JPH11238245A - 光検出信号処理装置 - Google Patents

光検出信号処理装置

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JPH11238245A
JPH11238245A JP10041899A JP4189998A JPH11238245A JP H11238245 A JPH11238245 A JP H11238245A JP 10041899 A JP10041899 A JP 10041899A JP 4189998 A JP4189998 A JP 4189998A JP H11238245 A JPH11238245 A JP H11238245A
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JP
Japan
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signal
signal processing
circuit
format
data
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JP10041899A
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English (en)
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Masaji Sugasawa
正司 菅沢
Shiro Morotomi
司郎 諸冨
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH11238245A publication Critical patent/JPH11238245A/ja
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    • GPHYSICS
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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    • GPHYSICS
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ピックアップに要求されるスペックがで
きるだけ緩いものとなるようにしてコストアップを防
ぐ。また、光学ピックアップ以降の光検出信号検出処理
回路の構成も簡易なものとなるようにして、特に、異な
るディスクフォーマットに対応する場合に有利となるよ
うにする。 【解決手段】 光学ピックアップ側において受光電流を
電圧に変換して得られる光検出信号を先ずA/D変換す
ることで、以降の再生RF信号抽出処理や、各種サーボ
制御のためのRFマトリクス演算処理等をデジタル信号
処理により行うようにする。また、記録媒体の媒体フォ
ーマットに応じて、例えば、トラッキングエラー信号生
成のための演算処理、各種サーボゲイン、及びウォブル
ドグルーブからアドレスを抽出する際のバンドパスフィ
ルタの通過帯域の切り換え等を行うように構成する。こ
れらの処理は全てデジタル信号処理よって行うことで簡
易な処理及び構成で実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光学記録媒
体に対応して記録又は再生が行われる記録再生装置等に
備えられ、光学記録媒体からの反射光を受光して得られ
る光検出信号について、光学記録媒体に対する記録再生
を行うための所要の信号処理を行うための光検出信号処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ディスクや光磁気ディスクな
どをはじめとする光学記録媒体では、光学ピックアップ
において、ディスクに対して照射したレーザ光の反射光
をフォトディテクタにより受光して検出し、このフォト
ディテクタにより得られる光検出信号を、RFアンプに
供給するようにしている。一般に、フォトディテクタか
ら出力される光検出信号は微弱な電流であることから、
上記RFアンプでは、先ず入力された光検出信号につい
て電流−電圧変換を行う。なお、電流としての光検出信
号について電流−電圧変換を行う電流−電圧変換器にお
いては、ディスクや光学ピックアップ自体の特性のばら
つきなどを吸収するために、ゲイン調整が行えるように
したものも知られている。そしてこの後、RFアンプ以
降の所要の機能回路部において、電圧に変換された光検
出信号について各種演算処理をはじめとする所要の信号
処理を行うことによって、記録媒体から読み出したデー
タの再生の他、フォーカスサーボ制御、トラッキングサ
ーボ制御、及びスピンドル(ディスク回転速度)サーボ
制御等を行うようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば電流
−電圧変換器におけるゲインの調整機能は、通常32ス
テップ程度の粗い分解能に依る調整しか行うことができ
ないことが知られている。また、光学ピックアップ側か
らRFアンプ側に出力される光検出信号は、上記したよ
うに微弱な電流であることからノイズにきわめて弱く、
このための対策が要求される。
【0004】特に、近年においては、例えば異なる複数
種類の記録媒体の媒体フォーマットに対応して互換性を
持たせた記録再生機器も存在する。ここで、例えばコス
トや機器の小型化等を考慮して、複数種類のディスク状
記録媒体の媒体フォーマットについて互換性を有させた
記録再生機器として、光学ピックアップ及び以降の光信
号検出信号処理回路系をできるだけ共通化させようとし
た場合には、上記した光学ピックアップに要求されるス
ペックが厳しくなり、光学ピックアップの構成の困難や
コストアップなどにつながり、結果的に実現性が乏しく
なってくる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を解決するため、特に複数種類の媒体フォーマット
に対応する場合にも光学ピックアップに要求されるスペ
ックが緩くなるようにしてコスト等の削減を図り、更に
は、光学ピックアップの後段における光検出信号の処理
回路系の構成としても、ディスクのばらつきなどによる
信号処理性能の差ができるだけ少なくなるようにして、
信頼性の高い光検出信号処理が実現されるようにするこ
とを目的とする。
【0006】このため、光学記録媒体に照射した光の反
射光を検出して光検出信号を出力する光学ピックアップ
手段と、この光学ピックアップ手段から出力された光検
出信号について光学記録媒体に対するデータの記録又は
再生動作に関連する所要の信号処理を施す信号処理装置
とを備えて成る光検出信号処理装置として次のように構
成することとした。つまり、光学ピックアップ手段は、
光学記録媒体からの光を検出して受光電流として出力す
るフォトディテクタ手段と、このフォトディテクタ手段
により得られた受光電流を電圧に変換して上記光検出信
号として出力する電流−電圧変換手段とを設け、信号処
理装置は、電流−電圧変換手段から出力された上記光検
出信号についてデジタル信号に変換するデジタル信号変
換手段と、このデジタル信号変換手段から出力されるデ
ジタル信号による上記光検出信号を利用して、光学記録
媒体に対するデータの記録又は再生動作に関連する所要
の信号処理を施すデジタル信号処理手段とを設けて構成
することとした。
【0007】また、上記構成に対して、それぞれ異なる
所定の複数種類の媒体フォーマットについて判別する媒
体フォーマット判別手段を設けらると共に、上記デジタ
ル信号処理手段としては、媒体フォーマット判別手段に
より判別された光学記録媒体の媒体フォーマットに応じ
て、その内部における所要の信号処理動作を変更させる
ことのできる動作変更手段を備えて構成することとし
た。
【0008】上記構成によれば、フォトディテクタの検
出出力である受光電流を電圧としての光検出信号として
光学ピックアップ側から出力し、光検出信号の信号処理
系ではこの光検出信号をA/D変換して所要の信号処理
を行うようにされる。これにより、本発明では光学ピッ
クアップ側からの光検出信号に対する所要の信号処理
を、一括的にデジタル信号処理によって行うことが可能
となる。
【0009】また、本発明では、媒体フォーマットに応
じて、上記光検出信号の信号処理系における所要の信号
処理動作についての切り換えを行うようにされるが、光
検出信号の信号処理系がデジタル信号処理化されること
で、簡易な処理や制御動作等によって信号処理動作を切
り換えることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の光検
出信号処理装置について説明していく。本実施の形態の
光検出信号処理装置としては、カメラ装置部と画像(静
止画又は動画)及び音声の記録再生が可能な記録再生装
置部とが一体化された可搬型のビデオカメラに搭載され
ている場合を例にあげる。また、本例のビデオカメラに
搭載される記録再生装置部は、光磁気ディスクの一種と
して知られている、いわゆるミニディスクに対応してデ
ータを記録再生する構成を採るものとされる。説明は次
の順序で行う。 1.ディスクフォーマット 2.ビデオカメラの外観構成 3.ビデオカメラの内部構成 4.メディアドライブ部の構成 5.本実施の形態に対応するディスク構造例 6.光検出信号処理回路系の構成 6−1.フォトディテクタの構成 6−2.光検出信号処理回路系の全体構成 6−3.トラッキングサーボ回路系の構成 6−4.ADIP処理回路系 6−5.スピンドルサーボ回路系 6−6.処理動作 7.変形例
【0011】1.ディスクフォーマット 本例のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、ミ
ニディスク(光磁気ディスク)に対応してデータの記録
/再生を行う、MDデータといわれるフォーマットに対
応しているものとされる。このMDデータフォーマット
としては、MD−DATA1とMD−DATA2といわ
れる2種類のフォーマットが開発されているが、本例の
ビデオカメラは、MD−DATA1よりも高密度記録が
可能とされるMD−DATA2のフォーマットに対応し
て記録再生を行うものとされている。そこで、先ずMD
−DATA2のディスクフォーマット(媒体フォーマッ
ト)について説明する。
【0012】図1及び図2は、MD−DATA2として
のディスクのトラック構造例を概念的に示している。図
2(a)(b)は、それぞれ図1の破線Aで括った部分
を拡大して示す断面図及び平面図である。これらの図に
示すように、ディスク面に対してはウォブル(蛇行)が
与えられたウォブルドグルーブWGと、ウォブルが与え
られていないノンウォブルドグルーブNWGとの2種類
のグルーブ(溝)が予め形成される。そして、これらウ
ォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWG
は、その間にランドLdを形成するようにしてディスク
上において2重のスパイラル状に存在する。
【0013】MD−DATA2フォーマットでは、ラン
ドLdがトラックとして利用されるのであるが、上記の
ようにしてウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグ
ルーブNWGが形成されることから、トラックとしても
トラックTr・A,Tr・Bの2つのトラックがそれぞ
れ独立して、2重のスパイラル(ダブルスパイラル)状
に形成されることになる。トラックTr・Aは、ディス
ク外周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク
内周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラ
ックとなる。これに対してトラックTr・Bは、ディス
ク内周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク
外周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラ
ックとなる。つまり、トラックTr・Aに対してはディ
スク外周側の片側のみにウォブルが形成され、トラック
Tr・Bとしてはディスク内周側の片側のみにウォブル
が形成されるようにしたものとみることができる。この
場合、トラックピッチは、互いに隣接するトラックTr
・AとトラックTr・Bの各センター間の距離となり、
図2(b)に示すようにトラックピッチは0.95μm
とされている。
【0014】ここで、ウォブルドグルーブWGとしての
グルーブに形成されたウォブルは、ディスク上の物理ア
ドレスがFM変調+バイフェーズ変調によりエンコード
された信号に基づいて形成されているものである。この
ため、記録再生時においてウォブルドグルーブWGに与
えられたウォブリングから得られる再生情報を復調処理
することで、ディスク上の物理アドレスを抽出すること
が可能となる。また、ウォブルドグルーブWGとしての
アドレス情報は、トラックTr・A,Tr・Bに対して
共通に有効なものとされる。つまり、ウォブルドグルー
ブWGを挟んで内周に位置するトラックTr・Aと、外
周に位置するトラックTr・Bは、そのウォブルドグル
ーブWGに与えられたウォブリングによるアドレス情報
を共有するようにされる。なお、このようなアドレッシ
ング方式はインターレースアドレッシング方式ともいわ
れる。このインターレースアドレッシング方式を採用す
ることで、例えば、隣接するウォブル間のクロストーク
を抑制した上でトラックピッチを小さくすることが可能
となるものである。また、グルーブに対してウォブルを
形成することでアドレスを記録する方式については、A
