JPH10269589A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH10269589A
JPH10269589A JP7235497A JP7235497A JPH10269589A JP H10269589 A JPH10269589 A JP H10269589A JP 7235497 A JP7235497 A JP 7235497A JP 7235497 A JP7235497 A JP 7235497A JP H10269589 A JPH10269589 A JP H10269589A
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JP
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pickup
focus
tracking
servo
error signal
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JP7235497A
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English (en)
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Michihiko Iida
道彦 飯田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種類の光ディスクに対応して記録又は再生
を行う光ディスク装置DE、装填された光ディスクの種類
の判別を正確かつ簡易に実行できるようにする。 【解決手段】 この光ディスク装置では、DVD用のピ
ックアップとCD用のピックアップを2つ有している。
CD又はDVDいずれかのディスクが装填されたときは
(S101)、CD用のピックアップに対しては通常のフォ
ーカスサーボ回路を用いてフォーカスサーボの引き込み
動作を行い、DVD用のピックアップに対してはトラッ
キングサーボ回路を用いてフォーカスサーボの引き込み
動作を行う(S104)。それぞれのRF信号に基づき装填
されているディスクを判断し(S105)、DVDの場合は
フォーカスサーボ回路を切り換えた後(S107)、トラッ
キングサーボをかける(S106,S108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2種類の光ディスク
に対応して再生又は記録動作を行う光ディスク装置に関
するものであり、特に、2種類の光ディスクに対応した
2つのピックアップを備える光ディスク装置である。
【0002】
【従来の技術】光ディスク記録媒体としてCD(コンパ
クトディスク)が広く普及しており、音楽用途をはじめ
としてCD方式の光ディスクは各種分野で使用されてい
る。また音楽用CDは通常、再生専用メディアとされる
が、CD−R(コンパクトディスク−レコーダブル)と
呼ばれる追記型の光ディスクも開発されている。
【0003】一方、マルチメディア用途に好適な光ディ
スク記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc
/Digital Video Disc)と呼ばれる光ディスクも開発
されている。このDVDはビデオデータ、オーディオデ
ータ、コンピュータデータなどの広い分野で適応するこ
とが提唱されている。そしてDVDはCDと同サイズの
ディスク(直径12cm)でありながら、記録トラック
の小ピッチ化やデータ圧縮技術等により、記録容量も著
しく増大されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、新規な光デ
ィスクが開発されることに応じて、旧来の光ディスクと
の互換性を備えた光ディスク装置の提供が望まれること
になる。
【0005】DVDについて考えれば、CDとDVDの
両方に対応する光ディスク装置の開発が望まれる。とこ
ろがCDとDVDでは、その光ディスクの層構造の違い
などにより、それぞれ専用のピックアップ装置(若しく
はピックアップ装置内の光学型の一部)が必要になる。
そして装填された光ディスクがCDであるかDVDであ
るかに応じて、その専用部品を切り換えて使用すること
になる。
【0006】このように複数種類の光ディスクに対応で
きるように特定の部位を切り換えて使用する方式を採用
する場合、装填された際に、そのディスクが何れの種類
の光ディスクであるかを正確に判別しなければならな
い。
【0007】例えばカートリッジにディスクが収納され
るような形態をとるものでは、カートリッジの識別孔等
を設ければ容易に識別できるが、上記のCDとDVDな
どのように、カートリッジに収納されず、またディスク
自体が同サイズの形態のものではこのような機械的な検
出方式は採用できない。
【0008】さらに、センサその他の種別検出のための
特別な部品、機構を設けることは、構成の複雑化やコス
トアップなどが生じるため好ましくない。
【0009】本発明はこのような要求に応じ、2種類の
光ディスクに対応して記録又は再生を行うことのできる
光ディスク装置において、装填された光ディスクの種類
の判別を、正確かつ簡易に実行できるようにすることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の光ディスク装置は、第1種と第2種の2
種類の光ディスクに対応した記録再生を行う光ディスク
装置であって、第1種の光ディスクに対応した第1のピ
ックアップと、第2種の光ディスクに対応した第2のピ
ックアップと、上記第1のピックアップ又は上記第2の
ピックアップが検出したフォーカスエラー信号に応じて
上記第1のピックアップ又は上記第2のピックアップの
フォーカスサーボ制御と、その引き込み動作を行うフォ
ーカスサーボ回路と、上記第1のピックアップ又は上記
第2のピックアップが検出したトラッキングエラー信号
に応じて上記第1のピックアップ又は上記第2のピック
アップのトラッキングサーボ制御を行うトラッキングサ
ーボ回路と、上記第2のピックアップが検出したフォー
カスエラー信号を上記トラッキングサーボ回路に供給す
る切換回路と、上記第1のピックアップ及び上記第2の
ピックアップにより検出される信号に基づき第1種の光
ディスクであるか又は第2種の光ディスクであるかを判
断する判別部とを備え、上記切換回路が上記第2のピッ
クアップが検出したフォーカスエラー信号をトラッキン
グサーボ回路に供給し、上記フォーカスサーボ回路が第
1のピックアップが検出したフォーカスエラー信号に基
づきこの第1のピックアップのフォーカスサーボ引き込
み動作を行うとともに上記トラッキングサーボ回路が第
2のピックアップが検出したフォーカスエラー信号に基
づきこの第2のピックアップのフォーカスサーボ引き込
み動作を行い、上記判別部が上記第1のピックアップ及
び上記第2のピックアップにより検出される信号に基づ
き第1種の光ディスクであるか又は第2種の光ディスク
であるかを判断することを特徴とする。
【0011】本発明に係る光ディスク装置では、第1の
ピックアップと、第2のピックアップを用いて、2つの
ピックアップで同時にフォーカスサーボをかけて、第1
種の光ディスクであるか第2種の光ディスクであるかを
判別をする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態として、
CDとDVDに対応する光ディスク装置を例に挙げて説
明する。
【0013】本例としてCDとDVDに対応する光ディ
スク装置を説明する前に、まずCD、DVD及びCD−
Rの構造を図1で説明する。なお、CD、DVD及びC
D−Rともに、直径は12cmのディスクとされてい
る。
【0014】図1(a)(b)(c)はそれぞれCD,
CD−R,DVDのディスク断面として層構造を示して
いる。各図に記したようにCD,CD−R,DVDとも
にディスク全体の厚みは12cmとされている。
【0015】図1(a)に示すCD100には、光透過
