JP2006164399A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造誤差等によるメモリセルの特性のバラツキによらずに全てのメモリセルに対して書き込みを保証でき、かつ、書き込み処理時間および消費電力を抑制できる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 メモリセル1とダミーメモリセル1aへの書き込み処理は、ライトアンプ制御信号WAEに基づいて制御される。書き込み処理の終了タイミングは、ダミーメモリセル1aの記憶状態を示す書き込み完了信号WRSTに基づいて決まる。ダミーメモリセル1aの書き込み所要時間が、メモリセル1への書き込み所要時間の最大値以上になるように、ダミーメモリセル1aやその周辺回路を設計する。例えば、メモリセル1とダミーメモリセル1aに含まれるトランジスタの特性を互いに異ならせたり、ライトアンプの特性を異ならせたり、ビット線対{BL、/BL}とダミービット線対{DBL、/DBL}の負荷を異ならせたりする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダミーメモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置は、一般に、メモリセルがマトリクス状に配置されてなるメモリセルアレイ部とその周辺回路とを備えている。また、従来から、メモリセルと同じ特性のダミーメモリセルを、メモリセルアレイ部の横に、情報の記憶以外の目的で設けた半導体記憶装置も提案されている。
ダミーメモリセルは、センスアンプ制御信号の生成など、読み出し処理時のタイミング制御のために設けられることが多い(例えば、特許文献1および2参照)。また、ダミーメモリセルを、書き込み処理時のタイミング制御のために設けることも少ないながら提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3には、メモリセルアレイ部やその周辺回路でなる情報記憶部とは別に、ダミーライトアンプ、ダミーメモリセル、および、ディレイコントロール回路等を有するタイミング補償部を備えた半導体記憶装置が開示されている。
メモリセルと同じ特性を有し、メモリセルと同じ信号に同期して動作するダミーメモリセルへの書き込みに要する時間(以下、「書き込み所要時間」という。)は、メモリセルへの書き込み所要時間とほぼ同じである。よって、このことを利用して、特許文献3に記載の半導体記憶装置では、書き込み制御信号を、ダミーメモリセルから出力された信号を用いて生成している。より具体的には、ダミーメモリセルへの書き込みが完了するタイミングに基づいて、書き込み制御信号のパルスの立ち下がりタイミング、ひいては書き込み処理の終了タイミングが決められている。メモリセルおよびダミーメモリセルへの書き込み処理は、この書き込み制御信号に基づいて行われる。
特開2002−367377号公報(図1) 特開平11−96768号公報 特開平9−147574号公報(図5)
ところで、メモリセルを構成する各トランジスタ等の電源電圧依存性や温度特性や製造誤差により、メモリセルの特性にはばらつきがあるため、書き込み所要時間はメモリセルによってばらつく。したがって、いずれのメモリセルにも確実に書き込みが行われるように、メモリセルへの書き込み処理時間は長めに設定される。例えば特許文献3に記載の半導体記憶装置では、ダミーメモリセルへの書き込みが終了したことを示す信号をディレイコントロール回路で所定時間遅らせた信号によって、書き込み処理終了タイミングを決めている。
しかしながら、書き込み処理時間が長すぎると、高速書き込みに対するユーザの要請に反することになり、また、メモリセルからビット線対への充放電電流が増加して半導体記憶装置の消費電力が増大するという不利益が生じることになる。また、逆に、書き込み処理時間が短すぎると、データの書き込みが確実に行われないおそれもある。
それ故に、本発明は、製造誤差等によるメモリセルの特性のバラツキによらず適当な書き込みタイミングで書き込み制御を行う半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体記憶装置は、ダミーメモリセルを用いてメモリセルに対する書き込み処理の終了タイミングを決める半導体記憶装置であって、複数のメモリセルと、ダミーメモリセルと、ダミーメモリセルが所定の記憶状態になると書き込み完了信号を出力する書き込み状態検知部と、書き込み完了信号に基づき動作する書き込み処理部とを備え、ダミーメモリセルが要する書き込み時間が、メモリセルが要する書き込み時間の最大値以上であることを特徴とする。
本発明の局面によれば、ダミーメモリセルは、メモリセルを構成するトランジスタに対応したトランジスタを、メモリセルを構成するトランジスタと同じように接続することによって構成されており、ダミーメモリセルに含まれる少なくとも1つのトランジスタの特性が、メモリセルに含まれて当該トランジスタに対応したトランジスタの特性と異なっていてもよい。
より具体的には、ダミーメモリセルに含まれる少なくとも1つのトランジスタのゲート長が、メモリセルに含まれて当該トランジスタに対応したトランジスタのゲート長と異なっていてもよい。
また、ダミーメモリセルに含まれる少なくとも1個のトランジスタのゲート幅が、メモリセルに含まれて当該トランジスタに対応したトランジスタのゲート幅と異なっていてもよい。
また、ダミーメモリセルに含まれるトランジスタの少なくとも2つは対称な位置に配置されており、対称な位置に配置されたトランジスタ同士のゲート長が、少なくとも一つの対において互いに異なっていてもよい。
