JPH10289513A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH10289513A
JPH10289513A JP9113524A JP11352497A JPH10289513A JP H10289513 A JPH10289513 A JP H10289513A JP 9113524 A JP9113524 A JP 9113524A JP 11352497 A JP11352497 A JP 11352497A JP H10289513 A JPH10289513 A JP H10289513A
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disk
eject
disc
transfer
eject position
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JP9113524A
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Niro Nakamichi
仁郎 中道
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Nakamichi Corp
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Nakamichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク再生装置においてディスクの取り出
しを容易にすると共に振動でスロットからディスクが脱
落することを防止する。 【解決手段】 ディスクを移送するディスク移送手段
と、第1の操作を検出する第1の検出手段と、第1の検
出手段の検出結果に応答して装置内のディスクがイジェ
クト量の少ない第1のイジェクト位置(POS=EJE
CT1)に移送されるようディスク移送手段を制御する
第1の制御手段と、第2の操作を検出する第2の検出手
段と、第2の検出手段の検出結果に応答して第1のイジ
ェクト位置にあるディスクが第1のイジェクト位置より
イジェクト量の多い第2のイジェクト位置(POS=E
JECT2)に移送されるようディスク移送手段を制御
する第2の制御手段と、を有することを特徴とするディ
スク再生装置である。第2の操作は、第1のイジェクト
位置にあるディスクをわずかな距離(P1)だけ挿入方
向に移動させる挿入操作とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク再生装置に
関し、特にディスクを再生位置からイジェクトさせるデ
ィスクイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクを載置するトレイやキャリッジ
等の部材を用いずにディスクを移送するいわゆるスロッ
トインタイプのディスク再生装置は、特に振動が大であ
る環境で使用される車載用途として広く採用されてい
る。
【0003】スロットインタイプのディスク再生装置に
おいては、使用者が再生を希望するディスクを装置前面
に形成されたディスク挿入口から手で押し込むようにし
て挿入することにより、内部のディス移送機構によりデ
ィスクが再生位置に移送される。また、再生位置にある
ディスクは、所要のキー操作により、ディスクの一部が
ディスク挿入スロットから突出されるイジェクト位置に
移送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スロットインタイプの
ディスク再生装置に採用されるディスク移送機構は、デ
ィスクのエッジ部を両側から挟持するか、あるいはディ
スクのレーベル面と記録面を挟持してディスクを移送す
る。このようなディスク移送機構を採用するスロットイ
ンタイプのディスク再生装置において、ディスクのイジ
ェクト量を多くすると、イジェクト位置のディスクの取
り出しが容易となる反面、振動によりディスクがスロッ
トから脱落しやすくなる。一方、イジェクト量を小さく
すると、反対に、振動によるディスクの脱落の問題は生
じないが、ディスクを取り出しにくくなる。このよう
に、ディスクの取り出しを容易にしつつ振動によるディ
スクの脱落を防止するという2つの背反的課題を達成す
るようにイジェクト量、イジェクト位置を決定すること
はきわめて困難であった。
【0005】また、使用者側の立場でディスクイジェク
トを考えると、ディスクの取り出しを行うだけでなく、
再生位置に入っているディスクが何であるかを忘れた場
合にディスクレーベルを見て確認するためにディスクイ
