JP2003323792A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003323792A
JP2003323792A JP2002128538A JP2002128538A JP2003323792A JP 2003323792 A JP2003323792 A JP 2003323792A JP 2002128538 A JP2002128538 A JP 2002128538A JP 2002128538 A JP2002128538 A JP 2002128538A JP 2003323792 A JP2003323792 A JP 2003323792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置において、メモリセルアレイ
構成にかかわらず、高速でダミービット線の電位を変化
させて、内部データ読出タイミングを最適化する。 【解決手段】 正規メモリセル(MC)と行方向に整列
して正規メモリセルと同一のレイアウトを有するダミー
セル(DC)を行列状に配列する。ダミーセル列(50
a−50d)それぞれにおいてダミービット線を配置
し、1つのワード線選択時同時に複数のダミーセルを選
択して対応のダミービット線(DBLa−DBLd)に
接続する。これらのダミービット線の電位を電圧検出回
路(52)で検出して、センスアンプ(30)の活性化
などのタイミングを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、正確にデータ読出タイミングを内部で生成
することのできる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スタティックRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)においては、アドレス信号の変化に従って
所定の活性化期間を有するワード線駆動パルスを形成し
てワード線に印加している。このワード線駆動パルス
は、プロセスのばらつきおよび周囲温度の変化等によ
り、読出に要する時間が異なっても、確実に正しいデー
タを読出すことができるように予め十分なマージンをも
って生成されている。しかしながら、ワード線駆動パル
スが余分なマージンを持っている場合、不必要に読出サ
イクル時間が長くなるという問題が生じる。
【0003】そこで、ワード線駆動パルスのマージンを
小さくして、読出サイクルを短くするために、ダミーメ
モリセルからの読出信号を、ワード線ドライブ回路また
はロウデコーダに供給する方法が、たとえば特開平11
−339476号公報に示されている。
【0004】この先行技術においては、ダミーセルの記
憶データにしたがって、読出電流をダミービット線に生
成する。ダミービット線の電位変化を検出して、正規の
メモリセルのデータが読出されるタイミングを検出し
て、ビット線のイコライズおよび選択ワード線の非活性
化を実行して、ワード線駆動パルスのマージンを最小化
することを図っている。
【0005】また、ビット線の放電時間を最小として消
費電流を低減することを図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の先行技術文献に
おいては、ダミービット線に対し正規のビット線に接続
される正規メモリセルと同数のダミーセルを接続して、
ダミービット線および正規ビット線の負荷を同じにする
ことを図っている。しかしながら、ダミーセル選択時に
おいては、正規ワード線ドライバと別に設けられたダミ
ーセルドライバにより、1つのダミーセルを選択状態を
駆動している。
【0007】通常、メモリセルは、高集積化のために、
そのトランジスタサイズをできるだけ小さくしている。
したがって、ビット線がメモリセルにより放電される際
の電位変化は小さく、正規ビット線の電位変化量は微小
となる。この正規ビット線対のわずかな電位差を検出し
てメモリセルから読出されたデータを判定するために、
高感度の差動型センスアンプ回路が用いられて、データ
読出の高速化が図られている。
【0008】しかしながら、前述の先行技術文献におい
ては、ダミービット線が、1つのダミーセルにより駆動
されるため、このダミーセルから読出された信号を伝搬
するダミービット線の変化は、正規ビット線の電位変化
と同程度となる。したがって、ダミービット線の電位変
化量は微小となる。ダミービット線の電位変化をたとえ
ばインバータ等のレベル検知回路で検知する場合、ダミ
ービット線の電位がインバータのしきい値電圧以下にま
で低下するまでに長い期間を必要とする。したがって、
センスアンプの活性化タイミング、ビット線プリチャー
ジの活性化タイミングおよび選択ワード線の非活性化の
タイミングを最適化することができなくなるという問題
が生じる。
【0009】また、1つのダミーセルによりダミービッ
ト線が駆動される構成の場合、選択されるダミーセルの
引抜き電流のばらつきと正規メモリセルの引抜き電流の
ばらつきを考慮したマージンを確保する必要がある。
【0010】一般に、スケーリングが進み、より微細加
工が行なわれるようになると、仕上り形状のばらつきお
よび不純物注入時の注入量のばらつきの度合いが大きく
なり、トランジスタ特性のばらつきが大きくなる。この
トランジスタ特性のばらつきの度合いは、低電源電圧化
が進むにつれてより一層大きくなる。
【0011】したがって、上述の先行技術のように、固
定的にダミーセルを1つ選択する場合、選択される正規
メモリセルとダミーセルのトランジスタ特性のばらつき
により、正確なタイミングを検出することができなくな
る。たとえば、活性化されるダミーセルのトランジスタ
特性がよい方にばらついてダミービット線の電位が速く
変化し、逆に正規のメモリセルのトランジスタ特性が悪
い方にばらついて正規のビット線対の電位が緩く変化し
た場合、ワード線の非活性化タイミングおよびセンスア
ンプの活性化タイミングが早くなりすぎるため、誤動作
する可能性がある。
【0012】このようなダミーセルおよび正規メモリセ
ルのトランジスタ特性のばらつきによる誤動作を防止す
るためには、最悪条件下でも安定に動作するようにマー
ジンを確保する必要がある。このため、ワード線駆動タ
イミングのマージンを小さくするという目的を達成する
ことができず、高速化および低消費電力化を図れないと
いう問題が生じる。
【0013】また、オカダ等は、ISSCC 200
1、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパーズの第
168頁および第169頁において、複数のダミーセル
を同時に選択状態へ駆動してダミービット線を放電し
て、ダミービット線の放電電流のばらつきを平均化し
て、センスアンプの読出活性化タイミングを早くするこ
とを図る構成を示している。しかしながら、この文献に
おいても、ダミーセルを選択するためのダミーワード線
が、正規メモリセルを選択する正規ワード線と別に設け
られている。ダミーワード線に接続されるダミーセルの
数は、正規のワード線に接続される正規メモリセルの数
よりも小さく、ダミーワード線が、正規ワード線よりも
早いタイミングで選択状態へ駆動されている。
【0014】すなわち、正規のメモリセルが選択されて
正規ビット線が放電されるタイミングよりも早いタイミ
ングで、ダミービット線の放電が行なわれている。した
がって、メモリセルのトランジスタ特性のばらつきに対
しては、複数のダミーセルを用いて、ダミービット線の
引抜き電流を平均化することにより、マージンを高くし
ているものの、ダミーワード線および正規ワード線を選
択状態へ駆動するタイミングの差を考慮して回路設計を
する必要が生じる。
【0015】特に、メモリセルアレイの構成が異なり、
1つワード線に接続される正規メモリセルの数が異な
り、また、正規ビット線に接続される正規メモリセルの
数が変更される場合においては、正規ビット線の放電速
度とダミービット線の放電速度の差を考慮する必要があ
る。したがって、各メモリセルアレイの構成ごとに、ダ
ミーワード線および正規ワード線の活性化タイミングの
差を考慮して再設計をする必要がある。特に、システム
LSI等により要求される多様なビット/ワード構成に
対しては、個別に、このタイミング値を最適に成形する
必要があり、設計開発期間が極めて長くなるという問題
が生じる。
【0016】それゆえ、この発明の目的は、正確に内部
動作タイミングを容易に設定することのできる半導体記
憶装置を提供することである。
【0017】この発明の他の目的は、トランジスタ特性
のばらつきにかかわらず、正確なタイミングでデータ内
部読出活性化信号を生成することのできる半導体記憶装
置を提供することである。
【0018】この発明のさらに他の目的は、メモリセル
アレイ構成が変更されても、容易に最適な内部読出活性
化信号を生成することのできる半導体記憶装置を提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、行列状に配列される複数の正規メモリセル
と、複数列に配置される複数のダミーセルと、各ダミー
セル列に対応して配置され、各々に対応の列のダミーセ
ルが接続する複数のダミービット線と、各正規メモリセ
ル行に対応して配置され、各々に対応の行の正規メモリ
セルが接続する複数のワード線を含む。各ワード線に対
しては、複数列のダミーセルの各列において、複数のダ
ミーセルが接続される。
【0020】好ましくは、ダミーセルは、正規メモリセ
ルと行方向に関して整列して配置される。
【0021】好ましくは、正規メモリセルの各列に対応
して、各々に対応の列の正規メモリセルを接続する複数
の正規ビット線が設けられる。各ダミービット線と正規
ビット線の負荷容量は実質的に同じである。
【0022】好ましくは、ダミーセルは、正規メモリセ
ルと同一のレイアウトを有する。また、好ましくは、正
規メモリセル列に対応して各々に対応の列の正規メモリ
セルが接続する複数の正規ビット線が設けられる。ダミ
ービット線のワード線選択時の電圧変化速度は、正規ビ
ット線の電圧変化速度よりも大きくされる。
【0023】好ましくは、ダミーセルは、メモリセルア
レイの一方端に互いに隣接して複数列に配置される。
【0024】この一方端は、与えられたアドレス信号を
デコードしてアドレス指定されたワード線を選択状態へ
駆動する行デコード回路に近い端部である。
【0025】また、ダミーセル列はメモリセルアレイに
おいて分散して配置される。好ましくは、この分散配置
において、ダミーセルは、メモリセルアレイの両端にそ
れぞれ配置される。
【0026】また、好ましくは、ダミービット線の各々
に対応して配置され、各々が対応のダミービット線の電
位を検出する電位検出回路と、この電位検出回路の出力
信号に応答してセンスアンプ活性化信号を生成するセン
ス活性化回路と、このセンスアンプ活性化信号に応答し
て活性化され、選択された正規メモリセルのデータを増
幅するセンスアンプがさらに設けられる。
【0027】好ましくは、センスアンプは、選択された
正規メモリセルが接続する正規ビット線と列選択ゲート
を介して結合され、活性化時選択された正規メモリセル
が接続される正規ビット線の電位を差動的に増幅して出
力する。
【0028】好ましくは、ダミーセル列は、メモリセル
アレイの端部に配置される。この半導体記憶装置は、さ
らに、好ましくは、メモリセルアレイ端部にダミーセル
列と隣接して配置され、正規メモリセルと同一形状を有
する複数のエッジセル列と、ダミービット線にそれぞれ
結合され、ダミービット線の電位を検出する電位検出回
路と、これらの電位検出回路の出力信号に応答してセン
スアンプ活性化信号を生成するセンス活性化回路と、セ
ンスアンプ活性化信号に応答して活性化され、活性化
時、正規メモリセルの選択メモリセルのデータを増幅す
るセンスアンプを含む。
【0029】好ましくは、エッジセルの内部ノードは接
地電圧レベルに固定される。また、好ましくは、エッジ
セル列に対応して配置され、対応の列のエッジセルが接
続されるエッジビット線がさらに設けられる。このエッ
ジビット線は、接地電圧レベルに固定される。
【0030】また、好ましくは、エッジセル列と正規メ
モリセル列の間にダミーセル列が配置される。
【0031】好ましくは、メモリセルアレイは、行選択
信号を生成する行デコード回路の両側に配置される。ダ
ミーセルは、各メモリセルアレイにおいてこの行デコー
ド回路に近い端部に配置される。
【0032】好ましくは、各ダミーセルは、対応のワー
ド線の信号に応答して導通するアクセストランジスタを
含む。各列において、所定数のダミーセルのアクセスト
ランジスタのゲートが相互接続される。
【0033】電位検出回路は、好ましくは、対応のビッ
ト線に高入力インピーダンスを介して結合され、動作モ
ード指示信号に応答して活性化され、活性化時対応のビ
ット線の電位を増幅して出力するゲート回路を含む。
【0034】好ましくは、ゲート回路は、対応のビット
線の電位を受けるCMOSインバータと、動作モード指
示信号の活性化に応答してインバータの出力信号に従っ
て対応のビット線の電位を所定電圧レベルに駆動するラ
ッチゲートとを含む。
【0035】また、これに代えて、好ましくは、ゲート
回路は、対応のビット線にゲートが結合され、該対応の
ビット線の電位に応答して内部ノードを第1の電位レベ
ルに駆動する絶縁ゲート型電界効果トランジスタを含
む。内部ノードは、複数の電位検出回路に共通に配置さ
れる。センスアンプ活性化回路は、この内部ノードの電
位を第2の電位レベルにプリチャージするプリチャージ
トランジスタと、この内部ノードの電位に従ってセンス
アンプ活性化信号を活性化しかつラッチするラッチアン
プとを含む。
【0036】好ましくは、センス活性化回路は、電位検
出回路の少なくとも1個の電位検出回路の出力信号が第
1の論理レベルとなると、センスアンプ活性化信号を活
性化する。
【0037】ワード線に対して、列方向に整列する複数
のダミーセルを接続し、これらの同時に選択されるダミ
ーセルを共通のダミービット線に接続する。ダミービッ
ト線の電位変化を高速化することができ、またダミーセ
ルのトランジスタ特性のばらつきを平均化することがで
き、トランジスタ特性のばらつきに対するマージンを大
きくすることができ、正確なタイミングでセンスアンプ
活性化信号を活性化することができる。
【0038】また、ダミービット線の信号変化速度が正
規ビット線よりも高速であり、センスアンプ活性化に対
するタイミングマージンを大きくとることができ、セン
スアンプ活性化タイミングを最適化することができる。
【0039】また、センスアンプの活性化タイミングを
最適化することができるため、ワード線選択期間を短く
することができ、ビット戦線の充放電電流を低減するこ
とができ、応じて消費電流を低減することができる。
【0040】また、ダミーセルのレイアウトは、正規メ
モリセルのレイアウトと同じとすることにより、ダミー
ビット線と正規ビット線の負荷容量を同一とすることが
でき、正確に、ダミービット線の電位変化速度を、正規
ビット線の電位変化速度よりも大きくすることができ
る。
【0041】ダミーセルおよび正規メモリセルは、同じ
ワード線により選択状態へ駆動されるため、別々のワー
ド線ドライバをダミーセルおよび正規メモリセルに対し
配置する必要がなく、アレイ構成が変更されても、正確
に、ダミービット線と正規ビット線を同一タイミングで
駆動して、かつ高速でダミービット線の電位を変化させ
ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明において用いられる正規メモリセルの電気的等価回路
を示す図である。図1において、正規メモリセルMC
は、電源ノードとノードND1の間に接続されかつその
ゲートがノードND2に接続されるPチャネルMOSト
ランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)TP
1と、ノードND1と接地ノードの間に接続されかつそ
のゲートがノードND2に接続されるNチャネルMOS
トランジスタTN1と、電源ノードとノードND2の間
に接続されかつそのゲートがノードND1に接続される
PチャネルMOSトランジスタTP2と、ノードND2
と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードN
D1に接続されるNチャネルMOSトランジスタTN2
を含む。
【0043】MOSトランジスタTP1およびTN1
