JP3586856B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置におけるデータ読出し方式に適用して有効な技術に関し、例えばスタティックRAM(ランダム・アクセス・メモリ)のワード線選択系回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
スタティックRAMのような半導体記憶装置においては、入力されたアドレス信号に対応したワード線を所定期間選択レベルに駆動して、このワード線に接続されたメモリセルからビット線に読み出された微小電位をセンスアンプで増幅して出力するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
半導体集積回路化されたスタティックRAMは、プロセスばらつきや周囲温度の変化等により素子特性が異なったり変動したりしてワード線が立ち上がってからセンスアンプにより読出しデータ信号が出力されるまでの時間(以下、読出し所要時間と称する)が異なっている。
【0004】
そこで、従来のスタティックRAMにおいては、プロセスばらつきや周囲温度の変化等により読出し所要時間が異なっても確実に正しいデータが読み出せるようにするため、予め充分なマージンを持たせたワード線駆動パルスを形成してワード線に印加したり、ビット線BL,/BLをプリチャージさせるプリチャージ用MOSFETの制御信号のパルス幅もマージンを持たせた固定された値にしていた。そのため、メモリセルの選択時間が必要以上に長くなることがあり、メモリアレイの消費電力が大きいとともに、実力以上に読出しサイクル時間が長くなるRAMが生じるという問題点があることが明らかとなった。
【0005】
この発明の目的は、メモリアレイの消費電力の少ない半導体記憶装置を提供することにある。
【0006】
この発明の他の目的は、実力に応じてデータの読出しサイクル時間が決定される半導体記憶装置を提供することにある。
【0007】
この発明のさらに他の目的は、読出しサイクル時間に応じたランク分けを行なうことが可能な半導体記憶装置を提供することにある。
【0008】
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0010】
すなわち、メモリアレイ内のワード線が選択駆動される際に同時に選択駆動され所定の読出し信号を出力するダミーメモリセルを設け、該ダミーメモリセルの読出し信号をワード系のドライバ回路もしくはデコーダ回路に供給して読出し信号の変化によってワード線の駆動信号を非選択レベルに立ち下げるようにしたものである。
【0011】
より具体的は、互いに交差する方向に配設された複数のワード線および複数のビット線を有し上記ワード線とビット線の交差部に対応してそれぞれメモリセルが配置され同一行のメモリセルの選択端子は対応するワード線に接続され同一列のメモリセルの入出力端子は対応するビット線に接続されたメモリアレイと、ロウ系アドレス信号をデコードして上記ワード線の選択信号を形成するデコーダ回路と、該デコーダ回路によりデコードされた信号に基づいていずれかのワード線を所定のレベルに選択駆動するドライバ回路とを備えた半導体記憶装置において、上記メモリアレイ内のワード線が選択駆動される際に同時に選択駆動され所定の読出し信号を出力するダミーメモリセルを設け、該ダミーメモリセルの読出し信号を上記ドライバ回路もしくはデコーダ回路に供給して上記読出し信号の変化によってワード線の駆動信号を非選択レベルに変化させるように構成する。
【0012】
上記した手段によれば、プロセスばらつきや周囲温度の変化等により素子特性が異なったり変動したりしてもダミーメモリセルの読出し信号の変化によってワード線の駆動信号を非選択レベルに変化さるため、ワード線が選択レベルにされる期間が短くなって、選択メモリセルに電流が流れる時間が短くなり、メモリアレイの消費電力が低減される。
【0013】
また、上記ビット線をデータ読出し開始前に所定の電位に充電するプリチャージ手段が設けられている場合に、上記ダミーメモリセルからの読出し信号に基づいて上記ビット線の信号を増幅するセンスアンプ回路の活性化タイミングを決定するとともに、上記プリチャージ手段の制御信号を上記ダミーメモリセルからの読出し信号に基づいて有効レベルに変化させる(立ち上げる)ようにする。これによって、選択メモリセルからデータが読み出された直後にセンスアンプを活性化させるとともに次のデータ読出しのためのビット線のプリチャージを開始させることができ、読出しサイクルを短縮することができる。その結果、実力に応じて読出しサイクル時間を決定してそのサイクル時間に合わせたアクセスを行なうことができ、これによって、この発明を適用したメモリを使用したシステムのスループットが向上する。