また、ダミーメモリセルに含まれるトランジスタの少なくとも2つは対称な位置に配置されており、対称な位置に配置されたトランジスタ同士のゲート幅が、少なくとも一つの対において互いに異なっていてもよい。
本発明のさらに別の局面によれば、ダミーメモリセルは、メモリセルを構成するトランジスタに対応したトランジスタを、メモリセルを構成するトランジスタと同じように接続することによって構成されており、ダミーメモリセルが備える所定のノードの負荷が、メモリセルが備える所定のノードに対応したノードの負荷よりも大きくなっていてもよい。
本発明のさらに別の局面によれば、ダミーメモリセルに接続されるダミービット線の負荷が、メモリセルに接続されるビット線の負荷よりも大きくなっていてもよい。
本発明のさらに別の局面によれば、書き込み処理部は、メモリセルに接続されるビット線対への印加電圧を制御するライトアンプと、ダミーメモリセルに接続されるダミービット線対への印加電圧を制御するダミーライトアンプとを備え、ダミーライトアンプの能力が、ライトアンプの能力よりも劣っていてもよい。
本発明に係る半導体装置は、すべてのメモリセルに対して書き込みを保証し、かつ、最適なパルス幅を有する書き込み制御信号を生成することができる。つまり、本発明に係る半導体装置によれば、メモリセルへの書き込みが完了するよりも前に書き込み処理が終了してしまうことがなく、また、書き込み処理時間が必要以上に長くなり過ぎることもない。本発明に係る半導体記憶装置を用いれば、高速書き込みでかつ低消費電力な半導体記憶装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の一部構成図である。図1に示す半導体記憶装置は、メモリセル1、ダミーメモリセル1a〜1c、プリチャージ回路部2、ライトアンプ3、ダミーライトアンプ3a、書き込み状態検知部6、およびライトアンプ制御部7を備えている。
メモリセル1は、ロウ方向に配線されたワード線WLn(nは1以上の整数)と、カラム方向に配線されたビット線対{BLm、/BLm}(mは1以上の整数)との交点に1つづつ配置される。マトリクス状に配置されたメモリセル1は、情報を記憶するメモリアレイ部を構成する。ダミーメモリセル1a〜1cは、メモリアレイ部の外周に配置される。このうち、ダミーメモリセル1aは、ダミーワード線DWLとダミービット線対{DBL、/DBL}との交点に配置される。ダミーメモリセル1aは、情報を記憶するためではなく、メモリセル1への書き込み処理時間を決めるタイミング補償部の一部として設けられている。なお、各メモリセル1およびダミーメモリセル1a〜1cは、1ビットのディジタルデータ(1または0のいずれか)を記憶可能な構造を有するセルである。
ダミーメモリセル1bは、ダミーワード線DWLとビット線対{BLm、/BLm}との交点に配置される。ダミーメモリセル1cは、ワード線WLnとダミービット線対{DBL、/DBL}との交点に配置される。ダミーメモリセル1bおよび1cは、メモリセル1と同じ回路構成のセルである。
ただし、ダミーメモリセル1bは、メモリセル1とは異なり、ビット線対{BLm、/BLm}に接続されていない。これは、ダミーメモリセル1bが、ダミーワード線DWLの負荷を1本のワード線WLnの負荷と等しくするために設けられているためである。なお、ここでいうワード線の負荷には、ワード線WLの配線抵抗および配線容量成分、並びにワード線WLに接続されるトランジスタの容量成分などが含まれる。
また、ダミーメモリセル1cは、ダミービット線対{DBL、/DBL}の負荷を、ビット線対{BLm、/BLm}の負荷と等しくするために設けられている。したがって、ダミーメモリセル1cは、ワード線WLに接続されておらず、ワード線入力は接地されている。ここでいうビット線対{BL、/BL}の負荷には、ビット線対{BLm、/BLm}の配線抵抗および配線容量成分、並びにビット線対{BLm、/BLm}に接続されるトランジスタの容量成分などが含まれる。
図1に示すように、ダミーメモリセル1aは配線8aおよび8bによって書き込み状態検知部6と電気的に接続されている。書き込み状態検知部6は、ダミーメモリセル1aの記憶状態(ダミーメモリセル1aへの書き込み状態)に応じた電圧レベルの書き込み完了信号WRSTを出力する。
ライトアンプ制御部7は、メモリセル1およびダミーメモリセル1aへの書き込み制御信号であるライトアンプ制御信号WAEを生成する。ライトアンプ制御信号WAEが示す書き込み処理開始タイミングは、ライトイネーブル信号WENの変化に基づいて決まり、書き込み処理終了タイミングは、書き込み完了信号WRSTの変化に基づいて決まる。
ビット線対{BLm、/BLm}の電圧制御回路であるライトアンプ3には、ライトアンプ制御信号WAEと、ビット線対{BLm、/BLm}の選択状態を制御するカラム選択信号CAmと、メモリセル1に書き込むデータINmとが入力される。カラム選択信号CAmによって選択状態になったカラムに含まれ、かつ、選択状態にあるワード線WLに接続されているメモリセル1には、ライトアンプ制御信号WAEが示す書き込み処理開始タイミングで、データINmの書き込みが開始される。
一方、ダミービット線対{DBL、/DBL}の電圧制御回路であるダミーライトアンプ3aには、ライトアンプ制御信号WAEと、ダミービット線対{DBL、/DBL}の選択状態を制御するためのダミーカラム選択信号DCAと、ダミーメモリセル1aに書き込むデータDINとが入力される。ダミーカラム選択信号DCAによって選択状態になり、かつ、ダミーワード線DWLが選択状態になったときに、メモリセル1aには、ライトアンプ制御信号WAEが示す書き込み処理開始タイミングで、ダミーデータDINの書き込み処理が開始される。
