JP2008027493A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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明 片山
Nobuaki Otsuka
伸朗 大塚
Keiichi Kushida
桂一 櫛田
Osamu Hirabayashi
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Abstract

【課題】データ保持の安定性を向上させる。
【解決手段】半導体記憶装置は、インバータ回路IV1の電源ノードN0とビット線BLとの間に接続されたトランスファーゲートT0と、インバータ回路IV2の電源ノードN1とビット線/BLとの間に接続されたトランスファーゲートT1と、トランスファーゲートT0,T1のゲート端子に接続されたワード線WLと、電源ノードN0とワード線RWLとの間に接続され、かつそのゲート端子が記憶ノードN3に接続された読み出し用トランジスタTR0と、電源ノードN1とワード線RWLとの間に接続され、かつそのゲート端子が記憶ノードN2に接続された読み出し用トランジスタTR1と、データ読み出し時にワード線RWLに電源電圧より低い読み出し電圧を供給する供給回路18とを含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体記憶装置に係り、特にSRAM(Static Random Access Memory)に関する。
半導体記憶装置の一種としてSRAMが知られている。このSRAMを構成するメモリセルには、例えば6個のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタから構成されるSRAMセル(6Tr.型SRAMセル)が用いられている。
6Tr.型SRAMセルは、2組のインバータ回路を備え、一方のインバータ回路の出力端子を他方のインバータ回路の入力端子に接続した構造を有する。さらに、データの読み出し時及び書き込み時にインバータ回路のデータ記憶ノードをビット線に接続する2つのトランスファーゲートを備えている。
SRAMの動作マージンを示す指標に、スタティックノイズ・マージン(SNM)がある。スタティックノイズ・マージン(SNM)は、ワード線が選択され、かつビット線が電源電圧Vddにプリチャージされた場合の、2つのインバータ回路の入出力特性を重ね合わせたもので、この曲線間に書ける正方形の1辺の長さに相当する。
従来の6Tr.型SRAMセルでは、データの読み出し時及び書き込み時に、選択されたワード線に接続されたすべての非選択SRAMセルがディスターブを受けてしまう。これは、“L”データ保持側の記憶ノードがトランスファーゲートを介して、電源電圧Vddにプリチャージされたビット線に接続されるために生じる。このディスターブにより、インバータ回路に“H”データを入力しても、出力がローレベル電圧(接地電圧Vss)まで下がらないため、データの読み出し時及び書き込み時にスタティックノイズ・マージン(SNM)が低下してしまう。
一方、半導体集積回路の微細化が進み、各トランジスタの閾値電圧Vthやサイズ(ゲート幅、ゲート長)のばらつきが深刻な問題となっている。トランジスタの特性がばらつくと、“L”データ保持側及び“H”データ保持側のスタティックノイズ・マージンに大きなばらつきが生じるため、スタティックノイズ・マージンが低下してしまう。これは、スタティックノイズ・マージンは、記憶ノードが保持するデータがノイズ等による破壊に耐えうる電圧を意味するため、2つのスタティックノイズ・マージンの小さい方で規定されるためである。
また、半導体集積回路では、素子の微細化や消費電力の削減の観点から、より低い電源電圧が使用されるようになってきている。その結果、スタティックノイズ・マージンは電源電圧が低くなるにつれて低下してしまう。
Koichi Takeda et al., "A 16Mb 400MHz Loadless CMOS Four-Transistor SRAM Macro", NEC Corp., IEEE International Solid-State Circuits Conference, 2000 Kenji Noda et al., "A Loadless CMOS Four-Transistor SRAM Cell in a 0.18-μm Logic Technology", IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES, VOL. 48, No. 12, DECEMBER 2001, pp.2851-2855
本発明は、メモリセルにおけるデータ保持の安定性を向上させることが可能な半導体記憶装置を提供する。
本発明の第1の視点に係る半導体記憶装置は、MOSトランジスタから構成された第1及び第2のインバータ回路と、前記第1のインバータ回路の出力端子と前記第2のインバータ回路の入力端子とに接続された第1の記憶ノードと、前記第1のインバータ回路の入力端子と前記第2のインバータ回路の出力端子とに接続された第2の記憶ノードと、前記第1のインバータ回路の第1の電源ノードと第1のビット線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成された第1のトランスファーゲートと、前記第2のインバータ回路の第2の電源ノードと第2のビット線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成された第2のトランスファーゲートと、前記第1及び第2のトランスファーゲートのゲート端子に接続された第1のワード線と、前記第1の電源ノードと第2のワード線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第2の記憶ノードに接続された第1の読み出し用トランジスタと、前記第2の電源ノードと前記第2のワード線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第1の記憶ノードに接続された第2の読み出し用トランジスタと、前記第2のワード線に接続され、かつデータ読み出し時に前記第2のワード線に電源電圧より低い読み出し電圧を供給する供給回路とを具備する。
