JP2001184676A - 光ディスク装置とそのディスク判別方法 - Google Patents

光ディスク装置とそのディスク判別方法

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JP2001184676A
JP2001184676A JP36387799A JP36387799A JP2001184676A JP 2001184676 A JP2001184676 A JP 2001184676A JP 36387799 A JP36387799 A JP 36387799A JP 36387799 A JP36387799 A JP 36387799A JP 2001184676 A JP2001184676 A JP 2001184676A
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signal
dvd
optical
discriminating
optical disk
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JP36387799A
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Toshio Saito
俊雄 齊藤
Masamichi Ito
正道 伊藤
Nobuhiro Tokujiyuku
伸弘 徳宿
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CDやDVDを、さらに細かくその種別を判別
することが可能な光ディスク装置とそのディスク判別方
法を提供する。 【解決手段】光ディスクを用いて情報の記録あるいは再
生を行う光ディスク装置において、光ディスク100に
レーザ光を照射した時の反射光に基づいて生成される和
信号であるPE信号とフォーカスエラー信号であるFE
信号をそれぞれ検出し、このPE信号とFE信号の比を
用いて前記光ディスクの種類を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体を
用いて情報を記録・再生する光学的情報記録再生装置
(以下、単に、光ディスク装置と呼ぶ)に関し、特に、
種々の光情報記録媒体(以下、光ディスクと呼ぶ)の種
類を判別する装置とディスク判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円盤状の光学記録媒体上にピット
等を形成することにより情報を記録した光情報記録媒体
である光ディスクから、その記録情報を光学的に読み出
す光ディスク装置には、例えば、CDなど種々の方式の
ものが知られており、かつ、既に実用されている。ま
た、特に近年、その情報記録密度を高めて、大量の情報
を記録できる光学記録媒体として、例えば、DVDがあ
り、その記録情報を読み出す再生装置も、既に市販され
ている。
【0003】DVDはCDに比べてトラックピッチ及び
最短ピット長を1/2以下にして記録密度を上げること
により大容量化を実現している。そのため、光ビームの
スポットサイズをCDの1.6μm程度から0.8μm
程度に絞る必要がある。このため、CDの場合には、波
長780nmのレーザとNA=0.4〜0.5の対物レ
ンズで構成された光ヘッドを用いて、DVDの場合に
は、波長650nmのレーザとNA=0.6程度の対物
レンズで構成された光ヘッドを用いている。
【0004】また、かかるDVDやCDには、例えば、
記録した情報の再生のみが可能な記録媒体(DVD−R
OM、CD−ROM)や、一回の記録が可能な記録媒体
(CD−R、DVD−R)、さらには、複数回の記録が
可能な記録媒体(DVD−RAM、DVD−RW、CD
−RW)等、各種の記録媒体が提案されている。
【0005】上記DVD−RAMには片面2.6GBの
第1世代DVD−RAM(以下、DVD−RAM1と呼
ぶ)と高密度タイプで片面4.7GBの第2世代DVD
−RAM(以下、DVD−RAM2と呼ぶ)がある。ま
た、上記DVD−ROMには、片面から見たときに読み
出し面が1層であるシングルレイヤータイプ(以下、D
VD−SLと呼ぶ)と2層あるデュアルレイヤータイプ
(以下、DVD−DLと呼ぶ)がある。なお、上記各種
の記録媒体では、その反射率等において、その特性が異
なっている。
【0006】また、上記各種の記録媒体は、再生専用タ
イプと記録可能タイプに大きく分けることができ、再生
専用タイプは凹凸ピットで情報が記録され、記録可能タ
イプはグルーブと呼ばれる溝を有し、この溝にそって溝
中(グルーブ)あるいは溝間(ランド)に情報を記録す
るものである。DVD−RAMにおいては、上記グルー
ブとランドの双方に記録を行っている。したがって、上
記各種の記録媒体ではその記録方式においてもその特性
が異なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記の様
々な種類の記録媒体が普及してきているが、これに伴
い、かかる記録媒体から記録情報を再生し、あるいは、
情報を記録するための光ディスク記録再生装置に対して
は、これら各種の記録媒体に対しても、最適な情報記録
・再生機能を発揮することが要求されている。しかしな
がら、上記従来技術のように、挿入されたディスクの種
類を、照射レーザ光に対する反射量のみから判別する方
法では、正確で詳細な判別は困難であった。
【0008】すなわち、上述のように、近年、それぞれ
異なるレーザー光を使用して記録・再生を行う異なる種
類のディスク(例えば、CDとDVD)にも、さらに、
その特性により、複数の種類のディスクが存在しており
(例えば、CDの場合には、さらに、CD−ROM、C
D−RW、CD−R、DVDの場合には、DVD−RA
M、DVD−RW、DVD−R,DVD−SL、DVD
−DL等)、これらのディスクの種類を正確に判別し、
これにより、装置をその記録再生動作に最適に設定する
ことは、上記の従来技術では、非常に困難であった。
【0009】そこで、本発明では、上述した従来技術に
おける問題点に鑑み、すなわち、近年広く普及してきて
いる多種多様な光ディスクを、記録再生用レーザ波長に
よる判別を含めて、さらに、その特性の違いによりその
種別を更に細かく判別することが可能な光ディスク装置
とそのための光ディスク判別方法を提供することを目的
とする。なお、従来のディスク判別方法について開示さ
れている例としては特開平10―74356号公報があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明により提供されるのは、複数の種類の光
ディスクに対応し情報の記録あるいは再生を行う光ディ
スク装置のディスク判別方法において、前記光ディスク
にレーザ光を照射した時の該光ディスクからの反射光量
に基づいて前記光ディスク装置で生成される和信号であ
るPE信号とフォーカスエラー信号であるFE信号をそ
れぞれ検出し、該PE信号と該FE信号の比を用いて前
記光ディスクの種類を判別するものである。
【0011】さらに詳細には、前記PE信号およびFE
信号を、前記光ディスク装置の対物レンズを前記光ディ
スクの厚さ方向に移動させてそれぞれの最大値を検出
し、該最大のPE信号とFE信号の比を用いて前記光デ
ィスクの種類を判別するものである。
【0012】さらに、前記FE信号検出にあたり、ディ
スク判別を行う複数の種類の光ディスクのうち少なくと
も1種類の光ディスクからのFE信号が飽和するレベル
になるように前記光ディスクの反射光量検出ゲインを設
定し、光ディスクの判別を行っている。
【0013】さらに、第1の判別には前記反射光量検出
ゲインを前記複数の種類の光ディスクのうち少なくとも
1種類の光ディスクからのFE信号が飽和するレベルに
設定し、第2の判別には前記反射光量検出ゲインを前記
複数の種類の光ディスクからのFE信号が全て飽和しな
