JP3609635B2 - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3609635B2 JP3609635B2 JP32170598A JP32170598A JP3609635B2 JP 3609635 B2 JP3609635 B2 JP 3609635B2 JP 32170598 A JP32170598 A JP 32170598A JP 32170598 A JP32170598 A JP 32170598A JP 3609635 B2 JP3609635 B2 JP 3609635B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- disk
- recording
- transport
- reproducing apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
- G11B17/04—Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
- G11B17/0401—Details
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVD等の記録媒体を用いる記録再生装置に関し、特に、記録媒体を円滑に搬入及び搬出する搬送機構を備えた記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の記録再生装置として車載用の記録再生装置が知られている。この記録再生装置は、使用者が記録媒体の先端を挿入口に挿入すると、搬送機構が自動的に記録媒体を繰り込んで所定のクランプ位置へ搬入(ローディング)し、また、使用者がイジェクト釦を操作すると、装置本体内の記録媒体を自動的に挿入口へ排出(アンローディング)するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の記録再生装置は、その性質上、車両に搭載されたバッテリーから電装系統を通じて電力供給がなされている。このため、例えば、使用者が車両のキーを「ACC」の位置に設定し、エンジンを止めた状態で記録再生装置に再生動作等をさせている途中で、キーを「START」の位置に回してエンジンを始動させると、エンジンを円滑に始動させるために記録再生装置への電力供給が一時的に低下し、エンジンが始動するまで記録再生装置が一時的に停止する場合がある。この記録再生装置への電力供給が一時的に停止される状態はバックアップ瞬断と呼ばれている。
【0004】
ところが、使用者が記録媒体を挿入し、上記搬送機構が記録媒体をローディングしている途中でエンジン始動の操作が行われたり、使用者が上記のイジェクト釦を操作して、上記搬送機構が記録媒体をアンローディングしている途中でエンジン始動の操作が行われる場合があり、このような場合には、エンジンがかかった後に記録再生装置が使用者の意図していない動作等を行う場合や、円滑且つ確実な搬送動作が行われない場合があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、搬入又は排出動作の途中でエンジンの始動操作がなされた場合でも、エンジンの始動後に適切な動作を行うようにする記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は、搬送路に沿って、記録媒体を挿入口側からクランプ位置側へ搬入又は前記クランプ位置側から前記挿入口側へ搬出する搬送ローラを有する記録再生装置であって、前記搬送ローラの前記挿入口側であって、前記搬送路の中央から所定間隔離れた位置に設けられ、前記記録媒体の通過を検出する第1の検出手段と、前記搬送ローラの前記クランプ位置側であって、前記搬送路の中央から所定間隔離れた位置に設けられ、前記記録媒体の通過を検出する第2の検出手段と、動作電力の低下を検出する瞬断検出手段と、前記第1,第2の検出手段及び前記瞬断検出手段から出力される各々の検出信号に基づいて前記搬送ローラにおける搬入と搬出を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記搬送ローラによる前記挿入口側から前記クランプ位置側への前記記録媒体の搬入中に、前記瞬断検出手段によって動作電力の低下が検出され且つ前記第1及び第2の検出手段により前記記録媒体の通過が検出されると、前記搬送ローラを一旦搬出動作に切り替えさせることにより、前記第2の検出手段によって前記記録媒体の前記クランプ位置側の端部の通過が検出される第1位置まで前記記録媒体を移動させ、前記搬送ローラによる前記前記クランプ位置側から挿入口側への前記記録媒体の搬出中に、前記瞬断検出手段によって動作電力の低下が検出され且つ前記第1及び第2の検出手段により前記記録媒体の通過が検出されると、前記搬送ローラを一旦搬入動作に切り替えさせることにより、前記第2の検出手段によって前記記録媒体の前記挿入口側の端部の通過が検出される第2位置まで前記記録媒体を移動させる構成とした。
【0007】
かかる構成によれば、搬送ローラが記録媒体を搬入している途中で、動作電力が低下すると、瞬断検出手段によってその動作電力の低下が検出され、制御手段が搬送ローラに対して一旦搬出動作に切り替えさせることにより、第2の検出手段によって記録媒体のクランプ位置側の端部の通過が検出される第1位置まで記録媒体を移動させる。
【0008】
また、搬送ローラが記録媒体を搬出している途中で、動作電力が低下すると、瞬断検出手段によってその動作電力の低下が検出され、制御手段が搬送ローラに対して一旦搬入動作に切り替えさせることにより、第2の検出手段によって記録媒体の挿入口側の端部の通過が検出される第2位置まで記録媒体を移動させる。
【0009】
このように、記録媒体の搬入途中又は搬出途中で所謂バックアップ瞬断が起きた場合に、それぞれの場合に応じて、第2の検出手段によって記録媒体のクランプ位置側又は挿入口側の端部の通過が検出される第1位置又は第2位置まで記録媒体を移動させることで、所謂バックアップ瞬断の発生に対して適切な対応が行われる。
【0010】
