JP3968984B2 - 光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法 - Google Patents

光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はディスク種別判別可能な光ディスク再生装置および、光ディスク再生装置におけるディスク種別判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は、従来の光ディスク再生装置におけるフォーカスエラー信号波形を示した図である。図16には、一般的にDVD再生に用いられる開口数(NA)が0.6のレンズを用いた光ピックアップにて、それぞれ異なる種類の光ディスクをサーチしたときのフォーカスエラー信号が示されている。すなわち、波形72はCDを用いた時のフォーカスエラー信号に相当し、波形73は1層DVD(DVD−SL)を用いた時のフォーカスエラー信号に相当し、波形74は2層DVD(DVD−DL)を用いた時のフォーカスエラー信号に相当する。
【0003】
図16より明らかなように、1層DVDのフォーカスエラー信号73は振幅が大きく、波形のピーク(最高電圧レベル)とボトム(最低電圧レベル)が1回ずつ出力されていることを特徴とする。また、2層DVDのフォーカスエラー信号74は、波形のピークとボトムが2つずつ出力されているのが特徴である。更に、CDのフォーカスエラー信号72は、レンズ開口数が0.6のDVD用のレンズを用いた場合は振幅が非常に小さく、波形のボトムとピークが明瞭でない。
【0004】
図17は、開口数の異なる2つのレンズを備えるツインレンズ光ピックアップの構成を示した図である。図17のツインレンズ光ピックアップは、一般的に用いられるCD用対物レンズ(NA=0.45)75と、一般的に用いられるDVD用対物レンズ(NA=0.6)76と、アクチュエータの中心軸77と、アクチュエータベース78と、トラッキングコイル79と、フォーカスコイル80と、ミラー81と、レーザダイオード82と、ハーフミラー83と、光検知器84とを備えている。
【0005】
レーザダイオード82から出力されたレーザはハーフミラー83によってミラー81へと運ばれ、DVD用対物レンズ76を通って光ディスク(図示せず)へと照射される。光ディスクから反射されたレーザはミラー81、ハーフミラー83を通って、光検知器84に入力される。
【0006】
ところで、DVDとCDではその記録信号のピットサイズならびに、光ディスク表面から記録層までの厚みが異なるため、DVDとCDの互換再生を行うには、光ディスクの種類に応じて、レーザ光のフォーカス位置やスポット径を変える必要がある。そこで、図17のツインレンズ光ピックアップでは、軸摺動回動方式を用いることで、CD用対物レンズ75とDVD用対物レンズ76の切り換えを行う。この軸摺動回動方式においては、アクチュエータベース78が、フォーカスコイル80の駆動により中心軸77に沿って上下動し、トラッキングコイル79の駆動により中心軸77に対し回動する。
【0007】
図18は、従来の光ディスク再生装置におけるディスク判別回路の構成を示した図である。図18のディスク判別回路は、山の数計測回路90と、判別回路91とを備えている。ディスク判別結果は、レンズキック回路92と、サーボパラメータ変更回路93と、サーボゲインアップ切替回路94とに与えられる。レンズキック回路92の出力は、トラッキングコイル79を駆動するためのドライバ95に与えられる。
【0008】
次に、図18のディスク判別回路の動作について説明する。光ピックアップから得られたフォーカスエラー信号が、山の数計測回路90に入力される。山の数計測回路90は、フォーカスエラー信号のピークとボトムの数を測定する。そして、例えば入力されたフォーカスエラー信号波形のピークとボトムがそれぞれ1回ずつの場合は、山の数を1回と計測する。計測された山の数は判別回路91に送られる。山の数計測回路90からの山の数の出力信号を基に、判別回路91によって、図16に示したように各種のディスクのフォーカスエラー信号の特徴を検出し、CDか1層DVDか2層DVDかというディスクの種類を判別する。
【0009】
その判別結果の信号は、レンズキック回路92と、サーボパラメータ変更回路93と、サーボゲインアップ切替回路94とに送られる。レンズキック回路92は、トラッキングアクチュエータドライバ95を用いて、トラッキングアクチュエータ(トラッキングコイル)79を駆動して、CD用対物レンズ75もしくはDVD用対物レンズ76に切り換える。サーボパラメータ変更回路93は、サーボパラメータを各種のディスクに最適なサーボパラメータに変更する。
【0010】
一般的にフォーカスサーボを行う場合、定常動作中においてはサーボゲインの自動調整が行われるため、極めて安定にサーボ系が動作する。しかしながら定常動作にはいる前、例えばフォーカス引き込み直後は、サーボゲインの自動調整を行っておらず、ディスクの反射率の違いによってフォーカスゲインが異なっているとサーボが引き込めない場合がある。そこで、ディスクの種類の判別結果により、サーボゲインアップ切替回路94は、各種のディスクに最適なサーボゲインアップを設定する。
【0011】
図19は、2層DVDディスクを用いてディスク判別及びフォーカスオン動作をさせた時の測定手順を示した波形図である。ディスク判別を行う際に得られる、フォーカスアクチュエータ(フォーカスコイル)80の電圧波形と、フォーカスエラー信号の波形とが示されている。図19において、96はディスク判別からフォーカスオンまで一連の動作をさせた時のフォーカスアクチュエータ電圧波形、97は同じくフォーカスエラー信号波形を示す。まず、フォーカスアクチュエータを上下動させてフォーカスエラー信号FSの本数を計測することでディスク判別を行い、しかる後に、光ヘッドを内周へ移動させて、再度フォーカスアクチュエータを上下動させてフォーカス引き込み動作を行っていることがわかる。
【0012】
図20は、図19のようにディスク判別及びフォーカスオン動作をさせた場合の光ヘッドの位置状態を示した図である。98は光ディスク、99はスピンドルモータ、100はインナースイッチ、110は光ヘッドを示す。まず、ディスク判別を行うために外周方向に光ヘッドを位置し、ディスク判別を行った後に、光ヘッドを内周へ移動させてフォーカス引き込みを行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のディスク判別手法は、DVD用の対物レンズによる図16の原理に基づいているため、DVD用とCD用の2つの対物レンズを用いたシステムにしか適応できなかった。DVD用の対物レンズを有さない、1つのレンズで2つの焦点を有する2焦点レンズのピックアップを用いたシステムでは、従来と異なる判定手法が必要である。なお、フォーカス引き込み後、トラッキング方法(3ビーム方式かDPD(位相差)方式か)を切り替えたり、サーボゲインの設定を切り替えたりする必要があるため、トラッキングを行う前段階にて判定を行う必要がある。
