JP3938175B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクに対して、情報の記録及び/又は再生を行なう光ディスク記録再生装置に関する。
従来から、CDやDVD等の同心円状又は渦巻状に情報記録トラックが形成された光ディスクに対し、光ピックアップと呼ばれる光ヘッドにより、情報の記録及び/又は再生を行なう光ディスク記録再生装置がある。光ピックアップは、半導体レーザ等の光を対物レンズを介して光ディスク上に集光照射すると共に、光ディスク上に照射した光の反射光を受光してそれに応じた電気信号を出力する構成となっており、光ディスクの半径方向に移動するようになっている。
光ディスク記録再生装置は、光ピックアップを光ディスク上の所定の位置へ移動させ、光ディスクを回転させながら、光ピックアップからの光を光ディスクの記録トラックに集光照射することで、光ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行なう。
光ディスクからの情報の再生にあたっては、まず、光ピックアップから照射する光の集光点が光ディスク面上に位置するようにフォーカスオン(フォーカス引き込み)させ、さらに、フォーカスオンさせた光が記録トラック上に位置するようにトラックオン(トラック引き込み)させる。これらフォーカスオン及びトラックオンは、光ピックアップから出力される電気信号に応じて、対物レンズを光ディスク面に垂直な方向及び記録トラックに垂直な方向に移動させることで行なわれる。そして、フォーカスオン及びトラックオンさせた状態で光ピックアップから出力される電気信号に基づいて、光ディスクに形成されているピットが検出され、これにより光ディスクから情報が読取られ、その情報が再生される。光ディスクへの情報の記録は、光ピックアップから光ディスク上に集光照射する光により、光ディスクの記録トラックにピットを形成することにより行なわれる。
ところで、通常、音楽や映像が予め記録されている再生専用の光ディスクには、記録トラックの最内周側に、光ディスクの記録内容を示す情報や動作プログラムの情報等が記録されている。また、ユーザ側にて情報の記録が可能な光ディスクの場合には、その情報は記録トラックの最内周側から順次記録されてゆく。
このため、光ディスク記録再生装置は、例えば光ディスクを装置本体に装着したとき、光ディスクの最内周側に記録されている情報を読取る初期動作を行ない、この初期動作で読取った情報に基づいて、光ディスクの種類や記録内容を判断する。そして、その後の情報の記録や再生の動作を制御するようになっている。この初期動作においては、若干の余裕を持たせて、記録トラックの最内周より少しだけ外周となる規定の初期位置にて、光ピックアップからの光をフォーカスオン及びトラックオンさせている。
一方、光ディスク記録再生装置に関し、ユーザが誤って未記録の光ディスクを光ディスク記録再生装置に装着してしまうと、データが記録されたトラックの検索を続けるため、検索を続けたまま制御不能になることがあった。具体的には、初期動作時に光ピックアップからの光をフォーカスオンさせた位置にはピットが形成されていないため、トラックオンさせようとしてもトラックオンさせることができず、その結果、フォーカスが落ちてしまい、記録されている情報を読取ることができなかった。また、フォーカスが落ちた場合、何回かリトライし、通常タイムアウトで未記録の光ディスクの判定を実行する場合が多く、その判定に長い時間がかかっていた。特開平6−267179号公報には、タイムアウト以外の未記録部分の判定方式として、光ディスクから読み取られたサブコード信号成分または同期信号成分が含まれるか否かを検出して判定を実行する方式を開示している。また、特開2003−263755号公報には、ピットの検出周期を確認して記録部分と未記録部分の判定を実行する方式が開示されている。
特開平6−267179号公報 特開2003−263755号公報
しかしながら、上記公報に開示される方式は、いずれも光ディスクが装着されて、回転し始めて、正常な回転速度に到達して初期動作の準備が完了してから判定を実行するものであり、多少なりとも時間がかかることになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、初期動作の準備段階において迅速に未記録ディスクを判定することが可能な光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光ディスク記録再生装置は、光ディスクの挿入に伴い光ディスクの記録情報の読取を実行するための制御部と、制御部からの指示に応答して所定の回転速度となるように光ディスクを回転させるモータと、制御部からの指示に応答して光ディスクに対して光を照射するとともに、光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、記録されたピットに基づく信号を出力する情報読取手段と、情報読取手段により出力された信号に基づいて光ディスクの記録状態を判別する判別手段とを備える。