JP2005250453A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像加熱装置にオフセットしたトナーによる記録材の汚れを抑えられる像加熱装置の提供。
【解決手段】定着ローラ20をヒータ26により加熱する加熱部材24からトナーを除去するクリーニングモードを有する。クリーニングモードの時、制御部37は、前記ヒータを発熱させた状態で定着ローラを正転及び逆転させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録材に形成されたトナー画像を加熱する像加熱装置に関し、特に複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置として用いれば有効な像加熱装置に関する。
従来、電子写真方式、静電記録方式を採用する画像形成装置に具備される定着装置においては、未定着トナー像を担持した記録材を、互いに圧接して回転する定着ローラと加圧ローラとで形成されるニップ部を通過させることにより未定着トナー像を記録材上に永久画像として定着させる、いわゆる熱ローラ方式の加熱定着器が広く用いられている。
しかしながら、近年の環境問題の一つとして消費電力の低減が強く望まれる一方で、市場のニーズから高画質および高速での画像出力が望まれている。そこで、このような消費電力の低減と高速・高画質の要求に応えるために、上記の熱ローラ方式の加熱定着装置に対して種々の改善が試みられている。
そこで、本発明の出願人は、特許文献1〜15において、定着装置として、消費電力の低減と、昇温時間の短縮を保ちつつ、高速で高画質の画像出力が可能な像加熱装置を提案した。この定着装置は、図11に示されるように、弾性層22を有する定着ローラ20と、その定着ローラ20に外部表面から接触して加熱ニップ部Nを形成する加熱部材24と、定着ローラに圧接して定着ニップ部(搬送ニップ部)Mを形成する加圧部材30とを有し、上記定着ニップ部で未定着トナー画像tが形成された記録材Pを狭持搬送させることで加熱定着を行うものである(以下、このタイプの装置を外部加熱方式と称する)。
また、上記加熱部材24に具備される加熱ヒータ26は低熱容量のプレート形状であり、加熱ニップ部Nに摺擦して発熱するタイプである。このような構成にすることで、定着ローラ表面に接触するヒートローラによって定着ローラ表面を加熱する構成よりも、加熱ニップ部Nでのエネルギー密度を高くすることができるので、定着ローラ表面を効率良く加熱することが可能となる。
また、定着ローラの弾性体22と記録材Pやトナーtとの密着性が、従来の高速機に用いられているような弾性層をもつ熱ローラ方式と同等であるため、画像形成装置の高速化に対しても高画質を維持できる。つまり、立ち上がり時間の短縮、および消費電力の削減、高速化に対応した高画質の画像出力など、すべての要求を両立することが可能となる。
特開平8−129313号公報 特開平8−220920号公報 特開平10−69176号公報 特開平10−149049号公報 特開2002−123117号公報 特開2002−221219号公報 特開2002−236426号公報 特開2003−29563号公報 特開2003−186327号公報 特開2003−270985号公報 USP6175699号明細書 USP6516166号明細書 USP6763205号明細書 US−2004−0114975号明細書 US−2004−0202497号明細書
しかしながら、図11に示す定着装置では記録材を加熱定着した場合、記録材上のトナーが定着ローラにオフセットすると、そのオフセットトナーが加熱部材と定着ローラとの摺擦により加熱部材表面に付着する。さらに加熱定着動作を繰り返すことで、オフセットトナーが加熱部材表面に蓄積していき、ある量を超えるとトナーが加熱部材表面から剥がれて、画像不良となって記録材上に転移してしまう。
本発明は上述の課題に鑑み成されたものであり、その目的は、像加熱装置にオフセットしたトナーによる記録材の汚れを抑えられる像加熱装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、外部加熱方式の像加熱装置の加熱手段に付着するトナーの蓄積を抑えられる像加熱装置を提供することにある。
本発明に係る代表的な像加熱装置の構成は、
記録材上に形成されたトナー像を加熱する像加熱装置において、
回転部材と、
前記回転部材と協働して加熱ニップ部を形成する加熱体を有し、前記回転部材の外周面を加熱する加熱手段と、
前記回転部材と協働して前記記録材を挟持搬送する搬送ニップ部を形成するバックアップ手段と、
前記加熱体の温度および前記回転部材の回転を制御する制御手段と、
を有し、