いずれかのメモリセル1に書き込み処理が行われるときには必ず、ダミーメモリセル1aにも書き込み処理が行われる。書き込み状態検知部6は、ダミーメモリセル1aへの書き込みが完了したこと(ダミーメモリセル1aがダミーデータDINを記憶したこと)を検知すると、書き込み完了を示す書き込み完了信号WRSTを出力する。
ライトアンプ制御部7は、ダミーメモリセル1aへの書き込みが完了したことを示す書き込み完了信号WRSTに応じて、ライトアンプ3およびダミーライトアンプ3aを非活性状態にするライトアンプ制御信号WAEを出力する。また、これと同期してワード線の電圧レベルも制御されて、ワード線が非選択状態になる。これによって、1つのメモリセル1およびダミーメモリセル1aへの1回の書き込み処理が終了する。
メモリセル1およびダミーメモリセル1aへの書き込み処理が終了すると、次の書き込み処理が開始されるまでの間、プリチャージ回路部2が活性状態になるように、ビット線プリチャージ配線PCGLの電圧レベルが制御される。そして、ビット線対{BLm、/BLm}およびダミービット線対{DBL、/DBL}のプリチャージが終わると、メモリセル1およびダミーメモリセル1aへの次の書き込み処理が開始される。
前述のように、ダミーメモリセル1aとメモリセル1とは同じ回路を備え、ダミーワード線DWLとワード線WLn、および、ダミービット線対{DBL、/DBL}とビット線対{BLm、/BLm}の負荷は等しいため、メモリセル1とダミーメモリセル1aとの書き込み条件は同じである。したがって、メモリセル1とダミーメモリセル1aとが同じ特性を有していれば、メモリセル1の書き込み完了タイミングと、ダミーメモリセル1aの書き込み完了タイミングはほぼ一致することになる。
ただし、製造誤差等によってメモリセル1およびダミーメモリセル1aを構成するトランジスタ等の特性は完全に均一ではないために、メモリセル1およびダミーメモリセル1aを同様に設計して製造したとしても、各メモリセル1およびダミーメモリセル1aの特性にはバラツキが生じてしまう。したがって、本実施形態に係る半導体記憶装置は、例えば以下に説明するように、ダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間がメモリセル1への書き込み所要時間よりも長くなるように設計することによって、この問題を解決している。
図2および図3は、それぞれ、メモリセル1およびダミーメモリセル1aの回路図の一例を示している。また、図4および図5は、図2および図3の回路図で表されるメモリセル1およびダミーメモリセル1aのレイアウト構成の一例を示している。図2および図3並びに図4および図5に示すように、メモリセル1とダミーメモリセル1aとにおける能動素子(トランジスタQ1〜Q6およびDQ1〜DQ6)の配置は同じになっている。そして、ダミーメモリセル1aは、メモリセルを構成するトランジスタQ1〜Q6に対応したトランジスタDQ1〜DQ6が、トランジスタQ1〜Q6と同じように接続されることによって構成されている。
メモリセル1は、図2および図4に示すように、ロードトランジスタQ6とドライブトランジスタQ4とで構成された第1のインバータ11と、ロードトランジスタQ5とドライブトランジスタQ3とで構成された第2のインバータ12と、アクセストランジスタQ1およびQ2を備えている。第1のインバータ11と第2のインバータ12は、記憶保持ノードS1およびS2(以下、単にノードS1およびS2と呼ぶ。)で接続されることによってラッチ回路を構成している。
ダミーメモリセル1aは、図3および図5に示すように、ロードトランジスタDQ6とドライブトランジスタDQ4とで構成された第1のインバータ21と、ロードトランジスタDQ5とドライブトランジスタDQ3とで構成された第2のインバータ22と、アクセストランジスタDQ1およびDQ2を備えている。第1のインバータ21と第2のインバータ22は、記憶保持ノードDS1およびDS2(以下、単にノードDS1およびDS2と呼ぶ。)で接続されることによってラッチ回路を構成している。
メモリセル1において、同種のトランジスタ(アクセストランジスタQ1とQ2、ロードトランジスタQ5とQ6、およびドライブトランジスタQ3とQ4)は、製造誤差等を無視すれば、各部が同じサイズに形成された同じ性能のトランジスタである。そして同種のトランジスタは、図4のX軸とY軸との交点Oに対して対称に配置されおり、その形状も対称になっている。
一方、ダミーメモリセル1aが含むトランジスタDQ1〜DQ6のうち少なくとも一つのものは、メモリセル1における対応したトランジスタQ1〜Q6と特性が異なっている。ここで、ダミーメモリセル1aのアクセストランジスタDQ1に対応したメモリセル1のトランジスタとは、アクセストランジスタQ1のことである。
図5に示すように、ダミーメモリセル1aにおいて、X軸とY軸との交点Oに対して対称な位置に配置されたトランジスタ(同種のトランジスタ)同士のゲート幅やゲート長が一部で異なっている。よって、X軸とY軸との交点Oに対して対称な位置に配置されたトランジスタの形状は、一部で非対称になっている。このような形状の非対称性は、ダミーメモリセル1aよりもメモリセル1への書き込み所要時間の方が長くなるように、ダミーメモリセル1aを設計していることに起因している。
図5に示すトランジスタDQ1〜DQ6の各部のサイズと、図4に示すトランジスタQ1〜Q6の各部のサイズとの関係の一例を次式(1)〜(6)に示す。