本発明の第2の視点に係る半導体記憶装置は、MOSトランジスタから構成された第1及び第2のインバータ回路と、前記第1のインバータ回路の出力端子と前記第2のインバータ回路の入力端子とに接続された第1の記憶ノードと、前記第1のインバータ回路の入力端子と前記第2のインバータ回路の出力端子とに接続された第2の記憶ノードと、前記第1のインバータ回路の第1の電源ノードと第1のビット線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成された第1のトランスファーゲートと、前記第2のインバータ回路の第2の電源ノードと第2のビット線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成された第2のトランスファーゲートと、前記第1及び第2のトランスファーゲートのゲート端子に接続された第1のワード線と、前記第1の電源ノードと第2のワード線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第2の記憶ノードに接続された第1の読み出し用トランジスタと、前記第2の電源ノードと前記第2のワード線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第1の記憶ノードに接続された第2の読み出し用トランジスタと、前記第2のワード線に接続され、かつデータ読み出し時に前記第2のワード線に接地電圧より高い読み出し電圧を供給する供給回路とを具備する。
本発明によれば、メモリセルにおけるデータ保持の安定性を向上させることが可能な半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るSRAMの構成を示すブロック図である。SRAMは、スタティック型の複数のメモリセルMCから構成されたメモリセルアレイ11を備えている。メモリセルアレイ11には、それぞれがロウ方向に延在するように複数のワード線WL0〜WLmが配設されている。また、メモリセルアレイ11には、それぞれがロウ方向に延在するように複数の読み出しワード線RWL0〜RWLmが配設されている。
メモリセルアレイ11には、それぞれがカラム方向に延在するように複数のビット線対BL0,/BL0〜BLn,/BLnが配設されている。メモリセルアレイ11の行の選択は、ワード線WLにより行われる。メモリセルアレイ11の列の選択は、ビット線対BL,/BLにより行われる。
複数のワード線WLには、ワード線ドライバ回路12を介してロウデコーダ13が接続されている。ロウデコーダ13は、ロウアドレス信号に基づいて、ワード線WLの対応する1つを選択する。
複数のビット線対BL,/BLには、データの検知増幅を行うセンスアンプ回路(図示せず)を介してカラム選択回路14が接続されている。カラム選択回路14には、カラムデコーダ15が接続されている。カラムデコーダ15は、カラムアドレス信号に基づいて、カラム選択回路14にカラム選択信号を供給する。カラム選択回路14は、カラム選択信号に基づいて、ビット線対BL,/BLの対応する1対を選択する。
カラム選択回路14には、書き込み/読み出し回路16が接続されている。書き込み/読み出し回路16は、カラム選択回路14により選択された列に対してデータの書き込み及び読み出しを行う。すなわち、書き込み/読み出し回路16は、外部回路から入力された入力データDIを書き込みデータとしてメモリセルアレイ11に書き込む。また、書き込み/読み出し回路16は、メモリセルアレイ11から読み出された読み出しデータを出力データDOとして外部回路に出力する。
プリチャージ回路17は、読み出し及び書き込み動作を実行する前に、ビット線対BL,/BLをハイレベル電圧(例えば、電源電圧Vdd)にプリチャージする。例えば、プリチャージ回路17は、主制御回路19から供給されるプリチャージ信号に基づいてプリチャージ動作を実行する。すなわち、プリチャージ回路17は、プリチャージ信号が活性化された場合にビット線対BL,/BLを電源電圧Vddにプリチャージし、一方プリチャージ信号が非活性化された場合にプリチャージを解除する。
電圧供給回路18は、データ読み出し時に、読み出しワード線RWLに読み出し電圧を供給する。電圧供給回路18の構成については後述する。
主制御回路19は、SRAM内の各回路を制御する。主制御回路19には、外部回路からクロック信号CLK、アドレス信号ADD、及び制御信号CNT等が入力される。主制御回路19は、アドレス信号ADDに基づいて、ロウデコーダ13に供給されるロウアドレス信号、及びカラムデコーダ15に供給されるカラムアドレス信号を生成する。また、主制御回路19は、例えば制御信号CNTに基づいて、プリチャージ動作、書き込み動作、及び読み出し動作等を制御する。
図2は、図1に示した電圧供給回路18を説明する回路ブロック図である。電圧供給回路18は、複数の読み出しワード線RWL0〜RWLmに対応して設けられた複数の読み出し用NチャネルMOSトランジスタ18A−0〜18A−mと、リード信号生成回路18Bと、電圧生成回路18Cとを備えている。
NチャネルMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)18Aのドレイン端子は、読み出しワード線RWLに接続されている。NMOSトランジスタ18Aのソース端子は、電圧生成回路18Cに接続されている。NMOSトランジスタ18Aのゲート端子は、リード信号生成回路18Bに接続されている。
