JP2003173626A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2003173626A
JP2003173626A JP2001369482A JP2001369482A JP2003173626A JP 2003173626 A JP2003173626 A JP 2003173626A JP 2001369482 A JP2001369482 A JP 2001369482A JP 2001369482 A JP2001369482 A JP 2001369482A JP 2003173626 A JP2003173626 A JP 2003173626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーマット処理中の情報記録媒体の排出要
求に対して、短時間で情報記録媒体を排出することがで
きる情報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 初期化手段での仮のデータの記録中に情
報記録媒体の排出要求があると、フォーマット処理が中
断され(ステップ422)、アドレス取得手段によっ
て、ファイル管理情報用の特定領域を除く記録領域内
で、データが記録されているアドレスのうちで最も外周
側のアドレスが取得され(ステップ423)、そのアド
レス位置に続けて一時的なリードアウト情報が終端情報
記録手段によって記録される(ステップ435)ことに
より、前記アドレス位置と特定領域との間を仮のデータ
で埋める処理が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録再生装置
に係り、更に詳しくは、CD−RWやDVD+RW等の
書き換え可能な情報記録媒体に好適な情報記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータは、その
機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audi
o-Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。こ
れらAV情報の情報量は非常に大きいために、情報記録
媒体としてCD−RWやDVD+RWなどの光ディスク
が注目されるようになり、その低価格化とともに、情報
記録再生装置としての光ディスク装置がパーソナルコン
ピュータの周辺機器の一つとして普及するようになっ
た。
【0003】CD−RWやDVD+RWなどの書き換え
可能な光ディスクでは、情報の記録及び再生時に、スパ
イラル状又は同心円状の記録領域に対してランダムにア
クセスする必要があるために、ファイルシステムとし
て、ユニバーサルディスクフォーマット(Universal Di
sc Format、以下「UDF」という)と呼ばれる規格が
採用されている。なお、以下では、光ディスクの回転中
心に近づく方向を内周方向あるいは内周側、光ディスク
の回転中心から遠ざかる方向を外周方向あるいは外周側
という。
【0004】そして、CD−RWでは、データの記録を
行う前に、記録領域の全面あるいは指定領域に、予めダ
ミーデータを記録する初期化処理、いわゆるフォーマッ
ト処理を行う必要がある。
【0005】また、DVD+RWでは、記録領域の初期
化処理を行わなくてもデータの記録は可能であるが、デ
ータが何も記録されていない未記録部分が記録領域内に
存在していると、従来のDVD−ROMドライブ装置な
どで記録データを再生することができない。すなわち、
DVD−ROMとの互換性が失われてしまう。そこで、
DVD−ROMとの互換性を保つ必要がある場合には、
DVD+RWにおいても、予め記録領域の全面あるいは
指定領域に、ダミーデータを記録するフォーマット処理
が必要となる。
【0006】しかしながら、最近、光ディスクの記憶容
量が飛躍的に増大したことにより、フォーマット処理に
多大の時間を要するようになった。すなわち、ユーザ
は、光ディスクを入手しても、すぐには、情報の記録を
行うことができないという不都合があった。
【0007】このような不都合を改善するために、例え
ば、特開平11−134799号公報では、上位装置か
らフォーマット処理要求があると、フォーマット処理の
開始前に上位装置に対して記録及び再生の許可を通知
し、フォーマット処理中に上位装置から記録又は再生要
求があると、フォーマット処理を中断して記録又は再生
を優先的に行ない、記録又は再生が終了すると、フォー
マット処理を再開する情報記録再生装置が開示されてい
る。
【0008】このように、上位装置からの記録又は再生
要求がない時間を利用して行うフォーマット処理は、バ
ックグラウンドフォーマット処理と呼ばれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】バックグラウンドフォーマット処理中に、
光ディスクの排出要求があると、フォーマット処理が未
完了であるため、排出された光ディスクを従来のDVD
−ROMドライブ装置などで再生することができるよう
に、一時的なリードアウト(Temporary Lead Out、以下
「TLO」という)が記録される。
【0011】このTLOは、データ(上位装置からの記
録データ(以下「ユーザデータ」という)やダミーデー
タなどを含む)が記録されている領域(以下「データ領
域」という)のうち、最も外周側に位置するデータ領域
の終了アドレス(Last Written Address、以下「LW
A」という)に続くアドレスから記録される。そして、
