JPH09198779A - ディスク判別装置 - Google Patents

ディスク判別装置

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JPH09198779A
JPH09198779A JP8024564A JP2456496A JPH09198779A JP H09198779 A JPH09198779 A JP H09198779A JP 8024564 A JP8024564 A JP 8024564A JP 2456496 A JP2456496 A JP 2456496A JP H09198779 A JPH09198779 A JP H09198779A
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JP
Japan
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signal
disc
circuit
discriminated
dvd
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Pending
Application number
JP8024564A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Yoshida
昌義 吉田
Naoharu Yanagawa
直治 梁川
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to US08/784,383 priority patent/US5764610A/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/30Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture with provision for auxiliary signals
    • G11B23/36Signals on record carriers or on containers and recorded by the same method as the main recording

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる記録フォーマットを有し、かつ、同一の
寸法形状である光ディスクを効率的に判別するディスク
判別装置を提供する。 【解決手段】被判別ディスクを所定の回転数で回転駆動
する駆動手段と、被判別ディスクからの再生信号の周波
数を検出する周波数検出手段と、被判別ディスクを前記
所定の回転数で回転駆動したときに検出した再生信号の
周波数に基づいてディスクの判別を行う判別手段とを備
える。また、所定の回転数は、異なる記録フォーマット
で規定される線速度のうち、最も低い線速度に設定す
る。以上の構成により、特にコンビネーション装置の立
ち上げ動作の過程においてディスク判別を行うことがで
きるので、立ち上げ時間の短縮に繋がり効率が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの種類
を判別するディスク判別装置に関し、より具体的には、
複数種類の読出し専用形ディスクと複数種類の書込み可
能形ディスクに対して所定の回転数で回転駆動した際に
得られる読取信号に基づいてディスク判別するディスク
判別装置に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】従来、光ディスクの種類を判別する判別
装置として、図10に示すものがあった。図10は、読
出し専用形ディスクであるCD(コンパクトディスク)
と書込み可能形ディスクであるCD−R(追記型コンパ
クトディスク)とを判別するための装置であり、図中1
は被判別ディスク、2は光ピックアップ、3は被判別デ
ィスクを回転駆動するスピンドルモータ、4はヘッドア
ンプ回路、5はサーボ回路、6はスピンドルモータ3の
回転速度を制御するための回転制御回路、7は記録ピッ
ト検出回路、8はシステム制御回路である。
【0005】
【0003】被判別ディスク1は、回転制御回路6から
の制御信号に応じて回転動作を行うスピンドルモータ3
を介して回転する。回転制御回路6は、システム制御回
路8からの回転指令に応じて、スピンドルモータ3の回
転軸に取り付けられたパルスエンコーダ(図示せず)か
ら発生されるモータの回転速度に比例した周波数を有す
るパルス信号(FG)と、システム制御回路8における
FG設定部81にて設定した回転速度を示すパルス信号
とを比較して、その周波数差を0とするための制御信号
を生成してスピンドルモータ3へ供給する。以上の構成
によってスピンドルの回転制御を成すためのサーボルー
プが形成され、被判別ディスク1は、システム制御回路
8によって設定された回転速度で回転駆動される。
【0006】
【0004】一方、光ピックアップ2から出射した光ビ
ームは、被判別ディスク1の記録面で反射し、被判別デ
ィスク1の記録面の情報を担う反射回折光として光ピッ
クアップ2の図示しない受光手段によって受光される。
受光した反射回折光は電気信号に変換されてヘッドアン
プ回路4へ出力される。ヘッドアンプ回路4は、入力さ
れた電気信号に対して所定の演算処理を施してフォーカ
スエラー信号やトラッキングエラー信号などのエラー信
号やRF信号を生成し、所望の振幅レベルとなるように
増幅した後、サーボ回路5、記録ピット検出回路7に出
力する。サーボ回路5は、システム制御回路8からの指
示に従って、入力するエラー信号をもとにフォーカス制
御、トラッキング制御及びスライダー制御を成すための
制御信号を生成し、図示しない対物レンズや、光ピック
アップ2をディスクの半径方向に移送するスライダモー
タなどに供給する。記録ピット検出回路7は、入力する
RF信号のエンベロープを抽出し、このエンベロープの
振幅レベルが所定レベルより大きいか否かを判定する。
所定レベル以上である場合には、ディスク1上にピット
が形成されていることを表すため、ピット検出信号を発
生してシステム制御回路8に供給する。
【0007】
【0005】以上の構成により、次のようにディスク1
の判別を行う。
【0008】まず、システム制御回路8は、ピックアッ
プ2をCDのTOC(TableOf Content
s)エリアに相当する位置に移送するべく、サーボ回路
4を介してスライダモータ3を駆動する。次いで、被判
別ディスク1を所定の回転数で回転させるべく、回転制
御回路6に回転指令信号を出力する。次いで、光ピック
アップ2から光ビームを照射させ、そのビームがディス
クの記録面上で集光するようにフォーカス制御を動作せ
しめる。次いで、記録ピット検出回路7からピット検出
信号が出力されているか否かを判定し、出力されている
場合にはCD(最終処理を施されたCD−Rを含む)、
出力されていない場合には、未記録部分の存在するCD
−Rであると判別するのである。つまり、最終処理を施
されたCD−Rを含む読出し専用形の光ディスクには、
TOCエリアにTOC情報を担うピットが必ず記録され
ること、及び未記録のディスクには記録内容が確定する
までTOCエリアにはTOC情報が記録されないことを
利用して、読出し専用の光ディスクであるのか記録可能
な光ディスクであるのかを判別するのである。
【0009】
【0006】なお、CD−Rの様に書込み可能な光ディ
スクには、位置検索のための同期信号やアドレス情報な
ど(以下、これらの情報をプリ情報と称す。)が、ディ
スクを製造する際に行われるプリフォーマット工程で予
め記録されている。これらプリ情報は、記録トラック上
に所定の記録変調を受けたピット形状(以下、プリピッ
トと称す。)として記録されたり、または、例えば2
2.05KHzの搬送波にプリ情報を変調信号としたF
M変調信号(以下、ウォーブル信号と称す。)で、読取
ビームを記録トラックへ誘導するための案内溝をうねら
