JPH10149049A - 画像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置 - Google Patents
画像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置Info
- Publication number
- JPH10149049A JPH10149049A JP30975296A JP30975296A JPH10149049A JP H10149049 A JPH10149049 A JP H10149049A JP 30975296 A JP30975296 A JP 30975296A JP 30975296 A JP30975296 A JP 30975296A JP H10149049 A JPH10149049 A JP H10149049A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating roller
- toner
- cleaning
- peeling member
- peeling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】画像定着装置に用いられる剥離部材に付着した
トナーを容易に除去する。 【解決手段】 加熱ローラ11を定着温度以上に加熱し
て剥離爪16に付着したトナーを軟化または溶融させ、
次いで、加熱ローラ11を逆転させることにより溶融ト
ナーを加熱ローラ11に転移させ、そのトナーをクリー
ニングパッド18で清掃する。軟化または溶融したトナ
ーは除去しやすいので、容易に剥離爪16を清浄化でき
る。
トナーを容易に除去する。 【解決手段】 加熱ローラ11を定着温度以上に加熱し
て剥離爪16に付着したトナーを軟化または溶融させ、
次いで、加熱ローラ11を逆転させることにより溶融ト
ナーを加熱ローラ11に転移させ、そのトナーをクリー
ニングパッド18で清掃する。軟化または溶融したトナ
ーは除去しやすいので、容易に剥離爪16を清浄化でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に主に設
けられる画像定着装置に係り、その定着装置を構成する
加熱ローラに接してシートを加熱ローラから剥離させる
剥離部材の清掃方法および清掃装置に関する。
等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に主に設
けられる画像定着装置に係り、その定着装置を構成する
加熱ローラに接してシートを加熱ローラから剥離させる
剥離部材の清掃方法および清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記画像定着装置は、一般に、加熱ロー
ラと、この加熱ローラに圧接する状態で配置された加圧
ローラとを備えている。定着の前工程において転写装置
によりトナー画像が転写されたシートは、両ローラの間
に形成されるニップに供給され、そのニップを通過中に
加熱、加圧されてトナー画像が永久画像としてシート上
に定着する。通常、シートにおける未定着トナーの付着
面が加熱ローラの表面に押し付けられるようになってお
り、溶融トナーの付着性のため、シートが加熱ローラに
巻き付き、シートのカール、シートの搬送不良等の不具
合が生じる場合がある。
ラと、この加熱ローラに圧接する状態で配置された加圧
ローラとを備えている。定着の前工程において転写装置
によりトナー画像が転写されたシートは、両ローラの間
に形成されるニップに供給され、そのニップを通過中に
加熱、加圧されてトナー画像が永久画像としてシート上
に定着する。通常、シートにおける未定着トナーの付着
面が加熱ローラの表面に押し付けられるようになってお
り、溶融トナーの付着性のため、シートが加熱ローラに
巻き付き、シートのカール、シートの搬送不良等の不具
合が生じる場合がある。
【0003】この不具合を回避する手段として、ニップ
の排出側に、加熱ローラの表面に接してその表面からシ
ートを強制的に剥離させる剥離爪が広く採用されてい
る。この剥離爪は、その先端が加熱ローラの回転方向に
逆らう方向に向けて、かつ加熱ローラの表面を常時摺接
するように設けられ、ニップ通過直後のシートと加熱ロ
ーラとの間に割り込み、シートを剥離させる。
の排出側に、加熱ローラの表面に接してその表面からシ
ートを強制的に剥離させる剥離爪が広く採用されてい
る。この剥離爪は、その先端が加熱ローラの回転方向に
逆らう方向に向けて、かつ加熱ローラの表面を常時摺接
するように設けられ、ニップ通過直後のシートと加熱ロ
ーラとの間に割り込み、シートを剥離させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加熱ローラ
の表面には、シートに定着できなかったトナーがシート
から転移して付着する場合がある。その付着トナーは、
剥離爪の先端に掻き取られてそのまま剥離爪に付着して
しまう。加熱ローラの表面に接触して加熱ローラを清掃
する部材を設けることも多いが、これだけでは剥離爪へ
のトナーの付着を防止することはできない。また、シー
トから直接剥離爪にトナーが転移して付着することもあ
る。このようにトナーが剥離爪に付着していると、新た
にトナー定着がなされたシートの先端にトナーが移り、
筋状の汚れの発生を招く。また、定着工程終了後、冷却
されたトナーは固化して非常に硬くなる。このような付
着トナーの粒子または塊が、剥離爪と加熱ローラとの間
に介在することにより、加熱ローラの表面の損傷を招く
こともある。さらには、剥離爪に付着したトナーが、固
体状態のままあるいは半溶融状態になって、シートの搬
送を阻害し、ジャムの原因になることもある。
の表面には、シートに定着できなかったトナーがシート
から転移して付着する場合がある。その付着トナーは、
剥離爪の先端に掻き取られてそのまま剥離爪に付着して
しまう。加熱ローラの表面に接触して加熱ローラを清掃
する部材を設けることも多いが、これだけでは剥離爪へ
のトナーの付着を防止することはできない。また、シー
トから直接剥離爪にトナーが転移して付着することもあ
る。このようにトナーが剥離爪に付着していると、新た
にトナー定着がなされたシートの先端にトナーが移り、
筋状の汚れの発生を招く。また、定着工程終了後、冷却
されたトナーは固化して非常に硬くなる。このような付
着トナーの粒子または塊が、剥離爪と加熱ローラとの間
に介在することにより、加熱ローラの表面の損傷を招く
こともある。さらには、剥離爪に付着したトナーが、固
体状態のままあるいは半溶融状態になって、シートの搬
送を阻害し、ジャムの原因になることもある。
【0005】ところで、剥離爪を回動可能にし、不要の
際には、剥離爪を加熱ローラから離間させる技術は、す
でに広く採用されており、これによれば、剥離爪へのト
ナーの付着や蓄積を最小限にすることが可能である。し
かし、加熱ローラの表面にはわずかといえどもトナー粒
子が常に残存しているのであるから、剥離爪を加熱ロー
ラに当接させた時点で、トナーが剥離爪に付着するのを
完全に避けることはできない。
際には、剥離爪を加熱ローラから離間させる技術は、す
でに広く採用されており、これによれば、剥離爪へのト
ナーの付着や蓄積を最小限にすることが可能である。し
かし、加熱ローラの表面にはわずかといえどもトナー粒
子が常に残存しているのであるから、剥離爪を加熱ロー
ラに当接させた時点で、トナーが剥離爪に付着するのを
完全に避けることはできない。
【0006】したがって、剥離爪に付着したトナーは速
やかに除去する必要があり、そのため、従来では、定期
的に、あるいはシートへの汚れが発覚した時点で、人手
により、剥離爪を清掃していた。しかし、剥離爪に付着
した常温状態のトナーは、上記のように非常に硬くしか
も強固に付着しているため、これを除去するには相応の
手間と時間を要していた。このように、従来はトナーが
剥離部材に付着した場合の積極的かつ有効な解決策は開
発されていなかった。
やかに除去する必要があり、そのため、従来では、定期