DW1(=DW2)<W1(=W2) …(1)
DL1(=DL2)>L1(=L2) …(2)
DW4(=W3=W4)<DW3 …(3)
DL4(=L3=L4)>DL3 …(4)
DW6>DW5(=W5=W6) …(5)
DL6<DL5(=L5=L6) …(6)
ここで、ダミーメモリセル1aに含まれるトランジスタDQi(iは1以上6以下の整数)のゲート長をDLi、ゲート幅をDWiとし、メモリセル1に含まれるトランジスタQiのゲート長をLi、ゲート幅をWiとしている。
なお、各トランジスタQ1〜Q6およびDQ1〜DQ6のこれら以外の条件(基板上の各領域の不純物濃度や各領域の構造等)は同じである。よって、ゲート長、および/または、ゲート幅が異なるトランジスタ同士の特性は異なっている。ダミーメモリセル1aに含まれるトランジスタDQ1〜DQ6の特性が、メモリセル1に含まれる対応したトランジスタDQ1〜DQ6の特性と異なっていれば、その他の書き込み条件が同じであっても、ダミーメモリセル1aおよびメモリセル1の書き込み所要時間が異なる。
ダミーメモリセル1aの書き込み所要時間と、メモリセル1の書き込み所要時間との差をどの程度にすればよいかは、計算機による回路シミュレーションを利用して求めればよい。ここで回路シミュレーションとは、製造誤差等によるトランジスタサイズの誤差分布等やメモリセルの書き込み所要時間のバラツキを求めることができるシミュレーションのことをいう。そして、ダミーメモリセル1aの書き込み所要時間が、メモリセル1の書き込み所要時間の最大値(以下、「最長書き込み所要時間」という。)と同じか、微少時間だけ長くなるようにダミーメモリセル1aを設計すればよい。そうすれば、いずれのメモリセル1にも確実に書き込みができ、かつ、半導体記憶装置の消費電力を抑制することができる。
以下では、本実施形態に係る半導体記憶装置の各構成要素のより具体的な回路構成を、図6〜図10に例示して、メモリセル1への具体的な書き込み処理手順を説明する。なお、文中においてトランジスタの「ON状態」とは、ゲート電極に所定の電圧が印加されることによってソース−ドレイン電極間が導通していることをいい、「OFF状態」とは、ゲート電極に所定の電圧が印加されていないためにソース−ドレイン電極間が導通していないことをいう。
図6は、ダミーメモリセル1aに接続された書き込み状態検知部6の回路図の一例を示している。書き込み状態検知部6は、ダミーメモリセル1aへの書き込み状態(ノードDS1およびDS2の電圧レベル)に応じた電圧レベルの書き込み完了信号WRSTを出力する役割と、ダミーメモリセル1aの記憶状態を初期状態に戻す役割とを備えた回路である。
ダミーワード線DWLが選択されていないとき(Lレベルのとき)には、書き込み状態検知部6のP型MOSトランジスタQP3とN型MOSトランジスタQN3は、いずれもオン状態になり、インバータMI5の出力である書き込み完了検知信号WRSTはLレベルになる。また、ダミーメモリセル1aのノードDS1はHレベル(VDDレベル)になり、ダミーメモリセル1aのノードDS2はLレベル(接地レベル)になる。このような電圧レベルで表される初期状態における、ダミーメモリセル1aの記憶値は「1」である。
一方、ダミーワード線DWLが選択されると(Hレベルになると)、P型MOSトランジスタQP3およびN型MOSトランジスタQN3はいずれもオフ状態になる。書き込み完了検知信号WRSTは、ノードDS1がHレベルであればLレベルになり、ノードS1がLレベルであればHレベルになる。
以上より、書き込み完了信号WRSTは、ダミーワード線DWLがLレベルのときにはLレベルになり、また、ダミーワード線DWLがHレベルのときには、ダミーメモリセル1aの書き込み状態に応じた電圧レベルになる。書き込み状態検知部6は、書き込み完了信号WRSTを、ライトアンプ制御部7やその他のタイミング制御回路部(図示せず)に対して出力する。
図7は、ライトアンプ制御部7とライトアンプ3の回路図の一例を示している。ライトアンプ制御部7は、インバータMI6、2入力AND回路MA2、および、2入力NOR回路MR1およびMR2でなるRSラッチ回路R1を備えている。そして、ライトアンプ制御部7は、ライトイネーブル信号WENと書き込み完了信号WRSTに基づいて、ライトアンプ制御信号WAEを生成する。なお、ライトイネーブル信号WENは、メモリセル1およびダミーメモリセル1aへのアクセス可能タイミングを示す信号である。なお、ダミーライトアンプ3aの構成および特性は、ライトアンプ3と同じである。
図8は、書き込みイネーブル信号WEN、信号A、書き込み完了信号WRST、および、ライトアンプ制御信号WAEのタイミングチャートを示している。メモリセル1に書き込み処理が行われる以前の初期状態において、ライトアンプ制御部7に、Lレベルのライトイネーブル信号WENとLレベルの書き込み完了信号WRSTとが入力される。このとき、ライトアンプ制御部7は、Lレベルのライトアンプ制御信号WAEを生成する。
そして、ライトイネーブル信号WENがHレベルに変化すると、2入力AND回路MA2の出力である信号Aには、インバータMI6によって決まる時間幅の狭パルスが現れる。信号Aは、RSラッチ回路R1のセット入力となり、ライトアンプ制御信号WAEをHレベルに変化させる。つまり、ライトイネーブル信号の変化(立ち上がり)に基づいてライトアンプ制御信号WAEの立ち上がりタイミング、ひいてはメモリセルへの書き込み処理開始タイミングが決まる。なお、ライトアンプ制御信号WAEの立ち下がりタイミングは、書き込み完了信号WRSTの変化(立ち上がり)に基づいて決まるが、書き込み完了信号WRSTの立ち上がりタイミングについては順を追って説明する。