DVD−ROMとの互換性を保つために、記録領域の先
頭アドレスからTLOまでの間の未記録部分にダミーデ
ータが記録される。すなわち、記録領域の先頭アドレス
からTLOまでには何らかのデータが記録されており、
未記録部分は存在しないようになっている。
【0012】光ディスクの記録領域がN個のセクタに分
割され、最も内周側にあるセクタをセクタ1,最も外周
側にあるセクタをセクタNとすると、UDF規格では、
ファイル情報やディレクトリ情報などが記録されている
アドレスを示すポインタであるアンカー・ボリューム・
ディスクリプタ・ポインタ(Anchor Volume Descriptor
Pointer:以下「AVDP」という)と呼ばれる情報
が、セクタN及びセクタ(N−256)の少なくともい
ずれかと、セクタ256とに記録されることとなってい
る。
【0013】そこで、例えば、セクタNにAVDPがす
でに記録されている場合に、光ディスクの排出要求があ
ると、AVDPもデータの一種であるために、LWAは
AVDPに続く位置となり、TLOは、セクタNに記録
されているAVDPに続いて記録されることとなる。記
録領域の先頭アドレスからTLOまでの間に未記録部分
が存在すると、前述した如く、取り出した光ディスクを
従来のDVD−ROMドライブ装置などで再生すること
ができないので、その未記録部分にダミーデータが記録
されるが、前述のデータ領域が少ない場合には、ダミー
データの記録に多大の時間を要することとなる。従っ
て、排出要求があっても、すぐに光ディスクを排出する
ことができない場合があるという不都合があった。
【0014】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その目的は、フォーマット処理中の情報記録媒体の
排出要求に対して、短時間で情報記録媒体を排出するこ
とができる情報記録再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、書き換え可能な情報記録媒体のスパイラル状又は同
心円状の記録領域に対して情報の記録及び再生を行なう
情報記録再生装置であって、前記情報記録媒体の記録領
域におけるデータが記録されていない未記録部分に仮の
データを記録する初期化手段と;前記初期化手段での記
録中における前記情報記録媒体の排出要求に基づいて、
前記初期化手段での記録処理を中断する中断手段と;前
記初期化手段での記録処理が中断された時に、ファイル
管理情報の記録用として予め前記記録領域の外周部近傍
に設定された特定領域を除く前記記録領域内で、データ
が記録されているアドレスのうちで最も外周側のアドレ
スを取得するアドレス取得手段と;前記アドレス取得手
段で得られたアドレス位置に続けて一時的なリードアウ
ト情報を含む終端情報を記録する終端情報記録手段と;
を備える情報記録再生装置である。
【0016】これによれば、初期化手段で仮のデータの
記録中に情報記録媒体の排出要求があると、中断手段に
よって、初期化手段での記録処理が中断される。そし
て、アドレス取得手段によって、特定領域を除く記録領
域内で、データが記録されているアドレスのうちで最も
外周側のアドレスが取得され、そのアドレス位置に続け
て一時的なリードアウト情報を含む終端情報が終端情報
記録手段によって記録される。すなわち、特定領域にフ
ァイル管理情報が記録されていても、データ領域に続け
て一時的なリードアウト情報が記録されることとなる。
従来は、特定領域にファイル管理情報が記録されている
と、ファイル管理情報に続く位置に一時的なリードアウ
ト情報が記録されていたために、データ領域と特定領域
との間の未記録領域に仮のデータを記録しなければなら
なかった。従って、フォーマット処理中の情報記録媒体
の排出要求に対して、短時間で情報記録媒体を排出する
ことが可能となる。
【0017】この場合において、請求項2に記載の情報
記録再生装置の如く、前記記録領域の先頭アドレスと前
記アドレス取得手段にて得られたアドレスとの間に存在
する未記録部分に仮のデータを記録する仮データ記録手
段を更に備えることとすることができる。かかる場合に
は、記録領域の先頭アドレスと一時的なリードアウト情
報が記録されているアドレスとの間に未記録部分が存在
している場合であっても、仮データ記録手段によって、
その未記録部分に仮のデータが記録されるので、排出さ
れた情報記録媒体を従来のドライブ装置で再生すること
が可能となる。
【0018】上記請求項1及び2に記載の各情報記録再
生装置において、請求項3に記載の情報記録再生装置の
如く、前記記録領域は複数のセクタに分割され、前記特
定領域は、前記記録領域の最外周に位置するセクタ及び
該セクタを最終セクタとする連続した256セクタのい
ずれかであることとすることができる。かかる場合に
は、例えば、ファイルシステムとして、UDF規格が採
用された場合であっても、従来に比べて短時間で情報記
録媒体を排出することが可能となる。
【0019】上記請求項1〜3に記載の各情報記録再生
装置において、請求項4に記載の情報記録再生装置の如
く、前記特定領域に前記ファイル管理情報が記録されて
いるか否かの情報を、前記記録領域の所定位置に記録す
る記録情報記録手段を更に備えることとすることができ
る。かかる場合には、例えば、一旦、排出された情報記
録媒体のフォーマット処理を再開する際に、特定領域に
記録されているファイル管理情報が仮のデータで上書き
されることを防止することが可能となる。
【0020】上記請求項1〜4に記載の各情報記録再生
装置において、請求項5に記載の情報記録再生装置の如
く、前記初期化手段での記録処理に先だって、前記特定
