JP5126957B2 - 分別機構付きヒンジキャップ - Google Patents
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(2)本発明の分別機構付きヒンジキャップは、頂板部と該頂板部周縁から降下し内周面に容器口部と係止する係止突条が設けられた筒状側壁を有し、該頂板部の上面から上方に延びる注出筒が設けられているキャップ本体と、
環状天面壁と該天面壁の周縁から降下したスカート壁と該スカート壁の上端にヒンジ連結部を介して連結された上蓋を有し、該天面壁に上蓋を閉蓋係止する係止用突起が設けられている外キャップと、からなるヒンジキャップにおいて、前記外キャップのスカート壁には、ヒンジ連結部の一端近傍にスカート壁上端から下端まで引き裂き可能な軸方向に延びる軸方向弱化ラインが形成されており、該軸方向弱化ラインに対応する天面壁及び係止用突起には切欠が設けられており、前記軸方向弱化ラインに対してヒンジ連結部と反対側で且つ該軸方向弱化ライン近傍には、前記キャップ本体の筒状側壁の下部外周面と前記外キャップのスカート壁下部内周面との間に接着乃至溶着により接続された接続部が設けられていることを特徴とする。
(3)本発明の分別機構付きヒンジキャップは、前記(1)又は(2)において、前記キャップ本体の頂板部には、頂板部から上方に延び、前記外キャップの環状天面壁内周縁に係合する係合突起が設けられていることを特徴とする。
(4)本発明の分別機構付きヒンジキャップは、前記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記外キャップの軸方向弱化ラインの位置に対向するキャップ本体の筒状側壁には、該筒状側壁の下端から前記係止突条よりも上方位置まで延びる軸線方向弱化ラインが形成されていることを特徴とする。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態で容器口部に嵌合固定した状態の側面断面図であり、図2は、実施形態1のヒンジキャップにおける上蓋を開栓した状態での上面図であり、図3は、実施形態1のヒンジキャップにおける上蓋を開栓した状態での底面図であり、図4は、実施形態1のヒンジキャップにおける上蓋を開栓した状態での側面断面図であり、図5は、図3の各位置での筒状側壁とスカート壁の断面図である。
先ず図1を参照して、実施形態1のヒンジキャップは、キャップ本体10及び上蓋34を有する外キャップ30の、いわゆる2ピースから成り、キャップ本体10は、主として、頂板部11と、頂板部11の周縁から降下している筒状側壁13とから構成され、キャップ本体10の頂板部周縁から降下した筒状側壁13の内周面には、容器口部50と係止する係止突条12が設けられている。
また、外キャップ30は、環状天面壁31と天面壁31の周縁から降下したスカート壁32とを備え、スカート壁32の上端にヒンジ連結部33を介して上蓋34が連結され、閉蓋時において、上蓋34は天面壁31に設けられている係止用突起35に係止できるようになっている。
また、外キャップ30のスカート壁32には、ヒンジ連結部33の両端近傍にスカート壁32上端から下端まで引き裂き可能な軸方向に延びる一対の軸方向弱化ライン36a,36bが形成されており、このスカート壁32の軸方向弱化ライン36a,36bの引き裂きによって、キャップ本体10の筒状側壁13がタガ締め状態から解放され、ヒンジキャップの容器口部50からの取り外しが容易になる。軸方向弱化ライン36a,36bの形状としては、スカート壁32の壁の厚みを部分的に薄肉にしたスコア(薄肉のライン、図5(a)参照)とすることが容易に破断できて好ましい。
図6は、外キャップを手前に引っ張った状態を示す側面断面図であり、図7は、ヒンジキャップを容器口部から取り外して分別する状態を示す側面断面図である。キャップ本体10の容器口部50からの取り外しは、先ず第1段階として、上蓋34を手で持って手前に引き(図6の矢印方向)、軸方向弱化ライン36a、36bを引き裂くことから始める。そして、次に、上蓋34を上方向(図7の矢印方向)に持ち上げ容器口部50から取り外す。この際、軸線方向弱化ライン40が引き裂かれる。
この場合、軸方向弱化ライン36a、36bがスカート壁32に形成されているとともに、軸方向弱化ライン36a、36bに対応する上方の天面壁31及び係止用突起35には切欠37が設けられているため、外キャップ30の環状天面壁の内周縁39は、容易にキャップ本体10の筒状側壁13の係合突起15から外れ、手前に引き寄せることができる。そして、図6の状態になったヒンジキャップは、キャップ本体10と外キャップ30を接続部38で接続された状態で容器口部50から取り外される(図7参照)。
図8は、本発明の実施形態2のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態で容器口部に嵌合固定した状態の側面断面図であり、図9は、実施形態2のヒンジキャップにおける上蓋を開栓した状態での上面図であり、図10は、実施形態2のヒンジキャップにおける上蓋を開栓した状態での底面図であり、図11は、実施形態2のヒンジキャップにおける上蓋を開栓した状態での側面断面図であり、図12は、図11の各位置での筒状側壁とスカート壁の断面図である。
実施形態2のヒンジキャップは、実施形態1のヒンジキャップと、
(a)頂板部と該頂板部周縁から降下し内周面に容器口部と係止する係止突条が設けられた筒状側壁を有し、該頂板部の上面から上方に延びる注出筒が設けられているキャップ本体と、環状天面壁と該天面壁の周縁から降下したスカート壁と該スカート壁の上端にヒンジ連結部を介して連結された上蓋を有し、該天面壁に上蓋を閉蓋係止する係止用突起が設けられている外キャップと、からなり、前記外キャップのスカート壁には、スカート壁上端から下端まで引き裂き可能な軸方向に延びる軸方向弱化ラインが形成されており、該軸方向弱化ラインに対応する天面壁及び係止用突起には切欠が設けられている、点で同様であるが、