は、CMOS(相補MOS)インバータを構成し、MO
SトランジスタTP2およびTN2は、CMOSインバ
ータを構成する。これらの2つのCMOSインバータに
より、ラッチ回路が構成される。
【0044】正規メモリセルMCは、さらに、ワード線
WL上の信号に応答して、ノードND1を正規ビット線
BLに接続するNチャネルMOSトランジスタTN3
と、ワード線WL上の信号に応答してノードND2を補
の正規ビット線BLBに接続するNチャネルMOSトラ
ンジスタTN4を含む。
【0045】正規メモリセルMCは、後に全体配置につ
いては説明するが、行列状に配列され、ワード線WLに
行方向に整列して配置される正規メモリセルが接続さ
れ、列方向に整列して配置される正規メモリセルMC
が、正規ビット線BLおよび/BLに接続される。
【0046】ノードND1およびND2には、相補デー
タが格納され、したがって、正規ビット線BLおよびB
LBには、相補データが伝達される。
【0047】図2は、図1に示す正規メモリセルのレイ
アウトを概略的に示す図である。図2において、Nウェ
ル領域1に、PチャネルMOSトランジスタTP1およ
びTP2が形成される。このNウェル領域1内に、X方
向に延在して、活性領域2aおよび2bが間をおいて形
成される。活性領域2aおよび2bは、不純物領域およ
びチャネル領域を含む。
【0048】活性領域2aは、コンタクトホール8aを
介して第1金属配線5aに接続される。この第1金属配
線5aは、第1ビアホール9aを介してY方向に延在す
る第2金属配線15cに接続される。この第1および第
2金属配線5aおよび15cの接続は、第1ビアホール
9a部に形成されるポリシリコン配線4aを介して行わ
れる。
【0049】第2金属配線15cは、また、その端部に
おいて、第1ビアホール9bを介してポリシリコン4b
に接続される。ポリシリコン配線4bは、X方向に延在
して形成される第1金属配線5cに接続される。その第
1金属配線5cは、コンタクトホール8aを介して活性
領域2bに接続する。第2金属配線15cは、電源電圧
VDDを伝達する電源線を構成する。
【0050】活性領域2aは、その下方端において、コ
ンタクトホール8bを介して、X方向に延在する第1ポ
リシリコン配線6cに接続され、また活性領域2bは、
その上方端部においてコンタクトホール8cを介して、
X方向に延在する第1ポリシリコン配線6aに接続され
る。
【0051】これらのポリシリコン配線6aおよび6c
の間に、活性領域2aからX方向に延在して、第1金属
配線5kが配置され、また、活性領域2bからX芳香に
延在して第1金属配線5dが配置される。これらの第1
金属配線5kおよび5dは、メモリセルの内部ノードを
構成する。
【0052】第1金属配線5dおよび5kと平行に、第
3金属配線7aがX方向に延在して配置される。活性領
域2aは、コンタクトホール8bを介して第1金属配線
5dに電気的に接続され、また活性領域2bが、コンタ
クトホール8cを介して第1金属配線5bに接続され
る。第1ポリシリコン配線6aと活性領域2aの交差部
においてチャネル領域が形成され、また活性領域2bと
第1ポリシリコン配線6cの交差部においてチャネル領
域が形成される。
【0053】この配置により、Nウェル領域1内に、電
源電圧をソースに受ける負荷PチャネルMOSトランジ
スタが形成される。すなわち、ゲートとドレインが交差
接続されるPチャネルMOSトランジスタTP1および
TP2が形成される。
【0054】このNウェル1のY方向に延在する端部に
おいて、第2金属配線15bおよび15dが配置され
る。第2金属配線15bは、第1ビアホール9cを介し
て、X方向に延在する第1金属配線5fに接続する。第
1金属配線5fはコンタクトホール8eを介して活性領
域3aに接続する。この活性領域3aは、Y方向に沿っ
て矩形状に形成され、活性領域3a内にNチャネルMO
Sトランジスタが形成される。活性領域3aは、第1金
属配線5kにコンタクトホール8hを介して接続され
る。
【0055】活性領域3aと平行に第2金属配線15a
が配置される。この第2金属配線15aは、コンタクト
ホール8gを介して、活性領域3aに接続される。第2
金属配線15aは、接地電圧を伝達する接地線を構成す
る。
【0056】第3金属配線7aは、第2ビアホール10
aおよび第2金属配線を介してY方向に延在する第2ポ
リシリコン配線4cに接続される。この第2ポリシリコ
ン配線4cは、X方向に延在する第1ポリシリコン配線
6bに、コンタクトホール8fを介して接続される。こ
の第1ポリシリコン配線6bは、第1金属配線5kおよ
び5f間に、X方向に延在し、アクセストランジスタの
ゲートを構成する。第3金属配線7aが、ワード線を構
成し、ワード線選択信号を伝達する。また、第2金属配
線15bがビット線を構成する。
【0057】第1ポリシリコン配線6aは、活性領域3
aと交差するようにX方向に延在しており、データを記
憶するNチャネルMOSトランジスタ(ドライバトラン
ジスタ)が、この活性領域3a内においてコンタクトホ
ール8gおよび8hの間に、第2金属配線6aの交差部
をチャネル部として形成される。
【0058】第2金属配線15dは、第1ビアホール9
dを介して第2ポリシリコン配線4dに接続される。こ
の第1金属配線15dは、このコンタクトホール9dに
おいて、X方向に延在する第1金属配線5iに電気的に
第2ポリシリコン配線4dを介して接続される。この第
2金属配線15dが、他方のビット線を構成する。
【0059】第1金属配線5iは、コンタクトホール8
iを介してY方向に延在する活性領域3bに接続する。
活性領域3bと平行にY方向に延在する第2金属配線1
5eが配置される。この第2金属配線15eは、活性領
域3bに形成されるコンタクトホール8kを介して活性
領域3bに接続される。この第2金属配線15eは、接
地電圧を伝達する接地線を構成する。
【0060】第3金属配線7aと第1金属配線5iの間
に、第1ポリシリコン配線6dが、X方向に延在して配
置される。この第1ポリシリコン配線6dは、コンタク
トホール8lを介して第2ポリシリコン配線4fに接続
される。この第2ポリシリコン配線4fは、第2ビアホ
ール10bを介して第3金属配線7aに接続される。
【0061】一方、活性領域2aにコンタクトホール8
bを介して接続する第1ポリシリコン配線6cが、活性
領域3bを交差するように、X方向に延在して配置され
る。活性領域3bは、またコンタクトホール8jを介し
て第1金属配線5dに接続される。この第1金属配線5
dは、コンタクトホール8cを介して、活性領域2bに
接続され、活性領域2aに形成されるPチャネルMOS
トランジスタおよび活性領域3aに形成されるNチャネ
ルMOSトランジスタのゲートに接続される。
【0062】一方、第1金属配線5kは、活性領域3a
にコンタクトホール8hを介して接続され、かつコンタ
クトホール8bを介して第1ポリシリコン配線6cに接
続される。この第1ポリシリコン配線6cは、活性領域
2bに形成されるPチャネルMOSトランジスタおよび
活性領域3bに形成されるNチャネルMOSトランジス
タのゲートを構成する。
【0063】この図2に示すように、正規メモリセルに
おいて、PチャネルMOSトランジスタを形成する領域
に関して、点対称にパターンを配置することにより、こ
のメモリセルのレイアウトが、行方向および列方向に、
交互に反転して配置されるため、パターンずれなどの影
響を受けることなく正確に、メモリセルのパターニング
を行なうことができる。
【0064】図3は、図2に示すレイアウトの、拡散層
(活性領域)からコンタクトホールまでのレイアウトを
示す図である。図3において、Nウェル領域1におい
て、Y方向に延在する矩形領域の活性領域2aおよび2
bが間をおいて形成される。活性領域2aは、コンタク
トホール8aを介してX方向に延在する第1金属配線5
aに接続される。また、この活性領域2aは、コンタク
トホール8bを介してX方向に延在する第1金属配線5
kに接続される。この第1金属配線5kは、またコンタ
クトホール8hを介して活性領域3aに接続される。
【0065】活性領域3aにおいて、その上側のコンタ
クトホール8gにより、第1金属配線を介して上層の接
地線を構成する第2金属配線に接続される。活性領域3
aは、その下側のコンタクトホールホ8eを介してX方
向に延在する第1金属配線5fに接続される。これらの
第1金属配線5kおよび5fの間に、第1ポリシリコン
配線6bがX方向に延在して配置され、アクセストラン
ジスタのゲートが形成される。この第1ポリシリコン配
線6bは、コンタクトホール8fを介して第1金属配線
に接続される。このコンタクトホール8fの第1金属配
線は、ワード線を構成する第3金属配線に対する接続の
ための中間層を構成する。
【0066】活性領域2bは、コンタクトホール8bを
介して、X方向に延在する第1金属配線5cに接続さ
れ、また、その上側のコンタクトホール8cを介してX
方向に延在する第1ポリシリコン配線6aおよび第1金
属配線5dに接続される。
【0067】活性領域3bは、コンタクトホール8iを
介してX方向に延在する第1金属配線5iに接続され、
またコンタクトホール8jを介して第1金属配線5dに
接続される。活性領域3b下部に形成されるコンタクト
ホール8kに形成される第1金属配線5mは、上層の接
地線を構成する第2金属配線に接続するために用いられ
る。
【0068】活性領域3bを横切るように、X方向に、
第1金属配線5iおよび5dの間に第1ポリシリコン配
線6dが形成される。この第1ポリシリコン配線6dは
コンタクトホール8lを介して第1金属配線に接続され
る。このコンタクトホール8lに形成される第1金属配
線は、ワード線を構成する第3金属配線に対する接続を
取るために用いられる。
【0069】ここで、コンタクトホールは、第1金属配
線と活性領域との接続および代位金属配線と第1ポリシ
リコン配線とを接続するために設けられる。第1ビアホ
ールは、第1および第2金属配線の接続のために形成さ
れ、第2ビアホールは第3金属配線と第2金属配線との
接続のために形成される。
【0070】図4は、図2に示すレイアウトの、第1ビ
アホール9から第3金属配線7aまでのレイアウトを概
略点に示す図である。この図4においては、Y方向に延
在して、第2金属配線15a、15b、15c、15d
および15qが配設される。第2金属配線15aは、第
1ビアホール9g下部のコンタクトホール8gに電気的
に接続される。第2金属配線15aは、接地電圧GND
を伝達する。第2金属配線15bは、第1ビアホール9
cを介して、図2に示す第1金属配線5fに接続され
る。この第2金属配線15bは、正規ビット線を構成す
る。
【0071】第2金属配線15cは、Y方向についての
両側の第1ビアホール9aおよび9bを介して図3に示
す第1金属配線5aおよび5cに接続される。この第2
金属配線15cは、電源電圧VDDを伝達する。
【0072】第2金属配線15dは、第1ビアホール9
dを介して図2および図3に示す第1金属配線5iに接
続される。この第2金属配線15dは、他方の正規ビッ
ト線を構成する。
【0073】第2金属配線15eは、第1ビアホール9
gを介して図2および図3に示しすべてコンタクトホー
ル8kに接続される。この第2金属配線15eは、接地
電圧GNDを伝達する。
【0074】第3金属配線7aは、正規メモリセルMC
のX方向の両端に形成される第2ビアホール10aおよ
び10bを介してY方向に延在する第2金属配線15p
および15qに接続される。これらの第2金属配線15
pおよび15qは、それぞれ、第1ビアホール9fおよ
び9jを介して、図2および図3で示すコンタクトホー
ル8fおよび8lに接続される。
【0075】この図2から図4に示す正規メモリセルの
レイアウトは、たとえば、特開平9−270468号公
報、特開平10−178110号公報、および特開20
01−28401号公報などにおいて示されているメモ
リセルのレイアウトと同様である。
【0076】図5は、この発明の実施の形態1に従うダ
ミーセルの構成を示す図である。図5においては、2行
1列に配列されるダミーセルDC0およびDC1を代表
的に示す。
【0077】ダミーセルDC0は、データを記憶するた
めのNチャネルMOSトランジスタ(ドライバトランジ
スタ)DN01およびDN02と、内部記憶ノードDN
D01およびDND02をプルアップするためのPチャ
ネルMOSトランジスタDP01およびDP02と、ワ
ード線WL0上の信号に応答して導通し、記憶ノードD
ND01およびDND02をそれぞれダミービット線D
BLおよびDBLBに接続するNチャネルMOSトラン
ジスタDN03およびDN04を含む。
【0078】MOSトランジスタDP01およびDN0
1のゲートへは、電源電圧VDDが与えられる。したが
って、このダミーセルDC0においては、記憶ノードD
ND01においてはLレベルデータが、記憶ノードDN
D02においてはHレベルデータが常に記憶される。
【0079】ダミーセルDC1は、同様、データを記憶
するためのNチャネルMOSトランジスタ(ドライバト
ランジスタ)TDN11およびTDN12と、記憶ノー
ドDND11およびDND12をプルアップするための
PチャネルMOSトランジスタTDP11およびTDP
12と、アクセス用のNチャネルMOSトランジスタT
DN13およびTDN14を含む。アクセス用のNチャ
ネルMOSトランジスタ(以下、アクセストランジスタ
と称する)TDN13は、ワード線WL0上の信号に応
答して導通し、導通時、記憶ノードDND11をダミー
ビット線DBLに接続する。アクセストランジスタTD
N14は、ワード線WL1上の信号に応答して導通し、
導通時、記憶ノードDND12を、ダミービット線DB
LBに接続する。
【0080】ダミーセルDC1においては、MOSトラ
ンジスタTDP11およびTDN11のゲートへは電源
電圧VDDが与えられ、記憶ノードDND11には、L
レベルデータが格納され、記憶ノードDND12には、
Lレベルデータが格納される。したがって、ワード線W
L0が選択された場合には、ダミーセルDC0およびD
C1のアクセストランジスタTDN03およびTDN1
3が同時にオン状態となり、これらのダミーセルDC1
およびDC0により、ダミービット線DBLが、接地電
圧レベルへ駆動される。
【0081】この図5に示すダミーセルの動作について
簡単に説明する。初期状態として、ダミービット線DB
LおよびDBLBは、予めHレベルにプリチャージす
る。ワード線WL0およびWL1は、非選択状態であ
り、Lレベルである。初期状態においては、アクセスト
ランジスタTDN03、TDN04、TD13およびT
DN14はすべてオフ状態である。また、データ記憶用
のNチャネルMOSトランジスタ(以下、ドライバトラ
ンジスタと称す)TDN01およびTDN11がオン状
態であり、ドライバトランジスタTDN02およびTD
N12は、オフ状態である。
【0082】読出動作が始まると、与えられたアドレス
信号に従ってアドレス指定された行に対応して配置され
るワード線が選択状態へ駆動される。いま、ワード線W
L0が選択状態へ駆動されて、その電圧レベルがLレベ
ルからHレベルになった場合を考える。この状態におい
ては、ダミーセルDC0のアクセストランジスタTDN
03およびTDN04がオン状態へ移行し、また、ダミ
ーセルDC1のアクセストランジスタTDN13が、オ
フ状態からオン状態へ移行し、一方、アクセストランジ
スタTDN14はオフ状態を維持する。
【0083】ダミービット線DBLは、ドライバトラン
ジスタTDN03およびTDN01を介して低抵抗で接
地ノードに接続され、またドライバトランジスタTDN
13およびTDN11を介して低抵抗で接地ノードに接
続される。したがって、ダミービット線DBLは、プリ
チャージ電圧レベルのHレベルから、接地電位に向かっ
て徐々にその電圧レベルが低下する。
【0084】一方、ドライバトランジスタTDN02が
オフ状態であり、記憶ノードDND02は、電源電圧レ
ベルであるため、アクセストランジスタTDN04がオ
ン状態となっても、ダミービット線DBLBは、その電
圧レベルが変化せず、プリチャージ電圧レベルを維持す
る。
【0085】ダミービット線DBLの電圧レベルが、H
レベルからLレベルに変化するのを検知すると、その検
知に応答して、センスアンプが活性化されて選択メモリ
セルのデータを増幅し、また、選択ワード線WLの電圧
レベルが立下がり、ワード線WL0が非選択状態へ戻
る。ワード線WL0の非選択状態への移行に応答して、
