JP2007272959A - 光ディスク装置、ディスク判別方法 - Google Patents

光ディスク装置、ディスク判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスクに損傷を与えることなく、短時間で異なる種類の光ディスクを判別する。
【解決手段】ピックアップヘッド(PUH)11は、トラックが形成された光ディスク10に対して、DVD用のDVDレーザあるいはHD−DVD用のHDレーザを対物レンズ12を通じて照射し、光ディスク10による反射光を入力する。ディスク判別処理において、PUH11は、光ディスク10のデータエリアに対応する位置に移動されてDVDレーザがオンされる。この時、コントローラ24は、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号の振幅値をもとにして、光ディスク10がデータエリアとシステムリードインエリアに形成されたトラックピッチが同じDVDと、データエリアのトラックピッチが狭く形成されたHD−DVDの何れであるかを判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の光ディスクに対してデータを記録または再生することができる光ディスク装置、同装置におけるディスク判別方法に関する。
光ディスク装置は、複数種類の光ディスクに対してデータを記録または再生することができる。光ディスク装置において使用される光ディスクの種類としては、例えばCD(Compact Disk)系ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW等)、DVD(Digital Versatile Disk)系ディスク(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等)の他、青レーザを用いてデータの記録/再生が実行されるHD−DVD(High Definition DVD)(以下、HD−DVDあるいは単にHDと表記する)がある。複数種類の光ディスクを扱う光ディスク装置は、装着された光ディスクの種類を判別する必要がある。
従来、次のような光ディスク判別方法が、特許文献1,2,3,4のそれぞれに記載されている。
特許文献1に記載されたディスク種別判定装置は、光ディスク(CD、DVD)が有する反射層の位置、及びその反射層上に形成された透明基板の厚さの違いを利用して、比較ディスクのタイプを判別する。ディスク種別判定装置は、光ビームを集光する対物レンズをディスクに向けて移動しながら、光ディスクからの反射光ビームに応じた検出信号を検出する。この検出信号は、光ディスクが有する反射層の数及びその位置に応じて変化する。ディスク種別判定装置は、検出信号の変化、すなわちディスク表面の鏡面反射に伴うピークと、反射層からの反射に伴うピークが出現するまでの時間に基づいてディスクの種別を判別する。
また、特許文献2に記載された光ディスク再生装置は、トラッキングエラー信号をもとにディスク(CD、DVD)を判別する。光ディスク再生装置は、第1の光ディスクよりも狭いトラックピッチにより構成された第2の光ディスクを光ディスク再生装置にて再生した際に、トラッキングエラー信号に基づいて第1の光ディスクではないことを判別する。ディスクの判別は、トラッキングエラー信号の信号レベルと所定の閾値を比較する、あるいはトラッキングエラー信号のゼロクロスをカウントし、カウント値により判別する。
また、特許文献3に記載された光ディスク装置は、光ディスクに凹凸状に形成されたトラックと光ビームのディスク半径方向への位置ずれを検出するトラッキングエラー信号検出部の出力を、ディスクからの反射光量を測定する反射光量検出部の出力により除算することで正規化した正規化トラッキングエラー信号を検出する。光ディスク装置は、光ビームがトラックをディスク半径方向に横断する際の正規化トラッキングエラー信号の最大振幅が所定値以下か否かにより溝ピッチ(ピット深さ、トラックピッチ)の異なるディスク(CD、DVD)を判別する。また、光ディスク装置は、トラックの本数を偏心に同期した正弦波と比べてトラックピッチの異なるディスクを判別する。
また、特許文献4に記載された光ディスク装置では、光ディスクの記録層に信号読み取り用のレーザ光をあて、光ディスクの半径方向に信号読み取り用のレーザ光をある一定範囲走査する。光ディスク装置は、一定範囲の走査により読み取った信号から、その一定範囲に存在する光ディスク記録層の信号をもとにトラック数を検出し、そのトラック数から光ディスクを判別する。
特開平10−188458号公報 特開平9−330554号公報 特開2002−32912号公報 特開平9−204729号公報
特許文献1に記載されたディスク種別判定装置は、光ディスクを形成する基材の厚さと反射層の数の違いを利用して、光ディスク(CD、DVD)とを判別している。CDとDVDでは基材厚が異なるため、特許文献1による方法によりディスクを判別することができる。
しかしながら、DVDとHD−DVDは、基材厚と反射層の数が同じであるため識別することができない。DVDとHD−DVDとを判別する単純な方法としては、例えば何れかのディスクであると想定してデータの記録/再生を実行し、正常に記録/再生ができた場合に、想定したディスクであると判別することができる。しかし、光ディスクの記録密度(トラックピッチ、ピットサイズ)が異なる場合には、光ディスクの種類に応じたレーザ波長、対物レンズのNA(Numerical Aperture:開口数)、復調アルゴリズム等に切り替えてデータの記録/再生を実行しなければならない。従って、複数種類の光ディスクを判別するためには、各ディスクの種類に対応してレーザ波長等の切り替えをしながら、個々にデータの記録/再生をすることになり、ディスク判別に要する時間が長くなってしまう。
また、特許文献2.3.4に記載されたディスク判別方法では、トラッキングエラー信号をもとにしてディスク判別をするため、トラッキングエラー信号を正常に読み取る必要がある。
しかしながら、CDとDVD(HD−DVD)の基材厚の差が大きいため、光学収差の影響で正常なフォーカスエラー信号が得られず、フォーカスオンできない可能性があった。フォーカスオンできない場合には、正常なトラッキングエラー信号を得られなくなってしまう。また、光ディスクを光ディスク装置に装着する際の装着誤差や、光ディスクの偏芯等により、トラッキングエラー信号の検出精度が低下してしまう可能性があった。また、データが予め記録されたROM系の光ディスク(スタンプメディア)とデータの記録が可能な記録可能光ディスクとではピット深さが異なるため、同一種類の光ディスクであってもトラッキングエラー信号の振幅が変化してしまい、ディスク判別の精度が低下するおそれがあった。
また、HD−DVDについて正常にトラッキングエラー信号を検出するためには、HD−DVD用の青レーザを用いる必要がある。しかし、エネルギー量が大きいHD−DVD用レーザ(青色レーザ)をCDあるいはDVDに対して照射した場合に、CDあるいはDVDの記録可能または書き換え可能な光ディスクに対して損傷を与えてしまう可能性がある。同様にして、CDに対してDVD用のレーザを照射してトラッキングエラー信号を検出した場合についても、CDに損傷を与えてしまう可能性があった。従って、従来の技術では、光ディスクを損傷させることなく、HD−DVDを含めた複数種類の光ディスクを判別することが困難となっていた。
本発明の課題は、光ディスクに損傷を与えることなく、短時間で異なる種類の光ディスクを判別することが可能な光ディスク装置、ディスク判別方法を提供することにある。
本発明は、トラックが形成されたディスクに対して、第1のレーザ光あるいは第1のレーザより波長の短い第2のレーザ光を対物レンズを通じて照射し、前記ディスクによる反射光を入力するピックアップヘッドと、前記ピックアップヘッドを前記ディスクの第1領域に対応する位置に移動させる第1移動手段と、前記ピックアップヘッドにより入力された反射光に応じた信号を出力する信号出力手段と、前記第1移動手段により移動された前記ピックアップヘッドから前記第1のレーザ光が照射されることにより、前記信号出力手段から出力された信号の振幅値をもとにして、前記ディスクが前記第1のレーザ光を用いて情報の記録または再生を行う第1ディスクと、前記第2のレーザ光を用いて情報の記録または再生を行う第2ディスクの何れかを判別する第1ディスク判別手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、光ディスクに損傷を与えることなく、短時間で異なる種類の光ディスクを正確に判別することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
記録媒体としての光ディスク10は、スパイラル状のトラックが形成されており、ディスクモータ32によって回転駆動される。本実施形態における光ディスク装置では、光ディスク10として例えばCD(Compact Disk)とDVD(Digital Versatile Disk)、及びHD−DVD(High Definition DVD)の3種類が使用可能であるものとして説明する。CD系ディスクには、例えばCD−ROM、CD−R、CD−RW等が含まれる。DVD系ディスクには、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等)が含まれる。
