JP2003346428A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003346428A
JP2003346428A JP2002253984A JP2002253984A JP2003346428A JP 2003346428 A JP2003346428 A JP 2003346428A JP 2002253984 A JP2002253984 A JP 2002253984A JP 2002253984 A JP2002253984 A JP 2002253984A JP 2003346428 A JP2003346428 A JP 2003346428A
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disc
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JP2002253984A
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Akira Tsukihashi
章 月橋
Katsumi Hattori
克己 服部
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Priority to KR1020030016431A priority patent/KR100547530B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの規格と相違するデータフォーマッ
トによりディスクに記録するようにした場合に、相違す
る規格のデータフォーマットにより記録したディスクと
ディスクの規格どおりに通常記録されたディスクとの互
換性を排除する。 【解決手段】 既存の第1の規格のデータフォーマット
と相違する第2の規格のデータフォーマットに対応させ
る第2の記録モードで第1の規格に対応のディスクに記
録するようにし、この場合、第1の規格のディスクフォ
ーマットにおけるパワーキャリブレーションエリア光学
ヘッドの発光出力を設定するのとは無関係な特定デー
タ、あるいはプログラムマネジメントエリアにディスク
情報とは無関係な特定データを記録する。これにより既
存の第1の規格に対応する光ディスク装置において、第
2の記録モードで記録した第1の規格に対応のディスク
を第1の規格に対応して正常に記録されたディスクと認
識しないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクフォーマ
ットにパワーキャリブレーションエリア及びあるいはプ
ログラムマネジメントエリア(プログラムメモリエリア
とも言われている)が規定された既存の規格に対応のデ
ィスクにその規格とは相違する規格に準拠するデータフ
ォーマットの記録データの記録を可能にした光ディスク
装置に関し、特に、CD規格に対応する記録用ディスク
にDVD規格に準拠するデータフォーマットに生成され
た記録データを記録するのに好適な光ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光学ヘッドを用いて光学的に記録・再生
を行う光ディスクの規格としては、CD(Compact Dis
c)規格と、CDと同一ディスク径として機構的な互換
性を確保した上で更なる大容量のニーズに応えてCDよ
り高密度のDVD(Digital Versatile Disc)規格が知
られている。
【0003】このDVDを再生するDVDドライブにお
いてはCDとの上位互換が確保されており、CDの再生
が可能となっている。
【0004】ところで、記録可能な光ディスクとして
は、CD及びDVDの両方式に存在し、CDの記録方式
はCD−R(Recordable)及びCD−RW(ReWritable)
に統一されているが、DVDの記録方式は現在のところ
種々の規格が乱立し、デファクトスタンダードが確立さ
れていない状況にある。
【0005】そして、CD−R及びCD−RWディスク
は、DVDの記録用ディスクに比べて記憶容量に関して
は比べ物にならないが、価格が1/10以下であり、普
及もしているので、CD−R及びCD−RWの記録が行
えるCD−R/RWドライブのニーズが依然として存在
する。
【0006】一方、CD−R及びCD−RWディスクの
記憶容量は標準で650MB(メガバイト)と700M
Bであり、パソコンで扱うファイルのデータ量が増大し
てきている状況において、前記記憶容量では十分でない
として記憶容量をもっと増加させたい要求がある。
【0007】その為、既存のCD−R及びCD−RWデ
ィスクを用いて規定の記録容量より大きな記憶容量のデ
ータを記録させることが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように既存のC
D−R及びCD−RWディスクを用いて記録容量の拡大
を図ると、記録容量の拡大を図っていない既存のCD−
R/RWドライブでは記録容量の拡大を図った高密度記
録フォーマットのディスクと通常の記録フォーマットの
ディスクとを判別することが出来ないため、高密度記録
フォーマットで記録されたディスクに追記や上書きをし
てしまうことが発生し、ディスクを使用不可にしたり、
ディスクに記録済みのデータを失うだけでなく、市場の
混乱を招くという問題があった。
【0009】本発明は、所定の規格のディスクフォーマ
ットに対応する記録用ディスクに、前記規格のデータフ
ォーマットに則って記録する標準記録モードの他に、前
記規格より高密度のデータフォーマットに則って記録す
る高密度記録モードでの記録が行えるようにした場合
に、標準記録モードで記録されたディスクと高密度記録
モードで記録されたディスクとの互換性を排除し、市場
の混乱を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パワ
ーキャリブレーションエリアがディスクフォーマットに
規定された第1の規格に準拠するデータフォーマットに
対応する記録データを生成するべく入力データを信号処
理する第1記録系信号処理回路と、前記第1の規格のデ
ータフォーマットと相違する第2の規格に準拠するデー
タフォーマットに対応する記録データを生成するべく入
力データを信号処理する第2記録系信号処理回路とを備
