JP2004139708A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の第1の規格に対応する記録用ディスクに、第1の規格よりフォーマット効率の高い第2の規格のデータフォーマットを採用して記録する場合、第1及び第2の規格のいずれの記録形態のデータにも対応させることを課題とする。
【解決手段】既存の第1の規格に対応する記録用ディスクに、第2記録系信号処理回路11により生成される記録データを記録する高効率記録を行うようにし、この場合、第2記録系信号処理回路11により生成される記録データを選択的に第1及び第2の規格の一方に基づいた記録形態により第1記録用ディスクに記録するようにしている。これにより第1及び第2の規格のいずれに対応する記録形態のデータに対しても高効率記録を可能としている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存の規格のディスクフォーマットに対応のディスクにその規格よりデータフォーマットの効率が高い規格に準拠するデータフォーマットにより高効率にディスクに記録データを記録可能にした光ディスク装置、及び高効率に記録されたディスクを再生する光ディスク装置に関し、特に、CD規格に対応する記録用ディスクにDVD規格に準拠するデータフォーマットに生成された記録データを記録するのに好適な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学ヘッドを用いて光学的に記録・再生を行う光ディスクの規格としては、CD(Compact Disc)規格と、CDと同一ディスク径として機構的な互換性を確保した上で更なる大容量のニーズに応えたDVD(Digital Versatile Disc)規格が知られている。
【0003】
このDVDに対応するDVDドライブにおいてはCDとの上位互換が確保されており、CDの再生が可能となっている。
【0004】
ところで、記録可能な光ディスクはCD及びDVDの両方式に存在し、CDの記録方式はCD−R(Recordable)及びCD−RW(ReWritable)に統一されているが、DVDの記録方式は現在のところ種々の規格が乱立し、デファクトスタンダードが確立されていない状況にある。
【0005】
ディスクに記録可能な記憶容量に関しては、CDに比べてDVDの方が圧倒的に大容量であり、パソコンで扱うファイルのデータ量が増大してきている状況において、CD−R及びCD−RWディスクの記憶容量が標準で650MB(メガバイト)と700MBであることからこの記憶容量では十分でない状況になってきている。
【0006】
しかしながら、CD規格の記録方式は先に述べたように統一されており、CD−R/RWドライブが普及されているので、CD−R及びCD−RW用の記録系信号処理回路のLSIが安価で出回っていると共に、CD−R及びCD−RW用のディスクが市場に安価で出回っている。
【0007】
そこで、CD規格のデータフォーマット、すなわち、CDの変調コード(EFM)及び誤り訂正符号(ECC)を採用しながら、ディスクに記録するピット及びランドよりなる記録マークの長さを短縮し、規格による線密度よりも高密度化してディスクの記録容量の高容量化を図ることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−25064号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように既存の規格のデータフォーマットを採用して記録容量の拡大を図ると、市場で出回っている安価な記録系信号処理回路のLSIを使用できると共に、設計が容易であり、また、既存のCD−R及びCD−RW用ディスクを使用することが可能である。
【0010】
しかしながら、フォーマット効率がデータフォーマットにより固定されるので、フォーマット効率を向上させてディスクに高効率記録することが出来ず、ディスクの記録再生に前記規格に適合する波長のレーザービームを用いる場合、ディスク上のレーザースポット径の関係から記録マークの長さを大幅に短縮することが出来ず、十分な高密度化が行えない問題があった。
【0011】
その為、更にフォーマット効率を向上させてディスクに高効率記録させることが考えられるが、この場合、規格によるデータフォーマットの相違点から不具合が生じる。
【0012】
すなわち、相違する2種類の規格のデータフォーマットに対応する記録データを一方の規格に規定の記録用ディスクに記録可能とした場合、ディスク判別によりディスクの種別が検出されると、そのディスクの種類を示す識別データがホスト機器に通知され、この通知に応じてホスト機器の動作処理及びホスト機器によるディスク装置の動作制御が行われるようになり、記録用ディスクとは相違する規格のデータフォーマットに対応する記録データの記録形態によってはディスク装置による正しい再生が行えなかったり、ディスク装置により正しい再生が行えてもその再生されたデータがホスト機器によって正しく再生処理出来ない場合が発生した。
【0013】
例えば、記録用CDにDVD規格のデータフォーマットに則って高効率記録した場合、記録用CDにはCD−DA規格やビデオCD規格のデータであるCD用コンテンツと、DVDビデオ規格やDVDオーディオ規格のデータであるDVD用コンテンツの両方に対応させることが可能であるが、ディスク装置にセットされるディスクが記録用CDであることからディスク装置はCD系メディアとしてホスト機器であるパソコンに識別データを通知することになる。
【0014】
この通知を受けてパソコンは、記録系においてはCD用ドライバソフトウェアのみ利用可能な状態になり、再生系においてはCD用コンテンツのソフトウェアが使用される状態になる。
【0015】
したがって、このままでは記録用CDにDVD用コンテンツに対応するデータを高効率記録することが出来ないと共に、記録用CDにDVD用コンテンツに対応する記録形態のデータを高効率記録することが出来るようになっても記録用CDに高効率記録したDVD用コンテンツに対応するデータを正しく再生することが出来ないことになる。
【0016】