リード信号生成回路18Bは、データ読み出し時に活性化(ハイレベル)され、データ読み出し時以外(データ書き込み時及びデータ保持時を含む)に非活性化されるリード信号RS0〜RSmを生成する。リード信号生成回路18Bは、主制御回路19から供給される制御信号に基づいてリード信号RS0〜RSmを生成する。リード信号RS0〜RSmはそれぞれ、NMOSトランジスタ18A−0〜18A−mのゲート端子に供給される。
電圧生成回路18Cは、読み出し電圧(H´)を生成する。この読み出し電圧(H´)は、電源電圧Vddより低く、かつ接地電圧Vss以上に設定される。好ましくは、読み出し電圧(H´)は、接地電圧Vssに設定される。読み出し電圧(H´)は、各NMOSトランジスタ18Aのソース端子に供給される。
図3は、図1に示したメモリセルMCを説明する回路図である。メモリセルMCは、8個のMOSトランジスタから構成される8Tr.型SRAMセルである。
メモリセルMCは、第1のインバータ回路IV1及び第2のインバータ回路IV2を備えている。第1のインバータ回路IV1は、負荷用PチャネルMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)L0と駆動用NチャネルMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)D0とにより構成されている。PMOSトランジスタL0及びNMOSトランジスタD0は、電源ノードN0と接地電圧Vss(例えば、接地電圧Vssが印加される接地端子)との間に直列に接続されている。
第2のインバータ回路IV2は、負荷用PMOSトランジスタL1と駆動用NMOSトランジスタD1とにより構成されている。PMOSトランジスタL1及びNMOSトランジスタD1は、電源ノードN1と接地端子との間に直列に接続されている。
具体的には、PMOSトランジスタL0のソース端子は、電源ノードN0に接続されている。PMOSトランジスタL0のドレイン端子は、記憶ノードN2を介してNMOSトランジスタD0のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタL0のゲート端子は、NMOSトランジスタD0のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタD0のソース端子は、接地端子に接続されている。
PMOSトランジスタL1のソース端子は、電源ノードN1に接続されている。PMOSトランジスタL1のドレイン端子は、記憶ノードN3を介してNMOSトランジスタD1のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタL1のゲート端子は、NMOSトランジスタD1のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタD1のソース端子は、接地端子に接続されている。
PMOSトランジスタL0のゲート端子は、記憶ノードN3に接続されている。PMOSトランジスタL1のゲート端子は、記憶ノードN2に接続されている。換言すると、第1のインバータ回路IV1の出力端子は第2のインバータ回路IV2の入力端子に接続され、第2のインバータ回路IV2の出力端子は第1のインバータ回路IV1の入力端子に接続されている。
電源ノードN0は、PMOSトランジスタからなるトランスファーゲートT0を介してビット線BLに接続されている。トランスファーゲートT0のゲート端子は、ワード線WLに接続されている。
電源ノードN1は、PMOSトランジスタからなるトランスファーゲートT1を介してビット線/BLに接続されている。トランスファーゲートT1のゲート端子は、ワード線WLに接続されている。
ここで、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、オフ時にリーク電流(オフリーク電流)が発生するように設定される。具体的には、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、オフリーク電流により、ビット線対BL,/BLと電源ノードN0,N1とが同じ電圧になるように設定される。
例えば、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、周辺回路のPMOSトランジスタのそれよりも小さく設定される。通常、周辺回路のPMOSトランジスタの閾値電圧は、オフリーク電流が極力発生しないように(或いは、オフリーク電流が小さくなるように)設定される。特に、第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2に含まれるPMOSトランジスタL0,L1は、データを保持する必要があるため、オフリーク電流が小さくなるようにする必要がある。
従って、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、例えば、第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2に含まれるPMOSトランジスタL0,L1のそれよりも小さく設定される。具体的には、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧を小さくするために、トランスファーゲートT0,T1のゲート幅は、PMOSトランジスタL0,L1のそれよりも大きく設定される。
記憶ノードN3は、読み出し用NMOSトランジスタTR0のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタTR0のドレイン端子は、電源ノードN0に接続されている。NMOSトランジスタTR0のソース端子は、読み出しワード線RWLに接続されている。
