JP2003511281A - 芯型筆記具用メタリック・インク組成物 - Google Patents

芯型筆記具用メタリック・インク組成物

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JP2003511281A JP2001529949A JP2001529949A JP2003511281A JP 2003511281 A JP2003511281 A JP 2003511281A JP 2001529949 A JP2001529949 A JP 2001529949A JP 2001529949 A JP2001529949 A JP 2001529949A JP 2003511281 A JP2003511281 A JP 2003511281A
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クーマン スクーナ
チャールズ ライクマン
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ディーアールアイ マーク プロダクツ， インコーポレイティッド
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    • B43K1/00—Nibs; Writing-points
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    • C09D11/00—Inks
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Abstract

(57)【要約】 ポリエステル・ファイバ貯蔵部、および多孔質方向性ファイバ・ニブで構成した筆記具のためのインク組成物即ちシステム。このインク・システムは、黒色および白色双方の表面上に書くことができる。黒い表面上では、外見上不透明で金属的なほぼ真珠色に現れる。白い表面上では、異なる銀の薄片と共に色彩が観察される。インク・システムは、担体としての水、不変色水性結合剤、サブミクロン粒子サイズの有色着色不変色水性分散、特殊な担体内にあり特定粒子サイズの独特なアルミニウム分散、湿潤剤、表面張力を低下させる界面活性剤、沈殿防止添加物、防腐剤、およびｐＨ調節剤として作用する塩基で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （発明の背景） 本発明は、メタリック・インクを用いた筆記具に関し、更に特定すれば、芯型
筆記具用メタリック・インク組成物に関する。
【０００２】 現在、メタリック・インク筆記具は、非常に好評を博している。これらは、そ
の殆ど全てが、現在弁作動マーカ（図１参照）と呼ばれている、従来式マーカの
形態である。図１からわかるように、それは手の込んだ部品を含む複雑な器具で
ある。また、弁作動マーカは、インクが降下する前に数回ニブを前後に揺動し次
いで押し付ける、すなわちポンプ動作をしなければならない。これからわかるよ
うに、やや厄介なプロセスである。
【０００３】 従来より、メタリック顔料は、２０ミクロンを越える大型粒子サイズを有して
いる。したがって、芯型マーカの通過は不可能であった。代わりに、弁作動マー
カは、インク・チャンバ内に２つの鋼鉄製ボール、および前方でニブ即ち先端と
接触するばね機構を有して構成されている。アルミニウム顔料の比重は水よりも
大きいので、急速に沈殿する傾向がある。これを克服するにあたり、前後に揺動
することによって、アルミニウム粒子をインク内で再混合する。紙上でのポンプ
動作によって、先端に圧力を加えて大型粒子のアルミニウム顔料が先端を通過す
るようにし、インクを出して、書くことが可能となる。
【０００４】 関連する従来技術には、メルカドの米国特許第５，０１３，５４３号、カズヒ
ロの米国特許第５，２１９，５６０号、ヒロシの米国特許第５，１０６，８８１
号、ヴァルデスの米国特許第４，７６１，２７７号、ボーンの米国特許第４，８
７２，９０５号、およびショイの米国特許第４，６０４，１３９号があり、その
内容はこの言及により本願にも含まれるものとする。とは言え、従来技術は、今
日まで筆記具においてメタリック顔料即ちインクを送出可能な芯型マーカをこれ
まで提供していない。その結果、メタリック・インク筆記具は、高価格化、製作
および補修の複雑化、低信頼性を招き、その潜在的可能性を完全に発揮しないで
いる。
【０００５】 （発明の概要） 本発明の総括的な目的は、芯型筆記具において信頼性高く働くメタリック・イ
