裂いていくと、引裂き誘導用スコアと円形のスコアとの交点部分、特に最後に引裂かれる側にバリが発生しやすいという問題があった。
また、プルリングの穴の径を大きくするためには、プルリングの支柱は、できるだけ外側に持っていく必要がある。このため、上記特許文献1に記載されている手段では、引裂き誘導用スコアから円形のスコアが引裂かれていく途中で、支柱部分が引き千切れてしまうという不都合を生じ易い。即ち、円形スコアとプルリングの支柱との間の狭い領域が引き千切れてしまい、開口形成用スコアの形状(円形)の半分程度の大きさの開口しか形成されないという不都合が生じやすいという問題もあった。
従って本発明の目的は、実質的に円形状の開口形成のスコアの引裂きを容易に行うことができ、且つ引裂きに際しては、バリが発生することなく、滑らかな円形の開口を形成し得る開口形成用スコア付プラスチックキャップを提供することにある。
本発明の他の目的は、開口形成用スコアからの脱線を生じることなく、確実に円形の開口を形成することが可能な開口形成用スコア付プラスチックキャップを提供することにある。
本発明によれば、容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部の下面側に形成された筒状側壁とを有しており、該頂板部には、開口形成用スコアと、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材が設けられている開口形成用スコア付プラスチックキャップにおいて、
前記開口形成用スコアは、実質上円形の開口ラインと、開口ラインの内側に開始点を有し、該開始点から開口ラインに接続している引裂き誘導ラインとからなり、
前記開封部材は、頂板部の外面において、前記開口ラインの内側であって且つ開口ラインの近傍に形成されている支柱と、該支柱の上端部に形成されているプルリングとからなり、
前記円形の開口ラインの中心点を原点(O)とし、該原点(O)と前記支柱の中心とを結ぶ直線を前記支柱側を正とするY軸とし、且つ該原点(O)を通り、Y軸と直交する直線をX軸とする直交座標でみて、下記条件(a)〜(c):
(a)前記開始点を第1または第4象限内に有していること、
(b)前記引裂き誘導ラインは、前記開始点から前記支柱まで直線状に延びている第1のストレートラインと、前記支柱の付け根部に沿って回り込んで延びている引裂き開始ラインと、引裂き開始ラインから第2象限または第3象限内に直線状に延びている第2のストレートラインと、第2のストレートラインと一体に直線状に延びて或いは第2のストレートラインからY軸側に屈折乃至屈曲して延びて第3象限内において前記開口ラインに連なっている終端ラインとからなっていること、
(c)前記終端ラインと開口ラインとが交差している領域において、両ラインの交差角が鋭角となっている側であって前記終端ラインによってX軸方向に区画されるY軸の反対側、及び両ラインの交差角が鈍角となっている側であって前記終端ラインによってX軸方向に区画されるY軸側には、前記終端ラインをX軸方向に挟んで、それぞれ前記開口ラインの内部に且つ該開口ラインに沿って、引裂き案内用の肉厚部が形成されていること、
を満足しており、
前記引裂き開始ラインと開口ラインとの間には、補強用肉厚部が設けられており、前記頂板部には、引裂き誘導ラインの開始点を囲むように補強用肉厚部が形成され、前記終端ラインと開口ラインとの交点において、開口ラインの接線と終端ラインとの交差角θは、50度乃至80度の範囲にある、
ことを特徴とする開口形成用スコア付プラスチックキャップが提供される。
1のストレートラインと前記Y軸とがなす角αは、第2のストレートラインとY軸とがなす角βと同一もしくはそれよりも大きいこと、
が好ましい。
即ち、本発明においては、終端ラインと開口ラインとが交差している領域において、両ラインの交差角が鋭角となっている側に(好ましくは鈍角側にも)、開口ラインの内部であって該開口ラインに沿って、引裂き案内用の肉厚部を形成したため、バリの発生が無く、滑らかな円形の開口部を形成することができる。
また、前記終端ラインは、第2のストレートラインと一体に直線状に延びているか或いは第2のストレートラインからY軸側に屈折乃至屈曲して延びて前記開口ラインに連なっていることが好ましく、終端ラインと開口ラインとの交点において、開口ラインの接線と終端ラインとの交差角θが一定の範囲(50乃至80度)の範囲に設定することにより、一層スムーズに終端ラインから開口ラインへの引き裂きを行うことができる。