領域に仮のデータを記録する特定領域記録手段を更に備
えることとすることができる。かかる場合には、例え
ば、一旦、排出された情報記録媒体のフォーマット処理
を再開する際に、特定領域のフォーマット処理が不要と
なり、例えば特定領域にデータが記録されている場合で
あっても、そのデータが仮のデータで上書きされること
を防止することができる。
【0021】上記請求項1〜5に記載の各情報記録再生
装置において、請求項6に記載の情報記録再生装置の如
く、前記終端情報は、前記ファイル管理情報と前記一時
的なリードアウト情報とを含むこととすることができ
る。かかる場合には、例えば、ファイルシステムとし
て、UDF規格が採用されている場合に、記録領域の先
頭アドレスから一時的なリードアウト情報が記録されて
いるアドレスまでの間に2個のAVDPが存在すること
となり、情報記録媒体をUDF規格に準拠させることが
できる。従ってUDF規格を採用している、従来のドラ
イブ装置を用いても、確実に記録データを再生すること
が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図4に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態に係る情報記
録再生装置としての光ディスク装置20の概略構成を示
すブロック図である。
【0024】この図1に示される光ディスク装置20
は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動す
るためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置2
3、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モ
ータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコン
トローラ33、バッファRAM34、バッファマネージ
ャ37、インターフェース38、ROM39、CPU4
0及びRAM41などを備えている。なお、図1におけ
る矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであ
り、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
【0025】なお、本実施形態では、一例として、光デ
ィスク15としてDVD+RWが用いられるものとす
る。
【0026】前記光ピックアップ23は、光源としての
半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束を光
ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反
射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前
記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び
駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキング
アクチュエータ及びシークモータ等)(いずれも図示省
略)などを含んで構成されている。そして、受光器から
は、その受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処
理回路28に出力される。
【0027】前記再生信号処理回路28では、光ピック
アップ23の出力信号である電流信号を電圧信号に変換
し、該電圧信号に基づいてウォブル信号、再生情報を含
むRF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号やト
ラックエラー信号など)を検出する。再生信号処理回路
28では、ウォブル信号からADIP(ADdress In Pre
-groove)情報及び同期信号などを抽出する。ここで抽
出されたADIP情報はCPU40に出力され、同期信
号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号処
理回路28では、RF信号に対して誤り訂正処理等を行
なった後、バッファマネージャ37を介してバッファR
AM34に格納する。また、フォーカスエラー信号及び
トラックエラー信号は、再生信号処理回路28からサー
ボコントローラ33に出力される。
【0028】前記サーボコントローラ33では、フォー
カスエラー信号に基づいて光ピックアップ23のフォー
カシングアクチュエータを制御する制御信号を生成し、
トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ23のト
ラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成す
る。両制御信号はサーボコントローラ33からモータド
ライバ27に出力される。
【0029】前記バッファマネージャ37では、バッフ
ァRAM34へのデータの蓄積を管理し、蓄積されたデ
ータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。
【0030】前記モータドライバ27では、サーボコン
トローラ33からの制御信号に基づいて、光ピックアッ
プ23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキン
グアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ2