また、前記制御手段は、前記記録媒体を前記第1位置に搬出させた後、前記搬送ローラに対して再び搬入動作を行わせることを特徴とする。また、前記制御手段は、前記記録媒体を前記第2位置に搬入させた後、前記搬送ローラに対して再び搬出動作を行わせることを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、所謂バックアップ瞬断が生じた場合に、そのバックアップ瞬断以前に行われていた搬入動作又は搬出動作が、バックアップ瞬断以後においても引き続き継続される。この結果、使用者が意図した搬入動作又は排出動作が行われると共に、所謂バックアップ瞬断の発生に対して適切な対応が行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録再生装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
尚、一実施形態として、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Video Disk又はDigital Versertile Disk)等の円盤状記録媒体(以下、ディスクという)を用いる車載用記録再生装置について説明する。
【0013】
図1は、本実施形態の記録再生再生装置の概略構造を筐体部分を除いて示す斜視図である。
同図において、この記録再生装置は、筐体のフロントパネルに設けられているディスク挿入口(図示略)から挿入されるディスクDSを装置本体内にローディングしたり、装置本体内に収納されているディスクDSを上記のディスク挿入口へアンローディングする一対のディスク搬送機構1,2と、装置本体内の深部に配設されたクランプ機構3と、クランプ機構3の裏面側に重ねて配設された光ピックアップ機構4と、固定シャーシ5に立設された一対の柱状シャフト5a,5bに支承されエレベータ機構(図示略)によって上下に移動する後述の収納トレイ12とを備えて構成されている。
【0014】
尚、図1には示されていないが、上記フロントパネルには、上記ディスク挿入口を開閉するための開閉扉と、操作釦スイッチと、表示部が設けられており、上記のディスク挿入口とディスク搬送機構1,2との間の搬送路には、通過中のディスクDSを案内するためのディスクガイドが設けられている。
【0015】
クランプ機構3と光ピックアップ機構4は、固定シャーシ5上に設けられた別のシャーシ(以下、可動シャーシという)6に載置されている。すなわち、クランプ機構3は、光ピックアップ機構4上で上下方向(Z方向)に揺動できるように蝶番機構7によって支持されており、光ピックアップ機構4は、可動シャーシ6の一端に立設された支軸8によって水平面(XY平面)内に沿って揺動できるように支持されている。
【0016】
そして、可動シャーシ6に設けられている円弧状のガイド穴9及び光ピックアップ機構4に設けられている長穴10中にガイド軸11が嵌装され、このガイド軸11が、図示していないアクチュエータ機構によって所定の方向に進退移動することで、光ピックアップ機構4とクランプ機構3とを一体として、支軸8を中心にして揺動させるようになっている。
【0017】
更に、クランプ機構3には、クランプ用の略円形状のハブ3aが裏面側に向けて設けられており、光ピックアップ機構4には、圧電モータ等の薄型モータによって回転駆動されてディスクDSを回転させるためのターンテーブルが、ハブ3aに対向して設けられている。更に、光ピックアップ機構4には、スピンドルモータ4aとスピンドル軸によって、上記ターンテーブル側に進退移動可能な光ピックアップ本体(図示略)が設けられている。
【0018】
また、光ピックアップ機構4の先端部分には、マイクロスイッチ等から成る機械式検出器(以下、ホームスイッチという)HSWが設けられている。このホームスイッチHSWは、ディスクDSがクランプ位置に到達したことを検知するために設けられ、ローディングされてきたディスクDSの当接を検知して検出信号SPSWを出力する。
【0019】
図2は、ディスク搬送機構1,2の構造と、ディスク搬送機構1,2と光ピックアップ機構4及びクランプ機構3の間に配設された収納トレイ12の位置関係と、収納トレイ12の形状を示す平面図である。
【0020】
同図において、収納トレイ12は、略V字形状の凹欠部12aが形成されたディスク担持面12bを有する板状部材である。ディスク担持面12bの両側には、柱状シャフト5a,5bを嵌装させるための貫通穴12c,12dが穿設されている。この収納トレイ12は、6段重ねにして柱状シャフト5a,5bに支承され、上記エレベータ機構によってZ方向に移動されるようになっている。
【0021】
これら6段重ねの収納トレイ12の前方両側に、ディスク搬送機構1,2が配設されている。ディスク搬送機構1,2は、ローディング時とアンローディング時には、図2(a)に示すようにY方向に沿ってほぼ平行となり、何れかの収納トレイ12にディスクDSが収容されているときや、6段重ねの収納トレイ12が柱状シャフト5a,5bに沿って上下動するとき等は、図2(b)に示すように、ディスク挿入口側へ揺動して待機する。
【0022】
また、ディスク搬送機構1,2は、搬送ローラ1a,2aと、搬送ローラ1a,2aの上方に併設された平板状の当接部材1b,2bとを有し、駆動モータ13の駆動力をギア機構とベルト機構で構成された動力伝達機構1c,2cを介して搬送ローラ1a,2aに伝達することにより、搬送ローラ1a,2aを回転させている。
【0023】
尚、搬送ローラ1a,2aは、ローディング時にはディスクDSを収納トレイ12側へ搬入するように正回転し、アンローディング時にはディスクDSを収納トレイ12側から排出するように逆回転する。また、搬送ローラ1a,2aの回転と停止が同期制御されている。また、搬送ローラ1a,2aは、互いに対向する側ほど次第に細くなる円錐台形状となっており、この結果、ローディングとアンローディング時に、ディスクDSを搬送路の中央に寄せて(センタリングという)搬送するようになっている。
【0024】
そして、使用者がフロントパネルの上記操作釦スイッチを操作して所望の収納トレイ12を選択指定すると、指定された収納トレイ12が上記エレベータ機構によって自動的に搬送ローラ1a,2aの高さに位置合わせされ、次に、使用者がディスク挿入口にディスクDSを挿入すると、搬送ローラ1aと当接部材1b及び搬送ローラ2aと当接部材2bが協働してそのディスクDSを挟みながらローディングすることにより、指定された収納トレイ12に収納する。また、ディスクDSがホームスイッチHSWに当接することで、上記の検出信号SPSWが出力される。
【0025】
また、使用者がディスク再生を指定すると、指定されたディスクDSを収納している収納トレイ12が、上記エレベータ機構によって自動的に光ピックアップ機構4及びクランプ機構3に対して位置合わせされた後、クランプ機構3が光ピックアップ機構4に対して若干上方に揺動した状態で、これら光ピックアップ機構4及びクランプ機構3がその収納トレイ12の凹欠部12a内に侵入する。そして、クランプ機構3が光ピックアップ機構4側に閉じて、ハブ3aと上記ターンテーブルとの間にディスクDSをクランプし、光ピックアップ機構4の上記光ピックアップ本体によって記録情報の読み取り再生が行われる。