光ディスク10に対するデータの記録、再生は、ピックアップヘッド(PUH)11から出力されるレーザ光によって行われる。ピックアップヘッド11は、光ディスク10のデータ読み取り面に対向する位置に、送りモータ28によって光ディスク10の半径方向に移動自在なように支持されている。
ピックアップヘッド11には、レーザダイオード、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12、シリンドリカルレンズ、フォトディテクタ、レンズポジションセンサ、モニタダイオード等が含まれている。
また、ピックアップヘッド11には、対物レンズ12を直交する2方向に移動させる2軸アクチュエータ、すなわちフォーカシング方向(レンズの光軸方向)に移動させてフォーカスを調整するフォーカスアクチュエータ、対物レンズ12をトッラキング方向(光ディスク10の半径方向)に移動させてトラッキングを調整するトラッキングアクチュエータが設けられている。フォーカスアクチュエータは、ドライバ20から出力されるフォーカス駆動信号により制御され、トラッキングアクチュエータは、ドライバ22からのトラッキング駆動信号により制御される。
レーザダイオードは、コントローラ24(レーザ制御部24c)の制御のもとで、APC(Auto Power Control)36により駆動されることによりレーザ光を出力する。レーザダイオードから出力されたレーザ光は、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12を介して光ディスク10上に照射される。
なお、本実施形態における光ディスク装置では、複数の異なる波長のレーザを出力する複数のレーザダイオードが設けられている。すなわち、CD用の赤外レーザ(波長:780nm)、DVD用の赤レーザ(波長:650nm)、HD−DVD用の青レーザ(波長:405nm)が設けられている。APC36は、コントローラ24の制御により、何れかのディスク用のレーザ光を出力させる。
対物レンズ12は、各レーザに対応する開口数(Numerical Aperture:NA)を持つ。対物レンズ12から光ディスク10の情報記録層に照射されるレーザ光のスポットサイズは、例えばCD用のレーザ光では1.35μm、DVD用のレーザ光では0.94μm、HD−DVD用のレーザ光では0.55μm程度になる。なお、データ記録時などにおいて、DPP(Differential Push Pull)方法により生成されるトラッキングエラー信号を使用する場合には、光路上に設けられた回折格子によりレーザ光を3ビームにして、光ディスク10に3ビームによるスポットを形成するようにレーザ光を照射する。
光ディスク10からの反射光は、対物レンズ12、ビームスプリッタ、及びシリンカドリカルレンズを介して、フォトディテクタに導かれる。フォトディテクタは、例えば4分割されている。4分割されたフォトディテクタにより検知された信号は、電流電圧変換(I−V変換)により、所定の電圧値に増幅されてRFアンプ13に出力される。
APC36は、コントローラ24(レーザ制御部24c)の制御のもとでレーザダイオードを駆動するもので、レーザ出力のオン/オフ、再生時または記録時におけるレーザ光の強度を制御する。APC36は、ピックアップヘッド11の内部に搭載されたモニタダイオード(図示せず)の出力が所定の値となるように、レーザダイオードに出力する駆動電流を制御する。
レーザダイオードから出力されたレーザ光は、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ12を介して光ディスク10に照射される。光ディスク10による反射されたレーザ光は、対物レンズ12、ビームスプリッタ、及びシリンカドリカルレンズを介して、フォトディテクタ(フォトディテクタ11a,11b,11c,11d)に導かれる。
ヘッドアンプ14は、フォトディテクタからの信号を処理して出力するもので、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキングエラー信号(TE)、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカスエラー信号(FE)、例えば4分割されたフォトディテクタから出力される信号を加算した全加算信号(RF信号)などを生成して出力する(詳細については後述する(図2参照))。
コントローラ24は、ヘッドアンプ14により生成される各信号をもとに、装着された光ディスク10の種類を判別するためのディスク判別処理を実行する。詳細については後述する。
また、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEはサーボアンプ16に出力され、トラッキングエラー信号TE(DPD信号、PP信号)はサーボアンプ18に出力される。
サーボアンプ16は、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEに応じてドライバ20を制御し、ドライバ20からピックアップヘッド11のフォーカシングアクチュエータ(図示せず)に対してフォーカス駆動信号を出力させる。
ドライバ20から出力されるフォーカス駆動信号によりフォーカシングアクチュエータが駆動され、ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光が光ディスク10の記録膜上にジャストフォーカスとなるようにフォーカスサーボが実行される。
サーボアンプ18は、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号TEに応じてドライバ22を制御し、ドライバ22からピックアップヘッド11のトラッキングアクチュエータ(図示せず)に対してトラッキング駆動信号を出力させる。
ドライバ22から出力されるトラッキング駆動信号によりトラッキングアクチュエータが駆動され、ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光が光ディスク10上に形成されたトラック上を常にトレースするようにトラッキングサーボが実行される。
ディスクモータ32は、例えばスピンドルモータである。ディスクモータ32には、回転角に応じて信号を発生する周波数発生器(frequency generator(FG))が設けられる。周波数発生器(FG)は、例えば固定子の界磁コイルの起電圧、またはローターのマグネットの回転角を検出するホール素子の出力を利用して、回転角に応じたFG信号、例えば1回転に18個のFG信号を出力する。
分周器34は、ディスクモータ32から出力されるFG信号を分周して、例えばディスクモータ32が1回転したことを示すFG1信号を生成してコントローラ24に出力する。コントローラ24は、FG1信号と内部の基準周波数を比較し、その誤差に応じてモータ制御回路30を制御し、ディスクモータ32を所定の回転数で回転させる。
コントローラ24は、プロセッサやメモリ(RAM、ROM等)を含んで構成されるもので、メモリに記憶された各種プログラムをプロセッサにより実行することで装置全体を総合的に制御する。コントローラ24には、回転制御部24a、PUH移動制御部24b、レーザ制御部24c、測定部24d、比較部24e、ディスク判別部24fが設けられる。
回転制御部24aは、モータ制御回路30を介して、ディスクモータ32の回転を制御する。
PUH移動制御部24bは、ドライバ26を介して送りモータ28を駆動することで、ピックアップヘッド11を光ディスク10の半径方向に移動させるための制御を行う。送りモータ28は、例えばステッピングモータとする。送りモータ28によりピックアップヘッド11が光ディスク10の内周方向に移動されると、所定の位置であることがスイッチ(SW)29により検出される。PUH移動制御部24bは、スイッチ29により検出されるピックアップヘッド11の位置を初期位置として、ピックアップヘッド11に対する移動を制御する。
例えば、スイッチ29は、光ディスク10の半径25mmの位置を検出するように設定されているとする。送りモータ28(ステッピングモータ)が1回転することにより、ピックアップヘッド11を3mm移動させる変速比となっているとする。この場合、コントローラ24(PUH移動制御部24b)は、スイッチ29により光ディスク10を検出してから、送りモータ28を1回転させるための駆動信号SLOをドライバ26に出力することにより、ドライバ26を介してステッピングモータを1回転させてピックアップヘッド11を移動させることができる。例えば光ディスク10の外周方向に移動させた場合、ピックアップヘッド11は、光ディスク10の半径28mmの相当する位置に移動される。
レーザ制御部24cは、APC36を制御して、ピックアップヘッド11のレーザダイオードからレーザ光を出力させる。ピックアップヘッド11には、CD用の赤外レーザ(以下、CDレーザ)、DVD用の赤レーザ(以下、DVDレーザ)、HD−DVD用の青レーザ(以下、HDレーザ)を出力するためのレーザダイオードが設けられている。レーザ制御部24cは、何れかのレーザダイオードを選択して、何れかの波長のレーザ光をピックアップヘッド11から出力させる。
