JP5524204B2 - 光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスク装置に係り、特にカートリッジに光ディスク媒体を装着した状態で、フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が短いディスクを使用した際にピックアップレンズやレンズプロテクタのディスクカートリッジの構造体に対する接触による損傷から保護するための制御を行う技術に関する。
例えば、CD、DVD、ブルーレイディスク等のディスク状記録媒体が装着される光ディスク装置においては、ディスク状記録媒体をトレーに載置して装置内に電動モーターにより引き込み装着する電動トレー方式、直接ディスク挿入口に挿入させるダイレクトスロットイン方式、装置のディスク回転機構ごと装置外に引き出し、ターンテーブルにボールチャッキングにより直接載置するスリムトレイ方式がある。また、前記した電動トレー方式には、シャッタ機構を備えた専用のカートリッジ、または、ケースに入れた状態のままトレー上に載置して装置内に装着し、装置の機構によりシャッタ機構を開閉して動作させることができるカートリッジ対応の電動トレー方式も家電分野や一部の情報機器分野では存在する。カートリッジ対応電動トレー方式に対応するカートリッジは、現在市場で主流なDVD−RAM規格のカートリッジと、初期のブルーレイディスク記録装置で採用されていたBD Ver.1専用カートリッジがあるが、近年ではブルーレイディスクは記録面のコーティング技術が進み、裸のベアディスクが主流となっており、入手が困難になりつつあり価格も高価である。
このため、DVD−RAM規格のカートリッジにブルーレイディスクを入れて使用する例があるが、この場合ブルーレイディスクでは、ピックアップレンズまたはレンズを保護するためにレンズよりも高い位置に設けられたレンズプロテクタと、ディスクのフォーカス合焦時の距離がその光学設計上DVD−RAMなどのDVDや、CDと比較して短い。そのため、ブルーレイディスクは、DVD−RAMカートリッジのシャッタ機構の下にあり、ピックアップがディスク外周付近に移動した際に相対するブリッジ構造部分に接触する恐れがあり、接触した場合にはピックアップのアクチェータコイルを損傷したり、ピックアップレンズにダメージを与えてしまう恐れがある。
そこで、本発明はピックアップレンズ、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触して損傷することを防止する光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法を提供することを目的とする。
第1の発明による光ディスク記録再生装置は、フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置において、前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するディスク装着手段と、装着した前記光ディスク媒体を回転させるディスク回転手段と、前記光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップと、前記ピックアップを前記光ディスク媒体の半径方向に移動させるピックアップ移動手段と、前記光ディスク媒体の種類を判別するディスク判別手段と、前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するディスクカートリッジ検出手段と、前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するカートリッジ識別手段と、前記ディスク判別手段が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記ディスクカートリッジ検出手段が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記カートリッジ識別手段が前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、前記ピックアップの移動範囲を規制する規制手段と、を備えることを特徴とする。
第2の発明による光ディスク記録再生装置は、フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置において、前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するディスク装着手段と、装着した前記光ディスク媒体を回転させるディスク回転手段と、前記光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップと、前記ピックアップを前記光ディスク媒体の半径方向に移動させるピックアップ移動手段と、前記光ディスク媒体の種類を判別するディスク判別手段と、前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するディスクカートリッジ検出手段と、前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するカートリッジ識別手段と、前記ディスク判別手段が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記ディスクカートリッジ検出手段が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記カートリッジ識別手段が前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、起動処理を停止する起動処理停止手段と、を備えることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2に記載の光ディスク記録再生装置において、前記専用カートリッジが専用カートリッジ検出孔を備え、前記カートリッジ識別手段では、前記専用カートリッジ検出孔の有無で前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別すること、を特徴とする。
第4の発明は、第1または第2に記載の光ディスク記録再生装置において、前記カートリッジ識別手段では、前記光ディスク媒体のBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報やPCA(Power Caribration Area)に記録された識別情報を読み出して前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別すること、を特徴とする。
第5の発明は、第1に記載の光ディスク記録再生装置において、前記規制手段では、前記ピックアップを前記光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制すること、を特徴とする。
第6の発明による光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法は、フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するステップと、装着した前記光ディスク媒体を回転させるステップと、前記光ディスク媒体の種類を判別するステップと、前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するステップと、前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップと、前記光ディスク媒体が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記光ディスク媒体が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記ディスクカートリッジが前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、前記光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップの移動範囲を規制するステップと、を含むことを特徴とする。
第7の発明による光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法は、フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するステップと、装着した前記光ディスク媒体を回転させるステップと、前記光ディスク媒体の種類を判別するステップと、前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するステップと、前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップと、前記光ディスク媒体が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記光ディスク媒体が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記ディスクカートリッジが前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、起動処理を停止するステップと、を含むことを特徴とする。
第8の発明は、第6または第7に記載の光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、前記専用カートリッジが専用カートリッジ検出孔を備え、前記カートリッジ識別手段では、前記専用カートリッジ検出孔の有無で前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップ、を含むことを特徴とする。
第9の発明は、第6または第7に記載の光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、前記カートリッジ識別手段では、前記光ディスク媒体のBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報やPCA(Power Caribration Area)に記録された識別情報を読み出して前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップ、を含むことを特徴とする。