せて記録するウォーブリングと呼ばれる手法によって記
録される。
【0010】
【0007】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、CD
に比べて情報の記録容量を飛躍的に向上させたDVD
(デジタル・バーサタイル・ディスク)の開発が盛んで
ある。DVDは、CDとほぼ同一の寸法形状にも拘らず
一本の映画等を記録可能な高密度記録媒体である。ま
た、このDVDと同一の記録フォーマットでユーザが任
意に選んだ映画や音楽等を記録できる記録可能形の光デ
ィスクとしてDVD−Rの開発も行われており、一台の
記録/再生装置にて、CD、CD−R、DVD、DVD
−Rの4種類の光ディスクの記録/再生を行うことがで
きれば好都合である(以下、このような記録/再生装置
のことをコンビネーション装置と称す)。コンビネーシ
ョン装置においては、各ディスク毎に仕様(ディスク規
格)が異なるため、ディスクの種類を判別して、ディス
クに合った特性回路に切換える必要がある。ところが、
従来の判別方法では、CDとCD−R、又は、DVDと
DVD−Rのように、同一の記録フォーマットを有する
読出し専用ディスクと記録可能ディスクの間における判
別は可能であるが、それ以外のディスク間における判別
は不可能であった。
【0012】本発明は、少なくともCD、CD−R、D
VD、DVD−Rの4種類の光ディスクを効率良く判別
することができるディスク判別装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【0008】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、異なる記録フォーマット
を有し、かつ、同一の寸法形状である光ディスクを判別
するディスク判別装置であって、被判別ディスクを所定
の回転数で回転駆動する駆動手段と、前記被判別ディス
クからの再生信号の周波数を検出する周波数検出手段
と、前記被判別ディスクを前記所定の回転数で回転駆動
したときに検出した前記再生信号の周波数に基づいてデ
ィスクの判別を行う判別手段と、を備えて構成される。
【0015】請求項1に記載の発明の作用によれば、駆
動手段は、被判別ディスクを所定の回転数で回転駆動
し、周波数検出手段は、回転駆動されている被判別ディ
スクからの再生信号の周波数を検出する。判別手段は、
所定の回転数と再生信号の周波数との関係から、ディス
クを判別する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、所定の回転数が異なる記録フォーマッ
トで規定される線速度のうち最も低い線速度となるよう
に構成される。
【0017】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加え、駆動手段は、所定の
回転数が複数の異なる記録フォーマットで規定される線
速度のうち最も低い線速度となるように被判別ディスク
を回転駆動する。
【0018】
【0009】
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0020】(1)第1実施形態 図1乃至図4を用いて本発明に対応する第1の実施形態
について説明する。
【0021】第1の実施形態は、DVD−Rのプリ情報
がウォーブル信号であって、そのウォーブル信号の周波
数が、DVD−Rを線速度3.27m/sec(CD−
Rの回転速度1.3m/secの約2.5倍)で回転さ
せたとき、ほぼ22.05KHzになるようにプリフォ
ーマットされた場合を想定している。
【0022】
【0010】まず、図1を用いて第1実施形態に係わる
ディスク判別装置の構成について説明する。尚、図1に
おいて図10と同じ構成には同じ番号を付し、その説明
は省略する。
【0023】
【0011】図1において、ヘッドアンプ4から出力さ
れる被判別ディスク1からの読取信号のうち、RF信号
はクロック抽出回路10及びクロック抽出回路11に供
給される。また、プッシュプルエラー信号は、ウォーブ
ル信号検出回路9に供給される。ウォーブル信号検出回
路9は、記録可能形ディスクにプリ情報を担わせた変調
信号として記録されるウォーブル信号を抽出する回路で
あって、図2に示すように、例えば22.05KHzを
中心周波数とするBPF回路91と、このBPF回路9
1からの出力信号を絶対値変換し、そのピーク値を保持
するP/H(ピークホールド)回路92と、P/H回路
92からの出力を基準値Vref1と比較する比較回路93
と、P/H回路92からの出力を基準値Vref2と比較す
る比較回路94とからなる。
【0024】
【0012】ここで、基準値Vref1は、被判別ディスク
1上にウォーブル信号が記録されている場合に、BPF
91、P/H回路92を介して得られるピークレベルの
最小値よりも小なる値に設定される。ウォーブル信号の
周波数は、CD−R,DVD−R共に、各ディスクに対
して決められた所定の線速度で回転したときに、ほぼ2
2.05KHzとなるようにプリフォーマットされるの
で、例えば、被判別ディスク1をCD−Rの線速度(約
1.3m/sec)で回転制御した場合、被判別ディス
ク1がDVD−Rならば、DVD−Rの所定の線速度
3.27m/secに対して約1/2.5倍の線速度で
回転制御することになるので、ウォーブル信号の周波数
は約8.8KHzとなる。つまり、22.05KHzを
中心周波数とするBPF91によって22.05KHz
から偏倚した周波数信号はその振幅レベルが減衰される
が、基準値Vref1をBPFによって減衰されたときの振
幅値のピーク値よりも小なる値に設定すれば、比較回路
93からはウォーブル信号がディスク上に存在すること
を示すHレベルの信号が出力されることになる。なお、
比較回路93は、ウォーブル信号の検出動作を担うの
で、基準値Vref1は、0レベルより大なる値である。
【0025】
【0013】一方、基準値Vref2は、検出されたウォー
ブル信号の周波数が22.05KHzであることを検出
するための基準値であり、例えば、上述のように被判別
ディスク1をDVD−RとしこれをCD−Rの線速度で
回転制御した際に得られる約8.8KHzのウォーブル
信号に対するBPF91からの出力レベルのピーク値よ
り大なる値が選ばれる。このように基準値Vref2を設定
することにより比較回路94からは、22.05KHz
のウォーブル信号が入力された場合にはHレベル信号が
出力され、8.8KHzのウォーブル信号が入力された
場合にはLレベル信号が出力される。
【0026】
【0014】以上のように基準値Vref1及びVref2を選
ぶことによって、例えば、CD−Rの線速度で回転制御
した場合、被判別ディスク1がCD−Rならば、比較回
路93,94からの出力信号は共にHレベル信号となる
が、被判別ディスク1がDVD−Rならば、比較回路9
3からはHレベル信号、比較回路94からはLレベル信
号が出力されることになり、これら比較回路93,94
からの出力信号レベルのパターンによってディスクの判
別を行うことが可能となる。
【0027】
【0015】クロック抽出回路10は、図3に示すよう
に、CDを所定の線速度(1.3m/s)で回転駆動し
たときに得られる読取信号に含まれるクロック成分を抽
出するPLL回路101と、このPLL回路101にお
ける位相比較回路の出力が所定値以内にあることを検出
する位相ロック検出回路102からなり、抽出したクロ
ック信号はCD用の回転制御回路13に供給され、位相
ロック検出回路102から出力されるロック検出信号
は、システム制御回路8に供給される。同様にクロック
抽出回路11は、DVDを所定の線速度(3.27m/
s)で回転駆動したときに得られる読取信号に含まれる
クロック成分を抽出するPLL回路111と、このPL
L回路111の位相ロック検出回路112からなり、抽
出したクロック信号は、DVD用の回転制御回路14に
供給され、位相ロック検出回路から出力されるロック検