ライトアンプ制御部7が出力したライトアンプ制御信号WAEは、全てのライトアンプ3およびダミーライトアンプ3aに入力される。ただし、図7には、簡単のために一つのライトアンプ3のみを示している。書き込み処理が行われるメモリセル1を含むカラムのライトアンプ3には、Hレベルのカラム選択信号CAが入力され、書き込み処理が行われないカラムのライトアンプ3には、Lレベルのカラム選択信号CAが入力される。
カラム選択信号CAおよびライトアンプ制御信号WAEがいずれもHレベルであり、さらにライトデータINmもHレベルである場合、3入力NAND回路MN1およびMN2の出力は、それぞれHレベルおよびLレベルとなる。このとき、インバータMI1およびMI2の出力は、それぞれLレベルおよびHレベルとなる。よって、P型MOSトランジスタQP1およびN型MOSトランジスタQN2はオン状態になり、N型MOSトランジスタQN1およびP型MOSトランジスタQP2はオフ状態になる。このとき、ビット線BLmはHレベル、反転ビット線/BLmはLレベルとなる。このときにワード線WLnが選択されると、そのワード線WLnおよびビット線対{BLm、/BLm}に接続されたメモリセル1には「1」が書き込まれることになる。また、ライトデータINmが「L」である場合、ビット線BLmはLレベル、反転ビット線/BLmはHレベルになって、メモリセルには「0」が書き込まれることになる。
なお、カラム選択信号CAmまたはライトアンプ制御信号WAEのいずれかが「L」のときには、P型MOSトランジスタQP1およびQP2、並びにN型MOSトランジスタQN1およびQN2は、すべてオフ状態になる。よって、ライトアンプ3はハイインピーダンス(非活性状態)になる。
一方、ダミーライトアンプ3aには、ライトアンプ制御信号WAEとダミーカラム選択信号DCAとデータDINが入力される。ダミーカラム選択信号DCAは、いずれかのカラム選択信号CAmがHレベルに制御されることに同期してHレベルに制御される。ダミーデータDINは常時Lレベルになっており、いずれかのメモリセル1への書き込み処理時には、ダミーメモリセル1aには必ず「0」が書き込まれる。
図9は、プリチャージ回路部2と、このプリチャージ回路部2と同じカラムに属するメモリセル1の回路図の一例を示している。このプリチャージ回路部2は、いずれもP型MOSトランジスタであるプリチャージトランジスタQ7およびQ8とイコライズトランジスタQ9とを備えている。
メモリセル1およびダミーメモリセル1aへの書き込み処理時には、ビット線プリチャージ配線PCGLはHレベルに制御されて、プリチャージ回路部2はハイインピーダンスになり、非活性状態になる。一方、書き込み処理時以外のときには、ビット線プリチャージ配線PCGLはLレベルに制御されるので、プリチャージ回路部2が活性状態となってビット線対{BLm、/BLm}を等電位にする。このとき、ビット線対{BLm、/BLm}はHレベル(VDDレベル)になる。
メモリセル1へのデータの書き込み処理とは、メモリセル1がビット線対{BLm、/BLm}と電気的に接続された状態で、ビット線対{BLm、/BLm}の間に電位差を与える処理である。図9に示すメモリセル1では、ワード線WLをHレベルに制御することによってメモリセル1とビット線対{BLm、/BLm}とが電気的に接続され、ライトアンプ3によって制御されたビット線対{BLm、/BLm}の電位差に応じてノードS1およびS2の電圧レベルが変化する。
メモリセル1への書き込み処理時において、ノードS1およびS2が、それぞれHレベルおよびLレベルになったときには、メモリセル1は「1」を、また、ノードS1およびS2がそれぞれLレベルおよびHレベルになったときには、メモリセル1は「0」を記憶したことになる。
メモリセル1への書き込み処理と同様に、ダミーメモリセル1aへの書き込み処理とは、ダミーメモリセル1aがダミービット線対{DBL、/DBL}と電気的に接続された状態で、ダミーライトアンプ3aによってダミービット線対{DBL、/DBL}に電位差を与える処理である。ダミーメモリセル1aへの書き込み処理時において、ノードDS1およびDS2が、それぞれLレベルおよびHレベルになったときには、ダミーメモリセル1aは「0」を記憶したことになる。
ここで再び図6〜図8を参照する。書き込み処理が開始されると、図6に示すダミービット線対{DBL、/DBL}はそれぞれLレベルおよびHレベルに制御されるので、ダミーメモリセル1aのノードDS1およびDS2は、HレベルおよびLレベルから、LレベルおよびHレベルに変化する。そして、ノードDS1およびDS2がLレベルおよびHレベルになると、書き込み完了検知回路WRSTはHレベルに変化する。
図7および図8を参照すれば、ライトアンプ制御信号WAEは、書き込み完了検知回路WRSTがHレベルになったことに応じてLレベルに変化する。そして、ライトアンプ制御信号WAEがLレベルのときには、ライトアンプ3のP型MOSトランジスタQP1およびQP2、並びにN型MOSトランジスタQN1およびQN2は、すべてオフ状態になる。よってライトアンプ3はハイインピーダンスになって、メモリセル1およびダミーメモリセル1aへの書き込み処理が終了する。
以上をまとめると、メモリセル1およびダミーメモリセル1aへの書き込み処理時間長であるライトアンプ制御信号WAEのパルス幅は、ライトイネーブル信号WENの立ち上がりタイミングと、書き込み完了信号WRSTの立ち上がりタイミングによって決まる。そして、書き込み完了信号WRSTの立ち上がりタイミングは、ダミーメモリセル1aへの書き込み完了タイミングによって決まる。つまり、ダミーメモリセル1aがデータを確実に記憶したタイミングに基づいて、メモリセル1aへの書き込み処理の終了タイミングが決まる。
