JP5083309B2 - 半導体メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、リアルメモリセルの周囲に配置されるダミーメモリセルを有する半導体メモリに関する。
一般に、SRAM等の半導体メモリでは、メモリセルのレイアウトパターンの密度は、周辺回路のレイアウトパターンの密度に比べて高い。このため、メモリセルアレイと周辺回路の境界において、ハレーション等の影響によりフォトレジストは変形しやすい。近年、素子構造の微細化に伴い、フォトレジストの形状は小さくなってきており、フォトレジストは変形しやすく、あるいは位置がずれやすくなっている。例えば、トランジスタのゲート等を形成するためのフォトレジストが変形した場合、トランジスタが正常に動作しない場合がある。特に、メモリセルアレイの外周部に位置するメモリセルは、ハレーションの影響を受けやすく、不良になりやすい。この種のフォトレジストの変形や位置ずれに起因する不良を防止するために、メモリセルアレイの周囲にダミーメモリセルを配置する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−214559号公報
ダミーメモリセルは、半導体基板上に形成されるトランジスタのゲートや、配線パターンの変形および位置ずれを防止するために配置される。一方、ダミーメモリセルは、半導体基板の表面に形成されるウエル領域の形状の変形を防止できない。一般に、ダミーメモリセルは、データを保持するリアルメモリセルと同じレイアウト構造を有している。このため、ウエル領域を形成するフォトレジストが変形し、あるいはその位置がずれると、ウエル領域の端部に近いダミーメモリセルは、ゲート等の形状が正常な場合にも異常な電源電流を流す場合がある(リーク不良)。例えば、半導体基板にn形ウエル領域を形成するための製造工程においてフォトレジストが変形し、n形ウエル領域を形成するためのフォトレジストの開口面積が大きくなると、n形ウエル領域は大きくなる。これにより、n形ウエル領域の境界に隣接するp形ウエル領域の拡散領域(ダミーメモリセルのトランジスタのソース、ドレイン)が、n形ウエル領域とショートすると、予期せぬリーク電流(電源電流)が流れる。この電流が引き金となりラッチアップを起こす場合がある。
本発明の目的は、ダミーメモリセルを有する半導体メモリにおいて、ウエル領域が正常に形成されない場合にも、ダミーメモリセルに異常な電源電流が流れることを防止することである。
本発明の一形態では、リアルメモリセルは、マトリックス状に配置される。ダミーメモリセルは、マトリックスの外周部に位置するリアルメモリセルの外側に配置される。第1コンタクトは、半導体基板上に積層される2つの配線層間を接続し、メモリセルの周囲に配置され、隣接するメモリセルに共有される。
ダミーメモリセルに配置される第1コンタクトの数は、リアルメモリセルに配置される第1コンタクトの数より少なく設定される。半導体メモリでは、その製造中に、メモリセルのマトリックスと周辺回路との境界において、レイアウトパターンの密度の違いによりフォトレジストの形状が変化し、ウエル領域が正常に形成されないおそれがある。このと
き、ダミーメモリセルにおいて、ある極性のウエル領域と、このウエル領域に隣接する極性の異なるウエル領域に形成される拡散層領域とがショートする場合がある。しかし、本発明では、ダミーメモリセルは、第1コンタクトの一部を欠落して形成される。このため、製造条件のばらつきによりウエル領域が正常に形成されない場合にも、ダミーメモリセルに異常な電源電流が流れることを防止できる。換言すれば、ウエル領域と拡散層領域のショートに起因して、ラッチアップが発生することを防止できる。
本発明の一形態における好ましい例では、ダミーメモリセルにおいて、リアルメモリセルに隣接する境界部分に配置される第1コンタクトは、リアルメモリセルに共有される。各ダミーメモリセルにおいて、リアルメモリセルに隣接しない境界部分に配置される第1コンタクトの少なくとも1つは、リアルメモリセルに比べて欠落している。このため、リアルメモリセルに接続される第1コンタクトを欠落させることなく、ラッチアップが発生することを防止できる。
本発明の一形態における好ましい例では、ワード線の下に配置されるダミーメモリセルと、ワード線に直交するビット線の下に配置されるダミーメモリセルは、形成される第1コンタクトの数が異なる。第1コンタクトの仕様を、ダミーメモリセルの位置に応じて変更することにより、ダミーメモリセルの位置に応じて、ラッチアップの発生を最適に防止できる。
本発明の一形態における好ましい例では、ダミーメモリセルに形成されるトランジスタの数および構造は、リアルメモリセルに形成されるトランジスタの数および構造と同じである。あるいは、ダミーメモリセルは、少なくとも一部のトランジスタがリアルメモリセルと同じ構造を有する。このため、外周部に位置するリアルメモリセルのトランジスタ等の形状が変形することを防止できる。換言すれば、ダミーメモリセルにラッチアップの対策を施す場合にも、ダミーメモリセルの機能が低下することはない。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 図1に示したメモリセルセルアレイの詳細を示すブロック図である。 図2に示したリアルメモリセルのレイアウトの詳細を示す説明図である。 図2に示したダミーメモリセルDMC1のレイアウトの詳細を示す説明図である。 図2に示したリアルメモリセルDMC2のレイアウトの詳細を示す説明図である。 