出信号は、システム制御回路8に供給される。なお、本
実施形態として開示する判別装置をコンビネーション装
置に組み込む場合には、上述のクロック抽出回路10ま
たは11から出力されるクロック信号を、図示しないC
DまたはDVDのデコーダ回路に供給するように構成す
ることも可能である。回転制御回路13は、CDの線速
度に対応する周波数成分を含む基準クロック信号を発生
する発振器とクロック抽出回路10で抽出したクロック
信号と基準クロック信号との位相差を検出する位相比較
器とからなり、検出した位相差信号はスイッチ12の三
つある入力端子のうちの一に供給される。回転制御回路
14は、DVDの線速度に対応する周波数成分を含む基
準クロック信号を発生する発振器とクロック抽出回路1
1で抽出したクロック信号と基準クロック信号との位相
差を検出する位相比較器とからなり、検出した位相差信
号はスイッチ12の一入力端子に供給される。スイッチ
12の残りの一入力端子には、回転制御回路6からの出
力信号が供給される。そして、スイッチ12は、システ
ム制御回路8からの切換え信号に応じて一の入力信号を
回転制御信号として選択してスピンドルモータ3に供給
する。
【0028】
【0016】以上の構成において、システム制御回路8
が行うディスク判別動作を図4を用いて説明する。な
お、以下の説明では、被判別ディスク1は既に本判別装
置のディスク載置部に載置されているものとする。
【0029】
【0017】まず、被判別ディスク1が載置されると、
システム制御回路8は、ピックアップ2をディスクの内
周方向へ移送するべく、サーボ制御回路5に移送信号を
出力する(S401)。ピックアップ2が所定の内周位
置に到達したことを図示しない位置検出スイッチからの
検出信号によって検知すると、ピックアップ2の移送を
停止せしめる(S402)。次いで、スイッチ12に回
転制御回路6との接続を行わせるための切換え信号を出
力すると共に、回転制御回路6に先の所定の内周位置に
おけるCDの回転速度を設定せしめ、回転制御回路6に
よるラフサーボを実行させる(S403)。次いで、ピ
ックアップ2内のレーザダイオードを点灯せしめ、サー
ボ回路5を介してフォーカス制御、トラッキング制御を
実行せしめる(S404)。この状態においてウォーブ
ル信号検出回路9における比較回路93から検出信号の
供給があるか否か(Hレベル信号か否か)を判断する
(S405)。検出信号の供給がある場合(S405;
Yes)、S406に移行して、比較回路94から検出
信号の供給があるか否か(Hレベル信号か否か)を判断
する。検出信号の供給がある場合(S406;Yes)
は、CDフォーマットの線速度で回転制御を行った際
に、ウォーブル信号が検出され、かつ、ウォーブル周波
数が22.05KHzであることを示すから、S407
に移行して被判別ディスク1はCD−Rであると判定す
る。S406において、比較回路94から検出信号の供
給がないと判断した場合には、CDフォーマットの線速
度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検出さ
れ、かつ、ウォーブル周波数が22.05KHzでない
ことを示すから、S408に移行して、被判別ディスク
1はDVD−Rであると判定する。一方、S405にお
いて、比較回路93から検出信号の供給がないと判断し
た場合には、S409に移行して、回転制御回路6によ
るラフサーボから回転制御回路13による読取信号のク
ロック成分を基準クロック成分に位相同期せしめる精密
サーボに切換えるべく、スイッチ12に切換え信号を供
給する。この際、クロック抽出回路10のロック検出信
号を監視しておき、スイッチ12における回転制御回路
6から回転制御回路13への切換え開始から所定時間以
内にロック検出信号が得られるか否かを判断する。ロッ
ク検出信号が得られた場合(S410;Yes)には、
CDフォーマットの線速度で回転制御を行った際に、ウ
ォーブル信号が検出されず、かつ、クロック抽出回路1
0におけるPLL回路が再生信号にロックしている状態
を示すから、S411に移行して、被判別ディスク1は
CDであると判定する。ロック検出信号が得られない場
合(S410;No)には、CDフォーマットの線速度
で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検出され
ず、かつ、クロック抽出回路10におけるPLL回路が
再生信号にロックできない状態を示すから、S412に
移行して被判別ディスク1はCD,CD−R,DVD−
Rのいずれでもないディスク、即ち、DVDであると判
定するのである。
【0030】
【0018】尚、S408またはS412において被判
別ディスク1がDVD−RまたはDVDであると判定さ
れたときには、システム制御回路8は、スイッチ12に
回転制御回路13からDVDフォーマットの線速度で回
転制御をなす回転制御回路14に切換えるための切換え
信号を出力する。
【0031】
【0019】このように、線速度の遅いCDフォーマッ
トの線速度にてディスク判別動作を実行し、その際にD
VDフォーマットのディスクであると判定されたときに
は回転制御を高速に切換える構成を採ることにより、特
にコンビネーション装置における立ち上げ動作中にディ
スク判別動作を行うことができるので、立ち上げ時間の
短縮に繋がり、効率的である。
【0032】
【0020】(2)第2実施形態 次に、図1及び図5を用いて本発明に対応する第2の実
施形態について説明する。
【0033】
【0021】第1の実施形態は、各ディスク毎に規定さ
れる線速度をもとに、線速度の遅いCDフォーマットデ
ィスクの線速度にてディスク判別を実行する例を述べた
が、第2の実施形態では、DVDフォーマットディスク
は規定速度で回転制御をなし、CDフォーマットディス
クは4倍速などの高速回転制御をなすコンビネーション
装置に最適なディスク判別装置について説明する。な
お、第2の実施形態におけるDVD−Rのプリフォーマ
ットは、第1の実施形態と同じである。
【0034】
【0022】第2の実施形態におけるディスク判別装置
において、第1の実施形態と異なる点は、DVDフォー
マットの線速度(約3.27m/s)に相当する回転速
度がシステム制御回路8にて設定されること、及び、C
Dを4倍速再生するために、回転制御回路13における
基準クロック信号の発振周波数を4倍にしたことであ
る。
【0035】
【0023】以上の構成において、システム制御回路8
が行うディスク判別動作を図5に基づいて説明する。図
5において被判別ディスク1が載置され、ピックアップ
2を所定の内周位置に移送した後(S501,50
2)、スイッチ12に回転制御回路6との接続を行わせ
るための切換え信号を出力すると共に、回転制御回路6
に先の所定の内周位置におけるDVDフォーマットディ
スクの回転速度を設定せしめ、回転制御回路6によるラ
フサーボを実行させる(S503)。次いで、ピックア
ップ2内のレーザダイオードを点灯せしめ、サーボ回路
5を介してフォーカス制御、トラッキング制御を実行せ
しめた後(S504)、ウォーブル信号検出回路9にお
ける比較回路93から検出信号の供給があるか否か(H
レベル信号か否か)を判断する(S505)。検出信号
の供給がある場合(S505;Yes)、S506に移
行して、比較回路94から検出信号の供給があるか否か
(Hレベル信号か否か)を判断する。検出信号の供給が
ある場合(S506;Yes)は、DVDフォーマット
の線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検
出され、かつ、ウォーブル周波数が22.05KHzで
あることを示すから、S507に移行して被判別ディス
ク1はDVD−Rであると判定する。S506におい
て、比較回路94から検出信号の供給がないと判断した
場合には、DVDフォーマットの線速度で回転制御を行
った際に、ウォーブル信号が検出され、かつ、ウォーブ
ル周波数が22.05KHzでないことを示すから、S