書き込み処理の終了タイミングと同期して、ワード線WLn、ダミーワード線DWL、およびプリチャージ信号配線PCGLはLレベルに制御される。これにより、すべてのメモリセル1はハイインピーダンスになり、メモリセル1は記憶状態を保持する。一方で、ダミーメモリセル1aの記憶値は、「0」から「1」(初期値)に変化する。これは、書き込み状態検知部6の作用により、ダミーメモリセル1aのノードDS1がLレベルからHレベルに、ノードDS2がHレベルからLレベルになるためである。なお、ワード線WLn、ダミーワード線DWL、およびプリチャージ信号配線PCGLへの電圧供給タイミングは、書き込み完了信号WRSTまたはライトアンプ制御信号WAEによって決められるようにすればよい。
ところで、書き込み処理開始直後におけるダミーメモリセル1aのノードDS1およびDS2の電圧レベルは、HレベルとLレベルとの間を離散的に変化するのではなく、連続的に変化する。この電圧変化の所要時間は、ダミーメモリセル1aを構成するトランジスタの能力等に依存する。
ここで、ダミーメモリセル1aに書き込み処理が行われる際の、ノードDS1およびDS2等における電圧の時間変化を、図10を用いて説明する。図10には、ダミーワード線DWL,ダミービット線DBL、反転ダミービット線/DBL、ノードDS1およびDS2の電圧レベルの時間変化を示している。
まず、初期状態において、ノードDS1はHレベルに、また、ノードDS2はLレベルになっている。このときに図3に示すロードトランジスタDQ6はオン状態に、ドライブトランジスタDQ4はオフ状態になっている。また、ロードトランジスタDQ5はオフ状態に、ドライブトランジスタDQ3はオン状態になっている。
次に、ダミーライトアンプ3aによってダミービット線対{DBL、/DBL}がそれぞれHレベルおよびLレベルに制御されることと同期して、ダミーワード線DWLがHレベルに、ダミービット線DBLがLレベルにそれぞれ制御される。図10に示すように、ダミーワード線DWLの電圧レベルがアクセストランジスタDQ1の動作閾値を越えると、ノードDS1の電圧レベルはアクセストランジスタDQ1とロードトランジスタDQ6の能力比で決定される電圧レベルV1まで所定の速度で低下していく。
ノードDS1の電圧が低下してゆく途中で、第1のインバータ21のスイッチング電圧であるV2に達すると、第1のインバータ21がスイッチング動作して、ノードDS2の電圧レベルがLレベルからHレベルに変化する。そして、ノードDS2の電圧レベルが上昇してゆくときに、第2のインバータ22のスイッチング電圧であるV3に達すると、第2のインバータ22がスイッチング動作して、ノードDS1の電圧レベルがLレベルになる。ノードDS1の電圧レベルがLレベルになることは、ダミーメモリセル1への書き込みが完了したことを示している。
よって、ダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間T(D)は、次式(7)で表される。
T(D)=T1(D)+T2(D)+T3(D) …(7)
ここで、ダミービット線DBLの電圧の立ち下がり時刻ta(または、ダミーワード線DWLの電圧の立ち上がり時刻)から、第1のインバータ21がスイッチング動作する時刻tbまでの時間長をT1(D)、時刻tbから第2のインバータ22がスイッチング動作する時刻tcまでの時間長をT2(D)、時刻tcからノードDS1がHレベルになる時刻tdまでの時間長をT3(D)としている。
同様に、メモリセル1への書き込み所要時間T(M)は、次式(8)で表される。
T(M)=T1(M)+T2(M)+T3(M) …(8)
ここで、ビット線BLn(または反転ビット線/BLn)の電圧の立ち下がり時刻ta’(=ta)から、第1のインバータ11がスイッチング動作する時刻tb’までの時間長をT1(M)、時刻tb’から第2のインバータ12がスイッチング動作する時刻tc’までの時間長をT2(M)、時刻tc’からノードS1がHレベルになる時刻td’までの時間長をT3(M)としている。
本実施形態に係る半導体記憶装置では、ダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間T(D)と、メモリセル1への最長の書き込み所要時間T(Mmax)との関係が、次式(9)を満たせばよい。
T(D)=T(Mmax)+Δt …(9)
なお、Δtは0以上の微少時間であって、書き込み処理時間を短縮するためには0に近いことが望ましい。
このようなダミーメモリセル1aの設計手順の一例を以下に示す。まずメモリセル1を設計し、設計したメモリセル1の最長書き込み所要時間T(Mmax)を回路シミュレーションによって求める。そして、求められた最長書き込み所要時間T(Mmax)が製造誤差を考慮したときの最短書き込み所要時間以上になるように、メモリセル1を構成するトランジスタの特性等を調整することによってダミーメモリセル1aを設計する。
式(9)を満たすために時間T1(D)>T1(M)とするには、アクセストランジスタDQ1の能力を、アクセストランジスタQ1の能力よりも小さくすればよい。また、ロードトランジスタDQ6の能力をロードトランジスタQ6の能力よりも大きくすればよい。このようにアクセストランジスタDQ1、および/または、ロードトランジスタDQ6の能力を調整することによって、ノードDS1の電圧の低下速度を緩やかにすることができる。
