JP3973521B2 - 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置に係り、更に詳しくは、情報記録媒体に情報を記録する記録方法、情報記録装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体、並びに情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータは、その機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audio-Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。これらAV情報の情報量は非常に大きいために、情報記録媒体としてCD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、情報記録装置としての光ディスク装置がパーソナルコンピュータの周辺機器の一つとして普及するようになった。CD系としては、CD−R(CD-recordable)及びCD−RW(CD-rewritable)などが、DVD系としては、DVD−R(DVD-recordable)、DVD−RW(DVD-rewritable)、DVD+R(DVD+recordable)及びDVD+RW(DVD+rewritable)などが有り、それぞれ所定の規格等に基づいてデータの記録が行われている。
【0003】
例えば、CD−RとCD−RWとでは、論理的な構造は同じであるため、同一の光ディスク装置で情報の記録及び再生が可能である。さらに、最近では、CD系とDVD系の両方の光ディスクに対応可能な、いわゆるコンボタイプの光ディスク装置が市販されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
光ディスクでは、互いに反射率の異なるマーク領域及びスペース領域のそれぞれの長さとそれらの組み合わせとによって情報が記録される。そこで、光ディスクに情報を記録する際には所定の位置にマーク領域及びスペース領域がそれぞれ形成されるように光源の発光パワーが制御される。
【0005】
記録層に有機色素を含むCD−R、DVD−R及びDVD+Rなどの追記型の光ディスクでは、マーク領域を形成するときには発光パワーを高くして色素を加熱及び溶解し、そこに接している基板部分を変質・変形させている。一方、スペース領域を形成するときには基板が変質・変形しないように発光パワーを再生時と同程度に小さくしている。これにより、マーク領域ではスペース領域よりも反射率が低くなる。
【0006】
また、記録層に特殊合金を含むCD−RW、DVD−RW、及びDVD+RWなどの書き換え可能な光ディスクでは、マーク領域を形成するときには、レーザ光により特殊合金を第1の温度に加熱した後、発光パワーを小さくして特殊合金を急冷し、特殊合金をアモルファス(非晶質)状態にしている。スペース領域を形成するときには、レーザ光により特殊合金を第2の温度(<第1の温度)に加熱した後、特殊合金を徐冷し、特殊合金を結晶状態にしている。これにより、マーク領域では、スペース領域よりも反射率が低くなる。
【0007】
このように、追記型の光ディスクと書き換え可能な光ディスクとでは、物理的な構造が互いに異なっているため、書き込みエラーが生じたときの処理はそれぞれ違っている。すなわち、追記型の光ディスクでは、書き込みを中止するため、例えば、書き込みの途中で書き込みエラーが生じた場合には、すでに記録されている情報の再生が不可能となるおそれがあった。
【0008】
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、情報記録媒体を有効に使用することができる記録方法を提供することにある。
【0009】
また、本発明の第2の目的は、情報記録装置で用いられ、情報記録媒体を有効に使用することができるプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0010】
また、本発明の第3の目的は、情報記録媒体を有効に使用することができる情報記録装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の観点からすると、追記型の情報記録媒体に記録を行う記録方法であって、前記情報記録媒体にデータを記録する際に、書き込みエラーが発生すると前記記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別する第1工程と;前記判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する第2工程と;を含む記録方法である。
【0012】
これによれば、追記型の情報記録媒体にデータを記録する際に書き込みエラーが発生するとその記録は中断されるとともに、前記データがユーザデータであるか否かが判別され(第1工程)、その判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録が再実行される(第2工程)。すなわち、データを情報記録媒体に記録する際に書き込みエラーが発生しても、そのデータがユーザデータと異なり何ら情報を含まないダミーデータであれば、記録の再実行を行っている。これにより、情報記録媒体が書き換えのできない追記型であっても、書き込みエラーから回復することが可能となり、情報記録媒体が再生不能となるのを抑制することができる。その結果、情報記録媒体を有効に使用することが可能となる。
