JP3567275B2 - スロットイン式光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスロットイン式光ディスク再生装置に係り、とくに、サイズと形状が異なる光ディスクでも確実に排出できるようにしたスロットイン式光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
直径12cmの通常のCDまたは直径8cmのシングルCDをトレイに載せることなくスロット部から直接挿入可能としたスロットイン式CDプレーヤが有る。従来のスロットイン式CDプレーヤのスロットイン式ローディング部を中心とした構成を図10に示す。1は前面パネルであり、12cmの通常のCD2又は8cmのシングルCD3を出し入れするスロット部4が設けられている。CD2またはシングルCD3の内、2aまたは3aは中心孔、2bまたは3bは信号が記録される信号記録面領域であり、光を反射する性質を持つ。2cまたは3cは中心孔2aまたは3aと信号記録面領域2bまたは3bの最内周との間の透明領域、2dまたは3dは信号記録面領域2bまたは3bの最外周とディスク最外周との間の狭い透明領域である。
【0003】
5は図示しないシャーシに装備されたスピンドルモータ(図示せず)により回転される回転部としてのターンテーブルであり、中央にはCD2またはシングルCD3の中心孔2aまたは3aが着脱自在に嵌合する凸部6が形成されている。7は光ピックアップであり、ターンテーブル5に装填されて所定の線速度で回転されるCD2またはシングルCD3の下側をディスク半径方向に移動しながら、信号記録面領域2bまたは3bにレーザビームを照射し、反射ビームを捕らえて光検出信号を出力する。この光検出信号から図示しないヘッドアンプでRF信号が生成され、更に信号処理部で音楽データの復調処理がされるようになっている。
【0004】
10は図示しないシャーシの上で稼働するスロットイン式ローディングメカ部、11はスロットイン式ローディングメカ部10と結合されて駆動力を発生するローディングモータ、12はローディングモータ11を駆動する駆動部であり、これら3者によりスロットイン式ローディング部が構成されている。スロットイン式ローディングメカ部10は、ディスク排出完了状態からローディングモータ11の正転でローディング駆動されると、スロット部4から挿入されたCD2またはシングルCD3を、内部のターンテーブル5の上へ移動したあと降下させ、中心孔2aまたは3aをターンテーブル5の凸部6に嵌合させてディスク装填状態とさせるローディング動作を行う。反対に、ディスク装填状態からローディングモータ11の逆転でアンローディング駆動されると、CD2またはシングルCD3を上昇させて中心孔2aまたは3aをターンテーブル5の凸部6から離脱させたあと、スロット部4の方向へ移動させるアンローディング動作を行う。
【0005】
13は図示しないシャーシに装備されたディスク検出部であり、一対の発光素子14、受光素子15から構成されている。このディスク検出部13はターンテーブル5の中心から見て真っ直ぐスロット部4の方向にCD2の半径とシングルCD3の半径の中間である10cm離れた所に設置されており、真上にCD2またはシングルCD3の信号記録面領域2bまたは3bが来ると、スロットイン式ローディングメカ部10に設けられた開口(図示せず)を通して発光素子14から出た光がCD2またはシングルCD3の信号記録面領域2bまたは3bで反射されたあと受光素子15で受光され、該受光素子15からディスク有りを示すHレベルの検出信号Aが出力される。ディスク検出部13の真上にCD2またはシングルCD3の信号記録面領域2bまたは3bが無いとき発光素子14から出た光が受光素子15で受光されず、該受光素子15からディスク無しを示すLレベルの検出信号Aが出力される。ディスクがターンテーブル5に装填状態にあるときのディスク検出部13の検出出力はディスクサイズを示す(Hレベルのとき12cm、Lレベルのとき8cm)。CD2またはシングルCD3がアンローディングされる際、発光素子14の光軸とCD2またはシングルCD3との交点の軌跡が中心孔2aまたは3aの丁度真ん中を横切るように配置されている。
【0006】
16はスロットイン式ローディングメカ部10がローディング動作を完了したとき機械的に接点が閉じることで、CD2またはシングルCD3のターンテーブル5に対する装填完了を検出し、Hレベルの検出信号Bを出力する装填完了検出部である。なお、CD2またはシングルCD3の中心孔2aまたは3aは、スロットイン式ローディングメカ部10がローディング動作を完了する前にターンテーブル5の凸部6に嵌合して装填完了状態となる。
【0007】
17はシャーシに装備された第1ディスク排出検出部であり、一対の発光素子18、受光素子19から構成されている。この第1ディスク排出検出部17は12cmのCD2が所定の排出位置に来たことを検出するためのものであり、ターンテーブル5の中心から見てスロット部4の側の斜め方向に所定距離離れた所に設置されており、アンローディング動作中、真上にCD2の信号記録面領域2bが在る間は、スロットイン式ローディングメカ部10に設けられた開口(図示せず)を通して発光素子18から出た光がCD2の信号記録面領域2bで反射されたあと受光素子19で受光され、該受光素子19からディスクが排出位置に来ていないことを示すHレベルの検出信号Cが出力される。アンローディング動作が進み、CD2がスロット部4からほぼ半分ほど外部に出たとき、第1ディスク排出検出部17の真上にCD2の縁が来て発光素子18の光軸上にCD2の信号記録領域2bが無い状態になり、発光素子18から出た光が受光素子19で受光されず、該受光素子19からディスクが排出位置に来たことを示すLレベルの検出信号Cが出力される。
【0008】
20はシャーシに装備された第2ディスク排出検出部であり、一対の発光素子21、受光素子22から構成されている。この第2ディスク排出検出部20は8cmのシングルCD3が所定の排出位置に来たことを検出するためのものであり、ターンテーブル5の中心から見てスロット部4の側の斜め方向に所定距離だけ離れた所に設置されており、アンローディング動作中、真上にシングルCD3の信号記録面領域3bが在る間は、スロットイン式ローディングメカ部10に設けられた開口(図示せず)を通して発光素子21から出た光がシングルCD3の信号記録面領域3bで反射されたあと受光素子22で受光され、該受光素子22からディスクが排出位置に来ていないことを示すHレベルの検出信号Dが出力される。アンローディング動作が進み、シングルCD3がスロット部4からほぼ半分ほど外部に出たとき、第2ディスク排出検出部20の真上にシングルCD3の縁が来て発光素子21の光軸上にシングルCD3の信号記録面領域3bが無い状態になり、発光素子21から出た光が受光素子22で受光されず、該受光素子22からディスクが排出位置に来たことを示すLレベルの検出信号Dが出力される。
【0009】
23はイジェクト操作を行うためのイジェクトキー、PLAYキー、STOPキーなど各種操作キーを有する操作部、24はプレーヤの全体的な制御を司るマイコン構成のコントロール部であり、ディスク非装填状態でCD2またはシングルCD3がスロット部4から挿入されたとき、スロットイン式ローディング部を制御してローディング動作を行わせ、反対にディスク装填状態でイジェクトキーが押されてイジェクト操作がされたとき、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を行わせる。また、コントロール部24はディスク装填状態でPLAYキーが押されるとスピンドルモータによりターンテーブル4を回転させながら、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ及び信号処理部から成る再生系を制御してCD2またはシングルCD3の再生を行わせる。
【0010】
図11と図12はコントロール部24の制御処理を示すフローチャート、図13〜図18はローディング/アンローディング動作の説明図であり、以下、これらの図を参照してスロットイン式CDプレーヤにおけるローディング/アンローディング動作を説明する。なお、最初、図10に示す如くCD2またはシングルCD3がターンテーブル5に未装填状態であり、A〜DがいずれもLレベルになっているものとする。
【0011】
ユーザがCD2またはシングルCD3をスロット部4から挿入し、信号記録面領域2bまたは3bがディスク検出部13の上に来て発光素子14から発射された光が受光素子15で受光されると、該受光素子15からディスク在りを示すHレベルの検出信号Aが出力される(図13(1)または図16(1)参照)。コントロール部24は検出信号AがHレベルに成るとディスクが挿入されたと判断し(図11のステップS10でYES)、駆動部12を制御してローディングモータ11を一定速度で正転させ、スロットイン式ローディングメカ部10をローディング駆動させる(ステップS11)。これにより、CD2またはシングルCD3はスロット部4からターンテーブル5に移動され、中心孔2aまたは3aが凸部6に嵌合する(図13(2)または図16(2)参照。この際、スロットイン式ローディングメカ部10に連動した図示しないチャッキングメカ部によりCD2またはシングルCD3がチャッキングされる)。この後、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作に連動して装填完了検出部16の接点が閉じ、ディスク装填完了を示すHレベルの検出信号Bが出力される。
