JP4960419B2 - 半導体記憶装置及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に低電圧で動作するSRAM(Static Random Access Memory)等の半導体記憶装置及び半導体装置に関するものである。
携帯機器で使用されるLSIは、バッテリーでの駆動時間を長くするため低消費電力化が要求されている。低消費電力化には電源電圧を下げることが効果的だが、近年のスケーリングの進展による素子の特性ばらつきの増加により、LSI中で使用されるSRAMの動作マージンが減少しており、SRAMの動作電圧を下げることが困難となっている。このため、SRAMの動作電圧が律速してLSI全体の電源電圧を下げられなくなっている。
SRAMセルの不良モードには、ワード線選択時にセルの内部ノードが不安定となりデータ破壊が生じるディスターブ不良と、データの書き込み時にセル状態の反転に失敗する書き込み不良がある。また、低電圧時にはSRAMの書き込み特性の悪化が顕著になる。
この問題に対処するため、書き込み動作時に、SRAMセルに接続された2本のビット線の一方を負電位とする手法が提案されている(非特許文献1参照)。この手法では、ブートストラップ回路を使用してビット線を負電位とすることにより、SRAMセルのトランスファーNMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧を上昇させることができるため、SRAMの書き込み特性が改善する。
しかしながら、上記手法により書き込み特性を改善した場合でも、プロセス条件の変動によりディスターブ特性が低い条件で製造されたチップに対しては、ディスターブ特性の悪化により動作電圧が律速してしまう問題が生じる。
K. Nii et al., "A 45-nm Single-port and Dual-port SRAM family with Robust Read/Write Stabilizing Circuitry under DVFS Environment", 2008 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, P212-213.
本発明は、プロセス条件によらず書き込み特性の悪化を抑制した半導体記憶装置及び半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、複数のワード線、これらワード線と交差する複数のビット線、並びに前記複数のワード線と前記複数のビット線の交差部に接続された複数のメモリセルを備えたメモリセルアレイと、前記メモリセルへのデータ書き込みの際に、選択したワード線を正の第1電圧まで駆動するワード線ドライバと、前記メモリセルへのデータ書き込みの際に、選択したビット線を前記第1電圧に応じた負の第2電圧まで駆動するビット線ドライバとを備え、前記ワード線ドライバ及び前記ビット線ドライバは、前記メモリセルの特性に応じて設定された前記第1電圧及び第2電圧をそれぞれ出力し、前記第1電圧及び第2電圧は、前記第1電圧のレベルが低いほど、前記第2電圧のレベルが高くなるように設定されることを特徴とする。
本発明によれば、プロセス条件によらず書き込み特性の悪化を抑制した半導体記憶装置及び半導体装置を提供することができる。
第1実施形態に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。 SRAMセルアレイMCの回路図である。 ビット線ブースタ15の回路図である。 FS条件における、SRAMセルMCの不良率(sigma)と選択ワード線WLの電圧VWLと選択ビット線BLの電圧VBLとの関係を示す図である。 SF条件における、SRAMセルMCの不良率(sigma)と選択ワード線WLの電圧VWLと選択ビット線BLの電圧VBLとの関係を示す図である。 SRAMセルMCの製造上の特性変動に対する電圧VWL、VBLの関係を示す図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。 ワード線ドライバ13aの一例を示す回路図である。 ワード線ドライバ13aの一例を示す回路図である。 ビット線ブースタ15aの回路図である。 電圧VWLのプロセス及び温度依存性を示す図である。 図11に示す各条件における電圧VWLの変動量ΔVWL(V)を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る半導体記憶装置の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
[構成]
