JP5867091B2 - 半導体記憶装置及びその書き込み方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその書き込み方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5867091B2
JP5867091B2 JP2012002236A JP2012002236A JP5867091B2 JP 5867091 B2 JP5867091 B2 JP 5867091B2 JP 2012002236 A JP2012002236 A JP 2012002236A JP 2012002236 A JP2012002236 A JP 2012002236A JP 5867091 B2 JP5867091 B2 JP 5867091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
line
bit line
bit
cell power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012002236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013143161A (ja
Inventor
亮 田辺
亮 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Socionext Inc
Original Assignee
Socionext Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Socionext Inc filed Critical Socionext Inc
Priority to JP2012002236A priority Critical patent/JP5867091B2/ja
Priority to US13/691,006 priority patent/US8773918B2/en
Publication of JP2013143161A publication Critical patent/JP2013143161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5867091B2 publication Critical patent/JP5867091B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/413Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction
    • G11C11/417Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/419Read-write [R-W] circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Description

本発明は、半導体記憶装置及びその書き込み方法に関する。
半導体記憶装置の大容量化・低電力化の要求に伴い、素子の微細化が進展している。しかしながら、近年のスケーリングの進展により、トランジスタの特性ばらつきが増大してSRAMの動作マージンが低下し、ひいては低電源電圧下において安定に書き込みを行うことが困難になっている。
SRAMの書き込み動作を補助するための技術として、書き込み補助回路が積極的に用いられてきている。書き込み補助回路は、大別して2つの方式に分けられる。一方は、メモリセルの電源電圧を下げ、メモリセルのラッチ効果を弱めることでデータを反転しやすく、つまり書き込みやすくする方式である。他方は、書き込み時のゼロ書き込み側のビット線の電位を負電圧にすることでビット線の電位幅を大きくし、書き込みやすくする方式である。動作電圧の低電圧化の要求に鑑みれば、後者の方式の方がメリットは大きい。
特開2007−004960号公報 特開2009−295246号公報 特開2011−065727号公報
書き込み時のゼロ書き込み側のビット線の電圧を負電圧にする方式は、ゼロ書き込み側のビット線に接続された容量素子の効果によってゼロ書き込み側のビット線の電位を0Vから負電圧にシフトするものである。しかしながら、この方式では、既存の書き込み回路に加えてビット線に連なる容量と同程度の容量素子をビット毎に追加する必要があり、周辺回路の面積増加が避けられなかった。また、負電圧を発生して印加するための追加の制御回路をもビット毎に準備する必要があり、これも周辺回路の面積増加の原因となっていた。
本発明の目的は、書き込み回路の面積や設計規模の増加を抑制しつつメモリセルの書き込みマージンを改善しうる半導体記憶装置及びその書き込み方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、メモリセルと、前記メモリセルに接続された一対のビット線と、前記メモリセルに接続され、前記一対のビット線との間に寄生容量を形成するセル電源線と、前記一対のビット線に接続され、前記一対のビット線のうちの一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、前記一方のビット線を電源電圧にクランプし、前記他方のビット線を電源から切り離す第1のスイッチ回路と、前記セル電源線に接続され、前記セル電源線に印加する電圧を切り替える第2のスイッチ回路と、前記一対のビット線のうちの一方に前記ハイレベルである第1の電圧を印加し、他方に前記ローレベルである第2の電圧を印加し、前記第1のスイッチ回路により前記一方のビット線を電源電圧にクランプし、前記他方のビット線を電源から切り離した後、前記第2のスイッチ回路により前記セル電源線の電圧を前記第1の電圧から前記第1の電圧よりも低い第3の電圧に降圧することにより、前記セル電源線に容量結合された前記他方のビット線の電圧を前記第2の電圧よりも低い第4の電圧に下げる書き込み制御回路とを有する半導体記憶装置が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、メモリセルと、前記メモリセルに接続された一対のビット線と、前記メモリセルに接続され、前記一対のビット線との間に寄生容量を形成するセル電源線と、前記一対のビット線に接続され、前記一対のビット線のうちの一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、前記一方のビット線を電源から切り離し、前記他方のビット線を基準電圧にクランプする第1のスイッチ回路と、前記セル電源線に接続され、前記セル電源線に印加する電圧を切り替える第2のスイッチ回路と、前記一対のビット線のうちの一方に前記ハイレベルである第1の電圧を印加し、他方に前記ローレベルである第2の電圧を印加し、前記第1のスイッチ回路により前記他方のビット線を基準電圧にクランプし、前記一方のビット線を電源から切り離した後、前記第2のスイッチ回路により前記セル電源線の電圧を前記第2の電圧から前記第2の電圧よりも高い第3の電圧に昇圧することにより、前記セル電源線に容量結合された前記一方のビット線の電圧を前記第1の電圧よりも高い第4の電圧に上げる書き込み制御回路とを有する半導体記憶装置が提供される。
また、実施形態の更に他の観点によれば、メモリセルと、前記メモリセルに接続された一対のビット線と、前記メモリセルに接続されたセル電源線とを有する半導体記憶装置の書き込み方法であって、前記一対のビット線の一方に第1の電圧を印加し、前記一対のビット線の他方に第2の電圧を印加し、前記一対のビット線の一方をフローティング状態とし、前記他方のビット線の電圧を前記第2の電圧にクランプした後、前記セル電源線の電圧をシフトすることにより、前記セル電源線に容量結合された前記一方のビット線の電圧を第3の電圧にシフトし、前記一方のビット線に印加された前記第の電圧と、前記他方のビット線に印加された前記第の電圧により、前記メモリセルへの書き込みを行う半導体記憶装置の書き込み方法が提供される。