【0026】
また、使用者が既に収納されているディスクDSを排出するための指示をすると、光ピックアップ機構4及びクランプ機構3が図1に示した所定の待機位置に戻った状態で、指定されたディスクDSを収納している収納トレイ12が上記エレベータ機構によって自動的に搬送ローラ1a,2aの高さに位置合わせされ、そのディスクDSを搬送ローラ1a,2aが当接部材1b,2b間に挟みながらアンローディングすることにより、ディスク挿入口へ排出する。
【0027】
ここで、本記録再生装置に適用されるディスクDSの一例を図12ないし図15の平面図を参照して説明する。本記録再生装置は、直径12cmのCDやDVD等のディスクを用いることが可能となっており、図12は直径12cmのCD、図13は最近規格化されたマキシシングル(Maxi single)CD、図14は直径8cmのCD、図15は直径8cmのCDを装着すると直径12cmのCDとしての使用を可能にするアダプタの形態を示している。
【0028】
直径12cmのディスク(図12参照)は、内径15mmのセンターホールと、内径33mmのクランピングエリアが設けられ、プログラム領域が内径50mmから外側の範囲に設定されている。マキシシングルディスク(図13参照)は、直径が120mmで、直径12cmのディスクと同様のセンターホールとクランピングエリアが設けられ、プログラム領域は内径50mmから最大82mmの範囲内に設定されている。更に、プログラム領域の外側の外側領域ARはプログラム領域ではなく、透明な材質でも不透明な材質でもよく、また、絵柄や文字や図形等を描いてもよい領域となっている。直径8cmのディスク(図14参照)は、直径12cmのディスクと同様のセンターホールとクランピングエリアが設けられ、プログラム領域が内径50mmから外側の範囲に設定されている。アダプタ(図15参照)は、直径が120mmで、内側に約80mmの円形穴BRが形成されており、図14に示した直径8cmのディスクをこの円形穴BRに装着することで、直径12cmのディスクと同等に取り扱えるようになっている。
【0029】
次に、ディスク搬送機構1,2を制御するための制御機構について、図3及び図4に基づいて説明する。
【0030】
図3の平面図において、前述したホームスイッチHSWの他に、搬送ローラ1aの前方に第1の光検出器P1、搬送ローラ2aの後方に第2の光検出器P2がそれぞれ配設されると共に、搬送ローラ2aの搬送面に合わせてマイクロスイッチ等の機械式検出器(以下、サイドスイッチという)PSWが配設されている。
【0031】
第1,第2の光検出器P1,P2は、8cmより狭い間隔、すなわち直径8cmのディスクDSの直径よりも小さな間隔で配設されている。また、第1の光検出器P1は、主にディスクの挿入を検知して搬送ローラ1a,2aを起動させるために設けられており、第2の光検出器P2は、主にアンローディング時にそのディスクの後端部分の通過を検知して搬送ローラ1a,2aを停止させるために設けられている。
【0032】
サイドスイッチPSWは、直径12cmのディスクDSが搬送ローラ1a,2aと当接部材1b,2bの間に挟持されつつ搬送される際に、その直径12cmのディスクDSの外周部の一端が当接し得る位置に予め配設されている。また、第1の光検出器P1とサイドスイッチPSWの間隔は、直径8cmのディスクDSの直径よりも大きな間隔に設定されている。
【0033】
ここで、図4(a)(b)の回路図に示すように、第1,第2の光検出器P1,P2には、互いに対向するフォトダイオードとフォトトランジスタを備えたフォトインタラプタが適用されており、更に同図(c)の真理値表に示すように、これらのフォトダイオードとフォトトランジスタの間をディスクDS等の物体が通過すると(以下、CLOSE状態という)、各検出信号SP1,SP2の電圧レベルは論理“H”となり、これらのフォトダイオードとフォトトランジスタの間を物体が通過しない場合(以下、OPEN状態という)には、各検出信号SP1,SP2の電圧レベルは論理“L”となる。
【0034】
一方、サイドスイッチPSWとホームスイッチHSWは、図4(d)(e)の回路図に示すように、常開型のマイクロスイッチとトランジスタを備えて構成されており、更に同図(f)の真理値表に示すように、ディスクDS等の物体がマイクロスイッチに接触しない場合(以下、OFF状態という)には、各検出信号SPSW,SHSWの電圧レベルは論理“H”となり、物体がマイクロスイッチに接触した場合(以下、ON状態という)には、各検出信号SPSW,SHSWの電圧レベルは論理“L”となる。
【0035】
これらの光検出器P1,P2とホームスイッチHSW及びサイドスイチPSWが図5に示す制御回路に接続され、各検出信号SP1,SP2,SHSW,SPSWに基づいて、ディスク搬送機構1,2を制御している。
【0036】
図5において、この制御回路は、固定シャーシ5の裏面等に取り付けられた電気回路基板上に搭載されており、マイクロプロセッサ(MPU)を有する中央制御部14と、搬送ローラ1a,2aを駆動する駆動モータ13に中央制御部14の指示にしたがって電力を供給する駆動回路15、上記エレベータ機構や光ピックアップ4のスピンドルモータ4a等を駆動するアクチュエータ駆動回路16、瞬断検出回路17、本記録再生装置全体を制御するためのシステムプログラムを記憶した読み出し専用メモリ(ROM)18を備えて構成されている。また、上記の操作釦スイッチから成る操作部19と表示部20が中央制御部14に接続され、車両用バッテリ100から本記録再生装置用電源を生成するための電源回路21が備えられている。
【0037】
そして、中央制御部14がROM18中のシステムプログラムを実行することで、ディスク搬送機構1,2のローディングとアンローディング動作を制御するようになっている。
【0038】
次に、各種のディスクDSとアダプタが本記録再生装置に挿入された場合のローディング動作を図6ないし図9に基づいて説明する。
【0039】
尚、図6は、直径12cmのディスクDS挿入された場合又は直径8cmのディスクDSが装着されたアダプタが挿入された場合、図7は、マキシシングルディスクDSが挿入された場合、図8は直径8cmのディスクが装着されていないアダプタのみが挿入された場合、図9は直径8cmのディスクDSが挿入された場合を模式的に示している。
【0040】