508に移行して、被判別ディスク1はCD−Rである
と判定する。一方、S505において、比較回路93か
ら検出信号の供給がないと判断した場合には、S509
に移行して、回転制御回路6によるラフサーボから回転
制御回路14による読取信号のクロック成分を基準クロ
ック成分に位相同期せしめる精密サーボに切換えるべ
く、スイッチ12に切換え信号を供給する。この際、ク
ロック抽出回路11のロック検出信号を監視しておき、
スイッチ12における回転制御回路6から回転制御回路
14への切換え開始から所定時間以内にロック検出信号
が得られるか否かを判断する。ロック検出信号が得られ
た場合(S510;Yes)には、DVDフォーマット
の線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検
出されず、かつ、クロック抽出回路11におけるPLL
回路が再生信号にロックしている状態を示すから、S5
11に移行して、被判別ディスク1はDVDであると判
定する。ロック検出信号が得られない場合(S510;
No)には、DVDフォーマットの線速度で回転制御を
行った際に、ウォーブル信号が検出されず、かつ、クロ
ック抽出回路11におけるPLL回路が再生信号にロッ
クできない状態を示すから、S512に移行して被判別
ディスク1はCDであると判定するのである。
【0036】
【0024】尚、S508またはS512において被判
別ディスク1がCD−RまたはCDであると判定された
ときには、システム制御回路8は、スイッチ12に回転
制御回路14から回転制御回路13に切換えるための切
換え信号を出力し、CDフォーマットの線速度の4倍の
速度で回転制御することができる。
【0037】
【0025】このように、CDフォーマットディスクを
DVDフォーマットディスクの回転速度よりも速い速度
で回転する場合には、DVDフォーマットの線速度にて
ディスク判別動作を実行し、その際にCDフォーマット
のディスクであると判定されたときに回転制御を高速に
切換える構成を採ることにより、第1の実施形態の場合
と同様に、特にコンビネーション装置における立ち上げ
動作中にディスク判別動作を行うことができるので、立
ち上げ時間の短縮に繋がり、効率的である。
【0038】
【0026】(3)第3実施形態 次に、図6乃至図9を用いて本発明に対応する第3の実
施形態について説明する。第3の実施形態は、CD−
R,DVD−Rに加えて、第3の記録フォーマットを有
する書込み可能形ディスクに対して判別を成す例を示す
ものであって、このうちDVD−Rと第3の書込み可能
形ディスクのプリ情報がプリピットで記録されている場
合を想定している。尚。第3の書込み可能形ディスクの
線速度は、DVD−Rの線速度よりも速いものとする。
また、プリピット202は、例えば、図8(a)に示す
アドレスデータやシンクマーク及びプリアンブル信号等
からなるプリ情報を担っており、図8(b)に示す情報
記録用トラック200に隣接する案内溝201上に、デ
ィスク上に所定の時間間隔で設けられるデータセクタの
開始位置に所定ビット長のデータ列として記録されるも
のとする。
【0039】
【0027】図6に第3実施形態におけるディスク判別
装置の全体構成図を示す。尚、図6において図1と同じ
構成には同じ番号を付し、その説明は省略する。
【0040】図中15はプリピット検出回路で、図9に
示す通り、ヘッドアンプ4を介してディスク半径方向に
平行な分割線lで2分割された受光素子91の差動信号
であるTPP信号(タンジェンシャルプッシュプル信
号)が供給される。尚、TPP信号に基づくプリピット
の具体的な読取原理については、本出願人の出願による
特願平7−159645号に詳述されている。プリピッ
ト検出回路15は、供給されるTPP信号のエンベロー
プを検出するエンベロープ検出回路151と、検出した
エンベロープを所定値と比較する比較回路152とから
なる。つまり、被判別ディスク1が未記録のDVD−R
または第3の書込み可能形ディスクの場合、ディスク上
にはプリピットのみ所定の間隔で存在するため、被判別
ディスク1が回転制御を受けることにより得られるTP
P信号のエンベロープは、プリピットの存在する周期で
所定の振幅を有する信号になる。これを比較回路152
にて、例えば、得られる振幅値のほぼ半分のレベルと比
較することにより、プリピットが存在する場合に発生す
るパルス信号が得られる。このパルス信号の有無によっ
てプリピットの存在を検出するのである。
【0041】
【0028】以上の構成において、システム制御回路8
が行うディスク判別動作を図7に基づいて説明する。図
7において被判別ディスク1が載置され、ピックアップ
2を所定の内周位置に移送した後(S701,70
2)、スイッチ12に回転制御回路6との接続を行わせ
るための切換え信号を出力すると共に、回転制御回路6
に先の所定の内周位置におけるCDフォーマットディス
クの回転速度を設定せしめ、回転制御回路6によるラフ
サーボを実行させる(S703)。次いで、ピックアッ
プ2内のレーザダイオードを点灯せしめ、サーボ回路5
を介してフォーカス制御、トラッキング制御を実行せし
めた後(S704)、ウォーブル信号検出回路9におけ
る比較回路93から検出信号の供給があるか否か(Hレ
ベル信号か否か)を判断する(S705)。検出信号の
供給がある場合(S705;Yes)は、CDフォーマ
ットの線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号
が検出されたことを示すから、S706に移行して被判
別ディスク1はCD−Rであると判定する。一方、S7
05において、比較回路93から検出信号の供給がない
と判断した場合には、S707に移行してプリピット検
出回路15からプリピットの検出信号の供給があるか否
かを判断する。検出信号の供給がある場合(S707;
Yes)は、S708に移行してDVDフォーマットデ
ィスクの線速度とするべく回転制御手段6の設定速度を
変化せしめる。次いで、S709に移行しプリピット検
出回路15から与えられるパルス信号の周期を観測し、
この周期がDVDフォーマットで規定される周期か否か
を判定する(S710)。DVDフォーマットで規定さ
れる周期である(S710;Yes)場合には、S71
1に移行してDVD−Rであると判定し、S710にて
DVDフォーマットで規定される周期でないと判定した
(S710;No)場合には、S712に移行して第3
の書込み可能形ディスクであると判定する。一方、S7
07にて検出信号の供給がない場合(S707;N
o)、S713に移行して、回転制御回路6によるラフ
サーボから回転制御回路13による読取信号のクロック
成分を基準クロック成分に位相同期せしめる精密サーボ
に切換えるべく、スイッチ12に切換え信号を供給す
る。この際、クロック抽出回路10のロック検出信号を
監視しておき、スイッチ12における回転制御回路6か
ら回転制御回路13への切換え開始から所定時間以内に
ロック検出信号が得られるか否かを判断する。ロック検
出信号が得られた場合(S714;Yes)には、CD
フォーマットの線速度で回転制御を行った際に、ウォー
ブル信号及びプリピット信号が検出されず、かつ、クロ
ック抽出回路10におけるPLL回路が再生信号にロッ
クしている状態を示すから、S715に移行して、被判
別ディスク1はCDであると判定する。ロック検出信号
が得られない場合(S714;No)には、CDフォー
マットの線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信
号及びプリピット信号が検出されず、かつ、クロック抽
出回路10におけるPLL回路が再生信号にロックでき
ない状態を示すから、S716に移行して被判別ディス
ク1はDVDであると判定するのである。
【0042】
【0029】以上のように、書込み可能形ディスクのプ
リ情報がプリピット形式で記録されている場合にも、被
判別ディスクから得られる再生信号の周波数(周期)を
検出することによってディスク判別が可能である。