え、第1の規格に対応する記録用ディスクへの記録時
に、前記第1及び第2記録系信号処理回路の一方を選択
的に使用可能とし、前記第2記録系信号処理回路により
生成される記録データを第1の規格に対応する記録用デ
ィスクに記録する第2の記録モードによる記録を行える
ようにし、この第2の記録モードによる記録の際に第1
の規格の記録用ディスクフォーマットにおけるパワーキ
ャリブレーションエリアに光学ヘッドの発光出力を設定
するのとは無関係な特定データを記録するようにする。
【0011】これにより既存の第1の規格に対応する光
ディスク装置においては、記録に先立ち前記パワーキャ
リブレーションエリアに記録されたデータを読み込んで
ディスクの記録状態を判断する際に、第2の記録モード
による記録が行われた第1の規格に対応のディスクであ
ると、前記パワーキャリブレーションエリアのデータが
判読できないことから第1の規格に準拠するデータフォ
ーマットに対応する記録データが記録されたディスクで
ないと認識することになる。したがって、第1の規格に
対応のディスクであっても第2の記録モードにより記録
されたディスクと第1の規格に対応して正常に記録され
たディスクとの互換性が排除される。
【0012】請求項3の発明は、記録用ディスクの判別
時に第1の規格のディスクフォーマットで規定されるパ
ワーキャリブレーションエリアに記録されたデータを前
記第1の規格のデータフォーマットに基づいて判読し、
このデータの判読が行えない場合に、第1の規格のデー
タフォーマットと相違する第2の規格に準拠するデータ
フォーマットに対応する記録データが記録された第1の
規格に対応のディスクと判断する。
【0013】請求項4の発明は、プログラムマネジメン
トエリアがディスクフォーマットに規定された第1の規
格に準拠するデータフォーマットに対応する記録データ
を生成するべく入力データを信号処理する第1記録系信
号処理回路と、前記第1の規格のデータフォーマットと
相違する第2の規格に準拠するデータフォーマットに対
応する記録データを生成するべく入力データを信号処理
する第2記録系信号処理回路とを備え、第1の規格に対
応する記録用ディスクへの記録時に、前記第1及び第2
記録系信号処理回路の一方を選択的に使用可能とし、前
記第2記録系信号処理回路により生成される記録データ
を第1の規格に対応する記録用ディスクに記録する第2
の記録モードによる記録を行えるようにし、この第2の
記録モードによる記録の際に第1の規格の記録用ディス
クフォーマットにおけるプログラムマネジメントエリア
にディスク情報とは無関係な特定データを記録するよう
にする。
【0014】これにより既存の第1の規格に対応する光
ディスク装置においては、記録に先立ち前記プログラム
マネジメントエリアに記録されたデータを読み込んでデ
ィスクの記録状態を判断する際に、第2の記録モードに
よる記録が行われた第1の規格に対応のディスクである
と、前記プログラムマネジメントエリアのデータが判読
できないことから第1の規格に準拠するデータフォーマ
ットに対応する記録データが記録されたディスクでない
と認識することになる。したがって、第1の規格に対応
のディスクであっても第2の記録モードにより記録され
たディスクと第1の規格に対応して正常に記録されたデ
ィスクとの互換性が排除される。
【0015】請求項6の発明は、記録用ディスクの判別
時に第1の規格のディスクフォーマットで規定されるプ
ログラムマネジメントエリアに記録されたデータを前記
第1の規格のデータフォーマットに基づいて判読し、こ
のデータの判読が行えない場合に、第1の規格のデータ
フォーマットと相違する第2の規格に準拠するデータフ
ォーマットに対応する記録データが記録された第1の規
格に対応のディスクと判断する。
【0016】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク装置の一実施
例を示す回路ブロック図である。図1の光ディスク装置
はCDの記録再生及びDVDの再生が行えると共に、D
VD規格に準拠したデータフォーマットに対応させた記
録信号処理及び再生信号処理が行える新機軸のCD−R
/RWドライブである。
【0017】図1において、1はディスクの信号トラッ
クをトレースするレーザービームを出射し、ディスクに
対してデータ信号の書き込み及び読み取りを行う光学ヘ
ッドである。この光学ヘッド1は、CDの記録再生に用
いる780nmの波長のレーザービームを発光する第1
レーザーダイオード1aと、DVDの再生に用いる65
0nmの波長のレーザービームを発光する第2レーザー
ダイオード1bとを光源として備え、各レーザーダイオ
ード1a,1bからそれぞれ発光されるレーザービーム
を2焦点の対物レンズ(図示せず)を介してCD及びD
VDの各ディスクに照射する構成となっている。
【0018】2は光学ヘッド1から発生される各種受光
出力を用いてディスクから読み取られるデータ信号のR
F信号(ラジオ周波信号)を生成し、そのRF信号を最
適レベルにゲインコントロールすると共に、各ディスク
に応じてイコライジングして2値データ化し、かつ、光
学ヘッド1からディスクに照射されるレーザービームの
ディスク信号面とのフォーカスずれを示すフォーカスエ
ラー信号、及び前記レーザービームのディスクの信号ト
ラックとのトラッキングずれを示すトラッキングエラー
信号を生成するフロントエンド処理回路である。
【0019】3は前記フォーカスエラー信号に応じてメ
インビームをディスクの信号面に合焦させるフォーカス
制御、及び前記トラッキングエラー信号に応じてメイン
ビームをディスクの信号トラックに追従させるトラッキ
ング制御を行うと共に、光学ヘッド1自体をディスクの
径方向に送るスレッド送り制御を行うヘッドサーボ回路
である。
【0020】4はCD方式の記録用ディスク(CD−
R,CD−RW)のプリグルーブ(Pre-groove)からフ
ロントエンド処理回路2により抽出されるウォブル(wo
bble)信号から時間情報アドレスのATIP(Absolute
Time In Pre-groove)アドレスを復調するATIPデ
コーダである。
【0021】5はフロントエンド処理回路2から出力さ
れるディスクの読み取りデータをビットクロックに同期
してCD規格で規定されたデータフォーマットに対応し
てデコード処理を行うCD用デコーダである。CD規格