ジェクトを行う場合がある。イジェクト位置のディスク
のレーベルからそれが再生希望のディスクであることが
分かれば再び再生位置に戻し、他のディスクを再生希望
の場合には取り出して再生希望の他のディスクと交換す
る。
【0006】ところが、従来のディスク再生装置には一
つのイジェクト位置しかないため、少ないイジェクト量
でイジェクト位置が設定されている場合、ディスクレー
ベルを確認して再び装置内に戻すには十分であっても、
ディスクの取り出しに不便である。反対に、イジェクト
量が多く設定されていると、ディスクは取り出しやすい
が、ディスクレーベルを確認している間に振動でディス
クがスロットから脱落しやすいという問題が生ずる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ディス
クの取り出しを容易に行うことができると共に振動でス
ロットからディスクが脱落することも有効に防止するこ
とのできるディスク再生装置を提供することを目的とす
る。
【0008】また、本発明は、ディスクのイジェクト位
置として、ディスクレーベルを確認するに十分なイジェ
クト量の少ない第1のイジェクト位置と、ディスクの取
り出しが容易なイジェクト量の多い第2のイジェクト位
置とを設けたディスク再生装置を提供することを目的と
する。
【0009】すなわち本発明によるディスク再生装置
は、ディスクを移送するディスク移送手段と、第1の操
作を検出する第1の検出手段と、第1の検出手段の検出
結果に応答して装置内のディスクがイジェクト量の少な
い第1のイジェクト位置に移送されるようディスク移送
手段を制御する第1の制御手段と、第2の操作を検出す
る第2の検出手段と、第2の検出手段の検出結果に応答
して第1のイジェクト位置にあるディスクが第1のイジ
ェクト位置よりイジェクト量の多い第2のイジェクト位
置に移送されるようディスク移送手段を制御する第2の
制御手段と、を有することを特徴とするディスク再生装
置である(請求項1)。
【0010】請求項2は、請求項1のディスク再生装置
において、第1の操作が第1のキーの押圧操作であるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1または2のディスク
再生装置において、第2の操作が、前記第1のイジェク
ト位置にあるディスクをわずかな距離だけ挿入方向に移
動させる挿入操作であり、第2の制御手段が、該挿入操
作を検出する第2の検出手段からの検出信号を受けて第
1の位置にあるディスクを第2のイジェクト位置に移送
するべくディスク移送手段を制御することを特徴とす
る。
【0012】請求項4のディスク再生装置は、ディスク
を移送するディスク移送手段と、第1の操作を検出する
第1の検出手段と、第1の検出手段による検出結果に応
答して装置内のディスクをイジェクト量の少ない第1の
イジェクト位置に移送するべくディスク移送手段を制御
する第1の制御手段と、第1のイジェクト位置にあるデ
ィスクが操作者の挿入操作により第1の距離だけ挿入方
向に移動されたことを検出する第2の検出手段と、第2
の検出手段による検出結果に応答して第1のイジェクト
位置にあるディスクを該第1のイジェクト位置よりイジ
ェクト量の多い第2のイジェクト位置に移送するべくデ
ィスク移送手段を制御する第2の制御手段と、第1のイ
ジェクト位置のディスクが操作者の挿入操作により第1
の距離より大きい第2の距離だけ挿入方向に移動された
ことを検出する第3の検出手段と、第3の検出手段によ
る検出結果に応答して第2の制御手段による制御を無効
にして第1のイジェクト位置にあるディスクを装置内に
移送するべく前記ディスク移送手段を制御する第3の制
御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項5のディスク再生装置は、ディスク
を移送するディスク移送手段と、第1の操作を検出する
第1の検出手段と、第1の検出手段による検出結果に応
答して装置内のディスクをイジェクト量の少ない第1の
イジェクト位置に移送するべくディスク移送手段を制御
する第1の制御手段と、第1のイジェクト位置にあるデ
ィスクが操作者の挿入操作により挿入方向に移動された
ことを検出する第2の検出手段と、第2の検出手段によ
る検出結果に応答して第1のイジェクト位置にあるディ
スクを該第1のイジェクト位置よりイジェクト量の多い
第2のイジェクト位置に移送するべくディスク移送手段
を制御する第2の制御手段と、第2の制御手段による制
御にもかかわらずディスクが第1のイジェクト位置から
第2のイジェクト位置に向けて移送されないことを検出
する第3の検出手段と、第3の検出手段による検出結果