記憶ノードN2は、読み出し用NMOSトランジスタTR1のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタTR1のドレイン端子は、電源ノードN1に接続されている。NMOSトランジスタTR1のソース端子は、読み出しワード線RWLに接続されている。
このように構成されたSRAMの動作について説明する。メモリセルMCには4つの状態があり、この4つの状態は、(a)データ保持状態、(b)データ読み出し状態、(c)データ書き込み状態(選択メモリセル)、(d)データ書き込み状態(非選択メモリセル)の4つである。なお、選択メモリセルとは、ワード線WLとビット線対BL,/BLとにより選択されたメモリセルである。非選択メモリセルとは、活性化されたワード線WL(選択ワード線WL)に接続されかつビット線対BL,/BLにより選択されていないメモリセルである。
先ず、メモリセルMCのデータ保持動作について説明する。図4は、データ保持動作を説明するためのメモリセルMCの回路図である。図5は、メモリセルMCのデータ保持動作を説明するタイミングチャートである。
ノーオペレーション(NOP)時、メモリセルMCは、書き込まれたデータを保持している。なお、NOPとは、例えば、メモリセルアレイ11がアクセスされていない状態(すなわち、全てのワード線WL0〜WLmが非活性化されている状態)、或いは、非活性のワード線WLに接続されたメモリセルMCの動作状態である。
データ保持状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより非活性化(ローレベル(L))され、読み出し用NMOSトランジスタ18Aはオフしている。よって、インバータ回路の電源ノードN0及びN1と接地端子とをそれぞれ接続する電流パスは、データ保持と直接関係しない。図4において、データ保持と直接関係しない電流パスは破線で示している。
また、データ保持状態では、主制御回路19からプリチャージ回路17に供給されるプリチャージ信号が活性化され、プリチャージ回路17は、ビット線対BL,/BLにハイレベル電圧を供給する。このプリチャージ動作により、ビット線対BL,/BLは、ハイレベル電圧に設定される。さらに、ワード線WLは、非活性化(ハイレベル)される。ワード線WLがハイレベルであるため、トランスファーゲートT0,T1は共にオフしている。
ここで、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧を第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2に含まれるPMOSトランジスタL0、L1の閾値電圧よりも小さくしている。このため、トランスファーゲートT0,T1のオフリーク電流Ioff-pにより、電源ノードN0,N1は、ビット線対BL,/BLと同じ電圧であるハイレベル電圧に設定される。このとき、第1のインバータ回路IV1と第2のインバータ回路IV2とはラッチ動作するため、記憶ノードN2,N3にデータが保持される。図4では、記憶ノードN2に“H”データ、記憶ノードN3に“L”データが保持されている場合を例示している。
次に、メモリセルMCのデータ読み出し動作について説明する。図6は、データ読み出し動作を説明するためのメモリセルMCの回路図である。図7は、メモリセルMCのデータ読み出し動作を説明するタイミングチャートである。なお、データ読み出し状態における選択メモリセルと非選択メモリセルとの条件の違いは、対応するビット線対BL,/BLがプリチャージされているか(非選択メモリセル)、プリチャージが解除されている(選択メモリセル)かである。
データ読み出し状態では、“H”データ保持側の記憶ノードN2を有する第1のインバータ回路IV1の電源ノードN0は、NMOSトランジスタTR0がオフするためデータ読み出しと直接関係しない。図6において、データ読み出しと直接関係しない電流パスは破線で示している。
図6に示す構成を有するSRAMの特徴は、選択ワード線に接続された複数のメモリセルMCがディスターブを受けないことである。従来の6Tr.型のSRAMセルでは、“L”データ保持側の記憶ノードがトランスファーゲートを介して、プリチャージされたビット線と接続されるため、選択ワード線に接続された複数のメモリセルがディスターブを受ける。一方、図6に示す8Tr.型のSRAMセルでは、“L”データ保持側の記憶ノードN3とビット線/BLとの間に、オフしたPMOSトランジスタL1があるためディスターブを受けない。
データ読み出し状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより活性化(ハイレベル)され、ワード線WLは活性化(ローレベル)される。リード信号RSをハイレベルにすることで、“L”データ保持側の記憶ノードN3を有する第2のインバータ回路IV2の電源ノードN1は、直列に接続された2つのNM0SトランジスタTR1,18Aにより、読み出し電圧(H´)まで電圧が低下する。
図8は、記憶ノードN2に“H”データが保持された場合のメガネ特性を示す図である。なお、メガネ特性とは、第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2の入出力特性を重ね合わせたものである。このとき、ワード線WLは活性化(ローレベル)され、ビット線対BL,/BLはハイレベル電圧にプリチャージされている。
図8において、横軸は記憶ノードN3の電圧VN3、縦軸は記憶ノードN2の電圧VN2を示している。記憶ノードN2は、第1のインバータ回路IV1の出力に対応し、かつ第2のインバータ回路IV2の入力に対応する。記憶ノードN3は、第1のインバータ回路IV1の入力に対応し、かつ第2のインバータ回路IV2の出力に対応する。