アクセストランジスタTDN03、TDN04およびT
DN13がオフ状態となり、ダミービット線DBLが、
接地ノードから電気的に切離される。この後、次の動作
のために、ダミービット線DBLが再びプリチャージさ
れてHレベルに復帰する。
【0086】次に、ワード線WL1の電圧レベルがLレ
ベルからHレベルになった場合の読出動作について説明
する。
【0087】ワード線WL1が選択状態へ駆動されたと
きには、ダミーセルDC1においてアクセストランジス
タTDN14がオン状態となる。ダミーセルDC1の残
りのアクセストランジスタTDN13およびダミーセル
DC0のアクセストランジスタTDN03およびTDN
04はすべてオフ状態である。ダミーセルDC1の記憶
ノードDND12が、低抵抗のアクセストランジスタT
DN14を介してダミービット線DBLBに接続され
る。しかしながら、記憶ノードDND12は、電源電圧
VDDレベルに保持されているため、このダミービット
線DBLBはプリチャージ電圧レベルが電源電圧レベル
のHレベルであり、ダミービット線DBLBの電圧レベ
ルは変化しない。
【0088】また、ダミービット線DBLにおいては、
アクセストランジスタTDN03およびTDN13はと
もにオフ状態であるため、その電圧レベルはプリチャー
ジ電圧レベルであり変化しない。
【0089】以上が、この図5に示すダミー回路の基本
動作である。ダミーセルを2列配置して、ダミービット
線DBLの電圧レベルを検出する。偶数ワード線選択時
および奇数ワード線選択時に電圧レベルが変化するダミ
ービット線DBL0およびDBL1を用いて電圧レベル
を検出することにより、確実に、メモリセルデータの読
出が行なわれたことを検出することができる。
【0090】特に、ダミーセルを正規メモリセルと同数
個各列に配置することにより、ダミービット線DBLの
負荷は、正規ビット線BLの負荷と同じとなり、ダミー
ビット線DBLの放電速度は、正規ビット線の放電速度
よりも速いため、高速でダミービット線の電位を放電し
て、読出開始信号を生成することができる。
【0091】また、早いタイミングでダミービット線の
電位を判定することができ、センスアンプの活性化タイ
ミングに対するマージンを大きくすることができ、セン
スアンプ活性化タイミングを最適化することができる。
また、ビット線の放電時間を短くすることができ、ビッ
ト線充放電による電流消費を低減することができる。
【0092】図6は、このダミーセルのレイアウトを概
略的に示す図である。図6においては、図2に示す正規
メモリセルの構成要素と対応する部分には同様の参照番
号を付し、詳細説明は省略する。
【0093】ダミーセルDC0およびDC1は、そのレ
イアウトは、図2に示す正規メモリセルのレイアウトと
同じである。しかしながら、ワード線WL0選択時に、
ダミーセルDC0およびDC1のアクセストランジスタ
がともにオン状態となることおよびダミービット線DB
Lを、選択時に、ドライバトランジスタにより放電する
ために、以下の構成要素が追加される。
【0094】すなわち、活性領域2bにおいて、第1金
属配線5rが、コンタクトホール8cbおよび8caの
間に配置される。電源電圧VDDを伝達する第2金属配
線が、第1ビアホール9bおよび第1金属配線を介して
コンタクトホール8dに接続される。X方向に延在する
第1金属配線5rは、この活性領域2bに形成されるコ
ンタクトホール8cbおよび8caを介して、記憶ノー
ドを構成する第1金属配線およびゲートを構成する第1
ポリシリコン配線に接続される。この第1金属配線5r
によりダミーセルにおいて一方の負荷MOSトランジス
タおよびドライバトランジスタのゲートに電源電圧を供
給し、また、他方の負荷MOSトランジスタのソース/
ドレインに電源電圧を供給する。
【0095】活性領域2bに形成されるコンタクトホー
ル8cbを介して、第1ポリシリコン配線6abが活性
領域2bに接続され、また、コンタクトホール8caを
介して第1ポリシリコン配線6aaに接続される。第1
ポリシリコン配線6abは、X方向に延在し、ドライバ
トランジスタのゲートを構成する。第1ポリシリコン配
線6aaは、ダミーセルDC0のドライバトランジスタ
のゲートを構成する。
【0096】活性領域2abおよび2aaには、それぞ
れ、PチャネルMOSトランジスタが形成され、電源電
圧VDDがそのソース領域に供給される。
【0097】また、ダミーセルDC1において、図6の
右側端部において、X方向に延在する第3金属配線7a
bに対しては、第2ビアホール10bが形成される。こ
の第2のビアホール10bおよび第2ポリシリコンおよ
びコンタクトホールを介して、第3金属配線7abが、
第1ポリシリコン配線6dbに接続される。一方、図6
の左側において、第3金属配線7abに対しては第2の
ビアホールは設けられない。
【0098】一方、ダミーセルDC0に対する第3金属
配線7aaに対しては、その両端において第2のビアホ
ール10cおよび10dが形成される。第2ビアホール
10d、第2ポリシリコン配線、およびコンタクトホー
ルを介して、第3金属配線7aaが、第2金属配線6b
aに接続される。
【0099】この第3金属配線7aaの左側部分におい
て形成される第2のビアホール10cは、Y方向に延在
する第2金属配線15sに接続される。この第2金属配
線15sは、コンタクトホールを介して第1ポリシリコ
ン配線6baおよび6bbに接続される。
【0100】この第2金属配線15sにより、ダミーセ
ルDC0およびDC1において、ダミービット線DBL
に対するアクセストランジスタのゲートが共通に第3金
属配線7abに結合されて、両者が、同時にオン状態と
なる。
【0101】活性領域3aにおいて配置されるコンタク
トホール8eは、ダミーセルDC1およびDC0のアク
セストランジスタにより共有され、第2ビアホールを介
して、ダミービット線DBLに結合される。このY方向
に延在する活性領域3aおよび3bに平行に上層に、接
地電圧GNDを伝達する第2金属配線が形成される。
【0102】図7は、図6に示すレイアウトの活性領域
から第2金属配線までのレイアウトを示す図である。こ
の図7に示すレイアウトを、図3に示す正規メモリセル
のレイアウトと比較した場合、活性領域2bと平行に、
さらに、第1金属配線5rが形成される構成が追加され
る。この第1金属配線5rは、コンタクトホール8ca
および8cbを介して、それぞれ、X方向に延在する第
1ポリシリコン配線6aaおよび6abに接続する。こ
の図7に示すダミーセルのレイアウトは、図3に示す正
規メモリセルのレイアウトと、第1金属配線5rを配設
する点を除いて同じである。
【0103】この図7に示すレイアウトにおいて、X方
向に延在する、第1ポリシリコン配線6baおよび6b
bは、ワード線WL0に接続され、第第1ポリシリコン
配線6daおよび6dbが、それぞれ、ワード線WL0
およびWL1に接続される。
【0104】したがって、この図7において、ダミーセ
ルDC0およびDC1において、ダミービット線DBL
(図7に示す)に対して配置されるアクセストランジス
タが、同時にワード線WL0の選択時に選択状態へ駆動
される。一方、補のダミービット線DBLB(図7に示
す)に対して設けられるダミーセルDC0およびDC1
のアクセストランジスタは、それぞれ、ワード線WL0
およびWL1の選択時にオン状態となる。
【0105】図8は、図6に示すダミーセルのレイアウ
トの第1ビアホールから第3金属配線のレイアウトを示
す図である。この図8に示すレイアウトにおいて、第3
金属配線7aaは、第2のビアホール10cを介して第
2金属配線15sに接続される。この第2金属配線15
sは、Y方向に延在し、ダミーセルDC0およびDC1
にそれぞれ配置される第1ビアホール9faおよび9f
bを介して、下層の第1金属配線に接続される。第2金
属配線15sと第3金属配線7abの交差部において
は、第2ビアホールは配置されない。第3金属配線7a
bは、第2ビアホール10bおよび第1ビアホール9j
bを介して第2金属配線に接続され、この第2金属配線
は、コンタクトホールを介して第1ポリシリコン配線に
接続される。第3金属配線7abがワード線WL1を構
成する。
【0106】一方、X方向に延在する第3金属配線7a
aは、その両端に配置される第2ビアホール10cおよ
び10dにより、それぞれ第2金属配線に接続される。
第2ビアホール10dおよび第1ビアホール9jbを介
して、第3金属配線7aaが第2金属配線に接続され、
この第2金属配線が、第1ビアホール9jbを介して下
層の第1ポリシリコン配線に接続される。
【0107】第2金属配線については、電源電圧VDD
を伝達する電源線と、電源線の両側に配置されるダミー
ビット線DBLおよびDBLBと、これらのダミービッ
ト線DBLおよびDBLBの外側に配置される接地電圧
GNDを伝達する接地線が配置される。これらの第2金
属配線は、Y方向に延在して配置される。
【0108】図9は、この発明の実施の形態1に従う半
導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図
9において、半導体記憶装置は、正規メモリセルMCが
行列状に配列される正規メモリセルアレイ20と、ダミ
ーセルDCが列方向に整列して配置されるダミーセル列
21aおよび21bを含む。正規メモリセルアレイ20
およびダミーセル列21aおよび21bにおいては、正
規メモリセルMCおよびダミーセルDCは、行方向に関
して整列して配置される。正規メモリセルMCおよびダ
ミーセルDCの各行に対応してワード線WLが配置され
る。図9においては、ワード線WL0−WL7を代表的
に示す。
【0109】ワード線WLに対しては、正規メモリセル
およびダミーセルが接続される。正規ビット線BL、B
LBに接続される正規メモリセルMCの数とダミービッ
ト線に接続するダミーセルDCの数は、同じである。し
たがって、アレイ構成が、変更されても、ダミーセルと
正規メモリセルとを行方向において整列させて配置して
おり、共通にワード線を配置することができ、ダミービ
ット線DBLの放電速度を常に正規ビット線よりも早く
することができ、確実に、ダミービット線の電位に従っ
て内部タイミングを設定することができる。
【0110】正規メモリセルMCの各列に対応して、正
規ビット線BLおよびBLBが配置される。ダミーセル
列21aおよび21bそれぞれにおいては、ダミービッ
ト線DBL0およびDBL1が配置される。正規メモリ
セルアレイ20においては、正規ビット線BLおよびB
LBが対をなして配置される。一方、ダミーセル列21
aおよび21bにおいては、ダミービット線DBL0お
よびDBL1のみが用いられる。
【0111】これらのダミービット線DBL0およびD
BL1それぞれに対応して、補のダミービット線DBL
B0およびDBLB1が配置される。しかしながら、こ
れらの補のダミービット線DBLB0およびDBLB1
は、その電圧レベルは、プリチャージ電圧レベルであ
り、内部動作制御のためには用いられない。
【0112】ダミーセル列21aのダミーセルDCは、
偶数ワード線WL0、WL2が選択されたときに、ダミ
ービット線DBL0を、2つのダミーセルDCにより放
電する。ダミーセル列21bのダミーセルDCは、奇数
ワード線WL1、WL3、…が選択されたときに、列方
向において隣接する2つのダミーセルが選択されて、ダ
ミービット線DBL1を放電する。
【0113】アレイ周辺回路としてさらに、ダミービッ
ト線DBL0およびDBL1と正規ビット線BLおよび
BLBを、活性化時、電源電圧レベルにプリチャージす
るためのプリチャージ回路26が設けられる。このプリ
チャージ回路26は、ダミービット線DBL0、DBL
1、正規ビット線BLおよびBLBそれぞれに対して配
置されるPチャネルMOSトランジスタ26aを含む。
【0114】このプリチャージ回路26は、メモリセル
選択時においては、消費電流を低減するために、非活性
化される。
【0115】正規メモリセルアレイ20に対して、列デ
コーダ24からの列選択信号に従ってアドレス指定され
た列を内部データバス27に接続するためのマルチプレ
クサ25が設けられる。このマルチプレクサ25は、正
規ビット線対それぞれに対応して配置される列選択ゲー
ト25aを含む。列選択ゲート25aは、列デコーダ2
4からの列選択信号に応答して選択的に導通する。
【0116】この半導体記憶装置は、さらに、クロック
信号CLKとアドレス信号と制御信号とを受け、内部ア
ドレス信号および動作タイミング信号を生成する制御回
路22と、制御回路22からの内部行アドレス信号とロ
ウ活性化信号とに従ってアドレス指定された行に対する
ワード線を選択状態へ駆動する行デコーダ23と、ダミ
ービット線DBL0およびDBL1の電位変化を検出す
る電位検出回路31をを含む。この電位検出回路31
は、一例として、NANDゲートで形成される。この電
位検出回路31は、ダミービット線DBL0およびDB
L1の電位変化を検出することができればよく、別のゲ
ート回路で構成されてもよい。
【0117】電位検出回路31からの出力信号(読出信
号)SEに従って、制御回路22が、読出動作タイミン
グおよびワード線非活性化タイミングを決定する。
【0118】内部データの書込/読出を実行するため
に、内部データDIに従って内部データバス27を駆動
するライトドライバ28と、制御回路22の制御のもと
に選択的に活性化されて内部データバス27に読出され
たデータを増幅するセンスアンプ30が設けられる。こ
のセンスアンプ30の活性化タイミングは、電位検出回
路31の出力信号SEにより決定される。内部データバ
ス27は、相補データ信号線対で構成され、センスアン
プ30は、活性化時、この相補データ信号線の電位を差
動的に増幅して、内部読出データを生成する。
【0119】図10は、図9に示す半導体記憶装置のデ
ータ読出時の信号波形を示す図である。以下、図10を
参照して図9に示す半導体記憶装置の動作について簡単
に説明する。
【0120】この半導体記憶装置は、クロック信号CL
Kに同期して与えられる制御信号にしたがって動作モー
ドが指定される。データアクセス指示が与えられる前に
おいては、プリチャージ回路26が活性状態にあり、正
規ビット線BLおよびBLBとダミービット線DBL0
およびDBL1は、電源電圧レベルにプリチャージされ
ている。すべてのワード線WL0−WL7は、非選択状
態であり、その電圧レベルはLレベルである。また、ダ
ミービット線DBL0およびDBL1の電圧レベルは、
Hレベルあるため、電圧検出回路31の出力する読出信
号SEはLレベルである。
【0121】クロック信号CLKが立上がり、そのとき
の制御信号により読出動作が指定された状態を考える。
アクセス指示により、制御回路22の制御により、プリ
チャージ回路26が非活性化される。これと並行して、
行デコーダ23および列デコーダ24へ、内部行アドレ
ス信号および内部列アドレス信号がそれぞれ与えられ、
行デコーダ23が、アドレス指定された行に対応するワ
ード線を選択状態へ駆動し、また列デコーダ24が、ア
ドレス指定される列を選択する列選択信号を生成する。
【0122】この行デコーダ23からの行選択信号に従
ってアドレス指定された行に対するワード線の電圧レベ
ルがLレベルからHレベルに立上がり、この選択ワード
線に接続される正規メモリセルのデータが対応の正規ビ
ット線BLおよびBLBに伝達される。また、列デコー
ダ24からの列選択信号に従ってマルチプレクサ25に
おいて、アドレス指定された列に対応する列選択ゲート
25aが導通し、選択列に対応する正規ビット線BLお
よびBLBが、内部データバス27に結合される。
【0123】ダミーセル列21aおよび21bにおいて
は、選択ワード線に応じて、ダミービット線DBL0お
よびDBL1の一方に、ダミーセルの記憶ノードが接続
される。今、ワード線WL0が選択された状態を考え
る。この選択ワード線WL0に接続される正規メモリセ
ルMCのデータが、正規ビット線BLおよびBLBに読
出される。この場合、メモリセルの記憶データにしたが
って、正規ビット線BLおよびBLBの一方の電位が、
徐々に低下する。
【0124】この正規メモリセルのデータ読出と同じタ
イミングで、ワード線WL0に接続されるダミーセルD
Cにより、ダミービット線DBL0が放電される。この
ダミービット線DBL0の電位変化速度は、2ビットの
ダミーセルで放電が行なわれるため、正規ビット線BL
またはBLBの電位変化速度よりも速い。ダミーセル列
21bにおいてダミーセルDCはすべて非選択状態であ