前記装置は前記加熱体からトナーを除去するクリーニングモードを有し、クリーニングモードの時、前記制御手段は、前記加熱体を発熱させた状態で前記回転部材を正転及び逆転させることを特徴とする像加熱装置、
である。
本発明の更なる目的は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
本発明によれば、像加熱装置にオフセットしたトナーによる記録材の汚れを抑えられる像加熱装置を実現できる。
また、外部加熱方式の像加熱装置の加熱手段に付着するトナーの蓄積を抑えられる像加熱装置を実現できる。
以下に、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
(1)画像形成装置例
図1は画像形成装置の一例の構成模式図である。本例の画像形成装置は転写方式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンターである。
1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、OPC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上に形成されている。
感光ドラム1は矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動され、まず、その表面は帯電装置としての帯電ローラ2によって所定の極性・電位に一様に帯電処理される。
次に、その帯電面に対してレーザースキャナ3により画像情報に応じた露光がなされる。即ちレーザスキャナ3は画像情報の時系列電気デジタル画像信号に応じてON/OFF制御(変調制御)されたレーザビームLで回転感光ドラム1の一様帯電処理面を露光する。これにより感光ドラム1の一様帯電面の露光部電位が減衰して感光ドラム面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置4でトナー画像として現像、可視化される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられることが多い。
可視化されたトナー像は、感光ドラム1とこれに圧接させた接触転写装置としての転写ローラ5との圧接部である転写ニップ部Aにおいて、該転写ニップ部に給紙機構部6から所定の制御タイミングにて給紙された記録材Pの面に対して感光ドラム1面より転写される。
即ち、感光ドラム1上のトナー画像と記録材の先端の書き出し位置が合致するように、センサ7にて検知した記録材Pの先端位置情報に応じて記録材の搬送タイミングを制御している。所定のタイミングで搬送された記録材Pは転写ニップ部Aにおいて感光ドラム1と転写ローラ5とにより一定の加圧力で挟持搬送され、感光ドラム1面上のトナー画像が記録材P上に電気力と圧力で転写される。
転写ニップ部Aを通過した記録材Pは回転する感光ドラム1から分離され、加熱定着装置9へと搬送され、未定着トナー画像が記録材面に永久画像として加熱定着される。画像定着を受けた記録材は排紙機構部10に搬送される。
一方、記録材分離後の感光ドラム1上に残存する転写残りの残留トナーは、クリーニング装置8により感光ドラム1表面より除去され、感光ドラム1は繰り返して作像に供される。
(2)プリンタの動作行程
次に上記プリンタの動作シーケンスを図2に基づいて説明する。
A.前多回転行程:プリンタの始動動作期間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。メイン電源スイッチ−オンにより、装置のメインモータを駆動させて感光ドラム1を回転駆動させ、所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。
B.前回転行程:プリント前動作を実行させる期間である。この前回転行程は前多回転行程中にプリント信号が入力したときには前多回転行程に引き続いて実行される。プリント信号の入力がないときには前多回転行程の終了後にメインモータの駆動が一旦停止されて感光ドラム1の回転駆動が停止され、プリンタはプリント信号が入力されるまでスタンバイ(待機)状態に保たれる。プリント信号が入力すると、前回転行程が実行される。
C.印字行程(画像形成行程、作像行程):所定の前回転行程が終了すると、引き続いて感光ドラム1に対する作像プロセスが実行され、感光ドラム1面に形成されたトナー像の記録材Pへの転写、定着手段によるトナー像の定着処理がなされて画像形成物がプリントアウトされる。連続印字(連続プリント)モードの場合は上記の印字行程が所定の設定プリント枚数分繰り返して実行される。
D.紙間行程:連続印字モードにおいて一枚の記録材Pの後端部が転写ニップ部Aを通過した後、次の記録材Pの先端部が転写ニップ部Aに到達するまでの間の、転写ニップ部Aにおける記録材Pの非通紙状態期間である。