いレベルに設定し、前記第1および第2の判別を行うこ
ともできる。
【0014】また、前記光ディスクにDVD−RWが含
まれている場合、前記判別プロセスあるいは前記第1の
判別プロセスを実行した後、ウォブル信号検出を行い、
該信号を検出した場合、DVD−RWと判別することも
できる。
【0015】また、上記した目的を達成するために、本
発明によれば、複数の種類の光ディスクを用いて情報の
記録あるいは再生を行う光ディスク装置において、前記
光ディスクにレーザ光を照射した時の該光ディスクから
の反射光量に基づいて和信号を検出するPE信号検出手
段とフォーカスエラー信号を検出するFE信号検出手段
とを備え、前記PE信号と前記FE信号の比を演算し、
該演算結果より光ディスクの種類を判別する判別手段を
備えた光ディスク装置が提供される。
【0016】さらに詳細には、上記光ディスク装置であ
って、前記光ディスク装置の対物レンズを前記光ディス
クの厚さ方向に移動させる移動手段と、前記PE信号の
振幅検出手段と、前記FE信号の振幅検出手段とを備
え、前記移動手段で前記対物レンズを上下させてFE信
号とPE信号のそれぞれの最大値を取得し、該PE信号
最大値と該FE信号最大値の比を用いて比を演算し、該
演算結果より光ディスクの種類を判別する判別手段を備
えている。
【0017】また、さらには、前記FE信号検出にあた
り、ディスク判別を行う複数の種類の光ディスクのうち
少なくとも1種類の光ディスクからのFE信号が飽和す
るレベルになるように前記光ディスクの反射光量検出ゲ
インを設定する設定手段を備えている。
【0018】さらに、前記光ディスクの反射光量検出ゲ
インを設定する設定手段を備え、前記反射光量検出ゲイ
ンを前記複数の種類の光ディスクのうち少なくとも1種
類の光ディスクからのFE信号が飽和するレベルに設定
しディスク判別を行う第1の判別手段と、前記反射光量
検出ゲインを前記複数の種類の光ディスクからのFE信
号が全て飽和しないレベルに設定しディスク判別を行う
第2の判別手段とよりなるディスク判別手段を備えるこ
ともできる。
【0019】また、本発明によれば、ウォブル検出手段
を備え、前記光ディスクがDVD−RWの場合、前記デ
ィスク判別手段あるいは前記第1の判別手段を実行した
後、ウォブル信号検出を行い、該信号を検出した場合、
DVD−RWと判別する判別手段を備えた光ディスク装
置が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。先ず、本発明
に係る光ディスク装置の概略構成を図2を参照して説明
する。図2は、本実施形態の光情報記録媒体の読み書き
可能な光ディスク装置のブロック図である。
【0021】先ず、図2において、符号100は光ディ
スクを示している。また、符号200は、その内部に、
所望の波長のレーザ光を発生する発光素子である半導体
レーザ210、発光されたレーザ光を平行光にするコリ
メートレンズ220、入射光を後述するミラーに導き、
反射光を後述する受光素子に導くハーフミラー230、
光の方向を変えるためのミラー240、上記光ディスク
100の記録面にレーザ光を所定のビーム径に収束して
照射するための対物レンズ250、上記ハーフミラー2
30からの反射光を受光して検出する受光素子260等
を備えた光学的再生手段である光ピックアップを示して
いる。
【0022】ここで、この実施形態では、対物レンズ2
50を、光ディスク100の厚さに合わせて焦点距離を
変えるために、DVD用とCD用の2つの対物レンズか
ら構成している。この1対の2つの対物レンズ250
は、水平方向にすばやく動かす機構で切り替えられる。
通常トラッキングサーボが働いている場合は、最適位置
に安定点があるのでレンズの移動時にトラッキング制御
系にキックパルス信号を与えてやれば、レンズが瞬間的
に水平移動して他のレンズのトラッキング安定点に即時
に収まるようにしている。なお、対物レンズの構成はこ
れに限るものではなく、たとえば、一つの対物レンズで
DVD、CD兼用とすることも技術的に可能であること
はいうまでもない。
【0023】また、図2において、符号300は、上記
光学的再生手段の受光素子260により検出した反射光
を電気信号に変換して所定の処理を行うための信号処理
部である。この信号処理部300は、光ディスク装置の
全体の制御を行うために設けられたシステムコントロー
ラ400に接続されており、以下に詳細に述べるディス
ク判別方法を含めて、種々のドライブ制御を行う。すな
わち、このシステムコントローラ400は、種々の制御
を行えるように、レーザ駆動部500、送り制御部60
0、スピンドル制御部700、二次元アクチュエータ制
御回路800に接続されている。
【0024】すなわち、上記の構成により、システムコ
ントローラ400は、上記光学的再生手段である光ピッ
クアップ200の発光素子である半導体レーザ210へ
供給する電流を制御してその発光強度を制御し、また、
送り制御用のモータ650の回転を制御することによ
り、上記光ピックアップ200の光ディスク100の半
径方向での位置を制御する。この実施形態では、光ディ
スク100の半径方向への移動機構として、上記送り制
御用のモータ650の回転により光ピックアップ200
を半径方向に移動するためのギア660で表している。
しかしこれに限定されるものではない。
【0025】また、システムコントローラ400は、ス
ピンドルを回転駆動するモータ750の回転を制御する
ことにより、かかる光ディスクでは広く採用されている
線速度一定の制御であるCLV(Constant Linear Velo
city)あるいはZCLV(Zoned Constant Linear Velo
city)制御等を実現する。さらに、このシステムコント
ローラ400は、二次元アクチュエータ制御回路800
により、上記光ピックアップ200の対物レンズ250
のフォーカス位置制御を、例えば、その作動手段として
電磁コイル850等を利用して、電磁的な作用により実
現している。なお、ここで、この二次元アクチュエータ
制御回路800により実現される二次元の位置制御と
は、対物レンズ250の上記光ディスク100の記録面
に対して直角方向の位置制御(フォーカス制御)に加
え、さらに、それに直角な半径方向の微小な位置調整に
よりトラックに追従するためのトラッキング位置制御、
さらには前記した2つの集光用光学レンズ220の切り
替え制御も含まれる。
【0026】さて、前記した光ディスク装置によれば、
パーソナルコンピュータ等の図示しないホスト(外部機
器)からの命令や情報データを、インターフェース制御
回路(図示せず)で解読し、システムコントローラ40
0による制御の下、情報の記録、再生やシーク動作等を
実行する。また、信号処理部300で信号変換して、光
ピックアップ200を介して光ディスク100に情報を
記録すること、受光素子260を介して読み込んだ各種
信号を信号処理部300を介して元のデータに復調し、
復調されたデータを再生コマンドに対応して前記インタ
ーフェース制御回路からホストに転送することもでき
る。なお、情報の記録・再生動作の詳細な説明は省略す
る。
【0027】また、前記記録・再生に際し、光ディスク
100に記録されている各種の制御情報を信号処理部3
00で生成し、前記した各種装置の制御信号に活用して
いる。
【0028】上記光ディスク装置は、さまざまな種類の
光ディスクの記録・再生を要求されている。CD−RO
M、CD−R、CD−RW、DVD−ROM(1層ディ
スクと2層ディスクがある)、DVD−R、DVD−R
W、DVD−RAM(DVD−RAM1ディスクとDV
D−RAM2ディスクがある)等、多くの種類の光ディ
スクがあり、これらの光ディスクを判別して、それぞれ
に適した条件で記録または再生を行う必要がある。
【0029】図3、図4を参照して、光ディスク100
のうち、DVD−RAMと呼ばれる光ディスクについて
簡単に説明する。図3は、DVD−RAMディスクの外