2つの曲線に囲まれた2つの領域に内接する最大正方形の1辺の長さをスタティックノイズ・マージン(SNM)と定義する。このスタティックノイズ・マージンは、記憶データの安定性を示す指標となる。一般に、スタティックノイズ・マージンが大きいほどSRAMセルに記憶されたデータの安定性は高く、チップ内の電源電圧ノイズなどによるデータ破壊が起こりにくい。従って、スタティックノイズ・マージンを大きく取ることがSRAMセルを設計する上で重要なポイントとなる。
図8に示すように、“H”データ保持側のスタティックノイズ・マージンが大きくなっている。すなわち、“H”データを保持するための安定性が高くなっている。さらに、ワード線WLが活性化されている間は、第2のインバータ回路IV2の電源ノードN1の電圧が下がり続ける。このため、データ保持の安定性はさらに増してゆく。
図9は、記憶ノードN2に“L”データが保持された場合のメガネ特性を示す図である。図9に示すように、“L”データ保持側のスタティックノイズ・マージンが大きくなっている。すなわち、“L”データを保持するための安定性が高くなっている。
図7に示すように、メモリセルMCからデータを読み出した後は、リード信号RSが非活性化(ローレベル)され、同時にビット線対BL,/BLのプリチャージが開始される。その後、電源ノードN0,N1がハイレベル電圧に変化した後に、ワード線WLが非活性化(ハイレベル)される。
次に、選択メモリセルMCのデータ書き込み動作について説明する。図10は、データ書き込み動作を説明するための選択メモリセルMCの回路図である。図11は、選択メモリセルMCのデータ書き込み動作を説明するタイミングチャートである。
データ書き込み状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより非活性化(ローレベル)され、読み出し用NMOSトランジスタ18Aはオフしている。よって、インバータ回路の電源ノードN0及びN1と、読み出し電圧(H´)が供給される端子とをそれぞれ接続する電流パスは、データ書き込みと直接関係しない。図10において、データ保持と直接関係しない電流パスは破線で示している。
また、データ書き込み状態では、主制御回路19からプリチャージ回路17に供給されるプリチャージ信号が非活性化され、ビット線対BL,/BLのプリチャージが解除される。
次に、ビット線対BL,/BLに書き込みデータがセットされ、ワード線WLが活性化(ローレベル)される。このとき、“L”データを書き込む記憶ノードN3を内部に有するインバータ回路IV2の電源ノードN1の電圧は、トランスファーゲートT1の閾値電圧まで下がる。一方、“H”データを書き込む記憶ノードN2を内部に有するインバータ回路IV1の電源ノードN0は、ハイレベル電圧に遷移する。
トランスファーゲートT0,T1はPMOSトランジスタにより構成されているため、電源ノードN0,N1の電圧を十分下げきれずにデータの書き込みができないことが懸念される。しかし、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧を第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2を構成するPMOSトランジスタL0,L1の閾値電圧より低く設定しているため、データの書き込みを行うことができる。
さらに、インバータ回路IV1,IV2の閾値電圧は、電源ノードN0,N1に設定されるローレベル電位によってもデータが書き込めるように設定される。例えば、インバータ回路IV1,IV2の閾値電圧は、Vdd/2より低い電圧に設定される。
また、データを書き込むためには、書き込み時に、駆動用NMOSトランジスタD0が負荷用PMOSトランジスタL1より早くオフする必要がある。このため、インバータ回路IV1,IV2の閾値電圧は、データ書き込み(データを反転させる)状態において、駆動用NMOSトランジスタD0が負荷用PMOSトランジスタL1より早くオフするように設定される。このインバータ回路の閾値電圧は、インバータ回路を構成するNMOSトランジスタとPMOSトランジスタとの電流駆動力の比を変えることで、調整することができる。インバータ回路IV1,IV2の閾値電圧を上記のように設定することで、データの書き込みをより容易に行うことが可能となる。
データを書き込んだ後、ビット線対BL,/BLをプリチャージする。そして、ビット線対BL,/BLがハイレベル電圧に遷移した後、ワード線WLを非活性化(ハイレベル)してトランスファーゲートT0,T1をオフさせる。
次に、データ書き込み状態における非選択メモリセルMCの動作について説明する。図12は、データ書き込み状態における非選択メモリセルMCの回路図である。
データ書き込み状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより非活性化(ローレベル)され、読み出し用NMOSトランジスタ18Aはオフしている。よって、インバータ回路の電源ノードN0及びN1と、読み出し電圧(H´)が供給される端子とをそれぞれ繋ぐ電流パスは、データ書き込みと直接関係しない。図12において、データ保持と直接関係しない電流パスは破線で示している。
データ書き込み状態における非選択メモリセルMCでは、主制御回路19からプリチャージ回路17に供給されるプリチャージ信号が活性化され、プリチャージ回路17は、ビット線対BL,/BLにハイレベル電圧を供給する。このプリチャージ動作により、ビット線対BL,/BLは、ハイレベル電圧に設定される。
次に、ワード線WLが活性化(ローレベル)されるので、トランスファーゲートT0,T1がオンする。これにより、電源ノードN0,N1がハイレベル電圧に設定されるため、2つのインバータ回路IV1,IV2はラッチ動作し、記憶ノードN2,N3のデータは保持される。
従来の6Tr.型のSRAMセルでは、選択ワード線に接続された非選択メモリセルは、ハイレベルにプリチャージされたビット線と“L”データ保持側の記憶ノードとがトランスファーゲートを介して接続されるため、ディスターブを受ける。一方、図12に示す8Tr.型のSRAMセルでは、ハイレベル電圧にプリチャージされたビット線/BLと“L”データ保持側の記憶ノードN3とは、PMOSトランジスタL1がオフするために、電気的に接続されない。これにより、非選択メモリセルMCは、ディスターブを受けない。
