JP3495177B2 - ディスク判別を可能としたディスク装置 - Google Patents
ディスク判別を可能としたディスク装置Info
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Description
パクトディスク)とDVD(ディジタルビデオディス
ク)のように種類の異なるディスクを装填可能としたデ
ィスク装置に係り、特にディスクが装填されたときに、
その種別を即座に且つ正確に判別できるようにしたディ
スク装置に関する。
20mm、穴径(センターホール)15mm、信号記録
面を覆う透明なディスク基板の厚さが1.2mmであ
る。信号記録面には、1本のトラックが内径50mmの
位置から最大直径116mmまでの領域内に螺旋状に形
成され、そのトラックのピッチは1.6μmである。そ
して、その総記録容量は、約650Mバイトである。
を示す概念図である。図6に示されるCDプレーヤで
は、スピンドルモータ1のモータシャフト1aに回転テ
ーブル2が固定され、この回転テーブル2上にCDが装
填されて回転が与えられる。CDの下面には、対物レン
ズ3を搭載した光ピックアップ4が設けられ、CDの信
号記録面6に沿って図示X軸方向にガイド軸5を摺動し
て移動する。また図示しないピックアップ移動機構によ
り、光ピックアップ4は内周(左端)側から右端(外
周)側へ駆動され、光ピックアップ4から与えられる検
知光が信号記録面6の螺旋状トラックに沿って移動す
る。
軸方向ヘ駆動して、対物レンズ3から与えられる検知光
の焦点を信号記録面6に合わせるフォーカス用の対物レ
ンズ駆動手段と、前記検知光を信号記録面6のトラック
に沿わせるトラッキング用の対物レンズ駆動手段とが設
けられている。
からの反射戻り光を検知する受光手段が設けられ、この
受光手段での光検知信号により、信号記録面6にピット
で形成されたPCM信号が読み取られ、さらに光検知信
号により、信号記録面6に対する焦点誤差信号(フォー
カス誤差信号)とトラッキング誤差信号が検知され、前
記対物レンズ駆動手段が駆動されるものとなっている。
像サービスの一環として、再生専用光ディスクを使用し
た、いわゆるDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)
の普及が目指されている。DVDには、両面構造のSD
(Super Density Disk)規格と、2層記録構造のHDMC
D(High Density Multimedia Compact Disk)規格の2つ
が提案されているが、現在では前記SD規格のDVDを
再生できるプレーヤの開発が進められている。
m、穴径15mmであり、ディスクの外形はCDと同じ
である。また、CDと、SD規格のDVDは、ディスク
の記録方式が共にピットによる光変調方式であり、また
回転制御方式も共にCLV(線速度一定)である。した
がって、両ディスクを共に再生可能な上位互換性の再生
装置の開発が可能である。
転送速度、記憶容量などの点で相違する。例えば、CD
のデータ転送速度は約1.5Mビット/秒であるのに対
し、SD規格のDVDでは、最大10Mビット/秒であ
り、DVDの記憶容量はCDの記録容量の6ないし8倍
である。また、トラックピッチはCDが1.6μmであ
るのに対し、SD規格のDVDで0.725μmであ
る。さらに、最大の相違点として記録フォーマットの違
いが挙げられる。したがって、両ディスクを共に再生可
能な上位互換性の再生装置(コンパチブル・プレーヤ)
にCD又はDVDが装填された場合には、CDであるの
か、又はDVDであるのかを判別することが必要とな
る。
と、中心穴の内径とが同じであるため、ディスクの形状
を機械的なスイッチなどで判別することは不可能であ
る。また、他の判別方法として、ディスクが装填された
後に実際に信号を再生してCDであるかDVDであるか
の判別を行うことが考えられる。
うディスク基板の厚さが相違しており、CDでは、表面
から信号記録面6までの厚さ寸法が1.2mmであるの
に対し、SD規格のDVDは信号記録面までの厚さが
0.6mmである。よって、共通の対物レンズにより両
ディスクの信号を共に高精度に再生するのは困難とされ
ており、現状ではCDのときとDVDのときとで対物レ
ンズの切換えが必要となっている。すなわち、信号を読
み取る前にディスクの判別を行わないと、それぞれのデ
