JPH11273230A - 記録媒体、記録再生装置、及び記録再生方法 - Google Patents

記録媒体、記録再生装置、及び記録再生方法

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JPH11273230A
JPH11273230A JP10072812A JP7281298A JPH11273230A JP H11273230 A JPH11273230 A JP H11273230A JP 10072812 A JP10072812 A JP 10072812A JP 7281298 A JP7281298 A JP 7281298A JP H11273230 A JPH11273230 A JP H11273230A
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JP10072812A
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Shiro Morotomi
司郎 諸冨
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 娯楽等をはじめとするユーザの或る目的を支
援することのできるディスクと、記録再生装置から成る
簡易なシステムを構築する。 【解決手段】 1対のトラックTr・A,Tr・Bがス
パイラル状又は同心円状に形成されているディスクにお
いて、Tr・Aにはアプリケーションプログラムを予め
記録し、Tr・Bは、このアプリケーションプログラム
に関連して記録され編集に利用され得るユーザデータが
記録される領域として設定する。そして、ビデオカメラ
においては、Tr・Aのアプリケーションプログラムを
起動させ、この環境の下で、録画データや操作により入
力された各種データをユーザデータとしてTr・Bに記
録する。一旦記録されたユーザデータは、アプリケーシ
ョンプログラムの実行に従った所要の編集処理に利用さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データが記録され
る記録媒体と、この記録媒体に対応して記録再生を行う
記録再生装置及び記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばディスク状記録媒体として、或る
機器の自動調整や機能検査等を行うための製造、出荷検
査治具用としてのプログラムが記録されたものや、或る
機器のRAMに対する、いわゆるレビジョンアップ(バ
グ対策)を行うためのサービス用にプログラムが記録さ
れたものはよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】但し、上記したような
ディスク状記録媒体は、特に一般のユーザには無縁のも
のである。ここで、何らかのアプリケーションプログラ
ムが記録されているディスク状記録媒体として、一般の
ユーザにとって有用なものを考えてみた場合、例えば、
娯楽等をはじめとする何らかの用途に対応したアプリケ
ーションプログラムが格納されて、その用途に応じた操
作や編集などを支援し、かつ、例えば上記アプリケーシ
ョンプログラムが実行されている下での上記編集等に利
用し得る画像、音声をはじめとする各種ユーザデータま
でを同一のディスク状記録媒体に記録できるようにした
もの(即ち、一般ユーザにとっての或る特定の使用用途
のために特化されたディスク状記録媒体)を提供するこ
とが好ましい。更には、上記のようなディスク状記録媒
体に対応して、アプリケーションプログラムを実行させ
た上で、これに関連する各種ユーザデータを入力して記
録を行わせたり、記録されたユーザデータを利用して各
種編集が可能なように構成された記録再生装置を提供す
れば、簡潔な構成により何らかの使用用途を実現するこ
とのできるシステムが構築されて好ましいことにもな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、記録媒体として、データが記録される
トラックとして、組を成す複数本のトラックがスパイラ
ル状又は同心円状に形成されているものとしたうえで、
これら複数本のトラックのうち、特定のトラックには所
定のアプリケーションプログラムのデータが記録され、
上記特定のトラック以外の他の所定のトラックは少なく
ともアプリケーションプログラムに関連するユーザデー
タが記録可能な領域として設定されている用にすること
とした。
【0005】また、データが記録されるトラックとし
て、組を成す複数本のトラックがスパイラル状又は同心
円状に形成されているものとしたうえで、これら複数本
のトラックのうち特定のトラックには所定のアプリケー
ションプログラムのデータが記録され、上記特定のトラ
ック以外の他の所定のトラックは少なくともアプリケー
ションプログラムに関連するユーザデータが記録可能な
領域として設定されている記録媒体に対応して記録再生
を行う記録再生装置として、ディスク状記録媒体の上記
特定のトラックに記録されている上記アプリケーション
プログラムのデータを再生して、そのプログラム内容を
実行させるためのプログラム実行手段と、このプログラ
ム実行手段により実行されるアプリケーションプログラ
ムに従って、所要の情報を入力することのできる情報入
力手段と、この情報入力手段により入力された情報を、
上記他の所定のトラックに対してユーザデータとして記
録することのできる記録手段とを備えて構成することと
した。
【0006】また、データが記録されるトラックとし
て、組を成す複数本のトラックがスパイラル状又は同心
円状に形成されているものとしたうえで、これら複数本
のトラックのうち、特定のトラックには所定のアプリケ
ーションプログラムのデータが記録され、上記特定のト
ラック以外の他の所定のトラックは少なくともアプリケ
ーションプログラムに関連するユーザデータが記録可能
な領域として設定されている記録媒体に対応して記録再
生を行う記録再生方法として、ディスク状記録媒体の上
記特定のトラックに記録されているアプリケーションプ
ログラムのデータを再生してそのプログラム内容を実行
させるためのプログラム実行処理と、このプログラム実
行処理により実行されるアプリケーションプログラムに
従って、所要の情報を入力することのできる情報入力処
理と、この情報入力処理により獲得した情報を他の所定
のトラックに対してユーザデータとして記録することの
できる記録処理とを実行するように構成することとし
た。
【0007】上記構成によれば、組を成す複数本のトラ
ックがスパイラル状又は同心円状に形成されているディ
スク状記録媒体において、アプリケーションプログラム
が予め記録される領域と、ユーザデータが記録される領
域とがそれぞれ異なるトラックに対して個別に設定され
たものが得られることになる。そして、本発明の記録再
生装置に依り上記記録媒体を駆動することで、ディスク
状記録媒体に記録されたアプリケーションプログラムを
起動して実行させると共に、このアプリケーションプロ
グラムが実行されている下で、所要の入力操作を行うこ
とで、アプリケーションプログラムに関連するユーザデ
ータを、アプリケーションプログラムが記録されている
ディスク状記録媒体における、アプリケーションプログ
ラムが記録されない他のトラックに対して記録していく
ことができる。また、アプリケーションプログラムの実
行に従って、所要のユーザデータを再生して編集を行う
ことが可能とされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明していく。ここで本実施の形態のディスク状記録
媒体としては、光磁気ディスクの一種として知られてい
るいわゆるミニディスクとされ、本実施の形態の記録再
生装置としては、上記ミニディスクに対応したうえで、
カメラ装置部と画像(静止画又は動画)及び音声の記録
再生が可能な記録再生装置部とが一体化された可搬型の
ビデオカメラに搭載されている場合を例にあげる。説明
は次の順序で行う。 1.ディスクフォーマット 2.ビデオカメラの外観構成 3.ビデオカメラの内部構成 4.メディアドライブ部の構成 5.本実施の形態に対応するディスク構造例 5−1.エリア構造 5−2.トラックに対するデータ記録方式 6.利用例 6−1.概要 6−2.ユーザデータのトラックへの記録例 6−3.処理動作
【0009】1.ディスクフォーマット 本例のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、ミ
ニディスク(光磁気ディスク)に対応してデータの記録
/再生を行う、MDデータといわれるフォーマットに対
応しているものとされる。このMDデータフォーマット
としては、MD−DATA1とMD−DATA2といわ
れる2種類のフォーマットが開発されているが、本例の
ビデオカメラは、MD−DATA1よりも高密度記録が
可能とされるMD−DATA2のフォーマットに対応し
て記録再生を行うものとされている。そこで、先ずMD
−DATA2のディスクフォーマットについて説明す
る。
【0010】図1及び図2は、MD−DATA2として
のディスクのトラック構造例を概念的に示している。図
2(a)(b)は、それぞれ図1の破線Aで括った部分
を拡大して示す断面図及び平面図である。これらの図に
示すように、ディスク面に対してはウォブル(蛇行)が
与えられたウォブルドグルーブWGと、ウォブルが与え
られていないノンウォブルドグルーブNWGとの2種類
のグルーブ(溝)が予め形成される。そして、これらウ
ォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWG
は、その間にランドLdを形成するようにしてディスク
上において2重のスパイラル状に存在する。
【0011】MD−DATA2フォーマットでは、ラン
ドLdがトラックとして利用されるのであるが、上記の
ようにしてウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグ
ルーブNWGが形成されることから、トラックとしても
トラックTr・A,Tr・Bの2つのトラックがそれぞ
れ独立して、2重のスパイラル(ダブルスパイラル)状
に形成されることになる。トラックTr・Aは、ディス
ク外周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク
内周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラ
ックとなる。これに対してトラックTr・Bは、ディス
ク内周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク
外周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラ
ックとなる。つまり、トラックTr・Aに対してはディ
スク外周側の片側のみにウォブルが形成され、トラック
Tr・Bとしてはディスク内周側の片側のみにウォブル
が形成されるようにしたものとみることができる。この
場合、トラックピッチは、互いに隣接するトラックTr
・AとトラックTr・Bの各センター間の距離となり、
図2(b)に示すようにトラックピッチは0.95μm
とされている。
【0012】ここで、ウォブルドグルーブWGとしての
グルーブに形成されたウォブルは、ディスク上の物理ア
ドレスがFM変調+バイフェーズ変調によりエンコード
された信号に基づいて形成されているものである。この
ため、記録再生時においてウォブルドグルーブWGに与
えられたウォブリングから得られる再生情報を復調処理
することで、ディスク上の物理アドレスを抽出すること
が可能となる。また、ウォブルドグルーブWGとしての
アドレス情報は、トラックTr・A,Tr・Bに対して
共通に有効なものとされる。つまり、ウォブルドグルー
ブWGを挟んで内周に位置するトラックTr・Aと、外
周に位置するトラックTr・Bは、そのウォブルドグル
ーブWGに与えられたウォブリングによるアドレス情報
を共有するようにされる。なお、このようなアドレッシ
ング方式はインターレースアドレッシング方式ともいわ
れる。このインターレースアドレッシング方式を採用す
ることで、例えば、隣接するウォブル間のクロストーク
を抑制した上でトラックピッチを小さくすることが可能
となるものである。また、グルーブに対してウォブルを
形成することでアドレスを記録する方式については、A
DIP(Adress In Pregroove) 方式ともいう。
【0013】また、上記のようにして同一のアドレス情