第10の発明は、第6に記載の光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、前記ピックアップの移動範囲を規制するステップでは、前記ピックアップを前記光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制すること、を特徴とする。
以上のように本発明によれば、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法を提供することができる。
本発明の一実施例による光ディスク記録再生装置を機能実現手段で表したブロック図 同装置にディスクカートリッジ入りの光ディスク媒体を装着する場合の斜視図 同装置にディスクカートリッジ無しの光ディスク媒体を装着する場合の斜視図 同装置が光ディスク媒体を装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャート 同装置のディスクカートリッジのブリッジ構造体を示す要部斜視図 同装置のDVD−RAMカートリッジのブリッジ構造体と、ピックアップレンズ、レンズプロテクタの位置関係を示す図 同装置のブルーレイディスク専用カートリッジのブリッジ構造体と、ピックアップレンズ、レンズプロテクタの位置関係を示す図 本発明の他の実施例による光ディスク記録再生装置をブルーレイディスク装置に適用した場合のブロック図 同装置が光ディスク媒体を装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャート 本発明の更に他の実施例による光ディスク記録再生装置が光ディスク媒体を装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャート 本発明の更に他の実施例による光ディスク記録再生装置が光ディスク媒体を装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャート
101 光ディスク媒体
102 ディスク装着手段
103 ディスク回転手段(スピンドルモーター)
104 ターンテーブル
106 スピンドル制御回路
107 ピックアップ
107a ピックアップ移動手段
108 CD、DVDレーザー制御回路
109 CD、DVD2波長レーザーダイオード
110 CD、DVD用カップリングレンズ
111 BD用カップリングレンズ
112 BDレーザーダイオード
113 BDレーザー制御回路
114 BD球面収差補正用レンズ
115 レンズ架台
116 CD、DVD用ハーフミラー
117 BD用ハーフミラー
118 CD、DVD用対物レンズ
119 BD用対物レンズ
120 CD、DVD用受光素子
121 BD用受光素子
122 フォーカス駆動回路
123 トラッキング駆動回路
124 球面収差補正回路
125 信号処理回路
126 制御回路
127a、127b CPU
128 チルト駆動回路
129 トラバース駆動回路
130 ディスクカートリッジ検出手段
131 カートリッジ識別手段
132 ディスク判別手段
133 規制手段
134 起動処理停止手段
201 光ディスク記録再生装置
202 トレイ
203 ディスクカートリッジ
204 シャッタ
501 ブリッジ構造体
502 レンズプロテクタ
701 ブリッジ構造体
本発明の第1の実施の形態による光ディスク記録再生装置は、光ディスク媒体をディスク装着部に装着するディスク装着手段と、装着した光ディスク媒体を回転させるディスク回転手段と、光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップと、ピックアップを光ディスク媒体の半径方向に移動させるピックアップ移動手段と、光ディスク媒体の種類を判別するディスク判別手段と、装置内に装着された光ディスク媒体が、ディスクカートリッジ入りか否かを検出するディスクカートリッジ検出手段と、ディスクカートリッジが、作動距離の短い光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するカートリッジ識別手段と、ディスク判別手段が作動距離の短い光ディスク媒体であると判別し、かつディスクカートリッジ検出手段がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつカートリッジ識別手段が専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、ピックアップの移動範囲を規制する規制手段と、を備えるものである。本実施の形態によれば、ディスク判別手段の判別結果により作動距離の短いディスクであると判別し、かつディスクカートリッジ検出手段がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつカートリッジ識別手段が専用カートリッジ以外のカートリッジであると識別した場合には、ピックアップ移動手段の移動範囲を規制するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第2の実施の形態による光ディスク記録再生装置は、光ディスク媒体をディスク装着部に装着するディスク装着手段と、装着した光ディスク媒体を回転させるディスク回転手段と、光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップと、ピックアップを光ディスク媒体の半径方向に移動させるピックアップ移動手段と、光ディスク媒体の種類を判別するディスク判別手段と、装置内に装着された光ディスク媒体が、ディスクカートリッジ入りか否かを検出するディスクカートリッジ検出手段と、ディスクカートリッジが、作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するカートリッジ識別手段と、ディスク判別手段が作動距離の短い光ディスク媒体であると判別し、かつディスクカートリッジ検出手段がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつカートリッジ識別手段が専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、起動処理を停止する起動処理停止手段と、を備えるものである。本実施の形態によれば、ディスク判別手段の判別結果により作動距離の短いディスクであると判別し、かつディスクカートリッジ検出手段がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつカートリッジ識別手段が専用カートリッジ以外のカートリッジであると識別した場合には、非対応ディスクとして起動処理を停止するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による光ディスク記録再生装置において、専用カートリッジが専用カートリッジ検出孔を備え、カートリッジ識別手段では、専用カートリッジ検出孔の有無で専用カートリッジか専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するものである。本実施の形態によれば、カートリッジ識別手段は、ディスクカートリッジ内に入れられた光ディスク媒体に記録された形状変更カートリッジ専用ディスク識別情報の有無と、ディスクカートリッジ検出手段の検出結果とにより、専用ディスク識別情報あり、かつディスクカートリッジ入りの場合には形状変更カートリッジであると識別し、専用ディスク識別情報なし、かつディスクカートリッジ入りの場合には専用カートリッジ以外のカートリッジであると識別するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による光ディスク記録再生装置において、カートリッジ識別手段では、光ディスク媒体のBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報やPCA(Power Caribration Area)に記録された識別情報を読み出して専用カートリッジか専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するものである。本実施の形態によれば、専用ディスク識別情報は、光ディスク媒体に形成されたBCA情報に含まれる識別文字列を含むので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態による光ディスク記録再生装置において、規制手段では、ピックアップを光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制するものである。本実施の形態によれば、ピックアップの移動範囲を光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第6の実施の形態による光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法は、光ディスク媒体をディスク装着部に装着するステップと、装着した光ディスク媒体を回転させるステップと、光ディスク媒体の種類を判別するステップと、装置内に装着された光ディスク媒体が、ディスクカートリッジ入りか否かを検出するステップと、ディスクカートリッジが、作動距離の短い光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップと、光ディスク媒体が作動距離の短い光ディスク媒体であると判別し、かつ光ディスク媒体がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつディスクカートリッジが専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップの移動範囲を規制するステップと、を含むものである。