また、図6ないし図9のそれぞれには、ローディング時に第1,第2の光検出器P1,P2とホームスイッチHSW及びサイドスイッチPSWから出力される光検出信号SP1,SP2,SHSW,SPSWの電圧レベルの変化が、各ディスクDS及びアダプタの動きに合わせて示されている。
【0041】
図6において、ディスク挿入口から直径12cmのディスクDS又は直径8cmのディスクDSが装着されたアダプタの先端が挿入されると、第1の光検出器P1は、第2の光検出器P2よりも早く直径12cmのディスクDS又はアダプタの先端を検出し、検出信号SP1が検出信号SP2よりも先に「OPEN状態」から「CLOSE状態」のレベルに変化する。この検出信号SP2が「CLOSE状態」のレベルに変化した時点tmを中央制御部14が検知し、搬送ローラ1a,2aを正回転させることによりローディングを開始させる。
【0042】
次に、ローディングに伴ってディスクDS又はアダプタの外縁部分がサイドスイッチPSWに接触すると、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化する。
【0043】
中央制御部14は、この検出信号SPSWが「ON状態」のレベルに変化した時点tcを検知することにより、直径12cmのディスクDS又は直径8cmのディスクDSが装着されたアダプタ又はマキシシングルディスクDSが挿入されたと判定する。
【0044】
そして、更にローディングが継続されることで、直径12cmのディスクDS又はアダプタの先端がホームスイッチHSWに当接し、ホームスイッチHSWの検出信号SHSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに反転すると(時点te)、中央制御部14が搬送ローラ1a,2aを停止してローディングを完了する。
【0045】
次に、図7に基づいて、マキシシングルディスクDSがディスク挿入口から挿入された場合のローディング動作を説明する。この場合にも、マキシシングルディスクDSが挿入されると、第1の光検出器P1は、第2の光検出器P2よりも早く直径12cmのディスクDS又はアダプタの先端を検出し、検出信号SP1が検出信号SP2よりも先に「OPEN状態」から「CLOSE状態」のレベルに変化する。
【0046】
ここで、マキシシングルディスクDSの外側領域ARが透明な場合には、第1,第2の光検出器P1,P2の各検出信号SP1,SP2は、図中の実線で示すように変化し、外側領域ARが全て不透明な場合や模様等が描かれているために部分的に不透明な箇所が存在する場合には、検出信号SP1,SP2は、図中にハッチングで示されている期間において、「OPEN状態」から「CLOSE状態」のレベルに変化する。しかし、いずれの場合であっても、第1の光検出器P1の検出信号SP1が、第2の光検出器P2の検出信号SP2よりも先に「CLOSE状態」のレベルとなる。
【0047】
従って、この検出信号SP2が「CLOSE状態」のレベルに変化した時点(例えば、時点tm)を中央制御部14が検知し、搬送ローラ1a,2aを正回転させることによりローディングを開始させる。
【0048】
このローディングに伴ってディスクDS又はアダプタの外縁部分がサイドスイッチPSWに接触し、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化すると、中央制御部14がこの変化時点tcを検知することにより、マキシシングルディスクDS又は直径12cmのディスクDS又は直径8cmのディスクDSが装着されたアダプタが挿入されたと判定する。
【0049】
そして、更にローディングが継続されることで、マキシシングルディスクDSの先端がホームスイッチHSWに当接し、ホームスイッチHSWの検出信号SHSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに反転すると(時点te)、中央制御部14が搬送ローラ1a,2aを停止してローディングを完了する。
【0050】
尚、マキシシングルディスクDSが挿入された場合には、直径12cmのディスクDS又は直径8cmのディスクDSが装着されたアダプタとの区別がなされないが、いずれの場合も真正なディスクが挿入された場合であるので、問題は生じない。
【0051】
次に、図8に基づいて、直径8cmのディスクDSが装着されていない単体のアダプタがディスク挿入口から挿入された場合のローディング動作を説明する。アダプタのみが挿入された場合にも、第1の光検出器P1は、第2の光検出器P2よりも早く直径12cmのディスクDS又はアダプタの先端を検出し、検出信号SP1が検出信号SP2よりも先に「OPEN状態」から「CLOSE状態」のレベルに変化する。この検出信号SP1が「OPEN状態」から「CLOSE状態」に変化した時点tmを中央制御部14が検知して、搬送ローラ1a,2aを正回転させることによりローディングを開始させる。
【0052】
そして、ローディングが継続されると、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」のレベルとなっている間に、検出信号SP1が再び「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに反転する(時点tAD)。
【0053】
中央制御部14は、検出信号SP1が再び「OPEN状態」のレベルになった時点tADを検知することでアダプタのみが挿入されたとして判定する。そして、この判断結果に基づいて搬送ローラ1a,2aを逆回転させることによりアンローディングを開始させ、アダプタをディスク挿入口へ強制的に排出させる。
【0054】
次に、図9に基づいて、直径8cmのディスクDSが挿入された場合を説明する。同図において、直径8cmのディスクDSが挿入されると、第1の光検出器P1の検出信号SP1が「OPEN状態」から「CLOSE状態」に変化した時点tmを中央制御部14が検知して、搬送ローラ1a,2aを正回転させることによりローディングを開始させる。
【0055】
更に、直径8cmのディスクDSはサイドスイッチPSWに当接することなしにローディングされることとなるため、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWは常に「OFF状態」のレベルとなる。また、第1の光検出器P1は、直径8cmのディスクDSの後端を検出することで、その検出信号SP1は、再び「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに反転する。
【0056】
