JP2004275728A5

JP2004275728A5 -

Info

Publication number: JP2004275728A5
Application number: JP2003356995A
Authority: JP
Filing date: 2003-09-09
Publication date: 2009-05-21
Anticipated expiration: 2023-09-09

Claims

呼吸回路用枝管であって、
第１の端部と、第２の端部と、これらの間に位置する呼吸用ガス経路とを備えた極薄肉の導管と、
前記導管の壁が、壁厚５０μｍ未満の極薄膜であり、該膜は自立するには十分に丈夫ではなく、
該導管が、患者の呼吸による前記導管内の圧力変動で前記壁が変形した結果、実質的な容積変化がおこるように、十分に丈夫ではなく、
前記導管の前記第１の端部に固定された第１のコネクタと、
前記導管の前記第２の端部に固定された第２のコネクタと、
前記導管の一端部から前記導管の他端部まで非蛇行経路に沿って前記極薄肉導管内に自由な状態で設けられ、前記第１のコネクタ及び前記第２のコネクタに接続された細長い補強部材と、を有し、
前記補強部材が、該補強部材が無かった場合に前記導管に生じる実質的な容積変化が起こらないように前記導管を補強し、
前記細長い補強部材は、その外周部から測定した断面積が、前記呼吸用導管のボアの断面積の１０％より小さい、
ことを特徴とする呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材は中空であり、前記中空の細長い補強部材は各端部が、前記第１のコネクタ及び前記第２のコネクタによって行き止まり状態で終端している、
請求項１に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材は、中実でほぼ円形の断面を有し、前記細長い補強部材は、２つの端部を有している、
請求項１に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材は、正の温度係数の発熱体を含む、
請求項１ないし３の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材は、抵抗発熱体を含む、
請求項１ないし３の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材の長さは、前記導管の長さの１００．５％ないし１０５％である、請求項１ないし５の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記導管は、螺旋リブを含み、
前記コネクタは、補助機器と連結するのに適した第１の端部と呼吸用導管と連結する第２の端部とを有し、
前記第１の端部と前記第２の端部との間には環状の肩が設けられ、
前記第２の端部は、軸線に沿って延び、ほぼ円形の断面を有し、
前記第２の端部は、外面に設けられ、呼吸用導管の前記螺旋リブとインターロック状態で係合する少なくとも１つの突起を有している、
請求項１ないし６の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記突起は、前記呼吸用導管の前記螺旋リブとの係合に適したピッチを備える雄ねじである、
請求項７に記載の呼吸回路用枝管。
前記肩部分は、押出し軸線を備えた固定用カラーを受け入れる環状凹部を有している、請求項７又は８に記載の呼吸回路用枝管。
前記端部コネクタの前記第２の端部は、前記軸線にほぼ平行に設けられ前記細長い補強部材を受け入れる凹部を有している、
請求項７ないし９の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記固定用カラーは、前記押出し軸線にほぼ平行に設けられ前記細長い補強部材を受け入れる凹部を有している、
請求項９に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材は、弾性であり、使用中、前記枝管の通常の撓み及び曲げの作用を受けても塑性変形しない、
請求項１ないし１１の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材の断面積は、３ｍｍ²ないし１２．５ｍｍ²である、
請求項１ないし１２の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記細長い補強部材の最小曲げ剛性は、６９３Ｎｍｍ²ないし１１，０９６Ｎｍｍ²である、
請求項１ないし１３の１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記導管を包囲し、第１の端部のところ及びその周りが前記第１のコネクタに固定され、その他端部のところ及びその周りが前記第２のコネクタに固定された編組シースを更に有している、
請求項１ないし１４の何れか１項に記載の呼吸回路用枝管。
前記シースは、ポリエチレンテレフタレートモノフィラメントから編組された編組管である、
請求項１５に記載の呼吸回路用枝管。
呼吸回路用枝管の製造方法であって、
第１の端部及び第２の端部を備えた極薄肉の呼吸用導管であって、前記壁は５０μｍ未満の壁厚であり、前記壁が自立するには十分に丈夫ではなく、該導管が、患者の呼吸による前記導管内の圧力変動で前記壁が変形した結果、実質的な容積変化がおこるように、十分に丈夫ではない導管を準備する工程と、
第１の端部及び第２の端部を備えた細長い補強部材を、前記導管の一端部から前記導管の他端部まで非蛇行経路に沿って前記導管内に自由な状態で位置するよう配置する工程と、
第１の端部コネクタを前記呼吸用導管の第１の端部と前記細長い補強部材の第１の端部とに固定する工程と、
第２の端部コネクタを前記呼吸用導管の前記第２の端部と前記細長い補強部材の前記第２の端部とに固定する工程であって、前記補強部材が、該補強部材が無かった場合に前記導管に生じる実質的な容積変化が起こらないように前記導管を補強し、前記細長い補強部材は、その外周部から測定した断面積が、前記呼吸用導管のボアの断面積の１０％より小さい工程と、を備えている、
ことを特徴とする方法。
第１の端部と第２の端部とを備えた補強用メッシュを前記呼吸用導管の外部に被せる工程と、
第１の端部コネクタを、前記呼吸用導管の第１の端部と前記補強用メッシュの第１の端部とに固定する工程と、
第２の端部コネクタを、前記呼吸用導管の前記第２の端部と前記補強用メッシュの前記第２の端部とに固定する工程と、を更に備えている、
請求項１７記載の呼吸回路用枝管の製造方法。