【0043】
【0030】
【0044】
【発明による効果】以上のように、本願発明によれば、
被判別ディスクを所定の回転数で回転駆動する際に得ら
れる被判別ディスクからの再生信号の周波数を検出し、
検出した再生信号の周波数に基づいてディスクの判別を
行う構成としたから、異種ディスクであっても正確な判
別が可能である。また、所定の回転数を異種ディスク毎
に規定される線速度のうち最も低い線速度に設定するこ
とにより、特にコンビネーション装置における立ち上げ
動作の過程においてディスク判別が可能となり、効率的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態のブロック構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるウォーブル信
号検出回路9のブロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるクロック抽出
回路のブロック構成図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるディスク判別
動作に係わる動作フロー図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるディスク判別
動作に係わる動作フロー図である。
【図6】本発明における第3の実施形態のディスク判別
装置のブロック構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるディスク判別
動作に係わる動作フロー図である。
【図8】本発明の第3の実施形態におけるプリ情報の一
例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態におけるプリピット検
出回路のブロック構成図である。
【図10】従来のディスク判別装置のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1・・・被判別ディスク 2・・・光ピックアップ 3・・・スピンドルモータ 4・・・ヘッドアンプ 5・・・サーボ回路 6,13,14・・・回転制御回路 8・・・システム制御回路 9・・・ウォーブル検出回路 10,11・・・クロック抽出回路 15・・・プリピット検出回路
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの種類
を判別するディスク判別装置に関し、より具体的には、
複数種類の読出し専用形ディスクと複数種類の書込み可
能形ディスクに対して所定の回転数で回転駆動した際に
得られる読取信号に基づいてディスク判別するディスク
判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの種類を判別する判別
装置として、図10に示すものがあった。図10は、読
出し専用形ディスクであるCD(コンパクトディスク)
と書込み可能形ディスクであるCD−R(追記型コンパ
クトディスク)とを判別するための装置であり、図中1
は被判別ディスク、2は光ピックアップ、3は被判別デ
ィスクを回転駆動するスピンドルモータ、4はヘッドア
ンプ回路、5はサーボ回路、6はスピンドルモータ3の
回転速度を制御するための回転制御回路、7は記録ピッ
ト検出回路、8はシステム制御回路である。
【0003】被判別ディスク1は、回転制御回路6から
の制御信号に応じて回転動作を行うスピンドルモータ3
を介して回転する。回転制御回路6は、システム制御回
路8からの回転指令に応じて、スピンドルモータ3の回
転軸に取り付けられたパルスエンコーダ(図示せず)か
ら発生されるモータの回転速度に比例した周波数を有す
るパルス信号(FG)と、システム制御回路8における
FG設定部81にて設定した回転速度を示すパルス信号
とを比較して、その周波数差を0とするための制御信号
を生成してスピンドルモータ3へ供給する。以上の構成
によってスピンドルの回転制御を成すためのサーボルー
プが形成され、被判別ディスク1は、システム制御回路
8によって設定された回転速度で回転駆動される。
【0004】一方、光ピックアップ2から出射した光ビ
ームは、被判別ディスク1の記録面で反射し、被判別デ
ィスク1の記録面の情報を担う反射回折光として光ピッ
クアップ2の図示しない受光手段によって受光される。
受光した反射回折光は電気信号に変換されてヘッドアン
プ回路4へ出力される。ヘッドアンプ回路4は、入力さ
れた電気信号に対して所定の演算処理を施してフォーカ
スエラー信号やトラッキングエラー信号などのエラー信
号やRF信号を生成し、所望の振幅レベルとなるように
増幅した後、サーボ回路5、記録ピット検出回路7に出
力する。サーボ回路5は、システム制御回路8からの指
示に従って、入力するエラー信号をもとにフォーカス制
御、トラッキング制御及びスライダー制御を成すための
制御信号を生成し、図示しない対物レンズや、光ピック
アップ2をディスクの半径方向に移送するスライダモー
タなどに供給する。記録ピット検出回路7は、入力する
RF信号のエンベロープを抽出し、このエンベロープの
振幅レベルが所定レベルより大きいか否かを判定する。
所定レベル以上である場合には、ディスク1上にピット
が形成されていることを表すため、ピット検出信号を発
生してシステム制御回路8に供給する。
【0005】以上の構成により、次のようにディスク1
の判別を行う。まず、システム制御回路8は、ピックア
ップ2をCDのTOC(TableOf Conten
ts)エリアに相当する位置に移送するべく、サーボ回
路4を介してスライダモータ3を駆動する。次いで、被
判別ディスク1を所定の回転数で回転させるべく、回転
制御回路6に回転指令信号を出力する。次いで、光ピッ
クアップ2から光ビームを照射させ、そのビームがディ
スクの記録面上で集光するようにフォーカス制御を動作
せしめる。次いで、記録ピット検出回路7からピット検
出信号が出力されているか否かを判定し、出力されてい
る場合にはCD(最終処理を施されたCD−Rを含
む)、出力されていない場合には、未記録部分の存在す
るCD−Rであると判別するのである。つまり、最終処
理を施されたCD−Rを含む読出し専用形の光ディスク
には、TOCエリアにTOC情報を担うピットが必ず記
録されること、及び未記録のディスクには記録内容が確
定するまでTOCエリアにはTOC情報が記録されない
ことを利用して、読出し専用の光ディスクであるのか記
録可能な光ディスクであるのかを判別するのである。
【0006】なお、CD−Rの様に書込み可能な光ディ
スクには、位置検索のための同期信号やアドレス情報な
ど(以下、これらの情報をプリ情報と称す。)が、ディ
スクを製造する際に行われるプリフォーマット工程で予
め記録されている。これらプリ情報は、記録トラック上
に所定の記録変調を受けたピット形状(以下、プリピッ
トと称す。)として記録されたり、または、例えば2
2.05KHzの搬送波にプリ情報を変調信号としたF
M変調信号(以下、ウォーブル信号と称す。)で、読取
ビームを記録トラックへ誘導するための案内溝をうねら
せて記録するウォーブリングと呼ばれる手法によって記
録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、CD
に比べて情報の記録容量を飛躍的に向上させたDVD
(デジタル・バーサタイル・ディスク)の開発が盛んで
ある。DVDは、CDとほぼ同一の寸法形状にも拘らず
一本の映画等を記録可能な高密度記録媒体である。ま
た、このDVDと同一の記録フォーマットでユーザが任
意に選んだ映画や音楽等を記録できる記録可能形の光デ
ィスクとしてDVD−Rの開発も行われており、一台の
記録/再生装置にて、CD、CD−R、DVD、DVD
−Rの4種類の光ディスクの記録/再生を行うことがで
きれば好都合である(以下、このような記録/再生装置
のことをコンビネーション装置と称す)。コンビネーシ
ョン装置においては、各ディスク毎に仕様(ディスク規