7では、CPU40の指示に基づいて、光ディスク15
の線速度が一定となるようにスピンドルモータ22を制
御する。さらに、モータドライバ27では、CPU40
の指示に基づいて、光ピックアップ23のシークモータ
を駆動し、光ピックアップ23のスレッジ方向(光ディ
スク15の半径方向)の位置を制御する。
【0031】前記エンコーダ25では、CPU40の指
示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデ
ータをバッファマネージャ37を介して取り出し、エラ
ー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への
書き込みデータを作成する。そして、CPU40からの
指示に基づいて、再生信号処理回路28からの同期信号
に同期して、書き込みデータをレーザコントロール回路
24に出力する。
【0032】前記レーザコントロール回路24では、エ
ンコーダ25からの書き込みデータに基づいて、光ピッ
クアップ23の半導体レーザの出力を制御する。
【0033】前記インターフェース38は、ホスト(例
えば、パーソナルコンピュータ)との双方向の通信イン
ターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Pack
et Interface)及びSCSI(Small Computer System
Interface)等の標準インターフェースに準拠してい
る。
【0034】前記ROM39には、CPU40にて解読
可能なコードで記述されたプログラムが格納されてい
る。
【0035】前記CPU40は、ROM39に格納され
ている上記プログラムに従って上記各部の動作を制御す
るとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM4
1に保存する。
【0036】次に、前述のようにして構成された光ディ
スク装置20を用いて、光ディスク15にデータを記録
する場合の処理動作について簡単に説明する。
【0037】CPU40は、ホストから記録要求を受信
すると、記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回
転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出
力するとともに、ホストから記録要求を受信した旨を再
生信号処理回路28に通知する。光ディスク15の回転
が所定の線速度に達すると、光ピックアップ装置23か
らの出力信号が再生信号処理回路28に出力される。再
生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23からの
出力信号に基づいてADIP情報を取得し、CPU40
に通知する。さらに、再生信号処理回路28は、光ピッ
クアップ装置23からの出力信号に基づいてフォーカス
エラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコ
ントローラ33に出力する。サーボコントローラ33
は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号
及びトラックエラー信号に基づいて、モータドライバ2
7を介して光ピックアップ装置23のフォーカシングア
クチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動
し、フォーカスずれ及びトラックずれを補正する。
【0038】CPU40は、ホストからデータを受信す
ると、バッファマネージャ37を介してバッファRAM
34に蓄積する。バッファRAM34に蓄積されたデー
タ量が所定の値を超えると、バッファマネージャ37
は、CPU40に通知する。
【0039】CPU40は、バッファマネージャ37か
らの通知を受け取ると、エンコーダ25に書き込みデー
タの作成を指示する。そして、CPU40は、再生信号
処理回路28からのADIP情報に基づいて、所定の書
き込み開始地点に光ピックアップ23が位置するように
光ピックアップ23のシーク動作を指示する信号をモー
タドライバ27に出力する。
【0040】CPU40は、ADIP情報に基づいて、
光ピックアップ23の位置が書き込み開始地点であると
判断すると、エンコーダ25に通知する。そして、エン
コーダ25では、レーザコントロール回路24及び光ピ
ックアップ23を介して、書き込みデータを光ディスク
15に記録する。なお、記録処理が終了するまで、再生
信号処理回路28は、上述した如く、光ピックアップ装
置23からの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号
及びトラックエラー信号を検出し、サーボコントローラ
33及びモータドライバ27を介してフォーカスずれ及
びトラックずれを随時補正する。
【0041】次に、前述した光ディスク装置20を用い
て、光ディスク15に記録されているデータを再生する
場合の処理動作について簡単に説明する。
【0042】CPU40は、ホストから再生要求を受信
すると、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回
転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出
力するとともに、ホストから再生要求を受信した旨を再
生信号処理回路28に通知する。光ディスク15の回転
が所定の線速度に達すると、光ピックアップ装置23か
らの出力信号が再生信号処理回路28に出力される。再
