JPH1125581A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH1125581A
JPH1125581A JP17836497A JP17836497A JPH1125581A JP H1125581 A JPH1125581 A JP H1125581A JP 17836497 A JP17836497 A JP 17836497A JP 17836497 A JP17836497 A JP 17836497A JP H1125581 A JPH1125581 A JP H1125581A
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JP
Japan
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disk
recording medium
shaped recording
diameter
pickup
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Application number
JP17836497A
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English (en)
Inventor
Susumu Niinuma
将 新沼
Hiroomi Watanabe
弘臣 渡辺
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はアダプタが嵌合された小径ディスク
あるいは通常のディスクのいずれかが装着されたかを検
出できることを課題とする。 【解決手段】 ピックアップ16は、ディスク11がタ
ーンテーブル12上にクランプされると、先ずディスク
11のTOC情報を読み取る。これによりディスク11
に記憶されている記憶容量が検出され、この記憶容量に
基づいてディスク判別が行われる。また、ピックアップ
16は、記憶容量に基づいて直径8cmの小径ディスク
が装着されたものと判別されたとき、アダプタ検出位置
に移動する。そして、ピックアップ16からのレーザ光
が反射してフォーカスサーボの引込みが行えた場合、記
憶容量の少ない直径12cmのディスク11が装着され
たことを確認できる。しかし、フォーカスサーボの引込
みが行なえないときは、直径8cmの小径ディスクが装
着されたことを確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に係
り、特に通常のディスクよりも直径の小さいディスク状
記録媒体の外周に環状に形成されたアダプタを嵌合させ
て装着されるよう構成したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CD−ROM等のディスク状記
録媒体が装着されるディスク装置においては、ディスク
状記録媒体をトレーに載置したり、あるいはカートリッ
ジに収納させずに直接ディスク挿入口に挿入させるダイ
レクトスロットイン機構を有するものがある。この種の
ディスク装置では、ディスク状記録媒体がディスク挿入
口に挿入されると、ディスク状記録媒体の外周が把持さ
れて自動的に所定装着位置までディスク状記録媒体を引
き込むディスク装着機構が設けられている。
【0003】また、記録媒体がCD−ROMの場合、直
径8cmの小径ディスクと直径12cmのディスクとが
ある。通常、直径12cmのCD−ROMが多く使用さ
れているが、なかには外径の小さい直径8cmのCD−
ROMもある。そのため、直径8cmのCD−ROM又
は直径12cmのCD−ROMであることを検出して夫
々サイズの異なるディスクを個別にガイドして装着させ
るディスク装着機構を有するディスク装置がある。この
場合、各サイズを検出するためにセンサと、ディスクの
直径に応じたディスクガイドや各ディスクの外径に対応
した把持機構が必要であった。
【0004】従って、アダプタを使用せずに直径8cm
のCD−ROM及び直径12cmのCD−ROMが直接
装着できる構成とされたディスク装置では、装着機構が
複雑化してしまい、製造コストが高価になってしまう可
能性が高かった。また、CD−ROMの場合、通常、直
径12cmのディスクが装着されるため、ディスク装着
機構の把持部材は直径12cmの外周を把持するように
寸法及び取付位置が決められている。そのため、直径8
cmのCD−ROMを装着する場合は、内径が8cmで
外径が12cmとされた環状のアダプタを外周に嵌合さ
せる。これにより、直径8cmのCD−ROMの外径が
見かけ上直径12cmとなり、ディスク装着機構の把持
部材に対応することができる。尚、アダプタは、合成樹
脂製の薄いドーナツ状に形成され、内周に直径8cmC
D−ROMの外周に係合される爪部が120度毎に設け
られている。
【0005】このように直径8cmのCD−ROMの場
合は、環状のアダプタを外周に嵌合させることにより、
ダイレクトスロットイン機構を有するディスク装置に装
着することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は上記の如く、直
径8cmのCD−ROMの外周にアダプタを嵌合させる
ことにより、直径8cmのCD−ROMの装着が可能に
なると共に装着機構が12cmのCD−ROMのみに対
応した構成であるので、構成が簡略化されている。しか
しながら、近年開発されたCD−ROM装置において
は、標準速度の16倍〜20倍の速度まで高速化されて
いる。
【0007】また、従来は、ディスクが装着されたこと
を検出するスイッチ等が設けられていた。このスイッチ
がオンになると、ディスクを装置内部に引き込む動作が
開始される。しかしながら、従来のディスク装置では、
アダプタの有無を識別することができず、ディスクのサ
イズも識別できなかった。そのため、アダプタが嵌合さ
れた直径8cmのCD−ROMの装着された場合でも直
径12cmのCD−ROMが装着された場合と同様に標
準速度の16倍〜20倍で高速回転させていた。
【0008】このように直径8cmのCD−ROMのよ
うにアダプタが嵌合された状態でディスクを高速回転さ
せると、アダプタの爪部が高速回転に耐えられずに直径
8cmのCD−ROMの外周から外れしまうことがあ
る。その場合、ディスクから外れたアダプタが装置内部
で引っ掛かってしまい、イジェクト動作が困難となるお
それがある。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決したディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、情報が記録された第1のディスク状記録
媒体又は該第1のディスク状記録媒体よりも小径で外周
に環状のアダプタが嵌合された第2のディスク状記録媒
体が挿入されたことを検出するディスク挿入検出手段
と、該ディスク挿入検出手段によりディスク挿入が検出
されたとき前記第1のディスク状記録媒体又は前記アダ
プタの外周を把持して装置内に引き込むディスク装着部
と、該ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体
を標準速度より高速で回転させるターンテーブルと、前
記ディスク状記録媒体に記憶された情報を光学的に読み
取るピックアップとを有するディスク装置において、前
記ディスク挿入検出手段によりディスク挿入が検出され
ると、前記第1のディスク状記録媒体又は前記第2のデ
ィスク状記録媒体に記録されたTOC情報を読み取るT
OC情報読み取り手段と、該TOC情報読み取り手段に
より読み取られたTOC情報に含まれている記憶容量か
ら前記ディスク装着部に装着された前記ディスク状記録
媒体の大きさを判別する記憶容量判別手段と、を備えて
なることを特徴とするものである。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、T
OC情報読み取り手段により読み取られたTOC情報に
含まれている記憶容量からディスク装着部に装着された
ディスク状記録媒体の大きさを判別するため、アダプタ
が嵌合された第2のディスク状記録媒体が挿入された場
合でもTOC情報に含まれている記憶容量に基づいて判
別することが可能となる。そのため、各ディスク状記録
媒体のサイズ及びアダプタの有無を識別することがで
き、各ディスク状記録媒体のサイズに応じた速度で情報
を読み取ることが可能になる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のディスク装置において、前記記憶容量判別手段
により前記第2のディスク状記録媒体が装着されたもの
と判別されたとき、前記ピックアップを前記アダプタに
対向する位置に移動させるピックアップ移動手段と、前
記ピックアップから照射されたレーザ光がフォーカスサ
ーボされたか否かを判定するフォーカスサーボ判定手段
と、該フォーカスサーボ判定手段によりレーザ光がフォ
ーカスサーボされたとき前記第1のディスク状記録媒体
が装着されたものと判別し、前記レーザ光がフォーカス
サーボされなかったとき前記第2のディスク状記録媒体
が装着されたものと判別するディスクサイズ判別手段
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0013】従って、請求項2記載の発明によれば、記
憶容量判別手段により第2のディスク状記録媒体が装着
されたものと判別されたとき、ピックアップをアダプタ
に対向する位置に移動させてピックアップから照射され
たレーザ光がフォーカスサーボされたとき第1のディス
ク状記録媒体が装着されたものと判別し、レーザ光がフ
ォーカスサーボされなかったとき第2のディスク状記録
媒体が装着されたものと判別するため、第1のディスク
状記録媒体の記憶容量が第2のディスク状記録媒体の規
定記憶容量以下であるときでも第1のディスク状記録媒
体であることを識別することができる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1及び請求項2記載のディスク装置において、前記記憶
容量判別手段又は前記ディスクサイズ判別手段により前
記第2のディスク状記録媒体が装着されたものと判別さ
れたとき、前記ターンテーブルが高速回転させることを
禁止する回転制御手段を備えてなることを特徴とするも
のである。
【0015】従って、請求項3記載の発明によれば、記
憶容量判別手段又はディスクサイズ判別手段により第2
のディスク状記録媒体が装着されたものと判別されたと
き、ターンテーブルを高速回転させることを禁止するた
め、アダプタが嵌合された第2のディスク状記録媒体が
装着された場合にはターンテーブルの回転速度を抑えて
アダプタが第2のディスク状記録媒体から外れることを
防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になるディスク装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、ディスク装置10は、直径8cmのCD−RO
M又は直径12cmのCD−ROMが装着されるCD−
ROM再生装置である。また、ディスク装置10は、デ
ィスク回転速度が標準速度の16倍〜20倍の高速回転
で情報を読み取るように構成されている。
【0017】ディスク装置10に装着されたディスク状
記録媒体(以下「ディスク」と称す)11は、ターンテ
ーブル12上にクランプされる。ターンテーブル12は
ディスクモータ13により回転駆動される。また、ディ
スク11が挿入されると、ディスク挿入センサ(ディス
ク挿入検出手段)14がディスク挿入動作に関連して検
出信号を出力する。尚、ディスク挿入センサ14は、デ
ィスク11自体を直接検出しても良いし、あるいはディ
スク11の挿入動作により動作するレバーなどの動作位
置を検出しても良い。また、ディスク挿入センサ14と
しては、光センサ等の非接触式センサでも良いし、ある
いはマイクロスイッチのような接触式のものでも良い。
【0018】ディスクモータ13はディスクモータ回路
15から出力された電流により回転数を制御される。タ
ーンテーブル12上にクランプされたディスク11が回
転駆動されると共にピックアップ16がディスク11の
アルミ蒸着された反射膜(記録面)にレーザ光を照射し
てディスク11に記録された情報を読み取る。ピックア
ップ16から出力された読み取り信号は、信号処理ユニ
ット17に供給される。ピックアップ16はディスク半
径方向に移動可能に設けられている。ディスク11の最
内周部のトラック(リードインエリア)のTOC領域に
は、TOC(Table of Contents)情報が記憶されてい
る。このTOC情報には、ディスク11に記憶されてい
る各情報の目次などと共にディスク11に記憶されてい
る情報の総記憶容量が含まれている。
【0019】そのため、ピックアップ16は、ディスク
11がターンテーブル12上にクランプされると、先ず
ディスク11のTOC情報を読み取る。これによりディ
スク11に記憶されている記憶容量が検出され、後述す
るようにこの記憶容量に基づいてディスク判別が行われ
る。また、ピックアップ16は、ターンテーブル12上
にクランプされたディスク11がTOC情報に含まれた
記憶容量に基づいて直径8cmの小径ディスクであると
判別されたとき、ディスク外周に嵌合されたアダプタに
対向するアダプタ検出位置に移動する。このアダプタ検
出位置は、本実施例においては直径12cmのディスク
11の最外周トラック位置に対応する位置である。
【0020】また、ピックアップ16の移動範囲の最外
周トラック位置には、ピックアップ検出用センサ20が
設けられている。このピックアップ検出用センサ20
は、マイクロスイッチあるいはフォトインタラプタ等か
らなり、ピックアップ16がアダプタ検出位置に移動し
たとき、その検出信号を出力する。そして、ピックアッ
プ16からのレーザ光がディスク11に照射されると、
アルミ蒸着された反射膜で光が反射してフォーカスサー
ボの引込みが行える。しかし、合成樹脂製のアダプタに
レーザ光が照射されたときは、十分な反射光が得られな
いので、フォーカスサーボの引込みが行なえない。その
ため、フォーカスサーボの引込みの有無によりディスク
サイズを判別することができる。
【0021】また、ピックアップ16から出力された読
み取り信号は、ピックアップサーボ回路18にもフィー
ドバックされる。ピックアップサーボ回路18は、この
読み取り信号に基づいてピックアップ16をトラッキン
グ方向に移動させる。マイクロコンピュータ19は、デ
ィスク挿入センサ14及び各回路からの信号が供給され
ると共に予めプログラムされた制御処理を実行する。
【0022】図2は直径12cmのディスク11がディ
スク装置10に挿入された状態を示す平面図である。フ
ロントベゼル25に設けられたディスク挿入口25aに
挿入されたディスク11は、ガイド溝26に沿って装置
内に移動する。ディスク11の挿入操作によりディスク
11の外周が所定挿入位置まで挿入されると、図1に示
すディスク挿入センサ14がオンに切り替わる。
【0023】このディスク挿入センサ14によりディス
ク11が所定挿入位置まで挿入されたことが検出される
と、この検出信号に基づいてディスクアーム27,28
が装着用モータ(図示せず)に駆動される。そのため、
ディスクアーム27,28は、反時計方向に回動される
ことにより両端部分に設けられたローラ27a,28a
がディスク11の外周に当接する。これにより、ディス
ク11はディスクアーム27,28に把持される。
【0024】さらに、ディスクアーム27,28は反時
計方向に回動すると共に、ディスク11をディスク収納
ユニット29の所定収納位置に収納される。そして、デ
ィスク11はディスク収納ユニット29に設けられたス
トックアーム30により保持される。ディスク収納ユニ
ット29に収納されたディスク11を再生する場合に
は、所望のディスクを指示するコマンドによりストック
アーム30及びディスクアーム27,28がモータ(図
示せず)により駆動されて回動する。これにより、ディ
スク11はディスク収納ユニット29からターンテーブ
ル12側へ移動する。
【0025】また、ディスク挿入口25aから挿入され
たディスク11は、直接ターンテーブル12にクランプ
させて再生させることもできる。この場合、ディスク1
1は、ディスク収納ユニット29に収納されずに、クラ
ンプ位置で停止される。図3はディスク11がクランプ
位置に移動した動作状態を示す平面図である。図3に示
すように、ストックアーム30及びディスクアーム2
7,28の回動動作によりディスク収納ユニット29か
ら引き出されたディスク11はターンテーブル12にク
ランプされるクランプ位置に至る。ディスクアーム2
7,28を駆動するモータは、ローディングアーム(図
示せず)の回動位置がフォトインタラプタ(図示せず)
によりクランプ位置に達したことが検出されると、停止
される。続いて、ターンテーブル12は上昇してディス
ク11をクランプする。そして、ディスク11は、ディ
スクモータ13により1倍速で回転される。このとき、
ピックアップ16は、ディスク11に記録されたTOC
情報を読み取る。
【0026】ここで、直径12cmのCD−ROMが装
着されたときのディスク検出について説明する。フロン
トベゼル25のディスク挿入口25aから直径12cm
のディスク11が装着されたときは、TOC情報に直径
12cmのディスク11に記憶された情報量に対応した
記憶容量が含まれている。この記憶容量が直径8cmの
小径ディスク11’に記憶可能な情報量よりも多い場
合、装着された記録媒体が直径12cmのディスク11
であることを判別できる。
【0027】次に直径8cmのCD−ROMの外周にア
ダプタが嵌合されたディスクが装着されたときのディス
ク検出について説明する。図4はアダプタ31が嵌合さ
れた小径ディスク11’が装着された状態を示すブロッ
ク図である。図4に示すように、フロントベゼル25の
ディスク挿入口25aから直径8cmの小径ディスク1
1’が装着された場合、TOC情報に直径8cmの小径
ディスク11’に記憶された情報量に対応した記憶容量
が含まれている。この記憶容量が直径12cmのディス
ク11の記憶可能な情報量よりも少ない場合、装着され
た記録媒体が直径8cmの小径ディスク11’であるこ
とを判別できる。
【0028】小径ディスク11’の外周には、環状に形
成されたアダプタ31が嵌合されている。これにより、
小径ディスク11’は、見かけ上直径12cmのディス
クとなり、ディスクアーム27,28に把持される。こ
のアダプタ31は、合成樹脂製であり、内周には小径デ
ィスク11’の外周に係合する爪31aが所定間隔で設
けられている。この爪31aは、強度が比較的弱いた
め、小径ディスク11’が高速回転した場合、小径ディ
スク11’から外れることがある。
【0029】次に上記構成とされたディスク装置10に
おいて、マイクロコンピュータ19が実行するモータ制
御処理につき説明する。図5はマイクロコンピュータ1
9が実行する処理を説明するためのフローチャートであ
る。マイクロコンピュータ19は、図5のステップS1
(以下「ステップ」を省略する)において、ディスク挿
入センサ14がオンかどうかをチェックする。そして、
ディスク11がディスク挿入口25aから挿入されてデ
ィスク挿入センサ14がオンになると、S2に進み、デ
ィスク11が装着されたターンテーブル12を1倍速で
回転させる。そして、ピックアップ16は、ディスク1
1の最内周トラックのTOC領域に記憶されているTO
C情報(データ管理情報)を読み取る。
【0030】次のS3では、TOC情報から当該ディス
クにどれだけの情報量が記憶されているかを抽出する。
そして、この情報量に対応する記憶容量が直径8cmの
小径ディスク11’で記憶可能な容量を超えているか否
かを判定する。このS3において、記憶容量が直径8c
mの小径ディスク11’の記憶可能な容量を超えている
と判断された場合、装着されたディスクが直径12cm
のディスク11であると判定する。
【0031】このように、ターンテーブル12に装着さ
れたディスクが直径12cmのディスク11であると判
定されたときは、S4に進み、16〜20倍速の高速回
転でターンテーブル12を回転させて高速読み取りを行
う。しかし、S3において、記憶容量が直径8cmの小