情報読取手段は、光ディスクに対して光を照射するとともに、光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、電気信号に変換出力する光ピックアップと、光ピックアップからの電気信号を信号処理してRF信号を生成する信号処理部と、RF信号を処理してデータスライス信号を生成するデータスライス信号生成部と、照射する光の集光点が光ディスク面上に位置するようにフォーカスオンさせるフォーカシング制御部とを含む。判別手段は、所定の回転速度となるまでの光ディスクの回転加速度に従って変化する光ディスクに記録されている最長ピットの信号の検出周期に基づいて光ディスクの記録状態を判別する。判別手段は、データスライス信号のパルス幅を計測するパルス幅カウンタと、パルス幅カウンタで計測された最長ピットのパルス幅の最大値を検出する最大値検出回路と、最大値検出回路で検出された最大値の検出周期を計算し、最大値の検出周期の変化に基づいて光ディスクの記録状態を判別する判定回路とを含む。判定回路は、最大値検出回路で検出された最大値の検出周期が光ディスクの加速回転に伴い短くなっている場合には、記録ディスクと判別する。
本発明に係る光ディスク記録再生装置は、光ディスクの挿入に伴い光ディスクの記録情報の読取を実行するための制御部と、制御部からの指示に応答して所定の回転速度となるように光ディスクを回転させるモータと、制御部からの指示に応答して光ディスクに対して光を照射するとともに、光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、記録されたピットに基づく信号を出力する情報読取手段と、情報読取手段により出力された信号に基づいて光ディスクの記録状態を判別する判別手段とを備える。判別手段は、所定の回転速度となるまでの光ディスクの回転加速度に従って変化する光ディスクに記録されている最長ピットの信号の検出周期に基づいて光ディスクの記録状態を判別する。
好ましくは、情報読取手段は、光ディスクに対して光を照射するとともに、光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、電気信号に変換出力する光ピックアップと、光ピックアップからの電気信号を信号処理してRF信号を生成する信号処理部と、RF信号を処理してデータスライス信号を生成するデータスライス信号生成部と、照射する光の集光点が光ディスク面上に位置するようにフォーカスオンさせるフォーカシング制御部とを含む。
特に、判別手段は、データスライス信号のパルス幅を計測するパルス幅カウンタと、パルス幅カウンタで計測された最長ピットのパルス幅の最大値を検出する最大値検出回路と、最大値検出回路で検出された最大値の検出周期を計算し、最大値の検出周期の変化に基づいて光ディスクの記録状態を判別する判定回路とを含む。
特に、判定回路は、最大値検出回路で検出された最大値の検出周期が光ディスクの加速回転に伴い短くなっている場合には、記録ディスクと判別する。
本発明に係る光ディスク記録再生装置は、所定の回転速度となるまでの光ディスクの回転加速度に従って変化する光ディスクに記録されている最長ピットの検出周期に基づいて光ディスクの記録状態を判別するため迅速に未記録ディスクか記録ディスクかの判別を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う光ディスク記録再生装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、光ディスク記録再生装置1は、CDやDVD等の同心円状又は渦巻状の情報記録トラックが形成された光ディスク70に対して、音楽や映像等の情報の記録及び/又は再生を行なう。
光ディスク記録再生装置1は、ディスク挿入検知部2と、スピンドルモータ3と、光ピックアップ4と、移動モータ5と、レーザ駆動部6と、信号処理部7と、データスライス信号生成部8と、サーボ制御部(フォーカシング制御部、トラッキング制御部)9とを備える。さらに、光ディスク記録再生装置1は、映像・音声信号入出力部10と、リモコン11と、リモコン受信部12と、表示部13と、及び上記各部を制御するための制御部20を備えている。また、制御部20は、後述するがデータスライス信号生成部8からのデータスライス信号の入力を受けて未記録ディスクの判別を実行するための判定部を含む。