【0014】
また、従来の方式では、装置の温度変化や、量産初期の調整ばらつきによるレーザーパワーの変動や、ディスク反射率のばらつきに対して、誤判定してしまう可能性があった。また、ディスク上の指紋や傷等によっても等価的な反射率の変化が発生するため、誤判定の要因となった。
【0015】
また、レーザーパワーや反射率が大きくなった場合には、情報面ではなく、ディスク基板の表面に対する不要なフォーカスエラー信号によっても、判定まちがいを起こす場合があった。さらに信号ノイズによって、ピーク値やボトム値を、誤検知した場合にも、同様の誤判定があった。
【0016】
この発明は、上述する課題を解決するためになされたもので、第一の目的は、1つのレンズで2つの焦点を有する2焦点レンズのピックアップを用いたシステムにおいて、ディスク種別判別処理を有効に行うため、フォーカスエラー信号の山の数以外の手法にてCDかDVDかの判定を行いうる光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法を得ることにある。
【0017】
また、この発明の第二の目的は、レーザーパワーの変動やディスクの反射率変動や再生信号変調度のばらつき等の影響を受けにくく、その結果ディスク種別判別処理が誤判定しにくい光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法を得ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る光ディスク再生装置は、表面にピット列で記録された光ディスクより記録情報を読み取るための、前記光ディスクからの反射光を受光する複数に分割された光検知器、を有する光ヘッドと、前記光検知器の出力信号を2値化し、DPD(位相差動検出)方式による位相誤差信号を検出することにより、トラッキングエラー信号を生成する信号生成手段と、前記位相誤差信号のパルス列信号のパルス幅の違いに基づいて前記光ディスクの種別を判別する判別手段と、を備えている。
【0019】
第2の発明に係る光ディスク再生装置では、前記光ヘッドは2焦点レンズを有する。
【0020】
第3の発明に係る光ディスク再生装置は、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備え、前記判別手段は、パルス幅リミット後の前記パルス列信号に基づいて前記判別を行う。
【0021】
第4の発明に係る光ディスク再生装置では、前記パルス幅リミット回路は、前記所定幅として第1の所定幅と第2の所定幅とを選択的に設定可能であり、前記判別手段は、前記第1の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う。
【0022】
第5の発明に係る光ディスク再生装置は、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備え、前記判別手段は、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う。
【0023】
第6の発明に係る光ディスク再生装置は、前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検出信号を生成する手段と、前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に応じた期間だけ、前記判別手段による判別に対して有効にする手段と、をさらに備える。
【0024】
第7の発明に係る光ディスク再生装置は、前記光ヘッドの出力信号から、フォーカスエラー信号を生成する手段をさらに備え、前記判別手段は、前記パルス列信号に加えて、前記フォーカスエラー信号にも基づいて前記判別を行う。
【0025】
第8の発明に係る光ディスク再生装置は、前記光ヘッドの出力信号から、再生信号を生成してその振幅を検出する手段をさらに備え、前記判別手段は、前記パルス列信号に加えて、前記検出された振幅にも基づいて前記判別を行う。
【0026】
第9の発明に係るディスク種別判別方法は、光ディスク再生装置におけるディスク種別判別方法であって、表面にピット列で記録された光ディスクより記録情報を、前記光ディスクからの反射光を受光する複数に分割された光検知器、を有する光ヘッドで読み取る工程と、前記光検知器の出力信号を2値化し、DPD(位相差動検出)方式による位相誤差信号を検出することにより、トラッキングエラー信号を生成する工程と、前記位相誤差信号のパルス列信号のパルス幅の違いに基づいて前記光ディスクの種別を判別する工程と、を備える。
【0027】
第10の発明に係るディスク種別判別方法では、前記光ヘッドは2焦点レンズを有する。
【0028】
第11の発明に係るディスク種別判別方法は、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにする工程をさらに備え、前記判別する工程では、パルス幅リミット後の前記パルス列信号に基づいて前記判別を行う。
【0029】
第12の発明に係るディスク種別判別方法では、前記所定幅として第1の所定幅と第2の所定幅とを選択的に設定可能であり、前記判別する工程では、前記第1の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う。
【0030】
第13の発明に係るディスク種別判別方法は、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにする工程をさらに備え、前記判別する工程では、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて、両信号から得られる情報の比較もしくは比により前記判別を行う。
【0031】
第14の発明に係るディスク種別判別方法は、前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検出信号を生成する工程と、前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に応じた期間だけ、前記判別する工程における判別に対して有効にする工程と、をさらに備える。
【0032】