ンク組成物を提供することである。
【０００６】 本発明の前述のおよびその他の目的は、本発明によって達成される。本発明は
、高コストの組み立てプロセスを排除して毛細管現象によって働く比較的安価な
芯型マーカを用いることによって、いかにして従来技術の前述の欠点を克服する
ことができるかを示す。
【０００７】 本発明の目的は主に次の事項を用いることによって達成される。
【０００８】 １．１２ミクロン未満の小型粒子サイズのアルミニウム分散、 ２．アルミニウム薄片を懸濁状に維持する沈殿防止剤、 ３．高密度に充填された高多孔質ポリエステル・ファイバ・フィラー、 ４．多くのチャネルを有する高多孔質方向性ポリエステル・ファイバ・ニブ、 ５．不揮発性湿潤剤、および ６．サブミクロン有色着色分散 を利用する。
【０００９】 本発明は、円筒形状貯蔵部（フィラー）を支持する従来の簡素な芯型マーカに
関するものである。貯蔵部は、インクを吸収し、毛細管現象によって、フィラに
達する多孔質方向性ファイバ・ニブにそれを輸送する（図２参照）。
【００１０】 本発明により、金属粒子の沈殿は最少に抑えられる。マーカは、垂直方向また
は水平方向のいずれでも保管することができ、着色インク・システムに伴う従来
の問題を克服する。また、この芯型用のインク・システムは、筆記具（図２）に
充填すると、黒色および白色双方の表面上で見ることができる、太い不透明なラ
インを書くことができる。
【００１１】 ペン（図２）に用いられる従来のインクは、黒い紙の上には書くことができな
い。何故なら、これらは半透明であり、したがって、この市場は、大きな粒子サ
イズの顔料の流動が可能な、図１の弁作動マーカによって占められている。本発
明は、芯型筆記具（図２）におけるこの問題を解決する。これは、低価格化の代
替物であることは勿論、ユーザにとって使いやすく、しかも遥かにシンプルであ
る。
【００１２】 本発明は、開示される特定のインク調合物に基づく、驚くべき発見を基本とす
る。毛細管現象によってファイバ・ニブに達する円筒形状貯蔵部を有し、長期間
にわたって沈殿せず、ニブ即ち先端部の目詰まりを起こさない、筆記具を作るこ
とができる。また、本発明は、高価な弁型マーカの使用を不要とする。
【００１３】 したがって、本発明の目的は、単一の芯型ペンを用いて、黒色および白色双方
の表面に書くことができ、金属的なほぼ真珠色の外観が得られるようにすること
である。
【００１４】 本発明の他の目的は、黒色および白色双方の表面上への装飾的なポスター作成
のために用いることができるペンを提供することである。
【００１５】 本発明の別の目的は、人の皮膚上に書くことができ、濃く不透明な金属的様相
を有し、石鹸および水で洗浄可能な、一時的な入れ墨と同様の装飾効果が得られ
るようにすることである。
【００１６】 更にまた、本発明の目的は、不変色結合剤を一時的結合剤に交換することによ
って、黒色および白色のメラミン、磁器および全ての無孔質のボード上に書くこ
とが可能な、湿性消去または乾性消去の筆記具を得ることである。
【００１７】 本発明の組成物は、担体としての水、一時的インクを作るためにポリビニルピ
ロリドン・ポリマを代用することができるが結合剤としてのアクリル樹脂溶液、
着色剤としての着色分散、粒子サイズが１ないし１２ミクロンの特定なアルミニ
ウム分散、表面張力を低下させる界面活性剤、防腐剤と共にアルミニウム粒子を
懸濁する沈殿防止剤、およびアミンの形態のｐＨ調節剤を含む。
【００１８】 本発明において利用する筆記具の構成部品も、一部重要である。選択されるポ
リエステル・フィラー即ち貯蔵部は、高密度に充填され、多孔質であり、アルミ
ニウム粒子の流動を可能とし、同時に沈殿を最少に抑えなければならない。ポリ
エステル・ファイバを選択するのは、無反応性で非常に多孔質であるからである
。筆記具の先端即ちニブは、多くのチャネルを有し、アルミニウム顔料を自由に
通過させることができる、多孔質方向性ポリエステル・ニブでなければならない
。多くの他の種類のファイバは、アルミニウムを濾過し、有色色素のみを通過さ
せるため、金属的外観が得られない。
【００１９】 更に、本発明に関する詳細について特筆すべきことが１つある。この組成では
、染料は用いられない。その理由は、染料は容易に洗い落ち、アルミニウム顔料
に結合しないからであり、その詳細は米国特許第４，６０４，１３９号に記載さ
れている。
【００２０】 本発明は、不変色および半不変色の不透明メタリック・インクを利用し、書き
込む表面が黒いか白いかによって、真珠色の質感を表現することができる。
