JP2004084830A - 車両用駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノッキング対策に拘らずチップイン加速時のショックを抑制して乗り心地を向上させるとともに、こもり音の発生を抑制しつつ燃費や走行性能の悪化を改善する。
【解決手段】ロックアップクラッチ26の係合時に惰性走行からアクセル操作された場合に、ノッキング対策手段104によってエンジン12の点火時期の遅角制御が行われる時には、なまし処理手段106によるなまし処理が適正に行われないため、ロックアップクラッチ26を解放してショックを防止する。また、ロックアップクラッチ26の係合時に、アクセル操作でエンジン回転速度が上昇してこもり音発生領域に入った場合には、ロックアップクラッチ26を解放するとともにタービン回転速度がこもり音発生領域から抜け出すように無段変速機18を変速させた後、ロックアップクラッチ26を再係合させるようにして、ロックアップクラッチ26の係合領域を拡大する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用駆動制御装置に係り、特に、ロックアップクラッチの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(a) 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、(b) 変速比を自動的に変更できる自動変速機と、(c) 前記エンジンの出力を流体を介して前記自動変速機に伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、(d) 前記エンジンのスロットル弁が全閉の惰性走行時であって所定のフューエルカット条件を満足する場合に、そのエンジンの燃料供給を停止するフューエルカット手段と、(e) 所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、を有する車両用駆動制御装置が知られている。例えば特開平9−53718号公報に記載の装置はその一例で、惰性走行時にロックアップクラッチが係合させられることによりエンジン回転速度が引き上げられ、フューエルカット領域(車速範囲)が拡大されて燃費が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような車両用駆動制御装置においては、フューエルカット状態から運転者のアクセル操作(出力要求)に従って燃料供給が再開され、エンジン出力が増大させられる際に、エンジンブレーキ状態から駆動状態へ変化するため、その駆動力変化に伴ってショックが発生する恐れがある。このようなショックは、アクセル操作量が比較的小さく、緩やかに加速するチップイン加速の場合に、乗り心地が悪くなって運転者に違和感を生じさせる可能性がある。
【0004】
これに対し、エンジンの点火時期を遅角制御するなどして、エンジンの出力変化、更には駆動力の変化を緩やかにするなまし処理を行うことが考えられるが、比較的低車速でノッキングが発生する可能性がある領域では、ノッキング対策のためのエンジン制御によってなまし処理が制限されるため、ショックを十分に防止することは難しかった。特に、ノッキング限界が低いエンジンの場合には、ショック防止のためのなまし処理とノッキング対策との整合が極めて困難である。
【0005】
一方、エンジン等の駆動系の振動と車体との共振により、所定のエンジン回転速度領域でこもり音が発生することがあり、そのようなこもり音発生領域ではロックアップクラッチを解放したり、エンジン回転速度が定常的にこもり音発生領域に留まることがないように自動変速機の変速マップ(変速条件)を補正したりして、こもり音の発生を抑制している。しかし、ロックアップクラッチを解放する場合には、流体式動力伝達装置の伝達損失で燃費が悪化する一方、変速マップを補正する場合には燃費や走行性能が損なわれる可能性がある。
【0006】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、ノッキング対策に拘らずチップイン加速時のショックを抑制して乗り心地を一層向上させる一方、こもり音の発生を抑制しつつ燃費や走行性能の悪化を可及的に改善することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、(b) そのエンジンの出力を流体を介して伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、(c) 所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、を有する車両用駆動制御装置において、(d) 前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、前記エンジンがノッキングを発生する可能性がある場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を中止して前記ロックアップクラッチを解放するロックアップ制限手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
第2発明は、(a) 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、(b) そのエンジンの出力を流体を介して伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、(c) 前記エンジンのスロットル弁が全閉の惰性走行時であって所定のフューエルカット条件を満足する場合に、そのエンジンの燃料供給を停止するフューエルカット手段と、(d) 所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、を有する車両用駆動制御装置において、(e) 前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時で、且つ前記フューエルカット手段による燃料供給の停止時に、前記スロットル弁が開かれて前記エンジンの燃料供給が再開された場合に、前記エンジンがノッキングを発生する可能性がある時には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を中止して前記ロックアップクラッチを解放するロックアップ制限手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