DIP(Adress In Pregroove) 方式ともいう。
【0015】また、上記のようにして同一のアドレス情
報を共有するトラックTr・A,Tr・Bの何れをトレ
ースしているのかという識別は次のようにして行うこと
ができる。例えば3ビーム方式を応用し、メインビーム
がトラック(ランドLd)をトレースしている状態で
は、残る2つのサイドビームは、上記メインビームがト
レースしているトラックの両サイドに位置するグルーブ
をトレースしているようにすることが考えられる。
【0016】図2(b)には、具体例として、メインビ
ームスポットSPmがトラックTr・Aをトレースして
いる状態が示されている。この場合には、2つのサイド
ビームスポットSPs1,SPs2のうち、内周側のサ
イドビームスポットSPs1はノンウォブルドグルーブ
NWGをトレースし、外周側のサイドビームスポットS
Ps2はウォブルドグルーブWGをトレースすることに
なる。これに対して、図示しないが、メインビームスポ
ットSPmがトラックTr・Bをトレースしている状態
であれば、サイドビームスポットSPs1がウォブルド
グルーブWGをトレースし、サイドビームスポットSP
s2がノンウォブルドグルーブNWGをトレースするこ
とになる。このように、メインビームスポットSPm
が、トラックTr・Aをトレースする場合とトラックT
r・Bをトレースする場合とでは、サイドビームスポッ
トSPs1,SPs2がトレースすべきグルーブとして
は、必然的にウォブルドグルーブWGとノンウォブルド
グルーブNWGとで入れ替わることになる。
【0017】サイドビームスポットSPs1,SPs2
の反射によりフォトディテクタにて得られる検出信号と
しては、ウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグル
ーブNWGの何れをトレースしているのかで異なる波形
が得られることから、上記検出信号に基づいて、例え
ば、現在サイドビームスポットSPs1,SPs2のう
ち、どちらがウォブルドグルーブWG(あるいはノンウ
ォブルドグルーブNWG)をトレースしているのかを判
別することにより、メインビームがトラックTr・A,
Tr・Bのどちらをトレースしているのかが識別できる
ことになる。
【0018】図3は、上記のようなトラック構造を有す
るMD−DATA2フォーマットのの主要スペックをM
D−DATA1フォーマットと比較して示す図である。
先ず、MD−DATA1フォーマットとしては、トラッ
クピッチは1.6μm、ピット長は0.59μm/bi
tとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光
学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。記録方式と
しては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グル
ーブをトラックとして記録再生に用いるようにしてい
る。アドレス方式としては、シングルスパイラルによる
グルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブ
の両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成し
たウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされ
ている。
【0019】記録データの変調方式としてはEFM(8
−14変換)方式を採用している。また、誤り訂正方式
としてはACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-
Solomon Code) が採用され、データインターリーブには
畳み込み型を採用している。このため、データの冗長度
としては46.3%となる。
【0020】また、MD−DATA1フォーマットで
は、ディスク駆動方式としてCLV(Constant Linear V
erocity)が採用されており、CLVの線速度としては、
1.2m/sとされる。そして、記録再生時の標準のデ
ータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量
としては、140MBとなる。
【0021】これに対して、本例のビデオカメラが対応
できるMD−DATA2フォーマットとしては、トラッ
クピッチは0.95μm、ピット長は0.39μm/b
itとされ、共にMD−DATA1フォーマットよりも
短くなっていることが分かる。そして、例えば上記ピッ
ト長を実現するために、レーザ波長λ=650nm、光
学ヘッドの開口率NA=0.52として、合焦位置での
ビームスポット径を絞ると共に光学系としての帯域を拡
げている。
【0022】記録方式としては、図1及び図2により説
明したように、ランド記録方式が採用され、アドレス方
式としてはインターレースアドレッシング方式が採用さ
れる。また、記録データの変調方式としては、高密度記
録に適合するとされるRLL(1,7)方式(RLL;
Run Length Limited)が採用され、誤り訂正方式として
はRS−PC方式、データインターリーブにはブロック
完結型が採用される。そして、上記各方式を採用した結
果、データの冗長度としては、19.7%にまで抑制す
ることが可能となっている。
【0023】MD−DATA2フォーマットにおいて
も、ディスク駆動方式としてはCLVが採用されるので
あるが、その線速度としては2.0m/sとされ、記録
再生時の標準のデータレートとしては589kB/sと
される。そして、記録容量としては650MBを得るこ
とができ、MD−DATA1フォーマットと比較した場
合には、4倍強の高密度記録化が実現されたことにな
る。例えば、MD−DATA2フォーマットにより動画
像の記録を行うとして、動画像データについてMPEG
2による圧縮符号化を施した場合には、符号化データの
ビットレートにも依るが、時間にして15分〜17分の
動画を記録することが可能とされる。また、音声信号デ
ータのみを記録するとして、音声データについてATR
AC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2による圧
縮処理を施した場合には、時間にして10時間程度の記
録を行うことができる。
【0024】2.ビデオカメラの外観構成 図6(a)(b)(c)は、本例のビデオカメラの外観
例を示す側面図、平面図及び背面図である。これらの図
に示すように、本例のビデオカメラの本体200には、
撮影を行うための撮像レンズや絞りなどを備えたカメラ
レンズ201が表出するようにして設けられ、また、例
えば、本体200の上面部においては、撮影時において
外部の音声を収音するための左右一対のマイクロフォン
202が設けられている。つまり、このビデオカメラで
は、カメラレンズ201により撮影した画像の録画と、
マイクロフォン202により収音したステレオ音声の録
音を行うことが可能とされている。
【0025】また、本体200の側面側には、表示部6
A、スピーカ205、インジケータ206が備えられて
いる。表示部6Aは、撮影画像、及び内部の記録再生装
置により再生された画像等を表示出力する部位とされ
る。なお、表示部6Aとして実際に採用する表示デバイ
スとしては、ここでは特に限定されるものではないが、
例えば液晶ディスプレイ等が用いられればよい。また、
表示部6Aには、機器の動作に応じて所要のメッセージ
をユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメ
ッセージ表示等も行われるものとされる。スピーカ20
5からは録音した音声の再生時に、その再生音声が出力
される他、例えばビープ音等による所要のメッセージ音
声の出力等も行われる。またインジケータ206は、例
えば記録動作中に発光され、ユーザーにビデオカメラが
記録動作中であることを示す。
【0026】本体200の背面側には、ビューファイン
ダ204が設けられており、記録動作中及びスタンバイ
中において、カメラレンズ201から取り込まれる画像
及びキャラクタ画像等が表示される。ユーザーはこのビ
ューファインダ204をみながら撮影を行うことができ
る。さらにディスクスロット203、ビデオ出力端子T
1、ヘッドフォン/ライン端子T2、I/F端子T3が
設けられる。ディスクスロット203は、本例のビデオ
カメラが対応する記録媒体としてのディスクが挿入、あ
るいは排出されるためのスロット部分とされる。ビデオ
出力端子T1は、外部の映像機器に対して再生画像信号
等を出力する端子、ヘッドフォン/ライン端子T2は外
部の音声機器やヘッドホンに対して再生音声信号を出力
する端子である。I/F端子T3は、例えば外部のデー
タ機器とデータ伝送を行うためのインターフェイスの入
出力端子とされる。
【0027】さらに、本体200の各部には、ユーザー
操作のための各種の操作子(300301,及び304
〜309)が設けられる。メインダイヤル300は、ビ
デオカメラのオン/オフ、記録動作、再生動作を設定す
る操作子である。メインダイヤルが図示するように「O
FF」の位置にあるときは電源オフとされており、「S
TBY」の位置に回動されることで、電源オンとなって
記録動作のスタンバイ状態となる。また、「PB」の位
置に回動されることで、電源オンとなって再生動作のス
タンバイ状態となる。
【0028】レリーズキー301は、記録スタンバイ状
態にある際において、記録開始や記録シャッタの操作子
として機能する。
【0029】なお、後述する変形例においては、レリー
ズキー301は、その押圧される強さ(押圧レベル)を
感知可能に構成され、この押圧レベルに応じて、ディス
クに記録すべき圧縮画像データのデータレートが高くな
るように可変される。
【0030】ズームキー304は、画像撮影に関しての
ズーム状態(テレ側〜ワイド側)を操作する操作子であ
る。イジェクトキー305は、ディスクスロット203
内に装填されているディスクを排出させるための操作子
である。再生/一時停止キー306、停止キー307、
サーチキー308,309は、ディスクに対する再生時
の各種操作のために用意されている。
【0031】なお、図6に示すビデオカメラの外観はあ
くまでも一例であって、実際に本例のビデオカメラに要
求される使用条件等に応じて適宜変更されて構わないも
のである。もちろん操作子の種類や操作方式、さらに外
部機器との接続端子類などは各種多様に考えられる。
【0032】3.ビデオカメラの内部構成 図4は、本例のビデオカメラの内部構成例を示すブロッ
ク図である。この図に示すレンズブロック1において
は、例えば実際には撮像レンズや絞りなどを備えて構成
される光学系11が備えられている。上記図6に示した
カメラレンズ201は、この光学系11に含まれる。ま
た、このレンズブロック1には、光学系11に対してオ
ートフォーカス動作を行わせるためのフォーカスモータ
や、上記ズームキー304の操作に基づくズームレンズ
の移動を行うためのズームモータなどが、モータ部12
として備えられる。
【0033】カメラブロック2には、主としてレンズブ
ロック1により撮影した画像光をデジタル画像信号に変
換するための回路部が備えられる。このカメラブロック
2のCCD(Charge Coupled Device) 21に対しては、
光学系11を透過した被写体の光画像が与えられる。C
CD21においては上記光画像について光電変換を行う
ことで撮像信号を生成し、サンプルホールド/AGC(A
utomatic Gain Control)回路22に供給する。サンプル
ホールド/AGC回路22では、CCD21から出力さ
れた撮像信号についてゲイン調整を行うと共に、サンプ
ルホールド処理を施すことによって波形整形を行う。サ
ンプルホールド/AGC回路2の出力は、ビデオA/D
コンバータ23に供給されることで、デジタルとしての
画像信号データに変換される。
【0034】上記CCD21、サンプルホールド/AG
C回路22、ビデオA/Dコンバータ23における信号
処理タイミングは、タイミングジェネレータ24にて生
成されるタイミング信号により制御される。タイミング
ジェネレータ24では、後述するデータ処理/システム
コントロール回路31(ビデオ信号処理回部3内)にて
信号処理に利用されるクロックを入力し、このクロック
に基づいて所要のタイミング信号を生成するようにされ
る。これにより、カメラブロック2における信号処理タ
イミングを、ビデオ信号処理部3における処理タイミン
グと同期させるようにしている。カメラコントローラ2
5は、カメラブロック2内に備えられる上記各機能回路
部が適正に動作するように所要の制御を実行すると共
に、レンズブロック1に対してオートフォーカス、自動
露出調整、絞り調整、ズームなどのための制御を行うも
のとされる。例えばオートフォーカス制御であれば、カ
メラコントローラ25は、所定のオートフォーカス制御
方式に従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、
フォーカスモータの回転角を制御する。これにより、撮
像レンズはジャストピント状態となるように駆動される
ことになる。
【0035】ビデオ信号処理部3は、記録時において
は、カメラブロック2から供給されたデジタル画像信
号、及びマイクロフォン202により集音したことで得
られるデジタル音声信号について圧縮処理を施し、これ
ら圧縮データをユーザ記録データとして後段のメディア
ドライブ部4に供給する。さらにカメラブロック2から
供給されたデジタル画像信号とキャラクタ画像により生
成した画像をビューファインダドライブ部207に供給
し、ビューファインダ204に表示させる。また、再生
時においては、メディアドライブ部4から供給されるユ