は変調コードとしてEFM(Eight to Fourteen Modula
tion)を採用し、誤り訂正符号としてCIRC(Cross
Interleaved Reed-Solomon Code)を採用しているの
で、前記CD用デコーダ5はこれらの変調コード及び誤
り訂正符号に基づくデコード処理を行う。
【0022】6はフロントエンド処理回路2から出力さ
れるディスクの読み取りデータをビットクロックに同期
してDVD規格のデータフォーマットに対応してデコー
ド処理するDVD用デコーダである。DVD規格は変調
コードとしてEFM−Plusを採用し、誤り訂正符号
としてRS(Reed-Solomon) Product-Codeを採用して
いるので、前記DVD用デコーダ6はこれらの変調コー
ド及び誤り訂正符号に基づくデコード処理を行う。
【0023】7は接続端子8を介して接続されるパソコ
ン等の上位機器とのデータの受け渡しを制御するインタ
フェースである。
【0024】9はインタフェース7を介して入力される
入力データをCD規格のデータフォーマットに基づくエ
ンコード処理を行い、そのデータフォーマットに則った
データ構造のCDデータを生成するCD用エンコーダで
ある。
【0025】10はインタフェース7を介して入力され
る入力データをDVD規格のデータフォーマットに基づ
くエンコード処理を行い、そのデータフォーマットに則
ったデータ構造のDVDデータを生成するDVD用エン
コーダである。
【0026】11はインタフェース7により入力される
入力データを一時記憶し、CD用エンコーダ9及びDV
D用エンコーダ10によってエンコード処理する際に使
用されると共に、CD用デコーダ5及びDVD用デコー
ダ6によってデコード処理する際に使用されるバッファ
RAM、12はディスクの記録及び再生に係るシステム
全般の制御を行うシステム制御回路である。
【0027】13はCD−R及びCD−RWの各ディス
クの記録特性を考慮してディスクに最適な記録が行われ
るように光学ヘッド1の発光出力を制御するライトスト
ラテジ回路、14はCD及びDVDの再生時においてフ
ロントエンド処理回路2に含まれるAPC(Automatic
Power Control)回路(図示せず)に応じて第1レーザ
ーダイオード1a及び第2レーザーダイオード1bを駆
動すると共に、記録時においてライトストラテジ回路1
3から発生されるパルス信号に応じて光学ヘッド1の第
1レーザーダイオード1aを駆動するレーザー駆動回路
である。
【0028】15はディスクを回転駆動するスピンドル
モータ、16は該スピンドルモータ15を駆動するモー
タ駆動回路、17は該モータ駆動回路16を制御するモ
ータ制御回路である。該モータ制御回路17は、ディス
クに記録されたデータ信号から抽出される同期信号及び
ビットクロックを用いて、あるいはATIPデコーダ4
により復調されるATIP信号と同期をとって線速度一
定方式で回転制御することが出来ると共に、スピンドル
モータ15の回転に応じて発生するパルス信号を用いて
角速度一定方式で回転制御可能となっている。
【0029】このように構成される図1の光ディスク装
置は、CD及びDVDの再生が可能であると共に、CD
−R及びCD−RWの各ディスクにCD規格に準拠する
標準記録モードの記録が可能であり、かつ、CD−R及
びCD−RWの各ディスクにDVDのデータフォーマッ
トに対応したデータを記録する高密度記録モードの記録
が行えるようになっている。
【0030】ここで、CD−R/RWのディスクフォー
マットについて説明する。
【0031】通常(標準記録モード)のディスクフォー
マットのCD−R/RWディスクは、図2に示す如く、
ディスクの内周側から順にPCA(Power Calibration A
rea),PMA(Program Management Area)(Program M
emory Areaとも言われている),リードインエリア,プ
リギャップエリア,プログラムエリア及びリードアウト
エリアが形成される。
【0032】PCAは試し書きを行うテストエリアと試
し書きが行われた回数を記憶するカウンタエリアとを備
え、PMAはディスクに記録中のデータやトラックのデ
ィスク情報をセッションをクローズするまでの一時的な
期間格納する領域として使用し、リードインエリアには
セッションのクローズ時にTOC(Table Of Content
s)としてPMAに格納されているディスク情報が記録
される。
【0033】ところで、高密度記録モードの場合、CD
−R/RWのディスクフォーマットと相違する特別のデ
ィスクフォーマットが採用される。
【0034】この高密度記録モードのディスクフォーマ
ットは、図3に示す如く、ディスクの内周側から順にフ
ォーマットエリア,PCA,PMA,TOCエリア,プ
ログラムエリア及びリードアウトエリアが形成される。
【0035】前記フォーマットエリアは高密度記録モー
ドに専用のフォーマットコマンドによってPCAに無関
係な特定データがパディングされ、この特定データは例
えば全て「0」によって構成される。
【0036】高密度記録モードのディスクフォーマット
は通常のCD−R/RWのディスクフォーマット(図3
のカッコ内に示す)と対比させると、フォーマットエリ
アがPCA,PCAがPMA,PMA(及びTOCエリ
ア)がリードインエリアにそれぞれ設けられており、ま
た、プログラムエリアがプリギャップから開始され、リ
ードアウトエリアの直前まで設けられている。
【0037】高密度記録モードのディスクフォーマット
の場合、通常(標準記録モード)のCD−R/RWのデ
ィスクフォーマットのリードインエリアがTOCエリア
としても利用されるPMAとして使用され、このPMA
にCDにおけるTOCデータとしての役割も担うPMA
データ(PMD)をメインチャンネルに書き込み、クロ
ーズ時にTOCデータを新たに書き込むことは行われ
ず、このPMAデータがクローズ後もそのままCDにお
けるTOCデータに相当するデータとして使用される。
【0038】ここで、DVDのデータフォーマットには
CDのデータフォーマットにおけるサブコードチャンネ
ルの概念がなく、PMAデータがメインチャンネルに記
録されるため、PMAにはPMAデータを記録するのに
十分なデータ容量が確保される。
【0039】また、高密度記録モードのディスクフォー
マットの別の例は、図5に示す如く、ディスクの内周側