図2に示したメモリセルアレイの半導体基板の概要を示すレイアウト図である。 図2に示した領域Aを示すレイアウト図である。 図2に示した領域Bを示すレイアウト図である。 図2に示した領域Cを示すレイアウト図である。 図2に示した領域Dを示すレイアウト図である。 図2に示した領域Eを示すレイアウト図である。 図8に示したウエル領域の要部を示すレイアウト図である。 本発明の第2の実施形態におけるメモリコアを示すブロック図である。 図13に示したメモリブロックの詳細を示すブロック図である。 図14に示した領域Aを示すレイアウト図である。 図15に示したウエル領域の要部を示すレイアウト図である。 本発明の第3の実施形態におけるメモリセルアレイの詳細を示すブロック図である。 図17に示した領域Aを示すレイアウト図である。 本発明の第4の実施形態におけるウエル領域の要部を示すレイアウト図である。 本発明の第5の実施形態におけるウエル領域の要部を示すレイアウト図である。 第6の実施形態におけるダミーメモリセルDMC1のレイアウトの詳細を示す説明図である。 本発明の第7の実施形態を示すブロック図である。 図22に示したセルフタイミングメモリセルのレイアウトの詳細を示す説明図である。 本発明の第7の実施形態のメモリセルアレイを示すレイアウト図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図中、太線で示した信号線は、複数本で構成されている。また、太線が接続されているブロックの一部は、複数の回路で構成されている。信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。半導体メモリは、例えば、90nmプロセスを用いて製造されるSRAMである。SRAMは、単独の半導体チップとして形成され、あるいは、CPU等のコントローラとともにシステムLSIに搭載されるSRAMマクロとして形成される。SRAMは、ワードドライバWD、コラムデコーダCDEC、データ入出力回路I/O、読み書き制御回路RW、プリチャージ回路PRE、動作制御回路CNTLおよびメモリセルアレイARYを有している。
ワードドライバWDは、読み出し動作時および書き込み動作時に、外部から供給されるアドレス信号(ロウアドレス)に応じてワード線WLのいずれかを低レベルから高レベルに活性化する。コラムデコーダCDECは、読み出し動作時および書き込み動作時に、外部から供給されるアドレス信号(コラムアドレス)に応じてコラムスイッチCSWのいずれかをオンするためのコラム選択信号CLを低レベルから高レベルに活性化する。
データ入出力回路I/Oは、読み出し動作時にビット線BL、XBLおよびコラムスイッチCSWを介してリアルメモリセルMCから出力される読み出しデータを図示しない外部データ端子に出力する。また、データ入出力回路I/Oは、書き込み動作時に外部データ端子で受ける書き込みデータを、コラムスイッチCSWを介してリアルメモリセルMCに出力する。
読み書き制御回路RWは、センスアンプSA、ライトアンプWA(図2に示す)およびコラムスイッチCSWを有している。センスアンプSAは、ビット線対BL、XBL毎に形成されている。各センスアンプSAは、読み出し動作時および書き込み動作時に、ビット線BL、XBLの電圧差を差動増幅する。ライトアンプWAは、書き込みデータの信号量を増幅し、相補のデータ信号としてビット線BL、XBLに供給する。コラムスイッチCSWは、例えば、nMOSトランジスタで構成されており、コラム選択信号が高レベルのときにオンする。
プリチャージ回路PREは、ビット線対BL、XBLをプリチャージ電圧線(例えば、電源線VDD)に接続する複数のトランジスタスイッチ(図示せず)を有している。プリチャージ回路PREは、リアルメモリセルMCがアクセスされないスタンバイ期間に、ビット線対BL、/BLを高レベル電圧にプリチャージする。スタンバイ期間は、書き込み動作と読み出し動作とが実行されない期間であり、ワード線WLが低レベルに非活性化されている期間である。電源電圧VDDは、SRAMの外部から供給されてもよく、SRAMの内部で生成してもよい。
動作制御回路CNTLは、SRAMの外部から供給されるコマンド信号に応じて、ワードドライバWD、コラムデコーダCDEC、データ入出力回路I/O、読み書き制御回路RW、プリチャージ回路PREの動作を制御する制御信号(タイミング信号)を出力する。コマンド信号は、例えば、チップセレクト信号、ライトイネーブル信号、アウトプットイネーブル信号である。動作制御回路CNTLは、これ等信号の論理の組み合わせに応じて、読み出し動作を実行するための読み出しコマンド、書き込み動作を実行するための書き込みコマンド、およびスタンバイ状態を検出する。
メモリセルアレイARYは、マトリックス状に配置された複数のリアルメモリセルMC、図の横方向(第1方向)に配列されるリアルメモリセルMCに接続されたワード線WL、および図の縦方向(第2方向)に配列されるリアルメモリセルMCに接続された相補のビット線対BL、XBLを有している。リアルメモリセルMCは、ビット線対BL、XBLおよびワード線WLに接続されている。図の縦方向に並ぶリアルメモリセルMCは、同じビット線対BL、XBLに接続されている。図の横方向に並ぶリアルメモリセルMCは、同じワード線WLに接続されている。