【0012】
コントロール部24は検出信号BがHレベルに成るとディスク装填が完了したと判断し(ステップS12でYES)、駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するローディング駆動を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作を停止させる(ステップS13)。このとき、ディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして今回装填されたディスクのサイズを判別し、判別結果をSIZEデータとして記憶しておく(ステップS14)。具体的にはAがHレベルとなっていたときは、SIZEデータ=12cmとして記憶し、AがLレベルとなっていたときは、SIZEデータ=8cmとして記憶しておく。このようにしてCD2のターンテーブル5への装填が完了したとき、第1ディスク排出検出部17と第2ディスク排出検出部20の真上に信号記録面領域2bが来て、発光素子18から発射された光が受光素子19で受光され、該受光素子19からHレベルの検出信号Cが出力され、同様に、発光素子21から発射された光が受光素子22で受光され、該受光素子22からHレベルの検出信号Dが出力される(図13(2)参照)。シングルCD3のターンテーブル5への装填が完了したとき、第1ディスク排出検出部17の真上には信号記録面領域3bが来ずに、第2ディスク排出検出部20の真上に信号記録面領域3bが来て、発光素子18から発射された光が受光素子19で受光されず、該受光素子19からLレベルの検出信号Cが出力され、発光素子21から発射された光が受光素子22で受光され、該受光素子22からHレベルの検出信号Dが出力される(図16(2)参照)。
【0013】
このあと、操作部23でPLAYキーが押されるとコントロール部24はスピンドルモータによりターンテーブル5を回転させ、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ、信号処理部の再生系によりCD2またはシングルCD3を先頭から再生させ、CD2またはシングルCD3の最後まで再生が終わるか、STOPキーが押された所で再生を停止させる(ステップS15〜S19)。
【0014】
ディスクの再生停止中にユーザがターンテーブル5に装填状態に在るCD2またはシングルCD3を取り出したいとき、操作部23のイジェクトキーを押し、イジェクト操作を行う。すると、コントロール部24はステップS20でYESと判断し、図12のフローへ進む。なお、ディスクの再生中にイジェクト操作がされたときは、再生を停止させたあと図12のフローへ進む(ステップS21でYES、S22)。図12のフローではまず駆動部12を制御してローディングモータ11を一定速度で逆転させ、スロットイン式ローディングメカ部10をアンローディング駆動を開始させる(ステップS30)。最初、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作と連動してチャッキングメカ部によるチャッキングが解除する。続いて、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作により、CD2またはシングルCD3が上昇して中心孔2aまたは2bがターンテーブル5の凸部6から外れる(この段階で装填完了検出部16の接点が開き、検出信号BはLレベルに落ちる)。次に、CD2またはシングルCD3がスロット部4の方向に真っ直ぐ移動していく。
【0015】
コントロール部24はステップS30のあと、ディスク装填時に判別して記憶しておいたSIZEデータが12cmであれば、第1ディスク排出検出部17の検出信号Cがディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待ち(ステップS31、S32)、CがLレベルになったところで12cmのCD2の排出完了と判断し(図14(1)参照)、更に130 ms経過するのを待ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するアンローディング駆動を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作を停止させる(ステップS34、S35)。これにより、12cmのCD2の排出が完了し、ほぼCD2の半分がスロット部4から外部に出た状態となる(図14(2)参照)。このとき、ディスク検出部13と第2ディスク排出検出部20の上には信号記録面領域2bが来ており、検出信号AとDがHレベルとなるようになっている。
【0016】
これと異なり、ディスク装填時に判別して記憶しておいたSIZEデータが8cmであれば、第2ディスク排出検出部20の検出信号Dがディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待ち(ステップS31、S33)、DがLレベルになったところで8cmのシングルCD3の排出完了と判断し(図17(1)参照)、更に130 ms経過するのを待ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作を停止させる(ステップS34、S35)。これにより、8cmのシングルCD3の排出が完了し、ほぼシングルCD3の半分がスロット部4から外部に出た状態となる(図17(2)参照)。このとき、ディスク検出部13の上には信号記録面領域3bが来ており、検出信号AがHレベルとなるようになっている。
【0017】
CD2またはシングルCD3の排出を完了したあと、コントロール部24はディスク検出部13と第1ディスク排出検出部17と第2ディスク排出検出部20からの検出信号AとCとDが全てLレベルになったかのチェックと、第1ディスク排出検出部17又は第2ディスク排出検出部20からの検出信号C又はDがLレベルからHレベルに立ち上がったかのチェックを繰り返す(ステップS36、S37)。ユーザが排出完了後のCD2またはシングルCD3をスロット部4から取り出すと、少なくとも検出信号AまたはDまたはCのいずれか1つがディスク無しを示すLレベルになるので、コントロール部24はステップS36でYESと判断し、図11のステップS10に戻り、新たなCD2またはシングルCD3が挿入されるのを待つ。
若し、ユーザが一度排出されたCD2またはシングルCD3を再度聴取するため、CD2またはシングルCD3をスロット部4の中に押し込み、CD2またはシングルCD3の信号記録面領域2bまたは3bが第1ディスク排出検出部17または第2ディスク排出検出部20の上に来たとき、検出信号CまたはDのいずれかがLレベルからHレベルに立ち上がる(図15または図18参照)。すると、コントロール部24はステップS37でYESと判断し、図10のステップS11に進んで、前述と全く同様にしてローディング動作を行わせる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CDの中には図19(1)の符号30に示す如く、信号は8cmのシングルCD3と同じ範囲にしか記録されていないが、サイズは通常のCD2と同じ12cmのクールCDと称せられている規格外のものが有る。このクールCD30でも中心にはターンテーブル5の凸部6と着脱自在に嵌合する中心孔30aが開いている。そして、中心孔30aの外側で半径20mmまでが透明領域30c、透明領域30cの外側で半径38mmまでが信号記録面領域30bとなっており、この信号記録面領域30bの外側が全て透明領域30dとなっている。
【0019】
このクールCD30を上記したスロットイン式CDプレーヤに挿入した場合、信号記録面領域30bがディスク検出部13の上に来て検出信号AがHレベルになると(図20(1)参照)、あとはコントロール部24の制御で12cmの通常のCD2とほぼ同様にローディング動作が行われて図20(2)の如くディスク装填状態となるが、ディスク装填完了時のサイズ判別ではディスク検出部13の上に透明領域30dが来ているので、発光素子14から発射した光が反射されず受光素子15に入射しないため、SIZEデータが8cmとなる。よって、アンローディング動作は8cmのシングルCD3とほぼ同様になされ、アンローディング動作停止時は図21如くなり、スロット部4から一部が外に出るので、ユーザはクールCD30を取り出し可能となる。
【0020】
けれども、クールCDの中には図19(2)の符号31に示す如く、中心にはターンテーブル5の凸部6と着脱自在に嵌合する中心孔31aが開いており、中心孔31aの外側で半径20mmまでが透明領域31c、透明領域31cの外側で半径38mmまでが信号記録面領域31b、この信号記録面領域31bの外側が全て透明領域31dとなっており、更に、上面側に透明領域31cや31dの上まではみ出してラベル32が貼られたものがある。
【0021】