本発明は、上述の問題点に鑑み、所定の第1の規格のディスクフォーマットに対応する記録用ディスクに、前記規格よりフォーマット効率の高い第2の規格のデータフォーマットに則って第1及び第2の規格のいずれに対応する記録形態データに対しても高効率記録が行えるようにすると共に、高効率記録されたディスクに記録されたデータが第1及び第2の規格のいずれに対応する記録形態データであってもホスト機器が正しく再生処理を行えるようにした光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、既存の第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データを生成するべく入力データを信号処理する第1記録系信号処理回路と、前記第1の規格よりデータフォーマットのフォーマット効率の高い第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データを生成するべく入力データを信号処理する第2記録系信号処理回路とを備え、第1の規格に対応する第1記録用ディスクへの記録時に、前記第1及び第2記録系信号処理回路の一方を選択的に使用可能とし、前記第2記録系信号処理回路により生成される記録データを第1記録用ディスクに記録する場合に、第2記録系信号処理回路により生成される記録データを選択的に第1及び第2の規格の一方に則った記録形態に基づかせて第1記録用ディスクに記録するべくホスト機器による制御処理形態を切り換えるようにしている。
【0018】
この場合、ディスク記録に係わる制御処理形態を第1の規格に規定されたデータフォーマットに則って実行するホスト機器の第1規格系記録機能と、第2の規格に規定されたデータフォーマットに則って実行するホスト機器の第2規格系記録機能との一方を選択的に作動させ、第2記録系信号処理回路により生成される記録データを選択的に第1及び第2の規格の一方に則った記録形態に基づかせて第1記録用ディスクに記録するようにしている。
【0019】
また、第1記録用ディスクに、第2の規格のデータフォーマットに則って高効率記録した場合に、第1及び第2の規格のいずれに基づく記録形態かを示す記録形態指定データを特定領域に記録し、高効率記録したディスクのデータが第1の規格の記録形態に基づくデータか第2の規格の記録形態に基づくデータかが識別されるようにしている。
【0020】
また、本発明は、第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データをデコードするべくディスクを読み取った読み取りデータを信号処理する第1再生系信号処理回路と、第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データをデコードするべくディスクを読み取った読み取りデータを信号処理する第2再生系信号処理回路と、高効率モードで記録されたディスクであると判別されたときに記録データの記録形態を判定する記録形態判定手段とを備え、第1の規格に対応のディスクから読み取った読み取りデータが第1の規格及び第2の規格のいずれに準拠するデータフォーマットに対応するかを判断すると共に、この判断により第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応することが判別されたときには読み取りデータを前記第1再生系信号処理回路に供給し、第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応することが判別されたときには読み取りデータを前記第2再生系信号処理回路に供給し、かつ、前記ホスト機器には、第1の規格に基づく記録形態で高効率記録モードによりディスクに記録された記録データをその記録形態に対応した再生処理を行わせる第1規格系再生機能と、第2の規格に基づく記録形態で高効率記録モードによりディスクに記録された記録データをその記録形態に対応した再生処理を行わせる第2規格系再生機能とが組み込まれており、第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応することが判別されたときには前記記録形態判定手段により判定される記録データの記録形態に応じてホスト機器に組み込まれた第1及び第2規格系再生機能のいずれかを選択的に作動させるようにしている。これにより高効率記録モードによりディスクに記録されたデータが第1及び第2の規格のいずれに対応する記録形態であってもホスト機器により正しく再生処理可能となる。
【0021】
【実施例】
図1は本発明に係る光ディスク装置の一実施例を示す回路ブロック図である。図1の光ディスク装置はCDの記録再生及びDVDの再生が行えると共に、DVD規格に準拠したデータフォーマットに対応させた記録信号処理及び再生信号処理が行える新機軸の光ディスクドライブである。
【0022】
図1において、1はディスクの信号トラックをトレースするレーザービームを出射し、ディスクに対してデータ信号の書き込み及び読み取りを行う光学ヘッドである。この光学ヘッド1は、CDの記録再生に用いる780nmの波長のレーザービームを発光する第1レーザーダイオード1aと、DVDの再生に用いる650nmの波長のレーザービームを発光する第2レーザーダイオード1bとを光源として備え、各レーザーダイオード1a,1bからそれぞれ発光されるレーザービームを2焦点の対物レンズ(図示せず)を介してCD及びDVDの各ディスクに照射する構成となっている。
【0023】
2は光学ヘッド1から発生される各種受光出力を用いてディスクから読み取られるデータ信号のRF信号(ラジオ周波信号)を生成し、そのRF信号を最適レベルにゲインコントロールすると共に、各ディスクに応じてイコライジングして2値データ化し、かつ、光学ヘッド1からディスクに照射されるレーザービームのディスク信号面とのフォーカスずれを示すフォーカスエラー信号、及び前記レーザービームのディスクの信号トラックとのトラッキングずれを示すトラッキングエラー信号を生成するフロントエンド処理回路である。
【0024】
3は前記フォーカスエラー信号に応じてメインビームをディスクの信号面に合焦させるフォーカス制御、及び前記トラッキングエラー信号に応じてメインビームをディスクの信号トラックに追従させるトラッキング制御を行うと共に、光学ヘッド1自体をディスクの径方向に送るスレッド送り制御を行うヘッドサーボ回路である。
【0025】
4はフロントエンド処理回路2によりCD方式の記録用ディスク(CD−R,CD−RW)のプリグルーブ(Pre−groove)から抽出されるウォブル(wobble)信号から時間情報アドレスのATIP(Absolute Time In Pre−groove)アドレスを復調するATIPデコーダである。
【0026】