なお、光ピックアップ4、信号処理部7、データスライス信号生成部8およびサーボ制御部9は情報読取手段を構成する。
ディスク挿入検知部2は、光ディスク70が不図示のディスク挿入部から挿入されたことを検出し、その信号を制御部20へ入力する。挿入された光ディスク70は、スピンドルモータ3に装着される。スピンドルモータ3は、制御部20からの指示に従い回転駆動され、装着された光ディスク70が所定速度で回転するように制御する。
光ピックアップ4は、光ディスク70に対して情報の記録及び/又は再生を行なうための光を照射すると共に、光ディスク70からの反射光を受光して電気信号に変換出力するものであり、制御部20からの指示に基づきリニアモータから成る移動モータ5により光ディスク70上でその半径方向に移動される。
この光ピックアップ4は、半導体レーザ41から出射された光をコリメートレンズ42、ビームスプリッタ43および対物レンズ44を介して光ディスク70上に集光照射する。また、光ディスク70上からの反射光を対物レンズ44、ビームスプリッタ43、及び集光レンズ45を介して光検知器46で受光する。
半導体レーザ41は、制御部20からの指示に応答して動作するレーザ駆動部6によりその発光が制御される。光検知器46は、受光面が複数の領域に分割され、受光面毎に受光強度に応じた電気信号を出力する分割フォトダイオードから構成されており、光検知器46からの出力信号は信号処理部7に入力される。
対物レンズ44は、レンズホルダ47に保持されており、レンズホルダ47には、フォーカシングコイル48と、トラッキングコイル49が設けられている。フォーカシングコイル48は、不図示の磁石との磁気作用により、対物レンズ44を光ディスク70のディスク面と垂直な方向へ移動させるものである。また、トラッキングコイル49は、同様に、対物レンズ44を光ディスク70のディスク面と平行に光ディスク70の記録トラックと垂直な方向へ移動させるものである。
信号処理部7は、光検知器46からの出力信号に基づいて、RF信号(反射強度)を生成し、データスライス信号生成部8へ出力する。データスライス信号生成部8は、このRF信号を2値化したデータスライス信号を生成し、制御部20へ入力する。制御部20では、このデータスライス信号に基づいて、光ディスク70に形成されているピットを検出する。
また、信号処理部7は、光検知器46からの出力信号に基づいて、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を生成し、サーボ制御部9へ出力する。フォーカスエラー信号は、対物レンズ44を介して光ディスク70に照射する光の集光点の光ディスク70面からのずれ量に対応する信号であり、トラックエラー信号は、集光点の記録トラックからのずれ量に対応する信号である。
サーボ制御部9は、これらフォーカスエラー信号及びトラックエラー信号に基づいて、フォーカシングコイル48及びトラッキングコイル49への電流供給を制御して対物レンズ44を移動させ、それにより、集光点が光ディスク70のディスク面上、かつ、記録トラック上に位置するようにサーボ制御する。
映像・音声信号入出力部10には、不図示のディスプレイやスピーカ、テレビ受像機等の外部装置が接続され、光ディスク70から再生した映像信号や音声信号の出力や、外部装置からの映像信号や音声信号の入力が行なわれる。
リモコン11は、光ディスク記録再生装置1の各種の動作を操作するためのものであり、各種の動作を操作するための操作キー(何れも不図示)を備えている。リモコン7は、これらのキーの操作に応じて、対応する信号を赤外線信号で送出する。リモコン受信部12は、リモコン11から送出される赤外線信号を受信し、その信号を制御部20へ出力する。表示部13は、光ディスク記録再生装置1本体のフロントパネルに設けられ、リモコン11により操作された内容や光ディスク記録再生装置1の動作状況等を表示する。
ここで、光ディスク70に対する情報の記録/再生について説明する。まず、光ディスク70からの情報の再生は、スピンドルモータ3により光ディスク70を所定速度で回転させながら、半導体レーザ41からの光を光ディスク70に照射し、その反射光を光検知器46で受光する。そして、サーボ制御部9により、信号処理部7からのフォーカスエラー号に基づいてフォーカシングコイル48への電流供給を制御して対物レンズ44を移動させ、半導体レーザ41からの光の集光点が光ディスク70面上に位置するようにフォーカスオン(フォーカス引き込み)させる。さらに、サーボ制御部9により、信号処理部7からのトラックエラー信号に基づいてトラッキングコイル49への電流供給を制御して対物レンズ44を移動させ、半導体レーザ41からの光の集光点が所望の記録トラック上に位置するようにトラックオン(トラック引き込み)させる。