ラベル32は光に対し反射面として働くので、クールCD31を上記したスロットイン式CDプレーヤに挿入した場合、信号記録面領域31bまたはラベル32がディスク検出部13の上に来て検出信号AがHレベルになると(図22(1)参照)、あとはコントロール部24の制御で12cmの通常のCD2とほぼ同様にローディング動作が行われる。ここで例えば図22(2)の如くディスク装填状態となったとき、ディスク装填完了時のサイズ判別ではディスク検出部13の上にラベル32が来ているため、発光素子14から発射した光が反射されて受光素子15に入射するので、SIZEデータが12cmとなってしまう。すると、アンローディング動作は12cmのCD2と同様に第1ディスク排出検出部17でディスクが排出位置に来たことが検出されて検出信号CがLレベルになったあと、130 ms経過した時点で停止されることになる。例えば、イジェクト操作時点でのクールCD31の状態が図23(1)の如くなっており、ディスク検出部13の上にラベル32が来ていなかった場合、アンローディング動作開始後、直ぐにアンローディング動作が停止してしまうので、クールCD31はセットの中に入ったままとなり、取り出せなくなってしまうという不都合が生じていた(図23(2)参照)。ラベル32の貼られた領域に、ラベルの代わりに絵が描かれていた場合も全く同様の問題が生じていた。
本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、規格外れの光ディスクを挿入しても取り出し不能とならないようにできるスロットイン式光ディスク再生装置を提供することを、その目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、大小2種類のサイズの光ディスクを出し入れするスロット部と、光ディスクの記録信号を読み取り可能とするために回転する回転部と、スロット部から回転部へ光ディスクを移動させるローディング動作及び回転部からスロット部へ光ディスクを移動させるアンローディング動作をするスロットイン式ローディング部と、光ディスクのサイズを検出するための第1検出部と、スロットイン式ローディング部のローディング動作で光ディスクが回転部に装填状態になったことを検出する第2検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で大サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第3検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で小サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第4検出部と、光ディスク未装填時状態でスロット部から光ディスクが挿入されるとスロットイン式ローディング部を制御してローディング動作を開始させ、第2検出部で光ディスクが回転部に装填状態になったことが検出されるとローディング動作を停止させ、反対に光ディスク装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、第3検出部と第4検出部の内、第1検出部で検出されたディスクサイズに応じた側でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるローディング制御部と、を含むスロットイン式光ディスク再生装置において、ローディング制御部は、光ディスクが装填状態に在る間に第1検出部の検出出力からディスクサイズを複数回判別し、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、を特徴としている。
請求項1記載のスロットイン式光ディスク再生装置によれば、ディスクが装填状態に在る間に複数回ディスクサイズを判別する。イジェクト操作に従い、光ディスクのアンローディング動作をする際、複数回の判別結果がいずれも大サイズであったとき、実際のディスクサイズが大サイズでありかつ外周側がディスク検出可能な部分となっている場合が多いので、大サイズ用の第4検出部でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、スロット部から外側への排出量を大サイズの光ディスクに適した量とできる。反対に、複数の判別結果がいずれも小サイズであったとき、実際のディスクサイズが小サイズであるか、または実際のディスクサイズは大サイズであるが外周側がディスク検出不能な部分となっている規格外のディスクと考えられるので、小サイズ用の第3検出部でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、実際のディスクサイズが小サイズであれば、スロット部から外側への排出量を小サイズの光ディスクに適した量とでき、実際のディスクサイズが大サイズであってもスロット部から外側へ一定量を確実に排出でき、ユーザが取り出し不能とならないようにできる。
これと異なり、複数の判別結果が異なっていた場合、実際のディスクサイズは大サイズであるが外周側にディスク検出可能な部分とディスク検出不能な部分のいずれも存在する規格外のディスクと考えられるので、大サイズ用の第3検出部と小サイズ用の第4検出部の両方で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、スロット部から外側へ一定量を確実に排出でき、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。
本発明の請求項2記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、請求項1記載の装置において、ローディング制御部は、光ディスクの装填でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間アンローディング動作を進行させたあと、第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、を特徴としている。
請求項2記載のスロットイン式光ディスク再生装置によれば、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間アンローディング動作を進行させたあと、第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させる。2回の判別結果が異なっていた場合、実際のディスクサイズは大サイズであるが外周側にディスク検出可能な部分とディスク検出不能な部分のいずれも存在する規格外のディスクと考えられるので、まず、所定の一定時間アンローディング動作を進行させることで或る程度の排出量を確保できるようにしたあと、大サイズ用の第3検出部と小サイズ用の第4検出部の両方で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、より確実にスロット部から外側に排出させることができ、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。
請求項3記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、請求項1または2記載の装置において、ローディング制御部は、少なくとも光ディスクがローディング動作でディスク装填状態となった時点と、イジェクト操作がされた時点で第1検出部の検出出力からディスクサイズを判別するようにしたこと、を特徴としている。これにより、複数回のディスクサイズ判別時の光ディスクの向きが異なっている確率が高くなり、判別結果が光ディスクが規格に則ったディスクか、規格外のディスクかを反映する確率が高くなるので、より確実にスロット部から外側に排出させることができる。
本発明の請求項4記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、ローディング制御部は、光ディスクが装填状態に在る間に第1検出部の検出出力からディスクサイズを複数回判別し、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間アンローディング動作を進行させたあとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、を特徴としている。
請求項4記載のスロットイン式光ディスク再生装置によれば、複数回の判別結果が異なっていた場合、実際のディスクサイズは大サイズであるが外周側にディスク検出可能な部分とディスク検出不能な部分のいずれも存在する規格外のディスクと考えられるので、所定の一定時間アンローディング動作を進行させることで或る必要な排出量を確保させることができ、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。
請求項5記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、請求項4記載の装置において、ローディング制御部は、少なくとも光ディスクがローディング動作でディスク装填状態となった時点と、イジェクト操作がされた時点で第1検出部の検出出力からディスクサイズを判別するようにしたこと、を特徴としている。これにより、複数回のディスクサイズ判別時の光ディスクの向きが異なっている確率が高くなり、判別結果が光ディスクが規格に則ったディスクか、規格外のディスクかを反映する確率が高くなるので、より確実にスロット部から外側に排出させることができる。