報を共有するトラックTr・A,Tr・Bの何れをトレ
ースしているのかという識別は次のようにして行うこと
ができる。例えば3ビーム方式を応用し、メインビーム
がトラック(ランドLd)をトレースしている状態で
は、残る2つのサイドビームは、上記メインビームがト
レースしているトラックの両サイドに位置するグルーブ
をトレースしているようにすることが考えられる。
【0014】図2(b)には、具体例として、メインビ
ームスポットSPmがトラックTr・Aをトレースして
いる状態が示されている。この場合には、2つのサイド
ビームスポットSPs1,SPs2のうち、内周側のサ
イドビームスポットSPs1はノンウォブルドグルーブ
NWGをトレースし、外周側のサイドビームスポットS
Ps2はウォブルドグルーブWGをトレースすることに
なる。これに対して、図示しないが、メインビームスポ
ットSPmがトラックTr・Bをトレースしている状態
であれば、サイドビームスポットSPs1がウォブルド
グルーブWGをトレースし、サイドビームスポットSP
s2がノンウォブルドグルーブNWGをトレースするこ
とになる。このように、メインビームスポットSPm
が、トラックTr・Aをトレースする場合とトラックT
r・Bをトレースする場合とでは、サイドビームスポッ
トSPs1,SPs2がトレースすべきグルーブとして
は、必然的にウォブルドグルーブWGとノンウォブルド
グルーブNWGとで入れ替わることになる。
【0015】サイドビームスポットSPs1,SPs2
の反射によりフォトディテクタにて得られる検出信号と
しては、ウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグル
ーブNWGの何れをトレースしているのかで異なる波形
が得られることから、上記検出信号に基づいて、例え
ば、現在サイドビームスポットSPs1,SPs2のう
ち、どちらがウォブルドグルーブWG(あるいはノンウ
ォブルドグルーブNWG)をトレースしているのかを判
別することにより、メインビームがトラックTr・A,
Tr・Bのどちらをトレースしているのかが識別できる
ことになる。
【0016】図3は、上記のようなトラック構造を有す
るMD−DATA2フォーマットのの主要スペックをM
D−DATA1フォーマットと比較して示す図である。
先ず、MD−DATA1フォーマットとしては、トラッ
クピッチは1.6μm、ピット長は0.59μm/bi
tとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光
学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。記録方式と
しては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グル
ーブをトラックとして記録再生に用いるようにしてい
る。アドレス方式としては、シングルスパイラルによる
グルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブ
の両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成し
たウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされ
ている。
【0017】記録データの変調方式としてはEFM(8
−14変換)方式を採用している。また、誤り訂正方式
としてはACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-
Solomon Code) が採用され、データインターリーブには
畳み込み型を採用している。このため、データの冗長度
としては46.3%となる。
【0018】また、MD−DATA1フォーマットで
は、ディスク駆動方式としてCLV(Constant Linear V
erocity)が採用されており、CLVの線速度としては、
1.2m/sとされる。そして、記録再生時の標準のデ
ータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量
としては、140MBとなる。
【0019】これに対して、本例のビデオカメラが対応
できるMD−DATA2フォーマットとしては、トラッ
クピッチは0.95μm、ピット長は0.39μm/b
itとされ、共にMD−DATA1フォーマットよりも
短くなっていることが分かる。そして、例えば上記ピッ
ト長を実現するために、レーザ波長λ=650nm、光
学ヘッドの開口率NA=0.52として、合焦位置での
ビームスポット径を絞ると共に光学系としての帯域を拡
げている。
【0020】記録方式としては、図1及び図2により説
明したように、ランド記録方式が採用され、アドレス方
式としてはインターレースアドレッシング方式が採用さ
れる。また、記録データの変調方式としては、高密度記
録に適合するとされるRLL(1,7)方式(RLL;
Run Length Limited)が採用され、誤り訂正方式として
はRS−PC方式、データインターリーブにはブロック
完結型が採用される。そして、上記各方式を採用した結
果、データの冗長度としては、19.7%にまで抑制す
ることが可能となっている。
【0021】MD−DATA2フォーマットにおいて
も、ディスク駆動方式としてはCLVが採用されるので
あるが、その線速度としては2.0m/sとされ、記録
再生時の標準のデータレートとしては589kB/sと
される。そして、記録容量としては650MBを得るこ
とができ、MD−DATA1フォーマットと比較した場
合には、4倍強の高密度記録化が実現されたことにな
る。例えば、MD−DATA2フォーマットにより動画
像の記録を行うとして、動画像データについてMPEG
2による圧縮符号化を施した場合には、符号化データの
ビットレートにも依るが、時間にして15分〜17分の
動画を記録することが可能とされる。また、音声信号デ
ータのみを記録するとして、音声データについてATR
AC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2による圧
縮処理を施した場合には、時間にして10時間程度の記
録を行うことができる。
【0022】2.ビデオカメラの外観構成 図6(a)(b)(c)は、本例のビデオカメラの外観
例を示す側面図、平面図及び背面図である。これらの図
に示すように、本例のビデオカメラの本体200には、
撮影を行うための撮像レンズや絞りなどを備えたカメラ
レンズ201が表出するようにして設けられ、また、例
えば、本体200の上面部においては、撮影時において
外部の音声を収音するための左右一対のマイクロフォン
202が設けられている。つまり、このビデオカメラで
は、カメラレンズ201により撮影した画像の録画と、
マイクロフォン202により収音したステレオ音声の録
音を行うことが可能とされている。
【0023】また、本体200の側面側には、表示部6
A、スピーカ205、インジケータ206が備えられて
いる。表示部6Aは、撮影画像、及び内部の記録再生装
置により再生された画像等を表示出力する部位とされ
る。なお、表示部6Aとして実際に採用する表示デバイ
スとしては、ここでは特に限定されるものではないが、
例えば液晶ディスプレイ等が用いられればよい。また、
表示部6Aには、機器の動作に応じて所要のメッセージ
をユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメ
ッセージ表示等も行われるものとされる。
【0024】また、本実施の形態では上記表示部6A
は、タッチパネルとしての機能も有している。つまり、
指先やペンなどのポインティングデバイスを利用して表
示部6Aの表示画面に対する操作を行うことも可能とさ
れている。
【0025】スピーカ205からは録音した音声の再生
時に、その再生音声が出力される他、例えばビープ音等
による所要のメッセージ音声の出力等も行われる。また
インジケータ206は、例えば記録動作中に発光され、
ユーザーにビデオカメラが記録動作中であることを示
す。
【0026】本体200の背面側には、ビューファイン
ダ204が設けられており、記録動作中及びスタンバイ
中において、カメラレンズ201から取り込まれる画像
及びキャラクタ画像等が表示される。ユーザーはこのビ
ューファインダ204をみながら撮影を行うことができ
る。さらにディスクスロット203、ビデオ出力端子T
1、ヘッドフォン/ライン端子T2、I/F端子T3が
設けられる。ディスクスロット203は、本例のビデオ
カメラが対応する記録媒体としてのディスクが挿入、あ
るいは排出されるためのスロット部分とされる。ビデオ
出力端子T1は、外部の映像機器に対して再生画像信号
等を出力する端子、ヘッドフォン/ライン端子T2は外
部の音声機器やヘッドホンに対して再生音声信号を出力
する端子である。I/F端子T3は、例えば外部のデー
タ機器とデータ伝送を行うためのインターフェイスの入
出力端子とされる。
【0027】さらに、本体200の各部には、次に説明
するようなユーザー操作のための各種の操作子が設けら
れる。メインダイヤル300は、ビデオカメラのオン/
オフ、記録動作、再生動作を設定する操作子である。メ
インダイヤルが図示するように「OFF」の位置にある
ときは電源オフとされており、「STBY」の位置に回
動されることで、電源オンとなって記録動作のスタンバ
イ状態となる。また、「PB」の位置に回動されること
で、電源オンとなって再生動作のスタンバイ状態とな
る。
【0028】レリーズキー301は、記録スタンバイ状
態にある際において、記録開始や記録シャッタの操作子
として機能する。
【0029】ズームキー304は、画像撮影に関しての
ズーム状態(テレ側〜ワイド側)を操作する操作子であ
る。イジェクトキー305は、ディスクスロット203
内に装填されているディスクを排出させるための操作子
である。再生/一時停止キー306、停止キー307、
サーチキー308,309は、ディスクに対する再生時
の各種操作のために用意されている。
【0030】なお、図6に示すビデオカメラの外観はあ
くまでも一例であって、実際に本例のビデオカメラに要
求される使用条件等に応じて適宜変更されて構わないも
のである。もちろん操作子の種類や操作方式、さらに外
部機器との接続端子類などは各種多様に考えられる。
【0031】3.ビデオカメラの内部構成 図4は、本例のビデオカメラの内部構成例を示すブロッ
ク図である。この図に示すレンズブロック1において
は、例えば実際には撮像レンズや絞りなどを備えて構成
される光学系11が備えられている。上記図6に示した
カメラレンズ201は、この光学系11に含まれる。ま
た、このレンズブロック1には、光学系11に対してオ
ートフォーカス動作を行わせるためのフォーカスモータ
や、上記ズームキー304の操作に基づくズームレンズ
の移動を行うためのズームモータなどが、モータ部12
として備えられる。
【0032】カメラブロック2には、主としてレンズブ
ロック1により撮影した画像光をデジタル画像信号に変
換するための回路部が備えられる。このカメラブロック
2のCCD(Charge Coupled Device) 21に対しては、
光学系11を透過した被写体の光画像が与えられる。C
CD21においては上記光画像について光電変換を行う
ことで撮像信号を生成し、サンプルホールド/AGC(A
utomatic Gain Control)回路22に供給する。サンプル
ホールド/AGC回路22では、CCD21から出力さ
れた撮像信号についてゲイン調整を行うと共に、サンプ
ルホールド処理を施すことによって波形整形を行う。サ
ンプルホールド/AGC回路2の出力は、ビデオA/D
コンバータ23に供給されることで、デジタルとしての
画像信号データに変換される。
【0033】上記CCD21、サンプルホールド/AG
C回路22、ビデオA/Dコンバータ23における信号
処理タイミングは、タイミングジェネレータ24にて生
成されるタイミング信号により制御される。タイミング
ジェネレータ24では、後述するデータ処理/システム
コントロール回路31(ビデオ信号処理回部3内)にて
信号処理に利用されるクロックを入力し、このクロック
に基づいて所要のタイミング信号を生成するようにされ
る。これにより、カメラブロック2における信号処理タ
イミングを、ビデオ信号処理部3における処理タイミン
グと同期させるようにしている。カメラコントローラ2
5は、カメラブロック2内に備えられる上記各機能回路
部が適正に動作するように所要の制御を実行すると共