【0014】
さらに、上記ダミーメモリセルは、各ビット線に接続されている正規のメモリセルの数と同一の数だけ設けるとともに、これら複数のダミーメモリセルのデータ入出力端子は共通のダミービット線に接続されるように構成し、データ読出し時に上記複数のダミーメモリセルのうち一つのみが選択ワード線の駆動と同時に選択駆動され、残りのダミーセルは選択駆動されないようにするとよい。これによって、正規のメモリセルに寄生する容量と同一の寄生容量を有するダミーメモリセルを実現しより正確なワード線の立ち下げタイミングを得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用したCMOSスタティックRAMの一実施例を示す回路構成図である。
【0016】
図1において、10は複数のメモリセルMCがマトリックス状に配置されたメモリアレイ、11は入力されたロウアドレス信号Axをデコードして上記メモリアレイ10内の対応するワード線WLの選択信号を形成するロウアドレスデコーダ、12はデコーダにより形成された信号に基づいてワード線を駆動するドライバ回路、13は入力されたカラムアドレス信号Ayをデコードして対応するビット線上のカラム系選択スイッチQy,Qy’を選択的にオンさせるカラムアドレスデコーダである。
【0017】
特に制限されないが、この実施例では、各ワード線は上記ドライバ回路の出力端子に接続されたメインワード線MWLと、メインワード線方向に分割されて並設されたサブワード線SWLとから構成され、上記ドライバ回路12の負荷を減らしてワード線の立ち上がりを速くすると共に、ワード線の始端側と終端側とで立ち上がり速度に差が生じないようにされている。上記サブワード線SWLは、メインワード線MWLに入力端子が接続されたインバータからなるサブドライバSDRVによってそれぞれ駆動される。
【0018】
また、図1において、Qeは上記ビット線BL,/BL間に接続され選択ワード線WLの立ち上がりに呼応して変化されるイコライズ信号EQによってオン、オフ制御されビット線BL,/BLの電位を等しくするように機能するイコライズ用MOSFET、Qp1,Qp2は上記ビット線BL,/BLと電源電圧VDD間に接続され上記イコライズ信号EQによってオン、オフ制御されてビット線を電源電圧VDDまでプリチャージするためのプリチャージ用MOSFETである。DL,/DLはカラム系選択スイッチQy,Qy’を介してメモリアレイ10内のビット線BL,/BLに接続されるデータ線、SAはデータ線DL,/DLの電位差を増幅するラッチ型センスアンプ回路、DLTはデータ線DL,/DL上のデータを取り込んで保持するデータラッチ回路である。
【0019】
上記センスアンプ回路SAは互いに入出力端子が交差結合された一対のCMOSインバータにより構成され、この実施例においては、特に制限されないが、このセンスアンプ回路を構成する一対のCMOSインバータの共通ソース端子と接地電位端子との間に電流スイッチ用MOSFET Qcが接続され、このMOSFET Qcが上記カラム系選択スイッチQyと共通の制御信号YSをインバータINV0で反転した信号/YSによってオン、オフされることにより、センスアンプ回路SAが活性化されたり非活性化されたりするように構成されている。
【0020】
さらに、この実施例のスタティックRAMにおいては、上記正規のメモリセルMCからなるメモリアレイ10に隣接して上記ビット線方向に沿って複数のダミーメモリセルDMCが配設されたダミーメモリ列が設けられ、各ダミーメモリセルDMCの入出力端子はダミービット線DBL,/DBLに接続されている。そして、いずれか一方のダミービット線(図ではDBL)にレベル検出用のインバータINV1が接続されている。特に制限されないが、この実施例では、ダミーメモリセルDMCは正規のメモリアレイ10内の同一列に属するメモリセルMCと同一の数だけ設けられている。
【0021】
また、ダミービット線DBL,/DBLにもプリチャージMOSFET Qdp1,Qdp2とイコライズ用MOSFET Qdeが接続され、正規のメモリアレイ10内のプリチャージMOSFETと同一の制御信号EQによって制御され、ダミービット線DBL,/DBLのプリチャージ動作を行なうように構成されている。