第3発明は、第1発明または第2発明の車両用駆動制御装置において、(a) 前記エンジンの作動状態が予め定められたノッキング対策領域内にある場合に、ノッキングの発生を抑制するようにそのエンジンを制御するノッキング対策手段を備えている一方、(b) 前記ロックアップ制限手段は、前記ノッキング対策手段によって前記ノッキングの発生を抑制するように前記エンジンが制御されている間だけ前記ロックアップクラッチを解放し、そのノッキング対策手段による制御が終了した後はそのロックアップクラッチを再係合させるものであることを特徴とする。
【0010】
第4発明は、(a) 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、(b) 変速比を自動的に変更できる自動変速機と、(c) 前記エンジンの出力を流体を介して前記自動変速機に伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、(d) 所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、を有する車両用駆動制御装置において、(e) 前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、エンジン回転速度が予め定められたこもり音発生領域に入った場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を一時的に中止して前記ロックアップクラッチを解放するとともに、そのロックアップクラッチを再係合させた時に前記エンジン回転速度が前記こもり音発生領域から抜け出すように前記自動変速機を変速させた後、そのロックアップクラッチを再係合させるこもり音抑制手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
第5発明は、(a) 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、(b) 変速比を自動的に変更できる自動変速機と、(c) 前記エンジンの出力を流体を介して前記自動変速機に伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、(d) 所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、を有する車両用駆動制御装置において、(e) 前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、前記エンジンがノッキングを発生する可能性がある場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を中止して前記ロックアップクラッチを解放するロックアップ制限手段と、(f) 前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、エンジン回転速度が予め定められたこもり音発生領域に入った場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を一時的に中止して前記ロックアップクラッチを解放するとともに、該ロックアップクラッチを再係合させた時に前記エンジン回転速度が前記こもり音発生領域から抜け出すように前記自動変速機を変速させた後、そのロックアップクラッチを再係合させるこもり音抑制手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】
第1発明の車両用駆動制御装置においては、ロックアップ係合手段によるロックアップクラッチの係合時に、エンジンがノッキングを発生する可能性がある場合には、ロックアップ係合手段の係合制御を中止してロックアップクラッチが解放され、流体式動力伝達装置を介して動力伝達が行われるようになるため、チップイン加速時などにショックを発生する恐れがない。すなわち、流体式動力伝達装置によって動力伝達がなまされるため、例えばチップイン加速時などエンジンのなまし処理が必要な場合に、ノッキング対策が優先して行われることによりなまし処理が適正に行われない場合でも、ショックを発生する恐れがないのである。また、このようにロックアップクラッチが解放されると、エンジンの回転速度変化がある程度許容されるため、そのエンジン回転速度変化によってノッキングの発生も抑制される。
【0013】
第2発明は、実質的に第1発明の一実施態様に相当するもので、第1発明と同様の効果が得られる。すなわち、ロックアップ係合手段によるロックアップクラッチの係合時で、且つフューエルカット手段による燃料供給の停止時に、スロットル弁が開かれてエンジンの燃料供給が再開された場合に、エンジンがノッキングを発生する可能性がある時には、ロックアップ係合手段の係合制御を中止してロックアップクラッチが解放され、流体式動力伝達装置を介して動力伝達が行われるようになるため、チップイン加速時などにエンジンブレーキ状態から駆動状態への変化に拘らずショックを発生する恐れがないとともに、エンジン回転速度変化によってノッキングの発生も抑制される。
【0014】
第3発明はノッキング対策手段を備えている場合で、そのノッキング対策手段によりノッキングの発生を抑制するようにエンジンが制御されている間だけロックアップクラッチは解放され、ノッキング対策手段による制御が終了した後はロックアップクラッチを再係合させるようになっているため、アクセル操作などによる加速時のショックを防止しつつ燃費の悪化が必要最小限に抑制される。
