JP2003173540A - ウォブル信号検出回路及び光ディスク装置 - Google Patents

ウォブル信号検出回路及び光ディスク装置

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JP2003173540A JP2001374057A JP2001374057A JP2003173540A JP 2003173540 A JP2003173540 A JP 2003173540A JP 2001374057 A JP2001374057 A JP 2001374057A JP 2001374057 A JP2001374057 A JP 2001374057A JP 2003173540 A JP2003173540 A JP 2003173540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の光記録媒体に対応可能で、少なく
とも記録時にウォブル信号を精度良く安定して検出する
ことができるウォブル信号検出回路を提供する。 【解決手段】 第1サンプル回路にて受光素子の第1電
圧信号からスペース記録期間の信号S2aを抽出し、第
1電圧調整回路57aにて平均電圧レベルが目標電圧に
一致するように信号レベルを調整する。第2サンプル回
路では受光素子の第2電圧信号からスペース記録期間の
信号S2bを抽出し、第2電圧調整回路57bにて平均
電圧レベルが目標電圧に一致するように信号レベルを調
整する。そして、減算回路58aにて第1電圧調整回路
の出力信号と第2電圧調整回路の出力信号との差をウォ
ブル信号S9aとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォブル信号検出
回路及び光ディスク装置に係り、さらに詳しくは、例え
ばCD(compact disc)やDVD(digital versatile
disc)、特にDVD+R(DVD+recordable)、DV
D+RW(DVD+rewritable)などの記録可能な光記
録媒体に記録されているウォブル信号を検出するウォブ
ル信号検出回路及び該ウォブル信号検出回路を備える光
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップから出力されるレーザ光
を用いて、スパイラル状の記録領域を有する光記録媒体
としての光ディスクに情報を記録したり、光ディスクに
記録されている情報を再生する情報記録再生装置(例え
ば、光ディスク装置)が実用化されている。
【0003】近年、パーソナルコンピュータは、その機
能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audio-
Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。これ
らAV情報の情報量は非常に大きいために、情報の記録
媒体として光ディスクが注目されるようになり、その低
価格化とともに、光ディスク装置がパーソナルコンピュ
ータの周辺機器の一つとして普及するようになった。
【0004】一般的に、DVD+R等の追記型光ディス
クやDVD+RW等の書き換え可能型光ディスクの記録
領域には、トラック(プリグルーブ)と呼ばれる溝が予
め設けられている。そして、このトラックを蛇行(ウォ
ブル)させることにより各種付帯情報をウォブル信号と
して記録している。
【0005】付帯情報として特に重要なものは、ADI
P(ADdress In Pregroove)情報である。ADIP情報
には、光ディスク上の位置を示すアドレス情報が含まれ
ており、このアドレス情報は、記録時及び再生時に光ピ
ックアップの位置制御を正確に行なうために必要な情報
である。さらに、ADIP情報には、光ディスクの回転
速度に同期した信号が含まれており、所定の位置に情報
を正確に記録するために用いられている。
【0006】そこで、ADIP情報が正しく検出できな
いと、光ディスクの回転との同期がとれなくなり、記録
エラーが発生する場合がある。特に、追記型であるDV
D+Rにおいては、記録エラーが発生するとその光ディ
スクは再使用が不可となってしまう。従って、正確なA
DIP情報の検出、すなわちウォブル信号の検出は非常
に重要である。
【0007】ウォブル信号は、トラックからの反射光に
含まれているが、光ディスクに記録されている記録デー
タやレーザ光出力の変動などにより、反射光にはウォブ
ル信号に対してノイズとなる成分が複雑に含まれてい
る。そこで、従来は、例えばトラックからの反射光をト
ラックの接線方向に関して2分割された受光素子(2分
割受光素子)で受光し、各受光素子の出力信号(光電変
換信号)の差を求めることによりノイズ成分を除去し、
ウォブル信号を抽出していた。
【0008】上記2分割受光素子は、出荷前にトラック
からの反射光が2分割受光素子の受光面の中央に位置す
るように、その取り付け位置の調整がなされているが、
稼働中での温度変化や振動などによる経時変化(経年変
化)のために、反射光の受光位置が受光面の中央からず
れる場合がある。この場合には、各受光素子の出力信号
に含まれるノイズ成分が異なるために、各受光素子の出
力信号の差を求めてもノイズ成分が残留する。従って、
ウォブル信号のS/N比が低下し、ウォブル信号を正確
に検出することが困難になるという不都合があった。
【0009】このような不都合を改善するために、例え
ば、特開平8−194969号公報では、トラックの接
線方向に分割された受光素子からの出力信号のそれぞれ
に対して、信号の振幅を正規化する、いわゆる振幅一定
AGC(オートゲインコントロール)回路にてゲイン調
整を行った後、それらの信号の差分からウォブル信号を
検出する光ディスク装置が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクでは、デー
タの「1」及び「0」をマーク(ピット)領域及びスペ
ース領域と呼ばれる2つの反射率の異なる領域に対応さ
せることにより、情報を記録している。そして、光ディ
スクの種類によって、マーク領域及びスペース領域の形
成方法が異なる場合がある。
【0011】例えば、記録層に特殊合金を含むDVD+
RWなどの光ディスク(以下、便宜上「相変化型メディ
ア」という)では、マーク領域を形成する時(以下、
「マーク時」という)には、レーザ光により特殊合金を
第1の温度に加熱した後、レーザ光出力を小さくして特
殊合金を急冷し、特殊合金をアモルファス(非晶質)状
態にしている。スペース領域を形成する時(以下、「ス
ペース時」という)には、レーザ光により特殊合金を第
2の温度(<第1の温度)に加熱した後、特殊合金を徐
冷し、特殊合金を結晶状態にしている。これにより、マ
ーク領域では、スペース領域よりも反射率が低くなる。
図13に示されるように、相変化型メディアでは、マー
ク(M)時のレーザ光の平均出力は、スペース(S)時
のレーザ光出力とほぼ等しい。
【0012】また、記録層に有機色素を含むDVD+R
などの光ディスク(以下、便宜上「色素型メディア」と
いう)では、マーク時には、レーザ光出力を高くして色
素を加熱及び溶解し、そこに接している基板部分を変質
・変形させ、スペース時には、基板が変質・変形しない
ようにレーザ光出力を再生時と同程度に小さくしてい
る。これにより、マーク領域では、スペース領域よりも
反射率が低くなる。図13に示されるように、色素型メ
ディアでは、スペース(S)時のレーザ光出力は、マー
ク(M)時のレーザ光出力に比べて非常に低い。具体的
には、一例としてマーク時のレーザ光出力が約30mW
であるのに対し、スペース時のレーザ光出力は1.5m
W程度である。
【0013】上述した特開平8−194969号公報で
は、再生時には、色素型メディア及び相変化型メディア
のいずれに対しても、精度良くウォブル信号を検出する
ことができる。これは、再生時のレーザ光出力はほとん
ど一定であり、光ディスクの反射率変化のみが受光素子
からの出力信号の変化となるためである。すなわち、受
光素子からの出力信号の振幅が小さいために、振幅一定
AGC回路でのゲイン調整により、ウォブル信号成分の
信号レベルも増幅されることとなる。
【0014】しかしながら、特に色素型メディアに情報
を記録する場合には、マーク時のレーザ光出力とスペー
ス時のレーザ光出力とに大きな差があることにより、マ
ーク時における受光素子からの出力信号の信号レベルが
スペース時における受光素子からの出力信号の信号レベ
ルの20倍以上となることがある。すなわち、受光素子
からの出力信号の振幅が大きいために、振幅一定AGC
回路では、マーク時の信号レベルが回路の許容電圧範囲
(ダイナミックレンジ)内に納まるようにゲインを調整
する。従って、再生時に比べてゲインは小さくなり、ス
ペース時のウォブル信号成分がノイズ成分に埋もれてし
まうこととなる。また、マーク時には、記録膜での熱蓄
積によってマーク領域の長さ(以下、「マーク長」とい
う)が伸びる傾向にあるため、図13に示されるよう
に、マーク時のレーザ光出力はマーク領域からスペース
領域に切り替わる時点よりも前に低レベルとなる。例え
ば、記録データでのマーク領域とスペース領域との比が
1:1の場合には、高レベルでのレーザ光出力時間(以
下、「高レベル時間」という)と低レベルでのレーザ光
出力時間(以下、「低レベル時間」という)との比が
0.7:1.3程度となる。すなわち、受光素子からの
出力信号において、高レベル時間に対応する部分(ウォ
ブル信号成分が含まれている)は、低レベル時間に対応
する部分(ウォブル信号成分がノイズ成分に埋もれてい
る)に比べて非常に少ない。従って、振幅一定AGC回
路でのゲイン調整では、ウォブル信号成分の一部分のみ
が断片的に得られるだけであり、ウォブル信号を精度良
く検出することができないという不都合があった。
【0015】また、光ディスクへの記録中であっても、
所定のタイミングで、記録領域の所定位置に記録されて
いる管理情報を書き換える必要がある。このときは、記
録を一時中断し、上記管理情報を読み出してその内容を
変更し、記録領域の所定位置に記録する。すなわち、記
録中であっても、実際には所定のタイミングで再生が行
なわれている。しかしながら、上記振幅一定AGC回路
の応答速度では、記録と再生の切り替わり時に、所定の
ゲインとなるまでにある程度の時間を必要とし、その間
は正しいウォブル信号が得られないという不都合があっ
た。
【0016】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その第1の目的は、複数種類の光記録媒体に対応可
能で、少なくとも記録時にウォブル信号を精度良く安定
して検出することができるウォブル信号検出回路を提供
することにある。
【0017】また、本発明の第2の目的は、複数種類の
光記録媒体に対応可能で、信頼性の高い良好な記録を安
定して行なうことができる光ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録面にスパイラル状又は同心円状に記録領域が形
成された光記録媒体に照射されるスポット光の前記記録
面からの反射光を受光する前記記録領域の接線方向に関
してその受光領域が2分割された受光素子からの信号に
基づいて、前記記録領域の蛇行に基づくウォブル信号を
検出するウォブル信号検出回路であって、前記光記録媒
体に対する情報の記録時におけるスペース記録期間に特
定制御信号に同期して、前記受光素子の第1の受光領域
からの光電変換信号に応じた第1電圧信号をサンプリン
グする第1サンプル回路と;前記第1サンプル回路から
出力される前記第1電圧信号の平均電圧レベルが目標電
圧に一致するように前記第1電圧信号の信号レベルを調
整する第1電圧調整回路と;前記特定制御信号に同期し
て、前記受光素子の第2の受光領域からの光電変換信号
に応じた第2電圧信号をサンプリングする第2サンプル
回路と;前記第2サンプル回路から出力される前記第2
電圧信号の平均電圧レベルが前記目標電圧に一致するよ
うに前記第2電圧信号の信号レベルを調整する第2電圧
調整回路と;前記第1電圧調整回路の出力信号と前記第
2電圧調整回路の出力信号との差を、前記ウォブル信号
として出力する減算回路と;を備えるウォブル信号検出
回路である。
【0019】本明細書において、光記録媒体とは、CD
やDVD等の光ディスクの他、付帯情報等がウォブル信
号として記録されている記録媒体の全てを含む。
【0020】本明細書において、サンプル回路とは、対
象となる信号に対して所定のタイミングでサンプリング
を行う回路だけではなく、サンプリングとホールドとを
行う回路も含む。
【0021】これによれば、第1サンプル回路では、特
定制御信号に同期して受光素子の第1の受光領域からの
光電変換信号に応じた第1電圧信号をサンプリングす
る。この結果、第1電圧信号からスペース記録期間の信
号が抽出される。同様に第2サンプル回路では、特定制
御信号に同期して受光素子の第2の受光領域からの光電
変換信号に応じた第2電圧信号をサンプリングする。こ
の結果、第2電圧信号からスペース記録期間の信号が抽
出される。第1電圧調整回路では、第1サンプル回路の
出力信号の平均電圧レベルが目標電圧に一致するように
第1サンプル回路の出力信号の信号レベルを調整する。
同様に第2電圧調整回路では、第2サンプル回路の出力
信号の平均電圧レベルが目標電圧に一致するように第2