ーザ再生データ(ディスク51からの読み出しデー
タ)、つまり圧縮処理された画像信号データ及び音声信
号データについて復調処理を施し、これらを再生画像信
号、再生音声信号として出力する。
【0036】なお本例において、画像信号データ(画像
データ)の圧縮/伸張処理方式としては、動画像につい
てはMPEG(Moving Picture Experts Group)2を採用
し、静止画像についてはJPEG(Joint Photographic
Coding Experts Group) を採用しているものとする。ま
た、音声信号デーのタ圧縮/伸張処理方式には、ATR
AC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2を採用す
るものとする。
【0037】ビデオ信号処理部3のデータ処理/システ
ムコントロール回路31は、主として、当該ビデオ信号
処理部3における画像信号データ及び音声信号データの
圧縮/伸張処理に関する制御処理と、ビデオ信号処理部
3を経由するデータの入出力を司るための処理を実行す
る。また、データ処理/システムコントロール回路31
を含むビデオ信号処理部3全体についての制御処理は、
ビデオコントローラ38が実行するようにされる。この
ビデオコントローラ38は、例えばマイクロコンピュー
タ等を備えて構成され、カメラブロック2のカメラコン
トローラ25、及び後述するメディアドライブ部4のド
ライバコントローラ46と、例えば図示しないバスライ
ン等を介して相互通信可能とされている。
【0038】ビデオ信号処理部3における記録時の基本
的な動作として、データ処理/システムコントロール回
路31には、カメラブロック2のビデオA/Dコンバー
タ23から供給された画像信号データが入力される。デ
ータ処理/システムコントロール回路31では、入力さ
れた画像信号データを例えば動き検出回路35に供給す
る。動き検出回路35では、例えばメモリ36を作業領
域として利用しながら入力された画像信号データについ
て動き補償等の画像処理を施した後、MPEG2ビデオ
信号処理回路33に供給する。
【0039】MPEG2ビデオ信号処理回路33におい
ては、例えばメモリ34を作業領域として利用しなが
ら、入力された画像信号データについてMPEG2のフ
ォーマットに従って圧縮処理を施し、動画像としての圧
縮データのビットストリーム(MPEG2ビットストリ
ーム)を出力するようにされる。また、MPEG2ビデ
オ信号処理回路33では、例えば動画像としての画像信
号データから静止画としての画像データを抽出してこれ
に圧縮処理を施す際には、JPEGのフォーマットに従
って静止画としての圧縮画像データを生成するように構
成されている。なお、JPEGは採用せずに、MPEG
2のフォーマットによる圧縮画像データとして、正規の
画像データとされるIピクチャ(Intra Picture) を静止
画の画像データとして扱うことも考えられる。MPEG
2ビデオ信号処理回路33により圧縮符号化された画像
信号データ(圧縮画像データ)は、例えば、バッファメ
モリ32に対して所定の転送レートにより書き込まれて
一時保持される。なおMPEG2のフォーマットにおい
ては、周知のようにいわゆる符号化ビットレート(デー
タレート)として、一定速度(CBR;Constant Bit R
ate)と、可変速度(VBR;Variable Bit Rate)の両者
がサポートされており、ビデオ信号処理部3ではこれら
に対応できるものとしている。
【0040】例えばVBRによる画像圧縮処理を行う場
合には、例えば、動き検出回路35において、画像デー
タをマクロブロック単位により前後数十〜数百フレーム
内の範囲で動き検出を行って、動きありとされればこの
検出結果を動きベクトル情報としてMPEG2ビデオ信
号処理回路33に伝送する。MPEG2ビデオ信号処理
回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所要の
データレートとするように、上記動きベクトル情報をは
じめとする所要の情報を利用しながら、マクロブロック
ごとの量子化係数を決定していくようにされる。
【0041】音声圧縮エンコーダ/デコーダ37には、
A/Dコンバータ64(表示/画像/音声入出力部6
内)を介して、例えばマイクロフォン202により集音
された音声がデジタルによる音声信号データとして入力
される。音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、前述
のようにATRAC2のフォーマットに従って入力され
た音声信号データに対する圧縮処理を施す。この圧縮音
声信号データもまた、データ処理/システムコントロー
ル回路31によってバッファメモリ32に対して所定の
転送レートによる書き込みが行われ、ここで一時保持さ
れる。
【0042】上記のようにして、バッファメモリ32に
は、圧縮画像データ及び圧縮音声信号データが蓄積可能
とされる。バッファメモリ32は、主として、カメラブ
ロック2あるいは表示/画像/音声入出力部6とバッフ
ァメモリ32間のデータ転送レートと、バッファメモリ
32とメディアドライブ部4間のデータ転送レートの速
度差を吸収するための機能を有する。バッファメモリ3
2に蓄積された圧縮画像データ及び圧縮音声信号データ
は、記録時であれば、順次所定タイミングで読み出しが
行われて、メディアドライブ部4のMD−DATA2エ
ンコーダ/デコーダ41に伝送される。ただし、例えば
再生時においてバッファメモリ32に蓄積されたデータ
の読み出しと、この読み出したデータをメディアドライ
ブ部4からデッキ部5を介してディスク51に記録する
までの動作は、間欠的に行われても構わない。このよう
なバッファメモリ32に対するデータの書き込み及び読
み出し制御は、例えば、データ処理/システムコントロ
ール回路31によって実行される。
【0043】ビデオ信号処理部3における再生時の動作
としては、概略的に次のようになる。再生時には、ディ
スク51から読み出され、MD−DATA2エンコーダ
/デコーダ41(メディアドライブ部4内)の処理によ
りMD−DATA2フォーマットに従ってデコードされ
た圧縮画像データ、圧縮音声信号データ(ユーザ再生デ
ータ)が、データ処理/システムコントロール回路31
に伝送されてくる。データ処理/システムコントロール
回路31では、例えば入力した圧縮画像データ及び圧縮
音声信号データを、一旦バッファメモリ32に蓄積させ
る。そして、例えば再生時間軸の整合が得られるように
された所要のタイミング及び転送レートで、バッファメ
モリ32から圧縮画像データ及び圧縮音声信号データの
読み出しを行い、圧縮画像データについてはMPEG2
ビデオ信号処理回路33に供給し、圧縮音声信号データ
については音声圧縮エンコーダ/デコーダ37に供給す
る。
【0044】MPEG2ビデオ信号処理回路33では、
入力された圧縮画像データについて伸張処理を施して、
データ処理/システムコントロール回路31に伝送す
る。データ処理/システムコントロール回路31では、
この伸張処理された画像信号データを、ビデオD/Aコ
ンバータ61(表示/画像/音声入出力部6内)に供給
する。音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、入力さ
れた圧縮音声信号データについて伸張処理を施して、D
/Aコンバータ65(表示/画像/音声入出力部6内)
に供給する。
【0045】表示/画像/音声入出力部6においては、
ビデオD/Aコンバータ61に入力された画像信号デー
タは、ここでアナログ画像信号に変換され、表示コント
ローラ62及びコンポジット信号処理回路63に対して
分岐して入力される。表示コントローラ62では、入力
された画像信号に基づいて表示部6Aを駆動する。これ
により、表示部6Aにおいて再生画像の表示が行われ
る。また、表示部6Aにおいては、ディスク51から再
生して得られる画像の表示だけでなく、当然のこととし
て、レンズブロック1及びカメラブロック2からなるカ
メラ部位により撮影して得られた撮像画像も、ほぼリア
ルタイムで表示出力させることが可能である。また、再
生画像及び撮像画像の他、前述のように、機器の動作に
応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字
やキャラクタ等によるメッセージ表示も行われるものと
される。このようなメッセージ表示は、例えばビデオコ
ントローラ38の制御によって、所要の文字やキャラク
タ等が所定の位置に表示されるように、データ処理/シ
ステムコントロール回路31からビデオD/Aコンバー
タ61に出力すべき画像信号データに対して、所要の文
字やキャラクタ等の画像信号データを合成する処理を実
行するようにすればよい。
【0046】コンポジット信号処理回路63では、ビデ
オD/Aコンバータ61から供給されたアナログ画像信
号についてコンポジット信号に変換して、ビデオ出力端
子T1に出力する。例えば、ビデオ出力端子T1を介し
て、外部モニタ装置等と接続を行えば、当該ビデオカメ
ラで再生した画像を外部モニタ装置により表示させるこ
とが可能となる。
【0047】また、表示/画像/音声入出力部6におい
て、音声圧縮エンコーダ/デコーダ37からD/Aコン
バータ65に入力された音声信号データは、ここでアナ
ログ音声信号に変換され、ヘッドフォン/ライン端子T
2に対して出力される。また、D/Aコンバータ65か
ら出力されたアナログ音声信号は、アンプ66を介して
スピーカSPに対しても分岐して出力され、これによ
り、スピーカSPからは、再生音声等が出力されること
になる。
【0048】メディアドライブ部4では、主として、記
録時にはMD−DATA2フォーマット又はMD−DA
TA1フォーマットに従って記録データをディスク記録
に適合するようにエンコードしてデッキ部5に伝送し、
再生時においては、デッキ部5においてディスク51か
ら読み出されたデータについてデコード処理を施すこと
で再生データを得て、ビデオ信号処理部3に対して伝送
する。
【0049】このメディアドライブ部4のMD−DAT
A2エンコーダ/デコーダ41は、記録時においては、
データ処理/システムコントロール回路31から記録デ
ータ(圧縮画像データ+圧縮音声信号データ)が入力さ
れ、この記録データについて、MD−DATA2フォー
マットに従った所定のエンコード処理を施し、このエン
コードされたデータを一時バッファメモリ42に蓄積す
る。そして、所要のタイミングで読み出しを行いながら
デッキ部5に伝送する。
【0050】再生時においては、ディスク51から読み
出され、A/Dコンバータ43、RF信号処理回路44
を介して入力されたデジタル再生信号について、MD−
DATA2フォーマット又はMD−DATA1フォーマ
ットに従ったデコード処理を施して、再生データとして
ビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロー
ル回路31に対して伝送する。なお、この際において
も、必要があれば再生データを一旦バッファメモリ42
に蓄積し、ここから所要のタイミングで読み出したデー
タをデータ処理/システムコントロール回路31に伝送
出力するようにされる。このような、バッファメモリ4
2に対する書き込み/読み出し制御はドライバコントロ
ーラ46が実行するものとされる。なお、例えばディス
ク51の再生時において、外乱等によってサーボ等が外
れて、ディスクからの信号の読み出しが不可となったよ
うな場合でも、バッファメモリ42に対して読み出しデ
ータが蓄積されている期間内にディスクに対する再生動
作を復帰させるようにすれば、再生データとしての時系
列的連続性を維持することが可能となる。
【0051】本実施の形態では、デッキ部5の光学ヘッ
ド53にてフォトディテクタにより得られた電流として
の光検出信号(ディスク51に照射されたレーザ光の反
射により得られる光を受光して得られる検出信号)は、
光学ヘッド53側において電流−電圧変換されたアナロ
グ信号として出力されるものである。本実施の形態のメ
ディアドライブ部4では、先ず、電圧としての光検出信
号をA/Dコンバータ43によりアナログ信号からデジ
タル信号に変換する。そして、このデジタル信号化され
た光検出信号をRF信号処理回路44に対して供給す
る。
【0052】RF信号処理回路44は入力された光検出
信号について所要のデジタル信号処理を施すことで、例
えば、再生データとしてのRF信号、デッキ部5に対す
るサーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキ
ングエラー信号等のサーボ制御信号を生成する。RF信
号は、MD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に入
力される。また、生成された各種サーボ制御信号はサー
ボ回路45に供給される。サーボ回路45では、入力し
たサーボ制御信号に基づいて、デッキ部5における所要
のサーボ制御を実行する。
【0053】本例においては、MD−DATA1フォー
マットに対応するエンコーダ/デコーダ47を備えてお
り、ビデオ信号処理部3から供給された記録データを、
MD−DATA1フォーマットに従ってエンコードして
ディスク51に記録すること、或いは、ディスク51か
らの読み出しデータがMD−DATA1フォーマットに
従ってエンコードされているものについては、そのデコ
ード処理を行って、ビデオ信号処理部3に伝送出力する
ことが可能とされている。つまり本例のビデオカメラと
しては、MD−DATA2フォーマットとMD−DAT
A1フォーマットとについて互換性が得られるように構
成されている。ドライバコントローラ46は、メディア
ドライブ部4を総括的に制御するための機能回路部とさ
れる。