本実施の形態によれば、ディスク判別手段の判別結果により作動距離の短いディスクであると判別し、かつディスクカートリッジ検出手段がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつカートリッジ識別手段が専用カートリッジ以外のカートリッジであると識別した場合には、ピックアップ移動手段の移動範囲を規制するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第7の実施の形態による光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法は、光ディスク媒体をディスク装着部に装着するステップと、装着した光ディスク媒体を回転させるステップと、光ディスク媒体の種類を判別するステップと、装置内に装着された光ディスク媒体が、ディスクカートリッジ入りか否かを検出するステップと、ディスクカートリッジが、作動距離の短い光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップと、光ディスク媒体が作動距離の短い光ディスク媒体であると判別し、かつ光ディスク媒体がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつディスクカートリッジが専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、起動処理を停止するステップと、を含むものである。本実施の形態によれば、ディスク判別手段の判別結果により作動距離の短いディスクであると判別し、かつディスクカートリッジ検出手段がディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつカートリッジ識別手段が専用カートリッジ以外のカートリッジであると識別した場合には、非対応ディスクとして起動処理を停止するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第8の実施の形態は、第6または第7の実施の形態による光ディスク記録再生装置において、専用カートリッジが専用カートリッジ検出孔を備え、カートリッジ識別手段では、専用カートリッジ検出孔の有無で専用カートリッジか専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップ、を含むものである。本実施の形態によれば、カートリッジ識別手段は、ディスクカートリッジ内に入れられた光ディスク媒体に記録された形状変更カートリッジ専用ディスク識別情報の有無と、ディスクカートリッジ検出手段の検出結果とにより、専用ディスク識別情報あり、かつディスクカートリッジ入りの場合には形状変更カートリッジであると識別し、専用ディスク識別情報なし、かつディスクカートリッジ入りの場合には専用カートリッジ以外のカートリッジであると識別するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第9の実施の形態は、第6または第7の実施の形態による光ディスク記録再生装置において、カートリッジ識別手段では、光ディスク媒体のBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報やPCA(Power Caribration Area)に記録された識別情報を読み出して専用カートリッジか専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップ、を含むものである。本実施の形態によれば、専用ディスク識別情報は、光ディスク媒体に形成されたBCA情報に含まれる識別文字列を含むので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
本発明の第10の実施の形態は、第6の実施の形態による光ディスク記録再生装置において、ピックアップの移動範囲を規制するステップでは、ピックアップを光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制するものである。本実施の形態によれば、ピックアップの移動範囲をブルーレイディスクの外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制するので、ピックアップレンズやレンズ基台、レンズプロテクタがディスクカートリッジの構造体に接触することを防止して、ピックアップの損傷を防止することができる。
以下に本発明の光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の一実施例による光ディスク記録再生装置について図1から図7を用いて説明する。
図1は本実施例による光ディスク記録再生装置を機能実現手段で表したブロック図、図2は同装置にディスクカートリッジ入りの光ディスク媒体を装着する場合を示す斜視図、図3は同装置にディスクカートリッジ無しの光ディスク媒体を装着する場合を示す斜視図、図4は本実施例による光ディスク記録再生装置が光ディスク媒体を装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャート、図5は本実施例で用いるディスクカートリッジのブリッジ構造体を示す要部斜視図、図6は第1のカートリッジ(DVD−RAMカートリッジ)のブリッジ構造体と、ピックアップレンズ、レンズプロテクタの位置関係を示す図、図7は第2のカートリッジ(ブルーレイディスク専用カートリッジ)のブリッジ構造体と、ピックアップレンズ、レンズプロテクタの位置関係を示す図である。
本実施例は、ブルーレイディスク(以降BDと略す。)装置に適用した場合である。BD装置は、一般に、CD、DVD、BD規格のディスクを記録・再生可能である。光ディスク媒体101は、たとえば光ディスクであり、一般には、CD、DVD、BD、HD DVD規格の光ディスクなどがある。ディスク装着手段102は、たとえばターンテーブル104と嵌合する円形のクランパである。ターンテーブル104またはディスク装着手段102のいずれかに磁性体が組み込まれ、この磁力により光ディスク媒体101はターンテーブル104とディスク装着手段102との間に挟持される。また、本実施例による光ディスク記録再生装置201は、ディスクローディング機構を備えており、図3に示すようにトレイ202上に光ディスク媒体101を直接載置してローディングする方法と、図2に示すようにディスクカートリッジ203内に入れた光ディスク媒体101をディスクカートリッジ203ごとトレイ202上に載置してローディングする方法が可能になっている。光ディスク媒体101をディスクカートリッジ203ごとローディングする方法では、ローディング機構によりディスクカートリッジ203のシャッタ204を開閉させてディスク装着手段102によりターンテーブル104に光ディスク媒体101を装着する。
ディスク回転手段103は、たとえばスピンドルモーターである。スピンドルモーター103は、スピンドル制御回路106の制御によりターンテーブル104を回転させる。ピックアップ107は、CD、DVD系とBD系の2系統の光学系を備える。CD、DVD系の光学系は、CD、DVDレーザー制御回路108、CD、DVD2波長レーザーダイオード109、CD、DVD用カップリングレンズ110、CD、DVD用ハーフミラー116、CD、DVD用対物レンズ118、CD、DVD用受光素子120で構成される。また、BD用の光学系も同様に、BDレーザー制御回路113、BDレーザーダイオード112、BD用カップリングレンズ111、BD球面収差補正用レンズ114、BD用ハーフミラー117、BD用対物レンズ119、BD用受光素子121で構成される。BD球面収差補正用レンズ114は、小型ステッピングモーター(図示しない)と、球面収差補正回路124により駆動され、BDの2層ディスクにおける層間距離(75μm、100μm)による球面収差を補正する。また、CD、DVD用対物レンズ118とBD用対物レンズ119は同一のレンズ架台115上に設置されており、アクチュエータによりフォーカス、トラッキング方向に駆動される。本実施例ではCD、DVD系とBD系の光路が独立して構成された例を図示しているが、小型化のために一部の光路を共有する形で構成することも可能である。また、対物レンズをCD、DVD系とBD系で共有して1個の対物レンズで構成してもよい。
フォーカス駆動回路122は、レンズ架台115をフォーカスアクチュエータコイル(図示しない)によりフォーカス方向に駆動する。トラッキング駆動回路123は、レンズ架台115をトラッキング方向にトラッキングアクチュエータコイル(図示しない)により駆動する。チルト駆動回路128は、レンズ架台115を半径傾斜方向にチルトアクチュエータコイル(図示しない)により駆動する。
CD、DVDレーザー制御回路108は、CD、DVD2波長レーザーダイオード109を制御して適正なレベルでCD、DVD再生用レーザーを発光させる。BDレーザー制御回路113は同様にBDレーザーダイオード112を制御して適正なレベルでBD再生用レーザーを発光させる。
発光されたCD、DVDレーザーはCD、DVD用カップリングレンズ110を通って、CD、DVD用ハーフミラー116を経由してCD、DVD用対物レンズ118により集光される。発光されたBDレーザーは、BD用カップリングレンズ111を通って、BD用ハーフミラー117を経由してBD用対物レンズ119により集光される。
光ディスク媒体101からのCD、DVD再生用レーザーの反射光は、CD、DVD用ハーフミラー116を透過してCD、DVD用受光素子120で受光検出される。光ディスク媒体101からのBD再生用レーザーの反射光は、BD用ハーフミラー117を透過してBD用受光素子121で受光検出される。
CD、DVD用受光素子120及びBD用受光素子121で検出された信号は、信号処理回路125に送られる。信号処理回路125では、CD、DVD、BDなどのディスク毎に対応する信号処理方法を選択して、選択した信号処理方法に基づき、FE(フォーカスエラー)、TE(トラッキングエラー)、AS(オールサム・全加算)、RF(再生信号)などの信号を生成して制御回路126に送る。
トラバース駆動回路129は、ピックアップ移動手段107aを駆動して、ピックアップ107を半径方向に駆動する。ピックアップ移動手段107aは、たとえば、ステッピングモーター又はDCモーター、リードスクリュー、及びピックアップ107に取り付けられたラック、により構成される。
制御回路126は、たとえばデジタルシグナルプロセッサで受け取った信号をもとに、フォーカス駆動回路122、トラッキング駆動回路123、チルト駆動回路128を制御する。
また制御回路126は、信号処理回路125からのRF信号により、データの再生、CD、DVDレーザー制御回路108とBDレーザー制御回路113との切り替え、スピンドル制御回路106を制御してディスク回転手段(スピンドルモーター)103の回転制御、及びトラバース駆動回路129の制御、をしてピックアップ107の半径方向への移動を行う。CPU127aは、信号処理回路125を制御して現在装着されていると思われる種類のディスクに最適な信号処理方法を選択すると共に、制御回路126に各種制御のパラメータ設定、動作指示などを行う。