リアルメモリセルMCは、一対のCMOSインバータで構成され、相補の入出力ノードND1、ND2を有するラッチLTと、入出力ノードND1、ND2にソース・ドレインの一方が接続された一対の転送トランジスタT1、T2(nMOSトランジスタ)とを有している。出力がノードND1に接続されたCMOSインバータは、負荷トランジスタL1(pMOSトランジスタ)および駆動トランジスタD1(nMOSトランジスタ)で構成される。出力がノードND2に接続されたCMOSインバータは、負荷トランジスタL2(pMOSトランジスタ)および駆動トランジスタD2(nMOSトランジスタ)で構成される。すなわち、メモリセルMCは、6トランジスタタイプのスタティックメモリセルである。負荷トランジスタL1、L2のソースは、電源線VDDに接続されている。駆動トランジスタD1、D2のソースは、接地線VSSに接続されている。なお、図1には示していないが、メモリセルアレイARYは、ダミーメモリセルDMC(図2のDMC1、DMC2)と、タップセル(図2のTP)を有している。
図2は、図1に示したメモリセルセルアレイARYの詳細を示している。ダミーメモリセルDMC1は、図においてリアルメモリセルMCのマトリックスの左右両側にダミービット線DBL、XDBLに沿って配置されている。ダミーメモリセルDMC2は、図において、リアルメモリセルMCのマトリックスの上下両側にダミーワード線DWLに沿って配置されている。このように、ダミーメモリセルDMC1、DMC2は、リアルメモリセルMCのマトリックスの外周部に額縁状に配置されている。ダミーメモリセルDMC1、DMC2の詳細は、後述する図4および図5に示す。
ダミービット線DBL、XDBLは、ダミーセンスアンプDSAおよびダミーライトアンプDWAおよび図示しないダミーコラムスイッチに接続されている。図の上側のダミーワード線DWLに接続されたダミーメモリセルDMC1、DMC2の列の上側には、タップセルTPが配置されている。タップセルTPは、半導体基板のn形ウエル領域およびp形ウエル領域に電源電圧VDDおよび接地電圧VSSを供給するためのコンタクトを有する。タップセルTPの詳細は、後述する図8および図9に示す。
図3は、図2に示したリアルメモリセルMCのレイアウトの詳細を示している。図の左側は、トランジスタの接続関係を示し、図の右側は、メモリセルMCを形成するためのフォトマスクのパターン形状を示している。太い破線で示した四角形は、メモリセルMCの外形を示し、X印の付いた正方形は、第1コンタクトを示している。第1コンタクトは、第1金属配線層と第2金属配線層の間を接続するために、メモリセルMCの周囲に配置さ
れ、隣接するメモリセルMCまたはDMC1、DMC2に共有される。第1金属配線層は、半導体基板に最も近い金属配線層である。第2金属配線層は、第1金属配線層の上に位置する金属配線層である。
例えば、第1コンタクトは、第1金属配線層と第2金属配線層の間に形成される貫通穴に導電部材を埋め込んでプラグとして形成される。半導体メモリの製造工程では、第1金属配線層上に形成された絶縁膜に貫通穴が形成され、プラグが形成される。この後、絶縁膜の表面を平坦にするために絶縁膜およびプラグの上部が削られ、平坦な絶縁膜上に第2金属配線層が形成される。平坦化は、エッチバックあるいはCMP(Chemical Mechanical Polishing)技術を用いて行われる。第1コンタクトの形成時に平坦化工程がある場合、第2金属配線層は、第1コンタクトの有無に依存せず常に平坦になり、配線形状は、フォトレジストのパターン形状と同じ形状になる。これに対して、平坦化工程がない場合、第1コンタクトが存在する部分と、第1コンタクトが存在しない部分とでは段差が生じる。このため、第2金属配線層は、平坦にならず、配線形状は、フォトレジストのパターン形状と同じ形状にならない部分が発生する場合がある。
図中の記号Fは、後述する図7等に示すように、レイアウトパターンの転写の向きを示している。なお、特に図示していないが、第1金属配線層を拡散層に接続するためのコンタクトは、トランジスタT1、T2、L1、L2、D1、D2のソースおよびドレインにそれぞれ形成される。トランジスタに付した符号T1、T2、L1、L2、D1、D2は、図1に示した符号に対応する。
図の右側において、実線で示した網掛けのパターンは、拡散層を示す。斜線を付けた四角形で示したパターンは、ポリシリコン層を示す。破線で示したパターンは、第1金属配線層を示す。第1金属配線層は、コンタクトを介することなくポリシリコン層に接続可能である。拡散層上に配置されるポリシリコンは、トランジスタのゲートを構成する。ゲートの下側の拡散層パターンは、トランジスタのチャネルを構成する。ゲートの両側に位置する拡散層領域は、トランジスタのソースまたはドレインを構成する。図の左側において、太線で示したワード線WLおよびビット線BL、XBLは、第1金属配線層より上側に位置する第2金属配線層を用いて配線される。
図4は、図2に示したダミーメモリセルDMC1のレイアウトの詳細を示している。ダミーメモリセルDMC1は、リアルメモリセルMCと同じ転送トランジスタT1、T2、負荷トランジスタL1、L2および駆動トランジスタD1、D2を有する。すなわち、ダミーメモリセルDMC1に形成されるトランジスタの数および構造(サイズ)は、リアルメモリセルMCに形成されるトランジスタの数および構造(サイズ)と同じである。