るため、ダミービット線DBL1は、プリチャージ電圧
レベルを維持する。
【0125】このダミービット線DBL0の電圧レベル
が、電圧検出回路31の入力論理しきい値電圧以下に低
下すると、電圧検出回路31の出力する読出信号SEが
LレベルからHレベルに変化する。
【0126】制御回路22は、この読出信号SEの立上
がりに応答してセンスアンプ30を活性化する。センス
アンプ30は、活性化されると、内部データバス27に
入力されたデータを差動的に増幅して、読出データDO
を生成する。
【0127】また、この読出信号SEの立上がりに応答
して、制御回路22は、選択状態のワード線WL0を非
選択状態へ駆動し、またプリチャージ回路26を活性化
して、ダミービット線DBL0、DBL1および正規ビ
ット線BLおよびBLBを、再び電源電圧レベルにプリ
チャージする。このプリチャージ動作時においては、列
デコーダも非活性化され、マルチプレクサ25は非導通
状態に設定される。
【0128】奇数ワード線WL1が選択された場合に
は、ワード線WL1に接続される正規メモリセルMCの
データが、ビット線BLおよびBLBの対に読出され
て、対をなすビット線BLおよびBLBの一方のビット
線の電位が、徐々に低下する。同じタイミングで、この
ワード線WL1に接続されるダミーセルDCが選択状態
へ駆動され、選択ダミーセルにより、ダミービット線D
BL1の電位が低下する。この場合においても、ダミー
ビット線DBL1の電位低下速度は、正規ビット線BL
またはBLBの電位低下速度よりも速い。
【0129】このダミービット線DBL1の電圧レベル
が、電圧検出回路31の入力論理しきい値電圧よりも低
くなると、電圧検出回路31の出力する読出信号がHレ
ベルとなる。以降、先のワード線WL0の選択時と同様
の制御を制御回路22がこの読出信号SEの立上がりに
応答して実行する。すなわち、読出信号SEの立上がり
に応答してセンスアンプ30を活性化し、選択列のビッ
ト線BLおよびBLBから内部データバス27に読出さ
れたデータをセンスして、内部読出データD0を確定さ
せる。
【0130】また、この読出信号SEに応答して選択状
態のワード線WL1を非選択状態へ駆動し、またプリチ
ャージ回路26を活性化する。また、マルチプレクサ2
5を非活性化する。
【0131】したがって、偶数ワード線が選択された場
合には、ダミーセル列21aのダミーセルが選択され
て、ダミービット線DBL0の放電により、読出信号S
Eが活性化される。一方、奇数ワード線が選択された場
合には、ダミーセル列21bのダミーセルにより、ダミ
ービット線DBL1が放電されて、読出信号SEが活性
化される。ダミービット線DBL0およびDBL1の放
電開始タイミングは、ワード線の選択タイミングにより
決定され、正規ビット線の放電開始タイミングと同じで
ある。また、このダミービット線DBL0およびDBL
1の電位変化速度は、正規ビット線よりも速いため、読
出信号SEの活性化タイミングとセンスアンプ活性化信
号の活性化タイミングの差を十分に大きくすることがで
き、センスアンプ30の活性化タイミングを容易に最適
化することができる。また、選択ワード線の選択状態に
ある期間を短くすることができ、応じて、正規ビット線
の放電期間を短くすることができ、消費電流を低減する
ことができる。
【0132】また、ダミービット線は、2つのダミーセ
ルで駆動されるため、ダミーセルのトランジスタ特性が
ばらつく場合においても、これらの2つのダミーセルの
トランジスタ特性を平均化することができ、応じて、こ
のトランジスタ特性のばらつきの度合いを低減でき、動
作マージンを改善することができる。
【0133】図11は、図9に示す制御回路22の構成
を概略的に示す図である。図11において、制御回路2
2は、クロック信号CLKと制御信号CTLとに従って
指定された動作モードを検出する動作モード検出回路3
5と、動作モード検出回路35からのアクセス指示信号
に従ってデコーダイネーブル信号ADEを活性化するデ
コーダ制御回路36と、この動作モード検出回路35か
らの動作モード指示信号に従ってプリチャージ指示信号
/PRGを非活性化するプリチャージ制御回路37と、
読出信号SEの立上がりに応答してセンスアンプ活性化
信号SAEを所定期間活性状態に駆動するセンス制御回
路38を含む。
【0134】デコーダイネーブル信号ADEが、行デコ
ーダ23および列デコーダ24の活性化期間を決定す
る。プリチャージ指示信号/PRGにより、図9に示す
プリチャージ回路26の活性/非活性が決定される。セ
ンスアンプ活性化信号SAEにより、センスアンプ30
の活性化期間が決定される。
【0135】センス制御回路38は、この読出信号SE
の立上がりに応答して所定のタイミングでセンスアンプ
活性化期間SAEを活性化し、所定時間経過後に、この
センスアンプ活性化信号SAEを非活性化する。
【0136】デコーダ制御回路36は、センスアンプ活
性化信号SAEが活性化されると、所定期間経過後に、
デコーダイネーブル信号ADEを非活性化し、選択ワー
ド線を非選択状態へ駆動させ、またマルチプレクサ25
を非導通とし、正規ビット線と内部データバス27とを
分離する。
【0137】プリチャージ制御回路37も、同様、この
センスアンプ活性化信号SAEの活性化に応答して所定
時間経過後に、プリチャージ指示信号/PRGを活性化
し、ダミービット線および正規ビット線をプリチャージ
する。
【0138】なお、上述の説明においては、データ読出
時において、ダミービット線DBL0、DBL1および
正規ビット線BLおよびBLBに対するプリチャージを
禁止している。しかしながら、データ書込時に対しての
み、このプリチャージ回路26を非活性化し、データ読
出時において、プリチャージ回路26が活性状態に維持
されていてもよい。
【0139】また、データ書込時においてはライトドラ
イバ28が、活性化されて、選択列の正規ビット線を書
込データにしたがって駆動する。この場合、プリチャー
ジ回路26は非活性化されて正規ビット線の放電は停止
される。ライトドライバ28の活性化タイミングは、ワ
ード線およびビット線が選択された後の適当なタイミン
グであればよい。したがって、ライトドライバ28の駆
動のために、ダミービット線の電位を検出する必要はな
い。
【0140】また、ダミーメモリセルと正規メモリセル
のレイアウトは、ともに、金属配線およびビアホールの
配置が異なるだけであり、ゲートの形状および活性領域
の形状は、ダミーセルおよび正規メモリセルで同じであ
る。ダミービット線に接続されるダミーセルの数と正規
ビット線に接続される正規メモリセルの数は同じであ
り、したがって、ダミービット線の寄生容量を正規ビッ
ト線の寄生容量と同じとすることができ、正確に、ダミ
ービット線を、正規ビット線よりも高速でその電位を変
化させることができる。
【0141】また、ダミーセルおよび正規メモリセルの
ゲートおよび活性領域の形状が同じであるため、これら
のダミーセルおよび正規セルのトランジスタの特性を同
一とすることができ、トランジスタ特性のばらつきが小
さく、タイミング調整を容易に行なうことができる。ま
た、しきい値電圧およびチャネル長とチャネル幅の比な
どのばらつきに対しても、ダミーセルおよび正規メモリ
セルに対して同じばらつきを生じさせることができ、こ
れらのプロセスパラメータのばらつきに対するマージン
を大きくすることができ、正確に、読出信号を生成して
最適なタイミングでセンスアンプの活性化を行なうこと
ができる。
【0142】[実施の形態2]図12は、この発明の実
施の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図12においては、正規メモリセルア
レイ20の両側にダミーセル列21cおよび21dが配
置される。ダミーセル列21cは、行デコーダ23に隣
接して配置され、ダミーセル列21dは、この行デコー
ダ23から遠い正規メモリセルアレイ20の端部に配置
される。
【0143】アレイ周辺部に、制御回路22および周辺
回路40が配置される。周辺回路40は、図9に示すプ
リチャージ回路26、マルチプレクサ25、列デコーダ
24、センスアンプ30、ライトドライバ28、および
電圧検出回路31を含む。
【0144】図12に示す構成においては、電圧検出回
路31は、正規メモリセルアレイ20の行方向について
の両端に配置されるダミーセル列21cおよび21dに
設けられたダミービット線の電圧レベルを検出する。
【0145】このダミーセル列21cおよび21dに配
置されるダミーセルDCのレイアウトは、先の図6から
図8に示すレイアウトと同じである。メモリセルの配置
時においては、このレイアウトパターンは、メモリセル
を単位として、行方向および列方向に鏡映対称に配置さ
れる。したがって、正規メモリセルアレイ20の内部に
ダミーセル列を配置した場合、以下の問題が生じる。
【0146】図13は、ダミーセル2ビットのアクセス
トランジスタのゲートのレイアウトを概略的に示す図で
ある。第3金属配線7mおよび7nがX方向に直線的に
延在して配置される。この第3金属配線7mは、第2ビ
アホール42を介して、Y方向に延在する第2金属配線
6に接続される。この第2金属配線6は、接続部41m
および41nにより、第1ポリシリコン配線5mおよび
5nにそれぞれ電気的に接続される。第2金属配線6
は、第3金属配線7mとは交差するだけであり、電気的
には接続されない。
【0147】メモリセルのレイアウトにおいては、この
ダミーセルレイアウトにおいて第2金属配線6を、隣接
セルで共有するように、鏡映対称に、列方向にメモリセ
ルレイアウトが配置される。ダミーセルのアクセストラ
ンジスタのゲートとして、第1ポリシリコン配線5mお
よび5nを利用した場合、これらの第1ポリシリコン配
線5mおよび5nは、第2金属配線6により相互接続さ
れており、第3金属配線7nにより形成されるワード線
が選択された場合には、この第1ポリシリコン配線5m
および5nに選択電圧が伝達される。
【0148】この場合、ダミーセルにX方向において隣
接するメモリセルにおいても、2ビットのメモリセルが
同時に選択される。したがって、このダミーセルにおい
てX方向に隣接するセルは、冗長セルとして、配置し、
正規メモリセルとして利用することができなくなる。し
たがって、正規メモリセルアレイ20内において、ダミ
ーセルおよび正規メモリセルとして利用できない冗長セ
ルが配置されることになり、正規メモリセルアレイ20
の面積が増加する。
【0149】したがって、図12に示すように正規メモ
リセルアレイ20のX方向についての両側に、ダミーセ
ル列21cおよび21dを配置することにより、このダ
ミーセルに対してX方向に隣接する冗長セルを配置する
必要がなく、ダミーセルおよび正規メモリセルを含むメ
モリセルアレイの面積の増大を抑制することができる。
【0150】[実施の形態3]図14は、この発明の実
施の形態3に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。この図14に示す構成においては、ダ
ミーセル列21eおよび21fは、行デコーダ23に近
い端部に、正規メモリセルアレイ20に隣接して配置さ
れる。この図14に示す半導体記憶装置の他の構成は、
図12に示す構成と同じであり、対応する部分には同一
参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0151】図15に示すように、行デコーダ23は、
正規メモリセルアレイの一方端に配置され、偶数ワード
線WLeおよび奇数ワード線WLoを、メモリセルアレ
イの一方端から選択状態へ駆動する。これらのワード線
WLeおよびWLoには、配線抵抗ZeおよびZoがそ
れぞれ存在する。したがって、行デコーダ23からのワ
ード線選択信号が選択ワード線に伝達された場合、この
配線抵抗により、信号伝搬遅延が生じる。
【0152】しかしながら、ダミーセルDMCを、行デ
コーダ23に近いメモリセルアレイの端部に配置するこ
とにより、このダミービット線DBL0およびDBL1
に現われる電位変化の開始タイミングは、偶数ワード線
WLeおよび奇数ワード線WLoいずれが選択されても
同じである。したがって、電圧検出回路31において読
出信号SEを活性化するタイミングは、ダミービット線
DBL0およびDBL1のいずれが放電されても同じタ
イミングとすることができ、ワード線駆動信号伝搬遅延
の影響を受けることなく正確に、読出信号を早いタイミ
ングで活性化することができる。
【0153】また、行デコーダ23に近接して、ダミー
ビット線DBL0およびDBL1を配置することによ
り、ワード線WLeまたはWLo選択時において最も早
いタイミングで、これらのダミービット線DBL0また
はDBL1にダミーセルDMCの記憶ノードを接続して
ダミーセルドライバトランジスタでこれらのダミービッ
ト線DBL0またはDBL1を駆動することができる。
したがって、最も早いタイミングで、読出信号SEを活
性化することができ、センスアンプの活性化に対し十分
にタイミングマージンをとることができ、最適タイミン
グでセンスアンプを活性化することができる。
【0154】また、メモリセルアレイの行デコーダ23
に近い端部においてダミーセル列21eおよび21fを
配置することにより、以下の構成を利用することによ
り、冗長セル列を配置する必要がなくなり、アレイ面積
の増大を抑制することができる。すなわち、偶数ワード
線WLeに接続するダミーセルDMCにおいて、ワード
線を共有する部分が共通接続されている場合、その共通
接続されるワード線部分はダミービット線DBL0に接
続される。一方、奇数ワード線WLoに接続されるダミ
ーセルDMCの共通ワード線を有する部分はダミービッ
ト線DBL1に接続される。したがって、ダミーセル列
境界部に配置されるワード線を共有するドライバトラン
ジスタとして、補のダミービット線DBLB0に接続す
るドライバトランジスタまたはダミービット線DBL1
に接続するドライバトランジスタに設定する。
【0155】すなわち、ダミーセル列境界部において、
補のダミービット線DBLB0に接続するアクセストラ
ンジスタとダミービット線DBL1に接続されるアクセ
ストランジスタとを鏡映的なレイアウトに配置する。補
のダミービット線DBLB0およびDBLB1は電圧検
出には用いないため、また、電源電圧レベルに維持され
るため、2ビットのダミーセルが同時に補のダミービッ
ト線に接続されても、電圧検出動作には何ら影響を及ぼ
さない。したがって、レイアウトを何ら変更することな
く、ダミーセル列を2列配置するだけで、正規メモリセ
ルアレイにおける正規メモリセルのレイアウトに影響を
及ぼすことなくダミーセルを配置することができる。
【0156】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、メモリセルアレイの行デコーダに近い端部にダ
ミーセル列を配置しており、選択ワード線の位置にかか
わらず、高速で読出信号を活性化することができ、セン
スアンプの活性化に対するタイミングマージンを改善す
ることができる。
【0157】また、ダミーセル列を隣接して行デコーダ
に近いメモリセルアレイ端部に配置しており、早いタイ
ミングでダミービット線電位を変化させて読出信号を確
定状態へ駆動することができ、センスアンプ活性化に対
するマージンを大きくすることができ、センスアンプを
最適なタイミングで活性化させることができる。
【0158】また、1つのワード線に2ビットのダミー
セルを接続する部分を、ダミーセル間で共有することに
より、冗長セル列を配置する必要がなく、メモリセルア
レイの面積増大を抑制することができる。
【0159】[実施の形態4]図16は、この発明の実
施の形態4に従う半導体記憶装置のダミーセルの配置を
示す図である。図16においては、4行1列に配置され
るダミーセルDCa−DCdを代表的に示す。ダミーセ
ルDCa−Dcdそれぞれに対応して、ワード線WLa
−WLdが配置される。ダミーセルDCa−DCdのア
クセストランジスタQAa−QAdは、共通にワード線
WLaにそれぞれのゲートが接続される。ダミーセルD
Ca−DCdは、それぞれ、ダミービット線DBLに、
選択時、Lレベルデータを伝達するように、内部の記憶
ノードDNDa−DNDdの各々は、電源電圧レベルに
固定される。
【0160】ダミーセルDCa−DCdの他方のアクセ
ストランジスタQBa−QBdは、それぞれのゲート
が、対応のワード線WLa−WLbに結合され、選択