生信号処理回路28は、光ピックアップ装置23からの
出力信号に基づいてADIP情報を取得し、CPU40
に通知する。さらに、再生信号処理回路28は、光ピッ
クアップ装置23からの出力信号に基づいてフォーカス
エラー信号及びトラックエラー信号を検出し、サーボコ
ントローラ33に出力する。サーボコントローラ33
は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号
及びトラックエラー信号に基づいて、モータドライバ2
7を介して光ピックアップ装置23のフォーカシングア
クチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動
し、フォーカスずれ及びトラックずれを補正する。
【0043】CPU40は、ADIP情報に基づいて、
所定の読み込み開始地点に光ピックアップ装置23が位
置するようにシーク動作を指示する信号をモータドライ
バ27に出力する。
【0044】CPU40は、ADIP情報に基づいて、
読み込み開始地点であるか否かをチェックし、光ピック
アップ装置23の位置が読み込み開始地点であると判断
すると、再生信号処理回路28に通知する。そして、再
生信号処理回路28では、光ピックアップ装置23の出
力信号に基づいてRF信号を検出し、誤り訂正処理等を
行った後、バッファRAM34に蓄積する。なお、再生
処理が終了するまで、再生信号処理回路28は、上述し
た如く、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づ
いてフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を検
出し、サーボコントローラ33及びモータドライバ27
を介してフォーカスずれ及びトラックずれを随時補正す
る。
【0045】バッファマネージャ37は、バッファRA
M34に蓄積された再生データがセクタデータとして揃
ったときに、インターフェース38を介してホストに転
送する。
【0046】次に、前述の光ディスク装置20を用い
て、光ディスク15のバックグラウンドフォーマット処
理を行う場合の処理動作について図2〜図5を用いて説
明する。なお、図2のフローチャートは、CPU40に
よって実行される一連の処理アルゴリズムに対応してい
る。また、光ディスク15におけるファイルシステム
は、UDFに準拠するものとする。
【0047】ここでは、光ディスク15は、図3(A)
に示されるように、リードイン領域LIA、記録領域と
してのユーザデータ領域YDA、及びリードアウト領域
LOAからなるトラックを有するブランクディスクであ
るものとする。なお、実際の光ディスク15のトラック
はスパイラル状であるが、図3〜図5では、便宜上、ト
ラックを直線状で示している。そして、図3〜図5で
は、紙面左側を光ディスク15の内周側、紙面右側を光
ディスク15の外周側としている。なお、便宜上、ユー
ザデータ領域YDAはN個のセクタに分割され、最も内
周側をセクタ1、最も外周側をセクタNとする。
【0048】図2のステップ401では、ホストからの
フォーマット処理要求により、図3(B)に示されるよ
うに、リードイン領域LIAの一部領域に所定の情報を
記録する。この領域には、フォーマット状態やデータの
記録状態などがビットマップ形式で記述されているフォ
ーマッティング・ディスク・コントロール・ブロック
(Formatting Disc Control Block、以下「FDCB」
という)が記録されている。
【0049】ステップ403では、図3(C)に示され
るように、ファイル管理情報としてのAVDPが記録さ
れる領域であるセクタ(N−256)以降のユーザデー
タ領域にダミーデータDDを記録する。
【0050】ステップ405では、ホストに対し、記録
及び再生要求の受け付け可能を通知する。
【0051】ステップ407では、ユーザデータ領域Y
DAに未記録部分が存在しているか否かをチェックす
る。ここでは、ユーザデータ領域YDAに未記録部分が
存在しているので、ステップ407での判断は否定さ
れ、ステップ409に移行する。
【0052】ステップ409では、光ディスク15の排
出要求があるか否かを判断する。この排出要求は、光デ
ィスク装置20に設けられている不図示のディスク着脱
ボタンが押されると、CPU40に通知されるようにな
っている。また、排出要求は、ホストを介して受け取る
こともある。ここで、排出要求がなければ、ステップ4
09での判断は否定されステップ411に移行する。
【0053】ステップ411では、ホストから記録要求
又は再生要求の有無を判断する。ここで、いずれの要求
もなければ、ステップ411での判断は否定されステッ
プ413に移行する。
【0054】ステップ413では、前述した記録処理の
如くして、図3(D)に示されるように、ユーザデータ
領域YDAの未記録部分に例えば16セクタ分のダミー
データDDを記録する。但し、ここでは、CPU40に
て記録データとしてのダミーデータDDが作成され、バ
ッファマネージャ37を介してバッファRAM34に蓄
積される。そして、ダミーデータDDが記録された領域
のアドレス情報はRAM41に記憶される。ダミーデー
タDDの記録が終了すると、ステップ407に戻る。
【0055】以下、ステップ407、ステップ409及
びステップ411のいずれかでの判断が肯定されるま
で、ステップ407→409→411→413の処理、
判断を繰り返す。これにより、未記録部分へのダミーデ
ータDDの記録が進行する。
【0056】一方、ステップ411において、ホストか