【0015】
第4発明の車両用駆動制御装置は、ロックアップ係合手段によるロックアップクラッチの係合時に、エンジン回転速度が予め定められたこもり音発生領域に入った場合には、ロックアップ係合手段の係合制御を一時的に中止してロックアップクラッチが解放されるため、振動源であるエンジンと駆動系とが切り離されてこもり音が低減される。また、ロックアップクラッチを解放するだけでなく、そのロックアップクラッチを再係合させた時のエンジン回転速度、言い換えれば自動変速機の入力軸回転速度がこもり音発生領域から抜け出すように自動変速機を変速させ、その後再びロックアップクラッチを係合させるようになっているため、こもり音を考慮することなくロックアップクラッチの係合領域や変速マップ(変速条件)を設定することが可能で、ロックアップクラッチの係合領域を拡大して燃費を一層向上させることができるとともに、適切な変速制御で燃費や走行性能を向上させることができる。
【0016】
なお、ロックアップクラッチが解放されることによりエンジン回転速度の変化が許容されるため、スロットル弁が開き制御された加速要求時などには、自動変速機による変速とは別にエンジン回転速度はこもり音発生領域から速やかに抜け出し、こもり音の発生が速やかに防止される。また、こもり音発生領域を余裕を持って定めれば、実際にこもり音が発生することを防止することもできる。
【0017】
上記第4発明のこもり音抑制制御は、アクセル操作などでエンジン回転速度が過渡的にこもり音発生領域に入った場合に有効なもので、例えば通常の変速条件(変速マップなど)において定常的にこもり音発生領域内に留まっている場合、具体的にはこもり音抑制手段により変速してエンジン回転速度を変化させても、通常の変速条件に従って再びこもり音発生領域に入るような場合には、変速することなくロックアップクラッチを解放状態に保持するようにしても良い。すなわち、従来は過渡的にこもり音発生領域に入る場合も含めてロックアップクラッチの解放領域が定められていたため、必要以上にロックアップクラッチが解放されて、燃費上好ましくなかったのであるが、本発明では係合領域を拡大するとともに、エンジン回転速度がこもり音発生領域へ入った時だけロックアップクラッチを解放するようにしたのである。
【0018】
第5発明は、第1発明のロックアップ制限手段および第4発明のこもり音抑制手段を共に備えている場合で、第1発明および第4発明の効果を共に享受できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の車両用駆動制御装置は、走行用駆動力源としてエンジンを備えているが、エンジンの他に電動モータなどの他の駆動力源を備えているハイブリッド駆動制御装置などにも適用され得る。エンジンは、例えばフューエルカット手段によって燃料供給を自動的に停止できる燃料噴射装置等を備えて構成される。
【0020】
流体式動力伝達装置としては、トルク増幅作用を有するトルクコンバータが好適に用いられるが、流体継手などの他の流体式動力伝達装置を採用することもできる。ロックアップクラッチは、流体式動力伝達装置の入力側と出力側を直結するもので、その流体の差圧によって摩擦係合させられる油圧式摩擦係合装置が好適に用いられるが、電磁式等の摩擦係合装置を流体式動力伝達装置と並列に配置したものなど種々の態様が可能である。
【0021】
ロックアップ係合手段は、例えばロックアップクラッチを完全係合させるように構成されるが、予め定められた目標スリップ量となるように係合トルクをフィードバック制御するなどしてスリップ係合させるものでも良い。ロックアップ係合条件は、例えばエンジンのトルク変動による振動や燃費などを考慮して、アクセル操作量(スロットル弁開度)や車速等の運転状態をパラメータとして定められる。
【0022】
第2発明はフューエルカット手段を備えていて、スロットル弁が全閉の惰性走行時にフューエルカット(燃料の供給停止)を行うとともに、ロックアップクラッチの係合時で且つフューエルカットの実行時にアクセル操作などでスロットル弁が開かれ、エンジンの燃料供給が再開されてエンジン出力が増大させられる際に、ノッキングを発生する可能性がある場合にはロックアップクラッチが解放されるが、第1発明の実施に際しては、必ずしも惰性走行やフューエルカットからのエンジン出力増大時に限定されるものではない。また、緩やかに加速するチップイン加速時に特にショックが問題になるが、アクセル操作量が大きい急加速時にもロックアップクラッチが解放されるようになっていても良い。なお、オートクルーズ制御などで運転者のアクセル操作とは関係無くスロットル弁が開き制御された場合などにも本発明は適用され得る。
【0023】
フューエルカット条件は、例えば燃料供給が再開されることにより直ちにエンジンが起動(自力回転)できるように、エンジン回転速度が所定値以上であること、エンジンの冷却水温が所定値以上であること、などを含んで定められる。
【0024】
第1発明および第2発明では、例えばスロットル弁が略全閉の惰性走行からのチップイン加速時など、エンジンブレーキ状態から駆動状態へ変化する加速時に、エンジンの点火時期の遅角制御などで駆動力変化をなますなまし処理手段などを備えて構成される。
【0025】
第3発明のノッキング対策領域は、例えばエンジン回転速度およびスロットル弁開度をパラメータとして定められ、一般にはエンジン回転速度が比較的低回転でスロットル弁開度が中開度〜高開度の場合にノッキングが発生し易くなる。ノッキング対策手段は、例えば点火時期の遅角制御などでノッキングを防止するように構成される。なお、ロックアップクラッチが解放されることにより、エンジンの回転速度変化が許容されてノッキングの発生が抑制されるため、第1発明、第2発明の実施に際しては必ずしもノッキング対策手段は必須ではない。
【0026】