ディスクカートリッジ検出手段130は、たとえば物理スイッチを用いて、ディスクカートリッジ203が物理スイッチを押しているか否かを検出し、ディスクカートリッジ203の有無をディスクカートリッジ203の有無を検出してCPU127aにデータを送出する。
カートリッジ識別手段131は、たとえば物理スイッチを用いて、ディスクカートリッジ203に設けられた専用カートリッジ検出孔が物理スイッチを押しているか否かを検出し、専用カートリッジか、専用カートリッジ以外のカートリッジ(以降通常カートリッジという。)かを識別してCPU127aにデータを送出する。
ここで、専用カートリッジとは、作動距離が短い光ディスク媒体への合焦時にもピックアップレンズまたはレンズプロテクタが接触しないように形状変更したカートリッジであり、専用カートリッジには専用カートリッジ検出孔が設けられている。通常カートリッジとは、作動距離が短い光ディスク媒体への合焦時にピックアップレンズまたはレンズプロテクタが接触する可能性のあるカートリッジであり、通常カートリッジには専用カートリッジ検出孔が設けられていない。専用カートリッジ検出孔があれば物理スイッチは押されず、専用カートリッジ検出孔がなければ物理スイッチは押される。
CPU127aは、光ディスク媒体101の種類を判別するディスク判別手段132と、ピックアップ107の移動範囲を規制する規制手段133とを有する。そして、ディスクカートリッジ検出手段130、カートリッジ識別手段131、及びディスク判別手段132のそれぞれの結果によって、規制手段133は制御回路126を介してトラバース駆動回路129に信号を送信し、ピックアップ107の移動範囲が規制される。ディスク判別手段132では、作動距離により、又は作動距離だけでなく反射光量など他の要素も加味して光ディスク媒体101の種類を判別する。
本発明に直接関係ないので詳細な説明は省略するが、ディスク判別には、上記したディスクの規格毎の作動距離の違いによる反射光が検出される位置情報のみでなく、反射光の光量や各種サーボ信号なども用いられることは言うまでもない。
次に、本実施例による光ディスク記録再生装置の動作について説明する。
一連の動作は通常、CPU127aに予めプログラムされたソフトウエアにより実行される。
ステップ1にて、ディスク装着処理が行われる。ディスク装着処理は、光ディスク記録再生装置201のディスク装着手段102により行われる。光ディスク記録再生装置201は、ディスクローディング機構を備えており、図3に示すようにトレイ202上に光ディスク媒体101を直接載置してローディングする方法と、図2に示すようにディスクカートリッジ203内に入れた光ディスク媒体101をディスクカートリッジ203ごとトレイ202上に載置してローディングさせる方法が可能になっており、カートリッジ無しの光ディスク媒体101、カートリッジ入りの光ディスク媒体101のいずれにも対応できる。
次に、ディスク判別手段132によってディスク判別処理が行われる(ステップ2)。ディスク判別を行う一つの方法として、たとえばBDと、DVD、CDとのカバー層の厚さの違いを用いる。制御回路126からの信号によって、CD、DVDレーザー制御回路108とBDレーザー制御回路113とを切り替えてレーザーを発光するとともに、フォーカス駆動回路122を駆動してフォーカスサーチを行う。そして、CD、DVD用受光素子120又はBD用受光素子121で検出した信号を信号処理回路125で処理し、ディスク判別手段132では信号処理回路125からの信号を用いて光ディスク媒体101の種類を判別する。
以下に具体的に説明する。
まず、BDレーザー制御回路113によってBDレーザーを発光し、フォーカス駆動回路122によってレンズ架台115を駆動し、フォーカスサーチを行う。フォーカスサーチを行うと、ディスク表面と記録層との反射光を検出する。DBの記録層は、1層の場合ではディスク表面から0.1mmの位置、2層の場合ではディスク表面から0.075mmと0.1mmの位置にあり、CD、DVDの記録層は、ディスク表面から1.2mmの位置にあり、DVDの記録層は、ディスク表面から0.6mmの位置にある。
BDの光学系は、作動距離が約0.3mmで設計されている。従って、BDレーザーでフォーカスサーチを行うと、レンズがディスクに衝突するまでサーチを行っても、光ディスク媒体101がCD、DVDの場合には、ディスク表面の反射光しか検出しないため、BDと、CD、DVDとの判別を行うことができる。
BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、BDと判別された場合には、その層数や、BD−R、−RE、−ROMの種別を判別する。BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDと判別された場合は、CD、DVDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDの区別やDVD規格のディスクの種類や層数(DVD−R,−RW、+R、+RW、−RAMなど)、CD規格の種類(CD−ROM、CD−R、CD−RW)を判別してそれぞれのディスク種別に最適なレーザー回路、信号処理系、内部ゲインが選択される。
そして、ディスク判別手段132によって作動距離の短い光ディスク媒体101であるか否かを判別する(ステップ3)。作動距離はディスク種別や光学系の設計により異なるが、一般にカバー層が0.1mmと薄くNA値の大きいBDは作動距離が約0.3mmと非常に短く設計されており、これに比べてCD、DVDは作動距離が0.5〜0.6mmと比較的長く設計されている。本実施例では、作動距離の短い光ディスク媒体101がBDであるとして説明する。
ステップ3で作動距離の短いBDであると判別した場合には、ディスクカートリッジ検出手段130によって、ディスクカートリッジ203入りの光ディスク媒体101か、ディスクカートリッジ203無しの光ディスク媒体101であるかを検出する(ステップ4)。ディスクカートリッジ203は、図2のようにトレイ202上に円形の光ディスク媒体101が載置される範囲外までの外形であるので、トレイ202上のディスク載置範囲外に物理的スイッチを設けることで、ディスクカートリッジ203の有無を検出することができる。この物理的スイッチの状態を、CPU127aにて検出する。ディスクカートリッジ203入りである場合には、カートリッジ識別手段131によって、このディスクカートリッジ203が作動距離の短いBD専用カートリッジであるか否かを識別する。
ピックアップ107のレンズ架台115には、図6及び図7に示すように、一般的にはレンズ保護のために対物レンズ118、119よりも高い位置にレンズプロテクタ502が設けられている。また、対物レンズ118、119は、レンズ中心から周辺部まで一定の距離があり、ディスク最外周のデータを読み取る際には、対物レンズ118、119の外形やレンズプロテクタ502は、ディスク最外周よりも外側にはみ出すことになる。更に、光ディスク媒体101やターンテーブル104には面ブレがあり、合焦状態を維持するためにフォーカス駆動回路122を制御してレンズ架台115を上下動させることが必要である。
一方、ディスクカートリッジ203は、従来DVD−RAMディスク用に設計されたものであり、作動距離0.3mmという短いディスクを想定していないため、図5に示すように、一般的にディスク外周部外に相当する箇所に、構造補強のためのブリッジ構造体501を備えている。従って、DVD−RAM用ディスクカートリッジ入りのBDでは、光ディスク媒体101の最外周付近のデータを記録、再生する際には、面ブレが大きいと、このブリッジ構造体501に対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502が衝突してしまう。また、ブリッジ構造体501は、単に薄くするだけでは必要な強度を得られなくなってしまう。
以上のことより、図7に示すように、ブリッジ構造体701は、レンズ架台115から遠ざかる方向にシフトした構造となっている。このBD専用カートリッジは、DVD−RAM用ディスクカートリッジ(通常カートリッジ)との識別のためにトレイ202には専用カートリッジ検出孔が設けられており、専用カートリッジ検出孔に対応する位置にスイッチを設けることで専用カートリッジと通常カートリッジとを識別することができる。
本実施例では、カートリッジ識別手段131によって、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されていない場合には専用カートリッジであると識別し、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されている場合には通常DVD−RAMカートリッジであると識別する。
通常DVD−RAMカートリッジ入りのBDであると識別した場合には、規制手段133によってピックアップ107の移動範囲を規制する処理を行う(ステップ6)。
対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502がブリッジ構造体501に衝突する位置は、設計寸法から予測される。従って、光ディスク媒体101の種類毎に、あらかじめピックアップ107の移動範囲を設定しておく。ピックアップ107の移動距離は、ステッピングモーターのステップ数で計測する。規格化されたBDでは、そのフォーマット上の最内周と最外周付近に、交替領域と呼ばれる、記録時などにエラーが発生した場合にその代替として使用する領域が定められている。これらの領域は、通常は記録エラーなどが発生しない限り使用することはない。従って、規制手段133は、ピックアップ107が、交替領域の内、最外周の領域のすべて又は一部に移動しないように移動範囲を規制する。
そして、ステップ7にて残りの起動処理や自動調整などを行って起動処理を完了する。
このステップ7での起動処理や調整処理は、ステップ6の規制処理の後に行うことが好ましい。なぜなら、起動処理や調整処理の中にはディスクの種類によっては最外周付近にピックアップ107を移動させる動作を伴うものがあり、フォーカスON状態で最外周位置にピックアップ107を移動させると、対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502がブリッジ構造体501に衝突してアクチュエータコイルやレンズを損傷する恐れがあるからである。