さらに、円形の開口ラインとプルリングの支柱との間に補強用肉厚部を形成することにより、開口ラインの引裂きに際して、開口ラインから引裂き誘導ライン側への脱線を確実に防止することができ、さらに、前記頂板部に、引裂き誘導ラインの開始点を囲むようにV字型の補強用肉厚部を形成することにより、引裂き誘導ラインの引裂きに際して、該開始点から開口ラインへの破断を有効に防止することができる。
本発明を、以下、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の開口形成用スコア付プラスチックキャップの一例を示す側断面図であり、
図2は、図1のキャップの上面図であり、
図3は、図1のキャップの要部である開口形成用スコアを拡大して示す平面図である。
図1及び図2を参照して、本発明のプラスチックキャップは、キャップ本体1と上蓋2とから成っており、キャップ本体1は、大まかに言って、頂板部5と、頂板部5の周縁部から垂下している筒状側壁6とから成っている。
頂板部5の内面には、筒状側壁6とは間隔を置いて下方に延びているインナーリング9が形成されている。即ち、このインナーリング9と筒状側壁6との間の空間に容器口部が嵌め込まれてキャップ本体1は、容器口部に装着されるようになっている。
また頂板部5には、内容物取り出し用の開口を形成するためのスコア10が形成されており、頂板部5の上面側には、スコア破断用のプルリング12が支柱13を介して設けられている。即ち、このプルリング12を引っ張ることにより、スコア10が破断し、内容物を注ぎ出すための開口が頂板部5に形成されるようになっている。
頂板部5の上面側には、スコア10を取り囲む様にして、背の低い筒状突起14が形成されており、頂板部5に形成された開口を介して取り出される内容物は、この筒状突起14に沿って案内される。また、この筒状突起14の外側部分には、上蓋2を保持するための周状突起16が形成されている。
また、キャップ本体1の筒状側壁6の一部は、上端から下方に延びている弧状スリット20により、内側壁6aと外側壁6bとに分断されており、内側壁6aと外側壁6bとが下端で連なった二重壁構造が形成されている。このような二重壁構造は、容器内容液注出後のキャップ本体1を容器口部から容易に除去するために形成されているものである。
一方、上蓋2は、キャップ本体1の筒状側壁6(特にスリット20によって形成されている外側壁6b)の上端部分にヒンジ連結されている。このヒンジ連結部は25で示され、図2から理解されるように、中央の幅広のバンド部25aと、その周方向両側部に小幅のバンド部25b,25bから形成されている。
さらに、上記ヒンジ連結部25の近傍には、外側壁6bに、その上端から下端乃至その近傍に延びている軸方向スコア(図示せず)が形成され、更に、軸方向スコアと対向するように、内側壁6aにも下端から上方に延びている内側スコア(図示せず)が形成されている。即ち、上蓋2を開栓した状態で下方に引き下ろすことにより、上記軸方向スコアが引裂かれ、外側壁6bが破断し、次に上方に引き上げることにより内側壁の軸方向スコアが破断し、キャップ本体1を容器口部から容易に取り除くことができるようになっている。
上蓋2は、天板部32と、天板部32の周縁から延びているスカート34とから形成されている。
天板部32の内面には、シール用の周状突起36が形成されている。即ち、上蓋2を旋回して閉じたとき、シール用の周状突起36が前記筒状突起14の内面に密着し、この密着により、スコア10を破断しての開口形成後のシール性が確保される。
また、上蓋2のスカート34の内面下方部分には、凹部34aが形成されており、前述した周状突起16の上端の突部16aが、この凹部34aと係合することにより、閉じられた上蓋2が安定に保持されるようになっている。
さらに、上蓋2のスカート下端の外面には、ヒンジ連結部25とは反対側部分に、開封用の鍔部40が設けられており、この鍔部40を指で引っ掛けて上蓋2を上方に持ち上げることにより上蓋2の開封を容易に行うことができる。
キャップ本体1の筒状側壁6の外面には、上蓋2を閉じたときに上記の鍔部40が位置する部分に、滑らかな凹面45が形成されており、さらにこの凹面45を取り囲むようにして帯状カバー部材47が、破断可能な弱化線を介して、筒状側壁6の外面に接続されている。即ち、この帯状カバー部材47を引き剥がさないと上蓋2を開封することができないようになっている。
本発明においては、図3に示す通り、開口形成用スコア10は、実質上円形の開口ライン50と、この円形の開口ライン50の内側に形成された引裂き誘導ライン52とから形成されている。
引裂き誘導ライン52は、開始点52aから、プルリング12の支柱13の開口ライン52側の付け根部に沿って且つ支柱13を回り込むようにして延びて円形の開口ライン50に連なっている。