開示の半導体記憶装置及びその書き込み方法によれば、書き込み回路の面積や設計規模の増加を抑制しつつ、メモリセルに接続されたビット線対に印加する書き込み電圧の電圧幅を広げ、書き込みマージンを改善することができる。
図1は、第1実施形態による半導体記憶装置の構造を示す回路図である。 図2は、第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルの構造を示す回路図である。 図3は、第1実施形態による半導体記憶装置の書き込み回路の構造を示す回路図である。 図4は、第1実施形態による半導体記憶装置の書き込み制御回路の構造を示す回路図である。 図5は、第1実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示すタイムチャートである。 図6は、セル電源線とビット線との間の寄生容量とビット線の電圧シフト量との関係を示すグラフである 図7は、第2実施形態による半導体記憶装置の書き込み回路の構造を示す回路図である。 図8は、第2実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示すタイムチャートである。 図9は、参考例による半導体記憶装置の構造を示す回路図である。 図10は、参考例による半導体記憶装置の書き込み補助回路の構造を示す回路図である。 図11は、参考例による半導体記憶装置の信号制御回路の構造を示す回路図である。 図12は、参考例による半導体記憶装置の書き込み方法を示すタイムチャートである。
[第1実施形態]
第1実施形態による半導体記憶装置及びその書き込み方法について図1乃至図6を用いて説明する。
図1は、本実施形態による半導体記憶装置の構造を示す回路図である。図2は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルの構造を示す回路図である。図3は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み回路の構造を示す回路図である。図4は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み制御回路の構造を示す回路図である。図5は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示すタイムチャートである。図6は、セル電源線とビット線との間の寄生容量とビット線の電圧シフト量との関係を示すグラフである。
はじめに、本実施形態による半導体記憶装置の構造について図1乃至図4を用いて説明する。
本実施形態による半導体記憶装置は、図1に示すように、メモリセルMCが行方向及び列方向に配列されたメモリセルアレイ10を有している。メモリセルアレイ10には、行方向に延在する複数のワード線WLと、列方向に延在する複数のビット線BLとが設けられている。ワード線WLは、列方向に隣接して配置された例えばm本のワード線WL〜WLを有している。また、ビット線BLは、行方向に隣接して配置された例えばn組のビット線対BL,/BL〜BL,/BLを有している。各ビット線対BL,/BL〜BL,/BL間には、メモリセルMCに電源を供給するセル電源線VDL〜VDLが、それぞれ設けられている。メモリセルMCは、ワード線WLと、ビット線対BL,/BL及びセル電源線VDLとの各交差部に、それぞれ設けられている。
ワード線WL〜WLの一端部には、行選択回路12が接続されている。各ビット線対BL,/BL〜BL,/BLの一端部には、書き込み回路14〜14が、それぞれ接続されている。書き込み回路14〜14には、書き込み制御回路16が接続されている。
メモリセルMCは、例えば図2に示すようなフルCMOS SRAMセルである。メモリセルMCは、セル電源線VDLに接続されたハイ側電源ノードVHとストレージノードND1との間に接続されたPチャネルMOSトランジスタPQ1と、ストレージノードND1とロー側電源ノードVLとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタNQ1とを有している。また、ハイ側電源ノードVHとストレージノードND2との間に接続されたPチャネルMOSトランジスタPQ2と、ストレージノードND2とロー側電源ノードVLとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタNQ2とを有している。PチャネルMOSトランジスタPQ1のゲート電極及びNチャネルMOSトランジスタNQ1のゲート電極は、ストレージノードND2に接続されている。PチャネルMOSトランジスタPQ2のゲート電極及びNチャネルMOSトランジスタNQ2のゲート電極は、ストレージノードND1に接続されている。ストレージノードND1は、NチャネルMOSトランジスタNQ3を介してビット線BLに接続されている。ストレージノードND2は、NチャネルMOSトランジスタNQ4を介してビット線/BLに接続されている。NチャネルMOSトランジスタNQ3,NQ4のゲート電極は、ワード線WLに接続されている。
NチャネルMOSトランジスタNQ1及びPチャネルMOSトランジスタPQ1、NチャネルMOSトランジスタNQ2及びPチャネルMOSトランジスタPQ2は、それぞれがCMOSインバータを構成する。これらCMOSインバータの入力及び出力が交差接続されてフリップフロップを構成し、ストレージノードND1及びND2には互いに相補なデータが保持される。
書き込み回路14は、図3に示すように、ビット線BLに接続されたPチャネルMOSトランジスタPT1及びNチャネルMOSトランジスタNT1を有している。また、ビット線/BLに接続されたPチャネルMOSトランジスタPT2及びNチャネルMOSトランジスタNT2を有している。また、セル電源線VDLに接続されたNチャネルMOSトランジスタNT3を有している。
PチャネルMOSトランジスタPT1は、ハイ側電源ノードVHとビット線BLとの間に接続されており、ゲート電極がビット線/BLに接続されている。同様に、PチャネルMOSトランジスタPT2は、ハイ側電源ノードVHとビット線/BLとの間に接続されており、ゲート電極がビット線BLに接続されている。これらPチャネルMOSトランジスタPT1,PT2は、一対のビット線BL,/BLの一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、一方を電源電圧にクランプし、他方を電源から切り離すためのスイッチ回路として機能する。
NチャネルMOSトランジスタNT1のゲート電極とNチャネルMOSトランジスタNT2のゲート電極とは、互いに接続され、書き込み制御回路16に接続されている。NチャネルMOSトランジスタNT1のゲート電極及びNチャネルMOSトランジスタNT2のゲート電極には、書き込み制御回路16から出力されるカラム制御信号CSW1が入力される。
ビット線BLには、NチャネルMOSトランジスタNT1を介してデータ線WAが接続されている。また、ビット線/BLには、NチャネルMOSトランジスタNT2を介してデータ線WAXが接続されている。データ線WA,WAXには、メモリセルMCへの書き込みの際、ライトアンプ(図示せず)から相補な書き込み信号が出力される。
セル電源線VDLには、NチャネルMOSトランジスタNT3を介して、書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAが接続されている。NチャネルMOSトランジスタNT3は、書き込みの際にセル電源線VDLに印加する電圧を、電源電圧から電源電圧よりも低い書き込みアシスト用の電圧に切り替えるためのスイッチ回路として機能する。
NチャネルMOSトランジスタNT3のゲート電極は、書き込み制御回路16に接続されている。NチャネルMOSトランジスタNT3のゲート電極には、書き込み制御回路16から出力される書き込み制御信号WEP2が入力される。