フォーカスオン及びトラックオンさせた後は、サーボ制御部9により、フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号に基づいてフォーカシングコイル48及びトラッキングコイル49への電流供給を制御し、フォーカスオン状態及びトラックオン状態を維持するようにフォーカシングサーボ制御及びトラッキングサーボ制御が行なわれる。
そして、このサーボ状態で信号処理部7から出力されたRF信号がデータスライス信号生成部8に入力され、データスライス信号生成部8によりRF信号を2値化して生成されたデータスライス信号が制御部20に入力される。制御部20は、このデータスライス信号を基に光ディスク70に形成されているピットの有無を検出して光ディスク70に記録されている情報を読取り、読取った情報を映像信号や音声信号に再生して、映像・音声信号入出力部10から外部装置へ出力する。
また、光ディスク70への情報の記録は、同様に、フォーカシング及びトラッキングのサーボ状態で、半導体レーザ41からの光により光ディスク70上にピットを形成することにより行なわれる。このとき、映像・音声信号入出力部10から入力された映像信号や音声信号が制御部20により符号化され、半導体レーザ41が、制御部20による制御のもと、その符号化データに応じて発光制御される。これにより、その符号化データに応じたピットが光ディスク70の記録トラックに形成され、映像や音声の情報が記録される。ピットの形成は、半導体レーザ41を情報の読取り時よりも高出力で発光させることにより可能としている。
上記構成の光ディスク記録再生装置1は、制御部20による制御のもと、リモコン11を操作することにより、光ディスク70からの情報の再生や、光ディスク70への情報の記録等を行なう。また、光ディスク記録再生装置1は、制御部20による制御のもと、光ディスク70が挿入されると、光ディスク70の最内周側に記録されている情報を読取る初期動作を行なう。そして、初期動作で読取った情報に基づいて、挿入された光ディスク70の種類や記録内容を判断し、その後の情報の記録や再生等の動作を制御する。
以下、本発明の実施の形態に従う未記録ディスクの判別を実行する方式について説明する。本発明の実施の形態に従う未記録ディスクの判別は、初期動作の準備段階においてデータスライス信号を用いてその判別を実行する方式である。
図2は、制御部20に含まれる判定部25を説明する概略ブロック図である。
図2を参照して、判定部25は、パルス幅カウンタ21と、最大値検出回路22と、カウントクロック23と、判定回路24とを含む。カウントクロック23は、所定のタイミング信号をパルス幅カウンタ21に出力する。パルス幅カウンタ21は、入力されるタイミング信号に従ってデータスライス信号生成部8からのデータスライス信号のパルス幅の値を最大値検出回路22に出力する。最大値検出回路22は、パルス幅の最大の値を検出して判定回路24に出力する。判定回路24は、最大値検出回路22から入力されるパルス幅の最大値の入力を受けて未記録ディスクあるいは記録ディスクの判別を実行する。
図3のフローチャート図を用いて本発明の実施の形態に従う光ディスク記録再生装置1の光ディスク70の挿入時における初期動作の準備段階について説明する。
まず、光ディスク記録再生装置1は、ディスク挿入検知部2により、光ディスク70が挿入されたか否か判断する(ステップS1)。ステップS1で挿入されたと判断された場合には、次のステップS2に進む。挿入されたと判断されない場合には、ステップS1に留まる。
光ディスク70が挿入されると、制御部20による制御のもと初期動作の準備段階として光ピックアップ4を移動モータ5により予め定められた規定位置へ移動させて、光ピックアップ4からの光を光ディスク70上へフォーカスオンさせる(ステップS2)。ここで、規定位置とは、光ピックアップ4からの光をフォーカスオンさせたとき、その光スポット40が光ディスク70の記録エリア(不図示の記録トラックが形成されている)の最内周よりも予め定められた所定距離だけ外周の箇所に照射される位置である。
次に、光ディスク70をスピンドルモータ3により回転させるとともに、所定回転速度に到達するように光ディスク70の回転を加速させる(ステップS3)。すなわち、光ディスク70の最内周側に記録されている情報を読取る初期動作を実行するために所定回転速度まで上昇するように光ディスク70をスピンドルモータ3により回転させる必要がある。後述するが本発明の未記録ディスクの判別方式は、その所定回転速度まで上昇する期間までの間すなわち初期動作の準備段階において未記録ディスクの判別を実行するものである。