サンプル回路の出力信号の信号レベルを調整する。この
結果、例えば、前述の振幅一定AGC回路による信号調
整ではノイズ成分に埋もれていたスペース記録期間のウ
ォブル信号成分は増幅されることとなる。減算回路で
は、第1電圧調整回路の出力信号と第2電圧調整回路の
出力信号との差をウォブル信号として出力する。ここで
は、第1電圧調整回路の出力信号に含まれるウォブル信
号成分と第2電圧調整回路の出力信号に含まれるウォブ
ル信号成分とは逆相であり、一方ノイズ成分は同相であ
るために、第1電圧調整回路の出力信号と第2電圧調整
回路の出力信号との差からウォブル信号を精度良く検出
することができる。また、スペース記録期間のウォブル
信号成分を抽出してウォブル信号を検出しているため
に、例えば、DVD+Rに情報を記録する場合のよう
に、マーク時のレーザ光出力がスペース時のレーザ光出
力よりもかなり大きくても、レーザ光出力の影響を受け
ることがない。勿論、マーク時のレーザ光出力とスペー
ス時のレーザ光出力との差があまり大きくない書き換え
可能型の光ディスクに対しても、高品質のウォブル信号
を得ることが可能である。すなわち、複数種類の光記録
媒体に対して、ウォブル信号を精度良く検出することが
可能である。さらに、第1電圧調整回路及び第2電圧調
整回路では、それぞれ同一の目標電圧が設定されている
ために、光記録媒体の記録面からの反射光が受光素子の
受光面の中央部からずれて受光される場合であっても精
度良くウォブル信号を検出することができる。
【0022】この場合において、請求項2に記載のウォ
ブル信号検出回路の如く、前記第1電圧調整回路及び第
2電圧調整回路より前段に、前記第1電圧信号及び前記
第2電圧信号のそれぞれの振幅を、制御信号に応じて再
生時と異なる調整利得で個別に調整する信号調整回路を
更に備えることとすることができる。本明細書におい
て、「調整利得での調整」とは、入力信号の信号振幅に
対して出力信号の信号振幅が大きくなるような調整だけ
でなく、入力信号の信号振幅に対して出力信号の信号振
幅が小さくなるような調整も含む。かかる場合には、信
号調整回路では、第1電圧信号及び第2電圧信号のそれ
ぞれの振幅を再生時と異なる調整利得で個別に調整して
いるために、第1電圧調整回路及び第2電圧調整回路の
ダイナミックレンジを有効に活用することができ、結果
として精度良くウォブル信号を検出することが可能とな
る。
【0023】上記請求項1及び2に記載の各ウォブル信
号検出回路において、請求項3に記載のウォブル信号検
出回路の如く、前記第1電圧調整回路及び第2電圧調整
回路の前記目標電圧を、制御信号に応じて再生時と異な
る目標電圧に個別に設定する目標電圧設定回路を更に備
えることとすることができる。かかる場合には、目標電
圧設定回路において、例えば記録時に検出されるウォブ
ル信号の信号レベルが、再生時に検出されるウォブル信
号の信号レベルとほぼ一致するように、記録時の目標電
圧を設定することにより、記録と再生の切替直後におけ
るウォブル信号の誤検出を防止することができる。すな
わち、ウォブル信号を精度良く安定して検出することが
可能となる。
【0024】上記請求項1〜3に記載の各ウォブル信号
検出回路において、請求項4に記載のウォブル信号検出
回路の如く、前記第1電圧調整回路及び第2電圧調整回
路の入力信号に対する応答速度を、制御信号に応じて記
録と再生の切替直後の応答速度が記録中での応答速度よ
りも大きくなるように個別に設定する速度設定回路を更
に備えることとすることができる。かかる場合には、速
度設定回路では、記録と再生の切替直後は速い応答速度
が設定されるために、記録時に検出されるウォブル信号
の信号レベルが、再生時に検出されるウォブル信号の信
号レベルと異なっていても、記録と再生の切替直後にお
いてウォブル信号を安定して検出することができる。ま
た、記録中は遅い応答速度が設定されているために、光
記録媒体の傷などによる信号変化に対しては追従しな
い。従って、ウォブル信号を精度良く安定して検出する
ことが可能となる。
【0025】請求項5に記載の発明は、記録面にスパイ
ラル状又は同心円状に記録領域が形成された光記録媒体
に照射されるスポット光の前記記録面からの反射光を受
光する前記記録領域の接線方向に関してその受光領域が
2分割された受光素子からの信号に基づいて、前記記録
領域の蛇行に基づくウォブル信号を検出するウォブル信
号検出回路であって、前記光記録媒体に対する情報の記
録時におけるスペース記録期間に特定制御信号に同期し
て、前記受光素子の第1の受光領域からの光電変換信号
に応じた第1電圧信号をサンプリングする第1サンプル
回路と;前記第1のサンプル回路から出力される前記第
1電圧信号を増幅する第1増幅回路と;前記特定制御信
号に同期して、前記受光素子の第2の受光領域からの光
電変換信号に応じた第2電圧信号をサンプリングする第
2サンプル回路と;前記第2のサンプル回路から出力さ
れる前記第2電圧信号を増幅する第2増幅回路と;前記
第1増幅回路の出力信号と前記第2増幅回路の出力信号
と前記受光素子の第1の受光領域からの光電変換信号に
応じた第1電圧信号と前記受光素子の第2の受光領域か
らの光電変換信号に応じた第2電圧信号とを入力信号と
し、前記ウォブル信号を演算して出力する演算回路と;
を備えるウォブル信号検出回路である。
【0026】これによれば、第1サンプル回路では、特
定制御信号に同期して受光素子の第1の受光領域からの
光電変換信号に応じた第1電圧信号をサンプリングす
る。この結果、第1電圧信号からスペース記録期間の信
号が抽出される。同様に第2サンプル回路では、特定制
御信号に同期して受光素子の第2の受光領域からの光電
変換信号に応じた第2電圧信号をサンプリングする。こ
の結果、第2電圧信号からスペース記録期間の信号が抽
出される。第1増幅回路では、第1サンプル回路の出力
信号の振幅を調整し、第2増幅回路では、第2サンプル
回路の出力信号の振幅を調整する。この結果、例えば前
述の振幅一定AGC回路による信号調整ではノイズ成分
に埋もれていたスペース記録期間のウォブル信号成分は
増幅されることとなる。そして、演算回路では、第1増
幅回路の出力信号と第2増幅回路の出力信号と受光素子
からの第1電圧信号と第2電圧信号とを入力信号とし、
ウォブル信号を演算する。ここでは、スペース記録期間
のウォブル信号成分とマーク記録期間のウォブル信号成
分とからウォブル信号が検出される。従って、例えば、
DVD+Rに情報を記録する場合のように、マーク時の
レーザ光出力がスペース時のレーザ光出力よりもかなり
大きくても、常時、ウォブル信号を検出することができ
る。すなわち、複数種類の光記録媒体に対して、ウォブ
ル信号を精度良く検出することが可能である。
【0027】この場合において、演算回路としては種々
の構成の回路が考えられるが、例えば、請求項6に記載
のウォブル信号検出回路の如く、前記演算回路は、前記
第1増幅回路の出力信号と前記受光素子からの前記第1
電圧信号とを加算する第1加算回路と;前記第2増幅回
路の出力信号と前記受光素子からの前記第2電圧信号と
を加算する第2加算回路と;前記第1加算回路の出力信
号と前記第2加算回路の出力信号との差を、前記ウォブ
ル信号として出力する減算回路と;を含むこととするこ
とができる。
【0028】また、請求項7に記載のウォブル信号検出
回路の如く、前記演算回路は、前記第1増幅回路の出力
信号と前記第2増幅回路の出力信号との差を出力する第
1減算回路と;前記受光素子からの前記第1電圧信号と
前記第2電圧信号との差を出力する第2減算回路と;前
記第1減算回路の出力信号と前記第2減算回路の出力信
号との和を、前記ウォブル信号として出力する加算回路
と;を含むこととすることができる。
【0029】さらに、請求項8に記載のウォブル信号検
出回路の如く、前記演算回路は、前記第1増幅回路の出
力信号と前記第2増幅回路の出力信号との差を出力する
第1減算回路と;前記受光素子からの前記第1電圧信号
と前記第2電圧信号との差を出力する第2減算回路と;
前記特定制御信号に同期して、スペース記録期間は前記
第1減算回路からの出力信号を選択し、マーク記録期間
は前記第2減算回路からの出力信号を選択して、前記ウ
ォブル信号として出力する信号切り替え回路と;を含む
こととすることができる。
【0030】上記請求項5〜8に記載の各ウォブル信号
検出回路において、請求項9に記載のウォブル信号検出
回路の如く、前記演算回路の前段に、前記演算回路の入
力信号それぞれに含まれるDC電圧成分を除去するDC
成分除去回路を更に備えることとすることができる。か
かる場合には、演算回路のダイナミックレンジをウォブ
ル信号の振幅成分に有効に割り当てることができるた
め、精度良くウォブル信号を安定して検出することがで
きる。
【0031】請求項10に記載の発明は、記録面にスパ
イラル状又は同心円状に記録領域が形成された光記録媒
体に照射されるスポット光の前記記録面からの反射光を
受光する前記記録領域の接線方向に関してその受光領域
が2分割された受光素子からの信号に基づいて、前記記
録領域の蛇行に基づくウォブル信号を検出するウォブル
信号検出回路であって、請求項1〜9のいずれか一項に
記載のウォブル信号検出回路を少なくとも1つ含む複数
のウォブル信号検出回路と;前記光記録媒体の種類を示
す信号に応じて、前記複数のウォブル信号検出回路のう
ちの1つを選択する選択回路と;を備えるウォブル信号
検出回路である。
【0032】これによれば、光記録媒体の種類に応じて
最適な検出回路が選択されるため、複数種類の光記録媒
体に対して、ウォブル信号を精度良く安定して検出する
ことができる。
【0033】請求項11に記載の発明は、記録面にスパ
イラル状又は同心円状に記録領域が形成された光記録媒
体に照射されるスポット光の前記記録面からの反射光を
受光する前記記録領域の接線方向に関してその受光領域
が2分割された受光素子からの信号に基づいて、前記記
録領域の蛇行に基づくウォブル信号を検出するウォブル
信号検出回路であって、前記受光素子の第1の受光領域
からの光電変換信号に応じた第1電圧信号の振幅を目標
振幅と一致するように調整する第1振幅調整回路と;前
記受光素子の第2の受光領域からの光電変換信号に応じ
た第2電圧信号の振幅を前記目標振幅と一致するように
調整する第2振幅調整回路と;制御信号に応じて、前記
第1振幅調整回路及び前記第2振幅調整回路の前記目標
振幅を個別に設定する目標振幅設定回路と;前記第1振
幅調整回路の出力信号と前記第2振幅調整回路の出力信
号との差を、前記ウォブル信号として出力する減算回路
と;を備えるウォブル信号検出回路である。
【0034】これによれば、目標振幅設定回路では、第
1振幅調整回路及び第2振幅調整回路の目標振幅を個別
に設定する。ここで、目標振幅設定回路において、例え
ば記録時に検出されるウォブル信号の信号レベルが、再
生時に検出されるウォブル信号の信号レベルとほぼ一致
するように、記録時の目標振幅を設定することにより、
記録と再生の切替直後におけるウォブル信号の誤検出を
防止することができる。すなわち、ウォブル信号を精度
良く安定して検出することが可能となる。
【0035】請求項12に記載の発明は、記録面にスパ
イラル状又は同心円状に記録領域が形成された光記録媒
体に照射されるスポット光の前記記録面からの反射光を
受光する前記記録領域の接線方向に関してその受光領域
が2分割された受光素子からの信号に基づいて、前記記
録領域の蛇行に基づくウォブル信号を検出するウォブル
信号検出回路であって、前記受光素子の第1の受光領域
からの光電変換信号に応じた第1電圧信号に対して振幅
調整を行う第1振幅調整回路と;前記受光素子の第2の
受光領域からの光電変換信号に応じた第2電圧信号に対
して振幅調整を行う第2振幅調整回路と;前記第1振幅
調整回路及び前記第2振幅調整回路の入力信号に対する
応答速度を、制御信号に応じて記録と再生の切替直後の
応答速度が記録中の応答速度よりも大きくなるように個
別に設定する速度設定回路と;を備えるウォブル信号検
出回路である。
【0036】これによれば、速度設定回路では、第1振
幅調整回路及び第2振幅調整回路の入力信号に対する応
答速度を、制御信号に応じて記録と再生の切替直後の応
答速度が記録中の応答速度よりも大きくなるように個別
に設定する。すなわち、速度設定回路において、記録と
再生の切替直後は速い応答速度が設定されるために、記
録時に検出されるウォブル信号の信号レベルが、再生時
に検出されるウォブル信号の信号レベルと異なっていて
も、記録と再生の切替直後においてウォブル信号を安定
して検出することができる。また、記録中は遅い応答速
度が設定されているために、光記録媒体の傷などによる
信号変化に対しては追従しない。従って、ウォブル信号
を精度良く安定して検出することが可能となる。
【0037】請求項13に記載の発明は、記録面にスパ
イラル状又は同心円状に記録領域が形成された光記録媒
体にスポット光を照射して、少なくとも情報の記録を行
う光ディスク装置であって、請求項1〜12のいずれか
一項に記載のウォブル信号検出回路と;前記ウォブル信
号検出回路にて検出されたウォブル信号を用いて、少な
くとも記録を行う処理装置と;を備える光ディスク装置
である。
【0038】これによれば、複数種類の光記録媒体に対
応可能で、少なくとも記録時にウォブル信号を精度良く
安定して検出することができる請求項1〜12のいずれ
か一項に記載のウォブル信号検出回路を備えているの