から順にPCA,フォーマットエリア,PMA(含むT
OCエリア) ,プログラムエリア及びリードアウトエリ
アが形成される。このディスクフォーマットにおいて
は、通常(標準記録モード)のCD−R/RWのディス
クフォーマットをカッコ内に示し対比させると、PCA
がそのままPCAで、フォーマットエリアがPMA,P
MA (含むTOCエリア)がリードインエリアにそれぞ
れ設けられている。
【0040】この高密度記録モードのディスクフォーマ
ットの場合、CD−R/RWのディスクフォーマットの
リードインエリアがTOCエリアを含むPMAとして使
用され、このPMAにCDにおけるTOCデータとして
の役割も担うPMAデータ(PMD)をメインチャンネ
ルに記録し、このPMAデータがクローズ後にTOCデ
ータに相当するデータとして使用される。(この場合、
PMAデータのリードインが先頭に形成される。)
【0041】前記フォーマットエリアは高密度記録モー
ドに専用のフォーマットコマンドによってPMAに無関
係な特定データが全域に渡ってパディングされ、この特
定データは例えば全て「0」によって構成されたり、あ
るいは製造者識別コード、モデル番号、シリアル番号及
び高密度記録モードのディスクフォーマットを示すコー
ド等のデバイス情報データによって構成される。
【0042】次に、図1に示す光ディスク装置の動作に
ついて使用ディスクの判別ルーチンのフローチャートを
示す図4を用いて説明する。この図4のフローチャート
は図3に示す高密度記録モードのディスクフォーマット
に対応したディスクの判別が行えるようになっている。
【0043】ディスクが装着されると、まず光学ヘッド
1の第1レーザーダイオード1aがレーザー駆動回路1
4によりディスクからの反射光量レベルに応じて再生状
態とするべく駆動され、ディスクのATIP信号の検出
が行われて記録用ディスクか再生専用ディスクかの判別
がディスク判別手段18により行われる(ステップ
a)。この場合、ATIP信号が検出されないと、再生
専用ディスクと判定する(ステップb)。
【0044】尚、再生専用ディスクと判別された場合、
更にCDかDVDかの判別が行われる。
【0045】ステップaの処理によりATIP信号が検
出されると、記録用ディスク、すなわちCD―Rあるい
はCD−RWであると判定し、この判定が行われた際に
は記録用CDのディスクフォーマット上のPCAの領域
をアクセスし、この領域のデータを取得する(ステップ
c)。
【0046】PCAの領域のデータ取得によりデータが
存在するか否かを判断し(ステップd)、データが存在
しない場合は記録が行われていない未記録ディスクと判
定する(ステップe)。
【0047】PCAの領域のデータ取得によりデータが
存在すると判断された場合は、PCAに則った復調を試
みてデータの判読が可能か否かを判断する(ステップ
f)。
【0048】ここで、データの判読が可能な場合はPC
Aに関係するデータであり、データが判読されない場合
はPCAに無関係なデータである。
【0049】具体的にはPCAの試し書きの回数を示す
カウント値の取得を試み、このカウント値が取得できる
か否かによりデータの判読が行えたか否かを判断する。
【0050】これらの判断によりPCAに無関係なデー
タが記録されていると判断された場合、高密度記録モー
ドによる記録が行われたディスクと判定する(ステップ
g)。
【0051】一方、PCAから記録用キャリブレーショ
ンデータが取得されると、標準記録モードによる記録が
行われたディスクと判定する(ステップh)。
【0052】ところで、図5に示す高密度記録モードの
ディスクフォーマットを採用した場合、図6に示すフロ
ーチャートの判別ルーチンに応じてディスク判別の動作
が行われ、図6は図4のフローチャートのステップc、
d及びfがそれぞれステップj、k及びlとなり、これ
らのステップで相違し、その他のステップは同一であ
る。
【0053】図6のステップjにおいては、標準記録モ
ードによるPMAの領域がアクセスされ、この領域の信
号が検出される。そして、ステップkにおいて、この領
域が全域に渡って信号が記録されているデータ満杯状態
か否かが判断される。
【0054】このステップkにおいて、データ満杯状態
と判断されると、その後、標準記録モードによるデータ
判読の可否を判断する(ステップl)。
【0055】このようにすることにより、標準記録モー
ドによるPMAの領域がデータ満杯状態と判断された場
合、PMAに則った復調を試みてデータの判読が可能か
否かを判断し、データの判読が不可でPMAに無関係な
データと判断された場合に高密度記録モードによる記録
が行われたディスクと判定し、一方、データの判読が可
能でPMAに関係するデータと判断された場合に標準記
録モードによる記録が行われたディスクと判定する。
【0056】このようにして装着されたディスクの判定
が行われ、高密度記録モードによる記録が行われたディ
スクと判定された場合、及び未記録ディスクと判定され
た場合、高密度記録モードによる記録が可能と判断され
る。
【0057】一方、装着されたディスクが標準記録モー
ドによる記録が行われたディスクと判定された場合、及
び未記録ディスクと判定された場合、標準記録モードに
よる記録が可能と判断される。
【0058】まず、標準記録モードによる記録について
説明する。
【0059】接続端子8に接続される上位機器から送信
される記録コマンドにより標準記録モードによるディス
クへの記録が要求されると、その要求に応じて記録用C
Dのディスクフォーマットに対応してディスク記録を実
行する体制が整えられるべく、システム制御回路12に
より各回路が通常記録モードのディスク記録を行う状態
に切り替えられ、CD用エンコーダ9を使用する記録信
号処理系が選択される。
【0060】また、ディスク記録が行われる標準記録モ
ード及び判別されたディスクの種別に応じてフロントエ
ンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3、ライトストラテ
ジ回路13及びレーザー駆動回路14はディスク記録に
適合した動作を行うように設定が切り替えられる。
【0061】また、上位機器から送信される記録コマン
ドにより要求された記録速度により記録動作を行うべく
モータ制御回路17はシステム制御回路12により設定