第15の発明に係るディスク種別判別方法は、前記光ヘッドの出力信号から、フォーカスエラー信号を生成する工程をさらに備え、前記判別する工程では、前記パルス列信号に加えて、前記フォーカスエラー信号にも基づいて前記判別を行う。
【0033】
第16の発明に係るディスク種別判別方法は、前記光ヘッドの出力信号から、再生信号を生成してその振幅を検出する工程をさらに備え、前記判別する工程では、前記パルス列信号に加えて、前記検出された振幅にも基づいて前記判別を行う。第17の発明に係る光ディスク再生装置は、前記位相誤差信号の前記パルス列信号は、前記ピット列のトラックピッチに応じたパルス幅を有しており、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備え、前記判別手段は、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う。第18の発明に係る光ディスク再生装置は、前記所定幅は、前記パルス幅リミットがDVDに対しては行われずCDに対しては行われるように定められる。第19の発明に係るディスク種別判別方法は、前記位相誤差信号の前記パルス列信号は、前記ピット列のトラックピッチに応じたパルス幅を有しており、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにする工程をさらに備え、前記判別する工程では、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う。第20の発明に係るディスク種別判別方法は、前記所定幅は、前記パルス幅リミットがDVDに対しては行われずCDに対しては行われるように定められる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、1つのレンズでCD用とDVD用の2つの焦点を有する2焦点レンズを用いた場合のフォーカスエラー信号を示す波形図である。図において、波形16は光ディスク再生装置にCDディスクを搭載し2焦点レンズでサーチした場合のフォーカスエラー信号波形、波形17は光ディスク再生装置にDVD1層(DVD−SL)ディスクを搭載し2焦点レンズでサーチした場合のフォーカスエラー信号波形、波形18は光ディスク再生装置に記録可能DVD(DVD−RW)ディスクを搭載し2焦点レンズでサーチした場合のフォーカスエラー信号波形、波形19は光ディスク再生装置にDVD2層(DVD−DL)ディスクを搭載し2焦点レンズでサーチした場合のフォーカスエラー信号波形を示す。
【0035】
従来のDVD専用レンズ(高NA)を搭載した光ピックアップでは、フォーカスサーチ時に図16に示すような波形のフォーカスエラー信号が現れる。すなわち、NAの高いレンズで基板厚みの厚いCDディスクにサーチしても焦点が結べないため、合焦点を示すSカーブが現れない。一方、基板厚みの薄いDVDディスクでは、1層ディスクにおいては1つのSカーブが、2層ディスクに対しては2つのSカーブが現れる。このSカーブを、ある基準レベルの信号(図16の点線)を超えたかどうかでカウントすれば、上記Sカーブが0個か1個か2個かでもってディスクの種別判定を行うことが可能となる。
【0036】
これに対し、コストダウンや部品点数削減のために、CD用とDVD用との2つの焦点を持つ2焦点レンズを搭載した光ピックアップを有する光ヘッドにてサーチすると、図1のフォーカスエラー信号波形16,17,18に示すように、CDディスクの場合も、DVD1層ディスクの場合も、記録可能DVDディスクの場合も、1つのSカーブが現れる。また、DVD2層ディスクの場合は、フォーカスエラー信号波形19に示すように、2つのSカーブが現れる。従ってこの場合は、Sカーブの個数だけからディスク種別を完全に判別することは不可能である。そのため、2焦点レンズを用いた光ピックアップの場合においては、特にCDディスクかDVDディスクかの判別処理を新たに追加しなければならない。
【0037】
このような2焦点レンズを搭載した光ピックアップの場合にも対応可能なように、CDディスクかDVDディスクかの判別処理を新たに組み込んだ、この発明に係る光ディスク再生装置のブロック図を図2に示す。以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0038】
図2は、この発明の実施の形態に係る光ディスク再生装置を示すブロック図である。図において、再生専用または記録可能な光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転される。ディスク1に記録された情報は、光学的な情報読み取りおよび光スポットの位置あわせをおこなうためのアクチュエータを搭載した光ヘッド3により再生される。光ヘッド3は、CD用とDVD用の焦点を有する2焦点レンズを備えた光ピックアップと、光ディスク1からの反射光から情報及び制御信号を読み取るための光検知器4を搭載している。光検知器4からの微小信号は、信号増幅回路5で増幅され、再生信号及び、サーボ等の制御に必要なその他の信号として生成される。再生信号は再生信号処理回路6で処理されて、所望の情報が得られる。
【0039】
信号増幅回路5の出力から位相差法によるトラッキングエラー信号を得るために、トラッキングエラー検知回路7が設けられている。また、トラッキングエラー検知回路7の出力であるトラッキングエラー信号の振幅を計測するために、トラッキングエラー信号振幅検知回路8が設けられている。さらに、フォーカスサーチ時において、信号増幅回路5の出力であるフォーカスエラー信号の山の数を計測するために、山の数計測回路9が設けられている。
【0040】
この発明によるディスク判別処理は、ディスク判別処理部11で実行される。ディスク判別処理部11は、トラッキングエラー信号振幅検知回路8の出力と山の数計測回路9の出力と信号増幅回路5の出力とに基づいて、ディスク判別処理を行う。またサーボ制御は、サーボ制御部12で実行される。サーボ制御部12は、トラッキングエラー検知回路7からのトラッキングエラー信号と、信号増幅回路5からのフォーカスエラー信号及びミラー検出信号とに基づき、ドライバ13を介して、光ヘッド3に搭載されたアクチュエータおよびスピンドルモータ2を制御する。また、サーボ制御部12は、ディスク判別処理部11からのディスク種別情報に基づいて、サーボのゲイン設定等が切り替えられる。ドライバ13は、サーボ制御部12からの情報に基づいて、光ヘッド3に搭載されたアクチュエータおよびスピンドルモータ2に電流を供給する。
【0041】
図3および図4は、図2の信号増幅回路5における信号生成の詳細を示すブロック図である。図2の光ヘッド3に搭載された光検知器4は、図3および図4では4分割光検知器31として示されている。ミラー検出信号は、加算回路32a,32bと、加算回路101と、エンベロープ検波回路102と、比較回路103とを介して生成される。フォーカスエラー信号は、加算回路32a,32bと、減算回路104とを介して生成される。