E.後回転行程:最後の記録材Pの印字行程が終了した後もしばらくの間メインモータの駆動を継続させて感光ドラム1を回転駆動させ、所定の後動作を実行させる期間である。
F.クリーニング行程(クリーニングシーケンス):加熱定着装置8の定着ローラと加熱部材との加熱ニップ部に蓄積したオフセットトナーを除去して加熱部材をクリーニングする期間である。クリーニング行程については追って詳しく説明する。
G.スタンバイ:所定の後回転行程が終了すると、メインモータの駆動が停止され感光ドラム1の回転駆動が停止され、プリンタは次のプリントスタート信号が入力するまでスタンバイ状態に保たれる。
1枚だけのプリントの場合は、そのプリント終了後、プリンタは後回転行程を経てスタンバイ状態になる。スタンバイ状態においてプリントスタート信号が入力すると、プリンタは前回転行程に移行する。
Cの印字行程時が画像形成時であり、Aの前多回転行程、Bの前回転行程、Dの紙間行程、Eの後回転行程、Fのクリーニング行程が非画像形成時(非作像時)になる。
メインモータは、感光ドラム1、給紙機構部6、現像装置4、転写装置5、加熱定着装置9、排紙機構部10などの駆動系を駆動する。
(3)加熱定着装置
図3は本実施例の加熱定着装置6の構成模式図、図4は図2に示す加熱定着装置のB−B線の構成模式図である。
この加熱定着装置は、大別して、弾性層を有する定着ローラ(回転体)20と、この定着ローラ20の外表面(外周面)と接触して加熱ニップ部Nを形成し、定着ローラ20のローラ外表面を加熱昇温させる加熱部材(加熱手段)24と、定着ローラ20と相互圧接して定着ニップ部(搬送ニップ部)Mを形成する加圧部材(バックアップ手段)30などを具備する。
1)定着ローラ(回転部材)20
定着ローラ20は以下の部材から構成される。即ち、基本的には、アルミ或いは鉄製の芯金21の外側すなわち外周面上に、シリコーンゴムで形成された弾性層(ソリッドゴム層)、あるいはより断熱効果を持たせるためにシリコーンゴムを発泡して形成された弾性層(スポンジゴム層)、あるいはシリコーンゴム層内に何らかの方法で気泡を分散させ、断熱作用を高めた弾性層(気泡ゴム層)22を備えて成る。
しかしながら、定着ローラ20の熱容量が大きく、また熱伝導率が少しでも大きいと、外表面から受ける熱を吸収しやすく、定着ローラ表面温度が上昇しにくくなるため、弾性層22はできるだけ低熱容量で熱伝導率が低く、断熱効果の高い材質の方が、定着ローラ表面温度が所定温度まで立ち上がるのに要する時間を短縮するのに有利である。
ここで、上記シリコーンゴムのソリッドゴムは熱伝導率が0.25〜0.29W/m・K、スポンジゴム・気泡ゴムは0.11〜0.16W/m・Kであり、スポンジゴム・気泡ゴムはソリッドゴムの約半分の値を示す。
また、熱容量に関係する比重はソリッドゴムが約1.05〜1.30、スポンジゴム・気泡ゴムが約0.75〜0.85である。
従って、弾性層22の好ましい形態としては、熱伝導率が約0.15W/m・K以下で、比重が0.85以下の断熱効果の高いスポンジゴム層や気泡ゴム層の方が好ましい。
また、定着ローラ20の外形(外径)は小さい方が熱容量を抑えられるが、小さすぎると加熱ニップNが稼ぎにくくなるので適度な径が必要である。
弾性層22の肉厚に関しても、薄すぎれば金属製の芯金21に熱が逃げるので適度な厚みが必要である。
以上を考慮して本実施例では、適正な加熱ニップ部Nを形成でき、且つ熱容量を抑えるために、肉厚が4mmの気泡ゴムを用いて弾性層22を形成し、外形がφ20mmの定着ローラ20を使用した。
上記に述べた弾性層22の上にはパープルオロアルコキシ樹脂(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン樹脂(FEP)等のフッ素樹脂離型層23を形成する。離型層23はチューブ状のものでも塗料でコートしたものであってもよいが、チューブの方が耐久性に優れる。
上記構成の定着ローラ20は、図4に示されるように、芯金21の両端部21aが1対のローラ支持部材50に軸受51を介して回転自在に支持される。
2)加熱手段24
加熱手段24は、以下の部材から構成される。26は低熱容量でプレート形状の加熱用ヒータ(加熱体)であり、定着ローラ20側の表面を定着ローラ20の外表面に接触させてローラ外表面を加熱する。加熱用ヒータ26はアルミナや窒化アルミ等の高絶縁性のセラミックス基板表面に、長手方向に沿って例えばAg/Pd(銀パラジウム)、RuO、TaN等の通電発熱抵抗層をスクリーン印刷等により形成したものである。発熱抵抗層は厚み10μm程度、幅1〜5mm程度の線状もしくは細帯状である。