次に、光ディスク70の加速回転中において、フォーカスオンした状態でデータスライス信号生成部8から出力されるデータスライス信号を基づいて、光ディスク70に形成されているピットの最大値を検出する(ステップS4)。
図4は、光ディスク70に対してフォーカスオンした状態でデータスライス信号生成部8から出力されるデータスライス信号を説明する信号波形図である。図4(a)は、記録ディスクに対してフォーカスオンした状態のデータスライス信号である。図4(b)は、未記録ディスクに対してフォーカスオンした状態のデータスライス信号である。なお、ここで示されているデータスライス信号は、光ディスク70が定速で回転動作している場合の信号波形を示している。データスライス信号はRF信号を2値化した信号であるため、フォーカスオンしている位置にピットが形成されている(すなわち情報が記録されている)場合には、図4(a)に示すように、ピットの有無に応じて多数の2値波形が出力されるものとなる。一方、フォーカスオンしている位置にピットが形成されていない(すなわち情報が記録されていない)場合には、図4(b)に示すように、2値波形がほとんど出力されないものとなるあるいはランダムに出力されるものとなる。制御部20は、このようなデータスライス信号に基づいて光ディスク70に形成されているピットの最大値を検出する。
ここで、記録ディスクにおいては、ピットの同期タイミングをとるために規格において同心円状又は渦巻状の情報記録トラックに情報記録に使用されるピットの最長の長さである最長ピット(11T)が複数記録されている。
したがって、最大値検出回路22は、記録ディスクにおいてはパルス幅カウンタ21から入力される最長ピットのパルス幅の値を最大値として検出していることになる。そして、この検出される最長ピットの最大値を判定回路24に出力している。
再び図3を参照して、次のステップS5において、判定回路24において、光ディスク70の回転の加速動作に伴いピットの最大値の検出周期が短くなっているかどうかが判断される。光ディスク70は加速回転中であり、加速が増すにつれて図5に示されるように最長ピットの検出周期も短くなる。
したがって、ステップS5において、ピットの最大値の検出周期が短くなっている場合には、判定回路24において記録ディスクと判別することができる(ステップS6)。たとえば、判定回路24は、光ディスクの回転加速に従う最大値の検出周期の変化の割合と、所定の割合すなわち基準となる割合とを比較し、比較結果に基づいて判別することも可能である。あるいはある一定の範囲内であるかどうかを判別することも可能である。
記録ディスクであると判別されれば、制御部20により、現在位置は情報が記録されていると判断され、光ピックアップ4からの光をその位置でトラックオンさせて、情報の読取りが行なわれる。すなわち上述した初期動作が実行される。したがって、本方式は、初期動作を実行するまでの光ディスクを一定速度にするまでの加速期間中に記録ディスクあるいは未記録ディスクの判別を実行することができるため迅速にすなわち従来よりも早期にその判別を実行することができる。
一方、情報が記録されていない未記録ディスクの場合には、ピットが殆ど検出されないあるいはランダムに検出するためピットの最大値の検出周期は早くなったり遅くなったりする。すなわち、加速が増すにつれて最長ピットの検出周期は短くならない。
したがって、ステップS8において、判定回路24すなわち制御部20により未記録ディスクと判別される。そして、制御部20により、表示部13にてエラー(警告)表示が行なわれる(ステップS9)。なお、エラー表示ではなく、ブランクディスクであることを表示しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う光ディスク記録再生装置の概略ブロック図である。 制御部20に含まれる判定部25を説明する概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に従う光ディスク記録再生装置1の光ディスク70の挿入時における初期動作について説明するフローチャート図である。 光ディスク70に対してフォーカスオンした状態でデータスライス信号生成部8から出力されるデータスライス信号を説明する信号波形図である。 光ディスク70が加速回転中において、加速が増すにつれて最長ピットの検出周期が短くなる場合を説明する図である。
符号の説明