中央制御部14は、このように検出信号SPSWが「OFF状態」のレベルままで、検出信号SP1が再び「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに反転した時点trを検知すると、直径8cmのディスクDSが挿入されたと判断し、この判断結果に基づいて搬送ローラ1a,2aを逆回転させることによりアンローディングを開始させ、直径8cmのディスクDSをディスク挿入口へ強制的に排出させる。
【0057】
次に、アンローディング動作について、図10に示すタイミングチャートを参照して説明する。前述したように、使用者が既に収納されているディスクDSを排出するための指示をすると、光ピックアップ機構4及びクランプ機構3が図1に示した所定の待機位置に戻った状態で、指定されたディスクDSを収納している収納トレイ12が上記エレベータ機構によって自動的に搬送ローラ1a,2aの高さに位置合わせされ、そのディスクDSを搬送ローラ1a,2aが当接部材1b,2b間に挟みながらアンローディングを開始する。
【0058】
これにより、指定された直径12cmのディスク又はマキシシングルディスク又は直径8cmのディスクが装着されたアダプタが通過する際に、第1,第2の光検出器P1,P2とサイドスイッチPSW及びホームスイッチHSWから、図10に示すような波形の検出信号SP1,SP2,SPSW,SHSWが出力される。
【0059】
ここで、中央制御部14は、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化すると、上記のディスクDS又はアダプタが搬送ローラ1a,2aを通過していると判断し、更に、第2の光検出器PP2の検出信号SP2が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに変化すると(時点tb)、搬送ローラ1a,2aを停止させる(時点ts)。
【0060】
この結果、上記のディスクDS又はアダプタは、それらの後端部分が搬送ローラ1a,2aと当接部材1b,2bの間に挟持された状態となり、ディスク挿入口から脱落すことなく停止する。
【0061】
そして、使用者がディスクDS又はアダプタをディスク挿入口から引き抜き、これによって第1の光検出器P1の検出信号SP1が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに変化すると、中央制御部14はアンローディングが正常に行われたと判断する。
【0062】
このように、本実施の形態の記録再生装置は、図6及び図7に示したように、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化した時点tcを検出することにより、直径12cmのディスクとマキシシングディスク、直径8cmのディスクDSを装着したアダプタを確認してローディングすることにより、真正なディスクだけを受け入れて、記録情報の再生を可能にしている。
【0063】
また、図10に示したように、第2の光検出器P2の検出信号SP2が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに変化するのを検知して、搬送ローラ1a,2aを停止させることにより、直径12cmのディスクとマキシシングディスク、直径8cmのディスクDSを装着したアダプタをディスク挿入口から脱落させることなく排出することが可能となっている。
【0064】
ところで、仮に、上述したローディングとアンローディングを単に行っただけでは、本記録再生装置に供給される動作電力がバックアップ瞬断によって低下した場合に、直径8cmのディスクDSが挿入された場合と同様の処理が行われてしまい、直径12cmのディスクとマキシシングディスク、直径8cmのディスクDSであっても、バックアップ瞬断後に強制的に排出してしまう等の不都合を生じることになる。
【0065】
すなわち、図6及び図7に示したローディング動作の途中であって、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化する以前(時点tc以前)にバックアップ瞬断が発生すると、駆動モータ13への電力供給が止まるので搬送ローラ1a,2aは停止することなるが、ローディング中の慣性力を受けて回転してしまい、同図中の期間τ経過後に停止する場合がある。更に、この期間τは、ローディング中のディスクDSやアダプタがサイドスイッチPSWに接触している期間であるが、バックアップ瞬断による動作電力の低下に起因して、サイドスイッチPSWから「ON状態」のレベルの検出信号SPSWが出力されなくなる場合もある。更に、バックアップ瞬断中は中央制御部14が低消費電力モードとなって、第1〜第3の光検出器P1〜P3とサイドスイッチPSW及びホームスイッチHSWの各検出信号を受信しなくなり、実質的な動作停止状態となる場合がある。
【0066】
このような状況が生じると、バックアップ瞬断が終了したときは、もはやディスクDSやアダプタがサイドスイッチPSWから通過してしまい、その後、第1の光検出器P1の検出信号SP1が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに変化すると、中央制御部14は、図9に示した時点trと誤判断し、直径8cmのディスクが挿入されたものとして強制的にアンローディング動作を行うことになる。
【0067】
このような不都合を防止するために、バックアップ瞬断に対する対処プログラムがシステムプログラムに含まれている。
【0068】
また、図10に示したアンローディング動作の途中であって、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化する以前にバックアップ瞬断が発生すると、ローディングの場合と同様に、搬送ローラ1a,2aは慣性力を受けて回転してしまい、もはやディスクDSやアダプタがサイドスイッチPSWから通過してしまう。そして、バックアップ瞬断の終了後に、中央制御部14は、サイドスイッチPSWの検出信号SPSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルになるのを検知しようとして、搬送ローラ1a,2aを逆回転させるので、ディスクDSやアダプタを搬送ローラ1a,2aに挟持させないでディスク挿入口へ排出し、この結果、ディスクDSやアダプタはディスク挿入口から脱落してしまうこととなる。
【0069】
このような不都合をも防止するために、バックアップ瞬断に対する対処プログラムがシステムプログラムに含まれている。
【0070】
次に、ローディング又はアンローディング中にバックアップ瞬断が発生した場合の、上記対処プロブラムに基づく動作を説明する。
