JP2005302143A - 初期化方法、再生方法、プログラム及び記録媒体、データ構造、情報記録装置、並びに情報再生装置 - Google Patents

初期化方法、再生方法、プログラム及び記録媒体、データ構造、情報記録装置、並びに情報再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なう。
【解決手段】未記録領域にブロック単位でダミーデータを記録して情報記録媒体を初期化する際に、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための既知の識別情報(UDビットマップ情報)と、データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報(LWA)とを参照して、ダミーデータを記録するブロックを決定する(ステップ413〜419)。そして、そのブロックにダミーデータを記録する(ステップ427)。これにより、従来と同等のメモリ容量で、既記録ブロックに記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを容易に判断することができ、かつユーザデータをダミーデータで上書きすることなく、初期化を継続することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、初期化方法、再生方法、プログラム、記録媒体、データ構造、情報記録装置、及び情報再生装置に係り、更に詳しくは、情報記録媒体を初期化する初期化方法、該初期化方法で用いられるデータ構造、情報記録媒体からデータを再生する再生方法及び情報再生装置、情報記録媒体にデータを記録する情報記録装置、情報記録装置で用いられるプログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体に関する。
データを記録するための情報記録媒体(メディア)としてCD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの光ディスクが注目されるようになり、光ディスクにデータを記録するための情報記録装置及び光ディスクからデータを再生するための情報再生装置として、光ディスク装置が普及するようになった。なお、情報記録装置及び情報再生装置は総称してドライブ装置とも呼ばれている。
記録可能なCDにはCD−R、CD−RWなどがあり、記録可能なDVDにはDVD−R、DVD+R、DVD−RW及びDVD+RWなどがある。そして、それぞれ所定の規格にしたがってデータの記録及び再生が行なわれる。
例えば、光ディスクの初期化処理(フォーマット処理)については、DVD+RWでは、バックグランドフォーマット処理が採用されている。バックグランドフォーマット処理とは、従来のCD−RWなどにおけるフォーマット処理と異なり、必要最低限の部分のみをフォーマット(以下「イニシャライズ」という)し、残りの部分は上位装置からの記録要求又は再生要求がない時に、データ領域の先頭から連続的にダミーデータを記録する処理である。このバックグランドフォーマット処理はいつでも中断することが可能であり、バックグランドフォーマット処理を中断して、光ディスクを取り出すことができる。この場合に、テンポラリ・リードアウト(Temporary Lead-Out)を付加すると、DVD−ROMとの互換性を確保することができる。また、テンポラリ・リードアウトを付加しなくても光ディスクを取り出すことができる。このときには、データ領域に記録領域と未記録領域とが混在することとなる。バックグランドフォーマット処理では、どこまでフォーマット処理が終了したかを示す情報が、ラスト・リトン・アドレス(Last Written Address、以下「LWA」ともいう)に保存されるため、LWAに続くアドレスが示す領域からバックグランドフォーマット処理を再開することが可能である。
バックグランドフォーマット処理では、イニシャライズ終了後、ディスク全面に対して記録及び再生が可能であるため、未フォーマット領域に対してユーザデータを記録した場合、その後のバックグランドフォーマット処理で上書きされないように、ほとんどの光ディスク装置はその領域が未記録領域であるか既記録領域であるかを判断するためのビットマップ情報を保持している。
ところで、前記ビットマップ情報を用いることにより、未記録領域か既記録領域かの判断は可能であるが、既記録領域に記録されているデータが、ユーザデータであるのかダミーデータであるのかは不明である。例えば、フォーマット処理が終了した領域に対して再生要求があり、その領域が正常に再生できなかった場合に、記録されているデータがダミーデータであっても、再生エラーを通知し、ユーザ側の処理が中断されるという不都合があった。また、その光ディスクが読み出し不良のディスクと判断されてしまうおそれもあった。
そこで、未記録領域か既記録領域かのビットマップ情報のほかに、記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを判断するビットマップ情報を設けることが提案された(例えば、特許文献1参照)。これにより、上記の不都合は解決することができるが、ビットマップ情報を2種類保持することとなるため、光ディスク装置を構成するメモリの容量を大きくする必要があり、高コスト化を招くおそれがある。また、2種類のビットマップ情報をそれぞれチェックするため、処理効率が低下するおそれがある。
特開平11−86418号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことができる初期化方法、データ構造及び情報記録装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体からの再生を効率良く行うことができる再生方法及び情報再生装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、情報記録装置の制御用コンピュータにて実行され、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことを可能とするプログラム、及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、データ領域と該データ領域の管理情報が格納される管理情報領域とを有する情報記録媒体の未記録領域に所定の大きさのブロック単位でダミーデータを記録し、初期化する初期化方法であって、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための既知の識別情報と、前記データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報とを参照し、前記ダミーデータを記録するブロックを決定する工程と;前記決定されたブロックに前記ダミーデータを記録する工程と;を含む初期化方法である。
これによれば、未記録領域に所定の大きさのブロック単位でダミーデータを記録して情報記録媒体を初期化するときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための既知の識別情報と、データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報とを参照して、ダミーデータを記録するブロックが決定される。そして、その決定されたブロックにダミーデータが記録される。そのため、従来と同等のメモリ容量で、既記録ブロックに記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを容易に判断することができ、かつユーザデータをダミーデータで上書きすることなく、情報記録媒体の初期化を継続することができる。従って、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことが可能となる。
この場合において、請求項2に記載の初期化方法の如く、前記識別情報を前記情報記録媒体に書き込む工程を、更に含むこととすることができる。
この場合において、請求項3に記載の初期化方法の如く、前記書き込む工程では、書込み予定領域に欠陥が含まれる場合に、予め設定されている新たな領域に前記識別情報を書き込むこととすることができる。