本発明の請求項6記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、ローディング制御部は、光ディスクが装填状態に在る間に第1検出部の検出出力からディスクサイズを複数回判別し、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときと複数回の判別サイズが異なっているときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、を特徴としている。
請求項6記載のスロットイン式光ディスク再生装置によれば、ディスク装填完了時に1回目のディスクサイズの判別をするとともに、イジェクト操作時にも2回目のディスクサイズ判別をする。そして、複数回の判別結果が異なっていた場合、実際のディスクサイズは大サイズであるが外周側にディスク検出可能な部分とディスク検出不能な部分のいずれも存在する規格外のディスクと考えられるので、内周側に存在するディスク検出可能な部分を利用するため、小サイズ用の第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、規格外のディスクであっても確実にスロット部から外側に一定量排出させることができ、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。請求項7記載のスロットイン式光ディスク再生装置では、請求項6記載の装置において、ローディング制御部は、少なくとも光ディスクがローディング動作でディスク装填状態となった時点と、イジェクト操作がされた時点で第1検出部の検出出力からディスクサイズを判別するようにしたこと、を特徴としている。これにより、複数回のディスクサイズ判別時の光ディスクの向きが異なっている確率が高くなり、判別結果が光ディスクが規格に則ったディスクか、規格外のディスクかを反映する確率が高くなるので、より確実にスロット部から外側に排出させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一つの実施の形態を図1を参照して説明する。
図1は本発明に係るスロットイン式CDプレーヤの構成図であり、図10と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
24Aはプレーヤの全体的な制御を司るマイコン構成のコントロール部であり、ディスク未装填状態で直径12cmの通常のCD(図10の符号2参照)、直径8cmのシングルCD3、直径は12cmであるが信号記録領域はシングルCDと同じ範囲のクールCD31(または図19の符号31参照)など各種のCDがスロット部4から挿入されたとき、スロットイン式ローディングメカ部10、ローディングモータ11、駆動部12から成るスロットイン式ローディング部を制御してローディング動作を行わせ、ターンテーブル5に装填させる。反対にディスク装填状態でイジェクトキーが押されてイジェクト操作がされたとき、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を行わせ、所定位置に排出させる。また、コントロール部24Aはディスク装填状態でPLAYキーが押されるとスピンドルモータによりターンテーブル5を回転させながら、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ及び信号処理部から成る再生系を制御してディスクの再生を行わせる。
【0024】
コントロール部24Aは、ディスクをターンテーブル5に装填させた時、一度ディスク検出部13の検出出力からディスクサイズを判別して記憶しておく。そして、イジェクト操作がされた時再度、ディスク検出部13の検出出力からディスクサイズを判別し、2回の判別結果が同じ12cmの大サイズ(8cmの小サイズ)であれば、アンローディング動作を第1ディスク排出検出部17(第2ディスク排出検出部20)でディスクが排出位置に来たことが検出されると停止させる。若し、2回の判別結果が異なっていた場合、第1ディスク排出検出部17と第2ディスク排出検出部20でともにディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させる。
図1のその他の構成部分は図10と全く同様に構成されている。
【0025】
図2と図3はコントロール部24Aの制御処理を示すフローチャート、図4〜図6はアンローディング動作の説明図であり、以下、これらの図を参照してスロットイン式CDプレーヤにおけるローディング/アンローディング動作を説明する。なお、最初、ターンテーブル5はディスク未装填状態であり、A〜DがいずれもLレベルになっているものとする。
【0026】
(1)信号記録面領域以外に光を反射する部分が無いクールCD30の場合
ユーザが図19(1)に示すクールCD30をスロット部4から挿入し、信号記録面領域30bがディスク検出部13の上に来て発光素子14から発射された光が受光素子15で受光されると、該受光素子15からディスク在りを示すHレベルの検出信号Aが出力される(図20(1)参照)。コントロール部24Aは検出信号AがHレベルに成るとディスクが挿入されたと判断し(図2のステップS40でYES)、駆動部12を制御してローディングモータ11を一定速度で正転させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するローディング駆動を開始させ、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作を開始させる(ステップS41)。これにより、クールCD30はスロット部4からターンテーブル5に移動され、中心孔30aが凸部6に嵌合してディスク装填状態となる(図20(2)参照。この際、スロットイン式ローディングメカ部10に連動した図示しないチャッキングメカ部によりクールCD30がチャッキングされる)。この後、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作に連動して装填完了検出部16の接点が閉じ、ディスク装填完了を示すHレベルの検出信号Bが出力される。
【0027】
コントロール部24Aは検出信号BがHレベルに成るとディスク装填が完了したと判断し(ステップS42でYES)、駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するローディング駆動を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作を開始させる(ステップS43)。このとき、ディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして今回装填されたディスクのサイズを判別し、判別結果をSIZE1データとして記憶しておく(ステップS44)。ここでは、ディスク検出部13の上が透明領域30dなので、発光素子14から発射された光は受光素子15に入射せず、AがLレベルとなるのでSIZE1データ=8cmである。このようにクールCD30のターンテーブル5への装填が完了したとき、第2ディスク排出検出部20の真上に信号記録面領域30bが来て、発光素子21から発射された光が受光素子22で受光され、該受光素子22からHレベルの検出信号Dが出力される(図20(2)参照)。
【0028】
このあと、操作部23でPLAYキーが押されるとコントロール部24Aはスピンドルモータによりターンテーブル5を線速度一定で回転させ、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ、信号処理部の再生系によりクールCD30を先頭から再生させ、最後まで再生が終わるか、STOPキーが押された所で再生を停止させる(ステップS45〜S49)。
【0029】
再生停止後、ユーザがターンテーブル5に装填状態となっているクールCD30を取り出したいとき、操作部23のイジェクトキーを押し、イジェクト操作を行う。すると、コントロール部24AはステップS50でYESと判断し、図3のフローへ進む。なお。再生中にイジェクト操作をしたとき、コントロール部24Aは再生を停止させたあと図3のフローへ進む(ステップS51、S52)。図3のフローでは、コントロール部24Aはまず、その時点でディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして現在装填済のCDのサイズを判別し、判別結果をSIZE2データとして記憶する(ステップS60)。ここでもSIZE2データは8cmとなる(図20(2)参照)。そして、駆動部12を制御してローディングモータ11を一定速度で逆転させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するアンローディング駆動を開始させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作を開始させる(ステップS61)。最初、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作と連動してチャッキングメカ部によるチャッキングが解除する。続いて、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作により、クールCD30が上昇して中心孔30aがターンテーブル5の凸部6から外れる(この段階で装填完了検出部16の接点が開き、検出信号BはLレベルに落ちる)。次に、クールCD30がスロット部4の方向に真っ直ぐ移動していく。