時、補のダミービット線DBLBに、Hレベルデータを
出力する。
【0161】ダミーセルDCa−DCdのそれぞれの電
気的な回路構成は、実施の形態1のダミーセルの電気的
な回路構成と同じである。
【0162】この図16に示す構成においては、ワード
線WLaが選択されると、4つのダミーセルDCa−D
CdのアクセストランジスタQAa−QAdが同時にオ
ン状態となり、ダミービット線DBLが、4ビットのダ
ミーセルDCa−DCdにより放電される。したがっ
て、ダミービット線DBLの電圧低下速度をより高速化
することができ、早いタイミングで読出信号を活性化す
ることができる。補のダミービット線DBLBは、Hレ
ベルを維持する。
【0163】図17は、この発明の実施の形態4に従う
半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
図17において、それぞれにおいてダミーセルDCが列
方向に整列して配置されるダミーセル列50a−50b
と、正規メモリセルMCが行列状に配列される正規メモ
リセルアレイ20を含む。ダミーセルDCおよび正規メ
モリセルMCは、行方向に関して整列して配置される。
ダミーセルDCおよび正規メモリセルMCの各行に対応
してワード線WLが配置される。図17において、8本
のワード線WL0−WL7を代表的に示す。
【0164】ダミーセル列50a−50cそれぞれに対
応して、ダミービット線DBLa−DBLbが配置され
る。ダミーセル列50aにおいては、ワード線WL0ま
たはWL4が選択されたときに、4ビットのダミーセル
DCが同時に選択されて、ダミービット線DBLaを放
電する。ダミーセル列50bについては、ワード線WL
1またはWL5が選択されたときに、4ビットのダミー
セルDCが同時に選択されて、ダミービット線DBLb
を放電する。ダミーセル列50cについては、ワード線
WL2またはWL6が選択されたときに、4ビットのダ
ミーセルDCが同時に選択されて、ダミービット線DB
Lcを放電する。ダミーセル列50dにおいては、ワー
ド線WL3またはWL7が選択されたとき、4ビットの
ダミーセルDCが同時に選択されて、ダミービット線D
BLdを放電する。
【0165】これらのダミービット線DBLa−DBL
dに対し、電圧検出回路52が設けられる。この電圧検
出回路52は、ダミービット線DBLa−DBLdのい
ずれかの電圧レベルがその入力論理しきい値電圧よりも
低くなったときに、読出信号SEをHレベルに立上げ
る。
【0166】ダミービット線DBLa−DBLdおよび
正規メモリセルアレイ20の正規ビット線BLおよびB
LBを、スタンバイ状態時、電源電圧レベルにプリチャ
ージするためのプリチャージ回路26が設けられる。こ
の図17に示す周辺回路の構成は、図9に示す半導体記
憶装置の周辺回路の構成と同じであり、対応する部分に
は同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0167】図16および図17に示す構成において、
データ読出時の制御回路22の動作は、先の実施の形態
1の制御回路22の動作と同じである。ワード線WLが
選択された場合には、このワード線WLに接続される正
規メモリセルMCのデータが対応の正規ビット線BLお
よびBLBに読出される。このときには、プリチャージ
回路26がプリチャージ動作を停止している。
【0168】この正規メモリセルMCによる正規ビット
線BLおよびBLBの駆動と同じタイミングで、ダミー
セルDCも選択状態へ駆動され、ダミービット線DBL
a−DBLdのいずれかが放電される。正規ビット線B
LまたはBLBは、1ビットの正規メモリセルMCで放
電され、一方、ダミービット線DBLa−DBLdのい
ずれかは、4ビットダミーセルDCで放電される。した
がって、ダミービット線DBLa−DBLdの電圧低下
速度は、正規ビット線BLまたはBLBの電圧低下速度
よりもより高速であり、早いタイミングで、読出信号S
Eを電圧検出回路52により立上げることができる。
【0169】したがって、センスアンプ30に対するセ
ンスアンプ活性化信号SAEの活性化タイミングに対し
て、十分余裕を持って読出信号SEを立上げることがで
き、センスアンプ30の活性化タイミングをより最適化
しやすくなる。
【0170】また、同様に、読出信号SEの活性化に応
答して、選択ワード線を非選択状態へ駆動するため、同
様、選択ワード線の非活性化タイミングを最適化するこ
とができ、正規ビット線BLおよびBLBの放電時間を
短縮することができ、電力消費を低減することができ
る。また、正規ビット線BLおよびBLBの電圧低下量
を低減することにより、プリチャージ回路26の活性時
における正規ビット線の電圧リカバリを高速で行なうこ
とができる。
【0171】また、ダミービット線DBLa−DBLd
は、それぞれ、4ビットのダミーセルDCにより駆動さ
れるため、この4ビットのダミーセルのトランジスタ特
性がばらつく場合においても、同時に選択される4ビッ
トのダミーセルDCによりそのばらつきを平均化するこ
とができ、応じてばらつきの度合いを低減することがで
きる。したがって、読出信号SEの立上がりタイミング
に対するダミーセルのトランジスタ特性のばらつきの影
響を低減することができ、動作マージンを改善すること
ができる。
【0172】[実施の形態5]図18は、この発明の実
施の形態5に従う4ビットのダミーセルのレイアウトを
概略的に示す図である。この図18に示すダミーセルD
Ca−DCdの実質的なレイアウトは、先の図6に示す
2ビットのダミーセルのレイアウトと同じである。ダミ
ーセルDCa−DCdそれぞれに対応して、X方向に沿
って第3金属配線58a−58dが配設される。第3金
属配線52aは、第2ビアホール54を介してY方向に
延在する第2金属配線55に接続される。
【0173】この第2金属配線55は、コンタクトホー
ル56a−56dを介して、Y方向に延在する、第1ポ
リシリコン配線57a−57dにそれぞれ接続される。
この第ポリシリコン配線57a−57は、ダミービット
線DBLに接続するアクセストランジスタのゲートを構
成する。
【0174】第2金属配線55と第3金属配線58b−
58dの交差部においては、ビアホールは設けられてい
ない。したがって、この第3金属配線58a上に伝達さ
れるワード線選択信号に従って、ダミーセルDCa−D
Cdのダミービット線DBLに接続するアクセストラン
ジスタが同時に、オン状態となる。
【0175】第3金属配線52a−52dは、それぞ
れ、他方端において、第2ビアホール58a−58dお
よびコンタクトホールを介して、それぞれ、第1ポリシ
リコン配線59a−59dにそれぞれ接続される。これ
らの第ポリシリコン配線59a−59dは補のダミービ
ット線DBLBに接続されるアクセストランジスタを構
成する。したがって、補のダミービット線ZDBLに接
続するアクセストランジスタは、これらの第3金属配線
58a−58d上に伝達されるワード線選択信号に従っ
て個々にオン状態となる。
【0176】この図18に示すダミーセルDCa−DC
dの個々のレイアウトは、図2に示す正規メモリセルの
レイアウトと同じである。したがって、ダミービット線
および正規ビット線に接続されるダミーセルおよび正規
メモリセルの数が同じであり、ダミービット線DBLと
正規ビット線BLおよびZBLBの負荷を同じとするこ
とができる。これにより、確実に、ダミービット線の電
圧変化速度を、正規ビット線の電圧変化速度よりも大き
くすることができる。また、正規ビット線BLおよびZ
BLの電圧低下速度に対する、ダミービット線DBLの
電圧低下速度を容易に予測することができ、読出信号S
Eの立上がりタイミングを予測でき、この読出信号に従
ったセンスアンプの活性化およびワード線の非選択駆動
タイミングを容易に調整することができる。
【0177】図19は、この図18に示すレイアウトの
第1金属配線までのレイアウトを示す図である。この図
19に示すように、ダミーセルDCa−DCdそれぞれ
において、接続部56a−56dにより、ワード線を構
成する第1ポリシリコン配線57a−57dが接続され
る。これらの接続部56a−56dは、上層のビアホー
ルを介して第2金属配線に接続される。
【0178】また、第1ポリシリコン配線59a−59
dは、それぞれ、接続部を介して図18に示す第3金属
配線52a−52dに接続されて、それぞれワード線W
La−WLdに接続される。
【0179】これらのダミーセルDCa−DCdにおい
ては、また、内部記憶ノードを電源電圧レベルに固定す
るために、活性領域62dおよび62eそれぞれと平行
に第1金属配線63aおよび63bが形成され、第1金
属配線および第1ビアホールを介して電源線に接続さ
れ、Lレベルデータを記憶する記憶ノードに対して配置
される負荷トランジスタおよびドライバトランジスタの
ゲートへ電源電圧を供給する。
【0180】Nウェル領域1において、活性領域62a
−62eが形成され、それぞれ、PチャネルMOSトラ
ンジスタが形成される。これらの活性領域62a−62
eは、それぞれ列方向において隣接するダミーセルによ
り共有される。アクセストランジスタおよびドライバト
ランジスタを形成するために、Y方向に延在して活性領
域60aおよび60bが形成される。
【0181】この図19に示す第1金属配線までのレイ
アウトは、先の図3に示す正規メモリセルのレイアウト
と全く同じである。したがって、この負荷トランジスタ
およびドライバトランジスタおよびアクセストランジス
タのゲートおよび活性領域の形状を、正規メモリセルの
それらと一致させることができ、ダミーセルおよび正規
メモリセルのトランジスタの特性を一致させることがで
きる。したがって、トランジスタのしきい値電圧および
チャネル幅とチャネル長の比などの製造パラメータがば
らついても、正規メモリセルおよびダミーセルのトラン
ジスタ特性のばらつきを同じ方向に変化させることがで
き、製造パラメータのばらつきに対しても、マージンを
大きくすることができる。
【0182】図20は、この図18に示すダミーセルの
第1ビアホールから第3金属配線のレイアウトを示す図
である。この図20に示すように、ダミーセルDCa−
DCdにそれぞれ対応して、X方向に延在する第3金属
配線52a−52dが配設される。その第3金属配線5
2a−52dと交差するように、Y方向に延在して、第
2金属配線55が配設される。この第2金属配線55
は、接続部56a−56dに形成される第1ビアホール
を介して図19に示す第1ポリシリコン配線57a−5
7dに電気的に接続される。この第2金属配線55と第
3金属配線52b−52dの交差部には、第2ビアホー
ルは形成されない。第2金属配線55は、第2ビアホー
ル54を介して第3金属配線52aに接続される。
【0183】これらの第3金属配線52a−52dは、
また第2ビアホール58a−58dをそれぞれ介して、
ダミーセルDCa−DCdの補のダミービット線に接続
するアクセストランジスタのゲートを構成する第1ポリ
シリコン配線59a−59d(図18、図19参照)に
接続される。
【0184】したがって、この図20に示すレイアウト
においては、単に、第2金属配線55が、4ビットのダ
ミーセルDCa−DCdに共通に配設され、これらが接
続部5a−56dにより、ダミービット線DBLに接続
するアクセストランジスタのゲートに接続される点が異
なる。したがって、ビアホールの位置を変更するだけ
で、容易に、正規メモリセルと同一レイアウトでダミー
セルを配置して4ビットのダミーセルを同時に選択する
ことができる。
【0185】なお、図20においてY方向に延在する第
2金属配線は、接地電圧を伝達する接地線、ダミービッ
ト線DBL、電源電圧VDDを伝達する電源線、補のダ
ミービット線DBLB、および接地電圧GNDを伝達す
る接地線を、それぞれ構成する。
【0186】なお、この図18から図20に示すダミー
セルのレイアウトにおいて、X方向において隣接するダ
ミーセルは、この図20に示すレイアウトと鏡映対称な
レイアウトを有する。このビアホールおよびコンタクト
ホールをX方向において隣接するダミーセルで共有する
場合、以下のレイアウトが利用されてもよい。すなわ
ち、図20に示すレイアウトにおいて、ワード線WLb
に対する第2ビアホール58bにより、第2金属配線
を、この4ビットのダミーセルに共通に接続する。この
場合、ワード線WLbが選択されたときに、補のダミー
ビット線DBLBに、同時に4ビットのダミーセルが接
続される。しかしながら、ダミービット線DBLBは、
電圧検出には用いられないため、特に問題は生じない。
これにより、冗長セル列を配置することなく、高密度
で、ダミーセルを4列配置することができる。
【0187】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、ダミーセルを、正規メモリセルと同一のレイア
ウトで構成し、単に第2金属配線のレイアウトを変更し
かつ第2ビアホールの位置を変更するだけで、4ビット
のダミーセルを共通のワード線に接続している。これに
より、正規メモリセルおよびダミーセルをトランジスタ
特性を容易に同一とすることができ、タイミング設計が
容易となる。
【0188】[実施の形態6]図21は、この発明の実
施の形態6に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図21において、この半導体記憶装置
は、各々が、行列状に配列される正規メモリセルを有す
る正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bと、こ
れらの正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bの
間に配置される行デコーダ72を含む。行デコーダ72
は、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bにお
いて同時に、ワード線を選択状態へ駆動してもよい。こ
の場合、ダミーセル列71a−71dそれぞれにおい
て、ワード線選択時において4ビットのダミーセルが同
時に選択される。
【0189】これに代えて、行デコーダ72は、またア
レイ選択信号に従って、正規サブメモリセルアレイ70
aおよび70bの一方においてワード線を選択するよう
に構成されてもよい。すなわち、ワード線を駆動するワ
ード線ドライブ回路に対しアレイ選択信号を与え、選択
された正規サブメモリセルアレイに対して設けられるワ
ード線ドライブ回路のみを活性化する。この場合、行ア
ドレス信号をデコードする行デコード回路は、正規サブ
メモリセルアレイ70aおよび70bに対して共通に設
けられてデコード動作を行なう。この構成の場合、ダミ
ーセル列71a−71dそれぞれにおいて、対応のワー
ド線の選択時に2ビットのダミーセルが同時に選択され
る。
【0190】正規サブメモリセルアレイ70aのX方向
についての両側にダミーセル列71aおよび71bが対
向して配置され、また正規サブメモリセルアレイ70b
のX方向の両側に、ダミーセル列71cおよび71dが
対向して配置される。これらのダミーセル列71a−7
1dは、図17に示すダミーセル列50a−50dに対
応する。
【0191】正規サブメモリセルアレイ70aに対して
は、周辺回路76aが設けられ、正規サブメモリセルア
レイ70bに対応して、周辺回路76bが配置される。
これらの周辺回路76aおよび76bの各々は、列デコ
ーダ、プリチャージ回路、センスアンプおよびライトド
ライバを含む。これらの周辺回路76aおよび76bの
間に制御回路74が配設される。これらの周辺回路76
aおよび76bは、アレイ選択信号に従って選択的に活
性化されてもよく、また、同時に活性/非活性が制御さ
れてもよい。
【0192】したがって、読出信号を生成する場合、メ
モリアレイ単位で活性/非活性が行われる場合には、ダ
ミーセル列71aおよび71bに対応して配置されるダ
ミービット線の電圧に従って周辺回路76aに含まれる
センスアンプの活性化タイミングおよびワード線非活性
化タイミングおよびプリチャージ回路の活性化タイミン
グが決定される。同様に、ダミーセル列71cおよび7
1dに対応してそれぞれ設けられるダミービット線の電
圧レベルに従って、周辺回路76bに設けられるセンス
アンプの活性化、ワード線の非活性化およびプリチャー
ジ回路の活性化のタイミングが決定される。この場合、
各ダミーセル列において、対応のワード線が選択された
ときには、2ビットのダミーセルが選択状態へ駆動され