【００２１】 本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照する、本発明の以下の説
明から明白となろう。
【００２２】 （発明の詳細な説明） 本発明は、現在メタリック・インクを送出するために用いられている従来型の
弁作動マーカ（図１）の複雑性に比較して、格段に容易で便利な、簡素な芯型筆
記具（図２）におけるインク・システムを示す。
【００２３】 本発明を達成するに当たり、摂氏２５℃における粘度が５ｃｐｓないし１０ｃ
ｐｓであり、ｐＨが７．５ないし８．５であり、多孔質方向性ファイバ・ニブを
備えた芯型筆記具に用いるための、水溶性一相インク組成を用いる。
【００２４】 このインク・システムは、粒子サイズが約１２ミクロン以下のアルミニウム色
素分散、色合いを与え永続性に寄与するサブミクロン色素有色水溶性分散、アル
ミニウム粒子の沈殿を防止する沈殿防止剤、およびアルミニウム顔料を互いに結
合し粘着性、防水性、光沢、および異なる表面に対して永続性を与える結合剤を
含有する。
【００２５】 前述の重要な成分に加えて、このインク・システムは、防腐剤、表面張力を低
減する界面活性剤、アミンの形態のｐＨ調節剤、およびデンプンまたはクレーの
ようなレオロジー条件剤も含有してもよい。
【００２６】 先に注記したように、本発明の重要な態様の１つは、アルミニウム顔料の粒子
サイズである。粒子サイズが大き過ぎ、１２ミクロンを越えると、フィラおよび
ニブの通路を通過できない。これが、ポンプ作用がアルミニウム粒子に圧力を与
えてニブを通過させる、本質的に自由流動システムである弁マーカ（図１）にお
いてのみメタリック・インクが使用されることに制限されている１つの大きな理
由である。
【００２７】 本発明は、この問題を解決するために、粒子サイズを注意深く監視してアルミ
ニウム分散を用い、多くの通路を有する高密度の特殊フィラー、および多くのチ
ャネルを有する高多孔質方向性ファイバ・ニブも共に用いる。
【００２８】 アルミニウム薄片は、最初に水およびデンプンの結合剤内に分散され、ｐＨを
７．０ないし８．０の間に調整する。これによって、水素ガスの形成を防止する
。水素ガスは、アルミニウム顔料に伴う周知で危険な問題である。完成したイン
ク・システムは、ｐＨが７．５ないし８．５に調整されている。これは、この問
題の発生を確実に抑えるためである。
【００２９】 本発明において用いられる分散は、ＥｃｋａｒｔからのＳｔａｐａ Ｈｙｄｒ
ｏｌａｃ ＡＷとＥｃｋａｒｔからのＲｏｔｏ Ｖａｒｉｏという種類である。
金属的外観を得るために必要な量は、色の所望の明暗度に応じて、約１０ないし
２５重量％で変動する。
【００３０】 黒い表面では、着色される色およびアルミニウム顔料が互いに結合し、均一な
金属的ラインを与えることは、特筆すべき関心事である。白い紙では、色は金属
薄片から分離し、淡彩色ラインを呈し、アルミニウムが点在して銀のような外観
を与える。
【００３１】 本発明のアルミニウム分散は、１００°Ｆないし１２５°Ｆの温度において非
常に安定し、容易に乾燥しない。これは、マーカの長い貯蔵寿命に寄与する。こ
のインク・システムが安定であるためには、分散内のアルミニウム薄片を結合す
るデンプンが、システムのマーカ結合剤に対して一層強力な粘着性を有すること
により、溶液内に停留し、アルミニウム薄片を懸濁状態に維持するのに寄与する
。
【００３２】 本発明における結合剤は、約４０％ないし５０％固体のアクリル樹脂溶液であ
る。この結合剤は、乾燥時の室温において透明な膜を形成する。これは防水性が
あり、殆どの表面に対して強く粘着する。ｐＨは７．５と８．５の間である。粘
度は１００ないし１５０ｃｐｓであり、ガラス転移温度は３０°Ｃ（ｔ．ｇ．°
Ｃ３０）である。結合剤は、室温で膜を形成できなければならない。これは、ア
ルミニウム薄膜が乾燥した書き込み面に結合する唯一の方法である。この種の典
型的な樹脂には、Ｂ．Ｆ．ＧｏｏｄｒｉｃｈからのＧＡ−１５９０、およびＳ．
Ｃ．ＪｏｈｎｓｏｎからのＪｏｎｃｒｙｌ１５３７が含まれる。
【００３３】 その他にも多くのポリマが当業者には想起されよう。結合剤は、所望の抵抗特
性に応じて、約１０ないし２５重量％で用いられる。
【００３４】 着色有色分散は非常に重要である。何故なら、この分散が所望の色をメタリッ
ク・インク・システム全体に与え、目を楽しませるからである。本発明は、約３
５ないし３５％固体、８．０ないし９．０のｐＨ、２５°Ｃにおいて１００ない