ィスクに対応した対物レンズを選択できず、実際には信
号の読取りによりディスク種別を判断するのは困難であ
る。さらに、CDとDVDとでは信号記録面でのトラッ
クピッチが相違しているため、種別が判らない状態でい
きなり読取りを開始しても、トラッキングサーボ動作が
安定できず、この点でも実際に信号を読んでディスクを
識別するのは困難である。
きるディスクプレーヤでは、使用者がディスクを装填し
た後に、ディスク種別を指示する入力を釦操作などで行
うことが必要になる。しかし、車載用のディスクプレー
ヤでは運転への集中度を高める意味で、前記のような釦
操作を行わず、ディスクを装填した直後にその種別を自
動的に判別できるように構成することが好ましい。
あり、CDとDVDなどのように異なる種類のディス
ク、特に表面から記録面までの厚さ寸法の相違するディ
スクが装填されたときに、直ちにディスク種別を自動的
に判別できるようにしたディスクス装置を提供すること
を目的としている。
記録面までの厚さ寸法の相違する複数種類のディスクが
装填可能な回転テーブルを有するディスク装置におい
て、前記回転テーブルの下面に、回転方向に間隔を空け
て基準反射面が設けられ、前記基準反射面、および回転
テーブル上に設置された複数種類のディスクのそれぞれ
の信号記録面に対して焦点を合わせる距離を移動できる
対物レンズと、前記対物レンズに検知光を与える発光手
段と、対物レンズからの戻り光から焦点誤差を検出する
焦点誤差検出手段と、前記焦点誤差検出手段で検出され
た焦点誤差信号に基づいて、前記対物レンズを、前記基
準反射面およびディスクの信号記録面に前記検知光の焦
点を合わせる位置に移動させて安定させる焦点サーボを
行う対物レンズ駆動手段と、が設けられ、前記回転テー
ブルが回転しているときに、前記検知光の焦点が前記基
準反射面に合って焦点サーボが安定したときに対物レン
ズ駆動手段に与えられた駆動信号のレベルを基準値と
し、対物レンズがディスクの信号記録面に焦点の合う位
置に駆動されて焦点サーボが安定したときに前記対物レ
ンズ駆動手段に与えられた駆動信号のレベルを前記基準
値と比較し、この比較値に応じてディスクの種別を判別
するディスク判別部が設けられていることを特徴とする
ものである。
ブルのクランプエリアと、ディスクのTOCエリアとの
間に配置されていることが好ましい。
別の判別方法では、いずれかのディスクが装填されたと
きに、例えばディスクの回転サーボを行うことなくディ
スクを回転させる。そして、対物レンズから信号記録面
へ検知光を照射し、焦点誤差検出手段を動作させ焦点サ
ーボ動作を行わせる。ディスクが装填された後に焦点サ
ーボ動作を行わせると、対物レンズから検知光がディス
クの信号記録面に与えられ、この検知光の焦点が合うよ
うに対物レンズの光軸方向ヘの位置が補正される。
での厚さ寸法が1.2mmで、SD規格のDVDでは、
ディスク表面から信号記録面までの厚さ寸法が0.6m
mである。よって、CDの信号記録面に焦点が合ったと
きの対物レンズの位置と、DVDの信号記録面に焦点が
合ったときの対物レンズの位置とは相違し、よって焦点
サーボ用の対物レンズ駆動手段に与えられる駆動電流
(または駆動電圧)も相違する。したがって焦点サーボ
が安定したときに、対物レンズ駆動手段に与えられた前
記駆動電流(または駆動電圧)を基準値と比較すること
により、装填されたディスクがCDであるか、DVDで
あるかの判別が可能である。
あり、CD用とDVD用とで対物レンズが切換えられる
ものであっても、この判別のときには常に例えばDVD
用(或はCD用)が用いられる。ディスク判別では、記
録された信号を読み取るのではなく、単に焦点誤差信号
を検知するだけであるため、どの対物レンズを使用して
もディスクの判別を行うことが可能である。そして、デ
ィスクの種別が解ったときに、対物レンズがディスクに
適合するように切換えられ、信号の読取り動作に移行す
る。このように本発明の特徴は、対物レンズからディス
クの信号記録面に検知光を与えるが、実際に信号を読み
取る必要がなく、単に焦点誤差信号を検知するだけでデ
ィスクの種別を判別できる点にある。
ンズの移動量に応じて、前記駆動電流が変化するが、そ
の変化量を判別する基準となる基準値は、例えば記憶回
路にディジタル値として記憶させておくことが可能であ
る。例えばDVD用の対物レンズを用いた場合に、対物