なお、図3において、ビット線BLとセル電源線VDLとの間に接続するように描かれたキャパシタC1及びビット線/BLとセル電源線VDLとの間に接続するように描かれたキャパシタC2は、ビット線BL,/BLとセル電源線VDLとの間の寄生容量である。
書き込み制御回路16は、各ビット線対BL,/BLに対してそれぞれ、図4に示す制御信号発生回路を含む。図4に示す制御信号発生回路は、ライトイネーブル信号WEPに基づき書き込み制御信号WEP2を生成する書き込み制御信号生成回路18を有する。また、ライトイネーブル信号WEP、書き込み制御信号WEP2及びカラム選択信号COL_SELに基づきカラム制御信号CSW1を生成するカラム制御信号生成回路20を有する。
書き込み制御信号生成回路18は、偶数個のNOTゲートによりライトイネーブル信号WEPを所定時間、遅延させた書き込み制御信号WEP2を生成する。ライトイネーブル信号WEPに対する書き込み制御信号WEP2の遅延時間は、少なくとも、ビット線BLをハイレベルからローレベルにディスチャージする際に必要な時間とする。
書き込み制御信号生成回路18は、特に限定されるものではないが、例えば図4に示すように、偶数個のNOTゲートを直列に接続した遅延回路22により構成することができる。
カラム制御信号生成回路20は、ライトイネーブル信号WEP及び書き込み制御信号WEP2のいずれか一方がハイレベルであり、且つ、カラム選択信号COL_SELがハイレベルのとき、ハイレベルのカラム制御信号CSW1を出力する回路である。すなわち、ライトイネーブル信号WEPの立ち上がりから書き込み制御信号WEP2の立ち上がりまでの遅延時間の間だけハイレベルとなるカラム制御信号CSW1を生成する。
カラム制御信号生成回路20は、特に限定されるものではないが、例えば図4に示すような回路により構成することができる。この例では、カラム制御信号CSW1は、書き込み制御信号WEP2をNOTゲートNG1により反転した信号とライトイネーブル信号WEPとをANDゲートAG1により論理演算した後、ANDゲートAG1の出力信号とカラム選択信号COL_SELとをANDゲートAG2により論理演算することによって得られる。
なお、本願明細書では、書き込み回路14及び書き込み制御回路16を一括して書き込み回路と呼ぶこともある。
次に、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法について図1乃至図6を用いて説明する。
メモリセルMCが待機状態のとき、ワード線WLはローレベル(基準電圧Vss、例えば、接地電位の0V)に保持されており、セル電源線VDLはハイレベル(電源電圧Vdd)に保持されている。ライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号COL_SELは、ローレベルに保持されている。また、書き込み制御信号生成回路18によって生成される書き込み制御信号WEP2及びカラム制御信号生成回路20によって生成されるカラム制御信号CSW1は、ローレベルに保持されている。
まず、書き込みの初期段階として、書き込み対象のメモリセルMCが接続されたビット線BL及びビット線/BLを電圧Vddにプリチャージする。これにより、ビット線BL及びビット線/BLの電圧がハイ側の電圧Vddに昇圧される(ステップS11)。
次いで、ライトアンプからデータ線WA,WAXに、所定の書き込み電圧を出力する。ここでは、ビット線BLにローレベルの電圧Vssを印加し、ビット線/BLにハイレベルの電圧Vddを印加する場合を想定し、データ線WAに電圧Vssを出力し、データ線WAXに電圧Vddを出力する。なお、ビット線BLにハイレベルの電圧Vddを印加し、ビット線/BLにローレベルの電圧Vssを印加する場合には、データ線WAに電圧Vddを出力し、データ線WAXに電圧Vssを出力する。
次いで、書き込み対象のメモリセルMCが接続されるワード線WLにハイレベル(電圧Vdd)の信号を出力し、書き込み対象のメモリセルMCの選択トランジスタ(NチャネルMOSトランジスタNQ3,NQ4)をオンにする。また、書き込み制御回路16から、書き込み対象のメモリセルMCが接続される書き込み回路14に、ハイレベルのライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号COL_SELを出力する。
書き込み制御信号WEP2はライトイネーブル信号WEPが所定時間遅延した信号であり、ライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号COL_SELが立ち上がった直後はローレベルのままである。
これにより、カラム制御信号生成回路20から出力されるカラム制御信号CSW1は、ハイレベルとなる。カラム制御信号CSW1は、書き込み制御信号WEP2が立ち上がるまでの遅延時間の間、ハイレベルを保持する。
カラム制御信号CSW1がハイレベルになると、NチャネルMOSトランジスタNT1がオンになり、ビット線BLとデータ線WAとが接続される。これにより、ビット線BLがハイレベルからローレベルにディスチャージされる。また、NチャネルMOSトランジスタNT2がオンになり、ビット線/BLとデータ線WAXとが接続される。ビット線/BLは、ハイレベルのまま保持される。
書き込み制御信号WEP2のライトイネーブル信号WEPに対する遅延時間は、ビット線BLがハイレベルからローレベルにディスチャージされるために十分な時間とされている。これにより、カラム制御信号CSW1がハイレベルを維持している間に、ビット線BLをハイレベルからローレベルまで十分にディスチャージすることができる。
また、ライトイネーブル信号WEPに応じて、書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAの電圧を、ハイレベル(電圧Vdd)から例えば0.4V程度、降圧する(ステップS12)。書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAの電圧を降圧するのは、後工程でメモリセルMCに書き込みを行う際にセル電源線VDLの電圧を降下するためである。書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAの電圧を降圧する際の電圧幅は、メモリセルMCの保持特性及び書き込み特性を考慮して適宜設定することが望ましい。
ビット線BLがハイレベルから十分にローレベルに下がった時間を経過した後、書き込み制御信号WEP2が立ち上がり、ハイレベルとなる。この信号により、カラム制御信号CSW1がハイレベルからローレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタNT1,NT2がオフとなり、ビット線BL,/BLがデータ線WA,WAXから切り離される。
このときビット線BLはローレベルであり、PチャネルMOSトランジスタPT2のゲート電極にはこのローレベルの電圧が印加され、PチャネルMOSトランジスタPT2はオンになっている。これにより、ビット線/BLの電圧はハイレベルの電圧Vddにクランプされる。
これに対し、ビット線/BLはハイレベルであり、PチャネルMOSトランジスタPT1のゲート電極にはこのハイレベルの電圧が印加され、PチャネルMOSトランジスタPT1はオフになっている。これにより、ビット線BLはフローティング状態となる。
また、書き込み制御信号WEP2が立ち上がりハイレベルとなることにより、NチャネルMOSトランジスタNT3がオンになる。これにより、セル電源線VDLと書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAとが接続され、セル電源線VDLには書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAの電圧が印加される。すなわち、セル電源線VDLの電圧は、電圧Vddから0.4V程度降圧された電圧となる(図5中、VDD_cellを参照)。