第4発明の自動変速機は、例えば変速比を連続的に変化させることができるベルト式等の無段変速機が好適に用いられるが、複数の摩擦係合装置の係合・解放状態に応じて複数の前進変速段を成立させる遊星歯車式、複数のクラッチハブスリーブを移動させて複数の前進変速段を成立させる二軸噛合式、等の有段の自動変速機を採用することもできる。
【0027】
こもり音の発生領域は、例えば1000rpm程度等の低回転の領域などで、エンジンの気筒数や車体の種類などに応じて、予め実験等により適宜定められる。複数の回転速度領域でこもり音が発生する場合には、その複数の領域をこもり音発生領域として設定することもできる。
【0028】
こもり音抑制手段は、例えばロックアップクラッチの係合状態でアクセル操作などによりエンジンの出力が増大させられる場合、例えばアクセルOFFの惰性走行からの加速時等に、エンジン回転速度をこもり音発生領域から抜け出させるための変速は、運転者等の加速要求を満たす上でダウンシフトが望ましいが、エンジン出力の増減とは関係なく本発明を適用したり、アップシフトによってエンジン回転速度をこもり音発生領域から抜け出させたりするなど、種々の態様が可能である。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用駆動装置10の骨子図である。この車両用駆動装置10は横置き型で、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両に好適に採用されるものであり、走行用の駆動力源としてエンジン12を備えている。内燃機関にて構成されているエンジン12の出力は、流体式動力伝達装置としてのトルクコンバータ14から前後進切換装置16、ベルト式の無段変速機(CVT)18、減速歯車20を介して差動歯車装置22に伝達され、左右の駆動輪24L、24Rへ分配される。
【0030】
トルクコンバータ14は、エンジン12のクランク軸に連結されたポンプ翼車14p、およびタービン軸34を介して前後進切換装置16に連結されたタービン翼車14tを備えており、流体を介して動力伝達を行うようになっている。また、それ等のポンプ翼車14pおよびタービン翼車14tの間にはロックアップクラッチ26が設けられており、ロックアップ制御装置90(図2参照)によって係合側油室および解放側油室に対する油圧供給が切り換えられることにより、係合または解放されるようになっており、完全係合させられることによってポンプ翼車14pおよびタービン翼車14tは一体回転させられる。上記ポンプ翼車14pには、無段変速機18を変速制御したりベルト挟圧力を発生させたり、或いは各部に潤滑油を供給したりするための油圧を発生する機械式のオイルポンプ28が設けられている。
【0031】
前後進切換装置16は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置にて構成されており、トルクコンバータ14のタービン軸34はサンギヤ16sに連結され、無段変速機18の入力軸36はキャリア16cに連結されている。そして、キャリア16cとサンギヤ16sとの間に配設された前進用クラッチ38が係合させられると、前後進切換装置16は一体回転させられてタービン軸34が入力軸36に直結され、前進方向の駆動力が駆動輪24R、24Lに伝達される。また、リングギヤ16rとハウジングとの間に配設された後進用ブレーキ40が係合させられるとともに上記前進用クラッチ38が解放されると、入力軸36はタービン軸34に対して逆回転させられ、後進方向の駆動力が駆動輪24R、24Lに伝達される。
【0032】
無段変速機18は、上記入力軸36に設けられた有効径が可変の入力側可変プーリ42と、出力軸44に設けられた有効径が可変の出力側可変プーリ46と、それ等の可変プーリ42、46に巻き掛けられた伝動ベルト48とを備えており、可変プーリ42、46と伝動ベルト48との間の摩擦力を介して動力伝達が行われる。可変プーリ42、46はそれぞれV溝幅が可変で、油圧シリンダを備えて構成されており、入力側可変プーリ42の油圧シリンダの油圧が変速制御装置86(図2参照)によって制御されることにより、両可変プーリ42、46のV溝幅が変化して伝動ベルト48の掛かり径(有効径)が変更され、変速比γ(=入力軸回転速度NIN/出力軸回転速度NOUT)が連続的に変化させられる。
【0033】
一方、出力側可変プーリ46の油圧シリンダの油圧は、伝動ベルト48が滑りを生じないように挟圧力制御装置88(図2参照)によって調圧制御される。挟圧力制御装置88は、電子制御装置60によってデューティ制御されるリニアソレノイド弁を備えて構成されており、そのリニアソレノイド弁によって出力側可変プーリ46の油圧シリンダの油圧が連続的に制御されることにより、ベルト挟圧力すなわち可変プーリ42、46と伝動ベルト48との間の摩擦力が増減させられる。
【0034】
図2は、図1のエンジン12や無段変速機18などを制御するために車両に設けられた制御系統を説明するブロック線図で、電子制御装置60には、エンジン回転速度センサ62、タービン回転速度センサ64、車速センサ66、アイドルスイッチ付きスロットルセンサ68、冷却水温センサ70、CVT油温センサ72、アクセル操作量センサ74、フットブレーキスイッチ76、レバーポジションセンサ78などが接続され、エンジン12の回転速度(エンジン回転速度)NE、タービン軸34の回転速度(タービン回転速度)NT、車速V、電子スロットル弁80の全閉状態(アイドル状態)およびその開度(スロットル弁開度)θTH、エンジン12の冷却水温TW 、無段変速機18等の油圧回路の油温TCVT 、アクセルペダル等のアクセル操作部材の操作量(アクセル操作量)Acc、常用ブレーキであるフットブレーキの操作の有無、シフトレバー77のレバーポジション(操作位置)PSH、などを表す信号が供給されるようになっている。タービン回転速度NTは、前進クラッチ38が係合させられた前進走行時には入力軸36の回転速度(入力軸回転速度)NINと一致し、車速Vは、無段変速機18の出力軸44の回転速度(出力軸回転速度)NOUTに対応する。また、アクセル操作量Accは運転者の出力要求量を表している。