に応答して第2の制御手段による制御を無効にして第1
のイジェクト位置にあるディスクを装置内に移送するべ
くディスク移送手段を制御する第3の制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0014】請求項6は、請求項5のディスク再生装置
において、第3の検出手段が、ディスクを第1のイジェ
クト位置から第2のイジェクト位置に向けて移送するべ
くディスク移送手段が始動した後所定時間内にディスク
が第1のイジェクト位置から実質的に移動していないこ
とを検出するタイマー手段を備えることを特徴とする。
【0015】請求項7は、請求項1ないし6のいずれか
のディスク再生装置において、第1のイジェクト位置
が、ディスク移送手段がディスクを装置内に再移送可能
な位置に設定されていることを特徴とする。
【0016】請求項8は、請求項1ないし7のいずれか
のディスク再生装置において、第2のイジェクト位置
が、ディスク移送手段によりディスクが装置外に最も突
出された位置であってディスク移送手段により装置内に
再移送不能な位置に設定されていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例によるデ
ィスク再生装置の概略構成を示す。図1に示されるディ
スク再生装置はディスクDが装置内の再生位置にあり、
一対のガイドロッド2,2に沿って移動可能な光学ピッ
クアップ1,ターンテーブル3等を有してなる光学メカ
4が光学メカ上下機構5によるアップ位置にあるときに
ディスクDの再生が可能とされる。
【0018】ディスクDを図1の再生位置と後述するイ
ジェクト位置(図2、図4)との間で移送するディスク
移送機構は、本実施例では、ディスク移送方向に沿って
図において装置左側に配置される駆動側ディスクガイド
部6と、駆動側ディスクガイド部6と平行に図において
装置右側に配置される固定側ディスクガイド部7と、駆
動側ディスクガイド部6において一対のプーリ8,8間
に掛け渡されたタイミングベルト9を正逆回転させるベ
ルト駆動機構10と、駆動側ディスクガイド部6および
固定側ディスクガイド部7間を装置左右方向に相対移動
させるディスク移送機構開閉機構11とを有するものと
して構成されている。
【0019】かかる構成を有するディスク移送機構にお
いて、ディスク移送機構開閉機構11により駆動側およ
び固定側ディスクガイド部6,7が相対的に近接する方
向に移動されると、これら駆動側および固定側ディスク
ガイド部6,7に設けられる摩擦係数の高い材質のタイ
ミングベルト9およびフリクションベルト12(固定)
の間でディスクDのエッジを挟持し、この状態でベルト
駆動機構10を始動させてタイミングベルト9を図にお
いて時計方向に回動させることにより、ディスクDが図
1の再生位置からイジェクトされる。また、上記と反対
の動作により、ディスクDが装置内にローディングされ
る。
【0020】ディスクDは、回転駆動される駆動側ディ
スクガイド部6のタイミングベルト9に接することによ
り、固定側ディスクガイド部7のフリクションベルト1
2上を水平にタイミングベルト9の周回方向と反対方向
に回転しながら移送されることになる。
【0021】なお、ディスク移送機構はこれに限定され
ず、たとえば一対のローディングローラによりディスク
のレーベル面と記録面を挟持して移送する等、任意のも
のを採用することができる。
【0022】本装置には、ディスク位置を検出するセン
サとして3つのセンサ13,14,15が設けられてい
る。これらセンサは、たとえば光透過型または光反射型
のフォトセンサとされる。また、図5に示されるよう
に、装置のフロントパネルには、再生位置(図1)にお
いてディスクDを再生するためのプレイ(PLAY)キ
ー16およびディスクDをイジェクトまたはローディン
グするためのE/Lキー17等の各種モードキーが設け
られている。
【0023】図6は本装置の駆動制御ブロック図であ
り、ROM、RAM、インターフェース回路等を含み1
個または複数個のマイクロプロセッサにより構成される
システムコントローラ18は、センサ13,14,15
によるディスク位置検出信号S1,S2,S3、プレイ
キー16の操作による再生指示信号、E/Lキー17の
操作によるイジェクト/ローディング指示信号を受け、
所要の動作がなされるようにモータ駆動回路19,2
0,21を介してベルト駆動機構10、光学メカ上下機
構5、ディスク移送機構開閉機構11を制御する。
【0024】本実施例の装置は、図1の再生位置にある
ディスクDを、E/Lキー17の操作によりまず第1の
イジェクト位置(図2)に移動させ、この位置でのディ