【0042】
図5は、図2のトラッキングエラー検知回路7の詳細を示すブロック図である。図2の光ヘッド3に搭載された光検知器4は、図5では4分割光検知器31として示されている。加算回路32a,32bは、図2の信号増幅回路5に備わっている。図2のトラッキングエラー検知回路7は、光ディスク1上のピットからの信号を2値化するためのレベルスライス回路33a,33bと、位相誤差信号を得るための位相比較回路34と、所定パルス幅(すなわち、回路35に任意かつ可変的に設定されるパルス幅リミット値に相当)以上のパルスが位相誤差信号のパルス列に現れないようにするためのパルス幅リミット回路35と、位相誤差信号のパルス列のパルス幅を信号振幅に変換するためのチャージポンプ回路36と、チャージポンプ回路36の出力を平滑化するためのフィルタ回路37とを備えている。
【0043】
図6は、図5のパルス幅リミット回路35の一具体例を示すブロック図である。図6において、図5のパルス幅リミット回路35は、位相比較回路34が所定パルス幅以上の位相誤差信号のパルスを生成しないようにするためのリミットパルス生成回路35aを備えている。また,図7は、図6のリミットパルス生成回路35aの動作を示すタイミングチャートである。
【0044】
図8は、図2のトラッキングエラー信号振幅検知回路8の詳細を示すブロック図である。トラッキングエラー信号振幅検知回路8は、ミラー検出信号によりトラッキングエラー信号をスイッチするためのスイッチ回路42と、スイッチ回路42の出力におけるノイズを除去するためのローパスフィルタ43と、ローパスフィルタ43の出力信号のピーク値とボトム値をホールドするためのピーク/ボトムホールド回路44とを備えている。
【0045】
図9は、図2の山の数計測回路9の詳細を示すブロック図である。山の数計測回路9は、フォーカスエラー信号を基準レベルにてスライスして2値化するためのレベルスライス回路105を備えている。
【0046】
図10および図11は、トラッキングエラー検知回路7における、位相差(DPD)法によるトラッキングエラー信号の生成原理を示す図である。図において、20は光ディスク1上のピット、21は光ヘッド3から出射されディスク1上に形成された光スポット、22は位相誤差信号における位相量、23はディスク1上のピット20と光スポット21とのトラック直交方向の相対ずれ量に対し理論的に生成されるエラー量、24は実際の光ディスク1上のピット20の反射光から得られる位相誤差信号、25は位相誤差信号24からチャージポンプ回路36により生成したチャージ信号、26はチャージ信号25を検波した結果得られるトラッキングエラー信号を示す。なお、図10はCDディスクに対応し、図11はDVDディスクに対応する。
【0047】
図12は、トラッキングエラー検知回路7における、位相差法によるトラッキングエラー信号の生成において、パルス幅リミット回路35による制限を行った場合を示す図である。図において、27はパルス幅リミット後の位相誤差信号、28はパルス幅リミット後のチャージ信号、29はパルス幅リミット後のトラッキングエラー信号、30はトラッキングエラー信号振幅の検知タイミング信号として用いるミラー検出信号である。
【0048】
図13は、トラッキングエラー信号の振幅を、ミラー検出信号30がトラック間である事を示す期間でのみ計測した場合の実際の計測波形を示す図である。図において、38はパルス幅リミット後のCDディスクにおける実測トラッキングエラー信号、39はCDディスクにおける上記トラッキングエラー信号38をミラー信号30にてぬきだした信号、40はパルス幅リミット後のDVDディスクにおける実測トラッキングエラー信号、41はDVDディスクにおける上記トラッキングエラー信号40をミラー信号30にてぬきだした信号である。なお、本実施の形態においては、DVDディスクの場合はパルス幅リミットが働かないようにパルス幅リミット値を設定する。従って、上記信号40は、パルス幅リミット前のDVDディスクにおけるトラッキングエラー信号と同等である。
【0049】
図14および図15は、ディスク判別開始からディスク判別終了までの処理手順を示すフローチャートである。図14において、ステップ45では、光ヘッド3に搭載されたフォーカスアクチュエータをフォーカス上り方向(ディスクに近づける方向)にサーチさせるフォーカスサーチ動作を行う。ステップ46では、フォーカスエラー信号16〜19における山の数を計測する。ステップ47では、光ヘッド3に搭載されたフォーカスアクチュエータをフォーカス下り方向(ディスクから遠ざける方向)にサーチさせるフォーカスサーチ動作を行う。ステップ48では、サーボ制御部12におけるフォーカス制御ループのオンを行う。ステップ49a,50aでは、トラッキングエラー検知回路7におけるパルス幅リミット値の設定を行う。ステップ49b,50bでは、トラッキングエラー信号の振幅を計測する。ステップ52では、再生信号処理回路6及びサーボ制御部12における2層DVDへの設定を行う。ステップ53では、光ヘッド3に搭載されたフォーカスアクチュエータをフォーカス下り方向(ディスクから遠ざける方向)にサーチさせるフォーカスサーチ動作を行う。ステップ54では、サーボ制御部12におけるフォーカス制御ループをオンする。ステップ55では、信号増幅回路5におけるRF信号振幅調整を行う。ステップ56では、サーボ制御部12におけるフォーカス制御ループのサーボゲインの調整を行う。ステップ57では、サーボ制御部12におけるトラック制御ループをオンする。
【0050】
図15において、ステップ58では、ステップ49b,50bにて計測したトラッキングエラー信号の2回の振幅計測値の比を計算する。ステップ59では、RF信号振幅の大きさを判定する。ステップ60では、再生信号処理回路6及びサーボ制御部12における1層DVDへの設定を行う。ステップ64では、再生信号処理回路6及びサーボ制御部12における記録可能DVDへの設定を行う。ステップ68では、再生信号処理回路6及びサーボ制御部12におけるCDへの設定を行う。ステップ61,65,69では、信号増幅回路5におけるRF信号振幅調整を行う。ステップ62,66,70では、サーボ制御部12におけるフォーカス制御ループのサーボゲインの調整を行う。ステップ63,67,71では、サーボ制御部12におけるトラック制御ループをオンする。
【0051】