起動処理や調整処理が行われる際に、ピックアップ107の移動規制が規制手段133によって行われている場合には、規制範囲へのピックアップ107の移動は行われない。従って、規制範囲への移動処理が起動処理や調整処理に含まれている場合は、規制手段133によって規制範囲でない最外周付近に移動するように移動変更処理が行われる。
また、起動後に、移動が規制されている領域へのSEEK命令や、読み取り命令が発行された場合には、規制手段133によって、実際のSEEK動作を行わず、SEEKエラーや、READエラーを返す動作処理を行う。
規格化されたBDの記録可能な光ディスク媒体101では、使用の前に予め交替領域を確保するためのフォーマット処理が必要である。規制手段133によってピックアップ107の移動が規制されている場合には、規制手段133から制御回路126への指示によって交替領域が規制範囲を含むようにフォーマット処理を行う。このフォーマット処理によって、ユーザーデータが規制領域に記録されないようにすることができる。また、規制領域によって、交替領域の容量が不足する場合には、大きめに交替領域を確保するように、規制手段133から制御回路126に指示を行うことが好ましい。更に、フォーマット処理時に、規制範囲に位置する交換領域のアドレスを、予め使用不可の領域として記録することで、規制範囲へのピックアップ107の移動が生じない。
本実施例では、BD専用カートリッジを識別するカートリッジ識別手段131を備えた場合を例に説明したが、カートリッジ識別手段131を備えない場合でも同様に実施可能である。その場合、カートリッジがBD専用カートリッジか、通常DVD−RAMカートリッジかを識別することができないので、ディスク判別手段132によってカートリッジ入りのBDであると判別した場合には、上記と同様にピックアップ107の移動範囲を規制する処理を行えばよい。
次に、本発明の光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法の他の実施例について図2,図3、図5から図9を用いて説明する。
図8は本実施例の光ディスク記録再生装置を、ブルーレイディスク(以降BD)装置に適用した場合のブロック図である。図8において、実施例1と同一の構成要素については同一であるので説明を省略する。図9は、本発明の光ディスク記録再生装置がディスクを装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャートで、一連の動作は通常、CPU127bに予めプログラムされたソフトウエアにより実行される。
CPU127bは、光ディスク媒体101の種類を判別するディスク判別手段132と、起動処理を停止する起動処理停止手段134とを有する。そして、ディスクカートリッジ検出手段130、カートリッジ識別手段131、及びディスク判別手段132のそれぞれの結果によって、起動処理停止手段134は制御回路126を介して起動処理を停止する。ディスク判別手段132では、作動距離により、又は作動距離だけでなく反射光量など他の要素も加味して光ディスク媒体101の種類を判別する。
本発明に直接関係ないので詳細な説明は省略するが、ディスク判別には、上記したディスクの規格毎の作動距離の違いによる反射光が検出される位置情報のみでなく、反射光の光量や各種サーボ信号なども用いられることは言うまでもない。
ステップ1にて、ディスク装着処理が行われる。ディスク装着処理は、光ディスク記録再生装置201のディスク装着手段102により行われる。光ディスク記録再生装置201は、ディスクローディング機構を備えており、図3に示すようにトレイ202上に光ディスク媒体101を直接載置してローディングする方法と、図2に示すようにディスクカートリッジ203内に入れた光ディスク媒体101をディスクカートリッジ203ごとトレイ202上に載置してローディングさせ、BD装置のローディング機構によりディスクカートリッジ203のシャッタ204を開閉させてディスク装着手段102によりターンテーブル104に装着する方法が可能になっており、カートリッジ無しの光ディスク媒体101、カートリッジ入りの光ディスク媒体101のいずれにも対応できる。
次に、ディスク判別手段132によってディスク判別処理が行われる(ステップ2)。ディスク判別を行う一つの方法として、たとえばBDと、DVD、CDとのカバー層の厚さの違いを用いる。制御回路126からの信号によって、CD、DVDレーザー制御回路108とBDレーザー制御回路113とを切り替えてレーザーを発光するとともに、フォーカス駆動回路122を駆動してフォーカスサーチを行う。そして、CD、DVD用受光素子120又はBD用受光素子121で検出した信号を信号処理回路125で処理し、ディスク判別手段132では信号処理回路125からの信号を用いて光ディスク媒体101の種類を判別する。
以下に具体的に説明する。
まず、BDレーザー制御回路113によってBDレーザーを発光し、フォーカス駆動回路122によってレンズ架台115を駆動し、フォーカスサーチを行う。フォーカスサーチを行うと、ディスク表面と記録層との反射光を検出する。DBの記録層は、1層の場合ではディスク表面から0.1mmの位置、2層の場合ではディスク表面から0.075mmと0.1mmの位置にあり、CD、DVDの記録層は、ディスク表面から1.2mmの位置にあり、DVDの記録層は、ディスク表面から0.6mmの位置にある。
BDの光学系は、作動距離が約0.3mmで設計されている。従って、BDレーザーでフォーカスサーチを行うと、レンズがディスクに衝突するまでサーチを行っても、光ディスク媒体101がCD、DVDの場合には、ディスク表面の反射光しか検出しないため、BDと、CD、DVDとの判別を行うことができる。
BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、BDと判別された場合には、その層数や、BD−R、RE、ROMの種別を判別する。BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDと判別された場合は、CD、DVDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDの区別やDVD規格のディスクの種類や層数(DVD−R,−RW、+R、+RW、−RAMなど)、CD規格の種類(CD−ROM、CD−R、CD−RW)を判別してそれぞれのディスク種別に最適なレーザー回路、信号処理系、内部ゲインが選択される。
そして、ディスク判別手段132によって作動距離の短い光ディスク媒体101であるか否かを判別する(ステップ3)。作動距離はディスク種別や光学系の設計により異なるが、一般にカバー層が0.1mmと薄くNA値の大きいBDは作動距離が約0.3mmと非常に短く設計されており、これに比べてCD、DVDは作動距離が0.5〜0.6mmと比較的長く設計されている。本実施例では、作動距離の短い光ディスク媒体101がBDであるとして説明する。
ステップ3で作動距離の短いBDであると判別した場合には、ディスクカートリッジ検出手段130によって、ディスクカートリッジ203入りの光ディスク媒体101か、ディスクカートリッジ203無しの光ディスク媒体101であるかを検出する(ステップ4)。ディスクカートリッジ203は、図2のようにトレイ202上に円形の光ディスク媒体101が載置される範囲外までの外形であるので、トレイ202上のディスク載置範囲外に物理的スイッチを設けることで、ディスクカートリッジ203の有無を検出することができる。この物理的スイッチの状態を、CPU127bにて検出する。ディスクカートリッジ203入りである場合には、カートリッジ識別手段131によって、このディスクカートリッジ203が作動距離の短いBD専用カートリッジであるか否かを識別する。
ピックアップ107のレンズ架台115には、図6及び図7に示すように、一般的にはレンズ保護のために対物レンズ118、119よりも高い位置にレンズプロテクタ502が設けられている。また、対物レンズ118、119は、レンズ中心から周辺部まで一定の距離があり、ディスク最外周のデータを読み取る際には、対物レンズ118、119の外形やレンズプロテクタ502は、ディスク最外周よりも外側にはみ出すことになる。更に、光ディスク媒体101やターンテーブル104には面ブレがあり、合焦状態を維持するため、にフォーカス駆動回路122を制御してレンズ架台115を上下動させることが必要である。
一方、ディスクカートリッジ203は、従来DVD−RAMディスク用に設計されたものであり、作動距離0.3mmという短いディスクを想定していないため、図5に示すように、一般的にディスク外周部外に相当する箇所に、構造補強のためのブリッジ構造体501を備えている。従って、DVD−RAM用ディスクカートリッジ入りのBDでは、光ディスク媒体101の最外周付近のデータを記録、再生する際には、面ブレが大きいと、このブリッジ構造体501に対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502が衝突してしまう。またブリッジ構造体501は、単に薄くするだけでは必要な強度を得られなくなってしまう。
以上のことより、図7に示すように、ブリッジ構造体701は、レンズ架台115から遠ざかる方向にシフトした構造となっている。このBD専用カートリッジは、DVD−RAM用ディスクカートリッジ(通常カートリッジ)との識別のためにトレイ202には専用カートリッジ検出孔が設けられており、専用カートリッジ検出孔に対応する位置にスイッチを設けることで専用カートリッジと通常カートリッジとを識別することができる。
本実施例では、カートリッジ識別手段131によって、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されていない場合には専用カートリッジであると識別し、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されている場合には通常DVD−RAMカートリッジであると識別する。
通常DVD−RAMカートリッジ入りのBDであると識別した場合には、非対応のディスクとカートリッジの組み合わせが使用されているので、起動処理停止手段134によって起動処理を停止する処理を行う(ステップ12)。
本実施例では、BD専用カートリッジを識別するカートリッジ識別手段131を備えた場合を例に説明したが、カートリッジ識別手段131を備えない場合でも同様に実施可能である。その場合、カートリッジがBD専用カートリッジか、通常DVD−RAMカートリッジかを識別することができないので、ディスク判別手段132によってカートリッジ入りのBDであると判別した場合には、ピックアップ107の損傷の可能性があるため、起動処理を停止する。