で、アドレス情報などの付帯情報を正確に求めることが
できる。従って、結果的に複数種類の光記録媒体に対応
可能で、信頼性の高い良好な記録を安定して行なうこと
ができる。勿論、光ディスク装置が、情報の再生を行な
う場合には、信頼性の高い再生を安定して行なうことが
できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図12に基づいて説明する。
【0040】図1には、本発明に係るウォブル信号検出
回路を備える一実施形態に係る光ディスク装置20の概
略構成が示されている。
【0041】この図1に示される光ディスク装置20
は、光記録媒体としての光ディスク15を回転駆動する
ためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置2
3、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モ
ータドライバ27、アナログ信号処理回路28、デコー
ダ31、サーボコントローラ33、バッファRAM3
4、D/Aコンバータ36、バッファマネージャ37、
インターフェース38、ROM39、CPU40及びR
AM41などを備えている。なお、図1における矢印
は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブ
ロックの接続関係の全てを表すものではない。なお、本
実施形態では、一例として、光ディスク15としてDV
Dが用いられるものとする。
【0042】前記光ピックアップ装置23は、光源とし
ての半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束
を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面
で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学
系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光
器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラ
ッキングアクチュエータ、シークモータ等)(いずれも
図示省略)等を内蔵している。
【0043】受光器は、一例として、図2(A)に示さ
れるように、4分割受光素子80(第1の受光素子80
a、第2の受光素子80b、第3の受光素子80c、第
4の受光素子80d)を含んで構成されている。なお、
図2(A)では、便宜上、紙面上下方向をX軸方向、紙
面左右方向をY軸方向、紙面垂直方向をZ軸方向とす
る。第1の受光素子80aと第2の受光素子80bは、
それぞれ図2(A)における紙面左右方向(Y軸方向)
を長辺とする同一の長方形形状を有している。第3の受
光素子80cと第4の受光素子80dは、それぞれ図2
(A)における紙面上下方向(X軸方向)を長辺とする
同一の長方形形状を有している。そして、第1の受光素
子80aの図2(A)における紙面下側(−X側)に第
1の受光素子80aに接して第2の受光素子80bが配
置されている。第3の受光素子80cの図2(A)にお
ける紙面左側(−Y側)に第3の受光素子80cに接し
て第4の受光素子80dが配置されている。
【0044】図2(B)に示されるように、光ディスク
15の記録面からの反射光RBは、光ピックアップ装置
23の光学系を構成するプリズム85で2方向に分岐さ
れ、プリズム85を透過した一方の反射光RB1は第1
の受光素子80a及び第2の受光素子80bに照射され
る。プリズム85にて−X方向に分岐した他方の反射光
RB2はさらに反射鏡86にて+Z方向にその進行方向
が曲げられ、第3の受光素子80c及び第4の受光素子
80dに照射される。
【0045】ここでは、図3(A)に示されるように、
反射光RBのうち、図3(A)における紙面上側の反射
光RBaが第1の受光素子80aに照射され、図3
(A)における紙面下側の反射光RBbが第2の受光素
子80bに照射される。また、図3(B)に示されるよ
うに、反射光RBのうち、図3(B)における紙面右側
の反射光RBcが第3の受光素子80cに照射され、図
3(B)における紙面左側の反射光RBdが第4の受光
素子80dに照射される。受光素子80a〜80dのそ
れぞれは、光電変換を行い、光電変換信号として、受光
量に応じた電流(電流信号)をアナログ信号処理回路2
8に出力する。
【0046】なお、受光器は、4分割受光素子80に限
定されるものではなく、例えば、第1の受光素子80a
と第2の受光素子80bとを含む2分割受光素子と、第
3の受光素子80cと第4の受光素子80dとを含む2
分割受光素子とから構成されていても良い。また、4つ
の受光素子を並設しても良い。さらに、各受光素子の形
状及び配置も、本実施形態に限定されるものではない。
【0047】図1に戻り、前記アナログ信号処理回路2
8は、光ピックアップ装置23の受光素子80a〜80
dの出力信号である電流信号を電圧信号に変換するI/
Vアンプ(電流−電圧変換アンプ)部81、ウォブル信
号を検出するウォブル信号検出回路30と、再生情報を
含むRF信号を検出するRF信号検出回路82、及びフ
ォーカスエラー信号やトラックエラー信号等のエラー信
号を検出するエラー信号検出回路83などを備えてい
る。
【0048】I/Vアンプ部81は、図4に示されるよ
うに、第1の受光素子80aからの電流信号を電圧信号
(信号Sa)に変換する第1のI/Vアンプ81aと、
第2の受光素子80bからの電流信号を電圧信号(信号
Sb)に変換する第2のI/Vアンプ81bと、第3の
受光素子80cからの電流信号を電圧信号(信号Sc)
に変換する第3のI/Vアンプ81cと、第4の受光素
子80dからの電流信号を電圧信号(信号Sd)に変換
する第4のI/Vアンプ81dとから構成されている。
【0049】前記RF信号検出回路82では、信号Sa
と信号Sbと信号Scと信号Sdとをそれぞれ加算し、
その加算結果をさらに二値化し、RF信号として検出す
る。
【0050】前記エラー信号検出回路83では、信号S
aと信号Sbとの差分を求め、その結果をさらに二値化
し、フォーカスエラー信号として検出する。また、信号
Scと信号Sdとの差分を求め、その結果をさらに二値
化し、トラックエラー信号として検出する。ここで検出
されたフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号
は、それぞれエラー信号検出回路83からサーボコント
ローラ33に出力される。
【0051】前記ウォブル信号検出回路30では、信号
Scと信号Sdとからウォブル信号を検出し、デコーダ
31に出力する。なお、このウォブル信号検出回路30
の構成等については後に詳述する。
【0052】前記デコーダ31では、ウォブル信号検出
回路30にて検出されたウォブル信号に含まれるADI
P情報からアドレス情報及び同期信号等を抽出する。こ
こで抽出されたアドレス情報はCPU40に出力され、
同期信号はデコーダ31からエンコーダ25に出力され
る。
【0053】そして、デコーダ31では、RF信号検出
回路82にて検出されたRF信号に対して、復調及び誤
り訂正処理等の再生処理を行なう。さらに、デコーダ3
1では、再生データが音楽データ以外(例えば、画像デ
ータや文書データ等)の場合に、データに付加されたチ
ェックコードに基づいてエラーチェック及びエラー訂正
処理を行ない、バッファマネージャ37を介してバッフ
ァRAM34に格納する。
【0054】前記サーボコントローラ33では、エラー
信号検出回路83にて検出されたフォーカスエラー信号
に基づいて、光ピックアップ装置23のフォーカシング
アクチュエータを制御する制御信号を作成し、モータド
ライバ27に出力する。また、サーボコントローラ33
では、エラー信号検出回路83にて検出されたトラック
エラー信号に基づいて、光ピックアップ装置23のトラ
ッキングアクチュエータを制御する制御信号を作成し、
モータドライバ27に出力する。
【0055】前記D/Aコンバータ36では、光ディス
ク15に記録されているデータが音楽データの場合に、
デコーダ31の出力信号をアナログデータに変換し、オ
ーディオ信号としてオーディオ機器等に出力する。
【0056】前記バッファマネージャ37では、バッフ
ァRAM34へのデータの蓄積を管理し、蓄積されたデ
ータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。
【0057】前記モータドライバ27では、サーボコン
トローラ33からの制御信号に基づいて、光ピックアッ
プ装置23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッ
キングアクチュエータを駆動する。また、モータドライ
バ27では、CPU40の指示に基づいて、光ディスク
15の線速度が一定(CLV:Constant Linear Veloci
ty)又は回転数が一定(CAV:Constant Angular Vel
ocity)となるようにスピンドルモータ22を制御す
る。さらに、モータドライバ27では、CPU40の指
示に基づいて、光ピックアップ装置23のシークモータ
を駆動し、光ピックアップ装置23のスレッジ方向(光
ディスク15の半径方向)の位置を制御する。
【0058】前記エンコーダ25では、バッファRAM
34に蓄積されているデータに対し、エラー訂正コード
の付加等を行ない、光ディスク15への書き込みデータ
を作成する。そして、CPU40からの指示に基づい
て、デコーダ31からの同期信号に同期して、書き込み
データをレーザコントロール回路24に出力する。
【0059】前記レーザコントロール回路24では、エ
ンコーダ25からの書き込みデータに基づいて、光ピッ
クアップ装置23の半導体レーザの出力を制御する。そ
して、レーザコントロール回路24では、記録中に、マ
ーク記録期間とスペース記録期間に同期したタイミング
信号をウォブル信号検出回路30に出力する。
【0060】前記インターフェース38は、ホスト(例
えば、パーソナルコンピュータ)との双方向の通信イン
ターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Pack
et Interface)及びSCSI(Small Computer System
Interface)等の標準インターフェースに準拠してい
る。
【0061】前記CPU40では、ROM39に格納さ
れているプログラムに従って上記各部の動作を制御する
とともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41
に保存する。
【0062】次に、前記ウォブル信号検出回路30の構
成等について図5〜図8に基づいて説明する。
【0063】ウォブル信号検出回路30は、図5に示さ
れるように、第1の信号抽出回路30a、第2の信号抽
出回路30b、回路セレクタ61、帯域制限回路62、
及び二値化回路63などを備えている。
【0064】第1の信号抽出回路30aは、第1のスペ
ースサンプル回路51a、第1のサンプル信号調整回路
52a、第1のAC結合回路53a、第2のスペースサ
ンプル回路51b、第2のサンプル信号調整回路52
b、第2のAC結合回路53b及び演算処理回路90な
どから構成されている。
【0065】第2の信号抽出回路30bは、第1の一定
振幅AGC59a、第2の一定振幅AGC59b及び第
1の減算器60などから構成されている。
【0066】また、演算処理回路90は、図6に示され
るように、第1の一定電圧AGC57a、第1の加算器
54a、第1の信号選択回路56a、第2の一定電圧A
GC57b、第2の加算器54b、第2の信号選択回路
56b、第2の減算器58a、第3の減算器58b、第
4の減算器58c、第3の加算器54c、切替器55a
及び信号セレクタ55bなどから構成されている。
【0067】図5に戻り、第1のスペースサンプル回路
51aでは、記録中は、レーザコントロール回路24か
らのタイミング信号に同期して、信号Scに対してスペ
ース時の信号成分をサンプリングし、信号S1aとして
出力する。なお、マーク時に対応する信号レベルは基準
電位(基準レベル)とする。そして、第1のスペースサ
ンプル回路51aでは、再生中は、信号Scに対するサ
ンプリングは行わず、信号Scをそのまま信号S1aと
して出力する。
【0068】第1のサンプル信号調整回路52aは、図
7(A)に示されるように、振幅調整回路64a、アン
プ65a、DC成分除去回路66a、及び出力信号切替
スイッチ67aなどを備えている。
【0069】振幅調整回路64aでは、第1のスペース
サンプル回路51aの出力信号S1aの振幅が適正な
(ノイズに埋もれるほど小さくなく、飽和するほど大き
くない)信号レベルになるように調整する。ここでは、
予め少なくとも2種類の調整利得としてのゲインが設定
されており、そのうち1つのゲインがCPU40の指示
により選択されるようになっている。なお、本実施形態
では、一例として2種類のゲインG1、G2のうち、再
生時にはG1、記録時にはG2がCPU40の指示によ
り選択されるものとする。
【0070】アンプ65aでは、第1のスペースサンプ
ル回路51aの出力信号S1aを増幅する。ここでは、
信号S1aに含まれるウォブル信号成分の信号レベル
が、信号Scにおけるマーク時の信号に含まれるウォブ