的に、あるいはシートへの汚れが発覚した時点で、人手
により、剥離爪を清掃していた。しかし、剥離爪に付着
した常温状態のトナーは、上記のように非常に硬くしか
も強固に付着しているため、これを除去するには相応の
手間と時間を要していた。このように、従来はトナーが
剥離部材に付着した場合の積極的かつ有効な解決策は開
発されていなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、剥離爪に付着したトナーを容易に除去できる画
像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置
の提供を目的としている。
あって、剥離爪に付着したトナーを容易に除去できる画
像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置
の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像定着装
置の剥離部材清掃方法は、加熱ローラと、前記加熱ロー
ラに圧接させられ、前記加熱ローラとの間にトナー定着
部であるニップを形成する加圧部と、未定着トナーが付
着したシートを、前記未定着トナーの付着面を前記加熱
ローラ側に向けた状態で、前記ニップに供給し、かつニ
ップから所定排出方向に導くシート搬送路と、前記加熱
ローラにおける前記シート搬送路の排出側にある表面に
当接させられ、前記シートを前記加熱ローラから剥離除
去する剥離部材とを備えた画像定着装置にて、前記剥離
部材に付着したトナーを除去する剥離部材清掃方法であ
って、非定着時に前記加熱ローラを加熱して前記剥離部
材に付着した前記トナーを軟化または溶融し、前記加熱
ローラを定着時の回転方向とは逆方向に回転させること
により、軟化または溶融された前記トナーを前記剥離部
材から前記加熱ローラの表面に転移させることを特徴と
する。
置の剥離部材清掃方法は、加熱ローラと、前記加熱ロー
ラに圧接させられ、前記加熱ローラとの間にトナー定着
部であるニップを形成する加圧部と、未定着トナーが付
着したシートを、前記未定着トナーの付着面を前記加熱
ローラ側に向けた状態で、前記ニップに供給し、かつニ
ップから所定排出方向に導くシート搬送路と、前記加熱
ローラにおける前記シート搬送路の排出側にある表面に
当接させられ、前記シートを前記加熱ローラから剥離除
去する剥離部材とを備えた画像定着装置にて、前記剥離
部材に付着したトナーを除去する剥離部材清掃方法であ
って、非定着時に前記加熱ローラを加熱して前記剥離部
材に付着した前記トナーを軟化または溶融し、前記加熱
ローラを定着時の回転方向とは逆方向に回転させること
により、軟化または溶融された前記トナーを前記剥離部
材から前記加熱ローラの表面に転移させることを特徴と
する。
【0009】本発明に係る方法によれば、トナーに熱を
与えて軟化または溶融させることによって、除去しやす
くし、加熱ローラを定着時の回転方向とは逆方向に回転
させることにより、トナーを剥離部材から加熱ローラの
表面に転移させる。従って、容易に剥離部材を清浄化で
き、しかも人手をかけずに自動的に剥離部材を清掃する
ことが可能である。
与えて軟化または溶融させることによって、除去しやす
くし、加熱ローラを定着時の回転方向とは逆方向に回転
させることにより、トナーを剥離部材から加熱ローラの
表面に転移させる。従って、容易に剥離部材を清浄化で
き、しかも人手をかけずに自動的に剥離部材を清掃する
ことが可能である。
【0010】このようにして加熱ローラの表面上に転移
したトナーは、次に定着を行うシートの表面に転移させ
て、これにより加熱ローラの表面を清浄化するようにし
てもよい。剥離爪からは、付着していたトナーの全てが
瞬間的に加熱ローラの表面に転移するわけではなく、徐
々に転移してゆくと考えられるから、シート上には一度
に多量のトナーが転移されない。すなわち、シート上に
目視で確認できるほどのひどい汚れはあまり生じない。
ただし、シートの汚れをより完全に防止するためには、
前記加熱ローラに接触可能な加熱ローラ用清掃部材を使
用して、前記加熱ローラを定着時の回転方向とは逆方向
に回転し続け、加熱ローラ用清掃部材により前記加熱ロ
ーラの表面に転移した前記トナーを除去すると好適であ
る。
したトナーは、次に定着を行うシートの表面に転移させ
て、これにより加熱ローラの表面を清浄化するようにし
てもよい。剥離爪からは、付着していたトナーの全てが
瞬間的に加熱ローラの表面に転移するわけではなく、徐
々に転移してゆくと考えられるから、シート上には一度
に多量のトナーが転移されない。すなわち、シート上に
目視で確認できるほどのひどい汚れはあまり生じない。
ただし、シートの汚れをより完全に防止するためには、
前記加熱ローラに接触可能な加熱ローラ用清掃部材を使
用して、前記加熱ローラを定着時の回転方向とは逆方向
に回転し続け、加熱ローラ用清掃部材により前記加熱ロ
ーラの表面に転移した前記トナーを除去すると好適であ
る。
【0011】また、本発明に係る画像定着装置の剥離部
材清掃方法は、加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接さ
せられ、前記加熱ローラとの間にトナー定着部であるニ
ップを形成する加圧部と、未定着トナーが付着したシー
トを、前記未定着トナーの付着面を前記加熱ローラ側に
向けた状態で、前記ニップに供給し、かつニップから所
定排出方向に導くシート搬送路と、前記加熱ローラにお
ける前記シート搬送路の排出側にある表面に当接させら
れ、前記シートを前記加熱ローラから剥離除去する剥離
部材とを備えた画像定着装置にて、前記剥離部材に付着
したトナーを除去する剥離部材清掃方法であって、前記
加熱ローラを加熱して前記剥離部材に付着した前記トナ
ーを軟化または溶融し、前記剥離部材を前記加熱ローラ
の表面から離間させ、剥離部材用清掃部材により軟化ま
たは溶融された前記トナーを除去することを特徴とする
ものであってもよい。
材清掃方法は、加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接さ
せられ、前記加熱ローラとの間にトナー定着部であるニ
ップを形成する加圧部と、未定着トナーが付着したシー
トを、前記未定着トナーの付着面を前記加熱ローラ側に
向けた状態で、前記ニップに供給し、かつニップから所
定排出方向に導くシート搬送路と、前記加熱ローラにお
ける前記シート搬送路の排出側にある表面に当接させら
れ、前記シートを前記加熱ローラから剥離除去する剥離
部材とを備えた画像定着装置にて、前記剥離部材に付着
したトナーを除去する剥離部材清掃方法であって、前記
加熱ローラを加熱して前記剥離部材に付着した前記トナ
ーを軟化または溶融し、前記剥離部材を前記加熱ローラ
の表面から離間させ、剥離部材用清掃部材により軟化ま
たは溶融された前記トナーを除去することを特徴とする
ものであってもよい。
【0012】本発明に係る方法によれば、トナーに熱を
与えて軟化または溶融させることによって、除去しやす
くし、剥離部材用清掃部材によりこのトナーを除去す
る。従って、容易に剥離部材を清浄化することが可能で
ある。しかも、剥離部材を加熱ローラの表面から離間し
た後、トナーを除去するから、加熱ローラの表面には除
去されたトナーは転移せず、次に定着を行うシートには
何の影響も与えないようにすることができる。
与えて軟化または溶融させることによって、除去しやす
くし、剥離部材用清掃部材によりこのトナーを除去す
る。従って、容易に剥離部材を清浄化することが可能で
ある。しかも、剥離部材を加熱ローラの表面から離間し
た後、トナーを除去するから、加熱ローラの表面には除
去されたトナーは転移せず、次に定着を行うシートには
何の影響も与えないようにすることができる。
【0013】本発明に係る画像定着装置の剥離部材清掃
装置は、加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接させら
れ、前記加熱ローラとの間にトナー定着部であるニップ
を形成する加圧部と、未定着トナーが付着したシート