ここで、円形の開口ライン50の中心点を原点(O)とし、原点(O)と支柱13の中心とを結ぶ直線を支柱13側を正とするY軸とし、且つ原点(O)を通り、Y軸と直交する直線をX軸とする直交座標を考えたとき、先ず、開始点52aは、第1象限または第4象限内に存在するが、好ましくは第4象限内に位置しているのがよい。これは、以下に述べるように、引裂き誘導ライン52の引裂きを容易に行うためである。
また、引裂き誘導ライン52は、開始点52aから支柱13まで直線状に延びている第1のストレートライン52bと、支柱13の付け根部に沿って回り込んで延びている引裂き開始ライン52cと、引裂き開始ライン52cから第3象限内に直線状に延びている第2のストレートライン52dと、第2のストレートライン52dからY軸側に屈折乃至屈曲して延びており、且つ円形の開口ライン50に連なっている終端ライン52eとから形成されている。
尚、第2のストレートライン52dは、引裂き開始ライン52cから第2象限内に延びて、第2象限内で終端ライン52dに連なっていてもよい。また、終端ライン52eは、第2のストレートライン52dと一体に直線を形成していてもよい。
即ち、プルリング12を持って支柱13を引っ張り上げることにより、先ず引裂き誘導ライン52の引裂きが、引裂き開始ライン52cから始まる。この場合、図3から理解されるように、支柱13が第1のストレートライン52bと第2のストレートライン52dの間の狭い範囲に挟まれた状態となっているため、比較的小さな力(開封力)で引裂きを開始することができる。この場合、開始点52aを第4象限内に位置させることにより、第1のストレートライン52bを比較的長く設けることができ、第1象限内に開始点52を位置させた場合よりも、引裂きを容易に行うことができる。
引裂き開始ライン52cからの引裂きは、第2のストレートライン52dに沿って進行し、次いで終端ライン52eが引裂かれ、終端ライン52eから円形の開口ライン50が引裂かれ、頂板部5に円形の開口(内容物取り出し用開口)が形成されるわけである。
本発明においては、終端ライン52eと開口ライン50との交点zにおいて、開口ライン50の接線Lと終端ライン52eとの交差角θは、50乃至80度、特に55乃至75度の範囲とすることが好ましい。即ち、交差角θが上記範囲よりも大きいと、終端ライン52eから開口ライン50にかけての引裂きを滑らかに進行させることが困難となってしまう。また、上記範囲よりも小さいと、バリ発生を有効に回避することが困難となるおそれがある。
また、本発明では、終端ライン52eと開口ライン50とが交差している領域において、両ラインの交差角が鋭角となっている側において、開口ライン50の内側であって且つ開口ライン50に沿って、引裂き案内用の肉厚部55を形成することが重要である。即ち、このような肉厚部55を形成することによって、開口ライン50の最後の引裂きを滑らかに行い、バリの発生を有効に回避することが可能となる。
本発明においては、さらに、終端ライン52eと開口ライン50とが交差している領域において、両ラインの交差角が鈍角となっている側にも、開口ライン50の内側であって且つ開口ライン50に沿って、引裂き案内用の肉厚部56を形成することが好ましい。かかる位置に肉厚部56を設けることにより、終端ライン52eから開口ライン50にかけて引裂きが進行するときにも滑らかに引裂きが行われ、バリの発生を有効に防止することができる。
また、頂板部5には、支柱13と円形の開口ライン50との間に補強用肉厚部57を形成することが望ましい。即ち、この補強用肉厚部57は、支柱13の付け根部に沿って延びている引裂き開始ライン52cと円形の開口ライン50との間の狭い領域に形成されており、これにより、円形の開口ライン50の引裂きに際して、この狭い領域で引き千切れてしまうことを防止することができる。
上記のような補強用肉厚部57を設けていない場合には、円形の開口ライン50から引裂き開始ライン52cへの脱線を防止するためには、支柱13と円形の開口ライン50との間に大きな間隔を設けなければならず、従って、口部が小径の容器への適用が困難となってしまう。口部が小径の容器に適用する場合には、プルリング12の径が小さくなり、プルリング12をつかみにくくなってしまうからである。しかるに、上記のような補強用肉厚部57を設ければ、支柱13を円形の開口ライン50の近傍に配置しても引裂きに際して途中で破断してしまうことが確実に防止できるため、口部が小径の容器にも有効に適用することができ、可及的な大きな面積の円形の開口を有効に形成することが可能となる。
また、本発明においては、図3に示されているように、頂板部5には、引裂き誘導ライン52の開始点52aを囲むようにV字型の補強用肉厚部60が形成されていることが好ましい。即ち、支柱13を引っ張って引裂きを開始したとき、第1のストレートライン52bの引裂きを補強用肉厚部60によって確実にストップさせることができるからである。