レンズの静止位置が、DVDの信号記録面に焦点が合う
位置に近くなっているので、DVDの信号記録面に焦点
が合ったときの、対物レンズ駆動手段に与えられる駆動
電流のオフセット量は小さい。またCDが装填される
と、信号記録面に焦点が合ったときの前記駆動電流のオ
フセット量は非常に大きくなる。よって前記両オフセッ
ト量の中間値を基準値として予め記憶回路に記憶させて
おけば、前記オフセット量から直ちにディスクの種別を
判別できる。
クの記録面以外に基準反射面を設けておくことが可能で
ある。図5(b)に示すように、最初に対物レンズから
の検知光の焦点を前記基準反射面に合わせ、次にディス
クの信号記録面に焦点を合わせると、基準反射面に焦点
が合ったときの駆動電流のオフセット量と、ディスクの
信号記録面に焦点が合ったときの駆動電流のオフセット
量とを対比すれば、そのオフセット量の変化からディス
クの種別を正確に、しかも基準値を予め記憶させておく
ことなく判別できる。
ブルの下面などを用いることが好ましい。回転テーブル
を基準反射面とすると、回転テーブルとディスクとの相
対位置が高精度に決められているため、前記オフセット
量の基準を明確にできる。また回転テーブルはディスク
の中心に位置しているため、回転テーブルの基準反射面
に焦点を合わせた直後にディスクの内径部分に焦点を合
わせると、ディスクの面振れによる検知誤差を最小にで
きる。
外の部分に設けてもよい。
して説明する。図1は、CDと、SD規格のDVD(以
下、「SD」と記す)の構造上の違いを示すものであ
り、(a)はCDの拡大部分断面図、(b)はSDの拡
大部分断面図である。図1(a)に示すように、CD
は、ディスク基板12が、透光性の例えばポリカーボネ
ートなどにより形成されている。ディスク基板12の上
には、Al(アルミニウム)などの反射膜15が形成さ
れて、そのディスク基板12側の面が信号記録面15a
2となっており、この信号記録面15a2にPCM信号が
ピット16により形成されている。また反射膜15の上
面には、紫外線硬化樹脂などによる保護膜17が形成さ
れている。CDは、ディスク基板12の表面から信号記
録面15a2までの厚さ寸法dcが1.2mmである。そ
の規格上の公差は−0.1mmで+0.3mmであり、
1.1mm<dc<1.5mmである。
ディスク基板12の厚さdsがCDの半分の0.6mm
であり、2枚のディスク基板12が保護膜17を介して
両側に積層されている。反射膜15による信号記録面1
5a1は、保護膜17の両面に形成され、それぞれの信
号記録面15a1にピット16が形成されている。SD
では、ディスク基板12の表面から信号記録面15a1
までの厚さdsが0.6mmであり、その公差は−0.
1mmから+0.2mmの範囲で、0.5mm<ds<
0.8mmである。
る回転テーブルの一構成例を示し、(a)は断面図、
(b)は裏面から見た底面図である。このディスク装置
では、この回転テーブル21にCDとSDが共通に設置
されクランプされる。図2(a)に示すように、回転テ
ーブル21の上には、CDとSDとで同じ内径寸法の穴
径(センターホール)に挿通されるセンタリング用の可
動ハブ21aが設けられ、可動ハブ21aの外縁から外
周方向にクランプエリア21bが形成されている。そし
て、そのクランプエリア21bのさらに外周方向に、ク
ランプエリア21bよりも薄手(0.5mm以下)のフ
ランジ部21cが一体に形成されている。
mmφであり、図3(a)に示すように、クランプエリ
ア21b上にCDまたはSDが設置されたときに、フラ
ンジ部21cの縁部が、ディスクの信号記録面15a1
または15a2のTOCエリアのすぐ内側に対向するも
のとなっている。図2(b)に示すように、フランジ部
21cの裏面に、基準反射面21dが設けられている。
この基準反射面21dは、金属箔や塗料などにより形成
されたものであるが、この基準反射面21dは、フラン
ジ部21cの円周方向に所定のピッチで間隔を開けて形
成され、隣接する基準反射面21dの間は無反射面21
eとなっている。
ディスクと対物レンズとの位置関係を示す断面図であ
り。図3(a)は基準反射面21dと対物レンズ23a
との位置関係、(b)はSDと対物レンズ23aとの位
置関係、(c)はCDと対物レンズ23aとの位置関係
をそれぞれ示している。図3(a)に示すように、回転
テーブル21はスピンドルモータ22の回転軸22aに