【0019】
本発明は、第2の観点からすると、追記型の情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で用いられるプログラムであって、前記情報記録媒体にデータを記録する際に、書き込みエラーが発生すると前記記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別する第1手順と;前記判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する第2手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
【0020】
これによれば、本発明のプログラムがメインメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報記録装置の制御用コンピュータは、追記型の情報記録媒体にデータを記録する際に書き込みエラーが発生すると記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別するとともに、その判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する。すなわち、本発明のプログラムによれば、情報記録装置の制御用コンピュータに請求項1に記載の発明に係る記録方法を実行させることができ、データを追記型の情報記録媒体に記録する際に書き込みエラーが発生しても、データが何ら情報を含まないダミーデータであれば、情報記録媒体の種類に関係なく、書き込みの再実行を行っている。これにより、情報記録媒体が書き換えのできない追記型であっても、書き込みエラーから回復することが可能となり、情報記録媒体が再生不能となるのを抑制することができる。その結果、情報記録媒体を有効に使用することが可能となる。
【0024】
本発明は、第3の観点からすると、本発明のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0025】
これによれば、本発明のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、情報記録媒体を有効に使用することが可能となる。
【0026】
本発明は、第4の観点からすると、追記型の情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、前記情報記録媒体にデータを記録する記録手段と;前記記録手段での記録の際に、書き込みエラーが発生すると前記記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別するデータ判別手段と;前記判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する第1のリトライ手段と;を備える情報記録装置である。
【0027】
これによれば、追記型の情報記録媒体にデータを記録する際に書き込みエラーが発生すると、データ判別手段により、記録が中断されるとともに、前記データがユーザデータであるか否かが判別される。そして、その判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、第1のリトライ手段により、前記データの記録が再実行される。すなわち、データを情報記録媒体に記録する際に書き込みエラーが発生すると、そのデータが何ら情報を含まないダミーデータであれば、情報記録媒体の種類に関係なく、書き込みの再実行が行われる。これにより、情報記録媒体が書き換えのできない追記型であっても、書き込みエラーから回復することが可能となり、情報記録媒体が再生不能となるのを抑制することができる。その結果、情報記録媒体を有効に使用することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置の概略構成が示されている。
【0032】
この図1に示される光ディスク装置20は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、ROM39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、光ディスク装置20は、CD−R及びCD−RWの規格に準拠した情報記録媒体にアクセス可能であるものとする。
【0033】
前記光ピックアップ装置23は、光源としての半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ等)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた信号が再生信号処理回路28に出力される。
【0034】
前記再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23の出力信号に基づいてウォブル信号、RF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)を検出する。再生信号処理回路28では、ウォブル信号からATIP(Absolute Time In Pregroove)及び同期信号などを抽出する。ここで抽出されたATIP情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復調処理、誤り訂正処理などを行なった後、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号は、再生信号処理回路28からサーボコントローラ33に出力される。