に、レンズブロック1に対してオートフォーカス、自動
露出調整、絞り調整、ズームなどのための制御を行うも
のとされる。例えばオートフォーカス制御であれば、カ
メラコントローラ25は、所定のオートフォーカス制御
方式に従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、
フォーカスモータの回転角を制御する。これにより、撮
像レンズはジャストピント状態となるように駆動される
ことになる。
【0034】ビデオ信号処理部3は、記録時において
は、カメラブロック2から供給されたデジタル画像信
号、及びマイクロフォン202により集音したことで得
られるデジタル音声信号について圧縮処理を施し、これ
ら圧縮データをユーザ記録データとして後段のメディア
ドライブ部4に供給する。さらにカメラブロック2から
供給されたデジタル画像信号とキャラクタ画像により生
成した画像をビューファインダドライブ部207に供給
し、ビューファインダ204に表示させる。また、再生
時においては、メディアドライブ部4から供給されるユ
ーザ再生データ(ディスク51からの読み出しデー
タ)、つまり圧縮処理された画像信号データ及び音声信
号データについて復調処理を施し、これらを再生画像信
号、再生音声信号として出力する。
【0035】なお本例において、画像信号データ(画像
データ)の圧縮/伸張処理方式としては、動画像につい
てはMPEG(Moving Picture Experts Group)2を採用
し、静止画像についてはJPEG(Joint Photographic
Coding Experts Group) を採用しているものとする。ま
た、音声信号データの圧縮/伸張処理方式には、ATR
AC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2を採用す
るものとする。
【0036】ビデオ信号処理部3のデータ処理/システ
ムコントロール回路31は、主として、当該ビデオ信号
処理部3における画像信号データ及び音声信号データの
圧縮/伸張処理に関する制御処理と、ビデオ信号処理部
3を経由するデータの入出力を司るための処理を実行す
る。また、ビューファインダ204や表示部6Aに対し
て表示すべき表示画像データの生成、及び表示出力のた
めの信号処理も実行する。また、データ処理/システム
コントロール回路31を含むビデオ信号処理部3全体に
ついての制御処理は、ビデオコントローラ38が実行す
るようにされる。このビデオコントローラ38は、例え
ばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、カメラブ
ロック2のカメラコントローラ25、及び後述するメデ
ィアドライブ部4のドライバコントローラ46と、例え
ば図示しないバスライン等を介して相互通信可能とされ
ている。
【0037】ビデオ信号処理部3における記録時の基本
的な動作として、データ処理/システムコントロール回
路31には、カメラブロック2のビデオA/Dコンバー
タ23から供給された画像信号データが入力される。デ
ータ処理/システムコントロール回路31では、入力さ
れた画像信号データを例えば動き検出回路35に供給す
る。動き検出回路35では、例えばメモリ36を作業領
域として利用しながら入力された画像信号データについ
て動き補償等の画像処理を施した後、MPEG2ビデオ
信号処理回路33に供給する。
【0038】MPEG2ビデオ信号処理回路33におい
ては、例えばメモリ34を作業領域として利用しなが
ら、入力された画像信号データについてMPEG2のフ
ォーマットに従って圧縮処理を施し、動画像としての圧
縮データのビットストリーム(MPEG2ビットストリ
ーム)を出力するようにされる。また、MPEG2ビデ
オ信号処理回路33では、例えば動画像としての画像信
号データから静止画としての画像データを抽出してこれ
に圧縮処理を施す際には、JPEGのフォーマットに従
って静止画としての圧縮画像データを生成するように構
成されている。なお、JPEGは採用せずに、MPEG
2のフォーマットによる圧縮画像データとして、正規の
画像データとされるIピクチャ(Intra Picture) を静止
画の画像データとして扱うことも考えられる。MPEG
2ビデオ信号処理回路33により圧縮符号化された画像
信号データ(圧縮画像データ)は、例えば、バッファメ
モリ32に対して所定の転送レートにより書き込まれて
一時保持される。なおMPEG2のフォーマットにおい
ては、周知のようにいわゆる符号化ビットレート(デー
タレート)として、一定速度(CBR;Constant Bit R
ate)と、可変速度(VBR;Variable Bit Rate)の両者
がサポートされており、ビデオ信号処理部3ではこれら
に対応できるものとしている。
【0039】例えばVBRによる画像圧縮処理を行う場
合には、例えば、動き検出回路35において、画像デー
タをマクロブロック単位により前後数十〜数百フレーム
内の範囲で動き検出を行って、動きありとされればこの
検出結果を動きベクトル情報としてMPEG2ビデオ信
号処理回路33に伝送する。MPEG2ビデオ信号処理
回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所要の
データレートするように、上記動きベクトル情報をはじ
めとする所要の情報を利用しながら、マクロブロックご
との量子化係数を決定していくようにされる。
【0040】音声圧縮エンコーダ/デコーダ37には、
A/Dコンバータ64(表示/画像/音声入出力部6
内)を介して、例えばマイクロフォン202により集音
された音声がデジタルによる音声信号データとして入力
される。音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、前述
のようにATRAC2のフォーマットに従って入力され
た音声信号データに対する圧縮処理を施す。この圧縮音
声信号データもまた、データ処理/システムコントロー
ル回路31によってバッファメモリ32に対して所定の
転送レートによる書き込みが行われ、ここで一時保持さ
れる。
【0041】上記のようにして、バッファメモリ32に
は、圧縮画像データ及び圧縮音声信号データが蓄積可能
とされる。バッファメモリ32は、主として、カメラブ
ロック2あるいは表示/画像/音声入出力部6とバッフ
ァメモリ32間のデータ転送レートと、バッファメモリ
32とメディアドライブ部4間のデータ転送レートの速
度差を吸収するための機能を有する。バッファメモリ3
2に蓄積された圧縮画像データ及び圧縮音声信号データ
は、記録時であれば、順次所定タイミングで読み出しが
行われて、メディアドライブ部4のMD−DATA2エ
ンコーダ/デコーダ41に伝送される。ただし、例えば
再生時においてバッファメモリ32に蓄積されたデータ
の読み出しと、この読み出したデータをメディアドライ
ブ部4からデッキ部5を介してディスク51に記録する
までの動作は、間欠的に行われても構わない。このよう
なバッファメモリ32に対するデータの書き込み及び読
み出し制御は、例えば、データ処理/システムコントロ
ール回路31によって実行される。
【0042】また、本実施の形態においては、バッファ
メモリ32は、後述するディスク51に記録されたアプ
リケーションプログラムをインストールして実行させる
ためのメモリ領域としても利用される。
【0043】ビデオ信号処理部3における再生時の動作
としては、概略的に次のようになる。再生時には、ディ
スク51から読み出され、MD−DATA2エンコーダ
/デコーダ41(メディアドライブ部4内)の処理によ
りMD−DATA2フォーマットに従ってデコードされ
た圧縮画像データ、圧縮音声信号データ(ユーザ再生デ
ータ)が、データ処理/システムコントロール回路31
に伝送されてくる。データ処理/システムコントロール
回路31では、例えば入力した圧縮画像データ及び圧縮
音声信号データを、一旦バッファメモリ32に蓄積させ
る。そして、例えば再生時間軸の整合が得られるように
された所要のタイミング及び転送レートで、バッファメ
モリ32から圧縮画像データ及び圧縮音声信号データの
読み出しを行い、圧縮画像データについてはMPEG2
ビデオ信号処理回路33に供給し、圧縮音声信号データ
については音声圧縮エンコーダ/デコーダ37に供給す
る。
【0044】MPEG2ビデオ信号処理回路33では、
入力された圧縮画像データについて伸張処理を施して、
データ処理/システムコントロール回路31に伝送す
る。データ処理/システムコントロール回路31では、
この伸張処理された画像信号データを、ビデオD/Aコ
ンバータ61(表示/画像/音声入出力部6内)に供給
する。音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、入力さ
れた圧縮音声信号データについて伸張処理を施して、D
/Aコンバータ65(表示/画像/音声入出力部6内)
に供給する。
【0045】表示/画像/音声入出力部6においては、
ビデオD/Aコンバータ61に入力された画像信号デー
タは、ここでアナログ画像信号に変換され、表示コント
ローラ62及びコンポジット信号処理回路63に対して
分岐して入力される。表示コントローラ62では、入力
された画像信号に基づいて表示部6Aを駆動する。これ
により、表示部6Aにおいて再生画像の表示が行われ
る。また、表示部6Aにおいては、ディスク51から再
生して得られる画像の表示だけでなく、当然のこととし
て、レンズブロック1及びカメラブロック2からなるカ
メラ部位により撮影して得られた撮像画像も、ほぼリア
ルタイムで表示出力させることが可能である。また、再
生画像及び撮像画像の他、前述のように、機器の動作に
応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字
やキャラクタ等によるメッセージ表示も行われるものと
される。このようなメッセージ表示は、例えばビデオコ
ントローラ38の制御によって、所要の文字やキャラク
タ等が所定の位置に表示されるように、データ処理/シ
ステムコントロール回路31において、ビデオD/Aコ
ンバータ61に出力すべき画像信号データに対して、所
要の文字やキャラクタ等の画像信号データを合成する処
理を実行するようにすればよい。このため、データ処理
/システムコントロール回路31は、オンスクリーンデ
ィスプレイ機能を含む信号処理回路を備える。
【0046】また、この場合、表示部6Aはタッチパネ
ル6Bと一体化された構造を採り、表示部6Aの表示画
面に対して行われたポインティング操作が、タッチパネ
ル6Bにおいて操作情報として検知され、この操作情報
が例えばビデオコントローラ38に伝送される構成を採
る。
【0047】コンポジット信号処理回路63では、ビデ
オD/Aコンバータ61から供給されたアナログ画像信
号についてコンポジット信号に変換して、ビデオ出力端
子T1に出力する。例えば、ビデオ出力端子T1を介し
て、外部モニタ装置等と接続を行えば、当該ビデオカメ
ラで再生した画像を外部モニタ装置により表示させるこ
とが可能となる。
【0048】また、表示/画像/音声入出力部6におい
て、音声圧縮エンコーダ/デコーダ37からD/Aコン
バータ65に入力された音声信号データは、ここでアナ
ログ音声信号に変換され、ヘッドフォン/ライン端子T
2に対して出力される。また、D/Aコンバータ65か
ら出力されたアナログ音声信号は、アンプ66を介して
スピーカSPに対しても分岐して出力され、これによ
り、スピーカSPからは、再生音声等が出力されること
になる。
【0049】メディアドライブ部4では、主として、記
録時にはMD−DATA2フォーマットに従って記録デ
ータをディスク記録に適合するようにエンコードしてデ
ッキ部5に伝送し、再生時においては、デッキ部5にお
いてディスク51から読み出されたデータについてデコ
ード処理を施すことで再生データを得て、ビデオ信号処
理部3に対して伝送する。
【0050】このメディアドライブ部4のMD−DAT
A2エンコーダ/デコーダ41は、記録時においては、
データ処理/システムコントロール回路31から記録デ
ータ(圧縮画像データ+圧縮音声信号データ)が入力さ
れ、この記録データについて、MD−DATA2フォー
マットに従った所定のエンコード処理を施し、このエン
コードされたデータを一時バッファメモリ42に蓄積す
る。そして、所要のタイミングで読み出しを行いながら
デッキ部5に伝送する。
【0051】再生時においては、ディスク51から読み
出され、RF信号処理回路44、二値化回路43を介し