【0022】
さらに、上記インバータINV1の出力信号はドライバ回路12内のデコーダ出力を受けるNORゲートG1の他方の入力端子に供給されている。また、上記ダミーメモリセルDMCのうち一つのセルは、選択端子が上記NORゲート回路G1に供給されるデコーダ出力を入力端子に受けるインバータINV1により選択駆動されるように構成されている。この実施例では、各メインワード線MWLを駆動するドライバ回路DRVに対応してそれぞれダミーメモリセルDMCを選択駆動するためのインバータからなるドライバDDRVが設けられ、各々対応するダミーメモリセルDMCの選択端子に接続されている。
【0023】
ダミーメモリセルDMCは、図2に示すように、互いに入出力端子N1,N2が交差結合された一対のインバータと、各インバータの入出力端子N1,N2とビット線BL,/BLにソース、ドレイン端子が接続されゲート端子がサブワード線SWL接続された選択MOSFET Qs1,Qs2とにより構成される通常のメモリセルにおいて、例えば図2に×印で示すような交差結合線の一部を切断して検出側のダミービット線DBLに出力端子が接続される側のインバータの入力端子を電源電圧端子VDDに接続することにより、選択MOSFET Qs1がオンされたときに必ずロウレベルの信号がダミービット線DBL上に出力されるように構成される。また他方のインバータの入力端子は接地点に接続され、交差結合線の切断により入力端子がフローティングになって貫通電流が流れるのを防止するように構成される。
【0024】
なお、上記実施例では、各メインワード線MWLを駆動するドライバ回路DRVに対応してそれぞれダミーメモリセルDMCを選択駆動するためのドライバDDRVが設けられているが、各ドライバ回路DRVに対応してそれぞれダミーメモリセルDMCを選択駆動するためのドライバを設ける代わりに、上記デコーダ回路11から出力されるデコード信号を受けるNORゲート回路を設け、このNORゲート回路によっていずれのワード線が選択されるときにも、特定の一つ(図1では1番上)のダミーメモリセルDMCが選択駆動されるように構成しても良い。
【0025】
なお、この実施例においては、カラム系選択スイッチQyとセンスアンプ回路の電流スイッチQcを同一の信号YSに基づいて制御するようにしているが、別の信号によって制御するつまり若干の時間差をおいて動作させるように構成することも可能である。
【0026】
次に、この実施例のスタティックRAMの読出し動作を、図3に示されているタイムチャートを用いて説明する。
【0027】
図1の実施例のスタティックRAMの読出し動作においては、図3に示されているように、制御信号YSをハイレベルにすることによってカラム系選択スイッチQyをオン、センスアンプ回路SAを非活性化にした状態で、選択ワード線WLの立ち上がりに呼応してイコライズ信号EQをロウレベルにしてビット線BL,/BL間のイコライズMOSFET QeとプリチャージMOSFETQp1,Qp2をオフにする(タイミングt1)。なお、プリチャージ期間Tpcにビット線BL,/BLおよびダミービット線DBL,/DBLはVDDにチャージされ、ダミービット線DBLに接続されたインバータINV1の出力はロウレベルになり、ドライバ回路12はデコーダ11からの信号によってワード線を選択駆動可能な状態にされる。
【0028】
イコライズMOSFET QeとプリチャージMOSFETQp1,Qp2のオフ動作により、メモリアレイ10では選択メモリセルMCの記憶データに応じてビット線BL,/BLの電位が開き始めるとともに、ダミーメモリセル列ではダミービット線DBL側がロウレベルになるように電位が変化し始める。そして、ビット線BL,/BLの電位がある程度開いた時(タイミングt2)に選択制御信号YSを立ち下げてカラム系選択スイッチQyを閉じてセンスアンプ回路SAを活性化させデータ線DL,/DLの電位差を増幅するとともに、次の読出し動作の準備のためイコライズ信号EQをハイレベルに変化させてイコライズMOSFET QeとプリチャージMOSFET Qp1,Qp2をオンさせ、ビット線BL,/BLを電源電圧VDDにプリチャージさせる。
【0029】