加熱用ヒータ26の表面には、摺擦により定着ローラ20の離型成層23が磨耗しないように保護摺動層を設けるのが良い。その例としては、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン樹脂(FEP)、エチレンテトラフルオロエチレン樹脂(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂(CTEF)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)等のフッ素樹脂層を単独ないし混合して被覆するか、あるいはグラファイト、ダイアモンド・ライク・カーボン(DLC)、二硫化モリブデン等からなる乾性被膜潤滑剤、ガラスコート等の保護層が考えられる。
25は加熱用ヒータ26を保持する断熱ステイホルダーである。断熱ステイホルダー25はその両端部が図4に示されるように加圧手段(例えばコイルばね)53によって定着ローラ20に対して加圧され、その加圧力により加熱用ヒータ26と定着ローラ20の間に加熱ニップ部Nが形成される。この断熱ステイホルダー25は、加熱ニップ部Nと反対方向への放熱を防ぐ役割を持ち、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により形成されている。
また、加熱ヒータ26の背面には通電発熱抵抗層の発熱に応じて昇温したセラミック基板の温度を検知するためのサーミスタ等の温度検知素子(温度検知手段)27が配置されている。この温度検知素子27の信号に応じて、図3に示す温度制御部(温度制御手段)34は、通電発熱抵抗層の長手方向端部にある不図示の電極部から通電発熱抵抗層に印加される電圧のデューティー比や波数等を適切に制御することで、加熱ヒータ26を温度制御する。つまり、温度制御部34は温度検知素子27の検知温度が設定温度を維持するように加熱ヒータ26への通電を制御する。本実施例の定着装置では、加熱ヒータ26を温度制御することにより結果的に定着ローラ20の表面のうち加熱ニップ部Nから搬送ニップ部Mに向かう定着ローラ20の表面が定着に適した温度を保つことができる。温度検知素子27から温度制御部34へのDC通電は不図示のDC通電部およびDC電極部を介して不図示のコネクターにより達成している。
3)加圧部材(バックアップ手段)30
加圧部材30は、次のような構成である。33は円筒形状の摺動フィルム(可撓性スリーブ)であり、耐熱性、熱可塑性を有するポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PPS、PFA、PTFE、FEP等を基層とした樹脂製のフィルムである。フィルム厚みは、強度等を考慮し、20μm以上150μm未満が適当な範囲である。摺動フィルムの外形(外径)は定着ローラ20の外形よりも小さい。
また、31は摺動フィルム33の内部に具備された摺動板(摺動部材)であり、32は摺動板31を保持している断熱ステイホルダーである。
断熱ステイホルダー32はその両端部が図4に示されるように加圧手段(例えばコイルばね)54によって定着ローラ20に対して加圧され、摺動板31と定着ローラ20との間に摺動フィルム33を介して定着に必要な定着ニップ部(搬送ニップ部)Mを形成している。断熱ステイホルダー32は加熱部材24のステイホルダー25と同様に断熱性、耐熱性を有する樹脂として、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により形成されている。したがって、摺動フィルム33は、その内周面が摺動板31と接触し外周面が定着ローラ20の外周面と接触している。
また、摺動板31は、摺動フィルム33との摩擦が小さく且つ断熱性を有する材料として、ステイホルダー32と同様の液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により形成し、その表面に摩擦抵抗を低減する摺動層をコーティングするのが望ましい。その例としては、加熱ヒータ26の表面に設ける摺動層と同様であるので説明は省く。
本例では、摺動板31と断熱ステイホルダー32を別部材として扱っているが、それらを一体成型により形成し摺動部分に上記摺動層をコーティングしても良く、よりコストダウンを図ることが可能である。また、摺動フィルム33と摺動板31の間には、摩擦抵抗を小さく抑えるためにグリース等の潤滑剤を少量介在させてある。
本実施例では、定着ローラの径がφ20mm、定着ローラ20の中心から加熱ニップ部Nの中央を結んだ線と定着ローラ20の中心から定着ニップ部Mの中央を結んだ線の成す角度を120°、記録材の搬送速度を250mm/secとしているので、定着ローラ20表面が加熱ニップ部N中央から定着ニップ部M中央まで移動するのに要する時間は0.08秒であり非常に短い。しかも上述したように定着ローラ20の弾性層22として、熱伝導率が約0.15W/m・K以下で、比重が0.85以下の断熱効果の高いスポンジゴム層や気泡ゴム層を用いているので、加熱ニップ部Nでヒータ26により加熱された定着ローラ表面領域は殆ど温度低下することなく定着ニップ部Mに達することができる。