固定されている。CDまたはSDは、中心穴D1が可動
ハブ21aに挿通されクランプエリア21bに押し付け
られ、図示しないクランパによりクランプされる。
プPが設けられ、光ピックアップPは図示しない移動機
構によりX軸方向に駆動されるようになっているが、光
ピックアップPの移動範囲は、対物レンズ23aの光軸
がフランジ部21cの裏面の基準反射面21dに対向す
る位置からCDまたはSDの最大外形(120mm)に
対向するまでの間である。
Pには、2つの対物レンズ23aと23bが切換えでき
るように設けられており、両レンズは開口数や作動距離
などが互いに相違している。図3に示す対物レンズ23
aはSD用であり、対物レンズ23bはCD用である。
本発明において、ディスクの判別動作のときには、一方
の対物レンズ23aのみが使用される。
または23bからディスクの信号記録面15a1または
15a2に検知光(レーザ光)を与える発光手段として
の半導体レーザ24、半導体レーザ24からの検知光を
屈折させるビームスプリッタ25、ディスクの信号記録
面15a1または15a2からの反射され、対物レンズ2
3aまたは23bとビームスプリッタ25を透過した戻
り光を受光する受光手段としてのフォトダイオード2
6、および対物レンズ駆動手段27とが搭載されてい
る。
構(フォーカスサーボ機構)であり、対物レンズを保持
する可動部材を光軸方向ヘ移動自在に支持するばね部
材、可動部材に搭載されたフォーカスコイル、このフォ
ーカスコイルに対向するマグネットなどから構成されて
いる。対物レンズを搭載した可動部材は前記ばね部材に
より光軸方向ヘ移動自在であるが、対物レンズ23aま
たは23bの移動可能な範囲は、対物レンズ23aまた
は23bで集束される検知光の焦点位置が図3(a)に
てFで示すように基準反射面21dに合う位置から図3
(c)にF(c)で示すように、CDの信号記録面15a2
に焦点が合う位置までの間である。
Pの系外には、フォトダイオード26(通常は4分割ダ
イオード)の受光量から焦点誤差を検出する焦点誤差検
出手段31、この焦点誤差検出手段31にて検知された
焦点誤差信号に基づいて、対物レンズ駆動手段27のフ
ォーカスコイルに、焦点を合わせるための駆動電流(ま
たは駆動電圧)を与える位相補償ドライブアンプ32が
設けられている。
レンズ駆動手段27のフォーカスコイルに与えられる駆
動電流(または駆動電圧)のオフセット量を検知するオ
フセット量検出部33と、このオフセット量からディス
クを判別するディスク判別部34とが設けられている。
ディスク判別部34は、オフセット量検出部33にて検
出された駆動電流(または駆動電圧)のオフセット量を
ディジタル値に変換するA/D変換器と、前記ディジタ
ル値を基準値と比較する比較演算器などから構成され
る。なお、図5(a)では、対物レンズをディスクの記
録面に沿って微動させるトラッキングサーボ機構の図示
を省略している。
て、CDまたはSDが回転テーブル21に装填されたと
きに、CDであるかSDであるかを判別する判別方法を
示すフローチャートである。このフローチャートでは処
理ステップを(1)ないし(10)で示しており、以下
順番に説明する。
装置の挿入口(図示せず)などから挿入され、回転テー
ブル21の上にローディングされる。 ステップ(2);回転テーブル21上に装填されたディ
スクDが、クランパによりクランプ固定され、CDまた
はSDが回転テーブル21のクランプエリア21bに固
定される。次に、線速度を一定に保つためのスピンドル
サーボ機能を動作させることなく、回転テーブル21を
定速にて回転させる。このときの回転テーブル21の回
転数はどの程度であってもよいが、例えばスピンドルモ
ータ22に与えられる駆動電圧を2V程度の低圧とし、
回転テーブル21を30rpm程度の低速で回転させ
て、ディスクの判別動作を行うことが可能である。よっ
てディスクの種別の判別時の消費電力はわずかである。
SD用の対物レンズ23aが発光経路上に位置してお
り、この光ピックアップPがディスクの内周側(X
(−)側)へ移動させられ、図3(a)に示すように、
対物レンズ23aの光軸が回転テーブル21の基準反射
面21dに対向する位置で光ピックアップPが停止す
る。 ステップ(4);光ピックアップPの半導体レーザ24
がONとなり、検知光が対物レンズ23aへ向けて発光