測定部24dは、ピックアップヘッド11からレーザ光を光ディスク10に対して照射することにより、ヘッドアンプ14から出力される各信号の測定を行う。例えば、測定部24dは、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号、すなわちプッシュプル(PP)法により生成されるPP信号及び位相差法により生成されるDPD信号の振幅値や、ピックアップヘッド11に設けられた4分割されたフォトディテクタ11a,11b,11c,11dに入力された反射光の全てに対応する加算信号(RF信号あるいはLVL信号)の振幅値等を測定する。
比較部24eは、測定部24dによって測定されるトラッキングエラー信号や加算信号の振幅値に対して、予め設定された基準値との比較などを行う。
ディスク判別部24fは、比較部24eによる比較結果に基づいて、光ディスク10の種類を判別する。
図2は、ピックアップヘッド11のフォトディテクタ(11a,11b,11c,11d)とヘッドアンプ14の詳細な構成を示す図である。
4分割されたフォトディテクタ11a,11b,11c,11dにより検出された信号A〜Dは、それぞれピックアップヘッド11内に設けられたI−V変換器11e,11f,11g,11hにより、所定の電圧値となるように電流電圧変換される。
I−V変換器11eから出力される信号Aは、ヘッドアンプ14内の加算器14a,14dに入力される。I−V変換器11fから出力される信号Bは、加算器14b,14cに入力される。I−V変換器11gから出力される信号Cは、ヘッドアンプ14内の加算器14a,14cに入力される。また、I−V変換器11hから出力される信号Dは、ヘッドアンプ14内の加算器14b,14dに入力される。従って、加算器14aは、信号Aと信号Cとが加算された、信号(A+C)を出力する。同様にして、加算器14bは、信号(B+D)を出力し、加算器14cは信号(B+C)を出力し、加算器14dは信号(A+D)を出力する。
加算器14aから出力される信号(A+C)は、減算器14e、加算器14h、及びHPF(high pass filter)14oに入力される。加算器14bから出力される信号(B+D)は、減算器14e、加算器14h、及びHPF14pに入力される。加算器14cから出力される信号(B+C)は、減算器14f、加算器14gに入力される。加算器14dから出力される信号(A+D)は、減算器14f、加算器14gに入力される。
減算器14eは、加算器14aからの信号(A+C)から、加算器14bからの信号(B+D)を引いた信号を出力する。減算器14eから出力された信号は、LPF(low pass filter)14sを介してフォーカスエラー信号(FE)として出力される。すなわち、フォーカスエラー信号FE=(A+C)−(B+D)として生成される。
減算器14fは、加算器14dからの信号(A+D)から、加算器14cからの信号(B+C)を引いた信号を出力する。減算器14fから出力された信号は、LPF14tを介してプッシュプル法によるトラッキングエラー信号(PP−TE)として出力される。すなわち、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号(PP−TE)=(A+D)−(B+C)として生成される。
位相比較器14qは、HPF14oを介して加算器14aから出力された信号(A+C)と、HPF14pを介して加算器14bからの信号(B+D)とを入力して、2つの信号の位相差を表す信号、すなわち信号(A+C)から信号(B+D)を引いた信号を出力する。位相比較器14qから出力された信号は、LPF14rを介して位相差法によるトラッキングエラー信号TE(DPD(Deferential Phase Detection)−TE)として出力される。すなわち、位相差法によるトラッキングエラー信号(DPD−TE)=φ(A+C)−φ(B+D)として生成される。
加算器14gは、加算器14dから出力された信号(A+D)と加算器14cから出力された信号(B+C)とを加算して出力する。また、加算器14hは、加算器14aから出力された信号(A+C)と加算器14bから出力された信号(B+D)とを加算して出力する。加算器14iは、加算器14gと加算器14hから出力された信号を加算して出力する。すなわち、加算器14iは、全てのフォトディテクタ11a,11b,11c,11dから出力された信号の全てを加算した信号(A+B+C+D)を出力する。加算器14iから出力された信号は、LPF14jを介して加算信号LVL(以下、LVL信号と称する)として出力される。また、加算器14iから出力された信号は、HPF14kを介して情報信号RF(以下、RF信号と称する)として出力される。HPF14kを介して出力される信号は、振幅検波器14lに入力される。振幅検波器14lは、RF信号の振幅値を検知し、この振幅値に比例して変化するRF振幅信号RFRPを出力する。
振幅検波器14lから出力されるRF振幅信号は、比較器14nに入力される。比較器14nは、基準器14mに予め設定されている基準値とRF振幅信号のレベルとを比較し、基準値よりRF振幅信号のレベルが高い場合に、RF検出信号SIGDET(以下、SIGDET信号と称する)を出力する。すなわち、SIGDET信号は、光ディスク10に記録された情報を表すRF信号が検出されたことを示す。
次に、光ディスク10に形成されるトラックと、光ディスク10に対して照射されるレーザ光によるビームスポットとの関係について説明する。
図3は、光ディスク10に形成されたトラックとビームスポットのサイズの関係を示す図である。
図3(c)に示すように、DVDに形成されるトラックのピッチは、0.74μmとなっており、データエリアに相当するトラックBとシステムリードインエリアなどに相当するトラックAの何れにおいても同じである。図3(c)に示すように、DVD用の赤レーザを用いた場合のビームスポットのサイズは、0.94μmであるので、2本以上のトラックにまたがることがない。従って、DVDのデータエリア(トラックA)にレーザ光を照射することにより検出されるトラッキングエラー信号は、光ディスク10に形成されたトラックに応じて変化する正常な信号となる。
これに対して、HD−DVDの光ディスク10に形成されるトラックのピッチは、図3(b)に示すように、ディスクの内周側に設けられるシステムリードインエリア(トラックA)では0.68μm、また図3(a)に示すように、システムリードインエリアより外周側に設けられるデータエリア(トラックB)では0.4μmとなっている。HD−DVDのトラックAのトラックピッチは、DVDとほぼ同じであるが、HD−DVDのデータエリアのトラックピッチは、DVDのデータエリアのトラックピッチよりも狭くなっている。
従って、赤レーザを用いた場合のビームスポットは、図3(b)に示すように、HD−DVDのトラックA(システムリードインエリア)では、DVDと同様にしてトラック2本にまたがらない。これに対して、図3(a)に示すように、HD−DVDのトラックB(データエリア)ではトラック2本にまたがってしまう。複数のトラックをまたがるようにビームスポットが照射される場合、正常なトラッキングエラー信号を検出することができない。
図4には、DVD用の赤レーザを用いてHD−DVDのトラックB(データエリア)にフォーカスオンした場合に、ヘッドアンプ14から出力される各信号の波形を示している。また、図5には、DVD用の赤レーザを用いてHD−DVDのトラックA(システムリードインエリアなど)にフォーカスオンした場合に、ヘッドアンプ14から出力される各信号の波形を示している。
図5に示すように、トラックAにおいて検出されるDPD−TE信号は、十分に大きい振幅となっている。一方、図4に示すように、トラックBにおいて検出されるDPD−TE信号は、図5に示す波形と比較して振幅が極端に小さなっている。また、DPD−TE信号だけでなく、PP−TE信号やLVL信号(RF信号)についても、トラックAにおいて検出された方が振幅が大きくなっている。
本実施形態における光ディスク装置では、DVDとHD−DVDとを判別する場合に、DVDとHD−DVDとではトラックピッチが異なる領域、すなわちデータエリア(トラックB)において検出されるトラッキングエラー信号の振幅値の違いを利用する。また、トラッキングエラー信号を検出するために光ディスク10に対して照射するレーザ光をDVD用の赤レーザとすることでディスクに損傷を与えないようにする。
また、CDについては、DVD/HD−DVDとは基板厚、すなわちディスク表面から記録層(反射層)までの距離が異なることを利用して、DVDとHD−DVDについてのディスク判別の前に実行する。この場合においても、DVD用の赤レーザを使用するが、光ディスク10にレーザ光を合焦させる時間を短時間にすることで、CDに対して損傷を与えないようにする。
次に、本実施形態における光ディスク装置のディスク判別処理について説明する。
まず、DVDとHD−DVDを判別するディスク判別処理について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。図6のフローチャートに示すディスク判別処理では、異なるエリア(トラックA,B)のそれぞれにおいて検出されるトラッキングエラー信号の振幅値をもとにして、DVDとHD−DVDとを判別する。ここで、異なるエリアとしては、HD−DVDの内周側に設けられたシステムリードインエリア(トラックA)と、システムリードインエリアより外周側に設けられたデータエリア(トラックB)に相当するエリアとする。HD−DVDでは、図3(a)(b)に示すように、データエリアは、システムリードインエリアよりもトラックピッチが狭くなっている。