はじめに、図1を参照して、第1実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。第1実施形態に係る半導体記憶装置は、SRAMブロック10、及びレギュレータ20を有する。SRAMブロック10は、データの書き込み、及び読み出しを可能に構成されている。レギュレータ20は、電源電圧VDDを降圧して正の電圧VWLを生成し、SRAMブロック10に供給する。なお、SRAMブロック10とレギュレータ20は、同一のLSIチップの内部に設けられているが、レギュレータ20は、LSIチップの外部であってもよい。
SRAMブロック10は、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、ワード線ドライバ13、カラムデコーダ14、及びビット線ブースタ15を有する。
メモリセルアレイ11は、複数のワード線WLと、ビット線BLt、BLcからなる複数のビット線対BLと、このワード線WLとビット線対BLの交差部に設けられた複数のSRAMセルMCとを備えている。
ロウデコーダ12は、データ書き込みの際、入力されるロウアドレス信号に基づきワード線WLを選択する。ワード線駆動回路13は、レギュレータ20から電圧VWLを供給され、選択されたワード線WLにその電圧VWLを印加する。
カラムデコーダ14は、データ書き込みの際、入力されるカラムアドレス信号に基づきビット線対BLを選択する。ビット線ブースタ15は、レギュレータ20から電圧VWLを供給され、電圧VWLに応じた負の電圧VBLを生成する。ビット線ブースタ15は、選択されたビット線対BLの一方に負の電圧VBLを印加する。このとき、ビット線対BLの他方には、電源電圧VDDが印加される。
次に、図2を参照して、SRAMセルMCの回路構成について説明する。図2は、SRAMセルMCの回路図である。
SRAMセルMCは、例えば、図2に示すような6トランジスタ型メモリセルとして構成される。すなわち、6トランジスタ型メモリセルは、ソースが電源線VDD及び接地線VSS間に直列接続された、PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ2を備えた第1のインバータIV1と、PMOSトランジスタQ3及びNMOSトランジスタQ4を備えた第2のインバータIV2とを有する。これらインバータIV1、IV2の入力と出力は相互に接続されて、データ保持部を構成している。ビット線BLtと第1のインバータIV1の出力端との間には、第1のトランスファトランジスタQ5が接続され、ビット線BLcと第2のインバータIV2の出力端との間には、第2のトランスファトランジスタQ6が接続されている。第1及び第2のトランスファトランジスタQ5、Q6のゲート端子は、ワード線WLに接続されている。なお、この6トランジスタ型メモリセルを用いた書き込み動作は、ビット線BLt、BLcの双方で行われるが、読み出し動作については、ビット線BLt、BLcのいずれか一方のみからなされるシングルエンド読み出しでも良い。
次に、図3を参照して、ビット線ブースタ15の回路構成について説明する。図3は、ビット線ブースタ15の回路図である。
ビット線ブースタ15は、直列接続されたインバータIV3と、キャパシタC_boost1とにて構成されている。インバータIV3の電源線Lは、電圧VWLを印加される。キャパシタC_boost1は、インバータIV3の出力端子の電圧に基づくカップリングにより、ビット線対BLのいずれか一方に負の電圧VBLを印加する。すなわち、容量カップリングにより生成される負の電圧VBLの振幅は、インバータIV3の出力端子の電圧の振幅に比例する。よって、電圧VWLの振幅が高いほど、電圧VBLの振幅を高く設定することができる。このことは、電圧VWLのレベルが低いほど、電圧VBLのレベルを高く設定できることに相当する。
[電圧印加条件]
次に、図4〜図6を参照して、製造工程により生じるSRAMセルMCの特性に応じた最適な電圧印加条件について説明する。図4及び図5は、各々、FS条件及びSF条件における、SRAMセルMCの不良率(sigma)と電圧VWLと電圧VBLとの関係を示す。ここで、FS条件及びSF条件は、SRAMセルMCを構成するNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタの製造工程による特性の変動を示す。FS条件では、NMOSトランジスタが電流駆動力の大きい側に変動し(Fast)、PMOSトランジスタが電流駆動力の小さい側に変動する(Slow)。一方、SF条件では、NMOSトランジスタが電流駆動力の小さい側に変動し(Slow)、PMOSトランジスタが電流駆動力の大きい側に変動する(Fast)。