る。したがって、この構成の場合には、制御回路74
は、このアレイ選択信号に従って、周辺回路76aおよ
び76bの一方の活性/非活性化を実行する。
【0193】また、これに代えて、正規サブメモリセル
アレイ70aおよび70bが同時にワード線選択が行わ
れてもよい。この場合には、周辺回路76aおよび76
bが同時に活性化される。読出信号の活性化は、ダミー
セル列71a−71dの電圧を検出して行われる。この
場合には、各ダミーセル列において4ビットのダミーセ
ルが対応のワード線選択時に選択状態へ駆動される。
【0194】ダミーセル列71a−71dそれぞれに配
列されるダミーセルは、先の図6から図8または図18
から図20に示すレイアウトを有する。
【0195】したがって、複数ビットを同時に選択する
ための第2金属配線15sまたは55を配置する部分
を、正規サブメモリセルアレイから遠い端部に配置する
ことにより、この正規サブメモリセルアレイ70aおよ
びダミーセル列71aおよび71bにおいて、同じレイ
アウトでダミーセルおよび正規メモリセルを配置するこ
とができる。正規サブメモリセルアレイ70bおよびダ
ミーセル列71cおよび71dについても同様である。
したがって、この複数ビットを同時に選択するための第
2金属配線(15sまたは55)のために、冗長セルを
正規メモリセル列に対して配置する必要がなく、正規サ
ブメモリセルアレイ70aおよび70bの面積増大を抑
制することができる。
【0196】[実施の形態7]図22は、この発明の実
施の形態7に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。この図22に示す構成においては、正
規サブメモリセルアレイ70aの行デコーダ72に近い
端部にダミーセル列71eおよび71fが配置される。
正規サブメモリセルアレイ70bと行デコーダ72の間
に、ダミーセル列71gおよび71hが配置される。他
の構成は、図21に示す構成と同じであり、対応する部
分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0197】行デコーダ72から、正規サブメモリセル
アレイ70aおよび70dに対し、ワード線駆動信号が
伝達される。ワード線には、配線抵抗があり、信号伝搬
遅延が生じる。この行デコーダ72に近接してダミーセ
ル列71e−71hを配置することにより、このワード
線駆動信号の伝搬遅延の影響を受けることなく、早いタ
イミングでダミーセル列71e−71hを放電すること
ができる。
【0198】したがって、図23に示すように、電圧検
出回路75に対し、ダミーセル列71e−71hそれぞ
れに対応して配置されるダミービット線DBLe−DB
Lhが結合した場合、これらのダミービット線DBLe
−DBLhの電圧レベルが、電圧検出回路75の入力論
理しきい値以下になるタイミングに時間差が生じず、ダ
ミービット線DBLe−DBLhの電圧レベルに従って
ほぼ実質的に同じタイミングで、読出信号SEを立上げ
ることができる。この読出信号SEの立上がりに対しタ
イミングマージンを考慮する必要がなく、センスアンプ
活性化信号の活性化タイミングに対し十分にマージンを
とることができ、センスアンプの活性化タイミングを最
適化することができる。
【0199】なお、図23に示す電圧検出回路75にお
いては、ダミーセル列71e−71hそれぞれに対応し
て配置されるダミービット線DBLe−DBLhが共通
に結合されている。これは、ダミーセル列71eおよび
71fにおいては、ワード線WL0およびWL2がそれ
ぞれ選択されたときに、ダミービット線DBLeおよび
DBLfを、それぞれ、放電し、ダミーセル列71gお
よび71hについては、ワード線WL1およびWL3が
選択されたときに、対応のダミービット線DBLgおよ
びDBLhを放電する。したがって、この図22に示す
構成においては、正規サブメモリセルアレイ70aおよ
び70bにおいて共通に、ワード線が同時に選択状態へ
駆動される。メモリセルアレイ選択信号に従って周辺回
路76aおよび76bの一方が活性化される。
【0200】この図22に示す構成において、アレイ選
択信号に従ってメモリアレイ70aおよび70bの一方
が選択される構成であってもよい。この場合には、電圧
検出回路が周辺回路76aおよび76b個々に配置され
て、対応のセンスアンプの活性化が行われる。
【0201】以上のように、この発明の実施の形態7に
従えば、行デコーダの両側に正規メモリセルアレイを配
置し、かつこの行デコーダに近い側に、それぞれ2列の
ダミーセル列を配置しており、正確なタイミングで、読
出信号を活性化して、センスアンプの活性化、ワード線
の非選択状態への駆動を行なうことができる。
【0202】[実施の形態8]図24は、この発明の実
施の形態8に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図24において、正規サブメモリセル
アレイのX方向についての両側にダミーセル列71aお
よび71bが配設される。これらのダミーセル列71a
および71bに隣接してエッジセル列80aおよび80
bが配置される。エッジセル列80aは、ダミーセル列
71aの外側に配置される。エッジセル列80bはダミ
ーセル列71bと行デコーダ72の間に配置される。
【0203】正規サブメモリセルアレイ70bに対して
も、そのX方向について、両側にダミーセル列71cお
よび71dが配置される。行デコーダ72とダミーセル
列71cの間にエッジセル列80cが配置される。ダミ
ーセル列71dの外側にエッジセル列80dが配置され
る。残りの周辺回路86aおよび76bと制御回路74
は、先の図21に示す構成と同様に配置される。
【0204】エッジセル列80a−80dは、正規メモ
リセルのパターンずれを防止するために、アレイ端部に
配置される。これらのエッジセル列80a−80dにお
いては、メモリセルと同一のレイアウトパターンを有す
る形状ダミーセル(エッジセル)が配置される。これら
のエッジセル列80a−80dに含まれるエッジセル
は、データ記憶には用いられず、単にメモリセルのレイ
アウトパターンの規則性を維持するために用いられる。
【0205】すなわち、微細化が進むにつれて、パター
ニング時において、段差部における露光光の乱反射など
により、近接するレイアウトパターンの影響により、パ
ターン仕上り寸法の制御が困難になってきている。この
ため、近年においては、所望のレイアウト形状をマスク
上に焼付ける際に、近接したレイアウトパターンの影響
を考慮したサイズ補正を加える手法が一般に取入れられ
ている。しかしながら、メモリセルのように非常に微細
化されたパターンとその周辺パターンとの境界は、パタ
ーンの規則性が全く異なるため、その補正が困難であ
る。
【0206】したがって、仕上り寸法が、所望値からず
れる可能性のあるメモリセルアレイの端部においては、
通常のデータ記憶用のメモリセルとしては用いない単な
る形状ダミーセル(エッジセル)を配置し、そのデータ
を記憶するためのメモリセルアレイに対するパターンの
規則性を維持し、データ記憶用メモリセルの仕上り寸法
が所望値からずれないようにする工夫が行なわれてい
る。
【0207】この実施の形態8においては、エッジセル
列80a−80dそれぞれに隣接してダミーセル列71
a−71dを配置する。エッジセル列80a−80dに
配置されるエッジセルは、データ記憶には用いられない
ため、このエッジセル列80a−80dのエッジセルと
対応のダミーセル列71a−71dのダミーセルを同一
レイアウトにパターニングする。したがって、同一ワー
ド線に複数のダミーセルのアクセストランジスタが接続
される構成において対応のエッジセル列においても同一
のワード線に複数のエッジセルのダミーアクセストラン
ジスタが接続される。ダミーセル列71a−71dそれ
ぞれに隣接して正規メモリセル列が配置される。この場
合、ダミーセル列71a−71dそれぞれと正規サブメ
モリセルアレイ70a−70bの対応の正規メモリセル
のレイアウトを対称的に配置することにより、正規サブ
メモリセルアレイ70aおよび70bにおいては、正規
メモリセルをダミーセルのレイアウトの影響を受けるこ
となく各ワード線に対応して配置することができる。
【0208】これにより、ダミーセル列71a−71d
の不規則性を解消するために冗長セル列を配置する必要
がなく、メモリセルアレイの面積増大を抑制することが
できる。
【0209】図25は、エッジセルおよびダミーセルの
レイアウトを概略的に示す図である。図25において
は、ダミーセルDC0およびDC1とエッジセルEC0
およびEC1を代表的に示す。ダミーセルDC0および
DC1の右側の領域に、正規サブメモリセルアレイの正
規メモリセルが配置される。エッジセルEC0およびE
C1の左側に、図24に示す行デコーダが配置される
か、または、エッジセルEC0およびEC1の外側に
は、メモリセルアレイ外部に配置される周辺回路が配置
される。
【0210】Y方向に延在して、活性領域92aおよび
92eが、Nウェル1aの領域の外部に配置され、また
Nウェル1bの外部に、活性領域92fおよび92jが
形成される。これらの活性領域において、NチャネルM
OSトランジスタが形成される。
【0211】Nウェル1aにおいては、活性領域92
b、92cおよび92dがY方向に延在する矩形状に形
成される。Nウェル1b内においては、Y方向に延在す
る矩形状に活性領域92g、92hおよび92iが形成
される。
【0212】活性領域92aと平行に、第2金属配線9
4aがY方向に延在して形成される。活性領域92bと
平行に第一金属配線93aが形成される。この金属配線
93aは、ビアホールを介して第2金属配線94cに接
続される。この第2金属配線94cはまた、活性領域9
2cおよび92dのソース領域に結合される。
【0213】活性領域92eと平行に、第2金属配線9
4eが配設される。この第2金属配線94a−94e
は、それぞれ接地電圧GNDを伝達する。したがって、
エッジセルEC0およびEC1においては、内部ノード
がすべて接地電圧レベルとなる。
【0214】このエッジセルEC1およびダミーセルD
C1に共通にX方向に、第3金属配線90aが配設さ
れ、エッジセルEC0およびダミーセルDC0に共通
に、X方向に延在して、第3金属配線90bが形成され
る。この第3金属配線90aは、ビアホール91cを介
して、エッジセルEC1のアクセストランジスタのゲー
トに接続される。第3金属配線90bは、ビアホール9
1dおよびコンタクトホールを介して、エッジセルEC
0のアクセストランジスタのゲートに接続される。
【0215】一方、この第3金属配線90bは、ビアホ
ール91eを介して、第2金属配線94kに接続され
る。この第2金属配線94kは、コンタクトホールを介
して、このエッジセルEC0およびEC1の他方のアク
セストランジスタのゲートに共通に接続される。したが
って、エッジセルEC0およびEC1において、このダ
ミーセルとの境界部に配置されるアクセストランジスタ
は、共通にワード線WL0に接続される。ワード線WL
0に4つのダミーセルが接続される場合には、このエッ
ジセルおよびダミーセルの境界領域の第2金属配線94
kを、4ビットのメモリセルにわたって連続的に点在さ
せる。
【0216】ダミーセルは、このエッジセルとX方向に
関して鏡映対称なレイアウトを有しており、活性領域9
2fと平行に形成される第2金属配線94fは、接地電
圧を伝達する。この活性領域92fに形成されるアクセ
ストランジスタは、コンタクトホールおよび第1ビアホ
ールを介して第2金属配線94gに接続される。
【0217】第3金属配線90aは、第2ビアホール9
1aを介して、ダミーセルDC1の他方のアクセストラ
ンジスタのゲートに接続される。また第3金属配線90
bは、第2ビアホール91bを介して、このダミーセル
DC0の他方のアクセストランジスタのゲートに接続さ
れる。
【0218】活性領域92jに平行に第2金属配線94
jが形成される。この第2金属配線94jは接地電圧を
伝達し、活性領域92jに中央領域に形成されるコンタ
クトホールを介してドライバトランジスタのソース領域
に結合される。
【0219】第2金属配線94jと平行に第2金属配線
92iが配置される。この第2金属配線94iは、活性
領域92jに形成されるアクセストランジスタに、第1
金属配線および第1ビアホールを介して接続される。第
2金属配線が補のダミービット線を構成する。
【0220】このダミーセルDC0およびDC1に隣接
して、図示しない正規メモリセルが形成される。この正
規メモリセルは、ダミーセルとX方向に関して鏡映対称
のレイアウトを有している。したがって、このダミーセ
ルと正規メモリセルの境界領域においては、ダミーセル
DC0およびDC1のアクセストランジスタは、それぞ
れ、ゲートがワード線WL1およびWL0を構成する第
3金属配線90bおよび90aに接続されている。した
がって、正規メモリセルも同様、これらの第3金属配線
90bおよび90aに対応するワード線WL0およびW
L1によりそれぞれ個々に選択される。
【0221】したがって、ダミーセルのレイアウトの影
響を受けることなく、正規メモリセルを配置することが
できる。また、エッジセルが配置されているため、ダミ
ーセルも、規則的なパターンを、正規メモリセルと同様
に繰返して形成されるため、パターンのずれを抑制する
ことができ、ダミーセルおよび正規メモリセルのトラン
ジスタ特性をこのエッジセルにより、均一化することが
できる。
【0222】図26は、図25に示すレイアウトの活性
領域から第1金属配線までのレイアウトを示す図であ
る。図26に示すように、Y方向に延在して、活性領域
92a−92jが形成される。活性領域92a、92
e、92f、および92jはY方向に連続的に延在して
形成される。これらの活性領域92a−92jと交差す
るように、ポリシリコン配線が形成されて、MOSトラ
ンジスタのゲートが形成される。図26においては、ア
クセストランジスタのゲート電極となるポリシリコン配
線96a−96fを示す。
【0223】この図26に示すように、第1金属配線ま
でのレイアウトについては、エッジセルおよびダミーセ
ルは同じであり、その境界領域に関して鏡映対称にその
パターンがレイアウトされている。正規メモリセルはダ
ミーセルと鏡映対称のパターンレイアウトを有してい
る。したがって、ダミーセル、正規メモリセルおよびエ
ッジセルの活性領域およびゲート電極の形状は、エッジ
セル、ダミーセルおよび正規メモリセルについてすべて
同じである。エッジセルは境界領域に配置されており、
パターンずれの影響を受けても、ダミーセルおよび正規
メモリセルのトランジスタ特性は、エッジセルによりパ
ターンレイアウトの規則性が維持されているため、トラ
ンジスタ特性を均一化することができる。
【0224】図27は、この図25に示すレイアウトの
第1ビアホールから第3金属配線のレイアウトを示す図
である。図27において、Y方向に延在して、第2金属
配線94a−94jが形成される。X方向に沿って第3
金属配線90aおよび90bが形成される。この第3金
属配線90aはその両側の第2ビアホール91cおよび
91aより、それぞれエッジセルEC1およびダミーセ
ルDC0のアクセストランジスタのゲートに接続され
る。
【0225】第3金属配線90bは、その両側の第2ビ
アホール91dおよび91bにより、エッジセルEC1
およびダミーセルDC1のアクセストランジスタのゲー
トに接続される。第3金属配線90bは、さらに、この
エッジセルおよびダミーセルの境界領域において、第2
ビアホール91eを介して第2金属配線94kに接続さ
れる。
【0226】この第2金属配線94kは第1ビアホール
を介して、図26に示すポリシリコン配線96cおよび
96dに接続される。エッジセルは、データ記憶には利
用されず、パターンの規則性を維持するためだけに設け
られているだけである。したがって、第2金属配線94
kにより、2ビットまたは4ビットのダミーセルを1つ
のワード線に共通に接続しても、データ記憶動作に対し
て何ら影響は及ぼさない。またエッジセルが「冗長セ
ル」の代わりに用いられており、メモリセルアレイの面
積増大を抑制することができる。
【0227】ダミーセルと正規メモリセルの境界領域に
おいては、第2ビアホール91aおよび91bにより、
それぞれワード線WL1およびWL0が、ダミーセルD
C0およびDC1それぞれのアクセストランジスタのゲ
ートに接続される。したがって、この正規メモリセル
は、ダミーセルと鏡映対称なレイアウトを有しているた