図7には、ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光を2回連続して光ディスク10の半径方向にシフトさせる(照射位置を移動する)ことにより、データエリアとシステムリードインエリアから検出される信号の変化を示す図である。
まず、ディスクモータ32に光ディスク10が装着されると、コントローラ24の回転制御部24aは、モータ制御回路30を制御して、ディスクモータ32を所定の回転数で回転させる(ステップA1)。また、レーザ制御部24cは、APC36を制御して、ピックアップヘッド11のDVDレーザをオンする(ステップA2)。
また、コントローラ24は、サーボアンプ16を動作させて、ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光を光ディスク10にフォーカスオンさせる。すなわち、サーボアンプ16は、ヘッドアンプ14から出力されるフォーカスエラー信号FEに応じてドライバ20を制御し、ドライバ20からピックアップヘッド11のフォーカシングアクチュエータに対してフォーカス駆動信号を出力させ、ピックアップヘッド11から出力されるレーザ光を光ディスク10の記録層にフォーカスを合わせる(ステップA3)。
次に、コントローラ24のPUH移動制御部24bは、ドライバ26によって送りモータ28を駆動し、ピックアップヘッド11を光ディスク10のシステムリードインエリア(トラックA)とデータエリア(トラックB)の境界近傍に移動させる(ステップA4)。リードインエリアとデータエリアの境界位置は、ディスク規格により予め決められている。従って、PUH移動制御部24bは、スイッチ29により検出されるピックアップヘッド11の初期位置を基準として、予め決められた位置に応じて送りモータ28を回転させることで、リードインエリアとデータエリアの境界に相当する位置にピックアップヘッド11を移動させることができる。
なお、基本的に2つのエリアの境界に相当する位置にピックアップヘッド11が移動されるように送りモータ28を制御するが、正確に境界位置に移動されなくても良い。すなわち、ピックアップヘッド11を移動させた後、ピックアップヘッド11のトラッキングアクチュエータを駆動して、対物レンズ12を光ディスク10の半径方向に振ることにより、2つのエリアに対してレーザ光を照射することができれば境界近傍であれば良い。
コントローラ24は、分周器34から出力されるFG1信号の立ち上がりまで待ち(ステップA5)、立ち上がったら、サーボアンプ18を動作させて、ドライバ22からピックアップヘッド11に対してトラッキング駆動信号を出力させる(TRO+出力)(ステップA6)。すなわち、ピックアップヘッド11のトラッキングアクチュエータを駆動して、対物レンズ12を変位させることにより、対物レンズ12からのレーザ光がシステムリードインエリア(内周側)に照射されるようにする。
ここで、コントローラ24は、対物レンズ12の変位が安定するまで待つ。図7では、待ち時間STTを分周器34からのFG1信号の次の立ち上がりまでとしている。
コントローラ24は、FG1信号の次の立ち上がりを検出すると(ステップA7、Yes)、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号の振幅値とLVL信号(加算信号)のレベルを測定する。ここで、光ディスク10がディスクモータ32によって1回転される間、すなわち次のFG1信号の立ち上がりが検出されるまでの間に測定される振幅値の平均を求める。
トラッキングエラー信号は、光ディスク10のディスクモータ32への装着誤差などによって偏心することにより測定される。従って、ディスクが所定量分回転される間、ここでは1回転される間にトラッキングエラー信号を測定し、その振幅値の平均値を求めて使用する。
なお、光ディスク10が偏芯していない可能性もある。こうした場合であってもトラッキングエラー信号を測定することができるように、対物レンズ12をトラッキングシフトさせる。この場合、サーボアンプ18から出力されるトラッキング駆動信号TROに例えば交流分を加算しておけばよい。
なお、トラッキングエラー信号としては、RF信号(SIGDET信号)が出力されている場合には、位相差法により生成されるDPD−TE信号を対象として振幅値を測定するものとする。DPD−TE信号は、複数のフォトディテクタにより検出される信号の位相差を利用して生成されているため、振幅値がフォトディテクタの入射光量に影響されない。従って、安定して振幅値を測定することができる。
また、RF信号(SIGDET信号)が出力されていない(Lレベルの)場合には、プッシュプル法により生成されるPP−TE信号を対象として振幅値を測定する。すなわち、光ディスク10が記録可能メディア(DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等)でありデータが未記録の場合には、SIGDET信号は出力されないが、この場合であってもPP−TE信号の振幅値が、PP法において規定されているレベルで検出されることを利用する。ただし、PP−TE信号の振幅値は、フォトディテクタの入射光量と光ディスク10に形成されたピットの深さに影響されるが、後述するように、例えばLVL信号の信号レベルをもとに正規化することにより、これらの影響を低減することができる。
ここで、システムリードインエリア(トラックA)において検出されたトラッキングエラー信号の振幅値をWA1、LVL信号のレベルをLVLA1とする。コントローラ24は、トラッキングエラー信号の振幅値をLVL信号のレベルで正規化した値WLA1を、WLA1=WA1/LVLA1として算出する(ステップA8)。LVL信号のレベルをもとにトラッキングエラー信号の振幅値を正規化することにより、対物レンズ12をシフトさせることによる出射光量の変動や、ディスク位置によって反射率が違うことによる影響(ゴミや埃などの付着などの影響を含む)などを避けることができる。
なお、LVL信号(加算信号)により正規化しているが、RFRP信号で正規化するようにしても良い。また、PP−TE信号の振幅は反射光の強度に比例するため、RF信号が有るところでは振幅が小さくなる。そのため、RF信号が有る場合(SIGDET信号がHレベルの場合)のPP−TE信号の振幅の低下を推定し、記録領域と未記録領域の信号をSIGDET信号を用いて簡易的に正規化するようにしても良い。尚、DPD信号の場合は反射光の強度に無関係である。
次に、FG1信号が立ち上がると(ステップA9、Yes5)、コントローラ24は、サーボアンプ18を動作させて、ドライバ22からピックアップヘッド11に対してトラッキング駆動信号を出力させる(TRO−出力)(ステップA10)。すなわち、ピックアップヘッド11のトラッキングアクチュエータを駆動して、対物レンズ12を変位させて、対物レンズ12からのレーザ光がデータエリア(外周側)に照射されるようにする。
コントローラ24は、FG1信号の次の立ち上がりを検出すると(ステップA11、Yes)、ステップA8と同様にして、ヘッドアンプ14から出力されるトラッキングエラー信号の振幅値とLVL信号(加算信号)のレベルを測定する。ここで、光ディスク10がディスクモータ32によって1回転される間、すなわち次のFG1信号の立ち上がりが検出されるまでの間に測定される振幅値の平均を求める。
ここで、データエリア(トラックB)において検出されたトラッキングエラー信号の振幅値をWB1、LVL信号のレベルをLVLB1とする。コントローラ24は、トラッキングエラー信号の振幅値をLVL信号のレベルで正規化した値WLBを、WLB=WB1/LVLB1として算出する(ステップA12)。
なお、図6に示すフローチャートでは、対物レンズ12を2回シフトして、システムリードインエリア(トラックA)とデータエリア(トラックB)について、それぞれ1回ずつトラッキングエラー信号を測定する処理について示している。図7に示すように、対物レンズ12を4回シフトして、システムリードインエリア(トラックA)とデータエリア(トラックB)について、それぞれ2回ずつトラッキングエラー信号を測定する場合には、ステップA5〜A12の処理を、再度、繰り返して実行すれば良い。
この場合、システムリードインエリアとデータエリアを対象として算出された、トラッキングエラー信号の振幅値をLVL信号のレベルで正規化した値を平均する。
すなわち、2回目にシステムリードインエリアから測定されたトラッキングエラー信号の振幅値をWA2、LVL信号のレベルをLVLA2とすると、コントローラ24は、トラッキングエラー信号の振幅値をLVL信号のレベルで正規化した値WLA2を、WLA2=WA2/LVLA2として算出する。同様にして、2回目にデータエリアから測定されたトラッキングエラー信号の振幅値をWB2、LVL信号のレベルをLVLB2とすると、コントローラ24は、トラッキングエラー信号の振幅値をLVL信号のレベルで正規化した値WLB2を、WLB2=WB2/LVLB2として算出する。そして、コントローラ24は、WLA=(WLA1+WLA2)/2、WLB=(WLB1+WLB2)/2を計算する。こうして、各エリアについて、複数回、トラッキングエラー信号を測定して、正規化した値の平均を求めることにより、ディスク判別の精度を向上させることができる。
次に、コントローラ24の比較部24eは、WLAとWLBとの差(WLA−WLB)を評価値として計算し、この評価値と予め設定された判定基準FRWとを比較する。ここで、評価値が比較基準FRWより大きい場合(ステップA14、Yes)、システムリードインエリアとデータエリアのトラックピッチが異なるために、WLAとWLBとの差が大きいと判別することができる。従って、コントローラ24のディスク判別部24fは、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDであると判別する。