観図であり、図3(a)が斜視図、図3(b)が平面図
である。図4は図3で示したDVD−RAMディスクに
おける情報記録部のランドLとグルーブGの断面図であ
る。
【0030】DVD−RAMディスクと呼ばれる記録可
能な媒体では、その透明な基板上の記録層に、例えば、
相変化を利用して、レーザ光の照射によって結晶質状態
あるいは非晶質状態のマークを作り出すことにより情報
の書き込みが可能であり、また、その後、マークを作っ
たことによる結晶質、非晶質の光の反射率の変化を読み
取ることで光ディスクに記録された情報を再生する。
【0031】なお、この図3に示したように光ディスク
100は、一例として上記DVD−RAMと呼ばれる記
録可能な情報記録媒体を挙げており、図3にも示すよう
に、その中央部に所定の制御情報等(control data)を
記録したROM領域(通常リードイン領域と呼ばれてい
る)110と、その周辺のRAM領域120とに分けら
れている。そして、上記のような光ディスクでは、図3
(b)に示すように、前記RAM領域120は、その情
報記録部分として、円盤上に情報を連続的に記録するた
めの螺旋状のトラックTに沿って、その記録密度を高く
するため、いわゆる、ランド及びグルーブと呼ばれる凹
凸の領域に分けて形成されて情報の記録及び読み出しを
可能にしている。
【0032】更に、前記RAM領域120は、幾つかの
領域に分割されている。つまり、RAM領域120の内
側と外側に装置制御に関する情報の管理領域121、1
22を備え、その間にユーザーの情報を読み書きするユ
ーザー領域123が設けられている。
【0033】次に、図4は、かかる情報記録部のランド
LとグルーブGの断面が示されている。これらランドL
とグルーブGは、円盤状の記録媒体100の半径方向に
交互に形成されており、かつ、これらランドLとグルー
ブGには、それぞれ、図中に破線で示す部分マークがあ
り、それ以外の部分とは異なる状態(非晶質状態あるい
は結晶質状態)とされて情報が記録されることとなる。
【0034】また、図3、図4の説明では図示していな
いが、ランドLとグルーブGの半径方向の境には、一定
の周波数を中心にアドレス情報が変調されて蛇行するウ
ォブル(半径方向の微小量揺動)グルーブ方式が形成さ
れている。このウォブルの1回転あたりの個数をウォブ
ル検出回路(図示せず)を介して検出し、前記スピンド
ル制御部700を介して、モータ750を効率良く、か
つ安定した回転制御を達成するようにしている。
【0035】次に、添付の図1には、上記本発明の一実
施の形態になる光ディスクの記録・再生を行う光ディス
ク装置における光学的再生手段である光ピックアップ2
00における、受光素子260と、その検出信号を処理
する信号処理部300やその周辺部を含む詳細な構成が
示されている。
【0036】図1からも明らかなように、この受光素子
260は、4個の検出部A、B、C、Dに分割されてお
り、上記光ディスク100の記録面で反射されてこの受
光素子260に入射した反射光は、これら分割された各
検出部に接続されたI/V変換261によりそれぞれ電
気信号に変換されて出力される。このI/V変換261
にはゲイン切り換え370がついており、システムコン
トローラ400の指示により上記ゲインを切り換えるこ
とができる。このI/V変換は受光素子に流れた電流を
電圧に変換して出力するものであり、変換抵抗値(I/
V抵抗)を変えることで変換ゲインを切り換えるもので
ある。
【0037】上記I/V変換261からの出力は、加算
回路301〜304に入力され、それぞれ、(A+
C)、(B+D)、(A+D)、(B+C)の加算が行
われる。さらに、上記加算回路301と302からの出
力は、加算回路305に入力されており、これにより、
上記各検出部A、B、C、Dからの出力の全てを加算し
た(A+B+C+D)の和信号が出力される。
【0038】また、上記加算回路301と302からの
出力は、同時に、引き算回路306へも入力され、これ
により、その出力には、((A+C)−(B+D))で
表されるトラッキング制御のための信号である、トラッ
キングエラー信号TEが出力される。
【0039】一方、このトラッキングエラー信号TE
は、同時に、低周波通過フィルター(LPF)308を
通過した後、オフセット設定350、ゲイン設定35
1、極性設定352を通して二次元アクチュエータ制御
回路800に送られる。ここで、オフセット値、ゲイン
値はそれぞれTEOF,TEGとしてシステムコントロ
ーラ400から指示が送られ、該値に設定される。ま
た、極性設定はDVD−RAMディスクの時に使用さ
れ、システムコントローラ400からの指示によりディ
スク1周毎にランドとグルーブの極性切換えを行う。T
E振幅検出回路353はトラッキングエラー信号TEの
振幅を測定し、測定データをシステムコントローラ40
0に報告するものである。
【0040】一方、上記の加算回路303、304から
出力された信号(A+D)と(B+C)は、引き算回路
311に入力され、これにより、(A+D)−(B+
C)で表されるフォーカスエラー信号FEが得られる。
このフォーカスエラー信号FEは、オフセット設定33
0、ゲイン設定332を通して、二次元アクチュエータ
制御回路800に送られ、上記光ピックアップ200の
対物レンズ250のフォーカス位置(光ディスク100
の記録表面に垂直な方向)を制御する。ここで、オフセ
ット値、ゲイン値はそれぞれFEOF,FEGとしてシ
ステムコントローラ400から指示が送られ、該値に設
定される。FE振幅検出回路333はフォーカスエラー
信号FEの振幅を測定し、測定データをシステムコント
ローラ400に報告するものである。
【0041】また、上記加算回路305からの和信号
(A+B+C+D)は、その後、低周波通過フィルター
(LPF)320を通過し、オフセット設定360、ゲ
イン設定361を通して、PE振幅検出回路363に送
られる。PE振幅検出回路363は和信号(PE信号)
の振幅を測定し、測定データをシステムコントローラ4
00に報告するものである。ここで、オフセット値、ゲ
イン値はそれぞれPEOF,PEGとしてシステムコン
トローラ400から指示が送られ、該値に設定される。
【0042】次に、本実施形態に係る光ディスク装置の
ディスク判別方法の概略を図11を参照して説明する。
本実施形態によれば、以下の9種類の光ディスクを判別
することが可能で、該9種類の光ディスクを用いた情報
の記録あるいは再生を行うことができる。上記の9種類
のディスクは図11のステップS1101で示したよう
に、CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−S
L,DVD−DL,DVD−R,DVD−RAM1,D
VD−RAM2,DVD−RWである。
【0043】まず最初に、光ヘッドをディスク内周に移
動させる(ステップS1102)。これは、第1にはデ
ィスク判別にあたりディスクの位置を特定するためであ
り、第2には、ディスク内周にリードイン領域があり、
該部に記録されているディスクに関する情報を読み出す
のに都合が良いためである。
【0044】初期値設定1として、I/Vゲイン、FE
ゲイン(FEG)、PEゲイン(PEG)を設定する
(ステップS1103)。これは、システムコントロー
ラ400の指示により設定される。次に、DVD用の対
物レンズとDVD用のレーザを使用するように光ヘッド
を切り換える(ステップS1104)。
【0045】この状態で、対物レンズ250を上下さ
せ、PE振幅検出回路363によりPE信号(和信号)
の最大値を測定し、該測定値をPEとする(ステップS
1105)。PEが300mVに満たなければ、CD−
Rあるいはミスチャッキングと判定しステップS115
0に進む。ここで、ミスチャッキングとは、光ディスク
がディスクモータに正確にセットされていない状態を示
し、この状態でモータを回転させると光ディスクがドラ