し１５０の粘度を有する分散を利用する。色素は、アクリル結合剤または界面活
性剤内に、０．５ミクロン未満の粒子サイズで地色を施し、そのアルミニウム顔
料に対する結合力を強化する。本発明に用いられる共通の分散は、Ｈｅｕｃｏｔ
ｅｃｈからのＨｅｕｃｏｓｐｅｒｓｅ ｃｏｌｏｒｓ、およびＰｅｎｎ Ｃｏｌ
ｏｒからのＡｃｒｏｖｅｒｓｅ ｃｏｌｏｒｓを含む。所望の色の明暗度に応じ
て、１０ないし２０重量％の割合を用いる。
【００３５】 沈殿防止剤の添加は、アルミニウム薄片が沈殿し易いために、特に重要である
。添加物上のイオン的に荷電したサイトが、それ自体をアルミニウム薄片に結合
し、それらを溶液内に長期間懸濁させ、これらを有色色素の表面に強く粘着し続
ける。これによって、ポリエステル・フィラを降下してニブに入り、更に書き込
み表面に達したインクは金属化される。沈殿防止剤がないと、アルミニウム薄片
は有色色素から非常に早く分離する。こうして得られたシステムによる書き込み
は、均一性がなく、有色線には金属的な外観が得られない。本発明において利用
する沈殿防止剤は、イオン性であり、ポリカルボン酸から得られる。その例は、
フタル酸、アジピン酸、および三金属酸である。０．２５ないし１．５重量％の
割合を利用する。この防止剤の一例は、Ｂｙｋ ＣｈｅｍｉｅからのＢＹＫ１０
５である。
【００３６】 湿潤剤は、本発明では、完成した筆記具が、温暖多湿条件における長期間保管
時に乾燥するのを防止するために用いられる。これらの用途では特にポリグリコ
ールが適しているが、グリセリンも利用可能である。本発明は、約５ないし１０
重量％で４００ないし７２５の分子量のポリグリコールを利用する。その例は、
Ｐｒｉｄｅ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓが頒布するＣａｒｂｏｗａｘ４００およびＣａ
ｒｂｏｗａｘ７００である。
【００３７】 多くの水性インク・システムでは、表面張力が非常に高い。界面活性剤はこの
特性を低下させ、フィラーを通過する適正な流動性および異なる表面上における
湿性を得るのに役立つ。このインク組成は、約３７ないし４０ダイン／ｃｍの表
面張力を有し、３Ｍが供給するものや、ＤｕＰｏｎｔ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓが供
給するＦＣ−１７０Ｃおよびｚｏｎｙｌ ＦＳＮと同様のフルロケミカル界面活
性剤を利用する。本発明では、０．５％ないし０．７５重量％の割合が用いられ
る。
【００３８】 マーカの不適正な使用を抑えるために、変性エタノールのような水溶性有機溶
剤を本発明では利用する。これは、異なる表面上でのその乾燥速度にも寄与する
。一例は、Ｐｒｉｄｅ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓが頒布するＳＯＦ−６４２である。
３％ないし１０％の量が利用される。
【００３９】 前述のように、水素ガスの形成を回避するためには、本インク・システムのｐ
Ｈを７．０ないし８．５に維持する必要がある。したがって、アルミニウム薄片
に衝撃を与えるのを回避するために、事前に水と混合したアミンを利用し、ｐＨ
を調整し安定化させる。本発明は、Ｐｒｉｄｅ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓが頒布する
、約０．２５ないし１．０重量％のトリエタノールアミン（９９％）を用いる。
Ａｎｇｕｓ Ｃｈｅｍｉｃａｌｓが頒布するＡＭＰ−９５のようなその他の一般
的なアミンも使用可能である。
【００４０】 最後に、防腐剤を利用して、長期間の保存における筆記具内の菌およびバクテ
リアの発生を防止する。多数の防腐剤が当業者には想起されよう。本発明におい
て好適な製品は、ＩＳＰ ＰｏｌｙｍｅｒｓからのＧｅｒｍａｂｅｎ ＩＩであ
り、１．０ないし３．０重量％で用いる。
【００４１】 以下の例は、簡単な芯型マーカ（図２）を利用する、このインク・システムを
例示する。
【００４２】 全ての数字は重量パーセントである。
【００４３】
【表１】 赤色不変色メタリックインク 蒸留水 57.00 B.F. Goodrich GA1594 10.00 Pride Chemical Carbowax 400 5.00 Eckart Stapa Hydolac AW 15.00 Penn Color Acroverse Red 5123 10.50 ISP Polymers Germaben II 1.25 Pride Chemical Triethylanolamine 99% 0.25 Byk Chemie Byk 105 1.00 100.00