ビット線対BLの一方には、負の電圧VBLが印加される。したがって、SRAMセルMCのトランジスタQ5、Q6のソース−ゲート間電圧及びソース−ドレイン間電圧が増加するため、データの書き込みが容易となり、SRAMセルMCの書き込み不良率は減少される。しかしながら、トランジスタQ5、Q6の閾値電圧を上回るように負の電圧VBLが設定されれば、非選択のSRAMセルMC(ワード線WLが0V)であっても、トランジスタQ5、Q6が導通状態となってしまう。これによって、選択カラム中で、非選択ロウのセルへの誤書き込みが発生し、SRAMセルMCの不良率は増加する。
FS条件では、書き込み時、ビット線対BLの一方に負の電圧VBLを印加し、書き込みマージンを改善していくと、ディスターブ不良が律速される。そのため、書き込み時、ビット線対BLの一方に負の電圧VBLを印加し、且つ電源電圧VDDよりも低いレベルに設定した電圧VWLをワード線WLに印加すれば、ディスターブ不良も減少する。電圧VBLのみを調整する場合よりも、電圧VWL及び電圧VBLを共に調整する方が、より低い不良率を実現できる。FS条件では、例えば図4の点P1に示すように、電圧VWL=0.55V、及び電圧VBL=−0.30Vという条件で、SRAMセルMCの不良率が最も小さくなっている。
一方、SF条件では、NMOSトランジスタQ5、Q6の駆動力は小さく、ディスターブ不良は起こり難いため、電圧VWLのレベルは下げる必要がない。また、SF条件では、SRAMセルMCのトランジスタQ5、Q6の閾値電圧が高いため、FS条件よりも電圧VBLのレベルを高くした場合に、より低い不良率を実現できる。SF条件では、例えば図5に示す点P2に示すように、電圧VWL=0.60V、及び電圧VBL=−0.5Vという条件で、SRAMセルMCの不良率が最も小さくなっている。
図6は、図4及び図5に示す点P1、P2から求められるSRAMセルMCの特性に応じた最適な電圧VWL、VBLの関係を示す図である。SRAMセルMCの不良率が最も小さくなる電圧VBL及び電圧VWLは、比例関係にある。FS条件、SF条件によって、電圧VBL、VWLの最適レベルは異なる。FS条件ではSF条件に比べて、電圧VWLはより低く、電圧VBLはより高く設定することで、SRAMセルMCの不良率を最小にすることができる。
より具体的に、電圧VBLと電圧VWLとの関係を示す。SRAMセルMCでは、データ書き込みのバランスを考慮すると、製造条件の変動に拘わらず、NMOSトランジスタQ5、Q6とPMOSトランジスタQ1、Q3の電流比を一定とすることが望ましい。このため、以下の[数1]を満たすように電圧VWLを調整する。なお、符号Vthn、Vthpは各々、NMOSトランジスタQ5、Q6及びPMOSトランジスタQ1、Q3の閾値電圧を示す。符号βn、βpは、定数である。
[数1]
{βn(VWL−Vthn)^2}/{βp(VDD−Vthp)^2}=一定
ここで、製造条件の変動に起因したPMOSトランジスタQ1、Q3の電流変動に比べ、NMOSトランジスタQ5、Q6の電流変動が支配的であるとすると、[数1]の分母は一定と見ることができる。したがって、VWL−Vthnが一定となるようにVWLを決定すれば、[数1]が一定となる条件を満たす。そこで、VWL−Vthn=A(一定)とすると、[数2]の関係が導かれる。
[数2]
VWL=Vthn+A
また、電圧VBLは、NMOSトランジスタQ5、Q6の閾値電圧Vthn程度であるので、以下に示す[数3]で表すことができる。
[数3]
−VBL=Vthn
したがって、[数2]、[数3]より、電圧VWLと電圧VBLとの関係は、以下に示す[数4]で表すことができる。
[数4]
VWL=−VBL+A
第1実施形態に係る半導体記憶装置は、SRAMセルMCの製造上の特性変動に基づき、図6に示すような関係となるように、電圧VWLのレベル、電圧VBLのレベルを設定する。具体的には、半導体記憶装置は、電圧VWLのレベルが低いほど、電圧VBLのレベルが高くなるように、すなわち、上記[数4]の関係を満たすように、電圧VWLのレベル、電圧VBLのレベルを設定する。なお、レギュレータ20は、点P1、P2を結ぶ直線上で電圧VWLのレベルをデジタル的に制御するものでも、連続的(アナログ的)に電圧VWLのレベルを制御可能に構成されるものでも良い。
[効果]
第1実施形態に係る半導体記憶装置によれば、プロセス条件に応じて正の電圧VWLに応じて負の電圧VBLを設定可能に構成されているので、プロセス条件の変動によらず書き込み特性の悪化を抑制し、低電圧で書き込み動作を実行することができる。
[第2実施形態]
[構成]