4)動作
このような構成において、定着ローラ20は長手方向端部から芯金21を介して図3に示される装置のメインモータ(駆動手段)35により矢印の時計方向(記録材搬送方向)に回転駆動される。メインモータ35は回転制御部36により制御される。また、温度制御部34及び回転制御部36は制御部37により管理されている。この定着ローラ20の回転駆動に伴い、バックアップ手段30側の摺動フィルム33は定着ニップ部Mにおいて回転力を受けて摺動板31面に密着して摺動しながら断熱ステイホルダー32の外側を図の矢印の反時計方向へ従動回転する。
また加熱手段20の加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に通電がなされて、加熱ヒータ26が所定の制御温度(設定温度)へ迅速に昇温し、温度検知素子27と温度制御部34等を含む温調系により、加熱ヒータ26が所定の制御温度に保持されるように通電発熱抵抗層への通電が制御される。
そして、加熱ヒータ26の発熱により回転定着ローラ20の外表面が加熱ニップ部Nにおいて外部加熱されて所定の定着温度へ迅速に加熱昇温していく。上述したように本実施例の定着装置では、加熱ヒータ26を温度制御することにより結果的に定着ローラ20の表面のうち加熱ニップ部Nから搬送ニップ部Mに向かう定着ローラ20の表面が定着に適した温度を保つことができる。
定着ローラ20が回転駆動され、またその外表面が所定の定着温度に加熱温調された状態において、転写ニップ部A側から未定着トナー画像を形成担持させた記録材Pが耐熱性の定着入口ガイド55に沿って定着ローラ20と加圧ローラ30によって形成される定着ニップ部M内に導入されて定着ニップ部Mで挟持搬送される。これにより未定着トナー画像tが定着ニップ部Mで熱と圧力にて記録材P面上に定着される。
定着ニップ部Mで記録材Pを挟持搬送して未定着トナー画像の加熱定着を行った場合、記録材P上から微量のオフセットトナーtが加熱ニップ部Nにおける加熱ヒータ26部分に蓄積される。その様子を図5を用いて説明する。図5は、加熱ヒータ26と定着ローラ20の加圧により形成される加熱ニップ部Nの拡大図である。定着ローラ20上の微量のオフセットトナーtは加熱ニップ部Nの定着ローラ回転方向上流でまず堰き止められ、加熱により溶けて加熱ニップ部Nの定着ローラ回転方向上流の加熱ヒータ26の表面上にt’で示すように蓄積される。またその蓄積されたトナーt’の一部は定着ローラ20の回転に伴い加熱ニップ部Nにおける加熱ヒータ26と定着ローラ20との摺擦部を徐々に加熱ニップ部Nの定着ローラ回転方向下流側へ移動し、加熱ニップ部Nを過ぎた加熱ヒータ26の表面上にt’’で示すように蓄積される。加熱ニップ部Nの上流側に堆積するトナーt’の量よりも下流に堆積するトナーt’’の量のほうが圧倒的に多い。定着ローラ回転方向下流の加熱ヒータ26の表面上に蓄積されたトナーt’’は、そのままプリントを持続するとやがて定着ローラ20の表面に戻され、定着ニップ部Mに運ばれて記録材の定着ローラ20側の面(画像印字面)へ転移し、記録材Pを汚してしまう。加熱ニップ部Nの上流側に堆積するトナーt’は定着工程のたびに徐々に加熱ニップ部Nの下流側に移動して堆積トナーt’’となるだけであるが、上流側の堆積トナーt’も下流側の堆積トナーt’’と共にヒータ表面から取り除いたほうが好ましい。
5)制御モード(クリーニングモード)の説明
このため、本実施例では、プリント終了と同時に加熱ヒータ26をオフし、前述の後回転行程を行った後に、図3に示す制御部37により加熱ヒータ26をクリーニングする制御モード(クリーニングシーケンス)を実行させる(つまり、本実施例のクリーニングモードは記録材上のトナー像を加熱する加熱工程が終了した後自動的に実行される)。図6に上記の制御モードを実行した場合の加熱ヒータ26の温調制御、該加熱ヒータ26の温度推移、および定着ローラ10の回転駆動制御を模式的に表した図を示す。
制御モードに入ると、温度制御部34が加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に対する通電をONして加熱ヒータ26をトナー溶融温度以上の所定温度T2に昇温させ、温度T2を保つ制御を開始する。この加熱により加熱ヒータ26表面に堆積していたトナー同士が結合して加熱ヒータ26表面から離脱しやすいようになる。温度T2はトナー溶融温度以上であれば定着工程(像加熱工程)中のヒータの設定温度T1より高くても低くてもどちらでも構わない。本実施例では温度T2を温度T1より低く設定している。加熱ヒータ26を温度T2に温度制御している間、すなわちトナーt’・t”が溶融した状態で定着ローラ20を正転及び逆転させる。定着ローラが回転することにより、加熱ヒータ表面と定着ローラが摺擦し、加熱ヒータ表面に付着したトナーが剥ぎ取られ定着ローラ表面に転移する。正転及び逆転時の回転角度(回転量)はいずれもクリーニングモード開始時に加熱ヒータ26に接触していた定着ローラ表面の領域が定着ニップ部Mに達する角度(回転量)であればよく、特にいずれも360°以内が好ましい。定着ローラ20表面に付着したトナーは定着ニップ部Mに搬送され、定着ニップ部Mにおいて、定着ローラより温度の低いフィルム33表面に付着する。