ところで、従来の一般的なDVDディスクの再生装置においては、DVDディスクがCDディスクに比べトラックピッチが異なるため、トラッキングエラーの検出にCDプレーヤに従来から採用されていた3ビーム方式が利用できないので、再生信号のピット情報における位相差情報を元にトラッキングエラー信号を生成する位相差方式が採用されている。この位相差方式では、図10及び図11に示すような原理でトラッキングエラー信号が生成される。
【0052】
図10において、4分割光検知器を用いた位相差方式における位相誤差信号24の位相量22(ピットからの再生情報を2値化したものの位相差量)は、記録ピット20に対し光スポット21がオントラック上にある場合はゼロとなり、記録ピット20に対し光スポット21がトラック垂直方向にずれた場合には、そのずれ方向に応じた極性の位相量として検出される。この検出された位相誤差信号24の位相量22は、トラッキングエラー量23(なお、図10及び図11では光スポット21は3回トラックを横切っている。)に対応して大きくなるとともに、ピット単位での離散的なパルス幅情報となる。このため、例えばチャージポンプ回路を用いて、チャージ信号25に示すように、位相誤差信号24におけるパルス幅情報を電圧情報に変換する。さらに、フィルタ回路等により、連続的なトラッキングエラー信号26に変換して、アクチュエータを制御するための信号とする。
【0053】
本発明においては、トラッキングエラー信号の信号振幅に基づいてディスク種別の判定を行うものであるが、本来この位相差法はトラックピッチの違いにかかわらずエラー信号が生成できる方式なため、従来行われている位相差法のままでは、CDディスクの場合(図10)とDVDディスクの場合(図11)とで、トラッキングエラー信号26に振幅差がでるような事はない。
【0054】
しかしながら、位相誤差信号24のパルス列の各パルスは、ピット20の単位でしか得られない離散情報である。このため、光ディスクのピット記録密度や、そのピット記録密度に基づくピット20と光スポット21との相対速度により、検出位相量22(すなわち各パルス幅)は大きく変わるものになる。CDの場合にはピット密度が低く、必要な再生信号レートが低いため相対線速度も低く、結果的に再生信号周波数も低くなっている。DVDの場合はこの逆である。従って、図10と図11とを比較すれば明らかなように、CDの場合(図10)は、DVDの場合(図11)と比べて、同じトラックずれ23に対して、位相誤差信号24のパルス列の各位相量22(各パルス幅)は大きな値となる。
【0055】
この発明はこの点に着目したもので、技術思想としては、位相誤差信号24のパルス列の位相量22(パルス幅)の違いに基づいて、ディスクの種別を判別するものである。
【0056】
特に、本実施例では、ノイズや動作上のばらつき等に対して正確な判別結果が期待できるようにするために、一定パルス幅以上のパルスが位相誤差信号24のパルス列に現れないようにするパルス幅リミット処理を行う。すなわち、上記パルス幅リミット処理を、DVD再生時の位相誤差信号24に対してはこれが働かないように、CD再生時の位相誤差信号24に対してはこれが働くように、パルス幅リミット値を設定する。そして、図12に示すように、パルス幅リミット後の位相誤差信号27を元に、パルス幅リミット後のトラッキングエラー信号29を生成すれば、CDの場合(図12)とDVDの場合(図11)とで、振幅の大きく異なるトラッキングエラー信号26,29を得ることができる。
【0057】
上記の考え方を実現するために、本発明では、トラッキングエラー検知回路7を図5に示すような回路ブロックで構成している。図5において、4分割検知器31の出力を位相差情報が得られる組み合わせで加算器32a,32bにて加算した後、レベルスライス回路33a,33bで2値化し、しかる後、位相比較回路34にて位相差を検出し位相誤差信号を生成する。従来より知られているように、この位相誤差信号をチャージポンプ回路36にて電圧に変換しフィルタ回路37でフィルタリングすれば位相差法によるトラッキングエラー信号が得られる。本発明では、パルス幅リミット回路35を位相誤差信号に作用させることにより、位相誤差信号のパルス列のうち大きな位相量(パルス幅)のパルスについてのみ削除する構成とする。これにより、CDの場合だけパルス幅リミット処理を作用させて、図12のトラッキングエラー信号29が生成できる。
【0058】
例えば、図5のパルス幅リミット回路35の機能は、図6のリミットパルス生成回路35aによって達成できる。図7のタイミングチャートを参照して、レベルスライス回路33a,33bの出力信号S33a,S33bがリミットパルス生成回路35aに入力される。リミットパルス生成回路35aは、その出力信号(リミット信号)S35aを、信号S33a,S33bの位相の早いほうの立ち上りタイミングでハイにする。なお、立ち上りタイミングだけでなく、位相の早い方の立ち下りタイミングでもハイにする構成としてもよい。リミットパルス生成回路35aはワンショットマルチバイブレータ(図示せず)を内蔵しており、そのワンショットマルチバイブレータで、リミット信号S35aのパルスの幅を設定する。どれくらいの長さにするかは、外部からのパルス幅リミット値でワンショットマルチバイブレータの時定数を任意の値に変化させることにより決めることができる。すなわち、ワンショットマルチバイブレータはリミット信号S35aがハイになるタイミングでトリガされ、パルス幅リミット値で設定された時間経過後、リミット信号S35aをローに反転させる。リミット信号S35aが与えられると、位相比較回路34の出力信号は、信号S33a,S33bの一方が状態反転して、リミット信号S35aがハイの期間内に、信号S33a,S33bの他方が同一方向に状態反転した場合に出力されるように、位相比較回路34は構成されている。これにより、すべてのパルスがパルス列に現れる位相誤差信号24と、一定パルス幅以上のパルスがパルス列に現れない位相誤差信号27とを、外部からのパルス幅リミット値に応じて選択的に得ることができる。
【0059】
なお、本来的に、パルス幅リミット回路は、通常再生時においては、本来生成されるべき位相量でははたらかずに、ノイズ等の影響による場合だけ、異常に大きな電圧発生を押さえるために動作するものである。しかし、本発明の光ディスク再生装置におけるディスク判別動作時においては、パルス幅リミット値の設定を、DVDでは働かず、CDでは働く値に設定するように工夫したため、トラッキングエラー信号振幅によるディスク種別の判定に用いることが可能となった。
【0060】