を、前記未定着トナーの付着面を前記加熱ローラ側に向
けた状態で、前記ニップに供給し、かつニップから所定
排出方向に導くシート搬送路と、前記加熱ローラにおけ
る前記シート搬送路の排出側にある表面に当接させら
れ、前記シートを前記加熱ローラから剥離除去する剥離
部材と、前記剥離部材に付着したトナーを除去する清掃
手段とを具備することを特徴とする。従来、剥離部材に
付着したトナーを除去する清掃手段はなく、このため
に、人手を要していたが、本発明によれば、人手による
剥離部材の清掃を排除することが可能である。
装置は、加熱ローラと、前記加熱ローラに圧接させら
れ、前記加熱ローラとの間にトナー定着部であるニップ
を形成する加圧部と、未定着トナーが付着したシート
を、前記未定着トナーの付着面を前記加熱ローラ側に向
けた状態で、前記ニップに供給し、かつニップから所定
排出方向に導くシート搬送路と、前記加熱ローラにおけ
る前記シート搬送路の排出側にある表面に当接させら
れ、前記シートを前記加熱ローラから剥離除去する剥離
部材と、前記剥離部材に付着したトナーを除去する清掃
手段とを具備することを特徴とする。従来、剥離部材に
付着したトナーを除去する清掃手段はなく、このため
に、人手を要していたが、本発明によれば、人手による
剥離部材の清掃を排除することが可能である。
【0014】ここで、清掃手段としては、非定着時に前
記加熱ローラを加熱して前記剥離部材に付着した前記ト
ナーを軟化または溶融する加熱手段と、前記加熱ローラ
を定着時の回転方向とは逆方向に回転させる駆動手段と
を備えるものとし、前記軟化または溶融されたトナーを
前記剥離部材から前記加熱ローラの表面に転移させても
よい。また、清掃手段は、非定着時に前記加熱ローラを
加熱して前記剥離部材に付着した前記トナーを軟化また
は溶融する加熱手段と、前記加熱ローラから離間した位
置に配置された剥離部材用清掃部材とを備えるものと
し、前記剥離部材は、前記加熱ローラに対し当接したり
離間したりするよう設けられ、かつ離間時に、前記清掃
部材に当接して軟化または溶融された前記トナーが除去
されるようにしてもよい。
記加熱ローラを加熱して前記剥離部材に付着した前記ト
ナーを軟化または溶融する加熱手段と、前記加熱ローラ
を定着時の回転方向とは逆方向に回転させる駆動手段と
を備えるものとし、前記軟化または溶融されたトナーを
前記剥離部材から前記加熱ローラの表面に転移させても
よい。また、清掃手段は、非定着時に前記加熱ローラを
加熱して前記剥離部材に付着した前記トナーを軟化また
は溶融する加熱手段と、前記加熱ローラから離間した位
置に配置された剥離部材用清掃部材とを備えるものと
し、前記剥離部材は、前記加熱ローラに対し当接したり
離間したりするよう設けられ、かつ離間時に、前記清掃
部材に当接して軟化または溶融された前記トナーが除去
されるようにしてもよい。
【0015】あるいは、前記清掃手段は、前記剥離部材
に装着され、温度変位により自身の形状が変形し、この
変形により前記剥離部材に付着したトナーを除去する温
度変位部材を備えるものであってもよい。本発明によれ
ば、稼働が停止されて加熱ローラの温度が低下すると、
それに伴って温度変位部材が変形することにより、剥離
部材に付着したトナーが除去される。従って、トナー除
去のための駆動手段等を別途要さず、コスト上昇が抑え
られる。
に装着され、温度変位により自身の形状が変形し、この
変形により前記剥離部材に付着したトナーを除去する温
度変位部材を備えるものであってもよい。本発明によれ
ば、稼働が停止されて加熱ローラの温度が低下すると、
それに伴って温度変位部材が変形することにより、剥離
部材に付着したトナーが除去される。従って、トナー除
去のための駆動手段等を別途要さず、コスト上昇が抑え
られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (1)第1の実施形態 A.第1の実施形態の構成 図1は複写機における画像転写から画像定着を行う部分
を示しており、符号1が、第1の実施形態に係る画像定
着装置を指している。この画像定着装置1の図中右側
に、感光体ドラム2および転写装置3が配置されてい
る。この場合、シートSは右側から感光体ドラム2と転
写装置3との間に供給され、そこでシートSの上面に感
光体ドラム2の表面に形成されたトナー画像が転写され
る。転写されたトナー画像は未定着であり、続いてシー
ト搬送路4(図中破線の矢印で示す)に沿って画像定着
装置1を通過することで、トナー画像が永久画像として
シートSの上面に定着するようになっている。
施形態を説明する。 (1)第1の実施形態 A.第1の実施形態の構成 図1は複写機における画像転写から画像定着を行う部分
を示しており、符号1が、第1の実施形態に係る画像定
着装置を指している。この画像定着装置1の図中右側
に、感光体ドラム2および転写装置3が配置されてい
る。この場合、シートSは右側から感光体ドラム2と転
写装置3との間に供給され、そこでシートSの上面に感
光体ドラム2の表面に形成されたトナー画像が転写され
る。転写されたトナー画像は未定着であり、続いてシー
ト搬送路4(図中破線の矢印で示す)に沿って画像定着
装置1を通過することで、トナー画像が永久画像として
シートSの上面に定着するようになっている。
【0017】画像定着装置1は、ケーシング10と、こ
のケーシング10内に配設された加熱ローラ11および
加圧ローラ(加圧部)12とを備えている。この場合、
加熱ローラ11が上、加圧ローラ12がその下に平行に
配されている。加圧ローラ12は、適宜な圧力で加熱ロ
ーラ11に当接しており、両ローラ11、12の間に、
トナー定着部であるニップ13が形成されている。加熱
ローラ11の内部には、加熱ローラ11の表面を所定定
着温度に加熱する加熱源14が内蔵されている。加熱源
14としては、例えば赤外線ランプ等が用いられる。ま
た、この加熱源14は、加熱ローラ11の表面を定着温
度以上すなわちトナーが溶融可能な温度まで加熱する能
力を備えている。
のケーシング10内に配設された加熱ローラ11および
加圧ローラ(加圧部)12とを備えている。この場合、
加熱ローラ11が上、加圧ローラ12がその下に平行に
配されている。加圧ローラ12は、適宜な圧力で加熱ロ
ーラ11に当接しており、両ローラ11、12の間に、
トナー定着部であるニップ13が形成されている。加熱
ローラ11の内部には、加熱ローラ11の表面を所定定
着温度に加熱する加熱源14が内蔵されている。加熱源
14としては、例えば赤外線ランプ等が用いられる。ま
た、この加熱源14は、加熱ローラ11の表面を定着温
度以上すなわちトナーが溶融可能な温度まで加熱する能
力を備えている。
【0018】加熱ローラ11は、図2に示すローラ駆動
部20によって、通常の定着動作の際には図1における
矢印a方向に回転させられ、これに伴い、加圧ローラ1
2は従動して矢印b方向に回転する。そして、転写装置
3を経て画像定着装置1に供給されたシートSは、両ロ
ーラ11、12の間のニップ13に送られ、このニップ
13を通過する間に加熱、加圧される。これにより、ト
ナー画像が永久画像としてシートS上に定着する。ニッ
プ13から排出されたシートSは、搬送ローラ対15に
より図示せぬ排紙トレーに導かれる。なお、加熱ローラ
11は、ローラ駆動部20により逆転(図中矢印a’方
向への回転)もするようになっており、その回転は、図
2に示すように、タイマを内蔵するコントローラ21で
制御される。
部20によって、通常の定着動作の際には図1における
矢印a方向に回転させられ、これに伴い、加圧ローラ1
2は従動して矢印b方向に回転する。そして、転写装置
3を経て画像定着装置1に供給されたシートSは、両ロ
ーラ11、12の間のニップ13に送られ、このニップ
13を通過する間に加熱、加圧される。これにより、ト
ナー画像が永久画像としてシートS上に定着する。ニッ
プ13から排出されたシートSは、搬送ローラ対15に
より図示せぬ排紙トレーに導かれる。なお、加熱ローラ
11は、ローラ駆動部20により逆転(図中矢印a’方
向への回転)もするようになっており、その回転は、図