5はフロントエンド処理回路2から出力されるディスクの読み取りデータをCD規格で規定されたデータフォーマットに対応してデコード処理を行うCD用デコーダである。CD規格は変調コードとしてEFM(Eight to Fourteen Modulation)を採用し、誤り訂正符号としてCIRC(Cross Interleaved Reed−Solomon Code)を採用しているので、前記CD用デコーダ5はこれらの変調コード及び誤り訂正符号に基づくデコード処理を行う。
【0027】
6はフロントエンド処理回路2から出力されるディスクの読み取りデータをDVD規格のデータフォーマットに対応してデコード処理するDVD用デコーダである。DVD規格は変調コードとしてEFM−Plus(8−16)を採用し、誤り訂正符号としてRS(Reed−Solomon) Product−Codeを採用しているので、前記DVD用デコーダ6はこれらの変調コード及び誤り訂正符号に基づくデコード処理を行う。
【0028】
7は接続端子8を介して接続されるパソコン等のホスト機器9とのデータの受け渡しを制御するインタフェースである。
【0029】
10はインタフェース7を介して入力される入力データをCD規格のデータフォーマットに基づくエンコード処理を行い、そのデータフォーマットに則ったデータ構造のCDデータを生成するCD用エンコーダである。
【0030】
11はインタフェース7を介して入力される入力データをDVD規格のデータフォーマットに基づくエンコード処理を行い、そのデータフォーマットに則ったデータ構造のDVDデータを生成するDVD用エンコーダである。
【0031】
12はインタフェース7により入力される入力データを一時記憶し、CD用エンコーダ10及びDVD用エンコーダ11によってエンコード処理する際に使用されると共に、CD用デコーダ5及びDVD用デコーダ6によってデコード処理する際に使用され、かつ、デコード処理された後の再生データが蓄えられるRAM、13は該RAM12の書き込み及び読み出しを制御するメモリコントローラ、14ディスクの記録及び再生に係るシステム全般の制御を行うシステム制御マイコンである。
【0032】
15はCD−R及びCD−RWの各ディスクの記録特性を考慮してディスクに最適な記録が行われるように光学ヘッド1の発光出力を制御するライトストラテジ回路、16はCD及びDVDの再生時においてフロントエンド処理回路2に含まれるAPC(Automatic Power Control)回路(図示せず)に応じて第1レーザーダイオード1a及び第2レーザーダイオード1bを駆動すると共に、記録時においてライトストラテジ回路15から発生されるパルス信号に応じて光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aを駆動するレーザー駆動回路である。
【0033】
17はディスクを回転駆動するスピンドルモータ、18は該スピンドルモータ17を駆動するモータ駆動回路、19は該モータ駆動回路18を制御するモータ制御回路である。該モータ制御回路19は、ディスクに記録されたデータ信号から抽出される同期信号及びビットクロックを用いて、あるいはATIPデコーダ4により復調されるATIP信号と同期をとって線速度一定方式で回転制御することが出来ると共に、スピンドルモータ17の回転に応じて発生するパルス信号を用いて角速度一定方式で回転制御可能となっている。
【0034】
このように構成される図1の光ディスク装置は、CD及びDVDの再生が可能であると共に、CD−R及びCD−RWの各ディスクにCD規格に準拠する標準記録モードの記録が可能であり、かつ、CD−R及びCD−RWの各ディスクにDVDのデータフォーマットに対応したデータを記録する高効率記録モードの記録が行えるようになっている。
【0035】
尚、記録用DVDディスクを用いた純粋なDVD記録に対応させていないが、この純粋なDVD記録に対応させた光ディスク装置とすることも当然可能である。
【0036】
まず最初に、CD−R/RWのディスクフォーマットについて説明する。
【0037】
CD−R/RWディスクは、図2に示す如く、ディスクの内周側からPCA(Power Calibration Area),PMA(Program Memory Area),リードインエリア,プリギャップエリア,プログラムエリア及びリードアウトエリアが形成される。
【0038】
PCAは試し書きを行うテストエリアと試し書きが行われた回数を記憶するカウンタエリアとを備え、PMAはディスクに記録中のデータやトラックのディスク情報をセッションをクローズするまでの一時的な期間格納する領域として使用し、リードインエリアにはセッションのクローズ時にTOC(Table Of Contents)としてPMAに格納されているディスク情報が記録される。
【0039】
ところで、高効率記録モードの場合、CD−R/RWのディスクフォーマットと相違する特別のディスクフォーマットが採用される。
【0040】
この高効率記録モードのディスクフォーマットは、図3に示す如く、ディスクの内周側から順にPCA,フォーマットエリア,PMA(含むTOCエリア) ,プログラムエリア及びリードアウトエリアが形成される。
【0041】
このディスクフォーマットにおいては、通常(標準記録モード)のCD−R/RWのディスクフォーマットをカッコ内に示し対比させると、PCAがそのままPCAで、フォーマットエリアがPMA,PMA (含むTOCエリア)がリードインエリアにそれぞれ設けられている。
【0042】
この高効率記録モードのディスクフォーマットの場合、CD−R/RWのディスクフォーマットのリードインエリアがTOCエリアを含むPMAとして使用され、このPMAにCDにおけるTOCデータとしての役割も担うPMAデータ(PMD)をメインチャンネルに記録し、このPMAデータがディスク記録のクローズ後にTOCデータに相当するデータ(PMD)として使用される。(この場合、PMAデータのリードインが先頭に形成される。)
前記フォーマットエリアは高効率記録モードによる記録を行わせるべくディスクフォーマットされた際にこの高効率記録モードに専用のフォーマットコマンドによってPMAに無関係な特定データが全域に渡ってパディングされ、この特定データは例えば全て「0」によって構成されたり、あるいは製造者識別コード、モデル番号、シリアル番号及び高効率記録モードのディスクフォーマットを示すコード等のデバイス情報データによって構成される。
【0043】
次に、図1に示す光ディスク装置の使用ディスクの判定方法について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0044】