図の左側において、網掛けの丸印は、リアルメモリセルMCに配置されるべき第1コンタクトに対応する第1コンタクトが存在しないことを示している。二重丸は、隣にリアルメモリセルMCが配置されるときにワード線WLに接続される第1コンタクトが配置され、隣にリアルメモリセルMCが配置されないときに第1コンタクトが存在しないことを示す。図の右側において、破線で示したX印の付いた正方形(トランジスタT1に隣接する)は、図の左側の二重丸に対応する。その他の構成は、図3に示したリアルメモリセルMCと同じである。すなわち、ダミーメモリセルDMC1では、ドライバトランジスタD1のソースは、第1コンタクトを介して必ず接地線GNDに接続される。図3および図4を比較して分かるように、ダミーメモリセルDMC1の第1コンタクトの数は、リアルメモリセルMCに配置される第1コンタクトの数より少ない。
図5は、ダミーメモリセルDMC2のレイアウトの詳細を示している。ダミーメモリセルDMC2は、リアルメモリセルMCと同じ転送トランジスタT1、T2、負荷トランジ
スタL1、L2および駆動トランジスタD1、D2を有する。すなわち、ダミーメモリセルDMC2に形成されるトランジスタの数および構造(サイズ)は、リアルメモリセルMCに形成されるトランジスタの数および構造(サイズ)と同じである。
ダミーメモリセルDMC2では、転送トランジスタT2をビット線XBL(またはBL)に接続すべき第1コンタクトが存在しない。その他の第1コンタクトは、リアルメモリセルMCと同様に配置される。その他の構成は、図3に示したリアルメモリセルMCと同じである。図3、図4および図5を比較して分かるように、ダミーメモリセルDMC2の第1コンタクトの数は、リアルメモリセルMCに配置される第1コンタクトの数より少なく、ダミーメモリセルDMC1に配置される第1コンタクトの数より多い。換言すれば、ダミーメモリセルDMC1、DMC2に配置される第1コンタクトの数は、互いに異なる。
但し、上述したように、第1コンタクトの形成後に平坦化工程が実施されるため、第1コンタクトの有無により、第2金属配線層の配線形状が変わることはない。すなわち、リアルメモリセルMCおよびダミーメモリセルDMC1、DMC2の第2金属配線の形状は、互いに等しくなる。一方、電流経路を遮断するために拡散層の一部を削除する場合、拡散層とともに拡散層に接続されるコンタクトを削除する必要がある。このため、既に開発済みの半導体メモリのレイアウトデータから拡散層の一部を削除する場合、2層のレイアウトデータを変更する必要がある。これに対して、本発明では、第1コンタクトのレイアウトデータを変更するだけでよい。
図6は、図2に示したメモリセルアレイARYの半導体基板の概要を示している。図3−図5に示したように、各メモリセルMC、DMC1、DMC2は、図の横方向の両側にnMOSトランジスタが形成され、図の中央にpMOSトランジスタが形成される。このため、pMOSトランジスタの基板領域であるn型ウエル領域NWは、図6の縦方向に並ぶメモリセルMC、DMC1(またはDMC2)およびタップセルTPの中央部分に形成される。nMOSトランジスタの基板領域であるp型ウエル領域PWは、図6の縦方向に並ぶメモリセルMC、DMC1(またはDMC2)およびタップセルTPの両側部分に形成される。p型ウエル領域PWは、隣接するメモリセルMC、DMC1、DMC2およびタップセルTPにより共通に形成される。メモリセルMC、DMC1、DMC2は、メモリセルアレイARYの周囲に配置される周辺回路に比べて、ウエル領域NW、PWの幅は狭い。このため、ウエル領域NW、PWのレイアウト密度が変化するメモリセルアレイARYの外周部(ダミーメモリセルDMC1、DMC2)では、ウエル領域NW、PWを形成するためのフォトレジストが変形しやすい。本発明では、ウエル領域NW、PW用のフォトレジストが変形した場合にも、後述するように、異常な電源電流が流れることを防止でき、ラッチアップを防止できる。
図7は、図2の領域Aのレイアウトを示している。図中の白い四角は、電源線VDDに接続される第1コンタクトを示している。黒い四角は、接地線GNDに接続される第1コンタクトを示している。長い円形は、第1コンタクトが、配線や別の層のコンタクトを介して上層のワード線WLまたはビット線BL、XBLに接続されることを示している。第1コンタクトは、隣接するリアルメモリセルMCにより共有される。
図8および図9は、図2の領域Bおよび領域Cのレイアウトを示している。タップセルTP内の白い四角は、電源線VDDに接続される第2コンタクトを示している。タップセルTP内の黒い四角は、接地線GNDに接続される第2コンタクトを示している。第2コンタクトは、電源線VDDおよび接地線GNDを拡散層領域に直接接続するためのコンタクトである。なお、第2コンタクトを、拡散層領域に接続されるコンタクト、第1コンタクトおよび第1コンタクトより上層に形成されるコンタクトにより構成してもよい。
網掛けのセルは、リアルメモリセルMCを示している。各ドライバトランジスタD1、D2のソースは、互いに隣接する4つのメモリセルで共通である。このため、ドライバトランジスタD1のソースの第1コンタクトは、メモリセルの種類に関わらず接地線GNDに接続される。第1コンタクトは、隣接するリアルメモリセルMC、DMC1、DMC2により共有される。また、図4で説明したように、リアルメモリセルMCの左側に位置するダミーメモリセルDMC1では、転送トランジスタT1のゲートは、第1コンタクトを介してワード線WLに接続されている。このように、ダミーメモリセルDMC1において、リアルメモリセルMCに隣接する境界部分には、リアルメモリセルMCに共有される第1コンタクトが配置される。リアルメモリセルMCに隣接しない境界部分に配置されるべき第1コンタクトは、リアルメモリセルMCに比べて欠落している。