【0035】
前記サーボコントローラ33は、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置23のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成する。各制御信号はサーボコントローラ33からモータドライバ27にそれぞれ出力される。
【0036】
前記バッファマネージャ37は、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定量になると、CPU40に通知する。
【0037】
前記モータドライバ27は、サーボコントローラ33からの制御信号に基づいて、光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ27は、CPU40の指示に基づいて、光ディスク15の線速度が一定となるようにスピンドルモータ22を制御する。さらに、モータドライバ27は、CPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23のシークモータを駆動し、光ピックアップ装置23のスレッジ方向(光ディスク15の半径方向)の位置を制御する。
【0038】
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34から記録データを取り出し、その記録データを変調するとともに、エラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。そして、CPU40からのライトゲート信号がオン状態になると、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して、書き込み信号をレーザコントロール回路24に出力する。
【0039】
前記レーザコントロール回路24は、エンコーダ25からの書き込み信号及びCPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23の半導体レーザの出力を制御する。
【0040】
前記インターフェース38は、ホスト(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)などの標準インターフェースに準拠している。
【0041】
前記ROM39はプログラム領域とデータ領域とを備えており、プログラム領域には、CPU40にて解読可能なコードで記述されたプログラムが格納されている。このプログラムには、後述する書き込みエラーに対応して起動するプログラム(以下「記録制御プログラム」という)が含まれている。また、データ領域には、光ディスクの種類毎の制御データなどが格納されている。なお、光ディスク装置20の電源がオン状態になると、ROM39のプログラム領域に格納されているプログラムは不図示のメインメモリにロードされ、前記CPU40はそのプログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。
【0042】
CD−R及びCD−RWの規格に準拠している光ディスクの記録領域は、一例として図2(A)に示されるように、内周側から外周側に向かって3つの領域(リードイン領域LIA、データ領域DZA、及びリードアウト領域LOA)に分けられる。ユーザデータはデータ領域DZAに記録される。なお、実際の光ディスクのトラックはスパイラル状であるが、図2(A)及び図2(B)では便宜上、トラックを直線状で示し、紙面左側を光ディスク15の内周側、紙面右側を光ディスクの外周側としている。
【0043】
CD−R及びCD−RWの規格に準拠している光ディスクに情報を記録する方式としては、ディスク・アット・ワンス方式、トラック・アット・ワンス方式、及びパッケット・ライト方式などがある。
【0044】
パッケット・ライト方式では、図2(B)に示されるように、データ領域DZAをパケットPと呼ばれる小さな領域に分割し、パケット単位で記録が行われる。このパッケットPは、図3(A)に示されるように、リンクブロック(LINK)、4つのランインブロック(RIN1、RIN2、RIN3、RIN4)、ユーザデータブロック(YDB)、及び2つのランアウトブロック(ROUT1、ROUT2)から構成されている。従って、隣り合うユーザデータブロックYDBの間には、図3(B)に示されるように、ROUT1、ROUT2、LINK、RIN1、RIN2、RIN3、RIN4が挿入されることとなる。以下では、これら7つのブロックを総称して適宜、リンク用ブロックともいう。
【0045】
各セクタデータの先頭には図4(A)に示されるように、SYNC、MSF、及びModeからなるヘッダ情報がバッファマネージャ37によって付加される。そして、図4(B)に示されるように、Modeの上位3ビット(bit7、bit6、bit5)がデータの種類を示している。すなわち、上位3ビットが(0、0、0)であれば、そのブロックはYDBであり、(0、0、1)であればRIN4であり、(0、1、0)であればRIN3であり、(0、1、1)であればRIN2であり、(1、0、0)であればRIN1であり、(1、0、1)であればLINKであり、(1、1、0)であればROUT2であり、(1、1、1)であればROUT1である。