ル信号成分の信号レベルとほぼ一致するように増幅率が
設定されている。
【0071】DC成分除去回路66aでは、アンプ65
aの出力信号に含まれるDC成分を除去する。
【0072】出力信号切替スイッチ67aは、CPU4
0によって制御され、それによって、振幅調整回路64
aの出力信号と、DC成分除去回路66aの出力信号の
いずれかを選択し、第1のサンプル信号調整回路52a
の出力信号S2aとして出力する。
【0073】図5に戻り、前記第1のAC結合回路53
aでは、信号Scに含まれるDC成分を除去し、信号S
3aとして出力する。
【0074】前記第2のスペースサンプル回路51bで
は、記録中は、レーザコントロール回路24からのタイ
ミング信号に同期して、信号Sdに対してスペース時の
信号成分をサンプリングし、信号S1bとして出力す
る。なお、マーク時に対応する信号レベルは基準電位
(基準レベル)とする。そして、第2のスペースサンプ
ル回路51bでは、再生中は、信号Sdに対するサンプ
リングは行なわれず、信号Sdをそのまま信号S1bと
して出力する。
【0075】前記第2のサンプル信号調整回路52b
は、第1のサンプル信号調整回路52aと同様に、振幅
調整回路64b、アンプ65b、DC成分除去回路66
b、及び出力信号切替スイッチ67b(いずれも図示省
略)などから構成され、第2のスペースサンプル回路5
1bの出力信号S1bに対して第1のサンプル信号調整
回路52aと同様の信号調整を行い、信号S2bとして
出力する。
【0076】前記第2のAC結合回路53bでは、信号
Sdに含まれるDC成分を除去し、信号S3bとして出
力する。
【0077】演算処理回路90では、第1のサンプル信
号調整回路52aの出力信号S2a、第1のAC結合回
路53aの出力信号S3a、第2のスペースサンプル回
路51bの出力信号S1b及び第2のAC結合回路53
bの出力信号S3bを入力とし、所定の演算処理を行
う。なお、演算処理回路90については後で詳述する。
【0078】前記第1の一定振幅AGC59aは、図8
(A)に示されるように、従来の一定振幅AGCと同様
に、VCA回路75a、フィルタ回路76a、振幅検出
回路77a及びゲイン設定回路78aなどを備えてい
る。フィルタ回路76aでは、VCA回路75aの出力
信号に含まれる高周波成分を除去する。振幅検出回路7
7aでは、フィルタ回路76aの出力信号の振幅を検出
する。ゲイン設定回路78aでは、振幅検出回路77a
で検出された振幅に基づいてVCA回路75aのゲイン
を設定する。VCA回路75aでは、ゲイン設定回路7
8aにて設定されたゲインに基づいて信号Scの振幅を
調整する。
【0079】前記第2の一定振幅AGC59bは、前記
第1の一定振幅AGC59aと同様に構成され、信号S
dの振幅を調整する。なお、第1の一定振幅AGC59
aの出力信号S1cと、第2の一定振幅AGC59bの
出力信号S1dとは、同一振幅となるように設定されて
いる。
【0080】図5に戻り、前記第1の減算器60では、
第1の一定振幅AGC59aの出力信号S1cと第2の
一定振幅AGC59bの出力信号S1dとの差を信号S
9bとして出力する。
【0081】前記回路セレクタ61は、CPU40によ
って制御され、それによって、演算処理回路90の出力
信号S9a及び第1の減算器60の出力信号S9bのい
ずれかを選択し、信号S10を出力する。すなわち、回
路セレクタ61では、第1の信号抽出回路30a及び第
2の信号抽出回路30bのいずれかを選択する。
【0082】前記帯域制限回路62は、BPF(バンド
パスフィルタ)等を有し、回路セレクタ61の出力信号
S10からウォブル信号成分を抽出する。なお、帯域制
限回路62は、BPFの代わりにLPF(ローパスフィ
ルタ)を備えても良い。
【0083】前記二値化回路63は、コンパレータ等に
よって構成され、帯域制限回路62の出力信号を二値化
し、ウォブル信号として出力する。
【0084】ここで、演算処理回路90について詳述す
る。
【0085】第1の加算器54aでは、第1のサンプル
信号調整回路52aの出力信号S2aと第1のAC結合
回路57aの出力信号S3aとを加算し、信号S4aと
して出力する。
【0086】第1の一定電圧AGC57aは、図7
(B)に示されるように、VCA(ボルテージ・コント
ロール・アンプ)回路68a、フィルタ回路69a、D
C検出回路70a、ゲイン設定回路71a、目標電圧設
定回路72a、及び速度設定回路73aなどを備えてい
る。
【0087】目標電圧設定回路72aは、CPU40に
よって制御され、それによって、目標電圧を設定する。
本実施形態では、再生時の目標電圧をVs、記録時の目
標電圧をVkに設定する。速度設定回路73aは、CP
U40によって制御され、それによって、入力信号に対
する応答速度を設定する。本実施形態では、再生から記
録あるいは記録から再生に切り替わる直後に応答速度V
Rfを設定し、それ以外では応答速度VRs(<VR
f)を設定する。フィルタ回路69aでは、VCA回路
68aの出力信号に含まれる高周波成分を除去する。D
C検出回路70aでは、フィルタ回路69aの出力信号
の平均DC電圧レベルを検出する。ゲイン設定回路71
aでは、DC検出回路70aで検出された平均DC電圧
レベルと目標電圧設定回路72aにて設定された目標電
圧とが一致するように、VCA回路68aのゲインを設
定する。VCA回路68aでは、ゲイン設定回路71a
にて設定されたゲインに基づいて第1の信号選択回路5
6aの出力信号S6aを、速度設定回路73aにて設定
された応答速度で調整する。
【0088】第1の信号選択回路56aでは、CPU4
0によって制御され、それによって、第1の一定電圧A
GC57aの出力信号S6a及び第1の加算器54aの
出力信号S4aのいずれかの信号を選択し、信号S7a
として出力する。
【0089】第2の加算器54bでは、第2のサンプル
信号調整回路52bの出力信号S2bと第2のAC結合
回路53bの出力信号S3bとを加算し、信号S4bと
して出力する。
【0090】第2の一定電圧AGC57bは、第1の一
定電圧AGC57aと同様に、VCA回路68b、フィ
ルタ回路69b、DC検出回路70b、ゲイン設定回路
71b、目標電圧設定回路72b、及び速度設定回路7
3b(いずれも図示省略)などから構成され、第2の信
号選択回路56bの出力信号S6bに対して、その平均
DC電圧レベルが目標電圧と一致するように信号レベル
を調整し、信号S7bとして出力する。なお、第2の一
定電圧AGC57bにおける目標電圧及び応答速度は、
それぞれ第1の一定電圧AGC57aにおける目標電圧
及び応答速度と同じ値に設定されている。
【0091】第2の信号選択回路56bは、CPU40
によって制御され、それによって、第2の一定電圧AG
C57bの出力信号S6b及び第2の加算器54bの出
力信号S4bいずれかの信号を選択し、信号S7bとし
て出力する。
【0092】第2の減算器58aでは、第1の信号選択
回路56aの出力信号S7aと第2の信号選択回路56
bの出力信号S7bとの差を信号S8aとして出力す
る。ここでは、第1の信号選択回路56aの出力信号S
7aに含まれるウォブル信号成分と、第2の信号選択回
路56bの出力信号S7bに含まれるウォブル信号成分
とは逆相であるため、実質的にウォブル信号成分は増幅
されることになる。
【0093】第3の減算器58bでは、信号S3aと信
号S3bとの差を出力する。
【0094】第4の減算器58cでは、信号S2aと信
号S2bとの差を出力する。
【0095】第3の加算器54cでは、第3の減算器5
8bの出力信号と第4の減算器58cの出力信号とを加
算し、信号S8bとして出力する。
【0096】切替器55aでは、レーザコントロール回
路24からのタイミング信号に同期して、マーク時は第
3の減算器58bの出力信号を、スペース時は第4の減
算器58cの出力信号を選択し、信号S8cとして出力
する。
【0097】信号セレクタ55bは、CPU40によっ
て制御され、それによって、第2の減算器58aの出力
信号S8a、第3の加算器54cの出力信号S8b及び
切替器55aの出力信号S8cのうちいずれか1つの信
号を選択し、信号S9aとして出力する。
【0098】なお、第1の一定電圧AGC57aの代わ
りに、図8(B)に示されるように、VCA回路68
a’、フィルタ回路69a’、振幅検出回路70a’、
ゲイン設定回路71a’、目標振幅設定回路72a’及
び速度設定回路73a’などを備えた第3の一定振幅A
GC57a’を用いても良い。
【0099】目標振幅設定回路72a’は、CPU40
によって制御され、それによって、目標振幅を設定す
る。ここでは、再生時の目標振幅と記録時の目標振幅と
がそれぞれ個別に設定される。速度設定回路73a’
は、CPU40によって制御され、それによって、入力
信号に対する応答速度を設定する。ここでは、第1の一
定電圧AGC57aの場合と同様に、再生から記録ある
いは記録から再生に切り替わる直後の応答速度は、それ
以外での応答速度よりも速くなるように設定される。フ
ィルタ回路69a’では、VCA回路68a’の出力信
号に含まれる高周波成分を除去する。振幅検出回路70
a’では、フィルタ回路69a’の出力信号の振幅を検
出する。ゲイン設定回路71a’では、振幅検出回路7
0a’で検出された振幅と目標振幅設定回路72a’に
て設定された目標振幅とが一致するように、VCA回路
68a’のゲインを設定する。VCA回路68a’で
は、ゲイン設定回路71a’にて設定されたゲインに基
づいて第1の信号選択回路56aの出力信号S6aを、
速度設定回路73a’にて設定された応答速度で調整す
る。すなわち、目標振幅を調整することにより、第3の
一定振幅AGC57a’の出力信号S6a’を第1の一
定電圧AGC57aの場合の出力信号S6aと同様な波
形の信号とすることができる。同様に第2の一定電圧A
GC57bの代わりに、VCA回路68b’、フィルタ
回路69b’、振幅検出回路70b’、ゲイン設定回路
71b’、目標振幅設定回路72b’及び速度設定回路
73b’(いずれも図示省略)などを備えた第4の一定
振幅AGC57b’を用いても良い。
【0100】次に、前述のようにして構成されたウォブ
ル信号検出回路30におけるウォブル信号の検出処理動
作について説明する。
【0101】先ず、ウォブル信号検出回路30は、ウォ
ブル信号の検出に先立って、CPU40により各種設定
が行われる。ここで、図9のフローチャートを用いてウ
ォブル信号検出回路30の設定処理について説明する。
図9のフローチャートはCPU40によって実行される
一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0102】ステップ401では、光ディスク15が色
素型メディアであるか否かを判断し、色素型メディアで
なければ、ここでの判断は否定されステップ403に移
行する。なお、光ディスク15の記録面からの反射光の
強度から、色素型メディアと相変化型メディアとを区別
することができる。例えばDVD+Rなどの色素型メデ
ィアの反射率は約80%であるのに対し、DVD+RW
などの相変化型メディアの反射率は約30%である。
【0103】ステップ403では、回路セレクタ61に
対して、第1の減算器60の出力信号S9bを選択する
ように指示する。そして、設定処理を終了する。
【0104】一方、ステップ401において、光ディス
ク15が色素型メディアであれば、ステップ401での
判断は肯定されステップ405に移行する。
【0105】ステップ405では、回路セレクタ61に
対して、演算処理回路90の出力信号S9aを選択する
ように指示する。
【0106】ステップ407では、光ディスク15への
アクセスの目的が情報の記録であるか否かを判断し、記
録でなければ、ここでの判断は否定されステップ409
に移行する。
【0107】ステップ409では、振幅調整回路64
a、64bに対して、ゲインをG1に設定するように指
示する。
【0108】ステップ411では、目標電圧設定回路7
2a、72bに対して、目標電圧をVsに設定するよう
に指示する。
【0109】ステップ413では、出力信号切替スイッ
チ67aに対して、振幅調整回路64aの出力信号が第
1のサンプル信号調整回路52aの出力信号S2aとな
るように指示する。また、出力信号切替スイッチ67b
に対して、振幅調整回路64bの出力信号が第2のサン
プル信号調整回路52bの出力信号S2bとなるように
指示する。
【0110】ステップ415では、第1の信号選択回路
56aに対して、第1の一定電圧AGC57aの出力信
号S6aを選択するように指示する。そして、第2の信
号選択回路56bに対して、第2の一定電圧AGC57
bの出力信号S6bを選択するように指示する。
【0111】ステップ419では、信号セレクタ55b
に対して、第2の減算器58aの出力信号S8aを選択
するように指示する。そして、設定処理を終了する。
【0112】一方、ステップ407において、光ディス
ク15へのアクセスの目的が情報の記録であれば、ステ
ップ407での判断は肯定されステップ421に移行す
る。
【0113】ステップ421では、振幅調整回路64
a、64bに対して、ゲインをG2に設定するように指
示する。
【0114】ステップ423では、目標電圧設定回路7
2a、72bに対して、目標電圧をVkに設定するよう
に指示する。
【0115】ステップ425では、スペース時の信号の