【0030】
コントロール部24AはステップS61のあと、ローディング動作でディスクをターンテーブル5に装填状態にした直後に判別して記憶しておいたSIZE1データとイジェクト操作時に判別したSIZE2データの比較を行う(ステップS62、S68)。ここではともに同じ8cmなので、実際のディスクサイズが8cmのシングルCD(図1の符号3参照)であるか、または実際のディスクサイズが12cmのクールCDであるが、外周側の透明領域30dにラベルや絵がなく、ディスク検出不能となっているクールCD(図19(1)の符号30参照)と判断し、小サイズ用の第2ディスク排出検出部20の検出信号Dがディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待つ(ステップS63)。
【0031】
DがLレベルになったところでディスクが排出位置に来たと判断し、更に130msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するアンローディング駆動を停止させてアンローディング動作を停止させる(ステップS64、S65)。これにより、クールCD30のほぼ半分がスロット部4から外部に排出された状態となり、ユーザが取り出し不能となることはない(図4(1)参照)。ステップS64で130 msの待ち時間を取ることで、信号記録面領域30bを第2ディスク排出検出部20から離れた位置に来るようにし、振動が起きても誤って第2ディスク排出検出部20がHレベルを出力しないようにできる。アンローディング動作が停止したとき、信号記録領域30bがディスク検出部13の上に来るので、検出信号AはHレベルとなる。
【0032】
排出が完了したクールCD30を取り出すと、ディスク検出部13がディスク無しを示すLレベルの検出信号を出力するので、コントロール部24AはステップS66でYESと判断し、図2のステップS40に戻る。
若し、ユーザが一度排出されたクールCD30を再度聴取するため、クールCD30をスロット部4の中に押し込み、信号記録面領域30bが第2ディスク排出検出部20の上に来たとき、検出信号DがLからHレベルに変わる(図4(2)参照)。すると、コントロール部24AはステップS67でYESと判断し、図2のステップS41に進んで、前述と全く同様にしてローディング動作を行わせる。
【0033】
(2)通常の8cmのシングルCDを挿入した場合
クールCD30を取り出し、代わりに図1に示す8cmのシングルCD3をスロット部4から挿入した場合、(1)と全く同様にしてディスク検出部13の上に信号記録面領域30bが来てHレベルの検出信号Aが入力されると(図16(1)参照)、ローディング駆動を開始させ、装填完了検出部16からHレベルの検出信号Bが出力された所でローディング駆動を停止させる(図2のステップS40〜S43。図16(2)参照)。そして、ディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして今回装填されたディスクのサイズを判別し、判別結果をSIZE1データとして記憶しておく(ステップS44)。ここでは、AがLレベルとなるのでSIZE1データ=8cmとなる。
このあと、操作部23でPLAYキーが押されるとコントロール部24Aはスピンドルモータによりターンテーブル5を線速度一定で回転させ、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ、信号処理部の再生系によりシングルCD3を先頭から再生させ、最後まで再生が終わるか、STOPキーが押された所で再生を停止させる(ステップS45〜S49)。
【0034】
再生停止後、ユーザがターンテーブル5に装填状態となっているシングルCD3を取り出したいとき、操作部23のイジェクトキーを押し、イジェクト操作を行う。すると、コントロール部24AはステップS50でYESと判断し、図3のフローへ進む。なお。再生中にイジェクト操作をしたとき、コントロール部24Aは再生を停止させたあと図3のフローへ進む(ステップS51、S52)。図3のフローでは、コントロール部24Aはまず、その時点でディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして現在装填済のCDのサイズを判別し、判別結果をSIZE2データとして記憶する(ステップS60)。ここでもSIZE2データは8cmとなる(図16(2)参照)。そして、アンローディング駆動を開始させ(ステップS61)、ローディング動作でターンテーブル5に装填状態とされた直後に判別して記憶しておいたSIZE1データとイジェクト操作時に判別したSIZE2データの比較を行い(ステップS62、S68)、ともに同じ8cmなので、実際のディスクサイズが8cmのシングルCD3であるか、または実際のディスクサイズが12cmのクールCDであるが、外周側の透明領域30dにラベルや絵がなく、ディスク検出不能となっているタイプのクールCD(図19(1)の符号30参照)と判断し、小サイズ用の第2ディスク排出検出部20の検出信号Dがディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待つ(ステップS63)。DがLレベルになったところでディスクの排出完了と判断し(ステップS64。図17(1)参照)、更に130 msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するアンローディング駆動を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作を停止させる(ステップS65、S66)。これにより、8cmのシングルCD3に適った排出量を確保でき、スロット部4からほぼ半分を外に出すことができる(図17(2)参照)。
【0035】
(3)通常の12cmのCDを挿入した場合
シングルCD3を取り出し、代わりに図10に示す12cmの通常のCD2をスロット部4から挿入した場合、ディスク検出部13の上に信号記録面領域2bが来てHレベルの検出信号Aが入力されると、ローディング駆動を開始させ(図2のステップS40、S41。図13(1)参照)、装填完了検出部16からHレベルの検出信号Bが出力された所でローディング駆動を停止させる(ステップS42、S43。図13(2)参照)。そして、ディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして今回装填されたディスクのサイズを判別し、判別結果をSIZE1データとして記憶しておく(ステップS44)。ここでは、信号記録面領域2bがディスク検出部13の上に来てAがHレベルとなるのでSIZE1データ=12cmとなる。
このあと、操作部23でPLAYキーが押されるとコントロール部24Aはスピンドルモータによりターンテーブル5を線速度一定で回転させ、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ、信号処理部の再生系によりCD2を先頭から再生させ、最後まで再生が終わるか、STOPキーが押された所で再生を停止させる(ステップS45〜S49)。
【0036】
再生停止後、ユーザがターンテーブル5に装填状態となっているCD2を取り出したいとき、操作部23のイジェクトキーを押し、イジェクト操作を行う。すると、コントロール部24AはステップS50でYESと判断し、図3のフローへ進む。なお。再生中にイジェクト操作をしたとき、コントロール部24Aは再生を停止させたあと図3のフローへ進む(ステップS51、S52)。図3のフローでは、コントロール部24Aはまず、その時点でディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして現在装填済のCDのサイズを判別し、判別結果をSIZE2データとして記憶する(ステップS60)。ここでもSIZE2データは12cmとなる。そして、アンローディング駆動を開始させ、ローティング動作で光ディスクがターンテーブル5に装填状態とされた直後に判別して記憶しておいたSIZE1データとイジェクト操作時に判別したSIZE2データの比較を行い、ともに同じ12cmなので、実際のディスクサイズが12cmで外周側がディスク検出可能な光反射部分となっているCDと判断し、大サイズ用の第1ディスク排出検出部17の検出信号Cがディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待つ(ステップS61、S62、S68、S69)。第1ディスク排出検出部17の上に信号記録面領域2bが無い状態となり、CがLレベルになったところでディスクが排出位置に来たと判断し(ステップS69でYES、図14(1)参照)、更に130 msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング駆動を停止させる(ステップS64、S65。図14(2)参照)。これにより、スロット部4から外側へ12cmのサイズのCD2に適した排出量を確保でき、ユーザが取り出し不能とならない。
【0037】
(4)外周側の透明領域にはみ出してラベルが貼られたクールCDの場合
ユーザが図19(2)に示すクールCD31をスロット部4から挿入し、信号記録領域31bまたはラベル32がディスク検出部13の上に来て発光素子14から発射された光が受光素子15で受光されると、該受光素子15からディスク在りを示すHレベルの検出信号Aが出力される(図22(1)参照)。コントロール部24Aは検出信号AがHレベルに成るとディスクが挿入されたと判断し(図2のステップS40でYES)、駆動部12を制御してローディングモータ11を一定速度で正転させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するローディング駆動を開始させ、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作を開始させる(ステップS41)。これにより、クールCD31はスロット部4からターンテーブル5に移動され、中心孔31aが凸部6に嵌合して装填状態となる(この際、スロットイン式ローディングメカ部10に連動した図示しないチャッキングメカ部によりクールCD31がチャッキングされる)。この後、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング動作に連動して装填完了検出部16の接点が閉じ、ディスク装填完了を示すHレベルの検出信号Bが出力される。
【0038】
コントロール部24Aは検出信号BがHレベルに成るとディスク装填が完了したと判断し(ステップS42でYES)、駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のローディング駆動を停止させる(ステップS43)。このとき、ディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして今回装填されたディスクのサイズを判別し、判別結果をSIZE1データとして記憶しておく(ステップS44)。ここでは、ラベル32がディスク検出部13の上に来ており、発光素子14から発せられた光がラベル32の裏面で反射して受光素子15に入射し、AがHレベルであったのでSIZE1データ=12cmとなったものとする(図22(2)参照)。このようにクールCD31のターンテーブル5への装填が完了したとき、第2ディスク排出検出部20の真上に信号記録領域31bが来て、発光素子21から発射された光が受光素子22で受光され、該受光素子22からHレベルの検出信号Dが出力される。
【0039】
このあと、操作部23でPLAYキーが押されるとコントロール部24Aはスピンドルモータによりターンテーブル5を線速度一定で回転させ、光ピックアップ7、図示しないヘッドアンプ、信号処理部の再生系によりクールCD31を先頭から再生させ、最後まで再生が終わるか、STOPキーが押された所で再生を停止させる(ステップS45〜S49)。
【0040】
再生停止後、ユーザがターンテーブル5に装填状態となっているクールCD31を取り出したいとき、操作部23のイジェクトキーを押し、イジェクト操作を行う。すると、コントロール部24AはステップS50でYESと判断し、図3のフローへ進む。なお。再生中にイジェクト操作をしたとき、コントロール部24Aは再生を停止させたあと図3のフローへ進む(ステップS51、S52)。図3のフローでは、コントロール部24Aはまず、その時点でディスク検出部13から入力された検出信号Aをチェックして現在装填済のCDのサイズを判別し、判別結果をSIZE2データとして記憶する(ステップS60)。ここでは図5(1)の如くなっていたとすると、ディスク検出部13の上にラベル32が無く、AがLレベルなのでSIZE2データ=8cmとなる。ステップS60に続いて、駆動部12を制御してローディングモータ11を一定速度で逆転させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するアンローディング駆動を開始させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作を開始させる(ステップS61)。最初、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作と連動してチャッキングメカ部によるチャッキングが解除する。続いて、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作により、クールCD31が上昇して中心孔31aがターンテーブル5の凸部6から外れる(この段階で装填完了検出部16の接点が開き、検出信号BはLレベルに落ちる)。次に、クールCD31がスロット部4の方向に真っ直ぐ移動していく。
【0041】
コントロール部24AはステップS61のあと、ローディング動作でターンテーブル5に装填状態とされた直後に判別して記憶しておいたSIZE1データとイジェクト操作時に判別したSIZE2データの比較を行い(ステップS62、S68)、不一致なので、ディスクサイズは12cmであるが、外周側にディスク検出可能な光反射部分とディスク検出不能な光透過部分のいずれも存在する異形ディスクと判断し、大サイズ用の第1ディスク排出検出部17の検出信号Cと小サイズ用の第2ディスク排出検出部20の検出信号Dがともにディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待つ(ステップS70)。CとDがともにLレベルになったところで規格外の光ディスク用の排出位置に来たと判断し(ステップS70でYES、図5(2)参照)、更に130 msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10に対するアンローディング駆動を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング動作を停止させる(ステップS64、S65。図6参照)。これにより、少なくともスロット部4から外部へ、前述したクールCD30の場合と同じ排出量を確保でき、ユーザが取り出し不能となることはない。
【0042】
なお、ステップS62、S68において、SIZE1データが8cm、SIZE2データが12cmであったときも同様にステップS70へ進み、CとDがともにLレベルになったところで規格外の光ディスク用の排出位置に来たと判断し、更に130 msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング駆動を停止させる(ステップS64、S65)。
【0043】
若し、SIZE1データとSIZE2データがともに8cmとなったときは、コントロール部24Aは8cmのシングルCDか、またはディスクサイズが12cmのクールCDであるが、外周側の透明領域30dにラベルや絵がなく、ディスク検出不能となっているタイプのクールCDと判断し、小サイズ用の第2ディスク排出検出部20の検出信号Dがディスクが排出位置に来たことを示すLレベルになるのを待つ(ステップS62でYES、S63)。そして、DがLレベルになったところでディスクが排出位置に来たと判断し、更に130 msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング駆動を停止させる(ステップS64、S65)。これにより、少なくともスロット部4から外側へ、前述したクールCD30の場合と同じ量だけ確実に排出でき、ユーザが取り出し不能となることはない。
【0044】
この実施の形態によれば、コントロール部24Aはローディング動作で光ディスクがターンテーブル5に装填状態とされた直後に1回目のディスクサイズの判別をするとともに、イジェクト操作時にまだ光ディスクがターンテーブル5に装填状態となっている時に2回目のディスクサイズ判別をする。そして、2回の判別結果がともに同じで12cmの大サイズであった場合、通常のCDの如く、実際のディスクサイズが12cmでありかつ外周側がディスク検出可能な反射部分となっていると考えられるので、通常のCD用の第1ディスク排出検出部17で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、スロット部4から外側へ確実に12cmサイズのCDに適した位置まで排出できる。
【0045】
反対に、2回の判別結果がともに同じ場合にで8cmであった場合、シングルCDであるか、または実際のディスクサイズは12cmであるが外周側がディスク検出不能な光透過部分となっていると考えられるので、シングルCD用の第2ディスク排出検出部20で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、実際のディスクが8cmのシングルCDであれば、スロット部4から外側へ、一定の排出量を確保でき、ディスクサイズが12cmのクールCDであってもスロット部4から外側へ、一定の排出量を確保できるのでユーザが取り出し不能となることはない。
【0046】