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成について説明する。図7は、第2実施形態に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、第1実施形態のレギュレータ20の代わりに、ヒューズ回路20aを有する。また、第2実施形態に係る半導体記憶装置は、第1実施形態と異なるワード線ドライバ13a及びビット線ブースタ15aを有する。
ヒューズ回路20aは、選択ワード線WLの電圧VWLのレベル、及び選択ビット線対BLの電圧VWLのレベルに関する情報を有する。ヒューズ回路20aは、信号CODE<0>、CODE<1>を、ワード線ドライバ13a及びビット線ブースタ15aに出力する。信号CODE<0>、CODE<1>は、選択ワード線WLの電圧VWLのレベル及び選択ビット線対BLの電圧VWLのレベルに応じて設定された電圧を持つ。
ワード線ドライバ13a及びビット線ブースタ15aは、信号CODE<0>、CODE<1>に基づき、電圧VWL及び電圧VBLを設定する。また、ワード線ドライバ13a及びビット線ブースタ15aは、第1実施形態と同様に、SRAMセルMCの製造上の特性変動に基づき、電圧VWL、電圧VBLを設定する。なお、ワード線ドライバ13a及びビット線ブースタ15aは、電圧VWLのレベルが低いほど、電圧VBLのレベルを高く設定し、上記[数4]の関係を満たすように、電圧VWL、電圧VBLを設定する。
次に、図8及び図9を参照して、ワード線ドライバ13aの回路構成について説明する。図8及び図9は、ワード線ドライバ13aの一例を示す回路図である。
ワード線ドライバ13aは、図8に示すように、インバータIV4、そのインバータIV4の出力端子と接地電位との間に接続された降圧素子E1、E2を有する。インバータIV4の出力端子は、ワード線WLに接続され、ワード線WLに電圧VWLを転送する。降圧素子E1、E2は、信号CODE<0>、CODE<1>に基づき、導通状態及び非導通状態となり、インバータIV4の出力端子の電圧を降圧させる。これにより、インバータIV4のプルアップ用のPMOSトランジスタと降圧素子E1、E2のプルダウン用のPMOSトランジスタQ7、Q8とのバランスによって、降圧素子E1、E2は電圧VWLを設定する。2つの降圧素子E1、E2の各々を、導通状態及び非導通状態に制御することにより、電圧VWLは段階的に変化する。
降圧素子E1は、直列接続されたPMOSトランジスタQ7、及び抵抗素子R1にて構成されている。PMOSトランジスタQ7は、ソースがインバータIV4の出力端に接続され、ドレインが抵抗素子R1の一端に接続され、ゲートがヒューズ回路20aから信号CODE<1>の入力を受け付ける。抵抗素子R1の他端は、接地されている。降圧素子E2は、降圧素子E1と同様に直列接続されたPMOSトランジスタQ8及び抵抗素子R2にて構成されている。PMOSトランジスタQ8は、ゲートがヒューズ回路20aから信号CODE<0>の入力を受け付ける。抵抗素子R1、R2は、PMOSトランジスタQ7、Q8に大きな電圧が印加されるのを防止する機能を有する。
また、ワード線ドライバ13aは、図9に示す構成であってもよい。すなわち、降圧素子E1、E2は各々、図8に示す構成から抵抗素子R1、R2を省略したものであってもよい。この場合、PMOSトランジスタQ7、Q8は各々、ソースがインバータIV4の出力端に接続され、ドレインが各々接地される。
次に、図10を参照して、ビット線ブースタ15aの回路構成にてついて説明する。図10は、ビット線ブースタ15aの回路図である。
ビット線ブースタ15aは、ビット線対BLに印加する電圧の値を調整するブーストラップ回路151、及びそのブーストラップ回路151とビット線対BLとの間に設けられた書き込みバッファ回路152を有する。
ブーストラップ回路151は、図10に示すように、インバータIV5〜IV9、トランジスタQ9〜Q14、NOR回路N1、N2、及びブートストラップ用のキャパシタC_boost2を有する。インバータIV5の出力端子は、インバータIV6〜IV7を介してキャパシタC_boost2の一端側のノードaに接続される。ここでキャパシタC_boost2の他端側をノードnとする。ノードaとノードnとの間にはキャパシタC_boost2と並列にPMOSトランジスタQ9及びNMOSトランジスタQ10が接続されている。トランジスタQ9のゲートには、インバータIV8、IV9を介して書き込みイネーブル信号WEが入力され、トランジスタQ10のゲートには、インバータIV8を介して書き込みイネーブル信号WEが入力される。
ノードnは、ノードnを放電するためのNMOSトランジスタQ11、Q12を介して接地線VSSに接続されている。また、ノードnは、ノードnを放電するためのNMOSトランジスタQ13、Q14を介して接地線VSSに接続されている。トランジスタQ11、Q13のゲートには、ブーストイネーブル信号boost_enがインバータIV5を介して入力され、トランジスタQ12、Q14のゲートには各々、NOR回路N1、N2からの出力信号が入力される。NOR回路N1は、一方の入力端子にインバータIV8を介して書き込みイネーブル信号WEが入力され、その他方の入力端子に信号CODE<1>が入力される。NOR回路N2は、一方の入力端子にインバータIV8を介して書き込みイネーブル信号WEが入力され、その他方の入力端子に信号CODE<0>が入力される。
上記ブートストラップ回路151は、書き込み動作実行時にノードnの電位を負電位にし、そのノードnの負電位を書き込みバッファ回路152を介してビット線対BLに印加して、ビット線BLt又はBLcの一方を負電位に駆動する機能を有する。すなわち、ブートストラップ回路151は、キャパシタC_boost2の一端に接続された充電/放電回路(トランジスタQ11〜Q14)を有する。ブートストラップ回路151は、充電/放電回路の充電又は放電電流を信号CODE<1>、<0>に基づいて調整することにより、キャパシタ素子C_boost2の他端が高レベルから低レベルへと反転したときのキャパシタ素子C_boost2の一端に現れる電圧を調整する。
書き込みバッファ回路152は、インバータIV10〜IV13、NMOSトランジスタQ15、Q16を有する。ブーストイネーブル信号boost_enは、インバータIV10、IV11を介してトランジスタQ15のゲートに入力されるとともに、インバータIV10を介してトランジスタQ16のゲートに入力される。トランジスタQ15のソースはブートストラップ回路151のノードnに接続され、トランジスタQ16のソースは接地線VSSに接続されている。インバータIV12、IV13は、電源線VDDとトランジスタQ15、Q16のドレインとの間に接続され、入力端子には互いに異なるデータ信号DI、/DIが入力される。また、インバータIV12、IV13の出力端子はそれぞれビット線BLt、BLcに接続されている。
[ワード線電圧VWLのプロセス及び温度依存性]
次に、図11及び図12を参照して、ワード線電圧VWLのプロセス及び温度依存性について説明する。図11は、製造条件及び温度条件によるワード線電圧VWLの変化を示している。
図11に示す符号の前半の「TT」、「SS」、「SF」、「FS」、「FF」は、製造条件の変動に起因したトランジスタの特性を示し、1文字目がNMOSトランジスタの特性、2文字目がPMOSトランジスタの特性を示している。「T」は標準(Typical)、「S」は駆動力小(Slow)、「F」は駆動力大(Fast)である。後半の「25」、「−40」、「125」は、駆動時の温度条件である。
図11では、ワード線ドライバ13aの降圧素子として、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタ(図9のタイプ)、抵抗素子R、及びPMOSトランジスタと抵抗素子との組合せ(図8のタイプ)の4つタイプにおいてシミュレーションした。それぞれ「TT25」(NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタが共に標準特性で、25℃で駆動)の条件で、ワード線WLにVWL=0.55Vが印加されるように調整した場合、他の製造条件及び温度条件で、ワード線電圧VWLがどのように変動するかをシミュレーションした。図12には、図11に示す、降圧素子のタイプ別のワード線電圧VWLの変動量ΔVWLが示されている。
図11及び図12から明らかなように、降圧素子としてPMOSトランジスタと抵抗素子との組合せを使用した場合が、ワード線電圧VWLの製造条件及び温度条件による依存性が最も小さかった。また、降圧素子としてPMOSトランジスタ単独を使用した場合も、製造条件及び温度条件による依存性は比較的小さかった。これは、ワード線電圧VWLを決定するプルアップ用の素子とプルダウン用の素子が共にPMOSトランジスタであるため、製造条件及び温度条件による変動が、両PMOSトランジスタに均等に現れる結果、変動分が相殺されるからと考えられる。
これに対し、降圧素子としてNMOSトランジスタを使用した場合、特にNMOSトランジスタの駆動力が大きく、PMOSトランジスタの駆動力が小さい「FS」条件におけるワード線電位の低下が顕著であった。これは、ワード線電圧VWLを決定するプルアップ用のPMOSトランジスタよりもプルダウン用のNMOSトランジスタの影響が大きく現れた結果と考えられる。同様の理由から、降圧素子として抵抗素子のみを使用した場合の変動も大きかった。
以上の結果から、ワード線電圧VWLを生成するワード線ドライバ13aの降圧素子は、図8又は図9に示した、PMOSトランジスタQ7,Q8を使用したタイプのものが望ましいことが分かる。
[効果]
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、第1実施形態の効果に加えて、信号CODE<0>、CODE<1>に応じて、ワード線WLの電圧VWLを段階的に制御することが可能となる。
また、第2実施形態の降圧素子E1、E2は、図11及び図12に示すように、安定して電圧VWLを生成することができる。したがって、第2実施形態に係る半導体記憶装置は、プロセス条件によらず、さらに安定した制御を実行することができる。
[その他実施形態]
以上、半導体記憶装置の実施形態を説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、置換等が可能である。
10…SRAMブロック、 20…レギュレータ20 11…メモリセルアレイ、 12…ロウデコーダ、 13、13a…ワード線ドライバ、 14…カラムデコーダ、 15、15a…ビット線ブースタ、 MC…SRAMセル、 WL…ワード線、 BL…ビット線対、 BLt、BLc…ビット線、 IV1〜IV13…インバータ、 Q1〜Q16…トランジスタ、 R1、R2…抵抗素子、 N1、N2…NOR回路。

Claims (6)

  1. 複数のワード線、これらワード線と交差する複数のビット線、並びに前記複数のワード線と前記複数のビット線の交差部に接続された複数のメモリセルを備えたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルへのデータ書き込みの際に、選択したワード線を正の第1電圧まで駆動するワード線ドライバと、
    前記メモリセルへのデータ書き込みの際に、選択したビット線を前記第1電圧に応じた負の第2電圧まで駆動するビット線ドライバとを備え
    前記ワード線ドライバ及び前記ビット線ドライバは、前記メモリセルの特性に応じて設定された前記第1電圧及び第2電圧をそれぞれ出力し、前記第1電圧及び第2電圧は、前記第1電圧のレベルが低いほど、前記第2電圧のレベルが高くなるように設定される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリセルは、データ保持部、及びこのデータ保持部と前記ビット線との間に接続されると共にゲートが前記ワード線に接続されたトランスファゲートを備えたSRAMセルからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1電圧及び第2電圧を指定する電圧設定情報を記憶する電圧設定情報記憶手段を有し、
    前記ワード線ドライバは、前記電圧設定情報に基づいて前記第1電圧を生成し、
    前記ビット線ドライバは、前記電圧設定情報に基づいて前記第2電圧を生成する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ワード線ドライバは、
    PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタからなるインバータ回路と、
    このインバータ回路の出力端に接続された降圧素子により構成され、
    ワード線選択時には、前記電圧設定情報に基づいて前記降圧素子の抵抗値が調整され、前記PMOSトランジスタ及び降圧素子により、電源電圧と接地電位の間の中間電位を前記第1電圧として出力する
    ことを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ビット線ドライバは、負電位生成回路を構成するブースストラップ回路を有し、
    前記ブートストラップ回路は、キャパシタ素子と、このキャパシタ素子の一端に接続された充電又は放電回路とを有し、前記充電又は放電回路の充電又は放電電流を前記電圧設定情報に基づいて調整することにより、前記キャパシタ素子の他端が高レベルから低レベルへと反転したときの前記キャパシタ素子の一端に現れる前記第2電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  6. 請求項1又は2記載の半導体記憶装置と、
    前記第1電圧を生成する第1電圧生成用電源とを有し、
    前記ワード線ドライバは、前記第1電圧生成用電源から供給される第1電圧を前記ワード線に出力し、
    前記ビット線ドライバは、前記第1電圧生成用電源から供給される第1電圧から前記第2電圧を生成して前記ビット線に出力する
    ことを特徴とする半導体装置
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