図6に示されるように、上記のクリーニング温調状態において、回転制御部36によりメインモータ35を反時計方向(図では逆転)と時計方向(図では正転)に交互に1回ずつON・OFFして定着ローラ20を都合2回往復回転させる。
すなわち、メインモータ35をONして図7Aに示されるように定着ローラ20を反時計方向(記録材搬送方向とは逆方向)に1回転(360度)回転させ、しかる後にメインモータ35をOFFする。定着ローラ20の反時計方向への回転によって、定着ローラ回転方向上流の加熱ヒータ26の表面上から定着ローラ20上に保持されたトナーt’は、定着ローラ20の回転に伴い定着ニップ部Mへと運ばれる。
定着ニップ部Mに運ばれたトナーt’は、定着ニップ部M内に到達すると、定着ニップ部M内において定着ローラ10より温度の低い加圧部材30の表面(すなわちフィルム33表面)上に転移する。
また回転制御部36により再びメインモータ35をONして図7Bに示されるように定着ローラ20を時計方向に1回転(360度)回転させ、しかる後に、メインモータ35をOFFする。定着ローラ20の時計方向への回転によって、定着ローラ回転方向下流の加熱ヒータ26の表面上から定着ローラ20上に保持されたトナーt’’は、定着ローラ20の回転に伴い定着ニップ部Mへと運ばれる。
定着ローラ20上に保持された上記のトナーt’’は、定着ニップ部M内に到達すると、定着ニップ部M内において定着ローラ10より温度の低い加圧部材30の表面上に転移する。
回転制御部36はメインモータ35の上記ON・OFFを再び繰り返す。これによって定着ローラ20は反時計方向と時計方向に都合2回往復回転される。
2回の往復回転が完了すると回転制御部36によりメインモータ35をOFFすると同時に、温度制御部34により加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に対する通電をOFFすることで、制御モードを終了する。
制御モードの終了により画像形成装置はスタンバイとなる。
以上の制御モード(クリーニングモード)によりフィルム33表面上にはトナーt’及びトナーt’’が保持される。
上述のようにフィルム33にトナーt’及びt’’が付着した状態で印字スタート信号が入力すると、前回転行程を経て次のプリント動作が作動し、図7Cに示されるように記録材Pが加熱定着装置9の定着ニップ部M内に突入してくる。前回転工程ではヒータ26が発熱し定着ローラ20が加熱されるが、定着ニップ部Mにおいて定着ローラ20から受ける熱によりフィルム33も温まる。記録材Pは常温であるため、フィルム33表面上に転移したトナーt’・t’’は、定着ニップ部Mにおいてフィルム33表面からフィルム33より温度の低い記録材Pのフィルム33側の面(非画像印字面)に転移して、記録材Pと共に排出される。このように、本実施例のクリーニングモード(制御モード)を実行すると、加熱ヒータ26に付着したトナーをプリント実行時に記録材Pと共に排出することができる。
6)評価
ここで、クリーニング温調温度T2とクリーニング性能の関係を調べるために、間欠通紙耐久(2枚/1分)を行った。また、画像形成装置の後回転後の定着ローラ20の回転(往復回転)は、上述のように、定着ローラ20を360度回転してから、反転してさらに360度回転する。この動作を2回行っている。本評価で用いたトナーはモノクロの粉砕トナーで、溶融温度は90〜100℃である。記録材はレターサイズで坪量が90g/mmの表面性が比較的粗い紙(ラフ紙)を用いた。なお、この記録材をプロセススピード250mm/secで定着性を満足させるためには、定着ニップ部Mの温度を180℃にする必要があり、その時の加熱ヒータ温度は230℃であった。つまり、プリント時(像加熱時)のヒータ26の設定温度(温調温度)T1は230℃に設定されており、この温度設定によりプリント時の定着ニップ部Mの温度が約180℃になっている。
結果を表1に示す。