(b)軸方向弱化ラインがヒンジ連結部の一端近傍に形成されている点、接続部が前記軸方向弱化ラインに対してヒンジ連結部と反対側で、且つ該軸方向弱化ライン近傍に、キャップ本体の筒状側壁の下部外周面と外キャップのスカート壁下部内周面との間に設けられている点、において異なる。
また、実施形態2における接続部38は、スカート壁32に形成されている軸方向弱化ライン36を始点として、ヒンジ連結部33と反対側方向に向かって、スカート壁32の全周の例えば1/6程度(約60度)にわたって周方向に延びて形成されている。
また、図12(g)に示すように、天面壁31及び係止用突起35に形成されている切欠37に対応する部分の筒状側壁13にも軸線方向弱化ライン40が形成されていることが望ましい。この切欠37が設けられていることにより、図13に示すように、上蓋を引っ張ってスカート壁32の分離を行う際に、スカート壁32が外方向に折れ曲がり、更に、軸線方向弱化ライン40が設けられていることにより、筒状側壁13から容易に剥離できる。
なお、図12(e)は、接続部38が設けられている部分の断面であり、図12(f)は、接続部38が設けられていない部分(非接続部38x)の断面であり、図12(g)は、接続部38が設けられていない部分(非接続部38x)で、かつ天面壁31及び係止用突起35に切欠37が形成されている部分の断面である。この部分が図13に示すように折り曲げ部となってスカート壁32の剥離を容易にする。
図13は、外キャップを手前に引っ張り外キャップをキャップ本体から取り外した状態を示す上面図であり、図14は、図13の側面図である。
キャップ本体10の容器口部50からの取り外しは、上蓋34を手で持って手前に引っ張り軸方向弱化ライン36を引き裂き、手前に引き寄せた上蓋34を手で持って、軸方向弱化ライン36とは反対方向(図13の接続部38とは反対方向)に捲っていき、図13の矢印q方向に順次スカート壁32を筒状側壁13から引き離すことができる (図13参照)。
そして、図13の状態になったヒンジキャップは、キャップ本体10の筒状側壁13が外キャップ30のスカート壁32によるタガ締め状態から解放されるので、上蓋34を上方向に持ち上げ容器口部50から取り外すことができる。
また、射出成形時に薄刃のスリット成形工具によりスリット部を形成して外側壁と内側壁とに分割された二重の側壁を形成する必要もなく、薄刃のスリット成形工具の破損等の虞もないため、生産性の向上も図ることができる。
11:頂板部
12:係止突条
13:筒状側壁
14:注出筒
15:係合突起
16:スコア
17:プルリング
18:支柱
23:係合突起
30:外キャップ
31:環状天面壁
32:スカート壁
33:ヒンジ連結部
33a、33b、33c:バンド部
34:上蓋
34a:天板部
34b:周状突起
34c:凹部
35:係止用突起
36,36a,36b:軸方向弱化ライン
37:切欠
38:接続部
38x:非接続部
39:内周縁
40:軸線方向弱化ライン
50:容器口部
Claims (4)
- 頂板部と該頂板部周縁から降下し内周面に容器口部と係止する係止突条が設けられた筒状側壁を有し、該頂板部の上面から上方に延びる注出筒が設けられているキャップ本体と、環状天面壁と該天面壁の周縁から降下したスカート壁と該スカート壁の上端にヒンジ連結部を介して連結された上蓋を有し、該天面壁に上蓋を閉蓋係止する係止用突起が設けられている外キャップと、からなるヒンジキャップにおいて、
前記外キャップのスカート壁には、ヒンジ連結部の両端近傍にスカート壁上端から下端まで引き裂き可能な軸方向に延びる一対の軸方向弱化ラインが形成されており、該軸方向弱化ラインに対応する天面壁及び係止用突起には切欠が設けられており、前記一対の軸方向弱化ライン間であって、前記ヒンジ連結部に対応する前記キャップ本体の筒状側壁の下部外周面と前記外キャップのスカート壁下部内周面との間に接着乃至溶着により接続された接続部が設けられていることを特徴とする分別機構付きヒンジキャップ。 - 頂板部と該頂板部周縁から降下し内周面に容器口部と係止する係止突条が設けられた筒状側壁を有し、該頂板部の上面から上方に延びる注出筒が設けられているキャップ本体と、環状天面壁と該天面壁の周縁から降下したスカート壁と該スカート壁の上端にヒンジ連結部を介して連結された上蓋を有し、該天面壁に上蓋を閉蓋係止する係止用突起が設けられている外キャップと、からなるヒンジキャップにおいて、
前記外キャップのスカート壁には、ヒンジ連結部の一端近傍にスカート壁上端から下端まで引き裂き可能な軸方向に延びる軸方向弱化ラインが形成されており、該軸方向弱化ラインに対応する天面壁及び係止用突起には切欠が設けられており、前記軸方向弱化ラインに対してヒンジ連結部と反対側で且つ該軸方向弱化ライン近傍には、前記キャップ本体の筒状側壁の下部外周面と前記外キャップのスカート壁下部内周面との間に接着乃至溶着により接続された接続部が設けられていることを特徴とする分別機構付きヒンジキャップ。 - 前記キャップ本体の頂板部には、頂板部から上方に延び、前記外キャップの環状天面壁内周縁に係合する係合突起が設けられていることを特徴とする請求項1または2の記載のヒンジキャップ。
- 前記外キャップの軸方向弱化ラインの位置に対向するキャップ本体の筒状側壁には、該筒状側壁の下端から前記係止突条よりも上方位置まで延びる軸線方向弱化ラインが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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