【0054】デッキ部5は、ディスク51を駆動するた
めの機構からなる部位とされる。ここでは図示しない
が、デッキ部5においては、装填されるべきディスク5
1が着脱可能とされ、ユーザの作業によって交換が可能
なようにされた機構(ディスクスロット203(図6参
照))を有しているものとされる。また、ここでのディ
スク51は、MD−DATA2フォーマット、あるいは
MD−DATA1フォーマットに対応する光磁気ディス
クであることが前提となる。
【0055】デッキ部5においては、装填されたディス
ク51をCLVにより回転駆動するスピンドルモータ5
2によって、CLVにより回転駆動される。このディス
ク51に対しては記録/再生時に光学ヘッド53によっ
てレーザ光が照射される。光学ヘッド53は、記録時に
は記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レ
ベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効
果により反射光からデータを検出するための比較的低レ
ベルのレーザ出力を行なう。このため、光学ヘッド53
には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段
としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対
物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するため
のディテクタが搭載されている。光学ヘッド53に備え
られる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってデ
ィスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能
に保持されている。
【0056】また、ディスク51を挟んで光学ヘッド5
3と対向する位置には磁気ヘッド54が配置されてい
る。磁気ヘッド54は記録データによって変調された磁
界をディスク51に印加する動作を行なう。また、図示
しないが、デッキ部5においては、スレッドモータ55
により駆動されるスレッド機構が備えられている。この
スレッド機構が駆動されることにより、上記光学ヘッド
53全体及び磁気ヘッド54はディスク半径方向に移動
可能とされている。
【0057】操作部7は図6に示した各操作子300〜
310等に相当し、これらの操作子によるユーザの各種
操作情報は例えばビデオコントローラ38に供給され
る。ビデオコントローラ38は、ユーザー操作に応じた
必要な動作が各部において実行されるようにするための
操作情報、制御情報をカメラコントローラ25、ドライ
バコントローラ46に対して供給する。
【0058】外部インターフェイス8は、当該ビデオカ
メラと外部機器とでデータを相互伝送可能とするために
設けられており、例えば図のようにI/F端子T3とビ
デオ信号処理部間に対して設けられる。なお、外部イン
ターフェイス8としてはここでは特に限定されるもので
はないが、例えばIEEE1394等が採用されればよ
い。例えば、外部のデジタル画像機器と本例のビデオカ
メラをI/F端子T3を介して接続した場合、ビデオカ
メラで撮影した画像(音声)を外部デジタル画像機器に
録画したりすることが可能となる。また、外部デジタル
画像機器にて再生した画像(音声)データ等を、外部イ
ンターフェイス8を介して取り込むことにより、MD−
DATA2(或いはMD−DATA1)フォーマットに
従ってディスク51に記録するといったことも可能とな
る。
【0059】電源ブロック9は、内蔵のバッテリにより
得られる直流電源あるいは商用交流電源から生成した直
流電源を利用して、各機能回路部に対して所要のレベル
の電源電圧を供給する。電源ブロック9による電源オン
/オフは、上述したメインダイヤル300の操作に応じ
てビデオコントローラ38が制御する。また記録動作中
はビデオコントローラ38はインジケータ206の発光
動作を実行させる。
【0060】4.メディアドライブ部の構成 続いて、図4に示したメディアドライブ部4の構成とし
て、MD−DATA2に対応する機能回路部を抽出した
詳細な構成について、図5のブロック図を参照して説明
する。なお、図5においては、メディアドライブ部4と
共にデッキ部5を示しているが、デッキ部5の内部構成
については図4により説明したため、ここでは、図4と
同一符号を付して説明を省略する。また、図5に示すメ
ディアドライブ部4において図4のブロックに相当する
範囲に同一符号を付している。
【0061】本実施の形態においては、光学ヘッド53
のフォトディテクタから出力される電流としての光検出
信号は、この光学ヘッド53内において設けられる電流
−電圧変換器により電圧としての光検出信号に変換され
て、耐ノイズ性能が強化されてメディアドライブ部4側
に対して出力される。なお、光学ヘッド53におけるフ
ォトディテクタ及び電流−電圧変換器を備えた光検出信
号出力回路の構成については後述する。
【0062】メディアドライブ部4に入力されたアナロ
グ信号による電圧としての光検出信号は、A/Dコンバ
ータ43によりデジタル信号に変換される。このA/D
コンバータ43のデジタル出力は、RF信号処理回路4
4内のRFアンプ101、及びマトリクスアンプ107
に対して供給される。
【0063】RFアンプ101ではデジタル信号処理に
より、入力された光検出信号からデジタル信号による再
生RF信号(二値化RF信号)を生成する。この二値化
RF信号はMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41
に供給され、まずAGC/クランプ回路103を介して
ゲイン調整、クランプ処理等が行われた後、イコライザ
/PLL回路104に入力される。イコライザ/PLL
回路104では、入力された二値化RF信号についてイ
コライジング処理を施してビタビデコーダ105に出力
する。また、イコライジング処理後の二値化RF信号を
PLL回路に入力することにより、二値化RF信号(R
LL(1,7)符号列)に同期したクロックCLKを抽
出する。
【0064】クロックCLKの周波数は現在のディスク
回転速度に対応する。このため、CLVプロセッサ11
1では、イコライザ/PLL回路104からクロックC
LKを入力し、所定のCLV速度(図3参照)に対応す
る基準値と比較することにより誤差情報を得て、この誤
差情報をスピンドルエラー信号SPEを生成するための
信号成分として利用する。また、クロックCLKは、例
えばRLL(1,7)復調回路106をはじめとする、
所要の信号処理回路系における処理のためのクロックと
して利用される。
【0065】ビタビデコーダ105は、イコライザ/P
LL回路104から入力された二値化RF信号につい
て、いわゆるビタビ復号法に従った復号処理を行う。こ
れにより、RLL(1,7)符号列としての再生データ
が得られることになる。この再生データはRLL(1,
7)復調回路106に入力され、ここでRLL(1,
7)復調が施されたデータストリームとされる。
【0066】RLL(1,7)復調回路106における
復調処理により得られたデータストリームは、データバ
ス114を介してバッファメモリ42に対して書き込み
が行われ、バッファメモリ42上で展開される。このよ
うにしてバッファメモリ42上に展開されたデータスト
リームに対しては、先ず、ECC処理回路116によ
り、RS−PC方式に従って誤り訂正ブロック単位によ
るエラー訂正処理が施され、更に、デスクランブル/E
DCデコード回路117により、デスクランブル処理
と、EDCデコード処理(エラー検出処理)が施され
る。これまでの処理が施されたデータが再生データDA
TApとされる。この再生データDATApは、転送ク
ロック発生回路121にて発生された転送クロックに従
った転送レートで、例えばデスクランブル/EDCデコ
ード回路117からビデオ信号処理部3のデータ処理/
システムコントロール回路31に対して伝送されること
になる。
【0067】転送クロック発生回路121は、例えば、
クリスタル系のクロックをメディアドライブ部4とビデ
オ信号処理部3間のデータ伝送や、メディアドライブ部
4内における機能回路部間でのデータ伝送を行う際に、
適宜適正とされる周波数の転送クロック(データ転送レ
ート)を発生するための部位とされる。また、当該ビデ
オカメラの動作状態に応じて、メディアドライブ部4及
びビデオ信号処理部3の各機能回路部に供給すべき所要
の周波数のクロックを発生する。
【0068】マトリクスアンプ107では、入力された
光検出信号についてデジタル信号処理により所要の演算
処理を施すことにより、トラッキングエラー信号TE、
フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク5
1にウォブルドグルーブWGとして記録されている絶対
アドレス情報を有する情報信号)GFM等を抽出しサー
ボ回路45に供給する。即ち抽出されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボプロ
セッサ112に供給され、グルーブ情報GFMはADI
Pバンドパスフィルタ108に供給される。
【0069】なお、前述のよう本実施の形態では、MD
−DATA1フォーマットとMD−DATA2フォーマ
ットの両者について互換性が得られるものとされている
が、これに対応して、マトリクスアンプ107における
所要の信号処理に関しては、記録再生の対照となるディ
スクのフォーマットが、MD−DATA1フォーマット
である場合とMD−DATA2フォーマットである場合
とでその動作が切り替わるように、ドライバコントロー
ラ46によって制御されるのであるが、これについては
後述する。
【0070】ADIPバンドパスフィルタ108によ
り、ウォブルの周期に応じて帯域制限されたグルーブ情
報GFMは、A/Bトラック検出回路109、ADIP
デコーダ110に対して供給される。A/Bトラック検
出回路109では、例えば図2(b)にて説明した方式
などに基づいて、入力されたグルーブ情報GFMから、
現在トレースしているトラックがトラックTR・A,T
R・Bの何れとされているのかについて判別を行い、こ
のトラック判別情報をドライバコントローラ46に出力
する。また、ADIPデコーダ110では、入力された
グルーブ情報GFMについて、FM復調処理と所要のデ
コード処理を施してディスク上の絶対アドレス情報であ
るADIP信号を抽出し、ドライバコントローラ46に
出力する。ドライバコントローラ46では、上記トラッ
ク判別情報及びADIP信号に基づいて、所要の制御処
理を実行する。
【0071】CLVプロセッサ111には、イコライザ
/PLL回路104からのクロックCLKと、ADIP
デコーダ110にて得られたADIP信号が入力され
る。CLVプロセッサ111では、例えば、上記のよう
にして入力される信号を利用して、ADIP信号に対す
るクロックCLKとの位相誤差を積分して得られる誤差
信号に基づき、CLVサーボ制御のためのスピンドルエ
ラー信号SPEを生成し、サーボプロセッサ112に対
して出力する。この際、CLVプロセッサ111の構成
によっては、ADIP信号周波数と所定のCLV速度に
対応する目標値との比較を行って得られる誤差信号成分
もスピンドルエラー信号SPEの成分として利用する。
なお、CLVプロセッサ111が実行すべき所要の動作
はドライバコントローラ46によって制御される。
【0072】サーボプロセッサ112は、上記のように
して入力されたトラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE、スピンドルエラー信号SPE、ドラ
イバコントローラ46からのトラックジャンプ指令、ア
クセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキ
ング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信
号、スピンドル制御信号等)を生成し、サーボドライバ
113に対して出力する。サーボドライバ113では、
サーボプロセッサ112から供給されたサーボ制御信号
に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここ
でのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する
二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向
の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動
信号、スピンドルモータ52を駆動するスピンドルモー
タ駆動信号となる。このようなサーボドライブ信号がデ
ッキ部5に対して供給されることで、ディスク51に対
するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンド
ルモータ52に対するCLV制御が行われることにな
る。
【0073】ディスク51に対して記録動作が実行され
る際には、例えば、ビデオ信号処理部3のデータ処理/
システムコントロール回路31からスクランブル/ED
Cエンコード回路115に対して記録データDATAr
が入力されることになる。このユーザ記録データDAT
Arは、例えば転送クロック発生回路121にて発生さ
れた転送クロック(データ転送レート)に同期して入力
される。
【0074】スクランブル/EDCエンコード回路11
5では、例えば記録データDATArをバッファメモリ
42に書き込んで展開し、データスクランブル処理、E
DCエンコード処理(所定方式によるエラー検出符号の