クリーニングなしでは、2000枚で記録材の画像面側に堆積トナーが付着する画像不良が発生してしまった。クリーニング温調温度T2を100℃に設定すると5000枚で画像不良が発生した。クリーニング温調温度T2を150℃、およびクリーニング温調温度T2を200℃に設定した場合は2万枚プリントしても画像不良は発生しない。したがって、温度T2を少なくともトナー溶融温度(100℃)に設定して上述のクリーニングモードを実行すれば画像不良が発生するまでのプリント枚数を増やすことができることがわかる。また、クリーニング温調温度T2を150℃より高く設定することで、有効に画像不良の発生を防止することができ、加熱ヒータ面に付着したオフセットトナーを、効果的に記録材の非画像面側に転移させて排出することができた。
本実施例のクリーニングシーケンスにより、加熱ヒータ26の表面コート粗さ等のバラツキがあった場合でも、加熱ヒータに滞留するオフセットトナーの量を有効に減らすことができため、加熱ヒータの表面コートを必要以上に高精度にする必要がなくなり、このため、加熱ヒータの歩留まり向上、またコストダウンを図ることが可能となる。
本実施例の制御モードは後回転行程後に限られず、例えば、図2に示される前多回転行程後、スタンバイ後、あるいは前回転行程後に実行してよい。
以下に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例に関する画像形成装置全体の構成、及び加熱定着装置の構成について前記第1の実施例と共通する部材には同一符号を付して再度の説明を省略する。
本実施例では、連続プリントが行われた場合、ある枚数がプリントされた時に、前述した制御モードを実行する。連続プリント中は第1の実施例で示した、プリント終了後のクリーニングシーケンスを行うことができないので、加熱ヒータ26にオフセットトナーt’・t’’が蓄積されてしまう。そこで、連続プリント時は、ある枚数を超えたところで、給紙を止めて加熱ヒータのクリーニングを行うものとする。
1)プリンタの動作行程
図8は画像形成装置の動作シーケンスの説明図、図9は加熱定着装置の構成模式図、図10は制御モードを実行した場合の加熱ヒータ26の温調制御、該加熱ヒータ26の温度推移、および定着ローラ10の回転駆動制御を模式的に表した図である。
本例ではクリーニングシーケンスは連続プリント中に行われる。図9において、38はプリント枚数カウンタであり、プリント枚数を計数して制御部37に出力する。制御部37では、プリント枚数カウンタ38からプリント枚数信号を入力して加算処理し、その加算値が所定のクリーニング実行枚数値に達したとき、図10に示されるように、回転制御手段36によりメインモータ36をOFFすると共に、温度制御部34により加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に対する通電をOFFする。これによって加熱ヒータ26が冷却される。
次に制御部37は、温度検知素子27からの検知温度がクリーニングモード時のヒータの設定温度T2と等しくなったとき、温度制御部34により加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に対する通電をONして加熱ニップ部N内に付着したトナーt’・t’’を溶融できる温度T2に維持させる。これによって、各々のトナーを結合させる。また加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に対する通電をONすると同時に、回転制御部36によりメインモータ35を反時計方向(図では逆転)と時計方向(図では正転)に交互に1回ずつON・OFFして定着ローラ20を都合2回往復回転させる。これによって、前述したように、定着ローラ20上に保持されたトナーt’・t’’は、定着ニップ部M内に到達して、定着ニップ部M内において定着ローラ10より温度の低い加圧部材30の表面上に転移する。
そして制御部37は、回転制御部36によりメインモータ35をOFFすると同時に、温度制御部34により加熱ヒータ26の通電発熱抵抗層に対する通電をOFFすることで、制御モードを終了する。
制御モードの終了により連続プリントが再開される。
2)評価
上記のクリーニングシーケンスを実施するタイミングと、クリーニング性能についての関係を調べるために連続通紙耐久を行った。また、連続通紙は1ジョブ1500枚とし、加熱ヒータの温調温度T2は、プリント時と同じ温度T1とした。結果を表2に示す。
連続プリント時において、クリーニングなしではプリント枚数が1000枚で画像不良が発生した。プリント枚数500枚毎にクリーニングを行った場合は3000枚で画像不良が発生するが、クリーニングを行わない場合より画像不良が発生するまでの枚数がはるかに多くなっている。250枚毎にクリーニングを行うことで、画像不良の発生を有効に防止することができた。よって、連続プリント中に定着ローラの往復回転を行うことで、加熱ヒータ面に付着したオフセットトナーを、効果的にクリーニングすることができた。