上記請求項1〜3に記載の各初期化方法において、請求項4に記載の初期化方法の如く、前記決定する工程に先立って、ユーザデータが記録される際に前記識別情報を設定する工程を、更に含むこととすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の初期化方法で少なくとも一部が初期化されている情報記録媒体からデータを所定の大きさのブロック単位で再生する再生方法であって、前記初期化において設定された識別情報に基づいて、再生対象の領域が含まれる再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックであるか否かを判別する工程を含む再生方法である。
これによれば、請求項4に記載の初期化方法で少なくとも一部が初期化されている情報記録媒体からデータを再生する際に、初期化において設定された識別情報に基づいて、再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックであるか否かが判別される。そこで、再生ブロックに記録されているデータの種類に応じた処理を行うことが可能となる。従って、結果として、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体からの再生を効率良く行うことが可能となる。
この場合において、請求項6に記載の再生方法の如く、前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、ダミーデータを再生データとする工程を、更に含むこととすることができる。
上記請求項5に記載の再生方法において、請求項7に記載の再生方法の如く、前記再生ブロックの再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、前記再生ブロックの再生をリトライする工程を、更に含むこととすることができる。
上記請求項5に記載の再生方法において、請求項8に記載の再生方法の如く、前記再生ブロックの再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、エラー情報を通知する工程を、更に含むこととすることができる。
上記請求項5に記載の再生方法において、請求項9に記載の再生方法の如く、前記情報記録媒体は交替領域を有し、前記再生ブロックの再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、前記再生ブロックを前記交替領域内の交替ブロックに交替し、該交替ブロックにダミーデータを記録する工程を、更に含むこととすることができる。
請求項10に記載の発明は、データ領域と該データ領域の管理情報が格納される管理情報領域とを有する情報記録媒体に、所定の大きさのブロック単位でデータを記録する情報記録装置に用いられるプログラムであって、前記情報記録媒体の未記録領域にダミーデータを記録する初期化処理を中断してユーザデータが記録されるときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報を設定する手順と;前記ダミーデータを記録するときに、前記識別情報と前記データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報とを参照し、前記ダミーデータを記録するブロックを決定する手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。
これによれば、本発明のプログラムが所定のメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報記録装置の制御用コンピュータは、情報記録媒体の初期化を中断してユーザデータが記録されるときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報を設定し、データ領域にダミーデータを記録するときに、識別情報とデータ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報とに基づいて、ダミーデータを記録するブロックを取得する。そのため、従来と同等のメモリ容量で、既記録ブロックに記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを容易に判断することができ、かつユーザデータをダミーデータで上書きすることなく、情報記録媒体の初期化を継続することができる。従って、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことが可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによれば、請求項10に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことが可能となる。
請求項12に記載の発明は、複数のブロックから構成されるデータ領域を有する情報記録媒体における、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報のデータ構造であって、前記複数のブロックにそれぞれ対応する複数のビットから構成され、各ビットの0/1情報がそのビットが対応するブロックにユーザデータが記録されているか否かを示すことを特徴とするデータ構造である。
これによれば、識別情報は、複数のブロックにそれぞれ対応する複数のビットから構成され、各ビットの0/1情報がそのビットが対応するブロックにユーザデータが記録されているか否かを示している。これにより、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを容易に識別することができる。従って、結果として、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことが可能となる。
請求項13に記載の発明は、データ領域と該データ領域の管理情報が格納される管理情報領域とを有する情報記録媒体に、所定の大きさのブロック単位でデータを記録する情報記録装置であって、前記情報記録媒体の未記録領域にダミーデータを記録する初期化処理を中断してユーザデータが記録されるときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報を設定する設定手段と;前記データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する情報を取得するアドレス情報取得手段と;前記ダミーデータを記録するときに、前記識別情報と前記最終アドレスに関する情報とに基づいて、前記ダミーデータを記録するブロックを決定する決定手段と;前記決定されたブロックにダミーデータを記録する記録手段と;を備える情報記録装置である。
これによれば、情報記録媒体の初期化処理を中断してユーザデータが記録されるときに、設定手段によりユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報が設定される。また、アドレス情報取得手段によりデータ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する情報が取得される。そして、データ領域にダミーデータを記録するときに、決定手段により、識別情報と最終アドレスに関する情報とに基づいて、ダミーデータを記録するブロックが決定され、その決定されたブロックに記録手段によりダミーデータが記録される。そこで、従来と同等のメモリ容量で、既記録ブロックに記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを容易に判断することができ、かつユーザデータをダミーデータで上書きすることなく、情報記録媒体の初期化を継続することができる。従って、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体の初期化を効率良く行なうことが可能となる。
この場合において、請求項14に記載の情報記録装置の如く、前記識別情報は、前記ブロックにそれぞれ対応する複数のビットで構成されていることとすることができる。
上記請求項13及び14に記載の各情報記録装置において、請求項15に記載の情報記録装置の如く、前記識別情報を前記情報記録媒体に書き込む情報書込手段を、更に備えることとすることができる。
この場合において、請求項16に記載の情報記録装置の如く、前記情報書込手段は、前記識別情報を前記管理情報領域に書き込むこととすることができる。