一方、ダミーメモリセルDMC2では、転送トランジスタT1、T2のゲートは、第1コンタクトを介して接地線GNDに接続されている。転送トランジスタT1、T2のゲートは、接地線GNDに接続されたダミーワード線DWLに接続されている。また、転送トランジスタT2をビット線BLまたはXBLに接続するための第1コンタクトのみが、リアルメモリセルMCに比べて欠落している。換言すれば、ダミーメモリセルDMC2において、リアルメモリセルMCに隣接する境界部分には、リアルメモリセルMCに共有される第1コンタクトが配置される。リアルメモリセルMCに隣接しない境界部分に配置されるべき第1コンタクトの少なくとも1つは、リアルメモリセルMCに比べて欠落している。さらに、ワード線WLの下に配置されるダミーメモリセルDMC1と、ビット線BLまたはXBLの下に配置されるダミーメモリセルDMC2では、形成される第1コンタクトの数が異なる。
図10および図11は、図2の領域Dおよび領域Eのレイアウトを示している。領域D、Eにおいても、ダミーメモリセルDMC1では、転送トランジスタT1のゲートに接続されている第1コンタクトおよびドライバトランジスタD1のソースに接続される第2コンタクトのみが配置され、その他の第1コンタクトは欠落している。ダミーメモリセルDMC2では、転送トランジスタT2をビット線BLまたはXBLに接続するための第1コンタクトのみが、リアルメモリセルMCに比べて欠落している。
図12は、図8のウエル領域の要部のレイアウトを示している。この例では、タップセルTPが、ダミーメモリセルDMC2の外側(図の上側)に配置される。このため、例えば、n型ウエル領域NWおよびp型ウエル領域PWは、それらの端部をタップセルTPの端部に合わせて配置される。図中の太い実線は、レイアウトデータ(設計データ)を示している。太い破線で示した円弧C1は、半導体基板に実際に形成されるn型ウエル領域NWの形状を示している。この変形は、例えば、ウエル領域NW、PWを形成するためのフォトレジストが、製造条件のばらつきにより変形することに起因する。すなわち、SRAMの製造中に、メモリセルアレイARYと周辺回路の境界において、ウエル領域NW、PWのレイアウトパターンの密度の違いによりフォトレジストの形状が変化し、ウエル領域が正常に形成されない場合がある。
ダミーメモリセルDMC2の転送トランジスタT2のソース、ドレインの一方(拡散層領域)は、第1コンタクトが欠落しており、オープン状態(open)になっている。このため、万一、製造条件のばらつきによりn形ウエル領域NWの形成位置がずれたり、n形ウエル領域NWが変形し、転送トランジスタT2の拡散層領域がn形ウエル領域NWにショートした場合にも、異常な電源電流が流れることを防止でき、ラッチアップを防止できる。
なお、タップセルTPが、ダミーメモリセルDMC2の外側に配置される場合、n型ウ
エル領域NWの端部とダミーメモリセルDMC2の端部とは離れている。このため、n型ウエル領域NWの端部が変形した場合にも、負荷トランジスタL1のソース(VDD)とp型ウエル領域PW(GND)との間にリークパスが生じる可能性は低い。したがって、n型ウエル領域NWの変形によりラッチアップが発生することを防止できる。
以上、第1の実施形態では、ダミーメモリセルDMC1、DMC2は、第1コンタクトの一部を欠落して形成されるため、ウエル領域NW、PWが正常に形成されない場合にも、ダミーメモリセルDMC1、DMC2に異常な電源電流が流れることを防止できる。換言すれば、ウエル領域NW、PWと拡散層領域のショートに起因して、ラッチアップが発生することを防止できる。ラッチアップは、SRAMを搭載するシステムの動作環境に依存して発生する場合がある。本発明では、ラッチアップが発生することを防止できるため、SRAMの信頼性を向上できる。
各ダミーメモリセルDMC1、DMC2において、欠落される第1コンタクトは、リアルメモリセルMCに共有される第1コンタクトではなく、リアルメモリセルMCに隣接しない境界部分に配置されるべき第1コンタクトである。リアルメモリセルMCに接続される第1コンタクトを欠落させることなく、すなわち、リアルメモリセルMCが正常に動作する状態を保持して、ラッチアップが発生することを防止できる。
第1コンタクトの仕様をダミーメモリセルDMC1、DMC2で相違させることにより、ダミーメモリセルDMC1、DMC2の位置に応じて、ラッチアップの発生を最適に防止できる。ダミーメモリセルDMC1、DMC2は、リアルメモリセルMCと同じトランジスタ構造を有しているため、メモリセルアレイARYの外周部に位置するリアルメモリセルMCのトランジスタ等の形状が変形することを防止できる。換言すれば、ダミーメモリセルDMC1、DMC2にラッチアップの対策を施す場合にも、ダミーメモリセルDMC1、DMC2の機能が低下することはない。
図13は、本発明の第2の実施形態におけるメモリコア18Aを示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。この実施形態では、SRAMは、4つのメモリブロックBLK1−4を有している。各メモリブロックBLK1−4は、2つのメモリセルアレイARYと、これ等メモリセルアレイARYで共有されるセンスアンプSA、ライトアンプWAおよびコラムスイッチCSWを有している。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