ところで、図10〜図12で位相量22が大きくなる領域は、情報トラックと情報トラックとの間(トラック間)である。これを検知するため、図3に示すように、4分割検知器31の総和から得られる再生RF信号をエンベロープ検波回路102でエンベロープ検波し、その信号を比較回路103で基準電圧と比較してミラー検出信号30を生成する。このミラー検出信号30は、光スポット21がトラック上にあるかトラック間にあるかを判定する信号として利用できる。従って、このミラー検出信号30のタイミングにてトラッキングエラー信号の振幅を検出すれば、CDディスク再生時のように検出位相量が大きい場合、より確実にパルス幅リミット回路が働く。すなわち、CDとDVDとでより大きなトラッキングエラー信号に関する振幅情報差が得られ、判別ミスの防止を行うことが可能となる。特に位相誤差信号に基づくトラッキングエラー信号振幅はディスク回転数のばらつきや、ディスク上のピット深さのばらつきにより変動するため、上記ばらつきがあっても確実にディスク種別判別を行う工夫が必要である。実際にミラー検出信号30にて抜き出したトラッキングエラー信号は、CDの場合図13の信号39のようにきわめて振幅の小さいものになり、DVDの場合図13の信号41に示すように振幅の大きいものになるので、非常に都合がよい。
【0061】
ここで、実際の判定においては振幅の大小を検知する必要があるが、これは図8のブロック図に示す回路にて行われる。トラッキングエラー信号38または40は、スイッチ回路42により、ミラー検出信号30のタイミングで、選択的に0へと切り替えられる。結果的にスイッチ回路42の出力は、図13の信号39あるいは信号41となって出力される。これをノイズ除去のためのローパスフィルタ43を通した後、ピーク/ボトムホールド回路44にてピーク値とボトム値を記憶する。このピーク値とボトム値の差をディスク判別処理部11で計算する事で、振幅情報が得られる。
【0062】
このようなトラッキングエラー信号振幅量の検出は、一般的にはマイクロコンピュータによるシーケンス制御に従った手順で検出動作が行われ、マイクロコンピュータにて判定が行われる。その動作フローを示したものが図14及び図15である。
【0063】
まず、光ヘッド3に搭載されたフォーカスアクチュエータをサーチして、対物レンズ(2焦点レンズ)をディスクに近づける(ステップ45)。この際フォーカスサーボループをオンしなければ、サーチ中にディスク1に合焦点するタイミングにて、フォーカスエラー信号であるSカーブが図1に示すように現れる。これは信号増幅回路5に含まれる図4の構成により得られる。これを山の数計測回路9で、図9のレベルスライス回路105によって、図1の破線の基準レベルにてスライスし2値化する。そしてディスク判別処理部11でSカーブの山の個数を計測する事で、2層ディスクかそれ以外かを判断することができる(ステップ46)。このとき2層ディスクと判定されれば、再生信号処理回路6の特にECCの設定をDVDに切り替えるとともに、アドレス管理部分を2層ディスクに設定する。また、サーボ制御部12を2層ディスクに設定しフォーカスジャンプ動作ができるようにしたり、反射率が低いものに対してフォーカスロック検知信号が正常に働くような設定を行う(ステップ52)。さらにフォーカスサーチ方向をディスクから遠ざける方向に切り替えるとともに(ステップ53)、サーボ制御部12にて2層ディスクの所定の層にてフォーカスオン動作を行い(ステップ54)、RF振幅調整(ステップ55)やフォーカスゲイン調整(ステップ56)を行わせた後、トラックオン動作を行う(ステップ57)。
【0064】
次に山の数判定にて2層ディスク以外である、すなわちSカーブが1つしかないと判断された場合、いったんディスクから遠ざかる方向にサーチを切り替え(ステップ47)、合焦点部にてフォーカスオン動作を行う(ステップ48)。この際、信号増幅回路5のフォーカスエラー信号生成部分に、ディスク反射率(実際には和信号)によるAGC回路が構成されていれば、ディスク反射率によらず問題なくフォーカスオン動作が可能となる。その後、パルス幅リミット回路35において、まずCDにだけパルス幅リミットが働くリミット設定にして(すなわち、CDの場合に想定される位相誤差信号のパルス列のうち所定幅以上のパルスが現れず、かつ、DVDの場合に想定される位相誤差信号のパルス列のすべてのパルスが現れるパルス幅リミット値を設定して)(ステップ49a)、トラッキングエラー信号振幅検知回路8でトラッキングエラー信号振幅計測を行う(ステップ49b)。このとき計測された振幅値をAとする。次にパルス幅リミット回路35の設定をCDにもDVDに対してもリミットが働かないような設定とした上で(すなわち、CDの場合に想定される位相誤差信号のパルス列とDVDの場合に想定される位相誤差信号のパルス列のいずれもすべてのパルスが現れるパルス幅リミット値を設定して)(ステップ50a)、あるいはパルス幅リミット回路35を働かせないように(例えば信号をそのまま通過させるように)した上で、トラッキングエラー信号振幅検知回路8でトラッキングエラー信号振幅計測を行う(ステップ50b)。このとき計測された振幅値をBとする。
【0065】
さらに、図15のフローチャートに移り、上述のAとBの比を計算し、この値が基準値であるVを超えた場合はCDと判定する(ステップ58)。DVDディスクは、CDディスクと比較し記録密度が大幅に高く信号レートも高いため、検出される位相誤差信号のパルス列にパルス幅リミットが働かず、ほぼ上述のAとBは同じ値になり、結果的に
B/A=1
となる。一方CDの場合は、ステップ49bのトラッキングエラー信号振幅計測の場合のみパルス幅リミットが働くため、
A<B
となり、結果的にB/Aは大きな値となる。
【0066】
このようにパルス幅リミット設定値を変えた特に振幅比により計測を行う方法では、ディスク1のピット深さがばらつき、結果的にトラッキングエラー信号振幅が小さくなったり、異常に大きくなった場合でも、比で計測しているため、上述のピット深さの影響は相殺され、結果的に誤判定を防止できる効果がある。また、ディスク回転数や、線密度がばらついた場合でも、同様にトラッキングエラー信号振幅が変動するが、上述のように比でもって判定しているため、回転数や線密度のばらつきの影響を受けずにすむ。よって一定回転で動作させるCAV方式の光ディスク装置にも適応可能なほか、スピンドルモータにFGを用いない装置における、固定電圧でのモータ立ち上げ時でのディスク判定処理においても回転数の変動の影響を削除できる。
【0067】
なお、ステップ58において、AとBの比をとるかわりに、AとBを直接比較してもよい。すなわち、AとBを比較し、その差が所定値より大きいか否かにより判定しても、上記と同様の効果が得られる。
【0068】
さらに、ステップ50a,50bを省略してもよい。その場合は、ステップ58においては、Aの値そのものを予め設定した基準値と比較することにより、CDディスクか否かを判別することができる。