される記録速度に対応する回転速度でディスクを駆動す
るべくモータ駆動回路16を制御する。
【0062】そして、ライトストラテジ回路13は、設
定される記録速度に対応して光学ヘッド1の第1レーザ
ーダイオード1aの発光出力をその記録速度に適合する
あらかじめ決められた記録レベルに設定するべくレーザ
ー駆動回路14を制御する。
【0063】ディスクへの記録が開始される前に、AT
IP情報を用いてディスクのPMAが検索され、そのP
MAのデータを読み取り、セッションのクローズが行わ
れていないことの確認を行うと共に、ディスク情報のデ
ータを取得し、ディスク記録が可能か否か、及び記録を
行えるアドレスを把握する。
【0064】また、設定された記録速度において、ディ
スクのPCAに発光出力を段階的に変化させて試し書き
が行われ、再生した際の誤り率を最少とするべく光学ヘ
ッド1の発光出力が最適記録レベルに設定される。
【0065】このようなディスク記録の準備が完了した
状態で、上位機器から記録を要求するコマンド及びデー
タが送信されると、そのコマンド及びデータがインタフ
ェース7を介して受信され、記録が要求されたデータが
バッファRAM11に書き込まれる。
【0066】バッファRAM11に書き込まれたデータ
の備蓄量がエンコード処理を開始するデータ容量に達す
ると、バッファRAM11からデータが読み出され、C
D用エンコーダ9はこのデータをエンコード処理し、C
D規格のデータフォーマットに則ったデータ構造のCD
データを生成する。
【0067】このCDデータはライトストラテジ回路1
3に供給され、ライトストラテジ回路13は記録ディス
クに応じてCD−RあるいはCD−RWの記録特性を考
慮し、PCAにおける試し書きにより設定された最適記
録レベルでディスク記録が行えるようにCDデータに基
づく記録パルスを発生する。これにより光学ヘッド1の
第1レーザーダイオード1aが駆動され、記録パルスに
応じてディスクに前記CDデータに基づく記録マークが
形成されてディスクに記録データが記録される。
【0068】次に、CD−R及びCD−RWの各ディス
クにDVDのデータフォーマットに対応したデータを記
録する高密度記録モードの記録動作について説明する。
【0069】高密度記録モードによる記録が可能と判断
された場合、接続端子8に接続される上位機器から送信
される記録コマンドにより高密度記録モードによるディ
スクへの記録が要求されると、その要求に応じて高密度
記録モードのディスクフォーマットに対応してディスク
記録を実行する体制が整えられるべく、システム制御回
路12により各回路が高密度記録モードのディスク記録
を行う状態に切り替えられ、DVD用エンコーダ10を
使用する記録信号処理系が選択される。
【0070】また、ディスク記録が行われる高密度記録
モード及び判別されたディスクの種別に応じてフロント
エンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3、ライトストラ
テジ回路13及びレーザー駆動回路14はディスク記録
に適合した動作を行うように設定が切り替えられる。
【0071】また、標準記録モードと同様に、要求され
た記録速度により記録動作を行うべくモータ制御回路1
7はシステム制御回路12により設定される記録速度に
対応する回転速度でディスクを駆動するべくモータ駆動
回路16を制御し、そして、ライトストラテジ回路13
は、設定される記録速度に対応して光学ヘッド1の第1
レーザーダイオード1aの発光出力をその記録速度に適
合するあらかじめ決められた記録レベルに設定するべく
レーザー駆動回路14を制御する。
【0072】更に、ディスクへの記録が開始される前
に、ATIP情報を用いてディスクのPMAが検索され
るが、図3及び図5に示すいずれの高密度記録モードに
対応するディスクフォーマットにおいても、標準記録モ
ードのディスクフォーマットにおけるリードインエリア
に位置するので、この位置を検索してPMAデータを読
み取り、標準記録モードと同様に、セッションのクロー
ズが行われていないことの確認を行うと共に、ディスク
情報のデータを取得し、ディスク記録が可能か否か、及
び記録を行えるアドレスを把握する。
【0073】また、設定された記録速度において、高密
度記録モードのディスクフォーマットに対応させてディ
スクのPCAに発光出力を段階的に変化させて試し書き
が行われるが、図3に示す高密度記録モードのディスク
フォーマットにおいてはPCAが標準記録モードのディ
スクフォーマットにおけるPMAに位置するので、この
位置を検索して試し書きが行われ、再生した際の誤り率
を最少とするべく光学ヘッド1の発光出力が最適記録レ
ベルに設定される。
【0074】一方、図5に示す高密度記録モードのディ
スクフォーマットにおいてはPCAが標準記録モードの
ディスクフォーマットにおけるPCAに位置するので、
標準記録モードと同様にこの位置を検索して試し書きが
行われ、再生した際の誤り率を最少とするべく光学ヘッ
ド1の発光出力が最適記録レベルに設定される。
【0075】この高密度記録モードの場合、本願出願人
が先に出願した特願2000−241544号に示すよ
うに、ATIPのアドレスAに基づいて記録密度倍の実
記録アドレスを算出し、この実記録アドレスに基づいて
単位ごとにデータを記録して単位期間当たりの記録密度
を上げることが行われる。この場合、記録密度倍が標準
密度のあらかじめ設定されるn倍(n>1)とすると、
実記録アドレスはATIPのアドレスAのn倍に対応す
る。
【0076】このようなディスク記録の準備が完了した
状態で、上位機器から記録を要求するコマンド及びデー
タが送信されると、そのコマンド及びデータがインタフ
ェース7を介して受信され、記録が要求されたデータが
バッファRAM11に書き込まれる。
【0077】バッファRAM11に書き込まれたデータ
の備蓄量がエンコード処理を開始するデータ容量に達す
ると、バッファRAM11からデータが読み出され、D
VD用エンコーダ10はこのデータをエンコード処理
し、DVD規格のデータフォーマットに則ったデータ構
造のDVDデータを生成する。
【0078】このDVDデータはライトストラテジ回路
13に供給され、ライトストラテジ回路13は記録ディ
スクに応じてCD−RあるいはCD−RWの記録特性を
考慮し、PCAにおける試し書きにより設定された最適