図14は、図13に示したメモリブロック(例えば、BLK1)の詳細を示している。各メモリセルアレイARYにおいて、網掛けの四角形は、リアルメモリセル(MC)を示す。白い四角形は、ダミーメモリセル(DMC1またはDMC2)を示す。ダミーメモリセルは、リアルメモリセルのマトリックスの外周部に額縁状に配置されている。破線で塗った四角形は、タップセルTPを示している。各メモリセルアレイARYは、図の横方向に並ぶリアルメモリセルにより複数のメモリセル列が構成されている。各メモリセル列は、図の横方向に延在する図示しないワード線に接続されている。図中の記号Fは、レイアウトパターンの転写の向きを示している。
図の縦方向に並ぶ所定数のメモリセル列の間には、タップセルTPを並べたタップセル列が配置されている。タップセルTPは、図8および図9に示した構造を有しており、n型ウエル領域NWに電源電圧VDDを供給するための第2コンタクトおよびp型ウエル領域PWに接地電圧GNDを供給するための第2コンタクトを有している。
図15は、図14の領域Aのレイアウトを示している。第1の実施形態(図8)との違いは、ダミーメモリセルDMC2の代わりにダミーメモリセルDMC3が形成されること
、およびダミーメモリセルDMC3の外側にタップセルTPが存在しないことである。ダミーメモリセルDMC3は、ドライバトランジスタD1のソースに接続される第1コンタクトと、負荷トランジスタL1のソースに接続される第1コンタクトが欠落している点で、ダミーメモリセルDMC2と相違している。ダミーメモリセルDMC3のその他の構成は、ダミーメモリセルDMC2と同じである。この実施形態では、図15から分かるように、額縁状に配置されるダミーメモリセル群(DMC1、DMC3)の外周部の第1コンタクトは、全て欠落している。
図16は、図15のウエル領域の要部のレイアウトを示している。この例では、タップセルTPは、ダミーメモリセルDMC3の外側に配置されない。このため、n型ウエル領域NWおよびp型ウエル領域PWの端部は、例えば、ダミーメモリセルDMC3の端部よりわずかに突出している。上述した図12と同様に、図中の太い実線は、レイアウトデータ(設計データ)を示している。太い破線で示した円弧C1は、半導体基板に実際に形成されるn型ウエル領域NWの形状を示している。ダミーメモリセルDMC3がメモリセルアレイARYの外周部に配置される場合、n型ウエル領域NWの端部とダミーメモリセルDMC3の端部とは比較的近くに位置する。このため、n型ウエル領域NWの端部が変形した場合、負荷トランジスタL1のソース(本来の電圧はVDD)とp型ウエル領域PW(GND)とが電気的に接続されるおそれがある。これを防止するために、第1の実施形態(図12)と異なり、ダミーメモリセルDMC3において、負荷トランジスタL1のソースに接続される第1コンタクトは配置されず、負荷トランジスタL1のソースはオープン状態(open)になる。
以上、第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、額縁状に配置されるダミーメモリセルDMC1、DMC2の外周部の第1コンタクトを、リアルメモリセルMCに比べて全て欠落させる。これにより、製造条件のばらつきによりn形ウエル領域NWの形成位置がずれたり、n形ウエル領域NWが変形した場合にも、異常な電源電流が流れることを確実に防止でき、ラッチアップを防止できる。特に、タップセルTPがリアルメモリセル列の間に配置される場合にも、ラッチアップを確実に防止できる。
図17は、本発明の第3の実施形態におけるメモリセルアレイARYの詳細を示している。第1の実施形態(図2)との違いは、ダミーメモリセルDMC2の代わりにダミーメモリセルDMC3を配置したこと、およびタップセルTPとダミーメモリセルDMC1、DMC3の位置を逆にしたことである。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。すなわち、この実施形態の半導体メモリは、SRAMであり、メモリセルアレイARYは、SRAMのメモリセルを有している。
図18は、図17の領域Aのレイアウトを示している。この実施形態では、第2の実施形態と同様に、ダミーメモリセルDMC3の外側にタップセルTPが存在しない。このため、ダミーメモリセルDMC3において、ドライバトランジスタD1のソースに接続される第1コンタクトと、負荷トランジスタL1のソースに接続される第1コンタクトは、欠落している。タップセルTPの構造は、上述した図8と同じである。また、額縁状に配置されるダミーメモリセル群(DMC1、DMC3)の外周部の第1コンタクトは、全て欠落している。以上、第3の実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図19は、本発明の第4の実施形態におけるウエル領域の要部のレイアウトを示している。このレイアウトは、上述した図8の左上の6つのセルに対応している。この実施形態では、図8において左上に配置されたダミーメモリセルDMC1は、メモリセルアレイARYの外周部に位置する拡散層領域DF1を、リアルメモリセルMCに比べて欠落して構
成されている。拡散層領域DF1は、転送トランジスタT2のソース、ドレインおよびドライバトランジスタD2のソース、ドレインを構成するための領域である。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。すなわち、この実施形態の半導体メモリは、SRAMである。拡散層領域DF1を形成しないことにより、図の左側のn型ウエル領域NWが拡散層領域DF1側にずれあるいは変形して、拡散層領域DF1に電気的に接続された場合にも、n型ウエル領域NW(VDD)から拡散層領域DF1にリーク電流が流れることを防止できる。