【0035】
電子制御装置60は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン12の出力制御や無段変速機18の変速制御、挟圧力制御、ロックアップクラッチ26の係合・解放制御、などを実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用と変速制御用とに分けて構成される。エンジン12の出力制御は電子スロットル弁80、燃料噴射装置82、点火装置84などによって行われ、無段変速機18の変速制御、挟圧力制御はそれぞれ変速制御装置86、挟圧力制御装置88によって行われる。また、ロックアップクラッチ26の係合・解放制御はロックアップ制御装置90によって行われる。変速制御装置86、挟圧力制御装置88、ロックアップ制御装置90は、それぞれ電子制御装置60により励磁されて油路を開閉するソレノイド弁や油圧制御を行うリニアソレノイド弁、それらのソレノイド弁から出力される信号圧に従って油路を開閉したり切り換えたりする開閉弁、切換弁などを備えて構成されている。なお、前後進切換装置16のクラッチ38、ブレーキ40は、例えばシフトレバー77に連結されたマニュアルバルブによって油圧回路が機械的に切り換えられることにより、その係合・解放状態が切り換えられるように構成されるが、電子制御装置60によって電気的に係合・解放状態を切り換えるように構成することもできる。
【0036】
図3は、電子制御装置60の信号処理によって実行される機能を説明するブロック線図で、機能的にエンジン制御手段100、CVT制御手段110、ロックアップ制御手段120を備えている。
【0037】
エンジン制御手段100は、基本的にエンジン12の出力制御を行うもので、電子スロットル弁80を開閉制御する他、燃料噴射量制御のために燃料噴射装置82を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置84を制御する。電子スロットル弁80は、アクセル操作量Accをパラメータとして予め定められたマップに従って開閉制御され、アクセル操作量Accが増加するほどスロットル弁開度θTHが増加させられる。
【0038】
エンジン制御手段100はまた、フューエルカット手段102、ノッキング対策手段104、およびなまし処理手段106を備えており、フューエルカット手段102は、スロットル弁開度θTHが全閉の惰性走行時であって所定のフューエルカット条件を満足する場合に、燃料噴射装置82による燃料供給を停止して燃費を向上させる。フューエルカット条件は、例えば燃料供給が再開されることにより直ちにエンジン12が起動(自力回転)できるように、エンジン回転速度NEが所定値以上であること、エンジン12の冷却水温TW が所定値以上であること、などを含んで定められている。
【0039】
ノッキング対策手段104は、エンジン12の作動状態が予め定められたノッキング対策領域ZK内にある場合に、ノッキングの発生を抑制するように、点火装置84による点火時期を遅角制御する。ノッキング対策領域ZKは、エンジン12がノッキングを発生し易い作動領域で、例えば図8に示すようにエンジン回転速度NEおよびスロットル弁開度θTHをパラメータとして予め実験等によって定められ、本実施例ではエンジン回転速度NEが低回転(例えば1000rpm程度)でスロットル弁開度θTHが中開度〜高開度の領域が定められている。このノッキング対策領域ZKは、予め記憶装置98(図2参照)に記憶されている。
【0040】
また、なまし処理手段106は、電子スロットル弁80が略全閉の惰性走行からアクセルペダルが踏み込まれて加速に転じるチップイン加速時など、エンジンブレーキ状態から駆動状態へ変化する加速時に、点火装置84による点火時期を遅角制御することにより、駆動力の変化をなまし処理してショックを低減するものである。すなわち、加速性能よりも乗り心地を優先した処理で、例えばスロットル弁開度θTHやアクセル操作量Accが所定値以上、或いはそれ等の変化速度が所定値以上で、運転者の加速要求が高い場合は、処理が禁止されるようにしても良いとともに、前記ノッキング対策手段104による遅角制御と競合した場合には、そのノッキング対策手段104の制御が優先される。また、ロックアップクラッチ26の解放時には、トルクコンバータ14の流体の作用でなまされるため、必ずしも上記なまし処理手段106によるなまし処理を行う必要はなく、ロックアップクラッチ26が係合状態であることを条件として実施されるようにしても良い。
【0041】
図3のCVT制御手段110は、変速手段112および挟圧手段114を備えており、変速手段112は、例えば図4に示すように運転者の出力要求量を表すアクセル操作量Accおよび車速Vをパラメータとして予め定められた変速マップから入力側の目標回転速度NINTを算出し、実際の入力軸回転速度NINが目標回転速度NINTと一致するように、それ等の偏差に応じて無段変速機18の変速制御を行う。具体的には、前記変速制御装置86のソレノイド弁をフィードバック制御するなどして、入力側可変プーリ42の油圧シリンダに対する作動油の供給、排出を制御する。図4のマップは変速条件に相当するもので、車速Vが小さくアクセル操作量Accが大きい程大きな変速比γになる目標回転速度NINTが設定されるようになっている。また、車速Vは出力軸回転速度NOUTに対応するため、入力軸回転速度NINの目標値である目標回転速度NINTは目標変速比に対応し、無段変速機18の最小変速比γmin と最大変速比γmax の範囲内で定められている。上記変速マップは、記憶装置98に予め記憶されている。
【0042】