これと異なり、2回の判別結果が異なっていた場合、実際のディスクサイズは12cmであるが外周側にディスク検出可能な光を反射する部分とディスク検出不能な透明部分のいずれも存在する異形ディスクと判断し、12cmの通常CD用の第1ディスク排出検出部17と8cmシングルCD用の第2ディスク排出検出部20の両方でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させることで、スロット部4から外側へ、一定の排出量を確保できるのでユーザが取り出し不能となることはない。
また、上記した実施の形態では、ディスクサイズの2回の判別を、ディスクがターンテーブル5に装填状態に在る間で最も時間的に離れた時点で行うので、2つの判別時点で光ディスクの向きが変わっている確率が高くなり、2つの判別結果の一致、不一致が光ディスクが規格に則ったディスクか、規格外のディスクかを反映する確率が高くなる。よって、規格外の光ディスクに対して、スロット部4から外側へ、確実に一定の排出量を確保することができる。
【0047】
なお、図3のフローを図7の如く変形し、ステップS62、S68において、SIZE1データとSIZE2データが不一致であったとき、まず、所定の一定時間T(例えば、通常のCD2に対するアンローディング駆動開始から停止までに要する平均的な時間をT、シングルCD3に対するアンローディング駆動開始から停止までに要する平均的な時間をTとして、T=T−130 msまたはT=3T/4またはT=T−130 msまたはT=(T+T)/2などとする)だけ経過するのを待ち(ステップS71)、しかるのち、CとDがともにLレベルになったところで規格外の光ディスクが排出位置に来たと判断し(ステップS70)、更に130 msの待ち時間を取ったあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング駆動を停止させるようにしても良い。このようにすれば、規格外の光ディスクに対し最低必要な排出量をより確実に確保することができ、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。
【0048】
また、図3のフローを図8の如く変形し、ステップS62、S68において、SIZE1データとSIZE2データが不一致であったとき、まず、所定の一定時間T´(例えば、通常のCD2に対するアンローディング駆動開始から停止までに要する平均的な時間をT、シングルCD3に対するアンローディング駆動開始から停止までに要する平均的な時間をTとして、T´=T+ΔTまたはT´=T+ΔTまたはT´=(T+T)/2+ΔT。但し、ΔTは例えば0〜150 ms程度の時間)だけ経過するのを待ち(ステップS72)、しかるのち、ステップS65へ進み、駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング駆動を停止させるようにしても良い。このようにしても、規格外の光ディスクに対し最低必要な排出量を確実に確保することができ、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。
【0049】
また、図3のフローを図9の如く変形し、ステップS62、S68において、SIZE1データとSIZE2データが不一致であったとき、少なくともシングルCDと同じ排出量を確保できるようにするため、ステップS63に進み、第2ディスク排出検出部20の検出信号DがHレベルになるのを待ち、DがLになったところで更に130 ms経過したあと駆動部12を制御してローディングモータ11を停止させ、スロットイン式ローディングメカ部10のアンローディング駆動を停止させるようにしても良い。このようにしても、規格外の光ディスクに対し最低必要な排出量を確実に確保することができ、ユーザが取り出し不能となるのを回避できる。
図3、図7、図8、図9のステップS64の待ち時間は130 ms以外の50ms、100 ms、150 msなどの時間に設定しても良く、或いはこのステップを省略しても良い。
【0050】
また、上記した実施の形態では、ディスクサイズの判別を、ローディング動作によりディスクがターンテーブル5に装填状態とされた直後と、イジェクト操作がされた時点で行うようにしたが、本発明は何らこれに限定されず、ディスクがターンテーブル5に装填状態に在る間の適当な時点(例えば、再生開始直前、再生停止直後、再生中など)で複数回判別するようにしても良い。そして、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第1ディスク排出検出部17で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第2ディスク排出検出部20で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしても良い。
【0051】
図7の場合も、ディスクがターンテーブル5に装填状態に在る間の適当な所定時点(例えば、1回目の再生開始直前、1回目の再生停止直後、再生中など)で複数回判別するようにし、そして、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第1ディスク排出検出部17で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第2ディスク排出検出部20で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間Tだけ経過するのを待ち、しかるのち、第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしても良い。
【0052】
図8の場合も、ディスクがターンテーブル5に装填状態に在る間の適当な所定時点(例えば、1回目の再生開始直前、1回目の再生停止直後、再生中など)で複数回判別するようにし、そして、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第1ディスク排出検出部17で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第2ディスク排出検出部20で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間T´だけ経過するのを待ち、しかるのち、アンローディング動作を停止させるようにしても良い。
【0053】
図9の場合も、ディスクがターンテーブル5に装填状態に在る間の適当な所定時点(例えば、1回目の再生開始直前、1回目の再生停止直後、再生中など)で複数回判別するようにし、そして、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第1ディスク排出検出部17で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときと複数回の判別サイズが異なっているときは第2ディスク排出検出部20で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、規格と異なる光ディスクであっても、確実に外部に排出することができ、取り出しづらくなる不便を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るスロットイン式CDプレーヤの構成図である。
【図2】図1中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図3】図1中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図4】図1のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図5】図1のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図6】図1のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図7】図3の変形例に係るフローチャートである。
【図8】図3の変形例に係るフローチャートである。
【図9】図3の変形例に係るフローチャートである。
【図10】従来のスロットイン式CDプレーヤの構成図である。
【図11】図10中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図12】図10中のコントロール部の制御処理を示すフローチャートである。
【図13】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図14】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図15】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図16】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図17】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図18】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図19】規格と異なるタイプのCDの外観図である。