ディスクが装着されると、まず光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aがレーザー駆動回路14によりディスクからの反射光量レベルに応じて再生状態とするべく駆動され、ディスクのATIP信号の検出が行われて記録用ディスクか再生専用ディスクかの判別がディスク判定手段20により行われる(ステップa)。この場合、ATIP信号が検出されないと、再生専用ディスクと判定する(ステップb)。
【0045】
尚、再生専用ディスクと判定された場合、更にCDかDVDかの判別が行われる。
【0046】
ステップaの処理によりATIP信号が検出されると、ディスク判定手段20は記録用ディスク、すなわちCD−RあるいはCD−RWであると判定し、この判定が行われた際には記録用CDのディスクフォーマット上のPMA領域をアクセスし、この領域の信号検出を行う(ステップc)。
【0047】
そして、PMA領域にデータが存在するか否かが判断され(ステップd)、この判断でデータが存在しないと判断された場合、未記録ディスクとディスク判定手段20により判定される(ステップe)。
【0048】
一方、PMA領域にデータが存在すると判断されると、次に、PMA領域が全域に渡ってデータが記録されているデータ満杯状態か否かが判断される(ステップf)。
【0049】
データ満杯状態でないと判断されると、標準記録モードによる記録が行われたディスクとディスク判定手段20により判定される(ステップg)。
【0050】
データ満杯状態と判断され場合は、更に標準記録モードによるPMAに則った復調を試みてデータ判読の可否を判断する(ステップh)。
【0051】
標準記録モードによるPMAの領域がデータ満杯状態と判断された場合、PMAに則った復調を試みてデータの判読が可能か否かを判断し、データの判読が不可でPMAに無関係なデータと判断された場合にディスク判定手段20により高効率記録モードによる記録が行われたディスクと判定され(ステップi)、一方、データの判読が可能でPMAに関係するデータと判断された場合にディスク判定手段20により標準記録モードによる記録が行われたディスクと判定される(ステップg)。
【0052】
これにより装着されたディスクが高効率記録モードによる記録が行われたディスクと判定された場合、及び未記録ディスクと判定された場合、このディスク判定の信号がインタフェース7を介して導出され、ホスト機器9側のインタフェース30を介してホスト機器9に通知され、ホスト機器9により高効率記録モードによる記録が可能と判断される。
【0053】
一方、装着されたディスクが標準記録モードによる記録が行われたディスクと判定された場合、及び未記録ディスクと判定された場合、このディスク判定の信号がホスト機器9に通知され、ホスト機器9により標準記録モードによる記録が可能と判断される。
【0054】
次に、標準記録モードによる記録について説明する。
【0055】
図4のフローチャートに示す処理により標準記録モードによる記録が可能と判断された場合、ホスト機器9により標準記録モードによる記録を行う設定が可能となり、この場合、ホスト機器9を設定することにより記録系選択手段31によりCD系記録機能32が実行される状態となる。
【0056】
その為、ホスト機器9は光ディスク装置を制御する制御コマンドの発生やコマンド動作手順をCD規格に則って行うようになる。
【0057】
また、ホスト機器9から光ディスク装置へは記録セッション、トラックのモードや配置構造がCD規格に則って指定されるようになる。
【0058】
ホスト機器9から記録コマンドが送信され、光ディスク装置に標準記録モードによるディスクへの記録が要求されると、その要求に応じて記録用CDのディスクフォーマットに対応してディスク記録を実行する体制が整えられるべく、システム制御マイコン14により各回路が通常記録モードのディスク記録を行う状態に切り替えられ、CD用エンコーダ10を使用する記録信号処理系が選択される。
【0059】
また、ディスク記録が行われる標準記録モード及び判別されたディスクの種別に応じてフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3、ライトストラテジ回路15及びレーザー駆動回路16はディスク記録に適合した動作を行うように設定が切り替えられる。
【0060】
また、ホスト機器9から送信される記録コマンドにより要求された記録速度により記録動作を行うべくモータ制御回路19はシステム制御マイコン14により設定される記録速度に対応する回転速度でディスクを駆動するべくモータ駆動回路18を制御する。
【0061】
そして、ライトストラテジ回路15は、設定される記録速度に対応して光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aの発光出力をその記録速度に適合するあらかじめ決められた記録レベルに設定するべくレーザー駆動回路16を制御する。
【0062】
ディスクへの記録が開始される前に、ATIP情報を用いてディスクのPMAが検索され、そのPMAのデータを読み取り、セッションのクローズが行われていないことの確認を行うと共に、ディスク情報のデータを取得し、ディスク記録が可能か否か、及び記録を行えるアドレスを把握する。
【0063】
また、設定された記録速度において、ディスクのPCAに発光出力を段階的に変化させて試し書きが行われ、再生した際の誤り率を最少とするべく光学ヘッド1の発光出力が最適記録レベルに設定される。
【0064】
このようなディスク記録の準備が完了した状態で、ホスト機器9から記録を要求するコマンド及びデータがインタフェース30を介して送信されると、そのコマンド及びデータがインタフェース7を介して光ディスク装置側に受信され、記録が要求されたデータがメモリコントローラ13の制御の基にRAM12に書き込まれる。
【0065】
RAM12に書き込まれたデータの備蓄量がエンコード処理を開始するデータ容量に達すると、メモリコントローラ13の制御によりRAM12からデータが読み出され、このデータがCD用エンコーダ10に入力される。システム制御マイコン14の制御の基にCD用エンコーダ10が動作し、CD用エンコーダ10は前記データをエンコード処理し、CD規格のデータフォーマットに則ったデータ構造のCDデータを生成する。
【0066】
このCDデータはライトストラテジ回路15に供給され、ライトストラテジ回路15は記録ディスクに応じてCD−RあるいはCD−RWの記録特性を考慮し、PCAにおける試し書きにより設定された最適記録レベルでディスク記録が行えるようにCDデータに基づく記録パルスを発生する。これにより光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aが駆動され、記録パルスに応じてディスクに前記CDデータに基づく記録マークが形成されてディスクに記録データが記録される。