【表２】 青色不変色メタリックインク 蒸留水 42.25 B.F. Goodrich GA1594 10.00 Pride Chemical Carbowax 400 5.00 Eckart Roto Vario RV5000 25.00 Heuback Heucosperse BS5525 15.00 ISP Polymers Germaben II 1.25 Pride Chemical Triethylanolamine 99% 0.50 Byk Chemie Byk 105 1.00 100.00
【表３】 緑色不変色メタリックインク 蒸留水 50.25 S.C. Johnson Joncryl 537 11.00 Pride Chemical Carbowax 400 4.00 Eckart Roto Vario RV5008 20.00 Penn Color Acroverse Green 32G120 12.00 ISP Polymers Germaben II 1.25 Angus Chemical AMP-95 0.25 Byk Chemie Byk 105 1.25 100.00
【表４】 金色不変色メタリックインク 蒸留水 44.50 S.C. Johnson Joncryl 537 10.00 Pride Chemical Carbowax 400 7.00 Heubach Heucosperse III YS5345 15.00 Eckhart Roto Vario RV5008 20.00 ISP Polymers Germaben II 2.00 Angus Chemical AMP-95 0.25 Byk Chemie Byk 105 1.25 100.00 黒色および白色メラミン、磁器および全ての無孔質ボード用半不変湿性消去メタ
リックインク
【表５】 青色インク湿性消去メタリックインク 蒸留水 63.75 Pride Chemical Carbowax 400 7.00 ISP Technologies PVP/VA630 2.00 Heubach Heucosperse 33S5528 10.00 Eckhart Roto Vario RV5008 15.00 ISP Technologies Germaben II 1.00 Angus Chemical AMP-95 0.25 Byk Chemie Byk 105 1.00 100.00
【表６】 赤色インク湿性消去メタリックインク 蒸留水 67.75 Pride Chemical Carbowax 400 4.00 Penn Color Heucosperse Red 5123 15.00 ISP Technologies Germaben II 1.00 Eckart Roto Vario RV5308 10.00 Pride Chemical Triethanolamine 99% 0.50 Byk Chemie Byk 105 0.75 ISP PVP/VA 670 1.00 100.00 要約すると、本発明は、高密度充填ポリエステル・ファイバ貯蔵部、および特
定の粒子サイズのアルミニウム顔料（１２ミクロン未満）の通過が可能なチャネ
ルを備えた多孔質ポリエステル方向性ファイバ・ニブを有する筆記具用金属化シ
ステムから成る。このニブは、図２に示す筆記具に示す貯蔵部と接触し、システ
ムは毛細管現象によって機能する。
【００４４】 以上、特定実施形態に関して本発明を説明したが、その他の多くの変形および
変更ならびにその他の使用も当業者には明白となろう。したがって、本発明は、
この中の具体的開示ではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ特定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 従来の弁作動インク送り出し筆記具を概略的に示す。
【図２】 従来の芯型筆記具を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成１４年５月２日（２００２．５．２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１８