【0069】
次に、2層ディスクでもなく、CDディスクでもないと判定された場合は、残るDVD1層ディスクか記録可能DVDディスクかの判別を行う必要がある。DVD−RWやDVD−RAMに代表される記録可能DVDディスクは、反射率がDVD2層と同じスペックとなっており、RF再生信号レベル(図3のエンベロープ検波回路102の出力)の大小判定にて判別可能である。これをディスク判別処理部11で実行する(ステップ59)。このようにして判別されたCDディスク,DVD1層ディスク,記録可能DVDディスクは、再生信号処理回路6とサーボ制御部12において、それぞれのディスクに対応した設定が行われ(ステップ60,64,68)た後、検出したRF信号レベルに応じて、信号増幅器5においてデータ誤りやトラック誤差信号を正常に得るためにRF信号増幅率を可変し(ステップ61,65,69)、所定の信号振幅とするとともに、フォーカスゲイン調整を行った後(ステップ62,66,70)、トラックオン動作が行われる(ステップ63,67,71)。なお、トラックオン後には、アドレスの検出や、リードイン情報によりディスク上に記述されたデータから再度ディスク種別を確認した上で、本来の情報再生動作に入ることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】
請求項1および9に係る発明によれば、異なる記録密度を有するディスクに対するディスク種別の判別を行うことができるという効果がある。さらに、元々必要なトラッキングエラー検出のためのDPD(位相差動検出)法の構成を利用できるという効果がある。またさらに、差分の位相誤差信号として2値化された信号を利用するため、光ヘッドからの再生信号振幅が変動しても、上記2値化情報に影響を与えないので、ディスク反射率の違いやレーザパワーのばらつきによる影響を受けず判別ミスが生じない効果がある。
【0071】
請求項2および10に係る発明によれば、部品点数削減のために2焦点レンズを用いて、しかも異なる記録密度を有するディスクに対するディスク種別の判別を行うことができるという効果がある。
【0072】
請求項3および11に係る発明によれば、ノイズ等の影響による異常電圧発生を防止するために元々備わっているパルス幅リミット回路を利用することができるという効果がある。
【0073】
請求項4、5、12および13に係る発明によれば、パルス幅リミットの設定値を変えた2つの信号により判別を行うため、例えば2つの信号の比を取ることにより、種々の変動を相殺できる。例えば、ディスクのピット深さがばらつき、この影響が位相誤差信号に反映された場合でも、比でもって判別すれば、ピット深さの影響は相殺され、結果的に誤判別を防止できる効果がある。また、ディスク回転数や、線密度がばらついた場合でも、上記と同様にその影響を受けない効果がある。
【0074】
請求項6および14に係る発明によれば、光ディスクの記録密度の違いをより大きく反映させることができ、もって判別ミスを防止することができるという効果がある。
【0075】
請求項7、8、15および16に係る発明によれば、種々の種類の光ディスクを判別することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2焦点レンズを用いた場合のフォーカスエラー信号を示す波形図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係る光ディスク再生装置を示すブロック図である。
【図3】 図2の信号増幅回路5における信号生成の詳細を示すブロック図である。
【図4】 図2の信号増幅回路5における信号生成の詳細を示すブロック図である。
【図5】 図2のトラッキングエラー検知回路7の詳細を示すブロック図である。
【図6】 パルス幅リミット回路35の具体例を示すブロック図である。
【図7】 図6のリミットパルス生成回路35aの動作を示すタイミングチャートである。
【図8】 図2のトラッキングエラー信号振幅検知回路8の詳細を示すブロック図である。
【図9】 図2の山の数計測回路9の詳細を示すブロック図である。
【図10】 トラッキングエラー検知回路7における、位相差(DPD)法によるトラッキングエラー信号の生成原理を示す図である。
【図11】 トラッキングエラー検知回路7における、位相差(DPD)法によるトラッキングエラー信号の生成原理を示す図である。
【図12】 トラッキングエラー検知回路7における、位相差法によるトラッキングエラー信号の生成において、パルス幅リミット回路35による制限を行った場合を示す図である。
【図13】 トラッキングエラー信号の振幅を、ミラー検出信号30がトラック間である事を示す期間でのみ計測した場合の実際の計測波形を示す図である。
【図14】 ディスク判別開始からディスク判別終了までの処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 ディスク判別開始からディスク判別終了までの処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 従来の光ディスク再生装置におけるフォーカスエラー信号波形を示した図である。
【図17】 開口数の異なる2つのレンズを備えるツインレンズ光ピックアップの構成を示した図である。
【図18】 従来の光ディスク再生装置におけるディスク判別回路の構成を示した図である。
【図19】 2層DVDディスクを用いてディスク判別及びフォーカスオン動作をさせた時の測定手順を示した波形図である。
【図20】 図19のようにディスク判別及びフォーカスオン動作をさせた場合の光ヘッドの位置状態を示した図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、3 光ヘッド、4 光検知回路、5信号増幅回路、6 再生信号処理回路、7 トラッキングエラー検知回路、8トラッキングエラー信号振幅検知回路、9 山の数計測回路、11 ディスク判別処理部、12 サーボ制御部、13 ドライバ、24,27 位相誤差信号、26,29 トラッキングエラー信号、35 パルス幅リミット回路。

Claims (20)

  1. 表面にピット列で記録された光ディスクより記録情報を読み取るための、前記光ディスクからの反射光を受光する複数に分割された光検知器、を有する光ヘッドと、
    前記光検知器の出力信号を2値化し、DPD(位相差動検出)方式による位相誤差信号を検出することにより、トラッキングエラー信号を生成する信号生成手段と、
    前記位相誤差信号のパルス列信号のパルス幅の違いに基づいて前記光ディスクの種別を判別する判別手段と、
    を備える光ディスク再生装置。