【0067】
次に、CD−R及びCD−RWの各ディスクにDVDのデータフォーマットに対応したデータを記録する高効率記録モードの記録動作について説明する。
【0068】
図4のフローチャートに示す処理により高効率記録モードによる記録が可能と判断された場合、ホスト機器9により高効率記録モードによる記録を行う設定が可能となる。
【0069】
ホスト機器9により高効率記録モードによる記録の設定を行うと、更に、ディスクに記録するデータの種類に応じて記録形態をCD及びDVD規格の任意の一方に基づいて行われるようにホスト機器9を設定する。
【0070】
データの種類がビデオCDやCD−DA等のCDコンテンツの場合、記録系選択手段31によりCD系記録機能32が選択され、この場合、ホスト機器9を設定することにより記録系選択手段31によりCD系記録機能32が実行される状態となる。
【0071】
一方、データの種類がDVDビデオやDVDオーディオ等のDVDコンテンツの場合、記録系選択手段31によりDVD系記録機能33が選択され、この場合、ホスト機器9を設定することにより記録系選択手段31によりDVD系記録機能33が実行される状態となる。
【0072】
CD系記録機能32が選択された場合、ホスト機器9によるディスク記録に係わる制御処理形態がCD規格に則って行われるようになり、ホスト機器9は光ディスク装置を制御する制御コマンドの発生やコマンド動作手順がCD規格に則ったものとなる。
【0073】
一方、DVD系記録機能33が選択された場合、ホスト機器9によるディスク記録に係わる制御処理形態がDVD規格に則って行われるようになり、ホスト機器9は光ディスク装置を制御する制御コマンドの発生や動作手順がDVD規格に則ったものとなる。
【0074】
その為、ディスクに記録されるデータの記録形態は、ホスト機器9により設定される記録形態に応じて記録セッション、トラックのモードや配置構造が選択的にCD規格、あるいはDVD規格に則って指定されるようになる。
【0075】
図5は、高効率記録モードによる記録の設定を行う際のフローチャートである。前述した説明と重なる部分も含めて、この図5を用いて記録設定の手順を説明する。
【0076】
まず、高効率記録モードによりディスク記録が可能か否かが判断される(ステップk)。
【0077】
ディスクは、高効率記録モードによる記録を可能とするべく記録に先立ってディスクフォーマットを行った際にディスクのPMAの領域全てが特定データ「0」によってパディングされるので、このPMAの領域のデータの書き込み状態を検出して高効率記録モードによる記録が可能か否かが判断される。
【0078】
この判断で記録不可と判断された場合は、標準記録モードによるディスク記録処理に移行する(ステップl)。
【0079】
高効率記録モードによる記録が可能と判断された場合、ホスト機器9による記録形態の設定待ちの状態になり(ステップm)、記録形態の設定が行われると、次に、設定された記録形態がDVDか否かが判断される(ステップn)。
【0080】
設定された記録形態がDVDと判断されると、DVDに則っていることを示すDVD記録形態指定データが記録形態指定データ生成手段21により生成され、この指定データがディスクのリードインエリアに記録される準備状態になる(ステップo)。
【0081】
一方、設定された記録形態がCDと判断されると、CDに則っていることを示すCD記録形態指定データが記録形態指定データ生成手段21により生成され、この指定データがディスクのPMAデータの1部としてリードインエリアに記録される準備状態になる(ステップp)。
【0082】
その後、ホスト機器9からの記録命令を待機する状態になり(ステップq)、記録命令があると、設定した記録形態に則ってディスク記録が行われる。そして、ディスクへの記録が終了される際に記録形態を示す記録形態指定データはディスクの他のPMAデータとしてリードインエリアに記録される(ステップr)。
【0083】
ところで、高効率記録モードによりディスク記録を行う際の各回路の動作は以下の通りである。
【0084】
ホスト機器9から記録コマンドが送信され、光ディスク装置に高効率記録モードによるディスクへの記録が要求されると、その要求に応じて記録用CDのディスクフォーマットに対応してディスク記録を実行する体制が整えられるべく、システム制御マイコン14により各回路が高効率記録モードのディスク記録を行う状態に切り替えられ、DVD用エンコーダ11を使用する記録信号処理系が選択される。
【0085】
また、ディスク記録が行われる高効率記録モード及び判別されたディスクの種別に応じてフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3、ライトストラテジ回路15及びレーザー駆動回路16はディスク記録に適合した動作を行うように設定が切り替えられる。
【0086】
また、標準記録モードと同様に、要求された記録速度により記録動作を行うべくモータ制御回路19はシステム制御マイコン14により設定される記録速度に対応する回転速度でディスクを駆動するべくモータ駆動回路18を制御し、そして、ライトストラテジ回路15は、設定される記録速度に対応して光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aの発光出力をその記録速度に適合するあらかじめ決められた記録レベルに設定するべくレーザー駆動回路16を制御する。
【0087】
ところで、高効率記録モードに対応するディスクフォーマットでは図3に示す如く、PMAが記録用CDのディスクフォーマットにおけるリードインエリアに位置するので、この位置を検索してPMAデータを読み取り、標準記録モードと同様に、セッションのクローズが行われていないことの確認を行うと共に、ディスク情報のデータを取得し、ディスク記録が可能か否か、及び記録を行えるアドレスを把握する。
【0088】
また、設定された記録速度において、高効率記録モードのディスクフォーマットに対応させてディスクのPCAに発光出力を段階的に変化させて試し書きが行われ、再生した際の誤り率を最少とするべく光学ヘッド1の発光出力が最適記録レベルに設定される。
【0089】
この高効率記録モードの場合、本願出願人が先に出願した特開2002−56617号に示すように、ATIPのアドレスに基づいて記録密度倍の実記録アドレスを算出し、この実記録アドレスに基づいて単位ごとにデータを記録して単位期間当たりの記録密度を上げることが行われる。この場合、記録密度が標準密度のあらかじめ設定されるn倍(n>1)とすると、実記録アドレスはATIPのアドレスのn倍に対応する。