このとき、セル電源線VDLとビット線BLとは寄生容量C1によって容量結合されているため、セル電源線VDLの電圧が下がることによってフローティング状態のビット線BLの電圧が引き下げられる。これにより、ビット線BLの電圧がマイナスの電位にシフトする。
これにより、ビット線BLとビット線/BLとの間の電位幅が電圧Vddと電圧Vssとの差分よりも大きくなり、すなわち、メモリセルMCへの書き込み電圧が相対的に大きくなる。そして、セル電源線VDLの電圧を降圧したことと相俟って、メモリセルMCへの書き込み特性を向上することができる(ステップS13)。
この後、ワード線WLをローレベルに戻してNチャネルMOSトランジスタNQ3,NQ4をオフにし、メモリセルMCへの書き込みを完了する。また、セル電源線VDL及び書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAをハイレベルの電圧Vddに戻すとともに、ビット線BL,/BLをプリチャージし、次のメモリセルMCの書き込みに備える(ステップS14)。
このような書き込みを、行アドレス及び列アドレスを変えて繰り返し行い、メモリセルアレイ10への書き込みを完了する。
図6は、セル電源線VDLとビット線BLとの間の寄生容量C1と、ビット線BLの電圧シフト量との関係をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。図中、◆印のプロットは、25℃の条件でセル電源線VDLの電圧を1.2Vから0Vに下げた場合の計算例である。■印のプロットは、125℃の条件でセル電源線VDLの電圧を1.4Vから0Vに下げた場合の計算例である。▲印のプロットは、−40℃の条件でセル電源線VDLの電圧を1.0Vから0Vに下げた場合の計算例である。本シミュレーションでは、ビット線BLに128個のメモリセルが接続された場合を想定した。
図6に示すように、何れの条件の場合にも、セル電源線VDLの電圧を下げることによってビット線BLの電圧をマイナス側にシフトできることを確認できた。ビット線BLの電圧シフト量は、セル電源線VDLとビット線BLとの間の寄生容量Cの値にもよるが、最大でセル電源線VDLの電圧降下量に対して半分程度であった。
ビット線BLの電圧シフト量は、セル電源線VDLとビット線BLとの間の寄生容量Cを大きくするほどに、大きくすることができる。その一方、セル電源線VDLとビット線BLとの間の寄生容量Cが大きくなると、動作速度が低下する。寄生容量Cの値は、要求される書き込みアシスト効果と動作速度との兼ね合いから、適宜設定することが望ましい。
本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法では、ビット線BLの電位をVssからマイナスの電圧にシフトする際に、セル電源線VDLとビット線BLとの間の寄生容量C1,C2を用いる。この寄生容量C1,C2は、セル電源線VDLとビット線BL,/BLとを平行に配置する一般的なセルレイアウトでは不可避的に形成されるものであり、容量を形成するための面積的なペナルティは発生しない。この点で、本実施形態による半導体記憶装置は、ビット線BLの電位をVssからマイナスの電圧にシフトするために用いる容量をビット毎にメモリセルの外に配置する場合と比較して、周辺回路面積を縮小することができ、集積化の面で有利である。
また、ビット線BLとビット線/BLとの間に設けられたPチャネルMOSトランジスタPT1,PT2を用いたスイッチ回路により、組となるビット線BL,/BLの一方のみを切断することができる。この回路を用いることにより、制御回路を減らして周辺回路面積を縮小することができ、集積化の面で更に有利である(後述する参考例を参照)。
また、後述する参考例に示すように、メモリセルの外に配置した一種類の容量素子で様々な構成・規模のSRAMを制御する場合、ビット線に連なるメモリセル数に関わらず固定の容量値となるため、SRAM構成の違いによるアシスト特性に依存性が生じる。一般的には、安全側の設計となり、構成が大きなSRAMにおいては補助効果が小さくなる。また逆に、SRAM構成に応じて容量素子を配置する場合、設計する規模が非常に大きくなり、設計コストが増大する。
この点、本実施形態による半導体記憶装置では、Row数(駆動するセル数)に比例した容量が付加されるため、SRAM構成(規模)に関わらず一定の高い書き込みアシスト効果を得ることができる。
このように、本実施形態によれば、ビット線とセル電源線との間の寄生容量を利用してロー側のデータ線の電圧を降圧して書き込みを行うので、メモリセルへの書き込み動作を助長し、書き込みマージンを改善することができる。また、負電圧を生成するために用いる容量はビット線とセル電源線との間の寄生容量であるため、制御回路の大部分を既存の書き込み回路で流用することができ、回路面積の増加を大幅に抑えることができる。また、Row数に比例した容量が付加されるため、SRAM構成に関わらず、一定の高い書き込みアシスト効果を得ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による半導体記憶装置及びその書き込み方法について図7及び図8を用いて説明する。図1乃至図6に示す第1実施形態による半導体記憶装置及びその書き込み方法と同一の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図7は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み回路の構造を示す回路図である。図8は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示すタイムチャートである。
はじめに、本実施形態による半導体記憶装置の構造について図7を用いて説明する。
本実施形態による半導体記憶装置は、書き込み回路14の回路構成が異なる点、セル電源線VDLの代わりにセル電源線VSLを用いる点が異なるほかは、図1乃至図4に示す第1実施形態による半導体記憶装置と同様である。セル電源線VSLは、図2のメモリセルにおいて、ロー側電源ノードVLに接続されるセル電源線である。
書き込み回路14は、図7に示すように、ビット線BLに接続されたNチャネルMOSトランジスタNT1及びNチャネルMOSトランジスタNT4を有している。また、ビット線/BLに接続されたNチャネルMOSトランジスタNT2及びNチャネルMOSトランジスタNT5を有している。また、セル電源線VSLに接続されたNチャネルMOSトランジスタNT3を有している。
NチャネルMOSトランジスタNT4は、ビット線BLとロー側電源ノードVLとの間に接続されており、ゲート電極がビット線/BLに接続されている。同様に、NチャネルMOSトランジスタNT5は、ビット線/BLとロー側電源ノードVHとの間に接続されており、ゲート電極がビット線BLに接続されている。これらNチャネルMOSトランジスタNT4,NT5は、一対のビット線BL,/BLの一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、一方を基準電圧にクランプし、他方を電源から切り離すためのスイッチ回路として機能する。
NチャネルMOSトランジスタNT1のゲート電極とNチャネルMOSトランジスタNT2のゲート電極とは、互いに接続され、書き込み制御回路16に接続されている。NチャネルMOSトランジスタNT1のゲート電極及びNチャネルMOSトランジスタNT2のゲート電極には、書き込み制御回路16から出力されるカラム制御信号CSW1が入力される。
ビット線BLには、NチャネルMOSトランジスタNT1を介してデータ線WAが接続されている。また、ビット線/BLには、NチャネルMOSトランジスタNT2を介してデータ線WAXが接続されている。データ線WA,WAXには、メモリセルMCへの書き込みの際、ライトアンプ(図示せず)から相補な書き込み信号が出力される。