記録レベルでディスク記録が行えるようにDVDデータ
に基づく記録パルスを発生する。これにより光学ヘッド
1の第1レーザーダイオード1aが駆動され、記録パル
スに応じてディスクに前記DVDデータに基づく記録マ
ークが形成されてディスクに記録データが記録される。
【0079】ところで、高密度記録モードにおいて、プ
ログラムエリアに記録される記録データは、CD−RO
Mの論理フォーマットの標準規格であるISO9660
に準拠したファイル構造で記録され、最小セクタ単位が
2kバイトで、記録単位が32kバイトになっており、
32kバイト未満のファイルで記録を完結する場合、オ
ール「0」のパディングによって32kバイトの記録単
位にして記録する。
【0080】ここで、DVD規格のデータフォーマット
はCD規格のデータフォーマットに比べ冗長度が低く、
これらのデータフォーマットの冗長度の違いからDVD
規格のデータフォーマットはCD規格のデータフォーマ
ットに対してフォーマット効率が1.49倍となる。
【0081】また、高密度記録モードの場合、先に述べ
た如く、ディスクに記録される記録データの実記録アド
レスがATIPのアドレスに比べてn倍(n>1)にな
され、同一トラックピッチとしながらディスクに記録さ
れる記録データの線記録密度の向上が図られている。
【0082】この場合、CDに適合する780nmの波
長のレーザービームを使用していることから大幅な線記
録密度の向上は図れないが、CD記録用の安価な光学ヘ
ッドを用いることが出来、また、CDに比べてフォーマ
ット効率の向上が図られているので、線記録密度の向上
をCDの1.35倍とすると、フォーマット効率の1.
49倍と合わされて1.35×1.49=2.01倍と
高密度記録モードは標準記録モードの約2倍の記録密度
で記録が行える。
【0083】次に、ディスク再生について説明する。
【0084】上位機器から送信される再生コマンドより
ディスク再生が要求されると、システム制御回路12に
より各回路がディスク再生を行う状態に切り替えられ、
この際、ディスク装着時のディスク判別によって判別さ
れたディスク種別に対応したディスク再生の体制を整え
るべくフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3
及びレーザー駆動回路14は再生する種類のディスクに
適合した動作を行うように設定が切り替えられると共
に、光学ヘッド1の使用するレーザーダイオード及び使
用するデコーダが切り替えられる。
【0085】装着されたディスクが再生専用CDである
と判断された場合、及び標準記録モードによる記録が行
われた記録用ディスクと判断された場合、レーザー駆動
回路14により光学ヘッド1の第1レーザーダイオード
1aがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力
に設定されて駆動され、光学ヘッド1によりディスクD
の読み取りが行われる。
【0086】このディスクDからの読み取り信号はフロ
ントエンド処理回路2によりCDに適した信号処理が行
われ、このフロントエンド処理回路2はRF信号を2値
化したCDデータをCD用デコーダ5に供給すると共
に、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号
をヘッドサーボ回路3に供給する。
【0087】CD用デコーダ5に供給されたCDデータ
は、このCD用デコーダ5によりCD規格のデータフォ
ーマットに対応するデコード処理により復調されて上位
機器の要求データとなる。
【0088】このデータは必要に応じてバッファRAM
11に一時記憶された後、インタフェース7を介して接
続端子8に接続される上位機器に供給される。
【0089】一方、装着されたディスクがDVDである
と判断された場合、レーザー駆動回路14により光学ヘ
ッド1の第2レーザーダイオード1bがディスクの種別
に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動さ
れ、光学ヘッド1によりディスクDの読み取りが行われ
る。
【0090】このディスクDからの読み取り信号はフロ
ントエンド処理回路2によりDVDに適した信号処理が
行われ、このフロントエンド処理回路2はRF信号を2
値化したDVDデータをDVD用デコーダ6に供給する
と共に、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー
信号もDVDに適した処理により生成されてヘッドサー
ボ回路3に供給する。
【0091】DVD用デコーダ6に供給されたDVDデ
ータは、このDVD用デコーダ6によりDVD規格のデ
ータフォーマットに対応するデコード処理により復調さ
れて上位機器の要求データとなる。
【0092】このデータは必要に応じてバッファRAM
11に一時記憶された後、インタフェース7を介して接
続端子8に接続される上位機器に供給される。
【0093】また、装着されたディスクが高密度記録モ
ードによる記録が行われた記録用CDディスクと判断さ
れた場合、レーザー駆動回路14により光学ヘッド1の
第1レーザーダイオード1aがディスクの種別に対応し
た再生に適した発光出力に設定されて駆動され、光学ヘ
ッド1によりディスクDの読み取りが行われる。
【0094】このディスクDの読み取りは、高密度記録
モードのディスクフォーマットに対応した手順で行われ
る。
【0095】このディスクDからの読み取り信号はフロ
ントエンド処理回路2によりDVDに適した信号処理が
行われ、このフロントエンド処理回路2はRF信号を2
値化したDVDデータをDVD用デコーダ6に供給する
と共に、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー
信号は記録用CDに適した処理により生成されてヘッド
サーボ回路3に供給する。
【0096】DVD用デコーダ6に供給されたDVDデ
ータは、このDVD用デコーダ6によりDVD規格のデ
ータフォーマットに対応するデコード処理により復調さ
れて上位機器の要求データとなる。
【0097】このデータは必要に応じてバッファRAM
11に一時記憶された後、インタフェース7を介して接
続端子8に接続される上位機器に供給される。
【0098】ところで、既存の記録用CD規格に対応す
るCD−R/RWドライブにおいては、使用ディスクの