2に示すように、タイマを内蔵するコントローラ21で
制御される。
【0019】さて、加熱ローラ11におけるシート搬送
路4の排出側には、加熱ローラ11の長さ方向(紙面の
垂直方向)に一定間隔をおいて複数の剥離爪(剥離部
材)16が配設されている。これら剥離爪16は、断面
が鋭い三角形状に形成されたもので、底辺部である基端
部が1本のロッド17で互いに連結され、かつ支持され
ている。この支持状態で、各剥離爪16は、その先鋭端
が加熱ローラ11の定着時の回転方向(正転方向)に逆
らう方向に向き、かつ加熱ローラ11の表面に常時摺接
する状態となっている。剥離爪16が加熱ローラ11に
接する位置は、加熱ローラ11の表面におけるニップ1
3の排出側近傍である。
路4の排出側には、加熱ローラ11の長さ方向(紙面の
垂直方向)に一定間隔をおいて複数の剥離爪(剥離部
材)16が配設されている。これら剥離爪16は、断面
が鋭い三角形状に形成されたもので、底辺部である基端
部が1本のロッド17で互いに連結され、かつ支持され
ている。この支持状態で、各剥離爪16は、その先鋭端
が加熱ローラ11の定着時の回転方向(正転方向)に逆
らう方向に向き、かつ加熱ローラ11の表面に常時摺接
する状態となっている。剥離爪16が加熱ローラ11に
接する位置は、加熱ローラ11の表面におけるニップ1
3の排出側近傍である。
【0020】また、加熱ローラ11の上部にはクリーニ
ングパッド(加熱ローラ用清掃部材)18が配設されて
いる。このクリーニングパッド18は、フェルトやスポ
ンジ等の弾力性を有する材料からなり、加熱ローラ11
の表面に弾性的に摺接し、その表面に付着したトナーを
拭き取って清掃する。なお、クリーニングパッド18
は、静止した部材であってもよいし、回転可能なロール
状の部材であってもよい。また、フェルトやスポンジ等
に代えて、紙を円筒状にしたものでも使用可能である。
ングパッド(加熱ローラ用清掃部材)18が配設されて
いる。このクリーニングパッド18は、フェルトやスポ
ンジ等の弾力性を有する材料からなり、加熱ローラ11
の表面に弾性的に摺接し、その表面に付着したトナーを
拭き取って清掃する。なお、クリーニングパッド18
は、静止した部材であってもよいし、回転可能なロール
状の部材であってもよい。また、フェルトやスポンジ等
に代えて、紙を円筒状にしたものでも使用可能である。
【0021】図2を参照して本複写機の制御系統を説明
する。同図において、符号21はコントローラを示して
おり、このコントローラ21は、電源19がオンされる
と、各種の制御を行う。なかでも、コントローラ21
は、加熱ローラ21に内蔵された加熱源14を制御し、
これにより加熱ローラ21の温度をトナーの定着が可能
なようにする。
する。同図において、符号21はコントローラを示して
おり、このコントローラ21は、電源19がオンされる
と、各種の制御を行う。なかでも、コントローラ21
は、加熱ローラ21に内蔵された加熱源14を制御し、
これにより加熱ローラ21の温度をトナーの定着が可能
なようにする。
【0022】符号22は、複写機の上パネルに配設され
たモード入力部を示しており、使用者が、このモード入
力部22に複写枚数、縮小・拡大、画像の濃淡等の各種
の要求指令に相当する信号を入力する。モード入力部2
2は、この要求指令に相当する指令信号をコントローラ
21に供給し、コントローラ21は、これに基づいて複
写動作を制御する。また、符号20は、加熱ローラ11
を回転させるローラ駆動部を示す。この実施形態におい
ては、ローラ駆動部20は、加熱ローラ11を正転およ
び逆転可能なように構成されている。ここでいう正転の
方向は、加熱ローラ11を定着時に回転させる方向であ
り、逆転の方向はその逆方向である。
たモード入力部を示しており、使用者が、このモード入
力部22に複写枚数、縮小・拡大、画像の濃淡等の各種
の要求指令に相当する信号を入力する。モード入力部2
2は、この要求指令に相当する指令信号をコントローラ
21に供給し、コントローラ21は、これに基づいて複
写動作を制御する。また、符号20は、加熱ローラ11
を回転させるローラ駆動部を示す。この実施形態におい
ては、ローラ駆動部20は、加熱ローラ11を正転およ
び逆転可能なように構成されている。ここでいう正転の
方向は、加熱ローラ11を定着時に回転させる方向であ
り、逆転の方向はその逆方向である。
【0023】B.第1の実施形態の動作 次に、剥離爪16に付着するトナーを清掃する動作を説
明する。この清掃は、シートSに対する非定着時に行
う。ここで、コントローラ21に内蔵されたタイマのカ
ウントに基づいて所定時間おきに行ってもよいし、複写
枚数のカウンタのカウントに基づいて所定枚数おきに行
ってもよい。あるいは、電源19をオンにした直後に行
ってもよい。一般の複写機では、電源19は、一日の就
業時にオンされ、終業時にオフされるから、オンの直後
に行えば、一日に少なくとも一回、清掃が行われ、しか
も、就業時には複写機を使用する機会は比較的少ないか
ら、使用者をあまり待たせることにならず好ましい。た
だし、ファクシミリのように電源19を常時オンにして
おく場合には、これでは清掃が行われなくなるので、タ
イマまたはカウンタのカウントに基づいて行うのが好ま
しい。
明する。この清掃は、シートSに対する非定着時に行
う。ここで、コントローラ21に内蔵されたタイマのカ
ウントに基づいて所定時間おきに行ってもよいし、複写
枚数のカウンタのカウントに基づいて所定枚数おきに行
ってもよい。あるいは、電源19をオンにした直後に行
ってもよい。一般の複写機では、電源19は、一日の就
業時にオンされ、終業時にオフされるから、オンの直後
に行えば、一日に少なくとも一回、清掃が行われ、しか
も、就業時には複写機を使用する機会は比較的少ないか
ら、使用者をあまり待たせることにならず好ましい。た
だし、ファクシミリのように電源19を常時オンにして
おく場合には、これでは清掃が行われなくなるので、タ
イマまたはカウンタのカウントに基づいて行うのが好ま
しい。
【0024】まず、コントローラ21は、加熱源14を
作動させ、加熱ローラ11を昇温させる。加熱ローラ1
1の温度は剥離爪16の先端に付着しているトナーに伝
わり、そのトナーは軟化または溶融する。このときは、
加熱ローラ11は停止させておく。加熱ローラ11を昇
温させる温度は、剥離爪16に付着したトナーが軟化す
る温度であることが必要最低限の条件であり、好ましく
は、トナーが十分に軟化するように、定着に好適な温度
とするとよい。さらに好ましくは、定着に好適な温度、
すなわち通常昇温させる温度よりも高い温度であるとよ
い。
作動させ、加熱ローラ11を昇温させる。加熱ローラ1
1の温度は剥離爪16の先端に付着しているトナーに伝
わり、そのトナーは軟化または溶融する。このときは、
加熱ローラ11は停止させておく。加熱ローラ11を昇
温させる温度は、剥離爪16に付着したトナーが軟化す
る温度であることが必要最低限の条件であり、好ましく
は、トナーが十分に軟化するように、定着に好適な温度
とするとよい。さらに好ましくは、定着に好適な温度、
すなわち通常昇温させる温度よりも高い温度であるとよ
い。
【0025】次に、コントローラ21は、ローラ駆動部
20に加熱ローラ11を逆転させる信号を出力する。加
熱ローラ11が逆転すると、剥離爪16の先端に付着し
ており、軟化または溶融状態となったトナーは加熱ロー
ラ11の表面に転移する。トナーは軟化または溶融して
いるので剥離爪16から離れやすく、かつ加熱ローラ1
1の表面に転移しても溶融状態が当然続いている。加熱
ローラ11の逆転継続に伴い、トナーはクリーニングパ
ッド18で拭き取られ、その結果、加熱ローラ11の表
面が清掃される。
20に加熱ローラ11を逆転させる信号を出力する。加
熱ローラ11が逆転すると、剥離爪16の先端に付着し
ており、軟化または溶融状態となったトナーは加熱ロー
ラ11の表面に転移する。トナーは軟化または溶融して
いるので剥離爪16から離れやすく、かつ加熱ローラ1
1の表面に転移しても溶融状態が当然続いている。加熱