【0071】
中央制御部14は、ローディング中又はアンローディング中には、それらの動作状態をフラグデータとして所定の内部レジスタに格納するようになっている。
【0072】
ローディング中にバックアップ瞬断が発生すると、図5に示した瞬断検出回路17が車両用バッテリ100の電圧変動を調べる。すなわち、図11の波形図に示すように、バックアップ瞬断の発生に伴って、本記録再生装置に供給される電圧VBTが急激に降下するので、瞬断検出回路17がこの電圧VBTの変化を予め決められた閾値と比較することにより、バックアップ瞬断に同期した2値化信号SBを生成する。
【0073】
そして、瞬断検出信号SBが論理“H”から論理“L”に反転した時点を中央制御部14中のマイクロプロセッサが検知することで、バックアップ瞬断の発生を判定する。尚、バックアップ瞬断時の電圧VBTは、中央制御部14中のマイクロプロセッサの動作電圧より低くならないので、マイクロプロセッサはバックアップ瞬断の発生を判定することができるようになっている。
【0074】
このようにバックアップ瞬断を判定すると中央制御部14は、電源回路21から第1,第2の光検出器P1,P2とサイドスイッチPSW及びホームスイッチHSWに供給される電圧が安定になったこと確認した後、第2の光検出器P2の検出信号SP2が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに反転するまで、搬送ローラ1a,2aを逆回転させる。
【0075】
すなわち、ローディングの途中でバックアップ瞬断が発生すると、前述したようにディスクDSやアダプタはサイドスイッチPSWで検出されずに通過してしまうため、図6ないし図8に示した期間τを飛び越えてしまう。従って、バックアップ瞬断が判定されたときは、例えば、図6ないし図8に示した期間τの後に時点toとなる。そこで、中央制御部14は、搬送ローラ1a,2aを逆回転させ、ディスクDSやアダプタをバックアップ瞬断が発生する前の位置まで戻すようにしている。
【0076】
次に、この搬送ローラ1a,2aの逆回転によって、第2の光検出器P2の検出信号SP2が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに反転すると、中央制御部14は、搬送ローラ1a,2aを再び正回転させることにより通常と同様のローディングを行わせ、ホームスイッチHSWの検出信号SHSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに反転すると、搬送ローラ1a,2aを停止してローディングを完了する。
【0077】
このように、ローディングの途中でバックアップ瞬断が発生しても、バックアップ瞬断が終了した後に、一旦アンローディングを行ってから再び自動的にローディングを再開するので、円滑且つ確実なローディングを実現している。また、従来のようにローディング中のディスク等を強制的に排出しないので、使用者は再び挿入操作をする必要がなくなることから、操作性の向上が図られている。
【0078】
次に、アンローディングの途中でバックアップ瞬断が発生した場合の動作を説明する。このアンローディング途中でバックアップ瞬断が発生した場合には、前述したように、ディスクDSやアダプタはサイドスイッチPSWで検出されずに通過してしまうため、図10に示した期間τを飛び越えてしまう。従って、バックアップ瞬断が判定されたときは、例えば、図10に示した期間τ後の時点to’となる。
【0079】
そこで、中央制御部14は、瞬断検出回路17の瞬断検出信号SBに基づいてバックアップ瞬断の発生を判定した後、電源回路21の出力が安定化したことを確認した上で、第2の光検出器P2の検出信号SP2が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに反転するまで、搬送ローラ1a,2aを正回転させる。すなわち、この搬送ローラ1a,2aを正回転させることにより、ディスクDSやアダプタをバックアップ瞬断が発生する前の位置(クランプ位置という)まで戻す。
【0080】
次に、ディスクDSやアダプタが上記クランプ位置に来ると、中央制御部14は、搬送ローラ1a,2aを再び逆回転させることにより通常と同様のアンローディングを行わせる。
【0081】
そして、ディスクDSやアダプタの後端部分がを第2の光検出器P2を通過し、その検出信号SP2が「CLOSE状態」から「OPEN状態」のレベルに変化した時点で、搬送ローラ1a,2aを停止させる。この結果、上記のディスクDS又はアダプタは、それらの後端部分が搬送ローラ1a,2aと当接部材1b,2bの間に挟持された状態となり、ディスク挿入口からの脱落が防止される。
【0082】
このように、アンローディングの途中でバックアップ瞬断が発生しても、バックアップ瞬断が終了した後に、一旦ローディングを行ってから再び自動的にアンローディングを再開するので、円滑且つ確実なアンローディングを実現している。また、アンローディングされたディスクDSやアダプラをディスク挿入口から脱落しないように停止するので、使用者に対して操作性の向上が図られている。
【0083】
尚、上記のアンローディングの途中でバックアップ瞬断が発生した場合には、ディスクDS又はアダプタを一旦トレイ12内までローディングして、ホームスイッチHSWに当接することによって検出信号SHSWが「OFF状態」から「ON状態」のレベルに変化したことを確認した後、再び搬送ローラ1a,2aを逆回転させてアンローディングを行うようにしてもよい。
【0084】
また、本実施形態では、複数枚のトレイ12に複数枚のディスクDSや直径8cmのディスクを装着したアダプタを収納可能にする、所謂オートチェンジャ機能を備えた記録再生装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ディスクDSや上記直径8cmのディスクを装着したアダプタを1枚ずつ装用可能な記録再生装置にも本発明を適用することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、記録媒体の搬入又は排出中に所謂バックアップ瞬断が発生した場合に、それぞれの場合に応じて、記録媒体を所定期間排出又は所定期間搬入を行ったり、所定の位置に排出又は搬入を行うようにしたので、適切な対応を使用者に提供することができる。
【0086】