また、評価値が比較基準FRWより大きくない場合(ステップA14、No)、システムリードインエリアとデータエリアのトラックピッチに大きな差がないと判別することができる。従って、コントローラ24のディスク判別部24fは、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDであると判別する。
こうして、異なるエリア(トラックA,B)のそれぞれにおいて検出されるトラッキングエラー信号の振幅値をもとにして、DVDとHD−DVDとを判別することができる。
なお、図7に示す例では、各エリア(トラックA,B)について2回ずつトラッキングエラー信号を測定するとしているが、それぞれ3回以上とすることもできる。
また、ディスク判別処理の時間をより短縮するためには、図6のフローチャートに示すように、各エリアについて1回ずつトラッキングエラー信号を測定するようにしても良い。さらに、図7に示す例では、対物レンズ12をシフトさせた後、次のFG1信号の立ち上がりからディスクが1回転されるまでの間にトラッキングエラー信号を測定するとしているが、トラッキングエラー信号の測定をより短い時間とすることも可能である。例えば、分周器34から出力される信号からディスクの1回転未満の回転量を検出することができれば、予め決められた1回転未満の回転量を計測し、この間に測定されるトラッキングエラー信号の振幅値をもとにしてディスク判別すれば良い。
なお、前述した説明では、ディスクが1回転される間に測定される信号(TE,LVL)の平均値を求めるとしているが、最大値を測定するようにしても良い。
また、対物レンズ12をシフトさせる場合、アクチュエータを急激に駆動すると(対物レンズの移動を速くすると)、アクチュエータはバネで支えられているため共振によりオーバーシュートやアンダーシュートが発生することがある。そのため、対物レンズの移動は緩やかにするのが好ましい。
このようにして、図6のフローチャートに示すディスク判別処理では、システムリードインエリアとデータエリアとの境界近傍にピックアップヘッド11を移動させ、複数回、対物レンズ12をシフトすることで(図7に示す例では2回)、システムリードインエリアとデータエリアのそれぞれにおいて、複数回、トラッキングエラー信号を測定する。そして、各エリアにおいて測定されたトラッキングエラー信号の振幅値がほぼ同じ場合には、システムリードインエリアとデータエリアのトラックピッチが同じDVD(あるいはHD−DVD以外)と判別することができる。また、振幅値がエリアによって異なる場合には、システムリードインエリアよりデータエリアのトラックピッチが狭いHD−DVDと判別することができる。
トラッキングエラー信号の測定には、DVD用の波長の長いDVDレーザのみを使用するので、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDとHD−DVDの何れであっても、光ディスク10に損傷を与えるおそれがなく、またレーザの切り替えがないことから処理時間を短縮できる。また、1枚の光ディスク10において測定されるトラッキングエラー信号の振幅値をディスク判別に使用するので、ピット深さのバラツキや光ディスク10の形状や装着誤差に伴う偏芯などに影響されることなく、精度良く安定したディスク判別が可能となる。
次に、CD、DVD、HD−DVDの3種類の光ディスク10を判別するディスク判別処理について、図8、図9、及び図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
本実施形態における光ディスク装置は、3種類の光ディスク10を判別する場合、先に、CDについてDVD/HD−DVDとは基板厚が異なることを利用して判別し、CDではないと判別された場合にDVDとHD−DVDの何れであるかを判別する。
図11(a)(b)には、DVD/HD−DVDとCDの基板厚の違いを示している。ディスク表面から記録層までの厚さ(基板厚)は、DVD/HD−DVDでは、図11(a)に示すように0.6mmであるのに対して、CDでは、図11(b)に示すように1.2mmとなっている。また、対物レンズのワーキングディスタンス(フォーカスオンした状態の対物レンズからディスク表面までの凡その距離)は、HD/DVDでは1.65mm、CDでは1.3mmである。
まず、ディスクモータ32に光ディスク10が装着されると、コントローラ24のPUH移動制御部24bは、ドライバ26によって送りモータ28を駆動し、ピックアップヘッド11を光ディスク10の特定のエリアと相対する位置、例えば光ディスク10のデータエリア(トラックB)に相当する位置に移動させる(ステップB1)。また、コントローラ24のレーザ制御部24cは、APC36を制御して、ピックアップヘッド11のDVD用の赤レーザ(DVDレーザ)をオンする(ステップB2)。
なお、ディスクの基板厚を利用したディスク判別では、ディスクモータ32の回転を伴わないので、直ちに測定動作を開始することができる。また、波長が長いDVDレーザを使用するため、光ディスク装置に装着された光ディスク10が何れの種類であっても損傷を与える可能性が低い。また、後述するように、基板を利用したディスク判別では、ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光のフォーカスが光ディスク10に合う時間が短い。従って、光ディスク装置に装着された光ディスク10が、データの記録が可能なCDであっても損傷を与える可能性が低い。
図12は、ディスクの基板厚を利用したディスク判別処理の動作を説明するための図である。図12(a)は、ピックアップヘッド11のフォーカシングアクチュエータに対して出力されるフォーカス駆動信号FOOの変化を示す図である。図12(b)(d)は、フォーカス動信号FOOに応じて対物レンズ12が移動するのに伴って変化するLVL信号、図12(c)(e)は、同じくフォーカスエラー信号FEの変化を示す図である。図12(b)(c)は、光ディスク10がDVDまたはHD−DVDの場合の信号変化を示し、図12(d)(e)は、光ディスク10がCDの場合の信号変化を示している。
まず、コントローラ24は、サーボアンプ16を動作させて、ピックアップヘッド11に対して出力されるフォーカス駆動信号FOOのレベルをD1にする(ステップB3)。すなわち、ピックアップヘッド11のフォーカシングアクチュエータを駆動して、対物レンズ12を光ディスク10から離れるように移動させる。この時、ディスクモータ32は停止状態にある。
次に、コントローラ24は、対物レンズ12を光軸方向に一定速度で移動するように、図12(a)に示すように、ドライバ20からフォーカシングアクチュエータに対してフォーカス駆動信号FOOを出力させる(ステップB4)。フォーカシングアクチュエータは、電圧値が一定の傾きで変化するフォーカス駆動信号FOOに応じて、対物レンズ12を光ディスク10の方向に移動させる。コントローラ24は、フォーカス駆動信号FOOを、予め設定されている電圧制限値U1に到達するまで一定に増加させながらフォーカシングアクチュエータに出力させる(ステップB6)。
この間、ヘッドアンプ14は、ピックアップヘッド11により受光された光ディスク10による反射光に応じて、LVL信号やフォーカスエラー信号FEなどの各種信号を出力する。コントローラ24の比較部24eは、ヘッドアンプ14から出力されるLVL信号の電圧値と、予め設定された基準値V1とを比較し、LVL信号が基準値V1以上となっているかを判別する(ステップB5)。基準値V1は、光ディスク10の表面において反射されたレーザ光に応じて出力されるLVL信号の電圧値を判別できるように設定される。従って、LVL信号と基準値V1との比較によって、光ディスク10の表面における反射光に応じた信号変化を検知することができる。なお、光ディスク10の表面による反射は、ディスク種類がCD、DVD、HDの何れでもほぼ同じである。従って、共通する基準値V1をもとにして、光ディスク10の表面における反射光に応じた信号変化を検知することができる。
ここで、フォーカス駆動信号FOOが電圧制限値U1に到達しても、LVL信号が基準値V1以上とならない場合には(ステップB6、Yes)、コントローラ24は、光ディスク装置に光ディスク10が装着されていないと判別する。なお、光ディスク装置に光ディスク10が装着されていても、光ディスク10の表面(レーザ光が照射されている場所)が汚れている場合、または光ディスク10が裏返しで装着されている場合においても、LVL信号が正常に検出されないためディスク無しと判別される。ディスク無しと判別された場合には、例えば、ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光のスポット位置を変更して、再度、前述した処理を実行するようにしても良い。
一方、コントローラ24は、LVL信号が基準値V1以上となったことを検出すると(ステップB5、Yes)、光ディスク10の表面における反射光に応じた信号変化を検知してからの時間経過を測定するためのF1タイマをスタートさせる(ステップB7)。