挟圧手段114は、例えば図5に示すように伝達トルクに対応するアクセル操作量Accおよび変速比γをパラメータとしてベルト滑りが生じないように予め定められた必要油圧(ベルト挟圧力に相当)のマップに従って、無段変速機18の挟圧力制御を行う。具体的には、前記挟圧力制御装置88のリニアソレノイド弁に対する励磁電流を制御するなどして、無段変速機18のベルト挟圧力に対応する出力側可変プーリ46の油圧シリンダの油圧を調圧制御する。図5の必要油圧マップは、前記変速マップと同様に記憶装置98に予め記憶されている。
【0043】
図3のロックアップ制御手段120は、ロックアップ係合手段122、ロックアップ制限手段124、およびこもり音抑制手段126を備えており、ロックアップ係合手段122は、例えば図6に示すように車速Vおよびアクセル操作量Accをパラメータとして予め定められたロックアップマップに従って、前記ロックアップ制御装置90によりロックアップクラッチ26を係合または解放する。図6のロックアップマップはロックアップ係合条件に相当するもので、例えばエンジン12のトルク変動による振動や燃費などを考慮して、車速Vが小さいとともにアクセル操作量Accが大きい領域ではロックアップクラッチ26を解放するように定められており、予め記憶装置98に記憶されている。
【0044】
ロックアップ制限手段124は、上記ロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合時で、且つ前記フューエルカット手段102による燃料供給の停止時に、電子スロットル弁80が開かれてエンジン12の燃料供給が再開された場合に、前記ノッキング対策手段104によって点火時期の遅角制御が行われた時には、上記ロックアップ係合手段122による係合制御を中止してロックアップクラッチ26を解放するためのもので、前進走行時に図7のフローチャートに従って信号処理を行う。
【0045】
図7のステップS1では、ロックアップ係合手段122によってロックアップクラッチ26が係合(ON)させられているか否かを判断し、ロックアップONであればステップS2を実行し、フューエルカット手段102によるフューエルカットからのアクセル操作(アクセルON)により、燃料供給が再開されるとともに電子スロットル弁80が開き制御されたか否かを判断する。そして、フューエルカットからのアクセルONの場合はステップS3を実行し、前記ノッキング対策手段104によるノッキング対策、具体的にはエンジン12の点火時期の遅角制御が行われているか否かを判断し、ノッキング対策が行われている場合にはステップS4でロックアップ係合手段122による係合制御を中止してロックアップクラッチ26を解放する。図8は、フューエルカットすなわちアクセルOFF状態からアクセルが踏込み操作されることにより、スロットル弁開度θTHが0%のA点からB点まで上昇し、エンジン10の作動状態がノッキング対策領域ZK内に入って、ノッキング対策手段104による点火時期の遅角制御が行われる場合である。
【0046】
次のステップS5では、ノッキング対策手段104によるノッキング対策が終了したか否かを判断し、ノッキング対策が終了した場合には、ステップS6でロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合を許容し、ロックアップクラッチ26を再係合させる。
【0047】
このように、本実施例ではロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合時で、且つフューエルカット手段102による燃料供給の停止時に、アクセル操作により電子スロットル弁80が開かれてエンジン12の燃料供給が再開された場合に、ノッキング対策手段104によって点火時期の遅角制御が行われた時には、ロックアップ係合手段122による係合制御を中止してロックアップクラッチ26が解放されるため、トルクコンバータ14の流体を介して動力伝達が行われるようになり、エンジンブレーキ状態から駆動状態への変化に起因するショックが防止される。すなわち、エンジンブレーキ状態から駆動状態への変化時には、通常はなまし処理手段106により点火時期の遅角制御によってなまし処理が行われるが、ノッキング対策で遅角制御が行われるとなまし処理が適正に行われなくなり、駆動力変動によるショックが発生する可能性があるため、ロックアップクラッチ26を解放してショックを防止するようにしたのである。
【0048】
また、このようにロックアップクラッチ26が解放されると、エンジン12の回転速度変化がある程度許容されるため、そのエンジン回転速度変化によってノッキングの発生も抑制される。
【0049】
また、点火時期の遅角制御でノッキングを防止するノッキング対策手段104を備えているため、ノッキングの発生が効果的に防止されるとともに、ロックアップ制限手段124は、ノッキング対策手段104によって点火時期の遅角制御が行われている間だけロックアップクラッチ26を解放し、ノッキング対策手段104の制御が終了した後はロックアップクラッチ26を再係合させるようになっているため、チップイン加速等の加速時のショックを防止しつつ燃費の悪化が必要最小限に抑制される。
【0050】
図3のこもり音抑制手段126は、ロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合時に、アクセル操作でエンジン回転速度NEが上昇して予め定められたこもり音発生領域ZSに入った場合には、ロックアップ係合手段122の係合制御を一時的に中止してロックアップクラッチ26を解放するとともに、タービン回転速度NTがこもり音発生領域ZSから抜け出すように前記無段変速機18を変速させた後、ロックアップクラッチ26を再係合させるためのもので、前進走行時に図9のフローチャートに従って信号処理を行う。
【0051】
図9のステップR1では、ロックアップ係合手段122によってロックアップクラッチ26が係合(ON)させられているか否かを判断し、ロックアップONであればステップR2を実行し、アクセル操作に従ってスロットル弁開度θTHが増加したか否かを判断する。フューエルカットからのアクセル操作(アクセルON)により、燃料供給が再開されるとともに電子スロットル弁80が開き制御された場合であっても良く、そのような加速要求があった場合にはステップR3以下を実行する。