以上詳述したように本実施形態によれば、活性化されたワード線WLに接続され、かつプリチャージされたビット線対BL,/BLに接続されたメモリセルMC(非選択メモリセルMC)がディスターブを受けるのを防止することが可能となる。
また、データ読み出し状態において、“H”データ保持側のスタティックノイズ・マージン、及び“L”データ保持側のスタティックノイズ・マージンを向上させることができる。これにより、データ保持の安定性を向上させることができる。この結果、微細化に伴う閾値電圧のばらつきや、電源電圧の低電圧化に対して十分に対応することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、メモリセルMCを構成するインバータ回路の低位側の電源ノードをトランスファーゲートを介してビット線に接続するようにしてSRAMを構成している。図13は、本発明の第2の実施形態に係るSRAMのメモリセルMCを中心に示した回路図である。
メモリセルMCは、第1のインバータ回路IV1及び第2のインバータ回路IV2を備えている。第1のインバータ回路IV1は、駆動用PMOSトランジスタD0と負荷用NMOSトランジスタL0とにより構成されている。PMOSトランジスタD0及びNMOSトランジスタL0は、電源電圧Vdd(例えば、接地電圧Vddが印加される電源電圧端子)と電源ノードN0との間に直列に接続されている。
第2のインバータ回路IV2は、駆動用PMOSトランジスタD1と負荷用NMOSトランジスタL1とにより構成されている。PMOSトランジスタD1及びNMOSトランジスタL1は、電源電圧端子と電源ノードN1と間に直列に接続されている。
具体的には、PMOSトランジスタD0のソース端子は、電源電圧端子に接続されている。PMOSトランジスタD0のドレイン端子は、記憶ノードN2を介してNMOSトランジスタL0のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタD0のゲート端子は、NMOSトランジスタL0のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタL0のソース端子は、電源ノードN0に接続されている。
PMOSトランジスタD1のソース端子は、電源電圧端子に接続されている。PMOSトランジスタD1のドレイン端子は、記憶ノードN3を介してNMOSトランジスタL1のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタD1のゲート端子は、NMOSトランジスタL1のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタL1のソース端子は、電源ノードN1に接続されている。
PMOSトランジスタD0のゲート端子は、記憶ノードN3に接続されている。PMOSトランジスタD1のゲート端子は、記憶ノードN2に接続されている。換言すると、第1のインバータ回路IV1の出力端子は第2のインバータ回路IV2の入力端子に接続され、第2のインバータ回路IV2の出力端子は第1のインバータ回路IV1の入力端子に接続されている。
電源ノードN0は、NMOSトランジスタからなるトランスファーゲートT0を介してビット線BLに接続されている。トランスファーゲートT0のゲート端子は、ワード線WLに接続されている。
電源ノードN1は、NMOSトランジスタからなるトランスファーゲートT1を介してビット線/BLに接続されている。トランスファーゲートT1のゲート端子は、ワード線WLに接続されている。
ここで、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、オフ時にリーク電流(オフリーク電流)が発生するように設定される。具体的には、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、オフリーク電流により、ビット線対BL,/BLと電源ノードN0,N1とが同じ電圧になるように設定される。例えば、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧は、第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2に含まれるNMOSトランジスタL0,L1のそれよりも小さく設定される。
記憶ノードN3は、読み出し用PMOSトランジスタTR0のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタTR0のドレイン端子は、電源ノードN0に接続されている。PMOSトランジスタTR0のソース端子は、読み出しワード線RWLに接続されている。
記憶ノードN2は、読み出し用PMOSトランジスタTR1のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタTR1のドレイン端子は、電源ノードN1に接続されている。PMOSトランジスタTR1のソース端子は、読み出しワード線RWLに接続されている。
読み出しワード線RWLには、電圧供給回路18が接続されている。電圧供給回路18は、読み出し用PMOSトランジスタ18Aと、リード信号生成回路18Bと、電圧生成回路18Cとを備えている。
PMOSトランジスタ18Aのドレイン端子は、読み出しワード線RWLに接続されている。PMOSトランジスタ18Aのソース端子は、電圧生成回路18Cに接続されている。PMOSトランジスタ18Aのゲート端子には、リード信号生成回路18Bによりリード信号RSが供給される。このリード信号RSは、データ読み出し時に活性化(ローレベル)され、データ読み出し時以外(データ書き込み時及びデータ保持時を含む)に非活性化される。