その後、コントローラ24の比較部24eは、ヘッドアンプ14から出力されるLVL信号の電圧値と、予め設定された基準値V1とを比較し、再び、LVL信号が基準値V1以上となるかを判別する(ステップB8)。すなわち、光ディスク10の記録層における反射光に応じた信号変化を検知する。
一方、LVL信号が基準値V1以上となった場合、コントローラ24は、F1タイマの値が予め設定された基準値F1以内であるか判別する。図12(a)(b)に示すように、F1タイマの値が基準値F1以内である場合、コントローラ24のディスク判別部24fは、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDまたはDVDであると判別する。なお、基準値F1は、図12(b)(d)に示すように、基板厚が1.2mmのCDの記録層による信号変化を検知するタイミングと、基板厚が0.6mmのDVD及びHD−DVDの記録層による信号変化を検知するタイミングの間に設定されている。
光ディスク10がHD−DVDまたはDVDであると判別されると、コントローラ24は、HD−DVDとDVDとを判別するためのディスク判別処理に移行する。
すなわち、コントローラ24の回転制御部24aは、モータ制御回路30を制御して、ディスクモータ32を所定の回転数で回転させる(ステップB10)。また、コントローラ24は、サーボアンプ16を動作させて、ピックアップヘッド11から照射されるレーザ光を光ディスク10にフォーカスオンさせる(ステップB11)。そして、HD/DVD判別処理を実行して、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDであるか、あるいはDVDであるかを判別する(ステップB12)。
なお、HD/DVD判別処理は、前述した図6のフローチャートに示すステップA4〜A13の処理、図9または図10のフローチャートに示す処理の何れかを実行するものとする。図6のフローチャートに示す処理の説明は省略する。
図9のフローチャートに示すHD/DVD判別処理について説明する。図9に示すHD/DVD判別処理では、ピックアップヘッド11の位置を移動させないで、同じ位置で測定されるトラッキングエラー信号の振幅値をもとにしてHD−DVDとDVDとを判別する。なお、トラッキングエラー信号を測定する場合、トラッキングエラー信号の振幅値が最大になるようにフォーカスバランスの調整を予め実行しておくものとする。これにより、ディスクの基板厚の影響により光学収差が発生し、フォーカス点がずれる問題を解決することができる。
まず、コントローラ24は、フォーカスオンすることによりヘッドアンプ14からSIGDET信号が出力されている場合(ステップD1、Yes)、すなわちSIGDET信号がHレベルである場合には、ヘッドアンプ14から出力されるDPD−TE信号の振幅値WDを測定する。例えば、コントローラ24の測定部24dは、ディスクモータ32が1回転される間にヘッドアンプ14から出力されるDPD−TE信号の振幅値を測定し、この間に測定された最大値を振幅値WDとする。
コントローラ24は、振幅値WDが予め設定された基準値VDより大きいかを判別する。ここで、振幅値WDが基準値VDより大きい場合(ステップD2、Yes)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDであると判別する(ステップB13)。また、振幅値WDが基準値VDより大きくない場合(ステップD2、No)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDであると判別する(ステップB14)。
一方、SIGDET信号が出力されていない場合(ステップD1、No)、すなわちSIGDET信号がLレベルである場合には、ヘッドアンプ14から出力されるPP−TE信号の振幅値WPを測定する。前述と同様に、コントローラ24の測定部24dは、ディスクモータ32が1回転される間にヘッドアンプ14から出力されるPP−TE信号の振幅値を測定し、この間に測定された最大値を振幅値WPとする。
コントローラ24は、振幅値WPが予め設定された基準値VPより大きいかを判別する。ここで、振幅値WPが基準値VPより大きい場合(ステップD3、Yes)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDであると判別する(ステップB13)。また、振幅値WPが基準値VPより大きくない場合(ステップD3、No)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDであると判別する(ステップB14)。
こうして、SIGDET信号がHレベルである場合には、DPD−TE信号の振幅値を利用し、Lレベルの場合には、PP−TE信号の振幅値を利用することにより、DVDとHD−DVDとを判別することができる。
SIGDET信号がHレベルである場合には、光ディスク10にはデータが記録されている。すなわち、光ディスク10がスタンプメディア(ROM系のディスク)、あるいはデータが記録されている記録可能メディアである。何れの場合であってもDPD−TE信号の振幅は、DPD法において規定されているレベルで検出することができる。従って、DVDレーザを用いた場合に検出されるDPD−TE信号の振幅値が基準値VDより大きい場合には、正常にトラッキングエラー信号が検出されていることになりDVDと判別することができる。
また、SIGDET信号がLレベルである場合には、光ディスク10はデータが記録されていない記録可能メディアである。データが記録されていない記録可能メディアの場合、PP−TE信号の振幅値は、PP法で規定されているレベルで検出することができる。従って、DVDレーザを用いた場合に検出されるPP−TE信号の振幅値が基準値VPより大きい場合には、正常にトラッキングエラー信号が検出されていることになりDVDと判別することができる。
次に、図10のフローチャートに示すHD/DVD判別処理について説明する。図9に示すHD/DVD判別処理では、SIGDET信号に応じてディスク判別に使用するトラッキングエラー信号を選択しているが、図10に示すHD/DVD判別処理では、SIGDET信号についての判別を不要にしている。
まず、コントローラ24は、ヘッドアンプ14から出力されるDPD−TE信号の振幅値WDを測定する(ステップE1)。例えば、コントローラ24の測定部24dは、ディスクモータ32が1回転される間にヘッドアンプ14から出力されるDPD−TE信号の振幅値を測定し、この間に測定された最大値を振幅値WDとする。
コントローラ24は、振幅値WDが予め設定された基準値VDより大きいかを判別する。ここで、振幅値WDが基準値VDより大きい場合(ステップE2、Yes)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDであると判別する(ステップB13)。
また、振幅値WDが基準値VDより大きくない場合(ステップD2、No)、コントローラ24は、ヘッドアンプ14から出力されるPP−TE信号の振幅値WPを測定する(ステップE3)。前述と同様に、コントローラ24の測定部24dは、ディスクモータ32が1回転される間にヘッドアンプ14から出力されるPP−TE信号の振幅値を測定し、この間に測定された最大値を振幅値WPとする。
コントローラ24は、振幅値WPが予め設定された基準値VPより大きいかを判別する。ここで、振幅値WPが基準値VPより大きい場合(ステップE4、Yes)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDであると判別する(ステップB13)。また、振幅値WPが基準値VPより大きくない場合(ステップE4、No)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDであると判別する(ステップB14)。
なお、図10に示すフローチャートでは、先にDPD−TE信号の振幅値をもとにディスク判別しているが、先にPP−TE信号の振幅値をもとにディスク判別するようにしても良い。
図10に示すHD/DVD判別処理では、DPD−TE信号あるいはPP−TE信号の何れかの一方の振幅値に基づいて、ディスク判別することができる。
ところで、ステップB8において、F1タイマの値が基準値F1を越えても、LVL信号が基準値V1以上とならなかった場合、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がCDあるいはHD−DVDであると判定する(ステップB15)。
なお、HD−DVDと判定するのは、HD−Rなどの記録可能メディアである可能性があるためである。HD−DVDのスタンプメディアの場合、レーザの波長に依存しないので、何れの波長のレーザ光を用いてもディスク判別に必要な振幅値を持つLVL信号を検出できる。しかし、HD−DVDの記録可能メディア(HD−R等)については、HD−DVDの規格において、HD−DVD用のレーザ光(青レーザ)を用いた場合の感度(反射率)についてのみ規定されている。従って、青レーザ以外の他の波長のレーザ光(例えばDVDレーザ)を用いた場合に、ディスクの記録層において十分にレーザ光を反射することができずに、ディスク判別に必要な振幅値を持つLVL信号を検出できない可能性があるためである。
ここで、コントローラ24のレーザ制御部24cは、APC36を制御して、ピックアップヘッド11のDVDレーザをオフし、CD用のCDレーザをオンする(ステップB16)。CDレーザを使用するので、光ディスク装置に装着されたディスクがHD−DVDであっても損傷を与えるおそれがない。