判別時に、ATIP信号が検出され、PCAからデータ
取得が実行され、取得したデータの判読が行えないと
き、図4の破線に示されるステップiにように、異常デ
ィスクとしてエラー処理される。
【0099】したがって、既存のCD−R/RWドライ
ブは、図3に示す高密度記録モードのディスクフォーマ
ットで記録されたCD−RあるいはCD−RWディスク
を異常ディスクとしてエラー処理する。
【0100】ここで、既存のCD−R/RWドライブと
しては、PCAからデータ取得が行えなくても、ライト
ストラテジ回路13にあらかじめ設定される標準の記録
レベルにより光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1
aの発光出力が設定されて、記録動作を続行するドライ
ブの存在が確認されている。
【0101】このようなドライブに対応させるには、図
5に示す高密度記録モードのディスクフォーマットを採
用する。
【0102】図5に示す高密度記録モードのディスクフ
ォーマットが採用された場合、PCAからのデータ取得
の可否にかかわらず、PMAの信号検出の実行に移行す
るドライブであっても、PMAのデータ判読が行えない
ので、図6のステップiに示すように異常ディスクとし
てエラー処理されることになる。
【0103】このようにして、DVD規格のデータフォ
ーマットに対応して高密度記録モードで記録されたCD
規格に対応のCD−RあるいはCD−RWディスクは、
CD規格に対応して正常に記録されたディスクと認識さ
れず、これによりCD−RあるいはCD−RWディスク
であっても高密度記録モードで記録したディスクと記録
用CD規格に対応して標準記録モードで通常記録された
ディスクとが記録に先立って区別される。
【0104】尚、図1において、CD用デコーダ5、D
VD用デコーダ6、CD用エンコーダ9及びDVD用エ
ンコーダ10は説明の便宜上別ブロックにて示されてい
るが、一般にこれら全ての回路が組み込まれたLSIを
用いて構成される。
【0105】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、既存の第1の規
格のデータフォーマットと相違する第2の規格に準拠す
るデータフォーマットに対応する記録データを第1の規
格に対応のディスクに記録した場合、第1の規格の記録
用ディスクフォーマットにおけるパワーキャリブレーシ
ョンエリアに光学ヘッドの発光出力を設定するのとは無
関係な特定データを記録するようにしているので、ある
いは第1の規格の記録用ディスクフォーマットにおける
プログラムマネジメントエリアにディスク情報とは無関
係な特定データを記録するようにしているので、既存の
第1の規格に対応する光ディスク装置においては第2の
規格のデータフォーマットに対応して第2の記録モード
で記録データを記録した第1の規格に対応のディスクを
第1の規格に対応して正常に記録されたディスクと認識
せず、それゆえ、第1の規格に対応のディスクにおける
第2の記録モードで記録したディスクと第1の規格に対
応して通常記録されたディスクとの誤認識が記録に先立
って確実に防止でき、これらのディスクの互換性を排除
できる。
【0106】そして、第1の規格の記録用ディスクフォ
ーマットにおけるパワーキャリブレーションエリア、あ
るいはプログラムマネジメントエリアにそのディスクフ
ォーマットに則っていない特定データを記録した場合、
この特定データを記録したのとは別のエリアにパワーキ
ャリブレーションエリア、あるいはプログラムマネジメ
ントエリアとして用いられる領域を設けているので、光
学ヘッドの発光出力を設定すること、あるいは記録中の
ディスク情報を一時的に格納することに支障を来たすこ
とがなく、特に、第1の規格のデータフォーマットにお
けるリードインエリアに記録されるデータがメインチャ
ンネルを用いて記録されるようにしているので、特定デ
ータを記録するのに用いた領域により使用されるデータ
容量分を前記リードインエリアで十分確保出来る。
【0107】また、記録用ディスクの判別時に第1の規
格の記録用ディスクフォーマットで規定されるパワーキ
ャリブレーションエリアに記録されたデータを、あるい
はプログラムマネジメントエリアに記録されたデータを
それぞれ前記第1の規格のデータフォーマットに基づい
て判読し、このデータの判読が行えない場合に、第2の
記録モードにより記録した第1の規格に対応のディスク
と判断しているので、この判断により第2の規格に準拠
するデータフォーマットに対応する信号処理が行われる
ように信号処理経路が切り替えられ、第2の記録モード
の記録再生に円滑に移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク装置の一実施例を示す
回路ブロック図である。
【図2】CD−R/RWのディスクフォーマットを説明
する説明図である。
【図3】高密度記録モードのディスクフォーマットの一
例を説明する説明図である。
【図4】図3に示す高密度記録モードのディスクフォー
マットを採用した場合における使用ディスクの判別ルー
チンを示すフローチャートである。
【図5】高密度記録モードのディスクフォーマットの別
の例を説明する説明図である。
【図6】図5に示す高密度記録モードのディスクフォー
マットを採用した場合における使用ディスクの判別ルー
チンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光学ヘッド 1a 第1レーザーダイオード 1b 第2レーザーダイオード 2 フロントエンド処理回路 5 CD用デコーダ 6 DVD用デコーダ 9 CD用エンコーダ(第1記録系信号処理回
路) 10 DVD用エンコーダ(第2記録系信号処
理回路) 13 ライトストラテジ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 CC06 DE02 DE04 DE43 DE49 EF10 GK12 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC16 DD03 DD05 GG32 GG33 HH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録に最適な光学ヘッドの発光出
    力を調整するパワーキャリブレーションエリアが記録用