また、時間T1(D)>T1(M)とするためには、ドライブトランジスタDQ3の能力を、ドライブトランジスタQ3の能力よりも大きくすればよい。また、ロードトランジスタDQ5の能力を、ロードトランジスタQ5の能力よりも小さくすればよい。このようにドライブトランジスタDQ3、および/または、ロードトランジスタDQ5の能力を調整することによって、第1のインバータ21のスイッチング電圧レベルを低くすることができる。
式(9)を満たすために時間T2(D)>T2(M)とするには、アクセストランジスタDQ2の能力を、アクセストランジスタQ2の能力よりも小さくすればよい。また、ドライブトランジスタDQ3の能力をドライブトランジスタQ3の能力よりも大きくすればよい。このように、アクセストランジスタDQ2、および/または、ドライブトランジスタDQ3の能力を調整することによって、ノードDS2の電圧の上昇速度を緩やかにすることができる。
また、時間T2(D)>T2(M)とするためには、ドライブトランジスタDQ4の能力を、ドライブトランジスタQ4の能力よりも小さくすればよい。また、ロードトランジスタDQ6の能力を、ロードトランジスタQ6の能力よりも大きくすればよい。このように、ドライブトランジスタDQ4、および/または、ロードトランジスタDQ6の能力を調整することによって、第2のインバータ22のスイッチング電圧を高くすることができる。
以上の全条件を、トランジスタのゲート長およびゲート幅で表すと、次式(10)〜(15)に示すようになる。
DL1>L1、および/または、DW1<W1 …(10)
DL2>L2、および/または、DW2<W2 …(11)
DL3<L3、および/または、DW3>W3 …(12)
DL4>L4、および/または、DW4<W4 …(13)
DL5>L5、および/または、DW5<W5 …(14)
DL6<L6、および/または、DW6>W6 …(15)
上記式(10)〜(15)で表された条件のうちのいずれを適用するかは任意である。よって、ダミーメモリセル1aに含まれる少なくとも1つのトランジスタDQ1〜DQ6の性能が、メモリセル1に含まれる対応するトランジスタQ1〜Q6の性能と異なっていれば、式(9)が示す条件を満たし得る。このときに、ダミーメモリセル1aに含まれる対称な位置に配置されたトランジスタDQ1〜DQ6のうちの、少なくとも一つの対において、トランジスタサイズが互いに異なっている可能性が高い。
なお、アクセストランジスタDQ1とQ1の能力、および、ロードトランジスタDQ6とQ6の能力が同じ場合でも、ノードDS1に負荷(容量素子)を挿入することによって、時間T1(D)を時間T1(M)よりも長くすることができる。つまり、ノードDS1の負荷をノードS1の負荷よりも大きくすれば、その他の条件が同じであっても、ダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間がメモリセル1への書き込み所要時間よりも長くなる。
なお、ダミーメモリセル1aに含まれる各トランジスタサイズをメモリセル1の各トランジスタサイズに対してどの程度変化させるか、また、ノードDS1にどの程度の負荷を挿入するかは、回路シミュレーションによって求めたダミーメモリセルの最適な書き込み所要時間に合わせて決めればよい。
ダミーメモリセル1への書き込み所要時間をメモリセル1への書き込み所要時間よりも長くする方法は、ダミーメモリセル1aの特性をメモリセル1と異ならせる以外方法であってもよい。例えば、ダミービット線DBLの負荷をビット線BLの負荷よりも大きくすることによって、ダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間をメモリセル1への書き込み所要時間よりも長くすることができる。なお、ダミービット線BLの負荷をどの程度にするかは、回路シミュレーションによって求めたダミーメモリセルの最適な書き込み所要時間に合わせて決めればよい。
また、ダミーライトアンプ3aの能力を、ライトアンプ3の能力よりも劣らせることによっても、ダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間をメモリセル1への書き込み所要時間よりも長くすることができる。なお、ライトアンプ3aの能力をどの程度にするかは、回路シミュレーションによって求めたダミーメモリセルの最適な書き込み所要時間に合わせて決めればよい。
なお、以上に列挙した方法は一例に過ぎず、これら以外の方法によってダミーメモリセル1aへの書き込み所要時間をメモリセル1への最長書き込み所要時間以上にしてもよい。また、図2および図3に示した回路は、メモリセル1およびダミーメモリセル1aの回路の一例に過ぎない。よって例えば、図2および図3に示すロードトランジスタQ5およびQ6並びにDQ5およびDQ6は、抵抗素子に置き換えられてもよい。図4および図5に示すメモリセル1およびダミーメモリセル1aのレイアウト構成は、点対称以外であってもよく、例えばX軸またはY軸に対して対称であってもよい。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、ダミーメモリセル1aの書き込み所要時間が、メモリセル1の書き込み所要時間の最大値以上になるように設計されている。そして、ダミーメモリセル1aへの書き込みが完了したことを示す書き込み完了信号に基づいて、メモリセル1およびダミーメモリセル1aの書き込み処理の終了タイミングが決定される。