スクレーベルの確認を可能にする。ディスクDが第1の
イジェクト位置に到達したことは、センサ14によるデ
ィスク位置検出信号(S2)が「H」から「L」に立ち
下がることにより検知される。ディスクレーベル確認後
そのディスクDを装置内にローディングしたい場合に
は、もう一度E/Lキー17を操作すればよい。第1の
イジェクト位置にあるディスクDを取り出す場合には、
第1のイジェクト位置にあるディスクDを指で装置内に
わずかに押し込むようにする。わずかな距離P1(図
3)の押し込み移動が、センサ14によるディスク位置
検出信号(S2)の「L」から「H」への立ち上がりに
より検出されると、その後ディスク移送機構を作動させ
てディスクDを第1のイジェクト位置よりもイジェクト
量の多い第2のイジェクト位置(図4)に移動させる。
また、第1のイジェクト位置にあるディスクDを距離P
1より大きい距離P2押し込み移動させた場合には、再
度E/Lキー17を操作した場合と同様に該ディスクD
の再生を希望しているものと判断されるので、ディスク
Dを再生位置に移送させるように制御する。
【0025】以上に概略的に説明した本実施例装置の動
作はシステムコントローラ18による駆動制御を通じて
なされるものであり、以下、図7ないし図9のフローチ
ャートを参照して説明する。図7はメインルーチンを示
し、E/Lキー17が操作されたときには図8のAルー
チンに移行する。
【0026】なお.POSは装置の状態を示すフラッグ
であり、PLAYはディスクDを再生位置に持ち来した
状態にあることを示す。また、EJECT1、EJEC
T2はそれぞれディスクDを第1のイジェクト位置、第
2のイジェクト位置に持ち来した状態にあることを示
す。
【0027】いま、ディスクDが再生位置(図1)にあ
るときにE/Lキー17が操作されると、ステップS1
0およびS15を介してS16に進み、システムコント
ローラ18は、光学メカ上下機構5を作動して光学メカ
4をダウン位置に退避させた後、ディスク移送機構開閉
機構11を作動してディスクDのエッジを両側から駆動
側および固定側ディスクガイド部6,7のベルト9,1
2間に挟持し、さらにベルト駆動機構10を作動してタ
イミングベルト9を図において時計方向に周回させる。
これにより前述の要領にてディスクDが反時計方向に回
転しながらイジェクト方向に移送される。
【0028】このイジェクト方向へのディスク移送によ
りディスクDが第1のイジェクト位置(図2)に持ち来
されると、センサ14によるディスク位置検出信号S2
がこれを検知し(ステップS17)、ディスク移送機構
の作動を停止して、ディスクDを第1のイジェクト位置
に停止させ(ステップS18)、フラッグPOSをEJ
ECT1にセットする(ステップS19)。なお、この
第1のイジェクト位置は、ディスク移送機構がディスク
Dのエッジの両側にて挟持し、ディスクを装置内に再移
送可能な位置に設定されている。
【0029】この後、図7のメインルーチンに戻り、第
1のイジェクト位置にあるディスクDの再生を希望する
場合は、もう一度E/Lキー17を押すと、ステップS
10、S15を経てS20に進み、図9のBルーチンに
移行する。そして、システムコントローラ18はディス
ク移送機構を作動して、ディスクDを第1のイジェクト
位置から再生位置に向けて移送する(ステップS2
1)。このディスク移送開始と同時にタイマーをスター
トさせ(ステップS22)、3秒以内にディスク位置検
出信号S2が「H」であり且つセンサ15によるディス
ク位置検出信号S3の「H」から「L」への立ち下がり
が得られた場合には、ディスクDが再生位置に持ち来さ
れたものと判断し、フラッグPOSをPLAYにセット
する(ステップS24)。そして、光学メカ上下機構5
を作動して光学メカ4をアップ位置に移動させ、さらに
ディスク移送機構開閉機構11を作動して駆動側および
固定側ディスクガイド部6、7をディスクのエッジから
開放させて、図7のメインルーチンに戻る。
【0030】タイマースタート後3秒以内にディスク位
置検出信号S3の立ち下がりが得られない場合には、デ
ィスクDが強制的に引き抜かれたものと判断して、ディ
スクの移送を停止させ(ステップS31)、フラッグP
OSをEJECT2にセットした(ステップS32)
後、図7のメインルーチンに戻る。
【0031】第1のイジェクト位置にあるディスクDを
取り出す場合には、前述のように、このディスクDを装
置内にわずかに押し込む。このわずかな押し込み操作に
よりセンサ14によるディスク位置検出信号S2が
「L」から「H」に立ち上がる(ステップS11)の
で、図9のCルーチンに移行する。信号S2の立ち上が