ローラ11の逆転継続に伴い、トナーはクリーニングパ
ッド18で拭き取られ、その結果、加熱ローラ11の表
面が清掃される。
【0026】このようにして、剥離爪16に付着したト
ナーは加熱ローラ11の表面に転移することにより剥離
爪16から除去され、さらにそのトナーはクリーニング
パッド18で清掃される。従って、剥離爪16に付着し
たトナーを、人手に頼ることなく、自動的かつ容易に除
去可能である。そして、剥離爪16へのトナー付着に起
因するシートSへのトナー汚れ、シートSのジャム、加
熱ローラ11の損傷などを防止することができる。
ナーは加熱ローラ11の表面に転移することにより剥離
爪16から除去され、さらにそのトナーはクリーニング
パッド18で清掃される。従って、剥離爪16に付着し
たトナーを、人手に頼ることなく、自動的かつ容易に除
去可能である。そして、剥離爪16へのトナー付着に起
因するシートSへのトナー汚れ、シートSのジャム、加
熱ローラ11の損傷などを防止することができる。
【0027】以上の剥離部材清掃動作が一定時間行われ
たら、コントローラ21により加熱源14の温度が調整
され、加熱ローラ11の表面温度が通常の定着温度まで
下げられ、複写可能とされる。
たら、コントローラ21により加熱源14の温度が調整
され、加熱ローラ11の表面温度が通常の定着温度まで
下げられ、複写可能とされる。
【0028】なお、定着を行う次のシートSの汚れを厳
密に防止する必要がないのであれば、クリーニングパッ
ド18を設けるのを省略してもよい。すなわち、加熱ロ
ーラ11の表面上に転移したトナーは、次に定着を行う
シートSの表面に転移させて、これにより加熱ローラ1
1の表面を清浄化するようにしてもよい。剥離爪16か
らは、付着していたトナーの全てが瞬間的に加熱ローラ
11の表面に転移するわけではなく、徐々に転移してゆ
くと考えられるから、シートS上には一度に多量のトナ
ーが転移されない。すなわち、シート上に目視で確認で
きるほどのひどい汚れはあまり生じない。ただし、シー
トの汚れをより完全に防止するためには、クリーニング
パッド18を使用するのが有効である。
密に防止する必要がないのであれば、クリーニングパッ
ド18を設けるのを省略してもよい。すなわち、加熱ロ
ーラ11の表面上に転移したトナーは、次に定着を行う
シートSの表面に転移させて、これにより加熱ローラ1
1の表面を清浄化するようにしてもよい。剥離爪16か
らは、付着していたトナーの全てが瞬間的に加熱ローラ
11の表面に転移するわけではなく、徐々に転移してゆ
くと考えられるから、シートS上には一度に多量のトナ
ーが転移されない。すなわち、シート上に目視で確認で
きるほどのひどい汚れはあまり生じない。ただし、シー
トの汚れをより完全に防止するためには、クリーニング
パッド18を使用するのが有効である。
【0029】(2)第2の実施形態 次に、図3および図4を参照して本発明の第2の実施形
態を説明する。 A.第2の実施形態の構成 第2の実施形態は、上記第1の実施形態に、次の構成を
付加したものである。図3に示すように、本実施形態に
おいては、剥離爪16を連結したロッド17が回動可能
になされており、これにより剥離爪16は、ロッド17
を中心にして矢印c、d方向に回動可能になされてい
る。また、剥離爪16の下方には、ローラ状のブラシ
(剥離部材用清掃部材)32が加熱ローラ11と平行に
配設されている。このブラシ11は、矢印e方向に回転
させられる。剥離爪16がd方向に回動すると、その先
端がブラシ32に当接するようになっている。なお、こ
の実施形態では、加熱ローラ11は逆転させない。
態を説明する。 A.第2の実施形態の構成 第2の実施形態は、上記第1の実施形態に、次の構成を
付加したものである。図3に示すように、本実施形態に
おいては、剥離爪16を連結したロッド17が回動可能
になされており、これにより剥離爪16は、ロッド17
を中心にして矢印c、d方向に回動可能になされてい
る。また、剥離爪16の下方には、ローラ状のブラシ
(剥離部材用清掃部材)32が加熱ローラ11と平行に
配設されている。このブラシ11は、矢印e方向に回転
させられる。剥離爪16がd方向に回動すると、その先
端がブラシ32に当接するようになっている。なお、こ
の実施形態では、加熱ローラ11は逆転させない。
【0030】この場合の制御系統は、図4に示すよう
に、図2に示す第1の実施形態と同様の構成要素に加
え、さらに、剥離爪16の回動駆動を行う剥離爪駆動部
30およびブラシ32の回転駆動を行うブラシ駆動部3
1を備える。これらの剥離爪駆動部30およびブラシ駆
動部31は、コントローラ21の出力する信号に基づい
て制御されるようになっている。
に、図2に示す第1の実施形態と同様の構成要素に加
え、さらに、剥離爪16の回動駆動を行う剥離爪駆動部
30およびブラシ32の回転駆動を行うブラシ駆動部3
1を備える。これらの剥離爪駆動部30およびブラシ駆
動部31は、コントローラ21の出力する信号に基づい
て制御されるようになっている。
【0031】B.第2の実施形態の剥離部材清掃動作 次に、この実施形態における清掃動作を説明する。この
清掃を行う時期は、第1の実施形態の場合と同様であ
る。なお、第1の実施形態と異なり、加熱ローラ11
は、この清掃の間、停止させておく。まず、コントロー
ラ21は、加熱源14を作動させ、加熱ローラ11を昇
温させる。加熱ローラ11の温度は剥離爪16の先端に
付着しているトナー(図3において符号Tで示す)に伝
わり、そのトナーTは軟化または溶融する。加熱ローラ
11を昇温させる温度は、剥離爪16に付着したトナー
Tが軟化する温度であることが必要最低限の条件であ
り、好ましくは、トナーTが十分に軟化するように、定
着に好適な温度とするとよい。さらに好ましくは、定着
に好適な温度、すなわち通常昇温させる温度よりも高い
温度であるとよい。次に、コントローラ21は、剥離爪
駆動部30に剥離爪16を矢印d方向に回動させる信号
を出力するとともに、ブラシ駆動部31にブラシ32を
回転させる信号を出力する。
清掃を行う時期は、第1の実施形態の場合と同様であ
る。なお、第1の実施形態と異なり、加熱ローラ11
は、この清掃の間、停止させておく。まず、コントロー
ラ21は、加熱源14を作動させ、加熱ローラ11を昇
温させる。加熱ローラ11の温度は剥離爪16の先端に
付着しているトナー(図3において符号Tで示す)に伝
わり、そのトナーTは軟化または溶融する。加熱ローラ
11を昇温させる温度は、剥離爪16に付着したトナー
Tが軟化する温度であることが必要最低限の条件であ
り、好ましくは、トナーTが十分に軟化するように、定
着に好適な温度とするとよい。さらに好ましくは、定着
に好適な温度、すなわち通常昇温させる温度よりも高い
温度であるとよい。次に、コントローラ21は、剥離爪
駆動部30に剥離爪16を矢印d方向に回動させる信号
を出力するとともに、ブラシ駆動部31にブラシ32を
回転させる信号を出力する。
【0032】これにより、剥離爪16の先端は回転する
ブラシ32に当接し、回転しているブラシ32により、
剥離爪16の先端に付着していたトナーTがブラシ32
で除去、清掃される。トナーTは軟化または溶融してい
るので剥離爪16から離れやすく、ブラシ32による清
掃効果が格段に向上する。また、剥離爪16の先端をブ
ラシ32により強制的に清浄化するため、剥離爪16の
清浄な状態がより促進される。しかも、剥離爪16を加
熱ローラ11の表面から離間した後、トナーTを除去す
るから、加熱ローラ11の表面には除去されたトナーT
は転移せず、次に定着を行うシートSには何の影響も与
えないようにすることができる。
ブラシ32に当接し、回転しているブラシ32により、
剥離爪16の先端に付着していたトナーTがブラシ32
で除去、清掃される。トナーTは軟化または溶融してい
るので剥離爪16から離れやすく、ブラシ32による清
掃効果が格段に向上する。また、剥離爪16の先端をブ
ラシ32により強制的に清浄化するため、剥離爪16の
清浄な状態がより促進される。しかも、剥離爪16を加
熱ローラ11の表面から離間した後、トナーTを除去す