【0052】
ステップR3では、エンジン回転速度NEと一致するタービン回転速度NTが予め定められたこもり音発生領域ZS内か否かを判断する。こもり音は、エンジン12を含む駆動系の振動と車体との共振により、所定のエンジン回転速度領域で発生するもので、こもり音発生領域ZSは予め実験等によって定められ、例えば図10に示すように低回転(例えば1000rpm付近)の領域が設定される。そして、タービン回転速度NTがこもり音発生領域ZS内の場合にはステップR4以下を実行し、ロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合制御を中止してロックアップクラッチ26を解放する。ロックアップクラッチ26が解放されると、振動源であるエンジン12と駆動系とが切り離されるため、こもり音が軽減されるとともに、エンジン回転速度NEが速やかに上昇してこもり音発生領域ZSから抜け出し、こもり音自体の発生も速やかに防止される。
【0053】
ステップR5では、タービン回転速度NT(入力軸回転速度NIN)がこもり音発生領域ZSよりも高回転側へ抜け出すように目標回転速度NINTを変更し、ステップR6では、その変更した目標回転速度NINTを前記変速手段112に出力することにより、前記図4の通常の変速マップによる変速に優先してダウンシフトを行わせる。ステップR5の目標回転速度NINTの変更は、例えば図10のマップなどに基づいてこもり音発生領域ZSから抜け出すタービン回転速度NTを車速Vに応じて算出するようにしても良いが、予め定められた一定量或いは一定割合だけ増大させるようにしても良い。
【0054】
その後、ステップR3以下を繰り返し、タービン回転速度NTがこもり音発生領域ZSから抜け出してステップR3の判断がYES(肯定)になったら、ステップR7を実行する。ステップR7では、こもり音抑制制御の履歴すなわちステップR4〜R6が実行されたか否かを判断し、履歴が無ければそのまま終了するが、履歴が有る場合にはステップR8でロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合を許容し、ロックアップクラッチ26を再係合させる。また、ステップR9では、変速手段112に対する目標回転速度NINTの出力を中止し、前記図4の変速マップに基づく通常の変速制御に戻す。
【0055】
このように、ロックアップ係合手段122によるロックアップクラッチ26の係合時に、アクセル操作でエンジン回転速度NEが上昇してこもり音発生領域ZSに入った場合には、ロックアップ係合手段122の係合制御を一時的に中止してロックアップクラッチ26が解放されるため、振動源であるエンジン12と駆動系とが切り離されてこもり音が低減されるとともに、エンジン回転速度NEの変化が許容されるため、速やかに上昇してこもり音発生領域ZSから抜け出すことにより、こもり音の発生が速やかに防止される。こもり音発生領域ZSを余裕を持って定めれば、実際にこもり音が発生することを回避できる。
【0056】
また、ロックアップクラッチ26を解放するだけでなく、タービン回転速度NTがこもり音発生領域ZSから抜け出すように無段変速機18をダウンシフトさせた後、ロックアップクラッチ26を再係合させるため、こもり音を考慮することなくロックアップクラッチ26の係合領域や変速マップを設定することが可能で、ロックアップクラッチ26の係合領域を拡大して燃費を一層向上させることができるとともに、適切な変速制御で燃費や走行性能を向上させることができる。
【0057】
すなわち、このこもり音抑制制御は、アクセル操作などでエンジン回転速度NEが過渡的にこもり音発生領域ZSに入った場合に有効なもので、図4の通常の変速条件(変速マップ)において定常的にこもり音発生領域ZS内に留まっている場合、具体的にはこもり音抑制手段126により変速した後ステップR9で通常の変速制御に戻されることにより再びこもり音発生領域ZSに入るような場合には、例えばステップR5、R6のダウンシフトを中止してロックアップクラッチ26を解放状態に保持するようにしても良い。前記図6の点線は、過渡的にこもり音発生領域ZSに入る場合も含めてロックアップクラッチ26の解放領域が定められている場合で、必要以上にロックアップクラッチ26が解放されて燃費上好ましくなかったのであるが、本実施例では実線で示すように低車速側へ係合領域を拡大するとともに、エンジン回転速度NEがこもり音発生領域ZS内へ入った時だけロックアップクラッチ26を解放するようにしたのである。
【0058】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両用駆動装置の骨子図である。
【図2】図1の車両用駆動装置の制御系統を説明するブロック線図である。
【図3】図2の電子制御装置が備えている機能の要部を説明するブロック線図である。
【図4】図3の変速手段によって行われる変速制御において目標回転速度NINTを求める際に用いられる変速マップの一例を示す図である。
【図5】図3の挟圧手段によって行われるベルト挟圧力制御において必要油圧を求める際に用いられる必要油圧マップの一例を示す図である。
【図6】図3のロックアップ係合手段によって行われるロックアップクラッチの係合・解放制御の際に用いられるロックアップマップの一例を示す図である。
【図7】図3のロックアップ制限手段の処理内容を具体的に説明するフローチャートである。
【図8】図3のノッキング対策手段によってノッキング対策が行われるノッキング対策領域ZKを具体的に説明する図である。
【図9】図3のこもり音抑制手段の処理内容を具体的に説明するフローチャートである。
【図10】図9のステップR3で判断するこもり音発生領域ZSを具体的に説明する図である。
【符号の説明】