イブ装置と接触し重大な傷が付く場合があるので、この
判定は重要である。
【0046】ステップS1150では、初期値設定3と
して、CDに適した値に各々設定にする。次に、CD用
の対物レンズとCD用のレーザを使用するように光ヘッ
ドを切り換える(ステップS1151)。上記と同じ方
法でPEを測定する(ステップS1152)。PEが2
00mV以下であれば、ミスチャッキングと判定する
(ステップS1155)。なお、この状態はミスチャッ
キングの他にディスク無し(媒体無し)の場合がある。
【0047】上記PEが200mV以上の時は、リード
イン情報を読み出して(ステップS1153)、CD−
Rと判定する(ステップS1154)。
【0048】次に、ステップS1105に戻って説明す
る。ステップS1105でPEが300mV以上のとき
は、ステップS1106に進む。ステップS1106で
は、対物レンズ250を上下させ、FE振幅検出回路3
33によりFE信号(フォーカスエラー信号)の最大値
を測定し、該測定値をFEとする。上記PEとFEとの
比(FE/PE)が1.1以下の時はDVD−SL,D
VD−R,CD−ROM,CD−RWのいずれかである
と判定し、ステップS1130に進み、FE/PEが
1.1以上であれば、DVD−RAM1,DVD−RA
M2,DVD−DL,DVD−RWのいずれかであると
判定し、ステップS1107に進む。
【0049】ステップS1130では、初期値設定2の
ゲインに変更する。ここでは、I/Vゲインの変更を行
う。この状態でFE/PEの測定を上記と同様の方法で
行い(ステップS1131)、FE/PEが1.1以上
の時はDVD−SLあるいはDVD−Rと判定する。ス
テップS1132では、リードイン情報を読み出し、該
情報に従いDVD−SL(ステップS1133)とDV
D−R(ステップS1134)を判別する。
【0050】一方、ステップS1130で、上記FE/
PEが1.1以下の時は、CD−ROMあるいはCD−
RWと判定し、ステップS1140で初期値設定3とし
て、CDに適した値に各々設定にする。次に、CD用の
対物レンズとCD用のレーザを使用するように光ヘッド
を切り換える(ステップS1141)。上記と同様の方
法でFE信号を測定する(ステップS1142)。FE
が0.8V以上のときはリードイン情報を読み出して
(ステップS1143)、CD−ROMと判定し(ステ
ップS1144)、FEが0.8V以下の時はリードイ
ン情報を読み出して(ステップS1145)、CD−R
Wと判定する(ステップS1146)。
【0051】次に、ステップS1106でDVD−RA
M1、DVD−RAM2,DVD−DL,DVD−RW
のいずれかと判定されたときには、まず、ステップS1
107でDVD−RAM(DVD−RAM1およびDV
D−RAM2)に適した初期値設定とする。この状態
で、フォーカス制御をONにして,TE振幅検出回路3
53により、トラッキングエラー信号TEを測定する
(ステップ1108)。光ヘッドはディスク内周のリー
ドイン領域にあり、該リードイン部が凹凸ピットで形成
されている場合は上記TEは小さく、グルーブで形成さ
れている場合は上記TEは大きくなる。DVD−RWの
リードイン部はグルーブが形成されおり、DVD−RA
M1、DVD−RAM2、DVD−DLのリードイン部
は凹凸ピットが形成されている。そこで、上記TEが
0.34V以下の時にはDVD−RAM1、DVD−R
AM2、DVD−DLのいずれかと判定し、ステップS
1109に進み、0.34V以上のときはDVD−RW
と判定し、ステップS1125に進む。
【0052】ステップS1109では、リードイン情報
を読みだし、該情報に従いDVD−RAM1(ステップ
S1120)、DVD−RAM2(ステップS112
1)を判別する。また、ステップS1109でリードイ
ン情報が読み取れないときには、DVD−DLと判定
し、ステップS1122でDVD−DL用の初期設定値
に設定し直して、リードイン情報を読み出し(ステップ
S1123)、DVD−DLと最終的に判定する。な
お、ステップS1109で読み出したリードイン情報で
DVD−DLと判定できた場合は、ステップS1122
に進む必要はなく、DVD−DLと判定して、ディスク
判別は終了する。
【0053】一方、ステップS1125では、DVD−
RW用の初期設定値に設定し、リードイン情報を読み出
し(ステップS1126)、DVD−RWと判定する
(ステップS1127)。
【0054】また、DVD−RWのリードイン部は、グ
ルーブにウォブル信号が記録されている。一方、DVD
−DL、DVD−RAM1、DVD−RAM2のリード
イン部は、凹凸ピットで形成されており、ウォブル信号
が記録されていない。そこで、ウォブル信号を検出し
て、DVD−RWの判定を行うこともできる。この場
合、ステップS1108のYES判定後に上記ウォブル
判定によりDVD−RWと判定する。また、上記ウォブ
ル判定を、ステップS1108とステップS1125の
間に入れることも可能である。特に、DVD−RWの場
合、リードイン情報の読み取りが困難となる可能性があ
り、リードイン情報の読み取りに失敗した場合でもウォ
ブル検出により判定できるのは効果的である。
【0055】上記の実施形態では、PE、FE/PE,
FE,TEの判定値をそれぞれ300mV,1.1,
0.8V,0.34V等に設定したが、特にこの値に限
るものではなく、光ディスク装置の特性に適合するよう
に設定すれば良い。
【0056】また、上記の実施形態ではステップS11
06以降の初期値設定において、DVD−RAMを最初
にもってきたが特にこれに限るものではなく、DVD−
DL,あるいはDVD−RWの初期値設定を先にもって
くることも可能である。すなわち、DVD−DLの初期
値設定によるDVD−DLの判定、DVD−RWの初期
値設定によるDVD−RWの判定、続いてDVD−RA
Mの初期値設定によるDVD−RAMの判定の順にして
もよく、さらにこの順番を入れ替えても良い。
【0057】次に、本発明による上記実施形態につい
て、図5〜図10を参照して、さらに詳細に説明する。
図5は光ディスクを光ディスク装置に挿入してから、D
VD−RAM1、DVD−RAM2と判定されるまでを
中心にしたフローチャート図、図6はDVD−DL判定
ステップを説明するフローチャート図、図7はDVD−
RW判定ステップを説明するフローチャート図、図8は
DVD−SL,DVD−R,CD−ROM,CD−RW
判定ステップを説明するフローチャート図、図9はCD
−R判定ステップを説明するフローチャート図、図10
はカートリッジ有りの時の判定ステップを説明するフロ
ーチャート図である。
【0058】図5において、まず、光ディスクが光ディ
スク装置に挿入されると(ステップS500)、カート
リッジの有り無しを判定する。ここで、カートリッジに
入っている可能性のある光ディスクはDVD−RAM
1,DVD−RAM2,DVD−RWの3種類である。
また、上記DVD−RAM1,DVD−RAM2,DV
D−RWはカートリッジから取り出して使用される場合
があるので、カートリッジ無しの場合には、上記の9種
類のディスク全てが対象となる。
【0059】また、カートリッジから光ディスクを取り
出せるということは、カートリッジに上記DVD−RA
MあるいはDVD−RW以外の光ディスクを挿入される
場合を想定しなければならない。カートリッジから光デ
ィスクを取り出すときには、取り出しホール(孔)部を
破壊して取り出すようになっているので、ディスクがカ
ートリッジに入っていたとしても、該取り出しホールが
空いている場合は、カートリッジ無しと判定することに
している。これにより、上記問題を解決している。
【0060】ステップS510でカートリッジ有と判定
された場合は、カートリッジ有ステップへ進む。この詳
細は図10を用いて後述する。なお、このカートリッジ
判別を最初にすることで、DVD−RAM1,DVD−