て入力されたデジタル再生信号について、MD−DAT
A2フォーマットに従ったデコード処理を施して、再生
データとしてビデオ信号処理部3のデータ処理/システ
ムコントロール回路31に対して伝送する。なお、この
際においても、必要があれば再生データを一旦バッファ
メモリ42に蓄積し、ここから所要のタイミングで読み
出したデータをデータ処理/システムコントロール回路
31に伝送出力するようにされる。このような、バッフ
ァメモリ42に対する書き込み/読み出し制御はドライ
バコントローラ46が実行するものとされる。なお、例
えばディスク51の再生時において、外乱等によってサ
ーボ等が外れて、ディスクからの信号の読み出しが不可
となったような場合でも、バッファメモリ42に対して
読み出しデータが蓄積されている期間内にディスクに対
する再生動作を復帰させるようにすれば、再生データと
しての時系列的連続性を維持することが可能となる。
【0052】RF信号処理回路44には、ディスク51
からの読み出し信号について所要の処理を施すことで、
例えば、再生データとしてのRF信号、デッキ部5に対
するサーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号等のサーボ制御信号を生成する。RF
信号は、上記のように二値化回路43により2値化さ
れ、デジタル信号データとしてMD−DATA2エンコ
ーダ/デコーダ41に入力される。また、生成された各
種サーボ制御信号はサーボ回路45に供給される。サー
ボ回路45では、入力したサーボ制御信号に基づいて、
デッキ部5における所要のサーボ制御を実行する。
【0053】なお、本例においては、MD−DATA1
フォーマットに対応するエンコーダ/デコーダ47を備
えており、ビデオ信号処理部3から供給された記録デー
タを、MD−DATA1フォーマットに従ってエンコー
ドしてディスク51に記録すること、或いは、ディスク
51からの読み出しデータがMD−DATA1フォーマ
ットに従ってエンコードされているものについては、そ
のデコード処理を行って、ビデオ信号処理部3に伝送出
力することも可能とされている。つまり本例のビデオカ
メラとしては、MD−DATA2フォーマットとMD−
DATA1フォーマットとについて互換性が得られるよ
うに構成されている。ドライバコントローラ46は、メ
ディアドライブ部4を総括的に制御するための機能回路
部とされる。
【0054】デッキ部5は、ディスク51を駆動するた
めの機構からなる部位とされる。ここでは図示しない
が、デッキ部5においては、装填されるべきディスク5
1が着脱可能とされ、ユーザの作業によって交換が可能
なようにされた機構(ディスクスロット203(図6参
照))を有しているものとされる。また、ここでのディ
スク51は、MD−DATA2フォーマット、あるいは
MD−DATA1フォーマットに対応する光磁気ディス
クであることが前提となる。
【0055】デッキ部5においては、装填されたディス
ク51をCLVにより回転駆動するスピンドルモータ5
2によって、CLVにより回転駆動される。このディス
ク51に対しては記録/再生時に光学ヘッド53によっ
てレーザ光が照射される。光学ヘッド53は、記録時に
は記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レ
ベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効
果により反射光からデータを検出するための比較的低レ
ベルのレーザ出力を行なう。このため、光学ヘッド53
には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段
としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対
物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するため
のディテクタが搭載されている。光学ヘッド53に備え
られる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってデ
ィスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能
に保持されている。
【0056】また、ディスク51を挟んで光学ヘッド5
3と対向する位置には磁気ヘッド54が配置されてい
る。磁気ヘッド54は記録データによって変調された磁
界をディスク51に印加する動作を行なう。また、図示
しないが、デッキ部5においては、スレッドモータ55
により駆動されるスレッド機構が備えられている。この
スレッド機構が駆動されることにより、上記光学ヘッド
53全体及び磁気ヘッド54はディスク半径方向に移動
可能とされている。
【0057】操作部7は図6に示した各操作子300,
301,及び304〜309等に相当し、これらの操作
子によるユーザの各種操作情報は例えばビデオコントロ
ーラ38に供給される。ビデオコントローラ38は、ユ
ーザー操作に応じた必要な動作が各部において実行され
るようにするための操作情報、制御情報をカメラコント
ローラ25、ドライバコントローラ46に対して供給す
る。
【0058】外部インターフェイス8は、当該ビデオカ
メラと外部機器とでデータを相互伝送可能とするために
設けられており、例えば図のようにI/F端子T3とビ
デオ信号処理部間に対して設けられる。なお、外部イン
ターフェイス8としてはここでは特に限定されるもので
はないが、例えばIEEE1394等が採用されればよ
い。例えば、外部のデジタル画像機器と本例のビデオカ
メラをI/F端子T3を介して接続した場合、ビデオカ
メラで撮影した画像(音声)を外部デジタル画像機器に
録画したりすることが可能となる。また、外部デジタル
画像機器にて再生した画像(音声)データ等を、外部イ
ンターフェイス8を介して取り込むことにより、MD−
DATA2(或いはMD−DATA1)フォーマットに
従ってディスク51に記録するといったことも可能とな
る。
【0059】電源ブロック9は、内蔵のバッテリにより
得られる直流電源あるいは商用交流電源から生成した直
流電源を利用して、各機能回路部に対して所要のレベル
の電源電圧を供給する。電源ブロック9によるメイン電
源のオン/オフは、上述したメインダイヤル300の操
作に応じてビデオコントローラ38が制御する。
【0060】4.メディアドライブ部の構成 続いて、図4に示したメディアドライブ部4の構成とし
て、MD−DATA2に対応する機能回路部を抽出した
詳細な構成について、図5のブロック図を参照して説明
する。なお、図5においては、メディアドライブ部4と
共にデッキ部5を示しているが、デッキ部5の内部構成
については図4により説明したため、ここでは、図4と
同一符号を付して説明を省略する。また、図5に示すメ
ディアドライブ部4において図4のブロックに相当する
範囲に同一符号を付している。
【0061】光学ヘッド53のディスク51に対するデ
ータ読み出し動作によりに検出された情報(フォトディ
テクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)
は、RF信号処理回路44内のRFアンプ101に供給
される。RFアンプ101では入力された検出情報か
ら、再生信号としての再生RF信号を生成し、二値化回
路43に供給する。二値化回路43は、入力された再生
RF信号について二値化を行うことにより、デジタル信
号化された再生RF信号(二値化RF信号)を得る。こ
の二値化RF信号はMD−DATA2エンコーダ/デコ
ーダ41に供給され、まずAGC/クランプ回路103
を介してゲイン調整、クランプ処理等が行われた後、イ
コライザ/PLL回路104に入力される。イコライザ
/PLL回路104では、入力された二値化RF信号に
ついてイコライジング処理を施してビタビデコーダ10
5に出力する。また、イコライジング処理後の二値化R
F信号をPLL回路に入力することにより、二値化RF
信号(RLL(1,7)符号列)に同期したクロックC
LKを抽出する。
【0062】クロックCLKの周波数は現在のディスク
回転速度に対応する。このため、CLVプロセッサ11
1では、イコライザ/PLL回路104からクロックC
LKを入力し、所定のCLV速度(図3参照)に対応す
る基準値と比較することにより誤差情報を得て、この誤
差情報をスピンドルエラー信号SPEを生成するための
信号成分として利用する。また、クロックCLKは、例
えばRLL(1,7)復調回路106をはじめとする、
所要の信号処理回路系における処理のためのクロックと
して利用される。
【0063】ビタビデコーダ105は、イコライザ/P
LL回路104から入力された二値化RF信号につい
て、いわゆるビタビ復号法に従った復号処理を行う。こ
れにより、RLL(1,7)符号列としての再生データ
が得られることになる。この再生データはRLL(1,
7)復調回路106に入力され、ここでRLL(1,
7)復調が施されたデータストリームとされる。
【0064】RLL(1,7)復調回路106における
復調処理により得られたデータストリームは、データバ
ス114を介してバッファメモリ42に対して書き込み
が行われ、バッファメモリ42上で展開される。このよ
うにしてバッファメモリ42上に展開されたデータスト
リームに対しては、先ず、ECC処理回路116によ
り、RS−PC方式に従って誤り訂正ブロック単位によ
るエラー訂正処理が施され、更に、デスクランブル/E
DCデコード回路117により、デスクランブル処理
と、EDCデコード処理(エラー検出処理)が施され
る。これまでの処理が施されたデータが再生データDA
TApとされる。この再生データDATApは、転送ク
ロック発生回路121にて発生された転送クロックに従
った転送レートで、例えばデスクランブル/EDCデコ
ード回路117からビデオ信号処理部3のデータ処理/
システムコントロール回路31に対して伝送されること
になる。
【0065】転送クロック発生回路121は、例えば、
クリスタル系のクロックをメディアドライブ部4とビデ
オ信号処理部3間のデータ伝送や、メディアドライブ部
4内における機能回路部間でのデータ伝送を行う際に、
適宜適正とされる周波数の転送クロック(データ転送レ
ート)を発生するための部位とされる。また、当該ビデ
オカメラの動作状態に応じて、メディアドライブ部4及
びビデオ信号処理部3の各機能回路部に供給すべき所要
の周波数の動作クロックを発生する。
【0066】光学ヘッド53によりディスク51から読
み出された検出情報(光電流)は、マトリクスアンプ1
07に対しても供給される。マトリクスアンプ107で
は、入力された検出情報について所要の演算処理を施す
ことにより、トラッキングエラー信号TE、フォーカス
エラー信号FE、グルーブ情報(ディスク51にウォブ
ルドグルーブWGとして記録されている絶対アドレス情
報)GFM等を抽出しサーボ回路45に供給する。即ち
抽出されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FEはサーボプロセッサ112に供給され、グ
ルーブ情報GFMはADIPバンドパスフィルタ108
に供給される。
【0067】ADIPバンドパスフィルタ108により
帯域制限されたグルーブ情報GFMは、A/Bトラック
検出回路109、ADIPデコーダ110、及びCLV
プロセッサ111に対して供給される。A/Bトラック
検出回路109では、例えば図2(b)にて説明した方
式などに基づいて、入力されたグルーブ情報GFMか
ら、現在トレースしているトラックがトラックTR・
A,TR・Bの何れとされているのかについて判別を行
い、このトラック判別情報をドライバコントローラ46
に出力する。また、ADIPデコーダ110では、入力
されたグルーブ情報GFMをデコードしてディスク上の
絶対アドレス情報であるADIP信号を抽出し、ドライ
バコントローラ46に出力する。ドライバコントローラ
46では、上記トラック判別情報及びADIP信号に基
づいて、所要の制御処理を実行する。
【0068】CLVプロセッサ111には、イコライザ
/PLL回路104からクロックCLKと、ADIPバ
ンドパスフィルタ108を介したグルーブ情報GFMが
入力される。CLVプロセッサ111では、例えばグル
ーブ情報GFMに対するクロックCLKとの位相誤差を
積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御
のためのスピンドルエラー信号SPEを生成し、サーボ