【0090】
このようなディスク記録の準備が完了した状態で、ホスト機器9から記録を要求するコマンド及びデータが送信されると、そのコマンド及びデータがインタフェース7を介して受信され、記録が要求されたデータがRAM12に書き込まれる。
【0091】
ところで、高効率記録モードによる記録を行う場合、ディスクに記録されるデータの記録形態をCD及びDVDのいずれに設定するかの選択が行われ、この選択に応じてホスト機器9によるディスク記録に係わる制御処理形態がCDの記録形態に則ったものとなるのかDVDの記録形態に則ったものとなるのか設定される。
【0092】
その為、ホスト機器9は選択された記録形態に則った動作手順により作動し、制御コマンドを発生する。
【0093】
ホスト機器9から送信され、RAM12にデータが書き込まれ、RAM12のデータ備蓄量がエンコード処理を開始するデータ容量に達すると、RAM12からデータが読み出され、DVD用エンコーダ11はこのデータをエンコード処理し、DVD規格のデータフォーマットに則ったデータ構造のDVDデータを生成する。
【0094】
このDVDデータはライトストラテジ回路15に供給され、ライトストラテジ回路15は記録ディスクに応じてCD−RあるいはCD−RWの記録特性を考慮し、PCAにおける試し書きにより設定された最適記録レベルでディスク記録が行えるようにDVDデータに基づく記録パルスを発生する。これにより光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aが駆動され、記録パルスに応じてディスクに前記DVDデータに基づく記録マークが形成されてディスクに記録データが記録される。
【0095】
ここで、DVD規格のデータフォーマットはCD規格のデータフォーマットに比べ冗長度が低く、これらのデータフォーマットの冗長度の違いからDVD規格のデータフォーマットはCD規格のデータフォーマットに対してフォーマット効率が1.49倍となる。
【0096】
また、高効率記録モードの場合、先に述べた如く、ディスクに記録される記録データの実記録アドレスがATIPのアドレスに比べてn倍(n>1)になされ、同一トラックピッチとしながらディスクに記録される記録データの線記録密度の向上が図られている。
【0097】
この場合、CDに適合する780nmの波長のレーザービームを使用していることから大幅な線記録密度の向上は図れないが、CD記録用の安価な光学ヘッドを用いることが出来、また、CDに比べてフォーマット効率の向上が図られているので、線記録密度の向上をCDの1.35倍とすると、フォーマット効率の1.49倍と合わされて1.35×1.49=2.01倍と高効率記録モードは標準記録モードの約2倍の記録密度で記録が行える。
【0098】
ところで、高効率記録モードにおいて、ホスト機器9によるディスク記録に係わる制御処理形態の設定に応じてプログラムエリアに記録される記録データは、CD規格、あるいはDVD規格に則った記録形態となる。
【0099】
その為、ディスクへはCDコンテンツのデータの場合はCD規格に則った記録形態により記録され、DVDコンテンツのデータの場合はDVD規格に則った記録形態により記録される。
【0100】
そして、リードインエリアには、記録された記録形態に対応した記録形態指定データがPMAデータの1つとして記録される。
【0101】
次に、ディスク再生について説明する。
【0102】
ホスト機器9から送信される再生コマンドよりディスク再生が要求されると、システム制御マイコン14により各回路がディスク再生を行う状態に切り替えられ、この際、ディスク装着時のディスク判別によって判別されたディスク種別に対応したディスク再生の体制を整えるべくフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3及びレーザー駆動回路16は再生する種類のディスクに適合した動作を行うように設定が切り替えられると共に、光学ヘッド1の使用するレーザーダイオード及び使用するデコーダが切り替えられる。
【0103】
ディスク判別により装着されたディスクが再生専用CDであると判断された場合、レーザー駆動回路16により光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動され、光学ヘッド1によりディスクDの読み取りが行われる。
【0104】
このディスクDからの読み取り信号はフロントエンド処理回路2によりCDに適した信号処理が行われ、RF信号を2値化してCDデータを生成する。このCDデータはメモリコントローラ13による制御でRAM12に記憶され、RAM12に記憶されたCDデータはエラー訂正を行う単位(32kバイト)ごとにCD用デコーダ5によりデコード処理される。
【0105】
一方、フロントエンド処理回路2により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号はCDに適した処理により生成されてヘッドサーボ回路3に供給される。
【0106】
CD用デコーダ5によりデコード処理されたCDデータは、CD規格のデータフォーマットに対応して復調されてホスト機器9の要求データとなる。
【0107】
次に、装着されたディスクがDVDであると判断された場合について説明する。
【0108】
この場合、レーザー駆動回路16により光学ヘッド1の第2レーザーダイオード1bがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動され、光学ヘッド1によりディスクDの読み取りが行われる。
【0109】
このディスクDからの読み取り信号はフロントエンド処理回路2によりDVDに適した信号処理が行われ、RF信号を2値化してDVDデータを生成する。このDVDデータはメモリコントローラ15による制御でRAM12に記憶され、RAM12に記憶されたDVDデータはエラー訂正を行う単位(32kバイト)ごとにDVD用デコーダ6によりデコード処理される。
【0110】
一方、フロントエンド処理回路2により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号はDVDに適した処理により生成されてヘッドサーボ回路3に供給される。
【0111】
DVD用デコーダ6に供給されたDVDデータは、このDVD用デコーダ6によりDVD規格のデータフォーマットに対応するデコード処理により復調されてホスト機器9の要求データとなる。