径ディスク11’の記憶可能な容量を超えていないと判
断された場合、装着されたディスクが直径8cmの小径
ディスク11’であると判定する。このように装着され
たディスクが直径8cmの小径ディスク11’であると
判定されたときは、S5に進む。
【0032】尚、上記のように記憶容量から直径8cm
の小径ディスク11’であると判定されたときは、直径
12cmのディスク11でありながら記憶された情報量
が少ない場合があるので、ピックアップ16によりディ
スクの直径を確認する。そのため、S5では、ピックア
ップ16をピックアップ検出用センサ20により検出さ
れる位置まで外周方向に移動させる。尚、ピックアップ
16が搭載されたキャリッジ(図示せず)を駆動するモ
ータ(図示せず)は、ピックアップ検出用センサ20か
らの検出信号により停止する。
【0033】次のS6では、ピックアップ16が最外周
トラック位置に到着すると、レーザ光を照射して反射光
の引込みを行う。直径12cmのディスク11が装着さ
れているときは、ピックアップ16からのレーザ光がア
ルミ蒸着された反射膜で焦点が一致するため、反射光の
光強度が強い。しかしながら、直径8cmの小径ディス
ク11’が装着されたときは、小径ディスク11’の外
周に嵌合されたアダプタ31にレーザ光が照射される。
アダプタ31には、アルミ蒸着された反射膜が形成され
ていないため、反射光の光強度が弱い。そして、反射光
により生成されるフォーカスエラー信号によりフォーカ
スサーボの引込みが行われる。
【0034】次のS7では、フォーカスサーボの引込み
をチェックしている。そして、S7において、フォーカ
ス引き込みがOKであるときは、記憶容量の少ない直径
12cmのディスク11が装着されたものと判断し、上
記S4に移行して16〜20倍速の高速回転でターンテ
ーブル12を回転させて高速読み取りを行う。しかし、
S7において、フォーカス引き込みができないときは、
直径8cmの小径ディスク11’が装着されたものと判
断してS8に進む。S8では、ターンテーブル12を高
速回転させることを禁止する。そのため、直径8cmの
小径ディスク11’が装着された場合、ターンテーブル
12は1倍速で回転されて読み取り動作が行われる。
【0035】このように、ディスクに記憶されているT
OC情報に含まれている記憶容量からディスクの大きさ
を判定した後、ピックアップ16のフォーカス動作によ
りディスク外径を検出することにより、ターンテーブル
12に装着されたディスク径を正確に判別することがで
きる。そして、直径12cmのディスク11が装着され
たときは、高速回転により高速読み出しが可能になり、
小径ディスク11’が装着されたときは1倍速による標
準速度の読み出しを行うようにモータ回転制御を行う。
【0036】そのため、アダプタ31が小径ディスク1
1’から外れることを防止でき、小径ディスク11’の
イジェクト動作を可能にしている。尚、上記説明では、
CD−ROMをディスク状記録媒体としたディスク装置
について説明したが、本発明ではこれに限るものではな
く、他の形式のディスクが装着される装置にも適用する
ことができる。
【0037】また、ピックアップ16の移動位置を検出
するセンサ20を設ける代わりにピックアップ16が最
内周位置からセンサ20に検出される位置までの移動時
間によりピックアップ16を停止させるようにしても良
い。また、ピックアップ16の代わりに光反射型のセン
サを設けて直接アダプタの有無あるいは反射膜の有無を
検出する構成とすることもできる。
【0038】また、上記実施例では、フォーカスサーボ
の引込みによりディスクサイズを判別したが、これに限
らず、例えば反射光の光強度の強弱からディスクサイズ
を判別することもできる。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、TOC情報読み取り手段により読み取られたTOC
情報に含まれている記憶容量からディスク装着部に装着
されたディスク状記録媒体の大きさを判別するため、ア
ダプタが嵌合された第2のディスク状記録媒体が挿入さ
れた場合でもTOC情報に含まれている記憶容量に基づ
いて判別することが可能となる。そのため、各ディスク
状記録媒体のサイズ及びアダプタの有無を識別すること
ができ、各ディスク状記録媒体のサイズに応じた速度で
情報を読み取ることが可能になる。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、記憶
容量判別手段により第2のディスク状記録媒体が装着さ
れたものと判別されたとき、ピックアップをアダプタに
対向する位置に移動させてピックアップから照射された
レーザ光がフォーカスサーボされたとき第1のディスク
状記録媒体が装着されたものと判別し、レーザ光がフォ
ーカスサーボされなかったとき第2のディスク状記録媒
体が装着されたものと判別するため、第1のディスク状
記録媒体の記憶容量が第2のディスク状記録媒体の規定
記憶容量以下であるときでも第1のディスク状記録媒体
であることを識別することができる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、記憶