率が高くかつ耐機械的特性あるいは耐化学特性を有する
透明ポリカーボネイト樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ある
いはアクリル樹脂等の透明な合成樹脂材料によってディ
スク基板(透明層)101が成形される。ディスク基板
101には、一方の主面に成形金型に組み込まれたスタ
ンパによってピットが転写され、信号面102が形成さ
れる。この信号面102におけるピットは、所定の情報
信号に対応してそれぞれ円周方向の長さを異にする符号
化された小孔としてディスク基板101に形成され、記
録トラックを構成することになる。そして、この記録ト
ラックのトラック幅は、1.6μmである。
【0016】この信号面102が形成されたディスク基
板101の面には光反射率の高いアルミニウム等が蒸着
されて反射層103が形成されるとともに、さらに全体
に保護層104が被覆されて、CD100が形成され
る。
【0017】このCD100に対しては光ディスク装置
からのレーザ光がディスク表面105側から入射され、
信号面102に記録された情報が、その反射光から検出
されることになる。
【0018】図1(b)のCD−R110は追加記録可
能なメディアとされ、CD100と物理的特性(直径、
重さ、厚さ)や容量を同一とするが、CD100に比べ
少量生産を経済的に行うことができ、耐久年数も長いこ
とから、データ保存用として適している。
【0019】このCD−R110も、ディスク表面11
6側からみて透明のディスク基板(ポリカーボネイト)
111が配される。
【0020】そしてこのようなディスク基板111の上
に、有機色素層114、金の反射層113、保護層11
5が順に積層されてCD−R110が形成されている。
また、このCD−R110には、レーザ光の照射ガイド
となる溝(グルーブ)が刻まれており、有機色素層11
2がこのグルーブを覆っている。そして、照射されたレ
ーザ光の熱により有機色素層112とポリカーボネイト
によるディスク基板111とが反応して情報信号に応じ
たピットが形成されることで、実際のデータが記録され
た信号面112が形成される。
【0021】図1(c)のDVDも同様にディスク表面
128制からディスク基板121が配され、ディスク基
板121の他面側に信号面が形成される。DVDの場
合、信号面が1つである1層ディスクと呼ばれるもの
と、信号面が2層となっている2層ディスクと呼ばれる
ものの2種類が提案されており、図1(c)は2層ディ
スクの例を示している。すなわち第1信号面122及び
第1信号面122に対応する第1反射層123により第
1層のデータ記録面が形成される。また第2信号面12
4及び第2信号面124に対応する第2反射層125に
より第2層のデータ記録面が形成される。
【0022】第2反射層125の上は接着面126とさ
れ、これを介してダミー板127が接着される。
【0023】第1反射層123は半透明膜とされ、レー
ザ光の一定割合を反射させるように形成されている。こ
れによってレーザ光が第1信号面122に焦点を当てれ
ば第1反射層123による反射光から第1信号面122
に記録された信号を読み取ることができ、またレーザ光
を第2信号面124に焦点をあてさせる際は、そのレー
ザ光は第1反射層123を通過して第2信号面124に
集光され、第2反射層125による反射光から第2信号
面124に記録された信号を読み取ることができる。
【0024】1層ディスクの場合は信号面及び反射層が
第2信号面124と第2反射層125と同様に形成され
る。
【0025】なお本明細書において、以降の実施の形態
の説明では1層ディスク、2層ディスクを区別せず、第
1信号面122、第2信号面124、及び1層ディスク
での信号面をまとめて、単に信号面とよび、説明に使用
する図においては『信号面122』と記述することとす
る。
【0026】この図1(a)(b)(c)からわかるよ
うに、CD100及びCD−R110は信号面102,
112がディスク表面105,116側からみて、ほぼ
ディスクの厚み分に近い位置に形成されている(ディス
ク表面105,116側から概略1.2mmの位置にレ
ーザスポットの焦点を当てるべき信号面102,112
が位置する)。
【0027】一方、DVDでは信号面122(124)
はディスク表面128側からみて、ほぼディスクの厚み
の中央に近い位置に形成されている(ディスク表面12
8側から概略0・6mmの位置にレーザスポットの焦点
を当てるべき信号面122(124)が位置する。
【0028】また信号面122(124)に形成されて
いるトラックのピッチ幅は0.74μmであり、CD1
00,CD−R110の1.6μmに比べて約1/2と
狭く、信号面122(124)に形成されるビットによ
る記録密度もCD100,CD−R110に比べて高密
度化されている。
【0029】このような違いから、DVD再生装置を考
えた場合、再生のためのレーザ光としては波長が650
nm以下のものが用いられ、また対物レンズは、開口
(NA)が0.6に高められるとともに、ディスク表面
128側から概略0.6mmの位置にレーザスポットの
焦点を結ぶために最適化されたピックアップが使用され
る。つまり通常のCD用のピックアップとは異なるピッ
クアップを用いることが好適である。
【0030】このようなピックアップを考えた上で、C
D/DVDの互換機を考慮した場合、波長が650nm
以下のレーザ光により、CD100の信号面102の情
報を読み取ることは不可能ではない。またCD100の
ディスク表面105側から概略1.2mmの位置にレー
ザスポットの焦点を結ばせることも不可能ではない。と
ころが実際にはCD100に対して各種特性が最適化さ
れたピックアップ装置が用いられるに越したことはな
く、その方が再生特性上も有利である。
【0031】さらに、CD−R110を考えると、CD
−R110は波長依存性を有する有機色素層114を備
えており、650nm以下のレーザ光を使用した場合に
は正確なデータ再生を行うことができない。
【0032】すなわちCD−R110は、照射された6
50nm以下のレーザ光に対して有機色素層114での
光吸収率が太きくなって反射率が低下するとともに、信
号面112のピットによるレーザ光の変調度が低下す
る。またデータを記録する際には波長780nmのレー
ザ光に適した吸収率、反射率でピットが形成されるの
で、このデータを他の波長のレーザ光で読み出そうとし
ても十分な変調度が得られないという特性を有してい
る。
【0033】以上のことから、CD100(CD−R1
10)とDVD120の互換性を備えた光ディスク装置
を考えた場合、少なくとも対物レンズ及びレーザ光源手
段を各ディスクに対して専用に備えることが望ましいと
いえる。
【0034】つぎに、図2〜図7を用いて、CD100
(及びCD−R110)と、DVD120に対して互換
性を有する本例の光ディスク装置の構造例を説明する。
この光ディスク装置は、CD100及びCD−R110
に対応するピックアップとDVD120に対応するピッ
クアップを備えるものである。なおCD100,CD−
R110,DVD120を総称してディスクDと呼ぶ。
【0035】図2は、光ディスク装置におけるディスク
の再生駆動部分(いわゆるメカデッキ部)の斜視図であ
る。
【0036】このメカデッキはサブシャーシ本体11上
にディスクの再生駆動に必要な各種機構が設けられて成
る。装填されるディスクはターンテーブル7に積載され
ることになるが、ターンテーブル7がスピンドルモータ
6によって回転駆動されることでディスクDが回転す
る。
【0037】回転しているディスクに対してレーザ光を
照射し、その反射光から情報を抽出するためのピックア
ップ1は、ピックアップ1の筺体内部においてCD10
0(CD−R110)に最適化された光学系及びレーザ
光源を備えたCDピックアップ1aと、DVD120に
最適化された光学系及びレーザ光源を備えたDVDピッ
クアップ1bが互いに独立して設けられている。CDピ
ックアップ1aのレーザ出力端はCD用対物レンズ2a
であり、DVDピックアップ1bのレーザ出力端はDV