上記請求項15及び16に記載の各情報記録装置において、請求項17に記載の情報記録装置の如く、前記情報書込手段は、書込み予定領域に欠陥が存在する場合に、予め設定されている新たな領域に前記識別情報を書き込むこととすることができる。
上記請求項13〜17に記載の各情報記録装置において、請求項18に記載の情報記録装置の如く、前記情報記録媒体は交替領域を有し、前記データ領域内の欠陥を検出する欠陥検出手段と;前記欠陥検出手段で欠陥が検出された欠陥ブロックを前記交替領域内の交替ブロックに交替させるとともに、前記識別情報を参照し、前記欠陥ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、前記交替ブロックにダミーデータを記録する交替手段と;を更に備えることとすることができる。
この場合において、請求項19に記載の情報記録装置の如く、前記管理情報は、前記識別情報が有効であるか否かの判定情報を含み、前記欠陥検出手段は、前記データ領域での欠陥検出が完了すると、前記識別情報が無効であることを前記判定情報に設定することとすることができる。
請求項20に記載の発明は、請求項4に記載の初期化方法で少なくとも一部が初期化されている情報記録媒体からデータを所定の大きさのブロック単位で再生する情報再生装置であって、再生対象の領域が含まれる再生ブロックを再生する再生手段と;前記初期化において設定された識別情報に基づいて、前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックであるか否かを判別する判別手段と;前記判別手段での判別結果及び前記再生手段での再生結果の少なくとも一方に応じた処理を行なう処理装置と;を備える情報再生装置である。
これによれば、請求項4に記載の初期化方法で少なくとも一部が初期化されている情報記録媒体からデータを再生する際に、処理装置により、判別手段での判別結果及び再生手段での再生結果の少なくとも一方に応じた処理が行なわれるため、再生ブロックに記録されているデータの種類に応じた処理を行うことが可能となる。従って、結果として、高コスト化を招くことなく、情報記録媒体からの再生を効率良く行うことが可能となる。
この場合において、請求項21に記載の情報再生装置の如く、前記処理装置は、前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されているブロックでない場合に、ダミーデータを返送することとすることができる。
上記請求項20に記載の情報再生装置において、請求項22に記載の情報再生装置の如く、前記処理装置は、前記再生手段での再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、前記再生手段に前記再生ブロックの再生リトライを指示することとすることができる。
上記請求項20に記載の情報再生装置において、請求項23に記載の情報再生装置の如く、前記処理装置は、前記再生手段での再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、エラー情報を通知することとすることができる。
上記請求項20に記載の情報再生装置において、請求項24に記載の情報再生装置の如く、前記情報記録媒体は交替領域を有し、前記処理装置は、前記再生手段での再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、前記再生ブロックを前記交替領域内の交替ブロックに交替し、該交替ブロックにダミーデータを記録することとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図18に基づいて説明する。図1には、本発明の一の実施形態に係る情報記録装置及び情報再生装置としての光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をスレッジ方向に駆動するためのシークモータ21、レーザ制御回路24、エンコーダ25、駆動制御回路26、再生信号処理回路28、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、一例としてDVD+RWの規格に準拠した情報記録媒体が光ディスク15に用いられるものとする。さらに、本実施形態では、1ECCブロック単位でデータの記録が行われるものとする。
前記光ピックアップ装置23は、スパイラル状又は同心円状のトラックが形成された光ディスク15の記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、半導体レーザ、対物レンズを含み前記半導体レーザから出射された光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され前記戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータ)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、前記受光器からは、その受光量に応じた信号が再生信号処理回路28に出力される。
前記再生信号処理回路28は、前記光ピックアップ装置23を構成する受光器の出力信号に基づいて、サーボ信号(フォーカスエラー信号やトラックエラー信号など)、アドレス情報、同期信号、及びRF信号などを取得する。ここで得られたサーボ信号は前記駆動制御回路26に出力され、アドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処理回路28は、RF信号に対して復号処理及び誤り検出処理などを行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとして前記バッファマネージャ37を介して前記バッファRAM34に格納する。なお、誤り検出処理の結果(例えば、PIエラー、POエラー)はCPU40に通知され、再生が正常に行なわれたか否かの判定に用いられる。
前記駆動制御回路26は、再生信号処理回路28からのトラックエラー信号に基づいて、トラッキング方向に関する対物レンズ60の位置ずれを補正するための前記トラッキングアクチュエータの駆動信号を生成するとともに、フォーカスエラー信号に基づいて、対物レンズ60のフォーカスずれを補正するための前記フォーカシングアクチュエータの駆動信号を生成する。ここで生成された各駆動信号は光ピックアップ装置23に出力される。これにより、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、駆動制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動するための駆動信号、及びスピンドルモータ22を駆動するための駆動信号を生成する。各駆動信号は、それぞれシークモータ21及びスピンドルモータ22に出力される。
前記バッファRAM34には、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。このバッファRAM34へのデータの入出力は、前記バッファマネージャ37によって管理されている。
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データの変調及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号はレーザ制御回路24に出力される。
前記レーザ制御回路24は、光ピックアップ装置23を構成する半導体レーザから出射されるレーザ光のパワーを制御する。例えば記録の際には、前記書き込み信号、記録条件、及び半導体レーザの発光特性などに基づいて、半導体レーザの駆動信号がレーザ制御回路24にて生成される。
前記インターフェース38は、上位装置90(例えば、パソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39は、プログラム領域及びデータ領域を含んで構成されている。フラッシュメモリ39のプログラム領域には、CPU40にて解読可能なコードで記述された本発明に係るプログラムを含むプログラムが格納されている。また、データ領域には、記録条件、及び半導体レーザの発光特性などが格納されている。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39のプログラム領域に格納されているプログラムに従って前記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをRAM41及びバッファRAM34に保存する。