め、ダミーセルと異なり、正規メモリセルにおいて、各
列において、正確に、各ワード線ごとにメモリセルを選
択することができる。
【0228】また、エッジセルEC0およびEC1にお
いては、第2金属配線94a−94eはすべて接地電圧
GNDに固定されている。したがって、エッジセルにお
いては電源ノードを含む内部ノードは、全て接地電圧レ
ベルであり、このエッジセルEC0およびEC1におい
てパターンずれによりチャネルリーク電流などのリーク
電流が生じるのを防止することができ、消費電流を低減
することができる。
【0229】なお、ダミービット線が2本だけ用いられ
る場合には、1つのメモリセルアレイの両側にメモリセ
ル列およびエッジセル列の組を配置する。
【0230】[実施の形態9]図28は、この発明の実
施の形態9に従う電圧検出回路の構成を示す図である。
図28において、この電圧検出回路は、ダミービット線
DBL0−DBL3それぞれに対して設けられる電位検
知回路100a−100dを含む。これらの電位検知回
路100a−100dは同一構成を有するため、図28
においては、電位検知回路100aの構成を代表的に示
す。この電圧検出回路は、従って、ダミーセル列におい
て対応のワード線選択時に4ビットのダミーセルが同時
に選択状態へ駆動される。
【0231】電位検知回路100aは、ダミービット線
DBL0の信号を反転して出力信号φAを生成するCM
OSインバータIVと、ダミービット線DBL0と接地
ノードとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタNQ2およびNQ3を含む。MOSトランジス
タNQ2のゲートへは、CMOSインバータIVの出力
信号φAが与えられる。MOSトランジスタNQ3のゲ
ートへは、プリチャージ指示信号/PCが与えられる。
【0232】このプリチャージ指示信号/PCは、先に
図9等において説明したダミービット線および正規ビッ
ト線をプリチャージするプリチャージ回路26を活性化
する信号/PRGと同じである。したがって、プリチャ
ージ回路が活性状態のときには、プリチャージ指示信号
/PCはLレベルであり、MOSトランジスタNQ3は
オフ状態である。プリチャージ回路が非活性状態のとき
にはプリチャージ指示信号/PCはHレベルであり、M
OSトランジスタNQ3はオン状態となる。
【0233】CMOSインバータIVは、ダミービット
線DBL0の電位に従って出力信号φAをHレベルに駆
動するPチャネルMOSトランジスタPQ1と、ダミー
ビット線DBL0の電圧レベルがHレベルのときに、導
通し、出力信号φAをLレベルに設定するNチャネルM
OSトランジスタNQ1を含む。
【0234】このCMOSインバータIVにおいては、
MOSトランジスタPQ1のチャネル幅を小さくし、M
OSトランジスタNQ1のチャネル幅を大きくする。こ
のNチャネルMOSトランジスタNQ1のチャネル幅を
大きくすることにより、ダミーセルおよび正規メモリセ
ルのNチャネルMOSトランジスタ(ドライブトランジ
スタおよびアクセストランジスタ)の特性のばらつきの
影響をこの電位検知回路100a−100bにおいて大
きく現わさせる。MOSトランジスタNQ2およびNQ
3は、そのチャネル幅は十分に大きくされ、出力信号φ
AがHレベルとなると、高速で、ダミービット線DBL
0を放電する。
【0235】電圧検出回路は、さらに、電位検知回路1
00aおよび100bの出力信号を受ける2入力NOR
回路102aと、電位検知回路100cおよび100b
の出力信号を受ける2入力NOR回路102bと、NO
R回路102aおよび102bの出力信号を受けて読出
信号SEを生成するNAND回路104を含む。
【0236】ダミービット線DBL0−DBL3の配置
位置は、先の実施の形態6から8において示した配置の
いずれが用いられてもよい。
【0237】図29は、図28に示す電圧検出回路の動
作を示す信号波形図である。以下、図29を参照して、
この図28に示す電圧検出回路の動作について説明す
る。
【0238】図29において、ダミービット線DBL0
の電圧レベルが放電される場合の動作波形が一例として
示される。スタンバイ状態においてプリチャージ指示信
号/PCはLレベルであり、MOSトランジスタNQ3
はオフ状態である。ダミービット線DBL0−DBL3
は、それぞれ対応のプリチャージ回路のプリチャージト
ランジスタにより電源電圧レベルにプリチャージされて
いる。
【0239】メモリセル選択動作が行なわれ、たとえば
ワード線WL0が選択状態へ駆動されると、ダミービッ
ト線DBL0の電圧レベルがプリチャージ電圧レベルか
ら低下する。このときにはプリチャージ信号/PCは、
Hレベルにある。
【0240】ダミービット線DBL0の電圧レベルの低
下に従って、PチャネルMOSトランジスタPQ1のコ
ンダクタンスが大きくなり、CMOSインバータIVの
出力信号φAが徐々に増加し、CMOSインバータIV
の入力論理しきい値を超えると、この出力信号φAが急
速にHレベルに立上がる。この出力信号φAがHレベル
となると、MOSトランジスタNQ2がオン状態とな
る。このとき既にプリチャージ指示信号/PCは、ワー
ド線選択時にHレベルに駆動されており、MOSトラン
ジスタNQ3はオン状態である。したがってこの出力信
号φAがHレベルとなり、MOSトランジスタNQ2が
飽和領域で動作すると、高速でダミービット線DBL0
が、これらのMOSトランジスタNQ2およびNQ3に
より放電されて、その電圧レベルが低下する。出力信号
φAがHレベルとなると、NOR回路102aの出力信
号がLレベルとなり、応じてNAND回路104の出力
する読出信号SEがHレベルとなる。
【0241】MOSトランジスタNQ2およびNQ3を
配置して、出力信号φAの電圧レベルが上昇したとき
に、ダミービット線DBL0を接地電圧レベルに放電す
ることにより以下の利点が得られる。すなわち、CMO
SインバータIVが過渡領域にある時間を短くすること
ができ、応じてMOSトランジスタPQ1およびNQ1
がともにオン状態となる期間を短くでき、貫通電流を低
減することができ、消費電流を低減することができる。
【0242】なお、このCMOSインバータIVの入力
論理しきい値は、読出信号SEの活性化に応じて適当な
電圧レベルに設定されればよい。MOSトランジスタP
Q1の駆動力が小さくされる場合においても、これらの
MOSトランジスタPQ1およびNQ1のしきい値電圧
を調整することにより、所望の電圧レベルに、このCM
OSインバータIVの入力論理しきい値を設定すること
ができる。
【0243】なお、1本のダミービット線が2ビットの
ダミーセルで駆動される場合には、2本のダミービット
線が用いられるだけである。したがって、この場合に
は、たとえばダミービット線DBL0およびDBL1に
対して設けられる電位検知回路100aおよび100b
の出力信号を受けるAND回路(NANDゲートとイン
バータとの直列体に等価な複合ゲート)を配置する。
【0244】以上のように、この発明の実施の形態9に
従えば、ダミービット線電位を、検出するCMOSイン
バータの出力信号に従って対応のダミービット線を接地
電圧レベルに駆動するように構成しており、ダミービッ
ト線の電位により、この電圧検出回路のCMOSインバ
ータにおいて貫通電流が流れる期間を制限でき、応じて
消費電流を低減することができる。
【0245】[実施の形態10]図30は、この発明の
実施の形態10に従う電圧検出回路の構成を示す図であ
る。図30において、電圧検出回路は、ダミービット線
DBL0−DBL3それぞれに対応して設けられ、それ
ぞれが、対応のダミービット線DBL0−DBL3上の
電圧をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタP
Q2−PQ5を含む。これらのMOSトランジスタPQ
2−PQ5のドレインは、共通にノードNDDに接続さ
れ、それぞれのソースには、電源電圧が供給される。
【0246】電圧検出回路は、さらに、プリチャージ指
示信号PCに応答して導通し、導通時ノードNDDを接
地電圧レベルにプリチャージするNチャネルMOSトラ
ンジスタNQ4と、ノードNDDの電位を反転するイン
バータIV1と、インバータIV1の出力信号がLレベ
ルのとき導通し、導通時ノードNDDを電源電圧レベル
にラッチするPチャネルMOSトランジスタPQ6と、
インバータIV1の出力信号を反転して読出信号SEを
生成するインバータIV2を含む。MOSトランジスタ
PQ6の電流駆動力は十分に大きくされる。
【0247】プリチャージ指示信号PCは、ダミービッ
ト線DBL0−DBL3および正規ビット線BLおよび
BLBを電源電圧レベルにプリチャージするプリチャー
ジ回路の活性化時、Hレベルに設定される。したがっ
て、内部ノードNDDは、スタンバイ状態時、接地電圧
レベルにプリチャージされる。
【0248】図31は、図30に示す電圧検出回路の動
作を示す信号波形図である。図31を参照して、ダミー
ビット線DBL0が放電される場合の動作を一例とし
て、この図30に示す電圧検出回路の動作について説明
する。
【0249】スタンバイ状態時においては、ダミービッ
ト線DBL0−DBL3は、すべて電源電圧レベルにプ
リチャージされており、MOSトランジスタPQ2−P
Q5はオフ状態にある。プリチャージ指示信号PCはH
レベルであるため、MOSトランジスタNQ4がオン状
態であり、ノードNDDは接地電圧レベルに維持され
る。
【0250】メモリ選択指示が与えられて、ワード線が
選択されて、たとえばワード線WL0が選択状態へ駆動
されると、ダミービット線DBL0の電圧レベルがダミ
ーセルにより低下する。このダミービット線DBL0の
電圧レベルが低下し、MOSトランジスタPQ2のソー
ス−ゲート間電圧が、MOSトランジスタPQ2のしき
い値電圧の絶対値よりも大きくなると、MOSトランジ
スタPQ2が導通し、ノードNDDへ電流を供給する。
【0251】このメモリセル選択動作開始時において
は、プリチャージ指示信号PCは、Lレベルであり、M
OSトランジスタNQ4はオフ状態にある。ノードND
Dの電圧レベルが、MOSトランジスタPQ2の充電動
作により上昇し、インバータIV1の入力論理しきい値
を超えると、インバータIV1の出力信号がLレベルと
なり、応じてMOSトランジスタPQ6が導通し、ノー
ドNDDの電圧レベルを高速で電源電圧レベルにまでプ
ルアップする。一方、インバータIV2が、このインバ
ータIV1の出力信号を反転して、読出信号SEをHレ
ベルに駆動する。
【0252】インバータIV1は、ノードNDDの電圧
レベルの反転増幅機能を有しており、このノードNDD
の電圧レベルに従って、MOSトランジスタPQ6のオ
ン/オフを制御する。したがって、このインバータIV
1において貫通電流が流れる期間を短くすることがで
き、消費電流を低減することができる。
【0253】また、ダミービット線DBL0は、MOS
トランジスタPQ2のゲートに接続されている。したが
って、このダミービット線DBL0はダミーセルにより
駆動されるだけであり、接地電圧レベルにまでは放電さ
れない。したがって、このダミービット線DBL0の充
放電に要する消費電力を低減することができる。これ
は、他のダミービット線DBL1−DBL3の電圧レベ
ルが低下する場合も同様である。
【0254】したがって、この図30に示す電圧検出回
路を利用することにより、読出タイミングを設定するた
めの回路の消費電流の増大を抑制して、正確に内部での
センスアンプ活性化タイミングおよびワード線非活性化
タイミングおよびプリチャージ動作活性化タイミングを
決定することができる。
【0255】なお、図30に示す構成においても、ダミ
ービット線が2本用いられる場合には、それぞれのダミ
ービット線に対応して、PチャネルMOSトランジスタ
が配置される。
【0256】なお、この図30に示す電圧検出回路にお
いて、MOSトランジスタPQ2−PQ5に代えて、N
チャネルMOSトランジスタを用い、ノードNDDを、
電源電圧レベルにプリチャージする構成が用いられても
よい。この場合には、MOSトランジスタPQ6のNチ
ャネルMOSトランジスタで置き換えられる。また、イ
ンバータIV2は不必要となる。
【0257】[他の適用例]上述の実施の形態において
は、SRAMが、半導体記憶装置として用いられてい
る。しかしながら、フラッシュメモリのように、ビット
線を流れる電流を検出してデータの読出を行なう不揮発
性半導体記憶装置においても、この内部でのセンスアン
プの活性化タイミングを設定する場合、ダミービット線
を用いることにより、正確に決定することができる。こ
の不揮発性半導体記憶装置の場合には、単にダミーセル
として、データを記憶する正規の不揮発性メモリセルと
同一構造の不揮発性メモリセルを利用する。ワード線を
金属配線で構成し、不揮発性メモリセルのコントロール
ゲートをポリシリコンで構成し、この金属配線とポリシ
リコンコントロールゲートとの接続を、ダミーセルにお
いては、正規のメモリセルと異ならせる。
【0258】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、ダミ
ーセルを、正規メモリセルと行方向に整列して配置し、
ダミービット線を複数のダミーセルで駆動しており、ア
レイ構成にかかわらず、高速でダミービット線の電圧を
変化させて、センスアンプ活性化のタイミングを示す信
号を生成することができる。
【0259】すなわち、正規メモリセルの行それぞれに
対応して配置される複数のワード線に対し、複数列のダ
ミーセルの各列において複数のダミーセルを同一ワード
線に接続するように構成することにより、ダミービット
線および正規ビット線の負荷を同じとして、ダミービッ
ト線を正規ビット線よりも高速でその電圧レベルを変化
させることができる。これにより、アレイ構成の変化に
かかわらず、またメモリセルトランジスタ特性のばらつ
きにかかわらず、正確な、内部読出タイミングを設定す
る信号を生成することができる。
【0260】また、ダミーセルを正規メモリセルと行方
向に関して整列して配置することにより、容易にダミー
ビット線および正規ビット線の負荷を同じとすることが
でき、また、ダミーセルを、正規メモリセルと同一ワー
ド線で選択することにより、このダミービット線および
正規ビット線の電圧変化開始タイミングを同じとするこ
とができ、正確に、内部読出タイミングを設定すること
ができる。
【0261】また、ダミービット線と正規ビット線の負
荷容量を実質的に同じ設定することにより、複数のダミ
ーセルでダミービット線を駆動することにより、1つの
ワード線に接続される正規メモリセルの数にかかわら
ず、常にダミービット線の電圧変化を正規ビット線より
も早くすることができ、内部動作のタイミングのマージ
ンを大きくすることができ、内部動作タイミングを最適
化することができる。
【0262】また、ダミーセルと正規メモリセルを同一
のレイアウトで形成することにより、同一パターンを繰
返し配置して正規メモリセルおよびダミーセルを配置す
ることができ、レイアウトが容易となる。また、ダミー
セルおよび正規メモリセルのトランジスタ特性を同じと
することができ、またこれらのダミーセルおよび正規メ
モリセルの製造パラメータのばらつきに起因するトラン
ジスタ特性のばらつきを同じに設定でき、パラメータの
ばらつきに対するマージンを大きくすることができる。
また、ダミービット線および正規ビット線の負荷を同じ
に設定することができる。
【0263】また、ダミービット線のワード線選択時の
電圧変化速度を、正規ビット線の電圧変化速度よりも大
きく設定することにより、早いタイミングで、メモリセ
ル選択が行なわれたタイミングを確定することができ、
内部動作開始のためのマージンを大きくでき、内部動作
開始タイミングの最適化を行なうことができる。
【0264】また、ダミーセルをメモリセルアレイの一
方端に互いに隣接して複数列に配置することにより、メ
モリセルアレイ中央部においてダミーセルを配置する場
合の冗長セルが不要となり、メモリセルアレイ面積の増
大を抑制することができる。
【0265】また、このメモリセルアレイの行デコード
回路に近い端部にダミーセル列を配置することにより、
早いタイミングでダミービット線を駆動することができ
る。
【0266】また、ダミーセル列をメモリセルアレイに
分散して配置することにより、正規メモリセルのアレイ
内に冗長セルを設ける必要がなく、ダミーセル列の端部
において正規メモリセルのレイアウトに影響を及ぼすこ