付加処理)を施す。この処理の後、例えばECC処理回
路116によって、バッファメモリ42に展開させてい
る記録データDATArに対してRS−PC方式による
エラー訂正符号を付加するようにされる。ここまでの処
理が施された記録データDATArは、バッファメモリ
42から読み出されて、データバス114を介してRL
L(1,7)変調回路118に供給される。
【0075】RLL(1,7)変調回路118では、入
力された記録データDATArについてRLL(1,
7)変調処理を施し、このRLL(1,7)符号列とし
ての記録データを磁気ヘッド駆動回路119に出力す
る。
【0076】ところで、MD−DATA2フォーマット
では、ディスクに対する記録方式として、いわゆるレー
ザストローブ磁界変調方式を採用している。レーザスト
ローブ磁界変調方式とは、記録データにより変調した磁
界をディスク記録面に印加すると共に、ディスクに照射
すべきレーザ光を記録データに同期してパルス発光させ
る記録方式をいう。このようなレーザストローブ磁界変
調方式では、ディスクに記録されるピットエッジの形成
過程が磁界の反転速度等の過渡特性に依存せず、レーザ
パルスの照射タイミングによって決定される。このた
め、例えば単純磁界変調方式(レーザ光をディスクに対
して定常的に照射すると共に記録データにより変調した
磁界をディスク記録面に印加するようにした方式)と比
較して、レーザストローブ磁界変調方式では、記録ピッ
トのジッタをきわめて小さくすることが容易に可能とさ
れる。つまり、レーザストローブ磁界変調方式は、高密
度記録化に有利な記録方式とされるものである。
【0077】メディアドライブ部4の磁気ヘッド駆動回
路119では、入力された記録データにより変調した磁
界が磁気ヘッド54からディスク51に印加されるよう
に動作する。また、RLL(1,7)変調回路118か
らレーザドライバ120に対しては、記録データに同期
したクロックを出力する。レーザドライバ120は、入
力されたクロックに基づいて、磁気ヘッド54により磁
界として発生される記録データに同期させたレーザパル
スがディスクに対して照射されるように、光学ヘッド5
3のレーザダイオードを駆動する。この際、レーザダイ
オードから発光出力されるレーザパルスとしては、記録
に適合する所要のレーザパワーに基づくものとなる。こ
のようにして、本例のメディアドライブ部4により上記
レーザストローブ磁界変調方式としての記録動作が可能
とされる。
【0078】なお、上記図5に示すMD−DATA2ブ
ロックとしての構成において、A/Dコンバータ43
と、RF信号処理回路44を形成する機能回路部、及び
サーボ回路45を形成する機能回路部(A/Bトラック
検出回路は除く)は、先に図4に示した構成からも分か
るように、本実施の形態では、MD−DATA1フォー
マットに対応するMD−DATA1ブロックと共用され
る回路部位となる。
【0079】5.本実施の形態に対応するディスク構造
例 次に、本実施の形態に対応するディスク51の構造例に
ついて説明する。図7は、本実施の形態に対応するとさ
れるディスク51のエリア構造例を概念的に示してい
る。なお、この図に示すディスク51のメディアフォー
マットについては、先に図1及び図2により説明した通
りである。
【0080】図7に示すように、ディスク51として光
磁気記録再生が可能とされる光磁気記録領域において
は、先ずその最内周側における所定サイズの区間に対し
て管理エリアが設けられる。この管理エリアは、例えば
U−TOC(ユーザTOC)といわれる、ディスクに記
録されたデータの記録再生の管理のために必要とされる
所要の管理情報が主として記録される。例えば本例の場
合であれば、ディスクに記録されたデータとしてファイ
ル単位で記録再生が行われるための管理情報や、後述す
るようにして重要指定されたファイルを識別するための
識別情報や、ファイルごとにサムネイル画像として表示
するものとして指定された画像データ位置などを示すデ
ータが、U−TOCとして格納される。なお、管理エリ
アにおけるU−TOCの内容は、例えば、これまでのデ
ィスクに対するデータの記録結果や、ファイルの削除等
の編集処理結果に従って逐次書き換えが行われるものと
される。
【0081】上記管理エリアの外周側に対しては、デー
タエリアが設けられる。このデータエリアに対して、例
えば、主としてユーザが録画した画像データ(音声デー
タも含む)や外部インターフェイス8を介して取り込ん
だデータ等が記録される。ここでは、データエリアに記
録されるデータとしては、ファイル単位で管理される形
態で記録されるものとする。また、ファイルごとにおけ
るデータの記録再生は、上記のようにして、管理エリア
に格納されるU−TOCに基づいて管理されるものとす
る。
【0082】管理エリアに記録されるU−TOCは、例
えば、ディスク装填時において読み出されて、例えば、
メディアドライブ部4のバッファメモリ42(又はバッ
ファメモリ32)の所定領域に保持される。そして、デ
ータ記録時や編集時においては、その記録結果や編集結
果に応じてバッファメモリに保持されているU−TOC
について書き換えを行うようにし、その後、所定の機
会、タイミングでもって、バッファメモリに保持されて
いるU−TOCの内容に基づいて、ディスク51のU−
TOCを書き換える(更新する)ようにされる。
【0083】なお、この図に示すディスク構造例はあく
までも一例であって、ディスク半径方向における各エリ
アの物理的位置関係は、実際の使用条件等に応じて変更
されて構わない。また、必要があれば他の所定種類のデ
ータを格納すべきエリアが追加的に設けられても構わな
いものである。
【0084】6.光検出信号処理回路系の構成 6−1.フォトディテクタの構成 以降、本実施の形態の光検出信号処理回路の構成につい
て説明する。本実施の形態の光検出信号処理回路は、デ
ッキ部5の光学ヘッド53にてフォトディテクタにより
得られた受光電流を電圧信号に変換して光検出信号とし
て出力する光検出信号出力回路と、メディアドライブ部
4における所要の機能回路部(D/Aコンバータ43、
RF信号処理回路44、サーボ回路45等)により形成
され、光検出信号出力回路からの光検出信号について所
要の信号処理を実行する光検出信号処理回路系よりな
る。
【0085】そこで先ず、光学ヘッド53においてディ
スクからのレーザ光の反射光を検出するフォトディテク
タの構成を図8に示す。本実施の形態のフォトディテク
タとしては、MD−DATA1フォーマットとMD−D
ATA1フォーマットとの両者に対応する構成を採る必
要がある。このため、フォトディテクタとしてはA,
B,C,D,E,F,G,H,I,Jの10のフォトデ
ィテクタが図のように配置されて構成される。フォトデ
ィテクタA,B,C,Dと、フォトディテクタI及びフ
ォトディテクタJには、例えばウォラストンプリズムに
より分割して得られるメインビームが照射され、フォト
ディテクタE,Fと、フォトディテクタG,Hには、そ
れぞれサブビームの分割されたものが照射される。な
お、上記フォトディテクタA〜Jにより得られる各光検
出信号に基づいた信号処理については、以降の光検出信
号処理回路系の構成と共に説明を行っていくこととす
る。
【0086】6−2.光検出信号処理回路系の全体構成 図9は、本実施の形態としての光検出信号処理回路系の
全体の構成を形成するための要部の構成が示されてい
る。なお、この図において図4及び図5における回路ブ
ロックに相当するとされる機能回路部に対しては、同一
符号を付している。
【0087】光検出信号出力回路53Aは、光学ヘッド
53に含まれる回路部位とされ、フォトディテクタA〜
Jの各検出出力を電圧信号による光検出信号として出力
する。この図においては、便宜上、フォトディテクタ
A,B,C,D,F,F,G,Hを形成する各フォトダ
イオードがフォトダイオードPD1として総括的に示さ
れ、フォトディテクタI,Jを形成する各フォトダイオ
ードがフォトダイオードPD2として総括的に示されて
いる。
【0088】フォトダイオードPD1にてディスク51
からのレーザ反射光を受光して得られた受光電流は、電
流−電圧(I−V)変換器OP1に対して入力される。
I−V変換器OP1では、帰還抵抗R1により決定され
るゲインに従って、入力された受光電流を電圧信号に変
換してA/Dコンバータ43に出力する。
【0089】同様に、フォトダイオードPD2にて得ら
れた受光電流は、I−V変換器OP2に対して入力さ
れ、ここで帰還抵抗R2により決定されるゲインに従っ
て電圧信号に変換されてA/Dコンバータ43に出力さ
れる。なお、実際にはI−V変換器OP1及びI−V変
換器OP2は、それぞれ、フォトディテクタA,B,
C,D,F,F,G,H、及びフォトディテクタI,J
ごとに対応して個々に設けられるものとされる。
【0090】ディスク51に照射するレーザパワーは、
例えば記録時と再生時との各条件に適合するようにして
それぞれ異なる値が設定されるものである。光磁気ディ
スクに対する記録再生では、記録時においてはディスク
の記録面をキュリー温度にまで高めるために、再生時よ
りも大きな所要のレーザパワーが必要とされる。従っ
て、記録時と再生時とでは、フォトダイオードにて得ら
れる受光電流レベルが異なることになる。
【0091】このため、サーボ制御信号やADIP信号
(アドレス情報)を得るために利用する、フォトディテ
クタA,B,C,D,F,F,G,H側で得られる光検
出信号信号としては、以降の信号処理が安定して行われ
るように記録時と再生時とでのレベルがほぼ同一となる
ようにする必要がある。このため、本実施の形態では、
例えばI−V変換器OP1の帰還抵抗R1を可変抵抗と
して形成し、ドライバコントローラ46からの制御信号
S1によって、記録時と再生時とに応じて帰還抵抗R1
の抵抗値を所要の値に変更することで、I−V変換器O
P1のゲインを切り換える構成を採る。この場合には、
記録時にはゲインが再生時よりも小さくなるようにし
て、抵抗値を可変することになる。
【0092】なお、フォトディテクタI,Jは再生RF
信号の生成に利用される、つまり再生時においてのみそ
の動作が有効となるため、これらに対応するI−V変換
器OP2については特に記録時と再生時とでゲインの切
り換えを行う必要はない。但し、MD−DATA1フォ
ーマットとMD−DATA2フォーマットとで、記録時
のレーザパワーと再生時のレーザパワーが互いに異なる
のであれば、これら各レーザパワーに応じたI−V変換
器OP1、更にはI−V変換器OP2のゲインが得られ
るように帰還抵抗R1及び帰還抵抗R2の抵抗値を変更
制御するように構成することが考えられる。
【0093】上記構成による光検出信号信号出力回路5
3Aから出力された各フォトディテクタA〜Jの光検出
信号は、A/Dコンバータ43に対して出力される。A
/Dコンバータ43に入力される前の段階では光検出信
号はアナログ電圧信号とされる。A/Dコンバータ43
では、この光検出信号をデジタル信号に変換してRFア
ンプ101(図5参照)、フォーカスエラー信号(F
E)生成回路140、トラッキングエラー信号(TE)
生成回路141、及びADIP方式に則ってグルーブ情
報GFMを抽出するグルーブ情報生成回路142に対し
て供給する。
【0094】FE生成回路140、TE生成回路14
1、及びグルーブ情報生成回路142はマトリクスアン
プ107(図5参照)を形成する機能回路部とされる。
また、マトリクスアンプ107と上記RFアンプ101
は、図4に示したRF信号処理回路に含まれる機能回路
部位である。
【0095】FE生成回路140では、フォトディテク
タA,B,C,Dからの光検出信号を利用して、 (A+B)−(B+D) で示される演算処理を行うことにより、非点収差方式に
則ったフォーカスエラー信号FEを生成してサーボプロ
セッサ112に対して供給する。
【0096】詳しいことは後述するが、MD−DATA
1フォーマットとMD−DATA2フォーマットとで
は、互いに異なるトラッキングエラー信号の検出方式を
採る。このため、本実施の形態のTE生成回路141で
は、後述するようにして、ディスク51がMD−DAT
A1フォーマットとの場合とMD−DATA2フォーマ
ットの場合とで、それぞれ光検出信号についての演算処
理の切り換えを行って、トラッキングエラー信号を生成
するようにされる。この演算処理の切り換えはドライバ
コントローラ46から出力される制御信号S3により制
御される。TE生成回路141から出力されたトラッキ
ングエラー信号TEは、サーボプロセッサ112に対し
て供給される。
【0097】また、図3にて説明したようにMD−DA
TA1フォーマットとMD−DATA2フォーマットと
ではアドレス方式も異なる。MD−DATA1フォーマ
ットはシングルスパイラルの両側ウォブル方式を採り、
MD−DATA2フォーマットはインターレースアドレ
ッシング方式を採る。このため、グルーブ情報生成回路
142では、ディスク51がMD−DATA1フォーマ
ットとの場合とMD−DATA2フォーマットの場合と
で、それぞれ光検出信号についての演算処理の切り換え
を行うことで、各フォーマットに対応したグルーブ情報
GFMが適正に抽出されるように処理を行う。
【0098】グルーブ情報生成回路142にて得られた
グルーブ情報GFMはADIPバンドパスフィルタ10
8を介してADIPデコーダ110に供給されること
で、前述したようにADIP信号、即ちアドレス情報と
して得られる。ここで、ADIPバンドパスフィルタ1
08においては、MD−DATA1フォーマットとMD
−DATA2フォーマットとで互いに異なるウォブルの
周期(変調時のキャリア周波数に相当する)に応じて、
ドライバコントローラ46からの制御信号S5によっ
て、その通過帯域が切り換えられる。
【0099】なお、グルーブ情報生成回路142におけ