プロセッサ112に対して出力する。なお、CLVプロ
セッサ111が実行すべき所要の動作はドライバコント
ローラ46によって制御される。
【0069】サーボプロセッサ112は、上記のように
して入力されたトラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE、スピンドルエラー信号SPE、ドラ
イバコントローラ46からのトラックジャンプ指令、ア
クセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキ
ング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信
号、スピンドル制御信号等)を生成し、サーボドライバ
113に対して出力する。サーボドライバ113では、
サーボプロセッサ112から供給されたサーボ制御信号
に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここ
でのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する
二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向
の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動
信号、スピンドルモータ52を駆動するスピンドルモー
タ駆動信号となる。このようなサーボドライブ信号がデ
ッキ部5に対して供給されることで、ディスク51に対
するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンド
ルモータ52に対するCLV制御が行われることにな
る。
【0070】ディスク51に対して記録動作が実行され
る際には、例えば、ビデオ信号処理部3のデータ処理/
システムコントロール回路31からスクランブル/ED
Cエンコード回路115に対して記録データDATAr
が入力されることになる。このユーザ記録データDAT
Arは、例えば転送クロック発生回路121にて発生さ
れた転送クロックに同期して入力される。
【0071】スクランブル/EDCエンコード回路11
5では、例えば記録データDATArをバッファメモリ
42に書き込んで展開し、データスクランブル処理、E
DCエンコード処理(所定方式によるエラー検出符号の
付加処理)を施す。この処理の後、例えばECC処理回
路116によって、バッファメモリ42に展開させてい
る記録データDATArに対してRS−PC方式による
エラー訂正符号を付加するようにされる。ここまでの処
理が施された記録データDATArは、バッファメモリ
42から読み出されて、データバス114を介してRL
L(1,7)変調回路118に供給される。
【0072】RLL(1,7)変調回路118では、入
力された記録データDATArについてRLL(1,
7)変調処理を施し、このRLL(1,7)符号列とし
ての記録データを磁気ヘッド駆動回路119に出力す
る。
【0073】ところで、MD−DATA2フォーマット
では、ディスクに対する記録方式として、いわゆるレー
ザストローブ磁界変調方式を採用している。レーザスト
ローブ磁界変調方式とは、記録データにより変調した磁
界をディスク記録面に印加すると共に、ディスクに照射
すべきレーザ光を記録データに同期してパルス発光させ
る記録方式をいう。このようなレーザストローブ磁界変
調方式では、ディスクに記録されるピットエッジの形成
過程が磁界の反転速度等の過渡特性に依存せず、レーザ
パルスの照射タイミングによって決定される。このた
め、例えば単純磁界変調方式(レーザ光をディスクに対
して定常的に照射すると共に記録データにより変調した
磁界をディスク記録面に印加するようにした方式)と比
較して、レーザストローブ磁界変調方式では、記録ピッ
トのジッタをきわめて小さくすることが容易に可能とさ
れる。つまり、レーザストローブ磁界変調方式は、高密
度記録化に有利な記録方式とされるものである。
【0074】メディアドライブ部4の磁気ヘッド駆動回
路119では、入力された記録データにより変調した磁
界が磁気ヘッド54からディスク51に印加されるよう
に動作する。また、RLL(1,7)変調回路118か
らレーザドライバ120に対しては、記録データに同期
したクロックを出力する。レーザドライバ120は、入
力されたクロックに基づいて、磁気ヘッド54により磁
界として発生される記録データに同期させたレーザパル
スがディスクに対して照射されるように、光学ヘッド5
3のレーザダイオードを駆動する。この際、レーザダイ
オードから発光出力されるレーザパルスとしては、記録
に適合する所要のレーザパワーに基づくものとなる。こ
のようにして、本例のメディアドライブ部4により上記
レーザストローブ磁界変調方式としての記録動作が可能
とされる。
【0075】5.本実施の形態に対応するディスク構造
例 5−1.エリア構造 次に、本実施の形態に対応するディスク51の構造例に
ついて説明する。図7は、本実施の形態に対応するとさ
れるディスク51のエリア構造例を概念的に示してい
る。なお、この図に示すディスク51の物理フォーマッ
トについては、先に図1及び図2により説明した通りで
ある。
【0076】図7に示すように、ディスク51として光
磁気記録再生が可能とされる光磁気記録領域において
は、先ずその最内周における所定サイズの区間に対して
管理エリアが設けられる。この管理エリアは、例えばU
−TOC(ユーザTOC)といわれる、ディスクに記録
されたデータの記録再生の管理のために必要とされる所
要の管理情報が主として記録される。例えば本例の場合
であれば、ディスクに記録されたデータとしてファイル
単位で記録再生が行われるための管理情報等をはじめと
する各種所要のデータがU−TOCとして格納される。
なお、管理エリアにおけるU−TOCの内容は、例え
ば、これまでディスクに記録されたファイルの履歴や、
ファイルの削除等の編集処理結果に従って逐次書き換え
が行われるものとされる。
【0077】上記管理エリアの外周側に対しては、デー
タエリアが設けられる。本実施の形態の場合、このデー
タエリアにおいては2種類のデータが記録されることに
なる。1つは、或る使用用途のために本実施の形態のビ
デオカメラの動作を特化させるためのプログラムである
アプリケーションプログラムであり、もう1つは、この
アプリケーションプログラムが実行されている環境のも
とで、本実施の形態のビデオカメラにより入力した各種
情報から成るユーザデータである。ここで、本実施の形
態のビデオカメラにより入力し得る情報(ユーザデー
タ)としては、例えば、撮像系/音声入力系により得ら
れる撮像画像データ、音声データの他、インターフェイ
ス部8を介した入力情報、及び操作部7(及びタッチパ
ネル6B)に対する操作に基づく生成情報等が挙げられ
る。また、データエリアに記録されるユーザデータとし
ては、ファイル単位で管理される形態で記録されるもの
とする。また、アプリケーションプログラムを形成する
各アプリケーションデータの再生や、上記ファイルごと
におけるユーザデータの記録再生は、上記管理エリアに
格納されるU−TOCに基づいて管理されるものとす
る。
【0078】この管理エリアのU−TOCは、例えば、
ディスク装填時において読み出されて、例えば、メディ
アドライブ部4のバッファメモリ42(又はバッファメ
モリ32)の所定領域に保持される。そして、データ記
録時や編集時においては、その記録結果や編集結果に応
じてバッファメモリに保持されているU−TOCについ
て書き換えを行うようにし、その後、所定の機会、タイ
ミングでもって、バッファメモリに保持されているU−
TOCの内容に基づいて、ディスク51のU−TOCを
書き換える(更新する)ようにされる
【0079】なお、この図に示すディスク構造例はあく
までも一例であって、ディスク半径方向における各エリ
アの物理的位置関係は、実際の使用条件等に応じて変更
されて構わない。また、必要があれば他の所定種類のデ
ータを格納すべきエリアが追加的に設けられても構わな
いものである。
【0080】5−2.トラックに対するデータ記録方式 続いて、上記図7に示したディスク構造を前提として、
データエリアにおけるアプリケーションプログラムとユ
ーザデータの記録方式について図8を参照して説明す
る。
【0081】図1にて説明したように、本実施の形態に
対応するディスク51としては、トラックTr・A,T
r・Bの2つのトラックがそれぞれ独立してダブルスパ
イラルに形成される。
【0082】そして、本実施の形態においては、図8に
示すようにしてトラックTr・Aをアプリケーションプ
ログラムのデータが予め記録される記録領域として設定
し、トラックTr・Bをユーザデータが記録される記録
領域として設定する。即ち、アプリケーションプログラ
ムのデータと、ユーザデータとは、ダブルスパイラル状
に形成される2本のトラックのうち、それぞれ異なるト
ラックに対して記録されるものとして設定されるもので
ある。なお、上記説明とは逆に、トラックTr・Aにユ
ーザデータを記録し、トラックTr・Bにアプリケーシ
ョンプログラムを記録するものとしても構わないもので
ある。また、この図8による説明はデータエリアに関し
てのものである。
【0083】ここで、トラックTr・Aに記録されるア
プリケーションプログラムのデータとしては、アプリケ
ーションOS(Operation System)と、アプリケーション
データとから成るものとされる。アプリケーションOS
は、アプリケーションデータとしてのプログラムを実行
させるために必要となるOSとしてのプログラムデータ
とされ、アプリケーションデータは、上記アプリケーシ
ョンOSが動作する環境の下で実行されるべき各種動作
を実現するためのプログラムデータである。このアプリ
ケーションプログラムは、当該ビデオカメラにおいて読
み出しが行われて、例えばバッファメモリ32の所定領
域を利用してインストールが行われることで起動可能と
なるものである。
【0084】また、ここでいうユーザデータとは、例え
ば先にも述べたように本実施の形態のビデオカメラに対
する所定操作によって入力される画像、音声、更には他
の種類のデータとされる。この場合、ユーザデータは、
トラックTr・Aに記録されるアプリケーションプログ
ラムが実行されている環境のもとで記録再生され、特に
一旦記録されたデータについては、所要のアプリケーシ
ョンデータとしてのプログラムの実行に従って、アプリ
ケーションプログラムが実現すべき使用用途に関連する
データとなる。
【0085】また、本実施の形態のディスク51として
は、初期的にはトラックTr・Aにアプリケーションプ
ログラムのデータが予め格納され、例えば、ユーザデー
タが記録されるべきトラックTr・Bは、特にユーザデ
ータが記録されていないブランク状態とされる。本実施
の形態の場合、原則としてはアプリケーションプログラ
ムが記録される側のトラックは書き換え禁止な領域とし
て設定されて管理されることが好ましい。
【0086】ここで、トラックTr・Aに記録されるべ
きアプリケーションプログラムのデータは、例えばメー
カ(ベンダー)側が予めアプリケーションプログラムを
記録したディスク51を用意して出荷する。あるいは、
例えばユーザが購入した時点では、トラックTr・A,
Tr・B共にブランク状態とされ、購入後において、何
らかのデータ供給元よりユーザが獲得したディスク51
に対応したアプリケーションプログラムを、例えば、ユ
ーザが本実施の形態のビデオカメラの外部インターフェ
イス8を介して入力してディスク51に記録させること
などが考えられる。
【0087】6.利用例 6−1.概要 続いて、本実施の形態としての記録再生装置と上記構造
によるディスク51からなるシステムによる利用例の概
要について、図9〜図11を参照して説明する。ここで
は、使用用途として、例えば複数のプレーヤがゴルフコ
ースを回りながらスコアを競う、いわゆる「ゴルフコン
ペ」を行う場合を例に挙げることとする。
【0088】この場合には、ディスク51には予めゴル
フコンペに対応して特化されたプログラム内容を有する
アプリケーションプログラムが、トラックTr・Aに対
して記録済みとされている状態にある。なお、そのプロ
グラム内容は主として、ゴルフコンペに対応した編集プ
ログラムと、例えば全国或いは一部地域のゴルフ場コー
スガイドデータ等とされる。また、以降は、このゴルフ
コンペに対応して特化されたアプリケーションプログラ
ムが記録されているディスク51について、「ゴルフ用
ディスク」ということにする。そして、ユーザ(ゴルフ