みに基づいてウォブル信号を検出するか否かを判断す
る。ホストからの指示により、スペース時の信号のみに
基づいてウォブル信号を検出する場合は、ここでの判断
は肯定されステップ427に移行する。
【0116】ステップ427では、出力信号切替スイッ
チ67aに対して、振幅調整回路64aの出力信号が第
1のサンプル信号調整回路52aの出力信号S2aとな
るように指示する。そして、出力信号切替スイッチ67
bに対して、振幅調整回路64bの出力信号が第2のサ
ンプル信号調整回路52bの出力信号S2bとなるよう
に指示する。
【0117】ステップ429では、第1の信号選択回路
56aに対して、第1の一定電圧AGC57aの出力信
号S6aを選択するように指示する。そして、第2の信
号選択回路56bに対して、第2の一定電圧AGC57
bの出力信号S6bを選択するように指示する。
【0118】ステップ433では、信号セレクタ55b
に対して、第2の減算器58aの出力信号S8aを選択
するように指示する。そして、設定処理を終了する。
【0119】一方、ステップ425において、ホストか
らの指示により、スペース時の信号とマーク時の信号と
の両方に基づいてウォブル信号を検出する場合は、ステ
ップ425での判断は肯定されステップ435に移行す
る。
【0120】ステップ435では、出力信号切替スイッ
チ67aに対して、DC成分除去回路66aの出力信号
が第1のサンプル信号調整回路52aの出力信号S2a
となるように指示する。また、出力信号切替スイッチ6
7bに対して、DC成分除去回路66bの出力信号が第
2のサンプル信号調整回路52bの出力信号S2bとな
るように指示する。
【0121】ステップ437では、スペース時の信号と
マーク時の信号を切り替えるか否かを判断する。ホスト
からの指示により、スペース時の信号とマーク時の信号
を切り替える場合は、ここでの判断は肯定されステップ
439に移行する。
【0122】ステップ439では、信号セレクタ55b
に対して、切替器55aの出力信号S8cを選択するよ
うに指示する。そして、設定処理を終了する。
【0123】一方、ステップ437において、ホストか
らの指示により、スペース時の信号とマーク時の信号を
切り替えないで、それぞれの信号を加算する場合は、ス
テップ437での判断は肯定されステップ441に移行
する。
【0124】ステップ441では、信号セレクタ55b
に対して、第2の減算器58aの出力信号S8aを選択
するか否かを判断する。ホストからの指示により、第2
の減算器58aの出力信号S8aを選択しない場合に
は、ここでの判断は否定されステップ443に移行す
る。
【0125】ステップ443では、信号セレクタ55b
に対して、第3の加算器54cの出力信号S8bを選択
するように指示する。そして、設定処理を終了する。
【0126】一方、ステップ441において、ホストか
らの指示により、第2の減算器58aの出力信号S8a
を選択する場合は、ステップ441での判断は肯定さ
れ、信号セレクタ55bに対して、第2の減算器58a
の出力信号S8aを選択するように指示し、ステップ4
45に移行する。
【0127】ステップ445では、第1の信号選択回路
56aに対して、第1の加算器54aの出力信号S4a
を選択するように指示する。そして、第2の信号選択回
路56bに対して、第2の加算器54bの出力信号S4
bを選択するように指示する。そして、設定処理を終了
する。
【0128】なお、速度設定回路73a、73bに対し
ては、CPU40は、記録中に設定速度を指示する。
【0129】次に、ウォブル信号検出回路30での処理
動作について説明する。なお、図9に示されるように、
レーザ光出力の変化の影響を全く受けない場合に検出さ
れるウォブル信号を理想ウォブル信号とする。
【0130】[色素型メディアに情報を記録する際のウ
ォブル信号検出処理]
【0131】(A).ホストからの指示により、スペー
ス時の信号のみに基づいてウォブル信号を検出する場合
について説明する。なお、それに対応した上記ウォブル
信号検出回路30の設定はCPU40によってすでにな
されているものとする。また、レーザ光出力は、実際に
は複雑な形状を呈するが、ここでは便宜上、図10に示
されるように、記録データに対応した矩形パルス形状を
呈するものとする。
【0132】第1のスペースサンプル回路51aでは、
レーザコントロール回路24からのタイミング信号に同
期して、信号Scにおけるスペース時の信号成分をサン
プリングし、第1のサンプル信号調整回路52aに出力
する。また、第2のスペースサンプル回路51bでは、
レーザコントロール回路24からのタイミング信号に同
期して、信号Sdにおけるスペース時の信号成分をサン
プリングし、第2のサンプル信号調整回路52bに出力
する。
【0133】第1のサンプル信号調整回路52aでは、
第1のスペースサンプル回路51aの出力信号(信号S
1a)に対して、振幅調整回路64aにてゲインG2で
振幅調整を行い、一例として図10に示される波形の信
号(信号S2a)を出力信号切替スイッチ67aを介し
て出力する。同様に、第2のサンプル信号調整回路52
bでは、第2のスペースサンプル回路51bの出力信号
(信号S1b)に対して、振幅調整回路64bにてゲイ
ンG2で振幅調整を行い、一例として図10に示される
波形の信号(信号S2b)を出力信号切替スイッチ67
bを介して出力する。
【0134】第1の一定電圧AGC57aでは、信号S
2aに対し平均DC電圧レベルが目標電圧Vkと一致す
るように調整し、一例として図10に示される波形の信
号(信号S6a)を第1の信号選択回路56aに出力す
る。第2の一定電圧AGC57bでは、信号S2bに対
し平均DC電圧レベルが目標電圧Vkと一致するように
調整し、一例として図10に示される波形の信号(信号
S6b)を第2の信号選択回路56bに出力する。
【0135】第1の信号選択回路56aでは、第1の一
定電圧AGC57aの出力信号S6aを選択し、第2の
減算器58aに出力する。第2の信号選択回路56bで
は、第2の一定電圧AGC57bの出力信号S6bを選
択し、第2の減算器58aに出力する。
【0136】第2の減算器58aでは、第1の信号選択
回路56aの出力信号S7a(S6aと同一)から第2
の信号選択回路56bの出力信号S7b(S6bと同
一)を減算し、一例として図10に示される波形の信号
(信号S8a)を信号セレクタ55bに出力する。
【0137】信号セレクタ55bは、第2の減算器58
aの出力信号S8aを選択し、信号S9aとして出力す
る。回路セレクタ61では、信号セレクタ55bの出力
信号S9aを選択し、信号S10として出力する。帯域
制限回路62では、信号S10からウォブル信号成分を
抽出する。そして、このウォブル信号成分は、二値化回
路72にて二値化され、ウォブル信号としてデコーダ3
1に出力される。
【0138】(B).ホストからの指示により、スペー
ス時の信号とマーク時の信号との両方に基づいてウォブ
ル信号を検出する場合について説明する。また、ホスト
からの指示により、スペース時の信号とマーク時の信号
との信号切替は行わず、信号セレクタ55bは信号S8
bを選択しないものとする。また、それに対応した上記
ウォブル信号検出回路30の設定はCPU40によって
すでになされているものとする。
【0139】第1のスペースサンプル回路51aでは、
レーザコントロール回路24からのタイミング信号に同
期して、信号Scにおけるスペース時の信号成分をサン
プリングし、第1のサンプル信号調整回路52aに出力
する。また、第2のスペースサンプル回路51bでは、
レーザコントロール回路24からのタイミング信号に同
期して、信号Sdにおけるスペース時の信号成分をサン
プリングし、第2のサンプル信号調整回路52bに出力
する。
【0140】第1のサンプル信号調整回路52aでは、
第1のスペースサンプル回路51aの出力信号(信号S
1a)をAMP65aにて増幅し、さらにDC成分除去
回路66aにてDC成分を除去した後、一例として図1
1に示される波形の信号(信号S2a)を出力信号切替
スイッチ67aを介して出力する。同様に第2のサンプ
ル信号調整回路52bでは、AMP65bにて信号S1
bを増幅し、DC成分除去回路66bにてDC成分を除
去し、一例として図11に示される波形の信号(信号S
2b)を出力信号切替スイッチ67bを介して出力す
る。
【0141】第1のAC結合回路53aでは、信号Sc
に含まれるDC成分を除去し、一例として図11に示さ
れる波形の信号(信号S3a)を出力する。また、第2
のAC結合回路53bでは、信号Sdに含まれるDC成
分を除去し、一例として図11に示される波形の信号
(信号S3b)を出力する。
【0142】第3の減算器58bでは、信号S3aと信
号S3bとの差を出力する。第4の減算器58cでは、
信号S2aと信号S2bとの差を出力する。
【0143】第3の加算器54cでは、第3の減算器5
8bの出力信号と第4の減算器58cの出力信号とを加
算し、信号S8bとして出力する。
【0144】信号セレクタ55bは、第3の加算器54
cの出力信号S8bを選択し、信号S9aとして出力す
る。回路セレクタ61では、信号セレクタ55bの出力
信号S9aを選択し、信号S10として出力する。帯域
制限回路62では、信号S10からウォブル信号成分を
抽出する。そして、このウォブル信号成分は、二値化回
路72にて二値化され、ウォブル信号としてデコーダ3
1に出力される。
【0145】(C).ホストからの指示により、スペー
ス時の信号とマーク時の信号との両方に基づいてウォブ
ル信号を検出する場合について説明する。また、ホスト
からの指示により、スペース時の信号とマーク時の信号
との信号切替は行わず、信号セレクタ55bは信号S8
bを選択するものとする。そして、それに対応した上記
ウォブル信号検出回路30の設定はCPU40によって
すでになされているものとする。
【0146】なお、演算処理回路90での処理以外は、
上述した(B)の場合と同一であるので、ここでは、演
算処理回路90での処理についてのみ説明する。
【0147】第1の加算器54aでは、信号S2aと信
号S3aとを加算し、信号S4aとして第1の信号選択
回路56aに出力する。第2の加算器54bでは、信号
S2bと信号S3bとを加算し、信号S4bとして第2
の信号選択回路56bに出力する。
【0148】第1の信号選択回路56aでは、第1の加
算器54aの出力信号S4aを選択し、信号S7aとし
て第2の減算器58aに出力する。また、第2の信号選
択回路56bでは、第2の加算器54bの出力信号S4
bを選択し、信号S7bとして第2の減算器58aに出
力する。
【0149】第2の減算器58aでは、出力信号S7a
と出力信号S7bとの差を信号S8aとして回路セレク
タ61に出力する。回路セレクタ61は、第2の減算器
58aの出力信号S8aを選択し、信号S9aとして出
力する。
【0150】(D).ホストからの指示により、スペー
ス時の信号とマーク時の信号とに基づいてウォブル信号
を検出する場合について説明する。また、ホストからの
指示により、スペース時の信号とマーク時の信号との信
号切替は行うものとする。なお、それに対応した上記ウ
ォブル信号検出回路30の設定はCPU40によってす
でになされているものとする。
【0151】なお、演算処理回路90での処理以外は、
上述した(B)の場合と同一であるので、ここでは、演
算処理回路90での処理についてのみ説明する。
【0152】第3の減算器58bでは、信号S3aと信
号S3bとの差を出力する。第4の減算器58cでは、
信号S2aと信号S2bとの差を出力する。
【0153】切替器55aでは、レーザコントロール回
路24からのタイミング信号に同期して、マーク時には
第3の減算器58bの出力信号を選択し、スペース時に
は第4の減算器58cの出力信号を選択し、信号S8c
として信号セレクタ55bに出力する。
【0154】信号セレクタ55bでは、切替器55aの
出力信号S8cを選択し、信号S9aとしてする。
【0155】[相変化型メディアに記録する際のウォブ
ル信号検出処理]
【0156】ここでは、上記ウォブル信号検出回路30
の設定はCPU40によってすでになされているものと
する。すなわち、第2の信号抽出回路30bが選択され
ている。
【0157】第1の一定振幅AGC59aでは、信号S
cに対して振幅が所定のレベルとなるように振幅調整し
た後、第2の減算器60に出力する。第2の一定振幅A
GC59bでは、信号Sdに対して振幅が所定のレベル
となるように振幅調整した後、第2の減算器60に出力
する。
【0158】第2の減算器60では、第1の一定振幅A
GC59aの出力信号S1cから第2の一定振幅AGC
59bの出力信号S1dを減算し、回路セレクタ61に
出力する。回路セレクタ61では、第2の減算器60の
出力信号S8bを帯域制限回路62に出力する。帯域制
限回路62では、信号S8bからウォブル信号成分を抽
出する。そして、このウォブル信号成分は、二値化回路
72にて二値化され、ウォブル信号としてデコーダ31
に出力される。
【0159】[色素型メディアから情報を再生する際の
ウォブル信号検出処理]
【0160】ここでは、上記ウォブル信号検出回路30
の設定はCPU40によってすでになされているものと
する。
【0161】第1のスペースサンプル回路51aでは、
信号Scをそのまま第1のサンプル信号調整回路52a
に出力する。また、第2のスペースサンプル回路51b