D用対物レンズ2bである。
【0038】ピックアップ1はいわゆるスレッド機構に
よりディスク半径方向にスライド移動可能とされてい
る。このため、ピックアップ1の両側にはメインシャフ
ト8aとサブシャフト12が設けられる。そしてピック
アップ1のホルダ部8gにメインシャフト8aが挿通さ
れ、また図示していない反対側のホルダ部にサブシャフ
ト12が挿通されることで、ピックアップ1はメインシ
ャフト8aとサブシャフト12によって支持された状態
で、シャフト方向に移動可能とされる。
【0039】シャフト上でピックアップ1を移動させる
ための機構として、スレッドモータ8b、スレッド伝達
ギア8c,8d,8eが設けられ、またピックアップ1
のホルダ部8gの近傍にはラックギア8fが取り付けら
れている。
【0040】スレッドモータ8bが回転駆動されること
で、その回転力がスレッド伝達ギア8c,8d,8eへ
伝わる。そしてスレッド伝達ギア8eはラックギア8f
とかみ合わしているため、伝達された回転力はピックア
ップ1をシャフト方向に移動させることになる。したが
ってスレッドモータ8bの正逆回転により、ピックアッ
プ1はディスク内外周方向へ移動される。
【0041】ピックアップ1とディスクの相対的な傾斜
状態を検出するためにピックアップ1にはスキューセン
サ10が搭載されている。スキューセンサ10は例えば
出力光がディスクに反射して受光されるまでの時間を計
測することで、スキュー状況を検出する。このスキュー
センサ10によって検出されたスキュー状況に基づいて
例えばピックアップ1の傾斜状態を調整するスキューモ
ータの駆動を行えば、ピックアップ1の傾斜状態を装填
されているディスクに合わせ、相対的な傾斜状況を補正
することができる。
【0042】図3は本例の光ディスク装置の要部のブロ
ック図である。
【0043】ディスクDは、図2にも示したターンテー
ブル7に積載され、再生動作時においてスピンドルモー
タ6によって一定線速度(CLV)若しくは一定角速度
(CAV)で回転駆動される。
【0044】そしてピックアップ1によってディスクD
にピット形態等で記録されているデータの読み出しが行
われることになるが、上述したようにピックアップ1と
して実際には独立した2つのピックアップ(CDピック
アップ1a,DVDピックアツプ1b)が設けられてい
る。
【0045】CDピックアップ1aにはCD100及び
CD−R110に最適な光学系が設けられている。レー
ザ光源となるレーザダイオード4aは、例えば出力する
レーザの中心波長が780nmのものとされ、またCD
用対物レンズ2aはNA=0.45とされる。CD用対
物レンズ2aは2軸機構3aによってトラッキング方向
及びフォーカス方向に移動可能に保持されている。
【0046】DVDピックアップ1bにはDVD120
に最適な光学系が設けられている。レーザ光源となるレ
ーザダイオード4bは、例えば出力するレーザの中心波
長が650nm若しくは635nmのものとされ、また
DVD用対物レンズ2bはNA=0.6とされる。DV
D用対物レンズ2bは2軸機構3bによってトラッキン
グ方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されてい
る。
【0047】ディスクDがCD100(CD−R11
0)である場合は、CDピックアップ1aが用いられて
再生動作が行われる。そしてディスクDからの反射光情
報はディテクタ5aによって検出され、受光光量に応じ
た電気信号とされてRFアンプ21aに供給される。
【0048】またディスクDがDVD120である場合
は、DVDピックアップ1bが用いられて再生動作が行
われる。DVDピックアップ1bにおいてはディスクD
からの反射光情報はディテクタ5bによって検出され、
受光光量に応じた電気信号とされてRFアンプ21bに
供給される。
【0049】RFアンプ21a,21bは、それぞれ電
流電圧変換回路、増幅回路、マトリクス演算回路等を備
え、ディテクタ5a,5bからの信号に基づいて必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TE、いわゆる和信号であるプルイン信
号PIなどを生成する。
【0050】ディテクタ5a,5bとして図4のよう
な、いわゆる検出部A,B,C,Dから成る4分割ディ
テクタが設けられており、この場合フォーカスエラー信
号FEは検出部A,B,C,Dの出力について、いわゆ
る非点収差法により(A+C)−(B+D)の演算によ
り生成される。またプルイン信号PI=(A+B+C+
D)となる。
【0051】トラッキングエラー信号TEとしては、い
わゆる3ビーム方式を考えれば、図4の4分割ディテク
タとは別にサイドスポット用のディテクタE,Fを用意
し、E一Fの演算で生成してもよいし、4分割ディテク
タからのプッシュプル信号などとして生成することもで
きる。
【0052】RFアンプ21aで生成される各種信号
は、RFプロセッサ25、システムコントローラ30、
及び、セレクタ22を介してサーボプロセッサ31に供
給される。すなわちCD100(CD−R110)から
検出するRFアンプ21aからの再生RF信号はRFプ
ロセッサ25へ、フォーカスエラー信号FE,トラッキ
ングエラー信号TEはセレクタ22を介してサーボプロ
セッサ31へ、さらにプルイン信号PI,フォーカスエ
ラー信号FE,トラッキングエラー信号TEはシステム
コントローラ30に供給される。
【0053】また、RFアンプ21bで生成される各種
信号は、RFプロセッサ25、システムコントローラ3
0、及び、セレクタ22を介してサーボプロセッサ31
に供給される。すなわちDVD120から検出するRF
アンプ21aからの再生RF信号はRFプロセッサ25
へ、フォーカスエラー信号FE,トラッキングエラー信
号TEはセレクタ22を介してサーボプロセッサ31
へ、さらにプルイン信号PI,フォーカスエラー信号F
E,トラッキングエラー信号TEはシステムコントロー
ラ30に供給される。
【0054】RFアンプ21a若しくは21bで得られ
た再生RF信号はRFプロセッサ25で2値化等され
る。RFプロセッサ25は、システムコントローラ30
の制御信号に基づき、いわゆるEFM信号(8−14変
調信号;CDの場合)若しくはEFM+信号(8−16
変調信号;DVDの場合)を生成してデコーダ26に供
給する。デコーダ26ではEFM復調,CIRCデコー
ド等を行い、また必要に応じてCD−R0Mデコード、
MPEGデコードなどを行ってディスクDから読み取ら
れた情報の再生を行う。
【0055】サーボプロセッサ31は、RFアンプ21
a,21bからのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEや、デコーダ26若しくはシステム
コントローラ30からのスピンドルエラー信号SPE等
から、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンド
ルの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行
させる。
【0056】サーボプロセッサ31は、図5に示すよう
な、フォーカスサーボ処理回路31aと、トラッキング
サーボ処理回路31bと、スレッドサーボ処理回路31
cと、スピンドルモータサーボ処理回路31dと、第1
と第2のレーザパワーコントロール処理回路31e,3
1fとを有する。このサーボプロセッサ31の各処理回
路には、システムコントローラ30からのコントロール
信号が供給され制御される。
【0057】フォーカスサーボ処理回路31aには、フ
ォーカスエラー信号FEが供給される。このフォーカス
サーボ処理回路31aは、フォーカスエラー信号FEに
基づいてフォーカスドライブ信号を生成し、このフォー
カスドライブ信号をセレクタ24を介してフォーカスド
ライバ17a,17bに供給してレーザ光がディスクD
の各信号面102,112,122に合焦するように制
御する。なお、このフォーカスサーボ処理回路31a
は、例えばDSP等用いて所定の位相特性でフォーカス