る演算処理の切り換え、及びADIPバンドパスフィル
タ108における通過帯域の切り換えのための構成につ
いては後述することとして、ここででの詳しい説明は省
略する。
【0100】また、RFアンプ101では、再生時にお
いてフォトディテクタI,Jから得られる光検出信号に
ついて演算処理を実行することで、再生RF信号を得
る。本実施の形態におけるRFアンプ101では、デジ
タル信号処理としての演算処理が行われるため、RFア
ンプ101により得られる再生RF信号としては、デジ
タル信号化(二値化)された、いわゆる二値化再生RF
信号である。
【0101】RFアンプ101における演算処理として
は、MD−DATA1フォーマットとMD−DATA2
フォーマットとで共通とされる。つまり、データがピッ
ト形式で記録されたいわゆる再生専用のディスク(光デ
ィスク)である場合には、フォトディテクタI,Jの各
光検出信号について、 I+J により示される演算処理を行うことで、再生RF信号を
得るようにされる。また、データが書き換え可能な光磁
気ディスクの場合には、フォトディテクタI,Jの各光
検出信号について、 I−J により示される演算処理を行うことで、再生RF信号を
得るものである。
【0102】また、RFアンプ101においては、その
内部の構成の図示等は省略するが、MD−DATA1フ
ォーマットとMD−DATA2フォーマットとで異なる
再生RF信号の周波数特性に適合するようにして、再生
RF信号に対するイコライジング特性を切り換えるよう
にされる。このような、ディスク51の種別(再生専用
(ピット)ディスク/光磁気ディスク)に応じた演算処
理の切り換え、及びディスクフォーマット(MD−DA
TA1/MD−DATA2)に応じたイコライジング特
性の切り換えは、ドライバコントローラ46から出力さ
れる制御信号S2によって制御される。
【0103】これまでの説明から分かるように、本実施
の形態の光検出信号処理回路系としては、光検出信号出
力回路53Aより以降の信号処理回路系がデジタル信号
処理化される。このため、例えば、図の一点鎖線で括っ
て示される機能回路部をまとめて1つのデジタル信号処
理IC(Integrated Circuit)300として構成すること
が可能となる。
【0104】6−3.トラッキングサーボ回路系の構成 図10は、光検出信号処理回路系におけるトラッキング
サーボ回路系の構成例を示している。ここでは、トラッ
キングサーボ回路系として、主としてトラッキングエラ
ー信号(TE)生成回路141の内部構成が示されてい
る。なお、図4、図5、及び図9における機能回路部に
相当する回路部位については、同一符号を付してここで
の説明は省略する。
【0105】ところで、MD−DATAフォーマットの
トラッキングエラー信号の検出方式としては、MD−D
ATA1フォーマットでは3ビーム方式が採用され、M
D−DATA2フォーマットではDPP(Differential
Push-Pull)方式が採用される。MD−DATA1フォー
マットに対応する3ビーム方式では、フォトディテクタ
E,F,G,Hからの光検出信号を利用して、 (E+F)−(G+H) で示される演算処理を実行することによりトラッキング
エラー信号を得るようにされる。
【0106】これに対して、MD−DATA2フォーマ
ットに対応するDPP方式では、フォトディテクタE,
F,G,Hの光検出信号に加えて、フォトディテクタ
A,B,C,Dの光検出信号を利用し、 (A+D)−(B+C)=MPP (E−F)−(G−H)=SPP で示される演算を行って、メインプッシュプル信号MP
P、サブプッシュプル信号SPPを得て、更に MPP−SPP で示される演算処理を行うことによって、トラッキング
エラー信号を得るようにされる。TE生成回路141
は、次のようにして、上記3ビーム方式とDPP方式と
の両者に対応したトラッキングエラー信号を生成可能な
構成を採る。
【0107】TE生成回路141では、A/Dコンバー
タ43から出力されたデジタル信号としての光検出信号
を入力する機能回路部として、MPP演算回路160、
SPP演算回路162、TE演算回路166が設けられ
る。このうち、MPP演算回路160、SPP演算回路
162側の回路系がDPP方式に対応し、TE演算回路
166側の回路系が3ビーム方式に対応する。
【0108】MPP演算回路160では、フォトディテ
クタA,B,C,Dの光検出信号を利用して、メインプ
ッシュプル信号MPPを得るための演算処理(A+D)
−(B+C)を実行してバランス調整回路161に対し
て出力する。バランス調整回路161では、演算結果に
おける(A+D)と(B+C)の項のバランスが適正と
なるように調整を行ってDPP演算回路164に出力す
る。
【0109】SPP演算回路162では、フォトディテ
クタE,F,G,Hの光検出信号を利用して、上記した
(E−F)−(G−H)の演算処理を行うことでサブプ
ッシュプル信号SPPを得て、ゲイン調整回路163に
出力する。ゲイン調整回路163にてゲインの調整が行
われたサブプッシュプル信号SPPは、DPP演算回路
164に供給される。
【0110】DPP演算回路164では、入力されたメ
インプッシュプル信号MPPとサブプッシュプル信号S
PPについて、MPP−SPPの演算処理を行うこと
で、DPP方式に則ったフォーカスエラー信号FE・D
PPを生成し、AGC(Automatic Gain Controll) 回路
165に供給する。AGC回路165ではフォーカスエ
ラー信号FE・DPPについてゲイン調整を行ってスイ
ッチ169の端子T1に出力する。
【0111】ここで、バランス調整回路161のバラン
ス設定と、ゲイン調整回路163におけるゲイン設定
と、AGC回路165におけるゲイン設定は、それぞれ
ドライバコントローラ46から出力される制御信号S1
1,S12,S14により、それぞれDPP方式に対応
する動作条件に適合する状態が得られるように制御され
る。なお、上記制御信号S11,S12,S14、及び
後述する制御信号S13,S15、S16は、図9では
制御信号S3として総括的に示されている。
【0112】TE演算回路166は、フォトディテクタ
E,F,G,Hの光検出信号を利用して(E+F)−
(G+H)の演算処理を行うことで、3ビーム方式に対
応するフォーカスエラー信号FE・3BMを得る。この
フォーカスエラー信号FE・3BMは、バランス調整回
路167を介して演算結果における(E+F)の項と
(G+H)の項とのバランス調整が行われた後、AGC
回路168にてゲイン調整されて、スイッチ169の端
子T2に供給される。ここで、AGC回路168におけ
るゲイン設定はドライバコントローラ46が制御信号S
13を出力することによって制御される。
【0113】スイッチ169は、端子T3が端子T1又
は端子T2の何れか一方に対して択一的に接続され、そ
の切り換えはドライバコントローラ46から出力される
制御信号S16によって制御される。端子T3は、例え
ばサーボプロセッサ112内のデジタルトラッキングサ
ーボフィルタ150の入力に対して接続される。
【0114】この場合には、ドライバコントローラ46
により、デッキ部5に装填されているディスク51がM
D−DATA2フォーマットであると判別された場合に
端子T1と端子T3が接続され、MD−DATA1フォ
ーマットであると判別された場合に端子T2と端子T3
が接続されるように制御される。
【0115】これにより、ディスク51がMD−DAT
A2フォーマットとされた場合には、DPP方式により
検出したトラッキングエラー信号TE・DPPがデジタ
ルトラッキングサーボフィルタ150に供給され、MD
−DATA1フォーマットとされた場合には、3ビーム
方式により検出したトラッキングエラー信号TE・3B
Mがデジタルトラッキングサーボフィルタ150に供給
されることになる。本実施の形態では、このようにして
ディスク51のMD−DATA2/MD−DATA1フ
ォーマットの相違に応じて、トラッキングエラー信号の
検出方式としてDPP方式と3ビーム方式とに対応する
演算処理及び信号処理となるように切り換えが行われ
る。
【0116】また、DPP方式により得られるトラッキ
ングエラー信号TE・DPPと、3ビーム方式により得
られるトラッキングエラー信号TE・3BMとでは、信
号レベルにばらつきがある。このため、例えば、このば
らつきを補正して適正なトラッキングサーボ制御を実行
されるようにするために、ドライバコントローラ46は
デジタルトラッキングサーボフィルタ150に制御信号
S6を出力することで、トラッキングエラー信号TE・
DPPが入力されているときと、トラッキングエラー信
号TE・3BMが入力されているときとでこれぞれ異な
るサーボゲインを設定するように制御を実行する。な
お、制御信号S6は、後述するようにして他のサーボ制
御のためのサーボゲインの切り換え制御を行うためのた
めの信号でもある。
【0117】デジタルトラッキングサーボフィルタ15
0では、入力されたトラッキングエラー信号(TE・D
PP/TE・3BM)について所要のフィルタリング処
理を施すことでサーボ制御信号としてトラッキング制御
信号を生成して、サーボドライバ113に出力する。
【0118】以上の構成により、本実施の形態ではMD
−DATA1とMD−DATA2フォーマットとで異な
るトラッキングエラー信号の検出方式(3ビーム方式/
DPP方式)に対応してトラッキング制御を実行するこ
とが可能となる。
【0119】6−4.ADIP処理回路系 続いて、光検出信号処理回路系におけるADIP処理回
路系について説明する。図11のブロック図にはADI
P処理回路系の構成例が示されている。ここでは、AD
IP処理回路系として、主としてグルーブ情報生成回路
142の内部構成を示す。なお、ここでも図4、図5、
及び図9における機能回路部に相当する回路部位につい
ては同一符号を付して説明を省略する。
【0120】前述のようにアドレッシング方式として
は、MD−DATA1フォーマットではシングルスパイ
ラルの両側ウォブル方式が採られ、MD−DATA2フ
ォーマットではインターレースアドレッシング方式が採
られる。また、アドレス情報エンコードに際してのキャ
リア周波数(グルーブ周期)も異なるものである。この
ため、グルーブ情報生成回路142においてはディスク
51が、MD−DATA1フォーマットとされる場合
と、MD−DATA2フォーマットとされる場合とで、
グルーブ情報生成のための演算処理の切り換えを行うよ
うにされる。
【0121】図11において、A/Dコンバータ43か
ら出力されるデジタル信号としての光検出信号は、MP
P演算回路170と、ADIP演算回路171に対して
供給される。
【0122】MPP演算回路170は、MD−DATA
1フォーマットに対応してグルーブ情報を生成するため
の演算処理を行う。このMPP演算回路170では、
(A+D)−(B+C)の演算処理を実行することによ
りメインプッシュプル信号MPPを生成するが、このメ
インプッシュプル信号MPPが、MD−DATA1フォ
ーマットに対応するグルーブ情報GFMとして、スイッ
チ172の端子T1に対して出力される。なお、このM
PP演算回路170と、先に図10に示したMPP演算
回路160とでは、MPP演算回路160がMD−DA
TA2フォーマットに対応する機能回路部とされ、MP
P演算回路170がMD−DATA1フォーマットに対
応する機能回路部とされる点を除けば、同様の演算処理
を実行するので、例えばその前段或いは後段におけるバ
ランス調整やゲイン調整等を適切に設定すれば、MPP
演算回路160、170を共用して1つの機能回路部に
まとめて構成することが可能である。
【0123】ADIP演算回路171は、MD−DAT
A2フォーマットに対応してグルーブ情報を生成するた
めの演算処理を行う。このADIP演算回路171で
は、(A+B+C+D)の演算処理を実行することによ
り、MD−DATA2フォーマットに対応するグルーブ
情報GFMを生成して、スイッチ172の端子T2に対
して出力する。
【0124】スイッチ172は、端子T3に対して端子
T1又は端子T2が択一的に選択されて接続されるもの
であり、端子T3は、ADIPバンドパスフィルタ10
8の入力に対して接続されている。
【0125】スイッチ172における端子の切り換え
は、ドライバコントローラ46が制御信号S4を出力す
ることにより行われる。この場合には、デッキ部5に装
填されているディスク51がMD−DATA1フォーマ
ットであるとされた場合には、端子T1と端子T3が接
続されるように制御されることで、MPP演算回路17
0にて得られたグルーブ情報がADIPバンドパスフィ
ルタ108に供給される。また、ディスク51がMD−
DATA2フォーマットであるとされた場合には、端子
T2と端子T3が接続されるように制御されることで、
ADIP演算回路171にて得られたグルーブ情報がA
DIPバンドパスフィルタ108に供給されることにな
る。
【0126】ディスク上にウォブルとして形成されるグ
ルーブ情報は、ADIP信号(アドレス情報)をバイフ
ェーズ変調し、これをFM変調して生成されるが、本実
施の形態では、上記FM変調時のキャリア周波数とし
て、MD−DATA1フォーマットでは22.5KHz
を採用し、MD−DATA2フォーマットでは88.2
KHzを採用している。このため、ADIPバンドパス
フィルタ108においては、ディスク51がMD−DA
TA1フォーマットである場合には、キャリア周波数2
2.5KHzに対応した所要の通過帯域が設定され、M
D−DATA1フォーマットである場合には、キャリア
周波数88.2KHzに対応した通過帯域が設定される
ように切り換えが行われる。この通過帯域の切り換え制
御も、ドライバコントローラ46がディスク51のディ
スクフォーマットについての判別を行い、この結果に基