  2. 前記光ヘッドは2焦点レンズを有する、請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備え、
    前記判別手段は、パルス幅リミット後の前記パルス列信号に基づいて前記判別を行う、請求項1記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記パルス幅リミット回路は、前記所定幅として第1の所定幅と第2の所定幅とを選択的に設定可能であり、
    前記判別手段は、前記第1の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う、
    請求項3記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備え、
    前記判別手段は、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う、
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検出信号を生成する手段と、
    前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に応じた期間だけ、前記判別手段による判別に対して有効にする手段と、
    をさらに備える、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の光ディスク再生装置。
  7. 前記光ヘッドの出力信号から、フォーカスエラー信号を生成する手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記パルス列信号に加えて、前記フォーカスエラー信号にも基づいて前記判別を行う、
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  8. 前記光ヘッドの出力信号から、再生信号を生成してその振幅を検出する手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記パルス列信号に加えて、前記検出された振幅にも基づいて前記判別を行う、
    請求項1または7記載の光ディスク再生装置。
  9. 光ディスク再生装置におけるディスク種別判別方法であって、
    表面にピット列で記録された光ディスクより記録情報を、前記光ディスクからの反射光を受光する複数に分割された光検知器、を有する光ヘッドで読み取る工程と、
    前記光検知器の出力信号を2値化し、DPD(位相差動検出)方式による位相誤差信号を検出することにより、トラッキングエラー信号を生成する工程と、
    前記位相誤差信号のパルス列信号のパルス幅の違いに基づいて前記光ディスクの種別を判別する工程と、
    を備えるディスク種別判別方法。
  10. 前記光ヘッドは2焦点レンズを有する、請求項9記載のディスク種別判別方法。
  11. 前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにする工程をさらに備え、
    前記判別する工程では、パルス幅リミット後の前記パルス列信号に基づいて前記判別を行う、
    請求項9記載のディスク種別判別方法。
  12. 前記所定幅として第1の所定幅と第2の所定幅とを選択的に設定可能であり、
    前記判別する工程では、前記第1の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う、
    請求項11記載のディスク種別判別方法。
  13. 前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにする工程をさらに備え、
    前記判別する工程では、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて、両信号から得られる情報の比較もしくは比により前記判別を行う、
    請求項9記載のディスク種別判別方法。
  14. 前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検出信号を生成する工程と、
    前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に応じた期間だけ、前記判別する工程における判別に対して有効にする工程と、
    をさらに備える、請求項11乃至13のいずれか1項に記載のディスク種別判別方法。
  15. 前記光ヘッドの出力信号から、フォーカスエラー信号を生成する工程をさらに備え、
    前記判別する工程では、前記パルス列信号に加えて、前記フォーカスエラー信号にも基づいて前記判別を行う、
    請求項9記載のディスク種別判別方法。
  16. 前記光ヘッドの出力信号から、再生信号を生成してその振幅を検出する工程をさらに備え、
    前記判別する工程では、前記パルス列信号に加えて、前記検出された振幅にも基づいて前記判別を行う、
    請求項9または15記載のディスク種別判別方法。
  17. 前記位相誤差信号の前記パルス列信号は、前記ピット列のトラックピッチに応じたパルス幅を有しており、
    前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備え、
    前記判別手段は、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う、
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  18. 前記所定幅は、前記パルス幅リミットがDVDに対しては行われずCDに対しては行われるように定められる
    請求項17記載の光ディスク再生装置。
  19. 前記位相誤差信号の前記パルス列信号は、前記ピット列のトラックピッチに応じたパルス幅を有しており、
    前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないようにする工程をさらに備え、
    前記判別する工程では、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う、
    請求項9記載のディスク種別判別方法。
  20. 前記所定幅は、前記パルス幅リミットがDVDに対しては行われずCDに対しては行われるように定められる
    請求項19記載のディスク種別判別方法。
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