また、バックアップ瞬断以前に行われていた搬入動作又は排出動作を、バックアップ瞬断以後においても引き続き継続するようにしたので、使用者の意図した搬入又は排出動作を提供することができると共に、記録媒体を円滑且つ確実に搬送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る記録再生装置の要部構造を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る記録再生装置の要部構造を更に示す平面図である。
【図3】搬送機構に設けられた光検出器とサイドスイッチ及びホームスイッチの配置を示す平面図である。
【図4】光検出器とサイドスイッチ及びホームスイッチの回路構成と動作を示す説明図である。
【図5】搬送機構を制御するための制御回路を示すブロック図である。
【図6】直径12cmのディスク又は直径8cmのディスクが装着されたアアプタが挿入された場合のローディング動作を説明するための説明図である。
【図7】マキシシングルディスクが挿入された場合のローディング動作を説明するための説明図である。
【図8】アダプタのみが挿入された場合のローディング動作を説明するための説明図である。
【図9】直径8cmのディスクが挿入された場合のローディング動作を説明するための説明図である。
【図10】アンローディング時に光検出器とサイドスイッチ及びホームスイッチから出力される検出信号を示す波形図である。
【図11】バックップ瞬断の検出原理を説明するための波形図である。
【図12】直径12cmのディスクの形態を示す平面図である。
【図13】マキシシングルディスクの形態を示す平面図である。
【図14】直径8cmのディスクの形態を示す平面図である。
【図15】アダプタの形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1,2…搬送機構
1a,2a…搬送ローラ
P1,P2…光検出器
PSW…サイドスイッチ
HSW…ホームスイッチ
14…中央制御部
15…駆動部
17…瞬断検出回路
18…ROM
21…電源回路
Claims (5)
- 搬送路に沿って、記録媒体を挿入口側からクランプ位置側へ搬入又は前記クランプ位置側から前記挿入口側へ搬出する搬送ローラを有する記録再生装置であって、
前記搬送ローラの前記挿入口側であって、前記搬送路の中央から所定間隔離れた位置に設けられ、前記記録媒体の通過を検出する第1の検出手段と、
前記搬送ローラの前記クランプ位置側であって、前記搬送路の中央から所定間隔離れた位置に設けられ、前記記録媒体の通過を検出する第2の検出手段と、
動作電力の低下を検出する瞬断検出手段と、
前記第1,第2の検出手段及び前記瞬断検出手段から出力される各々の検出信号に基づいて前記搬送ローラにおける搬入と搬出を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記搬送ローラによる前記挿入口側から前記クランプ位置側への前記記録媒体の搬入中に、前記瞬断検出手段によって動作電力の低下が検出され且つ前記第1及び第2の検出手段により前記記録媒体の通過が検出されると、前記搬送ローラを一旦搬出動作に切り替えさせることにより、前記第2の検出手段によって前記記録媒体の前記クランプ位置側の端部の通過が検出される第1位置まで前記記録媒体を移動させ、
前記搬送ローラによる前記前記クランプ位置側から挿入口側への前記記録媒体の搬出中に、前記瞬断検出手段によって動作電力の低下が検出され且つ前記第1及び第2の検出手段により前記記録媒体の通過が検出されると、前記搬送ローラを一旦搬入動作に切り替えさせることにより、前記第2の検出手段によって前記記録媒体の前記挿入口側の端部の通過が検出される第2位置まで前記記録媒体を移動させることを特徴とする記録再生装置。 - 前記制御手段は、前記記録媒体を前記第1位置に搬出させた後、前記搬送ローラに対して再び搬入動作を行わせることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 前記制御手段は、前記記録媒体を前記第2位置に搬入させた後、前記搬送ローラに対して再び搬出動作を行わせることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録再生装置。
- 前記搬送経路内で且つ前記第1又は第2の検出手段の配置位置より外側に配置され、前記記録媒体の通過に際して機械的に接触することにより前記記録媒体の通過を検出する機械式検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記第1,第2の検出手段と前記機械式検出手段及び前記瞬断検出手段から出力される各々の検出信号に基づいて前記搬送ローラにおける搬入と搬出を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の記録再生装置。 - 前記記録媒体が前記クランプ位置に至ったことを検出する第3の検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記第3の検出手段の検出出力に基づいて前記搬送ローラに搬入動作を停止させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32170598A JP3609635B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 記録再生装置 |
US09/438,506 US6574171B1 (en) | 1998-11-12 | 1999-11-12 | System for reproducing recording mediums |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32170598A JP3609635B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149388A JP2000149388A (ja) | 2000-05-30 |
JP3609635B2 true JP3609635B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=18135517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32170598A Expired - Fee Related JP3609635B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 記録再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6574171B1 (ja) |