容量判別手段又はディスクサイズ判別手段により第2の
ディスク状記録媒体が装着されたものと判別されたと
き、ターンテーブルを高速回転させることを禁止するた
め、アダプタが嵌合された第2のディスク状記録媒体が
装着された場合にはターンテーブルの回転速度を抑えて
アダプタが第2のディスク状記録媒体から外れることを
防止できる。そのため、外径の小さいディスクでもアダ
プタを使用して装着することができるので、各サイズ毎
の装着機構を設ける必要がなく、構成の簡略化及び製造
コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディスク装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】直径12cmのディスクがディスク装置に挿入
された状態を示す平面図である。
【図3】ディスクがクランプ位置に移動した動作状態を
示す平面図である。
【図4】アダプタが嵌合された小径ディスクが装着され
た状態を示すブロック図である。
【図5】マイクロコンピュータが実行する処理を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ディスク装置 11 ディスク 11’ 小径ディスク 12 ターンテーブル 13 ディスクモータ 14 ディスク挿入センサ 16 ピックアップ 19 マイクロコンピュータ 20 ピックアップ検出用センサ 27,28 ディスクアーム 31 アダプタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録された第1のディスク状記録
    媒体又は該第1のディスク状記録媒体よりも小径で外周
    に環状のアダプタが嵌合された第2のディスク状記録媒
    体が挿入されたことを検出するディスク挿入検出手段
    と、該ディスク挿入検出手段によりディスク挿入が検出
    されたとき前記第1のディスク状記録媒体又は前記アダ
    プタの外周を把持して装置内に引き込むディスク装着部
    と、該ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体
    を標準速度より高速で回転させるターンテーブルと、前
    記ディスク状記録媒体に記憶された情報を光学的に読み
    取るピックアップとを有するディスク装置において、 前記ディスク挿入検出手段によりディスク挿入が検出さ
    れると、前記第1のディスク状記録媒体又は前記第2の
    ディスク状記録媒体に記録されたTOC情報を読み取る
    TOC情報読み取り手段と、 該TOC情報読み取り手段により読み取られたTOC情
    報に含まれている記憶容量から前記ディスク装着部に装
    着された前記ディスク状記録媒体の大きさを判別する記
    憶容量判別手段と、 を備えてなることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のディスク装置におい
    て、 前記記憶容量判別手段により前記第2のディスク状記録
    媒体が装着されたものと判別されたとき、前記ピックア
    ップを前記アダプタに対向する位置に移動させるピック
    アップ移動手段と、 前記ピックアップから照射されたレーザ光がフォーカス
    サーボされたか否かを判定するフォーカスサーボ判定手
    段と、 該フォーカスサーボ判定手段によりレーザ光がフォーカ
    スサーボされたとき前記第1のディスク状記録媒体が装
    着されたものと判別し、前記レーザ光がフォーカスサー
    ボされなかったとき前記第2のディスク状記録媒体が装
    着されたものと判別するディスクサイズ判別手段と、 を備えてなることを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1及び請求項2記載のディス
    ク装置において、 前記記憶容量判別手段又は前記ディスクサイズ判別手段
    により前記第2のディスク状記録媒体が装着されたもの
    と判別されたとき、前記ターンテーブルを高速回転させ
    ることを禁止する回転制御手段を備えてなることを特徴
    とするディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054282A (ja) * 2005-03-17 2009-03-12 Panasonic Corp 光ディスク装置
US20100055312A1 (en) * 2008-09-04 2010-03-04 Tokyo Electron Limited Film deposition apparatus, substrate processing apparatus, film deposition method, and computer-readable storage medium

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