PMOSトランジスタ18Aのソース端子には、電圧生成回路18Cにより、読み出し電圧(H´)が供給される。この読み出し電圧(H´)は、接地電圧Vssより高く、かつ電源電圧Vdd以下に設定される。好ましくは、読み出し電圧(H´)は、電源電圧Vddに設定される。
このように構成されたSRAMの動作について説明する。先ず、メモリセルMCのデータ保持動作について説明する。図14は、メモリセルMCのデータ保持動作を説明するタイミングチャートである。
データ保持状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより非活性化(ハイレベル)され、読み出し用PMOSトランジスタ18Aはオフしている。また、主制御回路19からプリチャージ回路17に供給されるプリチャージ信号が活性化され、プリチャージ回路17は、ビット線対BL,/BLにローレベル電圧(接地電圧Vss)を供給する。このプリチャージ動作により、ビット線対BL,/BLは、ローレベル電圧に設定される。さらに、ワード線WLは、非活性化(ローレベル)される。ワード線WLがローレベルであるため、トランスファーゲートT0,T1は共にオフしている。
ここで、トランスファーゲートT0,T1の閾値電圧を第1及び第2のインバータ回路IV1,IV2に含まれるNMOSトランジスタL0、L1の閾値電圧よりも小さくしている。このため、トランスファーゲートT0,T1のオフリーク電流Ioff-nにより、電源ノードN0,N1は、ビット線対BL,/BLと同じローレベル電圧に設定される。このとき、第1のインバータ回路IV1と第2のインバータ回路IV2とはラッチ動作するため、記憶ノードN2,N3にデータが保持される。
次に、メモリセルMCのデータ読み出し動作について説明する。図15は、メモリセルMCのデータ読み出し動作を説明するタイミングチャートである。
データ読み出し状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより活性化(ローレベル)され、ワード線WLは活性化(ハイレベル)される。リード信号RSをローレベルにすることで、“H”データ保持側の記憶ノードを有するインバータ回路の電源ノードは、直列に接続された2つの読み出し用PM0Sトランジスタにより、読み出し電圧(H´)まで電圧が上昇する。このとき、“H”データ保持側の記憶ノードとビット線との間に、オフした負荷用NMOSトランジスタがあるためディスターブを受けない。
メモリセルMCからデータを読み出した後は、リード信号RSが非活性化(ハイレベル)され、同時にビット線のプリチャージが開始される。その後、電源ノードN0,N1がローレベル電圧に遷移した後に、ワード線WLが非活性化(ローレベル)される。
次に、選択メモリセルMCのデータ書き込み動作について説明する。図16は、選択メモリセルMCのデータ書き込み動作を説明するタイミングチャートである。
データ書き込み状態では、リード信号RSはリード信号生成回路18Bにより非活性化(ハイレベル)され、読み出し用PMOSトランジスタ18Aはオフしている。また、主制御回路19からプリチャージ回路17に供給されるプリチャージ信号が非活性化され、ビット線対BL,/BLのプリチャージが解除される。
次に、ビット線対BL,/BLに書き込みデータがセットされ、ワード線WLが活性化(ハイレベル)される。これにより、書き込みデータがメモリセルMCに書き込まれる。データを書き込んだ後、ビット線対BL,/BLをローレベル電圧にプリチャージする。そして、ビット線対BL,/BLがローレベル電圧に遷移した後、ワード線WLを非活性化(ローレベル)してトランスファーゲートT0,T1をオフさせる。
次に、データ書き込み状態における非選択メモリセルMCの動作について説明する。データ書き込み状態における非選択メモリセルMCでは、主制御回路19からプリチャージ回路17に供給されるプリチャージ信号が活性化され、プリチャージ回路17は、ビット線対BL,/BLにローレベル電圧を供給する。このプリチャージ動作により、ビット線対BL,/BLは、ローレベル電圧に設定される。
次に、ワード線WLが活性化(ハイレベル)されるので、トランスファーゲートT0,T1がオンする。これにより、電源ノードN0,N1がローレベル電圧に設定されるため、2つのインバータ回路IV1,IV2はラッチ動作し、記憶ノードN2,N3のデータは保持される。
ここで、ローレベルにプリチャージされたビット線と“H”データ保持側の記憶ノードとは、これらの間の負荷用NMOSトランジスタがオフするために、電気的に接続されない。これにより、非選択メモリセルMCは、ディスターブを受けない。
以上詳述したように本実施形態によれば、メモリセルMCを構成するインバータ回路の低位側の電源ノードをトランスファーゲートを介してビット線に接続するようにしてSRAMを構成した場合でも、活性化されたワード線WLに接続された非選択メモリセルMCがディスターブを受けるのを防止することが可能となる。その他の効果は、上記第1の実施形態と同じである。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るSRAMの構成を示すブロック図。 図1に示した電圧供給回路18を説明する回路ブロック図。 図1に示したメモリセルMCを説明する回路図。 データ保持動作を説明するためのメモリセルMCの回路図。 メモリセルMCのデータ保持動作を説明するタイミングチャート。 データ読み出し動作を説明するためのメモリセルMCの回路図。 メモリセルMCのデータ読み出し動作を説明するタイミングチャート。 記憶ノードN2に“H”データが保持された場合のメガネ特性を示す図。 記憶ノードN2に“L”データが保持された場合のメガネ特性を示す図。 データ書き込み動作を説明するための選択メモリセルMCの回路図。 選択メモリセルMCのデータ書き込み動作を説明するタイミングチャート。 データ書き込み状態における非選択メモリセルMCの回路図。 本発明の第2の実施形態に係るSRAMのメモリセルMCを中心に示した回路図。 メモリセルMCのデータ保持動作を説明するタイミングチャート。 メモリセルMCのデータ読み出し動作を説明するタイミングチャート。 選択メモリセルMCのデータ書き込み動作を説明するタイミングチャート。