サーボ処理を行っている。システムコントローラ30
は、この位相特性をディスクDの種類に基づき変更して
いる。また、このフォーカスサーボ処理回路31aは、
フォーカスサーボ制御を開始するタイミング(フォーカ
スサーボループのオンのタイミング)をシステムコント
ローラ30により制御される。このフォーカスサーボル
ープのオンのタイミングの制御、すなわちフォーカスサ
ーボの引き込み動作については、詳細を後述する。
【0058】トラッキングサーボ処理回路31bには、
トラッキングエラー信号TEが供給される。このトラッ
キングサーボ処理回路31bは、トラッキングエラー信
号TEに基づいてトラッキングドライブ信号を生成し、
セレクタ24を介してこのトラッキングドライブ信号を
トラッキングドライバ18a,18bに供給してレーザ
光がディスクDの各信号面102,112,122のト
ラックにジャストトラックとなるように制御する。な
お、このトラッキングサーボ処理回路31bは、例えば
DSP等用いて所定の位相特性でトラッキングサーボ処
理を行っている。システムコントローラ30は、この位
相特性をディスクの種類に基づき変更している。また、
このトラッキングサーボ処理回路31bは、システムコ
ントローラ30により制御される。すなわち、システム
コントローラ30からトラックジャンプをするためのト
ラックジャンプ位置等を示す信号が供給され、この信号
に基づきトラック制御をする。
【0059】また、このトラッキングサーボ処理回路3
1bは、ディスクDの判別時においては、フォーカスエ
ラー信号FEが供給される。この時に、トラッキングサ
ーボ処理回路31bは、上述したフォーカスサーボ処理
回路と同様にフォーカスドライブ信号を生成し、このフ
ォーカスドライブ信号をセレクタ24を介してフォーカ
スドライバ17a,17bに供給してレーザ光がディス
クDの各信号面102,112,122に合焦するよう
に制御する。なお、このディスクDの判別についての詳
細は後述する。
【0060】スレッドサーボ処理回路31cは、例えば
トラッキングエラー信号TEやシステムコントローラ3
0から供給される制御信号に基づきスレッドエラー信号
を生成し、このスレッドエラー信号に基づきスレッドド
ライブ信号を生成する。スレッドサーボ回路31cは、
このスレッドドライブ信号をスレッドドライバ16に供
給する。
【0061】スピンドルモータサーボ処理回路31dに
は、スピンドルエラー信号SPEが供給される。スピン
ドルモータサーボ処理回路31dは、スピンドルエラー
信号SPEに応じてスピンドルドライブ信号を生成す
る。スピンドルモータサーボ処理回路31dは、このス
ピンドルドライブ信号をスピンドルモータドライバ19
に供給する。
【0062】第1及び第2のレーザパワーコントロール
処理回路31e,31fには、レーザダイオード4a,
4bの光量検出信号が供給される。レーザダイオード4
a,4bは、定電流駆動すると光出力が大きな負の温度
特性をもつ。そのため、第1及び第2のレーザパワーコ
ントロール処理回路31e,31fは、このシステムコ
ントローラ30からの指示に基づいて、このレーザダイ
オード4a,4bの光量を一定にするための処理を行
う。このレーザパワーコントロール処理回路31e,3
1fに供給される光量検出信号は、例えばレーザダイオ
ードの光量を検出するモニタ用のフォトダイオードから
の出力である。第1のレーザパワーコントロール処理回
路31eは、レーザドライブ信号を生成して、このレー
ザドライブ信号をレーザドライバ20aに供給する。ま
た、第2のレーザパワーコントロール処理回路31f
は、レーザドライブ信号を生成して、このレーザドライ
ブ信号をレーザドライバ20bに供給する。
【0063】セレクタ22は、RFアンプ21a及び2
1bからのフォーカスエラー信号FE及びトラッキング
エラー信号TEを、再生するディスクに応じて切り換え
てサーボプロセッサ31に供給する。すなわち、セレク
タ22は、ディスクDがCD100(CD−R110)
である場合は、サーボプロセッサ31にRFアンプ21
aからのフォーカスエラー信号FE及びトラッキングエ
ラー信号TEを供給する。また、ディスクDがDVD1
00である場合は、サーボプロセッサ31にRFアンプ
21bからのフォーカスエラー信号FE及びトラッキン
グエラー信号TEを供給する。
【0064】なお、この光ディスク装置では、ディスク
Dが装填された際に、このディスクDがCD100(C
D−R110)であるかDVD120であるかを判別す
る。そのため、セレクタ22は、このディスクDを判別
する際に、RFアンプ21aからのフォーカスエラー信
号FEをサーボプロセッサ31のフォーカスサーボ処理
回路31aに供給するとともにRFアンプ21bからの
フォーカスエラー信号FEをトラッキングサーボ処理回
路31bに供給する。
【0065】具体的にセレクタ22は、図6に示すよう
に、フォーカスエラー信号FEの切換用のスイッチ22
aと、トラッキングエラー信号TEの切換用のスイッチ
22bを有する。
【0066】CD100(CD−R110)の再生時に
は、スイッチ22a及びスイッチ22bは、端子がTCD
側に切り換えられる。すなわち、CD100(CD−R
110)の再生時には、RFアンプ21aからのフォー
カスエラー信号FEがサーボプロセッサ31のフォーカ
スサーボ処理回路31aに供給され、RFアンプ21a
からのトラッキングエラー信号TEがトラッキングサー
ボ処理回路31bに供給される。
【0067】また、DVD120の再生時には、スイッ
チ22a及びスイッチ22bは、端子がTDV側に切り換
えられる。すなわち、DVD120の再生時には、RF
アンプ21bからのフォーカスエラー信号FEがサーボ
プロセッサ31のフォーカスサーボ処理回路31aに供
給され、RFアンプ21bからのトラッキングエラー信
号TEがトラッキングサーボ処理回路31bに供給され
る。
【0068】さらに、トラッキングエラー信号切換用の
スイッチ22bには、ディスクDの判別時に用いられる
端子TINTがある。スイッチ22bのこの端子TINT
は、RFアンプ21bからのフォーカスエラー信号FE
が供給される。ディスク判別時においては、スイッチ2
2aは端子TCD側に切り換えられ、スイッチ22bは端
子TINT側に切り換えられる。すなわち、ディスクDの
判別時には、RFアンプ21aからのフォーカスエラー
信号FEがサーボプロセッサ31のフォーカスサーボ処
理回路31aに供給され、RFアンプ21bからのフォ
ーカスエラー信号FEがトラッキングサーボ処理回路3
1bに供給される。
【0069】なお、上述したスイッチ22a及びスイッ
チ22bの切換制御は、システムコントローラ30から
の制御信号に基づき行われる。
【0070】セレクタ24は、サーボプロセッサ31の
フォーカスサーボ処理回路31aから出力されるフォー
カスドライブ信号を、再生するディスクに応じてCD用
のフォーカスドライバのフォーカスドライバ17a又は
DVD用のフォーカスドライバ17bに切り換える。ま
た、セレクタ24は、サーボプロセッサ31のトラッキ
ングサーボ処理回路31bから出力されるトラッキング
サーボ信号を、再生するディスクに応じてCD用のフォ
ーカスドライバのフォーカスドライバ18a又はDVD
用のフォーカスドライバ18bに切り換える。すなわ
ち、セレクタ24は、ディスクDがCD100(CD−
R110)である場合は、CD用のフォーカスドライバ
17a及びトラッキングドライバ18aにサーボプロセ
ッサ31からのフォーカスドライブ信号及びトラッキン
グドライブ信号を供給する。また、ディスクDがDVD
100である場合は、DVD用のフォーカスドライバ1
7b及びトラッキングドライバ18bにサーボプロセッ
サ31からのフォーカスドライブ信号及びトラッキング
ドライブ信号を供給する。
【0071】なお、セレクタ24は、ディスクDを判別
する際に、サーボプロセッサ31のフォーカスサーボ処
理回路31aからのフォーカスドライブ信号をCD用の
フォーカスドライバ17aに供給するとともに、トラッ
キングサーボ処理回路31bからのトラッキングドライ