では、信号Sdをそのまま第2のサンプル信号調整回路
52bに出力する。
【0162】第1のサンプル信号調整回路52aでは、
第1のスペースサンプル回路51aの出力信号S1a
(Scと同じ)に対して、振幅調整回路64aにてゲイ
ンG1で振幅調整を行い、信号S2aとして出力信号切
替スイッチ67aを介して出力する。同様に、第2のサ
ンプル信号調整回路52bでは、第2のスペースサンプ
ル回路51bの出力信号S1b(Sdと同じ)に対し
て、振幅調整回路64bにてゲインG1で振幅調整を行
い、信号S2bとして出力信号切替スイッチ67bを介
して出力する。
【0163】第1の一定電圧AGC57aでは、第1の
サンプル信号調整回路52aの出力信号S2aに対し、
平均DC電圧レベルが目標電圧Vsと一致するように調
整し、図12に示される波形の信号(信号S6a)を第
1の信号選択回路56aに出力する。第2の一定電圧A
GC57bでは、第2のサンプル信号調整回路52bの
出力信号S2bに対し、平均DC電圧レベルが目標電圧
Vsと一致するように調整し、図13に示される波形の
信号(信号S6b)を第2の信号選択回路56bに出力
する。
【0164】第1の信号選択回路56aでは、第1の一
定電圧AGC57aの出力信号S6aを選択し、第2の
減算器58aに出力する。第2の信号選択回路56bで
は、第2の一定電圧AGC57bの出力信号S6bを選
択し、第2の減算器58aに出力する。
【0165】第2の減算器58aでは、第1の一定電圧
AGC57aの出力信号S7aから第2の一定電圧AG
C57bの出力信号S7bを減算し、図12に示される
波形の信号(信号S8a)を信号セレクタ55bに出力
する。
【0166】信号セレクタ55bでは、第2の減算器5
8aの出力信号S8aを選択し、信号S9aとして出力
する。回路セレクタ61では、信号セレクタ55bの出
力信号S9aを選択し、信号S10として出力する。帯
域制限回路62では、信号S10からウォブル信号成分
を抽出する。そして、このウォブル信号成分は、二値化
回路72にて二値化され、ウォブル信号としてデコーダ
31に出力される。
【0167】次に、前述の光ディスク装置20を用い
て、光ディスク15にデータを記録する場合の処理動作
について説明する。
【0168】CPU40は、ホストからインターフェー
ス38を介して記録要求を受信すると、ホストから指定
された記録速度に基づいて、スピンドルモータ22の回
転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出
力する。
【0169】ウォブル信号検出回路30は、光ピックア
ップ装置23からの出力信号Sc、Sdに基づいて、上
述の如くしてウォブル信号を検出し、デコーダ31に出
力する。デコーダ31では、ウォブル信号からADIP
情報を抽出し、CPU40に通知する。ここで、デコー
ダ31では、例えばADIP情報に付加されているエラ
ー検出コード等によりADIP情報にエラーが含まれて
いると判断される場合は、ADIP情報の検出エラーと
してCPU40に通知する。CPU40は、ADIP情
報の検出エラー率を計測し、所定の値以上になると、デ
ータの記録動作を中止するとともに、ホストにその旨を
通知する。
【0170】エラー信号検出回路83では、光ピックア
ップ装置23からの出力信号に基づいてフォーカスエラ
ー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコント
ローラ33に出力する。サーボコントローラ33は、エ
ラー信号検出回路83からのフォーカスエラー信号及び
トラックエラー信号に基づいて、モータドライバ27を
介して光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチ
ュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動し、フ
ォーカスずれ及びトラックずれを補正する。
【0171】CPU40は、ホストからデータを受信す
ると、バッファマネージャ37を介してバッファRAM
34に蓄積する。バッファRAM34に蓄積されたデー
タ量が所定の値を超えると、バッファマネージャ37
は、CPU40に通知する。
【0172】CPU40は、バッファマネージャ37か
らの通知を受け取ると、エンコーダ25に書き込みデー
タの作成を指示する。エンコーダ25では、バッファR
AM34からデータを取り出し、エラー訂正コードの付
加等を行い、書き込みデータを作成する。
【0173】そして、CPU40は、デコーダ31から
のADIP情報に基づいて、所定の書き込み開始地点に
光ピックアップ23が位置するように光ピックアップ2
3のシーク動作を指示する信号をモータドライバ27に
出力する。
【0174】CPU40は、ADIP情報に基づいて、
光ピックアップ23の位置が書き込み開始地点であると
判断すると、エンコーダ25に通知する。そして、エン
コーダ25では、レーザコントロール回路24及び光ピ
ックアップ23を介して、書き込みデータを光ディスク
15に記録する。なお、エンコーダ25では、デコーダ
31からの同期信号によってスピンドルモータ22の回
転速度と同期をとっている。それによって正確な位置で
の書き込みが行なわれる。
【0175】また、CPU40は、記録と再生が切り替
わる際に、一定電圧AGC57a、57bの応答速度が
VRfとなるように速度設定回路73a、73bに指示
する。これによって、一定電圧AGC57a、57bで
の応答速度が速くなる。また、記録及び再生中は、CP
U40は、一定電圧AGC57a、57bの応答速度が
VRsとなるように速度設定回路73a、73bに指示
する。これによって、一定電圧AGC57a、57bで
の応答速度が遅くなる。なお、速度設定回路73a、7
3bへの指示は、CPU40からではなく、エンコーダ
25から行っても良い。
【0176】また、前述した光ディスク装置20を用い
て、光ディスク15に記録されているデータを再生する
場合の処理動作について説明する。
【0177】CPU40は、ホストから再生要求を受信
すると、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回
転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出
力する。
【0178】ウォブル信号検出回路30は、光ピックア
ップ装置23からの出力信号Sc、Sdに基づいて、上
述の如くしてウォブル信号を検出し、デコーダ31に出
力する。デコーダ31では、ウォブル信号からADIP
情報を抽出し、CPU40に通知する。デコーダ31で
は、例えばADIP情報に付加されているエラー検出コ
ード等によりADIP情報にエラーが含まれていると判
断される場合は、ADIP情報の検出エラーとしてCP
U40に通知する。CPU40は、ADIP情報の検出
エラー率を計測し、所定の値以上になると、データの再
生動作を中止するとともに、ホストにその旨を通知す
る。
【0179】エラー信号検出回路83では、光ピックア
ップ装置23からの出力信号に基づいてフォーカスエラ
ー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコント
ローラ33に出力する。サーボコントローラ33は、エ
ラー信号検出回路83からのフォーカスエラー信号及び
トラックエラー信号に基づいて、モータドライバ27を
介して光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチ
ュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動し、フ
ォーカスずれ及びトラックずれを補正する。
【0180】CPU40は、ADIP情報に基づいて、
所定の読み込み開始地点に光ピックアップ装置23が位
置するようにシーク動作を指示する信号をモータドライ
バ27に出力する。
【0181】CPU40は、ADIP情報に基づいて、
読み込み開始地点であるか否かをチェックし、光ピック
アップ装置23の位置が読み込み開始地点であると判断
すると、RF信号検出回路82に通知する。そして、R
F信号検出回路82では、光ピックアップ装置23の出
力信号に基づいてRF信号を検出し、デコーダ31に出
力する。デコーダ31では、RF信号に対して、誤り訂
正処理等を行なう。
【0182】光ディスク15に記録されているデータが
音楽データの場合には、デコーダ31の出力信号はD/
Aコンバータ36にてアナログデータに変換され、オー
ディオ機器等に出力される。
【0183】一方、光ディスク15に記録されているデ
ータが音楽データ以外の場合には、デコーダ31では、
さらにエラーチェック及びエラー訂正処理等が行なわ
れ、バッファRAM34に蓄積される。
【0184】バッファマネージャ37は、バッファRA
M34に蓄積されたデータがセクタデータとして揃った
ときに、インターフェース38を介してホストに転送す
る。
【0185】以上の説明から明らかなように、本実施形
態に係るウォブル信号検出回路では、第1のスペースサ
ンプル回路51aによって第1サンプル回路が構成さ
れ、第2のスペースサンプル回路51bによって第2サ
ンプル回路が構成されている。また、第1の一定電圧A
GC57aによって第1電圧調整回路が構成され、第2
の一定電圧AGC57bによって第2電圧調整回路が構
成されている。第2の減算器58aによって減算回路が
構成され、振幅調整回路64a、64bによって信号調
整回路が構成されている。AMP65aによって第1増
幅回路が構成され、AMP65bによって第2増幅回路
が構成されている。第1の加算器54aによって第1加
算回路が構成され、第2の加算器54bによって第2加
算回路が構成されている。第3の減算器58bによって
第1減算回路が構成され、第4の減算器58cによって
第2減算回路が構成されている。第3の加算器54cに
よって加算回路が構成され、切替器55aによって信号
切り替え回路が構成されている。第1のAC結合回路5
3a、第2のAC結合回路53b及びDC成分除去回路
66a、66bによってDC成分除去回路が構成されて
いる。回路セレクタ61によって選択回路が構成されて
いる。第3の一定振幅AGC57a’によって第1振幅
調整回路が構成され、第4の一定振幅AGC57b’に
よって第2振幅調整回路が構成されている。
【0186】本実施形態に係る光ディスク装置では、C
PU40、エンコーダ25及びレーザコントロール回路
24によって処理装置が構成されている。
【0187】以上説明したように、本実施形態に係るウ
ォブル信号検出回路によると、光ディスク15に情報を
記録する際に、第1のスペースサンプル回路51aで
は、レーザコントロール回路からのタイミング信号に同
期して第3の受光素子80cからの光電変換信号に応じ
た電圧信号Scをサンプリングすることにより、電圧信
号Scからスペース記録期間の信号が抽出される。同様
に第2のスペースサンプル回路51bでは、タイミング
信号に同期して第4の受光素子80dからの光電変換信
号に応じた電圧信号Sdをサンプリングすることによ
り、電圧信号Sdからスペース記録期間の信号が抽出さ
れる。すなわち、レーザ光出力が小さくて安定している
時の信号が抽出される。第1の一定電圧AGC57aで
は、第1のスペースサンプル回路51aの出力信号の平
均電圧レベルが目標電圧に一致するように信号レベルを
調整する。同様に第2の一定電圧AGC57bでは、第
2のスペースサンプル回路51bの出力信号の平均電圧
レベルが目標電圧に一致するように信号レベルを調整す
る。サンプリングされた信号の平均電圧レベルは、目標
電圧に比べて非常に小さいために、大きなゲインでレベ
ル調整される。すなわち、ウォブル信号成分は大きく増
幅される。これにより、例えば、従来の振幅一定AGC
回路による信号調整ではノイズ成分に埋もれていたスペ
ース記録期間のウォブル信号成分を精度良く抽出するこ
とが可能となる。第2の減算器58aでは、第1の一定
電圧AGC57aの出力信号と第2の一定電圧AGC5
7bの出力信号との差をウォブル信号として出力する。
ウォブル信号成分が増幅されているために、スペース時
の信号のみを利用した場合であっても、ウォブル信号を
精度良く検出することができる。また、スペース記録期
間のウォブル信号成分を抽出してウォブル信号を検出し
ているために、例えば、DVD+Rに情報を記録する場
合のように、マーク時のレーザ光出力がスペース時のレ
ーザ光出力よりもかなり大きくても、レーザ光出力の影
響を受けることがない。勿論、マーク時のレーザ光出力
とスペース時のレーザ光出力との差があまり大きくない
書き換え可能型の光ディスクに対しても、高品質のウォ
ブル信号を得ることが可能である。すなわち、複数種類
の光記録媒体に対して、ウォブル信号を精度良く検出す
ることが可能である。さらに、第1の一定電圧AGC5
7a及び第2の一定電圧AGC57bでは、それぞれ同
一の目標電圧が設定されているために、光ディスク15
の記録面からの反射光が受光素子の受光面の中央部から
ずれて受光される場合であっても精度良くウォブル信号
を検出することができる。
【0188】また、本実施形態では、スペースサンプル
回路の出力信号に対して、再生時と記録時とで異なるゲ
インで振幅調整を行っている。再生時のレーザ光出力と
記録時のレーザ光出力とは、大きく異なっているため