りを受けて、システムコントローラ18はディスク移送
機構を作動して、ディスクDをイジェクト方向に移送す
る(ステップS26)と同時に、タイマーをスタートさ
せる(ステップS27)。タイマースタート後3秒以内
にセンサ13によるディスク位置検出信号S1が「L」
から「H」に立ち上がった場合(ステップS28)、す
なわちディスク移送機構がディスクDをイジェクト方向
に移送させようとする力に逆らってディスクDを装置内
に第1のイジェクト位置から距離P2だけ押し込んだ場
合には、システムコントローラ18は操作者が第1のイ
ジェクト位置にあったディスクDのローディングを希望
しているものと判断し、ディスクDが第1のイジェクト
位置にあるときにE/Lキー17が操作された場合と同
様、ディスクDを再生位置に向けて移送する(ステップ
S21)。ステップS22以降については前述したので
説明を割愛する。
【0032】信号S1の立ち上がりのない場合、すなわ
ち第1のイジェクト位置にあるディスクDを距離P2に
満たないわずかな距離だけ装置内に押し込んだだけの場
合には、イジェクト方向へのディスク移送(ステップS
26)が継続して行われ、センサ15によるディスク位
置検出信号S3の「H」から「L」への立ち下がりを見
た(ステップS30)後、ディスク移送を停止する(ス
テップS31)。これによりディスクDは図4に示され
る第2のイジェクト位置に持ち来され(ステップS3
2)、図7のメインルーチンに戻る。なお、この第2の
イジェクト位置は、ディスク移送機構がディスクDを装
置外に最も突出させた位置であり、ディスク移送機構が
ディスクを装置内に再移送させることができない位置に
設定されている。
【0033】なお、第1のイジェクト位置にあるディス
クDを距離P2だけ指で押し込む操作をしていない(ス
テップS28=N)にもかかわらずタイマースタート後
3秒が経過してもステップS30で信号S3の立ち下が
りがないときは、第2のイジェクト位置へのディスク移
送を妨げる何らかの操作やメカトラブルが発生したもの
と判断されるので、ステップS21に進んでディスクD
を反対に再生位置に移送する。
【0034】メインルーチンにおいてセンサ15による
ディスク位置検出信号S3の立ち上がりが得られたとき
(ステップS12)は、すなわち第2のイジェクト位置
にあるディスク(または新たに挿入したディスク)を指
で装置内に押し込んだことを意味している。この場合に
は図9のBルーチンに移行し、システムコントローラ1
8は前述したようにしてディスクDを再生位置に向けて
移送するべく制御する。
【0035】ディスクDが再生位置にあるときにプレイ
キー16が操作される(ステップS13)と、システム
コントローラ18は光学メカ上下機構5を上昇移動さ
せ、ディスクDをターンテーブル3上にクランプし、ガ
イドロッド2,2に沿って光学ピックアップ1をディス
ク径方向に走査しながらディスク再生を行う。また、デ
ィスク再生中にストップキー(図示せず)またはもう一
度プレイキー16を押すと、ディスク再生を終了させ
る。これらの動作は公知であり、しかも本発明の主題に
直接関連しないので、説明を省略する。
【0036】以下、本発明の第2実施例によるディスク
再生装置について、図10ないし図13を参照して説明
する。この実施例が上述の第1実施例と構成上異なる点
は、フロントパネルにプレイキー16,E/Lキー17
に加えてさらにイジェクトキー22が設けられ、またセ
ンサ13が割愛されている点にある。この第2実施例
は、第1実施例が第1のイジェクト位置にあるディスク
Dを第2のイジェクト位置に移送するために第1のイジ
ェクト位置にあるディスクDをわずかに装置内に押し込
む操作を行うものとしたのに代えて、ディスクDが第1
のイジェクト位置にあるときにイジェクトキー22を押
すことで第2のイジェクト位置への移送を行うようにし
たものである。
【0037】この実施例装置のシステムコントローラ1
8aの制御について説明する。図12のメインルーチン
においてステップS40でE/Lキー17が操作された
場合の制御は、上述の第1実施例のメインルーチン(図
7)においてステップS10でE/Lキー17が操作さ
れた場合と同様であり、図8に示されるAルーチンが実
行されるので、この場合の説明は省略する。
【0038】ステップS41でイジェクトキー22が操
作された場合、図13のCルーチンに移行して、ステッ
プS50でフラッグPOSがEJECT2であるか否
か、すなわちディスクDの現在位置が第2イジェクト位
置(図4)であるか否かを判断する。ディスクDが第2
イジェクト位置にあるときはさらにイジェクトさせる必
要がないので、何らの動作もせずにメインルーチンに戻