1 光ディスク記録再生装置、2 ディスク挿入検知部、3 スピンドルモータ、4 光ピックアップ、5 移動モータ、7 信号処理部、8 データスライス信号生成部、9 サーボ制御部(フォーカシング制御部、トラッキング制御部)、20 制御部、21 パルス幅カウンタ、22 最大値検出回路、23 カウントクロック、24 判定回路、25 判定部、41 半導体レーザ、44 対物レンズ、46 光検知器、70 光ディスク。

Claims (5)

  1. 光ディスクの挿入に伴い前記光ディスクの記録情報の読取を実行するための制御部と、
    前記制御部からの指示に応答して所定の回転速度となるように前記光ディスクを回転させるモータと、
    前記制御部からの指示に応答して前記光ディスクに対して光を照射するとともに、前記光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、前記記録されたピットに基づく信号を出力する情報読取手段と、
    前記情報読取手段により出力された信号に基づいて前記光ディスクの記録状態を判別する判別手段とを備え、
    前記情報読取手段は、
    前記光ディスクに対して光を照射するとともに、前記光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、電気信号に変換出力する光ピックアップと、
    前記光ピックアップからの電気信号を信号処理してRF信号を生成する信号処理部と、
    前記RF信号を処理してデータスライス信号を生成するデータスライス信号生成部と、
    照射する光の集光点が前記光ディスク面上に位置するようにフォーカスオンさせるフォーカシング制御部とを含み、
    前記判別手段は、前記所定の回転速度となるまでの前記光ディスクの回転加速度に従って変化する前記光ディスクに記録されている最長ピットの信号の検出周期に基づいて前記光ディスクの記録状態を判別し、
    前記判別手段は、
    前記データスライス信号のパルス幅を計測するパルス幅カウンタと、
    前記パルス幅カウンタで計測された前記最長ピットのパルス幅の最大値を検出する最大値検出回路と、
    前記最大値検出回路で検出された最大値の検出周期を計算し、前記最大値の検出周期の変化に基づいて前記光ディスクの記録状態を判別する判定回路とを含み、
    前記判定回路は、前記最大値検出回路で検出された最大値の検出周期が前記光ディスクの加速回転に伴い短くなっている場合には、記録ディスクと判別する、光ディスク記録再生装置。
  2. 光ディスクの挿入に伴い前記光ディスクの記録情報の読取を実行するための制御部と、
    前記制御部からの指示に応答して所定の回転速度となるように前記光ディスクを回転させるモータと、
    前記制御部からの指示に応答して前記光ディスクに対して光を照射するとともに、前記光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、前記記録されたピットに基づく信号を出力する情報読取手段と、
    前記情報読取手段により出力された信号に基づいて前記光ディスクの記録状態を判別する判別手段とを備え、
    前記判別手段は、前記所定の回転速度となるまでの前記光ディスクの回転加速度に従って変化する前記光ディスクに記録されている最長ピットの信号の検出周期に基づいて前記光ディスクの記録状態を判別する、光ディスク記録再生装置。
  3. 前記情報読取手段は、
    前記光ディスクに対して光を照射するとともに、前記光ディスクに記録されたピットの反射光を受光して、電気信号に変換出力する光ピックアップと、
    前記光ピックアップからの電気信号を信号処理してRF信号を生成する信号処理部と、
    前記RF信号を処理してデータスライス信号を生成するデータスライス信号生成部と、 照射する光の集光点が前記光ディスク面上に位置するようにフォーカスオンさせるフォーカシング制御部とを含む、請求項2記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 前記判別手段は、
    前記データスライス信号のパルス幅を計測するパルス幅カウンタと、
    前記パルス幅カウンタで計測された前記最長ピットのパルス幅の最大値を検出する最大値検出回路と、
    前記最大値検出回路で検出された最大値の検出周期を計算し、前記最大値の検出周期の変化に基づいて前記光ディスクの記録状態を判別する判定回路とを含む、請求項3記載の光ディスク記録再生装置。
  5. 前記判定回路は、前記最大値検出回路で検出された最大値の検出周期が前記光ディスクの加速回転に伴い短くなっている場合には、記録ディスクと判別する、請求項4記載の光ディスク記録再生装置。
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