セル電源線VSLには、NチャネルMOSトランジスタNT3を介して、書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAが接続されている。NチャネルMOSトランジスタNT3は、書き込みの際にセル電源線VSLに印加する電圧を、基準電圧から基準電圧よりも高い書き込みアシスト用の電圧に切り替えるためのスイッチ回路として機能する。
NチャネルMOSトランジスタNT3のゲート電極は、書き込み制御回路16に接続されている。NチャネルMOSトランジスタNT3のゲート電極には、書き込み制御回路16から出力される書き込み制御信号WEP2が入力される。
ビット線BLとセル電源線VSLとの間には、寄生容量C3が形成されている。また、ビット線/BLとセル電源線VSLとの間には、寄生容量C4が形成されている。
このように、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み回路14は、第1実施形態による半導体記憶装置の書き込み回路14のPチャネルMOSトランジスタPT1,PT2の代わりに、NチャネルMOSトランジスタNT4,NT5を有している。また、ビット線BLとセル電源線VDLとの間の寄生容量C1,C2の代わりに、ビット線BLとセル電源線VSLとの間に寄生容量C3,C4が形成されている。
次に、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法について図7及び図8を用いて説明する。
メモリセルMCが待機状態のとき、ワード線WLはローレベルに保持されており、セル電源線VDL(図示せず)はハイレベルに保持されており、セル電源線VSLはローレベルに保持されている。ライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号COL_SELは、ローレベルに保持されている。また、書き込み制御信号生成回路18によって生成される書き込み制御信号WEP2及びカラム制御信号生成回路20によって生成されるカラム制御信号CSW1は、ローレベルに保持されている。
まず、書き込みの初期段階として、書き込み対象のメモリセルMCが接続されたビット線BL及びビット線/BLを電圧Vddにプリチャージする。これにより、ビット線BL及びビット線/BLの電圧がハイ側の電圧Vddに昇圧される(ステップS21)。
次いで、ライトアンプからデータ線WA,WAXに、所定の書き込み電圧を出力する。ここでは、ビット線BLにローレベルの電圧Vssを印加し、ビット線/BLにハイレベルの電圧Vddを印加する場合を想定し、データ線WAに電圧Vssを出力し、データ線WAXに電圧Vddを出力する。
次いで、書き込み対象のメモリセルMCが接続されるワード線WLにハイレベルの信号を出力し、書き込み対象のメモリセルMCの選択トランジスタ(NチャネルMOSトランジスタNQ3,NQ4)をオンにする。また、書き込み制御回路16から、書き込み対象のメモリセルMCが接続される書き込み回路14に、ハイレベルのライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号COL_SELを出力する。
書き込み制御信号WEP2はライトイネーブル信号WEPが所定時間遅延した信号であり、ライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号COL_SELが立ち上がった直後はローレベルのままである。
これにより、カラム制御信号生成回路20から出力されるカラム制御信号CSW1は、ハイレベルとなる。カラム制御信号CSW1は、書き込み制御信号WEP2が立ち上がるまでの遅延時間の間、ハイレベルを保持する。
カラム制御信号CSW1がハイレベルになると、NチャネルMOSトランジスタNT1がオンになり、ビット線BLとデータ線WAとが接続される。これにより、ビット線BLがハイレベルからローレベルにディスチャージされる。また、NチャネルMOSトランジスタNT2がオンになり、ビット線/BLとデータ線WAXとが接続される。ビット線/BLは、ハイレベルのまま保持される。
また、ライトイネーブル信号WEPに応じて、書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAの電圧を、ローレベル(電圧Vss)から例えば0.4V程度、昇圧する(ステップS22)。
ビット線BLがハイレベルから十分にローレベルに下がった時間を経過した後、書き込み制御信号WEP2が立ち上がり、ハイレベルとなる。この信号により、カラム制御信号CSW1がハイレベルからローレベルとなり、NチャネルMOSトランジスタNT1,NT2がオフとなり、ビット線BL,/BLがデータ線WA,WAXから切り離される。
このときビット線/BLはハイレベルであり、NチャネルMOSトランジスタNT4のゲート電極にはこのハイレベルの電圧が印加され、NチャネルMOSトランジスタNT4はオンになっている。これにより、ビット線BLの電圧はローレベルの電圧Vssにクランプされる。
これに対し、ビット線BLはローレベルであり、NチャネルMOSトランジスタNT5のゲート電極にはこのローレベルの電圧が印加され、NチャネルMOSトランジスタNT5はオフになっている。これにより、ビット線/BLはフローティング状態となる。
また、書き込み制御信号WEP2が立ち上がりハイレベルとなることにより、NチャネルMOSトランジスタNT3がオンになる。これにより、セル電源線VSLと書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAとが接続され、セル電源線VSLには書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAの電圧が印加される。すなわち、セル電源線VSLの電圧は、電圧Vssから0.4V程度昇圧された電圧となる(図8中、VDD_cellを参照)。
このとき、セル電源線VSLとビット線/BLとは寄生容量C4によって容量結合されているため、セル電源線VSLの電圧が上がることによってフローティング状態のビット線/BLの電圧が引き上げられる。これにより、ビット線BLの電圧がより高い電位にシフトする。
これにより、ビット線BLとビット線/BLとの間の電位幅が電圧Vddと電圧Vssとの差分よりも大きくなり、すなわち、メモリセルMCへの書き込み電圧が相対的に大きくなる。そして、セル電源線VSLの電圧を昇圧したことと相俟って、メモリセルMCへの書き込み特性を向上することができる(ステップS23)。
この後、ワード線WLをローレベルに戻してNチャネルMOSトランジスタNQ3,NQ4をオフにし、メモリセルMCへの書き込みを完了する。また、セル電源線VSL及び書き込みアシスト用セル電源線VDD_WAをローレベルの電圧Vssに戻すとともに、ビット線BL,/BLをプリチャージし、次のメモリセルMCの書き込みに備える(ステップS24)。
このような書き込みを、行アドレス及び列アドレスを変えて繰り返し行い、メモリセルアレイ10への書き込みを完了する。
このように、本実施形態によれば、ビット線とセル電源線との間の寄生容量を利用してハイ側のデータ線の電圧を昇圧して書き込みを行うので、メモリセルへの書き込み動作を助長し、書き込みマージンを改善することができる。また、電圧を昇圧するために用いる容量はビット線とセル電源線との間の寄生容量であるため、制御回路の大部分を既存の書き込み回路で流用することができ、回路面積の増加を大幅に抑えることができる。また、Row数(駆動するセル数)に比例した容量が付加されるため、SRAM構成(規模)に関わらず、一定の高い書き込みアシスト効果を得ることができる。
[参考例]
参考例による半導体記憶装置及びその書き込み方法について図9乃至図12を用いて説明する。図1乃至図8に示す第1及び第2実施形態による半導体記憶装置及びその書き込み方法と同一の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図9は、本参考例による半導体記憶装置の構造を示す回路図である。図10は、本参考例による半導体記憶装置の書き込み補助回路の構造を示す回路図である。図11は、本参考例による半導体記憶装置の信号制御回路の構造を示す回路図である。図12は、本参考例による半導体記憶装置の書き込み方法を示すタイムチャートである。