RAM2,DVD−RW判別の時間を短縮している。
【0061】一方、ステップS510でカートリッジ無
しと判定した場合は、光ヘッドをディスク内周に移動さ
せ(ステップS521)、初期値設定1を行う(ステッ
プS522)。I/V=40kΩ、FEG=10.2d
B、PEG=0dBとして、各設定値をシステムコント
ローラ400より、ゲイン切換回路370、ゲイン設定
332、ゲイン設定361に送り、それぞれ設定する。
【0062】次に、DVD用の対物レンズに切り換え
(ステップS523)、DVD用のレーザを点灯させる
(ステップS524)。次ステップS525では、上記
対物レンズを最下点まで下げ、PEおよびFEのオフセ
ット調整を行う。調整値としてPEOF、FEOFを取
得後、システムコントローラ400の指令で、オフセッ
ト設定360、オフセット設定330をそれぞれ設定す
る。上記ではレーザ点灯、対物レンズ移動、オフセット
調整の順で行ったが、順番はこれに限るものではなく、
上記対物レンズ移動、レーザ点灯、オフセット調整の順
で行っても良い。
【0063】次に、対物レンズを上下させPE振幅の測
定を行う(ステップS526)。ここでは、システムコ
ントローラ400の指令により、対物レンズ250を上
下させ、PE振幅検出回路363によりPE信号(和信
号)の最大値を測定し、該測定値をPEとする。
【0064】上記PEがPES1(ここでは300mV
に設定している。)に満たなければ、CD−Rと判定
し、CD−R判定ステップに分岐する(ステップS90
0)。表1に、本実施形態による光ディスク装置におけ
る上記各種光ディスクのPE測定値を示す。
【0065】
【表1】
【0066】表1のPE欄より、判定レベル(PES
1)を0.3V=300mVにすることで、CD−Rと
これ以外のディスクを分離できることが分かる。このP
ES1判定レベルは、当然、光ディスク装置に依存する
ので、表1のようにPEを測定し光ディスク装置に適し
たPES1を設定すれば良い。なお、表1には示さなか
ったが、光ディスクが装置に挿入されなかった場合や光
ディスクが装置に正常に装着されなかった場合(ミスチ
ャッキング)に於いては上記PEは300mV以下とな
るので、CD−R判定ステップには、CD−R、ディス
ク無し、ミスチャッキングの3つのケースがある。
【0067】ステップS527でPEがPES1より大
きいときには、ディスクモータを回転させ(ステップS
528)、PE振幅およびFE振幅測定を行う(ステッ
プS529)。ステップS521では、対物レンズ25
0を上下させ、FE振幅検出回路333によりFE信号
(フォーカスエラー信号)の最大値を測定し、該測定値
をFEとすると共に、PE振幅検出回路363によりP
E信号(和信号)の最大値を測定し、該測定値をPEと
する。
【0068】次のステップS530では、上記PEとF
Eとの比(FE/PE)がA(ここではA=1.1と設
定する)以下の時はDVD−SL,DVD−R,CD−
ROM,CD−RWのいずれかであると判定し、ステッ
プS800に進み、FE/PEがA以上であれば、DV
D−RAM1,DVD−RAM2,DVD−DL,DV
D−RWのいずれかであると判定し、ステップS531
に進む。表1には、本実施形態による光ディスク装置に
おいて、上記初期値設定1としたときの、上記各種光デ
ィスクのPE、FE、FE/PEを示す。この表から分
かるように、FE/PEの判定レベルAを1.1に設定
することで、 DVD−DL(すなわち、DVD−RO
M2層),DVD−RW,DVD−RAM1,DVD−
RAM2の第1のグループと、 CD−ROM,CD−
RW,DVD−SL(すなわち、DVD−ROM1
層)、DVD−Rの第2のグループに分けることができ
る。
【0069】ステップS530で上記第1のグループと
判定した場合は、該グループのディスクを順番に想定し
て順次ディスク判別を行うことができるが、本実施形態
では、まず最初に、DVD−RAM(すなわち、DVD
−RAM1およびDVD−RAM2)を想定して、初期
値設定をDVD−RAMに適したものとする(ステップ
S531)。I/V=40kΩ、FEG=17dB、P
EG=3dB、TEG=3.1dBとして、各設定値を
システムコントローラ400より、ゲイン切換回路37
0、ゲイン設定332、ゲイン設定361、ゲイン設定
351に送り、それぞれ設定する。
【0070】次に、PEおよびFEの振幅測定を行い、
PEとFEの各ゲインの調整を行う(ステップS53
2)。ここでは、対物レンズを上下させ、PE振幅検出
回路363およびFE振幅検出回路333で各振幅値を
測定し、該測定値をもとに前記ゲイン設定値の付近で調
整を行うものである。調整後のゲインPEGとFEGの
値に各ゲイン332と361を設定する。
【0071】次ステップS533では、対物レンズを最
下点まで下げ、PE,FE,TEの各オフセット調整を
行う。調整値PEOF,FEOF,TEOFに従い、各
オフセット設定360、330、350を設定する。
【0072】次に、フォーカスサーボをONし(ステッ
プS534)、TE振幅測定を行う(ステップS53
5)。ステップS535では、TE振幅検出回路353
によりトラッキングエラー信号の最大値を取得し、TE
とする。
【0073】表2に、本実施形態による光ディスク装置
における、DVD−DL、DVD−RAM1,DVD−
RAM2,DVD−RWのTEを示す。
【0074】
【表2】
【0075】ここで、DVD−RAM1およびDVD−
RAM2では、上記図3に示したように凹凸ピットから
なるROM部とグルーブ・ランドからなるRAM部があ
り、この部分でTEが異なるので併せて表2に示した。
これより、判定レベルを0.34Vにすることで、DV
D−DL、DVD−RAM1のROM部、DVD−RA
M2のROM部のグループと、DVD−RAM1のRA
M部、DVD−RAM2のRAM部,DVD−RWのグ
ループに分けることができる。
【0076】DVD−RAM1、DVD−RAM2の場
合、リードイン情報は上記ROM部にあるので、該情報
を読み取るためには光ヘッドが該ROM部にいることを
確認しなければならない。ステップS536では、上記
TEの判定レベルTES1を、たとえば0.34Vにす
ることで、上記ROM部とRAM部を判定できるので、
TEがTES1以上であればFLG1判定(ステップS
537)を通して光ヘッドを内周に移動させる(ステッ
プS538)。ステップS538では、上記内周移動と
同時にFLG1を1に設定し、ステップS535に戻
る。このループを1回通すことで上記光ヘッドがRAM
部にいた場合、上記ROM部に移動できる。二回目のT
E判定でもTES1以上になった場合は、ステップS5
37でFLG=1の判定の分岐し、ステップS539に
進む。このときには、DVD−RWである可能性がある
ので、ステップS539でウォブル判定を行う。ウォブ
ル周波数の測定を行い、所定の周波数の範囲内であれば
ウォブル有りと判定し、DVD−RW判定ステップへ進
む(ステップS710)。ウォブル無しと判定した場合
は、フォーカスをOFFし(ステップS540)、ステ
ップS800に進む。
【0077】ステップS536で、TEがTES1以下
と判定した場合は、トラッキングを図1に示したプッシ
ュプル方式からDPD方式(図示せず)に切り換え、T
E振幅測定により、TEゲイン(TEG)の調整を行
い、ゲイン351を設定する(ステップS560)。同
時に、オフセット値の変更も行う。このオフセット値は
ステップS533のオフセット調整時にDPDオフセッ
ト値も取得しておき、この値を使用する。続いて、トラ
ッキングサーボをONし(ステップS561)、リード
イン情報を読み出す(ステップS562、S563)。
該リードイン情報を読み出せた場合は、該データにより
判断して(ステップS564)、DVD−RAM1(ス
テップS565)あるいはDVD−RAM2(ステップ