ら記録要求又は再生要求があれば、ステップ411での
判断は肯定され、ステップ414に移行する。
【0057】ステップ414では、フォーマット処理を
中断する。
【0058】ステップ415では、ホストからの要求が
記録要求であるか再生要求であるかを判断する。ここ
で、ホストからの要求が記録要求であれば、ステップ4
15での判断は肯定され、ステップ419に移行する。
【0059】ステップ419では、前述した記録処理の
如くして、図3(E)に示されるように、ホストから送
られてきたユーザデータYDを、ユーザデータ領域YD
Aの所定位置に記録する。なお、ユーザデータYDが記
録された領域のアドレス情報はRAM41に記憶され
る。また、ホストからの要求があれば、図4(A)に示
されるように、セクタ256と、セクタ(N−256)
と、セクタNとに、それぞれAVDPを記録する。そし
て、ステップ407に戻る。
【0060】一方、ステップ415において、ホストか
らの要求が再生要求であれば、ステップ415での判断
は否定され、ステップ417に移行する。
【0061】ステップ417では、前述した再生処理の
如くして、ホストから指定された領域に記録されている
データを再生し、再生データをホストに出力する。な
お、この場合に、ホストから指定された領域にデータが
記録されていないときは、例えばオール0のようなデー
タを出力しても良い。そして、ステップ407に戻る。
【0062】以下、ステップ407、ステップ409及
びステップ411のいずれかでの判断が肯定されるま
で、一例として図4(B)に示されるように、未記録領
域へのダミーデータDDの記録が行われる。
【0063】ステップ409において、光ディスク15
の排出要求があれば、ステップ409での判断は肯定さ
れ、ステップ422に移行する。
【0064】ステップ422では、フォーマット処理を
中断する。
【0065】ステップ423では、RAM41に記憶さ
れているアドレス情報に基づいて、ユーザデータ領域の
セクタ1からセクタ(N−256)までの領域内でLW
Aを検索する。ここでは、一例として図4(C)に示さ
れるように、最外周にあるユーザデータの最終アドレス
をLWAとする。なお、従来は、セクタNにAVDPが
記録されているので、一例として図4(D)に示される
ように、セクタNに記録されているAVDPの最終アド
レスをLWAとしていた。
【0066】ステップ425では、ユーザデータ領域Y
DAの先頭アドレスからLWAまでの間に未記録部分が
存在するか否かをチェックする。この場合は、未記録部
分が存在するので、ステップ425での判断は否定さ
れ、ステップ427に移行する。
【0067】ステップ427では、一例として図4
(E)に示されるように、未記録部分にダミーデータD
Dを記録する。
【0068】一方、ステップ425において、ユーザデ
ータ領域YDAの先頭アドレスからLWAまでの領域内
に未記録部分が存在しない場合には、ステップ427の
処理をスキップしてステップ429に移行する。
【0069】ステップ429では、セクタ(N−25
6)又はセクタNにAVDPが記録されているか否かを
チェックする。この場合は、セクタ(N−256)とセ
クタNとにAVDPが記録されているので、ステップ4
29での判断は肯定され、ステップ431に移行する。
【0070】ステップ431では、一例として図5
(A)に示されるように、セクタ(N−256)又はセ
クタNに記録されているAVDPをLWAに続く位置に
コピーする。
【0071】一方、ステップ429において、セクタ
(N−256)及びセクタNのいずれにもAVDPが記
録されていなければ、ステップ429での判断は否定さ
れステップ433に移行する。
【0072】ステップ433では、ステップ403にお
いて、セクタ(N−256)以降のユーザデータ領域に
ダミーデータを記録しているので、AVDPが記録され
ているか否かに関係なく、セクタ(N−256)以降の
ユーザデータ領域が記録済みであることをFDCBに登
録する。すなわち、FDCBを更新する。
【0073】ステップ435では、一例として図5
(B)に示されるように、コピーされたAVDPに続け
てTLOを記録する。但し、ステップ429での判断が
否定され、AVDPがコピーされていない場合には、L
WAに続けてTLOを記録する。
【0074】ステップ437では、不図示のディスク挿
入排出系に光ディスク15の排出を指示し、フォーマッ
ト処理を終了する。
【0075】なお、排出要求を受け取る前に、一例とし
て図5(C)に示されるように、ユーザデータ領域YD
A内に未記録部分が存在しなくなれば、ステップ407
において、その判断は肯定され、ステップ439に移行
する。
【0076】ステップ439では、一例として図5
(D)に示されるように、リードアウト領域LOAにリ
ードアウト情報を記録し、光ディスク15のフォーマッ
ト処理を終了する。
【0077】次に、光ディスク15がブランクディスク
でなく、すでに一部がフォーマット処理されている場合
について、図6のフローチャートを用いて簡単に説明す
る。なお、図6のフローチャートは、CPU40によっ
て実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0078】図6のステップ501では、光ディスク1
5のリードイン領域LIAに記録されているFDCBを
RAM41にコピーする。
【0079】ステップ503では、RAM41にコピー
したFDCBを参照し、TLOを検索する。そして、T
LOが記録されているアドレスをフォーマット処理の開
始アドレスとする。
【0080】ステップ505〜ステップ527では、前