したがって、本実施形態に係る半導体装置は、すべてのメモリセル1に対して書き込みを保証する最適なパルス幅を有する書き込み制御信号(ライトアンプ制御信号WAE)を生成することができる。つまり、本実施形態に係る半導体装置によれば、メモリセル1が確実にデータを記憶する前に書き込み処理が終了してしまうことがなく、また、書き込み処理時間が必要以上に長くなり過ぎることもない。よって、本実施形態に係る半導体記憶装置を用いれば、高速書き込みでかつ低消費電力な半導体記憶装置を実現することができる。
なお、本実施形態の半導体記憶装置は、単体のメモリデバイスとしてだけでなく、メモリ回路を内蔵したシステムデバイスなど、各種の半導体装置で用いることができる。
なお、本発明の概念は、読み出し制御にも応用可能である。すなわち、メモリセルの記憶値の読み出し所要時間よりもダミーメモリセルの記憶値の読み出し所要時間が長くなった半導体記憶装置を設計することによって、読み出しタイミング制御を最適化することも可能である。
本発明は、製造誤差等によるメモリセルの特性のバラツキによらずに全てのメモリセルに対して書き込みを保証でき、かつ、書き込み処理時間および消費電力を抑制できる半導体記憶装置等として有用である。
本発明の実施形態に係る半導体記憶装置の構成図 メモリセルの回路図 ダミーメモリセルの回路図 メモリセルのレイアウト図 ダミーメモリセルのレイアウト図 ダミーメモリセルと書き込み状態検知部の一例を示す回路図 ライトアンプ制御部とライトアンプの一例を示す回路図 ライトイネーブル信号WEN、信号A、書き込み完了信号WRST、および、ライトアンプ制御信号WAEのタイミングチャート プリチャージ回路部とメモリセルの一例を示す回路図 ダミーメモリセルへの書き込み処理時における、ダミーワード線、ダミービット線対、ノードDS1およびDS2の電圧変化を示す図
符号の説明
1 メモリセル
1a、1b、1c ダミーメモリセル
2 プリチャージ回路部
3 ライトアンプ
4 ライトアンプ制御部
6 書き込み状態検知部
7 ライトアンプ制御部
8a、8b 配線

Claims (9)

  1. ダミーメモリセルを用いてメモリセルに対する書き込み処理の終了タイミングを決める半導体記憶装置であって、
    複数のメモリセルと、
    ダミーメモリセルと、
    前記ダミーメモリセルが所定の記憶状態になると書き込み完了信号を出力する書き込み状態検知部と、
    前記書き込み完了信号に基づき動作する書き込み処理部とを備え、
    前記ダミーメモリセルが要する書き込み時間が、前記メモリセルが要する書き込み時間の最大値以上であることを特徴とする、半導体記憶装置。
  2. 前記ダミーメモリセルは、前記メモリセルを構成するトランジスタに対応したトランジスタを、前記メモリセルを構成するトランジスタと同じように接続することによって構成されており、
    前記ダミーメモリセルに含まれる少なくとも1つのトランジスタの特性が、前記メモリセルに含まれて当該トランジスタに対応したトランジスタの特性と異なることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ダミーメモリセルに含まれる少なくとも1つのトランジスタのゲート長が、前記メモリセルに含まれて当該トランジスタに対応したトランジスタのゲート長と異なることを特徴とする、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ダミーメモリセルに含まれる少なくとも1つのトランジスタのゲート幅が、前記メモリセルに含まれて当該トランジスタに対応したトランジスタのゲート幅と異なることを特徴とする、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ダミーメモリセルに含まれるトランジスタの少なくとも2つは対称な位置に配置されており、対称な位置に配置されたトランジスタ同士のゲート長が、少なくとも一つの対において互いに異なることを特徴とする、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記ダミーメモリセルに含まれるトランジスタの少なくとも2つは対称な位置に配置されており、対称な位置に配置されたトランジスタ同士のゲート幅が、少なくとも一つの対において互いに異なることを特徴とする、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記ダミーメモリセルは、前記メモリセルを構成するトランジスタに対応したトランジスタを、前記メモリセルを構成するトランジスタと同じように接続することによって構成されており、
    前記ダミーメモリセルが備える所定のノードの負荷が、前記メモリセルが備える前記所定のノードに対応したノードの負荷よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記ダミーメモリセルに接続されるダミービット線の負荷が、前記メモリセルに接続されるビット線の負荷よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記書き込み処理部は、
    前記メモリセルに接続されるビット線対への印加電圧を制御するライトアンプと、
    前記ダミーメモリセルに接続されるダミービット線対への印加電圧を制御するダミーライトアンプとを備え、
    前記ダミーライトアンプの能力が、前記ライトアンプの能力よりも劣っていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
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