コンペのプレーヤ)は、ゴルフコンペを行っていくのに
あたり、このゴルフ用ディスクと、本実施の形態のビデ
オカメラとを用意するようにされる。
【0089】ユーザは、例えばゴルフ場においてプレー
を開始する前の段階で、本実施の形態のビデオカメラに
対して、ゴルフ用ディスクを装填する。すると、ビデオ
カメラにおいては、ゴルフ用ディスクのトラックTr・
Aから、アプリケーションプログラムとして、先ずはア
プリケーションOSを読み出してこれを32に取り込ん
で起動させる。これにより、ゴルフコンペ用のアプリケ
ーションプログラムを実行させる環境が当該ビデオカメ
ラ内で得られることになる。そして、以降は必要に応じ
てゴルフ用ディスクのトラックTr・Aからアプリケー
ションデータを読み込んで実行させることで、以下のよ
うにして、ゴルフの進行に応じた動作が行われる。この
アプリケーションデータも、ゴルフ用ディスクから読み
出されたものはバッファメモリ32にて保持されて実行
されるものである。
【0090】この場合には、先ず、メニュー画面表示用
のアプリケーションデータが実行されることで、図9
(a)に示すようにして、表示部6Aにはメニュー画面
が表示される。ここでは、メニュー項目として「環境設
定」、「コース設定」、「プレー設定」、及び「システ
ム終了」の4項目が提示されている状態が示されてい
る。前述したように、表示部6Aはタッチパネル6Bを
備えていることでパネル操作部としても機能するものと
されている。そこで、上記の状態の下で、上記4つのメ
ニュー項目のうち、何れか1つの項目が表示されている
表示部6Aの領域に対してユーザが指やペンなどにより
押圧操作を行うことで、所望のメニュー項目が選択さ
れ、選択されたメニュー項目に応じたアプリケーション
データがゴルフ用ディスクから読み出されることにな
る。
【0091】ここで、図9(a)のメニュー画面に対し
て、ユーザが「環境設定」の項目を選択するための操作
を行ったとすると、表示部6Aには図9(b)に示すよ
うにして環境設定画面が表示される。ここでは、環境設
定画面の一例として、天気に応じた撮像装置系に対する
設定を行うための画面が表示されるものとする。つま
り、図9(b)には選択項目として「快晴」、「曇
り」、「雨」、「雪」、及び「メニューへ」と記された
メニュー画面に戻るための項目が示されているが、現在
の天気に応じて「快晴」、「曇り」、「雨」、「雪」の
項目のうち何れか1つを選択する操作を行うと、選択さ
れた項目に応じて、レンズブロック1及びカメラブロッ
ク2における露出、絞り等の光学系の状態、更に場合に
よっては、ビデオ信号処理部3における撮像信号処理系
における所要のパラメータ等が天気の状態に応じて適切
となるように、予め用意されたパラメータ等に従って自
動調整される。このような光学系の特性等を自動調整す
るための各種パラメータ情報も、例えばアプリケーショ
ンデータとしてディスクに記録されているものであり、
当該ビデオカメラでは、このアプリケーションデータと
してのパラメータ情報をゴルフ用ディスクから読み出し
て参照することで、上記自動調整のための制御を実現す
るようにされる。このような撮像装置側の光学系に対す
る制御は、例えばビデオコントローラ38がマスターコ
ントローラとして機能した上で、カメラコントローラ2
5がレンズブロック1及びカメラブロック1における所
要の機能回路部や機構部を制御することで実現されるも
のである。なお、環境設定画面としては他にも各種考え
られるものであるが、ここでは他の環境設定画面に関す
る説明は省略する。
【0092】また、図9(a)に示すメニュー画面にお
いて、「コース設定」の項目を選択した場合には、図9
(c)に示すコース設定画面が表示される。ここでは、
ページ構造により、日本全国の都道府県の選択項目、及
びメニュー画面に戻るための選択項目が提示される。
【0093】上記図9(c)に示す表示状態の下で、例
えばユーザが「千葉県」の項目を選択したとすると、こ
れに応答して図9(d)に示すような、「千葉県」の階
層の下でのゴルフ場のリストをページ構造により項目表
示する(メニュー画面に戻るための選択項目も表示され
る)コース設定画面が表示される。そして、この表示状
態の下で、ユーザが今いるゴルフ場名を探し出して、そ
の項目を選択する操作を行ったとする。前述のように、
アプリケーションデータとしてはゴルフ場コースガイド
のデータが用意されてゴルフ用ディスクに記録されてい
る。そして、上記のようにして所望のゴルフ場名の項目
についての選択操作が行われると、ゴルフ用ディスクに
記録されているゴルフ場コースガイドのデータの中か
ら、このゴルフ場が有しているコースのロケーションの
データが読み込まれ、例えばバッファメモリ32の所定
領域に保持されることになる。このバッファメモリ32
に保持されるコースのロケーションのデータは、例えば
主としてそのコースにおける各ホールを示す画像情報に
より形成され、後述するようにして、プレー中において
ユーザが呼び出して表示部6Aに表示させることができ
る。
【0094】また、図9(a)に示す「プレー設定」の
メニュー項目を選択した場合には、図10(a)に示す
プレー設定画面が表示部6Aに表示される。このプレー
設定画面には、「コースガイド」、「プレーヤ設定」、
「プレー実行」、及びメニューに戻るための項目が提示
される。
【0095】ここで、図10(a)に示すプレー設定画
面において「プレーヤ設定」の項目を選択する操作を行
ったとすると、図10(b)に示すプレーヤ画面が表示
される。このプレーヤ画面には、プレーヤの顔写真とし
ての画像が表示される。ここでは、Aさん、Bさん、C
さん、Dさんの4人のプレーヤがいるものとし、これら
Aさん〜Dさんの顔写真としてのサムネイル画像が表示
されている状態を示しているものとされる。ここでいう
サムネイル画像とは、例えば静止画或いは動画のデータ
を、通常よりも縮小した形態により代表画像として表示
する画像のことをいう。
【0096】ここで、図10(b)に示すプレーヤ画面
に対して、プレーヤの顔写真としてのサムネイル画像を
表示させるには、例えば次のようにする。ユーザは、例
えば「プレーヤ設定」の項目を選択した後におけるプレ
ーヤ設定モードでの所定操作によってプレーヤ撮影モー
ドとして、当該ビデオカメラにより各プレーヤ(主とし
て顔の部分をアップで撮影するとよい)を撮影して、画
像データファイルを作成する。この画像データファイル
は、ユーザデータとして、ゴルフ用ディスクのトラック
Tr・Bに対して記録される。
【0097】そして、上記のようにして各プレーヤの画
像ファイルが得られると、当該ビデオカメラでは、これ
らの画像ファイルを利用して、図10(b)に示すプレ
ーヤ画面に対してプレーヤの顔写真として貼り付けるべ
きサムネイル画像を生成する。このようなサムネイル画
像を生成するには、例えば次のようにして行えばよい。
ディスクに記録される元の画像データは、例えば動画で
あればMPEG2、静止画であればJPEG等による伸
張処理が施された段階では、通常は、表示画面に対して
ほぼフルサイズで表示されるだけの画像サイズ(画素
数)を有したデータとされる。そこで、実際に必要とな
る表示領域のサイズに適合した画像サイズが得られるよ
うに、元の画像データよりも少ない画素数の集合による
画像データを形成することで、画像サイズを所要のサイ
ズにまで縮小するようにされる。このような画像サイズ
の縮小のためには、例えば元のフルサイズの画像データ
に対して、適切なタイミングで画素データに対するサン
プリングを行い、このサンプリングした画素データによ
って画像データを再構成することで、所要のサイズに縮
小化された画像データを得るようにすればよい。そし
て、このようにして得られた各プレーヤのサムネイル画
像を利用し、図10(b)に示すプレーヤ画面が得られ
るように画像データを生成し、表示部6Aに対して表示
出力させるようにすればよい。
【0098】なお、入力された撮像画像データについ
て、先ずサムネイル画像化する処理を施した後、このサ
ムネイル画像としてのデータをユーザデータとしてディ
スクに記録して保存するようにしても構わないものであ
る。
【0099】上記のようなユーザデータの編集は、例え
ば、データ処理/システムコントロール回路31がバッ
ファメモリ32の所定領域を作業領域として利用しなが
らデータ処理を実行することで実現が可能である。ま
た、図10(b)に示すプレーヤ画面を表示させるまで
の上述したビデオカメラ(特に信号処理ブロック3)の
動作は、ゴルフ用ディスクから読み出したプレーヤ設定
のためのアプリケーションデータが実行されることで得
られるものである。つまり、主としてビデオコントロー
ラ38が、プレーヤ設定のためのアプリケーションデー
タの実行プログラムに従って処理プロセスを実行するこ
とで、ゴルフ用ディスクに記録した撮影画像データ(ユ
ーザデータ)をプレーヤの顔写真用のデータとして管理
したり、この撮影画像データからサムネイル画像を生成
してプレーヤ画面を表示することなどが実現されるもの
である。
【0100】ここまで説明した動作によってプレー前の
準備が整う。そして、実際にプレーをするのにあたって
は、図10(a)に示すプレー設定画面において、ユー
ザは「プレー実行」の項目を選択する操作を行うように
される。この「プレー実行」の項目に対する選択操作が
行われるごとに、以降は、プレー用のアプリケーション
データがゴルフ用ディスクから逐次読み出されて実行さ
れ、次に述べていくようにして動作が行われる。
【0101】ここでは、「プレー実行」の項目に対する
選択操作が行われると、例えば最初には図10(c)に
示すようにして、プレー実行画面として、プレーヤがま
わるホールの概要を示す画像が表示される。ここでは、
例えばページ階層により、先にユーザがコース設定した
内容に応じたコースが有するホールが表示できるように
なっている。
【0102】また、図10(c)に示すプレー実行画面
には、「REC」と記されたキー表示が行われる。この
「REC」キー表示に対して操作を行うと、例えば本実
施の形態では、自動的に図10(b)に示したプレーヤ
画面に戻るようにされる。そして、ここで、例えばプレ
ーを撮影したいプレーヤの顔写真が表示されているサム
ネイル画像に対してクリック操作を行うようにされる。
そして、当該ビデオカメラにより通常の撮影操作によっ
て、例えばプレーヤのプレーを撮影する。この撮影によ
り得られた画像データファイルは、ユーザデータとして
ゴルフ用ディスクに記録される。このようにして得られ
た画像データファイルは、先のクリック操作で指定され
たプレーヤとの対応付けが行われると共に、図10
(c)に示すプレー実行画面に表示されるホールの番号
ごとに従い、そのホールの番号ごとに何打目の打数であ
るのか(何打目となるかは、例えばユーザの所定操作に
より入力可能なように構成すればよい)が示されるよう
にして管理が行われるものとされる。
【0103】そして、そのホールにおけるプレーが終了
したら、所定操作によって図10(d)に示すようにし
て再度プレーヤ画面に表示を戻したうえで、各プレーヤ
のスコアを入力する。ここで入力されたスコアとしての
数値情報も、ユーザデータとしてゴルフ用ディスクに対
してユーザデータとして記録される。スコアを入力させ
るには、例えば、図10(d)の画面において「スコア
集計」と表示される領域に対してクリック操作等を行
い、各プレーヤのサムネイル画像の右横に位置するスコ
ア入力領域に対してスコアを入力可能な状態としてか
ら、所定操作によって実際のスコアを入力するようにさ
れる。なお、ここでの具体的なスコアの数値の入力操作
方法については各種考えられるので、これについての説
明は省略する
【0104】このようにして、上述した「プレー実行」
としてのアプリケーションデータの実行と、これに伴っ
て行われる操作に応じた各種ユーザデータの入力(ゴル
フ用ディスクに対する記録)、及びユーザデータを利用
した編集が、各ホールごとに繰り返されることになる。
【0105】図11(a)には、先に設定されたコース
のホールを全てまわって全プレーが終了した状態でのプ
レーヤ画面が示されている。つまり、この図に示されて
いるスコアは、各プレーヤが全ホールを周り終えた段階
での最終的なトータルスコアの値が示されている。ここ
で、図11(a)に示す画面において、所望のプレーヤ
のサムネイル画像の領域をクリックすると、図11
(b)に示すような、そのクリック操作により選択され
たプレーヤのスコア集計画面が表示される。
【0106】また、図11(b)に示すスコア集計画面
において、或る所望のホールのスコアが示されている領