【0046】
また、パッケット・ライト方式には、YDBの大きさが一定(例えば64kバイト)である固定長パッケット・ライト方式と、YDBの大きさが一定ではない可変長パッケット・ライト方式とがある。一般的に、CD−Rでは可変長パッケット・ライト方式が、CD−RWでは固定長パッケット・ライト方式が採用されている。
【0047】
特に、パッケット・ライト方式のCD−RWでは、ランダムアクセスを行うことができるようにするために、予め記録領域の全面、あるいは指定領域に対して固定長パッケットを記録する初期化処理、すなわちフォーマットを行う必要がある。このフォーマットの1つとして、いわゆるバックグランドフォーマット(特開平11―134799号公報参照)がある。ここで、CD−RWにおけるバックグランドフォーマットについて、図5を用いて説明する。ホストからバックグランドフォーマットの要求コマンドを受信すると、CPU40のプログラムカウンタに図5のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、バックグランドフォーマット処理がスタートする。なお、図5のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。また、光ディスク15はブランクディスクであるものとする。
【0048】
最初のステップ401では、排出要求の有無がセットされる排出要求フラグ、及び記録要求又は再生要求の有無がセットされる受信フラグにそれぞれ「0」をセットして初期化するとともに、フォーマットが正常に終了したことを示すフォーマット終了情報をホストに送信する。これにより、記録及び再生要求が受け付け可能となる。なお、本実施形態では、ホストとの通信は送信及び受信ともに割り込み処理によって行われている。そこで、記録を要求するコマンド(Write Command、以下「記録要求コマンド」ともいう)を受信すると、割り込み処理にて受信フラグに「1」がセットされ、また再生を要求するコマンド(Read Command、以下「再生要求コマンド」ともいう)をホストから受信すると、割り込み処理にて受信フラグに「1」がセットされるようになっている。さらに、ホストから排出要求のコマンド(Get Event Status Notification Command)を受信すると、割り込み処理にて排出要求フラグに「1」がセットされるようになっている。
【0049】
このステップ403では、フォーマットが完了しているか否かをチェックする。フォーマットが完了しているか否かは、データ領域DZA内における未記録領域の有無によって判断され、未記録領域が存在すれば、フォーマットは未完了であると判断される。ここでは、光ディスク15はブランクディスクであるため、ステップ403での判断は否定され、ステップ405に移行する。
【0050】
次のステップ405では、光ディスク15の排出要求があるか否かを判断する。ここでは、排出要求フラグを参照し、排出要求フラグに「1」がセットされていなければ、ステップ405での判断は否定され、ステップ407に移行する。
【0051】
このステップ407では、ホストからの記録要求又は再生要求の有無を判断する。ここでは、受信フラグを参照し、受信フラグに「0」がセットされていれば、ステップ407での判断は否定され、ステップ409に移行する。
【0052】
このステップ409では、フォーマットを実施する。すなわち、データ領域DZA内の未記録部分に1パケット分のダミーデータを記録する。そして、ステップ403に戻る。
【0053】
以下、ステップ403、ステップ405及びステップ407のいずれかでの判断が肯定されるまで、ステップ403→405→407→409の処理、判断を繰り返す。これにより、フォーマットが進行する。
【0054】
一方、ステップ407において、受信フラグに「1」がセットされていれば、ステップ407での判断は肯定され、ステップ411に移行する。
【0055】
このステップ411では、受信フラグを「0」にリセットした後、フォーマットを中断する。
【0056】
次のステップ413では、受信したコマンドを解析し、ホストからのコマンドが記録要求コマンドであるか再生要求コマンドであるかを判断する。ここで、ホストからのコマンドが記録要求コマンドであれば、ステップ413での判断は肯定され、ステップ415に移行する。
【0057】
このステップ415では、ホストから受信したユーザデータをパケットデータに変換し、データ領域DZA内の指定された領域に記録する。なお、光ディスク装置20における記録処理の詳細については後述する。ユーザデータの記録が終了すると、ステップ403に戻る。
【0058】
一方、ステップ413において、ホストからのコマンドが再生要求コマンドであれば、ステップ413での判断は否定され、ステップ417に移行する。
【0059】
このステップ417では、ホストから指定された領域に記録されているユーザデータを再生し、ホストに転送する。なお、光ディスク装置20における再生処理の詳細については後述する。ホストから指定されたユーザデータの再生が終了すると、ステップ403に戻る。
【0060】
また、ステップ405において、排出要求フラグに「1」がセットされていれば、ステップ405での判断は肯定され、ステップ419に移行する。
【0061】
このステップ419では、排出要求フラグを「0」にリセットした後、排出できないことを示すエラー情報をホストに送信する。そして、ステップ407に移行する。
【0062】
なお、ステップ403において、フォーマットが完了していれば、ステップ403での判断は肯定され、バックグランドフォーマットの要求コマンドを受信したときの処理を終了する。
【0063】
ここで、記録処理について説明する。この処理はCD−R及びCD−RWともほとんど同じである。
【0064】
CPU40は、指定された記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホストから記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。また、CPU40は、ホストから受信したユーザデータのバッファRAM34への蓄積をバッファマネージャ37に指示する。
【0065】
再生信号処理回路28は、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、光ピックアップ装置の受光器の出力信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコントローラ33に出力する。サーボコントローラ33は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号に基づいて、モータドライバ27を介して光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動し、フォーカスずれ及びトラックずれを補正する。また、再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置の受光器の出力信号に基づいてATIP情報を取得し、CPU40に通知する。
【0066】
CPU40は、ATIP情報に基づいて書き込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するように光ピックアップ装置のシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。また、CPU40は、バッファマネージャ37から1パケット分のユーザデータを受信した報告を受け取る度に、前記リンク用ブロックの付加を指示する。さらに、バッファマネージャ37からバッファRAM34に蓄積されたユーザデータ量が所定量を超えたとの通知を受け取ると、エンコーダ25に書き込み信号の作成を指示する。
【0067】
そして、CPU40は、ATIP情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が書き込み開始地点であると判断すると、エンコーダ25に通知するとともに、ライトゲート信号をオン状態とする。これにより、ユーザデータは、エンコーダ25、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ装置23を介して光ディスク15に記録される。
【0068】
次に、光ディスク装置20において、記録処理の際に書き込みエラーが発生したときの処理動作について図6を用いて説明する。書き込みエラーが発生すると、CPU40のプログラムカウンタに図6のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがセットされ、処理がスタートする。なお、図6のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0069】
書き込みエラーの発生要因としては、目的位置に対物レンズの位置決めができないシークエラー、書き込み開始前又は書き込み中のサーボエラー(トラッキング外れ、フォーカス外れ)、及び書き込みパワーの異常などがある。なお、光ピックアップ装置23の位置決め制御中にアドレス情報を取得できない場合にシークエラーと判断する。また、サーボ信号(トラックエラー信号、フォーカスエラー信号)が所定のレベルを超えた場合にサーボエラーと判断する。さらに、光源から出射される光量をモニタしているモニタ用受光素子の出力信号が所定のレベルを超えた場合に書き込みパワーの異常と判断する。
【0070】
最初のステップ501では、前記ヘッダ情報に基づいて、書き込みデータがユーザデータであるか否かを判断する。すなわち、ヘッダ情報を構成するMode部の上位3ビットを抽出し、(0、0、0)であれば、ユーザデータであると判断する。ここで、書き込みデータがユーザデータであれば、ステップ501での判断は肯定され、ステップ503に移行する。
【0071】
次のステップ503では、ライトゲート信号のオン/オフ状態に基づいて、書き込みデータが未記録であるか否かを判定する。ここで、ライトゲート信号がオン状態であれば、すでに書き込み動作は開始されているので、ステップ503での判断は否定され、ステップ507に移行する。なお、書き込みエラーの発生要因に基づいて書き込みデータが未記録であるか否かを判定しても良い。書き込みエラーの発生要因から、書き込みエラーが発生したタイミングを知ることができるからである。
【0072】
このステップ507では、光ディスク15の種類を取得する。ここでは、光ディスク15を所定の線速度(例えば1倍速)で回転させつつ、光ピックアップ装置23からレーザ光を照射して記録面からの反射率を求める。そして、反射率が65%以上のときはCD−Rであると判断し、反射率が15〜25%のときはCD−RWであると判断する。
【0073】
次のステップ509では、取得された光ディスク15の種類に基づいて、光ディスク15が書き換え可能なディスクであるか否かを判断する。ここで、光ディスク15の種類がCD−RWであれば、ステップ509での判断は肯定され、ステップ511に移行する。
【0074】
このステップ511では、ホストから受信したユーザデータがバッファRAM34に残っているか否かを判断する。ここで、ユーザデータがバッファRAM34に残っていれば、ステップ511での判断は肯定され、ステップ515に移行する。
【0075】
このステップ515では、ユーザデータの書き込みのリトライを行う。そして、書き込みエラーが発生したときの処理を終了する。
【0076】
一方、ステップ511において、ユーザデータがバッファRAM34に残っていなければ、ステップ511での判断は否定され、ステップ517に移行する。
【0077】
このステップ517では、書き込みエラーを示すエラー情報をホストに送信する。そして、書き込みエラーが発生したときの処理を終了する。すなわち、書き込みのリトライは行われない。
【0078】
また、ステップ509において、光ディスク15の種類がCD−Rであれば、ステップ509での判断は否定され、ステップ517に移行する。
【0079】
なお、ステップ501において、書き込みデータがユーザデータでなくダミーデータであれば、ステップ501での判断は肯定され、ステップ515に移行する。
【0080】
このステップ515では、ダミーデータの書き込みのリトライを行う。なお、書き込みエラーがリンク用ブロックにダミーデータを書き込む際に発生した場合には、リンク用ブロックの先頭から書き込みのリトライを行っても良いし、書き込みエラーが発生したブロックからリトライを行っても良い。また、書き込みエラーが発生した位置への位置決めが正確に行うことができれば、その位置から書き込みのリトライを行っても良い。
【0081】
また、ステップ503において、ライトゲート信号がオフ状態であれば、未だ書き込み動作は開始されていないので、ステップ503での判断は肯定され、ステップ515に移行する。すなわち、ユーザデータの書き込みのリトライが行われることとなる。
【0082】
次に、光ディスク装置20における再生処理について説明する。
【0083】
CPU40は、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。再生信号処理回路28は、前記記録処理の場合と同様に、フォーカスずれ及びトラックずれを補正するとともに、ATIP情報をCPU40に通知する。
【0084】
CPU40は、ATIP情報に基づいて読み出し開始地点に光ピックアップ装置23が位置するように光ピックアップ装置23のシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。そして、CPU40は、ATIP情報に基づいて光ピックアップ装置23の位置が読み出し開始地点であると判断すると、再生信号処理回路28に通知する。
【0085】
そして、再生信号処理回路28は、光ピックアップ装置の受光器の出力信号に基づいてRF信号を検出し、復調処理、誤り訂正処理などを行った後、バッファRAM34に蓄積する。バッファマネージャ37は、バッファRAM34に蓄積された再生データがセクタデータとして揃ったときに、インターフェース38を介してホストに転送する。
【0086】
なお、再生信号処理回路28は、記録処理及び再生処理が終了するまで、上述した如く、光ピックアップ装置の受光器の出力信号に基づいてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコントローラ33及びモータドライバ27を介してフォーカスずれ及びトラックずれを随時補正する。
【0087】
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置では、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、記録手段、データ判別手段、第1のリトライ手段、書き込み判断手段、第2のリトライ手段、媒体判別手段、データ残判別手段、第3のリトライ手段が実現されている。すなわち、図6のステップ501の処理によってデータ判別手段が、図6のステップ503の処理によって書き込み判断手段が、図6のステップ507及び509の処理によって媒体判別手段が、図6のステップ511の処理によってデータ残判別手段が、図6のステップ515の処理によって第1のリトライ手段、第2のリトライ手段、及び第3のリトライ手段が、それぞれ実現されている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。
【0088】
また、本実施形態では、ROM39にインストールされているプログラムのうち、図6のフローチャートで示される処理に対応するプログラムによって前記記録制御プログラムが構成されている。
【0089】
そして、図6のステップ501の処理によって本発明に係る記録方法の第1工程が実施され、図6のステップ515の処理によって第2工程、第4工程及び第7工程が実施され、図6のステップ503の処理によって第3工程が実施され、図6のステップ507及び509の処理によって第5工程が実施され、図6のステップ511の処理によって第6工程が実施されている。
【0090】
以上説明したように、本実施形態に係る光ディスク装置及び記録方法によると、データを光ディスクに記録する際に書き込みエラーが発生すると、データがユーザデータであるか否かを判別し、何ら情報を含まないダミーデータであれば、光ディスクの種類に関係なく、書き込みのリトライを行っている。これにより、追記型の光ディスクであっても、書き込みエラーから回復することが可能となり、光ディスクが再生不能となるのを抑制することができる。その結果、光ディスクを有効に使用することが可能となる。
【0091】
また、本実施形態によると、書き込みエラーが発生したときのデータがユーザデータであっても、ライトゲート信号あるいは書き込みエラーの発生要因に基づいて、記録領域への記録がすでに行われているか否かを判断し、未記録であれば、光ディスクの種類に関係なく、書き込みのリトライを行っている。これにより、追記型の光ディスクであっても、書き込みエラーから回復することが可能となる。
【0092】
また、本実施形態によると、書き換え可能型の光ディスクでは、書き込みエラーが発生したときのデータがユーザデータであり、かつ記録領域への記録がすでに開始されているときには、ユーザデータが廃棄されていない場合にのみ、書き込みのリトライを行っている。これにより、ホストからのユーザデータを確実に記録することが可能となる。
【0093】
なお、上記実施形態の光ディスク装置では、前記記録制御プログラムは、ROM39内に記録されているが、他の情報記録媒体(CD−ROM、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、その情報記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、そのドライブ装置から記録制御プログラムをインストールすることとなる。要するに、記録制御プログラムがCPU40のメインメモリにロードされれば良い。
【0094】
さらに、上記実施形態に係る光ディスク装置20は、ホストと同一の筐体内に配置される、いわゆる内蔵タイプであっても良いし、ホストとは別の筐体内に配置される、いわゆる外付けタイプであっても良い。
【0095】
また、上記実施形態では、情報の記録と再生が可能な光ディスク装置が用いられる場合について説明したが、これに限らず、情報の記録、再生及び消去のうち、少なくとも記録を行なう光ディスク装置であれば良い。
【0096】
また、上記実施形態では、光ディスク装置がCD−R及びCD−RWに対応する場合について説明したが、これに限らず、例えばDVD−R及びDVD−RW、DVD+R及びDVD+RWに対応しても良い。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る記録方法によれば、情報記録媒体を有効に使用することができるという効果がある。
【0098】
また、本発明に係るプログラム及び記録媒体によれば、光ディスク装置の制御用コンピュータにて実行され、情報記録媒体を有効に使用することができるという効果がある。
【0099】
また、本発明に係る光ディスク装置によれば、情報記録媒体を有効に使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2(A)は、記録領域の構成を説明するための図であり、図2(B)は、パケット・ライト方式を説明するための図である。
【図3】図3(A)は、パケットの構成を説明するための図であり、図3(B)は、ユーザデータブロック間のリンク用ブロックを説明するための図である。
【図4】図4(A)は、セクタのヘッダ情報を説明するための図であり、図4(B)は、ヘッダ情報に含まれるMode情報の詳細を説明するための図である。
【図5】CD−RWにおけるバックグランドフォーマットを説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る光ディスク装置における書き込みエラーが発生したときのエラー処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク装置(情報記録装置)、39…ROM(記録媒体)、40…CPU(記録手段、データ判別手段、第1のリトライ手段、書き込み判断手段、第2のリトライ手段、媒体判別手段、データ残判別手段、第3のリトライ手段)。
Claims (16)
- 追記型の情報記録媒体に記録を行う記録方法であって、
前記情報記録媒体にデータを記録する際に、書き込みエラーが発生すると前記記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別する第1工程と;
前記判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する第2工程と;を含む記録方法。 - 前記ダミーデータは、ユーザデータブロック間のリンク領域に記録されるダミーデータであることを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
- 前記第2工程では、前記リンク領域の先頭から記録を再実行することを特徴とする請求項2に記載の記録方法。
- 前記第2工程では、前記リンク領域を構成する複数のブロックのうち、書き込みエラーが発生したブロックの先頭から記録を再実行することを特徴とする請求項2に記載の記録方法。
- 前記第1工程での判別の結果、前記データがユーザデータの場合に、前記データの書き込みがすでに開始されていたか否かを判断する第3工程と;
前記第3工程での判断の結果、前記データの書き込みが未だ開始されていない場合に、前記データの記録を再実行する第4工程と;を更に含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録方法。 - 前記第3工程では、前記書き込みエラーの発生要因に基づいて前記データの書き込みがすでに開始されていたか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の記録方法。
- 前記第3工程での判断の結果、前記データの書き込みがすでに開始されていた場合に、前記情報記録媒体の種類を判別する第5工程と;
前記第5工程での判別の結果、前記情報記録媒体が書き換え可能型の場合に、前記データの全てが残っているか否かを判別する第6工程と;
前記第6工程での判別の結果、前記データの全てが残っている場合に、前記データの記録を再実行する第7工程と;を更に含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の記録方法。 - 追記型の情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置で用いられるプログラムであって、
前記情報記録媒体にデータを記録する際に、書き込みエラーが発生すると前記記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別する第1手順と;
前記判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する第2手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。 - 前記第1手順での判別の結果、前記データがユーザデータの場合に、前記データの書き込みがすでに開始されていたか否かを判断する第3手順と;
前記第3手順での判断の結果、前記データの書き込みが未だ開始されていない場合に、前記データの記録を再実行する第4手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - 前記第3手順として、前記書き込みエラーの発生要因に基づいて前記データの書き込みがすでに開始されていたか否かを判断する手順を前記制御用コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
- 前記第3手順での判断の結果、前記データの書き込みがすでに開始されていた場合に、前記情報記録媒体の種類を判別する第5手順と;
前記第5手順での判別の結果、前記情報記録媒体が書き換え可能型の場合に、前記データの全てが残っているか否かを判別する第6手順と;
前記第6手順での判別の結果、前記データの全てが残っている場合に、前記データの記録を再実行する第7手順と;を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項9又は10に記載のプログラム。 - 請求項8〜11のいずれか一項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 追記型の情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、
前記情報記録媒体にデータを記録する記録手段と;
前記記録手段での記録の際に書き込みエラーが発生すると前記記録を中断し、前記データがユーザデータであるか否かを判別するデータ判別手段と;
前記判別の結果、前記データがユーザデータではなくダミーデータの場合に、前記データの記録を再実行する第1のリトライ手段と;を備える情報記録装置。 - 前記データ判別手段での判別の結果、前記データがユーザデータの場合に、前記データの書き込みがすでに開始されていたか否かを判断する書き込み判断手段と;
前記書き込み判断手段での判断の結果、前記データの書き込みが未だ開始されていない場合に、前記データの記録を再実行する第2のリトライ手段と;を更に備えることを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。 - 前記書き込み判断手段では、前記書き込みエラーの発生要因に基づいて前記データの書き込みがすでに開始されていたか否かを判断することを特徴とする請求項14に記載の情報記録装置。
- 前記書き込み判断手段での判断の結果、前記データの書き込みがすでに開始されていた場合に、前記情報記録媒体の種類を判別する媒体判別手段と;
前記媒体判別手段での判別の結果、前記情報記録媒体が書き換え可能型の場合に、前記データの全てが残っているか否かを判別するデータ残判別手段と;
前記データ残判別手段での判別の結果、前記データの全てが残っている場合に、前記データの記録を再実行する第3のリトライ手段と;を更に備えることを特徴とする請求項14又は15に記載の情報記録装置。
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