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ， ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，Ｓ Ｇ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ライクマン チャールズ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11050 ポート ワシントン ハーバー パーク ドライブ 15 ディーアールアイ マー ク プロダクツ， インコーポレイティッ ド気付 Ｆターム(参考） 2C350 GA04 HA15 KA10 KC02 KD02 NA19 NC02 NC20 NC28 NC30 4C083 AB051 AB052 AB191 AC181 AC351 AC481 AC542 AD021 AD041 AD071 AD091 AD241 BB23 CC11 CC28 DD04 DD11 DD27 DD39 DD47 DD50 4J039 AB01 AD10 AD23 AE07 BA06 BC20 BC27 BC28 BE01 BE02 BE12 BE15 BE19 BE22 BE30 CA06 FA06 FA07 GA26

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 筆記具であって、 高密度充填ポリエステル・ファイバ貯蔵部、およびインクの通過が可能なチャ
    ネルを有する多孔質ポリエステル方向性ファイバ・ニブと、 前記貯蔵部内にあるインク・システムであって、有色色素分散、および粒子サ
    イズが約１２ミクロン以下のアルミニウム顔料を含む、インク・システムと、 を備え、 前記ファイバ・ニブは、前記貯蔵部に接触し、前記アルミニウム顔料を毛細管
    現象によって吸収する、 筆記具。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の筆記具であって、 前記アルミニウム粒子を懸濁状に維持する沈殿防止剤と、 不揮発性湿潤剤と、 を含み、 前記有色色素分散がサブミクロンの粒子サイズを有する。
  3. 【請求項３】 請求項２記載の筆記具において、前記インク・システムは、 約４０ないし７０重量％の、担体としての蒸留水と、 基材として約１．０のブチル・アセテートを用い、蒸発率が２５°Ｃにおいて
    １．０よりも大きい水溶性有機溶剤、約４０％ないし５０％固体で、約１０ない
    し２０重量％で前記インク・システム内に存在する液体アクリル樹脂溶液と、 前記湿潤剤は、分子量が４００ないし１０２５のポリグリコールのグループ から選択され、約５ないし１５重量％で前記インク・システム内に存在し、 粒子サイズが約１２ミクロン未満の１０ないし１５％固体で、１０ないし２５
    重量％で存在し、ｐＨが約７．０ないし８．５のアルミニウム色素分散と、 ｐＨが約９．０で、表面張力が約２５ダイン／ｃｍ、そして０．２５ないし１
    ．０重量％で存在するフルロケミカル界面活性剤と、 ０．２５ないし１．２５重量％の量で存在するイオン性電荷を有する、低分子
    量の不飽和ポリカルボン酸から選択した沈殿防止剤、および０．２５ないし１．
    ５重量％の量で存在し、前記インク・システムのｐＨを約ｐＨ７．５ないし８．
    ５に調整するアンモニア塩基と、 粒子サイズが約０．５ミクロン未満であり、１０ないし２０重量％で存在する
    、約３５％ないし４５％固体の有色水性色素分散と、 を含む。
  4. 【請求項４】 請求項２記載の筆記具において、前記インク・システムは、
    粘度が５ｃｐｓないし１０ｃｐｓ、ｐＨが約８．０ないし８．５、および表面張
    力が約３７ダイン／ｃｍの一相を有し、円滑で途切れない不透明金属的ラインが
    記される。
  5. 【請求項５】 請求項２記載の筆記具において、この前記インク・システム
    は、１６ないし３０のｔ．ｇ．°Ｃ、ＭＦＦＴ°Ｃ＜２５°Ｃ、約５０ｃｐｓな
    いし１５０ｃｐｓの粘度、および４０％ないし５０％の固体含有量を有するアク
    リル樹脂溶液のグループまたはクラスから選択した、約１０ないし２５重量％で
    存在するアクリル樹脂溶液である結合剤を含む。
  6. 【請求項６】 請求項５記載の筆記具において、前記結合剤は、室温で透明
    な膜を形成し、温度１００°Ｆないし１２５°Ｆで長期間にわたって安定性を維
    持し、前記インク・システムのより長い貯蔵寿命を可能にする。
  7. 【請求項７】 請求項２記載の筆記具であって、約１ないし２重量％のポリ
    ビニルピロリドン・ポリマから成る結合剤を含んで、黒色および白色メラミン、