この実施例においては、上記ダミービット線DBLの電位がインバータINV1のしきい値よりも低くなるとインバータの出力がハイレベルに反転してNORゲートG1はデコーダ11からの信号のいかんに拘らずその出力がロウレベルに変化するためワード線は非選択レベルに立ち下げられる。
【0030】
従来は、図3に破線で示すように、ワード線立ち上げ後予め設定された時間T1を経過した時点でデコーダ11の出力が変化されることでワード線が立ち下げられるように構成されていたため、必要以上にワード線のハイレベルの期間T1が長く、それによって選択状態のメモリセルに電流が流される時間も長く消費電力が多かったが、この実施例においては、上記ダミービット線DBLの電位がインバータINV1のしきい値よりも低くなった時点でワード線の電位が立ち下げられるように構成されているため、ワード線の立ち下がりタイミングが従来に比べて早くなる。その結果、選択状態のメモリセルに電流が流される時間が短くなりメモリアレイの消費電力が低減される。
【0031】
図4には、本発明を適用したCMOSスタティックRAMの他の実施例の回路構成図が示されている。
【0032】
この実施例は、図1の実施例と同様に、正規のメモリアレイ10に隣接してダミーメモリセル列が設けられ、ダミービット線DBLに読み出された信号によってドライバ回路12を制御してワード線の立ち下がりを早くしているのに加え、ビット線BL,/BLに接続されたプリチャージ用MOSFET Qp1,Qp2およびイコライズ用MOSFET Qeを制御する制御信号QEと上記ダミービット線DBLに読み出された信号を検出するインバータINV1の出力信号とを入力とするNORゲートG2が設けられ、このNORゲートG2の出力信号によって、ビット線BL,/BLおよびダミービット線DBL,/DBLにそれぞれ接続されたプリチャージ用MOSFET Qp1,Qp2およびイコライズ用MOSFET Qeを制御するように構成されている。
【0033】
また、図示しないが、上記ダミーメモリセルが接続されたダミービット線DBL上の読出し信号を検出するインバータINV1の出力信号は、上記カラムスイッチQy,Qy’およびセンスアンプ回路SAの活性化タイミングを与える制御信号YSを形成するカラムアドレスデコーダ13に供給されてセンスアンプ回路SAの活性化タイミングを早くするように構成されている。
【0034】
この実施例においては、図1の実施例と同様にワード線の立ち下がりを早くしてメモリセルの消費電力を低減できるとともに、センスアンプSAの活性化タイミングおよびプリチャージ用MOSFET Qp1,Qp2およびイコライズ用MOSFET Qeによる次のデータの読出しのためのプリチャージ動作の開始を早くすることができる。すなわち、ダミーメモリセルDMCからデータが読み出されると直ちに、正規のメモリセルの読出し信号がセンスアンプSAで増幅されるとともにプリチャージ用MOSFET Qp1,Qp2およびイコライズ用MOSFET Qeがオンされて、ビット線BL,/BLがVDDにプリチャージされるため、次のアドレスを入れてワード線を立ち上げることができる。
【0035】
また、このワード線の立ち下がりタイミングを測定することで、プロセスばらつきで各RAMの特性が異なっていても当該RAMの実力を知ることができるので、その実力に応じて読出しサイクル時間を決定することができ、これによって平均の読出しサイクル時間を従来製品に比べて短縮することができ、このRAMを使用したシステムのスループットを向上させることができる。
【0036】
さらに、各RAMの実力に応じてデータの読出しサイクル時間が決定されるため、同一のプロセスにより製造されたRAMを読出しサイクル時間に応じてランク分けすることができ、それぞれ適正な価格で市場に提供することができるとともに、従来は読出しサイクル時間が許容値よりも長いため不良品としていたRAMであっても低速品として低価格で市販することにより、良品率を高めることができる。
【0037】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施例では、ワード線をメインワード線とサブワード線とで構成しているが、サブワード線を有しない構成のメモリにも適用できることはいうまでもない。また、ダミーメモリセルから読み出されたレベルを検出するインバータINV1の出力信号によってドライバ回路12を制御してワード線を立ち下げるようにしているが、インバータINV1の出力信号をロウアドレスデコーダ11に供給してデコード出力を禁止するなどしてワード線を立ち下げるように構成しても良い。
【0038】
更に、前記実施例では、ダミーメモリセルから読み出される信号をロウレベルすなわちデータ“0”としたが、ハイレベルすなわちデータ“1”が読み出されるように構成しても良い。また、ダミーメモリセルから読み出されるデータの固定の仕方も、ダミーメモリセルを構成するインバータの入力端子をプルアップまたはプルダウンする方式に限定されず、例えばダミーメモリセルを構成する2つのインバータの特性がアンバランスになるように設計しておいて、電源電圧を投入したときにダミーメモリセルの出力電位が必ず一方に確定されるようにする方式などが考えられる。
【0039】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるCMOSスタティックRAMに適用した場合について説明したが、この発明はそれに限定されるものでなく半導体メモリに広く利用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0041】
すなわち、この発明は、実力に応じたデータの読出しサイクル時間を決定することができ、これによってシステムのスループットを向上させることができるとともに、メモリアレイの消費電力の少ない半導体記憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したCMOSスタティックRAMの一実施例を示す回路構成図である。
【図2】CMOSスタティックRAMのメモリセルの構成例およびダミーメモリセルの構成方法を示す回路説明図である。
【図3】実施例のCMOSスタティックRAMの読出し動作時の信号の変化を示すタイムチャートである。
【図4】本発明を適用したCMOSスタティックRAMの他の実施例を示す回路構成図である。
【符号の説明】
10 メモリアレイ
11 ロウアドレスデコーダ
12 ドライバ回路
13 カラムアドレスデコーダ回路
MC メモリセル
DMC ダミーメモリセル
SA センスアンプ回路
DLT データラッチ回路
BL,/BL ビット線対
DL,/DL データ線対
Qy,Qy’ カラム系選択スイッチ
Qe,Qde イコライズ用MOSFET
Qp1,Qp2 プリチャージ用MOSFET
Claims (3)
- 互いに交差する方向に配設された複数のワード線および複数のビット線を有し上記ワード線とビット線の交差部に対応してそれぞれメモリセルが配置され同一行のメモリセルの選択端子は対応するワード線に接続され同一列のメモリセルの入出力端子は対応するビット線に接続されたメモリアレイと、
ロウ系アドレス信号をデコードして上記ワード線の選択信号を形成するデコーダ回路と、
該デコーダ回路によりデコードされた信号に基づいていずれかのワード線を所定のレベルに選択駆動するドライバ回路と、
上記ビット線の信号を増幅するラッチ型センスアンプ回路と、
上記メモリアレイ内のワード線が選択駆動される際に同時に選択駆動され所定の読出し信号を出力するダミーメモリセルとを具備し、
該ダミーメモリセルの読出し信号の変化によってワード線の駆動信号を非選択レベルに変化させ、
該ダミーメモリセルからの読出し信号に基づいて上記ビット線の信号を増幅する上記ラッチ型センスアンプ回路の活性化タイミングを決定することを特徴とする半導体記憶装置。 - 上記ビット線をデータ読出し開始前に所定の電位に充電するプリチャージ手段が設けられている半導体記憶装置において、上記プリチャージ手段の制御信号を上記ダミーメモリセルからの読出し信号に基づいて有効レベルに変化させるようにし、
上記ダミーメモリセルはダミービット線に接続され、上記ダミービット線に接続されたダミーメモリセルの数は上記ビット線に接続されたメモリセルと同数であり、
上記ダミービット線には、プリチャージ手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。 - データ読出し時に上記ダミービット線に接続された複数のダミーメモリセルのうち一つのみが選択ワード線の駆動と同時に選択駆動され、残りのダミーセルは選択駆動されないように構成し、
前記プリチャージ手段の制御信号は前記ダミービット線に設けられたプリチャージ手段も共通に制御することを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
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