次に、本発明の光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法の更に他の実施例について図1から図3、図5から図7および図10を用いて説明する。
図10は、本実施例の光ディスク記録再生装置がディスクを装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャートで、一連の動作は通常、CPU127aに予めプログラムされたソフトウエアにより実行される。
ステップ1にて、ディスク装着処理が行われる。ディスク装着処理は、光ディスク記録再生装置201のディスク装着手段102により行われる。光ディスク記録再生装置201は、ディスクローディング機構を備えており、図3に示すようにトレイ202上に光ディスク媒体101を直接載置してローディングする方法と、図2に示すようにディスクカートリッジ203内に入れた光ディスク媒体101をディスクカートリッジ203ごとトレイ202上に載置してローディングさせる方法が可能になっており、カートリッジ無しの光ディスク媒体101、カートリッジ入りの光ディスク媒体101のいずれにも対応できる。
次に、ディスク判別手段132によってディスク判別処理が行われる(ステップ2)。ディスク判別を行う一つの方法として、たとえばBDと、DVD、CDとのカバー層の厚さの違いを用いる。制御回路126からの信号によって、CD、DVDレーザー制御回路108とBDレーザー制御回路113とを切り替えてレーザーを発光するとともに、フォーカス駆動回路122を駆動してフォーカスサーチを行う。そして、CD、DVD用受光素子120又はBD用受光素子121で検出した信号を信号処理回路125で処理し、ディスク判別手段132では信号処理回路125からの信号を用いて光ディスク媒体101の種類を判別する。
以下に具体的に説明する。
まず、BDレーザー制御回路113によってBDレーザーを発光し、フォーカス駆動回路122によってレンズ架台115を駆動し、フォーカスサーチを行う。フォーカスサーチを行うと、ディスク表面と記録層との反射光を検出する。DBの記録層は、1層の場合ではディスク表面から0.1mmの位置、2層の場合ではディスク表面から0.075mmと0.1mmの位置にあり、CD、DVDの記録層は、ディスク表面から1.2mmの位置にあり、DVDの記録層は、ディスク表面から0.6mmの位置にある。
BDの光学系は、作動距離が約0.3mmで設計されている。従って、BDレーザーでフォーカスサーチを行うと、レンズがディスクに衝突するまでサーチを行っても、光ディスク媒体101がCD、DVDの場合には、ディスク表面の反射光しか検出しないため、BDと、CD、DVDとの判別を行うことができる。
BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、BDと判別された場合には、その層数や、BD−R、−RE、−ROMの種別を判別する。BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDと判別された場合は、CD、DVDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDの区別やDVD規格のディスクの種類や層数(DVD−R,−RW、+R、+RW、−RAMなど)、CD規格の種類(CD−ROM、CD−R、CD−RW)を判別してそれぞれのディスク種別に最適なレーザー回路、信号処理系、内部ゲインが選択される。
次に、ステップ2で判別された光ディスク媒体の種類に合わせた回路選択に基づいてサーボONが行われ、ディスク情報読み取り処理が行われる(ステップ21)。
この際に読み取るディスク情報は、後述するカートリッジ専用ディスクであるか否かを判別するための最低限度のものでよい。ディスク情報は、一般的には物理情報であるディスク種別や層数などの情報、論理情報であるディスク容量やフォーマット種別などの情報があるが、ここでは、予めディスクに記録されている、ディスクカートリッジ内に入れられた光ディスク媒体101であることを示す何らかの情報を読み出せばよい。たとえば、データ領域の更に内側に記録される書き換え不可能なBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報(レーザー光によりストライプ状に反射膜を除去することにより記録した情報)や、PCA(Power Caribration Area)などのディスク最内周付近の特殊な領域に記録された識別情報(専用ディスクであることを示す特殊文字列)を記録しておき、それを読み出すことで実現される。識別情報には、光ディスク媒体101に記録を行った記録装置の機種情報を示す識別文字列を、通常のものとは異なる文字列に変更したものを含むことが好ましい。
そして、ディスク判別手段132によってブルーレイディスク作動距離の短い光ディスク媒体101であるか否かを判別する(ステップ3)。作動距離はディスク種別や光学系の設計により異なるが、一般にカバー層が0.1mmと薄くNA値の大きいBDは作動距離が約0.3mmと非常に短く設計されており、これに比べてCD、DVDは作動距離が0.5〜0.6mmと比較的長く設計されている。本実施例では、作動距離の短い光ディスク媒体101がBDであるとして説明する。
ステップ3で作動距離の短いBDであると検出した場合には、ディスクカートリッジ検出手段130によって、ディスクカートリッジ203入りの光ディスク媒体101か、ディスクカートリッジ203無しの光ディスク媒体101であるかを判別する(ステップ4)。ディスクカートリッジ203は、図2のようにトレイ202上に円形の光ディスク媒体101が載置される範囲外までの外形であるので、トレイ202上のディスク載置範囲外に物理的スイッチを設けることで、ディスクカートリッジ203の有無を検出することができる。この物理的スイッチの状態を、CPU127aにて検出する。ディスクカートリッジ203入りである場合には、カートリッジ識別手段131によって、このディスクカートリッジ203が作動距離の短いBD専用カートリッジであるか否かを識別する。
ピックアップ107のレンズ架台115には、図6及び図7に示すように、一般的にはレンズ保護のために対物レンズ118、119よりも高い位置にレンズプロテクタ502が設けられている。また、対物レンズ118、119は、レンズ中心から周辺部まで一定の距離があり、ディスク最外周のデータを読み取る際には、対物レンズ118、119の外形やレンズプロテクタ502は、ディスク最外周よりも外側にはみ出すことになる。更に、光ディスク媒体101やターンテーブル104には面ブレがあり、合焦状態を維持するため、にフォーカス駆動回路122を制御してレンズ架台115を上下動させることが必要である。
一方、ディスクカートリッジ203は、従来DVD−RAMディスク用に設計されたものであり、作動距離0.3mmという短いディスクを想定していないため、図5に示すように、一般的にディスク外周部外に相当する箇所に、構造補強のためのブリッジ構造体501を備えている。従って、DVD−RAM用ディスクカートリッジ入りのBDでは、光ディスク媒体101の最外周付近のデータを記録、再生する際には、面ブレが大きいと、このブリッジ構造体501に対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502が衝突してしまう。また、ブリッジ構造体501は、単に薄くするだけでは必要な強度を得られなくなってしまう。
以上のことより、図7に示すように、ブリッジ構造体701は、レンズ架台115から遠ざかる方向にシフトした構造となっている。このBD専用カートリッジは、DVD−RAM用ディスクカートリッジ(通常カートリッジ)との識別のためにトレイ202には専用カートリッジ検出孔が設けられており、専用カートリッジ検出孔に対応する位置にスイッチを設けることで専用カートリッジと通常カートリッジとを識別することができる。
本実施例では、カートリッジ識別手段131によって、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されていない場合には専用カートリッジであると識別し、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されている場合には通常DVD−RAMカートリッジであると識別する。更にステップ22にて、ディスクがカートリッジ専用ディスクであるか否かをステップ21にて読み取ったディスク情報より判断する。
通常DVD−RAMカートリッジ入りのBDであると識別した場合や、専用カートリッジ入りであってもディスクが専用ディスクでないと識別した場合には、規制手段133によってピックアップ107の移動範囲を規制する処理を行う(ステップ6)。
対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502がブリッジ構造体501に衝突する位置は、設計寸法から予測される。従って、光ディスク媒体101の種類毎に、あらかじめピックアップ107の移動範囲を設定しておく。ピックアップ107の移動距離は、ステッピングモーターのステップ数で計測する。規格化されたBDでは、そのフォーマット上の最内周と最外周付近に、交替領域と呼ばれる、記録時などにエラーが発生した場合にその代替として使用する領域が定められている。これらの領域は、通常は記録エラーなどが発生しない限り使用することはない。従って、規制手段133は、ピックアップ107が、交替領域内、最外周の領域のすべて又は一部に移動しないように移動範囲を規制する。
そして、ステップ7にて残りの起動処理や自動調整などを行って起動処理を完了する。
このステップ7での起動処理や調整処理は、ステップ6の規制処理の後に行うことが好ましい。なぜなら、起動処理や調整処理の中にはディスクの種類によっては最外周付近にピックアップ107を移動させる動作を伴うものがあり、フォーカスON状態で最外周位置にピックアップ107を移動させると、対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502がブリッジ構造体501に衝突してアクチュエータコイルやレンズを損傷する恐れがあるからである。
起動処理や調整処理が行われる際に、ピックアップ107の移動規制が規制手段133によって行われている場合には、規制範囲へのピックアップ107の移動は行われない。従って、規制範囲への移動処理が起動処理や調整処理に含まれている場合は、規制手段133によって規制範囲でない最外周付近に移動するように移動変更処理が行われる。