    磁器、ならびに全ての無孔質ボード上に書くことができる、半不変色湿性消去お
    よび／または乾性消去メタリック・インク・システムを完成する。
  8. 【請求項８】 請求項２記載の筆記具において、前記インク・システムは、
    アルミニウム着色水性分散を備え、その粒子サイズは１２ミクロン未満で、光沢
    リーフィング・アルミニウム薄片で作られている。
  9. 【請求項９】 請求項８記載の筆記具において、前記アルミニウムをデンプ
    ンおよび水の媒体内で分散させて沈殿を防止し、ｐＨを８．０ないし８．５とし
    て、水素ガスの形成を防止し、１００°Ｆないし１２５°Ｆで安定であり、前記
    筆記具の乾燥を防止する。
  10. 【請求項１０】 請求項３記載の筆記具において、前記インク・システムは
    、少量のアルカリ性の媒体において安定であり、水素ガスに反応せず、前記界面
    活性剤は、表面張力を低下させることができ、流動を促進する。
  11. 【請求項１１】 請求項２記載の筆記具において、前記インク・システムは
    、低分子量の沈殿防止添加物として、アルミニウム顔料と結合し、低粘度インク
    ・システムにおいて長期間にわたりこれらを懸濁状に維持するイオン活動を有す
    る、不飽和ポリカルボン酸を含む。
  12. 【請求項１２】 請求項２記載の筆記具において、この前記沈殿防止添加物
    は、色強度を高め、アルミニウム顔料の固い沈殿を防止する。
  13. 【請求項１３】 請求項２記載の筆記具において、この前記インク・システ
    ムは、分子量が４００ないし１０２５のポリグリコールのグループから選択した
    湿潤剤を利用する。
  14. 【請求項１４】 請求項２記載の筆記具において、この前記インク・システ
    ムは、ジアゾリジニル・ユリア、メチル・パラベン、およびプロピル・パラベン
    を含有する水性インクにおいて、菌およびバクテリアの発生を防止する防腐剤を
    含む。
  15. 【請求項１５】 請求項２記載の筆記具において、この前記インク・システ
    ムは、前記システムを８．０ないし８．５のｐＨに安定化させることができる塩
    基の形態のｐＨ調節剤を含む。
  16. 【請求項１６】 請求項２記載の筆記具であって、前記インク・システムを
    収容する多チャネル高孔質方向性ファイバ・ニブと接触する包囲ポリプロピレン
    外皮に密接結合したポリエステル・ファイバ貯蔵部を含み、前記インク・システ
    ムは、２５°Ｃにおいて５ｃｐｓないし１０ｃｐｓの粘度、２５°Ｃにおいて４
    ０ダイン／ｃｍ未満の表面張力、約７．０ないし８．５のｐＨを有し、黒色およ
    び白色表面上において不変または半不変色金属的ラインを形成可能である。
  17. 【請求項１７】 請求項２記載の筆記具において、前記筆記具は、石鹸およ
    び水で洗浄可能な、一時的入れ墨と同様な半不変不透明金属的ラインを、人間の
    皮膚および爪に形成することが可能である。
  18. 【請求項１８】 筆記具であって、 ファイバ・ニブによって閉鎖された開口を有するインク貯蔵部を規定する非弁
    作動本体と、 前記貯蔵部内にあるインク・システムであって、約１２ミクロン未満の粒子サ
    イズのアルミニウム着色分散と、色彩を与えるサブミクロン着色色水性分散と、
    アルミニウム粒子が沈殿するのを防止する沈殿防止剤と、前記アルミニウム顔料
    を互いに結合する結合剤とを含有する、インク・システムと、 を有する。
  19. 【請求項１９】 請求項１８記載の筆記具であって、更に、防腐剤、表面張
    力を低下させる界面活性剤、およびｐＨ調節剤を含む。
  20. 【請求項２０】 人間の皮膚に一時的入れ墨を形成する方法であって、 高密度充填ポリエステル・ファイバ貯蔵部、およびインクの通過が可能なチャ
    ネルを有する多孔質ポリエステル方向性ファイバ・ニブと、前記貯蔵部内にある
    インク・システムであって有色色素分散および約１２ミクロン以下の粒子サイズ
    のアルミニウム顔料を含むインク・システムとを備え、前記ファイバ・ニブが前
    記貯蔵部に接触し、前記アルミニウム顔料を毛細管現象によって吸収する、筆記
    具を用意するステップと、 前記筆記具を人間の皮膚に対して移動させながら押圧し、半不変色不透明金属
    的ラインの形態で一時的入れ墨を形成するステップと、 から成る方法。
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