記ステップ405〜ステップ427と同様な処理を行
う。なお、ステップ507では、RAM41にコピーし
たFDCBを参照し、セクタ(N−256)以降が記録
済みであれば、セクタ(N−256)以前のユーザデー
タ領域に関して、未記録部分の有無をチェックする。
【0081】ステップ529では、セクタ(N−25
6)以降にAVDPが記録されているか否かを判断し、
記録されていなければ、ここでの判断は否定され、ステ
ップ535に移行する。
【0082】一方、ステップ529において、セクタ
(N−256)以降にAVDPが記録されていれば、ス
テップ529での判断は肯定され、ステップ531に移
行する。
【0083】ステップ531では、セクタ(N−25
6)又はセクタNに記録されているAVDPをLWAに
続く位置にコピーする。
【0084】ステップ533では、セクタ(N−25
6)以降にAVDPが記録されていることをFDCBに
登録する。すなわち、FDCBを更新する。
【0085】ステップ535では、コピーされたAVD
Pに続けてTLOを記録する。但し、ステップ529で
の判断が否定され、AVDPがコピーされていない場合
には、LWAに続けてTLOを記録する。
【0086】ステップ537では、不図示のディスク挿
入排出系に光ディスク15の排出を指示し、フォーマッ
ト処理を終了する。
【0087】なお、排出要求を受け取る前に、ユーザデ
ータ領域YDA内に未記録部分が存在しなくなれば、ス
テップ507において、その判断は肯定され、ステップ
539に移行する。
【0088】ステップ539では、リードアウト領域L
OAにリードアウト情報を記録し、光ディスク15のフ
ォーマット処理を終了する。
【0089】以上の説明から明らかなように、本実施形
態では、CPU40によって、初期化手段、中断手段、
アドレス取得手段、終端情報記録手段、仮データ記録手
段、記録情報記録手段、及び特定領域記録手段が構成さ
れている。
【0090】しかしながら、本発明がこれに限定されな
いことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に
過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理
によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウ
ェアによって構成することとしても良いし、あるいは全
ての構成部分をハードウェアによって構成することとし
ても良い。
【0091】以上説明したように、本実施形態に係る光
ディスク装置によると、光ディスク15のユーザデータ
領域YDAの未記録部分にダミーデータDDを記録して
いるときに、光ディスク15の排出要求があると、セク
タ(N−256)以降の領域を除いたユーザデータ領域
YDAに関してLWAの検索を行っている。そして、ユ
ーザデータ領域YDAの先頭アドレスからLWAまでの
間に存在する未記録部分にダミーデータDDを記録した
後、TLOを記録し、光ディスク15を排出している。
従って、排出要求を受けてから、短時間で光ディスク1
5を排出することが可能となる。なお、従来は、例えば
セクタNにAVDPが記録されている場合には、そのA
VDPの最終アドレスをLWAとしていたために、結果
として、ユーザデータ領域YDAの全領域にダミーデー
タDDあるいはユーザデータYDが記録されるまで、光
ディスク15の排出ができなかった。
【0092】また、本実施形態では、セクタ(N−25
6)又はセクタNにAVDPが記録されているときに、
その領域が記録済みであることをFDCBに記録してい
る。これにより、一旦、取り出された光ディスク15の
フォーマット処理を再開したときに、FDCBを参照す
ることにより、セクタ(N−256)及びセクタNにA
VDPが記録されているか否かを知ることができ、AV
DPが記録されている領域をダミーデータで上書きする
ことを防止できる。
【0093】さらに、本実施形態では、記録及び再生要
求の受け付けを許可する前に、セクタ(N−256)以
降のユーザデータ領域に、予めダミーデータを記録して
いる。これにより、一旦、取り出された光ディスク15
のフォーマット処理を再開したときに、セクタ(N−2
56)以降についてのフォーマット処理を不要とするこ
とができ、例えば、セクタ(N−256)以降にユーザ
データが記録されている場合であっても、そのユーザデ
ータをダミーデータで上書きすることを防止できる。
【0094】さらに、本実施形態では、セクタ(N−2
56)又はセクタNにAVDPが記録されているとき
に、LWAに続く位置にAVDPをコピーしている。こ
れにより、TLOがセクタ(N−256)よりも内周側
に記録される場合であっても、ユーザデータ領域の先頭
アドレスからTLOまでに2個のAVDPが存在するこ
ととなり、光ディスク15はUDF規格に準拠すること
ができる。なお、セクタ256のみにAVDPが記録さ
れている場合であっても、正しくAVDPを読むことが
できれば、使用上は何ら問題はない。
【0095】また、上記実施形態では、セクタ256、
セクタ(N−256)及びセクタNの3箇所にAVDP
が記録される場合について説明したが、いずれか2箇所
であっても良い。なお、セクタ256の代わりにセクタ
512にAVDPが記録されても良い。
【0096】さらに、上記実施形態では、セクタ(N−
256)又はセクタNにAVDPが記録されているとき
に、その領域が記録済みであることをFDCBに記録し
ているが、セクタ(N−256)以降についてのフォー
マット処理を行わない場合には、必ずしもFDCBの更