格)が異なるため、ディスクの種類を判別して、ディス
クに合った特性回路に切換える必要がある。ところが、
従来の判別方法では、CDとCD−R、又は、DVDと
DVD−Rのように、同一の記録フォーマットを有する
読出し専用ディスクと記録可能ディスクの間における判
別は可能であるが、それ以外のディスク間における判別
は不可能であった。本発明は、少なくともCD、CD−
R、DVD、DVD−Rの4種類の光ディスクを効率良
く判別することができるディスク判別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、異なる記録フォーマット
を有し、かつ、同一の寸法形状である光ディスクを判別
するディスク判別装置であって、被判別ディスクを所定
の回転数で回転駆動する駆動手段と、前記被判別ディス
クからの再生信号の周波数を検出する周波数検出手段
と、前記被判別ディスクを前記所定の回転数で回転駆動
したときに検出した前記再生信号の周波数に基づいてデ
ィスクの判別を行う判別手段と、を備えて構成される。
請求項1に記載の発明の作用によれば、駆動手段は、被
判別ディスクを所定の回転数で回転駆動し、周波数検出
手段は、回転駆動されている被判別ディスクからの再生
信号の周波数を検出する。判別手段は、所定の回転数と
再生信号の周波数との関係から、ディスクを判別する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、所定の回転数が異なる記録フォーマットで規定され
る線速度のうち最も低い線速度となるように構成され
る。請求項2に記載の発明の作用によれば、請求項1に
記載の発明の作用に加え、駆動手段は、所定の回転数が
複数の異なる記録フォーマットで規定される線速度のう
ち最も低い線速度となるように被判別ディスクを回転駆
動する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。 (1)第1実施形態 図1乃至図4を用いて本発明に対応する第1の実施形態
について説明する。第1の実施形態は、DVD−Rのプ
リ情報がウォーブル信号であって、そのウォーブル信号
の周波数が、DVD−Rを線速度3.27m/sec
(CD−Rの回転速度1.3m/secの約2.5倍)
で回転させたとき、ほぼ22.05KHzになるように
プリフォーマットされた場合を想定している。
【0010】まず、図1を用いて第1実施形態に係わる
ディスク判別装置の構成について説明する。尚、図1に
おいて図10と同じ構成には同じ番号を付し、その説明
は省略する。
【0011】図1において、ヘッドアンプ4から出力さ
れる被判別ディスク1からの読取信号のうち、RF信号
はクロック抽出回路10及びクロック抽出回路11に供
給される。また、プッシュプルエラー信号は、ウォーブ
ル信号検出回路9に供給される。ウォーブル信号検出回
路9は、記録可能形ディスクにプリ情報を担わせた変調
信号として記録されるウォーブル信号を抽出する回路で
あって、図2に示すように、例えば22.05KHzを
中心周波数とするBPF回路91と、このBPF回路9
1からの出力信号を絶対値変換し、そのピーク値を保持
するP/H(ピークホールド)回路92と、P/H回路
92からの出力を基準値Vref1と比較する比較回路
93と、P/H回路92からの出力を基準値Vref2
と比較する比較回路94とからなる。
【0012】ここで、基準値Vref1は、被判別ディ
スク1上にウォーブル信号が記録されている場合に、B
PF91、P/H回路92を介して得られるピークレベ
ルの最小値よりも小なる値に設定される。ウォーブル信
号の周波数は、CD−R,DVD−R共に、各ディスク
に対して決められた所定の線速度で回転したときに、ほ
ぼ22.05KHzとなるようにプリフォーマットされ
るので、例えば、被判別ディスク1をCD−Rの線速度
(約1.3m/sec)で回転制御した場合、被判別デ
ィスク1がDVD−Rならば、DVD−Rの所定の線速
度3.27m/secに対して約1/2.5倍の線速度
で回転制御することになるので、ウォーブル信号の周波
数は約8.8KHzとなる。つまり、22.05KHz
を中心周波数とするBPF91によって22.05KH
zから偏倚した周波数信号はその振幅レベルが減衰され
るが、基準値Vref1をBPFによって減衰されたと
きの振幅値のピーク値よりも小なる値に設定すれば、比
較回路93からはウォーブル信号がディスク上に存在す
ることを示すHレベルの信号が出力されることになる。
なお、比較回路93は、ウォーブル信号の検出動作を担
うので、基準値Vref1は、0レベルより大なる値で
ある。
【0013】一方、基準値Vref2は、検出されたウ
ォーブル信号の周波数が22.05KHzであることを
検出するための基準値であり、例えば、上述のように被
判別ディスク1をDVD−RとしこれをCD−Rの線速
度で回転制御した際に得られる約8.8KHzのウォー
ブル信号に対するBPF91からの出力レベルのピーク
値より大なる値が選ばれる。このように基準値V
ref2を設定することにより比較回路94からは、2
2.05KHzのウォーブル信号が入力された場合には
Hレベル信号が出力され、8.8KHzのウォーブル信
号が入力された場合にはLレベル信号が出力される。
【0014】以上のように基準値Vref1及びV
ref2を選ぶことによって、例えば、CD−Rの線速
度で回転制御した場合、被判別ディスク1がCD−Rな
らば、比較回路93,94からの出力信号は共にHレベ
ル信号となるが、被判別ディスク1がDVD−Rなら
ば、比較回路93からはHレベル信号、比較回路94か
らはLレベル信号が出力されることになり、これら比較
回路93,94からの出力信号レベルのパターンによっ
てディスクの判別を行うことが可能となる。
【0015】クロック抽出回路10は、図3に示すよう
に、CDを所定の線速度(1.3m/s)で回転駆動し
たときに得られる読取信号に含まれるクロック成分を抽
出するPLL回路101と、このPLL回路101にお
ける位相比較回路の出力が所定値以内にあることを検出
する位相ロック検出回路102からなり、抽出したクロ
ック信号はCD用の回転制御回路13に供給され、位相
ロック検出回路102から出力されるロック検出信号
は、システム制御回路8に供給される。同様にクロック
抽出回路11は、DVDを所定の線速度(3.27m/
s)で回転駆動したときに得られる読取信号に含まれる
クロック成分を抽出するPLL回路111と、このPL
L回路111の位相ロック検出回路112からなり、抽
出したクロック信号は、DVD用の回転制御回路14に
供給され、位相ロック検出回路から出力されるロック検
出信号は、システム制御回路8に供給される。なお、本
実施形態として開示する判別装置をコンビネーション装
置に組み込む場合には、上述のクロック抽出回路10ま
たは11から出力されるクロック信号を、図示しないC
DまたはDVDのデコーダ回路に供給するように構成す
ることも可能である。回転制御回路13は、CDの線速
度に対応する周波数成分を含む基準クロック信号を発生
する発振器とクロック抽出回路10で抽出したクロック
信号と基準クロック信号との位相差を検出する位相比較
器とからなり、検出した位相差信号はスイッチ12の三
つある入力端子のうちの一に供給される。回転制御回路
14は、DVDの線速度に対応する周波数成分を含む基
準クロック信号を発生する発振器とクロック抽出回路1
1で抽出したクロック信号と基準クロック信号との位相
差を検出する位相比較器とからなり、検出した位相差信
号はスイッチ12の一入力端子に供給される。スイッチ
12の残りの一入力端子には、回転制御回路6からの出
力信号が供給される。そして、スイッチ12は、システ
ム制御回路8からの切換え信号に応じて一の入力信号を
回転制御信号として選択してスピンドルモータ3に供給
する。
【0016】以上の構成において、システム制御回路8
が行うディスク判別動作を図4を用いて説明する。な
お、以下の説明では、被判別ディスク1は既に本判別装