る。ディスクDが第2イジェクト位置以外の位置、すな
わち再生位置(図1)または第1イジェクト位置(図
2)にあるとき、システムコントローラ18aはディス
クDをイジェクト方向に移送させる(ステップS5
1)。ディスクDのイジェクト方向への移送開始と同時
にタイマーをスタートさせ(ステップS52)、3秒以
内にセンサ15によるディスク位置検出信号S3の
「H」から「L」への立ち下がりがあった(ステップS
53,S54)後、ディスク移送を停止する(ステップ
S55)。これによりディスクDは図4に示される第2
のイジェクト位置に持ち来され、フラッグPOSをEJ
ECT2にセットした(ステップS56)後、図12の
メインルーチンに戻る。
【0039】タイマースタート後3秒以内に信号S3の
立ち下がりがないときには、ディスクDの第2のイジェ
クト位置に移送させようとする力に逆らってディスクD
をイジェクトさせず、あるいは装置内に押し込む操作が
なされていることを意味するので、操作者は当該ディス
クDのローディングを希望しているものと判断して、デ
ィスクDを再生位置に向けて移送する(ステップS4
5)。ステップS45以降は前述の第1実施例における
ステップS21以降(図9)と同様であるので、説明を
省略する。
【0040】また、メインルーチンにおいてセンサ15
によるディスク位置検出信号S3の立ち上がりが得られ
たとき(ステップS42)の制御も、前述の第1実施例
においてステップS12で同様の立ち上がりを検出した
ときと同様であり、さらに、プレイキー16やストップ
キーを操作した場合の動作(ステップS43,S44)
も前述の第1実施例においてステップS13,14で同
様の操作をした場合と同様であるので、これらについて
の説明は省略する。
【0041】第1実施例におけるCルーチン(図9)は
図14のように変更することができる。この第3実施例
によれば、図7のメインフローにおいてステップS11
でセンサ14によるディスク位置検出信号S2の立ち上
がりが検出されたとき、すなわち第1のイジェクト位置
にあるディスクDがわずかに装置内に押し込まれたと
き、これを第2のイジェクト位置にさらにディスクDを
イジェクトさせるための合図であると判断して、ディス
クDをイジェクト方向に移送開始する(ステップS6
0)。同時にタイマーをスタートさせ(ステップS6
1)、スタート後0.5秒後の信号S2の状態を見る。
このとき既にディスク移送機構はディスクDをイジェク
ト方向に移送させるべく作動している(ステップS6
0)ので、このディスク移送を妨げる操作が何もなされ
ていなければ、0.5秒後の信号S2は「L」となって
いるはずである。このときは、ステップS63,S64
を経てステップS65で信号S3の立ち下がりを検出し
た後、ステップS66でディスク移送を停止する。これ
によりディスクDは第2のイジェクト位置に持ち来さ
れ、フラッグPOSをEJECT2にセットした(ステ
ップS67)後、図7のメインルーチンに戻る。
【0042】ステップS63で信号S2の状態が「H」
であるときは、ディスクDをイジェクト方向に移送させ
ようとしているにもかかわらずこれを操作者が妨害して
ディスクDを逆に装置内に押し込もうとしていることを
意味している。この場合には操作者は当該ディスクDの
ローディングを希望しているものと判断して、ステップ
S21においてディスクDを反対に再生方向に向けて移
送する。以降のステップは前述したと同様であるので説
明を省略する。また、ステップS64で3秒経過をチェ
ックするのも、前述のステップS29と同様に、第2の
イジェクト位置へのディスク移送を妨げる操作やメカト
ラブルに対応するためである。
【0043】以上に本発明の幾つかの実施例について説
明したが、本発明はこれら実施例に限定されず、請求項
に記載される範囲内において様々な変形態様を取り得
る。
【0044】たとえば、図10に示される第2実施例装
置によれば、フロントパネルにE/Lキー17、イジェ
クトキー22を設け、E/Lキー17の操作に応答して
ディスクDを再生位置と第1のイジェクト位置との間で
移送させ、イジェクトキー22の操作に応答して第1の
イジェクト位置のディスクを第2のイジェクト位置に移
送させるようにしたが、これらのキーの代わりにイジェ
クトキーとロードキーを設け、イジェクトキーとロード
キーの操作に応答してディスクを再生位置と第1のイジ
ェクト位置との間で移送させ、さらにディスクが第1の
イジェクト位置にあるときのイジェクトキーの操作に応
答してディスクを第1のイジェクト位置から第2のイジ
ェクト位置に移送させるものとしてもよい。
【0045】また、各ディスク位置をフォトセンサ13