新を行う必要はない。
【0097】なお、上記実施形態では、記録及び再生要
求の受け付けを許可する前に、セクタ(N−256)以
降のユーザデータ領域に、予めダミーデータを記録して
いるが、セクタ(N−256)以降についてのフォーマ
ット処理を行わない場合には、必ずしもダミーデータを
記録しなくても良い。
【0098】さらに、上記実施形態では、セクタNにA
VDPが記録されているときに、LWA以降にAVDP
をコピーしているが、光ディスク15がUDF規格に準
拠する必要がなければ、AVDPをコピーしなくても良
い。
【0099】なお、上記実施形態では、光ディスク15
がDVD+RWの場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば、CD−RWなどの書き換え可能型の情報記
録媒体であれば良い。FDCBはDVD+RWに固有の
ものであるが、DVD+RW以外の情報記録媒体につい
ても同様な目的で設けられているデータをFDCBの代
わりに利用しても良い。また、CD−RWでは、ADI
P情報の代わりに、ATIP(Absolute Time In Pregr
oove)情報が用いられる。
【0100】また、上記実施形態に係る光ディスク装置
20は、ホストと同一の筐体内に配置される、いわゆる
内蔵タイプであっても良いし、ホストとは別の筐体内に
配置される、いわゆる外付けタイプであっても良い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
記録再生装置によれば、フォーマット処理中の情報記録
媒体の排出要求に対して、短時間で情報記録媒体を排出
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光ディスク装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るバックグラウンドフォ
ーマット処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図3(A)〜図3(E)は、それぞれバックグ
ラウンドフォーマット処理を説明するための図である。
【図4】図4(A)〜図4(E)は、それぞれバックグ
ラウンドフォーマット処理を説明するための図である。
【図5】図5(A)〜図5(D)は、それぞれバックグ
ラウンドフォーマット処理を説明するための図である。
【図6】再開時のフォーマット処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク
装置(情報記録再生装置)、40…CPU(初期化手
段、中断手段、アドレス取得手段、終端情報記録手段、
仮データ記録手段、記録情報記録手段、特定領域記録手
段)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な情報記録媒体のスパイラ
    ル状又は同心円状の記録領域に対して情報の記録及び再
    生を行なう情報記録再生装置であって、 前記情報記録媒体の記録領域におけるデータが記録され
    ていない未記録部分に仮のデータを記録する初期化手段
    と;前記初期化手段での記録中における前記情報記録媒
    体の排出要求に基づいて、前記初期化手段での記録処理
    を中断する中断手段と;前記初期化手段での記録処理が
    中断された時に、ファイル管理情報の記録用として予め
    前記記録領域の外周部近傍に設定された特定領域を除く
    前記記録領域内で、データが記録されているアドレスの
    うちで最も外周側のアドレスを取得するアドレス取得手
    段と;前記アドレス取得手段で得られたアドレス位置に
    続けて一時的なリードアウト情報を含む終端情報を記録
    する終端情報記録手段と;を備える情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録領域の先頭アドレスと前記アド
    レス取得手段にて得られたアドレスとの間に存在する未
    記録部分に仮のデータを記録する仮データ記録手段を更
    に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録領域は複数のセクタに分割さ
    れ、前記特定領域は、前記記録領域の最外周に位置する
    セクタ及び該セクタを最終セクタとする連続した256
    セクタのいずれかであることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記特定領域に前記ファイル管理情報が
    記録されているか否かの情報を、前記記録領域の所定位
    置に記録する記録情報記録手段を更に備えることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記初期化手段での仮のデータの記録に
    先だって、前記特定領域に仮のデータを記録する特定領
    域記録手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか一項に記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記終端情報は、前記ファイル管理情報
    と前記一時的なリードアウト情報とを含むことを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報記録再生
    装置。
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