置のディスク載置部に載置されているものとする。
【0017】まず、被判別ディスク1が載置されると、
システム制御回路8は、ピックアップ2をディスクの内
周方向へ移送するべく、サーボ制御回路5に移送信号を
出力する(S401)。ピックアップ2が所定の内周位
置に到達したことを図示しない位置検出スイッチからの
検出信号によって検知すると、ピックアップ2の移送を
停止せしめる(S402)。次いで、スイッチ12に回
転制御回路6との接続を行わせるための切換え信号を出
力すると共に、回転制御回路6に先の所定の内周位置に
おけるCDの回転速度を設定せしめ、回転制御回路6に
よるラフサーボを実行させる(S403)。次いで、ピ
ックアップ2内のレーザダイオードを点灯せしめ、サー
ボ回路5を介してフォーカス制御、トラッキング制御を
実行せしめる(S404)。この状態においてウォーブ
ル信号検出回路9における比較回路93から検出信号の
供給があるか否か(Hレベル信号か否か)を判断する
(S405)。検出信号の供給がある場合(S405;
Yes)、S406に移行して、比較回路94から検出
信号の供給があるか否か(Hレベル信号か否か)を判断
する。検出信号の供給がある場合(S406;Yes)
は、CDフォーマットの線速度で回転制御を行った際
に、ウォーブル信号が検出され、かつ、ウォーブル周波
数が22.05KHzであることを示すから、S407
に移行して被判別ディスク1はCD−Rであると判定す
る。S406において、比較回路94から検出信号の供
給がないと判断した場合には、CDフォーマットの線速
度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検出さ
れ、かつ、ウォーブル周波数が22.05KHzでない
ことを示すから、S408に移行して、被判別ディスク
1はDVD−Rであると判定する。一方、S405にお
いて、比較回路93から検出信号の供給がないと判断し
た場合には、S409に移行して、回転制御回路6によ
るラフサーボから回転制御回路13による読取信号のク
ロック成分を基準クロック成分に位相同期せしめる精密
サーボに切換えるべく、スイッチ12に切換え信号を供
給する。この際、クロック抽出回路10のロック検出信
号を監視しておき、スイッチ12における回転制御回路
6から回転制御回路13への切換え開始から所定時間以
内にロック検出信号が得られるか否かを判断する。ロッ
ク検出信号が得られた場合(S410;Yes)には、
CDフォーマットの線速度で回転制御を行った際に、ウ
ォーブル信号が検出されず、かつ、クロック抽出回路1
0におけるPLL回路が再生信号にロックしている状態
を示すから、S411に移行して、被判別ディスク1は
CDであると判定する。ロック検出信号が得られない場
合(S410;No)には、CDフォーマットの線速度
で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検出され
ず、かつ、クロック抽出回路10におけるPLL回路が
再生信号にロックできない状態を示すから、S412に
移行して被判別ディスク1はCD,CD−R,DVD−
Rのいずれでもないディスク、即ち、DVDであると判
定するのである。
【0018】尚、S408またはS412において被判
別ディスク1がDVD−RまたはDVDであると判定さ
れたときには、システム制御回路8は、スイッチ12に
回転制御回路13からDVDフォーマットの線速度で回
転制御をなす回転制御回路14に切換えるための切換え
信号を出力する。
【0019】このように、線速度の遅いCDフォーマッ
トの線速度にてディスク判別動作を実行し、その際にD
VDフォーマットのディスクであると判定されたときに
は回転制御を高速に切換える構成を採ることにより、特
にコンビネーション装置における立ち上げ動作中にディ
スク判別動作を行うことができるので、立ち上げ時間の
短縮に繋がり、効率的である。
【0020】(2)第2実施形態 次に、図1及び図5を用いて本発明に対応する第2の実
施形態について説明する。
【0021】第1の実施形態は、各ディスク毎に規定さ
れる線速度をもとに、線速度の遅いCDフォーマットデ
ィスクの線速度にてディスク判別を実行する例を述べた
が、第2の実施形態では、DVDフォーマットディスク
は規定速度で回転制御をなし、CDフォーマットディス
クは4倍速などの高速回転制御をなすコンビネーション
装置に最適なディスク判別装置について説明する。な
お、第2の実施形態におけるDVD−Rのプリフォーマ
ットは、第1の実施形態と同じである。
【0022】第2の実施形態におけるディスク判別装置
において、第1の実施形態と異なる点は、DVDフォー
マットの線速度(約3.27m/s)に相当する回転速
度がシステム制御回路8にて設定されること、及び、C
Dを4倍速再生するために、回転制御回路13における
基準クロック信号の発振周波数を4倍にしたことであ
る。
【0023】以上の構成において、システム制御回路8
が行うディスク判別動作を図5に基づいて説明する。図
5において被判別ディスク1が載置され、ピックアップ
2を所定の内周位置に移送した後(S501,50
2)、スイッチ12に回転制御回路6との接続を行わせ
るための切換え信号を出力すると共に、回転制御回路6
に先の所定の内周位置におけるDVDフォーマットディ
スクの回転速度を設定せしめ、回転制御回路6によるラ
フサーボを実行させる(S503)。次いで、ピックア
ップ2内のレーザダイオードを点灯せしめ、サーボ回路
5を介してフォーカス制御、トラッキング制御を実行せ
しめた後(S504)、ウォーブル信号検出回路9にお
ける比較回路93から検出信号の供給があるか否か(H
レベル信号か否か)を判断する(S505)。検出信号
の供給がある場合(S505;Yes)、S506に移
行して、比較回路94から検出信号の供給があるか否か
(Hレベル信号か否か)を判断する。検出信号の供給が
ある場合(S506;Yes)は、DVDフォーマット
の線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検
出され、かつ、ウォーブル周波数が22.05KHzで
あることを示すから、S507に移行して被判別ディス
ク1はDVD−Rであると判定する。S506におい
て、比較回路94から検出信号の供給がないと判断した
場合には、DVDフォーマットの線速度で回転制御を行
った際に、ウォーブル信号が検出され、かつ、ウォーブ
ル周波数が22.05KHzでないことを示すから、S
508に移行して、被判別ディスク1はCD−Rである
と判定する。一方、S505において、比較回路93か
ら検出信号の供給がないと判断した場合には、S509
に移行して、回転制御回路6によるラフサーボから回転
制御回路14による読取信号のクロック成分を基準クロ
ック成分に位相同期せしめる精密サーボに切換えるべ
く、スイッチ12に切換え信号を供給する。この際、ク
ロック抽出回路11のロック検出信号を監視しておき、
スイッチ12における回転制御回路6から回転制御回路
14への切換え開始から所定時間以内にロック検出信号
が得られるか否かを判断する。ロック検出信号が得られ
た場合(S510;Yes)には、DVDフォーマット
の線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号が検
出されず、かつ、クロック抽出回路11におけるPLL
回路が再生信号にロックしている状態を示すから、S5
11に移行して、被判別ディスク1はDVDであると判
定する。ロック検出信号が得られない場合(S510;
No)には、DVDフォーマットの線速度で回転制御を
行った際に、ウォーブル信号が検出されず、かつ、クロ
ック抽出回路11におけるPLL回路が再生信号にロッ
クできない状態を示すから、S512に移行して被判別
ディスク1はCDであると判定するのである。
【0024】尚、S508またはS512において被判
別ディスク1がCD−RまたはCDであると判定された
ときには、システム制御回路8は、スイッチ12に回転
制御回路14から回転制御回路13に切換えるための切
換え信号を出力し、CDフォーマットの線速度の4倍の
速度で回転制御することができる。
【0025】このように、CDフォーマットディスクを
DVDフォーマットディスクの回転速度よりも速い速度
で回転する場合には、DVDフォーマットの線速度にて
ディスク判別動作を実行し、その際にCDフォーマット
のディスクであると判定されたときに回転制御を高速に
切換える構成を採ることにより、第1の実施形態の場合
と同様に、特にコンビネーション装置における立ち上げ
動作中にディスク判別動作を行うことができるので、立
ち上げ時間の短縮に繋がり、効率的である。
【0026】(3)第3実施形態 次に、図6乃至図9を用いて本発明に対応する第3の実
施形態について説明する。第3の実施形態は、CD−
R,DVD−Rに加えて、第3の記録フォーマットを有
する書込み可能形ディスクに対して判別を成す例を示す
ものであって、このうちDVD−Rと第3の書込み可能
形ディスクのプリ情報がプリピットで記録されている場
合を想定している。尚。第3の書込み可能形ディスクの
線速度は、DVD−Rの線速度よりも速いものとする。
また、プリピット202は、例えば、図8(a)に示す
アドレスデータやシンクマーク及びプリアンブル信号等
からなるプリ情報を担っており、図8(b)に示す情報
記録用トラック200に隣接する案内溝201上に、デ
ィスク上に所定の時間間隔で設けられるデータセクタの
開始位置に所定ビット長のデータ列として記録されるも
のとする。
【0027】図6に第3実施形態におけるディスク判別
装置の全体構成図を示す。尚、図6において図1と同じ
構成には同じ番号を付し、その説明は省略する。図中1
5はプリピット検出回路で、図9に示す通り、ヘッドア
ンプ4を介してディスク半径方向に平行な分割線1で2
分割された受光素子91の差動信号であるTPP信号
(タンジェンシャルプッシュプル信号)が供給される。
尚、TPP信号に基づくプリピットの具体的な読取原理
については、本出願人の出願による特願平7−1596
45号に詳述されている。プリピット検出回路15は、
供給されるTPP信号のエンベロープを検出するエンベ
ロープ検出回路151と、検出したエンベロープを所定
値と比較する比較回路152とからなる。つまり、被判
別ディスク1が未記録のDVD−Rまたは第3の書込み
可能形ディスクの場合、ディスク上にはプリピットのみ
所定の間隔で存在するため、被判別ディスク1が回転制
御を受けることにより得られるTPP信号のエンベロー
プは、プリピットの存在する周期で所定の振幅を有する
信号になる。これを比較回路152にて、例えば、得ら
れる振幅値のほぼ半分のレベルと比較することにより、
プリピットが存在する場合に発生するパルス信号が得ら
れる。このパルス信号の有無によってプリピットの存在
を検出するのである。
【0028】以上の構成において、システム制御回路8
が行うディスク判別動作を図7に基づいて説明する。図
7において被判別ディスク1が載置され、ピックアップ
2を所定の内周位置に移送した後(S701,70
2)、スイッチ12に回転制御回路6との接続を行わせ
るための切換え信号を出力すると共に、回転制御回路6
に先の所定の内周位置におけるCDフォーマットディス
クの回転速度を設定せしめ、回転制御回路6によるラフ
サーボを実行させる(S703)。次いで、ピックアッ
プ2内のレーザダイオードを点灯せしめ、サーボ回路5
を介してフォーカス制御、トラッキング制御を実行せし
めた後(S704)、ウォーブル信号検出回路9におけ
る比較回路93から検出信号の供給があるか否か(Hレ
ベル信号か否か)を判断する(S705)。検出信号の
供給がある場合(S705;Yes)は、CDフォーマ
ットの線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信号
が検出されたことを示すから、S706に移行して被判
別ディスク1はCD−Rであると判定する。一方、S7
05において、比較回路93から検出信号の供給がない
と判断した場合には、S707に移行してプリピット検
出回路15からプリピットの検出信号の供給があるか否
かを判断する。検出信号の供給がある場合(S707;
Yes)は、S708に移行してDVDフォーマットデ
ィスクの線速度とするべく回転制御手段6の設定速度を
変化せしめる。次いで、S709に移行しプリピット検
出回路15から与えられるパルス信号の周期を観測し、
この周期がDVDフォーマットで規定される周期か否か
を判定する(S710)。DVDフォーマットで規定さ
れる周期である(S710;Yes)場合には、S71
1に移行してDVD−Rであると判定し、S710にて
DVDフォーマットで規定される周期でないと判定した
(S710;No)場合には、S712に移行して第3
の書込み可能形ディスクであると判定する。一方、S7
07にて検出信号の供給がない場合(S707;N
o)、S713に移行して、回転制御回路6によるラフ
サーボから回転制御回路13による読取信号のクロック
成分を基準クロック成分に位相同期せしめる精密サーボ
に切換えるべく、スイッチ12に切換え信号を供給す
る。この際、クロック抽出回路10のロック検出信号を
監視しておき、スイッチ12における回転制御回路6か
ら回転制御回路13への切換え開始から所定時間以内に
ロック検出信号が得られるか否かを判断する。ロック検
出信号が得られた場合(S714;Yes)には、CD
フォーマットの線速度で回転制御を行った際に、ウォー
ブル信号及びプリピット信号が検出されず、かつ、クロ
ック抽出回路10におけるPLL回路が再生信号にロッ
クしている状態を示すから、S715に移行して、被判
別ディスク1はCDであると判定する。ロック検出信号
が得られない場合(S714;No)には、CDフォー
マットの線速度で回転制御を行った際に、ウォーブル信
号及びプリピット信号が検出されず、かつ、クロック抽
出回路10におけるPLL回路が再生信号にロックでき
ない状態を示すから、S716に移行して被判別ディス
ク1はDVDであると判定するのである。
【0029】以上のように、書込み可能形ディスクのプ
リ情報がプリピット形式で記録されている場合にも、被
判別ディスクから得られる再生信号の周波数(周期)を
検出することによってディスク判別が可能である。
【0030】
【発明による効果】以上のように、本願発明によれば、
被判別ディスクを所定の回転数で回転駆動する際に得ら
れる被判別ディスクからの再生信号の周波数を検出し、
検出した再生信号の周波数に基づいてディスクの判別を
行う構成としたから、異種ディスクであっても正確な判
別が可能である。また、所定の回転数を異種ディスク毎
に規定される線速度のうち最も低い線速度に設定するこ
とにより、特にコンビネーション装置における立ち上げ
動作の過程においてディスク判別が可能となり、効率的
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる記録フォーマットを有し、かつ、
    同一の寸法形状である光ディスクを判別するディスク判
    別装置であって、 被判別ディスクを所定の回転数で回転駆動する駆動手段
    と、 前記被判別ディスクからの再生信号の周波数を検出する
    周波数検出手段と、 前記被判別ディスクを前記所定の回転数で回転駆動した
    ときに検出した前記再生信号の周波数に基づいてディス
    クの判別を行う判別手段と、 を備えたことを特徴とするディスク判別装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の回転数は、前記異なる記録フ
    ォーマットで規定される線速度のうち、最も低い線速度
    であることを特徴とする請求項1に記載のディスク判別
    装置。
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