され、焦点誤差検出手段31から位相補償ドライブアン
プ32を経て対物レンズ駆動手段27に至る焦点サーボ
ループが始動する。
した状態になると、対物レンズ23aは、図3(a)に
示すように、焦点位置Fが基準反射面21dに一致する
位置(ア)でほぼ安定する。図5(b)は横軸に時間
を、縦軸に対物レンズ駆動手段27に与えられる駆動電
流を示しているが、対物レンズ23aが(ア)で示す位
置で安定するとき、前記駆動電流はオフセット量Ioを
持つ。このオフセット量Ioがオフセット量検出部33
で検出され、ディスク判別部34内の記憶部に一時的に
記憶される。 ステップ(6);光ピックアップPがディスクの外周方
向(X(+)方向)ヘ移動させられ、対物レンズ23a
がSDまたはCDの信号記録面15a1または15a2に
対向する。
安定状態となったときに、対物レンズ駆動手段27に与
えられる駆動電流のオフセット量がオフセット量検出部
33により検出される。装填されているディスクがSD
の場合、図3(b)に示すように、信号記録面15a1
の位置はCDに比べて回転テーブル21に近い側にある
ため、焦点サーボループが安定すると、対物レンズ23
aは図3(b)の(イ)の位置で安定する。このときに
対物レンズ駆動手段27に与えられる駆動電流は、図3
(b)にて(イ)で示すオフセット量を持つ。装填され
ているディスクがCDの場合、信号記録面15a2はS
Dよりも回転テーブル21から離れた位置にあるため、
焦点サーボループが安定すると、対物レンズ23aは図
3(c)で(ウ)で示す位置で安定する。このときの駆
動電流のオフセット量は図5(b)で(ウ)で示され
る。
た駆動電流のオフセット量と、(5)で検出されて記憶
されたオフセット量I0との差が求められ、この差が基
準値よりも小さいか否かディスク判別部34で判別され
る。図5(b)では、SDの信号記録面15a1に焦点
が合ったときの駆動電流のオフセット量と、基準反射面
21dに焦点が合ったときの駆動電流のオフセット量I
0との差をI1で示している。また、CDの信号記録面1
5a2に焦点が合ったときの駆動電流のオフセット量
と、基準反射面21dに焦点が合ったときの駆動電流の
オフセット量との差をI2で示している。図3では、基
準反射面21dに焦点が合って安定しているときの対物
レンズ23aを基準としたときに、SDの信号記録面1
5a1に焦点が合ったときの対物レンズ23aの光軸
(Z軸)方向ヘのシフト量をH1で示し、CDの信号記
録面15a2に焦点が合ったときの対物レンズ23aの
光軸方向ヘのシフト量をH2で示している。このシフト
量H1は、図5(b)に示す駆動電流のオフセット量I1
に相当し、シフト量H2は、オフセット量I2に相当して
いる。ディスク判別部34では、前記オフセット量I1
が基準値Ij以下である場合には、対物レンズ23aの
シフト量がH1であり、装填されたのがSDであると判
別され、オフセット量I2が基準値Ij以上である場合
には、対物レンズ23aのシフト量がH2であり、装填
されたのがCDであると判別される。
別された場合には、対物レンズ23aをそのままの状態
とし、トラッキングサーボ機構とスピンドルサーボ機構
が始動し、ただちに再生動作に移行する。 ステップ(10);装填されたのがCDと判別されたと
きには、CD用の対物レンズ23bが光軸上に移行する
ように切換えられ、トラッキングサーボ機構とスピンド
ルサーボ機構が始動し、その後に再生動作に移行する。
量I1またはI2と対比される基準値Ijは、図3(b)
に示す対物レンズ23aのシフト量H1と、図3(c)
に示すシフト量H2との中間の高さ位置Hjを基準とし
て設定される。図1に示したように、透明なディスク基
板12の規格上の厚さ寸法は、公差を加味したときに、
SDの場合には、0.5mm<ds<0.8mmの範囲
で、CDでは1.1mm<dc<1.5mmの範囲であ
る。また、図3(a)に示す基準反射面21dからクラ
ンプエリア21bまでの厚さ寸法をαとしたとき、図3
(b)に示すように、SDの信号記録面に焦点が合った
ときの対物レンズ23aのシフト量H1の計算値は(α
+ds)で、図3(c)に示す様にCDの信号記録面に
焦点が合ったときのシフト量H2の計算値は(α+dc)
である。
焦点サーボループが安定したときの対物レンズ23aの
位置(ア)を基準としたときの、ディスクの記録面に焦