【0112】
このデータは必要に応じてRAM12に一時記憶された後、インタフェース7を介して接続端子8に接続されるホスト機器9に供給される。
【0113】
次に、装着されたディスクが記録用CDディスクと判断された場合について説明する。
【0114】
記録用CDディスクと判断された場合、その後、図6のフローチャートに示す処理により再生動作の制御が行われる。
【0115】
まず、高効率記録モードによる記録が行われたディスクか否かが判断される(ステップA)。この判断は、CD−R/RWのディスクフォーマットのPMAの領域、すなわち高効率記録モードのフォーマットエリアにおけるデータの記録状態を検出して行われる。
【0116】
高効率記録モードによる記録が行われたディスクでないと判断されると、標準記録モードに対応するディスク再生処理に移行される(ステップB)。
【0117】
この場合、レーザー駆動回路16により光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aの発光出力が記録用CDに対応して設定され、それ以外の回路動作は再生専用CDであると判断された場合と同様の信号処理形態となる。
【0118】
高効率記録モードによる記録が行われたディスクと判断された場合、リードイン領域のPMAデータから記録形態指定データを読み取り(ステップC)、記録形態判定手段22によりこの記録形態指定データから記録形態がCD形態か否かを判定する(ステップD)。
【0119】
記録形態がCD形態であると判定されると、記録形態判定手段22によりCD形態を示す報知信号がホスト機器9に送信され(ステップE)、ホスト機器9はCD規格の記録形態に対応して再生系選択手段34によりCD系再生機能35が作動し、CD系再生処理が実行される状態になる(ステップF)。
【0120】
その為、ホスト機器9によるディスク再生に係わる制御処理形態がCD規格に則って行われるようになり、ホスト機器9に転送されたデータがCD規格のデータフォーマットに基づいて処理される。
【0121】
記録形態がDVD形態であると判定されると、記録形態判定手段22によりDVD形態を示す報知信号がホスト機器9に送信され(ステップG)、ホスト機器9はDVD規格の記録形態に対応して再生系選択手段34によりDVD系再生機能36が作動し、DVD系再生処理が実行される状態になる(ステップH)。
【0122】
その為、ホスト機器9によるディスク再生に係わる制御処理形態がDVD規格に則って行われるようになり、ホスト機器9に転送されたデータがDVD規格のデータフォーマットに基づいて処理される。
【0123】
このようにホスト機器9による再生系処理は記録形態に対応して設定される。
【0124】
一方、光ディスク装置は、高効率記録モードのディスクフォーマットに対応した手順でディスクDの読み取りが行われる。
【0125】
光学ヘッド1は、レーザー駆動回路16により第1レーザーダイオード1aがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動される。
【0126】
光学ヘッド1によりディスクDから読み取られる読み取り信号はフロントエンド処理回路2によりDVDに適した信号処理が行われ、RF信号を2値化してDVDデータを生成する。このDVDデータはメモリコントローラ13による制御でRAM12に記憶され、RAM12に記憶されたDVDデータはエラー訂正を行う単位(32kバイト)ごとにDVD用デコーダ6によりデコード処理される。
【0127】
一方、フロントエンド処理回路2により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は記録用CDに適した処理により生成されてヘッドサーボ回路3に供給される。
【0128】
DVD用デコーダ6に供給されたDVDデータは、このDVD用デコーダ6によりDVD規格のデータフォーマットに対応するデコード処理により復調されてホスト機器9の要求データとなる。
【0129】
このデータは必要に応じてRAM12に一時記憶された後、インタフェース7を介してホスト機器9に供給される。
【0130】
ここで、ホスト機器9は記録形態判定手段22により判定された記録形態に応じた再生機能が作動し、記録形態に基づいた再生処理が実行されるので、ホスト機器9に転送されたデータは記録形態がCDの場合はCDに対応し、DVDの場合はDVDに対応して正しく再生処理される。
【0131】
ところで、高効率記録モードによる記録が行われた記録用CDディスクが既存の記録用CD規格に対応するCD−R/RWドライブに装着された場合においては、ディスク装着時にATIP信号を検出し、記録用CDディスクと判断されると、PMAの取得を行うが、この際PMAのデータが満杯であって取得されるデータの判読が行えないので、図4の破線に示されるステップjにように、異常ディスクとしてエラー処理される。
【0132】
尚、図1において、CD用デコーダ5、DVD用デコーダ6、CD用エンコーダ10及びDVD用エンコーダ11は説明の便宜上別ブロックにて示されているが、一般にこれら全ての回路が組み込まれたLSIを用いて構成される。
【0133】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、所定の第1の規格のディスクフォーマットに対応する記録用ディスクに、前記規格よりフォーマット効率の高い第2の規格のデータフォーマットに則って第1及び第2の規格のいずれに対応する記録形態のデータに対しても高効率記録が行えると共に、高効率記録されたディスクに記録されたデータが第1及び第2の規格にいずれに対応する記録形態であってもホスト機器が正しく再生処理を行える光ディスク装置を提供することが出来る。
【0134】
特に、ディスクに記録する記録データを選択的に第1及び第2の規格の一方に則った記録形態に基づかせているので、既存のホスト機器からの記録命令体系を用いて第1及び第2の規格のいずれの記録形態に対応するデータに則って高効率記録が行えると共に、既存のホスト機器からの再生命令体系を用いて高効率記録されたディスクに記録されたデータを正しく再生出来る。
【0135】
また、記録データの記録データが第1及び第2の規格のいずれに基づくものかを示す記録形態指定データをディスクに記録するようにしているので、記録形態を確実に識別できる。
【0136】