    ディスクフォーマットに規定された第1の規格に対応す
    るディスクへの記録を行う光ディスク装置であって、前
    記第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応する
    記録データを生成するべく入力データを信号処理する第
    1記録系信号処理回路と、前記第1の規格のデータフォ
    ーマットと相違する第2の規格に準拠するデータフォー
    マットに対応する記録データを生成するべく入力データ
    を信号処理する第2記録系信号処理回路とを備え、第1
    の規格に対応する記録用ディスクへの記録時に、前記第
    1及び第2記録系信号処理回路の一方を選択的に使用可
    能とし、前記第2記録系信号処理回路により生成される
    記録データを第1の規格に対応する記録用ディスクに記
    録する第2の記録モードによる記録を行えるようにし、
    この第2の記録モードによる記録の際に第1の規格の記
    録用ディスクフォーマットにおけるパワーキャリブレー
    ションエリアに光学ヘッドの発光出力を設定するのとは
    無関係な特定データを記録することを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 第1の規格に対応する記録用ディスクに
    前記第2の記録モードによる記録を行う際に、前記第1
    の規格の記録用ディスクフォーマットでパワーキャリブ
    レーションエリアと規定されたエリアとは別のエリアに
    パワーキャリブレーションエリアとして用いられる領域
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 データ記録に最適な光学ヘッドの発光出
    力を調整するパワーキャリブレーションエリアが記録用
    ディスクフォーマットに規定された第1の規格に対応す
    るディスクの判別を行う光ディスク装置であって、記録
    用ディスクの判別時に第1の規格のディスクフォーマッ
    トで規定されるパワーキャリブレーションエリアに記録
    されたデータを前記第1の規格のデータフォーマットに
    基づいて判読し、このデータの判読が行えない場合に、
    第1の規格のデータフォーマットと相違する第2の規格
    に準拠するデータフォーマットに対応する記録データが
    記録された第1の規格に対応のディスクと判断すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 セッションをクローズするまでの一時的
    な期間、ディスクに記録中のデータやトラックのディス
    ク情報を格納するプログラムマネジメントエリアが記録
    用ディスクフォーマットに規定された第1の規格に対応
    するディスクへの記録を行う光ディスク装置であって、
    前記第1の規格に準拠するデータフォーマットに対応す
    る記録データを生成するべく入力データを信号処理する
    第1記録系信号処理回路と、前記第1の規格のデータフ
    ォーマットと相違する第2の規格に準拠するデータフォ
    ーマットに対応する記録データを生成するべく入力デー
    タを信号処理する第2記録系信号処理回路とを備え、第
    1の規格に対応する記録用ディスクへの記録時に、前記
    第1及び第2記録系信号処理回路の一方を選択的に使用
    可能とし、前記第2記録系信号処理回路により生成され
    る記録データを第1の規格に対応する記録用ディスクに
    記録する第2の記録モードによる記録を行えるように
    し、この第2の記録モードによる記録の際に第1の規格
    の記録用ディスクフォーマットにおけるプログラムマネ
    ジメントエリアにディスク情報とは無関係な特定データ
    を記録することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 第1の規格に対応する記録用ディスクに
    前記第2の記録モードによる記録を行う際に、前記第1
    の規格の記録用ディスクフォーマットでプログラムマネ
    ジメントエリアと規定されたエリアとは別のエリアにプ
    ログラムマネジメントエリアとして用いられる領域を設
    けたことを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 セッションをクローズするまでの一時的
    な期間、ディスクに記録中のデータやトラックのディス
    ク情報を格納するプログラムマネジメントエリアが記録
    用ディスクフォーマットに規定された第1の規格に対応
    するディスクの判別を行う光ディスク装置であって、記
    録用ディスクの判別時に第1の規格のディスクフォーマ
    ットで規定されるプログラムマネジメントエリアに記録
    されたデータを前記第1の規格のデータフォーマットに
    基づいて判読し、このデータの判読が行えない場合に、
    第1の規格のデータフォーマットと相違する第2の規格
    に準拠するデータフォーマットに対応する記録データが
    記録された第1の規格に対応のディスクと判断すること
    を特徴とする光ディスク装置。
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EP03251506A EP1349163A3 (en) 2002-03-18 2003-03-12 Optical disc apparatus
TW092105740A TWI265501B (en) 2002-03-18 2003-03-17 Optical disc apparatus
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EP2009625A2 (en) 2007-06-27 2008-12-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk apparatus and optical disc recording method

Cited By (2)

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