に、再生時のスペースサンプル回路の出力信号の振幅
と、記録時のスペースサンプル回路の出力信号の振幅と
は大きく異なっている。従って、再生時及び記録時とも
に、スペースサンプル回路の出力信号の振幅が、所定の
レベルとなるようにそれぞれのゲインを設定することに
より、第1の一定電圧AGC57a及び第2の一定電圧
AGC57bのダイナミックレンジを有効に活用するこ
とができ、再生時及び記録時ともに、精度良くウォブル
信号を検出することができる。なお、振幅調整回路64
a、64bは、それぞれスペースサンプル回路51a、
51bの前段に配置しても良い。
【0189】さらに、本実施形態では、CPU40は、
一定電圧AGCの目標電圧設定回路に対して、記録時と
再生時とで異なる目標電圧を設定するように指示してい
る。通常、再生時の光ピックアップ装置23からの出力
信号(以下、「再生時の出力信号」という)の振幅は、
記録時の光ピックアップ装置23からの出力信号(以
下、「記録時の出力信号」という)の振幅に比べて大き
いために、例えば、記録時と再生時とで同一の目標電圧
が設定されている場合には、一定電圧AGCにおいて記
録時の出力信号の方が再生時の出力信号よりも大きく増
幅される。すなわち、ウォブル信号成分の振幅は、記録
時の方が再生時よりも大きくなる。ウォブル信号成分の
振幅は大きければよいというものではなく、ADIP情
報などの付帯情報を精度良く抽出するには所定の振幅で
検出されなければならない。そこで、本実施形態では、
ウォブル信号成分の振幅が、記録時と再生時とでほぼ等
しくなるように記録時と再生時とで異なる目標電圧を設
定している。従って、記録時及び再生時において、ウォ
ブル信号を精度良く検出することができる。また、記録
時に検出されるウォブル信号の信号レベルが、再生時に
検出されるウォブル信号の信号レベルとほぼ一致するよ
うに、記録時の目標電圧を設定しているために、記録と
再生の切替直後におけるウォブル信号の誤検出を防止す
ることができる。すなわち、ウォブル信号を精度良く安
定して検出することが可能となる。
【0190】また、本実施形態では、CPU40は、一
定電圧AGCの目標速度設定回路に対して、記録時と再
生時との切り替わり直後に目標速度VRfを設定し、記
録及び再生が開始されると目標速度VRs(<VRf)
を設定するように指示している。これにより、記録時に
検出されるウォブル信号の信号レベルが、再生時に検出
されるウォブル信号の信号レベルと異なっていても、記
録と再生の切替直後においてウォブル信号を安定して検
出することができる。また、記録中は遅い応答速度が設
定されているために、本来追従すべきでない光ディスク
15の傷などによる信号振幅の変化に対して追従するこ
とを防止できる。従って、ウォブル信号を精度良く安定
して検出することが可能となる。
【0191】また、本実施形態では、光ディスク15に
情報を記録する際に、スペースサンプル回路51a、5
1bの出力信号に含まれるウォブル信号の信号レベルが
マーク時のウォブル信号の信号レベルと同一となるよう
に、スペースサンプル回路51a、51bの出力信号の
振幅をAMP65a、65bでそれぞれ増幅している。
そして、AMP65aにて増幅された信号と第3の受光
素子80cからの電圧信号Scを第1の加算器54aで
加算し、AMP65bにて増幅された信号と第4の受光
素子80dからの電圧信号Sdを第2の加算器54bで
加算している。これにより、スペース記録期間のウォブ
ル信号成分とマーク記録期間のウォブル信号成分とがほ
ぼ同一信号レベルで加算される。そして、第2の減算器
58aにて、第1の加算器54aの出力信号と第2の加
算器54bの出力信号との差を出力している。従って、
第2の減算器58aからは、高精度のウォブル信号が安
定して出力される。
【0192】また、本実施形態では、光ディスク15に
情報を記録する際に、第3の減算器58bにて、AMP
65aにて増幅された信号とAMP65bにて増幅され
た信号との差を出力している。これにより、スペース記
録期間でのウォブル信号が出力されることとなる。そし
て、第4の減算器58cにて、第3の受光素子80cか
らの電圧信号Scと第4の受光素子80dからの電圧信
号Sdとの差を出力している。これにより、マーク記録
期間でのウォブル信号が出力されることとなる。そし
て、第3の加算器では54cでは、第3の減算器58b
の出力信号と第4減算器58cの出力信号とを加算して
いる。すなわち、スペース記録期間でのウォブル信号と
マーク記録期間でのウォブル信号とが加算されることと
なる。従って、第3の加算器では54cからは、高精度
のウォブル信号が安定して出力される。
【0193】また、本実施形態では、光ディスク15に
情報を記録する際に、切替器55aでは、レーザコント
ロール回路からのタイミング信号に同期して、スペース
記録期間は第3の減算器58bの出力信号を選択し、マ
ーク記録期間は第4の減算器58cの出力信号を選択し
て出力する。すなわち、スペース記録期間でのウォブル
信号とマーク記録期間でのウォブル信号とが合成される
こととなる。これにより、マークとスペースの変わり目
で、回路の遅延や波形のなまりなどに起因するノイズが
発生するのを防止することができる。従って、切替器5
5aからは、高精度のウォブル信号が安定して出力され
る。
【0194】また、本実施形態において、演算処理回路
90に入力される信号の平均電圧が基準電圧から大きく
ずれている場合には、演算処理回路90では非常に広い
ダイナミックレンジが必要となる。また、光ピックアッ
プ装置23からの出力信号ScとSdの信号レベルが大
きく異なっている場合には、検出されるウォブル信号に
オフセットが生じる。しかしながら、本実施形態では、
演算処理回路90の前段にAC結合回路53a、53b
及びDC成分除去回路66a、66bを配置し、信号に
含まれるDC成分を除去しているために、演算処理回路
90でのダイナミックレンジは特に広くする必要はな
い。また、光ピックアップ装置23からの出力信号Sc
とSdの信号レベルが大きく異なっている場合であって
も、検出されるウォブル信号にオフセットが生じること
はない。従って、演算処理回路90は、大量に生産され
一般に市販されている電子部品等を用いて安価に構成す
ることができる。
【0195】また、本実施形態では、回路セレクタ61
は、光ディスク15が色素型メディアの場合に、第1の
信号抽出回路30aを選択し、光ディスク15が色素型
メディア以外の場合に、第2の信号抽出回路30bを選
択している。これにより、光ディスク15の種類に応じ
て最適の回路構成が選択されるため、複数種類の光ディ
スクに対応して、精度良くウォブル信号を検出すること
ができる。
【0196】また、本実施形態では、第1の一定電圧A
GC57aの代わりに、第3の一定振幅AGC57a’
を、第2の一定電圧AGC57bの代わりに、第4の一
定振幅AGC57b’を用いることができる。目標振幅
設定回路72a’、72b’では、一定振幅AGC57
a’、57b’の目標振幅を個別に設定する。例えば記
録時に検出されるウォブル信号の信号レベルが、再生時
に検出されるウォブル信号の信号レベルとほぼ一致する
ように、記録時の目標振幅を設定することにより、記録
と再生の切替直後におけるウォブル信号の誤検出を防止
することができる。すなわち、ウォブル信号を精度良く
安定して検出することが可能となる。速度設定回路73
a’、73b’では、入力信号に対する応答速度を、制
御信号に応じて記録と再生の切替直後の応答速度が記録
中の応答速度よりも大きくなるように個別に設定する。
そのために、記録時に検出されるウォブル信号の信号レ
ベルが、再生時に検出されるウォブル信号の信号レベル
と異なっていても、記録と再生の切替直後においてウォ
ブル信号を安定して検出することができる。また、記録
中は遅い応答速度が設定されているために、光ディスク
15の傷などによる信号変化に対しては追従しない。従
って、ウォブル信号を精度良く安定して検出することが
可能となる。
【0197】本実施形態に係る光ディスク装置による
と、光ディスク15に対して情報の記録を行なう際に、
複数種類の光ディスクに対して、ウォブル信号検出回路
30によりウォブル信号を精度良く検出することができ
るため、結果的に、複数種類の光ディスクに対して、信
頼性の高い良好な記録を安定して行なうことが可能であ
る。
【0198】なお、上記実施形態では、スペースサンプ
ル回路51a、51bの出力信号を振幅調整回路64
a、64bでそれぞれ調整しているが、スペースサンプ
ル回路51a、51bの出力信号が所定のレベルであれ
ば、振幅調整回路64a、64bは、必ずしも必要では
ない。
【0199】また、上記実施形態では、AC結合回路5
3a、53b及びDC成分除去回路66a、66bにて
DC成分の除去を行っているが、演算処理回路90に入
力される信号の平均電圧が基準電圧からあまりずれてい
ない場合には、AC結合回路53a、53b及びDC成
分除去回路66a、66bは、必ずしも必要ではない。
【0200】さらに、上記実施形態では、一定電圧AG
C55a、55bでは、CPU40の指示により、目標
電圧設定回路72a、72bにて記録時と再生時とで異
なる目標電圧をそれぞれ設定しているが、記録時と再生
時の目標電圧が同じであっても、所定のレベルの信号が
得られる場合は、目標電圧設定回路72a、72bは、
必ずしも必要ではない。
【0201】なお、上記実施形態では、一定電圧AGC
55a、55bが、目標電圧設定回路72a、72bと
速度設定回路73a、73bの両方を備える場合につい
て説明しているが、これに限らず、いずれか一方のみを
備えていても良い。同様に、一定振幅AGC55a’、
55b’が、目標振幅設定回路72a’、72b’と速
度設定回路73a’、73b’の両方を備える場合につ
いて説明しているが、これに限らず、いずれか一方のみ
を備えていても良い。
【0202】また、上記実施形態では、光ディスク15
の種類に応じて第1の信号抽出回路30a及び第2の信
号抽出回路30bのいずれかが選択されるが、これに限
らず、3種類以上の信号抽出回路を備え、その中から1
つの回路を選択しても良い。さらに、第1の信号抽出回
路30aのみであっても良い。このときは、回路セレク
タ61は不要であり、光ディスク15の種類に関係な
く、第1の信号抽出回路30aによって、ウォブル信号
が検出される。
【0203】さらに、上記実施形態では、スペース時の
みの信号からウォブル信号を検出する回路と、スペース
時とマーク時の両方の信号からウォブル信号を検出する
回路とを含んでいるが、いずれかの回路のみを含んでい
ても良い。例えば、常にスペース時のみの信号からウォ
ブル信号を検出する場合には、第1の信号抽出回路30
aには、スペースサンプル回路51a、51b、振幅調
整回路64a、64b、一定電圧AGC57a、57b
及び第2の減算器58aが含まれていれば良い。また、
スペース時とマーク時の両方の信号からウォブル信号を
検出する際に、常にマーク時とスペース時とで切り替え
を行う場合には、第3の加算器54cは不要である。ま
た、常にマーク時とスペース時とで切り替えを行わない
場合には、切替器55aは不要である。
【0204】なお、上記実施形態では、スペース時とマ
ーク時の両方の信号からウォブル信号を検出する際に、
信号S2aと信号S3aとを加算した加算信号と、信号
S2bと信号S3bとを加算した加算信号との差からウ
ォブル信号を検出する回路と、信号S2aから信号S2
bを減算した減算信号と、信号S3aから信号S3bを
減算した減算信号とを加算した加算信号からウォブル信
号を検出する回路とを備えているが、いずれかの回路の
みを備えていても良い。
【0205】また、上記実施形態では、スペースサンプ
ル回路51a、51bによって光ピックアップ装置23
からの出力信号Sc、Sdに対して、スペース時の信号
成分を抽出しているが、スペースサンプル回路51a、
51bの代わりに、サンプルホールド回路を用いて、ス
ペース時の信号成分を抽出しても良い。
【0206】なお、上記実施形態では、光ディスク15
としてDVDの場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、ウォブル信号が記録されている光記
録媒体であれば良い。
【0207】また、上記実施形態では、ウォブル信号か
らADIP情報を抽出する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、CDの場合に
は、ウォブル信号からATIP(Absolute Time In Pre
groove)情報を抽出しても良い。
【0208】なお、上記実施形態では、振幅調整回路6
4a、64bにおいて、CPU40の指示により2種類
のゲインのうちいずれか一方が選択される場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、3種類以
上のゲインの中から一つを選択しても良い。また、予め
設定されているゲインの中から選択するのではなく、C
PU40から任意の値のゲインを設定しても良い。
【0209】また、上記実施形態に係る光ディスク装置
20は、ホストと同一の筐体内に配置される、いわゆる
内蔵タイプであっても良いし、ホストとは別の筐体内に
配置される、いわゆる外付けタイプであっても良い。
【0210】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るウォ