〔その他〕
1)実施例1および実施例2において、定着ローラ20を2回往復回転させた例を説明したが、定着ローラ20の往復回転は1回、若しくは3回以上であってもよい。
2)本発明の像加熱装置は実施形態例の加熱定着装置に限らず、画像を担持した記録材Pを加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着する像加熱装置など、広く画像を担持した記録材を加熱処理する手段・装置として使用することができる。
3)記録材Pに対する未定着トナー画像の形成手段は、電子写真方式・静電記録方式の作像プロセス、転写方式・直接方式など任意である。
本発明は上述の実施例にとらわれるものではなく、技術思想内の変形を含むものである。
画像形成装置の一例の構成模式図 実施例1の画像形成装置の動作シーケンスの説明図 実施例1の加熱定着装置の一例を示す構成模式図 図2に示す加熱定着装置のB−B線の構成模式図 図2に示す加熱ニップ部の拡大図 制御モードを実行した場合の加熱ヒータの温調制御、該加熱ヒータの温度推移、および定着ローラの回転駆動制御を模式的に表した図 加熱ヒータ部の定着ローラ回転方向上流側の付着トナーを定着ローラから加圧部材に転移させる動作説明図 加熱ヒータ部の定着ローラ回転方向下流側の付着トナーを定着ローラから加圧部材に転移させる動作説明図 加圧部材に転移したトナーを記録材に転移させる動作説明図 実施例2の画像形成装置の動作シーケンスの説明図 実施例2の加熱定着装置の一例を示す構成模式図 制御モードを実行した場合の加熱ヒータの温調制御、該加熱ヒータの温度推移、および定着ローラの回転駆動制御を模式的に表した図 従来の加熱定着装置の構成模式図
符号の説明
1:感光ドラム、2:帯電ローラ、3:レーザースキャナ、4:現像装置、
5:転写ローラ、6:センサ、7:クリーニング装置、8:加熱定着装置、9:排紙部、
20:定着ローラ、21:芯金、22:弾性層、23:離型成層、24:加熱部材、
25:断熱ステイホルダー、26:加熱ヒータ、27:温度検知素子、30:加圧部材、
31:摺動板、32:断熱ステイホルダー、33:摺動フィルム、35:メインモータ、
36:回転制御部、37:制御部、40:加熱部材、41:断熱ステイホルダー、
42:加熱ヒータ、43:温度検知素子、P:記録材、N:加熱ニップ部、
M:定着ニップ部

Claims (7)

  1. 記録材上に形成されたトナー像を加熱する像加熱装置において、
    回転部材と、
    前記回転部材と協働して加熱ニップ部を形成する加熱体を有し、前記回転部材の外周面を加熱する加熱手段と、
    前記回転部材と協働して前記記録材を挟持搬送する搬送ニップ部を形成するバックアップ手段と、
    前記加熱体の温度および前記回転部材の回転を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記装置は前記加熱体からトナーを除去するクリーニングモードを有し、クリーニングモードの時、前記制御手段は、前記加熱体を発熱させた状態で前記回転部材を正転及び逆転させることを特徴とする像加熱装置。
  2. クリーニングモードの時の前記回転部材の正転及び逆転の回転量は、前記回転部材の周方向において加熱ニップ部を形成していた領域が少なくとも搬送ニップ部に達するまでの量であることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. クリーニングモードは記録材上のトナー像を加熱する加熱工程が終了した後自動的に実行されることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  4. 前記加熱体はクリーニングモードの時にトナーの溶融温度以上に加熱されることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  5. 前記バックアップ手段は、前記回転部材と共に搬送ニップ部を形成する摺動部材と、内周面が前記摺動部材と接触し外周面が前記回転部材の外周面と接触する可撓性のスリーブと、を有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  6. 前記回転部材は、熱伝導率が0.15W/m・k以下であり、比重が0.85以下の弾性層を有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  7. 前記加熱体は、セラミック基板と、前記基板に形成された発熱抵抗体と、を有することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
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