域をクリックすると、例えば図11(c)に示すように
して、再生設定画面が表示される。この再生設定画面
は、図11(b)に示すスコア集計画面に対応するプレ
ーヤが、上記クリック操作により選択されたホールにお
いて撮影して得られた画像のリストを表示するものであ
る。この場合には、図11(b)に示すスコア集計画面
はAさんのものとされ、そのAさんのスコア集計画面に
おいて、2番ホールのスコアの領域をクリックしたの
で、2番ホールにてAさんがプレーしていたときに撮影
した画像データファイルがリストとして表示されている
状態が示されている。ここでは、第1打目と第3打目の
ときに撮影して得られたとされる画像データファイルが
リスト項目として提示されている状態にある。
【0107】そして、ユーザは、図11(c)に示すリ
スト項目のうちから所望のリスト項目について例えばク
リック操作などによって選択操作を行うことができるよ
うになっている。例えばここで、図11(c)に示す表
示に対して、ユーザが第1打目の項目を選択する操作を
行ったとすれば、図11(d)に示すようにして、Aさ
んの2番ホールにおける第1打目のショットを撮影した
画像が表示されることになる。このショットを撮影した
画像は、先のプレー実行モード時において、ユーザが撮
影したことによりユーザデータとしてゴルフ用ディスク
のトラックTr・Bに対して記録された画像データファ
イルを再生することにより得られるものである。なお、
この際には画像データファイルとして、撮影時に収音さ
れた音声も含めて記録し、通常のビデオカメラのように
画像・音声を共に再生させるようにすればよいものであ
る。なお、このときには、単に画像データファイルを通
常に再生するだけでなく、スロー再生やスチル再生等が
できるようにすれば、ユーザとしてはより利用価値が高
められることになる。本実施の形態では、MPEG2フ
ォーマットにより画像データファイルについて記録再生
を行うため、このような特殊再生は容易に実現すること
が可能である。これは、MPEG2フォーマットとして
の圧縮符号化データが、特殊再生時や各種編集のための
データ単位とされるGOP(Group OfPincture) といわ
れるデータ単位のシーケンスより形成されるように規定
されていることに依る。
【0108】6−2.ユーザデータのトラックへの記録
例 上記説明から分かるように、本実施の形態ではアプリケ
ーションデータが実行されるごとに例えば、撮像画像デ
ータや、入力された数値等の情報(更には文字情報等で
あってもよい)がユーザデータとして記録されるのであ
るが、このユーザデータの記録方式例について図12を
参照して説明する。
【0109】ここでは、図10(b)にて説明したプレ
ーヤの顔写真としてのサムネイル画像を生成する源とな
る撮像画像データファイルを記録する場合を例に挙げて
説明している。本実施の形態では、このときに得られた
撮像画像データファイルは、図のように、プレーヤ設定
のためのモード動作を実行するプログラムとしてのアプ
リケーションデータが記録されているトラックTr・A
に隣接して対となっているトラックTr・Bの領域に対
してに対して記録するようにされる。即ち、或る特定の
アプリケーションデータと、このアプリケーションデー
タが実行されるもとで記録されたり編集されたりするユ
ーザデータとができるだけ、ディスク上において物理的
に近接するようにして記録が行われるようにされる。
【0110】これにより、本実施の形態では例えば或る
アプリケーションデータを実行させる必要があって、こ
のアプリケーションデータが記録されているディスク位
置にアクセスして、このアプリケーションデータの読み
出しを行った際、このアプリケーションデータの実行さ
れるもとで入力されたユーザデータを記録する際には、
そのアクセス位置について大きく移動する必要が無くな
り、それだけアクセス時間を短縮することができる。同
様に、或るアプリケーションデータが実行されることで
編集に必要となるユーザデータを読み出す際にも、アク
セスに要する時間をできるだけ短縮することが可能にな
る。また、アクセスのためのヘッド移送機構であるスレ
ッド機構について、大きな移動量を与えるように制御す
る必要が無くなるため、それだけスレッド機構の機械的
な耐久性が得られることにもなる。具体的に、図12に
示したようにして各プレーヤの撮像画像データが記録さ
れた場合であれば、例えば、図11(b)に示したプレ
ーヤ画面を生成するときには、先ず、トラックTr・A
からプレーヤ設定のためのアプリケーションデータが記
録されている領域に対してアクセスしてこれを読み出
し、プログラムを実行させた上で、その隣接したトラッ
クTr・Bに記録されている各プレーヤの撮像画像デー
タファイルを読み出して、サムネイル画像化処理を実行
するようにされる。この際にも、トラックTr・Bに記
録されている各プレーヤの撮像画像データファイルへの
アクセスは、そのための移動量が少なくて済むことにな
る。
【0111】6−3.処理動作 続いて、上記した本実施の形態のビデオカメラの動作を
実現するための処理動作例について、図13のフローチ
ャートを参照して説明する。なお、ここでの処理は、図
9〜図11に示したゴルフ用ディスクに対応した場合の
処理とする。また、この図に示す処理は、主としてビデ
オコントローラ38がマスターコントローラとして機能
した上で、カメラコントローラ25,データ処理/シス
テムコントロール回路31,ドライバコントローラ4
が、それぞれ、カメラブロック2,ビデオ信号処理部
3,メディアドライブ部4内部の各機能回路部に対する
制御を実行することで実現される。
【0112】先ず、図13に示すように、最初の処理と
しては、ステップS101においてディスク51が装填
されるのを待機している。なお、ここでの装填の有無の
判別の対照となっているディスクは、例えば、前述した
ゴルフ用ディスクのように、何らかのアプリケーション
プログラムが記録されているディスクである。
【0113】上記ステップS101においてディスクが
装填されたことが判別されると、続いてはステップS1
02において、この装填されたディスクの管理エリアか
ら管理情報を読み出し、例えばバッファメモリ32に対
して保持させるための制御処理が実行される。ここで、
管理エリアから読み出される管理情報、つまりU−TO
Cには、例えば、トラックTr・Aにはアプリケーショ
ンプログラムが記録され、トラックTr・Bはユーザデ
ータが記録される領域として設定されていることを示す
情報、また、トラックTr・Aに記録されているアプリ
ケーションプログラムとして、アプリケーションOS
と、各種内容のアプリケーションデータが記録されてい
る位置(アドレス)情報、また、トラックTr・Bに既
に何らかのユーザデータが記録されている場合には、各
ユーザデータとしてのファイルが記録されている位置
(アドレス)情報、及びその他所要の管理情報が格納さ
れているものとされる。
【0114】続くステップS103においては、トラッ
クTr・AからアプリケーションOSを読み出し、これ
をバッファメモリ32内の所定領域を利用してインスト
ール(起動のための処理も含む)する事が行われる。こ
れにより、アプリケーションOSのプログラム上で、各
種アプリケーションデータのプログラムを実行させるこ
とのできる環境が得られる。そして、以降の少なくとも
ステップS104〜S107までの処理に際しては、逐
次必要となるアプリケーションデータをディスク51か
ら読み出して、アプリケーションOS上で実行させるこ
とで行われるものである。
【0115】ステップS104においては、例えば図9
(a)に示すようなメニュー画面を表示出力させるため
の処理が実行される。そして、続くステップS105の
処理として、図9(a)に示したメニュー画面に対する
操作以降の各種操作に応じた処理が実行される。この
際、ディスクに記録されたユーザデータを編集に利用す
る必要があれば、所要のユーザデータをディスクから読
み出して編集処理に利用することになる。また、ステッ
プS105により実行されているとされるアプリケーシ
ョンデータに従って、例えば撮像画像データ(音声も含
む)や所定の操作に従って入力されたデータをユーザデ
ータとして記録する必要があれば、ステップS106の
処理としてユーザデータの記録を実行するようにされ
る。
【0116】このステップS106の処理としてのユー
ザデータの記録の際には、例えばバッファメモリ32に
格納されている管理情報、或いはアプリケーションデー
タのプログラムに基づいて、図12により説明した物理
的記録状態が得られるように、トラックTr・Bのアド
レスに対するアクセスが行われる。これはあくまでも一
例であるが、例えば図12により説明した記録動作を実
現するための構成としては、管理情報又はアプリケーシ
ョンデータのプログラムとして、そのアプリケーション
データのプログラムの実行に従って記録されるユーザデ
ータのディスク上での書き込み位置(アドレス)を指定
するようにしておく。このアドレスは、アプリケーショ
ンデータが記録されているトラックTr・Aにほぼ隣接
するような、物理的に近い位置が設定されている。そし
て、この指定されたアドレスに対してユーザデータを記
録していくようにされるものである。
【0117】なお、上記ステップS105又はステップ
S106の処理は、図9〜図11に依る説明でも分かる
ように、ユーザの操作に応じて動作モードが切り替わる
ごとに、その都度所要のアプリケーションデータをディ
スクから読み出すことで繰り返し実行されるものである
(この処理の流れを破線Aにより示す)。これにより、
図10〜図11により説明したような操作に応じたアプ
リケーションの動作が実行されることになる。また、例
えばステップS105、S106の処理時において、ア
プリケーションデータとしての表示画面上において、メ
ニュー画面に戻るための項目が表示されている場合に、
これに対する操作が行われたときには、破線Bの処理の
流れとして示すように、ステップS104の処理に戻る
ようにもされる。
【0118】そして、上記ステップS104〜S106
として実行させるべきプログラムが全て完了した、或い
は、例えばシステム終了のための操作が行われたとす
る。なお、システム終了のための操作方法としては、図
9〜図11による説明では述べなかったのであるが、例
えば、図9(a)に示されるメニュー画面において表示
されている「システム終了」の項目に対する選択操作を
行えばよいものである。
【0119】このようにして、システムを終了させるこ
とになった場合には、ステップS107に進み(システ
ム終了のための操作が行われた場合には、破線Cに示す
処理の流れによりステップS104からステップS10
7にすすむようにされる)、これまで実行されていた編
集処理を先ず終了させる。ここまでの時点においては、
例えばステップS106の処理によって新規にユーザデ
ータが記録されているため、バッファメモリ32に保持
されている管理情報は、その記録履歴等に応じて更新さ
れている状態にある。そして、ステップS108では、
このバッファメモリ32に保持されている管理情報をデ
ィスクの管理領域に対して書き込みを行うように制御処
理を実行する。これにより、ディスクの管理エリアに記
録されるべき管理情報が更新されることになる。
【0120】そして、ここまでの処理が終了したら、ス
テップS109においてシステムを終了させる。つま
り、これまでのアプリケーションプログラムの実行を全
て終了させる。
【0121】なお、本実施の形態のビデオカメラを含む
システムとしては、アプリケーションプログラムが記録
されていないディスクにも対応して、通常に記録再生を
行うように動作することはもちろん可能である。
【0122】また、上記実施の形態として図9〜図11
に示したアプリケーションプログラムが記録されている
ディスクの利用例は、あくまでもゴルフコンペのために
特化された内容に基づく説明であり、他にも各種考えら
れるものである。例えば、例えばボウリングなどのゲー
ムに対応して特化されたアプリケーションプログラムが
記録されているディスクを作成して、このディスクを本
実施の形態のビデオカメラで駆動することで、図9〜図
11により説明したゴルフコンペの利用例に準じて、ボ
ウリングの競技を進行させていくことなどが考えられ
る。また、アプリケーションプログラムの内容として
は、当然のこととして競技やゲームなどをはじめとする
娯楽だけでなく、ビジネス等の実務的な内容のものも考
えることができる。また、図9〜図11による説明では
記述しなかったが、例えばマイクロフォン202により