また、起動後に、移動が規制されている領域へのSEEK命令や、読み取り命令が発行された場合には、規制手段133によって、実際のSEEK動作を行わず、SEEKエラーや、READエラーを返す動作処理を行う。
規格化されたBDの記録可能な光ディスク媒体101では、使用の前に予め交替領域を確保するためのフォーマット処理が必要である。規制手段133によってピックアップ107の移動が規制されている場合には、規制手段133から制御回路126への指示によって交替領域が規制範囲を含むようにフォーマット処理を行う。このフォーマット処理によって、ユーザーデータが規制領域に記録されないようにすることができる。また、規制領域によって、交替領域の容量が不足する場合には、大きめに交替領域を確保するように、規制手段133から制御回路126に指示を行うことが好ましい。更に、フォーマット処理時に、規制範囲に位置する交換領域のアドレスを、予め使用不可の領域として記録することで、規制範囲へのピックアップ107の移動が生じない。
本実施例では、BD専用カートリッジを識別するカートリッジ識別手段131を備えた場合を例に説明したが、カートリッジ識別手段131を備えない場合でも同様に実施可能である。その場合、カートリッジがBD専用カートリッジか、通常DVD−RAMカートリッジかを識別することができないので、ディスク判別手段132によって、カートリッジ入りのBDであると判別した場合や、専用カートリッジ入りでもカートリッジ専用ディスクではない場合には、上記と同様にピックアップ107の移動範囲を規制する処理を行えばよい。
次に、本発明の光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法の更に他の実施例について図2,図3,図5から図8および図11を用いて説明する。
実施例2と同一である各構成要素については説明を省略する。図11は、本実施例の光ディスク記録再生装置がディスクを装着して起動処理が完了するまでの動作を示すフローチャートで、一連の動作は通常、CPU127aに予めプログラムされたソフトウエアにより実行される。
CPU127bは、光ディスク媒体101の種類を判別するディスク判別手段132と、起動処理を停止する起動処理停止手段134とを有する。そして、ディスクカートリッジ検出手段130、カートリッジ識別手段131、及びディスク判別手段132のそれぞれの結果によって、起動処理停止手段134は制御回路126を介して起動処理を停止する。ディスク判別手段132では、作動距離により、又は作動距離だけでなく反射光量など他の要素も加味して光ディスク媒体101の種類を判別する。
本発明に直接関係ないので詳細な説明は省略するが、ディスク判別には、上記したディスクの規格毎の作動距離の違いによる反射光が検出される位置情報のみでなく、反射光の光量や各種サーボ信号なども用いられることは言うまでもない。
ステップ1にて、ディスク装着処理が行われる。ディスク装着処理は、光ディスク記録再生装置201のディスク装着手段102により行われる。光ディスク記録再生装置201は、ディスクローディング機構を備えており、図3に示すようにトレイ202上に光ディスク媒体101を直接載置してローディングする方法と、図2に示すようにディスクカートリッジ203内に入れた光ディスク媒体101をディスクカートリッジ203ごとトレイ202上に載置してローディングさせ、BD装置のローディング機構によりディスクカートリッジ203のシャッタ204を開閉させてディスク装着手段102によりターンテーブル104に装着する方法が可能になっており、カートリッジ無しの光ディスク媒体101、カートリッジ入りの光ディスク媒体101のいずれにも対応できる。
次に、ディスク判別手段132によってディスク判別処理が行われる(ステップ2)。ディスク判別を行う一つの方法として、たとえばBDと、DVD、CDとのカバー層の厚さの違いを用いる。制御回路126からの信号によって、CD、DVDレーザー制御回路108とBDレーザー制御回路113とを切り替えてレーザーを発光するとともに、フォーカス駆動回路122を駆動してフォーカスサーチを行う。そして、CD、DVD用受光素子120又はBD用受光素子121で検出した信号を信号処理回路125で処理し、ディスク判別手段132では信号処理回路125からの信号を用いて光ディスク媒体101の種類を判別する。
以下に具体的に説明する。
まず、BDレーザー制御回路113によってBDレーザーを発光し、フォーカス駆動回路122によってレンズ架台115を駆動し、フォーカスサーチを行う。フォーカスサーチを行うと、ディスク表面と記録層との反射光を検出する。DBの記録層は、1層の場合ではディスク表面から0.1mmの位置、2層の場合ではディスク表面から0.075mmと0.1mmの位置にあり、CD、DVDの記録層は、ディスク表面から1.2mmの位置にあり、DVDの記録層は、ディスク表面から0.6mmの位置にある。
BDの光学系は、作動距離が約0.3mmで設計されている。従って、BDレーザーでフォーカスサーチを行うと、レンズがディスクに衝突するまでサーチを行っても、光ディスク媒体101がCD、DVDの場合には、ディスク表面の反射光しか検出しないため、BDと、CD、DVDとの判別を行うことができる。
BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、BDと判別された場合には、その層数や、BD−R、−RE、−ROMの種別を判別する。BDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDと判別された場合は、CD、DVDレーザーでフォーカスサーチを行うことで、CDまたはDVDの区別やDVD規格のディスクの種類や層数(DVD−R,−RW、+R、+RW、−RAMなど)、CD規格の種類(CD−ROM、CD−R、CD−RW)を判別してそれぞれのディスク種別に最適なレーザー回路、信号処理系、内部ゲインが選択される。
次に、ステップ2で判別された光ディスク媒体の種類に合わせた回路選択に基づいてサーボONが行われ、ディスク情報読み取り処理が行われる(ステップ21)。
この際に読み取るディスク情報は、後述するカートリッジ専用ディスクであるか否かを判別するための最低限度のものでよい。ディスク情報は、一般的には物理情報であるディスク種別や層数などの情報、論理情報であるディスク容量やフォーマット種別などの情報があるが、ここでは、予めディスクに記録されている、ディスクカートリッジ内に入れられた光ディスク媒体101であることを示す何らかの情報を読み出せばよい。たとえば、データ領域の更に内側に記録される書き換え不可能なBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報(レーザー光によりストライプ状に反射膜を除去することにより記録した情報)や、PCA(Power Caribration Area)などのディスク最内周付近の特殊な領域に記録された識別情報(専用ディスクであることを示す特殊文字列)を記録しておき、それを読み出すことで実現される。
そして、ディスク判別手段132によって作動距離の短い光ディスク媒体101であるか否かを判別する(ステップ3)。作動距離はディスク種別や光学系の設計により異なるが、一般にカバー層が0.1mmと薄くNA値の大きいBDは作動距離が約0.3mmと非常に短く設計されており、これに比べてCD、DVDは作動距離が0.5〜0.6mmと比較的作動距離が長く設計されている。本実施例では、作動距離の短い光ディスク媒体101がBDであるとして説明する。
ステップ3で作動距離の短いBDであると判別した場合には、ディスクカートリッジ検出手段130によって、ディスクカートリッジ203入りの光ディスク媒体101か、ディスクカートリッジ203無しの光ディスク媒体101であるかを検出する(ステップ4)。ディスクカートリッジ203は、図2のようにトレイ202上に円形の光ディスク媒体101が載置される範囲外までの外形であるので、トレイ202上のディスク載置範囲外に物理的スイッチを設けることで、ディスクカートリッジ203の有無を検出することができる。この物理的スイッチの状態を、CPU127aにて検出する。ディスクカートリッジ203入りである場合には、カートリッジ識別手段131によって、このディスクカートリッジ203が作動距離の短いBD専用カートリッジであるか否かを識別する。
ピックアップ107のレンズ架台115には、図6及び図7に示すように、一般的にはレンズ保護のために対物レンズ118、119よりも高い位置にレンズプロテクタ502が設けられている。また、対物レンズ118、119は、レンズ中心から周辺部まで一定の距離があり、ディスク最外周のデータを読み取る際には、対物レンズ118、119の外形やレンズプロテクタ502は、ディスク最外周よりも外側にはみ出すことになる。更に、光ディスク媒体101やターンテーブル104には面ブレがあり、合焦状態を維持するためにフォーカス駆動回路122を制御してレンズ架台115を上下動させることが必要である。
一方、ディスクカートリッジ203は、従来DVD−RAMディスク用に設計されたものであり、作動距離0.3mmという短いディスクを想定していないため、図5に示すように、一般的にディスク外周部外に相当する箇所に、構造補強のためのブリッジ構造体501を備えている。従って、DVD−RAM用ディスクカートリッジ入りのBDでは、光ディスク媒体101の最外周付近のデータを記録、再生する際には、面ブレが大きいと、このブリッジ構造体501に対物レンズ118、119やレンズプロテクタ502が衝突してしまう。また、ブリッジ構造体501は、単に薄くするだけでは必要な強度を得られなくなってしまう。
以上のことより、図7に示すように、ブリッジ構造体701は、レンズ架台115から遠ざかる方向にシフトした構造となっている。このBD専用カートリッジは、DVD−RAM用ディスクカートリッジ(通常カートリッジ)との識別のためにトレイ202には専用カートリッジ検出孔が設けられており、専用カートリッジ検出孔に対応する位置にスイッチを設けることで専用カートリッジと通常カートリッジとを識別することができる。
本実施例では、カートリッジ識別手段131によって、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されていない場合には専用カートリッジであると識別し、カートリッジ有無スイッチが押された状態でかつ、専用カートリッジ検出孔に対応するスイッチが押されている場合には通常DVD−RAMカートリッジであると識別する。
通常DVD−RAMカートリッジ入りのBDであると識別した場合や、専用カートリッジ入りであってもディスクが専用ディスクでないと識別した場合には、非対応のディスクとカートリッジの組み合わせが使用されているので、起動処理停止手段134によって起動処理を停止する処理を行う(ステップ12)。
本実施例では、BD専用カートリッジを識別するカートリッジ識別手段131を備えた場合を例に説明したが、カートリッジ識別手段131を備えない場合でも同様に実施可能である。その場合、カートリッジがBD専用カートリッジか、通常DVD−RAMカートリッジかを識別することができないので、ディスク判別手段132によってカートリッジ入りのBDであると判別した場合で、かつカートリッジ専用ディスクでないと判別した場合には、ピックアップ107の損傷の可能性があるため、起動処理を停止する。
本発明にかかる光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法は、装置に装着されたディスクが作動距離の短い光ディスク媒体であるか否か、ディスクカートリッジの有無、ディスクカートリッジが専用カートリッジか否かにより、ピックアップの移動範囲を規制したり、起動処理を停止することにより、ピックアップのカートリッジ構造体への接触による損傷を防止することができる。

Claims (10)

  1. フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置において、
    前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するディスク装着手段と、
    装着した前記光ディスク媒体を回転させるディスク回転手段と、
    前記光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップと、
    前記ピックアップを前記光ディスク媒体の半径方向に移動させるピックアップ移動手段と、
    前記光ディスク媒体の種類を判別するディスク判別手段と、
    前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するディスクカートリッジ検出手段と、
    前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するカートリッジ識別手段と、
    前記ディスク判別手段が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記ディスクカートリッジ検出手段が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記カートリッジ識別手段が前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、前記ピックアップの移動範囲を規制する規制手段と、
    を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置において、
    前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するディスク装着手段と、
    装着した前記光ディスク媒体を回転させるディスク回転手段と、
    前記光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップと、
    前記ピックアップを前記光ディスク媒体の半径方向に移動させるピックアップ移動手段と、
    前記光ディスク媒体の種類を判別するディスク判別手段と、
    前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するディスクカートリッジ検出手段と、
    前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するカートリッジ識別手段と、
    前記ディスク判別手段が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記ディスクカートリッジ検出手段が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記カートリッジ識別手段が前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、起動処理を停止する起動処理停止手段と、
    を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ディスク記録再生装置において、
    前記専用カートリッジが専用カートリッジ検出孔を備え、前記カートリッジ識別手段では、前記専用カートリッジ検出孔の有無で前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別すること、
    を特徴とする光ディスク記録再生装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の光ディスク記録再生装置において、
    前記カートリッジ識別手段では、前記光ディスク媒体のBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報やPCA(Power Caribration Area)に記録された識別情報を読み出して前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別すること、
    を特徴とする光ディスク記録再生装置。
  5. 請求項1に記載の光ディスク記録再生装置において、
    前記規制手段では、前記ピックアップを前記光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制すること、
    を特徴とする光ディスク記録再生装置。
  6. フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、
    前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するステップと、
    装着した前記光ディスク媒体を回転させるステップと、
    前記光ディスク媒体の種類を判別するステップと、
    前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するステップと、
    前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップと、
    前記光ディスク媒体が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記光ディスク媒体が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記ディスクカートリッジが前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、前記光ディスク媒体に記憶された情報を光学的に読み取るピックアップの移動範囲を規制するステップと、
    を含むことを特徴とする光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法。
  7. フォーカス合焦時のピックアップレンズとディスク面間の作動距離が異なる複数種類の光ディスク媒体を記録または再生可能で、ディスクカートリッジ入りの前記光ディスク媒体及び前記ディスクカートリッジ無しの前記光ディスク媒体のいずれにも対応する光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、
    前記光ディスク媒体をディスク装着部に装着するステップと、
    装着した前記光ディスク媒体を回転させるステップと、
    前記光ディスク媒体の種類を判別するステップと、
    前記装置内に装着された前記光ディスク媒体が、前記ディスクカートリッジ入りか否かを検出するステップと、
    前記ディスクカートリッジが、前記作動距離の短い前記光ディスク媒体専用の専用カートリッジか、前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップと、
    前記光ディスク媒体が前記作動距離の短い前記光ディスク媒体であると判別し、かつ前記光ディスク媒体が前記ディスクカートリッジ入りであることを検出し、かつ前記ディスクカートリッジが前記専用カートリッジ以外のカートリッジであることを識別した場合には、起動処理を停止するステップと、
    を含むことを特徴とする光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方 法において、
    前記専用カートリッジが専用カートリッジ検出孔を備え、前記カートリッジ識別手段では、前記専用カートリッジ検出孔の有無で前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップ、
    を含むことを特徴とする光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法。
  9. 請求項6または請求項7に記載の光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、
    前記カートリッジ識別手段では、前記光ディスク媒体のBCA(Burst Cut Area)に記録された識別情報やPCA(Power Caribration Area)に記録された識別情報を読み出して前記専用カートリッジか前記専用カートリッジ以外のカートリッジかを識別するステップ、
    を含むことを特徴とする光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法。
  10. 請求項6に記載の光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法において、
    前記ピックアップの移動範囲を規制するステップでは、
    前記ピックアップを前記光ディスク媒体の外周部に割り当てられた交替領域に移動しないように規制すること、
    を特徴とする光ディスク記録再生装置のピックアップ保護方法。
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