以下、コントローラ24は、CD/HD−DVDとは基板厚、すなわちディスク表面から記録層(反射層)までの距離が異なることを利用して、CDとHD−DVDについてのディスク判別を実行する(ステップB17〜B21)。なお、ステップB21〜B21の処理については、ステップB3〜B8と同様にして実行されるものとして詳細な説明を省略する。
ただし、DVDレーザを用いた処理で使用した基準値F1,V1とは異なる、CDレーザを用いた場合に適した基準値を使用するようにしても良い。
ここでは、CDレーザを使用しているため、信頼性高くCDについて判定することができる。なぜなら、CDディスク規格において、CDレーザを使用した場合に、CDの記録層における反射率が高くなるように規定されているためである。ステップB23において、F1タイマの値が基準値F1を越えた後に、LVL信号の電圧値が基準値V1以上となった場合には、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10をCDと判定する(ステップB31)。
なお、CDと判定されなかった場合には(ステップB23、No)、光ディスク装置に装着された光ディスク10がHD−DVDである可能性が高い。この場合、より確実にHD−DVDであることを判別するために、さらにHDレーザを用いて基板厚を利用してディスク判別を実行する。
ここで、コントローラ24のレーザ制御部24cは、APC36を制御して、ピックアップヘッド11のCDレーザをオフし、HD−DVD用のHDレーザをオンする(ステップB24)。
以下、コントローラ24は、CD/HD−DVDとは基板厚、すなわちディスク表面から記録層(反射層)までの距離が異なることを利用して、CDとHD−DVDについてのディスク判別を実行する(ステップB25〜B30)。なお、ステップB25〜B30の処理については、ステップB17〜B21と同様にして実行されるものとして詳細な説明を省略する。
ただし、CDレーザを用いた処理で使用した基準値F1,V1とは異なる、HD−DVDレーザを用いた場合に適した基準値を使用するようにしても良い。
ここでは、HD−DVD用のHDレーザを用いているために、HD−DVDの記録層において最も効率敵にレーザ光が反射され、この時のLVL信号が大きく変化する(図12(b))。従って、HD−DVDとCDとをより確実に判別することが可能となる。
誤ってCD/DVDをHD−DVDと判別した場合、このディスクに対してはHDレーザが使用される。この場合、CD/DVDが記録可能メディアであれば、損傷を与える可能性が高い。しかし、HD−DVDについてより確実にディスク判別することで、記録可能メディアに損傷を与えることを回避できる。
このようにして、図8のフローチャートに示すディスク判別処理では、データエリアにピックアップヘッド11を移動させ、対物レンズ12を光ディスク10の方向に移動させることで変化するLVL信号をもとに、基板厚の異なるCDを判別することができる。また、DVDあるいはHD−DVDであると判別された場合には、ピックアップヘッド11を移動させることなく、同じ位置で測定されるトラッキングエラー信号(DPD−TE信号、PP−TE信号)の振幅値をもとにディスクを判別することができる。また、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDあるいはHD−DVDである場合には、DVDレーザのみを使用することになり、レーザの切り替えに伴う処理の遅れもない。
また、トラッキングエラー信号の測定には、DVD用の波長の長いDVDレーザを使用するので、光ディスク装置に装着された光ディスク10が何れの種類であっても、光ディスク10に対して損傷を与えるおそれがない。CDの判別においてもDVDレーザを使用するが、ディスクにフォーカスする時間が短いので影響が少ない。
次に、CD、DVD、HD−DVDの3種類の光ディスク10を判別するディスク判別処理について、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図13に示すディスク判別処理は、基本的には図8に示すディスク判別処理と同様にして実行される。すなわち、3種類の光ディスク10を判別する場合、先に、CDについてDVD/HD−DVDとは基板厚が異なることを利用して判別し、CDではないと判別された場合にDVDとHD−DVDの何れであるかを判別する。図8に示すディスク判別処理では、はじめにDVDレーザを用いているが、ここではCDレーザをはじめに用いる。これにより、CDについての判別を短時間にすることができる。
まず、ディスクモータ32に光ディスク10が装着されると、コントローラ24のPUH移動制御部24bは、ドライバ26によって送りモータ28を駆動し、ピックアップヘッド11を光ディスク10の特定のエリアと相対する位置、例えば光ディスク10のデータエリア(トラックB)に相当する位置に移動させる(ステップC1)。また、コントローラ24のレーザ制御部24cは、APC36を制御して、ピックアップヘッド11のCD用の赤外レーザ(CDレーザ)をオンする(ステップC2)。
以下、ステップC3〜C8の処理については、図8に示すステップB3〜B8と同様にして実行されるものとして詳細な説明を省略する。
ただし、DVDレーザを用いた処理で使用した基準値F1,V1とは異なる、CDレーザを用いた場合に適した基準値を使用するようにしても良い。
ここでは、CDレーザを使用しているため、信頼性高くCDについて判定することができる。なぜなら、CDディスク規格において、CDレーザを使用した場合に、CDの記録層における反射率が高くなるように規定されているためである。ステップC9において、F1タイマの値が基準値F1を越えた後に、LVL信号の電圧値が基準値V1以上となった場合には、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10をCDと判定する。
一方、F1タイマの値が基準値F1以内の時にLVL信号の電圧値が基準値V1以上となった場合(ステップC8、Yes)、あるいはF1タイマの値が基準値F1を越えた後にLVL信号が基準値V1以上となった場合には(ステップC9、No)、コントローラ24は、光ディスク装置に装着された光ディスク10がDVDまたはHD−DVDであると判別する。
コントローラ24は、ピックアップヘッド11のDVDレーザをオンさせて、DVDレーザを用いたディスク判別処理を実行する(ステップC12〜C16)。なお、ステップC12〜C16の処理については、図8のフローチャートに示すステップB10〜B14の処理と同様にして実行されるものとして詳細な説明を省略する。
こうして、先に、CDレーザを用いてディスクの基板厚の違いを利用してCDを判別するので、光ディスク装置に装着された光ディスク10がCDである場合には、高速に判別することが可能である。また、DVDとHD−DVDの判別ではDVDレーザのみを使用するので、ディスクに損傷を与えるおそれがない。その他、前述したディスク判別処理と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されて、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図。 本実施形態におけるピックアップヘッド11のフォトディテクタとヘッドアンプ14の詳細な構成を示す図。 光ディスク10に形成されたトラックとビームスポットのサイズの関係を示す図。 DVD用の赤レーザを用いてHD−DVDのトラックB(データエリア)にフォーカスオンした場合にヘッドアンプ14から出力される各信号の波形の一例を示す図。 DVD用の赤レーザを用いてHD−DVDのトラックA(システムリードインエリアなど)にフォーカスオンした場合にヘッドアンプ14から出力される各信号の波形の一例を示す図。 本実施形態におけるDVDとHD−DVDを判別するディスク判別処理について説明するためのフローチャート。 本実施形態におけるピックアップヘッド11から照射されるレーザ光の向きを2回連続して変更(シフト)することにより、データエリアとシステムリードインエリアから検出される信号の変化の一例を示す図。 本実施形態における3種類の光ディスク10を判別するディスク判別処理について説明するためのフローチャート。 本実施形態におけるHD/DVD判別処理について説明するためのフローチャート。 本実施形態におけるHD/DVD判別処理について説明するためのフローチャート。 DVD/HD−DVDとCDの基板厚の違いを説明するための図。 本実施形態におけるディスクの基板厚を利用したディスク判別処理の動作を説明するための図。 本実施形態における3種類の光ディスク10を判別するディスク判別処理について説明するためのフローチャート。
符号の説明
10…光ディスク、11…ピックアップヘッド(PUH)、12…対物レンズ、14…ヘッドアンプ、16,18…サーボアンプ、20,22,26…ドライバ、24…コントローラ、24a…回転制御部、24b…PUH移動制御部、24c…レーザ制御部、24d…測定部、24e…比較部、24f…ディスク判別部、28…送りモータ、29…スイッチ(SW)、30…モータ制御回路、32…ディスクモータ、34…分周器、36…APC。

Claims (12)

  1. トラックが形成されたディスクに対して、第1のレーザ光あるいは第1のレーザより波長の短い第2のレーザ光を対物レンズを通じて照射し、前記ディスクによる反射光を入力するピックアップヘッドと、