更に、リードインエリアに記録形態指定データを記録しているので、第1及び第2の規格のいずれに則った記録形態のデータが高効率記録されたディスクであるかをディスク装着時に確実に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク装置の一実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】CD−R/RWのディスクフォーマットを説明する説明図である。
【図3】高効率記録モードのディスクフォーマットを説明する説明図である。
【図4】図1に示す光ディスク装置の使用ディスクの判定方法を説明するフローチャートである。
【図5】高効率記録モードによる記録の設定を行う際のフローチャートである。
【図6】再生動作の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1     光学ヘッド
1a    第1レーザーダイオード
1b    第2レーザーダイオード
2     フロントエンド処理回路
5     CD用デコーダ(第1再生系信号処理回路)
6     DVD用デコーダ(第2再生系信号処理回路)
9     ホスト機器
10     CD用エンコーダ(第1記録系信号処理回路)
11     DVD用エンコーダ(第2記録系信号処理回路)
12     RAM
13     メモリコントローラ
14     システム制御マイコン
15     ライトストラテジ回路
20     ディスク判定手段
21     記録形態指定データ生成手段
22     記録形態判定手段

Claims (5)

  1. 既存の第1の規格に規定された記録用ディスクフォーマットに対応するディスクに前記第1の規格よりデータフォーマットの効率が高い第2の規格に準拠するデータフォーマットの記録データを記録する光ディスク装置において、前記第1の規格のデータフォーマットに対応する記録データを生成するべく入力データを信号処理する第1記録系信号処理回路と、前記第2の規格のデータフォーマットに対応する記録データを生成するべく入力データを信号処理する第2記録系信号処理回路とを備え、第1の規格に対応する第1記録用ディスクへの記録時に、前記第1及び第2記録系信号処理回路の一方を選択的に使用可能とし、前記第2記録系信号処理回路により生成される記録データを第1記録用ディスクに記録する場合に、第2記録系信号処理回路により生成される記録データを選択的に第1及び第2の規格の一方に則った記録形態に基づかせて第1記録用ディスクに記録するべくホスト機器による制御処理形態を切り換えるようにしたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. ホスト機器にはディスク記録に係わる制御処理形態を第1の規格に規定されたデータフォーマットに則って実行する第1規格系記録機能と、第2の規格に規定されたデータフォーマットに則って実行する第2規格系記録機能とが組み込まれ、これら第1及び第2規格系記録機能とを選択的に作動させてホスト機器によりディスクに記録されるデータを選択的に第1及び第2の規格のデータフォーマットに則った記録形態に指定する光ディスク装置であって、前記第2記録系信号処理回路により生成される記録データを第1記録用ディスクに記録する場合に、ホスト機器の前記第1及び第2規格系記録機能の一方を選択的に作動させ、第2記録系信号処理回路により生成される記録データを選択的に第1及び第2の規格の一方に則った記録形態に基づかせて第1記録用ディスクに記録するようにしたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記第1記録用ディスクに記録される記録データの記録形態が第1及び第2の規格のいずれに基づくものかを示す記録形態指定データをディスクの特定領域に記録したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 第1の規格の記録用ディスクフォーマットにはリードインエリアが規定されており、このリードインエリアに前記記録形態指定データを記録することを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
  5. 第1の規格に規定された記録用ディスクフォーマットに対応するディスクに前記第1の規格よりデータフォーマットの効率が高い第2の規格に準拠するデータフォーマットの記録データを記録した高効率記録モードのディスクを再生すると共に、この高効率記録モードのディスクであることを判別するディスク判別機能を有し、かつ、ホスト機器により選択的に第1及び第2の規格に基づく記録形態に対応した再生動作が行われる光ディスク装置であって、前記第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データをデコードするべくディスクを読み取った読み取りデータを信号処理する第1再生系信号処理回路と、前記第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データをデコードするべくディスクを読み取った読み取りデータを信号処理する第2再生系信号処理回路と、高効率記録モードにより記録されたディスクであると判別されたときに記録データの記録形態を判定する記録形態判定手段とを備え、第1の規格に対応のディスクから読み取った読み取りデータが第1の規格及び第2の規格のいずれに準拠するデータフォーマットに対応するかを判断すると共に、この判断により第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応することが判別されたときには読み取りデータを前記第1再生系信号処理回路に供給し、第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応することが判別されたときには読み取りデータを前記第2再生系信号処理回路に供給し、かつ、前記ホスト機器には、第1の規格に基づく記録形態で高効率記録モードによりディスクに記録された記録データをその記録形態に対応した再生処理を行わせる第1規格系再生機能と、第2の規格に基づく記録形態で高効率記録モードによりディスクに記録された記録データをその記録形態に対応した再生処理を行わせる第2規格系再生機能とが組み込まれており、第2の規格に準拠するデータフォーマットに対応することが判別されたときには前記記録形態判定手段により判定される記録データの記録形態に応じてホスト機器に組み込まれた第1及び第2規格系再生機能のいずれかを選択的に作動させることを特徴とする光ディスク装置。
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