づいて、制御信号S5を出力することにより行われるも
のである。このような通過帯域の変更もデジタル処理と
されることによって簡易に行うことが可能である。この
ような構成とすることで、MD−DATA1フォーマッ
トとMD−DATA2フォーマットとで異なるアドレッ
シング方式にも対応して、光検出信号からグルーブ情報
を抽出してアドレス情報を獲得することが可能になる。
また、本実施の形態では、ディスクはCLV方式により
回転駆動されるが、仮にCAV(Constant Angular Vero
city;角速度一定) 方式が採用された場合にも有利とな
る。
【0127】また、ここでは制御信号の図示はしていな
いが、必要があれば、ディスク51がMD−DATA1
フォーマットである場合と、MD−DATA2フォーマ
ットである場合とに応じて、ドライバコントローラ46
の制御によって、ADIPバンドパスフィルタ108の
後段のAGC回路173におけるゲインが切り換え可能
なように構成してもよい。
【0128】6−5.スピンドルサーボ回路系 続いて、図12を参照して、スピンドルモータ52をC
LV駆動するためのスピンドルサーボ回路系の構成につ
いて説明する。なお、ここでも図4、図5、及び図9に
おける機能回路部に相当する回路部位については同一符
号を付して説明を省略することとする。
【0129】図5に依る説明では、CLVプロセッサ1
11におけるスピンドルエラー信号SPEは、ADIP
デコーダ110にて得られたADIP信号に基づいて生
成するものとして説明したが、再生RF信号に基づいて
スピンドルエラー信号SPEを得る方式を採ることもで
きる。これは、MD−DATA1フォーマットとMD−
DATA2フォーマットの両者についていえることであ
る。
【0130】そこで、図12に示すスピンドルサーボ回
路系としては、スピンドルエラー信号SPEの生成処理
として、ADIP信号によるものと、再生RF信号によ
るものとの両者の方式を選択し得る構成を示した。
【0131】図12においてADIP信号によりスピン
ドルエラー信号SPEを生成する回路系としては、AD
IPデコーダ110から得られるADIP信号を入力す
る位相・周波数検出回路180が設けられる。位相・周
波数検出回路180では、例えばADIP信号周波数と
ディスクフォーマットに対応する規定のCLV速度に対
応して設定された目標値との比較を行って得られる周波
数差を示す誤差情報信号と、ADIP信号とクロックC
LKとの位相誤差を示す誤差情報信号を利用して、スピ
ンドルエラー信号SPEを生成する。位相・周波数検出
回路180にて得られたスピンドルエラー信号SPE
は、スイッチ182の端子T1に対して供給される。
【0132】一方、再生RF信号によりスピンドルエラ
ー信号SPEを生成する回路系としては、RFアンプ1
01から得られる再生RF信号(二値化再生RF信号)
を入力する位相・周波数検出回路181が設けられる。
この位相・周波数検出回路181においても、例えば、
入力された再生RF信号の周波数とディスクフォーマッ
トに対応する規定のCLV速度に対応して設定された目
標値との比較を行って得られる周波数差を示す誤差情報
信号と、ADIP信号とクロックCLKとの位相誤差を
示す誤差情報信号を利用して、スピンドルエラー信号S
PEを生成することになる。位相・周波数検出回路18
1にて得られたスピンドルエラー信号SPEは、スイッ
チ182の端子T2に対して供給される。
【0133】スイッチ182も、端子T3に対して端子
T1又は端子T2が択一的に選択されて接続される構成
を採り、端子T3は、サーボプロセッサ112内のデジ
タルスピンドルサーボフィルタ151の入力に対して接
続される。スイッチ182の端子接続切り換えは、ドラ
イバコントローラ46から出力される制御信号S7によ
って制御され、これにより、位相・周波数検出回路18
0、181の何れか一方のスピンドルエラー信号SPE
がデジタルスピンドルサーボフィルタ151に供給され
ることになる。ここでのドライバコントローラ46によ
る端子切り換え制御のための判断要素としては各種考え
られるが、例えば、スピンドルモータの回転状態(例え
ば回転起動時やPLLがロックしている状態での回転時
など)に応じて、より適正なスピンドルサーボ制御状態
が得られる方のスピンドルエラー信号SPEが選択され
るように構成することが考えられる。また、場合によっ
ては初期的に何れか一方に固定的に切換えておくように
することも考えられる。この図に示す構成としては、位
相・周波数検出回路180、181及びスイッチ183
とを備えることによりCLVプロセッサ111が形成さ
れることになる。
【0134】ここで、CLV速度は図2にて説明したよ
うに、MD−DATA1フォーマットでは1.2m/s
(最内周回転数としては約11Hz)、MD−DATA
2フォーマットでは2.0m/s(最内周回転数として
は約22Hz)と規定されており、互いに異なる。
【0135】このため、上記位相・周波数検出回路18
0、181において、ADIP信号周波数或いは再生R
F信号周波数に対する比較対照となる目標値は、ディス
クフォーマットに応じた所要の値に切り換えが行われる
必要がある。この目標値の切り換え制御も、図に示すよ
うにして、ドライバコントローラ46から出力する制御
信号S8A,S8Bにより行われるように構成すればよ
い。
【0136】また、ディスクフォーマットによりCLV
速度が異なることで、スピンドルモータ52自体の伝達
特性としても、MD−DATA2フォーマットでは、M
D−DATA1フォーマットに対して−6dB程度の差
が現れる。このため、ディスク51がMD−DATA2
フォーマットである場合には、ドライバコントローラ4
6は、制御信号S6を出力することによって、デジタル
スピンドルサーボフィルタ151において、+6dBの
補正が行われるようにサーボゲインを切り換えるための
制御を行うようにされる。以上の構成により、MD−D
ATA1フォーマットとMD−DATA2フォーマット
とに適合するスピンドルサーボ制御を得ることが可能と
なる。
【0137】6−6.処理動作 これまで図9〜図12により説明した光検出信号信号処
理回路系に対するドライバコントローラ46の動作制御
を実際に実行する場合の処理動作例を、図13のフロー
チャートに示す。なお、ここでは例えば再生時に対応す
る処理動作が示されているものとする。
【0138】この図に示す処理においては、先ずステッ
プS101においてディスク51のディスク種別とし
て、MD−DATA1フォーマットとMD−DATA2
フォーマットの何れに対応するものであるのかが判別さ
れる。この判別処理としては、例えば、ディスク51の
カートリッジ(外筺)に物理的に形成された、MD−D
ATA1フォーマットとMD−DATA2フォーマット
の区別を示す形状に基づいて判別するように構成するこ
とが考えられる。この場合には、デッキ部5のディスク
スロット203内において、識別形状を検出可能な検出
機構が設けられることになる。また、例えばディスクの
管理情報エリアから読み出した管理情報におけるディス
クフォーマットを示す識別情報を利用することも考えら
れる。
【0139】ステップS101において、ディスク51
がMD−DATA1フォーマットであると判別された場
合にはステップS102に進み、MD−DATA2フォ
ーマットであると判別された場合にはステップS112
に進む。なお、この図では便宜上、MD−DATA1フ
ォーマットは「MD1」、MD−DATA2フォーマッ
トは「MD2」と省略的に記している。
【0140】ステップS102においては、先ず、トラ
ッキングサーボ回路系としてDPP方式に対応する回路
動作を設定するための制御処理を実行する。具体的に
は、図10にて説明したように、ドライバコントローラ
46が制御信号S16を出力することにより、トラッキ
ングエラー信号FE・DPPがサーボプロセッサ112
に入力されるように、スイッチ169に対する切り換え
制御を行う。
【0141】そして、続くステップS103において、
フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御、及び
スレッドサーボ制御のための各サーボゲインについて、
MD−DATA2フォーマットに適合するサーボゲイン
を設定する。これは、図9,図10,図12により説明
したように、ドライバコントローラ46が上記各サーボ
制御に対応するデジタルサーボフィルタに対して制御信
号S6を出力することにより行われる。この後、ステッ
プS104においてフォーカスサーボをオンとする。つ
まり、フォーカス引き込み制御を行った後に、フォーカ
スサーボループを閉じることでフォーカスサーボ制御を
開始させる。
【0142】ステップS105においては、図10によ
り説明したように、MPP演算回路160の後段にある
バランス調整回路161におけるバランス調整を行い、
続くステップS106によりSPP演算回路162の後
段のゲイン調整回路163のゲイン調整を行う。更に、
ステップS107において、AGC回路165のゲイン
設定のための制御を実行する。
【0143】ステップS108では、トラッキングサー
ボループを閉じることによってトラッキングサーボ制御
を開始させ、続くステップS109によりスレッドサー
ボ制御を開始させる。
【0144】次のステップS110においては、図12
にて説明したように、デジタルスピンドルサーボフィル
タ151により+6dBの補正が行われるようにサーボ
ゲインを切り換えるための制御を行う。続けて、ステッ
プS111により、図11にて説明したようにして、A
DIPバンドパスフィルタ108における通過帯域特性
が、MD−DATA2フォーマットとしての88.2K
Hzに対応するように切り換えるための制御を実行し、
ステップS121に進む。
【0145】これに対して、MD−DATA1フォーマ
ットであるとステップS101にて判別された場合に
は、先ず、ステップS112の処理として、トラッキン
グサーボ回路系について3ビーム方式に対応する回路動
作が得られるように設定するための制御処理を実行す
る。つまり、図10にて説明したように、ドライバコン
トローラ46が制御信号S16を出力することにより、
トラッキングエラー信号FE・3BMがサーボプロセッ
サ112に入力されるように、スイッチ169に対する
切り換え制御を行うことになる。
【0146】続くステップS113においては、フォー
カスサーボ制御、トラッキングサーボ制御、及びスレッ
ドサーボ制御のための各サーボゲインについて、MD−
DATA1フォーマットに適合するサーボゲインを設定
する。これも、図9,図10,図12により説明したよ
うに、ドライバコントローラ46が制御信号S6を各デ
ジタルサーボフィルタに対して出力することにより行わ
れる。そして、次のステップS114においてフォーカ
スサーボをオンとしてステップS115に進む。
【0147】ステップS115においては、図10によ
り説明したように、TE演算回路のバランス調整回路1
67におけるバランス調整を行う。続くステップS11
6では、AGC回路168のゲイン設定のための制御を
実行する。
【0148】次のステップS117では、トラッキング
サーボループを閉じることによってトラッキングサーボ
制御を開始させ、続くステップS118によりスレッド
サーボ制御を開始させる。
【0149】ステップS119では、デジタルスピンド
ルサーボフィルタ151におけるサーボゲインについ
て、MD−DATA1フォーマットに適合するサーボゲ
インに切り換えるための制御を実行する。このときに
は、先に説明したステップS110の処理により設定さ
れたサーボゲインに対して、−6dBのレベルが得られ
るように、より低い所要のゲインを設定することにな
る。続くステップS120においては、ADIPバンド
パスフィルタ108における通過帯域特性が、MD−D
ATA1フォーマットとしての22.05KHzに対応
するように切り換えるための制御を実行して、ステップ
S121に進む。
【0150】ステップS121においては、スピンドル
モータの回転速度がPLL回路がロック可能な規定速度
範囲に収束するのを待ってスピンドルサーボループを閉
じることで、スピンドルサーボ制御を開始させる。
【0151】以降は、ステップS122においてADI
P信号を読み出すことでアドレス情報を獲得するように
されると共に、続くステップS123の処理としてディ
スク51に記録されているデータの読み出しのための制
御処理を実行する。
【0152】7.変形例 また、本実施の形態の光検出信号処理回路系として、光
学ピックアップ53側にI−V変換器を備えた光検出信
号出力回路(53A)を備えない場合には、図14に示
すような構成を採ればよい。
【0153】図14においては、フォトディテクタ(A
〜J)にて得られた電流としての光検出信号を出力する
フォトディテクタ部53Bが示されている。このフォト
ディテクタ部53Bは、光学ヘッド53内に備えられ
る。また、デジタル信号処理IC300としては、A/
Dコンバータ43と、その後段の光検出信号処理回路系
200が示されている。ここで、光検出信号処理回路系
200は、図9〜図12に示したデジタル信号処理IC
300内の各機能回路部よりなる回路系に相当する。
【0154】そしてこの場合には、フォトディテクタ部
53Bとデジタル信号処理IC300との間に、電流−
電圧変換回路190が設けられる。電流−電圧変換回路
190は、フォトディテクタ(A〜J)からの電流とし
ての光検出信号を電圧信号に変換して、A/Dコンバー
タ43に対して供給する。電流−電圧変換回路190
は、単に電流−電圧変換機能を有するバッファアンプ等
による簡略な構成により形成できるものである。
【0155】なお、上記実施の形態においては、媒体フ
ォーマットとしてMD−DATAフォーマットに対応す
るものとして説明したが、記録媒体が光学記録媒体とさ
れて、その記録再生のために光検出信号処理が必要とさ
れるのであれば、他の媒体フォーマットについても当然
のこととして本発明の適用が可能である。また、上記実
施の形態では、MD−DATA1フォーマットとMD−
DATA2フォーマットとについて互換性を得るための
構成を得る場合について説明したが、これに関しても、
本発明としては他の媒体フォーマットについて互換性を
得るように構成することが可能である。
【0156】また、上記実施の形態においてはビデオカ
メラを例に説明したが、光学記録媒体に対応して記録又
は再生を行うことのできる単体の記録再生装置に対して
も本発明は適用されるものである。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、光学ピ
ックアップ側に対して、フォトディテクタにより得られ
る電流としての光検出信号を電圧に変換して、この光学
ピックアップ側からの電圧による光検出信号を先ずデジ
タル信号に変換することにより、以降の再生RF信号抽
出処理や、各種サーボ制御のためのRFマトリクス演算
をはじめとする各種処理等をデジタル信号処理により行
うように構成される。これにより、光学ピックアップか
ら以降の信号処理回路系に対しては、電圧としての光検
出信号を出力することになるので、それだけノイズに強
いものとすることができると共に、以降の光検出信号に
ついての処理はデジタル信号処理として行うことで容易
に必要な演算処理等を行うことができるため、それだけ
光学ピックアップに対して要求されるスペックも緩くて
済み、結果的に、構成の簡易化及びコストの削減が図ら
れることになる。また、光検出信号処理が一括的にデジ
タル信号処理化されることで、例えば、複数種類の媒体
フォーマットに対して互換性を持たせる構成を採る場合
にも、多くの機能回路部の共通化を図ることができると
共に、例えば、デジタルシグナルプロセッサとして1つ
の集積回路として構成することも容易に可能となって、
それだけ機器の小型化及び低コスト化が促進されること
にもなる。
【0158】また、光検出信号のゲインの可変について
は、光学ピックアップ側の電流−電圧変換器において行
うようにすることで、これまでと同様の簡易な構成によ
り記録時と再生時とで異なるレーザ照射パワーに応じた
適切なゲイン設定が可能となるものである。
【0159】この上で本発明では、光学ピックアップよ
り後段の光検出信号処理回路として、記録媒体の媒体フ
ォーマットに応じて、例えば、トラッキングエラー信号
生成のための演算処理とこの演算処理結果のバランス調
整やゲイン調整、各種サーボゲインの切り換え、及びウ
ォブルドグルーブからアドレスを抽出する際のバンドパ
スフィルタの通過帯域の切り換え等を行うように構成さ
れるのであるが、これらの処理は、全て光検出信号をA
/D変換した後にデジタル信号処理により行われるもの
であるため、これらの処理はデジタル演算処理や、シス
テムコントローラ等の制御による所要のパラメータの変
更等によって行うことが可能となる。つまり、この場合
の光検出信号処理の切り換えもほとんどデジタル信号処
理回路系に対して行われることになる。このため、比較
的簡易で負担の軽い処理によっても、例えばディスクの
特性の相違などに関わらず、安定した信号処理性能を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビデオカメラに対応する
ディスクのトラック構造を示す説明図である。
【図2】実施の形態のビデオカメラに対応するディスク
のトラック部分を拡大して示す説明図である。
【図3】実施の形態のビデオカメラに対応するディスク
の仕様を示す説明図である。
【図4】実施の形態のビデオカメラの内部構成のブロッ
ク図である。
【図5】実施の形態のビデオカメラのメディアドライブ
部の内部構成のブロック図である。
【図6】実施の形態のビデオカメラの側面図、平面図、
及び背面図である。
【図7】実施の形態に対応するディスク構造例を示す概
念図である。
【図8】本実施の形態の光学ヘッドにおけるフォトディ
テクタの配置例を示す説明図である。
【図9】光検出信号処理回路の要部の構成例を示すブロ
ック図であるである。
【図10】トラッキングサーボ回路系の要部の構成を示
すブロック図である。
【図11】である。ADIP処理回路系の要部の構成を
示すブロック図である。
【図12】スピンドルサーボ回路系の要部の構成を示す
ブロック図である。
【図13】本実施の形態の光検出信号処理動作を実現す
るための処理動作を示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態の光検出信号処理回路の他の全
体構成例を示す概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レンズブロック、2 カメラブロック、3 ビデオ
信号処理部、4 メディアドライブ部、5 デッキ部、
6 表示/画像/音声入出力部、6A 表示部、7 操
作部、8 外部インターフェイス、9 電源ブロック、
11 光学系、12 モータ部、21 CCD、22
サンプルホールド/AGC回路、23A/Dコンバー
タ、24 タイミングジェネレータ、25 カメラコン
トローラ、31 データ処理/システムコントロール回
路、32 バッファメモリ、33ビデオ信号処理回路、
34 メモリ、35 動き検出回路、36 メモリ、3
7 音声圧縮エンコーダ/デコーダ、38 ビデオコン
トローラ、41 MD−DATA2エンコーダ/デコー
ダ、42 バッファメモリ、43 二値化回路、44
RF信号処理回路、45 サーボ回路、46 ドライバ
コントローラ、51 ディスク、52 スピンドルモー
タ、53 光学ヘッド、54 磁気ヘッド、55 スレ
ッドモータ、61 ビデオD/Aコンバータ、62 表
示コントローラ、63 コンポジット信号処理回路、6
4 A/Dコンバータ、65 D/Aコンバータ、66
アンプ、101 RFアンプ、103 AGC/クラ
ンプ回路、104 イコライザ/PLL回路、105
ビタビデコーダ、106 RLL(1,7)復調回路、
107 マトリクスアンプ、108 ADIPバンドパ
スフィルタ、109 A/Bトラック検出回路、110
ADIPデコーダ、111 CLVプロセッサ、11
2 サーボプロセッサ、113 サーボドライバ、11
4 データバス、115 スクランブル/EDCエンコ
ード回路、116 ECC処理回路、117 デスクラ
ンブル/EDCデコード回路、118RLL(1,7)
変調回路、119 磁気ヘッド駆動回路、120 レー
ザドライバ、121 転送クロック発生回路、201
カメラレンズ、202マイクロフォン、203 ディス
クスロット、204 ビューファインダ、205 スピ
ーカ、207 ビューファインダドライブ部、300
メインダイヤル、301レリーズキー、304 ズーム
キー、305 イジェクトキー、306 再生キー、3
07 停止キー、308,309 サーチキー、Ld
ランド、NWGノンウォブルドグルーブ、WG ウォブ
ルドグルーブ、Tr・A,Tr・Bトラック、140
フォーカスエラー信号生成回路、141 トラッキング
エラー信号生成回路、142 グルーブ情報生成回路、
150 デジタルトラッキングサーボフィルタ、151
デジタルスピンドルサーボフィルタ、160 MPP
演算回路、161 バランス調整回路、162 SPP
演算回路、163 ゲイン調整回路、164 DPP演
算回路、165 AGC回路、166 TE演算回路、
167 バランス調整回路、168 AGC回路、16
9 スイッチ、170 MPP演算回路、171 AD
IP演算回路、172 スイッチ、173 AGC回
路、180,181 位相・周波数検出回路、182
スイッチ、190 電流−電圧変換回路、200 光信
号処理回路系、A〜J フォトディテクタ、OP1,O
P2 I−V変換器、PD1,PD2 フォトダイオー
ド、PD2 フォトダイオード、R1,R2 帰還抵抗

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学記録媒体に照射した光の反射光を検
    出して光検出信号を出力する光学ピックアップ手段と、
    この光学ピックアップ手段から出力された光検出信号に
    ついて、上記光学記録媒体に対するデータの記録又は再
    生動作に関連する所要の信号処理を施す信号処理装置と
    を備えて成る光検出信号処理装置において、 上記光学ピックアップ手段は、 光学記録媒体からの光を検出して受光電流として出力す
    るフォトディテクタ手段と、 該フォトディテクタ手段により得られた受光電流を電圧
    に変換して上記光検出信号として出力する電流−電圧変
    換手段とを備え、 上記信号処理装置は、 上記電流−電圧変換手段から出力された上記光検出信号
    についてデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段
    と、 該デジタル信号変換手段から出力されるデジタル信号に
    よる上記光検出信号を利用して、上記光学記録媒体に対
    するデータの記録又は再生動作に関連する所要の信号処
    理を施すデジタル信号処理手段とを備えていることを特
    徴とする光検出信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記光学ピックアップ手段は、 上記光学記録媒体に対して照射すべき光の強度に応じ
    て、上記電流−電圧変換手段におけるゲインを可変する
    ためのゲイン可変手段が設けられることを特徴とする請
    求項1に記載の光検出信号処理装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ異なる所定の複数種類の媒体フ
    ォーマットについて判別する媒体フォーマット判別手段
    が設けられると共に、 上記デジタル信号処理手段は、上記媒体フォーマット判
    別手段により判別された光学記録媒体の媒体フォーマッ
    トに応じて、その内部における所要の信号処理動作を変
    更させることのできる動作変更手段を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の光検出信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記デジタル信号処理手段は、上記光検
    出信号についての演算処理を実行することにより、上記
    光学記録媒体に形成されてデータが記録再生されるトラ
    ックに対するトラッキング制御を行うためのトラッキン
    グエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成手
    段を備えるものとしたうえで、 上記動作変更手段により、上記光学記録媒体の媒体フォ
    ーマットごとに規定されたトラッキング制御方式に適合
    するようにして、上記トラッキングエラー信号生成手段
    における上記光検出信号についての演算処理について切
    換が行われるように構成されていることを特徴とする請
    求項3に記載の光検出信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記動作変更手段により、上記トラッキ
    ングエラー信号生成手段における上記光検出信号につい
    ての演算処理に際してのバランス調整が行われるように
    構成されていることを特徴とする請求項4に記載の光検
    出信号処理装置。
  6. 【請求項6】 上記動作変更手段により、上記トラッキ
    ングエラー信号生成手段における上記光検出信号につい
    ての演算処理に際してのゲイン調整が行われるように構
    成されていることを特徴とする請求項4に記載の光検出
    信号処理装置。
  7. 【請求項7】 上記デジタル信号処理手段は、上記光検
    出信号に基づいて得られる所定のサーボ制御信号に基づ
    いて、光学記録媒体に対する記録又は再生動作に関する
    所定のサーボ制御を実行するサーボ制御手段を備えるも
    のとしたうえで、 上記動作変更手段により、上記光学記録媒体の媒体フォ
    ーマットごとに対応するようにして、上記サーボ制御手
    段より実行される所要のサーボ制御におけるサーボゲイ
    ンについての切換が行われるように構成されていること
    を特徴とする請求項3に記載の光検出信号処理装置。
  8. 【請求項8】 上記光学記録媒体は、所定のキャリア周
    波数をアドレス情報によりエンコードして得られる信号
    に基づいて形成された蛇行溝を有するディスク状記録媒
    体とされると共に、 上記デジタル信号処理手段は、上記蛇行溝からの反射光
    成分を有する光検出信号についての所要の演算処理を行
    う演算手段と、上記キャリア周波数に対応する通過帯域
    を有して上記演算手段の出力信号が入力されるバンドパ
    スフィルタと、このバンドパスフィルタを通過した上記
    演算手段の出力信号からアドレス情報をデコードするア
    ドレス情報デコード手段を備えるものとしたうえで、 上記動作変更手段により、上記光学記録媒体の媒体フォ
    ーマットごとに規定された上記キャリア周波数に対応さ
    せて、上記バンドパスフィルタにおける通過帯域につい
    て可変が行われるように構成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の光検出信号処理装置。
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