【図20】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図21】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図22】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【図23】図10のローディング/アンローディング動作の説明図である。
【符号の説明】
2 CD 2a、3a、30a、31a 中心孔
2b、3b、30b、31b 信号記録面領域
2c、2d、3c、3d、30c、30d、31c、31d 透明領域
3 シングルCD 4 スロット部
5 ターンテーブル 6 凸部
10 スロットイン式ローディングメカ部
11 ローディングモータ 12 駆動部
13 ディスク検出部 14、18、21 発光素子
15、19、22 受光素子 16 装填完了検出部
17 第1ディスク排出検出部 20 第2ディスク排出検出部
23 操作部 24A コントロール部

Claims (7)

  1. 大小2種類のサイズの光ディスクを出し入れするスロット部と、光ディスクの記録信号を読み取り可能とするために回転する回転部と、スロット部から回転部へ光ディスクを移動させるローディング動作及び回転部からスロット部へ光ディスクを移動させるアンローディング動作をするスロットイン式ローディング部と、光ディスクのサイズを検出するための第1検出部と、スロットイン式ローディング部のローディング動作で光ディスクが回転部に装填状態になったことを検出する第2検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で大サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第3検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で小サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第4検出部と、光ディスク未装填時状態でスロット部から光ディスクが挿入されるとスロットイン式ローディング部を制御してローディング動作を開始させ、第2検出部で光ディスクが回転部に装填状態になったことが検出されるとローディング動作を停止させ、反対に光ディスク装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、第3検出部と第4検出部の内、第1検出部で検出されたディスクサイズに応じた側でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるローディング制御部と、を含むスロットイン式光ディスク再生装置において、
    ローディング制御部は、ディスクが装填状態に在る間に第1検出部の検出出力からディスクサイズを複数回判別し、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、
    を特徴とするスロットイン式光ディスク再生装置。
  2. ローディング制御部は、光ディスクの装填でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間アンローディング動作を進行させたあと、第3検出部と第4検出部でともに光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、
    を特徴とする請求項1記載のスロットイン式光ディスク再生装置。
  3. ローディング制御部は、少なくとも光ディスクがローディング動作でディスク装填状態となった時点と、イジェクト操作がされた時点で第1検出部の検出出力からディスクサイズを判別するようにしたこと、
    を特徴とする請求項1または2記載のスロットイン式光ディスク再生装置。
  4. 大小2種類のサイズの光ディスクを出し入れするスロット部と、光ディスクの記録信号を読み取り可能とするために回転する回転部と、スロット部から回転部へ光ディスクを移動させるローディング動作及び回転部からスロット部へ光ディスクを移動させるアンローディング動作をするスロットイン式ローディング部と、光ディスクのサイズを検出するための第1検出部と、スロットイン式ローディング部のローディング動作で光ディスクが回転部に装填状態になったことを検出する第2検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で大サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第3検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で小サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第4検出部と、光ディスク未装填時状態でスロット部から光ディスクが挿入されるとスロットイン式ローディング部を制御してローディング動作を開始させ、第2検出部で光ディスクが回転部に装填状態になったことが検出されるとローディング動作を停止させ、反対に光ディスク装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、第3検出部と第4検出部の内、第1検出部で検出されたディスクサイズに応じた側でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるローディング制御部と、を含むスロットイン式光ディスク再生装置において、
    ローディング制御部は、光ディスクが装填状態に在る間に第1検出部の検出出力からディスクサイズを複数回判別し、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズが異なっているときは所定の一定時間アンローディング動作を進行させたあとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、
    を特徴とするスロットイン式光ディスク再生装置。
  5. ローディング制御部は、少なくとも光ディスクがローディング動作でディスク装填状態となった時点と、イジェクト操作がされた時点で第1検出部の検出出力からディスクサイズを判別するようにしたこと、
    を特徴とする請求項4記載のスロットイン式光ディスク再生装置。
  6. 大小2種類のサイズの光ディスクを出し入れするスロット部と、光ディスクの記録信号を読み取り可能とするために回転する回転部と、スロット部から回転部へ光ディスクを移動させるローディング動作及び回転部からスロット部へ光ディスクを移動させるアンローディング動作をするスロットイン式ローディング部と、光ディスクのサイズを検出するための第1検出部と、スロットイン式ローディング部のローディング動作で光ディスクが回転部に装填状態になったことを検出する第2検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で大サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第3検出部と、スロットイン式ローディング部のアンローディング動作で小サイズの光ディスクが所定の排出位置に来たことを検出するための第4検出部と、光ディスク未装填時状態でスロット部から光ディスクが挿入されるとスロットイン式ローディング部を制御してローディング動作を開始させ、第2検出部で光ディスクが回転部に装填状態になったことが検出されるとローディング動作を停止させ、反対に光ディスク装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、第3検出部と第4検出部の内、第1検出部で検出されたディスクサイズに応じた側でディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるローディング制御部と、を含むスロットイン式光ディスク再生装置において、
    ローディング制御部は、光ディスクが装填状態に在る間に第1検出部の検出出力からディスクサイズを複数回判別し、光ディスクの装填状態でイジェクト操作部でイジェクト操作がされると、スロットイン式ローディング部を制御してアンローディング動作を開始させ、複数回の判別サイズがいずれも大のときは第3検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させ、複数回の判別サイズがいずれも小のときと複数回の判別サイズが異なっているときは第4検出部で光ディスクが排出位置に来たことが検出されるとアンローディング動作を停止させるようにしたこと、
    を特徴とするスロットイン式光ディスク再生装置。
  7. ローディング制御部は、少なくとも光ディスクがローディング動作でディスク装填状態となった時点と、イジェクト操作がされた時点で第1検出部の検出出力からディスクサイズを判別するようにしたこと、
    を特徴とする請求項6記載のスロットイン式光ディスク再生装置。
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