〜15により検出したが、ディスクエッジに係合してデ
ィスク移送に伴い回動するアームを設け、このアームの
回動位置を検出することによりディスク位置を検出する
構成としてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクがイジェクト
量の少ない第1のイジェクト位置とイジェクト量の多い
第2のイジェクト位置とを取ることができ、ディスクレ
ーベルを確認するときにはイジェクト量の少ない第1の
イジェクト位置でこれを行うことができるため、振動が
生じてもディスクが脱落することがない。
【0047】また、ディスクが第1のイジェクト位置に
あるときに所要の操作を行うことにより第2のイジェク
ト位置に移送されるので、ディスクの取り出しも容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるディスク再生装置の
概略構成を、ディスクが再生位置にある状態として示す
平面図である。
【図2】ディスクが再生位置から第1のイジェクト位置
に持ち来された状態を示す図1と同様の平面図である。
【図3】ディスクが第1のイジェクト位置から距離Pだ
け装置内に押し込まれた状態を示す図1と同様の平面図
である。
【図4】ディスクが第2のイジェクト位置にある状態を
示す図1と同様の平面図である。
【図5】第1実施例によるディスク再生装置の概略斜視
図である。
【図6】第1実施例によるディスク再生装置の駆動制御
ブロック図である。
【図7】第1実施例によるディスク再生装置の駆動制御
のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図8】第1実施例によるディスク再生装置の駆動制御
のサブルーチン(Aルーチン)を示すフローチャートで
ある。
【図9】第1実施例によるディスク再生装置の駆動制御
のサブルーチン(BルーチンおよびCルーチン)を示す
フローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例によるディスク再生装置
の概略斜視図である。
【図11】第2実施例によるディスク再生装置の駆動制
御ブロック図である。
【図12】第2実施例によるディスク再生装置の駆動制
御のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図13】第2実施例によるディスク再生装置の駆動制
御のサブルーチン(BルーチンおよびCルーチン)を示
すフローチャートである。
【図14】第3実施例として、図9に示される第1実施
例のサブルーチン(Cルーチン)を一部変更したものを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光学ピックアップ 2 ガイドロッド 3 ターンテーブル 4 光学メカ 5 光学メカ上下機構 6 駆動側ディスクガイド部 7 固定側ディスクガイド部 8 プーリ 9 タイミングベルト 10 ベルト駆動機構 11 ディスク移送機構開閉機構 12 フリクションベルト 13,14,15 センサ 16 プレイキー 17 E/Lキー 18 システムコントローラ 19,20,21 モータ駆動回路 22 イジェクトキー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを移送するディスク移送手段と、
    第1の操作を検出する第1の検出手段と、前記第1の検
    出手段の検出結果に応答して装置内のディスクをイジェ
    クト量の少ない第1のイジェクト位置に移送するべく前
    記ディスク移送手段を制御する第1の制御手段と、第2
    の操作を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手
    段の検出結果に応答して第1のイジェクト位置にあるデ
    ィスクを該第1のイジェクト位置よりイジェクト量の多
    い第2のイジェクト位置に移送するべく前記ディスク移
    送手段を制御する第2の制御手段と、を有することを特
    徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】前記第1の操作は第1のキーの押圧操作で
    あることを特徴とする請求項1のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記第2の操作は、前記第1のイジェクト
    位置にあるディスクをわずかな距離だけ挿入方向に移動
    させる挿入操作であり、前記第2の制御手段は、該挿入
    操作を検出する前記第2の検出手段からの検出信号を受