ブ信号をフォーカスドライブ信号としてDVD用のフォ
ーカスドライバ17bに供給する。
【0072】具体的にセレクタ24は、図7に示すよう
に、フォーカスドライブ信号の切換用のスイッチ24a
と、トラッキングドライブ信号の切換用のスイッチ24
bと、サンプルホールド回路24cとを有する。
【0073】CD100(CD−R110)の再生時に
は、スイッチ24a及びスイッチ24bは、端子がTCD
側に切り換えられる。すなわち、CD100(CD−R
110)の再生時には、フォーカスサーボ処理回路31
aからのフォーカスドライブ信号がCD用のフォーカス
ドライバ17aに供給され、トラッキングサーボ処理回
路31bからのトラッキングドライブ信号がCD用のト
ラッキングドライバ18aに供給される。
【0074】また、DVD120の再生時には、スイッ
チ24a及びスイッチ24bは、端子がTDV側に切り換
えられる。すなわち、DVD120の再生時には、フォ
ーカスサーボ処理回路31aからのフォーカスドライブ
信号がDVD用のフォーカスドライバ17bに供給さ
れ、トラッキングサーボ処理回路31bからのトラッキ
ングドライブ信号がDVD用のトラッキングドライバ1
8bに供給される。
【0075】さらに、トラッキングドライブ信号切換用
のスイッチ24bには、ディスクDの判別時に用いられ
る端子TINTがある。スイッチ24bのこの端子T
INTは、サンプルホールド回路24cを介してDVD用
のフォーカスドライバ17bと接続されている。ディス
ク判別時においては、スイッチ24aは端子TCD側に切
り換えられ、スイッチ24bは端子TINT側に切り換え
られる。すなわち、ディスクDの判別時には、サーボプ
ロセッサ31のフォーカスサーボ処理回路31aからの
フォーカスドライブ信号がCD用のフォーカスドライバ
17aに供給され、トラッキングサーボ処理回路31b
からのトラッキングドライブ信号がDVD用のフォーカ
スドライバ17bに供給される。つまり、DVD用のフ
ォーカスドライバ17bには、トラッキングドライブ信
号がフォーカスドライブ信号として供給される。また、
サンプルホールド回路24cは、DVD用のフォーカス
ドライバ17bに供給するフォーカスドライブ信号を一
時保持する機能を有するものであるが、このサンプルホ
ールドのタイミングは、後述するディスク判別の処理内
容をを説明する際に詳細を説明する。
【0076】なお、上述したスイッチ24a,スイッチ
24b及びサンプルホールド回路24cの切換制御は、
システムコントローラ30からの制御信号に基づき行わ
れる。
【0077】以上のようなサーボ及びデコードなどの各
構成要素の各機能はマイクロコンピュータによって形成
されたシステムコントローラ30により制御される。
【0078】このシステムコントローラ30には、RF
アンプ21a,21bからフォーカスエラー信号FE,
トラッキングエラー信号TE及びプルイン信号PIが供
給される。システムコントローラ30は、内部にアナロ
グ/デジタル変換器を有しており、これら信号を検出
し、データとして取り込む。
【0079】システムコントローラ30は、サーボプロ
セッサ31やピックアップ1の動作を制御することによ
り、例えば再生開始、終了、トラックアクセス、早送り
再生、早戻し再生などの動作を行う。
【0080】また、システムコントローラ30は、この
光ディスク装置がCD100とDVD120の両方に対
応する機器であるため、ディスクDが装填された際に、
そのディスクDがCD100であるかDVD120であ
るかを判別しなければならない。そして、上述してきた
ようにピックアップ1(1a,1b)やRFアンプ21
a,21b、レーザドライバ20a,20b、トラッキ
ングドライバ18a,18bがそれぞれCD100若し
くはDVD120専用に設けられているため、これらの
専用回路系を適切に用いるようにディスク判別の結果に
よりセレクタ22,セレクタ24のスイッチ24a,2
4bをTCD端子とTDV端子のいずれか一方に切り換える
制御を行う。このシステムコントローラ30が行うディ
スク判別の手法については、詳細を後述する。
【0081】また、システムコントローラ30は、フォ
ーカスサーボの引き込みを行う為に用いるフォーカスO
K信号及びフォーカスオン信号等を生成する。
【0082】フォーカスOK信号は、フォーカスサーチ
状態からフォーカスサーボ処理回路31aにより行われ
るフォーカスサーボ処理を開始するタイミングのウイン
ドウを示す信号である。具体的には、システムコントロ
ーラ30は、アナログ/デジタルコンバータによりプル
イン信号PIをデジタルデータに変換して、この値を所
定のスレッショルドと比較する。そして、ディテクタに
所定レベル以上の光量が照射されているかどうかを検出
して、所定レベル以上のときにフォーカスOK信号を発
する。システムコントローラ30は、このフォーカスO
K信号等に基づきフォーカスサーボの引き込み動作の制
御を行う。
【0083】フォーカスオン信号は、フォーカスOK信
号と同様に、フォーカスサーボ処理回路31aにより行
われるフォーカスサーボ処理を開始するタイミングのウ
インドウを示す信号である。具体的には、システムコン
トローラ30は、アナログ/デジタルコンバータにより
フォーカスエラー信号FEをデジタルデータに変換し
て、この値を所定のスレッショルドと比較する。そし
て、フォーカスエラー信号FEのS字カーブを検出し
て、零クロス近傍にある時に、フォーカスオン信号を発
する。システムコントローラ30は、このフォーカスO
K信号等に基づきフォーカスサーボの引き込み動作の制
御を行う。
【0084】以上のように、この光ディスク装置では、
システムコントローラ30の制御に基づき、各構成要素
の動作制御が行われる。
【0085】すなわち、この光ディスク装置では、シス
テムコントローラ30の制御に基づき、サーボコントロ
ーラ31がフォーカスエラー信号FE,トラッキングエ
ラー信号TEに応じてフォーカストライブ信号、トラッ
キングドライブ信号を生成し、セレクタ24に出力す
る。このとき、セレクタ22及びセレクタ24は、ディ
スクDがCD100であるときはスイッチ22a,22
b及びスイッチ24a,24bの各TCD端子が選択さ
れ、またディスクDがDVD120であるときはスイッ
チ22a,22b及びスイッチ24a,24bの各TDV
端子が選択される。従って、CD100の再生時には、
RFアンプ21aからフォーカスエラー信号FEに応じ
て生成されたフォーカスドライブ信号はフォーカスドラ
イバ17aに供給され、フォーカスドライバ17aはC
Dピックアップ1aにおける2軸機構3aを駆動するこ
とになる。このことによりCDピックアップ1a、RF
アンプ21a、サーボプロセッサ31、フォーカスドラ
イバ17aによるフォーカスサーボループが形成され
る。
【0086】また、CD100の再生時には、RFアン
プ21aからのトラッキングエラー信号TEに応じて生
成されたトラッキングドライブ信号はトラッキングドラ
イバ18aに供給され、トラッキングドライバ18aは
CDピックアップ1aにおける2軸機構3aを駆動する
ことになる。このことによりCDピックアップ1a、R
Fアンプ21a、サーボプロセッサ31、トラッキング
ドライバ18aによるトラッキングサーボループが形成
される。
【0087】さらに、DVD120の再生時には、RF
アンプ21bからのフォーカスエラー信号FEに応じて
サーボプロセッサ31で生成されたフォーカストライブ
信号はフォーカスドライバ17bに供給され、フォーカ
スドライバ17bはDVDピックアップ1bにおける2
軸機構3bを駆動する。このことによりDVDピックア
ップ1b、RFアンプ21b、サーボプロセッサ31、
フォーカスドライバ17bによるフォーカスサーボルー
プが形成される。
【0088】また、DVD120の再生時には、RFア
ンプ21bからのトラッキングエラー信号TEに応じて
サーボプロセッサ31で生成されたトラッキングドライ
ブ信号はトラッキングドライバ18bに供給され、トラ
ッキングドライバ18bはDVDピックアップ1bにお
ける2軸機構3bを駆動する。このことによりDVDピ
ックアップ1b、RFアンプ21b、サーボプロセッサ
31、トラッキングドライバ18bによるトラッキング
サーボループが形成される。
【0089】サーボプロセッサ31は、スピンドルモー
タドライバ19に対して、スピンドルエラー信号SPE
に応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給する。
スピンドルモータドライバ19は、スピンドルドライブ
信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ6
に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転等を実行さ
せる。またサーボプロセッサ31は、システムコントロ
ーラ30からのスピンドルエラー信号に応じてスピンド
ルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータドライバ
19によるスピンドルモータ6の起動又は停止などの動
作も実行させる。
【0090】サーボプロセッサ31は、例えばトラッキ
ングエラー信号TEなどから得られるスレッドエラー信
号や、システムコントローラ30からのアクセス実行制
御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成し、スレ
ッドドライバ16に供給する。スレッドドライバ16は
スレッドドライブ信号に応じてスレッド機構8を駆動す
る。スレッド機構8とは図2に示したメインシャフト8
a、スレッドモータ8c、スレッド伝達ギア8c,8
d,8e等による部位を示しており、つまりスレッドド
ライバ16がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモ
ータ8bを駆動することで、ピックアップ1の適正なス
ライド移動が行われる。
【0091】サーボプロセッサ31は、システムコント
ローラ30からの指示及びレーザダイオード4a,4b
の光量検出信号に基づいて、第1と第2のレーザパワー
コントロール処理回路31e,31fからのレーザドラ
イブ信号をレーザードライバ20a,20bに供給す
る。ディスクDがCD100であるときはレーザドライ
バ20aにレーザードライブ信号が供給され、またディ
スクDがDVD120であるときはレーザドライバ20
bにレーザードライブ信号が供給される。したがって、
再生されるディスクに応じてレーザダイオード4a,4
bのいずれかが発光動作を行うことになる。
【0092】また、サーボプロセッサ31には、スキュ
ーセンサ10からの検出情報も供給されている。サーボ
プロセッサ31は、スキューセンサ10からの検出情報
に応じてスキューモータを駆動させる。
【0093】つぎに、この実施の形態のCDとDVDに
対応する光ディスク装置のフォーカスサーボループの動
作及びその引き込み動作について説明する。
【0094】上述したように、CD100,CD−R1
10はディスク表面105,116から約1.2mmの
位置に信号面102,112がある。一方DVD120
はディスク表面128から約0.6mmの位置に信号面
122がある。
【0095】なお説明上、CD100,CD−R110
を1.2mm単板ディスク、DVD120を0.6mm
貼合せディスクともいう。
【0096】CDピックアップ1aにおける対物レンズ
2aは、図8(a)〜(d)に示すように、1.2mm
単板ディスクであるCD100の信号面102にレーザ
光の焦点が合うようにすなわちジャストフォーカスの状
態になるようにCD100に接離する方向に移動される
ことになる。
【0097】DVDピックアップ1bにおける対物レン
ズ2bは、図9(a)〜(d)のように、0.6mm貼
合わせであるDVD120の信号面122にレーザ光の
焦点が合うようにCD100に接離する方向に移動され
ることになる。
【0098】CD用対物レンズ2a,DVD用対物レン
ズ2bのいずれも、フォーカスサーチ範囲(フォーカス
ストローク範囲)は、図8(a)、図9(a)のボトム
位置から図8(d)、図9(d)のトップ位置までとな
り、仮に図8(c)、図9(c)のジャストフォーカス
状態での位置を初期基準位置であるとすると、士約0.
9mmの範囲となっている。
【0099】対物レンズ2(CD用対物レンズ2a、D
VD用対物レンズ2b)が、CD100若しくはDVD
120に対して図8、図9の(a)〜(d)のように位
置状態が変位できるとすると、ディスクDからの反射光
情報としてはその各位置に応じたフォーカスエラー信号
FEやプルイン信号PIが得られることになる。
【0100】そして、図8(c),図9(c)のような
ジャストフォーカスポイントの近傍位置では反射光が適
正レベルで検出されるため、フォーカスエラー信号FE
としてはS字カーブが観測され、プルイン信号PIとし
ては振幅レベルが大きくなる。また図8(b),図9
(b)のようにディスク表面105,128にフォーカ
スがあっている状態を考えてみると、反射率は低いがデ
ィスク表面105,128においても反射光が検出され
るため、フォーカスエラー信号FEとしては小さいS字
カーブが観測され、プルイン信号PIとしては僅かな振
幅レベルが観測される。
【0101】なお、DVD120に対応するDVDピッ
クアップ1bについては、ジャストフォーカスポイント
が図9(c)のように0.6mm貼合せディスクである
DVD120の信号面122にレーザ光の焦点が合った
ポイントとなり、ディスクの厚み方向の位置としてCD
100とは異なる位置となっている。
【0102】また、このようなフォーカスサーボ制御を
実行するには、まず、フォーカスサーボの引き込み動作
がされる。このフォーカスサーボの引き込み動作は、フ
ォーカスドライブ信号として図10(a)に示すような
3角波を出力して、対物レンズ2a,2bをフォーカス
ストローク範囲内で強制的に移動させる。すると、フォ
ーカスエラー信号FEとして、図10(b)に示すよう
なS字カープが観測される。そのS字カープのリニア領
域となるフォーカス引込範囲、すなわち、図10(c)
に示すフォーカスOK信号が出力され且つフォーカスエ
ラー信号FEが零クロス近傍の範囲で、フォーカスサー
チ動作が行われることになる。なお、フォーカスOK信
号は、上述したようにプルイン信号が所定レベル以上で
あることを示す信号である。そして、図10(d)に示
すこのフォーカス引込範囲で、フォーカスサーボループ
をオンとすることで、以降ジャストフォーカス状態に収
束するフォーカスサーボ制御が実行される。
【0103】つぎに、この光ディスク装置が行うディス
ク判別動作について、以下に述べていく。
【0104】この光ディスク装置では、システムコント
ローラ30がディスク判別動作の制御を行う。
【0105】具体的には、この光ディスク装置では、C
D用対物レンズ2aとDVD用対物レンズ2bの2つを
同時に用いてフォーカスサーボ引き込み動作を行いディ
スクDの判別を行う。しかしながら、サーボプロセッサ
31には、フォーカスサーボ処理を行う回路が1つしか
ないため(この光ディスク装置ではフォーカスサーボ処
理回路31aである)、このままでは2つの対物レンズ
を同時に用いてフォーカスサーボの引き込み動作をする
ことができない。
【0106】そこで、この光ディスク装置では、ディス
クの判別を行う際に、フォーカスサーボ処理回路31a
を用いてCD用対物レンズ2aのフォーカスサーボの引
き込み動作を行い、トラッキングサーボ処理回路31b
を用いてDVD用対物レンズ2bのフォーカスサーボの
引き込み動作を行う。これは、2軸機構のフォーカス用
のアクチュエータとトラッキング用のアクチュエータ
は、近似した伝達特性を有するため、これらのサーボ回
路はほぼ同じような位相補償回路を用いて構成すること
ができるからである。
【0107】以下、システムコントローラ30の行うデ
ィスク判別処理の内容について、図11に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
【0108】システムコントローラ30は、電源がオン
されて各種のパラメータ設定等の初期設定動作を行う
と、ステップS101において、ディスクDが挿入され
るまで待機する。
【0109】ディスクDが挿入されるとステップS10
2に進み、各セレクタをディスク判別を行うディスク判
別モードに設定する。
【0110】このディスク判別モードでは、セレクタ2
2のスイッチ22aをTCD端子側に切り換え、スイッチ
22bをTINT端子側に切り換える。すなわち、CD用
のRFアンプ21aからのフォーカスエラー信号FEを
フォーカスサーボ処理回路31aに供給し、DVD用の
RFアンプ21bからのフォーカスエラー信号FEをト
ラッキングサーボ処理回路31bに供給する。また、こ
のディスク判別モードでは、セレクタ24のスイッチ2
4aをTCD端子側に切り換え、スイッチ24bをTINT
端子側に切り換える。すなわち、フォーカスサーボ処理
回路31aからのフォーカスドライブ信号をCD用のフ
ォーカスドライバ17aに供給し、トラッキングサーボ
処理回路31bからのトラッキングドライブ信号をフォ
ーカスドライブ信号として、DVD用のフォーカスドラ
イバ17bに供給する。また、サンプルホールド回路2
4cは、ホールドを行わない状態とする。なお、ディス
ク判別モードにおいて、トラッキングサーボ処理回路3
1bが例えばDSP等で構成され補償特性の変更をする
ことができるものであれば、システムコントローラ30
によりこの特性を変更する。
【0111】ディスク判別モードに設定をした後、ステ
ップS103において、フォーカスサーボ処理回路31
aとトラッキングサーボ処理回路31bとの2つのサー
ボループのフォーカスループ引き込み動作を同時に行
う。すなわち、CD用対物レンズ1a及びDVD用対物
レンズ1bをフォーカスサーチストローク範囲内を強制
的に上昇若しくは下降させる。システムコントローラ3
0は、図10(a)のようなフォーカスサーチドライブ
信号の出力開始をサーボプロセッサ31に指示する。な
お、この際にレーザダイオード4a及び4bのレーザ出
力も開始させることになる。
【0112】そして、ステップS104において、シス
テムコントローラ30は、このようなフォーカスサーチ
ストローク範囲内でのCD用対物レンズ1a及びDVD
用対物レンズ1bの上昇移動(若しくは下降移動)を実
行させ、2つのフォーカスサーボループ回路をオンさせ
る。
【0113】なお、このとき、所定時間の間、DVD用
のピックアップ1bを用いたフォーカスサーボループが
ONされなければ、ディスクDがCD100(CD−R
110)であると判断して処理を終了してもよい。この
理由は、例えば信号面が2層となっているいわゆる2層
ディスクの場合、記録面からの反射光が少ない。そのた
め、プルイン信号PIは、CDの場合に比較して大幅に
少なくフォーカスOK信号を生成する際のスレッショル
ドに達しないことによる。従って、このステップS10
4において、フォーカスサーボループがONできないと
きは、装填されたディスクDがDVD120であると判
断してもよい。
【0114】フォーカスサーボループがONできたらス
テップS105において、ディスクDがCD100(C
D−R110)であるかDVD120であるかを判断す
る。この判断方法は、例えば、CD用のピックアップ1
a及びDVD用のピックアップ1bからのRF信号等を
検出して、再生される信号の内容により判断をすること
ができる。
【0115】ディスクDがCD100(CD−R11
0)であると判断した場合はステップS106に進み、
ディスクDがDVD120であると判断した場合は、ス
テップS107に進む。
【0116】ステップS106において、各セレクタを
CD再生のCDモードに設定する。システムコントロー
ラ30は、セレクタ22及びセレクタ24のスイッチ2
2aとスイッチ24bをTCD端子側に保持し、スイッチ
22bとスイッチ24bをTINT端子からTCD端子側に
切り換える。すなわち、フォーカスサーボ処理回路31
a用いたフォーカスサーボループを保持したままにし
て、トラッキングエラー信号TEをトラッキングサーボ
処理回路31bに供給してトラッキングサーボループを
形成する。そして、各セレクタ22,24を切り換えた
後に、トラッキングドライブ信号をトラッキングドライ
バ18aに供給してトラッキングサーボループをかけて
処理を終了する。
【0117】また、ステップS107において、セレク
タ24のサンプルホールド回路24cをホールドする。
すなわち、DVD用のフォーカスドライバ17bへのド
ライブ信号を保持する。これは、後のステップS109
において各セレクタをDVD再生用のDVDモードに設
定する際に、トラッキングサーボ処理回路31b用いて
形成されているDVDのフォーカスサーボループを一度
OFFして、フォーカスサーボ処理回路31aを用いて
フォーカスサーボをかけなければならないためである。
つまり、ディスク判別モード時に、フォーカスサーボル
ープとして用いているトラッキングサーボ処理回路31
bを、DVDを再生する際にに本来のトラッキングサー
ボ処理として用いるためである。
【0118】サンプルホールド回路24cでフォーカス
ドライバ17bに供給しているドライブ信号を保持する
と、ステップS108において、各セレクタをDVD再
生のDVDモードに設定する。システムコントローラ3
0は、セレクタ22及びセレクタ24のスイッチ22a
及びスイッチ22bを、端子がTDV側に切り換える。す
なわち、DVD120の再生するために、RFアンプ2
1bからのフォーカスエラー信号FEをサーボプロセッ
サ31のフォーカスサーボ処理回路31aに供給し、R
Fアンプ21bからのトラッキングエラー信号TEがト
ラッキングサーボ処理回路31bに供給する。そして、
各セレクタ22,24を切り換えた後に、サンプルホー
ルド回路24cをオフした後に、フォーカスドライブ信
号及びトラッキングドライブ信号をフォーカスドライバ
17b及びトラッキングドライバ18bに供給してサー
ボループをかけて処理を終了する。
【0119】なお、処理を終了する際に、ステップS1
02で、トラッキングサーボ処理回路31bの補償特性
を変更しているときは、システムコントローラ30は、
この特性を初期値に戻す。
【0120】以上のような本発明の実施の形態としての
CDとDVDに対応する光ディスク装置では、CD用の
ピックアップ1a,DVD用のピックアップ1bとの2
つを同時に用いてフォーカスサーボループの引き込み動
作を開始させて、フォーカスループをONさせる。そし
て、この2つのフォーカスループ回路により検出した信
号を同時に判断することにより、CD又はDVDいずれ
のディスクが装填されたかを判別する。このことによ
り、この光ディスク装置では、センサや種別検出のため
の特別な部品等を用いずにディスクの判別をすることが
でき、コストアップなどが生じない。また、この光ディ
スク装置では、CD用のピックアップ1a,DVD用の
ピックアップ1bを同時に並行に動作させてディスクの
判別をするため、高速にディスクの判別ができる。さら
に、この光ディスク装置では、CDが装填されている場
合は、ディスク判別動作とともにCD及びDVDのフォ
ーカスループの引き込み動作ができ、CD又はDVDを
再生等するまでの時間を短縮することができる。
【0121】また、この光ディスク装置では、ディスク
判別の処理を行う際に、トラッキングサーボ処理回路を
用いてフォーカスサーボループ処理を行うため、サーボ
プロセッサの処理回路を少なくすることができる。ま
た、このトラッキングサーボ処理回路により引き込んだ
フォーカスサーボループを本来のフォーカスサーボ処理
回路に切り換える際に、サンプルホールド回路を用いて
ドライブ信号を一時保持するため、スムーズな切り換え
ができ、フォーカスサーボループが切れることがない。
【0122】以上実施の形態としての光ディスク装置を
説明してきたが、本発明はさらに多様な変形例が考えら
れることはいうまでもない。
【0123】この光ディスク装置では、互いに独立した
2つのピックアップ1a,1bが設けられているものを
例にあげたが、ピックアップ全体を各ディスクに専用化
しなくとも、少なくともレーザ光源及び対物レンズを含
む一部機構のみを専用化して切り換え使用するように
し、他の部分は共用することでピックアップとしては一
体化する構成例も考えられる。
【0124】また、CD100(CD−R110)とD
VD120の互換性をもった光ディスク装置としたが、
このCD100とDVD120のみならず、例えば、C
D−ROMや記録再生可能なCD−RAM等であっても
よく、また、DVD−ROMやDVD−RAM、DVD
−R等であってもよい。つまり、装填されたディスクが
その装置にとって適正なディスクであるかを判別するた
めにディスク判別処理が必要になるが、このときに本発
明の判別処理を適用すればよい。
【0125】また、サーボコントローラ31に供給する
フォーカスエラー信号FEとトラッキングエラー信号T
Eを切り換えるセレクタ、及び、サーボコントローラ3
1からのフォーカスドライブ信号とトラッキングドライ
ブ信号を切り換えるセレクタの各スイッチの構成は、そ
れぞれ、CD100(CD−R110)とDVD120
との対応が逆となってもよい。つまり、この光ディスク
装置では、セレクタを除く各構成要素がCD100(C
D−R110)とDVD120とで対象となっているた
め、このセレクタの対応関係を逆にすることにより、C
D100(CD−R110)とDVD120とでディス
ク判別の処理内容を逆にすることができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光ディ
スク装置では、第1のピックアップと、第2のピックア
ップを用いて、2つのピックアップで同時にフォーカス
サーボをかけて、第1種の光ディスクであるか第2種の
光ディスクであるかを判別をする。このことにより、こ
の光ディスク装置では、センサや種別検出のための特別
な部品等を用いずにディスクの判別をすることができ
る。
【0127】また、この光ディスク装置では、1のピッ
クアップのみを動作させてディスクの判別をするため、
高速にディスクの判別ができる。
【0128】さらに、この光ディスク装置では、トラッ
クピッチの広い光ディスクが装填されている場合は、デ
ィスク判別動作とともにCDのフォーカスループの引き
込み動作ができ、トラックピッチの広い光ディスクを再
生及び記録するまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光ディスク装置が対応す
るディスクの構造の説明図である。
【図2】実施の形態の光ディスク装置のメカデッキの斜
視図である。
【図3】実施の形態の光ディスク装置の要部のブロック
図である。
【図4】実施の形態の光ディスク装置の4分割ディテク
タの説明図である。
【図5】実施の形態の光ディスク装置のサーボプロセッ
サのブロック図である。
【図6】サーボプロセッサに供給するフォーカスエラー
信号とトラッキングエラー信号を切り換えるセレクタの
ブロック図である。
【図7】サーボプロセッサからのフォーカスドライブ信
号とトラッキングドライブ信号を切り換えるセレクタの
ブロック図である。
【図8】フォーカスサーボの際のディスクと対物レンズ
との関係の説明図である。
【図9】フォーカスサーボの際のディスクと対物レンズ
との関係の説明図である。
【図10】フォーカスサーボループの引き込み動作を説
明するためのフォーカスエラー信号等の波形図である。
【図11】実施の形態における光ディスク装置のシステ
ムコントローラのディスク判別制御のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ピックアップ、1a CDピックアップ、1b D
VDピックアップ、2 対物レンズ、2a CD用対物
レンズ、2b DVD用対物レンズ、3,3a,3b
2軸機構、4a,4b レーザダイオード、5a,5
b, ディテクタ、6 スピンドルモータ、7 ターン
テーブル、8 スレッド機構、10 スキューセンサ、
17a,17b フォーカスドライバ、18a,18b
トラッキングドライバ、20a,20b レーザドラ
イバ、21,21a,21b RFアンプ、22,24
セレクタ、22a,22b,24a,24b スイッ
チ、24c サンプルホールド回路、25 RFプロセ
ッサ、26デコーダ、30 システムコントローラ、3
1 サーボプロセッサ、100 CD、102,11
2,122,124 信号面、105,116,128
ディスク表面、110 CD−R、120 DVD

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1種と第2種の2種類の光ディスクに
    対応した記録再生を行う光ディスク装置において、 第1種の光ディスクに対応した第1のピックアップと、 第2種の光ディスクに対応した第2のピックアップと、 上記第1のピックアップ又は上記第2のピックアップが
    検出したフォーカスエラー信号に応じて上記第1のピッ
    クアップ又は上記第2のピックアップのフォーカスサー
    ボ制御と、その引き込み動作を行うフォーカスサーボ回
    路と、 上記第1のピックアップ又は上記第2のピックアップが
    検出したトラッキングエラー信号に応じて上記第1のピ
    ックアップ又は上記第2のピックアップのトラッキング
    サーボ制御を行うトラッキングサーボ回路と、 上記第2のピックアップが検出したフォーカスエラー信
    号を上記トラッキングサーボ回路に供給する切換回路
    と、 上記第1のピックアップ及び上記第2のピックアップに
    より検出される信号に基づき第1種の光ディスクである
    か又は第2種の光ディスクであるかを判断する判別部と
    を備え、 上記切換回路が上記第2のピックアップが検出したフォ
    ーカスエラー信号をトラッキングサーボ回路に供給し、
    上記フォーカスサーボ回路が第1のピックアップが検出
    したフォーカスエラー信号に基づきこの第1のピックア
    ップのフォーカスサーボ引き込み動作を行うとともに上
    記トラッキングサーボ回路が第2のピックアップが検出
    したフォーカスエラー信号に基づきこの第2のピックア
    ップのフォーカスサーボ引き込み動作を行い、上記判別
    部が上記第1のピックアップ及び上記第2のピックアッ
    プにより検出される信号に基づき第1種の光ディスクで
    あるか又は第2種の光ディスクであるかを判断すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記判別部が第1種の光ディスクと判断
    すると、上記切換回路は第2のピックアップが検出した
    フォーカスエラー信号の供給を停止し、トラッキングサ
    ーボ回路は第1のピックアップが検出したトラッキング
    エラー信号に基づき上記第1のピックアップのトラッキ
    ングサーボ制御を行い、上記判別部が第2種の光ディス
    クと判断すると、上記切換回路は第2のピックアップが
    検出したフォーカスエラー信号の供給を停止し、上記フ
    ォーカスサーボ回路は上記第2のピックアップが検出し
    たフォーカスエラー信号に基づきフォーカスサーボ制御
    を行い、上記トラッキングサーボ回路は上記第2のピッ
    クアップが検出したトラッキングエラー信号に基づき上
    記第2のピックアップのトラッキングサーボ制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記トラッキングサーボ回路は、上記判
    別部が第2種の光ディスクと判断しフォーカスサーボ回
    路が上記第2のピックアップのフォーカスサーボ制御を
    行うまでの間、上記第2のピックアップのフォーカスサ
    ーボ制御を保持することを特徴とする請求項2に記載の
    光ディスク装置。
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