となくダミーセルを配置することができる。
【0267】またこのメモリセルアレイの両端にそれぞ
れ配置することにより、容易に、正規メモリセルのレイ
アウトパターンの規則性を乱すことなくダミーセル列を
配置することができる。
【0268】また、ダミービット線の電位を検出する電
位検出回路と、この電位検出回路の出力信号に従ってセ
ンスアンプ活性化信号を生成する回路とを設けることに
より、データ読出時、早いタイミングで電位検出回路の
出力信号を確定状態とすることができ、センスアンプ活
性化信号の活性化タイミングを最適化することができ
る。
【0269】また、このセンスアンプを、正規ビット線
と列選択ゲートを介して結合されて電位を差動的に増幅
して出力する回路で構成することにより、列選択後、最
適タイミングでセンスアンプの活性化を行なうことがで
きる。
【0270】また、ダミーセル列に隣接して正規メモリ
セルと同一のレイアウトを有するエッジセル列を配置す
ることにより、ダミーセルおよび正規メモリセルのレイ
アウトパターンの規則性を損なうことなくダミーセルお
よび正規メモリセルを配置でき、ダミーセルと正規メモ
リセルのトランジスタ特性を均一化することができる。
また、このエッジセル列を利用することにより、ダミー
セル配置のための冗長セルが不要となり、正規メモリセ
ルアレイの面積増大を抑制することができる。
【0271】また、エッジセルの内部ノード電位を接地
電圧レベルに固定することにより、エッジセルにおいて
パターンずれが生じてもリーク電流が流れるのを防止す
ることができ、消費電流を低減することができる。
【0272】また、エッジビット線を接地電圧レベルに
固定することにより、エッジビット線と電源線または接
地線とが短絡してもリーク電流が流れるのを防止するこ
とができ、歩留まりを改善することができまた消費電流
を低減することができる。
【0273】また、このメモリセルアレイは、行デコー
ド回路の両側に配置される構成の場合、ダミーセル列
を、メモリセルアレイそれぞれにおいて行デコード回路
に近い端部に配置することにより、早いタイミングで、
ダミービット線を駆動することができ、内部動作タイミ
ングの確定タイミングを早くすることができる。
【0274】また、ダミーセルを、列方向において所定
数のダミーセルのアクセストランジスタのゲートを相互
接続することにより、容易に、1つのワード線に対し複
数のダミーセルを、そのレイアウトの規則性を損なうこ
となく、接続することができる。
【0275】電位検出回路を、高入力インピーダンスを
介して対応のダミービット線に結合する構成とすること
により、ダミービット線の電位に悪影響を及ぼすことな
く正確に、ダミービット線の電位の判定を行なうことが
できる。
【0276】また、この電位検出回路を、対応のダミー
ビット線の電位を受けるCMOSインバータと、このC
MOSインバータの出力信号に従って対応のダミービッ
ト線を所定電圧レベルに駆動する回路とで構成すること
により、ダミービット線電位変化時、ダミービット線
が、中間電圧レベルに滞在する期間を短くでき、応じて
CMOSインバータの貫通電流を低減することができ
る。
【0277】また、この電位検出回路を、それぞれが、
ダミービット線にゲートが接続されるMOSトランジス
タと、この内部ノードを第1の電圧レベルに駆動するプ
リチャージトランジスタとこの内部ノードの電位に応答
してセンスアンプ活性化信号を活性化しかつラッチする
ラッチアンプとで構成することにより、ダミービット線
の電圧レベルを、所定電圧レベルにまで放電することが
なく、ダミービット線ンの充放電に要する電力を低減す
ることができる。また、このラッチアンプを利用するこ
とにより、内部ノードが中間電圧レベルに留まる時間を
短くでき、ラッチアンプの貫通電流を低減することがで
きる。
【0278】また、このセンス活性化回路は、電位検出
回路の少なくとも1個の電位検出回路の出力信号に従っ
てセンスアンプ活性化信号を活性化することにより、1
つのワード線選択時正確に、センスアンプ活性化信号を
活性化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う正規メモリセ
ルの電気的等価回路を示す図である。
【図2】 図1に示す正規メモリセルのレイアウトを示
す図である。
【図3】 図2に示すレイアウトの下層配線のレイアウ
トを示す図である。
【図4】 図2に示すレイアウトの上層配線のレイアウ
トを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に従うダミーセルの
電気的等価回路を示す図である。
【図6】 図5に示すダミーセルのレイアウトを示す図
である。
【図7】 図6に示すレイアウトの下層配線のレイアウ
トを示す図である。
【図8】 図6に示すレイアウトの上層配線のレイアウ
トを示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶
装置の動作を示す信号波形図である。
【図11】 図9に示す制御回路の構成を概略的に示す
図である。
【図12】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶
装置のダミーセルの要部の構成を概略的に示す図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図15】 図14に示す半導体記憶装置の要部の構成
を概略的に示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置のダミーセルの配置を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態5に従うダミーセル
のレイアウトを示す図である。
【図19】 図18に示すレイアウトの下層配線のレイ
アウトを示す図である。
【図20】 図18に示すレイアウトの上層配線のレイ
アウトを示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態7に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図23】 図22に示す半導体記憶装置の電圧検出部
の構成を概略的に示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図25】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶
装置の要部のレイアウトを概略的に示す図である。
【図26】 図25に示すレイアウトの下層配線のレイ
アウトを示す図である。
【図27】 図25に示すレイアウトの上層配線のレイ
アウトを示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態9に従う電圧検出回
路の構成を示す図である。
【図29】 図29に示す電圧検出回路の動作を示す信
号波形図である。
【図30】 この発明の実施の形態10に従う電圧検出
回路の構成を示す図である。
【図31】 図30に示す電圧検出回路の動作を示す信
号波形図である。
【符号の説明】
NMC,MC 正規メモリセル、DC,DC0−DC
3,DCa−DCd ダミーセル、TDN01−TDN
04,TDN11−TDN14 NチャネルMOSトラ
ンジスタ、TDP01,TDP02,TDP11,TD
P12 PチャネルMOSトランジスタ、WL,WL0
−WL3,WLa−WLd ワード線、20 正規メモ
リセルアレイ、21a,21b ダミーセル列、22
制御回路、31 電圧検出回路、21c−21f ダミ
ーセル列、30 センスアンプ、31,52,75 電
圧検出回路、70a,70b 正規サブメモリセルアレ
イ、71a−71h ダミーセル列、72 行デコー
ダ、80a−80d エッジセル列、100a−100
d 電位検知回路、PQ1−PQ6 PチャネルMOS
トランジスタ、NQ−NQ4 NチャネルMOSトラン
ジスタ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ04 JJ05 JJ11 JJ21 JJ32 KA13 KA33 KB20 KB43 KB92 PP02 5F083 BS27 BS46 GA01 GA11 LA01 LA03 LA12 LA16 LA21 LA25 ZA28

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列される複数の正規メモリセ
    ル、 複数列に配置される複数のダミーセル、 前記ダミーセル列に対応して配置され、各々に対応のダ
    ミーセルが接続する複数のダミービット線、および前記
    正規メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行
    の正規メモリセルが接続する複数のワード線を備え、各
    前記ワード線に対しては、前記複数列のダミーセルの各
    列において複数のダミーセルが接続される、半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ダミーセルは、前記正規メモリセル
    と行方向に関して整列して配置される、請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記正規メモリセルの各列に対応して配
    置され、各々に対応の列の正規メモリセルを接続する複
    数の正規ビット線をさらに備え、 各前記ダミービット線と各前記正規ビット線の負荷容量
    は実質的に同じである、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 各前記ダミーセルは、各前記正規メモリ
    セルと同一のレイアウトを有する、請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 各前記正規メモリセルの列に対応して配
    置され、各々に対応の列のメモリセルが接続する複数の
    正規ビット線をさらに備え、 各前記ダミービット線のワード線選択時の電圧変化速度
    は、前記正規ビット線の電圧変化速度よりも大きい、請
    求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記ダミーセルは、メモリセルアレイの
    一方端に互いに隣接して複数列に配置される、請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記一方端は、与えられたアドレス信号
    をデコードしてアドレス指定されたワード線を選択状態
    へ駆動する行デコード回路に近い端部である、請求項6
    記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ダミーセル列は、メモリセルアレイ
    において分散して配置される、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】 前記ダミーセルは、メモリセルアレイの
    両端にそれぞれ配置される、請求項8記載の半導体記憶
    装置。
  10. 【請求項10】 各前記ダミービット線に対応して配置
    され、各々が対応のダミービット線の電位を検出する電
    位検出回路、および前記電位検出回路の出力信号に応答
    してセンスアンプ活性化信号を生成するセンス活性化回
    路、および前記センスアンプ活性化信号に応答して活性
    化され、選択された正規メモリセルのデータを増幅する
    センスアンプをさらに備える、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  11. 【請求項11】 前記センスアンプは、選択された正規
    メモリセルが接続する正規ビット線と列選択ゲートを介
    して結合され、活性化時、選択された正規メモリセルが
    接続される正規ビット線の電位を差動的に増幅して出力
    する、請求項10記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記ダミーセル列は、メモリセルアレ
    イの端部に配置され、 前記半導体記憶装置は、さらに前記メモリセルアレイに
    前記ダミーセル各列と隣接して配置され、かつ前記正規
    メモリセルと同一形状を有しかつ行列状に配列される複
    数のエッジセルの列、 前記ダミービット線に結合され、前記ダミービット線の
    電位を検出する電位検出回路、 前記電位検出回路の出力信号に応答してセンスアンプ活
    性化信号を生成するセンス活性化回路、および前記セン
    スアンプ活性化信号に応答して活性化され、活性化時、
    前記正規メモリセルの選択された正規メモリセルのデー
    タを増幅するセンスアンプを備える、請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記エッジセルの内部ノードは接地電
    圧レベルに固定される、請求項12記載の半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 前記エッジセルの列に対応して配置さ
    れ、対応の列のエッジセルが接続されるエッジビット線
    をさらに備え、前記エッジビット線は接地電圧レベルに
    固定される、請求項12記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記エッジセルの列と前記正規メモリ
    セルの列の間に前記ダミーセルの列が配置される、請求
    項12記載の半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記メモリセルアレイは、行選択信号
    を生成する行デコード回路の両側に配置され、各メモリ
    セルアレイにおいて、前記行デコード回路に近い端部に
    前記ダミーセルが配置される、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  17. 【請求項17】 各前記ダミーセルは、対応のワード線
    の信号に応答して導通するアクセストランジスタを含
    み、列方向において所定数のダミーセルのアクセストラ
    ンジスタのゲートが相互接続される、請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記電位検出回路は、対応のビット線
    に高入力インピーダンスを介して結合され、動作モード
    指示信号に応答して活性化され、活性化時、対応のビッ
    ト線の電位を増幅して出力するゲート回路を備える、請
    求項10または12記載の半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記ゲート回路は、前記対応のビット
    線の電位を受けるCMOSインバータと、 前記動作モード指示信号の活性化に応答して、前記イン
    バータの出力信号に従って前記対応のビット線の電位を
    所定電圧レベルに駆動するラッチゲートとを備える、請
    求項18記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記ゲート回路は、対応のビット線に
    ゲートが結合され、該対応のビット線の電位に応答して
    内部ノードを第1の電位レベルに駆動する絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタを備え、前記内部ノードは、前記
    電位検出回路に共通に配置され、 前記センスアンプ活性化回路は、 前記内部ノードを第1の電圧レベルにプリチャージする
    プリチャージトランジスタと、 前記内部ノードの電位に応答して前記センスアンプ活性
    化信号を活性化しかつラッチするラッチ増幅器を備え
    る、請求項18記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記センス活性化回路は、各前記電位
    検出回路の少なくとも1個の電位検出回路の出力信号が
    第1の論理レベルとなると前記センスアンプ活性化信号
    を活性化する、請求項18記載の半導体記憶装置。
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