    前記ピックアップヘッドを前記ディスクの第1領域に対応する位置に移動させる第1移動手段と、
    前記ピックアップヘッドにより入力された反射光に応じた信号を出力する信号出力手段と、
    前記第1移動手段により移動された前記ピックアップヘッドから前記第1のレーザ光が照射されることにより、前記信号出力手段から出力された信号の振幅値をもとにして、前記ディスクが前記第1のレーザ光を用いて情報の記録または再生を行う第1ディスクと、前記第2のレーザ光を用いて情報の記録または再生を行う第2ディスクの何れかを判別する第1ディスク判別手段と
    を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記信号出力手段は、異なる方式により生成される第1のトラッキングエラー信号と第2のトラッキングエラー信号を出力し、
    前記第1ディスク判別手段は、前記第1及び第2のトラッキングエラー信号の少なくとも何れか一方の振幅値をもとに、前記第1ディスクと前記第2ディスクを判別することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記ピックアップヘッドは、前記ディスクに対して照射する前記第1のレーザ光のビームスポットが、前記第2ディスクの前記第1領域に形成されたトラックのトラックピッチの2倍以上となるレーザ光を出力することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記第1のトラッキングエラー信号は、位相差法により生成されるDPD(Deferential Phase Detection)信号であり、
    前記第2のトラッキングエラー信号はプッシュプル法により生成されるPP(Push Pull)信号であることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  5. 前記信号出力手段は、前記ピックアップヘッドに入力された反射光の光検出出力を加算した加算信号を出力するものであって、
    前記第1ディスク判別手段は、
    前記信号出力手段により出力された加算信号の振幅値と予め設定された第1基準値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較によって前記加算信号が前記基準値より大きいと判別された場合に、前記第1のトラッキングエラー信号をもとに前記ディスクを判別する第1判別手段と、
    前記比較手段の比較によって前記加算信号が前記基準値より大きくないと判別された場合に、前記第2のトラッキングエラー信号をもとに前記ディスクを判別する第2判別手段とを有することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  6. 前記第1ディスク判別手段は、
    前記第1のトラッキングエラー信号の第1振幅値と予め設定された第1基準値とを比較する第1比較手段と、
    前記第2のトラッキングエラー信号の第2振幅値と予め設定された第2基準値とを比較する第2比較手段と、
    前記第1比較手段あるいは前記第2比較手段の何れかの比較結果をもとに前記ディスクを判別することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  7. トラックが形成されたディスクに対して、第1のレーザ光あるいは第1のレーザより波長の短い第2のレーザ光を対物レンズを通じて照射し、前記ディスクによる反射光を入力するピックアップヘッドと、
    前記ピックアップヘッドにより入力された反射光に応じた信号を出力する信号出力手段と、
    前記ピックアップヘッドを前記ディスクの第1領域と第2領域との境界近傍に対応する位置に移動させる第2移動手段と、
    前記ピックアップヘッドから照射される前記第1のレーザ光を前記ディスクの半径方向にシフトさせるシフト手段と、
    前記第2移動手段により移動された前記ピックアップヘッドから照射される前記第1のレーザ光を、前記シフト手段により前記第1領域の方向にシフトさせた状態で前記信号出力手段から出力された第1信号の第1振幅値と、前記シフト手段により前記第2領域の方向にシフトさせた状態で前記信号出力手段から出力された第2信号の第2振幅値とをもとにして、前記ディスクが前記第1領域と前記第2領域に形成されたトラックピッチが同じ第1ディスクと、前記第1領域に形成されたトラックピッチが前記第2領域に形成されたトラックピッチよりも狭い第2ディスクの何れかを判別する第2ディスク判別手段と
    を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 前記第1振幅値と前記第2振幅値は、前記ディスクが所定量分回転される間に前記信号出力手段から出力される信号の平均値とすることを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  9. 前記シフト手段は、前記ピックアップヘッドから照射されるレーザ光を前記前記第1領域と前記第2領域の間で複数回シフトし、
    前記第2ディスク判別手段は、前記シフト手段によってレーザ光が複数回シフトされることにより、前記信号出力手段から複数回出力される前記第1信号の前記第1振幅値の平均値と、前記信号出力手段から複数回出力される前記第2信号の前記第2振幅値の平均値とをもとにディスクを判別することを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  10. 前記ピックアップヘッドから前記第1のレーザ光を照射させながら、前記対物レンズを光軸方向に移動させる第3移動手段と、
    前記第3移動手段による前記対物レンズの移動に伴って前記信号出力手段から出力される信号をもとに、前記ディスクの表面における反射光に応じた信号変化と、前記ディスクに形成された記録層に応じた信号変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された信号変化に応じて、前記第1ディスク及び前記第2ディスクとはディスク表面から記録層までの距離が異なる第3のディスクを判別する第2ディスク判別手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1または請求項7記載の光ディスク装置。
  11. トラックが形成されたディスクに対して、第1のレーザ光あるいは第1のレーザより波長の短い第2のレーザ光を対物レンズを通じて照射し、前記ディスクによる反射光を入力するピックアップヘッドと、
    前記ピックアップヘッドを前記ディスクの半径方向に移動させる移動手段と、
    前記ピックアップヘッドにより入力された反射光に応じた信号を出力する信号出力手段とを有する光ディスク装置のディスク判別方法において、
    前記移動手段により前記ピックアップヘッドを前記ディスクの第1領域に対応する位置に移動させる移動行程と、
    前記移動行程により移動された前記ピックアップヘッドから前記第1のレーザ光が照射されることにより、前記信号出力手段から出力された信号の振幅値を測定する測定行程と、
    前記想定行程により測定された振幅値をもとにして、前記ディスクが前記第1のレーザ光を用いて情報の記録または再生を行う第1ディスクと、前記第2のレーザ光を用いて情報の記録または再生を行う第2ディスクの何れかを判別するディスク判別行程とを有するディスク判別方法。
  12. トラックが形成されたディスクに対して、第1のレーザ光あるいは第1のレーザより波長の短い第2のレーザ光を対物レンズを通じて照射し、前記ディスクによる反射光を入力するピックアップヘッドと、
    前記ピックアップヘッドを前記ディスクの半径方向に移動させる移動手段と、
    前記ピックアップヘッドから照射されるレーザ光を前記ディスクの半径方向にシフトさせるシフト手段と、
    前記ピックアップヘッドにより入力された反射光に応じた信号を出力する信号出力手段とを有する光ディスク装置のディスク判別方法において、
    前記移動手段により前記ピックアップヘッドを前記ディスクの第1領域と第2領域との境界近傍に対応する位置に移動させる移動行程と、
    前記シフト手段により前記ピックアップヘッドから照射される前記第1のレーザ光を前記第1領域の方向にシフトさせる第1変更行程と、
    前記第1変更行程により前記第1のレーザ光を前記第1領域の方向にシフトさせた状態において前記信号出力手段から出力された信号の振幅値を測定する第1測定行程と、
    前記シフト手段により前記ピックアップヘッドから照射される前記第1のレーザ光を前記第2領域の方向にシフトさせる第2変更行程と、
    前記第2変更行程により前記第1のレーザ光を前記第2領域の方向にシフトさせた状態において前記信号出力手段から出力された信号の振幅値を測定する第2測定行程と、
    前記第1測定行程及び前記第2測定行程において測定された信号の振幅値をもとに、前記ディスクが前記第1領域と前記第2領域に形成されたトラックピッチが同じ第1ディスクと、前記第1領域に形成されたトラックピッチが前記第2領域に形成されたトラックピッチよりも狭い第2ディスクの何れかを判別するディスク判別行程とを有するディスク判別方法。
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