以上、第4の実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、額縁状に配置されるダミーメモリセルDMC1における外周側に位置する拡散層領域DF1をリアルメモリセルMCに比べて欠落させる。これにより、製造条件のばらつきによりn形ウエル領域NWの形成位置がずれたり、n形ウエル領域NWが変形した場合にも、異常な電源電流が流れることを確実に防止でき、ラッチアップを防止できる。
図20は、本発明の第5の実施形態におけるウエル領域の要部のレイアウトを示している。このレイアウトは、上述した図15の左上の6つのセルに対応している。この実施形態では、第4の実施形態(図19)と同様に、図15の左上に配置されるダミーメモリセルDMC1は、メモリセルアレイARYの外周部に位置する拡散層領域DF1を、リアルメモリセルMCに比べて欠落して構成されている。その他の構成は、第1および第2の実施形態と同じである。すなわち、この実施形態の半導体メモリは、SRAMである。以上、第5の実施形態においても、上述した第1、第2および第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図21は、本発明の第6の実施形態におけるダミーメモリセルDMC3の詳細を示している。ビット線BLまたはXBLの下に配置されるダミーメモリセルDMC3は、ドライバトランジスタD2のドレインおよび転送トランジスタT2のドレイン(図1に示したラッチLTの入出力ノードND2)を電源線VDDに接続するためのクリップ配線CLIP1を有している点が、第2および第3の実施形態のダミーメモリセルDMC3と相違している。その他の構成は、第2または第3の実施形態と同じである。すなわち、この実施形態の半導体メモリは、SRAMである。
クリップ配線CLIP1は、図の右側に示すように、第2金属配線層を用いて形成される。ダミーメモリセルDMC3を構成するラッチの入出力ノードの一方を、電源電圧VDDにクリップすることにより、ラッチの入出力ノードの電圧を固定できる。これにより、データを保持しないダミーメモリセルDMC3のラッチの各ノードがフローティング状態になることを防止できる。したがって、ラッチを構成するトランジスタのゲートがチャージアップすることを防止できる。この結果、ゲートがチャージアップにより絶縁不良を起こすことを防止でき、あるいは、チャージアップによりラッチアップが発生することを防止できる。
以上、第6の実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、ダミーメモリセルDMC2のラッチの入出力ノードを電源電圧VDDにクリップすることにより、トランジスタのゲートのチャージアップを防止でき、あるいは、ゲートの絶縁不良およびラッチアップの発生を防止できる。
図22は、本発明の第7の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。この実施形態では、第1の実施形態のSRAMにセルフタイミング手法を取り入れて構成さ
れている。セルフタイミング手法は、センスアンプSAの動作タイミングを、ビット線BL、XBLの長さ(負荷容量)に依存して調整する手法である。セルフタイミング手法は、ユーザのシステム仕様に応じて、メモリセルアレイARYの大きさ(ビット線BL、XBLの長さ)を可変にする設計手法(コンパイルドメモリ)で採用される。
メモリセルアレイARYは、センスアンプSAから最も離れた位置(図の縦方向に並ぶリアルメモリセルMCの列の一端側)に形成され、常に所定の値が読み出されるセルフタイミングメモリセルSMCを有している。セルフタイミングメモリセルSMCの転送トランジスタ(図示せず)は、メモリセルMCのアクセス要求に同期して動作制御回路CNTLから出力されるアクセス信号ACSを受けてオンし、セルフタイミングビット線SBLに常に低論理レベルのデータ信号を出力する。アクセス信号ACSは、ダミービット線XDBLを利用したセルフタイミングワード線SWLおよび配線W3を介して、セルフタイミングメモリセルSMCの転送トランジスタのゲートに伝達される。
セルフタイミングビット線SBLに伝達されるセルフタイミングメモリセルSMCからのデータ信号は、インバータで増幅および反転され、センスアンプイネーブル信号SENとして出力される。そして、図の縦方向に並ぶリアルメモリセルMCの列の他端側に配置されるセンスアンプSAは、センスアンプイネーブル信号SENに同期して増幅動作を開始し、リアルメモリセルMCから読み出されるデータ信号を増幅する。セルフタイミング手法では、センスアンプSAは、ビット線BL、XBLの長さに依存して生成タイミングが可変にされるセンスアンプイネーブル信号SENに同期して、常に最適なタイミングで動作する。
図23は、図22に示したセルフタイミングメモリセルSMCの詳細を示している。セルフタイミングメモリセルSMCは、図21に示したクリップ配線CLIP1の代わりにリアルメモリセルMCにクリップ配線CLIP2を配置して構成されている。クリップ配線CLIP2は、図の右側に示すように、第2金属配線層を用いて形成される。クリップ配線CLIP2は、ドライバトランジスタD2のドレイン、転送トランジスタT2のドレインおよびダミービット線XDBLを電源線VDDに接続する。