収音した音声のみを、編集用データとして利用すること
も可能とされる。
【0123】また、本実施の形態のビデオカメラとして
は、ビデオ記録再生部位として、MD−DATA2に基
づくディスク記録再生装置としたが、ビデオ記録再生部
位としては、本実施の形態としての構成の他、他の種類
のディスク状記録媒体に対応する記録再生装置とされて
も構わない。更に、動画像データを圧縮するために本実
施の形態では、MPEG2方式を採用するものとして説
明したが、例えば他の動画像データの圧縮符号化が可能
な方式が採用されて構わない。また、静止画データ及び
音声データについての圧縮方式も、本実施の形態として
例示したもの(JPEG,ATRAC2等)に限定され
る必要は特にない。
【0124】更には、画像・音声を録画する機能がな
く、例えば入力操作によって各種数値や文字情報等をユ
ーザデータとして記録する機能のみを有するような機器
であっても本発明としての適用は可能とされる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば組を成す複数本のトラックがスパイラル状又は同心
円状に形成されているディスク状記録媒体に対応するこ
とを前提として、アプリケーションプログラムが予め記
録される領域と、ユーザデータが記録される領域とがそ
れぞれ異なるトラックに対して個別に設定されたディス
ク状記録媒体を得ることができる。このようにして、ア
プリケーションプログラムとユーザデータとがそれぞれ
個別のトラックに対応するようにして対して設定される
ことで、例えば記録再生時におけるデータ管理やアクセ
スなどのための処理も軽いものとすることが可能であ
る。
【0126】そして、このようなディスク状記録媒体に
記録しておくアプリケーションプログラムとして、例え
ば、一般ユーザが要望する特定の利用用途を支援し得る
ような内容のものを記録しておけば次のようなことが可
能となる。つまりは、ディスク状記録媒体に記録された
アプリケーションプログラムを起動させることで、その
プログラムの実行のもとで、画像及び音声をはじめとす
る各種所要のユーザデータを記録していくような操作が
行えるようにされ、更にはこの記録されたユーザデータ
を上記アプリケーションプログラムに対応して特化され
たデータとして、プログラム上で編集させることが可能
となる。
【0127】このようにして、本発明によるディスク状
記録媒体を記録再生装置により駆動することで、例え
ば、アプリケーションプログラムに従った使用用途での
所要の操作や各種ユーザデータの編集等を支援するとい
う環境が得られることになる。しかも本発明では、これ
が1枚のディスク状記録媒体とこれに対応する記録再生
装置から成るシステム構成により完結するようにされる
ものである。また、本発明としては、ディスク状記録媒
体に記録するアプリケーションプログラムの内容によ
り、多様な利用用途が得られるものである。
【0128】また、アプリケーションプログラムとして
或る特定のプログラムを実行するためのデータが記録さ
れている特定のトラックに対して物理的に近傍に位置す
るとされる他のトラック上の領域に、上記特定のプログ
ラムに従って編集が行われるべき関連データをユーザデ
ータとして記録するようにすれば、上記特定のプログラ
ムと上記関連データとのデータ管理は簡易なものとする
ことが可能になる。また、実際おいては、例えばディス
ク状記録媒体から上記特定のプログラムを読み出して実
行させた後において、この特定のプログラムのもとで編
集に利用すべきデータを記録再生するためのアクセスは
より迅速に行われることになる。更には、ディスク状記
録媒体に対して記録再生を行うためのヘッド機構の移動
量(例えばディスク半径方向におけるスレッド移動量)
も少なくて済むことになるので、ヘッド機構の機械的な
耐久性も向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビデオカメラに対応する
ディスクのトラック構造を示す説明図である。
【図2】実施の形態のビデオカメラに対応するディスク
のトラック部分を拡大して示す説明図である。
【図3】実施の形態のビデオカメラに対応するディスク
の仕様を示す説明図である。
【図4】実施の形態のビデオカメラの内部構成のブロッ
ク図である。
【図5】実施の形態のビデオカメラのメディアドライブ
部の内部構成のブロック図である。
【図6】実施の形態のビデオカメラの側面図、平面図、
及び背面図である。
【図7】実施の形態に対応するディスク構造例を示す概
念図である。
【図8】実施の形態に対応するアプリケーションプログ
ラムとユーザデータとの記録方式を示す説明図である。
【図9】アプリケーションプログラムとユーザ操作に応
じた動作を表示部に対する表示画面により説明するため
の説明図である。
【図10】アプリケーションプログラムとユーザ操作に
応じた動作を表示部に対する表示画面により説明するた
めの説明図である。
【図11】アプリケーションプログラムとユーザ操作に
応じた動作を表示部に対する表示画面により説明するた
めの説明図である。
【図12】アプリケーションデータの記録位置に対応さ
せたユーザデータの記録方式を示すための説明図であ
る。
【図13】アプリケーションプログラムが記録されたデ
ィスクを利用して得られる本実施の形態のビデオカメラ
の動作を実現するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 レンズブロック、2 カメラブロック、3 ビデオ
信号処理部、4 メディアドライブ部、5 デッキ部、
6 表示/画像/音声入出力部、6A 表示部、6B
タッチパネル、7 操作部、8 外部インターフェイ
ス、9 電源ブロック、11 光学系、12 モータ
部、22 サンプルホールド/AGC回路、23 A/
Dコンバータ、24 タイミングジェネレータ、25
カメラコントローラ、31 データ処理/システムコン
トロール回路、32 バッファメモリ、33 ビデオ信
号処理回路、34 メモリ、35 動き検出回路、36
メモリ、37 音声圧縮エンコーダ/デコーダ、38
ビデオコントローラ、41MD−DATA2エンコー
ダ/デコーダ、42 バッファメモリ、43 二値化回
路、44 RF信号処理回路、45 サーボ回路、46
ドライバコントローラ、51 ディスク、52 スピ
ンドルモータ、53 光学ヘッド、54 磁気ヘッド、
55 スレッドモータ、61 ビデオD/Aコンバー
タ、62 表示コントローラ、63 コンポジット信号
処理回路、64 A/Dコンバータ、65D/Aコンバ
ータ、66 アンプ、101 RFアンプ、103 A
GC/クランプ回路、104 イコライザ/PLL回
路、105 ビタビデコーダ、106 RLL(1,
7)復調回路、107 マトリクスアンプ、108 A
DIPバンドパスフィルタ、109 A/Bトラック検
出回路、110 ADIPデコーダ、111 CLVプ
ロセッサ、112 サーボプロセッサ、113 サーボ
ドライバ、114 データバス、115 スクランブル
/EDCエンコード回路、116 ECC処理回路、1
17 デスクランブル/EDCデコード回路、118
RLL(1,7)変調回路、119 磁気ヘッド駆動回
路、120 レーザドライバ、121 転送クロック発
生回路、201 カメラレンズ、202マイクロフォ
ン、203 ディスクスロット、204 ビューファイ
ンダ、205スピーカ、300 メインダイヤル、30
1 レリーズキー、304 ズームキー、305 イジ
ェクトキー、306 再生キー、307 停止キー、3
08,309 サーチキー、Ld ランド、NWG ノ
ンウォブルドグルーブ、WGウォブルドグルーブ、Tr
・A,Tr・B トラック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記録されるトラックとして、組
    を成す複数本のトラックがスパイラル状又は同心円状に
    形成されているものとしたうえで、 上記複数本のトラックのうち、特定のトラックには所定
    のアプリケーションプログラムのデータが記録され、上
    記特定のトラック以外の他の所定のトラックは少なくと
    も上記アプリケーションプログラムに関連するユーザデ
    ータが記録可能な領域として設定されていることを特徴
    とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記アプリケーションプログラムにおけ
    る或る特定のプログラムを実行するためのデータが記録
    されている上記特定のトラック上の領域に対して物理的
    に近傍に位置するとされる上記他の所定のトラック上の
    領域に、上記特定のプログラムに関連するとされるユー
    ザデータが記録されることを特徴とする請求項1に記載
    の記録媒体。
  3. 【請求項3】 データが記録されるトラックとして、組
    を成す複数本のトラックがスパイラル状又は同心円状に
    形成されているものとしたうえで、上記複数本のトラッ
    クのうち、特定のトラックには所定のアプリケーション
    プログラムのデータが記録され、上記特定のトラック以
    外の他の所定のトラックは少なくとも上記アプリケーシ
    ョンプログラムに関連するユーザデータが記録可能な領
    域として設定されている記録媒体に対応して記録再生を
    行う記録再生装置として、 上記ディスク状記録媒体の上記特定のトラックに記録さ
    れている上記アプリケーションプログラムのデータを再
    生して、そのプログラム内容を実行させるためのプログ
    ラム実行手段と、 上記プログラム実行手段により実行されるアプリケーシ
    ョンプログラムに従って、所要の情報を入力することの
    できる情報入力手段と、 上記情報入力手段により入力された情報を、上記他の所
    定のトラックに対して上記ユーザデータとして記録する
    ことのできる記録手段と、 を備えて構成されることを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記記録手段は、 上記アプリケーションプログラムにおける或る特定のプ
    ログラムを実行するためのデータが記録されている上記
    特定のトラック上の領域に対して物理的に近傍に位置す
    るとされる上記他の所定トラック上の領域にアクセスし
    て、上記特定のプログラムに関連するとされるユーザデ
    ータを記録可能に構成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 データが記録されるトラックとして、組
    を成す複数本のトラックがスパイラル状又は同心円状に
    形成されているものとしたうえで、上記複数本のトラッ
    クのうち、特定のトラックには所定のアプリケーション
    プログラムのデータが記録され、上記特定のトラック以
    外の他の所定のトラックは少なくとも上記アプリケーシ
    ョンプログラムに関連するユーザデータが記録可能な領
    域として設定されている記録媒体に対応して記録再生を
    行う記録再生方法として、 上記ディスク状記録媒体の上記特定のトラックに記録さ
    れている上記アプリケーションプログラムのデータを再
    生して、そのプログラム内容を実行させるためのプログ
    ラム実行処理と、 上記プログラム実行処理により実行されるアプリケーシ
    ョンプログラムに従って、所要の情報を入力することの
    できる情報入力処理と、 上記情報入力処理により獲得した情報を、上記他の所定
    のトラックに対して上記ユーザデータとして記録するこ
    とのできる記録処理と、 を実行するように構成されていることを特徴とする記録
    再生方法。
  6. 【請求項6】 上記記録処理は、 上記アプリケーションプログラムにおける或る特定のプ
    ログラムを実行するためのデータが記録されている上記
    特定のトラック上の領域に対して物理的に近傍に位置す
    るとされる上記他の所定のトラック上の領域にアクセス
    し、上記特定のプログラムに関連するとされるユーザデ
    ータを記録することができるように構成されていること
    を特徴とする請求項5に記載の記録再生方法。
JP10072812A 1998-03-20 1998-03-20 記録媒体、記録再生装置、及び記録再生方法 Withdrawn JPH11273230A (ja)

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