るから、加熱ローラ11の表面には除去されたトナーT
は転移せず、次に定着を行うシートSには何の影響も与
えないようにすることができる。
【0033】以上の剥離部材清掃動作が一定時間行われ
たら、コントローラ21によって加熱源14の温度が調
整され、加熱ローラ11の表面温度が通常の定着温度ま
で下げられる。また、剥離爪16は矢印c方向に回動し
て元の位置に復帰し、さらにブラシ32は停止する。こ
のようにして、複写が可能とされる。
たら、コントローラ21によって加熱源14の温度が調
整され、加熱ローラ11の表面温度が通常の定着温度ま
で下げられる。また、剥離爪16は矢印c方向に回動し
て元の位置に復帰し、さらにブラシ32は停止する。こ
のようにして、複写が可能とされる。
【0034】なお、ブラシ32に代えて、スポンジまた
はフェルト製の回転可能なロールを用いて、剥離爪16
が矢印d方向に回動すると、その先端がロールに圧接さ
れるとともに、ロールが回転するようにしてもよい。
はフェルト製の回転可能なロールを用いて、剥離爪16
が矢印d方向に回動すると、その先端がロールに圧接さ
れるとともに、ロールが回転するようにしてもよい。
【0035】また、第1の実施形態のように、軟化また
は溶融したトナーTを加熱ローラ11の逆転により加熱
ローラ11に転移させ、その後、第2の実施形態のよう
に、剥離爪16を加熱ローラ11から離間させて、ブラ
シ32のような剥離部材用清掃部材で清掃するようにし
てもよい。この場合には、加熱ローラ11への転移だけ
では除去しきれないトナー、および剥離部材用清掃部材
だけでは除去しきれないトナーを相互補完的に除去する
ことが可能である。
は溶融したトナーTを加熱ローラ11の逆転により加熱
ローラ11に転移させ、その後、第2の実施形態のよう
に、剥離爪16を加熱ローラ11から離間させて、ブラ
シ32のような剥離部材用清掃部材で清掃するようにし
てもよい。この場合には、加熱ローラ11への転移だけ
では除去しきれないトナー、および剥離部材用清掃部材
だけでは除去しきれないトナーを相互補完的に除去する
ことが可能である。
【0036】(3)第3の実施形態 次に、図5および図6を参照して本発明の第3の実施形
態を説明する。 A.第3の実施形態の構成 第3の実施形態においては、剥離爪16に幅の狭い板状
のバイメタル40が装着されている。この剥離爪16
は、回動しないものとする。そして、剥離爪16の底面
には長方形状の凹所41が形成されており、この凹所4
1に、バイメタル40が収納されている。バイメタル4
0は、剥離爪16における基端部側の端部がネジ42に
より剥離爪16に固定され、先端部が下方に変形可能に
支持されている。
態を説明する。 A.第3の実施形態の構成 第3の実施形態においては、剥離爪16に幅の狭い板状
のバイメタル40が装着されている。この剥離爪16
は、回動しないものとする。そして、剥離爪16の底面
には長方形状の凹所41が形成されており、この凹所4
1に、バイメタル40が収納されている。バイメタル4
0は、剥離爪16における基端部側の端部がネジ42に
より剥離爪16に固定され、先端部が下方に変形可能に
支持されている。
【0037】このバイメタル40は、高温時、つまり加
熱ローラ11が定着温度に加熱されているときには、そ
の温度が伝わって真っ直ぐになり、凹所41に収まって
剥離爪16とほぼ面一になる(図5の破線で示す)。ま
た、複写機の電源がオフとされ、加熱ローラ11の温度
が低下するにしたがいバイメタル40自身が冷却してゆ
くにつれ、その先端部が下方に湾曲し、室温(常温)ま
で低下すると、図5の二点鎖線の状態となる。すなわ
ち、このバイメタル40は、室温時の湾曲状態が元の形
であり、加熱されると変形して平らになる。
熱ローラ11が定着温度に加熱されているときには、そ
の温度が伝わって真っ直ぐになり、凹所41に収まって
剥離爪16とほぼ面一になる(図5の破線で示す)。ま
た、複写機の電源がオフとされ、加熱ローラ11の温度
が低下するにしたがいバイメタル40自身が冷却してゆ
くにつれ、その先端部が下方に湾曲し、室温(常温)ま
で低下すると、図5の二点鎖線の状態となる。すなわ
ち、このバイメタル40は、室温時の湾曲状態が元の形
であり、加熱されると変形して平らになる。
【0038】B.第3の実施形態の剥離部材清掃動作 上記実施形態によれば、稼働時においては加熱ローラ1
1が定着温度に加熱され、それに伴ってバイメタル40
も加熱されて平らになり、凹所41に収まって剥離爪1
6と面一になる。この状態で、剥離爪16は、シートS
を加熱ローラ11から剥離させる通常通りの作用を行
う。このとき、剥離爪16の先端部には加熱ローラ11
からトナーが付着する場合があり、そのトナーTは、バ
イメタル40の先端底面にも付着することになる。
1が定着温度に加熱され、それに伴ってバイメタル40
も加熱されて平らになり、凹所41に収まって剥離爪1
6と面一になる。この状態で、剥離爪16は、シートS
を加熱ローラ11から剥離させる通常通りの作用を行
う。このとき、剥離爪16の先端部には加熱ローラ11
からトナーが付着する場合があり、そのトナーTは、バ
イメタル40の先端底面にも付着することになる。
【0039】次に、複写機の電源がオフにされ、加熱ロ
ーラ11が室温まで低下する間に、バイメタル40は下
方に湾曲した状態に復帰する。その復帰動作の初動時
に、バイメタル40の先端部は剥離爪16から離れ、こ
のときに、図5に示すように、剥離爪16の先端に付着
していたトナーTが下方にはじき飛ばされる。トナーT
は凝結状態で硬化しているので、付着したトナーT全体
が一体となってはじき出されやすい。これによって、剥
離爪16からトナーTが除去される。
ーラ11が室温まで低下する間に、バイメタル40は下
方に湾曲した状態に復帰する。その復帰動作の初動時
に、バイメタル40の先端部は剥離爪16から離れ、こ
のときに、図5に示すように、剥離爪16の先端に付着
していたトナーTが下方にはじき飛ばされる。トナーT
は凝結状態で硬化しているので、付着したトナーT全体
が一体となってはじき出されやすい。これによって、剥
離爪16からトナーTが除去される。
【0040】上記第3の実施形態によれば、バイメタル
40を剥離爪16に装着するだけの構成でトナーTを除
去でき、トナーTを清掃するための駆動装置等を別途備
える必要がないので、コストの上昇を抑えることが可能
である。また、簡単な構成でありながらも、バイメタル
40が冷却されれば必ず清掃が行われる。
40を剥離爪16に装着するだけの構成でトナーTを除
去でき、トナーTを清掃するための駆動装置等を別途備
える必要がないので、コストの上昇を抑えることが可能
である。また、簡単な構成でありながらも、バイメタル
40が冷却されれば必ず清掃が行われる。
【0041】なお、剥離爪16を回動可能にする場合に
は、加熱ローラ11の周囲の雰囲気温度の下で、バイメ
タル40が剥離爪16と面一になるようにするとよく、
さらに好ましくは、剥離爪16が加熱ローラ11に接触
して昇温した時に、バイメタル40が室温時とは逆方向
に撓んでも、少なくともバイメタル40の先端が凹部4
1に密着するようにするとよい。このようにすれば、剥
離爪16が回動しても、少なくともバイメタル40の先
端と剥離爪16との間にトナーが侵入することが防止さ
れる。そして、電源がオフにされて、室温まで温度が低
下するまでに、バイメタル40がトナーTをはじき飛ば
す。
は、加熱ローラ11の周囲の雰囲気温度の下で、バイメ
タル40が剥離爪16と面一になるようにするとよく、
さらに好ましくは、剥離爪16が加熱ローラ11に接触
して昇温した時に、バイメタル40が室温時とは逆方向
に撓んでも、少なくともバイメタル40の先端が凹部4
1に密着するようにするとよい。このようにすれば、剥
離爪16が回動しても、少なくともバイメタル40の先
端と剥離爪16との間にトナーが侵入することが防止さ
れる。そして、電源がオフにされて、室温まで温度が低
下するまでに、バイメタル40がトナーTをはじき飛ば
す。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像定着装置の剥離部材を容易に清浄化することができ