    けて前記第1の位置にあるディスクを前記第2のイジェ
    クト位置に移送するべく前記ディスク移送手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1または2のディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】ディスクを移送するディスク移送手段と、
    第1の操作を検出する第1の検出手段と、前記第1の検
    出手段による検出結果に応答して装置内のディスクをイ
    ジェクト量の少ない第1のイジェクト位置に移送するべ
    く前記ディスク移送手段を制御する第1の制御手段と、
    前記第1のイジェクト位置にあるディスクが操作者の挿
    入操作により第1の距離だけ挿入方向に移動されたこと
    を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段によ
    る検出結果に応答して前記第1のイジェクト位置にある
    ディスクを該第1のイジェクト位置よりイジェクト量の
    多い第2のイジェクト位置に移送するべく前記ディスク
    移送手段を制御する第2の制御手段と、前記第1のイジ
    ェクト位置のディスクが操作者の挿入操作により前記第
    1の距離より大きい第2の距離だけ挿入方向に移動され
    たことを検出する第3の検出手段と、前記第3の検出手
    段による検出結果に応答して前記第2の制御手段による
    制御を無効にして前記第1のイジェクト位置にあるディ
    スクを装置内に移送するべく前記ディスク移送手段を制
    御する第3の制御手段と、を有することを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
  5. 【請求項5】ディスクを移送するディスク移送手段と、
    第1の操作を検出する第1の検出手段と、前記第1の検
    出手段による検出結果に応答して装置内のディスクをイ
    ジェクト量の少ない第1のイジェクト位置に移送するべ
    く前記ディスク移送手段を制御する第1の制御手段と、
    前記第1のイジェクト位置にあるディスクが操作者の挿
    入操作により挿入方向に移動されたことを検出する第2
    の検出手段と、前記第2の検出手段による検出結果に応
    答して前記第1のイジェクト位置にあるディスクを該第
    1のイジェクト位置よりイジェクト量の多い第2のイジ
    ェクト位置に移送するべく前記ディスク移送手段を制御
    する第2の制御手段と、前記第2の制御手段による制御
    にもかかわらずディスクが前記第1のイジェクト位置か
    ら前記第2のイジェクト位置に向けて移送されないこと
    を検出する第3の検出手段と、前記第3の検出手段によ
    る検出結果に応答して前記第2の制御手段による制御を
    無効にして前記第1のイジェクト位置にあるディスクを
    装置内に移送するべく前記ディスク移送手段を制御する
    第3の制御手段と、を有することを特徴とするディスク
    再生装置。
  6. 【請求項6】前記第3の検出手段は、ディスクを前記第
    1のイジェクト位置から前記第2のイジェクト位置に向
    けて移送するべく前記ディスク移送手段が始動した後所
    定時間内にディスクが前記第1のイジェクト位置から実
    質的に移動していないことを検出するタイマー手段を備
    えることを特徴とする請求項5のディスク再生装置。
  7. 【請求項7】前記第1のイジェクト位置は、前記ディス
    ク移送手段がディスクを装置内に再移送可能な位置に設
    定されていることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかのディスク再生装置。
  8. 【請求項8】前記第2のイジェクト位置は、前記ディス
    ク移送手段によりディスクが装置外に最も突出された位
    置であって前記ディスク移送手段により装置内に再移送
    不能な位置に設定されていることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかのディスク再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100499951B1 (ko) * 2002-11-18 2005-07-07 현대모비스 주식회사 광디스크 배출장치

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