次に、光ディスク15における記録領域のレイアウト(disc layout)について、主要な部分を説明する。光ディスク15の記録面にはスパイラル状のトラックが記録領域として形成されており、この記録領域は、一例として図2に示されるように、内周側から外周側に向かって、リードイン領域(Lead-in Zone)とデータ領域(Data Zone)とリードアウト領域(Lead-out Zone)とに分けられている。
リードイン領域は、図2に示されるように、データ領域の管理情報が格納される管理情報領域としてのディスク情報領域(Disc Information Area)及び交替リスト領域(Defect List Area)を有している。データ領域には、上位装置90からのユーザデータが記録される。また、このデータ領域には、交替領域(Replacement Area)が設けられている。
上記ディスク情報領域内には、管理情報の一つである識別ID情報が格納される識別ID領域(Identification ID Area)がある。識別ID情報は、図3に示されるように、識別ID(Identification ID)、ビットマップ有効フラグ(Bitmap Valid Flag)、ドライブID(Drive ID)、フォーマット状況(Formatting Status and Mode)、ラスト・リトン・アドレス(LWA)、ラスト・ベリファイド・アドレス(Last Verified Address、以下「LVA」とする)、ビットマップ開始アドレス(Bitmap Start Address)、ビットマップ長(Bitmap Length)、ディスクID(Disc ID)、識別情報としてのユーザデータ・ビットマップ(User Data Bitmap)、及びリザーブド(Reserved)などから構成されるデータ構造を有している。
前記識別IDには、この管理情報が識別ID情報であることを示すIDが記録される。前記ビットマップ有効フラグには、ユーザデータ・ビットマップが有効か無効かを示す情報が記録される。ここでは、ビットマップ有効フラグが「0」の場合に有効であり、「1」の場合に無効であるとする。なお、ユーザデータ・ビットマップは、最初のバックグランドフォーマット処理の開始時に有効とされ、欠陥検出処理が終了した時に無効とされる。
前記ドライブIDには、使用されるドライブ装置に固有の値が記録される。前記フォーマット状況には、バックグランドフォーマット処理の状態が記録される。例えば、D44のBit7、Bit6が「00」の場合には、未フォーマット処理であることを意味し、「01」の場合には途中までフォーマット処理が行なわれたことを意味し、「10」の場合にはフォーマット処理が完了していることを意味する。
前記LWAには、データ領域の先頭からユーザデータ又はダミーデータが連続的に記録された領域の最終アドレスが記録される。前記LVAには、バックグランドフォーマット処理の終了後に行われる欠陥検出処理が終了した領域の最終アドレスが記録される。
前記ビットマップ開始アドレスには、ユーザデータ・ビットマップの最初のビットに対応するデータ領域内のアドレスが記録される。前記ビットマップ長には、ユーザデータ・ビットマップが管理しているデータ領域内のECCブロック数が記録される。前記ディスクIDには、ドライブ装置が生成したユニークなID情報が記録される。
前記ユーザデータ・ビットマップには、記録されているデータがユーザデータであるか否かを判別するための情報(以下、便宜上「UDビットマップ情報」ともいう)が記録される。ここでは、UDビットマップ情報は、各ビットがデータ領域内のECCブロックにそれぞれ対応しており、ユーザデータが記録されているECCブロックに対応するビットには「0」が設定されるデータ構造を有している。例えば、データ領域内にm個のECCブロック(ECCブロック1〜ECCブロックmとする)が存在する場合には、UDビットマップ情報はmビットで構成され、その1ビット目がECCブロック1に対応し、そのmビット目がECCブロックmに対応する(図9参照)。
前記リザーブドは、将来のための予約領域であり、ここではすべて「0」が記録される。
また、ディスク情報領域には、一例として図4に示されるように、識別ID領域が欠陥領域となったときの交替領域(Replace Identification ID Area、以下「識別ID交替領域」ともいう)が設けられている。
前記交替リスト領域には、前記交替領域に含まれる各ECCブロックに対応する複数の交替リストが格納されている。この交替リストは、図5に示されるように、その交替リストが管理する交替ブロックのアドレス情報である交替ブロックアドレスと、その交替ブロックに交替された欠陥ブロックのアドレス情報である欠陥ブロックアドレスと、その交替リストの状態が記述された状態情報とを有している。
前記状態情報は、状態1と状態2とに分割して格納される。そして、図6に示されるように、状態1と状態2との組み合わせにより、交替ブロックの状態が示される。状態1=「0000b」のときは、欠陥ブロックが当該交替ブロックに割り当てられており、かつデータが交替されていることを示している。この場合に、状態2=「0000b」であれば、欠陥ブロックには交替ブロックと同じデータが記録されており、状態2=「0001b」であれば、欠陥ブロックには交替ブロックと異なるデータが記録されている。また、状態1=「0001b」のときは、欠陥ブロックが当該交替ブロックに割り当てられており、かつデータの交替は行われていないことを示している。状態1=「0010b」のときは、欠陥ブロックが割り当てられてなく、未使用の交替リストであることを示している。さらに、状態1=「0011b」のときは、当該交替ブロックが欠陥であることを示している。
《バックグランドフォーマット処理》
次に、前述のようにして構成された光ディスク装置20が、上位装置90からバックグランドフォーマット処理(以下「BGF処理」ともいう)を要求するコマンド(以下「BGFコマンド」ともいう)を受信したときの処理について図7を用いて説明する。図7のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。なお、光ディスク15はブランクディスクであるものとする。
上位装置90からBGFコマンドを受信すると、図7のフローチャートに対応するプログラム(以下「BGFプログラム」という)の先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、BGFプログラムが起動する。なお、BGF処理の途中でディスクの排出要求はないものとする。また、上位装置90との通信は送信及び受信ともに割り込み処理にて行われ、上位装置90から記録を要求するコマンド(Write Command、以下「記録要求コマンド」ともいう)を受信すると、割り込み処理にて記録要求フラグに「1」がセットされ、上位装置90から再生を要求するコマンド(Read Command、以下「再生要求コマンド」ともいう)を受信すると、割り込み処理にて再生要求フラグに「1」がセットされるようになっている。この記録要求フラグ及び再生要求フラグはBGFプログラムが起動すると初期値「0」がセットされるようになっている。
最初のステップ401では、新規のBGF処理であるか否かを判断する。ここでは、光ディスク15がブランクディスクであるので、ここでの判断は肯定され、ステップ403に移行する。
このステップ403では、イニシャライズを行なう。
次のステップ405では、LWA、UDビットマップ情報を初期化する。すなわち、図8に示されるように、LWAにはデータ領域の先頭アドレスがセットされる。また、図9に示されるように、UDビットマップ情報の各フラグには1がセットされる。
次のステップ407では、ビットマップ有効フラグに「0」をセットする。すなわち、UDビットマップ情報を有効とする。
次のステップ408では、上位装置90に記録及び再生のアクセスが可能であることを通知する。
次のステップ413では、LWAからフォーマット処理の開始アドレスを取得する。
次のステップ415では、UDビットマップ情報からフォーマット処理の開始アドレスが属するECCブロックに対応するビットを抽出する。
次のステップ417では、抽出されたビットが「1」であるか否かを判断する。ビットが「0」であれば、ここでの判断は否定され、ステップ419に移行する。
このステップ419では、開始アドレスの次のアドレスを新たな開始アドレスとし、上記ステップ415に戻る。
以下、開始アドレスが属するECCブロックに対応するビットが「1」になるまで、前記ステップ415、417、419の処理を繰り返し行う。
開始アドレスが属するECCブロックに対応するビットが「1」であれば、ステップ417での判断は肯定され、ステップ421に移行する。
次のステップ421では、前記記録要求フラグを参照し、上位装置90から記録要求があるか否かを判断する。記録要求フラグが「0」であれば、ここでの判断は否定され、ステップ423に移行する。
このステップ423では、前記再生要求フラグを参照し、上位装置90から再生要求があるか否かを判断する。再生要求フラグが「0」であれば、ここでの判断は否定され、ステップ427に移行する。
このステップ427では、開始アドレスを先頭アドレスとする1ECCブロックにダミーデータを記録する。すなわち、フォーマット処理を行なう。
このステップ429では、フォーマット処理が完了したか否かを判断する。フォーマット処理が完了していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ431に移行する。
このステップ431では、LWAを更新する。そして、前記ステップ401に戻る。この場合には、すでにフォーマット処理が開始されているため、ステップ401での判断は否定され、ステップ409に移行する。
このステップ409では、LWA、UDビットマップ情報が光ディスク15から読み出され、RAM41に格納されているか否かを判断する。LWA、UDビットマップ情報がRAM41に格納されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ413に移行する。一方、LWA、UDビットマップ情報がRAM41に格納されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ411に移行する。このステップ411では、LWA、UDビットマップ情報を光ディスク15から読み出し、RAM41に格納する。ここでは、識別ID交替領域の一番後ろから情報をたどっていき最初に再生できた領域の情報をRAM41に格納する。そして、前記ステップ413に移行する。
以下、前記ステップ421、ステップ423、及びステップ429のいずれかでの判断が肯定されるまで、フォーマット処理を継続する。
フォーマット処理が完了する前に、上位装置90から記録要求コマンドを受信すると、前記ステップ421での判断は肯定され、記録要求フラグを「0」にリセットしたのち、ステップ433に移行する。ここでは、データ領域の途中までダミーデータが記録されている(図10参照)。
次のステップ433では、ユーザデータを記録する。
次のステップ434では、ビットマップ有効フラグが「0」であるか否かを判断する。ここでは、ビットマップ有効フラグは「0」であるため、ここでの判断は肯定され、ステップ435に移行する。
このステップ435では、UDビットマップ情報を更新する。すなわち、一例として図11に示されるように、ユーザデータが記録されたECCブロックに対応するビットを「0」に変更する。
次のステップ437では、更新されたUDビットマップ情報が含まれる識別ID情報を識別ID領域に記録する。
次のステップ439では、識別ID情報が正常に記録されたか否かを判断する。識別ID情報が正常に記録されていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ423に移行する。一方、識別ID情報が正常に記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ441に移行する。
このステップ441では、RAM41に保持している識別ID情報を識別ID交替領域に記録する(図12(A)及び図12(B)参照)。そして、前記ステップ423に移行する。
また、フォーマット処理が完了する前に、上位装置90から再生要求コマンドを受信すると、前記ステップ423での判断は肯定され、再生要求フラグを「0」にリセットしたのち、ステップ425に移行する。このステップ425では、再生処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。そして、前記ステップ427に移行する。
そして、一例として図13に示されるように、データ領域内に未記録領域がなくなれば、フォーマット処理は完了し、前記ステップ429での判断が肯定され、ステップ451に移行する。
このステップ451では、LWA、UDビットマップ情報の更新を中止する。UDビットマップ情報は、一例として図14に示されるように、ユーザデータが記録されたECCブロックに対応するビットが「0」にセットされている。
次のステップ453では、フォーマット処理の終了を上位装置90に通知する。そして、BGFコマンドを受信したときの処理を終了する。
なお、前記ステップ434において、ビットマップ有効フラグが「1」であれば、ここでの判断は否定され、前記ステップ423に移行する。すなわち、UDビットマップ情報は更新されない。
《再生処理》
前記ステップ425での再生処理について図15を用いて説明する。図15のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。なお、データ領域は、一例として図16に示されるように、ダミーデータが記録された領域とユーザデータが記録された領域と未記録領域とが混在している。また、UDビットマップ情報は、一例として図17に示されるように、ユーザデータが記録されたECCブロックに対応するビットに「0」がセットされ、ダミーデータが記録されたECCブロック及び未記録のECCブロックに対応するビットに「1」がセットされている。
最初のステップ501では、リトライカウント値に初期値0をセットする。
次のステップ503では、再生アドレスが示す指定領域の再生を指示する。なお、本実施形態では、指定領域の大きさは1ECCブロックであるものとする。
次のステップ505では、再生信号処理回路28から通知される誤り検出処理の結果に基づいて、指定領域の再生が正常に行なわれたか否かを判断する。例えば、エラーレートが予め設定されている値を超えていれば、指定領域の再生は正常に行なわれていないとして、ここでの判断は否定され、ステップ506に移行する。
このステップ506では、ビットマップ有効フラグが「0」であるか否かを判断する。ここでは、ビットマップ有効フラグは「0」であるため、ここでの判断は肯定され、ステップ507に移行する。
このステップ507では、UDビットマップ情報から指定領域に対応するビットを抽出する。
次のステップ509では、抽出されたビットが「0」であるか否かを判断する。すなわち、指定領域に記録されているデータがユーザデータであるか否かを判断する。ビットが「0」であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ511に移行する。
このステップ511では、リトライカウント値を+1する。
次のステップ513では、リトライカウント値が予め設定されている値(Nとする)以下であるか否かを判断する。リトライカウント値がN以下であれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ503に戻る。すなわち、再生リトライを行なう。一方、リトライカウント値がNを超えていれば、ここでの判断は否定され、ステップ515に移行する。
このステップ515では、上位装置90にエラーを通知する。そして、再生処理を終了する。
なお、上記ステップ509において、ビットが「1」であれば、ここでの判断は否定され、ステップ517に移行する。
このステップ517では、指定領域を未使用の交替リスト(状態1が「0010b」である交替リスト)に登録する。これにより、指定領域の交替ブロックが決定される。
次のステップ519では、指定領域の交替ブロックにダミーデータを記録する。
次のステップ521では、ダミーデータを上位装置90に返送する。
次のステップ525では、上位装置90に再生処理の終了を通知する。そして、再生処理を終了する。
また、上記ステップ505において、指定領域の再生が正常に行なわれていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ523に移行する。このステップ523では、再生データを上位装置90に転送する。そして、前記ステップ525に移行する。
なお、上記ステップ506において、ビットマップ有効フラグが「1」であれば、ここでの判断は否定され、前記ステップ511に移行する。
《欠陥検出処理》
次に、BGF処理が完了した後に行なわれる欠陥検出処理について、図18を用いて説明する。図18のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。この欠陥検出処理は、BGF処理が完了すると引き続いて行なわれるように設定されている。
最初のステップ601では、LVAに基づいて、ベリファイ処理の対象領域を決定する。
次のステップ603では、決定された対象領域のベリファイ処理を行う。そして、LVAを更新する。
次のステップ605では、ベリファイ処理の結果に基づいて、対象領域に欠陥があるか否かを判断する。例えば、対象領域を再生したときのエラーレートが予め設定されている値を超えていれば、対象領域は欠陥を含んでいるとして、ここでの判断は肯定され、ステップ607に移行する。
このステップ607では、対象領域を未使用の交替リスト(状態1が「0010b」である交替リスト)に登録する。これにより、対象領域の交替ブロックが決定される。
次のステップ609では、UDビットマップ情報から対象領域に対応するビットを抽出する。
次のステップ611では、抽出されたビットが「0」であるか否かを判断する。すなわち、対象領域に記録されているデータがユーザデータであるか否かを判断する。ビットが「1」であれば、ここでの判断は否定され、ステップ613に移行する。
このステップ613では、対象領域の交替ブロックにダミーデータを記録する。
次のステップ615では、LVAを参照し、ベリファイ処理が完了したか否かを判断する。ベリファイ処理が行なわれていない領域が残っていれば、ここでの判断は否定され、前記ステップ601に戻る。
なお、前記ステップ611において、ビットが「0」であれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ615に移行する。すなわち、対象領域の交替ブロックへのダミーデータの記録は行なわれない。
また、前記ステップ605において、欠陥が検出されなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ615に移行する。
以下、ベリファイ処理が完了するまで、上記処理を繰り返し行う。そして、ベリファイ処理が完了すれば、前記ステップ615での判断は肯定され、ステップ617に移行する。
このステップ617では、ビットマップ有効フラグに「1」をセットする。すなわち、UDビットマップ情報を無効とする。
次のステップ619では、欠陥検出処理の終了を上位装置90に通知する。そして、欠陥検出処理を終了する。
《BGF完了後の再生処理》
なお、前記BGFの完了後に、上位装置90から再生要求コマンドを受信すると、図15と同様な処理を行うプログラムが起動する。
《BGF完了後の記録処理》
また、前記BGFの完了後に、上位装置90から記録要求コマンドを受信すると、前記BGF処理におけるステップ433〜441での処理と同様な処理を行うプログラムが起動する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置20では、エンコーダ25と、レーザ制御回路24と、光ピックアップ装置23と、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、記録手段、交替手段、及び処理装置が構成されている。また、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムによって、設定手段、アドレス情報取得手段、決定手段、情報書込手段、欠陥検出手段、及び判別手段が実現されている。すなわち、図7のステップ435の処理によって設定手段が実現され、ステップ431の処理によってアドレス情報取得手段が実現され、ステップ413〜419の処理によって決定手段が実現され、ステップ437の処理によって情報書込手段が実現され、図18のステップ601〜619の処理によって欠陥検出手段が実現され、図19のステップ507、509によって判別手段が実現されている。さらに、再生信号処理回路28によって、再生手段が構成されている。なお、CPU40によるプログラムに従う処理によって実現した手段及び装置の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって構成することとしても良い。
また、本実施形態では、フラッシュメモリ39に格納されているプログラムのうち、前記BGFプログラムにおいて、本発明のプログラムが実行されている。すなわち、図7のステップ435の処理に対応するプログラムによって設定する手順が実行され、ステップ413〜419の処理に対応するプログラムによって決定する手順が実行されている。
そして、上記BGF処理において、本発明に係る初期化方法が実施されている。すなわち、図7のステップ413〜419の処理において決定する工程が実施され、ステップ427の処理において記録する工程が実施され、ステップ437の処理において書き込む工程が実施され、ステップ435の処理において設定する工程が実施されている。また、上記BGF処理における再生処理及びBGF完了後の再生処理において、本発明に係る再生方法が実施されている。すなわち、図15のステップ507と509の処理において判別する工程が実施されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光ディスク装置20によると、光ディスク15(情報記録媒体)のフォーマット処理(初期化)を中断してユーザデータを記録するときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するためのUDビットマップ情報(識別情報)が設定される。また、データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する情報がLWAにセットされる。これにより、データ領域にダミーデータを記録するときには、UDビットマップ情報とLWAとに基づいて、ダミーデータを記録するブロックを決定することができる。すなわち、LWAより内周側の領域は記録済み領域であり、LWAより外周側の領域は、UDビットマップ情報により既記録領域か未記録領域かを判断できる。また、データ領域の既記録ブロックを再生するときには、UDビットマップ情報に基づいて記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを知ることができる。すなわち、従来と同等のメモリ容量で、既記録ブロックに記録されているデータがユーザデータであるのかダミーデータであるのかを容易に判断することができ、かつユーザデータをダミーデータで上書きすることなく、光ディスクの初期化を継続することができる。従って、高コスト化を招くことなく、光ディスクの初期化を効率良く行なうことが可能となる。
また、本実施形態では、従来のビットマップ情報に代えて、ビットが「0」の場合はユーザーデータが記録されていることを示し、「1」の場合はユーザーデータが記録されていないことを示すデータ構造のUDビットマップ情報を用いている。これにより、対応するビットを参照することで、ユーザーデータが記録されているか否かを容易に識別することができる。なお、従来のビットマップ情報は、図21に示されるように、ビットが「1」の場合は未記録であることを示し、「0」の場合は記録済みであることを示している。すなわち、LWAよりも内周側の領域はデータ(ダミーデータ又はユーザデータ)が記録されているため、ビットはすべて「0」となる。従って、LWAよりも内周側の領域では、記録されているデータがユーザーデータかダミーデータかを識別をすることはできない。
また、UDビットマップ情報が含まれるID識別情報を、光ディスク15に記録しているため、光ディスク15がBGF処理の途中で排出され、再度ローディングされた場合であっても、BGF処理を正しく再開することができる。この場合に、ID識別情報の記録が正常に行なわれなかったときには、識別ID交替領域(新たな領域)にID識別情報を記録しているため、後発的な理由でID識別情報領域が欠陥領域となっても、ID識別情報を取得することができる。
また、少なくとも一部が初期化されている光ディスク15からデータを再生する際に、指定領域の再生が正常に行なわれなかったときに、UDビットマップ情報を参照し、指定領域に記録されているデータがユーザデータの場合のみ再生リトライを行ない、一方指定領域に記録されているデータがダミーデータの場合にはダミーデータを返送している。これにより、ユーザ側の処理が中断されるのを防止することができる。従って、結果として、高コスト化を招くことなく、光ディスクからの再生を効率良く行うことができる。
また、指定領域の再生が正常に行なわれなかったときに、指定領域に記録されているデータがダミーデータの場合には、指定領域の交替ブロックにダミーデータを記録している。これにより、当該領域の再生要求が再度行なわれたときには、直ちにダミーデータを返送することができる。
また、欠陥検出処理が完了すると、UDビットマップ情報を無効としている。欠陥検出処理後は、再生エラーの発生確率が低くなるため、UDビットマップ情報を参照しなくても、光ディスクからの再生を効率良く行うことができる。
なお、上記実施形態では、欠陥検出処理がBGF処理完了後に引き続いて行なわれる場合について説明したが、上位装置90からの欠陥検出要求コマンドを受信したときに欠陥検出処理を行なっても良い。
また、上記実施形態では、欠陥検出処理が完了すると、UDビットマップ情報を無効とする場合について説明したが、光ディスクの特性によっては、UDビットマップ情報を無効にしなくても良い。
《再生処理の変形例1》
なお、上記実施形態の再生処理において、光ディスクに交替領域が設けられていない場合には、図19に示されるように、上記再生処理のステップ517及び519の処理を省くことができる。
《再生処理の変形例2》
また、上記実施形態では、ユーザデータが再生エラーのときに、再生リトライを行なう場合について説明したが、再生リトライを行なうことなく、エラーを通知しても良い。この場合の再生処理の一例について、図20のフローチャートを用いて説明する。
最初のステップ701では、ビットマップ有効フラグが「0」であるか否かを判断する。ビットマップ有効フラグが「0」であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ703に移行する。
このステップ703では、UDビットマップ情報から再生アドレスが示す指定領域に対応するビットを抽出する。
次のステップ705では、抽出されたビットが「0」であるか否かを判断する。ビットが「0」であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ707に移行する。
このステップ707では、指定領域の再生を指示する。
次のステップ709では、指定領域の再生が正常に行なわれたか否かを判断する。指定領域の再生が正常に行なわれていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ711に移行する。
このステップ711では、エラーを上位装置90に通知する。そして、再生処理を終了する。
なお、上記ステップ709において、指定領域の再生が正常に行なわれていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ713に移行する。
このステップ713では、再生データを上位装置90に転送し、ステップ717に移行する。
このステップ717では、上位装置90に再生処理の終了を通知する。そして、再生処理を終了する。
また、上記ステップ705において、ビットが「1」であれば、ここでの判断は否定され、ステップ715に移行する。
このステップ715では、ダミーデータを上位装置90に返送し、前記ステップ717に移行する。
さらに、上記ステップ701において、ビットマップ有効フラグが「1」であれば、ここでの判断は否定され、前記ステップ707に移行する。
また、上記実施形態及び各変形例では、光ディスクがDVD+RWの場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、他のDVD、CD、あるいは約405nmの波長の光に対応した次世代の情報記録媒体であっても良い。なお、この場合には、光ディスク装置は、情報記録媒体の種類に対応したものが用いられる。
また、上記実施形態及び各変形例では、情報記録媒体が光ディスクの場合について説明したが、これに限定されるものではない。この場合には、光ディスク装置に代えて、情報記録媒体に対応した情報記録装置が用いられる。
また、上記実施形態及び各変形例では、本発明に係るプログラムは、フラッシュメモリ39に記録されているが、他の記録媒体(CD、光磁気ディスク、DVD、メモリカード、USBメモリ、フレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応する再生装置(又は専用インターフェース)を介して本発明に係るプログラムをフラッシュメモリ39にロードすることとなる。また、ネットワーク(LAN、イントラネット、インターネットなど)を介して本発明に係るプログラムをフラッシュメモリ39に転送しても良い。要するに、本発明に係るプログラムがフラッシュメモリ39に格納されていれば良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が約405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が約660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が約780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。すなわち、光ディスク装置が互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。このときには、複数種類の光ディスクのうち少なくとも1種類の光ディスクで前述したBGF処理が行なわれても良い。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図1の光ディスクにおける記録領域のレイアウトを説明するための図である。 図2における識別ID領域に格納される情報のデータ構造を説明するための図である。 図2における識別ID領域の交替領域を説明するための図である。 図2における交替リスト領域に格納される交替リストを説明するための図である。 図5における状態1、状態2が示す情報を説明するための図である。 バックグランドフォーマット処理を説明するためのフローチャートである。 バックグランドフォーマット処理におけるLWAの初期状態を説明するための図である。 バックグランドフォーマット処理におけるUDビットマップ情報の初期状態を説明するための図である。 バックグランドフォーマット処理の途中でのLWAを説明するための図である。 バックグランドフォーマット処理の途中でのUDビットマップ情報を説明するための図である。 図12(A)及び図12(B)は、それぞれ識別ID領域の交替を説明するための図である。 バックグランドフォーマット処理の完了を説明するための図である。 図13のときのUDビットマップ情報を説明するための図である。 図7における再生処理を説明するためのフローチャートである。 図7における再生処理が実行されたときのデータ領域を説明するための図である。 図7における再生処理が実行されたときのUDビットマップ情報を説明するための図である。 バックグランドフォーマット処理後の欠陥検出処理を説明するためのフローチャートである。 図7における再生処理の変形例1を説明するためのフローチャートである。 図7における再生処理の変形例2を説明するためのフローチャートである。 従来のビットマップ情報を説明するための図である。
符号の説明
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク装置(情報記録装置、情報再生装置)、23…光ピックアップ装置(記録手段の一部、交替手段の一部、処理装置の一部)、24…レーザ制御回路(記録手段の一部、交替手段の一部、処理装置の一部)、25…エンコーダ(記録手段の一部、交替手段の一部、処理装置の一部)、28…再生信号処理回路(再生手段)、39…フラッシュメモリ(記録媒体)、40…CPU(設定手段、アドレス情報取得手段、決定手段、記録手段の一部、情報書込手段、欠陥検出手段、交替手段の一部、判別手段、処理装置の一部)。

Claims (24)

  1. データ領域と該データ領域の管理情報が格納される管理情報領域とを有する情報記録媒体の未記録領域に所定の大きさのブロック単位でダミーデータを記録し、初期化する初期化方法であって、
    ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための既知の識別情報と、前記データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報とを参照し、前記ダミーデータを記録するブロックを決定する工程と;
    前記決定されたブロックに前記ダミーデータを記録する工程と;を含む初期化方法。
  2. 前記識別情報を前記情報記録媒体に書き込む工程を、更に含むことを特徴とする請求項1に記載の初期化方法。
  3. 前記書き込む工程では、書込み予定領域に欠陥が含まれる場合に、予め設定されている新たな領域に前記識別情報を書き込むことを特徴とする請求項2に記載の初期化方法。
  4. 前記決定する工程に先立って、ユーザデータが記録される際に前記識別情報を設定する工程を、更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の初期化方法。
  5. 請求項4に記載の初期化方法で少なくとも一部が初期化されている情報記録媒体からデータを所定の大きさのブロック単位で再生する再生方法であって、
    前記初期化において設定された識別情報に基づいて、再生対象の領域が含まれる再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックであるか否かを判別する工程を含む再生方法。
  6. 前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、ダミーデータを再生データとする工程を、更に含むことを特徴とする請求項5に記載の再生方法。
  7. 前記再生ブロックの再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、前記再生ブロックの再生をリトライする工程を、更に含むことを特徴とする請求項5に記載の再生方法。
  8. 前記再生ブロックの再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、エラー情報を通知する工程を、更に含むことを特徴とする請求項5に記載の再生方法。
  9. 前記情報記録媒体は交替領域を有し、
    前記再生ブロックの再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、前記再生ブロックを前記交替領域内の交替ブロックに交替し、該交替ブロックにダミーデータを記録する工程を、更に含むことを特徴とする請求項5に記載の再生方法。
  10. データ領域と該データ領域の管理情報が格納される管理情報領域とを有する情報記録媒体に、所定の大きさのブロック単位でデータを記録する情報記録装置に用いられるプログラムであって、
    前記情報記録媒体の未記録領域にダミーデータを記録する初期化処理を中断してユーザデータが記録されるときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報を設定する手順と;
    前記ダミーデータを記録するときに、前記識別情報と前記データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する既知の情報とを参照し、前記ダミーデータを記録するブロックを決定する手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 複数のブロックから構成されるデータ領域を有する情報記録媒体における、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報のデータ構造であって、
    前記複数のブロックにそれぞれ対応する複数のビットから構成され、各ビットの0/1情報がそのビットが対応するブロックにユーザデータが記録されているか否かを示すことを特徴とするデータ構造。
  13. データ領域と該データ領域の管理情報が格納される管理情報領域とを有する情報記録媒体に、所定の大きさのブロック単位でデータを記録する情報記録装置であって、
    前記情報記録媒体の未記録領域にダミーデータを記録する初期化処理を中断してユーザデータが記録されるときに、ユーザデータが記録されたブロックとユーザデータが記録されていないブロックとを識別するための識別情報を設定する設定手段と;
    前記データ領域の先頭から連続する既記録領域の最終アドレスに関する情報を取得するアドレス情報取得手段と;
    前記ダミーデータを記録するときに、前記識別情報と前記最終アドレスに関する情報とに基づいて、前記ダミーデータを記録するブロックを決定する決定手段と;
    前記決定されたブロックにダミーデータを記録する記録手段と;を備える情報記録装置。
  14. 前記識別情報は、前記ブロックにそれぞれ対応する複数のビットで構成されていることを特徴とする請求項13に記載の情報記録装置。
  15. 前記識別情報を前記情報記録媒体に書き込む情報書込手段を、更に備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の情報記録装置。
  16. 前記情報書込手段は、前記識別情報を前記管理情報領域に書き込むことを特徴とする請求項15に記載の情報記録装置。
  17. 前記情報書込手段は、書込み予定領域に欠陥が存在する場合に、予め設定されている新たな領域に前記識別情報を書き込むことを特徴とする請求項15又は16に記載の情報記録装置。
  18. 前記情報記録媒体は交替領域を有し、
    前記データ領域内の欠陥を検出する欠陥検出手段と;
    前記欠陥検出手段で欠陥が検出された欠陥ブロックを前記交替領域内の交替ブロックに交替させるとともに、前記識別情報を参照し、前記欠陥ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、前記交替ブロックにダミーデータを記録する交替手段と;を更に備えることを特徴とする請求項13〜17のいずれか一項に記載の情報記録装置。
  19. 前記管理情報は、前記識別情報が有効であるか否かの判定情報を含み、
    前記欠陥検出手段は、前記データ領域での欠陥検出が完了すると、前記識別情報が無効であることを前記判定情報に設定することを特徴とする請求項18に記載の情報記録装置。
  20. 請求項4に記載の初期化方法で少なくとも一部が初期化されている情報記録媒体からデータを所定の大きさのブロック単位で再生する情報再生装置であって、
    再生対象の領域が含まれる再生ブロックを再生する再生手段と;
    前記初期化において設定された識別情報に基づいて、前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックであるか否かを判別する判別手段と;
    前記判別手段での判別結果及び前記再生手段での再生結果の少なくとも一方に応じた処理を行なう処理装置と;を備える情報再生装置。
  21. 前記処理装置は、前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されているブロックでない場合に、ダミーデータを返送することを特徴とする請求項20に記載の情報再生装置。
  22. 前記処理装置は、前記再生手段での再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、前記再生手段に前記再生ブロックの再生リトライを指示することを特徴とする請求項20に記載の情報再生装置。
  23. 前記処理装置は、前記再生手段での再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックである場合に、エラー情報を通知することを特徴とする請求項20に記載の情報再生装置。
  24. 前記情報記録媒体は交替領域を有し、
    前記処理装置は、前記再生手段での再生が正常終了せず、かつ前記再生ブロックが、ユーザデータが記録されたブロックでない場合に、前記再生ブロックを前記交替領域内の交替ブロックに交替し、該交替ブロックにダミーデータを記録することを特徴とする請求項20に記載の情報再生装置。
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