10:車両用駆動装置  12:エンジン  14:トルクコンバータ(流体式動力伝達装置)  18:ベルト式無段変速機(自動変速機)  26:ロックアップクラッチ  60:電子制御装置  80:電子スロットル弁(スロットル弁)  82:燃料噴射装置  102:フューエルカット手段  104:ノッキング対策手段  122:ロックアップ係合手段  124:こもり音抑制手段  NE:エンジン回転速度  ZK:ノッキング対策領域  ZS:こもり音発生領域

Claims (5)

  1. 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、
    該エンジンの出力を流体を介して伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、
    所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、
    を有する車両用駆動制御装置において、
    前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、前記エンジンがノッキングを発生する可能性がある場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を中止して前記ロックアップクラッチを解放するロックアップ制限手段を設けた
    ことを特徴とする車両用駆動制御装置。
  2. 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、
    該エンジンの出力を流体を介して伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、
    前記エンジンのスロットル弁が全閉の惰性走行時であって所定のフューエルカット条件を満足する場合に、該エンジンの燃料供給を停止するフューエルカット手段と、
    所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、
    を有する車両用駆動制御装置において、
    前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時で、且つ前記フューエルカット手段による燃料供給の停止時に、前記スロットル弁が開かれて前記エンジンの燃料供給が再開された場合に、前記エンジンがノッキングを発生する可能性がある時には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を中止して前記ロックアップクラッチを解放するロックアップ制限手段を設けた
    ことを特徴とする車両用駆動制御装置。
  3. 前記エンジンの作動状態が予め定められたノッキング対策領域内にある場合に、ノッキングの発生を抑制するように該エンジンを制御するノッキング対策手段を備えている一方、
    前記ロックアップ制限手段は、前記ノッキング対策手段によって前記ノッキングの発生を抑制するように前記エンジンが制御されている間だけ前記ロックアップクラッチを解放し、該ノッキング対策手段による制御が終了した後は該ロックアップクラッチを再係合させるものである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用駆動制御装置。
  4. 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、
    変速比を自動的に変更できる自動変速機と、
    前記エンジンの出力を流体を介して前記自動変速機に伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、
    所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、
    を有する車両用駆動制御装置において、
    前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、エンジン回転速度が予め定められたこもり音発生領域に入った場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を一時的に中止して前記ロックアップクラッチを解放するとともに、該ロックアップクラッチを再係合させた時に前記エンジン回転速度が前記こもり音発生領域から抜け出すように前記自動変速機を変速させた後、該ロックアップクラッチを再係合させるこもり音抑制手段を設けた
    ことを特徴とする車両用駆動制御装置。
  5. 燃料の燃焼で動力を発生するエンジンと、
    変速比を自動的に変更できる自動変速機と、
    前記エンジンの出力を流体を介して前記自動変速機に伝達するとともに、ロックアップクラッチにより直結可能な流体式動力伝達装置と、
    所定のロックアップ係合条件を満足する場合に前記ロックアップクラッチを係合させるロックアップ係合手段と、
    を有する車両用駆動制御装置において、
    前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、前記エンジンがノッキングを発生する可能性がある場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を中止して前記ロックアップクラッチを解放するロックアップ制限手段と、
    前記ロックアップ係合手段による前記ロックアップクラッチの係合時に、エンジン回転速度が予め定められたこもり音発生領域に入った場合には、前記ロックアップ係合手段の係合制御を一時的に中止して前記ロックアップクラッチを解放するとともに、該ロックアップクラッチを再係合させた時に前記エンジン回転速度が前記こもり音発生領域から抜け出すように前記自動変速機を変速させた後、該ロックアップクラッチを再係合させるこもり音抑制手段と、
    を有することを特徴とする車両用駆動制御装置。
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