点が合って安定したときの対物レンズ23aのシフト量
は、SDの場合に最大で(α+0.8mm)、CDの場
合に最小で(α+1.1mm)である。よって、判別の
基準となる対物レンズ23aのシフト量Hjを(α+
0.95mm)とし、このシフト量Hjだけ対物レンズ
23aをシフトさせるの要する駆動電流のオフセット量
Ijを前記ステップ(8)においてI1またはI2と比較
する基準値とすればよい。駆動電流のオフセット量が前
記基準値Ij未満のときは、装填されたのがSDであ
り、基準値Ijを越えるときは、装填されたのがCDで
ある。
ブル以外の部分に設けられていてもよい。この基準反射
面はディスク装置に設けられていてもよいし、またはS
DとCDの両ディスクの中心部において対物レンズに対
向する表面に反射テープなどを接着しておけば、これを
基準反射面にできる。この場合、判別基準となる前記α
はほぼゼロである。また、本発明では判別できるディス
クがCDとSD規格のDVDに限られるものではなく、
ディスク表面から記録面まの厚さ寸法が相違するもので
あれば、どのような種類のものであってもよい。
のDVDとCDのように、信号記録面までの厚さ寸法の
相違するディスクを、装填した時点で直ちに判別でき、
またこの判別は、単にディスクの信号記録面からの戻り
光の焦点誤差信号を検出するだけでよく、スピンドルサ
ーボやトラッキングサーボさらには、信号の読取り動作
を行う必要がない。よって、ディスクの信号フォーマッ
トなどの違いと無関係に、ディスクの種別を短時間に判
別できる。
分断面図、(b)はSD規格のディジタルオーディオデ
ィスク(DVD)の拡大部分断面図、
回転テーブルの一構成例を示し、(a)は断面図、
(b)は裏面から見た底面図、
射面と対物レンズとの位置関係を示す断面図、(b)は
SDと対物レンズとの位置関係を示す断面図、(c)は
CDと対物レンズとの位置関係を示す断面図、
構成を示すブロック図、(b)は対物レンズ駆動手段に
与えられる駆動電流を時間との関係で示す線図、
デオディスク dc CDのディスク基板の厚さ寸法 ds SDのディスク基板の厚さ寸法
Claims (2)
- 【請求項1】 表面から信号記録面までの厚さ寸法の相
違する複数種類のディスクが装填可能な回転テーブルを
有するディスク装置において、 前記回転テーブルの下面に、回転方向に間隔を空けて基
準反射面が設けられ、前記基準反射面、および回転テー
ブル上に設置された複数種類のディスクのそれぞれの信
号記録面に対して焦点を合わせる距離を移動できる対物
レンズと、前記対物レンズに検知光を与える発光手段
と、対物レンズからの戻り光から焦点誤差を検出する焦
点誤差検出手段と、前記焦点誤差検出手段で検出された
焦点誤差信号に基づいて、前記対物レンズを、前記基準
反射面およびディスクの信号記録面に前記検知光の焦点
を合わせる位置に移動させて安定させる焦点サーボを行
う対物レンズ駆動手段と、が設けられ、前記回転テーブルが回転しているときに、前記 検知光の
焦点が前記基準反射面に合って焦点サーボが安定したと
きに対物レンズ駆動手段に与えられた駆動信号のレベル
を基準値とし、対物レンズがディスクの信号記録面に焦
点の合う位置に駆動されて焦点サーボが安定したときに
前記対物レンズ駆動手段に与えられた駆動信号のレベル
を前記基準値と比較し、この比較値に応じてディスクの
種別を判別するディスク判別部が設けられていることを
特徴とするディスク装置。 - 【請求項2】 前記基準反射面は、回転テーブルのクラ
ンプエリアと、ディスクのTOCエリアとの間に配置さ
れている請求項1記載のディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04777396A JP3495177B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | ディスク判別を可能としたディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04777396A JP3495177B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | ディスク判別を可能としたディスク装置 |
Publications (2)
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