はじめに、本参考例による半導体記憶装置の構造について図9乃至図12を用いて説明する。
本参考例による半導体記憶装置は、図9に示すように、ビット線BLに接続されたNチャネルMOSトランジスタNT1と、ビット線/BLに接続されたNチャネルMOSトランジスタNT2とを有している。ビット線BLには、NチャネルMOSトランジスタNT1を介してデータ線WDが接続されている。また、ビット線/BLには、NチャネルMOSトランジスタNT2を介してデータ線WDXが接続されている。
データ線WD,WDXには、図10に示す書き込み補助回路が接続されている。すなわち、データ線WD,WDXには、NチャネルMOSトランジスタNT3を介して、NチャネルMOSトランジスタNT4とPチャネルMOSトランジスタPT1とが並列に接続されてなるスイッチ回路30と、容量素子C_WAとが接続されている。スイッチ回路30の他端部には、NOTゲートNG1を介して電圧Vddが入力される。また、容量素子C_WAの他端部には、NOTゲートNG2を介して信号Cinが入力される。
NチャネルMOSトランジスタNT4のゲート電極には、信号Cbl_swが入力される。また、PチャネルMOSトランジスタPT1のゲート電極には、信号Cbl_sw_xが入力される。信号Cin,信号Cbl_sw,信号Cbl_sw_xは、例えば図11に示す回路により生成される。これら信号とライトイネーブル信号WEPとの関係は、図12に示すようになる。
次に、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法について図9乃至図12を用いて説明する。
メモリセルMCが待機状態のとき、ワード線WLはローレベルに保持されており、セル電源線PVLはハイレベルに保持されている。ライトイネーブル信号WEP及びカラム選択信号CSW1,CSW1は、ローレベルに保持されている。また、信号WEP2,信号Cbl_sw,信号Cbl_sw_x,信号Cinは、図11の回路により、それぞれ、ローレベル、ハイレベル、ローレベル、ローレベルに保持されている。
まず、書き込みの初期段階として、書き込み対象のメモリセルMCが接続されたビット線BL及びビット線/BLを電圧Vddにプリチャージする。これにより、ビット線BL及びビット線/BLの電圧がハイ側の電圧Vddに昇圧される(ステップS31)。
次いで、ゼロが書き込まれる側のデータ線WD,WDX及びビット線BL,/BLをハイレベルからローレベルにディスチャージする。ここでは、データ線WD及びビット線BL側をローレベルにディスチャージする場合を想定する。NチャネルMOSトランジスタNT3のゲート電極に接続される信号WANチャネルMOSトランジスタNT1のゲート電極に接続されるカラム選択信号CSW1及びNチャネルMOSトランジスタNT3のゲート電極に接続される信号WAをハイレベルにする。これにより、ビット線BL及びデータ線WDがローレベルであるノードV_n_blに接続されてディスチャージされる。このとき、容量素子C_WAのノードV_n_bl側はローレベルであり、容量素子C_WAのNOTゲートNG2側はハイレベルであり、容量素子C_WAには電圧Vddが印加されている(ステップS32)。
次いで、図11の回路により、ライトイネーブル信号WEPから遅れて信号WEP2が立ち上がる。また、信号Cbl_swがハイレベルからローレベルに反転し、信号Cbl_sw_xがローレベルからハイレベルに反転する。これにより、スイッチ回路30がオフとなり、ノードV_n_blがフローティング状態となる。
次いで、図11の回路により、信号Cinがローレベルからハイレベルに反転する。これにより、容量素子C_WAのNOTゲートNG2側がローレベルに引き下げられ、容量素子C_WAの効果によってノードV_n_blは負の電圧となる。
これにより、ビット線BLとビット線/BLとの間に、電源電圧Vddを上回る電圧幅の書き込み電圧を印加することができ、メモリセルMCへの書き込み特性を向上することができる(ステップS33)。
この後、ワード線WLをローレベルに戻してNチャネルMOSトランジスタNQ3,NQ4をオフにし、メモリセルMCへの書き込みを完了する(ステップS44)。
このような書き込みを、行アドレス及び列アドレスを変えて繰り返し行い、メモリセルアレイ10への書き込みを完了する。
本参考例による半導体記憶装置の書き込み方法では、書き込み時に用いる負の電圧を発生させるために、既存の書き込み回路に加えて、ビット線に連なる容量と同程度の容量を有する容量素子C_WAをビット毎に設ける必要があり、大きな面積増加になる。また、負の電圧を発生させ、印加する制御用の追加回路をビット毎に準備する必要があり、これも大きな面積増加になる。
また、特性制御の点においては、一つの種類の容量素子で様々な構成・規模のSRAMを制御する場合、ビット線に連なるセル数に関わらず固定の容量となるため、SRAM構成の違いによるアシスト特性に依存性が生じる。一般的には、安全側の設計となり、構成が大きなSRAMにおいては補助効果が小さくなる。また逆に、SRAM構成に応じて容量素子を配置する場合、設計する規模が非常に大きくなり、設計コストが増大する。
[変形実施形態]
以上、半導体記憶装置及びその書き込み方法の実施形態を説明してきたが、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、追加、置換等が可能である。
10…メモリセルアレイ
12…行選択回路
14…書き込み回路
16…書き込み制御回路
18…書き込み信号生成回路
20…カラム制御信号生成回路
22…遅延回路
30…スイッチ回路

Claims (9)

  1. メモリセルと、
    前記メモリセルに接続された一対のビット線と、
    前記メモリセルに接続され、前記一対のビット線との間に寄生容量を形成するセル電源線と、
    前記一対のビット線に接続され、前記一対のビット線のうちの一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、前記一方のビット線を電源電圧にクランプし、前記他方のビット線を電源から切り離す第1のスイッチ回路と、
    前記セル電源線に接続され、前記セル電源線に印加する電圧を切り替える第2のスイッチ回路と、
    前記一対のビット線のうちの一方に前記ハイレベルである第1の電圧を印加し、他方に前記ローレベルである第2の電圧を印加し、前記第1のスイッチ回路により前記一方のビット線を電源電圧にクランプし、前記他方のビット線を電源から切り離した後、前記第2のスイッチ回路により前記セル電源線の電圧を前記第1の電圧から前記第1の電圧よりも低い第3の電圧に降圧することにより、前記セル電源線に容量結合された前記他方のビット線の電圧を前記第2の電圧よりも低い第4の電圧に下げる書き込み制御回路と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のスイッチ回路は、前記一方のビット線と電源電圧線との間に接続され、ゲート電極が前記他方のビット線に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタと、前記他方のビット線と前記電源電圧線との間に接続され、ゲート電極が前記一方のビット線に接続された第2のPチャネルMOSトランジスタとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. メモリセルと、
    前記メモリセルに接続された一対のビット線と、
    前記メモリセルに接続され、前記一対のビット線との間に寄生容量を形成するセル電源線と、
    前記一対のビット線に接続され、前記一対のビット線のうちの一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、前記一方のビット線を電源から切り離し、前記他方のビット線を基準電圧にクランプする第1のスイッチ回路と、