さらに、本発明においては、円形の開口ライン50の中心Oと支柱13とを結ぶ直線が第1のストレートライン52bと第2のストレートライン52dとの間を延びており、第1のストレートライン52bと直線とがなす角αは、第2のストレートライン52dと直線とがなす角βと同等もしくはこれよりも大きいことが好ましい。即ち、この構成により、支柱13を引っ張って引裂きを開始したとき、第2のストレートライン52d側が勢いよく破断し、第1のストレートライン52b側がゆっくり破断するため、肉厚部60の存在と相俟って、第1のストレートライン52bの破断が開始点52aより進行することがない。
尚、上述した例では、ヒンジキャップを例にとったが、本発明は、かかる態様に限定されるものではなく、上述した形状の開口形成用スコアを引裂いて内容物取り出し用開口を形成するものである限り、上蓋2をキャップ本体1に螺子係合により装着される螺子キャップに本発明を適用することもできる。
上述した本発明のキャップは、各種のプラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ΑΒS樹脂等を用いての射出成形等の一体成形により、容易に製造される。
本発明の開口形成用スコア付プラスチックキャップの一例を示す側断面図。 図1のキャップの上面図。 図1のキャップの要部である開口形成用スコアを拡大して示す平面図。
符号の説明
1:キャップ本体 2:上蓋
5:頂板部 6:筒状側壁
10:内容物取り出し用の開口形成用スコア
12:プルリング 13:支柱
50:円形の開口ライン 52:引裂き誘導ライン
52a:開始点 52b:第1のストレートライン
52c:引き裂き開始ライン 52d:第2のストレートライン
52e:終端ライン 55,56:引裂き案内用肉厚部
57,60:補強用肉厚部

Claims (2)

  1. 容器口部を覆うための頂板部と、該頂板部の下面側に形成された筒状側壁とを有しており、該頂板部には、開口形成用スコアと、該スコアを引裂いて開口を形成するための開封部材が設けられている開口形成用スコア付プラスチックキャップにおいて、
    前記開口形成用スコアは、実質上円形の開口ラインと、開口ラインの内側に開始点を有し、該開始点から開口ラインに接続している引裂き誘導ラインとからなり、
    前記開封部材は、頂板部の外面において、前記開口ラインの内側であって且つ開口ラインの近傍に形成されている支柱と、該支柱の上端部に形成されているプルリングとからなり、
    前記円形の開口ラインの中心点を原点(O)とし、該原点(O)と前記支柱の中心とを結ぶ直線を前記支柱側を正とするY軸とし、且つ該原点(O)を通り、Y軸と直交する直線をX軸とする直交座標でみて、下記条件(a)〜(c):
    (a)前記開始点を第1または第4象限内に有していること、
    (b)前記引裂き誘導ラインは、前記開始点から前記支柱まで直線状に延びている第1のストレートラインと、前記支柱の付け根部に沿って回り込んで延びている引裂き開始ラインと、引裂き開始ラインから第2象限または第3象限内に直線状に延びている第2のストレートラインと、第2のストレートラインからY軸側に屈折乃至屈曲して延びて第3象限内において前記開口ラインに連なっている終端ラインとからなっていること、
    (c)前記終端ラインと開口ラインとが交差している領域において、両ラインの交差角が鋭角となっている側であって前記終端ラインによってX軸方向に区画されるY軸の反対側、及び両ラインの交差角が鈍角となっている側であって前記終端ラインによってX軸方向に区画されるY軸側には、前記終端ラインをX軸方向に挟んで、それぞれ前記開口ラインの内部に且つ該開口ラインに沿って、引裂き案内用の肉厚部が形成されていること、
    を満足しており、
    前記引裂き開始ラインと開口ラインとの間には、補強用肉厚部が設けられており、前記頂板部には、引裂き誘導ラインの開始点を囲むように補強用肉厚部が形成され、前記終端ラインと開口ラインとの交点において、開口ラインの接線と終端ラインとの交差角θは、50度乃至80度の範囲にある、
    ことを特徴とする開口形成用スコア付プラスチックキャップ。
  2. 第1のストレートラインと前記Y軸とがなす角αは、第2のストレートラインとY軸とがなす角βと同一もしくはそれよりも大きい、請求項に記載の開口形成用スコア付プラスチックキャップ。
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