る。
画像定着装置の剥離部材を容易に清浄化することができ
る。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る画像定着装置
およびその周辺を示す側面図である。
およびその周辺を示す側面図である。
【図2】 同画像定着装置の制御系統を示すブロック図
である。
である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る画像定着装置
における剥離部材清掃装置を示す側面図である。
における剥離部材清掃装置を示す側面図である。
【図4】 同画像定着装置の制御系統を示すブロック図
である。
である。
【図5】 本発明の第3の実施形態に係る画像定着装置
における剥離部材を示す側面図である。
における剥離部材を示す側面図である。
【図6】 同剥離部材を示し、(A)は底面図、(B)
は(A)のBーB矢視断面図である。
は(A)のBーB矢視断面図である。
4…シート搬送路、11…加熱ローラ、12…加圧ロー
ラ(加圧部)、13…ニップ、16…剥離爪(剥離部
材)、18…クリーニングパッド(加熱ローラ用清掃部
材)、20…ローラ駆動部(駆動手段)、32…ブラシ
(剥離部材用清掃手段)、40…バイメタル(温度変位
部材)、S…シート、T…トナー。
ラ(加圧部)、13…ニップ、16…剥離爪(剥離部
材)、18…クリーニングパッド(加熱ローラ用清掃部
材)、20…ローラ駆動部(駆動手段)、32…ブラシ
(剥離部材用清掃手段)、40…バイメタル(温度変位
部材)、S…シート、T…トナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 秀 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 山田 健一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 加熱ローラと、 前記加熱ローラに圧接させられ、前記加熱ローラとの間
にトナー定着部であるニップを形成する加圧部と、 未定着トナーが付着したシートを、前記未定着トナーの
付着面を前記加熱ローラ側に向けた状態で、前記ニップ
に供給し、かつニップから所定排出方向に導くシート搬
送路と、 前記加熱ローラにおける前記シート搬送路の排出側にあ
る表面に当接させられ、前記シートを前記加熱ローラか
ら剥離除去する剥離部材とを備えた画像定着装置にて、
前記剥離部材に付着したトナーを除去する剥離部材清掃
方法であって、 非定着時に前記加熱ローラを加熱して前記剥離部材に付
着した前記トナーを軟化または溶融し、 前記加熱ローラを定着時の回転方向とは逆方向に回転さ
せることにより、軟化または溶融された前記トナーを前
記剥離部材から前記加熱ローラの表面に転移させること
を特徴とする画像定着装置の剥離部材清掃方法。 - 【請求項2】 前記加熱ローラを定着時の回転方向とは
逆方向に回転し続け、前記加熱ローラに接触可能な加熱
ローラ用清掃部材により前記加熱ローラの表面に転移し
た前記トナーを除去することを特徴とする請求項1に記
載の画像定着装置の剥離部材清掃方法。 - 【請求項3】 加熱ローラと、 前記加熱ローラに圧接させられ、前記加熱ローラとの間
にトナー定着部であるニップを形成する加圧部と、 未定着トナーが付着したシートを、前記未定着トナーの
付着面を前記加熱ローラ側に向けた状態で、前記ニップ
に供給し、かつニップから所定排出方向に導くシート搬
送路と、 前記加熱ローラにおける前記シート搬送路の排出側にあ
る表面に当接させられ、前記シートを前記加熱ローラか
ら剥離除去する剥離部材とを備えた画像定着装置にて、
前記剥離部材に付着したトナーを除去する剥離部材清掃
方法であって、 前記加熱ローラを加熱して前記剥離部材に付着した前記
トナーを軟化または溶融し、 前記剥離部材を前記加熱ローラの表面から離間させ、 前記剥離部材清掃部材により軟化または溶融された前記
トナーを除去することを特徴とする画像定着装置の剥離
部材清掃方法。 - 【請求項4】 加熱ローラと、 前記加熱ローラに圧接させられ、前記加熱ローラとの間
にトナー定着部であるニップを形成する加圧部と、 未定着トナーが付着したシートを、前記未定着トナーの
付着面を前記加熱ローラ側に向けた状態で、前記ニップ
に供給し、かつニップから所定排出方向に導くシート搬
送路と、 前記加熱ローラにおける前記シート搬送路の排出側にあ
る表面に当接させられ、前記シートを前記加熱ローラか
ら剥離除去する剥離部材と、 前記剥離部材に付着したトナーを除去する清掃手段とを
具備することを特徴とする画像定着装置の剥離部材清掃
装置。 - 【請求項5】 前記清掃手段は、非定着時に前記加熱ロ
ーラを加熱して前記剥離部材に付着した前記トナーを軟
化または溶融する加熱手段と、前記加熱ローラを定着時
の回転方向とは逆方向に回転させる駆動手段とを備え、
前記軟化または溶融されたトナーを前記剥離部材から前
記加熱ローラの表面に転移させることを特徴とする請求
項4に記載の画像定着装置の剥離部材清掃装置。 - 【請求項6】 前記清掃手段は、前記加熱ローラに接触
可能な加熱ローラ用清掃部材を備え、前記加熱ローラを
定着時の回転方向とは逆方向に回転し続けると、前記加
熱ローラ用清掃部材により前記加熱ローラの表面に転移
した前記トナーが除去されるようにしたことを特徴とす
る請求項5に記載の画像定着装置の剥離部材清掃装置。 - 【請求項7】 前記清掃手段は、非定着時に前記加熱ロ
ーラを加熱して前記剥離部材に付着した前記トナーを軟
化または溶融する加熱手段と、前記加熱ローラから離間
した位置に配置された剥離部材用清掃部材とを備え、前
記剥離部材は、前記加熱ローラに対し当接したり離間し
たりするよう設けられ、かつ離間時に、前記清掃部材に
当接して軟化または溶融された前記トナーが除去される
ようにしたことを特徴とする請求項4ないし6のいずれ
かに記載の画像定着装置の剥離部材清掃装置。 - 【請求項8】 前記清掃手段は、前記剥離部材に装着さ
れ、温度変位により自身の形状が変形し、この変形によ
り前記剥離部材に付着したトナーを除去する温度変位部
材を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像定着
装置の剥離部材清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30975296A JPH10149049A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 画像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30975296A JPH10149049A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 画像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10149049A true JPH10149049A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17996869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30975296A Pending JPH10149049A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 画像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10149049A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7155136B2 (en) | 2004-02-03 | 2006-12-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus having heater for externally heating fixing roller |