S566)と判定する。ステップS563で上記リード
イン情報を読み出せない場合は、DVD−DL判定ステ
ップS610に進む。
【0078】次に、図6を参照してDVD−DL判定ス
テップ(S610)について説明する。DVD−DL判
定ステップ(S610)に入ったら、フォーカスサーボ
をOFFし(ステップS611),DVD−DLに適し
た初期値設定を行う(ステップS612)。I/V=1
5kΩ、FEG=10.2dB、PEG=3dB、TEG
=0dBとして、各設定値をシステムコントローラ40
0より、各ゲインをそれぞれ設定する。次に、PEおよ
びFEの振幅測定を行い、PEとFEの各ゲインの調整
を行う(ステップS613)。次に、対物レンズを最下
点まで下げ、PE,FE,TEのオフセット調整をおこ
ない、各オフセット値を設定する(ステップS61
4)。
【0079】その後、フォーカスサーボをONし(ステ
ップS615)、トラッキングのゲイン調整を行い(ス
テップS616)、トラッキングサーボをONして(ス
テップS617)、リードイン情報を読み出す(ステッ
プS618)。該リードイン情報により最終的にDVD
−DLであると判定する。
【0080】次に、図7を参照してDVD−RW判定ス
テップ(S710)について説明する。DVD−RW判
定ステップ(S710)に入ったら、トラッキングのゲ
イン調整を行い(ステップS711)、トラッキングサ
ーボをONして(ステップS712)、リードイン情報
を読み出す(ステップS713)。該リードイン情報に
よりDVD−RWであると判定する。なお、DVD−R
Wにおいて上記リードイン情報の読み出しが困難な場合
は、前述したように、前記のウォブル判定により、DV
D−RWと判定することも可能である。
【0081】次に、図8を参照してDVD−SL、DV
D−R,CD−ROM、CD−RW判定ステップ(S8
00)について説明する。
【0082】前記判定ステップ(S800)に入った
ら、初期値設定2を行う(ステップS810)。I/V
=8kΩ、FEG=10.2dB、PEG=0dBとし
て、各設定値をシステムコントローラ400より、各ゲ
インをそれぞれ設定する。次に、対物レンズを最下点ま
で下げ、PE,FEのオフセット調整を行い、各オフセ
ット値を設定する(ステップS811)。
【0083】次に、PE振幅およびFE振幅の測定を行
い(ステップS812)、FE/PE判別を行う(ステ
ップS813)。本実施形態ではFE/PE判別の設定
値Bを1.1とした。このステップS813では、FE
/PEが設定値B以上であれば、DVD−SLまたはD
VD−Rと判定し、設定値B以下であればCD−ROM
あるいはCD−RWと判定する。表3に、本実施形態に
よる光ディスク装置において、上記初期値設定2とした
ときの、上記各種光ディスクのPE、FE、FE/PE
を示す。
【0084】
【表3】
【0085】この表から分かるように、FE/PEの判
定レベルBを1.1に設定することで、CD−ROM,
CD−RWのグループと、DVD−SL(すなわち、D
VD−ROM1層),DVD−Rのグループに分けるこ
とができる。
【0086】ここで、初期値設定1、初期値設定2の2
種類の設定値を用い、FE/PE判定を2回することで
上記の8種類のディスクを判別をするための条件につい
て、以下、表1と表3を参照して詳しく説明する。初期
値設定1、初期値設定2の違いはI/Vゲインが異なる
ことで、それぞれ40kΩと8kΩである。また、FE
振幅検出回路333は、ある大きさのレベルで飽和する
ようにしておき、PE振幅検出回路363は全てのディ
スクについて飽和が生じないようにしておく。本実施形
態では、DVD−SLとDVD−Rのときに上記FE振
幅検出回路333の飽和が生じるように設定している。
【0087】本実施形態では、上記2回のFE/PE判
別で、CD−ROM,CD−RW,DVD−SL,DV
D−R,DVD−DL,DVD−RW,DVD−RAM
1,DVD−RAM2の8種類のディスクを、CD−R
OM,CD−RWの第1のグループ、DVD−SL,D
VD−Rの第2のグループ、DVD−DL,DVD−R
W,DVD−RAM1,DVD−RAM2の第3のグル
ープに分けている。各グループの特徴は、第1グループ
はCD系のディスクであり、第2のグループは反射率の
高いDVD系のディスク、第3のグループは反射率の低
いDVD系のグループである。
【0088】DVD系とCD系ディスクでは、その基板
厚さが異なり、DVD系は0.6mm,CD系は1.2
mmである。この厚さの異なるディスクを、DVD用の
対物レンズを用いて上記PE,FEを測定した場合、D
VD系ディスクは必ず焦点を結ぶポイントがあるが、C
D系は基板厚さがDVD系と異なるため焦点を結ばずデ
フォーカス状態となる。このとき和信号に基づいたPE
は、上記デフォーカスの影響を受けることが少なく、ほ
ぼディスクの反射率に比例した値となる。一方、差信号
に基づいたFEは、上記デフォーカスの影響を受けて信
号レベルが低下する。FEも反射率に比例することか
ら、PEで規格化してFE/PEで比較すると、反射率
の影響を除くことができる。さらに、上記FEが飽和し
ないように、上記初期値設定2のようにI/Vゲインを
小さくとると、表2のデータのように CD系グループ1:0.65〜0.73 DVD系グループ2:1.67〜1.74 となる。したがって、設定値をこれらのグループの中間
にすることで、CD系とDVD系との判別が可能とな
る。
【0089】次に、上記FEが飽和するように、上記初
期値設定1のように上記I/Vゲインを増加させると、
表1のように CD系グループ1:0.65〜0.73 DVD系グループ2(高反射率):0.75〜0.83 DVD系グループ3(低反射率):1.41〜2.13 となる。したがって、設定値をこれらのグループ1、2
とグループ3との中間にすることで、CD系、高反射率
DVD系と低反射率DVD系との判別が可能となる。こ
こで、本実施形態では、FEの飽和レベルを1.88V
にすることで、上記CD系グループ1とDVD系グルー
プ2のFE/PEの値がほぼ同じレベルにしている。
【0090】したがって、上記のように初期値設定1、
初期値設定2、FEの飽和レベルを適当に設定すること
により、上記のように2回のFE/PE判定でディスク
の判別ができるものである。なお、上記実施形態では、
上記設定値A,Bを等しくしたが、とくにこれに限るも
のではなく、別々の値にすることもできる。
【0091】次に、図8のフローチャート図に戻り、ス
テップS814から説明する。ステップS814は、上
記判別でDVD−SL、DVD−Rと判定された後のス
テップである。ステップS814では、PEおよびFE
振幅測定によりPEおよびFEゲインの調整を行う。次
に、対物レンズを最下点まで下げ、PE,FE,TEの
オフセット調整をおこない、各オフセット値を設定する
(ステップS815)。
【0092】その後、フォーカスサーボをONし(ステ
ップS816)、トラッキングのゲイン調整を行い(ス
テップS817)、トラッキングサーボをONして(ス
テップS818)、リードイン情報を読み出す(ステッ
プS819)。該リードイン情報より判断して(ステッ
プS820)、DVD−SL(ステップS821)、あ
るいはDVD−R(ステップS822)であると判定す
る。
【0093】一方、ステップ813でCD−ROM、C
D―RWと判定された場合は、ステップS830に進
み、CD用の初期値設定3を行う。I/V=8kΩ、F
EG=10.2dB、PEG=0dBとして、各設定値
をシステムコントローラ400より、それぞれ設定す
る。次に、CD用の対物レンズに切り換え(ステップS
831)、CD用のレーザを点灯させる(ステップS8
32)。次に、対物レンズを最下点まで下げ、FEのオ
フセット調整を行い(ステップS833)、FE振幅測
定を行う(S834)。FEがFES2(ここでは0.
8Vに設定している)以上のときにはCD−ROMと判
定し、ステップS836に進み、FEがFES2以下の
ときにはCD−RWと判定してステップS856に進
む。表4に、本実施形態での上記初期値設定3における
FEの測定値を示したように、FES2判定レベルを
0.8Vにすることで、CD−ROMとCD−RWの判
定が可能である。
【0094】
【表4】
【0095】上記ステップS835でCD−ROMと判
定した場合は、ステップ836からS841までのステ
ップにより、リードイン情報を読み出し、最終的にCD
−ROMと判定する(ステップS842)。また、上記
ステップS835でCD−RWと判定した場合は、ステ
ップ856からS861までのステップにより、リード
イン情報を読み出し、最終的にCD−RWと判定する
(ステップS862)。
【0096】次に、図9を参照してCD−R判定ステッ
プ(S900)について説明する。判定ステップS90
0に入ったら、初期値設定3を行う(ステップS91
0)。I/V=8kΩ、FEG=10.2dB、PEG
=6dBとして、各設定値をシステムコントローラ40
0より、各ゲインをそれぞれ設定する。次に、CD用の
対物レンズに切り換え(ステップS911)、CD用の
レーザを点灯させる(ステップS912)。次に、対物
レンズを最下点まで下げ、FEおよびPEのオフセット
調整を行い(ステップS913)、PE振幅測定を行う
(S914)。ステップS915で、PEがC(ここで
は200mVに設定している)以下のときには、ミスチ
ャッキングあるいは媒体無し(ステップS950)とし
て、終了する(ステップS951)。
【0097】一方、ステップS915でPEがC以上の
ときには、チャッキングOKとして、ディスクモータを
回転させる(ステップS916)。次に、FE振幅測定
を行い(ステップS917)、FEがFES2(ここで
は0.8Vに設定している)以上のときにはCD−Rと
判定し、ステップS920からS925までのステップ
により、リードイン情報を読み出し、最終的にCD−R
と判定する(ステップS926)。
【0098】表4に、本実施形態での上記初期値設定3
におけるFEおよびPEの測定値を示す。これより、上
記判定レベルCを0.2V=200mVにすることで、
CD−Rとミスチャッキングの判別ができ、また、FE
S2判定レベルを0.8Vにすることで、CD−RとC
D−RWの判定ができることが分かる。
【0099】また、図5の上記実施形態ではCD−RW
の判別の一つをステップS527で行ったが、これはD
VD用のレーザでの判定となっている。CD−RWの規
格ではDVD用のレーザ波長での反射率は規定していな
いので、上記ステップS527でCD−R判定ステップ
(S900)に分岐してしまう可能性がある。これに対
応するために、図9のCD−Rステップでは、ステップ
S918でCD−RW判定を付加している。すなわち、
ステップS918でFEがFES2以下のとき、CD−
RWと判定し、ステップS930からS935までのス
テップにより、リードイン情報を読み出し、最終的にC
D−RWと判定する(ステップS936)。
【0100】次に、図10を参照してカートリッジ有ス
テップ(S1000)について説明する。判定ステップ
S1000に入ったら、ディスクモータを回転させ(ス
テップS1010)、光ヘッドをディスク内周に移動さ
せて(ステップS1011)。DVD−RAMに適した
初期値設定を行う(ステップS1012)。I/V=4
0kΩ、FEG=17dB、PEG=3dB、TEG=
3.1dBとして、各設定値をシステムコントローラ4
00より、各ゲインをそれぞれ設定する。次に、DVD
用の対物レンズに切り換え(ステップS1013)、D
VD用のレーザを点灯させる(ステップS1014)。
次に、PEおよびFE振幅を測定して、PEおよびFE
ゲインを設定する(ステップS1015)。次に、対物
レンズを最下点まで下げ、PE,FEおよびTEのオフ
セット調整を行い(ステップS1016)、フォーカス
サーボをONする(ステップS1017)。
【0101】これ以下のステップは、図5に示したもの
と同じなので省略する。ただし、図10の実施形態で
は、DVD−DLディスクは対象外なので省いている。
また、ウォブル検出についても省略しているが、本実施
形態に追加しても良いことは明らかである。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、各種のCD系、DVD
系の光ディスクを確実に判別することが可能となるの
で、かかる光ディスク記録再生装置の設定動作を確実に
し、最適な記録再生条件による情報の記録再生動作を可
能にするという、技術的にも極めて優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である光ディスク装置の回
路構成図である。
【図2】本発明の一実施形態である読み書き可能な光デ
ィスク装置の装置ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態である光ディスク装置によ
り情報が再生・記録可能な光ディスクであるDVD−R
AMの外観図である。
【図4】図3のDVDにおける情報記録部のランド領域
とグルーブ領域の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態である光ディスク装置にお
いて実現されるディスク判別方法を説明するフローチャ
ート図である。
【図6】本発明の一実施形態である光ディスク装置にお
いて実現されるディスク判別方法を説明するフローチャ
ート図である。
【図7】本発明の一実施形態である光ディスク装置にお
いて実現されるディスク判別方法を説明するフローチャ
ート図である。
【図8】本発明の一実施形態である光ディスク装置にお
いて実現されるディスク判別方法を説明するフローチャ
ート図である。
【図9】本発明の一実施形態である光ディスク装置にお
いて実現されるディスク判別方法を説明するフローチャ
ート図である。
【図10】本発明の一実施形態である光ディスク装置に
おいて実現されるディスク判別方法を説明するフローチ
ャート図である。
【図11】本発明の一実施形態である光ディスク装置に
おいて実現されるディスク判別方法を説明するフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
100…光ディスク、210…半導体レーザ、220…
集光用光学レンズ、230…ハーフミラー、250…対
物レンズ、260…受光素子(ディテクタ)、261…
I/V変換、303,304…加算回路、311…引き
算回路、333…FE振幅検出回路、353…TE振幅
検出回路、363…PE振幅検出回路、370…ゲイン
切換、400…システムコントローラ、800…二次元
アクチュエータ制御回路。
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月4日(2000.2.4)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】さらに詳細には、上記光ディスク装置であ
って、前記光ディスク装置の対物レンズを前記光ディス
クの厚さ方向に移動させる移動手段と、前記PE信号の
振幅検出手段と、前記FE信号の振幅検出手段とを備
え、前記移動手段で前記対物レンズを上下させてFE信
号とPE信号のそれぞれの最大値を取得し、該PE信号
最大値と該FE信号最大値を用いて比を演算し、該演算
結果より光ディスクの種類を判別する判別手段を備えて
いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また、システムコントローラ400は、ス
ピンドルを回転駆動するモータ750の回転を制御する
ことにより、かかる光ディスクでは広く採用されている
線速度一定の制御であるCLV(Constant Linear Velo
city)あるいはZCLV(Zoned Constant Linear Velo
city)制御等を実現する。さらに、このシステムコント
ローラ400は、二次元アクチュエータ制御回路800
により、上記光ピックアップ200の対物レンズ250
のフォーカス位置制御を、例えば、その作動手段として
電磁コイル850等を利用して、電磁的な作用により実
現している。なお、ここで、この二次元アクチュエータ
制御回路800により実現される二次元の位置制御と
は、対物レンズ250の上記光ディスク100の記録面
に対して直角方向の位置制御(フォーカス制御)に加
え、さらに、それに直角な半径方向の微小な位置調整に
よりトラックに追従するためのトラッキング位置制御、
さらには前記した2つの対物レンズ250の切り替え制
御も含まれる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】一方、ステップS113で、上記FE/
PEが1.1以下の時は、CD−ROMあるいはCD−
RWと判定し、ステップS1140で初期値設定3とし
て、CDに適した値に各々設定する。次に、CD用の対
物レンズとCD用のレーザを使用するように光ヘッドを
切り換える(ステップS1141)。上記と同様の方法
でFE信号を測定する(ステップS1142)。FEが
0.8V以上のときはリードイン情報を読み出して(ス
テップS1143)、CD−ROMと判定し(ステップ
S1144)、FEが0.8V以下の時はリードイン情
報を読み出して(ステップS1145)、CD−RWと
判定する(ステップS1146)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】ステップS1109では、リードイン情報
を読みだし、該情報に従いDVD−RAM1(ステップ
S1120)、DVD−RAM2(ステップS112
1)を判別する。また、ステップS1109でリードイ
ン情報が読み取れないときには、DVD−DLと判定
し、ステップS1122でDVD−DL用の初期設定値
に設定し直して、リードイン情報を読み出し(ステップ
S1123)、DVD−DLと最終的に判定する(ステ
ップS1124)。なお、ステップS1109で読み出
したリードイン情報でDVD−DLと判定できた場合
は、ステップS1122に進む必要はなく、DVD−D
Lと判定して、ディスク判別は終了する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】ステップS527でPEがPES1より大
きいときには、ディスクモータを回転させ(ステップS
528)、PE振幅およびFE振幅測定を行う(ステッ
プS529)。ステップS52では、対物レンズ25
0を上下させ、FE振幅検出回路333によりFE信号
(フォーカスエラー信号)の最大値を測定し、該測定値
をFEとすると共に、PE振幅検出回路363によりP
E信号(和信号)の最大値を測定し、該測定値をPEと
する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】次に、PEおよびFEの振幅測定を行い、
PEとFEの各ゲインの調整を行う(ステップS53
2)。ここでは、対物レンズを上下させ、PE振幅検出
回路363およびFE振幅検出回路333で各振幅値を
測定し、該測定値をもとに前記ゲイン設定値の付近で調
整を行うものである。調整後のゲインPEGとFEGの
値に各ゲイン361と332を設定する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】ここで、初期値設定1、初期値設定2の2
種類の設定値を用い、FE/PE判定を2回することで
上記の8種類のディスクを判別するための条件につい
て、以下、表1と表3を参照して詳しく説明する。初期
値設定1、初期値設定2の違いはI/Vゲインが異なる
ことで、それぞれ40kΩと8kΩである。また、FE
振幅検出回路333は、ある大きさのレベルで飽和する
ようにしておき、PE振幅検出回路363は全てのディ
スクについて飽和が生じないようにしておく。本実施形
態では、DVD−SLとDVD−Rのときに上記FE振
幅検出回路333の飽和が生じるように設定している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】本実施形態では、上記2回のFE/PE判
別で、CD−ROM,CD−RW,DVD−SL,DV
D−R,DVD−DL,DVD−RW,DVD−RAM
1,DVD−RAM2の8種類のディスクを、CD−R
OM,CD−RWの第1のグループ、DVD−SL,D
VD−Rの第2のグループ、DVD−DL,DVD−R
W,DVD−RAM1,DVD−RAM2の第3のグル
ープに分けている。各グループの特徴は、第1グループ
はCD系のディスクであり、第2のグループは反射率の
高いDVD系のディスク、第3のグループは反射率の低
いDVD系のディスクである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳宿 伸弘 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D118 AA03 AA26 BA01 BF15 CA11 CB06 CC12 CD02 CD14 CF14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクを用いて情報の記録あるいは再
    生を行う光ディスク装置のディスク判別方法において、
    前記光ディスクにレーザ光を照射した時の該光ディスク
    からの反射光量に基づいて和信号であるPE信号とフォ
    ーカスエラー信号であるFE信号をそれぞれ検出し、該
    PE信号と該FE信号の比を用いて前記光ディスクの種
    類を判別することを特徴とする光ディスク装置のディス
    ク判別方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した光ディスク装置のディ
    スク判別方法であって、前記PE信号およびFE信号
    を、前記光ディスク装置の対物レンズを前記光ディスク
    の厚さ方向に移動させてそれぞれの最大値を検出し、該
    最大のPE信号とFE信号の比を用いて前記光ディスク
    の種類を判別することを特徴とする光ディスク装置のデ
    ィスク判別方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した光ディスク装
    置のディスク判別方法であって、前記FE信号検出にあ
    たり、ディスク判別を行う複数の種類の光ディスクのう
    ち少なくとも1種類の光ディスクからのFE信号が飽和
    するレベルになるように前記光ディスクの反射光量検出
    ゲインを設定し、光ディスクの判別を行うことを特徴と
    する光ディスク装置のディスク判別方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3に記載した光ディス
    ク装置のディスク判別方法であって、第1の判別には前
    記反射光量検出ゲインを前記複数の種類の光ディスクの
    うち少なくとも1種類の光ディスクからのFE信号が飽
    和するレベルに設定し、第2の判別には前記反射光量検
    出ゲインを前記複数の種類の光ディスクからのFE信号
    が全て飽和しないレベルに設定し、前記第1および第2
    の判別を行うことを特徴とする光ディスク装置のディス
    ク判別方法。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載した光デ
    ィスク装置のディスク判別方法であって、前記光ディス
    クがDVD−RWの場合、前記判別プロセスあるいは前
    記第1の判別プロセスを実行した後、ウォブル信号検出
    を行い、該信号を検出した場合、DVD−RWと判別す
    ることを特徴とする光ディスク装置のディスク判別方
    法。
  6. 【請求項6】光ディスクを用いて情報の記録あるいは再
    生を行う光ディスク装置において、前記光ディスクにレ
    ーザ光を照射した時の該光ディスクからの反射光量に基
    づいて和信号を検出するPE信号検出手段とフォーカス
    エラー信号を検出するFE信号検出手段とを備え、前記
    PE信号と前記FE信号の比を演算し、該演算結果より
    光ディスクの種類を判別する判別手段を備えたことを特
    徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載した光ディスク装置であっ
    て、前記光ディスク装置の対物レンズを前記光ディスク
    の厚さ方向に移動させる移動手段と、前記PE信号の振
    幅検出手段と、前記FE信号の振幅検出手段とを備え、
    前記移動手段で前記対物レンズを上下させてFE信号と
    PE信号のそれぞれの最大値を取得し、該PE信号最大
    値と該FE信号最大値を用いて比を演算し、該演算結果
    より光ディスクの種類を判別する判別手段を備えたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7に記載した光ディスク装
    置であって、前記FE信号検出にあたり、ディスク判別
    を行う前記複数の種類の光ディスクのうち少なくとも1
    種類の光ディスクからのFE信号が飽和するレベルにな
    るように前記光ディスクの反射光量検出ゲインを設定す
    る設定手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】請求項6または7に記載した光ディスク装
    置であって、前記光ディスクの反射光量検出ゲインを設
    定する設定手段を備え、前記反射光量検出ゲインを前記
    複数の種類の光ディスクのうち少なくとも1種類の光デ
    ィスクからのFE信号が飽和するレベルに設定しディス
    ク判別を行う第1の判別手段と、前記反射光量検出ゲイ
    ンを前記複数の種類の光ディスクからのFE信号が全て
    飽和しないレベルに設定しディスク判別を行う第2の判
    別手段とよりなるディスク判別手段を備えたことを特徴
    とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項6、7、8または9に記載した光
    ディスク装置であって、ウォブル検出手段を備え、前記
    光ディスクがDVD−RWの場合、前記ディスク判別手
    段あるいは前記第1の判別手段を実行した後、ウォブル
    信号検出を行い、該信号を検出した場合、DVD−RW
    と判別する判別手段を備えたことを特徴とする光ディス
    ク装置。
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