図24は、第7の実施形態のメモリセルアレイARYの要部のレイアウトを示している。この実施形態では、第1の実施形態(図8)の左上に配置されるリアルメモリセルMCがセルフタイミングメモリセルSMCに置き換えられている。セルフタイミングメモリセルSMCの上方には、セルフタイミングビット線SBLおよびダミービット線XDBLが配線される。セルフタイミングビット線SBLの下方に配置されるリアルメモリセルMCは、セルフタイミングメモリセルSMCと同じクリップ配線CLIP2が形成される。但し、これ等のリアルメモリセルMCは、外部端子を介して供給されるデータを保持しない。
以上、第7の実施形態では、本発明を、セルフタイミング手法を取り入れたSRAMに適用した場合にも、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明をSRAMに適用する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明を、DRAM等の他の半導体メモリに適用しても、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明は、リアルメモリセルの周囲に配置されるダミーメモリセルを有する半導体メモリに適用可能である。

Claims (9)

  1. トランジスタを有し、マトリックス状に配置されるリアルメモリセルと、
    前記マトリックスの外周部に位置するリアルメモリセルの外側に配置され、前記リアルメモリセルの前記トランジスタと同じ構造のトランジスタを少なくとも一つ有するダミーメモリセルと、
    半導体基板上に積層される2つの配線層間を接続し、各メモリセルの周囲に配置され、隣接するメモリセルに共有される第1コンタクトとを備え、
    前記ダミーメモリセルに配置される第1コンタクトの数は、前記リアルメモリセルに配置される第1コンタクトの数より少なく設定され
    前記ダミーメモリセル内の配線の一部がオープン状態に設定されることを特徴とする半導体メモリ。
  2. 請求項1記載の半導体メモリにおいて、
    前記ダミーメモリセルにおいて、
    前記リアルメモリセルに隣接する境界部分に配置される第1コンタクトは、前記リアルメモリセルに共有され、
    前記リアルメモリセルに隣接しない境界部分に配置される第1コンタクトの少なくとも1つは、前記リアルメモリセルに比べて欠落していることを特徴とする半導体メモリ。
  3. 請求項1又は2記載の半導体メモリにおいて、
    第1方向に並ぶリアルメモリセルの列の上に延在するワード線と、
    前記第1方向と直交する第2方向に並ぶリアルメモリセルの列の上に延在するビット線とを備え、
    前記ワード線の下に配置されるダミーメモリセルと、前記ビット線の下に配置されるダミーメモリセルは、形成される第1コンタクトの数が異なることを特徴とする半導体メモリ。
  4. 請求項3記載の半導体メモリにおいて、
    前記リアルメモリセルおよび前記ダミーメモリセルは、相補の入出力ノードを有するラッチを備え、
    前記ビット線の下に配置されるダミーメモリセルは、前記入出力ノードの一方を電源線に接続するためのクリップ配線を備えていることを特徴とする半導体メモリ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体メモリにおいて、
    前記ダミーメモリセルに形成されるトランジスタの数および構造は、前記リアルメモリセルに形成されるトランジスタの数および構造と同じであることを特徴とする半導体メモリ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体メモリにおいて、
    額縁状に配置されるダミーメモリセル群の外周部の第1コンタクトは、全て欠落していることを特徴とする半導体メモリ。
  7. 請求項6記載の半導体メモリにおいて、
    一方向に並ぶリアルメモリセルの列の間に配置され、半導体基板のウエル領域を電源線に接続するための第2コンタクトを有するタップセルを備えていることを特徴とする半導体メモリ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の半導体メモリにおいて、
    前記各リアルメモリセルおよび前記各ダミーメモリセルは、前記トランジスタのソースおよびドレインを構成する拡散層領域を備え、
    額縁状に配置されるダミーメモリセルは、外周側に位置する拡散層領域を前記リアルメモリセルに比べて欠落して構成されていることを特徴とする半導体メモリ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の半導体メモリにおいて、
    一方向に並ぶリアルメモリセルの列の上に延在するビット線と、
    前記リアルメモリセルの列の一端側に配置され、予め設定された論理値を記憶するセルフタイミングメモリセルと、
    前記リアルメモリセルの列の他端側に配置され、前記セルフタイミングメモリセルから読み出されるデータ信号の出力タイミングに同期して動作し、前記リアルメモリセルから読み出されるデータ信号を増幅するセンスアンプとを備えていることを特徴とする半導体メモリ。
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