符号の説明
MC…メモリセル、BL,/BL…ビット線、WL…ワード線、RWL…読み出しワード線、L0,L1…負荷用トランジスタ、D0,D1…駆動用トランジスタ、N0,N1…電源ノード、N2,N3…記憶ノード、T0,T1…トランスファーゲート、IV1,IV2…インバータ回路、TR0,TR1…読み出し用トランジスタ、11…メモリセルアレイ、12…ワード線ドライバ回路、13…ロウデコーダ、14…カラム選択回路、15…カラムデコーダ、16…書き込み/読み出し回路、17…プリチャージ回路、18…電圧供給回路、18A…読み出し用トランジスタ、18B…リード信号生成回路、18C…電圧生成回路、19…主制御回路。

Claims (5)

  1. MOSトランジスタから構成された第1及び第2のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路の出力端子と前記第2のインバータ回路の入力端子とに接続された第1の記憶ノードと、
    前記第1のインバータ回路の入力端子と前記第2のインバータ回路の出力端子とに接続された第2の記憶ノードと、
    前記第1のインバータ回路の第1の電源ノードと第1のビット線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成された第1のトランスファーゲートと、
    前記第2のインバータ回路の第2の電源ノードと第2のビット線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成された第2のトランスファーゲートと、
    前記第1及び第2のトランスファーゲートのゲート端子に接続された第1のワード線と、
    前記第1の電源ノードと第2のワード線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第2の記憶ノードに接続された第1の読み出し用トランジスタと、
    前記第2の電源ノードと前記第2のワード線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第1の記憶ノードに接続された第2の読み出し用トランジスタと、
    前記第2のワード線に接続され、かつデータ読み出し時に前記第2のワード線に電源電圧より低い読み出し電圧を供給する供給回路と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1のトランスファーゲートは、前記第1のワード線が非活性化された場合に、リーク電流により前記第1の電源ノードを前記第1のビット線の電圧と同じ電圧に設定し、
    前記第2のトランスファーゲートは、前記第1のワード線が非活性化された場合に、リーク電流により前記第2の電源ノードを前記第2のビット線の電圧と同じ電圧に設定することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1及び第2のトランスファーゲートの閾値電圧は、第1及び第2のインバータ回路に含まれるPチャネルMOSトランジスタのそれよりも低いことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記供給回路は、NチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのソース端子には前記読み出し電圧が供給され、そのドレイン端子が前記第2のワード線に接続された第3の読み出し用トランジスタと、データ読み出し時に前記第3の読み出し用トランジスタのゲート端子にハイレベル信号を供給する信号生成回路とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. MOSトランジスタから構成された第1及び第2のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路の出力端子と前記第2のインバータ回路の入力端子とに接続された第1の記憶ノードと、
    前記第1のインバータ回路の入力端子と前記第2のインバータ回路の出力端子とに接続された第2の記憶ノードと、
    前記第1のインバータ回路の第1の電源ノードと第1のビット線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成された第1のトランスファーゲートと、
    前記第2のインバータ回路の第2の電源ノードと第2のビット線との間に接続され、かつNチャネルMOSトランジスタから構成された第2のトランスファーゲートと、
    前記第1及び第2のトランスファーゲートのゲート端子に接続された第1のワード線と、
    前記第1の電源ノードと第2のワード線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第2の記憶ノードに接続された第1の読み出し用トランジスタと、
    前記第2の電源ノードと前記第2のワード線との間に接続され、かつPチャネルMOSトランジスタから構成され、かつそのゲート端子が前記第1の記憶ノードに接続された第2の読み出し用トランジスタと、
    前記第2のワード線に接続され、かつデータ読み出し時に前記第2のワード線に接地電圧より高い読み出し電圧を供給する供給回路と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
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