US7190914B2 (en) | 2004-02-03 | 2007-03-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus having heater for externally heating fixing roller |
JP2008185860A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Kyocera Mita Corp | 定着装置、画像形成装置、及び分離爪のクリーニング方法 |
JP2008197641A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-08-28 | Canon Inc | 再生弾性ローラ、その製造方法、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008304514A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 定着装置の接触型温度検知手段清掃方法、および画像形成装置 |
US7565101B2 (en) | 2005-05-30 | 2009-07-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Fixing device and image forming apparatus having the same |
JP2013088467A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2014126681A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Canon Finetech Inc | 画像形成装置 |
JP2014219615A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2015187690A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-29 | 株式会社リコー | 定着装置、および画像形成装置 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP30975296A patent/JPH10149049A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7155136B2 (en) | 2004-02-03 | 2006-12-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus having heater for externally heating fixing roller |
US7190914B2 (en) | 2004-02-03 | 2007-03-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Image heating apparatus having heater for externally heating fixing roller |
US7565101B2 (en) | 2005-05-30 | 2009-07-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Fixing device and image forming apparatus having the same |
JP2008197641A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-08-28 | Canon Inc | 再生弾性ローラ、その製造方法、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008185860A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Kyocera Mita Corp | 定着装置、画像形成装置、及び分離爪のクリーニング方法 |
JP2008304514A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Ricoh Co Ltd | 定着装置の接触型温度検知手段清掃方法、および画像形成装置 |
JP2013088467A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2014126681A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Canon Finetech Inc | 画像形成装置 |
JP2014219615A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2015187690A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-29 | 株式会社リコー | 定着装置、および画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4347895B2 (ja) | 定着装置およびそれを備えてなる画像形成装置 | |
JPH08278707A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JPH10149049A (ja) | 画像定着装置の剥離部材清掃方法および剥離部材清掃装置 | |
JP4191659B2 (ja) | 定着装置およびそれを備える画像形成装置 | |
JP4064383B2 (ja) | 定着装置およびそれを備える画像形成装置 | |
JP2008134325A (ja) | 定着装置のローラ駆動制御方法 | |
JP4347356B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JPH11242402A (ja) | 画像形成装置および定着装置 | |
JP2000098786A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP3629672B2 (ja) | 定着装置 | |
JP2005003784A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05204274A (ja) | 定着装置のクリーニング装置 | |
JPH0887194A (ja) | 定着装置 | |
JP2000112279A (ja) | 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2002278347A (ja) | 定着装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP3196238B2 (ja) | 定着装置 | |
JPH1010910A (ja) | 印字装置のクリーニング方法及び同方法で用いるクリーニングシート | |
JPH02284184A (ja) | 定着装置のクリーニング装置 | |
JP2002202683A (ja) | 定着装置 | |
JP2008304714A (ja) | クリーニング機構及びこれを用いた定着装置、画像形成装置 | |
JP2000159407A (ja) | 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 | |
JP2003076198A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06149106A (ja) | 画像形成装置の定着装置 | |
JPH0635352A (ja) | 定着装置 | |
JP5309100B2 (ja) | 画像形成装置 |