ブル信号検出回路によれば、複数種類の光記録媒体に対
応可能で、少なくとも記録時にウォブル信号を精度良く
安定して検出することができるという効果がある。
【0211】また、本発明に係る光ディスク装置によれ
ば、複数種類の光記録媒体に対応可能で、信頼性の高い
良好な記録を安定して行なうことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図2(A)及び図2(B)は、それぞれ受光器
を構成する受光素子の構成の一例を説明するための図で
ある。
【図3】図3(A)及び図3(B)は、それぞれ受光素
子に照射される反射光の部分を説明するための図であ
る。
【図4】図1のI/Vアンプ部の構成を説明するための
ブロック図である。
【図5】図1のウォブル信号検出回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図1の演算処理回路の構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図7】図7(A)は、図1の第1のサンプル信号調整
回路の構成を説明するためのブロック図であり、図7
(B)は、図1の第1の一定電圧AGCの構成を説明す
るためのブロック図である。
【図8】図8(A)は、図1の第1の一定振幅AGCの
構成を説明するためのブロック図であり、図8(B)
は、第1の一定電圧AGCの代わりに用いられる第3の
一定振幅AGCの構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図9】CPUによるウォブル信号検出回路の設定を説
明するためのフローチャートである。
【図10】色素型メディアに情報を記録するときに、ス
ペース時の信号のみでウォブル信号を検出する際のウォ
ブル信号検出回路における信号波形の一部を説明するた
めの図である。
【図11】色素型メディアに情報を記録するときに、ス
ペース時の信号とマーク時の信号とでウォブル信号を検
出する際のウォブル信号検出回路における信号波形の一
部を説明するための図である。
【図12】色素型メディアの情報を再生するときのウォ
ブル信号検出回路における信号波形の一部を説明するた
めの図である。
【図13】色素型メディア及び相変化型メディアにおけ
るレーザ光の発光パターンを説明するための図である。
【符号の説明】
15…光ディスク(光記録媒体)、20…光ディスク装
置、30…ウォブル信号検出回路(ウォブル信号検出装
置)、40…CPU、51a…第1のスペースサンプル
回路(第1サンプル回路)、51b…第2のスペースサ
ンプル回路(第2サンプル回路)、53a…第1のAC
結合回路(DC成分除去回路)、53b…第2のAC結
合回路(DC成分除去回路)、54a…第1の加算器
(第1加算回路)、54b…第2の加算器(第2加算回
路)、54c…第3の加算器(加算回路)、55a…切
替器(信号切り替え回路)、57a…第1の一定電圧A
GC(第1電圧調整回路)、57b…第2の一定電圧A
GC(第2電圧調整回路)、57a’ …第3の一定振
幅AGC(第1振幅調整回路)、57b’ …第4の一
定振幅AGC(第2振幅調整回路)、58a…第2の減
算器(減算回路)、58b…第3の減算器(第1減算回
路)、58c…第4の減算器(第2減算回路)、61…
回路セレクタ(選択回路)、64a,64b…振幅調整
回路(信号調整回路)、65a…AMP(第1増幅回
路)、65b…AMP(第2増幅回路)、66a,66
b…DC成分除去回路(DC成分除去回路)、90…演
算処理回路(演算回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 CC04 DE38 DE48 FG04 5D090 AA01 BB03 BB05 BB07 CC07 DD03 FF50 GG03 GG09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面にスパイラル状又は同心円状に記
    録領域が形成された光記録媒体に照射されるスポット光
    の前記記録面からの反射光を受光する前記記録領域の接
    線方向に関してその受光領域が2分割された受光素子か
    らの信号に基づいて、前記記録領域の蛇行に基づくウォ
    ブル信号を検出するウォブル信号検出回路であって、 前記光記録媒体に対する情報の記録時におけるスペース
    記録期間に特定制御信号に同期して、前記受光素子の第
    1の受光領域からの光電変換信号に応じた第1電圧信号
    をサンプリングする第1サンプル回路と;前記第1サン
    プル回路から出力される前記第1電圧信号の平均電圧レ
    ベルが目標電圧に一致するように前記第1電圧信号の信
    号レベルを調整する第1電圧調整回路と;前記特定制御
    信号に同期して、前記受光素子の第2の受光領域からの
    光電変換信号に応じた第2電圧信号をサンプリングする
    第2サンプル回路と;前記第2サンプル回路から出力さ
    れる前記第2電圧信号の平均電圧レベルが前記目標電圧
    に一致するように前記第2電圧信号の信号レベルを調整
    する第2電圧調整回路と;前記第1電圧調整回路の出力
    信号と前記第2電圧調整回路の出力信号との差を、前記
    ウォブル信号として出力する減算回路と;を備えるウォ
    ブル信号検出回路。
  2. 【請求項2】 前記第1電圧調整回路及び第2電圧調整
    回路より前段に、前記第1電圧信号及び前記第2電圧信
    号のそれぞれの振幅を、制御信号に応じて再生時と異な
    る調整利得で個別に調整する信号調整回路を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のウォブル信号検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1電圧調整回路及び第2電圧調整
    回路の前記目標電圧を、制御信号に応じて再生時と異な
    る目標電圧に個別に設定する目標電圧設定回路を更に備
    えることを特徴とする請求項1又は2に記載のウォブル
    信号検出回路。
  4. 【請求項4】 前記第1電圧調整回路及び第2電圧調整
    回路の入力信号に対する応答速度を、制御信号に応じて
    記録と再生の切替直後の応答速度が記録中での応答速度
    よりも大きくなるように個別に設定する速度設定回路を
    更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    項に記載のウォブル信号検出回路。
  5. 【請求項5】 記録面にスパイラル状又は同心円状に記
    録領域が形成された光記録媒体に照射されるスポット光
    の前記記録面からの反射光を受光する前記記録領域の接
    線方向に関してその受光領域が2分割された受光素子か
    らの信号に基づいて、前記記録領域の蛇行に基づくウォ
    ブル信号を検出するウォブル信号検出回路であって、 前記光記録媒体に対する情報の記録時におけるスペース
    記録期間に特定制御信号に同期して、前記受光素子の第
    1の受光領域からの光電変換信号に応じた第1電圧信号
    をサンプリングする第1サンプル回路と;前記第1のサ
    ンプル回路から出力される前記第1電圧信号を増幅する
    第1増幅回路と;前記特定制御信号に同期して、前記受
    光素子の第2の受光領域からの光電変換信号に応じた第
    2電圧信号をサンプリングする第2サンプル回路と;前
    記第2のサンプル回路から出力される前記第2電圧信号
    を増幅する第2増幅回路と;前記第1増幅回路の出力信
    号と前記第2増幅回路の出力信号と前記受光素子の第1
    の受光領域からの光電変換信号に応じた第1電圧信号と
    前記受光素子の第2の受光領域からの光電変換信号に応
    じた第2電圧信号とを入力信号とし、前記ウォブル信号
    を演算して出力する演算回路と;を備えるウォブル信号
    検出回路。
  6. 【請求項6】 前記演算回路は、前記第1増幅回路の出
    力信号と前記受光素子からの前記第1電圧信号とを加算
    する第1加算回路と;前記第2増幅回路の出力信号と前
    記受光素子からの前記第2電圧信号とを加算する第2加
    算回路と;前記第1加算回路の出力信号と前記第2加算
    回路の出力信号との差を、前記ウォブル信号として出力
    する減算回路と;を含むことを特徴とする請求項5に記
    載のウォブル信号検出回路。
  7. 【請求項7】 前記演算回路は、前記第1増幅回路の出
    力信号と前記第2増幅回路の出力信号との差を出力する
    第1減算回路と;前記受光素子からの前記第1電圧信号
    と前記第2電圧信号との差を出力する第2減算回路と;
    前記第1減算回路の出力信号と前記第2減算回路の出力
    信号との和を、前記ウォブル信号として出力する加算回
    路と;を含むことを特徴とする請求項5に記載のウォブ
    ル信号検出回路。
  8. 【請求項8】 前記演算回路は、前記第1増幅回路の出
    力信号と前記第2増幅回路の出力信号との差を出力する
    第1減算回路と;前記受光素子からの前記第1電圧信号
    と前記第2電圧信号との差を出力する第2減算回路と;
    前記特定制御信号に同期して、スペース記録期間は前記
    第1減算回路からの出力信号を選択し、マーク記録期間
    は前記第2減算回路からの出力信号を選択して、前記ウ
    ォブル信号として出力する信号切り替え回路と;を含む
    ことを特徴とする請求項5に記載のウォブル信号検出回
    路。
  9. 【請求項9】 前記演算回路の前段に、前記演算回路の
    入力信号それぞれに含まれるDC電圧成分を除去するD
    C成分除去回路を更に備えることを特徴とする請求項5
    〜8のいずれか一項に記載のウォブル信号検出回路。
  10. 【請求項10】 記録面にスパイラル状又は同心円状に
    記録領域が形成された光記録媒体に照射されるスポット
    光の前記記録面からの反射光を受光する前記記録領域の
    接線方向に関してその受光領域が2分割された受光素子
    からの信号に基づいて、前記記録領域の蛇行に基づくウ
    ォブル信号を検出するウォブル信号検出回路であって、 請求項1〜9のいずれか一項に記載のウォブル信号検出
    回路を少なくとも1つ含む複数のウォブル信号検出回路
    と;前記光記録媒体の種類を示す信号に応じて、前記複
    数のウォブル信号検出回路のうちの1つを選択する選択
    回路と;を備えるウォブル信号検出回路。
  11. 【請求項11】 記録面にスパイラル状又は同心円状に
    記録領域が形成された光記録媒体に照射されるスポット
    光の前記記録面からの反射光を受光する前記記録領域の
    接線方向に関してその受光領域が2分割された受光素子
    からの信号に基づいて、前記記録領域の蛇行に基づくウ
    ォブル信号を検出するウォブル信号検出回路であって、 前記受光素子の第1の受光領域からの光電変換信号に応
    じた第1電圧信号の振幅を目標振幅と一致するように調
    整する第1振幅調整回路と;前記受光素子の第2の受光
    領域からの光電変換信号に応じた第2電圧信号の振幅を
    前記目標振幅と一致するように調整する第2振幅調整回
    路と;制御信号に応じて、前記第1振幅調整回路及び前
    記第2振幅調整回路の前記目標振幅を個別に設定する目
    標振幅設定回路と;前記第1振幅調整回路の出力信号と
    前記第2振幅調整回路の出力信号との差を、前記ウォブ
    ル信号として出力する減算回路と;を備えるウォブル信
    号検出回路。
  12. 【請求項12】 記録面にスパイラル状又は同心円状に
    記録領域が形成された光記録媒体に照射されるスポット
    光の前記記録面からの反射光を受光する前記記録領域の
    接線方向に関してその受光領域が2分割された受光素子
    からの信号に基づいて、前記記録領域の蛇行に基づくウ
    ォブル信号を検出するウォブル信号検出回路であって、 前記受光素子の第1の受光領域からの光電変換信号に応
    じた第1電圧信号に対して振幅調整を行う第1振幅調整
    回路と;前記受光素子の第2の受光領域からの光電変換
    信号に応じた第2電圧信号に対して振幅調整を行う第2
    振幅調整回路と;前記第1振幅調整回路及び前記第2振
    幅調整回路の入力信号に対する応答速度を、制御信号に
    応じて記録と再生の切替直後の応答速度が記録中の応答
    速度よりも大きくなるように個別に設定する速度設定回
    路と;を備えるウォブル信号検出回路。
  13. 【請求項13】 記録面にスパイラル状又は同心円状に
    記録領域が形成された光記録媒体にスポット光を照射し
    て、少なくとも情報の記録を行う光ディスク装置であっ
    て、 請求項1〜12のいずれか一項に記載のウォブル信号検
    出回路と;前記ウォブル信号検出回路にて検出されたウ
    ォブル信号を用いて、少なくとも記録を行う処理装置
    と;を備える光ディスク装置。
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