JP (1) | JP3609635B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3722630B2 (ja) * | 1998-10-28 | 2005-11-30 | パイオニア株式会社 | 記録再生装置 |
TW556158B (en) * | 2001-11-23 | 2003-10-01 | Lite On It Corp | Method for determining the radius of compact disk and the compact disk data access device |
JP2003346408A (ja) * | 2002-05-28 | 2003-12-05 | Funai Electric Co Ltd | イジェクト装置 |
JP2005135454A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディスク識別装置、ディスク挿排装置及びディスク装置 |
JP4275079B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2009-06-10 | パナソニック株式会社 | 光ディスク装置 |
JP5393175B2 (ja) * | 2009-01-23 | 2014-01-22 | アルパイン株式会社 | ディスク装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3534574C3 (de) * | 1984-09-29 | 1998-05-20 | Pioneer Electronic Corp | Informationswiedergabeeinrichtung in einem Kraftfahrzeug |
US5189570A (en) * | 1988-02-23 | 1993-02-23 | Fuji Photo Film Co, Ltd. | Bistable magnetic head advancing/retracting device for rotating magnetic recording medium |
US5150349A (en) * | 1989-10-19 | 1992-09-22 | Clarion Co., Ltd. | Disc loading structure |
US5276668A (en) * | 1990-02-02 | 1994-01-04 | Clarion Co., Ltd. | Compact disk selecting mechanism including mechanical and optical detection |
CN1120488C (zh) * | 1997-03-03 | 2003-09-03 | 阿尔派株式会社 | 碟盘装置和使用该装置的碟盘定位设置/判别方法 |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP32170598A patent/JP3609635B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-11-12 US US09/438,506 patent/US6574171B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000149388A (ja) | 2000-05-30 |
US6574171B1 (en) | 2003-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3754834B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP3609635B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP3904773B2 (ja) | 円盤体収納装置及び情報再生装置並びに情報記録装置 | |
JP3722630B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP4017911B2 (ja) | 情報記録媒体搬送装置 | |
US8151284B2 (en) | Disc apparatus for recording and/or reproducing information for use with a large diameter disc which prevents use with a small diameter disc | |
JP3696076B2 (ja) | スロットイン式光ディスク再生装置 | |
JP2003208744A (ja) | ディスク装置、ディスク装置の搬送制御方法及びプログラム | |
JP2713289B2 (ja) | 光ディスクのローディング装置 | |
JPH0532826B2 (ja) | ||
KR100240416B1 (ko) | 컴팩트 디스크 체인저의 디스크 로딩방법 | |
JP3568190B2 (ja) | スロットイン式光ディスク再生装置 | |
JP3739578B2 (ja) | 記録媒体駆動装置 | |
JP3123903B2 (ja) | ディスクオートチェンジャー装置 | |
WO2006077924A1 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP3567275B2 (ja) | スロットイン式光ディスク再生装置 | |
JP3626034B2 (ja) | スロットイン式光ディスク再生装置 | |
JP3909211B2 (ja) | ディスク装置 | |
JPH0532825B2 (ja) | ||
JP2000067494A (ja) | カセットローディング装置 | |
JP2000339816A (ja) | 記録媒体駆動装置 | |
JP2000339815A (ja) | 記録媒体駆動装置 | |
JP2003196968A (ja) | オーディオ再生装置、及びプログラム | |
JP2001344862A (ja) | ディスク装置 | |
JPH04105260A (ja) | 記録担体カートリッジ収納装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040521 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |