JP5214328B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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本発明は、プログラマブルROM(Read Only Memory)を有する半導体集積回路に関する。
従来、プログラマブルROMとしては、ポリフューズ及びPCOP (Pure CMOS one-time programmable)メモリが知られている。
ポリフューズは、例えば、それに大電流を流してアモルファス化し、抵抗値を変化させることによりデータを記憶する。また、PCOPメモリは、例えば、PチャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜に高電圧をかけ、それを破壊することによりデータを記憶する。いずれの場合においても、1回のみ、データプログラムが可能なことから、これらは、OTP (One time programmable ROM)と呼ばれる。
しかし、このようなプログラマブルROMでは、データプログラムに大電流又は高電圧が必要なため、データプログラムを制御するための制御回路の構成が複雑になる。
ところで、SRAM (Static RAM)をROMとして使用する技術が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。
その原理は、SRAMの負荷抵抗、即ち、バックトゥバックインバータ(back-to back inverters)の負荷抵抗対の抵抗値を異ならせて、電源投入時の初期状態が決まった値となるようにする、というものである。
しかし、負荷抵抗の抵抗値は、ウェハプロセスにおけるインプラ(ion implantation)のドーズ量で決定している。この場合、マスクプロセスが増加するため、製造コストの増大の原因になる。
特開平6−112437号公報 特開平7−130180号公報
本発明は、制御回路の複雑化や製造コストの増大なく、SRAMをプログラマブルROMとして使用するための技術について提案する。
本発明の例に係半導体集積回路は、プログラマブルROMと、前記プログラマブルROMからのROMデータにより制御される内部回路と、前記プログラマブルROMに対する前記ROMデータのプログラム及びリードを制御する制御回路とを具備し、前記プログラマブルROMは、ソースに第1電源電圧を印加可能な第1導電型の第1電界効果トランジスタと、ソースに第2電源電圧が印加され、ドレインが前記第1電界効果トランジスタのドレインに接続される第2導電型の第2電界効果トランジスタと、ゲートがワード線に接続され、第1ビット線と前記第1及び第2電界効果トランジスタのドレインとの間のデータ転送に使用される第2導電型の第3電界効果トランジスタと、ソースに前記第1電源電圧を印加可能な第1導電型の第4電界効果トランジスタと、ソースに前記第2電源電圧が印加され、ドレインが前記第4電界効果トランジスタのドレインに接続される第2導電型の第5電界効果トランジスタと、ゲートが前記ワード線に接続され、第2ビット線と前記第4及び第5電界効果トランジスタのドレインとの間のデータ転送に使用される第2導電型の第6電界効果トランジスタとを備え、前記第1及び第2電界効果トランジスタのゲートは、前記第4及び第5電界効果トランジスタのドレインに接続され、前記第4及び第5電界効果トランジスタのゲートは、前記第1及び第2電界効果トランジスタのドレインに接続され、前記内部回路は、第3電源電圧により駆動され、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との差は、前記第3電源電圧と前記第2電源電圧との差よりも大きく、前記制御回路は、前記プログラマブルROMのプログラム時に、プログラムデータと逆のデータが書き込まれた前記プログラマブルROMに対して、前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに前記第1電源電圧を供給し、かつ、前記第3及び第6電界効果トランジスタをオフにしたストレス状態を一定期間印加した後に、前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに対する前記第1電源電圧の供給を停止し、前記プログラムデータと逆のデータを消去することにより、前記プログラマブルROMに前記プログラムデータをプログラムし、前記第1電源電圧の値は、前記プログラマブルROMが前記ストレス状態にある時及び前記ROMデータのリード時で同じである。
本発明によれば、制御回路の複雑化や製造コストの増大なく、SRAMをプログラマブルROMとして使用することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の例を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
1. 概要
本発明は、SRAMをプログラマブルROMとして使用する技術に関し、その特徴は、SRAMセル内のバックトゥバックインバータの負荷となる電界効果トランジスタ対の閾値を積極的に異ならせる点にある。
ここで、本発明は、電界効果トランジスタ対の閾値を異ならせるために、SRAMセルの信頼性の劣化に関する指標、NBTI (Negative Bias Threshold Instability)による電界効果トランジスタの閾値変動を利用する。
この場合、プログラマブルROMに対するROMデータのプログラムを制御する制御回路の動作を変更すればよく、制御回路やSRAMセルなどのハードウェアについては何ら変更する必要がないため、回路の複雑化が発生することはない。
また、ウェハプロセスにも変更がないため、バックトゥバックインバータの負荷抵抗対の抵抗値を異ならせる技術に比べて、製造コストの低減を図れる。
2. 実施の形態
(1) システム
図1は、ROMデータのプログラミング時のシステムを示している。