    前記セル電源線に接続され、前記セル電源線に印加する電圧を切り替える第2のスイッチ回路と、
    前記一対のビット線のうちの一方に前記ハイレベルである第1の電圧を印加し、他方に前記ローレベルである第2の電圧を印加し、前記第1のスイッチ回路により前記他方のビット線を基準電圧にクランプし、前記一方のビット線を電源から切り離した後、前記第2のスイッチ回路により前記セル電源線の電圧を前記第2の電圧から前記第2の電圧よりも高い第3の電圧に昇圧することにより、前記セル電源線に容量結合された前記一方のビット線の電圧を前記第1の電圧よりも高い第4の電圧に上げる書き込み制御回路と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項3記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のスイッチ回路は、前記一方のビット線と基準電圧線との間に接続され、ゲート電極が前記他方のビット線に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタと、前記他方のビット線と前記基準電圧線との間に接続され、ゲート電極が前記一方のビット線に接続された第2のNチャネルMOSトランジスタとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    複数の前記一対のビット線と、複数の前記一対のビット線のそれぞれに接続された複数の前記メモリセルを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. メモリセルと、前記メモリセルに接続された一対のビット線と、前記メモリセルに接続されたセル電源線とを有する半導体記憶装置の書き込み方法であって、
    前記一対のビット線の一方に第1の電圧を印加し、前記一対のビット線の他方に第2の電圧を印加し、
    前記一対のビット線の一方をフローティング状態とし、前記他方のビット線の電圧を前記第2の電圧にクランプした後、前記セル電源線の電圧をシフトすることにより、前記セル電源線に容量結合された前記一方のビット線の電圧を第3の電圧にシフトし、
    前記一方のビット線に印加された前記第の電圧と、前記他方のビット線に印加された前記第の電圧により、前記メモリセルへの書き込みを行う
    ことを特徴とする半導体記憶装置の書き込み方法。
  7. 請求項6記載の半導体記憶装置の書き込み方法において、
    前記第1の電圧と前記第3の電圧との差分が前記第1の電圧と前記第2の電圧との差分よりも大きくなるように、前記セル電源線の電圧をシフトする
    ことを特徴とする半導体記憶装置の書き込み方法。
  8. 請求項6又は7記載の半導体記憶装置の書き込み方法において、
    前記一対のビット線に電圧を印加する工程では、前記一方のビット線にローレベルの前記第1の電圧を印加し、前記他方のビット線にハイレベルである前記第2の電圧を印加し、
    前記一方のビット線の電圧を前記第3の電圧にシフトする工程では、前記セル電源線の電圧を前記第2の電圧から前記第2の電圧よりも低い第4の電圧に降圧することにより、前記一方のビット線の電圧を前記第1の電圧よりも低い前記第3の電圧にシフトする
    ことを特徴とする半導体記憶装置の書き込み方法。
  9. 請求項6又は7記載の半導体記憶装置の書き込み方法において、
    前記一対のビット線に電圧を印加する工程では、前記一方のビット線にハイレベルの前記第1の電圧を印加し、前記他方のビット線にローレベルである前記第2の電圧を印加し、
    前記一方のビット線の電圧を前記第3の電圧にシフトする工程では、前記セル電源線の電圧を前記第の電圧から前記第の電圧よりも高い第4の電圧に昇圧することにより、前記一方のビット線の電圧を前記第1の電圧よりも高い前記第3の電圧にシフトする
    ことを特徴とする半導体記憶装置の書き込み方法。
JP2012002236A 2012-01-10 2012-01-10 半導体記憶装置及びその書き込み方法 Expired - Fee Related JP5867091B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002236A JP5867091B2 (ja) 2012-01-10 2012-01-10 半導体記憶装置及びその書き込み方法
US13/691,006 US8773918B2 (en) 2012-01-10 2012-11-30 Semiconductor memory device and method of writing into semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002236A JP5867091B2 (ja) 2012-01-10 2012-01-10 半導体記憶装置及びその書き込み方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013143161A JP2013143161A (ja) 2013-07-22
JP5867091B2 true JP5867091B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=48743835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012002236A Expired - Fee Related JP5867091B2 (ja) 2012-01-10 2012-01-10 半導体記憶装置及びその書き込み方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8773918B2 (ja)
JP (1) JP5867091B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025848A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法
JP5870843B2 (ja) * 2012-05-23 2016-03-01 株式会社ソシオネクスト 半導体記憶装置
US9484110B2 (en) * 2013-07-29 2016-11-01 Qualcomm Incorporated Mask-programmed read only memory with enhanced security
JP6308831B2 (ja) 2014-03-25 2018-04-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置
KR101615742B1 (ko) 2014-03-27 2016-04-26 고려대학교 산학협력단 정적 랜덤 액세스 메모리 및 그 구동 방법
KR102232922B1 (ko) 2014-08-11 2021-03-29 삼성전자주식회사 쓰기 보조 회로를 포함하는 스태틱 랜덤 액세스 메모리 장치
US9449680B2 (en) * 2015-01-06 2016-09-20 Mediatek Inc. Write assist circuit and memory cell
US9548104B1 (en) 2015-06-30 2017-01-17 International Business Machines Corporation Boost control to improve SRAM write operation
US10522214B2 (en) * 2016-06-09 2019-12-31 Synopsys, Inc. Robust negative bit-line and reliability aware write assist