半導体集積回路(半導体チップ)11は、マイコン、システムLSI、メモリ、ロジックLSIなどである。半導体集積回路11内には、プログラマブルROM12、制御回路13及び内部回路14が配置される。
プログラマブルROM12は、SRAMセルから構成され、内部回路14の動作を制御するプログラムデータや内部回路14の特性を調整するトリミングデータなどを記憶する。制御回路13は、プログラマブルROM12に対するプログラム動作を制御する。内部回路14は、半導体集積回路11の種類に応じた要素から構成される。
ホストコンピュータ15は、プログラマブルROM12に対するROMデータのプログラムに必要な電源電圧VDD,VDDC及びプログラムデータDATAを半導体集積回路11に供給する。
電源電圧VDDは、制御回路13及び内部回路14を駆動するための電圧であり、電源端子T1に供給される。電源電圧VDDCは、電源電圧VDDとは異なる電圧、例えば、電源電圧VDDよりも高い電圧であり、電源端子T2を経由して、プログラマブルROM12に直接供給される。
電源端子T2は、内部回路14には接続されない。
また、プログラムデータDATAは、データ入力端子T3に供給される。
電源電圧VSSは、電源電圧VDD,VDDCよりも低い電圧、例えば、接地電圧であり、電源端子T4に供給される。
電源電圧VDDCと電源電圧VSSとの差は、電源電圧VDDと電源電圧VSSとの差よりも大きい。
(2) プログラマブルROM
図2は、プログラマブルROMを示している。
プログラマブルROM12は、SRAMセルから構成される。
PチャネルMOSFET P1,P2は、SRAMセルを構成するバックトゥバックインバータの負荷となる。PチャネルMOSFET P1,P2のソースは、それぞれ電源端子T2(VDDC)に接続される。
NチャネルMOSFET N1のソースは、電源端子T4(VSS)に接続され、ドレインは、PチャネルMOSFET P1のドレインに接続される。また、NチャネルMOSFET N2のソースは、電源端子T4(VSS)に接続され、ドレインは、PチャネルMOSFET P2のドレインに接続される。
PチャネルMOSFET P1のゲート及びNチャネルMOSFET N1のゲートは、共に、PチャネルMOSFET P2のドレイン及びNチャネルMOSFET N2のドレインに接続される。
PチャネルMOSFET P2のゲート及びNチャネルMOSFET N2のゲートは、共に、PチャネルMOSFET P1のドレイン及びNチャネルMOSFET N1のドレインに接続される。
NチャネルMOSFET N3は、ビット線BLと、PチャネルMOSFET P1のドレイン及びNチャネルMOSFET N1のドレインとの間に接続され、それらの間のデータ転送に使用される。NチャネルMOSFET N3のゲートは、ワード線WLに接続される。
NチャネルMOSFET N4は、ビット線bBLと、PチャネルMOSFET P2のドレイン及びNチャネルMOSFET N2のドレインとの間に接続され、それらの間のデータ転送に使用される。NチャネルMOSFET N4のゲートは、ワード線WLに接続される。
ここで、SRAMセルの構成は、汎用メモリとしてのSRAMセルの構成と同じであるが、SRAMセルに与える電源電圧VDDCが内部回路を駆動する電源電圧VDDと異なる点が汎用メモリとしてのSRAMセルとは相違している。
また、本発明では、概要でも述べたように、ROMデータのプログラムは、バックトゥバックインバータの負荷としてのPチャネルMOSFET P1,P2の閾値を異ならせることにより行う。
つまり、本発明のプログラマブルROMとしてのSRAMセルでは、PチャネルMOSFET P1,P2の閾値の大小関係は、ROMデータに応じて決定される。この場合、プログラミング後の状態としては、PチャネルMOSFET P1,P2の閾値は、常に異なっている。
(3) プログラミング
プログラマブルROMに対するプログラム動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
このプログラム動作は、図1の制御回路13により制御される。
まず、プログラマブルROM(SRAMアレイ)のアドレスを初期アドレス(ADD=0)に設定する(ステップST1)。
この後、その初期アドレスにより指定されるSRAMセルに対してプログラムデータと逆のデータの書き込みを実行する(ステップST2)。
この書き込みは、汎用メモリとしてのSRAMセルに対する書き込みと同様に行う。
例えば、図4に示すように、電源端子T2に電源電圧VDDCを与えると共に、ワード線WLの電圧VWLを“1(=VDD)”にし、NチャネルMOSFET N3,N4をオンにする。この時、ビット線対BL,bBLのデータは、SRAMセルにラッチされ、SRAMセルにデータが書き込まれる。
ここでは、プログラムデータを“1”と仮定し、それとは逆のデータ“0”をSRAMセルに書き込む。即ち、ビット線BLの電圧VBLを“0(=VSS)”にし、ビット線bBLの電圧VbBLを“1”にする。すると、SRAMセル内の右側のインバータの入力信号が“0”、左側のインバータの入力信号が“1”の状態が維持される。
尚、この書き込み時においては、電源端子T2に与える電圧として、電源電圧VDDCに代えて、電源電圧VDDを与えるようにしてもよい。
次に、SRAMセルにプログラムデータと逆のデータが書き込まれた状態で、そのSRAMセルに対してストレスの印加を行う(ステップST3)。
例えば、図5に示すように、電源端子T2に電源電圧VDDCを与えると共に、ワード線WLの電圧VWLを“0”にし、NチャネルMOSFET N3,N4をオフにする。また、ビット線対BL,bBLの電圧VBL,VbBLは、共に、“0”にする。
この時、右側のインバータのPチャネルMOSFET P2のゲート電圧は、“0”であるため、PチャネルMOSFET P2のゲート及びソース間には高電圧が印加されることになる。この高電圧が印加されている期間においては、PチャネルMOSFET P2のNBTIによる閾値のシフトが顕著になる。
具体的には、PチャネルMOSFET P2の閾値が上昇する。
このように、負荷としての2つのPチャネルMOSFET P1,P2のうち、ゲート電圧が“0”になっているほうの閾値が、ゲート電圧が“1”になっているほうの閾値よりも高くなる。
尚、ストレス印加によるNBTIを加速させるために、このステップの期間におけるチップ温度を室温よりも高い温度に設定してもよい。
また、ストレス印加の最中、PチャネルMOSFET P1,P2が形成される半導体エリア(例えば、Nウェル)を電源電圧VDDCに設定してNBTIを加速してもよい。
このストレス印加のステップでは、SRAMセルに書き込まれたデータに変化はないが、実質的には、このステップにより、SRAMセルには、プログラムデータ“1”がプログラムされたことになる。
次に、現在のアドレスADDを確認し、そのアドレスADDが最終アドレスでない場合には、アドレスADDを1つだけ増やした後、再度、ステップST2〜ステップST3の動作を行う(ステップST4〜ST5)。
また、現在のアドレスADDが最終アドレスである場合には、プログラム動作を終了する(ステップST4)。
この後、半導体集積回路(半導体チップ)に対する電源が切られると、SRAMセルに対して書き込まれたプログラムデータとは逆のデータは、消去される。
(4) リード
上述のプログラミングによりSRAMセルにプログラムされたデータをリードする方法について説明する。
SRAMセルには、“1”がプログラムされているものと仮定する。
まず、半導体集積回路(半導体チップ)に電源を投入する。
具体的には、図6に示すように、最初に、電源電圧VDDCをプログラマブルROMに供給する。
ここで、プログラミングで説明したように、PチャネルMOSFET P1,P2の閾値は互いに異なっている。即ち、PチャネルMOSFET P2の閾値Vth(P2)は、PチャネルMOSFET P1の閾値Vth(P1)よりも高い。
この閾値のアンバランスにより、例えば、図9に示すように、電源投入時(VDDCブート時)のSRAMセルの初期状態は、常に、右側のインバータの入力信号が“1”、左側のインバータの入力信号が“0”になる。これは、SRAMセルにプログラムデータ“1”がプログラムされた状態である。
また、電源電圧VDDCを立ち上げた後、一定期間t1を確保し、SRAMセルのデータがより安定した状態になったら、図6に示すように、内部回路を駆動するための電源電圧VDDを立ち上げる。
そして、例えば、図10に示すように、ワード線WLの電圧VWLを“1”にし、SRAMセルに記憶されたデータをビット線対BL,bBLにリードする。
尚、電源電圧VDDC,VDDを立ち上げるタイミングは、図7に示すように、両者、同じタイミングであってもよい。
また、図8に示すように、電源電圧VDDC,VDDを立ち上げるタイミングは、両者、同じであっても、ワード線WLの電圧VWLを立ち上げるタイミングを電源電圧VDDC,VDDを立ち上げるタイミングよりも遅くすることで、初期状態におけるSRAMセルのデータをより安定化させることができる。
(5) 変形例
プログラマブルROMに対するデータプログラムを短縮するための変形例について説明する。
図11は、プログラミング時のフローチャートを示している。
この変形例の特徴は、SRAMアレイ内の複数のSRAMセルの全てに対して一括してストレス印加を行う点にある。
まず、プログラマブルROM(SRAMアレイ)のアドレスを初期アドレス(ADD=0)に設定する(ステップST1)。
この後、その初期アドレスにより指定されるSRAMセルに対してプログラムデータと逆のデータの書き込みを実行する(ステップST2)。
この書き込みは、図3及び図4で説明した方法と同様の方法により行う。
次に、現在のアドレスADDを確認し、そのアドレスADDが最終アドレスでない場合には、アドレスADDを1つだけ増やした後、再度、ステップST2の動作を行う(ステップST3〜ST4)。
また、現在のアドレスADDが最終アドレスである場合には、複数のSRAMセルの全てに対してストレスの印加を一括して行う(ステップST5)。
このストレス印加は、図3及び図5で説明した方法と同様の方法により行う。
尚、この変形例においても、ストレス印加によるNBTIを加速させるために、このステップの期間におけるチップ温度を室温よりも高い温度に設定してもよい。
また、ストレス印加の最中、PチャネルMOSFET P1,P2が形成される半導体エリア(例えば、Nウェル)を電源電圧VDDCに設定してNBTIを加速してもよい。
以上より、複数のSRAMセルにROMデータがプログラムされる。
この後、プログラム動作を終了する。
この変形例においては、ストレス印加を一括して行うため、プログラマブルROMに対するROMデータのプログラム時間を短縮できる。
(6) まとめ
このように、本発明では、NBTIによる閾値変動原理を利用し、負荷となる電界効果トランジスタ対の閾値の大小関係をROMデータに応じて決定する。これにより、制御回路の複雑化や製造コストの増大なく、SRAMをプログラマブルROMとして使用することが可能になる。
3. 応用例
上述の実施の形態では、半導体チップ内の一部にSRAM(プログラマブルROM)が配置されることを前提とした。この場合には、ROMデータは、そのSRAMが形成される半導体集積回路(半導体チップ)内で、例えば、ラッチ回路にラッチされ、内部回路などの制御に使用される。
これに対し、ここでは、ROMチップについて説明する。
図12及び図13は、本発明のROMチップを示している。
複数のSRAMセルから構成されるメモリセルアレイ21のロウ方向の一端には、ロウアドレスバッファ22及びロウデコーダ23が配置される。また、メモリセルアレイ21のカラム方向の一端には、カラムアドレスバッファ24及びカラムデコーダ・カラムセレクタ25が配置される。
ロウアドレス信号A,・・・An−1は、ロウアドレスバッファ22を経由してロウデコーダ23に入力される。また、カラムアドレス信号A,・・・AN−1は、カラムアドレスバッファ24を経由してカラムデコーダ・カラムセレクタ25(25A,25B)に入力される。
プログラミングは、ROMデータDinを、データ入力バッファ26を経由してメモリセルアレイ21に供給することで1度だけ行われる。また、メモリセルアレイに記憶されたROMデータDoutは、データ出力バッファ27を経由して、ROMチップの外部にリードされる。
メモリセルアレイ21とカラムデコーダ・カラムセレクタ25との間には、センスアンプ・書き込みバッファ28(28A,28B)が配置される。センスアンプ28Aは、例えば、図14に示すような差動アンプから構成される。
制御回路29は、チップイネーブル信号bCE及びリード(read)/ライト(write)信号R/Wに基づき、ROMデータのプログラミング及びリードを制御する。
リード時の負荷となる負荷回路30は、ビット線BL1,bBL1,BL2,bBL2に接続される。
ここで、本発明のROMチップでは、電源電圧VDDCが電源端子T2からメモリセルアレイ(SRAMセル)に直接供給される。
また、制御回路29は、図3又は図11のシーケンスに従い、ROMデータのプログラミングを実行し、かつ、図6、図7又は図8の波形図に従い、ROMデータのリードを実行する。
この応用例では、メモリセルアレイ21及び制御回路29以外の回路を内部回路と定義する。ここで、本発明では、電源端子T2に印加される電源電圧VDDCは、内部回路に供給されない。これに対し、電源端子T1に印加される電源電圧VDDは、内部回路に供給され、その内部回路を駆動する。
電源端子T4に印加される電源電圧VSSは、例えば、接地電圧である。
本発明は、このようなROMチップに応用することも可能である。
4. 改良例
本発明では、NTBIによるSRAMセル内の電界効果トランジスタの閾値変動を利用してROMデータのプログラミングを行う。ここで、NTBIとは、SRAMセルが保持しているデータが消失される方向に電界効果トランジスタの閾値電圧が変動する現象のことである。このため、本発明では、プログラムデータと逆のデータをSRAMセルが保持している状態でストレス印加によるプログラミングを実行する。
しかし、このことは、SRAMセルにROMデータをプログラミングした後、SRAMセルからROMデータをリードする度に、NTBIによるSRAMセル内の電界効果トランジスタの閾値変動がROMデータを消失する方向に生じることを意味する。
例えば、図15に示すように、プログラム状態において、SRAMセル内のPチャネルMOSFET P2の閾値電圧がPチャネルMOSFET P1の閾値電圧よりも高い場合、図16に示すように、リード時には、PチャネルMOSFET P1の閾値電圧を高くする方向にNTBIが発生する。
従って、これを放置すると、最終的にはSRAMセル内にプログラミングしたROMデータが消失してしまい、プログラマブルROMとしての信頼性が失われる。
ここで説明する改良例は、SRAMセルにROMデータをプログラミングした後に、NTBIによるSRAMセル内の電界効果トランジスタの閾値変動を生じ難くし、ROMデータの消失を防止し、プログラマブルROMの信頼性の向上を図る技術である。
具体的には、電源端子とメモリセルアレイとの間に、SRAMセルと電源端子とを短絡する期間を決定するスイッチ回路を接続すると共に、ROMデータをラッチするラッチ回路を追加する。そして、ROMデータのリード時において、ROMデータをラッチ回路にラッチした直後にSRAMセルから電源端子を切断する。
これにより、ROMデータのプログラミング後に、SRAMセルにNTBIが発生する期間を最小限に抑え、ROMデータの消失を防止する。
図17は、改良例に係わるシステムの第1例を示している。
半導体集積回路(半導体チップ)11は、マイコン、システムLSI、メモリ、ロジックLSIなどである。半導体集積回路11内には、プログラマブルROM12、制御回路13、内部回路14及びラッチ回路15が配置される。
プログラマブルROM12は、SRAMセルから構成され、内部回路14の動作を制御するプログラムデータや内部回路14の特性を調整するトリミングデータなどを記憶する。制御回路13は、プログラマブルROM12に対するプログラム/リード動作を制御する。内部回路14は、半導体集積回路11の種類に応じた要素から構成される。
ホストコンピュータ15は、プログラマブルROM12に対するROMデータのプログラム/リード動作に必要な電源電圧VDD,VDDC及びプログラムデータDATAを半導体集積回路11に供給する。
電源電圧VDDは、制御回路13及び内部回路14を駆動するための電圧であり、電源端子T1に供給される。電源電圧VDDCは、電源電圧VDDとは異なる電圧、例えば、電源電圧VDDよりも高い電圧であり、電源端子T2を経由して、プログラマブルROM12に直接供給される。
電源端子T2は、内部回路14には接続されない。
また、プログラムデータDATAは、データ入力端子T3に供給される。
電源電圧VSSは、電源電圧VDD,VDDCよりも低い電圧、例えば、接地電圧であり、電源端子T4に供給される。
電源電圧VDDCと電源電圧VSSとの差は、電源電圧VDDと電源電圧VSSとの差よりも大きい。
ラッチ回路15は、プログラマブルROM12からリードされたROMデータをラッチする。内部回路14の状態は、ラッチ回路15にラッチされたROMデータに基づいて制御される。
プログラマブルROM12に対するプログラム/リード動作は、アクティブ信号ACTにより制御される。アクティブ信号ACTは、制御回路13からプログラマブルROM12に供給される。但し、これに代えて、ホストコンピュータ15からプログラマブルROM12にアクティブ信号ACTを供給してもよい。
図18は、改良例に係わるシステムの第2例を示している。
第2例が第1例と大きく異なる点は、電源電圧VDDCを半導体集積回路11の内部で生成している点にある。
電源電圧VDDは、ホストコンピュータ15から半導体集積回路11に供給される。内部電源電圧発生回路16は、電源電圧VDDから電源電圧VDDCを生成する。例えば、内部電源電圧発生回路16は、昇圧回路を有し、この昇圧回路により電源電圧VDDCを発生する。
また、アクティブ信号ACTは、ホストコンピュータ15から制御信号入力端子T5を介してプログラマブルROM12に供給される。但し、これに代えて、制御回路13からプログラマブルROM12にアクティブ信号ACTを供給してもよい。
その他の構成については、上述の第1例と同じであるため、ここでは、その説明については省略する。
図19は、SRAMセルに電源電圧を供給する期間を決定するスイッチ回路の例を示している。
電源端子VDDCとメモリセルアレイ21との間には、SRAMセルと電源端子VDDCとを短絡する期間を決定するスイッチ回路40が接続される。このスイッチ回路40は、PチャネルMOSFETから構成され、そのゲートにはアクティブ信号ACTが入力される。アクティブ信号ACTが“L”のとき、SRAMセルに電源端子VDDCが短絡される。そして、ROMデータがラッチ回路15にラッチされた直後にアクティブ信号ACTを“H”にし、SRAMセルから電源端子VDDCを切断する。
図20は、ROMデータをリードする時期の第1例を示している。
第1例は、半導体集積回路に電源電圧VDDを供給するブート時にROMデータをリードする例である。
まず、時刻t1に、電源電圧VDD,VDDCを立ち上げると共に、アクティブ信号ACTを活性化する(ここでは、立ち下げる)。また、時刻t2に、ワード線の電位VWLを立ち上げると、ROMデータがリードされる。ROMデータは、直ちにラッチ回路にラッチされる。
ROMデータがラッチ回路にラッチされた直後の時刻t3に、アクティブ信号ACTを非活性化する(ここでは、立ち上げる)。アクティブ信号ACTが非活性化されると、SRAMセルにストレスが印加されなくなるため、NTBIも生じない。
ワード線の電位VWLを立ち下げるタイミングは、時刻t3よりも前であってもよいし、時刻t3よりも後であってもよい。
図21は、ROMデータをリードする時期の第2例を示している。
第2例は、半導体集積回路の動作中にROMデータをリードする例である。半導体集積回路が動作中であるため、電源電圧VDDは、立ち上がった状態となっている。
まず、時刻t1に、電源電圧VDDCを立ち上げると共に、アクティブ信号ACTを活性化する(ここでは、立ち下げる)。また、時刻t2に、ワード線の電位VWLを立ち上げると、ROMデータがリードされる。ROMデータは、直ちにラッチ回路にラッチされる。
ROMデータがラッチ回路にラッチされた直後の時刻t3に、アクティブ信号ACTを非活性化する(ここでは、立ち上げる)。アクティブ信号ACTが非活性化されると、SRAMセルにストレスが印加されなくなるため、NTBIも生じない。
ワード線の電位VWLを立ち下げるタイミングは、時刻t3よりも前であってもよいし、時刻t3よりも後であってもよい。
尚、上述の改良例では、電源電圧VDDCが印加される電源端子とメモリセルアレイとの間にスイッチ回路を接続したが、以下の変形も可能である。
第一に、上述の改良例に代えて、電源電圧(例えば、0V)VSSが印加される電源端子とメモリセルアレイとの間にスイッチ回路を接続してもよい。この場合、スイッチ回路は、NチャネルMOSFETから構成される。また、アクティブ信号bACTをこのNチャネルMOSFETのゲートに入力する。
第二に、電源電圧VDDCが印加される電源端子とメモリセルアレイとの間にスイッチ回路を接続すると共に、電源電圧VSSが印加される電源端子とメモリセルアレイとの間にスイッチ回路を接続してもよい。この場合、電源電圧VDDC側のスイッチ回路は、アクティブ信号ACTにより制御され、電源電圧VSS側のスイッチ回路は、アクティブ信号bACTにより制御される。但し、アクティブ信号bACTは、アクティブ信号ACTの反転信号とする。
いずれの場合も、アクティブ信号ACTが“L”、アクティブ信号bACTが“H”のとき、ROMデータのプログラム/リード動作が実行され、アクティブ信号ACTが“H”、アクティブ信号bACTが“L”のとき、SRAMセルにストレスが印加されず、ROMデータのプログラム/リード動作が禁止される。
以上、説明したように、改良例によれば、SRAMセルにROMデータをプログラミングした後に、NTBIによるSRAMセル内の電界効果トランジスタの閾値変動を生じ難くし、ROMデータの消失を防止し、プログラマブルROMの信頼性の向上を図ることができる。
5. PLAへの適用例
本発明のプログラマブルROMは、PLA(プログラマブルロジックアレイ)に適用することも可能である。
図22に示すように、PLA51は、ロジック信号a0,a1,…a3をロジック信号b0,b1,…b3に変換し、ロジック信号b0,b1,…b3をロジック信号c0,c1,…c3に変換する機能を有する。また、図23に示すように、PLA51は、例えば、ROMセル(NチャネルMOSFET)から構成される。
このROMセルを本発明のプログラマブルROMに置き換える。
図24は、PLAシステムを示している。
半導体集積回路(PLAチップ)11は、制御回路13及びPLA17を有する。
PLA17は、本発明に係わるプログラマブルROM(SRAMセル)から構成される。制御回路13は、PLA17に対するプログラム/リード動作を制御する。
ホストコンピュータ15は、PLA17に対するROMデータのプログラム/リード動作に必要な電源電圧VDD,VDDC及びプログラムデータDATAを半導体集積回路11に供給する。
電源電圧VDDは、制御回路13及びPLA17を駆動するための電圧であり、電源端子T1に供給される。電源電圧VDDCは、電源電圧VDDとは異なる電圧、例えば、電源電圧VDDよりも高い電圧であり、電源端子T2を経由して、PLA17に直接供給される。
また、プログラムデータDATAは、データ入力端子T3に供給される。
電源電圧VSSは、電源電圧VDD,VDDCよりも低い電圧、例えば、接地電圧であり、電源端子T4に供給される。
電源電圧VDDCと電源電圧VSSとの差は、電源電圧VDDと電源電圧VSSとの差よりも大きい。
まず、PLAの第1例について説明する。
ここで、PLAの構成を説明するに当り、その説明を簡単にするため、以下の表記を使用することにする。
まず、図25に示すように、同図左側のPLA17を構成するROMセルは、同図右側に示される記号で表記する。記号は、2種類存在し、その具体的構成は、図26に示すようになる。
同図(a)は、スイッチ素子としてのNチャネルMOSFETが存在する場合であり、本発明のプログラマブルROMに対応させると、PチャネルMOSFET P2の閾値電圧Vth(P2)がPチャネルMOSFET P1の閾値電圧Vth(P1)よりも高い場合に相当する。
PLA動作時において、入力信号aiは、ワード線WLに入力され、出力信号bjは、ビット線bBLから出力される。ビット線BLに出力される信号は、PLA動作時には使用しない。プログラム時には、2本のビット線BL,bBLからプログラムデータを入力する。
この場合、PLA動作時に、例えば、入力信号aiが“1(=H)”のときは、出力信号bjが“0(=L)”になる。
同図(b)は、スイッチ素子としてのNチャネルMOSFETが存在しない場合であり、本発明のプログラマブルROMに対応させると、PチャネルMOSFET P1の閾値電圧Vth(P1)がPチャネルMOSFET P2の閾値電圧Vth(P2)よりも高い場合に相当する。
PLA動作時において、入力信号aiは、ワード線WLに入力され、出力信号bjは、ビット線bBLから出力される。ビット線BLに出力される信号は、PLA動作時には使用しない。プログラム時には、2本のビット線BL,bBLからプログラムデータを入力する。
この場合、PLA動作時に、例えば、入力信号aiが“1(=H)”のときは、出力信号bjも“1(=H)”になる。
図27は、第1例に係わるPLAの具体的構成を示している。
ワード線WL0,WL1,…WL3の一端には、マルチプレクサ53が接続される。マルチプレクサ53の一方の入力端には、ロウデコーダ54が接続され、他方の入力端には、入力信号a0,a1,…a3が入力される。
マルチプレクサ53は、制御信号CNTに基づき、入力信号a0,a1,…a3及びロウデコーダ54の出力信号のうちの一つを選択してこれを出力する。
ビット線BLj、bBLj(j=0,1,…3)の一端には、書き込みアンプ(WA)55が接続される。
ビット線bBLj(j=0,1,…3)の一端には、バッファ56が接続され、バッファ56からは、出力信号b0、b1、…b3が出力される。
ROMデータのプログラム時には、マルチプレクサ53は、ロウデコーダ54の出力信号を選択する。ロウデコーダ54は、書き込みアドレス信号に基づいて、ワード線WL0,WL1,…WL3のうちの1つを選択する。選択された1本のワード線WLiは、“1(=H)”に設定される。
また、プログラムデータが書き込みアンプ55からビット線BLj、bBLjに出力される。ビット線BLj、bBLjには相補データが出力される。例えば、ROMセルを図26(a)の状態にするときは、ビット線BLjを“0”にし、ビット線bBLjを“1”にする。また、ROMセルを図26(b)の状態にするときは、ビット線BLjを“1”にし、ビット線bBLjを“0”にする。
PLA動作時には、マルチプレクサ53は、入力信号a0,a1,…a3を選択する。この時、書き込みアンプ55は非活性化される。出力信号b0、b1、…b3は、ビット線bBLjに接続されるバッファ56から出力される。
このように、本発明に係わるプログラマブルROMをPLAのROMセルに適用することが可能である。
次に、PLAの第2例について説明する。
第2例の特徴は、第1例と比べると、プログラム時の入力信号の経路とPLA動作時の入出力信号の経路とを異ならせた点にある。
図28(a)は、スイッチ素子としてのNチャネルMOSFETが存在する場合であり、本発明のプログラマブルROMに対応させると、PチャネルMOSFET P2の閾値電圧Vth(P2)がPチャネルMOSFET P1の閾値電圧Vth(P1)よりも高い場合に相当する。
図28(b)は、スイッチ素子としてのNチャネルMOSFETが存在しない場合であり、本発明のプログラマブルROMに対応させると、PチャネルMOSFET P1の閾値電圧Vth(P1)がPチャネルMOSFET P2の閾値電圧Vth(P2)よりも高い場合に相当する。
第2例では、ROMセル(プログラマブルROM)は、さらに、ゲートがNチャネルMOSFET N2のゲートに接続され、ソースが電源端子T4(VSS)に接続されるNチャネルMOSFET N5と、ゲートが入力線IL(ai)に接続され、ソースがNチャネルMOSFET N5のドレインに接続され、ドレインが出力線OL(bj)に接続されるNチャネルMOSFET N6とを有する。
入力線IL及び出力線OLは、ワード線WL及びビット線BL,bBLとは別に新規に設けられる。ワード線WL及びビット線BL,bBLは、プログラム時に使用するのに対して、入力線IL及び出力線OLは、PLA動作時に使用する。
図29は、第2例に係わるPLAの具体的構成を示している。
ワード線WL0,WL1,…WL3の一端には、ロウデコーダ54が接続される。ビット線BLj、bBLj(j=0,1,…3)の一端には、書き込みアンプ(WA)55が接続される。
入力線IL0,IL1,…IL3には、入力信号a0,a1,…a3が入力され、出力線OL0,OL1,…OL3の一端には、バッファ56が接続され、バッファ56からは、出力信号b0、b1、…b3が出力される。
ROMデータのプログラム時には、ロウデコーダ54が活性化される。ロウデコーダ54は、書き込みアドレス信号に基づいて、ワード線WL0,WL1,…WL3のうちの1つを選択する。選択された1本のワード線WLiは、“1(=H)”に設定される。
また、プログラムデータが書き込みアンプ55からビット線BLj、bBLjに出力される。ビット線BLj、bBLjには、第1例と同様に、相補データが出力される。
PLA動作時には、ロウデコーダ54及び書き込みアンプ55が非活性化される。入力信号a0,a1,…a3は、入力線IL0,IL1,…IL3に入力される。出力信号b0、b1、…b3は、出力線OL0,OL1,…OL3に接続されるバッファ56から出力される。
このように、本発明に係わるプログラマブルROMをPLAのROMセルに適用することが可能である。
次に、PLAの第3例について説明する。
第3例は、第2例の変形例であり、プログラム時の入力信号の経路の一部とPLA動作時の出力信号の経路の一部とを共有化した点に特徴を有する。
図30(a)は、スイッチ素子としてのNチャネルMOSFETが存在する場合であり、本発明のプログラマブルROMに対応させると、PチャネルMOSFET P2の閾値電圧Vth(P2)がPチャネルMOSFET P1の閾値電圧Vth(P1)よりも高い場合に相当する。
図30(b)は、スイッチ素子としてのNチャネルMOSFETが存在しない場合であり、本発明のプログラマブルROMに対応させると、PチャネルMOSFET P1の閾値電圧Vth(P1)がPチャネルMOSFET P2の閾値電圧Vth(P2)よりも高い場合に相当する。
第3例では、ROMセル(プログラマブルROM)は、さらに、ゲートがNチャネルMOSFET N2のゲートに接続され、ソースが電源端子T4(VSS)に接続されるNチャネルMOSFET N5と、ゲートが入力線IL(ai)に接続され、ソースがNチャネルMOSFET N5のドレインに接続され、ドレインがビット線bBLj(bj)に接続されるNチャネルMOSFET N6とを有する。
入力線ILは、ワード線WLとは別に新規に設けられる。ワード線WLは、プログラム時に使用するのに対して、入力線ILは、PLA動作時に使用する。ビット線BL,bBLは、プログラム時及びPLA動作時に使用する。但し、PLA動作時には、ビット線bBLのみを使用する。
図31は、第3例に係わるPLAの具体的構成を示している。
ワード線WL0,WL1,…WL3の一端には、ロウデコーダ54が接続される。ビット線BLj、bBLj(j=0,1,…3)の一端には、書き込みアンプ(WA)55が接続される。
入力線IL0,IL1,…IL3には、入力信号a0,a1,…a3が入力され、ビット線bBLj(j=0,1,…3)の一端には、バッファ56が接続され、バッファ56からは、出力信号b0、b1、…b3が出力される。
ROMデータのプログラム時には、ロウデコーダ54が活性化される。ロウデコーダ54は、書き込みアドレス信号に基づいて、ワード線WL0,WL1,…WL3のうちの1つを選択する。選択された1本のワード線WLiは、“1(=H)”に設定される。
また、プログラムデータが書き込みアンプ55からビット線BLj、bBLjに出力される。ビット線BLj、bBLjには、第1例と同様に、相補データが出力される。
PLA動作時には、ロウデコーダ54及び書き込みアンプ55が非活性化される。入力信号a0,a1,…a3は、入力線IL0,IL1,…IL3に入力される。出力信号b0、b1、…b3は、ビット線bBLj(j=0,1,…3)に接続されるバッファ56から出力される。
このように、本発明に係わるプログラマブルROMをPLAのROMセルに適用することが可能である。
6. むすび
本発明によれば、制御回路の複雑化や製造コストの増大なく、SRAMをプログラマブルROMとして使用することができる。
本発明の例は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、各構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を構成できる。例えば、上述の実施の形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施の形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
プログラミング時のシステムを示す図。 プログラマブルROMを示す図。 ROMデータプログラミングの流れを示す図。 逆データ書き込み時のセル状態を示す図。 ストレス印加時のセル状態を示す図。 リード時の波形例を示す図。 リード時の波形例を示す図。 リード時の波形例を示す図。 電源投入時のセル状態を示す図。 ROMデータリード時のセル状態を示す図。 ROMデータプログラミングの流れを示す図。 ROMチップのブロック構成を示す図。 ROMチップの回路例を示す図。 センスアンプの回路例を示す図。 リード時のNTBIについて説明する図。 リード時のNTBIについて説明する図。 改良例に係わるシステムの第1例を示す図。 改良例に係わるシステムの第2例を示す図。 スイッチ回路の例を示す図。 ROMデータのリード期間を制限する例を示すタイミング図。 ROMデータのリード期間を制限する例を示すタイミング図。 PLAを示す図。 PLAを示す図。 PLAシステムを示す図。 ROMセルの表す記号を示す図。 PLA内のROMセルの第1例を示す図。 PLAシステムの第1例を示す図。 PLA内のROMセルの第2例を示す図。 PLAシステムの第2例を示す図。 PLA内のROMセルの第3例を示す図。 PLAシステムの第3例を示す図。
符号の説明
11: 半導体集積回路(半導体チップ)、 12: プログラマブルROM、 13: 制御回路、 14: 内部回路、 15: ホストコンピュータ、 21: メモリセルアレイ(SRAMアレイ)、 22: ロウアドレスバッファ、 23: ロウデコーダ、 24: カラムアドレスバッファ、 25: カラムデコーダ・カラムセレクタ、 26: データ入力バッファ、 27: データ出力バッファ、 28: センスアンプ・書き込みバッファ、 29: 制御回路。

Claims (10)

  1. プログラマブルROMと、前記プログラマブルROMからのROMデータにより制御される内部回路と、前記プログラマブルROMに対する前記ROMデータのプログラム及びリードを制御する制御回路とを具備し、
    前記プログラマブルROMは、
    ソースに第1電源電圧を印加可能な第1導電型の第1電界効果トランジスタと、ソースに第2電源電圧が印加され、ドレインが前記第1電界効果トランジスタのドレインに接続される第2導電型の第2電界効果トランジスタと、ゲートがワード線に接続され、第1ビット線と前記第1及び第2電界効果トランジスタのドレインとの間のデータ転送に使用される第2導電型の第3電界効果トランジスタと、ソースに前記第1電源電圧を印加可能な第1導電型の第4電界効果トランジスタと、ソースに前記第2電源電圧が印加され、ドレインが前記第4電界効果トランジスタのドレインに接続される第2導電型の第5電界効果トランジスタと、ゲートが前記ワード線に接続され、第2ビット線と前記第4及び第5電界効果トランジスタのドレインとの間のデータ転送に使用される第2導電型の第6電界効果トランジスタとを備え
    前記第1及び第2電界効果トランジスタのゲートは、前記第4及び第5電界効果トランジスタのドレインに接続され、前記第4及び第5電界効果トランジスタのゲートは、前記第1及び第2電界効果トランジスタのドレインに接続され、
    前記内部回路は、第3電源電圧により駆動され、
    前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との差は、前記第3電源電圧と前記第2電源電圧との差よりも大きく、
    前記制御回路は、
    前記プログラマブルROMのプログラム時に、プログラムデータと逆のデータが書き込まれた前記プログラマブルROMに対して、
    前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに前記第1電源電圧を供給し、かつ、前記第3及び第6電界効果トランジスタをオフにしたストレス状態を一定期間印加した後に、前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに対する前記第1電源電圧の供給を停止し、前記プログラムデータと逆のデータを消去することにより、前記プログラマブルROMに前記プログラムデータをプログラムし、
    前記第1電源電圧の値は、前記プログラマブルROMが前記ストレス状態にある時及び前記ROMデータのリード時で同じである
    半導体集積回路
  2. 複数のSRAMセルを備えるメモリセルアレイをさらに具備し、
    前記複数のSRAMセルの各々は、前記プログラマブルROMであり、
    前記制御回路は、前記複数のSRAMセルの各々に対して順次プログラムデータと逆のデータを書き込んだ後に、前記複数のSRAMセルの全てに対して前記ストレス状態を一括して印加する
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記制御回路は、前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに対する前記第1電源電圧の供給を開始した後に、前記第3及び第6電界効果トランジスタをオンにすることにより、前記プログラマブルROMから前記ROMデータをリードする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記プログラマブルROMからリードされた前記ROMデータをラッチするラッチ回路をさらに具備し、
    前記制御回路は、前記ROMデータが前記ラッチ回路にラッチされた直後に、前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに対する前記第1電源電圧の供給を停止する
    請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1及び第4電界効果トランジスタのソースに前記第1電源電圧を供給する期間を決定するスイッチ回路をさらに具備する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  6. 前記ROMデータのプログラムは、室温よりも高い温度下で行う請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  7. 前記ROMデータのプログラムは、前記第1及び第4電界効果トランジスタが形成される第2導電型の半導体エリアを前記第1電源電圧に設定して行う請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  8. 前記プログラマブルROMを備えるプログラマブルロジックアレイをさらに具備し、
    前記プログラマブルロジックアレイの入力信号は、前記ワード線に入力され、
    前記プログラマブルロジックアレイの出力信号は、前記第2ビット線に出力される
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  9. 前記プログラマブルROMを備えるプログラマブルロジックアレイをさらに具備し、
    前記プログラマブルROMは、ゲートが前記第5電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソースに前記第2電源電圧が印加される第2導電型の第7電界効果トランジスタと、ソースが前記第7電界効果トランジスタのドレインに接続される第2導電型の第8電界効果トランジスタとを備え、
    前記プログラマブルロジックアレイの入力信号は、前記第8電界効果トランジスタのゲートに入力され、
    前記プログラマブルロジックアレイの出力信号は、前記第8電界効果トランジスタのドレインに出力される
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
  10. 前記プログラマブルROMを備えるプログラマブルロジックアレイをさらに具備し、
    前記プログラマブルROMは、ゲートが前記第5電界効果トランジスタのゲートに接続され、ソースに前記第2電源電圧が印加される第2導電型の第7電界効果トランジスタと、ソースが前記第7電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記第2ビット線に接続される第2導電型の第8電界効果トランジスタとを備え、
    前記プログラマブルロジックアレイの入力信号は、前記第8電界効果トランジスタのゲートに入力され、
    前記プログラマブルロジックアレイの出力信号は、前記第2ビット線に出力される
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体集積回路。
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