US10163524B2 (en) 2016-06-22 2018-12-25 Darryl G. Walker Testing a semiconductor device including a voltage detection circuit and temperature detection circuit that can be used to generate read assist and/or write assist in an SRAM circuit portion and method therefor
US10014049B2 (en) 2016-06-22 2018-07-03 Darryl G. Walker Semiconductor devices, circuits and methods for read and/or write assist of an SRAM circuit portion based on voltage detection and/or temperature detection circuits
KR20180027234A (ko) * 2016-09-06 2018-03-14 에스케이하이닉스 주식회사 반도체장치
KR20180065073A (ko) 2016-12-06 2018-06-18 삼성전자주식회사 균일한 쓰기 특성을 갖는 에스램 장치
US10332570B1 (en) * 2017-12-12 2019-06-25 Advanced Micro Devices, Inc. Capacitive lines and multi-voltage negative bitline write assist driver
JP7234172B2 (ja) 2020-03-05 2023-03-07 株式会社東芝 半導体記憶装置
US11488658B2 (en) 2020-04-29 2022-11-01 Qualcomm Incorporated Write assist scheme with bitline
US11955171B2 (en) 2021-09-15 2024-04-09 Mavagail Technology, LLC Integrated circuit device including an SRAM portion having end power select circuits

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4553185B2 (ja) * 2004-09-15 2010-09-29 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
TWI286764B (en) * 2005-01-20 2007-09-11 Himax Tech Ltd Memory architecture of display device and memory writing method for the same
JP4912016B2 (ja) 2005-05-23 2012-04-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置
JP4917767B2 (ja) * 2005-07-01 2012-04-18 パナソニック株式会社 半導体記憶装置
US7379347B1 (en) * 2006-11-30 2008-05-27 Arm Limited Memory device and method for performing write operations in such a memory device
US7952911B2 (en) * 2008-04-29 2011-05-31 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. SRAM cell array structure
JP5256512B2 (ja) 2008-06-06 2013-08-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置
JP2010287287A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Renesas Electronics Corp 半導体装置
JP4960419B2 (ja) 2009-09-18 2012-06-27 株式会社東芝 半導体記憶装置及び半導体装置
KR20120093531A (ko) * 2011-02-15 2012-08-23 삼성전자주식회사 음 전압 생성기 및 반도체 메모리 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US8773918B2 (en) 2014-07-08
JP2013143161A (ja) 2013-07-22
US20130176796A1 (en) 2013-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5867091B2 (ja) 半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP6308831B2 (ja) 半導体記憶装置
TWI628655B (zh) 半導體裝置
US20120063211A1 (en) Method for improving writability of sram memory
JP2002298586A (ja) 半導体記憶装置のデータ書き込み方法及び半導体記憶装置
JP2007317316A (ja) 半導体記憶装置
US9171595B2 (en) Semiconductor device including negative bias voltage generation circuit
JP6230224B2 (ja) 半導体メモリ装置
JP2006323950A (ja) 半導体記憶装置
JP2009064512A (ja) 半導体記憶装置
TWI620458B (zh) 半導體記憶裝置及其驅動方法
US8300451B2 (en) Two word line SRAM cell with strong-side word line boost for write provided by weak-side word line
JP2014078305A (ja) 半導体記憶装置
US8971095B2 (en) Memory architecture
KR101791728B1 (ko) 메모리 아키텍처
US8223581B2 (en) Semiconductor storage device
US7489581B2 (en) Semiconductor memory
US8400850B2 (en) Semiconductor storage device and its cell activation method
JP4186169B2 (ja) 強誘電体記憶装置および電子機器
JP2010287287A (ja) 半導体装置
JP5867092B2 (ja) 半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP2013246862A (ja) 半導体記憶装置
US8339839B2 (en) SRAM cell for single sided write
TW202119416A (zh) 記憶體寫入裝置及方法
US20130242676A1 (en) Fast-switching word line driver

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141001

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5867091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees